JP3750301B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カラー画像形成と単色画像形成との切り換えが可能なカラー複写機やカラープリンタなどの画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、パーソナルコンピュータの急速な普及などにより、オフィス内で使用される書類がカラー化する傾向にあり、プリント速度の速いフルカラー画像形成装置が要望されている。
このようなフルカラー画像形成装置の分野では、転写ベルトに沿って感光体ドラムや転写器を中核とする画像形成ユニットを複数個配列し、それぞれの画像形成ユニットで形成した各色トナー像を、転写紙などの転写材上に重ね合わせて転写する、いわゆるタンデム方式のものが、主流となりつつある。
【0003】
このようなタンデム方式の画像形成装置は、一回の通紙でフルカラーの画像形成が行えるのでコピー処理の高速化が可能となる。
当該タンデム型の画像形成装置において、モノクロの画像を形成する場合には、ブラックの画像形成ユニットのみを使用して画像形成されるので、この際、画像形成に関与しないシアン、マゼンタ、イエローの感光体ドラムも同様に回転するとすれば、画像を形成しないにもかかわらず、その周辺に配設されるクリーナ部材が無駄に摩耗し、あるいは現像ローラを介して現像器内のトナーが微少ながらも減少していくことになる。そこで、例えば、特開平3ー288173号公報や特開平6ー258914号公報、特開平6ー102776号公報においては、フルカラーの画像形成時には、記録シートを搬送させる転写ベルトと全ての感光体ドラムとを接触させて画像形成を実行し(以下、このモードを「カラープリントモード」という。)、ブラックのみの画像形成時には、ブラック以外の感光体ドラムと転写ベルトとを離間させてブラックの画像形成ユニットのみを使用して画像形成を行い(以下、このモードを「単色プリントモード」という。)、この単色プリントモード実行時には、上記転写ベルトから離間した感光体ドラムの回転を停止させるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記カラープリントモードと単色プリントモードを選択的に実行できる画像形成装置においては、操作者があらかじめ操作パネルなどからどちらのプリントモードを実行するかを指定して上記感光体ドラムと転写ベルトの接離動作を実行させてから一連の画像形成を実行させるようになっている。
【0005】
そのため、例えば、当該画像形成装置が自動原稿搬送装置(ADF)を備えた複写機であって、カラー原稿とモノクロ原稿とが混在した複数の原稿を頁順にコピーする場合には、最初にカラープリントモードに設定してコピースタートを指示し、個々の原稿がモノクロであるかカラーであるかに拘わらず、全ての原稿について感光体ドラムと転写ベルトを接触させたまま画像形成させるしかなかった。
【0006】
特に、ビジネス書類では、上記複数枚の原稿の中でモノクロ原稿の占める割合が大変高く、これらの原稿全てについてカラープリントモードを実行しなければならないとすれば、単色プリント時に画像形成に関与しない感光体ドラムと転写ドラムを離間させ、感光体ドラム周りの不要な消耗を防止するため単色プリントモードを設けた意味が半減してしまう。
【0007】
このような不都合は、当該画像形成装置がプリンタであって、パーソナルコンピュータなどで作成したモノクロ・カラー混載の原稿画像を連続してプリントアウトする場合でも同様に生じる。
本発明は、上述のような問題点に鑑みてなされたものであって、連続プリント動作中であっても形成すべき原稿画像の色彩の有無に応じてプリントモードを自動的に切り換えて、画像形成に関与しない像担持体における不要な消耗を防止することが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、列状に配設された複数の像担持体を用いて転写材上に画像を形成するカラープリントモードとその中の一部の像担持体を使用して転写材上に画像を形成する単色プリントモードとが実行可能な画像形成装置であって、各像担持体に対して順次転写材を搬送する転写材搬送手段と、カラープリントモードを実行する際には、前記転写材搬送手段の転写材搬送面を全ての像担持体に接触させ、単色プリントモードを実行する際には、前記転写材搬送面と画像形成に関与しない像担持体とを相対的に離間させる転写材接離手段と、形成すべき画像の色情報を取得する色情報取得手段と、前記色情報に応じて、次に搬送される転写材に対して実行すべきプリントモードを決定する決定手段と、連続して搬送される複数の転写材に画像形成を行う場合において、前記決定手段によって決定されたプリントモードが、先に搬送された転写材と次に搬送される転写材とで異なるときに、先に搬送された転写材に対するプリントモードがカラープリントモードのときには、当該転写材が最下流に位置する像担持体の転写位置を通過してから、次に搬送される転写材について単色プリントモードで使用される像担持体における画像形成動作が開始される前に、前記転写材接離手段による接離動作を完了させるように制御すると共に、先に搬送された転写材に対するプリントモードが単色プリントモードのときには、当該転写材が当該単色プリントモードで使用される像担持体の転写位置を通過してから、次に搬送される転写材についてカラープリントモードで使用される最上流側の像担持体における画像形成動作が開始される前に、前記転写材接離手段による接離動作を完了させるように制御するプリントモード切換制御手段とを備え、前記プリントモード切換制御手段は、前記接離動作を実行させるに際し、転写材の搬送間隔を制御する搬送間隔制御手段を備え、前記搬送間隔制御手段は、先に搬送された転写材とその次に搬送される転写材とについて、前記決定手段におけるプリントモードの決定が、単色プリントモードからカラープリントモードに切り換わるときとカラープリントモードから単色プリントモードに切り換わるときとで、先に搬送された転写材と次に搬送される転写材の間隔が異なるように制御することを特徴とする。
【0009】
ここで、「単色プリントモードで使用される像担持体における画像形成動作が開始される前に」とは、単色プリントモードの場合に当該単色の画像形成を行う当該一の像担持体における、次の転写材に形成すべき画像の形成動作開始前を意味し、「カラープリントモードで使用される最上流側の像担持体における画像形成動作が開始される前に」とは、カラープリントモードの場合に画像形成に関与する像担持体のうち最上流の像担持体おける、次の転写材に形成すべき画像の形成動作開始前を意味している。また、上記「画像形成動作」は、当該像担持体への露光走査もしくは、当該像担持体に形成された画像を転写材に転写する転写動作を択一的に含む概念として用いられている。
【0012】
また、本発明は、単色プリントモードで使用される像担持体は最下流に配置されると共に、前記搬送間隔制御手段は、最上流に位置する像担持体の転写位置と最下流に位置する像担持体の転写位置までの距離をL1、前記転写材接離手段が接離動作を完了するのに要する時間をt、転写材の搬送速度をV、前記転写材搬送手段によって搬送された転写材とその次に搬送される転写材との間隔をXとした場合に、前記決定手段におけるプリントモードの決定が、先に搬送された転写材と次に搬送される転写材とについて、単色プリントモードからカラープリントモードに切り換わるときに前記Xの値をX≧L1+V・tとなるように制御し、カラープリントモードから単色プリントモードに切り換わるときに前記Xの値をX≧V・tとなるように制御することを特徴とする。
【0013】
また、本発明は、最上流の像担持体における画像書き込み位置から転写位置までの周面上の距離をL2、最下流の像担持体における画像書き込み位置から転写位置までの周面上の距離をL3とした場合に、前記搬送間隔制御手段が、前記決定手段におけるプリントモードの決定が先に搬送された転写材と次に搬送される転写材とについて、単色プリントモードからカラープリントモードに切り換わるときに前記Xの値をX≧L1+L2+V・tとなるように制御し、カラープリントモードから単色プリントモードに切り換わるときに前記Xの値をX≧L3+V・tとなるように制御することを特徴とする。
【0014】
また、本発明は、前記転写材搬送手段の上流に転写材を送り出す転写材送り出し手段を備え、前記搬送間隔制御手段が、前記転写材送り出し手段における送り出し動作のタイミングを制御して、先に搬送された転写材と次に搬送される転写材との間隔を制御することを特徴とする。
また、本発明は、同一画像を複数の転写材に対し連続して画像形成する場合において、前記色情報取得手段が、当該複数の転写材のうち最初の転写材に画像形成する際にのみ当該画像の色情報を取得することを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る画像形成装置の実施の形態を、タンデム型のデジタルカラー複写機(以下、単に「複写機」という。)を例にして説明する。
(1)複写機全体の構成
図1は、本実施の形態に係る複写機の全体の構成を示す図である。
【0016】
同図に示すように、当該複写機は、大きく分けて、原稿を自動的に搬送する原稿自動搬送装置10と、搬送された原稿の画像を読み取るイメージリーダ部20と、このイメージリーダ部20で読み取った画像を記録シート上にプリントして再現するプリンタ部40とから構成される。
原稿自動搬送装置10は、原稿をセットする原稿給紙トレイ11、給紙ローラ12、捌きローラ13、捌きパッド14、原稿搬送ベルト15および原稿排紙トレイ16等を備え、原稿給紙トレイ11に載置された原稿を原稿搬送ベルト15によってプラテンガラス21上に設定された所定の原稿読取位置まで搬送し、イメージリーダ部20のスキャナ22によってスキャンされた後、再び原稿搬送ベルト15によって同図の右方向に送り、原稿排紙トレイ16上に排出する。
【0017】
イメージリーダ部20は、原稿を照射する露光ランプ23やその反射光をプラテンガラス21に平行な方向に導くミラー24を有するスキャナ22や、この反射光をさらに集光レンズ28まで導くミラー26、27、集光レンズ28で集光された光を電気信号に変換するリニアフルカラーセンサ(以下、単に「CCDセンサ」という。)29等を備えている。
【0018】
上記原稿自動搬送装置10より原稿がプラテンガラス21の原稿読取位置まで搬送されると、スキャナ22をスキャナモータM1の駆動により同図の矢印方向に移動させ、プラテンガラス21上の原稿を露光走査する。ミラー26,27はスライダー25に一対となって保持されており、スキャナ22の2分の1の速度で同一方向に移動する。これにより原稿面から集光レンズ28までの光路長が一定の長さに維持される。
【0019】
スキャナ22の露光ランプ23で照射された原稿の画像は、CCDセンサ29において光電変換されて、赤(R)、緑(G)、青(B)成分の電気信号となり、制御部100に送られる。これにより得られた赤(R)、緑(G)、青(B)の各色成分ごとの画像データは、制御部100における画像信号処理部102(図4参照)において、後述するデータ補正処理を受け、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)およびブラック(K)の各再現色の階調データに変換され、画像メモリ104(図4参照)に一旦格納される(以下、赤、緑、青の各色成分を単に「R,G,B」もしくは「r,g,b」と表し、同様に、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各再現色を、それぞれ「C,M,Y,K」と表す。)。また、プラテンガラス21の端部には、シェーディング補正用の白色板30が設けられている。
【0020】
プリンタ部40は、周知の電子写真技術を利用して記録シート上に画像を形成するものであって、上記各色の階調データに対応して画像形成を行う画像プロセス系60と光学系50、および複写紙などの記録シートPを搬送するための給紙系70とから構成される。
光学系50は、各色に対応して設けられたレーザダイオード(図示せず)と、各レーザダイオードから出射されたレーザ光を偏向させるポリゴンミラー51等を有する。画像形成に際し、上記制御部100は、画像メモリ104から該当する頁の各色の画像データを順次読み出して、レーザダイオードの駆動信号に変換して各レーザダイオードを変調駆動する。各レーザダイオードから出射されたレーザ光は、図示しないポリゴンモータによって回転駆動されるポリゴンミラー51のミラー面で反射されて、fθレンズ52C〜52Kや所定の折り返しミラーを介して画像プロセス系60の感光体ドラム611C〜611Kの表面を主走査方向に露光走査し、静電潜像を書き込む。この静電潜像は、現像器613C〜613K(図2参照)により可視像化される。
【0021】
給紙系70は、給紙カセット71〜74、タイミングローラ79等から構成される。記録シートPは、給紙カセット71〜74のいずれか選択された給紙カセットから該当するピックアップローラ75〜78などにより給紙され、タイミングローラ79、搬送ベルト81によって感光体ドラム611C〜611Kの転写位置まで給紙され、各転写位置において転写ブレード62C〜62K(図2参照)の静電力により感光体ドラム611C〜611K上に形成されたトナー像が、記録シートP上に順次転写される。この際、各感光体ドラム611C〜611Kにおける作像動作は、各色の画像が上記搬送されてくる記録シートの同じ位置に重ね合わせて転写されるようなタイミングで実行される。
【0022】
各トナー像が転写された記録シートは、定着部64において熱定着された後、排紙トレイ65上に排出され、これによりカラー画像が形成される。
なお、イメージリーダ部20の前面の操作しやすい位置には、点線で示すように操作パネル31が設けられており、コピー枚数を入力するテンキーやコピー開始を指示するコピーキーなどが設けられている。
【0023】
また、同図におけるSE1〜SE6は、ジャム検出センサであって、それぞれ各搬送路に搬送されてきた記録シートPを検出し、その検出信号を制御部100に送出する。制御部100は、所定時間経過しても記録シートPが検出されない場合には、紙詰まり(ジャム)と判定する。
上述においては、画像プロセス系60における全ての感光体ドラム611C〜611Kと搬送ベルト81を接触させてカラープリントモードを実行する場合のコピー動作について説明したが、Kのみの画像を形成する場合には、他のC、MYの感光体ドラム611C〜611Yと搬送ベルト81を離間させて単色プリントモードを実行するようになっている。
【0024】
図2は、上記画像プロセス系60の構成を示す拡大図である。
同図に示すように、画像プロセス系60は、作像ユニット61C〜61Kと転写ユニット82などから構成されている。
各作像ユニット61C〜61Kは、それぞれ感光体ドラム611C〜611Kの周囲にその回転軸に平行に配設された帯電チャージャ612C〜612K、現像器613C〜613K、クリーナ614C〜614Kなどを配して構成されている。一方、転写ユニット82は、駆動ローラ822、補助ローラ823、従動ローラ824、テンションローラ825、およびクリーナローラ826に搬送ベルト81を張架し、当該搬送ベルト81の内方であって上記感光体ドラム611C〜611Kに対向する位置に転写ブレード62C〜62Kを配設して構成される。
【0025】
テンションローラ825は、テンションスプリング828により外方に付勢され、搬送ベルト81に一定の張力を与える。
上記駆動ローラ822とこれを回転駆動するステッピングモータ(不図示)、および転写ブレード62Kを除く転写ブレード62C〜62Yは、それぞれ従動ローラ824の回転軸を支点として上下に揺動可能に保持された揺動フレーム829に取り付けられており、全体として揺動ユニット821を構成する。この揺動フレーム829は、スプリング827により上方に付勢されている。一方、揺動フレーム829上面には板カム8291の周面が当接しており、この板カム8291をステッピングモータ等を駆動源とする駆動装置(不図示)により回動させることにより、揺動ユニット821が上下に揺動駆動されるようになっている。
【0026】
なお、揺動フレーム829の側板には、切欠き8293が設けられており、揺動ユニット821が上下に揺動しても板カム8291の回動軸8292と接触しないようになっている。
板カム8291の回転制御は、制御部100において行われ、制御部100は、揺動ユニット821が最も高い位置と最も低い位置で停止するように、板カム8291の回転位置を図示しないフォトセンサなどによって検出して上記駆動装置による回転駆動を制御している。
【0027】
転写ブレード62C〜62Kは、静電力により各感光体ドラム611C〜611Kに形成されたトナー像を記録シート上に転写させるものであって、トナー粒子の電荷と逆電位の電圧が印加されている。上流側の転写ブレード62C〜62Yは揺動フレーム829の側板に、最下流の転写ブレード62Kは図示しない本体フレームに、それぞれ軸支され、スプリング63C〜63Kによって同図の時計回りの方向に回転するように付勢されており、各転写ブレードの先端部が搬送ベルト81を感光体ドラム611C〜611K方向に圧接するようになっている。
【0028】
これにより、搬送ベルト81は、各転写位置において感光体ドラム611C〜611Kに直線的に接触することになり、主走査方向における転写ムラを防止することができる。
なお、転写ユニット82下部には、搬送ベルト81表面に付着した残留トナーや紙粉等を除去するためにベルトクリーナ83が設けられている。
【0029】
また、ガイド80は、タイミングローラ79の回転軸を支点として、揺動ユニット821に追随して移動し、その位置にかかわらず記録シートPを搬送ベルト81に搬送することが可能な構成になっている。
上述のような構成を有する画像プロセス系60において、カラープリントモードを実行する際には、揺動ユニット821は図のように水平位置に維持され、全ての感光体ドラム611C〜611Kが搬送ベルト81に接触して各トナー像が記録シート上に転写されてカラー画像が形成される。一方、単色プリントモードを実行する場合には、図3に示すように揺動ユニット821が下方に揺動駆動され、搬送ベルト81の補助ローラ823より右側(上流側)の部分が下方に傾く。これにより感光体ドラム611Kと搬送ベルト81との接触性を維持したまま、感光体ドラム611C〜611Yと搬送ベルト81を離間させることができるので、モノクロ画像形成時に他の感光体ドラムを停止させてその周辺部材の消耗を防止することができるようになっている。このプリントモードの切換制御の詳細については後述する。
(2)制御部100の構成
図4は、上記複写機の内部に設置される制御部100の構成を示すブロック図である。同図に示すように制御部100は、CPU101を中心に画像信号処理部102、原稿判別部103、イメージリーダ部20によって読み込まれた画像データを格納する画像メモリ104、レーザダイオード駆動部105、それぞれの制御に必要なプログラムを格納したROM106、プログラム実行時のワークエリアとなるRAM107等から構成される。
【0030】
画像信号処理部102は、イメージリーダ部20のCCDセンサ29から送られてきたR,G,Bの画像データにシェーディング補正を施して、ページ毎に原稿判別部103に送出すると共に、C,M,Y,Kの各再現色の画像データに変換して、画像メモリ104に格納させる。
一方、原稿判別部103は、画像信号処理部102から送出された原稿の画像データに基づき、当該原稿がカラー原稿であるか白黒原稿であるかを判別し、その結果を色情報としてCPU101に送る。
【0031】
CPU101は、原稿のページ数と、その画像データの画像メモリ104への格納位置(アドレス)、および上記原稿判別部103によって判別された色情報とを関連付けて、RAM107内の管理テーブルに格納する。
画像メモリ104は、CPU101からアドレスを指示されて読出し要求を受けると、当該アドレスに格納されている各再現色の画像データをレーザダイオード駆動部105に送り、レーザダイオード駆動部105は、この画像データに基づき、各色のレーザダイオードを光変調駆動する。
【0032】
CPU101には、各種センサの検出信号が入力されており、これらの検出信号を受け、ROM106の制御プログラムに基づいて、原稿自動搬送装置10やイメージリーダ部20、プリンタ部40などの各部の動作を制御し、あるいは、紙詰まりの判定等を実行して、円滑なコピー動作を実現する。
図5は、上記画像信号処理部102と原稿判別部103の構成を示すブロック図である。
【0033】
イメージリーダ部20のCCDセンサ29により光電変換された画像信号は、A/D変換部1021で、r,g,bの多値デジタル画像データに変換された後、シェーディング補正部1022で所定のシェーディング補正を施される。このシェーディング補正は、露光ランプ23の照射ムラやCCDセンサ29の感度ムラを解消するものであって、プレスキャン時にプラテンガラス21の端に設置された白色板30(図1)を読み取って、このときに読み取った画像データに基づき実行される。
【0034】
シェーディング補正された画像データは、濃度変換部1023と原稿判別部103内のHVC変換部1031とに送られる。
シェーディング補正された画像データは原稿の反射率データであるため、再現色のデータに変換するにあたり、濃度変換部1023において、実際の画像の濃度データに変換される。
【0035】
UCRーBP部1024では、このように生成された濃度データDr,Dg,Dbを黒再現性を改善するために、3色の濃度データの共通部分の一定の割合を黒濃度として計算して黒生成(BP)の処理を行うと共に、3色の画像データから上記黒濃度を差し引く下色除去(UCR)の処理を行う。
このようにしてBP処理、UCR処理を施されたR,G,Bの画像データは、マスキング処理部1025において、色再現性が理想に近い特性になるように線形補正され、C,M,Y,Kの濃度データに変換され、画像メモリ104に送られページ毎に格納される。
【0036】
一方、シェーディング補正部1022から原稿判別部103内のHVC変換部1031に送出された画像データr,g,bは、HVC変換部1031において所定の変換式に従って公知のマンセル表色系の均等色空間における色領域信号である色相角(H*)、明度(V)、彩度(C*)のデータに変換され、その内の彩度(C*)のデータが画素毎に順次、彩度判定部1032に送出される。
【0037】
彩度判定部1032は、上記彩度データを予め内部に設定された所定の閾値と比較して、当該画素が有彩色であるか無彩色であるかを判断し、有彩色であると判断する際には、第1カウンタ部1033に、無彩色であると判断する際には、第2カウンタ部1034にそれぞれ所定の信号を順次送出し、原稿1ページ分の画素データに対して前記所定信号の送出を終了すると、ページ終了信号を第1カウンタ部1033と第2カウンタ部1034に送出する。
【0038】
第1カウンタ部1033と第2カウンタ部1034は、内部に設けられたカウンタを前記彩度判定部1032から所定信号を受信する毎に1だけインクリメントし、前記ページ終了信号を受信すると、カウントされた値を有彩色比率計算部1035に送出すると共に、前記カウント値をリセットする。
有彩色比率計算部1035は、前記第1カウンタ部1033から入力した値(有彩色画素数)を前記第1カウンタ部1033と第2カウンタ部1034とから入力した値の加算値(有彩色画素数+無彩色画素数)で除算し、原稿1ページ分の画素数に対する有彩色画素数の比率を算出して比較部1036に送出する。
【0039】
比較部1036は、前記有彩色比率計算部1035から入力した算出値と、あらかじめ決められた所定値、たとえば0.01(1%)とを比較し、前記算出値が所定値以上であればその原稿は有彩色、すなわちカラー原稿であって、所定値より小さければ無彩色、すなわち白黒原稿であると判断し、CPU101にその結果を送出する。
【0040】
前記比較部1036の所定値は、当該原稿がカラー原稿であるか否かをさらに厳格に判断するために、さらに小さな値、たとえば0.001(0.1%)に設定してもよい。
前述したように、当該原稿のページ数および原稿判別部103による判別結果は、画像データを格納した画像メモリ104の格納位置(アドレス)と関連付けて、RAM107内の管理テーブルに格納するようになっており、この管理テーブルを参照することにより原稿毎に実行すべきプリントモードを容易に決定できる。これにより、原稿自動搬送装置10によってカラーおよび白黒原稿の混載した原稿束を連続してコピーする場合(以下、単に「連続コピー」という。)、当該原稿毎にプリントモードを切り換えてコピーすることが可能になる。
(3)プリントモード切換時の制御動作
次に、連続コピーの実行時にプリントモードを切り換える際のCPU101における制御動作について図6、図7のフローチャートに基づき説明する。
【0041】
図6は、CPU101における複写機全体の制御動作のメインルーチン(不図示)における、連続コピー時における記録シートの給紙間隔制御のサブルーチンを示すフローチャートである。
当該連続コピー動作において、CPU101は、まず、タイミングローラ79によりn枚目(n=1,2,・・・)の記録シートPを搬送ベルト81方向に送り出すときに、当該記録シートPの後端がタイミングセンサSE2を通過したか否かを判断する(ステップS1)。この判断は、タイミングセンサSE2のセンサ出力がオンからオフに立ち下がるエッジ(オフエッジ)を検出することによりなされる。
【0042】
このオフエッジの検出タイミングから所定時間経過後、タイミングクラッチ84をオフにしてタイミングローラ79の回転を停止させる(ステップS2)。この所定時間は、タイミングセンサSE2とタイミングローラ79との間隔や記録シートの搬送速度等を考慮し、記録シートPの後端が、タイミングローラ79のニップ部を通過するのに十分な時間が予め設定され、ROM106内に格納されている。
【0043】
次に、CPU101は、上記RAM107内の管理テーブルを参照して、先に送ったn枚目の記録シートPに対して設定されるプリントモードと次の(n+1)枚目の記録シートに対して設定されるプリントモードとを比較し、両者のプリントモードが異なれば、その態様に応じてRAM107内にプリントモード切換フラグをセットし、給紙待ち時間Tを変更する。
【0044】
すなわち、設定されているプリントモードが、カラープリントモードから単色プリントモードに変更する場合には(ステップS3で「Y」、ステップS4で「N」)、プリントモード切換フラグを「1」にセットし(ステップS5)、タイミングローラ79の給紙待ち時間Tをt1に設定する(ステップS6)。
また、設定されているプリントモードが、単色プリントモードからカラープリントモードに変更する場合には(ステップS3で「N」、ステップS7で「Y」)、プリントモード切換フラグを「2」にセットし(ステップS8)、タイミングローラ79の給紙待ち時間Tをt2に設定する(ステップS9)。
【0045】
ステップS4で「Y」もしくはステップS7で「N」の場合には、プリントモードに変更がないので、プリントモード切換フラグはセットせずに、タイミングローラ79の給紙待ち時間Tをt3に設定する(ステップS10)。
そして、CPU101の内部タイマ−による計時を開始し(ステップS11)、タイムアップして上記設定された給紙待ち時間Tになれば(ステップS12)、タイミングセンサSE2がONになっていること、すなわち次の(n+1)枚目の記録シートがタイミングローラ79に到達していることを確認した上で、上記タイマーをリセットすると共に、タイミングクラッチ84をONにしてタイミングローラ79から記録シートPを搬送ベルト81方向に送り出す(ステップS13、S14、S15)。
【0046】
ステップS12でまだタイムアップしていない場合にはメインルーチンにリターンしてタイムアップを待ち、また、ジャムの発生などステップS13でタイミングセンサSE2がまだ「ON」になっていない場合にもメインルーチンにリターンする。
以上の動作により、プリントモードの変更の有無およびその変更の態様により、転写ユニット82へ給紙される記録シートの間隔が給紙待ち時間t1〜t3に従って制御されることになる。この給紙待ち時間t1〜t3、特にt1、t2は、該当するプリントモードへの切換えのため揺動ユニット821を揺動駆動しても画像形成に支障のないように決定されるが、具体的な決定基準については、後述する。
【0047】
CPU101は、管理テーブルを参照してさらにコピーすべき原稿が有るか否かを判断し(ステップS16)、あれば、変数nを「1」だけインクリメントしてメインルーチンにリターンする(ステップS17)。さらにコピーすべき原稿がなければ、タイミングセンサSE2で(n+1)枚目の記録シートのオフエッジを検出したことを確認して所定時間経過後タイミングクラッチ84をOFFにしてタイミングローラ79の回転を停止させ、メインルーチンにリターンする(ステップS18、S19)。
【0048】
図7は、CPU101による揺動ユニット821の揺動切換制御のサブルーチンを示すフローチャートである。
まず、先のn枚目の記録シートにKの画像の転写が終了したか否かを判断する(ステップS21)。この判断は、例えば、タイミングローラ79による給紙開始からの時間を計時することによって行うことができる。すなわち、タイミングローラ79と感光体ドラム611Kの転写位置までの距離と記録シートの搬送方向の長さの和を、搬送ベルト81による記録シートの搬送速度で割って記録シートの通過に要する時間を求めておき、この時間が経過すれば、記録シートが感光体ドラム611Kの転写位置を通過したと判断できる。あるいは、当該感光体ドラム611Kの転写位置の下流側に光電センサなどを配設して、これにより記録シートのオフエッジを検出したときに、転写終了と判断するようにしてもよい。
【0049】
ステップS21において、n枚目の記録シートへのKの画像の転写が終了したと判断されると、次にRAM107にセットされているプリントモード切換フラグの内容を確認し(ステップS22)、これが「0」でない場合にはプリントモード切換の必要があるので、さらにステップS23において当該プリントモード切換フラグが「1」であるか否かを判断する。
【0050】
上述の通り、当該フラグが「1」であれば(ステップS23で「Y」)、揺動ユニット821を下方に移動させて、感光体ドラム611C〜611Yと搬送ベルト81を接触状態から離間状態へと変化させる(ステップS24)。この際、当該感光体ドラム611C〜611Yの回転も停止され、その周辺の無駄な消耗を防止することができるようになっている。
【0051】
一方、当該フラグが「2」であれば(ステップS23で「N」)、揺動ユニット821を下方から水平位置に復帰させて、感光体ドラム611C〜611Yと搬送ベルト81を離間状態から接触状態へと変化させる(ステップS25)。これに合わせて、感光体ドラム611C〜611Yの回転も再開される。
そして、これらの揺動切換動作の実行後、プリントモード切換フラグを「0」にリセットする(ステップS26)。
【0052】
このように、次に画像プロセス系60に給紙すべき記録シートごとに、実行すべきプリントモードを判断して、揺動ユニット821の揺動動作を実行することになるが、当該揺動動作の開始は、先のn枚目の記録シートが最下流のKの画像が転写された直後になされるので、揺動動作が当該n枚目の記録シートへの画像形成に影響を与えるおそれはない。
【0053】
しかし、次に給紙する(n+1)枚目の記録シートに画像形成する前に当該揺動動作が完了していなければ、当該(n+1)枚目への転写位置が不安定になって転写ずれや色ずれが生じる結果となる。これを避けるため、上記給紙待ち時間t1、t2の値が設定されることになる。
以下、これらの給紙待ち時間t1、t2の具体的な決定基準について図8〜図10に基づき説明する。
【0054】
図8は、画像プロセス系60を簡略化した図である。同図に示すように、搬送ベルト81による記録シートの搬送速度をV(mm/sec)、最上流の感光体ドラム611Cの転写位置Q1から最下流の感光体ドラム611Kの転写位置Q2までの距離をL1(mm)、感光体ドラム611Cにおけるレーザ光による画像書き込み位置から転写位置Q1までのドラム周面に沿った下流側の距離をL2(mm)、感光体ドラム611Kにおけるレーザ光による画像書き込み位置から転写位置Q2までの周方向に沿った下流側の距離をL3(mm)とし、また、揺動ユニット821の水平位置から離間位置もしくは離間位置から水平位置への揺動動作の完了に要する時間をt(sec.)とする。なお、本実施の形態では、製造コストの低減やメンテナンスの容易性を考慮して作像ユニット61C〜61Kには共通のユニットが用いられており、上記距離L2は距離L3と等しくなるが、設計の都合などによりL2とL3の値が異なっていても構わない。
【0055】
まず、図9により、連続コピー動作中にプリントモードをカラープリントモードから単色プリントモードに切り換える場合の給紙制御を説明する。
同図において、太い実線で示されるP1〜P8は、搬送される記録シートを示しており、例えば、記録シートP3は、当該連続コピーにおいて3番目に給紙された記録シートを示している。
【0056】
カラープリントモードが連続して実行されている場合には、先の記録シートと次の記録シートの用紙間隔は、X3に設定される(図9(a))。この用紙間隔X3は、イメージリーダ部20におけるスキャンスピードや定着部64における加熱容量を考慮しつつ、コピー処理速度が最短になるように決定され、当該用紙間隔X3を形成するのに必要なタイミングローラ79の給紙待ち時間がt3として設定されている。
【0057】
上記管理テーブルにより、記録シートP5に実行すべきプリントモードが単色プリントモードである場合には、遅くとも、当該記録シートP5の先端が感光体ドラム611Kでの画像書き込みが開始する前に、揺動ユニット821の離間動作が終了していなければならない。そのため、記録シートP5と先の記録シートP4の用紙間隔がX3より大きなX1に設定される(図9(b))。
【0058】
このX1は、揺動動作が完了した時点で、記録シートP5の先端が少なくとも、当該転写位置Q2よりL3(mm)だけ手前にあるように設定される必要がある。
一方、記録シートP4が感光体ドラム611Kの転写位置を通過直後に揺動動作を開始させれば、当該揺動動作が完了するまでの時間t間に記録シートP5はV・tだけ進むので、上記X1は最低限(L3+V・t)だけ必要である。
【0059】
したがって、用紙間隔X1の満たすべき条件は、次の(式1)となる。
X1≧L3+V・t ・・・(式1)
このように条件を満たすX1の値を得るために必要なタイミングローラ79の給紙待ち時間が予め求められて、上記t1として設定される。
なお、前記揺動ユニット821の移動が完了すると、CPU101は、画像形成に関与しない感光体ドラム611C〜611Yの回転駆動を停止し、クリーナ部材等の消耗を防止させる。
【0060】
その後も、単色プリントモードが連続すれば、用紙間隔はX3に制御されて連続コピーが実行される(図9(c))。
このように、カラープリントモードから単色プリントモードに切り換わる際の記録シート間隔を揺動ユニット821の移動に伴って発生する振動の影響を受けない間隔X1以上に設定することにより、画像品質を確保しつつ、コピー生産性の低下を抑えることが可能となる。
【0061】
次に、図10に基づいて、連続コピー動作中にプリントモードを単色プリントモードからカラープリントモードに切り換える場合の用紙間隔制御について説明する。
単色プリントモードが連続して実行されている場合にも、上述の連続してカラープリントモードを実行するのと同様、先の記録シートと次の記録シートの用紙間隔は、X3に設定される(図10(a))。
【0062】
管理テーブルにより、記録シートP4に実行すべきプリントモードがカラープリントモードである場合には、遅くとも、当該記録シートP4の、感光体ドラム611Cでの画像書き込みが開始する前に、揺動ユニット821の離間動作が終了していなければならない。そのため、記録シートP4と先の記録シートP3の用紙間隔は上記X1よりさらに大きなX2に設定される(図10(b))。
【0063】
このX2は、揺動ユニット821の下方から上方への揺動動作が完了した時点で、記録シートP4の先端が少なくとも、感光体ドラム611Cの転写位置Q1よりL2(mm)だけ手前にあるように設定される必要がある。
一方、記録シートP3が感光体ドラム611Kの転写位置を通過直後に揺動動作を開始させれば、当該揺動動作が完了するまでの時間t間に記録シートP4はV・tだけ進むので、上記X2は最低限(L1+L2+V・t)だけ必要である。
【0064】
したがって、用紙間隔X2の満たすべき条件は、次の(式2)となる。
X2≧L1+L2+V・t ・・・(式2)
このように条件を満たすX2の値を得るために必要なタイミングローラ79の給紙待ち時間が予め求められて、上記t2として設定される。
その後も、カラープリントモードが連続すれば、用紙間隔はX3に制御されて連続コピーが実行される(図10(c))。
【0065】
なお、CPU101は、前記揺動ユニットを移動させると同時に感光体ドラム611C〜611Yを回転駆動させ、カラーコピーに備える。
また、同じプリントモードが連続して実行される場合の用紙間隔X3は、プリントモード毎に異なる値を設定してもよい。
このように、単色プリントモードからカラープリントモードに切り換わる際の記録シート間隔を揺動ユニット821の移動に伴って発生する振動の影響を受けない間隔X2以上に設定することにより、画像品質を確保しつつ、コピー生産性の低下を抑えることが可能となる。
【0066】
なお、揺動ユニット821が移動中であっても、搬送ベルト81は定速回転をそのまま維持しており、コピー処理速度が低下しないように配慮されている。
(4)変形例
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は、上述の実施の形態に限定されないのは勿論であり、以下のような変形例が考えられる。
【0067】
(4−1)上記実施の形態においては、単色プリントモード時に転写ユニット82を下方に移動させて、画像形成に関与しない感光体ドラム611C〜611Yと記録シートを離間させているが、このような方法に限られず、感光体ドラム611C〜611Yを上方に移動させることにより記録シートと離間させる構成であってもよい。
【0068】
(4−2)上記実施の形態においては、単色プリントモード時に画像形成する感光体ドラム611Kを最下流に配置させているが、この位置に限られず、最上流に配置させてもよい。この場合は、単色プリントモード時に画像形成に関与しない感光体ドラム611C〜611Yと記録シートとを離間させるために、揺動ユニット821を駆動ローラ822軸を支点として下流側を回動可能に保持し、板カム8291の回転によって上下に移動可能な構成に変更する。もちろん、板カム8291、スプリング827、補助ローラ823等の配置もこの構成に併せて変更する。
【0069】
また、このような構成であれば、プリントモードがカラープリントモードから単色プリントモードに切り換わる場合の記録シート間隔X1は、上記(式2)と同様にX1≧L1+L2+V・tとなるように設定する必要がある。カラーコピーされた記録シートが最下流の感光体ドラムの転写位置を通過してから揺動ユニット821を移動させて、その移動完了後、最上流の感光体ドラム611Kに露光を開始するためである。
【0070】
(4−3)上記実施の形態においては、プリントモード切り換え時において、画像形成が行われる最上流の感光体ドラム(カラープリントモードに切り換える場合には、感光体ドラム611C、単色プリントモードに切り換える場合には、感光体ドラム611K)での露光が開始される前に、揺動ユニット821の移動が完了するように用紙間隔X1、X2を決定した。これにより、揺動ユニット821の揺動動作における振動などが、当該感光体ドラムへの露光走査に悪影響を及ぼすのを阻止することができる。
【0071】
しかし、揺動ユニット821の揺動動作における振動などは、記録シートへの転写時に一番大きな影響を与えるので、コピーの処理速度を優先する場合には、遅くとも上記画像形成が行われる最上流の感光体ドラムの転写位置に次の記録シートの先端が到着する前に、揺動ユニット821の移動が完了するように用紙間隔X1、X2を決定するようにすればよい。
【0072】
この場合には、上記(式1)、(式2)の条件は、それぞれ次の(式3)、(式4)の条件に置き替えられる。
X1≧V・t・・・(式3)
X2≧L1+V・t・・・(式4)
(4−4)上記(式1)〜(式4)では、用紙間隔X1、X2の上限値は、特に規定していないが、できるだけ下限値に近い方がコピー処理速度が向上するのはいうまでもない。
【0073】
揺動ユニット821の揺動動作が完了しても、その際に発生した機械的振動が残留するおそれがある。この場合には、当該振動が画像形成に影響を与えない程度に減衰するのに必要な時間を考慮して、各式の下限値より若干大きめにX1、X2を設定すればよい。これにより、プリントモード切換時の再生画像の劣化をより防止することができる。
【0074】
特に、X1については、L1以下であることが望ましい。このX1がL1を超えると、全ての感光体ドラムがいずれの記録シートにも接触していない状態で、揺動動作が実行されることになるので、この場合には揺動動作が画像形成に与える影響がほとんどなくなると考えられ、それ以上に大きくすることは、コピーの生産性が低下するだけで望ましくないと考えられるからである。
【0075】
(4−5)上記実施の形態においては、次の記録シートをタイミングローラ79から給紙する際に、管理テーブルに格納された次のページの原稿の色情報を確認して、給紙する記録シート毎に実行すべきプリントモードの判断を行っているが、同一原稿を連続して複数枚コピー(マルチコピー)する場合には、当該同一原稿についてなされるマルチコピーの最初の1枚目の記録シートについてのみ原稿の色情報によるプリントモードの判断を行うように制御してもよい。
【0076】
この場合は、同一原稿に対して連続コピーする記録シートの2枚目以降についてプリントモードの判断を行わなくてすむので、用紙間隔を前記X3より短く設定することができ、よりコピーの生産性を向上することが可能となる。
(4−6)本発明は、カラーデジタル複写機のみならず、カラープリンタ装置などの画像形成装置に適用することが可能である。
【0077】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、転写材に形成すべき画像の色情報を取得する色情報取得手段から得られた色情報に応じて、次に搬送される転写材に対して実行すべきプリントモードを決定し、この決定されたプリントモードが、先に搬送された転写材と次に搬送される転写材とで異なるときに、自動的に転写材接離手段の接離動作を実行するようにしているので、原稿画像としてカラー原稿とモノクロ原稿が混在していても、それぞれの原稿画像に応じたプリントモードに自動的に切り換えながら連続して画像形成が実行できる。これによりカラー・モノクロ原稿混在の連続プリントの場合でも、従来のようにカラープリントモードのまま全てのプリントを実行することはなく、原稿画像がモノクロであると判断された場合には、単色プリントモード時に切り換えるので、当該画像形成に関与しない感光体の駆動を停止でき、感光体ドラム周辺の消耗部材の消耗を防止できる。
【0078】
しかも、この接離動作のタイミングは、プリントモード切換制御手段により、先に搬送された転写材が最下流に位置する像担持体の転写位置を通過してから、次に搬送される転写材について最上流側の像担持体における画像形成動作が開始される前に、前記転写材接離手段による接離動作を完了させるように制御されるので、転写材搬送手段の接離動作に起因して、プリントモード切換の前後における転写材への転写ずれなどの影響を避けて画像形成を行うことができ、画像品質が確保できる。
【0081】
また、本発明は、カラープリントモードから単色プリントモードに切り換えるときと、単色プリントモードからカラープリントモードに切り換わるときとで、先に搬送された転写材と次に搬送される転写材の搬送間隔を異なるように制御しているので、当該プリントモード切換えの態様に応じて最適な搬送間隔を設定して画像形成の生産性を向上することが可能となる。
【0082】
この際、単色プリントモードで使用される像担持体を最下流に配置し、最上流に位置する像担持体の転写位置と最下流に位置する像担持体の転写位置までの距離をL1、前記転写材接離手段が接離動作を完了するのに要する時間をT、転写材の搬送速度をV、前記転写材搬送手段によって搬送された転写材とその次に搬送される転写材との間隔をXとした場合に、単色プリントモードからカラープリントモードに切り換わるときに前記Xの値を、X≧L1+V・tとなるように制御し、カラープリントモードから単色プリントモードに切り換わるときに前記Xの値をX≧V・tとなるように制御すれば、それぞれのモード切換時において像担持体から転写材への転写動作に影響を与えずに画像形成できる。
【0083】
さらに、最上流の像担持体における画像書き込み位置から転写位置までの周面上の距離をL2、最下流の像担持体における画像書き込み位置から転写位置までの周面上の距離をL3としたときに、単色プリントモードからカラープリントモードに切り換わるときに前記Xの値を、X≧L1+L2+V・tとなるように制御し、カラープリントモードから単色プリントモードに切り換わるときに前記Xの値を、X≧L3+V・tとなるように制御することにより、それぞれのモード切換時において像担持体への画像書き込みに影響を与えずに画像形成できる。
【0084】
また、本発明は、前記転写材搬送手段の上流に転写材を送り出す転写材送り出し手段を備えており、この前記転写材送り出し手段における送り出し動作のタイミングを制御して、先に搬送された転写材と次に搬送される転写材との間隔を制御するようにしているので、プリントモード切換時の転写材の搬送間隔を容易に制御できる。
【0085】
また、同一画像を複数の転写材に対し連続して画像形成する場合において、色情報取得手段は当該複数の転写材のうち最初の転写材に画像形成する際にのみ当該画像の色情報を取得するので、当該複数の転写材に画像形成を実行する間は、プリントモードの切換を考慮する必要がなく、転写材の搬送間隔をより短く設定することができ、画像形成速度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデジタルカラー複写機の全体の構成を示す図である。
【図2】上記複写機における転写ユニットの構成を示す拡大図である。
【図3】上記複写機における転写ユニットの構成を示す拡大図であって、揺動ユニットが最低の位置で停止したところを示す図である。
【図4】上記複写機の制御部のブロック図である。
【図5】上記制御部における画像信号処理部と原稿判別部のブロック図である。
【図6】連続コピー時における記録シートの給紙間隔制御のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図7】揺動ユニットの揺動切換制御のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図8】上記複写機の感光体ドラム上における露光位置と転写位置等を示す概略図である。
【図9】 上記複写機における連続コピー動作中に、プリントモードがカラープリントモードから単色プリントモードに切り換わる際に、記録シートの間隔が変化する様子を示す模式図である。
【図10】上記複写機における連続コピー動作中に、プリントモードが単色プリントモードからカラープリントモードに切り換わる際に、記録シートの間隔が変化する様子を示す模式図である。
【符号の説明】
10 原稿自動搬送装置
20 イメージリーダ部
40 プリンタ部
61C〜61K 作像ユニット
79 タイミングローラ
81 搬送ベルト
82 転写ユニット
84 タイミングクラッチ
100 制御部
101 CPU
102 画像信号処理部
103 原稿判別部
611C〜611K 感光体ドラム
821 揺動ユニット
8291 板カム

Claims (5)

  1. 列状に配設された複数の像担持体を用いて転写材上に画像を形成するカラープリントモードとその中の一部の像担持体を使用して転写材上に画像を形成する単色プリントモードとが実行可能な画像形成装置であって、
    各像担持体に対して順次転写材を搬送する転写材搬送手段と、
    カラープリントモードを実行する際には、前記転写材搬送手段の転写材搬送面を全ての像担持体に接触させ、単色プリントモードを実行する際には、前記転写材搬送面と画像形成に関与しない像担持体とを相対的に離間させる転写材接離手段と、
    形成すべき画像の色情報を取得する色情報取得手段と、
    前記色情報に応じて、次に搬送される転写材に対して実行すべきプリントモードを決定する決定手段と、
    連続して搬送される複数の転写材に画像形成を行う場合において、前記決定手段によって決定されたプリントモードが、先に搬送された転写材と次に搬送される転写材とで異なるときに、先に搬送された転写材に対するプリントモードがカラープリントモードのときには、当該転写材が最下流に位置する像担持体の転写位置を通過してから、次に搬送される転写材について単色プリントモードで使用される像担持体における画像形成動作が開始される前に、前記転写材接離手段による接離動作を完了させるように制御すると共に、先に搬送された転写材に対するプリントモードが単色プリントモードのときには、当該転写材が当該単色プリントモードで使用される像担持体の転写位置を通過してから、次に搬送される転写材についてカラープリントモードで使用される最上流側の像担持体における画像形成動作が開始される前に、前記転写材接離手段による接離動作を完了させるように制御するプリントモード切換制御手段とを備え
    前記プリントモード切換制御手段は、前記接離動作を実行させるに際し、転写材の搬送間隔を制御する搬送間隔制御手段を備え、
    前記搬送間隔制御手段は、先に搬送された転写材とその次に搬送される転写材とについて、前記決定手段におけるプリントモードの決定が、単色プリントモードからカラープリントモードに切り換わるときとカラープリントモードから単色プリントモードに切り換わるときとで、先に搬送された転写材と次に搬送される転写材の間隔が異なるように制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. 単色プリントモードで使用される像担持体は最下流に配置されると共に、
    前記搬送間隔制御手段は、最上流に位置する像担持体の転写位置と最下流に位置する像担持体の転写位置までの距離をL1、前記転写材接離手段が接離動作を完了するのに要する時間をt、転写材の搬送速度をV、前記転写材搬送手段によって搬送された転写材とその次に搬送される転写材との間隔をXとした場合に、前記決定手段におけるプリントモードの決定が、先に搬送された転写材と次に搬送される転写材とについて、単色プリントモードからカラープリントモードに切り換わるときに前記Xの値を、X≧L1+V・tとなるように制御し、カラープリントモードから単色プリントモードに切り換わるときに前記Xの値をX≧V・tとなるように制御することを特徴とする請求項記載の画像形成装置。
  3. 前記搬送間隔制御手段は、
    最上流の像担持体における画像書き込み位置から転写位置までの周面上の距離をL2、最下流の像担持体における画像書き込み位置から転写位置までの周面上の距離をL3とした場合に、前記決定手段におけるプリントモードの決定が、先に搬送された転写材と次に搬送される転写材とについて、単色プリントモードからカラープリントモードに切り換わるときに前記Xの値を、X≧L1+L2+V・tとなるように制御し、カラープリントモードから単色プリントモードに切り換わるときに前記Xの値を、X≧L3+V・tとなるように制御することを特徴とする請求項記載の画像形成装置。
  4. 前記転写材搬送手段の上流に転写材を送り出す転写材送り出し手段を備え、
    前記搬送間隔制御手段は前記転写材送り出し手段における送り出し動作のタイミングを制御して、先に搬送された転写材と次に搬送される転写材との間隔を制御することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 同一画像を複数の転写材に対し連続して画像形成する場合において、前記色情報取得手段は、当該複数の転写材のうち最初の転写材に画像形成する際にのみ当該画像の色情報を取得することを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の画像形成装置。
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