JP5663509B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、中間転写ベルトにトナー画像を1次転写した後、中間転写ベルトに形成されたトナー画像を被転写材に2次転写する画像形成装置に関する。
近年、電子写真方式の画像形成装置においては、高速化、高機能化、カラー化が進められてきており、各種のプリンター、コピー機及び複合機等が実用化されている。例えば、プリンターの高速化という観点からは、異なる色画像を形成する複数の感光体ドラム等を直列に配置し、これらを同時に駆動することによって画像形成を行うタンデム方式の画像形成装置の研究、開発が進んでおり、高速でカラー画像の形成が可能であることからビジネスユースでの広い可能性を秘めている。
タンデム方式の画像形成装置は、主として中間転写方式が採用されている。その中間転写方式は、中間転写ベルト上に一旦複数の色のトナー画像を重ね合わせ(1次転写)、その後一括してトナー画像を被転写材(例えば、用紙等)に2次転写して最終画像を形成する方式である。
ところで、中間転写方式を採用する画像形成装置では、画像の濃度を読み取るプロセス制御用光センサーの温度特性や経時変化による性能の劣化が発生する場合がある。そのため、その画像形成装置は、プロセス制御用光センサーに基準パッチを読み取らせてキャリブレーション(補正)を行う必要がある。従来の画像形成装置では、プロセス制御用光センサーの他に基準パッチを読み取る校正用光センサーを別に設けたり、又は、基準パッチが設けられた可動基準板の位置を駆動手段により切り替えて、1個のプロセス制御用光センサーで画像の読み取りと、基準パッチの読み取りを行ったりするよう構成されている。
しかしながら、プロセス制御用光センサーのキャリブレーション専用の校正用光センサーを設けたり、基準パッチの位置を切り替えるための駆動手段を設けたりすることは、画像形成装置の構成部品及び制御部品の増加となり、装置自体の価格が高くなってしまうという問題がある。
このような問題を解決するために、画像形成装置には、プロセス制御用光センサーが、転写担持体の離接動作に応じて、所定の基準部に形成された基準パッチと画像濃度パッチ形成部に形成された画像パッチを切り替えて検出し、プロセス制御手段が、プロセス制御用光センサーの検出結果に基づいてキャリブレーション及び画像濃度調整を行うものがある(特許文献1参照)。
このような特許文献1に記載された画像形成装置によれば、転写担持体の離接動作に応じて、プロセス制御用光センサーの検出対象を基準パッチと画像パッチに自動的に切り替えることができ、1個のプロセス制御用光センサーで、基準パッチと画像パッチとを切り替えて読み取ることができる。そのため、画像形成装置は、従来のようにプロセス制御用光センサーの他に基準パッチを読み取る校正用光センサー、又は、プロセス制御用光センサーの検出対象を切り替えるための専用の駆動手段を別に設ける必要がない。その結果、画像形成装置は、その装置の構成部品及び制御部品が増加することがなく、製造コストの低減が可能である。
特開2002−229296号公報
しかしながら、特許文献1に記載の画像形成装置は、プロセス制御用光センサーのキャリブレーションに適用される技術であり、所定の試験画像(「試験パッチ」、「パッチ」ともいう)を用いてなされる他のキャリブレーションにそのまま適用できないという問題がある。
ここで、他のキャリブレーションには、現像器(現像ローラ)に印加されるバイアス値(現像バイアス値)をパッチの濃度に応じて補正するバイアスキャリブレーション、画像データの所定の色の濃度(入力濃度)に対して実際に画像形成された画像の色の濃度(出力濃度)を補正する場合、当該色の出力濃度の傾き(γテーブルともいう)を補正するI/Oキャリブレーション(濃度階調キャリブレーションともいう)等が数種類存在する。
このようなキャリブレーションを実行する場合、キャリブレーション用のテストパッチが形成される前の段階で、そのテストパッチの形成予定の中間転写ベルトの位置から地肌濃度を取得する必要がある。これは、中間転写ベルトが使用と共に磨耗し、汚損されるため、中間転写ベルトの位置に応じてその輝度、すなわち、地肌濃度が大きく異なるからである。そのため、従来の画像形成装置では、中間転写ベルトの特定の位置を決定する位置検知部材をその中間転写ベルトに予め設けておき、その位置検知部材が所定の検知部により検知された時点から、先ず、地肌濃度の取得がなされていた。次に、画像形成装置では、中間転写体が少なくとも一回転した後に、再度、位置検知部材が検知された時点から、上述したキャリブレーション用のテストパッチが形成されていた。これにより、画像形成装置は、同一の位置における地肌濃度の取得(検知)と、当該位置に形成されたパッチのパッチ濃度の取得(検知)とを実現することが可能となり、精度の高いキャリブレーションを実行していた。
しかしながら、従来技術では、地肌濃度の取得、又はテストパッチの形成を実行する前の段階で、一度、位置検知部材の検知を行う必要があった。そのため、従来技術では、キャリブレーションの開始時点から、位置検知部材の検知時点までの間、無駄な時間が発生しており、キャリブレーションに要する時間を長期化しているという問題があった。
本発明は、画像形成部のキャリブレーションに要する時間を短縮することが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、画像形成部において像担持体に形成されたトナー画像を中間転写ベルトに1次転写した後、転写部において前記中間転写ベルトに形成されたトナー画像を被転写材に2次転写する画像形成装置であって、前記中間転写ベルトが1周する時間を所定のタイミング毎に取得する時間取得部と、前記時間取得部が取得した複数の時間のうち最新の時間である第1時間と、前記中間転写ベルトの回転速度とに基づいて、前記中間転写ベルトの長さを取得するベルト長取得部と、前記ベルト長取得部によって取得された前記中間転写ベルトの長さと、予め設定された前記中間転写ベルトの最大縮小率とに基づいて、前記中間転写ベルトが最も短くなるときの長さを取得する最短長取得部と、前記画像形成部のキャリブレーションが行われる場合に、前記最短長取得部によって取得された前記中間転写ベルトの最短の長さの分だけ前記中間転写ベルトのバックグラウンドを取得するバックグラウンド取得部であって、前記画像形成部のキャリブレーションが行われるときには、直ちに、前記中間転写ベルトのバックグラウンドの取得を開始する前記バックグラウンド取得部と、前記バックグラウンド取得部によって前記中間転写ベルトのバックグラウンドの取得が開始されてから前記第1時間が経過した直後から、キャリブレーション用の画像を前記中間転写ベルトに形成させるキャリブレーション用画像形成制御部と、を備える画像形成装置に関する。
本発明によれば、画像形成部のキャリブレーションに要する時間を短縮することが可能な画像形成装置を提供することができる。
画像形成装置の一実施形態に係るコピー機の全体構成を説明するための図である。 中間転写ベルトについて説明するための図である。 コピー機の機能構成を示すブロック図である。 テストパッチが形成される部分を説明するための図である。 コピー機の動作について説明するためのフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の画像形成装置の一実施形態に係るコピー機について説明する。まず、コピー機1の全体構成について説明する。図1は、画像形成装置の一実施形態に係るコピー機1の全体構成を説明するための図である。図2は、中間転写ベルト48について説明するための図である。
図1に示すように、本実施形態のコピー機1は、原稿搬送部10と、原稿読取部20と、用紙搬送部30と、画像形成部40と、転写部50と、定着部60とを備える。
原稿搬送部10は、ADF(Automatic Document Feeder)であり、原稿載置部11と、第1送りローラー12と、ガイド13と、タイミングローラー対14と、原稿排出部15とを備える。第1送りローラー12は、原稿載置部11に載置された原稿Gを1枚ずつ順にタイミングローラー対14に供給する。タイミングローラー対14は、原稿読取部20が原稿Gの画像を読み取るタイミングと、原稿Gの画像が原稿読取部20によって読み取られる位置(ガイド13が配置されている位置)に原稿Gを供給するタイミングとを合わせるために、原稿Gの搬送又は原稿Gの搬送停止を行う。ガイド13は、搬送された原稿Gを後述する第1読取面21aに導く。原稿排出部15は、原稿読取部20によって画像が読み取られた(ガイド13を通過した)原稿Gをコピー機本体2の外部に排出する。
原稿排出部15におけるコピー機本体2の外側には、原稿集積部16が形成される。原稿集積部16には、原稿排出部15から排出された原稿Gが積層して集積される。
原稿読取部20は、第1読取面21aと、第2読取面22aとを備える。第1読取面21aは、ガイド13に対向して配置された第1コンタクトガラス21の上面に沿って形成され、原稿Gの画像を読み取る面となる。第2読取面22aは、第1読取面21aに隣接して(図1に示す場合では、第1読取面21aの右側の大部分に亘って)配置される。第2読取面22aは、原稿搬送部10を用いずに原稿Gの画像を読み取る場合に用いられる。第2読取面22aは、原稿Gが載置される第2コンタクトガラス22の上面に沿って形成され、原稿Gの画像を読み取る面となる。
また、原稿読取部20は、照明部23と、第1ミラー24と、第2ミラー25と、第3ミラー26と、結像レンズ27と、撮像部28とをコピー機本体2の内部に備える。照明部23と第1ミラー24とは、それぞれ副走査方向Xに移動する。第2ミラー25と第3ミラー26とは、図1において照明部23及び第1ミラー24の左側に配置される。さらに、第2ミラー25及び第3ミラー26は、第1ミラー24と、第2ミラー25と、第3ミラー26と、結像レンズ27とを介した第1読取面21a又は第2読取面22aから撮像部28までの距離(光路長)を一定に保ちつつ、それぞれ副走査方向Xに移動する。
照明部23は、原稿Gに光を照射する光源である。第1ミラー24、第2ミラー25及び第3ミラー26は、光路長を一定に保ちつつ、原稿Gによって反射された光を結像レンズ27に導くためのミラーである。結像レンズ27は、第3ミラー26から入射した光を撮像部28に結像させる。撮像部28は、入射された光を電気信号に変換することにより、結像された光像に基づいて画像データを得るための撮像素子であり、例えば、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等のイメージセンサーである。
用紙搬送部30は、第2送りローラー31と、第3送りローラー32と、レジストローラー対33と、用紙排出部34とを備える。第2送りローラー31は、給紙カセット36に収容される用紙T(被転写材)を転写部50に供給する。第3送りローラー32は、手差しトレイ37に載置される用紙T(被転写材)を転写部50に供給する。レジストローラー対33は、転写部50にトナー画像が到達するタイミングと、転写部50に用紙Tを供給するタイミングとを合わせるために、用紙Tの搬送又は用紙Tの搬送停止を行う。また、レジストローラー対33は、用紙Tのスキュー(斜め給紙)補正を行う。用紙排出部34は、トナー画像が定着された用紙Tをコピー機本体2の外部に排出する。
用紙排出部34におけるコピー機本体2の外側には、排紙集積部35が形成される。排紙集積部35には、用紙排出部34から排出された用紙Tが積層して集積される。
画像形成部40は、トナー画像を形成するためのものであり、感光体ドラム41と、帯電部42と、レーザースキャナーユニット43と、現像器44と、クリーニング部45と、トナーカートリッジ46と、1次転写ローラー47と、中間転写ベルト48と、対向ローラー49とを備える。
感光体ドラム41(41a,41b,41c,41d)は、ブラック、シアン、マゼンタ及びイエローそれぞれのトナー画像を形成するために、感光体又は像担持体として機能する。すなわち、感光体ドラム41は、複数の色それぞれに対応して複数備えられる。各感光体ドラム41a,41b,41c,41dの周囲には、感光体ドラム41の回転方向に沿って上流側から下流側へ順に、帯電部42と、レーザースキャナーユニット43と、現像器44と、クリーニング部45とが配置される。帯電部42は、感光体ドラム41の表面を帯電させる。レーザースキャナーユニット43は、感光体ドラム41の表面から離れて配置され、原稿読取部20によって読み取られた原稿Gに関する画像データに基づいて感光体ドラム41の表面を走査露光する。これにより、感光体ドラム41の表面には、露光された部分の電荷が除去されて静電潜像が形成される。現像器44は、感光体ドラム41の表面に形成された静電潜像にトナーを付着させてトナー画像を形成する。クリーニング部45は、除電器(図示せず)によって感光体ドラム41の表面が除電された後のその表面に残るトナー等を除去する。
トナーカートリッジ46は、現像器44に供給される各色のトナーを収容する。トナーカートリッジ46と現像器44とは、トナー供給路(図示せず)により接続されている。
1次転写ローラー47(47a,47b,47c,47d)は、中間転写ベルト48における各感光体ドラム41a,41b,41c,41dとは反対側にそれぞれ配置される。中間転写ベルト48は、画像形成部40及び転写部50を通過するベルトである。中間転写ベルト48の一部分は、各感光体ドラム41a,41b,41c,41dと各1次転写ローラー47a,47b,47c,47dとの間に挟み込まれ、各感光体ドラム41a,41b,41c,41dの表面に形成されたトナー画像が1次転写される。対向ローラー49は、無端形状の中間転写ベルト48の内側に配置され、中間転写ベルト48を図1に示す矢印A方向に進行させるための駆動ローラーである。
また、図2に示すように、中間転写ベルト48には、位置検知部材481が1つ設けられている。その位置検知部材481は、中間転写ベルト48における一方の側端部において、中間転写ベルト48から幅方向に突出するように設けられている。位置検知部材481は、中間転写ベルト48と共に回転移動する。位置検知部材481が回転移動する軌跡に対向する位置には、検知部401が固定されて配置される。検知部401は、中間転写ベルト48に設けられた位置検知部材481を検知する。すなわち、検知部401は、例えば、光センサーによって構成され、位置検知部材481が通過した場合にその位置検知部材481を検知し、検知結果を後述する制御部90に送信する。
また、中間転写ベルト48に対向する位置には、光測定センサー402が中間転写ベルト48の幅方向に離れて2つ固定されて配置される。その光測定センサー402は、中間転写ベルト48の表面の反射光、及び、中間転写ベルト48の表面に形成されたトナー画像(キャリブレーション用のテストパッチ100)の反射率を測定して、測定結果を制御部90に送信する。制御部90は、光測定センサー402の測定結果に基づいて、中間転写ベルト48の濃度及びトナー画像(テストパッチ100)の濃度を取得する。制御部90は、それらの濃度を画像形成部40のキャリブレーションに利用する。
図1に示すように、転写部50は、2次転写ローラー51を備える。2次転写ローラー51は、中間転写ベルト48に関して対向ローラー49とは反対側に配置され、中間転写ベルト48の一部分を対向ローラー49との間に挟みこむ。さらに、2次転写ローラー51は、中間転写ベルト48に1次転写されたトナー画像を用紙Tに2次転写させる。
定着部60は、加熱回転体61と、加圧回転体62とを備える。加熱回転体61と加圧回転体62とは、トナー画像が2次転写された用紙Tを挟み込んで、トナーを溶融及び加圧し、そのトナーを用紙Tに定着させる。
次に、コピー機1の機能構成について説明する。図3は、コピー機1の機能構成を示すブロック図である。図4は、テストパッチが形成される部分を説明するための図である。
コピー機1は、上述した構成要素(原稿搬送部10、原稿読取部20、用紙搬送部30、画像形成部40、転写部50及び定着部60)を備える。用紙搬送部30、画像形成部40、転写部50及び定着部60によりエンジン部3が構成される。なお、図1を用いて説明した構成要素については、その説明を省略する。
さらに、図3に示すように、コピー機1は、上述した機能構成に加えて、操作部70と、記憶部80と、制御部90とを備える。
操作部70は、テンキー(図示せず)、タッチパネル(図示せず)及びスタートキー(図示せず)等を備える。テンキーは、印刷部数等の数字を入力するために操作される。タッチパネルは、種々の機能(一例として、印刷倍率の設定機能や、複数のページを1枚の用紙Tに割り付ける機能(2in1等))が割り当てられた複数のキー等を表示する。タッチパネルに表示されたキーは、種々の機能のうちのいずれかをコピー機1に実行させるために操作される。スタートキーは、印刷を実行させるために操作される。操作部70は、いずれかのキーが操作されることにより、このキーが操作されたことを表す信号を制御部90に供給する。
記憶部80は、ハードディスクや半導体メモリー等から構成される。記憶部80は、原稿読取部20によって読み取られた原稿Gに基づく画像データを記憶する。また、記憶部80は、コピー機1において利用される制御プログラム、及びこの制御プログラムによって利用されるデータ等を記憶する。
制御部90は、原稿搬送部10、原稿読取部20、エンジン部3、操作部70等を制御する。
また、制御部90は、時間取得部91と、ベルト長取得部92と、最短長取得部93と、バックグラウンド取得部94と、キャリブレーション用画像形成制御部95と、を備える。
時間取得部91は、中間転写ベルト48が1周する時間(1周時間)を所定のタイミング毎に取得する。すなわち、時間取得部91は、検知部401によって位置検知部材481が検出される時間の間隔に基づいて、中間転写ベルト48が1周する時間を取得する。時間取得部91は、1周時間を取得した場合には1周時間に対応する1周時間データを、取得した日時に関する情報と共に記憶部80に記憶する。
所定のタイミングは、コピー機1のウォームアップが行われるとき、及び、画像形成部40と転写部50とを利用して用紙Tに画像が形成されるとき、である。すなわち、時間取得部91は、コピー機1のウォームアップが行われる場合には中間転写ベルト48が回転するので、そのウォームアップ時に中間転写ベルト48が1周する時間を取得する。また、時間取得部91は、画像形成部40と転写部50とを利用して用紙Tに画像を形成する場合において、画像形成部40のキャリブレーションが行われているときの中間転写ベルト48の回転速度と同じ速度で中間転写ベルト48が回転するときに、中間転写ベルト48が1周する時間を取得する。
ベルト長取得部92は、時間取得部91が取得した複数の時間のうち最新の時間である第1時間と、中間転写ベルト48の回転速度とに基づいて、中間転写ベルト48の長さを取得する。中間転写ベルト48は、環境の変化によって伸縮する。このため、ベルト長取得部92は、現在の環境の状態を反映した第1時間を利用することにより、現在の中間転写ベルト48の長さを取得する。すなわち、ベルト長取得部92は、記憶部80に記憶された1周時間データのうち、取得した日時が最も新しい1周時間データを検索して、最新の1周時間である第1時間を取得する。中間転写ベルト48の回転速度は、予め決められた速度である。
最短長取得部93は、ベルト長取得部92によって取得された中間転写ベルト48の長さと、予め設定された中間転写ベルト48の最大縮小率とに基づいて、中間転写ベルト48が最も短くなるときの長さを取得する。すなわち、最短長取得部93は、現在の環境下において、中間転写ベルト48が最も短くなるときの最短の長さを取得する。中間転写ベルト48の最大縮小率は、例えば、実験又は計算等を予め行うことにより取得される。
バックグラウンド取得部94は、画像形成部40のキャリブレーションが行われる場合に、最短長取得部93によって取得された中間転写ベルト48の最短の長さの分だけ中間転写ベルト48のバックグラウンドを取得する。すなわち、バックグラウンド取得部94は、光測定センサー402の測定結果を利用して、中間転写ベルト48の最短の長さの分だけバックグラウンド(濃度)を取得する。
実際の中間転写ベルト48の長さが、最短長取得部93によって取得された最短の長さよりも長い場合には、バックグラウンド取得部94は、光測定センサー402の測定結果を利用して、中間転写ベルト48の一部分のバックグラウンドを取得する。これにより、バックグラウンド取得部94は、環境が変化することにより中間転写ベルト48が短くなった場合でも、中間転写ベルト48の同一箇所についてバックグラウンドを2度取得することがないので、2度取得することに起因してバックグラウンドの取得時間が長くなることを防ぐことができる。
また、バックグラウンド取得部94は、画像形成部40のキャリブレーションが行われるときには、直ちに、中間転写ベルト48のバックグラウンドの取得を開始する。これにより、バックグラウンド取得部94は、従来のように位置検知部材を検知したときに中間転写ベルトのバックグラウンドの測定を開始する場合に比べて、中間転写ベルト48のバックグラウンドの取得を開始するまでの時間を短縮することができる。
キャリブレーション用画像形成制御部(以下、「画像形成制御部」という)95は、バックグラウンド取得部94によって中間転写ベルト48のバックグラウンドの取得が開始されてから第1時間が経過した直後から、キャリブレーション用の画像(テストパッチ100)を中間転写ベルト48に形成させる。画像形成制御部95は、図2に例示するように、画像形成部40を制御することにより、色と濃度とが変えられたパッチを順に形成させる。画像形成制御部95は、第1時間が経過した直後からテストパッチ100を形成させることにより、バックグラウンドが取得されている部分にテストパッチ100を形成させることが可能になる。
また、画像形成制御部95は、中間転写ベルト48のバックグラウンドが取得されている部分(図4に示す矢印Bの範囲)にのみテストパッチ100を形成させる。すなわち、画像形成制御部95は、最短長取得部93によって取得された中間転写ベルト48の最短の長さの分だけテストパッチ100を形成させる。一方、画像形成制御部95は、中間転写ベルト48のバックグラウンドが取得されていない部分(図4に示す矢印Cの範囲)には、テストパッチ100を形成させない。
次に、中間転写ベルト48にキャリブレーション用のテストパッチ100を形成する場合のコピー機1の動作について説明する。図5は、コピー機1の動作について説明するためのフローチャートである。
ステップST1において、時間取得部91は、検知部401によって位置検知部材481が検出される時間の間隔に基づいて、中間転写ベルト48が1周する時間を所定のタイミング毎に取得する。
ステップST2において、ベルト長取得部92は、ステップST1にて取得された複数の時間のうち最新の時間である第1時間と、中間転写ベルト48の回転速度とに基づいて、中間転写ベルト48の長さを取得する。
ステップST3において、最短長取得部93は、ステップST2にて取得された中間転写ベルト48の長さと、予め設定された中間転写ベルト48の最大縮小率とに基づいて、中間転写ベルト48の最短の長さを取得する。
ステップST4において、バックグラウンド取得部94は、画像形成部40のキャリブレーションが行われるときには直ちに、ステップST3にて取得された最短の長さの分だけ中間転写ベルト48のバックグラウンドを取得する。
ステップST5において、画像形成制御部95は、ステップST4にてバックグラウンドが取得されている部分にテストパッチ100を形成させる。
以上説明したように、本実施形態のコピー機1によれば、以下の効果が奏される。
すなわち、本実施形態のコピー機1は、画像形成部40のキャリブレーションが行われるときには、直ちに、中間転写ベルト48のバックグラウンドの取得を開始する。この場合、コピー機1は、中間転写ベルト48の最短の長さの分だけ中間転写ベルト48のバックグラウンドを取得する。さらに、コピー機1は、中間転写ベルト48のバックグラウンドの取得が開始されてから第1時間が経過した直後から、キャリブレーション用の画像を中間転写ベルト48に形成させる。
これにより、コピー機1は、従来のように位置検知部材を検知したときに中間転写ベルトのバックグラウンドの測定を開始する場合に比べて、中間転写ベルト48のバックグラウンドの取得を開始するまでの時間を短縮することができる。すなわち、コピー機1は、画像形成部40のキャリブレーションに要する時間を短縮することができる。
また、上述したように、中間転写ベルト48は、環境の変化によって伸縮する。例えば、画像形成部40のキャリブレーションを行う場合には、中間転写ベルト48は、1周だけ回転移動するのではなく、複数周も回転移動する。このような場合には、中間転写ベルト48は、伸縮する。中間転写ベルト48が伸縮した場合には、取得したバックグラウンドの位置とテストパッチの描画位置との対応がとれなくなって誤差が生じ、キャリブレーションの精度が低下してしまう。このため、コピー機1は、最短長取得部93により取得された中間転写ベルト48の最短の長さの分だけバックグラウンドを測定して、バックグラウンドが測定されている部分にのみテストパッチ100を形成するので、中間転写ベルト48の伸縮に起因する誤差が低減され、キャリブレーションの精度の低下を起こり難くすることができる。
また、中間転写ベルト48の1周時間を取得する所定のタイミングは、コピー機1のウォームアップが行われるとき、及び、画像形成部40と転写部50とを利用して用紙Tに画像が形成されるとき、である。これにより、コピー機1は、画像形成部40のキャリブレーションが開始される前に中間転写ベルト48の1周時間を取得するので、キャリブレーションが開始された後に1周時間を取得する場合に比べて、キャリブレーションの実行時間を短縮することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されることはなく、種々の形態で実施することができる。
本実施形態のコピー機1は、カラーコピー機であるが、この形態に限定されることはなく、モノクロコピー機であってもよい。
また、本実施形態のコピー機1は、用紙Tの片面を印刷する構成であるが、これに限定されることはなく、用紙の両面を印刷する構成であってもよい。
また、本発明の画像形成装置は、上述したコピー機1に限定されることはない。すなわち、本発明の画像形成装置は、コピー機能、ファクシミリ機能、プリンター機能及びスキャナー機能を備える複合機であってもよく、ファクシミリやプリンターであってもよい。
また、本発明の画像形成装置によってトナー画像が定着される被転写材は用紙Tに限定されることはなく、例えば、OHP(オーバーヘッドプロジェクター)シート等のフィルムシートであってもよい。
1…コピー機(画像形成装置)、40…画像形成部、50…転写部、91…時間取得部、92…ベルト長取得部、93…最短長取得部、94…バックグラウンド取得部、95…キャリブレーション用画像形成制御部

Claims (3)

  1. 画像形成部において像担持体に形成されたトナー画像を中間転写ベルトに1次転写した後、転写部において前記中間転写ベルトに形成されたトナー画像を被転写材に2次転写する画像形成装置であって、
    前記中間転写ベルトが1周する時間を所定のタイミング毎に取得する時間取得部と、
    前記時間取得部が取得した複数の時間のうち最新の時間である第1時間と、前記中間転写ベルトの回転速度とに基づいて、前記中間転写ベルトの長さを取得するベルト長取得部と、
    前記ベルト長取得部によって取得された前記中間転写ベルトの長さと、予め設定された前記中間転写ベルトの最大縮小率とに基づいて、前記中間転写ベルトが最も短くなるときの長さを取得する最短長取得部と、
    前記画像形成部のキャリブレーションが行われる場合に、前記最短長取得部によって取得された前記中間転写ベルトの最短の長さの分だけ前記中間転写ベルトのバックグラウンドを取得するバックグラウンド取得部であって、前記画像形成部のキャリブレーションが行われるときには、直ちに、前記中間転写ベルトのバックグラウンドの取得を開始する前記バックグラウンド取得部と、
    前記バックグラウンド取得部によって前記中間転写ベルトのバックグラウンドの取得が開始されてから前記第1時間が経過した直後から、キャリブレーション用の画像を前記中間転写ベルトに形成させるキャリブレーション用画像形成制御部と、
    を備える画像形成装置。
  2. 前記像担持体は、複数の色それぞれに対応して複数備えられる
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記時間取得部によって時間が取得される前記所定のタイミングは、画像形成装置のウォームアップが行われるとき、及び、前記画像形成部と前記転写部とを利用して被転写材に画像が形成されるとき、である
    請求項1又は2に記載の画像形成装置。
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