JP4451009B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、タンデム方式のカラー複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えばタンデム方式のカラー複写機等のように、用紙を副走査方向へ搬送するために副走査方向へ回転自在な搬送ベルトと、この搬送ベルトが所定の当接力で当接される複数の像坦持体を有する画像形成機構とを備える画像形成装置がある。
【0003】
画像形成機構には、像坦持体の表面を一様に帯電させる帯電器、所定の画像を露光することで静電潜像を形成する露光器、静電潜像に各色のトナーを含有する現像剤を付着させることで所定のトナー像を形成する現像器、像坦持体との間に転写バイアスを印加することにより搬送ベルトの搬送面上を搬送される用紙にトナー像を転写させる転写器等が、各像坦持体毎に設けられている。
【0004】
このような画像形成装置では、所定のタイミングで、搬送ベルトに直接転写させた所定パターンのトナー像の画像濃度を検出し、この検出結果に基づいて現像器による現像バイアスや転写器による転写バイアス等の画像形成条件を設定するようにしたものがある。
【0005】
トナー像の画像濃度の検出に関しては、用紙搬送方向の最も下流側に位置する像坦持体より下流側に1つの濃度センサを設け、この濃度センサによって各像坦持体から搬送ベルト上に転写されたトナー像の濃度を検出するようにした画像形成装置がある。この画像形成装置では、複数の像坦持体から転写されたトナー像の画像濃度を1つのセンサで検出することで、安価な構成で搬送体上のトナー像の画像濃度を検出することが可能になる。
【0006】
また、像坦持体に形成したトナー像を、中間転写ベルトを介して、搬送ベルトの搬送面上を搬送される用紙に転写するようにした画像形成装置がある。
【0007】
このような画像形成装置では、所定のタイミングで、中間転写ベルトに転写させた所定パターンのトナー像の画像濃度を検出し、この検出結果に基づいて現像器による現像バイアスや転写器による転写バイアス等の画像形成条件を設定するようにしたものがある。
【0008】
別に、各像坦持体毎に対応させて複数の濃度センサを設け、各像坦持体毎に転写されたトナー像の画像濃度を転写後直ちに検出するようにした画像形成装置がある。この画像形成装置では、各像坦持体から転写された直後のトナー像の画像濃度を検出することで、信頼性の高い検出値を得ることが可能になる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、用紙搬送方向の最も下流側に位置する像坦持体より下流側に濃度センサを設けた画像形成装置では、安価な構成で搬送ベルト(中間転写ベルト)上のトナー像の画像濃度を検出することが可能になるが、用紙搬送方向の最も下流側に位置する像坦持体から転写されたトナー像以外のトナー像は、転写位置より下流側にある像坦持体と搬送ベルト(中間転写ベルト)との当接部を通過するため、一度搬送ベルト(中間転写ベルト)上に転写されたトナーが像坦持体に再び転写する、いわゆる逆転写が発生する。このため、濃度センサが検出する画像濃度は、逆転写が発生したトナー像の画像濃度であることが懸念され、検出されたトナー像の画像濃度の信頼性が低下する。
【0010】
信頼性の低い画像濃度に応じて設定された画像条件の下で画像形成動作を行った場合には、形成される画像の再現性が低下してしまう。
【0011】
また、像坦持体毎に対応させて複数の濃度センサを設けた画像形成装置では、信頼性の高いトナー像の画像濃度を得ることが可能になるが、各像坦持体毎に濃度センサを設けるため、装置のコストが増加してしまう。
【0012】
加えて、特開平11−102091号公報には、トナー像の逆転写量を考慮するために、濃度センサを各像坦持体毎に搬送面の移動方向の上流側および下流側に設けて、これらの濃度センサにより検出した転写前後のトナー像の画像濃度に応じて画像形成条件を設定するようにした画像形成装置が開示されているが、同公報に開示された技術によれば、逆転写(公報中:再転写)を考慮した画像形成条件を設定することが可能になるが、各像坦持体毎に対応させて複数の濃度センサを設けるため、装置のコストが増加してしまう。
【0013】
本発明は、安価な構成にて逆転写の影響を受けずに再現性の高い画像を形成することができる画像形成装置を得ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明の画像形成装置は、タンデム方式の画像形成装置において、記録材に対して副走査方向への搬送力を与える搬送体と、前記搬送体が所定の当接力で当接される複数の像坦持体と、前記像坦持体に対する前記搬送体の当接力を調整自在とする当接力調整機構と、副走査方向の長さが前記搬送体と前記各像坦持体との各当接部の間隔の長さよりも短く設定された所定パターンのトナー像を前記各像坦持体上に形成するトナー像形成手段と、前記トナー像形成手段が形成した前記トナー像を前記搬送体上に転写させる転写手段と、前記転写手段が前記搬送体上に前記トナー像を転写させてからこのトナー像の先端が前記各当接部を通過する前に、前記搬送体上に転写された前記トナー像の一部が前記像坦持体に逆転写しないように前記当接力調整機構によって前記当接力を低下させる当接力調整手段と、前記転写手段が前記搬送体上に転写させた前記トナー像の画像濃度を検知する画像濃度検知手段と、前記画像濃度検知手段が検知した画像濃度に基づいて画像形成条件を設定する画像形成条件設定手段と、を具備し、前記画像濃度検知手段は、前記当接力調整機構によって前記当接力を複数段階に異ならせた段階毎に前記搬送体上に転写させた前記トナー像の画像濃度を検知し、前記画像形成条件設定手段は、前記画像濃度検知手段によって段階毎に検知された複数の画像濃度に基づいて前記画像形成条件を設定する。
【0015】
ここで、「当接力を低下させる」とは、像坦持体に対して、搬送体上に転写されたトナー像の一部が像坦持体に逆転写しない位置関係に搬送体を位置づけることを意味する。当接力を低下させた状態では、搬送体が像坦持体に接触していてもよいし、離間していてもよい。
【0016】
したがって、トナー像形成手段によって各像坦持体上に形成されて転写手段によって搬送体上に転写された所定パターンのトナー像の副走査方向の長さが搬送体と各像坦持体との各当接部の間隔の長さよりも短く設定され、複数の像坦持体から転写されたトナー像が単一の搬送体上で重なって転写されてしまうことはない。そして、搬送体上のトナー像の先端が各当接部を通過する前にトナー像の一部が像坦持体に逆転写しないように像坦持体に対する搬送体の当接力を低下させた状態と、像坦持体に対して搬送体を当接させた状態とのように、当接力調整機構によって当接力が複数段階に異ならされた段階毎に搬送体上に転写される。すなわち、当接力調整機構によって当接力が複数段階に異ならされた段階毎に、所定パターンのトナー像を搬送体上に形成することができる。これらによって、搬送体上のトナー像の画像濃度を検知する画像濃度検知手段を、1つの濃度センサで実現することが可能になる。さらに、画像濃度検知手段によって、当接力調整機構により当接力を複数段階に異ならされた段階毎に搬送体上に転写したトナー像の画像濃度を検知し、画像形成条件設定手段によって、段階毎に検知した複数の画像濃度に基づいて画像形成条件を設定することにより、設定した画像形成条件の信頼性の向上を図るとともに、逆転写の影響のない画像形成条件を設定することも可能になる。
【0021】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、前記転写手段は、前記搬送体と前記各像坦持体との間に転写バイアスを印加することにより前記トナー像の転写を行い、前記画像形成条件設定手段は、前記転写手段によって前記搬送体と前記各像坦持体との間に印加する転写バイアスによる電界強度を前記画像形成条件として設定する。
【0022】
したがって、転写手段によって搬送体と各像坦持体との間に印加される転写バイアスによる電界強度が画像形成条件として画像形成条件設定手段によって設定される。これによって、逆転写の影響のない画像形成条件を設定することが可能になる。
【0027】
請求項3記載の発明の画像形成装置は、タンデム方式の画像形成装置において、トナー像を中継坦持して記録材に対向する位置で副走査方向に回転自在な中間転写体と、前記中間転写体が所定の当接力で当接される複数の像坦持体と、前記像坦持体に対する前記中間転写体の当接力を調整自在とする当接力調整機構と、副走査方向の長さが前記中間転写体と前記各像坦持体との各当接部の間隔の長さよりも短く設定された所定パターンのトナー像を前記各像坦持体上に形成するトナー像形成手段と、前記トナー像形成手段が形成した前記トナー像を前記中間転写体上に転写させる転写手段と、前記転写手段が前記中間転写体上に前記トナー像を転写させてからこのトナー像の先端が前記各当接部を通過する前に、前記中間転写体上に転写された前記トナー像の一部が前記像坦持体に逆転写しないように前記当接力調整機構によって前記当接力を低下させる当接力調整手段と、前記転写手段が前記中間転写体上に転写させた前記トナー像の画像濃度を検知する画像濃度検知手段と、前記画像濃度検知手段が検知した画像濃度に基づいて画像形成条件を設定する画像形成条件設定手段と、を具備し、前記画像濃度検知手段は、前記当接力調整機構によって前記当接力を複数段階に異ならせた段階毎に前記中間転写体上に転写させた前記トナー像の画像濃度を検知し、前記画像形成条件設定手段は、前記画像濃度検知手段によって段階毎に検知された複数の画像濃度に基づいて前記画像形成条件を設定する。
【0028】
ここで、「当接力を低下させる」とは、像坦持体に対して、中間転写体上に転写されたトナー像の一部が像坦持体に逆転写しない位置関係に中間転写体を位置づけることを意味する。当接力を低下させた状態では、中間転写体が像坦持体に接触していてもよいし、離間していてもよい。
【0029】
したがって、トナー像形成手段によって各像坦持体上に形成されて転写手段によって中間転写体上に転写された所定パターンのトナー像の副走査方向の長さが中間転写体と各像坦持体との各当接部の間隔の長さよりも短く設定され、複数の像坦持体から転写されたトナー像が単一の中間転写体上で重なって転写されてしまうことはない。そして、中間転写体上のトナー像の先端が各当接部を通過する前にトナー像の一部が像坦持体に逆転写しないように像坦持体に対する中間転写体の当接力を低下させた状態と、像坦持体に対して中間転写体を当接させた状態とのように、当接力調整機構によって当接力が複数段階に異ならされた段階毎に中間転写体上に転写される。すなわち、当接力調整機構によって当接力が複数段階に異ならされた段階毎に、所定パターンのトナー像を中間転写体上に形成することができる。これらによって、中間転写体上のトナー像の画像濃度を検知する画像濃度検知手段を、1つの濃度センサで実現することが可能になる。さらに、画像濃度検知手段によって、当接力調整機構により当接力を複数段階に異ならされた段階毎に中間転写体上に転写したトナー像の画像濃度を検知し、画像形成条件設定手段によって、段階毎に検知した複数の画像濃度に基づいて画像形成条件を設定することにより、設定した画像形成条件の信頼性の向上を図るとともに、逆転写の影響のない画像形成条件を設定することも可能になる。
【0034】
請求項4記載の発明は、請求項3記載の画像形成装置において、前記転写手段は、前記中間転写体と前記各像坦持体との間に転写バイアスを印加することにより前記トナー像の転写を行い、前記画像形成条件設定手段は、前記転写手段によって前記中間転写体と前記各像坦持体との間に印加する転写バイアスによる電界強度を前記画像形成条件として設定することを特徴とする。
【0035】
したがって、転写手段によって中間転写体と各像坦持体との間に印加される転写バイアスによる電界強度が画像形成条件として画像形成条件設定手段によって設定される。これによって、逆転写の影響のない画像形成条件を設定することが可能になる。
【0040】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施の形態について図1ないし図6を参照して説明する。本実施の形態は、画像形成装置の一例として、タンデム方式のカラー複写機への適用を示す。
【0041】
図1は、本発明の第1の実施の形態のカラー複写機を示す縦断面図である。カラー複写機1は、上側に配置された画像読取ユニット2と、下側に配置された画像形成ユニット3とを有している。
【0042】
画像読取ユニット2は、上面に原稿が載置されるコンタクトガラス4を備えている。このコンタクトガラス4の下側には、照明ランプ5とミラー6とが搭載された第1走行体7と、ミラー8,9が搭載された第2走行体10とが、図示しないモータによって副走査方向に2:1の速度比で移動可能に設けられている。ミラー9からの反射光路上には、結像レンズ11を介してカラーCCD12が配置されている。
【0043】
画像形成ユニット3には、用紙を積層保持する給紙トレイ13から、電子写真方式の画像形成部14と定着部15とを経由して、画像形成後の用紙が排紙される排紙トレイ16へ至る用紙案内経路17が形成されている。用紙案内経路17には、用紙案内経路17中で用紙を所定方向へ搬送する複数対の搬送ローラ18が設けられている。
【0044】
画像形成部14には、像坦持体としての感光体19Y,19M,19C,19Kが、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の各色毎に設けられている。感光体19Y,19M,19C,19Kは、下端部が用紙案内経路17に干渉する位置に配置されている。各感光体19Y,19M,19C,19Kの周囲には、対応する感光体19Y,19M,19C,19Kの表面を一様に帯電させる帯電器20Y,20M,20C,20K、対応する感光体19Y,19M,19C,19Kの表面に所定のパターンを露光する露光器21Y,21M,21C,21K、所定の色のトナーを含有する現像剤を保持するとともに対応する感光体19Y,19M,19C,19Kとの間に現像バイアスを印加する現像器22Y,22M,22C,22K、後述する搬送体としての搬送転写ベルト23の搬送面23aの裏面側に配置されて対応する感光体19Y,19M,19C,19Kとの間に転写バイアスを印加する転写器24Y,24M,24C,24K、トナー像転写後の各感光体19Y,19M,19C,19Kの表面に残存するトナーを除去するクリーナー25Y,25M,25C,25K、および、各感光体19Y,19M,19C,19K表面の電荷を一掃する除電器26Y,26M,26C,26Kがそれぞれ配置されている。
【0045】
現像器22Y,22M,22C,22Kは、保持する現像剤を感光体19Y,19M,19C,19Kに付着させるための現像ローラy,m,c,kをそれぞれ備えている。現像器22Y,22M,22C,22Kによる感光体19Y,19M,19C,19Kへのトナーの付着に際しては、感光体19Y,19M,19C,19Kと現像ローラy,m,c,kとの間に現像バイアスが印加される。
【0046】
また、画像形成部14には、駆動ローラ27aおよび従動ローラ27bに巻回された搬送転写ベルト23が設けられている。搬送転写ベルト23は、感光体19Y,19M,19C,19Kに対向する面が搬送面23aとされている。搬送転写ベルト23は、駆動ローラ27aの所定方向への回転に伴って搬送面23aを用紙搬送方向下流側へ移動させることで、用紙を所定方向へ搬送する搬送部材としても機能する。
【0047】
通常、この搬送面23aは、当接力調整機構としてのテンション調整部材28(図2参照)により感光体19Y,19M,19C,19Kのそれぞれに対して所定の当接力を有して当接されている。
【0048】
ここで、図2は、テンション調整部材28を示す側面図である。テンション調整部材28は、搬送転写ベルト23の搬送面23aの裏面側に設けられている。テンション調整部材28は、搬送面23aを感光体19Y,19M,19C,19Kに当接させるテンションローラ29と、このテンションローラ29を上下動自在に支持するテンションローラ支持体30と、ON/OFF駆動されることによりテンションローラ支持体30を所定の位置に上下動させるソレノイド31とを有している。
【0049】
本実施の形態では、テンション調整部材28により搬送転写ベルト23の搬送面23aが感光体19Y,19M,19C,19Kに当接されている状態では、感光体19Y,19M,19C,19Kと搬送転写ベルト23との各当接部間の間隔の長さT1がそれぞれ等しくなるような位置関係で感光体19Y,19M,19C,19Kが配置されている。
【0050】
さらに、画像形成部14には、感光体19Kより用紙搬送方向下流側に、後述する画像形成条件の設定に際して、搬送転写ベルト23上に転写されたトナー像の画像濃度を検出する画像濃度検知手段としての濃度センサ32が設けられている。
【0051】
またさらに、画像形成部14には、濃度センサ32より用紙搬送方向下流側に、後述する画像形成条件の設定に際して、搬送転写ベルト23上に転写されたトナー像を除去するクリーナー33が設けられている。
【0052】
定着部15は、加熱ローラ34と加圧ローラ35とを有している。定着部15では、トナー像が転写された用紙が加熱ローラ34と加圧ローラ35との当接部を通過する際に、用紙に対して加熱および加圧することによってトナー像を定着させる。
【0053】
特に図示しないが、カラー複写機1は、カラー複写機1内の各部を駆動制御する制御部を有している。制御部は、各部を集中的に駆動制御するCPU、制御プログラム等の固定的なデータを予め格納するROM、可変的なデータを書き換え自在に記憶するRAM等をバスライン接続することにより形成されている。
【0054】
ROMには、後述する画像形成条件の設定に際して使用する濃度検出パターン(図3参照)36や、補正値テーブル(図4参照)37や、形成条件テーブル(図5参照)38等が格納されている。
【0055】
ここで、図3は、濃度検出パターン36を示す説明図である。所定パターンとしての濃度検出パターン36は、後述する画像形成条件の設定に際して、搬送転写ベルト23上に転写するトナー像の画像濃度を検出するために使用する基本パターンである。濃度検出パターン36は、主走査方向および副走査方向に10mmの幅を有する正方形36aが副走査方向に10mm間隔毎で9個並べられた形状と、副走査方向の両端部に確保された所定のマージン幅とにより形成されている。濃度検出パターン36の副走査方向の全体の長さT2は、搬送転写ベルト23と感光体19Y,19M,19C,19Kとの各当接部間の間隔の長さT1より短く設定されている。本実施の形態では、濃度検出パターン36の副走査方向の合計長さT2が200mmとされている。
【0056】
ここで、図4は、補正値テーブル37を示す説明図である。補正値テーブル37には、各感光体19Y,19M,19C,19Kと搬送転写ベルト23との当接力が2段階に異なる各段階毎に搬送転写ベルト23上に転写されたトナー像の画像濃度の比に基づく値37aに対応させて、予め設定された転写バイアスの補正値37bが記憶されている。補正値テーブル37は、後述する画像形成条件の設定に際して使用される。
【0057】
ここで、図5は、形成条件テーブル38を示す説明図である。形成条件テーブル38には、感光体19Y,19M,19C,19Kの帯電電位Vdと、現像器22Y,22M,22C,22Kによって印加する現像バイアスVbとが対応づけられた組38a毎に記憶されている。形成条件テーブル38は、後述する画像形成条件の設定に際して、搬送転写ベルト23上に濃度検出パターン36を形成する際に使用される。
【0058】
制御部には、例えば、感光体19Y,19M,19C,19Kや駆動ローラ27a等を回転させる各種モータや、各種センサ等が、図示しない制御回路を介して接続されている。これによって、感光体19Y,19M,19C,19Kや、搬送転写ベルト23等が所定方向に回転される。
【0059】
また、制御部には現像器22Y,22M,22C,22Kや転写器24Y,24M,24C,24Kが、図示しない制御回路を介して接続されており、これによってトナー像の形成に際して印加する現像バイアスや、トナー像の転写に際して印加する転写バイアス等が制御される。
【0060】
さらに、制御部にはテンション調整部材28のソレノイド31が接続されており、制御部はソレノイド31のON/OFFを駆動制御する。ソレノイド31がOFFの状態では、テンションローラ支持体30を上側に位置させる。これにより、搬送面23aと感光体19Y,19M,19C,19Kとが所定の当接力を有して当接される。一方、テンション調整部材28は、ソレノイド31がONの状態では、テンションローラ支持体30を下側に位置させる。これに伴ってテンションローラ29が下降され、搬送面23aと感光体19Y,19M,19C,19Kとが離間されて、感光体19Y,19M,19C,19Kに対する搬送面23aの当接力が解除される。本実施の形態では、テンション調整部材28のソレノイド31のON/OFFによって、感光体19Y,19M,19C,19Kに対する搬送面23aの当接力が2段階に調整される。
【0061】
次に、上述のカラー複写機1における原稿画像の複写動作について説明する。まず、照明ランプ5を点灯させた状態で第1および第2走行体7,10を走行させて、コンタクトガラス4上の原稿画像を露光走査する。原稿からの戻り光は、ミラー6,8,9で反射されて結像レンズ11によりカラーCCD12に集光される。
【0062】
カラーCCD12では、集光された原稿からの戻り光を光電変換して、R(Red)、G(Green)、B(Blue)の各色に色分解した多値電気信号とする。RGB各色の多値電気信号は、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)のいずれかの8ビット128値の階調データに変換される。
【0063】
YMCKのいずれかに変換した8ビット128値の階調データは、それぞれ対応する露光器21Y,21M,21C,21Kに送信される。
【0064】
露光器21Y,21M,21C,21Kでは、この階調データに従って感光体19Y,19M,19C,19K表面を露光走査することで、各感光体19Y,19M,19C,19K上に所定の静電潜像を形成する。通常の複写動作における露光走査に際しては、用紙案内経路17を搬送される用紙の先端と、各感光体19Y,19M,19C,19Kにおける静電潜像の先端とが、各転写位置で一致するように、各感光体19Y,19M,19C,19Kに対する露光走査のタイミングを個々にずらして行う。
【0065】
現像器22Y,22M,22C,22Kによって現像バイアスを印加することで、静電潜像に対してトナーを付着させて所定色のトナー像を形成する。各感光体19Y,19M,19C,19K毎に形成されたトナー像は、給紙トレイ13からタイミング調整して搬送した用紙が転写位置に位置された時点で、転写器24Y,24M,24C,24Kによって転写バイアスが印加されることで、用紙上に重ねて転写される。ここで、各感光体19Y,19M,19C,19Kに対する露光走査のタイミングを個々にずらして行っているため、用紙の搬送タイミングを各感光体19Y,19M,19C,19Kに合わせて個々に調整することなく、用紙上に各色の画像を重ねることができる。
【0066】
この用紙は、定着部15を通過する際に、定着部15により加圧および加熱されて、トナー像が用紙に定着される。これによって、用紙には、所定のカラー画像が形成される。
【0067】
次いで、上述の画像形成動作における画像形成条件の設定動作について説明する。この画像形成条件の設定動作は、所定の画像形成動作とは別に、所定のキー操作や、所定の時間の経過等、予め設定された条件を満たす場合に実行される。本実施の形態では、転写器24によって印加される転写バイアス、現像器22によって印加される現像バイアスおよび感光体19Y,19M,19C,19Kの帯電電位Vd等が、画像形成条件として設定される。
【0068】
画像形成条件のうち転写バイアスの設定動作について説明する。まず、モータを駆動させることにより感光体19Y,19M,19C,19Kおよび駆動ローラ27aを回転させる。駆動ローラ27aの回転によって、搬送転写ベルト23は、搬送面23aが用紙搬送方向下流側へ移動する方向に回転される。
【0069】
感光体19Y,19M,19C,19Kを回転させている状態で帯電器20Y,20M,20C,20Kを駆動し、感光体19Y,19M,19C,19Kの表面を一様に帯電させる。本実施の形態では、形成条件テーブル38より「6」の画像形成条件を使用しており、このときの感光体19Y,19M,19C,19Kの帯電電位は−700Vに設定されている。
【0070】
そして、ROMを参照して取得した濃度検出パターン36に基づいて、帯電された各感光体19Y,19M,19C,19Kの表面を、対応する露光器21Y,21M,21C,21Kによってそれぞれ露光走査する。これによって、各感光体19Y,19M,19C,19Kの表面には、濃度検出パターン36の静電潜像が一様に形成される。画像形成条件の設定動作に際しては、各感光体19Y,19M,19C,19Kに対する露光走査を同じタイミングで行う。これにより、各色の濃度検出パターン36は、他色の濃度検出パターン36の露光走査のタイミングに依存することなく、搬送転写ベルト23上にそれぞれ独立して形成される。
【0071】
その後、現像器22Y,22M,22C,22Kを駆動して、静電潜像にトナーを付着させる。これによって、感光体19Y,19M,19C,19Kの表面に濃度検出パターン36のトナー像が形成される。ここに、トナー像形成手段としての機能が実現される。本実施の形態では、形成条件テーブル38より「6」の画像形成条件を使用しているため、このときに感光体19Y,19M,19C,19Kと現像器22Y,22M,22C,22Kとの間に印加される現像バイアスは、−500Vに設定されている。
【0072】
加えて、感光体19Y,19M,19C,19K上でトナーが付着された各濃度検出パターン36の先端位置が搬送面23aを介して転写器24Y,24M,24C,24Kに対峙する位置まで感光体19Y,19M,19C,19Kが回転されると、転写器24Y,24M,24C,24Kによって、感光体19Y,19M,19C,19Kとの間に所定の転写バイアスを印加する。これによって、濃度検出パターン36のトナー像が、搬送転写ベルト23に転写される。ここに、転写手段としての機能が実現される。
【0073】
感光体19Y,19M,19C,19Kの回転を開始してから、転写器24Y,24M,24C,24Kによって搬送転写ベルト23にトナー像を転写するまでの上述の各部の動作は、連続して行われる。
【0074】
転写バイアスの印加を開始した位置から、搬送面23aが濃度検出パターン36の副走査方向の合計長さT2だけ用紙搬送方向下流側に移動すると、転写器24Y,24M,24C,24Kによる転写バイアスの印加を停止し、テンション調整部材28のソレノイド31をONにする。これによって、テンションローラ支持体30およびテンションローラ29が下方へ移動され、搬送転写ベルト23と感光体19Y,19M,19C,19Kとの当接力が低下される。ここに、当接力調整手段としての機能の一部が実現される。搬送転写ベルト23は、感光体19Y,19M,19C,19Kとの当接力が低下された状態で回転を継続する。
【0075】
ここで、「当接力が低下」された状態とは、感光体19Y,19M,19C,19Kに対して、搬送転写ベルト23上に転写されたトナー像の一部が、感光体19Y,19M,19C,19Kに再び転写する逆転写が発生しない位置関係に搬送転写ベルト23を位置づけることを意味する。当接力を低下させた状態では、搬送転写ベルト23が感光体19Y,19M,19C,19Kに接触していてもよいし、離間していてもよく、接触・離間いずれかの状態に限定するものではない。
【0076】
また、転写器24Y,24M,24C,24Kによる転写バイアスの印加を停止すると同時に、現像器22Y,22M,22C,22Kが有する現像ローラy,m,c,kの回転を停止させる。現像ローラy,m,c,kの回転の停止に際しては、現像ローラy,m,c,kを駆動するモータの駆動を停止することで現像ローラy,m,c,kの回転を停止させてもよいし、現像ローラy,m,c,kがクラッチ等を介して回転されている場合には、クラッチを切ることで現像ローラy,m,c,kの回転を停止させてもよい。
【0077】
現像ローラy,m,c,kを回転させ続けた場合、本来トナーを付着させるべきではない位置に、トナーが付着してしまうことが懸念される。本実施の形態では、現像ローラy,m,c,kの回転を停止させるため、感光体19Y,19M,19C,19Kの表面にトナーが新たに付着されてしまうことを防止することができる。加えて、搬送転写ベルト23に転写しきれずに感光体19Y,19M,19C,19K表面に残存するトナーは、クリーナー25によって除去される。これにより、不要なトナーが搬送転写ベルト23に転写されることによって、搬送転写ベルト23上のトナーパターンが汚れてしまうことを防止することができる。
【0078】
本実施の形態では、濃度検出パターン36の副走査方向の合計長さT2が、搬送転写ベルト23と感光体19Y,19M,19C,19Kとの各当接部間の間隔の長さT1よりも短く設定されているため、転写器24Y,24M,24C,24Kによって転写バイアスが印加されている間に、色の異なる濃度検出パターン36同士が搬送転写ベルト23上で重なってしまうことがない。これによって、各感光体19Y,19M,19C,19Kで形成されるトナー像を4つの感光体19Y,19M,19C,19Kから同時に転写して、各感光体19Y,19M,19C,19Kにおける濃度検出パターン36を一度に形成することができる。
【0079】
搬送転写ベルト23上に形成された各色毎のトナー像が濃度センサ32に対峙する位置まで搬送転写ベルト23が回転されると、濃度センサ32は順次トナー像の画像濃度を検出し、この検出結果P1をRAMの一時記憶エリアに記憶する。感光体19Y,19M,19C,19Kから搬送転写ベルト23上にトナー像を転写した後、搬送転写ベルト23と感光体19Y,19M,19C,19Kとの当接力が解除されているため、逆転写が抑制されたトナー像の画像濃度を1つの濃度センサ32で検出することができる。
【0080】
画像濃度の検出後は、搬送転写ベルト23状で濃度検出パターン36に形成されたトナー像を、クリーナー33によって除去する。
【0081】
一方、搬送転写ベルト23との当接力が解除された後の感光体19Y,19M,19C,19Kは、クリーナー25Y,25M,25C,25Kによって残存トナーが除去されるとともに除電器26Y,26M,26C,26Kによって除電されて、帯電器20Y,20M,20C,20Kにより再び表面が一様に帯電される。
【0082】
続いて、この感光体19Y,19M,19C,19Kの表面に上述と同様にして濃度検出パターン36のトナー像を形成し、濃度検出パターン36に形成されたトナー像を搬送転写ベルト23に転写させる。ここに、トナー像形成手段および転写手段としての機能が実現される。
【0083】
転写バイアスの印加を開始した位置から、搬送面23aが濃度検出パターン36の副走査方向の合計長さT2だけ移動すると、転写器24Y,24M,24C,24Kによる転写バイアスの印加を停止する。このとき、テンション調整部材28のソレノイド31はOFFのままとする。ここに、当接力調整手段としての機能の一部が実現される。これにより、テンションローラ支持体30およびテンションローラ29の位置は上側に維持され、搬送転写ベルト23は搬送面23aが感光体19Y,19M,19C,19Kに当接された状態を維持する。
【0084】
また、このときも上述と同様に、転写バイアスの印加を停止するとともに、現像ローラy,m,c,kの回転を停止させる。これによって、搬送転写ベルト23の搬送面23aが感光体19Y,19M,19C,19Kに当接された状態で回転を継続した場合にも、不要なトナーが搬送転写ベルト23に転写されることによって、搬送転写ベルト23上のトナーパターンが汚れてしまうことを防止することができる。
【0085】
このため、用紙搬送方向で最も下流側にある感光体19Kから転写されたトナー像以外のトナー像は、転写元の感光体19Y,19M,19Cと異なる感光体19M,19C,19Kと搬送転写ベルト23との当接部を通過する。通過に際しては、搬送転写ベルト23に転写されたトナーが、感光体19M,19C,19Kに付着する逆転写が生じる。
【0086】
濃度センサ32は、上述と同様にして、逆転写を生じた搬送転写ベルト23上の各色の濃度検出パターン36に形成されたトナー像の画像濃度を検出する。この検出結果P2を、RAMの一時記憶エリアに記憶する。
【0087】
本実施の形態では、感光体19Y,19M,19C,19Kに対する搬送転写ベルト23の当接力を複数段階に異ならせた各段階として、感光体19Y,19M,19C,19Kに対して搬送転写ベルト23が当接されている段階と、感光体19Y,19M,19C,19Kに対して搬送転写ベルト23が離間されている段階と、の2段階を設定し、各段階における複数の画像濃度として検出結果P1,P2を取得した。
【0088】
画像濃度の検出後は、搬送転写ベルト23上で濃度検出パターンに形成されたトナー像を、クリーナー33によって除去する。
【0089】
次に,検出結果P1と検出結果P2とに基づいてP2/P1を算出する。算出されたP2/P1をPとすると、補正値テーブル37を参照して、算出値Pに対応する補正値を取得する。
【0090】
取得された補正値は、予め設定されている通常転写バイアスに加算され、この転写バイアスの合計値が次回以降の画像形成動作における転写バイアスに設定される。ここに、画像形成条件設定手段としての機能が実現される。次回以降の画像形成動作に際しては、転写器によって設定された転写バイアスが印加される。設定された転写バイアスは、次回の画像形成条件の設定時まで保持される。
【0091】
補正値を取得するために算出した算出値Pは、搬送転写ベルト23と感光体19Y,19M,19C,19Kとが当接している状態と、搬送転写ベルト23と感光体19Y,19M,19C,19Kとの当接力が解除されている状態とにおける搬送転写ベルト23上のトナー像の画像濃度に基づいて算出されており、補正値テーブル37には、このPの値に応じて逆転写を抑止できる転写バイアスとなるような補正値が設定されているため、この補正値によって補正した転写バイアスを用いることにより逆転写を防止し、良好な画像形成を行うことができる。なお、補正値は各機種毎に異なるため、予め実験により最適値を求め、制御部内のROMに記憶しておけばよい。
【0092】
次いで、画像形成条件のうち現像バイアスの設定について説明する。現像バイアスの設定に際しては、濃度検出パターン36のそれぞれのパターンを、図5に示す形成条件テーブル38にしたがって現像バイアスを変えながら、上述したP1を求めるときと同様にして作成し、それぞれのパターンの濃度、すなわちトナー付着量を検出する。
【0093】
次に、検出したトナー付着量と、付与した現像バイアスとから両者の関係式を算出する。図6からも判るように、単位面積当たりのトナー付着量は現像バイアスにほぼ比例するので、この関係式は直線で近似できる。そして、予め設定された画像形成時の目標トナー付着量を得るために必要な現像バイアスを算出した式から求め、画像形成時にこの現像バイアスを使用することにより、目標のトナー付着量を得ることができる。
【0094】
なお、本実施の形態では、トナー付着量と現像バイアスとの関係式を画像形成条件の設定動作毎に取得するようにしているが、これに限るものではなく、トナー付着量と現像バイアスとの関係を、所定回数おきの画像形成条件の設定動作毎に取得するようにしてもよい。トナー付着量と現像バイアスとの関係を、所定回数おきの画像形成条件の設定動作毎に更新する場合には、予めRAM等に記憶領域を確保しておくことによって、現像バイアスの取得に際しての処理時間が短くてすむ。
【0095】
また、実験等により、帯電電位と現像バイアスとの関係を予め把握しておくことで、上述のように設定した現像バイアスに応じて、感光体19Y,19M,19C,19Kの帯電電位も取得することができる。
【0096】
ところで、画像形成条件の設定に際しては、搬送転写ベルト23上に形成したトナー像の画像濃度に基づいて各種画像形成条件を設定するため、この画像形成条件の下で画像形成動作を行った場合には、実際に画像が形成される用紙に対しては最適な画像形成条件ではないことが考えられる。この点に関しては、例えば実験等により、同じ画像形成条件の下で画像形成動作を行った場合の用紙と搬送転写ベルト23とにおけるトナー像の画像濃度の違いを予め把握しておくことで、搬送転写ベルト23に形成されたトナー像の画像濃度に応じて用紙に合わせた画像形成条件を設定することができる。
【0097】
次に、本発明の参考の形態について図7ないし図9を参照して説明する。本実施の形態は、画像形成装置として、2成分現像器を具備するタンデム方式のカラー複写機への適用例を示す。なお、第1の実施の形態と同一部分は同一符号で示し説明も省略する。
【0098】
図7は、本発明の参考の形態のカラー複写機を示す縦断面図である。カラー複写機50は、画像読取ユニット2と、画像読取ユニット2の上側に配置されたADF(AutoDocumentFeeder:自動原稿送り装置)51と、画像読取ユニット2の下側に配置された画像形成ユニット52とを有している。
【0099】
公知の技術であるため詳細な説明を省略するが、ADF51は、原稿載置台53に載置された原稿をコンタクトガラス4上に送り出すとともに、画像の読み取りが終了した原稿を原稿排紙台54に排紙する原稿送りローラ55および原稿送りベルト56等を備えている。
【0100】
画像形成ユニット52の画像形成部57に配置された感光体19Y,19M,19C,19Kの周囲には、帯電器20Y,20M,20C,20K、露光器21Y,21M,21C,21K、2成分現像器58Y,58M,58C,58K、転写器(図示せず)、クリーナー25Y,25M,25C,25Kおよび除電器(図示せず)がそれぞれ配置されている。
【0101】
画像形成部57には、複数のローラ59bに巻回された中間転写体としての中間転写ベルト59が設けられている。中間転写ベルト59の転写面(中間転写ベルト59の外周面)59aは、付勢部材60によって付勢されることにより、各感光体19Y,19M,19C,19Kに当接されている。付勢部材60は、カム61の切り替えによって、中間転写ベルト59に対して接離自在に設けられている。ここに、付勢部材60、カム61によって、当接力調整機構が実現されている。カム61の切り替えによって付勢部材60が中間転写ベルト59から離間されると、転写面59aと各感光体19Y,19M,19C,19Kとの当接力は、逆転写が発生しないように低下する。
【0102】
公知の技術であるため説明を省略するが、2成分現像器58Y,58M,58C,58K内には、トナーおよびキャリアの「2成分」が混合された現像剤が保持されている。特に図示しないが、各2成分現像器58Y,58M,58C,58K内には、トナーとキャリアとの混合比の変化を検知する図示しない透磁率検出器が設けられている。
【0103】
各2成分現像器58Y,58M,58C,58Kには、各2成分現像器58Y,58M,58C,58Kにトナーを供給するトナー供給装置62Y,62M,62C,62Kがトナー搬送チューブ66を介して接続されている。トナー供給装置62Y,62M,62C,62Kは、全て同様の構成を有しているため、ここでは、トナー供給装置62としてまとめて説明する。
【0104】
図8は、トナー供給装置62を示す縦断面図である。トナー供給装置62は、トナー格納容器63、トナー格納容器63からトナーを排出する機構64、対応する2成分現像器58の粉体ポンプ65とトナー格納容器63とを連通するトナー搬送チューブ66等で構成されている。
【0105】
トナー格納容器63は補給用のトナー63aを格納するための容器であり、下部へ向かうほど横幅が狭くなるような形状に形成されている。このトナー格納容器63は密閉構造をなし、その底面には発泡スポンジ等の弾性体で作られたシール弁67が設けられている。シール弁67の内周側には、エアーノズル68が挿入されている。エアーノズル68の一端はトナー格納容器63の内部に挿入され、他端にはエアーポンプ73が接続されている。
【0106】
トナー格納容器63の内部には、シール弁67中のエアーノズル68を介してノズル69が挿入されている。トナー交換の際には、シール弁67を含むトナー格納容器63が、トナーカートリッジとして、カラー複写機50に対して着脱される。
【0107】
トナー格納容器63は、支持体70によって支持されている。ノズル69の一端は、トナー格納容器63が支持されている状態で、トナー格納容器63に挿入される。ノズル69の他端は、トナー搬送チューブ66を介して、粉体ポンプ65の吸い込み口65aへと接続されている。
【0108】
粉体ポンプ65は、偏芯したスクリュー形状のロータ71と、ゴム等の弾性体で作られた2条スクリュー形状に作られて固定設置されるステータ72とを有している。ロータ71は図示しないモータから駆動力を受けて回転駆動される。
【0109】
トナー供給装置62によるトナー供給は、次のように行われる。トナー供給の必要があると判断されると、エアーポンプ73内の空気が、エアーノズル68を介して、トナー格納容器63内部へと送りこまれる。このとき、同時に粉体ポンプ65内のロータ71も回転駆動を始め、粉体ポンプ65に強い自吸力が生じる。
【0110】
次いで、エアーポンプ73から送られた空気流により流動化されたトナー格納容器63内のトナー63aは、空気圧及び粉体ポンプ65の吸引力等によりトナー格納容器63外に排出され、トナー搬送チューブ66、粉体ポンプ65を介して、2成分現像器58へと送られる。
【0111】
上述のトナー供給装置62によるトナー供給は、通常、透磁率検出器によって検知されるトナーとキャリアとの混合比の変化に基づいて2成分現像器58内へのトナーの供給が行われる。
【0112】
本参考の形態では、各2成分現像器58Y,58M,58C,58Kから各2成分現像器58Y,58M,58C,58Kへ補給するトナー量が、画像形成条件として設定される。
【0113】
画像形成条件として補給するトナー量の設定を行う場合には、まず、第1の実施の形態と同様に、副走査方向の長さが中間転写ベルト59と各感光体19Y,19M,19C,19Kとの各当接部の間隔の長さよりも短く設定された濃度検出パターン36を、各感光体19Y,19M,19C,19K上に形成する。ここに、トナー像形成手段としての機能が実現される。
【0114】
次に、各感光体19Y,19M,19C,19K上に形成した濃度検出パターン36のトナー像を中間転写ベルト59上に転写させる。ここに、転写手段としての機能が実現される。各感光体19Y,19M,19C,19K上にトナー像を転写させてからこのトナー像の先端が各当接部を通過する前に、中間転写ベルト59上に転写されたトナー像の一部が各感光体19Y,19M,19C,19K上に逆転写しないように当接力を低下させる。ここに、当接力調整手段としての機能が実現される。
【0115】
濃度センサ32は、中間転写ベルト59上に形成された各色のトナー像の画像濃度を検出する。
【0116】
ここで、図9は、2成分現像器58Y,58M,58C,58K中のトナー重量とトナー付着量との相関を示す説明図である。図9によれば、現像バイアスを固定した場合、2成分現像器58Y,58M,58C,58K中における重量で表わされるトナー量と、トナー付着量との相関は、比例関係にあることが判る。これにより、目的とするトナー付着量が得られるようにトナー格納容器63から2成分現像器58へ供給するトナー量を調整することで、現像バイアスとトナー付着量との関係を一定にすることができる。なお、図9に示す相関関係は、実験等によって2成分現像器58Y,58M,58C,58K中のトナー量とトナー付着量との相関を予め取得しておく。
【0117】
これによって、逆転写の発生のない再現性の良好な所定パターンのトナー像の画像濃度に基づいた信頼性の高い画像形成条件を設定することができ、濃度や色の再現性が安定した画像を得ることができる。
【0118】
【発明の効果】
請求項1記載の発明の画像形成装置によれば、トナー像形成手段が各像坦持体上に形成し、転写手段が搬送体上に転写する所定パターンのトナー像の副走査方向の長さは、搬送体と各像坦持体との各当接部の間隔の長さよりも短く設定されているため、複数の像坦持体から転写されるトナー像が、単一の搬送体上に重なって転写されてしまうことはない。そして、搬送体上のトナー像の先端が各当接部を通過する前にトナー像の一部が像坦持体に逆転写しないように像坦持体に対する搬送体の当接力を低下させた状態と、像坦持体に対して搬送体を当接させた状態とのように、当接力調整機構によって当接力が複数段階に異ならされた段階毎に搬送体上に所定パターンのトナー像が形成される。すなわち、各段階では、そして、当接力調整機構によって当接力が複数段階に異ならされた段階毎に、所定パターンのトナー像を搬送体上に形成することができる。これらによって、搬送体上の各色のトナー像の画像濃度を1つの濃度センサによって検知することが可能になるので、安価な構成にすることができる。そして、画像濃度検知手段によって、当接力調整機構により当接力を複数段階に異ならされた段階毎に搬送体上に転写したトナー像の画像濃度を検知し、画像形成条件設定手段によって、段階毎に検知した複数の画像濃度に基づいて画像形成条件を設定することにより、設定した画像形成条件の信頼性の向上を図るとともに、逆転写の影響のない再現性の良好な画像を形成することができる。
【0121】
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の画像形成装置において、転写手段が搬送体と各像坦持体との間に印加する転写バイアスによる電界強度を、画像形成条件として画像形成条件設定手段が設定することにより、逆転写の影響のない画像形成条件を設定することができる。これによって、逆転写の影響のない再現性の良好な画像を形成することができる。
【0124】
請求項3記載の発明の画像形成装置によれば、トナー像形成手段が各像坦持体上に形成し、転写手段が中間転写体上に転写する所定パターンのトナー像の副走査方向の長さは、中間転写体と各像坦持体との各当接部の間隔の長さよりも短く設定されているため、複数の像坦持体から転写されるトナー像が、単一の搬送体上に重なって転写されてしまうことはない。そして、中間転写体上のトナー像の先端が各当接部を通過する前にトナー像の一部が像坦持体に逆転写しないように像坦持体に対する中間転写体の当接力を低下させた状態と、像坦持体に対して中間転写体を当接させた状態とのように、当接力調整機構によって当接力が複数段階に異ならされた段階毎に中間転写体上に所定パターンのトナー像が形成される。すなわち、各段階では、そして、当接力調整機構によって当接力が複数段階に異ならされた段階毎に、所定パターンのトナー像を中間転写体上に形成することができる。これらによって、中間転写体上の各色のトナー像の画像濃度を1つの濃度センサによって検知することが可能になるので、安価な構成にすることができる。そして、画像濃度検知手段によって、当接力調整機構により当接力を複数段階に異ならされた段階毎に中間転写体上に転写したトナー像の画像濃度を検知し、画像形成条件設定手段によって、段階毎に検知した複数の画像濃度に基づいて画像形成条件を設定することにより、設定した画像形成条件の信頼性の向上を図るとともに、逆転写の影響のない再現性の良好な画像を形成することができる。
【0127】
請求項4記載の発明によれば、請求項3記載の画像形成装置において、転写手段が中間転写体と各像坦持体との間に印加する転写バイアスによる電界強度を画像形成条件として画像形成条件設定手段が設定することにより、逆転写の影響のない画像形成条件を設定することができる。これによって、逆転写の影響のない再現性の良好な画像を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の第1の実施の形態のカラー複写機を示す縦断面図である。
【図2】テンション調整部材を示す側面図である。
【図3】濃度検出パターンを示す平面図である。
【図4】転写バイアステーブルを示すイメージ図である。
【図5】現像バイアステーブルを示すイメージ図である。
【図6】トナー付着量と現像バイアスとの関係を示す相関図である。
【図7】本発明の参考の形態のカラー複写機を示す縦断面図である。
【図8】トナー供給装置を示す縦断面図である。
【図9】トナー付着量とトナー重量との関係を示す相関図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置
19 像坦持体
22 現像器
23 搬送体
24 転写手段
28 当接力調整機構
32 画像濃度検出手段
58 2成分現像器
63 トナー格納容器
Claims (4)
- タンデム方式の画像形成装置において、
記録材に対して副走査方向への搬送力を与える搬送体と、
前記搬送体が所定の当接力で当接される複数の像坦持体と、
前記像坦持体に対する前記搬送体の当接力を調整自在とする当接力調整機構と、
副走査方向の長さが前記搬送体と前記各像坦持体との各当接部の間隔の長さよりも短く設定された所定パターンのトナー像を前記各像坦持体上に形成するトナー像形成手段と、
前記トナー像形成手段が形成した前記トナー像を前記搬送体上に転写させる転写手段と、
前記転写手段が前記搬送体上に前記トナー像を転写させてからこのトナー像の先端が前記各当接部を通過する前に、前記搬送体上に転写された前記トナー像の一部が前記像坦持体に逆転写しないように前記当接力調整機構によって前記当接力を低下させる当接力調整手段と、
前記転写手段が前記搬送体上に転写させた前記トナー像の画像濃度を検知する画像濃度検知手段と、
前記画像濃度検知手段が検知した画像濃度に基づいて画像形成条件を設定する画像形成条件設定手段と、を具備し、
前記画像濃度検知手段は、前記当接力調整機構によって前記当接力を複数段階に異ならせた段階毎に前記搬送体上に転写させた前記トナー像の画像濃度を検知し、
前記画像形成条件設定手段は、前記画像濃度検知手段によって段階毎に検知された複数の画像濃度に基づいて前記画像形成条件を設定することを特徴とする画像形成装置。 - 前記転写手段は、前記搬送体と前記各像坦持体との間に転写バイアスを印加することにより前記トナー像の転写を行い、
前記画像形成条件設定手段は、前記転写手段によって前記搬送体と前記各像坦持体との間に印加する転写バイアスによる電界強度を前記画像形成条件として設定することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - タンデム方式の画像形成装置において、
トナー像を中継坦持して記録材に対向する位置で副走査方向に回転自在な中間転写体と、
前記中間転写体が所定の当接力で当接される複数の像坦持体と、
前記像坦持体に対する前記中間転写体の当接力を調整自在とする当接力調整機構と、
副走査方向の長さが前記中間転写体と前記各像坦持体との各当接部の間隔の長さよりも短く設定された所定パターンのトナー像を前記各像坦持体上に形成するトナー像形成手段と、
前記トナー像形成手段が形成した前記トナー像を前記中間転写体上に転写させる転写手段と、
前記転写手段が前記中間転写体上に前記トナー像を転写させてからこのトナー像の先端が前記各当接部を通過する前に、前記中間転写体上に転写された前記トナー像の一部が前記像坦持体に逆転写しないように前記当接力調整機構によって前記当接力を低下させる当接力調整手段と、
前記転写手段が前記中間転写体上に転写させた前記トナー像の画像濃度を検知する画像濃度検知手段と、
前記画像濃度検知手段が検知した画像濃度に基づいて画像形成条件を設定する画像形成条件設定手段と、を具備し、
前記画像濃度検知手段は、前記当接力調整機構によって前記当接力を複数段階に異ならせた段階毎に前記中間転写体上に転写させた前記トナー像の画像濃度を検知し、
前記画像形成条件設定手段は、前記画像濃度検知手段によって段階毎に検知された複数の画像濃度に基づいて前記画像形成条件を設定することを特徴とする画像形成装置。 - 前記転写手段は、前記中間転写体と前記各像坦持体との間に転写バイアスを印加することにより前記トナー像の転写を行い、
前記画像形成条件設定手段は、前記転写手段によって前記中間転写体と前記各像坦持体との間に印加する転写バイアスによる電界強度を前記画像形成条件として設定することを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
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