JP2012063631A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2012063631A
JP2012063631A JP2010208563A JP2010208563A JP2012063631A JP 2012063631 A JP2012063631 A JP 2012063631A JP 2010208563 A JP2010208563 A JP 2010208563A JP 2010208563 A JP2010208563 A JP 2010208563A JP 2012063631 A JP2012063631 A JP 2012063631A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image forming
belt
endless belt
color
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010208563A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Takagi
広彰 高木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2010208563A priority Critical patent/JP2012063631A/ja
Publication of JP2012063631A publication Critical patent/JP2012063631A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

【課題】画像形成の生産性の低下を招くことなく、カラーモードへの切り替え直後から、色ズレのない安定したカラー画像を形成できるようにする。
【解決手段】中間転写ベルト1の走行方向に沿って配設された複数の画像形成ユニット8,9,10,11の各感光体ドラム8a,9a,10a,11a上に形成されたトナー画像を、中間転写ベルト1上に順次重ねて転写する転写手段と、多色モード時には中間転写ベルト1を全ての感光体ドラム8a,9a,10a,11aに当接させ、単色モード時には一つの感光体ドラム11aにだけに当接させるように、その張架姿勢を切り替える接離機構6とを備える。単色モードから多色モードへ切り替える際に、多色モードの転写が開始されるより所定時間早く、中間転写ベルト1を全ての感光体ドラムに当接させる動作を完了するように、制御部30が単色モード中に接離機構6に中間転写ベルト1の張架姿勢切り替え動作を開始させる。
【選択図】図1

Description

この発明は、単色モードと多色モードを切り替える接離機構を備えた、中間転写方式又は直接転写方式の各種画像形成装置に関する。
従来、複写機やプリンタ等の画像形成装置のなかには、無端状の中間転写ベルト、感光体ベルト又は用紙搬送ベルトを用いて多色(カラー)画像を形成するカラー画像形成装置がある。この種のカラー画像形成装置には、中間転写ベルト等の無端ベルト上に、例えばイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色に対応した画像形成ユニットを個別に備えた、タンデム型のカラー画像形成装置がある。
このような画像形成装置は、駆動ローラを含む複数のローラの間に張架された無端ベルトの走行方向に沿って複数の画像形成ユニットを配設しており、その各画像形成ユニットの感光体上にイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのような異なる色のトナー画像を形成し、それを無端ベルトである中間転写ベルト上又は用紙搬送ベルトによって搬送される記録媒体上に順次重ねて転写する。なお、中間転写ベルト上にトナー画像を転写する中間転写方式に場合には、その中間転写ベルト上のトナー画像を記録媒体(用紙)上に二次転写する。いずれの場合もその後、トナー画像が転写された記録媒体を定着器を通してトナー画像を定着させて排出する。
また、このような画像形成装置では一般に、カラー画像を形成する多色モードと単色画像(一般に白黒画像)を形成する単色モードとを切り替えて使用できるようにしている。
そのため、多色モード時には無端ベルトを複数の画像形成ユニットの全ての感光体に当接させ、単色モード時には無端ベルトを複数の画像形成ユニットのうちの一つの感光体にだけ当接させるように、無端ベルトの張架姿勢を切り替える機構を備えている。
一般に、無端ベルトを複数のローラで支持し、そのいずれかのローラを駆動ローラとして走行させるベルト駆動装置では、走行中の無端ベルトが幅方向(ベルト走行方向と直交する方向)に移動する、いわゆるベルトの寄りが発生する。このベルトの寄り現象は、上述したタンデム型のカラー画像形成装置において、例えば無端状の中間転写ベルト上に各色の画像を重ねて転写する際に、各色の画像の相対的な位置ずれ、ひいては色ずれや色むら等の原因となる。そのため、高品位な出力画像すなわちカラー画像を得るには、ベルトの寄りを適切に修正する必要がある。
そのベルトの寄りは、ベルトが張架されているローラの位置が変わると、寄り速度が変化し、安定するまで一定の時間がかかることが分かっている。そのため、中間転写ベルト等の無端ベルトの張架姿勢を変更することによって、単色モードとフルカラーモードとを切り替える接離動作が入った場合、ベルトの寄り速度が変化する。
そのため、多色モードへの切り替え時に、無端ベルトの寄りが原因で転写位置が主走査方向(ベルト幅方向)に各色でずれることによって、色ズレした異常画像が発生することがある。
そこで、このようなベルト寄りを修正する方式として、これまで幾つかの技術が提案されている。その代表的な技術に、無端ベルトを支持するローラを傾き動作させてベルトの寄りを制御する方式(以下「ステアリング方式」と云う)、あるいはベルトの寄りをリブやガイド等によって強制的に抑える方式(以下「寄り止め方式」と云う)がある。
しかし、無端ベルトの張架姿勢変更時には初期的に寄り速度が変化する時間が有り、その間に多色の画像を出力した場合には色ズレが発生する。
そのため、例えば特許文献1に記載された画像形成装置では、単色モードからカラーモードに切り替えられたとき、主走査方向へのベルト寄りによる色ズレが発生しないように、無端ベルトの幅方向の変位を検出して、その検出値が所定値以下になるまでカラー画像の形成を行わないように待ち時間を設けることによって、異常画像が発生しないようにしている。
しかし、このように単色モードからカラーモードに切り替えた後、無端ベルトの寄り変化が安定するまで待ち時間を設けると、特に市場要求として重要な生産性すなわち画像形成効率を落とす結果になるという問題があった。
この発明は上記の問題を解決するためになされたものであり、画像形成装置において、単色モードからカラーモードに切り替えられたときに上記のような待ち時間を設けることなく、したがって画像形成の生産性低下を招くことなく、カラーモードへの切り替え直後から、色ズレのない安定したカラー画像を形成できるようにすることを目的とする。
この発明は上記の、駆動ローラを含む複数のローラの間に張架された無端ベルトと、その無端ベルトの走行方向に沿って配設され、それぞれ感光体上に異なる色のトナー画像を形成する複数の画像形成ユニットと、その複数の画像形成ユニットの各感光体上に形成されたトナー画像を、上記無端ベルト上又は無端ベルトによって搬送される記録媒体上に順次重ねて転写する転写手段と、カラー画像を形成する多色モード時には上記無端ベルトを複数の画像形成ユニットの全ての感光体に当接させ、単色画像を形成する単色モード時には上記無端ベルトを複数の画像形成ユニットのうちの一つの感光体にだけに当接させるように、上記無端ベルトの張架姿勢を切り替えるベルト張架姿勢切替手段とを備えた画像形成装置において、目的を達成するため、次のように構成したことを特徴とする。
すなわち、単色モードから多色モードへ切り替える際に、多色モードにおける上記転写手段による転写が開始されるタイミングより所定時間早く、上記無端ベルトを複数の画像形成ユニットの全ての感光体に当接させる動作を完了するように、上記単色モード中のタイミングで、上記ベルト張架姿勢切替手段に上記無端ベルトの張架姿勢切り替え動作を開始させる制御手段を設けたものである。
上記所定時間が、上記無端ベルトを上記複数の画像形成ユニットの全ての感光体に当接してから、上記転写手段による転写位置における上前記無端ベルトの走行方向に直交する幅方向への寄り速度の変化が所定値以下になるまでの時間に相当するとよい。
上記無端ベルトを張架複数のローラのうち、少なくとも一つは傾動可能なステアリングローラであるとよい。
上記ベルト張架姿勢切替手段による上記無端ベルトの張架姿勢切り替え動作は、上記単色モード中における転写を行っていないタイミングで行うのが望ましい。
上記単色モード時にも無端ベルトが当接する感光体が、上記複数の画像形成ユニットのうち上記無端ベルトの走行方向の一番下流側の画像形成ユニットの感光体であり、その感光体に対して上記無端ベルトの走行方向上流側でその感光体と反対側の所定位置に、上記無端ベルトに常時転接して従動回転する従動ローラを設けるとよい。
上記無端ベルトが、複数の画像形成ユニットの各感光体上に形成されたトナー画像が表面に重ねて転写される中間転写ベルトであり、その中間転写ベルト上のトナー画像を記録媒体に転写する二次転写手段を備えた、中間転写方式の画像形成装置であるとよい。
この発明による画像形成装置は、単色モードから多色モードに切り替える際、単色モード中に無端ベルトの張架姿勢切り替え動作を開始し、多色モードにおける転写が開始されるタイミングより所定時間早く、無端ベルトを複数の各画像形成ユニットの全ての感光体に当接させる動作が完了するので、単色モードによる画像形成が終了すると直ちに多色モードによる画像形成を開始することができる。したがって、生産性の低下を招くことなく、しかも多色モードへの切り替え直後から色ズレのない安定した多色画像を形成することができる。
この発明による画像形成装置の一実施例の内部構成を示す概略図である。 中間転写転ベルト1の幅方向への寄りを防ぐ構成の一例を示す概略図である。 エッジセンサの具体的な構成例を示す概略図である。 エッジセンサの他の具体的な構成例を示す概略図である。 ベルトの張架姿勢を変えた場合の中間転写ベルトの寄り速度と経過時間との関係を示す線図である。 図1に示した実施例により印刷動作のフローチャートである。 画像位置が中間転写ベルトの一次転写位置から二次転写位置までの範囲にある領域の説明図である。
以下、この発明を実施するための形態を図面に基づいて具体的に説明する。
図1は、この発明による画像形成装置の一実施例の内部構成を示す概略図である。
この画像形成装置は、無端ベルトからなる中間転写ベルト1が、駆動ローラ2、二次転写対向ローラ4と、従動ローラ3及び51〜56によって、所定の張−力をもって張架支持されている。その中間転写ベルト1上には、そのベルト走行方向(矢示X方向)に沿って、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色に対応した画像形成ユニット8,9,10,11が順に配設されている。
各画像形成ユニット8,9,10,11は、それぞれ装置本体のフレームに回転可能に支持された感光体である感光体ドラム8a,9a,10a,11aと、各感光体ドラム8a,9a,10a,11aの表面をレーザビーム等で露光走査する画像書込ユニット12を有している。また、各の感光体ドラム8a,9a,10a,11aの周囲には、そのドラム回転方向(図で反時計廻り方向)に沿って、帯電器8c,9c,10c,11c、現像器8d,9d,10d,11d、転写手段である一次転写ローラ8e,9e,10e,11e、およびクリーナー8f,9f,10f,11fが順に配設されている。
一次転写ローラ8e,9e,10e,11eのうち、中間転写ベルト1の走行方向上流側のカラー画像転写用の3個の一次転写ローラ8e,9e,10eは、従動ローラ55と共にカラーブラケット7に保持されており、偏心カム等による接離機構6及び接離駆動モータ60によって、感光体ドラム8a,9a,10aとの距離が変化するように設けられている。接離駆動モータ60は、この画像形成装置全体を制御する制御部30によって駆動を制御される。その接離機構6及び接離駆動モータ60によって、ベルト張架姿勢切替手段を構成している。
一方、単色(ブラック)画像転写用の一次転写ローラ11eは、感光体ドラム11aとの距離が変化しない。
この画像形成装置は、カラー画像を形成する多色モードと単色画像(この実施例では白黒画像)を形成する単色モードとに切り替え可能である。そして、多色モード時には、中間転写ベルト1を複数の各画像形成ユニット8,9,10,11の全ての感光体ドラム8a,9a,10a,11aに当接させる。また、単色モード時には、中間転写ベルト1をその走行方向の最も下流側のブラック用画像形成ユニット11の感光体ドラム11aだけに当接させる。
そのように中間転写ベルト1の張架姿勢を切り替えるのは、ベルト張架姿勢切替手段の接離機構6が、制御部30によって駆動制御される接離駆動モータ60によって駆動され、カム機構等によって行われる。そして、多色モード時には接離機構6がカラーブラケット7を各画像形成ユニット8,9,10,11側へ移動させて、従動ローラ55及び一次転写ローラ8e,9e,10eを介して中間転写ベルト1を各感光体ドラム8a,9a,10aに当接させる。中間転写ベルト1は感光体ドラム11aには常時当接しているので、多色モード時には全ての感光体ドラム8a,9a,10a,11aに当接する。
単色モード時には、接離機構6がスプリングの付勢力などによって、カラーブラケット7を各画像形成ユニット8,9,10,11から離れる方向へ移動させ、従動ローラ55及び一次転写ローラ8e,9e,10eもそれに伴って移動するため、中間転写ベルト1の感光体ドラム8a,9a,10a,11aと対向する面が自重によって幾分降下して、感光体ドラム8a,9a,10a,11aから離れる。したがって、中間転写ベルト1はブラック用の感光体ドラム11aにも当接する状態になる。
この実施例ではまた、単色画像転写用の一次転写ローラ11eより中間転写ベルト1の走行方向上流側で、シアン画像転写用の一次転写ローラ10eとの間に、感光体ドラム11aと反対側で常に中間転写ベルト1に転接する従動ローラ56が設けられている。その従動ローラ56の位置は、カラーブラケット7に保持されたカラー画像転写用の一次転写ローラ8e,9e,10eの接離動作に影響されずに変わらない。それによって、単色モード中に接離機構6が動作しても、中間転写ベルト1の少なくとも一次転写ローラ11eから二次転写ローラ5までの間の部分には影響しないようにしている。
さらに、この実施例では、中間転写ベルト1の駆動ローラ2より走行方向下流側に、中間転写ベルト1の走行方向(矢示X方向)に直交する幅方向の端部に近接して、その側端部(エッジ)位置の変動を検出するためのエッジセンサ13が配設されている。その具体例は後述する。
一方、画像形成対象となる記録媒体である用紙14は、給紙カセット20に収容されており、その給紙カセット20の用紙繰出側に設けられたピックアップローラ15により一枚ずつ繰り出される。その繰り出された用紙14は、所定数の搬送ローラ対16により図1に破線で示す経路を辿って搬送され、二次転写ローラ5と二次転写対向ローラ4とが中間転写ベルト1を挟んで対向している二次転写位置へ送られる。
その二次転写位置から用紙搬送方向下流側には、用紙搬送装置17と定着器18、および排紙用搬送ローラ対19等が配設されている。
次に、このように構成された画像形成装置によってカラー画像を形成する場合の動作手順の概略を説明する。
まず、各画像形成ユニット8,9,10,11での作像工程が順に開始され、各感光体ドラム8a,9a,10a,11aの表面が帯電器8c,9c,10c,11cによって均一に帯電され、画像書込ユニット12によって光走査されて各色の画像に応じて露光されて静電潜像が形成される。それが現像器8d,9d,10d,11dの各色のトナーによってそれぞれ現像されて、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各トナー画像が順次形成される。
その各感光体ドラム8a,9a,10a,11a上のトナー画像が、バイアス電圧が印加された一次転写ローラ8e,9e,10e,11eによって中間転写ベルト1上順次重ねて一次転写され、中間転写ベルト1上にイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのフルカラー画像が形成される。
その後、そのカラー画像は中間転写ベルト1の走行とともに二次転写位置に送り込まれ、バイアス電圧が印加された二次転写ローラ5によって、所定のタイミングで搬送されて来る記録媒体である用紙14上に一括転写(二次転写)される。
カラー画像が転写された用紙14は、用紙搬送装置7によって定着器18へ搬送され、そこで加熱及び加圧による定着処理がなされた後、複数の排紙用搬送ローラ対19によって図示していない排紙トレイに排出される。
こうした一連の画像形成動作において、中間転写ベルト1の位置がその幅方向にベルト寄りが発生すると、各画像形成ユニット8,9,10,11によって中間転写ベルト1上に転写されるトナー画像の位置に相対的なずれが生じ、それが出力画像(カラー画像)の色ずれや色むらとなって現れる。
そのため、中間転写転ベルト1の幅方向への寄りを防ぐために、ステアリング方式のコントロールを行わない場合は、例えば図2に示すように、中間転写転ベルト1の走行方向とは直交する幅方向の両端部にそれぞれ内側の面から突出する突条のリブ1aを設け、それが例えば従動ローラ3の一方の端面に接触することによって、中間転写転ベルト1の幅方向の寄りを規制する。
ステアリング方式のコントールを行う場合は、中間転写転ベルト1を張架している複数のローラのうち、例えば従動ローラ3をステアリングローラとし、それを僅かに傾動させることによってベルト寄りを制御する。
そこで、この実施例ではステアリング方式で中間転写ベルト1のベルト寄りを修正するために、中間転写ベルト1の幅方向の側端(エッジ)位置を検出するエッジセンサ13と、ステアリングローラとして使用する従動ローラ3を傾動させる公知の機構が組み込まれている。
エッジセンサ13は、中間転写ベルト1の走行経路上に配置され、中間転写ベルト1のエッジ位置を検出するもので、ベルト走行方向においてステアリングローラである従動ローラ3より下流側で、二次転ローラ5までの間のいずれかの位置に配置されている。
図3はそのエッジセンサ13の具体的な構成例を示す概略図である。図3において、中間転写ベルト1の幅方向における一側端部に対して、接触子131の一端側131aをスプリング132の引っ張り力によって圧接状態に保持している。この場合、スプリング132による接触子131の圧接力は、中間転写ベルト1を変形させない程度の適度な大きさに設定されている。また、接触子131は、その中間部位を支軸133によって回動自在に支持されている。その接触子131の支軸133に対して一端側131aと反対側に延びた他端側131bに変位センサ134を対向状態に配設している。
このエッジセンサ13においては、ベルト寄り発生時における中間転写ベルト1の幅方向(y方向)への動きが、その一側端部(ベルトエッジ)に圧接する接触子131の揺動動に置き換えられる。その接触子131の揺動による他端側131bの変位に応じて、変位センサ134との間の距離が変化するため、反射型フォトセンサである変位センサ134の出力レベルが変動する。その変位センサ134の出力レベルに基づいてベルトエッジの位置変動を検出することができる。
なお、エッジセンサ13は、中間転写ベルト1の幅方向のベルト寄りによる位置変動に応じた出力を発生するものであれば、どのような構成のものを採用しても構わない。
例えば、図4に示すように、中間転写ベルト1の幅方向における一側端部(エッジ部)を介して発光ダイオード(LED)135と光量センサ136を対向させて配置し、LED135から出射された光が光量センサ136に入射される光量に応じて、センサ出力レベルが変化するものであってもよい。
ステアリング方式による制御方法は、エッジセンサ13の出力に応じてステアリングローラとして使用する従動ローラ3を傾斜させるPI制御などがなされる。
しかし、前述したようにベルト張架姿勢切替手段の接離機構6によって、中間転写ベルト1の張架姿勢を切り替えた場合には、中間転写ベルト1の幅方向のベルト寄りに速度が変化する。その変動によって、特に多色モードにおいては、多色画像の色ズレが発生するという問題がある。
図5は、ベルトの張架姿勢を変えた場合の、中間転写ベルトのエッジ部分を計測した数値から算出した幅方向の寄り速度を示す線図であるが、張架姿勢の変更後所定時間が経過すると寄り速度が安定することが分かる。寄り速度が安定しているということは前述した寄り止め方式の場合、中間転写ベルトの寄りによる色ズレは安定していることを示す。そのため、この寄り速度の変化が所定値以下になるまでの時間を確保することにより、1枚目と2枚目で色のずれ方が違うなどという不具合は無くなる。
しかし、単色モードから多色モードに切り替える際、単色モードに画像形成が完了してから接離機構6を動作させて、中間転写ベルト1を全ての感光体ドラムに当接させるように張架姿勢を切り替えた後、寄り速度が安定する所定時間待ってから、多色モードの画像形成を開始するのでは、生産性が低下してしまうことになる。
そこで、この発明では、単色モードから多色モードへ切り替える際に、多色モードにおける転写手段である一次転写ローラ8e,9e,10e,11eによる転写が開始されるタイミングより所定時間早く、中間転写ベルト1を各画像形成ユニット8,9,10の各感光体ドラム8a,9a,10aに当接させる動作を完了するように、単色モード中の所要のタイミングで、ベルト張架姿勢切替手段の接離機構6に中間転写ベルト1の張架姿勢切り替え動作を開始させるように、制御手段である制御部30が接離駆動モータ60を制御する。
それによって、単色モードによる画像形成が完了すると、既に切り替え後所定時間経過して寄り速度が安定しているようにすることができるので、直ちに多色モードによる画像形成を開始することができる。そのため、生産性の低下を招くことなく、しかも多色モードへの切り替え直後から色ズレのない安定した多色画像を形成することができる。
図6は、この実施例の画像形成装置によって、単色モードによる画像形成(以下「単色印刷」という)と多色モードによる画像形成(以下「カラー印刷」という)を連続して行う場合の図1に示した制御部30による処理のフローチャートである。
まず、単色印刷がスタートすると、ステップS1で、所定枚数後の印刷ジョブにカラー情報があるか否かを判断し、カラー情報がなければ、ステップS2で単色印刷エンドと判断するまでステップS3で単色印刷を続行し、単色印刷エンドと判断したらこの印刷を終了する。
ステップS1でカラー情報があると判断した場合は、ステップS4で高生産モードか否かを判断し、高生産モードであればステップS3へ進んで、ステップS5で一次転写又は二次転写中の画像は無いか否かを判断する。有れば無くなるまで待ち、無ければステップS6でカラー印刷スタートより所定時間以上早く、接離駆動モータ60をスタートさせ、接離機構6にカラーブラケット7を上昇させる。上記所定時間は、寄り速度の変化が所定値以下になるまでの時間に相当する時間とするのが望ましい。
その後、ステップS7で単色印刷エンドと判断するまでステップS8で単色印刷を続行し、ステップS7で単色印刷エンドと判断したらステップS9でカラー印刷をスタートさせ、ステップS14でカラー印刷エンドと判断するまでステップS15でカラー印刷を続行し、ステップS14でカラー印刷エンドと判断したら、この印刷を終了する。
ステップS4で高生産モードでなければ、ステップS10で単色印刷エンドと判断するまでステップS11で単色印刷を続行し、単色印刷エンドと判断したらステップS12へ進んで、接離駆動モータ60をスタートさせ、接離機構6にカラーブラケット7を上昇させる。その後、ステップS13で所定時間経過するのを待ち、所定時間経過したら、ステップS9でカラー印刷をスタートさせる。
そして、ステップS14でカラー印刷エンドと判断するまでステップS15でカラー印刷を続行し、ステップS14でカラー印刷エンドと判断したら、この印刷を終了する。
この実施例によれば、単色印刷時に所定枚数後の印刷情報が多色モード(カラー情報の記載がある)であった場合、高生産モードが設定されていれば、カラー作像タイミングより前に接離機構6を動作させてカラー作像時の中転ベルトの張架姿勢に切り替えを、単色印刷をしている間に実施するので、カラー印刷を開始するときには既に、中間転写ベルト1がカラー印刷時の張架姿勢で安定したベルト寄り速度になっているため、待ち時間がなく高生産性を確保することができる。しかも、カラー印刷を最初から色ズレのない安定した状態で行うことができる。
図6のステップ3における一次転写又は二次転写を行っていないタイミングとは、画像位置が図7に破線で示す範囲、すなわち中間転写ベルト1の一次転写ローラ11eと接する位置(一次転写位置)から二次転写ローラ5と接する位置(二次転写位置)までの範囲にある領域Aに、単色のトナー画像がないタイミングを指す。
この領域Aに単色のトナー画像がないタイミングで中間転写ベルト1の張架姿勢切り替えを行うようにすれば、単色画像形成の間隔を特に調整することなく、通常作像時における紙間をほぼ変更することなく出力が可能である。ここで『ほぼ変更することなく』というのは、印刷画像(印刷用紙に対応する)の大きさにより、一次転写又は二次転写がいずれも行われていないタイミングが無い場合もあるためである。その場合には、一時的に紙間すなわち中間転写ベルト1上のトナー画像の間隔を広げるなどによって。最低限の生産性の低下に抑えることが望ましい。
また、この実施例では、ステアリング方式を採用しているため、寄りを制御して抑えることが可能である。そのため、図6におけるステップS1における所定枚数を減らすことができる。そのため、必要以上に切り替えタイミング早くせずに済み、余計な電力を消費せず、駆動系の磨耗などもを減らすことができる。
さらに、この実施例では、図1に示した接離機構6の動作に影響されずに位置が変わらない従動ローラ56を設けて、一次転写位置から二次転写位置までの距離(図7に破線で示す領域Aの距離)を変えないようにしたので、単色の一次転写に影響を与えずに接離機構6の動作が可能になる。単色の一次転写へ影響があった場合、二次転写までの距離が変わってしまうため、何らかの補正手段を設けないと、単色印刷時において、二次転写位置における画像と紙の位置関係が崩れてしまう可能性がある。
この発明による制御を行うことによって、モード切替時の単色画像が中間転写ベルト1の寄りによって二次転写位置によって紙との主走査方向位置が変わることがあり、紙と画像との位置のずれが発生する可能性がある。ユーザにより、単色印刷時の位置ずれへの要求が異なるため、この発明による制御を行うかどうかをユーザが選択できるようにするのが望ましい。そこで、図6で説明した実施例では、高生産モードの設定の有無により、単色印刷中に中間転写ベルト1の張架姿勢切り替えを行うか否かを判断するようにしている。
上述の実施例では、無端ベルトとして中間転写ベルトを使用する中間転写方式のタンデム型カラー画像形成装置にこの発明を実施した場合の例を説明した。しかし、中間転写ベルトに代えて用紙を吸着して搬送あうる用紙搬送ベルトを設け、各画像形成ユニットの感光体上に形成した各色のトナー画像を、その用紙搬送ベルトによって搬送される記録媒体である用紙上に直接重ねて転写する直接転写方式のカラー画像形成装置にも、この発明を同様に適用できる。感光体をゆする画像形成ユニットの数は、4個に限らず2個以上であればよい。
この発明は、単色モードと多色モードを切り替える接離機構を備えた、中間転写方式又は直接転写方式の各種画像形成装置、例えばカラー複写機、カラープリンタ、カラー複合機などの画像形成装置又は印刷装置に適用することができる。
1:中間転写ベルト 1a:リブ 2:駆動ローラ
3:従動ローラ(ステアリングローラ) 4:二次転写対向ローラ
5:二次転写ローラ 6:接離機構 7:カラーブラケット
8,9,10,11:画像形成ユニット
8a,9a,10a,11a:感光体ドラム
8c,9c,10c,11c:帯電器
8d,9d,10d,11d:現像器
8e,9e,10e,11e:一次転写ローラ
8f,9f,10f,11f:クリーナー
12:画像書込ユニット 13:エッジセンサ 14:用紙
15:ピックアップローラ 16:搬送ローラ対
17:用紙搬装置 18:定着器 19:排紙用搬送ローラ対
20:給紙カセット 30:制御部
60:接離駆動モータ 51〜56:従動ローラ
131:接触子 132:スプリング 134:変位センサ
135:発光ダイオード(LED) 136:光量センサ
特開2009−63909号公報
このような画像形成装置は、駆動ローラを含む複数のローラの間に張架された無端ベルトの走行方向に沿って複数の画像形成ユニットを配設しており、その各画像形成ユニットの感光体上にイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのような異なる色のトナー画像を形成し、それを無端ベルトである中間転写ベルト上又は用紙搬送ベルトによって搬送される記録媒体上に順次重ねて転写する。なお、中間転写ベルト上にトナー画像を転写する中間転写方式場合には、その中間転写ベルト上のトナー画像を記録媒体(用紙)上に二次転写する。いずれの場合もその後、トナー画像が転写された記録媒体を定着器を通してトナー画像を定着させて排出する。
この発明は、駆動ローラを含む複数のローラの間に張架された無端ベルトと、その無端ベルトの走行方向に沿って配設され、それぞれ感光体上に異なる色のトナー画像を形成する複数の画像形成ユニットと、その複数の画像形成ユニットの各感光体上に形成されたトナー画像を、上記無端ベルト上又は無端ベルトによって搬送される記録媒体上に順次重ねて転写する転写手段と、カラー画像を形成する多色モード時には上記無端ベルトを複数の画像形成ユニットの全ての感光体に当接させ、単色画像を形成する単色モード時には上記無端ベルトを複数の画像形成ユニットのうちの一つの感光体にだけに当接させるように、上記無端ベルトの張架姿勢を切り替えるベルト張架姿勢切替手段とを備えた画像形成装置において、上記の目的を達成するため、次のように構成したことを特徴とする。
すなわち、単色モードから多色モードへ切り替える際に、多色モードにおける上記転写手段による転写が開始されるタイミングより所定時間早く、上記無端ベルトを複数の画像形成ユニットの全ての感光体に当接させる動作を完了するように、上記単色モード中のタイミングで、上記ベルト張架姿勢切替手段に上記無端ベルトの張架姿勢切り替え動作を開始させる制御手段を設けたものである。
上記所定時間が、上記無端ベルトを上記複数の画像形成ユニットの全ての感光体に当接してから、上記転写手段による転写位置における上記無端ベルトの走行方向に直交する幅方向への寄り速度の変化が所定値以下になるまでの時間に相当するとよい。
上記無端ベルトを張架する複数のローラのうち、少なくとも一つは傾動可能なステアリングローラであるとよい。
上記ベルト張架姿勢切替手段による上記無端ベルトの張架姿勢切り替え動作は、上記単色モード中における転写を行っていないタイミングで行うのが望ましい。
この発明による画像形成装置の一実施例の内部構成を示す概略図である。 中間転写ベルト1の幅方向への寄りを防ぐ構成の一例を示す概略図である。 エッジセンサの具体的な構成例を示す概略図である。 エッジセンサの他の具体的な構成例を示す概略図である。 ベルトの張架姿勢を変えた場合の中間転写ベルトの寄り速度と経過時間との関係を示す線図である。 図1に示した実施例によ印刷動作のフローチャートである。 画像位置が中間転写ベルトの一次転写位置から二次転写位置までの範囲にある領域の説明図である。
以下、この発明を実施するための形態を図面に基づいて具体的に説明する。
図1は、この発明による画像形成装置の一実施例の内部構成を示す概略図である。
この画像形成装置は、無端ベルトからなる中間転写ベルト1が、駆動ローラ2、二次転写対向ローラ4と、従動ローラ3及び51〜56によって、所定の張力をもって張架支持されている。その中間転写ベルト1上には、そのベルト走行方向(矢示X方向)に沿って、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色に対応した画像形成ユニット8,9,10,11が順に配設されている。
各画像形成ユニット8,9,10,11は、それぞれ装置本体のフレームに回転可能に支持された感光体である感光体ドラム8a,9a,10a,11aと、各感光体ドラム8a,9a,10a,11aの表面をレーザビーム等で露光走査する画像書込ユニット12を有している。また、各感光体ドラム8a,9a,10a,11aの周囲には、そのドラム回転方向(図で反時計廻り方向)に沿って、帯電器8c,9c,10c,11c、現像器8d,9d,10d,11d、転写手段である一次転写ローラ8e,9e,10e,11e、およびクリーナー8f,9f,10f,11fが順に配設されている。
その各感光体ドラム8a,9a,10a,11a上のトナー画像が、バイアス電圧が印加された一次転写ローラ8e,9e,10e,11eによって中間転写ベルト1上に順次重ねて一次転写され、中間転写ベルト1上にイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのフルカラー画像が形成される。
その後、そのカラー画像は中間転写ベルト1の走行とともに二次転写位置に送り込まれ、バイアス電圧が印加された二次転写ローラ5によって、所定のタイミングで搬送されて来る記録媒体である用紙14上に一括転写(二次転写)される。
カラー画像が転写された用紙14は、用紙搬送装置17によって定着器18へ搬送され、そこで加熱及び加圧による定着処理がなされた後、複数の排紙用搬送ローラ対19によって図示していない排紙トレイに排出される。
そのため、中間転写転ベルト1の幅方向への寄りを防ぐために、ステアリング方式のコントロールを行わない場合は、例えば図2に示すように、中間転写ベルト1の走行方向とは直交する幅方向の両端部にそれぞれ内側の面から突出する突条のリブ1aを設け、それが例えば従動ローラ3の一方の端面に接触することによって、中間転写ベルト1の幅方向の寄りを規制する。
ステアリング方式のコントールを行う場合は、中間転写転ベルト1を張架している複数のローラのうち、例えば従動ローラ3をステアリングローラとし、それを僅かに傾動させることによってベルト寄りを制御する。
そこで、この実施例ではステアリング方式で中間転写ベルト1のベルト寄りを修正するために、中間転写ベルト1の幅方向の側端(エッジ)位置を検出するエッジセンサ13と、ステアリングローラとして使用する従動ローラ3を傾動させる公知の機構が組み込まれている。
エッジセンサ13は、中間転写ベルト1の走行経路上に配置され、中間転写ベルト1のエッジ位置を検出するもので、ベルト走行方向においてステアリングローラである従動ローラ3より下流側で、二次転写ローラ5までの間のいずれかの位置に配置されている。
図3はそのエッジセンサ13の具体的な構成例を示す概略図である。図3において、中間転写ベルト1の幅方向における一側端部に対して、接触子131の一端側をスプリング132の引っ張り力によって圧接状態に保持している。この場合、スプリング132による接触子131の圧接力は、中間転写ベルト1を変形させない程度の適度な大きさに設定されている。また、接触子131は、その中間部位を支軸133によって回動自在に支持されている。その接触子131の支軸133に対して一端側と反対側に延びた他端側に変位センサ134を対向状態に配設している。
このエッジセンサ13においては、ベルト寄り発生時における中間転写ベルト1の幅方向(y方向)への動きが、その一側端部(ベルトエッジ)に圧接する接触子131の揺動に置き換えられる。その接触子131の揺動による他端側131bの変位に応じて、変位センサ134との間の距離が変化するため、反射型フォトセンサである変位センサ134の出力レベルが変動する。その変位センサ134の出力レベルに基づいてベルトエッジの位置変動を検出することができる。
ステップS1でカラー情報があると判断した場合は、ステップS4で高生産モードか否かを判断し、高生産モードであればステップS5へ進んで、ステップS5で一次転写又は二次転写中の画像は無いか否かを判断する。有れば無くなるまで待ち、無ければステップS6でカラー印刷スタートより所定時間以上早く、接離駆動モータ60をスタートさせ、接離機構6にカラーブラケット7を上昇させる。上記所定時間は、寄り速度の変化が所定値以下になるまでの時間に相当する時間とするのが望ましい。
この実施例によれば、単色印刷時に所定枚数後の印刷情報が多色モード(カラー情報の記載がある)であった場合、高生産モードが設定されていれば、カラー作像タイミングより前に接離機構6を動作させてカラー作像時の中間転写ベルトの張架姿勢への切り替えを、単色印刷をしている間に実施するので、カラー印刷を開始するときには既に、中間転写ベルト1がカラー印刷時の張架姿勢で安定したベルト寄り速度になっているため、待ち時間がなく高生産性を確保することができる。しかも、カラー印刷を最初から色ズレのない安定した状態で行うことができる。
図6のステップS5における一次転写又は二次転写を行っていないタイミングとは、画像位置が図7に破線で示す範囲、すなわち中間転写ベルト1の一次転写ローラ11eと接する位置(一次転写位置)から二次転写ローラ5と接する位置(二次転写位置)までの範囲にある領域Aに、単色のトナー画像がないタイミングを指す。
また、この実施例では、ステアリング方式を採用しているため、寄りを制御して抑えることが可能である。そのため、図6におけるステップS1における所定枚数を減らすことができる。そのため、必要以上に切り替えタイミング早くせずに済み、余計な電力を消費せず、駆動系の磨耗なども減らすことができる。
上述の実施例では、無端ベルトとして中間転写ベルトを使用する中間転写方式のタンデム型カラー画像形成装置にこの発明を実施した場合の例を説明した。しかし、中間転写ベルトに代えて用紙を吸着して搬送し得る用紙搬送ベルトを設け、各画像形成ユニットの感光体上に形成した各色のトナー画像を、その用紙搬送ベルトによって搬送される記録媒体である用紙上に直接重ねて転写する直接転写方式のカラー画像形成装置にも、この発明を同様に適用できる。感光体をゆする画像形成ユニットの数は、4個に限らず2個以上であればよい。
1:中間転写ベルト 1a:リブ 2:駆動ローラ
3:従動ローラ(ステアリングローラ) 4:二次転写対向ローラ
5:二次転写ローラ 6:接離機構 7:カラーブラケット
8,9,10,11:画像形成ユニット
8a,9a,10a,11a:感光体ドラム
8c,9c,10c,11c:帯電器
8d,9d,10d,11d:現像器
8e,9e,10e,11e:一次転写ローラ
8f,9f,10f,11f:クリーナー
12:画像書込ユニット 13:エッジセンサ 14:用紙
15:ピックアップローラ 16:搬送ローラ対
17:用紙搬送装置 18:定着器 19:排紙用搬送ローラ対
20:給紙カセット 30:制御部
60:接離駆動モータ 51〜56:従動ローラ
131:接触子 132:スプリング 134:変位センサ
135:発光ダイオード(LED) 136:光量センサ

Claims (6)

  1. 駆動ローラを含む複数のローラの間に張架された無端ベルトと、該無端ベルトの走行方向に沿って配設され、それぞれ感光体上に異なる色のトナー画像を形成する複数の画像形成ユニットと、該複数の画像形成ユニットの各感光体上に形成されたトナー画像を、前記無端ベルト上又は該無端ベルトによって搬送される記録媒体上に順次重ねて転写する転写手段と、
    カラー画像を形成する多色モード時には前記無端ベルトを前記複数の画像形成ユニットの全ての感光体に当接させ、単色画像を形成する単色モード時には前記無端ベルトを前記複数の画像形成ユニットのうちの一つの感光体にだけに当接させるように、前記無端ベルトの張架姿勢を切り替えるベルト張架姿勢切替手段とを備えた画像形成装置において、
    前記単色モードから前記多色モードへ切り替える際に、前記多色モードにおける前記転写手段による転写が開始されるタイミングより所定時間早く、前記無端ベルトを前記複数の画像形成ユニットの全ての感光体に当接させる動作を完了するように、前記単色モード中のタイミングで、前記ベルト張架姿勢切替手段に前記無端ベルトの張架姿勢切り替え動作を開始させる制御手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記所定時間が、前記無端ベルトを前記複数の画像形成ユニットの全ての感光体に当接してから、前記転写手段による転写位置における前記無端ベルトの前記走行方向に直交する幅方向への寄り速度の変化が所定値以下となるまでの時間に相当するとことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記無端ベルトを張架複数のローラのうち、少なくとも一つは傾動可能なステアリングローラであることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記ベルト張架姿勢切替手段による前記無端ベルトの張架姿勢切り替え動作は、前記単色モード中における転写を行っていないタイミングで行うことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
    前記単色モード時にも前記無端ベルトが当接する前記感光体が、前記複数の画像形成ユニットのうち前記無端ベルトの走行方向の一番下流側の画像形成ユニットの感光体であり、該感光体に対して前記無端ベルトの走行方向上流側で該感光体と反対側の所定位置に、前記無端ベルトに常時転接して従動回転する従動ローラを設けたことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記無端ベルトが、前記複数の画像形成ユニットの各感光体上に形成されたトナー画像が表面に重ねて転写される中間転写ベルトであり、
    該中間転写ベルト上のトナー画像を記録媒体に転写する二次転写手段を備えたことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
JP2010208563A 2010-09-16 2010-09-16 画像形成装置 Pending JP2012063631A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010208563A JP2012063631A (ja) 2010-09-16 2010-09-16 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010208563A JP2012063631A (ja) 2010-09-16 2010-09-16 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2012063631A true JP2012063631A (ja) 2012-03-29

Family

ID=46059395

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010208563A Pending JP2012063631A (ja) 2010-09-16 2010-09-16 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2012063631A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8897672B2 (en) 2011-09-16 2014-11-25 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus capable of suppressing belt walk
JP2015152762A (ja) * 2014-02-14 2015-08-24 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1172989A (ja) * 1997-08-29 1999-03-16 Minolta Co Ltd 画像形成装置
JP2004122588A (ja) * 2002-10-02 2004-04-22 Canon Inc 画像形成装置、その制御方法、及び制御プログラム
US20060127139A1 (en) * 2004-12-10 2006-06-15 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
JP2008203749A (ja) * 2007-02-22 2008-09-04 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2009063909A (ja) * 2007-09-07 2009-03-26 Ricoh Co Ltd ベルト装置及び画像形成装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1172989A (ja) * 1997-08-29 1999-03-16 Minolta Co Ltd 画像形成装置
JP2004122588A (ja) * 2002-10-02 2004-04-22 Canon Inc 画像形成装置、その制御方法、及び制御プログラム
US20040155952A1 (en) * 2002-10-02 2004-08-12 Mitsuhiko Sato Image forming apparatus and control method therefor
US20060127139A1 (en) * 2004-12-10 2006-06-15 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
JP2006163287A (ja) * 2004-12-10 2006-06-22 Canon Inc 画像形成装置
EP1674942A2 (en) * 2004-12-10 2006-06-28 Canon Kabushiki Kaisha Image formation apparatus with switching between color printing mode and monochrome printing mode
JP2008203749A (ja) * 2007-02-22 2008-09-04 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2009063909A (ja) * 2007-09-07 2009-03-26 Ricoh Co Ltd ベルト装置及び画像形成装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8897672B2 (en) 2011-09-16 2014-11-25 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus capable of suppressing belt walk
JP2015152762A (ja) * 2014-02-14 2015-08-24 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5522510B2 (ja) 転写装置及びその転写装置を備えた画像形成装置
US9244420B2 (en) Image forming apparatus and method for controlling recording medium conveyance
US7136611B1 (en) Belt device
JP2008009011A (ja) 転写装置及び画像形成装置
JP5879855B2 (ja) 画像形成装置
US8320783B2 (en) Image forming apparatus with a plurality of primary transfer sections
JP3968238B2 (ja) 画像形成装置
US7877049B2 (en) Image forming apparatus
JP5822501B2 (ja) 画像形成装置
US8326181B2 (en) Image forming apparatus having driving roller for automatic steering of intermediate image transfer belt
JP2007034085A (ja) 画像形成装置
JP4068038B2 (ja) 画像形成装置
JP2012063631A (ja) 画像形成装置
JP2012163730A (ja) 画像形成装置
JP5165077B2 (ja) 二次転写ユニットの変位機構及び画像形成装置
JP4244594B2 (ja) ベルト搬送装置及びこれを用いた画像形成装置
JP4955421B2 (ja) 画像形成装置
JP6061190B2 (ja) ベルトの片寄り補正機構、ベルト装置、転写ベルト装置及び画像形成装置
JP2013231807A (ja) 画像形成装置
JP4590215B2 (ja) ベルト装置
JP4316864B2 (ja) 転写装置および画像形成装置
JP6573384B2 (ja) ベルト搬送装置及び画像形成装置
JPH11310348A (ja) シート搬送装置及び該シート搬送装置を備えた画像形成装置
JP5471648B2 (ja) 画像形成装置
JP5800219B2 (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130813

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140708

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140709

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140903

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150331

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20150728