JP2014119632A - 画像形成装置 - Google Patents

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勇一郎 植松
Tetsuya Muto
哲也 武藤
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Abstract

【課題】使用する画像形成部が異なる画像形成モード間で、出力画像の画像濃度や色味の違いを抑制することを課題とする。
【解決手段】5つの画像形成部を備えた中間転写式のタンデム型画像形成装置において、5つの画像形成部の中から選択される1又は2以上の第1画像濃度条件決定用画像形成部により形成した画像濃度調整用のトナーパッチのトナー付着量をトナー付着量センサ310により検出し、検出したトナー付着量に基づいて第1画像濃度条件を決定する第1画像濃度条件決定制御を実施するとともに、第1画像濃度条件決定用画像形成部に含まれていない画像形成部を含む1又は2以上の第2画像濃度条件決定用画像形成部により形成した画像濃度調整用のトナーパッチのトナー付着量をトナー付着量センサにより検出し、検出したトナー付着量に基づいて第2画像濃度条件を決定する第2画像濃度条件決定制御を実施する。
【選択図】図4

Description

本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンター等の画像形成装置に係り、詳しくは、複数の画像形成部で形成されるトナー像を被転写体上へ転写させる画像形成装置に関するものである。
従来、この種の画像形成装置として、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)及びK(黒)それぞれのトナー像を形成する4つの画像形成部を備え、YMCKの4つのトナー像を被転写体上や被転写体に担持された記録材上に重ね合わせてフルカラー画像を出力可能なものが知られている。このような画像形成装置では、白黒モードやフルカラーモード、2色モードといった画像形成モード(印刷モード)を備えており、選択された画像形成モードに応じた画像を形成できる。このような画像形成装置においては、従来、画像形成に必要のない色の画像形成部については、被転写体上のトナー像を乱さないように、被転写体から離間させるものが知られている。また、特許文献1には、画像形成に必要のない色の画像形成部を離間させずに、当該画像形成部の像担持体を回転させつつ、その像担持体に対して現像を行う現像部の現像動作を停止させる画像形成装置が開示されている。
例えば赤黒の2色モードで画像形成を行う場合、YMCKすべての画像形成部を画像形成動作させて、赤黒画像を出力することが考えられる。この場合、Yのトナー像とMのトナー像とを重ね合わせて赤を表現するため、Cの画像形成部を用いる必要がないにも関わらず、Cの画像形成部を画像形成動作させることになる。当然ながら、画像形成部を画像形成動作させると、部品の磨耗やトナー劣化が不要に進み、さらに電力も消費するので、あまり好ましくない。よって、選択された画像形成モードに応じて、画像形成に必要のない画像形成部については不要な画像形成動作を停止させることが好ましい。
特に、近年、電子写真方式の画像形成装置では、高い画質要求に応えるため、これまでのYMCKの4つの画像形成部に加えて、透明トナー(クリアトナー)を含む5つの画像形成部を搭載したものが提案されている。このような画像形成装置では、YMCKのみの画像形成部を用いて画像形成する場合、透明トナーを含めた2色の画像形成部を用いて画像形成する場合、透明トナーの画像形成部のみを用いて画像形成する場合など、すべての画像形成部を画像形成動作させる必要のない画像形成モードの使用頻度が、これまでの画像形成装置に比べて高い。そのため、このような画像形成装置では、画像形成モードに応じて画像形成に必要のない画像形成部の不要な画像形成動作を停止させるような制御を行う利点が大きい。
しかしながら、画像形成モードに応じて画像形成に必要のない画像形成部の不要な画像形成動作を停止させる制御を行う場合、選択された画像形成モードによって画像濃度や色味が異なってくるという問題が発生する。例えば、フルカラーモードで形成した画像の黄色の部分と2色モードで形成した画像の黄色の部分とを比較すると、フルカラーモードに比して2色モードで形成した画像の黄色が濃くなってしまう。これは次の理由による。
すなわち、フルカラーモードで画像を形成する場合には、YMCKすべての画像形成部を画像形成動作させているため、Mトナー像とCトナー像とを被転写体に転写する転写動作時に、その被転写体に既に転写されていたYトナーがMやCの像担持体へ逆転写し、被転写体上のYトナーの付着量が減少する。一方、黄黒の2色モードで画像を形成する場合には、M及びCの画像形成部を画像形成動作させないのでM及びCの画像形成部の転写動作が行われず、YトナーがMやCの像担持体へ逆転写することがないため、Yトナーの付着量が減少することがない。従来の画像形成装置においては、Yトナーの付着量に対応する画像濃度条件が、Yトナーの逆転写が発生するフルカラーモードでの条件で調整されている。そのため、Yトナーの逆転写が発生するフルカラーモード時の黄色は狙いの画像濃度や色味で表現されるが、Yトナーの逆転写が発生しない黄黒の2色モード時の黄色は、Yトナーの付着量が多くなってしまい、狙いの画像濃度よりも濃いものとなってしまう。
また、例えば赤や青のように2色以上のトナー像を重ね合わせて色表現する場合には、色ごとの逆転写量の違いから、画像濃度だけでなく、色味も異なってしまう。
本発明は、以上の問題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、使用する画像形成部が異なる画像形成モード間で、出力画像の画像濃度や色味の違いが発生することを抑制することができる画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明は、表面移動する被転写体の表面に対して像担持体上に形成したトナー像を転写する転写動作を行う画像形成部が被転写体表面移動方向に複数配置され、上記複数の画像形成部のうちの一部の画像形成部が転写動作を行っていない状態で、該一部の画像形成部よりも被転写体表面移動方向上流側に位置する他の画像形成部を用いて画像形成を行う第1画像形成モードと、該一部の画像形成部及び該他の画像形成部を含む2以上の画像形成部を用いて画像形成を行う第2画像形成モードとを含む複数の画像形成モードの中から選択される画像形成モードに応じて、上記複数の画像形成部の中から選択される1又は2以上の画像形成部の像担持体上に画像情報に基づくトナー像を形成し、該トナー像を上記被転写体上又は該被転写体に担持された記録材上へ転写させる画像形成制御を行う画像形成制御手段を有する画像形成装置において、上記被転写体上に付着するトナーの付着量を検出するためのトナー付着量検出手段と、上記一部の画像形成部が転写動作を行っていない状態で上記他の画像形成部を用いて上記被転写体上に形成した画像濃度調整用のトナーパッチのトナー付着量を上記トナー付着量検出手段により検出し、該トナー付着量検出手段により検出したトナー付着量に基づいて第1画像濃度条件を決定する第1画像濃度条件決定制御を実施するとともに、上記2以上の画像形成部を用いて上記被転写体上に形成した画像濃度調整用のトナーパッチのトナー付着量を上記トナー付着量検出手段により検出し、該トナー付着量検出手段により検出したトナー付着量に基づいて第2画像濃度条件を決定する第2画像濃度条件決定制御を実施する画像濃度条件決定手段とを有し、上記画像形成制御手段は、上記第1画像形成モードが選択されたときには、上記画像濃度条件決定手段が決定した第1画像濃度条件で画像形成制御を行い、上記第2画像形成モードが選択されたときには、該画像濃度条件決定手段が決定した第2画像濃度条件で画像形成制御を行うことを特徴とする。
第1画像形成モード時には、上記他の画像形成部を用いて形成されたトナー像が上記一部の画像形成部を通過する際に逆転写が起きない。これに対し、第2画像形成モード時には、上記他の画像形成部を用いて形成されたトナー像が上記一部の画像形成部を通過する際に逆転写が起きる。したがって、第1画像形成モードと第2画像形成モードとの間で当該他の画像形成部について同じ画像濃度条件を用いた場合には、これらの間で出力画像の画像濃度や色味の違いが発生する。
本発明において、第1画像形成モードで用いる第1画像濃度条件を決定するための第1画像濃度条件決定制御時には、上記他の画像形成部で形成されたトナーパッチが通過する上記一部の画像形成部が転写動作を行っていない。したがって、このトナーパッチは、上記第1画像形成モード時のトナー像と同様に、当該一部の画像形成部での逆転写の影響を受けていないものである。よって、第1画像形成モード時の画像濃度条件は、当該一部の画像形成部での逆転写の影響を受けていないトナーパッチのトナー付着量に基づいて決定されるので、第1画像形成モード時の画像濃度や色味は狙いのものとなる。
また、第2画像形成モードで用いる第2画像濃度条件を決定するための第2画像濃度条件決定制御時には、上記他の画像形成部で形成されたトナーパッチが通過する上記一部の画像形成部が転写動作を行っている。したがって、このトナーパッチは、上記第2画像形成モード時のトナー像と同様に、当該一部の画像形成部での逆転写の影響を受けるものである。よって、第2画像形成モード時の画像濃度条件は、当該一部の画像形成部での逆転写の影響を受けたトナーパッチのトナー付着量に基づいて決定されるので、第2画像形成モード時の画像濃度や色味も狙いのものとなる。
本発明によれば、第1画像形成モードと第2画像モードについてそれぞれ適した画像濃度条件を決定できるので、これらの画像形成モード間で出力画像の画像濃度や色味の違いが発生するのを抑制することができるという優れた効果が得られる。
実施形態に係る複写機の構成例を示す概略構成図である。 同複写機における画像形成部の一構成例を示す概略構成図である。 同複写機の制御系の要部構成の一例を示すブロック図である。 実施形態における画像濃度制御の流れの概要を示すフローチャートである。 画像濃度制御の実行タイミング及び画像情報と、実行される画像濃度条件決定制御の内容との関係の一例を示す表である。
以下、図面を参照して、本発明を画像形成装置としての複写機に適用した一実施形態について説明する。
本実施形態においては、透明(S)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の5種類のトナーを用いて画像形成を行う5つの画像形成部を備えた画像形成装置を例に挙げて説明するが、これに限られない。したがって、この5種類以外のトナーを用いて画像形成を行う画像形成部を備えた画像形成装置であっても、画像形成部の数が5つ以外である画像形成装置であっても、同様に本発明を適用できる。
図1は、本実施形態に係る複写機の構成例を示す概略構成図である。
本実施形態に係る複写機は、タンデム型で中間転写(間接転写)方式を採用する電子写真画像形成装置である。この複写機は、複写機本体100と、複写機本体100が載せられた記録材(記録媒体)供給手段としての給紙部(給紙テーブル)200と、複写機本体100上に取り付けられた画像読取手段としてのスキャナ300と、さらにその上に取り付けられた原稿搬送手段としての原稿自動搬送装置(ADF)400とを備える。
複写機本体100には、その中央に、無端状ベルトからなる被転写体である中間転写体としての中間転写ベルト10が設けられている。中間転写ベルト10は、3つの支持回転体としての支持ローラ14,15,16に掛け渡されており、図中時計回り方向に回転移動する。これら3つの支持ローラのうち、第2支持ローラ15の図中左側には、画像転写後に中間転写ベルト10上に残留する残留トナーを除去するクリーニング手段としての中間転写ベルトクリーニング装置17が設けられている。また、3つの支持ローラのうち、第1支持ローラ14と第2支持ローラ15との間に張り渡したベルト部分には、図1に示すように、そのベルト移動方向に沿って、透明(S)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の5つの画像形成部18S,18Y,18M,18C,18Kが並べて配置された画像形成手段であるタンデム画像形成部20が対向配置されている。また、本実施形態において、第3支持ローラ16は図示しない駆動源で駆動される駆動ローラである。また、第1支持ローラ14と第6支持ローラ16との間に張り渡したベルト部分には、中間転写ベルト10上に転写されたトナー像のトナー付着量を検出するトナー付着量検出手段としてのトナー付着量センサ310が対向配置されている。トナー付着量センサ310は、例えば光の反射を利用した光学センサで構成される。また、中間転写ベルト10を間に挟んでトナー付着量センサ310と対向する位置に、中間転写ベルト10の裏面側(内周面側)を支持するセンサ対向部材としてのバックアップローラ311が設けられている。
また、タンデム画像形成部20の上方には、露光手段としての露光装置21が設けられている。また、中間転写ベルト10を挟んでタンデム画像形成部20の反対側には、第2の転写手段としての二次転写装置22が設けられている。二次転写装置22においては、2つのローラ231,232間に記録材搬送部材としての無端状ベルトである二次転写ベルト24が掛け渡されている。二次転写ベルト24は、中間転写ベルト10を介して第3支持ローラ16に押し当てられるように設けられている。二次転写装置22により、中間転写ベルト10上のトナー像が記録材(記録媒体)である転写シートSに転写される。なお、二次転写ベルト24の図中下側には、二次転写ベルト24の外周面をクリーニングするベルトクリーニング装置170が設けられている。
また、二次転写装置22の図中左方には、転写シートS上に転写されたトナー像を定着する定着手段としての定着装置25が設けられている。本実施形態の定着装置25は、加熱される無端状ベルトである定着部材としての定着ベルト26に加圧部材としての加圧ローラ27が押し当てられた構成となっている。二次転写装置22は、中間転写ベルト10からトナー像が転写された後の転写シートSを定着装置25へと搬送するシート搬送機能も備えている。
また、本実施形態では、二次転写装置22および定着装置25の下に、上述したタンデム画像形成部20の長手方向(各画像形成部の並び方向)と平行に、転写シートSの両面に画像を記録すべく転写シートSを反転する記録材(記録媒体)反転手段としてのシート反転装置28も設けられている。
上記構成の複写機を用いてコピーをとるときは、原稿自動搬送装置400の原稿台30上に原稿をセットする。または、原稿自動搬送装置400を開いてスキャナ300のコンタクトガラス32上に原稿をセットし、原稿自動搬送装置400を閉じてそれで押さえる。その後、図示しない操作表示部のスタートスイッチを押すと、原稿自動搬送装置400に原稿をセットしたときは、原稿を搬送してコンタクトガラス32上へと移動する。他方、コンタクトガラス32上に原稿をセットしたときは、直ちにスキャナ300を駆動する。次いで、第1走行体33および第2走行体34を走行させる。そして、第1走行体33で光源から光を発射するとともに原稿面からの反射光をさらに反射して第2走行体34に向け、第2走行体34のミラーで反射して結像レンズ35を通して画像読み取りセンサ36に入れ、原稿内容を読み取る。この原稿読み取りと並行して、図示しない駆動源である駆動モータにより駆動ローラ16が回転駆動される。これにより、中間転写ベルト10が図中時計回り方向に移動するとともに、この移動に伴って残り2つの支持ローラ(従動ローラ)14,15が連れ回り回転する。また、これと同時に、個々の画像形成部18S,18Y,18M,18C,18Kにおいて像担持体としてのドラム状の感光体40S,40Y,40M,40C,40Kが回転駆動され、透明、イエロー、マゼンタ、シアン、黒の色別情報を用いて各感光体40S,40Y,40M,40C,40Kそれぞれが露光されて潜像が形成され、その潜像が現像装置で各色(透明を含む。以下同じ。)のトナーを用いて現像される。これにより、感光体40S,40Y,40M,40C,40Kそれぞれに、透明、イエロー、マゼンタ、シアン、黒の単色のトナー像(顕像)が形成される。そして、各感光体40S,40Y,40M,40C,40K上のトナー像が、一次転写手段としての一次転写装置(一次転写ローラ)62S,62Y,62M,62C,62Kにより、中間転写ベルト10上に互いに重なり合うように順次転写されることにより、中間転写ベルト10上に合成トナー像が形成される。
また、上記画像形成部18S,18Y,18M,18C,18Kによる画像形成に並行して、給紙部(給紙テーブル)200の給紙ローラ42の1つが選択回転し、ペーパーバンク43に多段に備える給紙カセット44の1つから転写シートSが繰り出される。給紙カセット44の1つから繰り出された転写シートSは、分離ローラ45で1枚ずつ分離されて給紙路46に入り、搬送ローラ47で搬送されて複写機本体100内の給紙路に導かれ、レジストローラ対49に突き当って止まる。または、給紙ローラ50が回転して手差しトレイ51上の転写シートSが繰り出され、分離ローラ52で1枚ずつ分離されて手差し給紙路53に入り、同じくレジストローラ対49に突き当って止まる。そして、中間転写ベルト10上の合成トナー像にタイミングを合わせてレジストローラ対49が回転し、中間転写ベルト10と二次転写装置22との間の二次転写位置に転写シートSが送り込まれ、二次転写装置22により中間転写ベルト10上のカラートナー像が転写シートS上に転写される。
トナー像転写後の転写シートSは、二次転写ベルト24で搬送されて定着装置25へと送り込まれ、定着装置25で定着ベルト26と加圧ローラ27とによって熱と圧力とを加えられて転写トナー像が定着された後、切換爪55で切り替えられて排出ローラ56で排出され、排紙トレイ57上にスタックされる。または、トナー像が定着された転写シートSは、切換爪55で切り替えられてシート反転装置28に入り、そこで反転して再び二次転写位置へと導かれ、裏面にも画像が転写された後、排出ローラ56で排紙トレイ57上に排出される。
なお、トナー像転写後の中間転写ベルト10は、中間転写ベルトクリーニング装置17で、トナー像転写後に中間転写ベルト10上に残留する残留トナーが除去され、タンデム画像形成部20による再度の画像形成に備える。ここで、レジストローラ対49は一般的には接地されて使用されることが多いが、シートの紙粉除去のためにバイアスを印加することも可能である。
図2は、タンデム画像形成部20の画像形成部18の一構成例を示す概略構成図である。
なお、ここでは、Kトナー像を形成するK色(黒色)の画像形成部18Kについて説明するが、S、Y、M、Cの他の画像形成部18S,18Y,18M,18Cも同様の構成をしている。
画像形成部18Kは、例えば、図2に示すように、ドラム状の感光体40Kの周りに、帯電手段としての帯電装置60K、電位検知手段としての電位センサ70K、現像手段としての現像装置61K、像担持体クリーニング手段としての感光体クリーニング装置63K、図示しない除電手段としての除電装置などを備えている。
画像形成時において、感光体40Kは、図示しない駆動モータによって矢印A方向に回転駆動される。そして、感光体40Kは、その表面が帯電装置60Kによって一様帯電された後、上述の原稿等の画像データに基づいて露光装置21から出射された書込光Lによって露光されて静電潜像が形成される。スキャナ300からの画像データ(画像情報)に基づくカラー画像信号は、図示しない画像処理部で色変換処理などの画像処理が施され、S、K、Y、M、Cの各色の画像信号として露光装置21へ出力される。露光装置21は、画像処理部からのKの画像信号を光信号に変換し、この光信号に基づいて一様に帯電された感光体40Kの表面を走査して露光することで静電潜像を形成する。
本実施形態の現像装置61Kは、トナーと磁性粒子(キャリア)とを含む二成分現像剤を用いて感光体40K上の静電潜像の現像を行う。現像装置61K内に設けられた現像剤を担持する現像剤担持体としての現像ローラ61aは、図示しない現像ローラ駆動部により所定の回転数で回転駆動される。また、現像ローラ61aには、図示しない現像バイアス設定部(現像バイアス電源)により所定の現像バイアスが印加されており、感光体40K上の静電潜像と現像ローラ61aとの間に電位差である現像ポテンシャルが形成される。この現像ポテンシャルにより現像ローラ61a上のトナーが現像ローラ61aから感光体40Kの静電潜像に転移することで、静電潜像が現像されてKトナー像が形成される。また、現像装置61K内の現像剤搬送スクリューの底面にはトナー濃度検知手段としてのトナー濃度センサ312Kが設けられており、随時、現像装置61K内の二成分現像剤のトナー濃度を検知することができる。
感光体40K上に形成されたKトナー像は、後述の一次転写バイアス設定部(一次転写バイアス電源)により所定の一次転写バイアスが印加された一次転写装置(一次転写ローラ)62Kによって中間転写ベルト10上に一次転写される(図1参照)。感光体40Kは、トナー像転写後に感光体クリーニング装置63Kによって残留トナーがクリーニングされ、図示しない除電装置により除電されて次の画像形成に備えられる。
同様にして、S、Y、M、Cの画像形成部18S,18Y,18M,18Cは、ドラム状の感光体40S,40Y,40M,40Cの周りに、帯電装置、電位センサ、現像装置、感光体クリーニング装置、除電装置などを備えている。そして、画像形成部18S,18Y,18M,18Cはそれぞれ、感光体40S,40Y,40M,40CにS、Y、M、Cのトナー像を形成する。各画像形成部18S,18Y,18M,18C,18Kによって感光体40S,40Y,40M,40C,40K上に形成されたS、Y、M、C及びKのトナー像は、中間転写ベルト10上に重ね合わせて一次転写される。
本実施形態の複写機では、画像形成モードとして、5つの画像形成部18S,18Y,18M,18C,18Kすべてを用いてフルカラー画像を形成するフルカラー+透明モードと、透明の画像形成部18Sを除く4つの画像形成部18Y,18M,18C,18Kを用いてフルカラー画像を形成するフルカラーモードと、透明の画像形成部18Sを除く4つの画像形成部のいずれか1つの画像形成部18Y,18M,18C,18Kを用いて単色画像を形成する単色モードと、いずれか2つの画像形成部18S,18Y,18M,18C,18Kを用いて画像を形成する2色モードと、いずれか3つの画像形成部18S,18Y,18M,18C,18Kを用いて画像を形成する3色モードと、透明の画像形成部18Sを含む4つの画像形成部18S,18Y,18M,18C,18Kを用いて画像を形成する4色モードとを備えている。
2色モードで形成される画像としては、例えば、赤単色画像、青単色画像、緑単色画像、黄色+黒色の2色画像、シアン色+黒色の2色画像、マゼンタ色+黒色の2色画像、黄色+透明の黄色単色画像、シアン色+透明のシアン単色画像、マゼンタ色+透明のマゼンタ単色画像、黒色+透明の黒色単色画像が挙げられる。3色モードや4色モードについても同様である。
本実施形態において、各画像形成部18S,18Y,18M,18C,18Kを中間転写ベルト10に対して個別に接離させるための接離手段が設けられている。この接離手段は、図示しない駆動装置により各画像形成部18S,18Y,18M,18C,18Kを上下に移動させるものである。本実施形態においては、画像形成モードに応じて、画像形成に用いる画像形成部18S,18Y,18M,18C,18Kが異なり、画像形成に用いない画像形成部18S,18Y,18M,18C,18Kについては、その画像形成モードでの画像形成動作中は中間転写ベルト10から離間させる。
図3は、本実施形態に係る複写機の制御系の要部構成の一例を示すブロック図である。
本実施形態の複写機は、例えばマイクロコンピュータ等のコンピュータ装置で構成された制御部500を備えている。制御部500は、複数の画像形成モード(フルカラー+透明モード、フルカラーモード、単色モード、2色モード、3色モード、4色モード)で、画像形成動作を制御する。具体的には、画像形成モードに応じて、複数の画像形成部から選択される1又は2以上の画像形成部18S,18Y,18M,18C,18Kの駆動制御を行う画像形成制御手段として機能したり、出力画像の濃度が狙いの画像濃度になるように画像濃度条件を決定する画像濃度条件決定制御を行う画像濃度条件決定手段として機能したりする。
制御部500は、例えばCPU(Central Processing Unit)501と、CPU501にバスライン502を介して接続された記憶手段としてのROM(Read Only Memory)503及びRAM(Random Access Memory)504と、I/Oインターフェース部505とを備えている。CPU501は、予め組み込まれているコンピュータプログラムである制御プログラムを実行することにより、各種演算や各部の駆動制御を実行する。ROM503は、コンピュータプログラムや制御用のデータ等の固定的データを予め記憶する。RAM504は、各種データを書き換え自在に記憶するワークエリア等として機能する。
制御部500には、I/Oインターフェース部505を介して、複写機本体100のトナー付着量センサ310、トナー濃度センサ312、電位センサ70等の各種センサが接続されている。ここで、複写機本体100のトナー付着量センサ310、トナー濃度センサ312、電位センサ70等の各種センサは、各センサで検出した情報を制御部500に送り出す。また、制御部500には、I/Oインターフェース部505を介して、帯電装置60に所定の帯電バイアスを印加する帯電バイアス設定部(帯電バイアス電源)330と、現像装置61の現像ローラ61aに所定の現像バイアスを印加する現像バイアス設定部(現像バイアス電源)340とが接続されている。更に、制御部500には、I/Oインターフェース部505を介して、一次転写装置(一次転写ローラ)62S,62Y,62M,62C,62Kに所定の一次転写バイアスを印加する一次転写バイアス設定部(一次転写バイアス電源)350と、露光装置21の光源に所定の電圧を印加したり所定の電流を供給したりする露光設定部(光源電源部)360とが接続されている。更に、制御部500には、I/Oインターフェース部505を介して、給紙装置200、スキャナ300、原稿自動搬送装置400が接続されている。制御部500は、画像形成条件(例えば、帯電バイアス、現像バイアス、露光量、一次転写バイアスなど)の制御目標値に基づいて、各部を制御する。
ROM503又はRAM504には、例えば、トナー濃度センサ312の出力値に対する単位面積当りのトナー付着量への換算に関する情報を記憶した換算テーブル(図示せず)が格納されている。また、ROM503又はRAM504には、本実施形態の複写機における複数の画像形成モードそれぞれに対する各画像形成部18S,18Y,18M,18C,18Kの画像形成条件(例えば、帯電バイアス、現像バイアス、露光量、一次転写バイアス)の制御目標値が格納されている。
なお、制御部500は、マイクロコンピュータ等のコンピュータ装置ではなく、例えば本実施形態の複写機における制御用に作製された半導体回路素子としてのICなどを用いて構成してもよい。
上記構成の制御部500は、例えば、電源ON時、印刷ジョブ開始前(画像形成動作の開始前)、所定枚数(500枚)印刷後(画像形成動作の中断時)、印刷ジョブ終了後(画像形成動作の終了後)などのタイミング(画像形成動作とは排他的なタイミング)で、画像濃度制御を実行する。
本実施形態における画像濃度制御(電位制御)では、まず、1又は2以上の画像形成部18S,18Y,18M,18C,18Kを用いて、トナー付着量が互いに異なる複数のトナーパターンを作像する。そして、そのトナーパターンの静電潜像の電位を電位センサ70で検知するとともに、中間転写ベルト10上に転写されたトナーパターンのトナー付着量をトナー付着量センサ310で検知する。さらに、そのときの当該1又は2以上の画像形成部18S,18Y,18M,18C,18Kにおける現像装置内のトナー濃度をトナー濃度センサ312で検知する。そして、制御部500は、上記各検知結果に基づいて、予め決められた特定画像濃度のトナー付着量が所定の目標付着量になるように、帯電バイアス、現像バイアス、露光量(印加電圧又は印加電流)及びトナー濃度それぞれの制御目標値(画像濃度条件)を算出する。すなわち、制御部500は、トナー付着量センサ310で検知されたトナーパターンのトナー付着量の検出値と、トナー濃度センサ312によって検出されたトナー濃度の検出値と、電位センサ70によって検出された感光体40の露光後表面電位の検出値と、現在の現像バイアスの値と、目標付着量の値とが入力されると、画像濃度条件として、帯電装置60の帯電バイアス、現像装置61の現像バイアス及び露光装置21の露光量(露光装置の印加電圧又は印加電流)それぞれの制御目標値と、現像装置におけるトナー濃度の制御目標値とを出力する。この最適な画像濃度条件(制御目標値)に従って、その後の画像形成動作時における各装置の印加バイアスやトナー補給を制御することで、安定的な画像濃度を提供している。
ここで、本実施形態の制御部500が実施する画像濃度制御では、大別して、5つの画像形成部18S,18Y,18M,18C,18Kの中の一部の画像形成部のみを用いて作像したトナーパターンを使用して画像濃度条件を決定する第1画像濃度条件決定制御と、5つの画像形成部18S,18Y,18M,18C,18Kのすべてを用いて作像したトナーパターンを使用して画像濃度条件を決定する第2画像濃度条件決定制御とが存在する。第1画像濃度条件決定制御の際、使用しない画像形成部については、その駆動を停止させるとともに、中間転写ベルト10から離間させておく。
本実施形態においては、透明(S)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の5種類のトナーを用いた5つの画像形成部18S,18Y,18M,18C,18Kを備えている。このような画像形成装置においては、単色モード(S、Y、M、C、K)、2色モード(S+Y、S+M、S+C、S+K、赤、緑、青、K+Y、K+M、K+C)、3色(S+Y+M、S+Y+C、S+Y+K、S+M+C、S+M+K、S+C+K、Y+M+C、Y+M+K、Y+C+K、M+C+K)、フルカラーモードを含む4色モード(S+Y+M+C、S+Y+M+K、S+Y+C+K、S+M+C+K、Y+M+C+K)、フルカラー+透明モードである5色モード(S+Y+M+C+K)の計21種類の画像形成モードを実現することができる。本実施形態では、この21種類の画像形成モードに対して、それぞれ最適な画像濃度条件を記憶、設定することができる。
第1画像濃度条件決定制御時には、一部の画像形成部、具体的には、5色モード(S+Y+M+C+K)を除く20種類の画像形成モードのそれぞれで用いる画像形成部を用いて、それぞれの画像濃度条件を算出する。そして、算出された画像濃度条件は、それぞれ対応する画像形成モードで画像形成する場合の画像濃度条件として記録する。これにより、その後の画像形成動作においては、その画像形成動作時の画像形成モードで使用される画像形成部と同じ画像形成部を用いて算出された画像濃度条件で画像形成制御が行われる。例えば、K色(黒色)とS(透明)の画像形成部18K,18Sのみを用いて第1画像濃度制御を実行して算出した画像濃度条件は、「KS2色モード」で画像形成する際の画像濃度条件として記録され、「KS2色モード」で画像形成する際の画像濃度条件として使用される。
一方、第2画像濃度条件決定制御時には、すべての画像形成部18S,18Y,18M,18C,18Kを用いるので、これにより算出される画像濃度条件を、5色モード(フルカラー+透明モード)で画像形成する場合の画像濃度条件として記録する。これにより、その後のフルカラー+透明モードで画像形成を行う際には、この画像濃度条件を用いて画像形成制御が行われる。
なお、必ずしも、すべての画像形成モードに対応する画像濃度条件決定制御を実施する必要はなく、一部の画像形成モードについては画像濃度条件決定制御を省略してもよい。例えば、他の画像形成モードに対応する画像濃度条件を転用したり補正したりした画像濃度条件で画像形成しても画質への影響が少ない画像形成モードや、使用頻度が低い画像形成モードなどについては、それに対応する画像濃度条件決定制御を省略してもよい。
図4は、本実施形態における画像濃度制御の流れの概要を示すフローチャートである。
本実施形態では、まず、後述するように画像濃度制御実行条件を満たしたときに画像濃度制御実行フラグを立て(S1)、これにより画像濃度制御が開始される。画像濃度制御実行条件が満たされるタイミング、すなわち、画像濃度制御実行フラグを立つタイミングとしては、例えば、電源ON時、印刷ジョブ開始前、所定枚数印刷後、印刷ジョブ終了後、一定時間放置後などが挙げられる。
本実施形態では、画像濃度制御を実行する際に、常にすべての画像形成モードについての画像濃度条件を決定する画像濃度条件決定制御を行うのではなく、入力される画像情報や、画像濃度制御の実行タイミングの情報などを用いて、どの画像形成モードについての画像濃度条件を決定する画像濃度条件決定制御を行うかを選択する。具体的には、まず、制御部500は、画像情報と当該画像濃度制御の実行タイミングの情報とを取得し(S2)、これらの情報から、実行する画像濃度条件決定制御が、第1画像濃度条件決定制御のみか、第2画像濃度条件決定制御のみか、第1画像濃度条件決定制御及び第2画像濃度条件決定制御の両方かを、決定する(S3)。
そして、実行する画像濃度条件決定制御の種類が、第2画像濃度条件決定制御のみではない場合、すなわち、第1画像濃度条件決定制御を含む場合には(S4のNo)、続いて、その第1画像濃度条件決定制御時で用いる画像形成部を、画像情報や画像濃度制御の実行タイミングの情報などに基づいて決定する(S5)。そして、画像濃度条件決定制御を実行する際(S6)、第1画像濃度条件決定制御時には上記ステップS5で決定した画像形成部を用いて画像濃度条件を決定する。一方、実行する画像濃度条件決定制御の種類が第2画像濃度条件決定制御のみである場合には(S4のYes)、すべての画像形成部18S,18Y,18M,18C,18Kを用いて画像濃度条件決定制御を実行し(S6)、画像濃度条件を決定する。
本実施形態の制御部500では、計21種類の画像形成モードごとに、その画像形成モードについての画像濃度条件決定制御を最後に実行した時刻とその時刻における本複写機の累積印刷枚数を、RAM504等に記憶している。例えば、「KS2色モード」で画像形成を行う画像情報が入力された場合、前回の「KS2色モード」についての画像濃度条件決定制御を実行した時刻をRAM504から読み出し、その時刻から現在時刻までの時間を求める。そして、この時間が予め決められた規定時間を越えている場合には、画像濃度制御実行フラグを立てる(S1)。同様に、前回の「KS2色モード」についての画像濃度条件決定制御を実行した時の累積印刷枚数から現在の累積印刷枚数までの印刷枚数が予め決められた規定枚数を超えている場合にも、画像濃度制御実行フラグを立てる(S1)。これにより、当該「KS2色モード」の印刷ジョブを開始する前に画像濃度制御が開始され、「KS2色モード」についての画像濃度条件決定制御が実施され、「KS2色モード」についての最適な画像濃度条件が決定される。もし、「KS2色モード」での印刷ジョブの実行中に(「KS2色モード」での連続画像形成中に)、規定時間を越えたり、規定枚数を超えたりした場合には、当該印刷ジョブを中断して画像濃度制御を実行したり、当該印刷ジョブの終了時に画像濃度制御を実行したりしてもよい。
図5は、画像濃度制御の実行タイミング及び画像情報と、実行される画像濃度条件決定制御の内容との関係の一例を示す表である。
図5の例においては、印刷ジョブ前と印刷ジョブ中に画像濃度制御を実行する場合には、その印刷ジョブに係る画像情報から得られる画像形成モードで用いる画像形成部を使用して画像濃度条件決定制御を実施する。
一方、印刷ジョブ後に画像濃度制御を実行する場合には、その印刷ジョブに係る画像情報から得られる画像形成モードの違いに関わらず、すべての画像形成部18S,18Y,18M,18C,18Kを使用する第2画像濃度条件決定制御を実施する。印刷ジョブが終了した時点では、次回以降の印刷ジョブでどの画像形成モードの印刷ジョブが実行されるかは不明である。そのため、印刷ジョブ後の画像濃度制御においては、一律に、本複写機において最も使用頻度が高い5色モード(フルカラー+透明モード)に対応する第2画像濃度条件決定制御を実施する。
また、電源ON時、一定時間放置後、ユーザー指示のタイミングで画像濃度制御を実行する場合、画像情報が存在しないので、これらのタイミングを画像濃度制御の実行タイミングの情報から把握して、実行する画像濃度条件決定制御を決める。本例では、このタイミングで実行する画像濃度条件決定制御は、最も使用頻度が高い5色モード(フルカラー+透明モード)に対応する第2画像濃度条件決定制御としている。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様A)
表面移動する中間転写ベルト10等の被転写体の表面に対して感光体40S,40Y,40M,40C,40K等の像担持体上に形成したトナー像を転写する転写動作を行う画像形成部18S,18Y,18M,18C,18Kが被転写体表面移動方向に複数配置され、上記複数の画像形成部のうちの一部の画像形成部が転写動作を行っていない状態で、該一部の画像形成部よりも被転写体表面移動方向上流側に位置する他の画像形成部を用いて画像形成を行う単色モード、2色モード、3色モード、4色モード等の第1画像形成モードと、該一部の画像形成部及び該他の画像形成部を含む2以上の画像形成部を用いて画像形成を行う5色モード等の第2画像形成モードとを含む複数の画像形成モードの中から選択される画像形成モードに応じて、上記複数の画像形成部の中から選択される1又は2以上の画像形成部の像担持体上に画像情報に基づくトナー像を形成し、該トナー像を上記被転写体上又は該被転写体に担持された転写シートS等の記録材上へ転写させる画像形成制御を行う制御部500等の画像形成制御手段とを有する画像形成装置において、上記被転写体上に付着するトナーの付着量を検出するためのトナー付着量センサ310等のトナー付着量検出手段と、上記一部の画像形成部が転写動作を行っていない状態で上記他の画像形成部を用いて上記被転写体上に形成した画像濃度調整用のトナーパッチのトナー付着量を上記トナー付着量検出手段により検出し、該トナー付着量検出手段により検出したトナー付着量に基づいて第1画像濃度条件を決定する第1画像濃度条件決定制御を実施するとともに、上記2以上の画像形成部を用いて上記被転写体上に形成した画像濃度調整用のトナーパッチのトナー付着量を上記トナー付着量検出手段により検出し、該トナー付着量検出手段により検出したトナー付着量に基づいて第2画像濃度条件を決定する第2画像濃度条件決定制御を実施する制御部500等の画像濃度条件決定手段とを有し、上記画像形成制御手段は、上記第1画像形成モードが選択されたときには、上記画像濃度条件決定手段が決定した第1画像濃度条件で画像形成制御を行い、上記第2画像形成モードが選択されたときには、該画像濃度条件決定手段が決定した第2画像濃度条件で画像形成制御を行うことを特徴とする。
これによれば、画像形成モードごとに適した画像濃度条件を決定して画像形成することができるので、画像形成モード間で出力画像の画像濃度や色味の違いが発生するのを抑制することができる。
(態様B)
上記態様Aにおいて、上記1又は2以上の画像形成部は、すべての画像形成部18S,18Y,18M,18C,18Kであることを特徴とする。
これによれば、全画像形成部を用いて行われる画像形成時の画像と、一部の画像形成部を用いて行われる画像形成時の画像との間で、画像濃度や色味の違いが発生するのを抑制することができる。
(態様C)
上記態様A又はBにおいて、上記画像濃度条件決定手段は、画像濃度条件を決定するタイミング(画像濃度制御実行タイミング等)に応じて、上記第1画像濃度条件決定制御のみを実施し、上記第2画像濃度条件決定制御のみを実施し、又は、該第1画像濃度条件決定制御及び該第2画像濃度条件決定制御の両方を実施することを特徴とする。
これによれば、そのタイミングで実行される画像濃度条件決定制御で決定すべき画像濃度条件を決める画像濃度条件決定制御のみを実行することができる。これにより、不必要な画像濃度条件決定制御を実行することが抑制され、画像濃度条件決定制御による画像形成動作の待機時間を短縮したり、不必要なトナーパッチ形成による無駄なトナー消費を抑制したりすることができる。
(態様D)
上記態様A〜Cのいずれかの態様において、上記画像濃度条件決定手段は、選択される画像形成モードに応じて、上記第1画像濃度条件決定制御のみを実施し、上記第2画像濃度条件決定制御のみを実施し、又は、該第1画像濃度条件決定制御及び該第2画像濃度条件決定制御の両方を実施することを特徴とする。
これによれば、実行される画像濃度条件決定制御で決定すべき画像濃度条件を決める画像濃度条件決定制御のみを実行することができる。これにより、不必要な画像濃度条件決定制御を実行することが抑制され、画像濃度条件決定制御による画像形成動作の待機時間を短縮したり、不必要なトナーパッチ形成による無駄なトナー消費を抑制したりすることができる。
(態様E)
上記態様A〜Dのいずれかの態様において、上記複数の画像形成部は、それぞれ、上記像担持体を帯電させる帯電装置60等の帯電手段と、画像情報に応じて該像担持体の帯電された表面を露光する露光装置21等の露光手段と、該露光によって該像担持体に形成された潜像をトナーで現像する現像装置61等の現像手段と、該現像によって該像担持体上に形成されたトナー像を上記被転写体へ転写する一次転写装置(一次転写ローラ)62等の転写手段とを備えており、上記画像濃度条件決定手段が決定する上記第1画像濃度条件及び上記第2画像濃度条件には、上記複数の画像形成部における帯電条件、現像条件、露光条件及び転写条件の少なくとも1つの条件が含まれることを特徴とする。
これによれば、出力画像の画像濃度や色味を適切に狙いのものとすることが可能である。
(態様F)
上記態様A〜Eのいずれかの態様において、上記複数の画像形成部には、透明トナーによって像担持体上に形成された透明トナー像を上記被転写体へ転写する透明画像形成部18Sが含まれており、上記透明画像形成部により形成される透明トナー像は、他の画像形成部により形成されるトナー像よりも先に上記被転写体へ転写されるように構成されていることを特徴とする。
これによれば、このような構成を有する画像形成装置において、画像形成モード間で出力画像の画像濃度や色味の違いが発生するのを抑制することができる。
10 中間転写ベルト
18 画像形成部
20 タンデム画像形成部
21 露光装置
40 感光体
60 帯電装置
61 現像装置
310 トナー付着量センサ
312 トナー濃度センサ
500 制御部
S 転写シート
特開2005−157145号公報

Claims (6)

  1. 表面移動する被転写体の表面に対して像担持体上に形成したトナー像を転写する転写動作を行う画像形成部が被転写体表面移動方向に複数配置され、
    上記複数の画像形成部のうちの一部の画像形成部が転写動作を行っていない状態で、該一部の画像形成部よりも被転写体表面移動方向上流側に位置する他の画像形成部を用いて画像形成を行う第1画像形成モードと、該一部の画像形成部及び該他の画像形成部を含む2以上の画像形成部を用いて画像形成を行う第2画像形成モードとを含む複数の画像形成モードの中から選択される画像形成モードに応じて、上記複数の画像形成部の中から選択される1又は2以上の画像形成部の像担持体上に画像情報に基づくトナー像を形成し、該トナー像を上記被転写体上又は該被転写体に担持された記録材上へ転写させる画像形成制御を行う画像形成制御手段を有する画像形成装置において、
    上記被転写体上に付着するトナーの付着量を検出するためのトナー付着量検出手段と、
    上記一部の画像形成部が転写動作を行っていない状態で上記他の画像形成部を用いて上記被転写体上に形成した画像濃度調整用のトナーパッチのトナー付着量を上記トナー付着量検出手段により検出し、該トナー付着量検出手段により検出したトナー付着量に基づいて第1画像濃度条件を決定する第1画像濃度条件決定制御を実施するとともに、上記2以上の画像形成部を用いて上記被転写体上に形成した画像濃度調整用のトナーパッチのトナー付着量を上記トナー付着量検出手段により検出し、該トナー付着量検出手段により検出したトナー付着量に基づいて第2画像濃度条件を決定する第2画像濃度条件決定制御を実施する画像濃度条件決定手段とを有し、
    上記画像形成制御手段は、上記第1画像形成モードが選択されたときには、上記画像濃度条件決定手段が決定した第1画像濃度条件で画像形成制御を行い、上記第2画像形成モードが選択されたときには、該画像濃度条件決定手段が決定した第2画像濃度条件で画像形成制御を行うことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1の画像形成装置において、
    上記1又は2以上の画像形成部は、すべての画像形成部であることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1又は2の画像形成装置において、
    上記画像濃度条件決定手段は、画像濃度条件を決定するタイミングに応じて、上記第1画像濃度条件決定制御のみを実施し、上記第2画像濃度条件決定制御のみを実施し、又は、該第1画像濃度条件決定制御及び該第2画像濃度条件決定制御の両方を実施することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
    上記画像濃度条件決定手段は、選択される画像形成モードに応じて、上記第1画像濃度条件決定制御のみを実施し、上記第2画像濃度条件決定制御のみを実施し、又は、該第1画像濃度条件決定制御及び該第2画像濃度条件決定制御の両方を実施することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
    上記複数の画像形成部は、それぞれ、上記像担持体を帯電させる帯電手段と、画像情報に応じて該像担持体の帯電された表面を露光する露光手段と、該露光によって該像担持体に形成された潜像をトナーで現像する現像手段と、該現像によって該像担持体上に形成されたトナー像を上記被転写体へ転写する転写手段とを備えており、
    上記画像濃度条件決定手段が決定する上記第1画像濃度条件及び上記第2画像濃度条件には、上記複数の画像形成部における帯電条件、現像条件、露光条件及び転写条件の少なくとも1つの条件が含まれることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
    上記複数の画像形成部には、透明トナーによって像担持体上に形成された透明トナー像を上記被転写体へ転写する透明画像形成部が含まれており、
    上記透明画像形成部により形成される透明トナー像は、他の画像形成部により形成されるトナー像よりも先に上記被転写体へ転写されるように構成されていることを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9565319B2 (en) 2014-10-17 2017-02-07 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus having an optical sensor for converting a toner adhesion amount and image forming method

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