JPS6366110A

JPS6366110A - メチルヘスペリジン配合化粧料

Info

Publication number: JPS6366110A
Application number: JP61211264A
Authority: JP
Inventors: Takaaki Taniguchi; 谷口　卓見; Toshio Sakamoto; 阪本　敏雄; Yoshihiro Matsui; 良博松井; Yukari Kuramoto; 倉元　由香里
Original assignee: Momotani Juntenkan KK
Current assignee: Momotani Juntenkan KK
Priority date: 1986-09-08
Filing date: 1986-09-08
Publication date: 1988-03-24

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明はメチルヘスペリジンを配合したことを特徴とす
る皮膚および毛髪の化粧料に関する。

皮膚の日焼けには、太陽光線による一種の火傷であるサ
ンバーンと、メラニン色素が増加するサンタンの２つの
異なった現象がある。従来サンバーンはＢ紫外線（ＵＶ
−ロ、２９０〜３２００ｍ）によって、またサンタンは
Ａ紫外線（ＵＶ−Ａ　、３２０〜４００ｎｍ）によって
おこるとされていたが、最近ＵＶ−ＡはＩＪＶ−８のサ
ンバーン惹起効果を増強すること、皮膚の老化を早める
こと、シミの原因になること等が明らかになった。毛髪
もまた紫外線によって脱・変色および枝毛、製電等の損
傷をうけることが分かっている。

紫外線の皮膚および毛髪に対する作用を防止するために
、また紫外線による化粧品の変色、変臭等の品質劣化を
防止するためにサンスクリーンが利用されているけれど
も、現在一般に使用されているサンスクリーンのすべて
はｕｖ−ｎに対して有効であるがＵｖ−八に有効なもの
は殆んどない。また、それ等は化学合成品であるために
安全性に少なからず不安があることから、広領域の紫外
線を吸収し、かつ安全性の高いものが要望されている。

また、化粧品の水溶性着色料としては現在タール色素が
汎用されているけれども、安全が疑問視されているもの
や耐光性の劣るものが多いことから安全かつ耐光性の高
いものが要望されている。

本発明者等は斯る現況のもと、紫外線吸収効果が大ぎく
、生体適合性にすぐれ更に安全性の高い着色剤として使
用できる物質を鋭意研究した結果、溶性ビタミンＰとも
称されるメヂルヘスベリジンが所期の要件を満たしてい
ることを見出し、本発明を完成した。本発明で使用され
るメチルヘスベリジン（食品添加物公定書記ｆｆ１ｌｔ
）は、３°−メチル−７（ラムノシル−２−メチルグリ
コジル）へスベレチンを主成分として９０％以上含有す
るものであるが、３，６°−ジメチルヘスベリジンカル
コン；３°−モノメチルヘスペリジン、３．６’−ジメ
チル−４′−（ラムノシル−２−メチルグルコシル）へ
スペレチンカルコン；および２°、６°トリメチル−４
′−（ラムノシル−２，３−ジメチルグルコシル）へス
ベレチンカルコン等の類似化合物を含有するものである
。

メチルヘスベリジンの紫外線吸収パターンの特徴を、現
在化粧品に汎用されている合成サンスクリーンの一種バ
ラジメチルアミノ安息香酸オクチルのそれと対比した結
果を添付図に示した。図から明らかなように、バラジメ
チルアミノ安息香酸オクチルはＬＩＶ−Ａ領域に吸収効
果がほとんどなく、それによる影響は防止できない。

一方メデルヘスベリジンにはＵＶ−八、Ｂ山城に■る広
範囲に吸収効果があり、紫外線によるサンバーン、サン
タン、シミ、ソバカスおよび皮膚の老化等の防止や、毛
髪の損傷、脱・変色を防止できることが分かった。なお
、メチルヘスベリジンの紫外線吸収効果は上記の構造類
似物質に多少の変動があっても変化しない。

メチルヘスベリシンのもう一つの効用である着色材とし
ての特性をタール色素と比較検討した（実施例１）とこ
ろ、メチルヘスベリジンはタール色素黄色４号に比べて
耐光性かすぐれていること、また併用したタール色素青
色１号の退色防止効果をもつことが明らかであり、着色
剤としてのみならず製品の品質劣化阻止効果のあること
が分かった。メチルヘスペリジンの毒性が極めて低いこ
とも化粧品原料としてのメリットである。

メチルヘスペリジンは内服時、異常に先進した血管透過
性を減少させ消炎的に作用することが既によく知られた
ところであるけれども、外用時も同様に皮膚の炎症に対
する鎮静効果が期待できる。

以上、メチルヘスペリジンが化粧品原料としての効用を
巾広く具備していることが明らかになった。又これを配
合するについてもとくに制約はなく、通常の皮膚化粧料
基剤、毛髪化粧料基剤に任意に配合できる。その配合量
は目的によって０．００３〜５％重量と異るが、この配
合量によって本発明が限定されるものではなく、任意に
増減できる。以下、食品添加物基準のメチルヘスペリジ
ンを配合した実施例を挙げて本発明を具体的に説明する
が、これは単に例示のためのもので、これにより本発明
が限定されるものではない。（以下の％は重量％を表わ
す）実施例１　（化粧水）Ａ　　　エタノール　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　１０　　　％Ｂ　　ポリオキシ
エチレンセチルエーテル　　　　　　　　　　　　　　
　　１　　　％Ｃ香料　　　　　　　　　　　　　　０
．１０％Ｄ　防腐剤　　　　　　　　　　　　　０．１
Ｏ％Ｅ　　グリセリン　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　５　　　％Ｆ　　　メチルヘスペ
リジン　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　０．０５％Ｇ　精製水　　　　　　　　　　　　８
３．７５％全＠　　　ｔｏｏ、ｏｏ％Ａ−Ｄを混合溶解し、Ｅ〜Ｇの混合溶液に攪拌しながら
加えた。

上記の処方で得られた黄色の化粧水、およびこれに０．
０１％タール色素青色１号溶液を０．５％加えた緑色の
化粧水はともに太陽光線の下では２０時間はとんど変化
しなかった。一方、上記処方のメチルヘスペリジンの代
りに０．０１％タール色素黄色４号溶液を４％加えた黄
色の化粧水、およびこれに０，０１％タール色素青色１
号溶液を０．５％加えた緑色の化粧水は同条件下では７
時間で完全に退色した。このことから、メチルヘスペリ
ジンが黄色色素として、また併用した色素の退色防止剤
として使用できることが分かった。

実施例２（クリーム）Ａ　　ステアリン　酸　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　２　　　％Ｂ　　ステ７リルアルコ
ール　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　７
　　　％Ｃラノリン　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　２　　　％Ｄ　　スクワラ
ン　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　５　　　％Ｂ　　オクチルドデカノール　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　６　　　％Ｆ
　　ポリオキシエチレンセチルエーテル　　　　　　　
　　　　　　　　　３　　　％Ｇ　　モノステリン酸グ
リ七リン　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２　
　　％Ｂ　保存剤　　　　　　　　　　　　　０．２％
■　　　プロピレングリコール　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　５　　　％Ｊ　　　　ＨＦメ
チルノ＼スベリジン　ｍ　液　　　　　　　　　　　　
　　　　１０　　　　％Ｂ　香料　　　　　　　　　　
　　　　０，２％Ｌ　精製水　　　　　　　　　　　　
５７６％全量　　１００　　％Ａ〜Ｈを７０〜８０℃に加熱溶融し、この油脂成分に７
０〜８０℃に加熱した■とＬの混合液を加え攪拌しなが
ら冷却し、約５０℃でＪとＫを加えた。

実施例３（ファンデーションクリーム）Ａ　　　ステア
リン　酸　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　５　　　％Ｂ　　　モノステアリン　酸グリセ
リン　　　　　　　　　　　　　　　　　２．５　％Ｇ
　　ステアリ１げルコール　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　ｌ　　　％Ｂ　　干ノラウリン酸
プロピレングリコール　　　　　　　　　　　　　　３
Ｅ　　流動パラフィン　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　７　　　％Ｆ　　　オクチルドデカノー
ル　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　８　
　　％Ｇ　保存剤　　　　　　　　　　　　　０．２％
Ｈトリエタノールアミン　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　１．２　％■　　　プロピレング
リコール　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　３　　　％Ｊ　　　酸化チタン　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　８　　　％Ｂ　　カ
オリン　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　５　　　％Ｂ　　タルク　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２　
　　％Ｍ　着色顔料　　　　　　　　　　　　０．２％
Ｎ　　　　２９６１チルヘスベリジン　ｍｔＦｉ　　　
　　　　　　　　　　　　　　１０　　　　％Ｇ　香料
　　　　　　　　　　　　　　０．２％Ｐ　精製水　　
　　　　　　　　　　４３．７％全量　　１００　　％ＨとＩをＰに溶解し、これにＪ−Ｍを加えて分散させた
後７０〜８０℃に加熱した。一方Ａ−Ｇを７０〜８０℃
に加熱した後、両部を混合し攪拌しながら冷却し、約５
０℃でＮとＯを加えた。

得られるクリームは日焼０止めクリームとしても使用で
きた。

実施例４（ヘアトニック）Ａ　　エタノール　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　６０　　　％Ｂ　　　メントール
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　０．２　　％Ｇ　香料　　　　　　　　　　　　
　　０．５％Ｄ　　　メチルヘスベリジン　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　０．１　％Ｂ　
精製水　　　　　　　　　　　　　３９．２％全量　　
１００　　％ＢとＣをＡに、ＤをＥにそれぞれとかした後、両部を混
合した。このヘアトニックは使用して日焼けによる毛髪
の損傷および脱・変色に有効であった。

実施例５（パック）Ａ　　ボリビニノげルコール　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　１５　　　％Ｂ　　エタノール　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
ｌＯ％Ｇ　香料　　　　　　　　　　　　　　０．１％
Ｄ　　ポリオキシエチレンセチルエーテル　　　　　　
　　　　　　　　　　１　　　％Ｂ　　　１＊メチルヘ
スペリジン　溶ン夜　　　　　　　　　　　　　　　　
　５　　　％Ｆ　精製水　　　　　　　　　　　　　６
８９％全量　　１００　　％ＦにＡを加えた加熱溶解し、冷後Ｂ、Ｃ，Ｄの混合液お
よびＥを加え攪拌混合した。

【図面の簡単な説明】

図はメチルヘスベリジンの０．００５％水溶液（Ａ）と
、パラジメヂルアミノ安息香酸オクチルの０００２％（
Ｂ）、０．０００５％（Ｃ）のエタノール溶液の紫外線
吸収曲線を示したものである。手続補正書昭和にノ年１０月９昭和に１年特詐願第λｔｔ２ｔｔｔ−号３、補正をする
者事件との関係　　出　願　人住所（Ｊｉ’を所）　　大阪市港区市岡２丁目４番３０
号氏　名（名称）株式会化桃谷順天館４、代理　人住　所　　東京都千代田区丸の内２丁目６番２号丸の内
へ重洲ビル３３０補　　　　正　　　　書日本願明細書及び図面中下記事項を補正いたします。記１、第２頁１４行目に「安全が」とあるを「安全性が」と訂正する。２、第３頁１０行目に［および２’、６’）リメチル」　とあるを「および２
’、　３．６’　トリメチル」と訂正する。３、第９頁２〜３行目に「このヘアトニックは使用１１．て日焼けによる」とあ
るを「このヘアトニックは日焼けによる」と訂正する。４、第９真下から７行目に「加えた」とあるを「加え」と訂正する。５、図面を別紙の々１く訂正する。

Claims

【特許請求の範囲】

皮膚および毛髪の化粧料基材にメチルヘスペリジンを配
合したことを特徴とする化粧料。