JP3799763B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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    • G03G2215/0119Linear arrangement adjacent plural transfer points

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カラー画像形成と単色画像形成との切り換えが可能なタンデム型のカラー画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、フルカラー画像形成装置の分野では、転写ベルトに沿って感光体ドラムを中核とする画像形成ユニットを複数個配列し、それぞれの画像形成ユニットで形成した各色のトナー像を、転写紙などの転写材上に重ね合わせて転写する、いわゆるタンデム型のものが主流となりつつある。
【0003】
このようなタンデム型の画像形成装置は、一回の通紙でフルカラー画像を形成することができるためカラープリントを高速化することが可能であるが、その一方、モノクロ画像を形成する際にブラックの画像形成ユニットのみを使用するにもかかわらず、画像形成に関与しない他の感光体ドラムも同様に回転させておかなければならず、そのため当該他の感光体ドラムの感光面やその周辺に配設されるクリーナ部材、現像器内のトナー等に無駄な摩耗や消耗が生じ、それらの寿命を縮める結果となっていた。
【0004】
このような不都合を避けるため、例えば、特開平6ー258914号公報に開示されているタンデム型画像形成装置においては、フルカラーの画像形成時には、転写紙を搬送する転写ベルトと全ての感光体ドラムとを接触させて画像形成を実行し(以下、このモードを「カラープリントモード」という。)、ブラックのみの画像形成時には、移動機構により転写ベルトを下方に傾けて、画像形成に関与しない感光体ドラムと転写ベルトとを離間させ、ブラックの画像形成ユニットのみを使用して画像形成を行い(以下、このモードを「単色プリントモード」という。)、この際、転写ベルトとの接触状態を解除された感光体ドラムの回転を停止させて、無駄な消耗を防止するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記感光体ドラムと転写ベルトとを接離させる機能を備える画像形成装置においては、当該接離動作によって、転写ベルトの張力に変動が生じたり、転写ベルトと駆動ローラに軸方向の位置ずれが生じ、さらには、移動機構による転写ベルト接触位置における正確な位置決めの困難性にも起因して、転写ベルトを移動機構によって接離させるたびに、各感光体ドラムの転写位置が微妙にずれ、カラー画像形成時において色ずれが発生するという問題が生じる。
【0006】
本発明は、上述のような問題点に鑑みてなされたものであって、単色画像形成時に画像形成に関与しない感光体を転写材搬送面から相対的に離間させて、無駄な消耗を防止しつつ、カラー画像の形成時には、当該転写ベルトの離間動作などに伴う色ずれの発生を防止して、質のよい再現画像を形成することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、複数の像担持体のそれぞれに画像書き込み手段により画像を書き込んで各色の画像を形成し、これを転写ベルトもしくは当該転写ベルト上を搬送される転写材に転写することにより多重色画像の形成が可能な画像形成装置であって、カラー画像を形成する際には、転写ベルトと全ての像担持体とを接触させ、単色画像を形成する際には、画像形成に関与しない像担持体と前記転写ベルトとを相対的に離間させる接離手段と、転写ベルトもしくは転写材に各色のレジストマーク画像を形成し、その相対的な位置ずれ量を検出する位置ずれ量検出手段と、前記検出結果に基づき、それ以後のカラー画像の形成における前記画像書込み手段の像担持体への書込み位置を補正する画像書込み位置補正手段と、相対的に離間状態にあった像担持体と転写ベルトを前記接離手段によって接触状態にした後、次のカラー画像を形成する前であって、かつ、前記接離手段による像担持体と転写ベルトとの接触動作が完了して転写ベルトを駆動した状態で所定時間が経過した後にレジストマーク画像を形成して位置ずれ量検出動作を実行するように前記位置ずれ量検出手段を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0008】
また、本発明は、前記制御手段が、前記位置ずれ量検出手段による位置ずれ量検出動作の実行後になされるカラー画像形成の回数を計数する計数手段を備え、当該カラー画像形成回数の計数値が所定値になったときにも、前記位置ずれ量検出手段による位置ずれ量検出動作を実行するように制御することを特徴とする。
【0009】
さらに、本発明は、前記各色のレジストマーク画像が、転写ベルトの走行方向と直交する方向に延びる第1の直線部とこの第1の直線部に対して所定角度をなして延びる第2の直線部とを含み、前記位置ずれ量検出手段は、各レジストマークの第1の直線部の検出のタイミングに基づき副走査方向の位置ずれ量を検出し、各レジストマークにおける第1の直線部と第2の直線部の検出のタイミングに基づき主走査方向の位置ずれ量を検出することを特徴とする。
【0010】
また、さらに本発明は、前記画像書込み位置補正手段が、前記位置ずれ量に基づき、入力された画像データの画素の位置を変更して補正画像を生成する補正画像生成手段と、前記補正画像を記憶する補正画像記憶手段とを備え、前記画像書込み手段は、前記補正画像記憶手段の画像データに従って像担持体に画像を形成することを特徴とする。
さらに、本発明は、前記制御手段が、相対的に接触状態にあった像担持体と転写ベルトを前記接離手段によって離隔状態にしたときには、前記位置ずれ量検出手段による位置ずれ量検出動作を実行しないように制御することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る画像形成装置の実施の形態を、タンデム型カラーデジタル複写機(以下、単に「複写機」という。)について説明する。
(1)複写機全体の構成
図1は、複写機1の全体の構成を示す図である。同図に示すように複写機1は、原稿画像を読み取るイメージリーダ部10と、読み取った画像を記録シート上にプリントして再現するプリンタ部20とから構成されている。
【0012】
イメージリーダ部10は、原稿ガラス板(不図示)に載置された原稿の画像をスキャナを移動させて読み取る公知のものであって、スキャナに設置された露光ランプの照射により得られた原稿画像は、集光レンズにより結像され、さらに分光器によりレッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)の3種類の波長の光に分光されて、それぞれレッド用CCDイメージセンサ、グリーン用CCDイメージセンサ、ブルー用CCDイメージセンサに入射される。各CCDイメージセンサ(以下、「CCDセンサ」という。)からの出力信号は、AD変換され、これにより原稿のR、G、Bの画像データが得られる。
【0013】
このイメージリーダ部10で得られた各色成分毎の画像データは、制御部30において各種のデータ処理を受け、更にシアン(C),マゼンタ(M),イエロー(Y),ブラック(K)の各再現色の画像データに変換される(以下、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各再現色をC、M、Y、Kと表し、各再現色に関連する構成部分の番号にこのC、M、Y、Kを添字として付加する)。
【0014】
画像データは、制御部30内の画像メモリ33(図4参照)に各再現色ごとに格納され、位置ずれ補正のための必要な画像補正を受けた後、記録シートの供給と同期して1走査ラインごとに読み出されてレーザダイオードの駆動信号となる。
プリンタ部20は、周知の電子写真方式により画像を形成するものであって、転写ベルト41が張架されてなる記録シート搬送部40と、転写ベルト41に対向して記録シート搬送方向上流側(以降、単に「上流側」という)から搬送方向下流側(以降、単に「下流側」という)に沿って所定間隔で配置されたM、C、Y、Kの各色の画像プロセス部50M〜50Kと、感光体ドラム上を露光走査するため各画像プロセス部ごとに設けられた露光走査部60M〜60Kと、記録シート搬送部40の上流側に記録シートを給送する給紙部70と、下流側に配置された公知の定着部80とからなる。
【0015】
露光走査部60M〜60Kは、それぞれ上記制御部30から出力された駆動信号を受けてレーザ光を発するレーザダイオードや、このレーザ光を偏向して感光体ドラム51M〜51K上を主走査方向に露光走査させるためのやポリゴンミラー等を備える。
画像プロセス部50M〜50Kは、感光体ドラム51M〜51Kと、その周囲に配設された帯電チャージャ52M〜52K、現像器53M〜53Kおよび転写チャージャ54M〜54Kなどからなり、交換などのメンテナンスが容易なようにユニット化され1個のケーシング内に収納されている。
【0016】
給紙部70は、サイズの異なる記録シートを収納する給紙カセット71〜74と、この記録シートを各給紙カセットから繰り出すためのピックアップローラ75〜78や、転写ベルト41に送り出すタイミングをとるためのレジストローラ79などからなる。
感光体ドラム51M〜51Kは、前記露光を受ける前に不図示のクリーナで表面の残存トナーが除去され、同じく不図示のイレーサランプに照射されて除電された後、帯電チャージャ52M〜52Kにより一様に帯電されており、このように一様に帯電した状態で上記レーザ光による露光を受けると、感光体ドラム51M〜51Kの表面に静電潜像が形成される。
【0017】
各静電潜像は、それぞれ各色の現像器53M〜53Kにより現像され、これにより感光体ドラム51M〜51K表面にM,C,Y,Kのトナー像が形成され、各転写位置において転写ベルト41の裏面側に配設された転写チャージャ54M〜54Kの静電的作用により、記録シート搬送部40により搬送されてくる記録シート上に順次転写されていく。
【0018】
この際、各色の作像動作は、そのトナー像が搬送されてくる記録シートの同じ位置に重ね合わせて転写されるように、上流側から下流側に向けてタイミングをずらして実行される。
各色のトナー像が多重転写された記録シートは、転写ベルト41により定着部80にまで搬送されて、ここで高熱で加圧されて記録シート表面のトナー粒子がシート表面に融着して定着し、その後、排紙トレイ81上に排出される。
【0019】
従動ローラ43のほぼ下方の位置には、転写ベルト41表面に当接して、後述する位置ずれ量検出時に転写ベルト41に転写されたレジストマークのトナーを除去するクリーニングブレード49が配設されている。
なお、イメージリーダ部10の前面の操作しやすい位置には、操作パネル90が設けられており、ここから操作者がコピー開始の指示やコピー枚数の設定、プリントモードの指定などのキー入力ができるようになっている。
【0020】
図2は、上記記録シート搬送部40の要部を示す拡大図である。同図に示すように記録シート搬送部40は、転写ベルト41と、同ベルトが張架される駆動ローラ42,従動ローラ43、テンションローラ44および補助ローラ45などからなる。
駆動ローラ42は、従動ローラ43の回転軸431を中心として上下に揺動可能に保持された揺動フレーム46の右端部に回転可能に保持される。この駆動ローラ42は、揺動フレーム46に設置されたステッピングモータ(不図示)により回転駆動され、その回転速度は、転写ベルト41の搬送面が感光体ドラム51M〜51Kの周速と同じ速度となるように制御部30によって制御される。
【0021】
揺動フレーム46は、ソレノイド47により上下動させられるようになっており、カラープリントモードを実行する時には、揺動フレーム46を図の実線の位置に押し上げて全感光体ドラム51M〜51Kと転写ベルト41の記録シート搬送面とを接触させる(このときの揺動フレーム46の位置を、以下「非退避位置」という。)。一方、単色プリントモードを実行する際には、ソレノイド47のロッド471を後退させて、揺動フレーム46を下方に揺動させる。この際、補助ローラ45は図示しない本体フレームに軸支されているので、図の波線で示すように補助ローラ45より上流側の転写ベルトの搬送面のみが下方に傾き(このときの揺動フレーム46の位置を、以下「退避位置」という。)、ブラックの画像形成に関与しない感光体ドラム51M〜51Yと転写ベルト41の搬送面を離間させることができる。これにより、単色プリントモード時に、感光体ドラム51M〜51Yを停止させても、転写ベルト41との間で摩擦が生じたりせず、画像形成に悪影響を与えることなしに、当該感光体ドラムの感光面やその周辺部材の無駄な消耗を阻止することができる。
【0022】
なお、テンションローラ44の軸受け部は、バネなどの弾性部材を利用した付勢装置(不図示)により図の矢印方向に付勢されており、上記揺動フレーム46を、退避位置と非退避位置に変化させても転写ベルト41の張力がほぼ一定に保たれるように構成されている。
また、SE1、SE2は、それぞれ揺動フレーム46が非退避位置、退避位置にあることを検出するための位置センサであって、反射型光電センサやリミットスイッチなどにより構成される。
【0023】
転写ベルト41の下流側の上方には、転写ベルト41の縁部付近に転写された各色のレジストマークを検出するためのレジストマーク検出部39が設置されている。
図3は、上記レジストマーク検出部39の回路構成の一例を示す図である。
レジストマーク検出部39は、LED392とフォトダイオード393からなる反射型の光電センサ391を備える。制御部30のCPU31(図4参照)からの制御信号を受けて、LED駆動素子394は、LED392を点灯させ、この光が転写ベルト41上に図示しない集光レンズなどで集光されて照射される。転写ベルト41からの反射光はフォトダイオード393に受光されて電気信号に変換され、その検出信号が増幅器395により増幅される。増幅された検出信号は、さらにAD変換器により多値のデジタル信号に変換されて、CPU31に出力される。
【0024】
制御部30は、各色のレジストマークを検出信号を受けて、各色の画像の感光体ドラム51M〜51Kへの書き込み位置を画素ごとに補正し、転写時に色ずれが生じないようにしている。
(2)制御部30の構成
次に、図4を参照して上記制御部30の構成を説明する。
【0025】
同図に示すように、制御部30は、CPU31、画像処理部32、画像メモリ33、位置ずれ補正部34、レーザダイオード駆動部35、RAM36、ROM37およびカウンター38とから構成される。
画像処理部32は、原稿をスキャンして得られたR,G,Bの電気信号をそれぞれ変換して多値デジタル信号からなる画像データを生成し、さらにシェーディング補正やエッジ強調処理などの補正を施した後、C,M,Y,Kの再現色の画像データを生成して画像メモリ33に出力し、上記画像データを各再現色ごとに格納させる。この際、読み取った原稿のページ数と、画像メモリ33への格納位置(アドレス)とを関連付けてRAM36内の管理テーブルに格納する。
【0026】
位置ずれ補正部34は、CPU31からの指示に従って、画像データの画素ごとの格納位置を変更して補正画像を生成する。
レーザダイオード駆動部35は、上記補正された画像データに基づき各レーザダイオードを駆動する。
RAM36は、各種の制御変数および操作パネル90から設定されたコピー枚数やプリントモードなどを一時記憶すると共に制御用のフラグや上記メモリ管理テーブルを格納する。
【0027】
ROM37には、イメージリーダ部10におけるスキャン動作やプリンタ部20における画像形成動作に関する制御プログラムおよび画像の位置ずれ補正のためのプログラムなどのほか、各色のレジストマークの印字用データが格納されている。
カウンター38は、位置ずれ量検出動作後に実行されたカラー画像の形成回数をカウントする。
【0028】
CPU31は、各種センサの入力を受ける一方、ROM37から必要なプログラムを読み出して、画像処理部32、画像メモリ33、位置ずれ補正部34における画像データの処理内容を制御し、あるいはイメージリーダ部10、プリンタ部20の動作をタイミングを取りながら統一的に制御して円滑な複写動作を実行させる。
【0029】
図5は、位置ずれ量検出時に転写ベルト41上に形成されるレジストマークの一例を示す図である。
各色のレジストマーク48M〜48Kは、それぞれ同一のV字形状をしており、搬送方向Aと直交する第1直線部とこの第1の直線部と45°の角度をなす第2直線部を備える。これらのレジストマーク印字用画像データは、予めROM37に格納されており、各感光体ドラム51M〜51Kにおける画像書き込み位置および転写位置が正しく設定されている場合、すなわち色ずれが発生しない状態では、搬送方向Aと直交する方向(主走査方向)の位置が同一で、かつ、搬送方向Aと平行な方向(副走査方向)において相互に距離Dをもって転写ベルト41上に形成されるようになっている。
【0030】
感光体ドラム51M〜51Kによって転写ベルト41上に形成されたレジストマーク48M〜48Kの各直線部は、転写ベルト41の移動と共に、レジストマーク検出部39の光電センサ391により図の波線部の検出ライン上で検出され、その検出信号がAD変換器396によりAD変換されてCPU31に送出される。
【0031】
図6は、AD変換後の検出信号の波形を示す図である。
検出信号481〜488は、それぞれレジストマーク48M〜48Kの各直線部を図5の下流側から順に検出していったときに得られる波形である。フォトダイオード393(図3)は、一定のセンシング幅を有するため、検出信号の波形は山なりとなっており、そのため各直線部の正確な位置を確定しにくい。
【0032】
そこで、CPU31は、当該検出信号値から重心計算法などにより当該検出値の中央位置(もしくはピーク位置)を基準位置として求め、その位置を各レジストマークの第1直線部、第2直線部の正確な位置として特定するようになっている(検出信号の波形の下段のKy〜Mnが、各直線部の基準位置を示す。ちなみに同図において、例えば、「Ky」とは、ブラックのレジストマークの第1直線部を、「Kn」とは、ブラックのレジストマークの第2直線部を示している。他の色についても同様。)。
【0033】
CPU31は、内部にクロック発生回路を備えており、各レジストマーク48の第1直線部、第2直線部の各基準位置の検出時におけるクロック数をRAM36に格納し、これらの値の差分をとって各レジストマーク48M〜48Kにおける第1直線部検出から第2直線部検出までに要した時間Tk〜Tm、およびレジストマーク48Kの第1直線部検出から他のレジストマーク48Y〜48Mの第1直線部検出までに要した時間Tky、Tkc、Tkmを求める。
【0034】
ここで、転写ベルト41の画像形成時における走行速度をVとすると、レジストマーク48Kとレジストマーク48Yの第1直線部間の距離は、V・Tkyとなり、同様にレジストマーク48Kの第1直線部とレジストマーク48C、48Mの各第1直線部間の距離は、それぞれV・Tkc、V・Tkmとなる。
上述のように、色ずれのない状態では、各レジストマーク48M〜48K間の間隔は、Dとなるはずであるから、レジストマーク48Kを基準とした場合における各レジストマーク48Y、48C、48Mの各第1直線部の位置ずれ量(すなわち、副走査方向の位置ずれ量)をそれぞれD1ky、D1kc、D1kmとすると、それぞれ次の各式で求められることになる。
【0035】
D1ky= D−V・Tky
D1kc=2DーV・Tkc
D1km=3D−V・Tkm
一方、上記検出ライン上での各レジストマーク48M〜48Kにおける第1直線部と第2直線部の間隔(以下、単に「線間隔」という。)をそれぞれ、Dk、Dy、Dc、Dmとすると、これらの値は上述の各レジストマーク48M〜48Kにおける第1直線部検出から第2直線部検出までに要した時間Tk〜Tmを用いて、それぞれ次の各式で求められる。
【0036】
Dk=V・Tk
Dy=V・Ty
Dc=V・Tc
Dm=V・Tm
そこで、ブラックの線間隔Dkとその他の色の線間隔Dy、Dc、Dmとの差を、それぞれD2ky、D2kc、D2kmとすると、次の各式が得られる。
【0037】
D2ky=Dk−Dy
D2kc=DkーDc
D2km=Dk−Dm
上述の通り、各レジストマーク48M〜48Kの第1直線部は、搬送方向(副走査方向)と直交しており、第2直線部はこの第1直線部と45°の角度をなしているので、上記検出ライン上のブラックのレジストマークにおける線間隔と他の色の線間隔との差は、主走査方向におけるブラックの画像書き込み位置と他の色との画像書き込み位置との位置ずれ量に等しいことになる。
【0038】
以上のようにして、ブラックの画像書き込み位置を基準にした場合の、他の色の画像書き込み位置の副走査方向における位置ずれ量(D1ky、D1kc、D1km)および主走査方向における位置ずれ量(D2ky、D2kc、D2km)がCPU31で算出される。
CPU31は、上記算出した各位置ずれ量を位置ずれ補正部34に送出する。
【0039】
この位置ずれ補正部34は、内部に各再現色ごとのアドレス変更部と補正画像メモリ部を備えている。
アドレス変更部は、上記算出された位置ずれ量に基づき、画像メモリ33から読み込んだ画像データのアドレス変更して補正画像メモリに格納し、補正画像を生成し、これにより画像の書き込み位置を補正するようにしている。
【0040】
具体的に、イエローの画像について補正画像を形成する場合について考えると、上記位置ずれ量算出により求められたブラックのレジストマーク画像とイエローのレジストマーク画像の、副走査方向および主走査方向の位置ずれ量は、それぞれD1ky、D2kyとなるから、記録シート上に画像を再生したときにこれらの位置ずれ量が、ほぼ「0」になるように、アドレスを変更すればよい。
【0041】
すなわち、再現された画像における各画素間の距離をh(例えば、400dpiの密度で画像が再現されるとすれば、hは約64μm)とすれば、副走査方向に[D1ky/h]個、主走査方向に[D2ky/h]個(ここで、[N]は、例えばNを超えない最大の整数値を示す。その他、Nの小数点以下を四捨五入して求められる整数値であってもよい。)の画素数だけずらしたアドレスを決定して、補正画像メモリに格納すればよいことになる。当該アドレスを正・負のどちらの方向に変化させるかは、上記位置ずれ量の正・負に応じて決定される。
【0042】
上述のような補正画像をさらにブラックとシアン、ブラックとマゼンタ間の位置ずれ量に基づいて実行することによりブラックの画像を基準とした色ずれのないフルカラー画像を再現することが可能となる。
(3)制御部30による制御動作
次に、この制御部30による画像形成時における制御動作をフローチャート基づき説明する。
【0043】
図7、図8は、複写機全体の制御動作のメインルーチン(不図示)のうちの、画像形成処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
図7のフローチャートにおいて、スタートキーがONされると、CPU31は、今設定されているプリントモードがカラープリントモードであるか否かを判断する(ステップS1、S2)。
【0044】
この判断は、例えば、操作者がスタートキーを押下する前に操作パネル90からのキー入力によりプリントモードを指定し、この指定されたプリントモードに応じたフラグをRAM36に格納するようにしておけば、CPU31で当該フラグの設定状態を確認することにより容易に実行できる。
ステップS2において、カラープリントモードが設定されていると判断された場合には、次に転写ベルト41が非退避位置にあるか否かを判断する(ステップS3)。この判断は、揺動フレーム46が非退避位置と退避位置にあることをそれぞれ検出する位置センサSE1、SE2(図2)からの検出信号に基づき実行される。
【0045】
もし、転写ベルト41が退避位置にあれば(ステップS3で「N」)、ソレノイド47を駆動して転写ベルト41を非退避位置まで移動させ(ステップS4)、非退避位置に来れば、位置ずれ補正フラグを「1」にセットすると共に転写ベルト41の回転駆動を開始する(ステップS5,S6、S7)。
そして、当該転写ベルト41が通常の画像形成時における速度(システムスピード)に達して安定的に制御されるまでの所定時間が経過した後に(ステップS8)、位置ずれ補正フラグが「1」か否かを判断し、「1」である場合には、次のステップS10〜S12において上述した位置ずれ量検出動作を実行する。
【0046】
すなわち、ROM37から各色のレジストマーク用印字データを読み出して、図5に示すようなレジストマーク像を転写ベルト41上に形成し(ステップS10)、レジストマーク検出部39でこのレジストマーク48M〜48Kを検出して図6の波形を得る(ステップS11)。これから、ブラックの画像を基準にした他の色の画像の主走査方向および副走査方向における位置ずれ量を求め、RAM36内に格納済みの前回の位置ずれ量検出における各位置ずれ量のデータをそれぞれ更新する(ステップS12)。
【0047】
この位置ずれ量検出動作終了後、上記位置ずれ補正フラグ及びカウント値Pを「0」にリセットする(ステップS13)。
ここでカウント値Pは、上述したようにカウンター38(図4)によって計数される値であって、途中に位置ずれ量検出動作が介在しない限り、カラー画像が1回形成されるたびに、「1」ずつ累積してカウントアップされるものである。
【0048】
そして、上記RAM36内の位置ずれ補正量に基づいてY、C、Mの各画像データの格納位置を変更して補正画像を作成し(ステップS14)、この補正画像の画像データに基づいて、記録シート上にカラー画像の形成が行われる(ステップS15)。
これにより、転写ベルト41を退避位置から非退避位置に復帰して、カラープリントモードを実行する際には、必ず、位置ずれ量検出動作を実行して各位置ずれ量を更新してからカラー画像を形成することになるので、当該転写ベルト41の移動動作に伴う悪影響を排して、色ずれの生じない質のよいカラー画像を形成することが可能となる。
【0049】
また、ステップS9において、位置ずれ補正フラグが「1」でない場合には、まだ、位置ずれ補正量の更新が必要ではないと判断されるので、ステップS16に移り、次に形成すべきカラー画像がマルチコピーにおける2枚目以降の画像が否かを判断する。マルチコピー2枚目以降のものでなければ、すなわち、マルチコピーの1枚目か、マルチコピー以外の場合には、RAM36に格納済みの位置ずれ補正量に基づいて補正画像を生成し(ステップS14)、これに基づきカラー画像を形成する(ステップS15)。
【0050】
ステップS16において、マルチコピー2枚目以降の原稿であると判断されれば、すでに同一原稿の画像データに対して補正画像が作成されて位置ずれ補正部34の補正画像メモリに格納されているので、改めて補正画像を作成する必要はなく、当該補正画像の画像データに基づいてカラー画像を形成する(ステップS15)。
【0051】
ステップS15におけるカラー画像形成が実行されると、上記カウント値Pの値を「1」だけインクリメントし(ステップS17)、そのインクリメントの結果、カウント値Pが、上限値Pupに到達すれば、位置ずれ補正フラグを「1」にセットする(ステップS18、S19)。これは、上述のように単色プリントモードからカラープリントモードへの切換動作が介在していなくても、多数枚のカラー画像が連続して形成されている間に、徐々に転写ベルト41の蛇行などが発生して色ずれが生じるおそれがあるため、所定枚数ごとに位置ずれ補正量を更新する必要があるからである。
【0052】
なお、この上限値Pupは、色ずれの大きさが許容できない程度になる前の適当な画像形成回数であって、予め実験などにより求められてROM37内に格納されている。
ステップS18においてカウント値Pが上限値Pupに達していない場合は、まだ位置ずれ補正量を更新する必要がないので、そのままステップS20に移る。
【0053】
ステップS20では、先の画像形成が最後のコピーであったか否かを判断する。この判断は、例えば、原稿を1枚ずつイメージリーダ部10の原稿ガラス板に設置し、K枚のマルチコピーを指定した場合には、CPU31の内部カウンターにより画像形成枚数をカウントし、カウント数がK枚目になったときに最終コピーと判断される。イメージリーダ部10に自動原稿搬送装置(ADF)を設置し、これに複数枚の原稿を載置して1枚ずつ連続コピーするような場合には、当該原稿読み取り時に原稿枚数をカウントして、画像形成回数がそのカウント値に達したときに最終コピーと判断される。また、上記RAM36内の管理テーブルを参照して判断してもよい。
【0054】
ステップS20において、最終コピーでないと判断された場合には、ステップS9〜S19までの動作を繰り返し、最終コピーが終了したと判断されると、転写ベルト41の回転駆動を停止して(ステップS21)、メインルーチンにリターンする。
ステップS2に戻り、ここでカラープリントモードではないと判断されたときは、単色プリントモードの実行のため、図8のステップS31に移り、転写ベルト41が退避位置にあるか否かを判断する。
【0055】
転写ベルト41が退避位置になければ、ソレノイド47を駆動して転写ベルト41を退避位置まで移動させ(ステップS32)、退避位置に来れば、転写ベルト41の回転駆動を開始させて(ステップS33、S34)、画像形成を開始する(ステップS35)。ここで、カラープリントモード実行時のように転写ベルト回転駆動開始から所定時間待つステップ(図7のステップS8)を特に設けていないのは、単色プリントモードでは、最下流のブラックの感光体ドラム51Kでのみ画像形成を実行するため、画像形成開始にあたって、記録シートを転写ベルト41に供給してから感光体ドラム51Kの転写位置に記録シートの先端部が到達するまでの間に当該転写ベルト41がシステムスピードに達しうると考えられるからである。
【0056】
当該記録シートへの画像形成終了後、それが最後のコピーであったか否かを判断し(ステップS36)、まだ最後のコピーでなければ、ステップS35に戻って次の記録シートへの画像形成を実行し、最後のコピーであれば、図7のステップS21に戻って転写ベルト41の回転駆動を停止し、メインルーチンにリターンし、画像形成処理のサブルイーチンを終了する。
(4)変形例
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されないのは言うまでもなく、以下のような変形例を考えることができる。
【0057】
(4−1)上記実施の形態においては、レジストマーク検出部39の検出結果に基づき位置ずれ補正量を算出し、この補正量に基づいて位置ずれ補正部34で補正画像を形成することにより各色の位置ずれ補正を実行したが、その他当該位置ずれ補正量に基づいて主走査方向と副走査方向の画像書き込み開始のタイミングを制御するようにしても同様な位置ずれ補正を達成できる。
【0058】
(4−2)上記実施の形態では、単色プリントモード時に、画像形成に関与しない感光体ドラムと転写ベルト41を接離するため、駆動ローラ42を軸支する揺動フレーム46(図2)をソレノイド47により上下に揺動駆動させたが、この揺動駆動の手段は、ソレノイドに限定されずその他のアクチュエータやカム機構であってもよい。また、転写ベルト41の方を移動させるのではなく、感光体ドラムの方を上方に移動させて転写ベルトと感光体ドラムを離間させる構成とすることも可能である。
【0059】
(4−3) プリントモードの設定は、上述のように操作者が操作パネル90から入力操作するものに限定されず、例えば、イメージリーダ部10で読み取った画像データに基づき当該原稿がカラー原稿であるかモノクロ原稿であるかを判断する原稿判別部を設けて、この判別結果に基づいて自動的にプリントモードを設定できるようにしてもよい。当該原稿判別の方法としては、イメージリーダ部10で読み取った画素ごとのR、G、Bの画像データから彩度データを求め、このうち所定の彩度を有する画素をカウントし、そのカウント数が、原稿1頁全体の画素数に対して所定の割合(例えば、0.1%)に達したときに、カラー原稿であると判別するようにすればよい。
【0060】
(4−4)上記実施の形態においては、感光体ドラムから直接記録シート上に画像を転写するものについて説明したが、感光体ドラムから一旦転写ベルトに転写して形成された多重色画像をさらに記録シート上に転写して画像形成するようなものにも適用できる。
また、反対に、位置ずれ検出動作の際に記録シートを給紙して、レジストマークを当該記録シート上に形成し、レジストマーク検出部でそれらの位置ずれ量を検出するようにしてもよい。この場合には、位置ずれ量検出のため余分な記録シートを使用することとなるが、転写レジストマーク画像がより鮮明となるため、検出精度が向上すると共に、転写ベルトに変形などが生じたとしても当該変形に影響されずにより正確な位置ずれ量を検出することができる。
【0061】
(4−5)また、レジストマークの形状は、副走査方向に平行な直線部とこの直線と一定の角度をなす直線部が含まれておれば、V字形状でなくてもよい。また、その角度も上記実施の形態では副走査方向の線間隔の差を主走査方向の位置ずれ量に変換しやすいように45°に設定したが、他の角度でも三角関数により容易に求めることができるので、45°に限定する必要はない。
【0062】
(4−6)上記実施の形態では、フルカラーのタンデム型複写機について説明したが、本発明は、複写機に限らず、レーザプリンタを含むタンデム型のカラー画像形成装置一般に適用可能である。
【0063】
【発明の効果】
以上説明してきたように本発明によれば、カラー画像を形成する際には、転写ベルトと全ての像担持体とを接触させ、単色画像を形成する際には、画像形成に関与しない像担持体と前記転写ベルトとを相対的に離間させる接離手段を備えているので、単色画像形成時には、当該画像形成に関与しない像担持体の動作を停止させてこれらの無駄な消耗を防止することができる。また、当該離間状態にあった像担持体と転写ベルトを接触状態にした後、次のカラー画像を形成する前に、レジストマーク画像の位置ずれ量を検出して、この位置ずれ量に基づいて以後の画像形成における画像書き込み位置を補正しているので、接離手段の接離動作による転写位置の変動などに起因する色ずれの発生を防ぎ、良質のカラー画像を形成できる。しかも、このレジストマーク画像の形成動作が、前記接離手段による像担持体と転写ベルトとの接触動作が完了して転写ベルトを駆動した状態で所定時間が経過した後に実行するようにしているので、この所定時間を適当に設定することにより、像担持体と転写ベルトが接触した状態で通常の画像形成時の速度に安定した後にレジストマーク画像の形成やそれに引き続く位置ずれ量検出動作を実行することができ、より精度のよい位置ずれ量の検出が可能となる。
【0065】
また、本発明は、計数手段により、位置ずれ量検出動作の実行後になされるカラー画像形成の回数を計数して、この計数値が所定値に達したときにも、位置ずれ量検出手段による位置ずれ量検出動作を実行するようにしているので、途中に単色画像の形成が介在せずに連続して多数のカラー画像が形成される場合であっても、必要なときに位置ずれ量を検出して書き込み位置を補正することが可能となる。
【0066】
また、本発明は、前記各色のレジストマーク画像が、転写ベルトの走行方向と直交する方向に延びる第1の直線部とこの第1の直線部に対して所定角度をなして延びる第2の直線部とを含むようにしているので、前記位置ずれ量検出手段は、各レジストマークの第1の直線部の検出タイミングから両者の距離を求めることができ、これにより副走査方向の位置ずれ量を容易に検出することができる。また、各レジストマークにおける第1の直線部と第2の直線部の検出のタイミングから当該第1の直線部と第2の直線部における検出ライン上の線間隔を求めることができる。第2の直線部は、第1の直線部と所定の角度をなしているので、各レジストマーク画像が転写ベルトの走行方向と直交する方向(主走査方向)にずれている場合には、当該線間隔も異なることになる。これにより主走査方向の位置ずれ量を容易に検出することが可能となる。
【0067】
さらに、本発明では、画像書込み位置補正手段が、検出された位置ずれ量に基づき、入力された画像データの画素の位置を変更して補正画像を生成する補正画像生成手段と前記補正画像を記憶する補正画像記憶手段とを備えており、この補正画像の画像データに従って像担持体に画像を形成するようにしているので、メモリ上の格納位置(アドレス)の変更のみで画像書き込み位置の補正が容易に実行できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るタンデム型のフルカラー複写機の構成を示す図である。
【図2】上記複写機内の記録シート搬送部の構成を示す斜視図である。
【図3】レジストマークの位置ずれ検出部の回路構成を示す図である。
【図4】上記複写機内に設置される制御部のブロック図である。
【図5】転写ベルト上に形成されたレジストマークの例を示す図である。
【図6】レジストマーク検出部で得られる検出信号の波形を示す図である。
【図7】上記制御部における画像形成処理の動作を示すフローチャートである。
【図8】図7の続きのフローチャートである。
【符号の説明】
10 イメージリーダ部
20 プリンタ部
30 制御部
31 CPU
32 画像処理部
33 画像メモリ
34 位置ずれ補正部
35 レーザダイオード駆動部
36 RAM
37 ROM
38 カウンター
39 レジストマーク検出部
41 転写ベルト
46 揺動フレーム
47 ソレノイド
48M〜48K レジストマーク
51M〜51K 感光体ドラム

Claims (5)

  1. 複数の像担持体のそれぞれに画像書き込み手段により画像を書き込んで各色の画像を形成し、これを転写ベルトもしくは当該転写ベルト上を搬送される転写材に転写することにより多重色画像の形成が可能な画像形成装置であって、
    カラー画像を形成する際には、転写ベルトと全ての像担持体とを接触させ、単色画像を形成する際には、画像形成に関与しない像担持体と前記転写ベルトとを相対的に離間させる接離手段と、
    転写ベルトもしくは転写材に各色のレジストマーク画像を形成し、その相対的な位置ずれ量を検出する位置ずれ量検出手段と、
    前記検出結果に基づき、それ以後のカラー画像の形成における前記画像書込み手段の像担持体への書込み位置を補正する画像書込み位置補正手段と、
    相対的に離間状態にあった像担持体と転写ベルトを前記接離手段によって接触状態にした後、次のカラー画像を形成する前であって、かつ、前記接離手段による像担持体と転写ベルトとの接触動作が完了して転写ベルトを駆動した状態で所定時間が経過した後にレジストマーク画像を形成して位置ずれ量検出動作を実行するように前記位置ずれ量検出手段を制御する制御手段と
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、前記位置ずれ量検出手段による位置ずれ量検出動作の実行後になされるカラー画像形成の回数を計数する計数手段を備え、
    当該カラー画像形成回数の計数値が所定値になったときにも、前記位置ずれ量検出手段による位置ずれ量検出動作を実行するように制御することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記各色のレジストマーク画像は、転写ベルトの走行方向と直交する方向に延びる第1の直線部とこの第1の直線部に対して所定角度をなして延びる第2の直線部とを含み、前記位置ずれ量検出手段は、各レジストマークの第1の直線部の検出のタイミングに基づき副走査方向の位置ずれ量を検出し、各レジストマークにおける第1の直線部と第2の直線部の検出のタイミングに基づき主走査方向の位置ずれ量を検出することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記画像書込み位置補正手段は、前記位置ずれ量に基づき、入力された画像データの画素の位置を変更して補正画像を生成する補正画像生成手段と、
    前記補正画像を記憶する補正画像記憶手段とを備え、
    前記画像書込み手段は、前記補正画像記憶手段の画像データに従って像担持体に画像を形成することを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、相対的に接触状態にあった像担持体と転写ベルトを前記接離手段によって離隔状態にしたときには、前記位置ずれ量検出手段による位置ずれ量検出動作を実行しないように制御することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
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