JP2007034085A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】像担持体に対して、記録材担持体或いは中間転写体などの像搬送体を離接する際の像搬送体の搬送安定性を向上する画像形成装置を提供する。
【解決手段】像担持体(11)と、像担持体(11)から受容したトナー像を搬送する移動可能な像搬送体(21)と、像担持体(11)と像搬送体(21)とが接触して転写ニップ(N)を形成する第1の状態と像担持体(11)と像搬送体(21)とが離間する第2の状態とを切り替える切替手段(S1〜S4)と、像担持体(11)と像搬送体(21)との少なくとも一方の移動速度を変更する速度変更手段(D1〜D5、50)と、を有し、像担持体(11)の移動速度をA、像搬送体(21)の移動速度をBとして、|A−B|で表される速度差が、像担持体(11)から像搬送体(21)側にトナー像を転写する時よりも、第1の状態と第2の状態との間での切り替えを行う時の方が大きい構成とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子写真方式或いは静電記録方式を用いた、複写機、プリンタ、FAX等の画像形成装置に関するものである。
近年、例えば、電子写真方式を用いた画像形成装置は、高速化、高機能化、カラー化が進められてきており、各種方式のプリンタ、複写機、FAX等が上市されている。
これらの中でも、それぞれ異なる色の画像を形成する複数の画像形成手段を、被転写体の搬送方向に沿って直列に配置されているインライン方式の画像形成装置がある。それぞれの画像形成手段が備える電子写真感光体(感光体)から被転写体上に順次トナー像を多重転写し、高速でのカラー画像の形成が可能であることから、近年のカラープリンタの主力になりつつある。
インライン方式の画像形成装置には、紙などの転写材を、像搬送体としての搬送ベルト(転写材担持体)で担持搬送しながら、各画像形成手段が備える感光体上の各色トナー像をその転写材に順次多重転写する直接転写方式がある。又、インライン方式の画像形成装置には、各画像形成手段の感光体上の各色トナー像を、像搬送体としての中間転写ベルト(中間転写体)に順次多重転写する中間転写方式がある。この中間転写方式においては、中間転写ベルト上に転写された複数色のトナー像を、転写材に一括して転写する。
しかしながら、従来、これらのインライン方式の画像形成装置では、一般的には、単色画像をプリントする際も、全ての色の画像形成手段を作動させなければならなかった。このため、ブラック単色(白黒画像)等の単色画像をプリントしていても、黒色の画像形成には必要のないイエロー、マゼンダ、シアンといった他色の画像形成手段の感光体、現像装置、現像剤も、消耗又は劣化してしまう。そのため、使用頻度の低い色の画像形成手段の寿命を縮めてしまう問題があった。
この問題を解決する手段の一つとして、特許文献1は、画像形成手段と搬送手段とを離接する手段を設けた画像形成装置を提案する。斯かる構成によれば、画像形成に必要な色の画像形成手段と搬送手段だけを当接させて動作させれば良い。そのため、画像形成に不要な色の画像形成手段は動作を停止させておくことができる。即ち、例えば、フルカラー画像を印字する際は、全ての色の画像形成手段において感光体と搬送ベルトとを当接させる。そして、ブラック単色画像を印字する際は、ブラックの画像形成手段だけ感光体と搬送ベルトを当接させ、その他の画像形成手段は離間させておく。このように、感光体に対する搬送ベルトの当接/離間状態を適宜切り替えることで、使用頻度の少ない色の画像形成手段の延命を図ることができる。
特許文献1の発明では、感光体と搬送ベルトとの搬送速度が略同じ状態で、感光体と搬送ベルトとの当接/離間が行われる。又、特許文献1の発明では、典型的には、搬送ベルトと感光体とが略停止している状態で、感光体と搬送ベルトとの当接/離間が行われる。
ここで、画像形成手段における感光体と搬送ベルトとの当接/離間状態の切り替え動作は、感光体と搬送ベルトとが駆動されている状態で行うと、動作切り替え時間の短縮に繋がる。ファーストプリントタイム(電源投入から1枚目の画像を出力し終わるまでの時間)の短縮や、連続プリント中おけるフルカラーモードと単色モードの切り替え動作によるダウンタイム(画像出力をすることのできない時間)を短縮する観点から望ましい。
しかしながら、この場合、感光体と搬送ベルトとを当接/離間させた時の負荷変動によって、感光体や搬送ベルトの駆動速度が一時的に変動し易い。そして、従来の画像形成装置では、この一時的な駆動速度の変動に起因して、搬送ベルトに局所的に弛みが生じることがあった。
搬送ベルトに弛みが発生すると、搬送ベルトの搬送が不安定になる。このため、搬送ベルトに寄りが発生して、搬送ベルトの端面が他の部材と干渉し、摺擦による損傷を受け易くなる。特に、フルカラー画像と単色画像を交互にプリントするような使用環境下においては、搬送ベルトと感光体との当接/離間が何度も繰り返し行われることとなる。そのため、搬送ベルトの端部に亀裂が発生するなどして、搬送ベルトの耐久性が低下することがあった。
上述のような搬送ベルトに関して説明した問題は、画像形成装置が像搬送体として中間転写体を備えている場合にも同様に起こり得る。
特開平10―207151号公報
本発明の目的は、像担持体に対して記録材担持体或いは中間転写体などの像搬送体を離接する際の像搬送体の搬送安定性を向上することのできる画像形成装置を提供することである。
上記目的は本発明に係る画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、トナー像を担持する移動可能な像担持体と、前記像担持体から受容したトナー像を搬送する移動可能な像搬送体と、前記像担持体と前記像搬送体とが接触して転写ニップを形成する第1の状態と前記像担持体と前記像搬送体とが離間する第2の状態とを切り替える切替手段と、前記像担持体と前記像搬送体との少なくとも一方の移動速度を変更する速度変更手段と、を有し、前記像担持体上のトナー像を前記転写ニップにて前記像搬送体側に転写し、前記第1の状態と前記第2の状態との間での切り替えを、前記像担持体と前記像搬送体とがそれぞれ移動している状態で行うことが可能な画像形成装置において、前記像担持体の移動速度をA、前記像搬送体の移動速度をBとして、|A−B|で表される前記像担持体の移動速度と前記像搬送体の移動速度との間の速度差が、前記像担持体から前記像搬送体側にトナー像を転写する時よりも、前記第1の状態と前記第2の状態との間での切り替えを行う時の方が大きいことを特徴とする画像形成装置である。
本発明によれば、像担持体に対して記録材担持体或いは中間転写体などの像搬送体を離接する際の像搬送体の搬送安定性を向上することができる。
以下、本発明に係る画像形成装置を図面に則して更に詳しく説明する。
実施例1
[全体構成]
先ず、本実施例の画像形成装置の全体構成について説明する。図1に本実施例の画像形成装置の概略構成図を示す。本実施例の画像形成装置100は、画像情報信号に応じて、電子写真方式により転写材P、例えば、記録用紙、OHPシートなどにフルカラー画像を形成することのできるフルカラーレーザービームプリンタである。画像情報信号は、画像形成装置本体(装置本体)に有線若しくは無線により通信可能とされたパソコン、或いは画像読み取り装置、デジタルカメラなどの外部装置から送信される。
画像形成装置100は、像搬送体として、無端ベルト状の転写材担持体である搬送ベルト21を有する。そして、この搬送ベルト21の移動方向に沿って、複数の画像形成手段として、それぞれマゼンダ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、ブラック(K)の各色の画像を形成する画像形成ステーションがある。これらの画像形成ステーション(以下、単に「ステーション」という。)は、第1、第2、第3、第4のステーション10M、10C、10Y、10Kとして並設されている。
本実施例では、各ステーション10M、10C、10Y、10Kの構成及び動作は、使用するトナーの色が異なることを除いて実質的に同一である。従って、以下、特に区別を要しない場合は、何れかの色用に設けられた要素であることを示すために符号に与えた添え字M、C、Y、Kは省略して総括的に説明する。
ステーション10には、像担持体としての円筒状の電子写真感光体、即ち、感光ドラム11が配設されている。感光ドラム11の回転方向に沿って順に、帯電手段としての帯電ローラ12、露光手段としての露光装置13、現像手段としての現像器14、クリーニング手段としてのクリーニング装置(クリーニングブレード、廃トナー容器等を備える。)16が配設されている。又、搬送ベルト21の内周面側には、各ステーション10の各感光ドラム11と対向する位置に、転写手段としての転写ローラ15が配置されている。転写ローラ15が配置された位置で、搬送ベルト21は感光ドラム11と接触して転写ニップ(転写位置)Nを形成することができる。
各ステーション10M、10C、10Y、10Kの感光ドラム11は、それぞれ感光体駆動手段としての感光ドラム駆動モータD1、D2、D3、D4により回転駆動される。
搬送ベルト21は、複数の支持体に張架され循環駆動するベルト状部材であり、この支持体のうちの少なくとも1つが搬送ベルト21に駆動力を付与する駆動支持体である。本実施例では、搬送ベルト21は、支持体としての駆動ローラ22、従動ローラ23、テンションローラ24の3軸に掛け渡されている。駆動ローラ22は、搬送ベルト駆動手段としての搬送ベルト駆動モータD5により回転駆動される。即ち、駆動ローラ22は、搬送ベルト21を循環駆動させる駆動支持体である。従動ローラ23は、搬送ベルト21に従動する。又、テンションローラ24は、搬送ベルト21に張力を付与する。テンションローラ24は、テンションバネ25により、駆動ローラ22及び従動ローラ23との間の距離を長くする方向に付勢され、搬送ベルト21に従動する。各転写位置Nにおける感光ドラム11と搬送ベルト21との移動方向は、実質的に同じ方向となっている。
本実施例では、搬送ベルト21が張架された複数の支持体のうち駆動支持体としての駆動ローラ22が、搬送ベルト21の移動方向において最下流の感光ドラム11K(即ち、最下流の転写ニップN)より下流側に配置されている。又、本実施例では、この最下流の感光ドラム11Kと駆動ローラ22との間には他のベルト張架ローラは設けられていない。
感光ドラム駆動モータD1〜D4、及び搬送ベルト駆動モータD5は、制御手段としてのCPU50により、駆動速度を各々独立に制御される。本実施例では、これら駆動モータD1〜D5、CPU50、及び各駆動モータのドライバ回路(図示せず)が、後述する速度変更手段として機能する。尚、上記ドライバ回路は、CPU50からの制御信号に従って、各駆動モータD1、D2、D3、D4、D5を作動させるものである。又、本実施例では、CPU50は、画像形成装置100を統括制御する制御部の中心的素子として、上記駆動モータD1〜D5以外にも、装置内の各部の動作を統括してシーケンス制御するものである。
転写ローラ15は、搬送ベルト21の内周面側において、各色のステーション10の感光ドラム11に対向する位置に配置される。本実施例では、感光ドラム11は、装置本体に対する相対位置が固定されている。一方、転写ローラ15は、感光ドラム11に対し当接又は離間する方向に移動可能に配置されている。
そして、本実施例では、それぞれの転写位置Nについて、感光ドラム11と搬送ベルト21とが互いに接触して転写ニップを形成する第1の状態と、感光ドラム11と搬送ベルト21とが互いに離間する第2の状態とを切り替えることができる。即ち、画像形成装置100は、この切り替えを行う切替手段として、当接離間機構S1、S2、S3、S4を有する。当接離間機構S1〜S4は、各転写ローラ15を、搬送ベルト21を介して所定の圧力を持って感光ドラム11に当接させることができる。又、当接離間機構S1〜S4は、各転写ローラ15を感光ドラム11から退避する方向に移動させて、転写ローラ15を搬送ベルト21の内周面から離間させることができる。
本実施例では、転写ローラ15が搬送ベルト21を介して感光ドラム11に当接している時のみ、感光ドラム11と搬送ベルト11との接触部にそれぞれ転写ニップNが形成される。転写ローラ15は、搬送ベルト11を介して感光ドラム11に当接しているときのみ、搬送ベルト21に従動して回転する。
当接離間機構S1〜S4は、離間用のカムやレバーなどにより転写ローラ15を感光ドラム11に対して当接又は離間する方向へ移動可能にする部材と、この部材を適宜駆動するモータやソレノイドなどの駆動源と、を有して構成することができる。このような当接離間機構自体は、一般的なものを用いることができる。
本実施例では、画像形成装置100は、画像形成モードとして、フルカラーモードと、ブラック単色モードとを有する。図2はフルカラーモード時の搬送ベルト21と感光ドラム11との当接/離間状態を示している。又、図3はブラック単色モード時の搬送ベルト21と感光ドラム11との当接/離間状態を示している。
本実施例では、CPU50が、当接離間機構S1〜S4の制御手段として機能し、画像形成モードに応じて各当接離間機構S1〜S4を制御して、各転写ローラ15を感光ドラム11に対して当接又は離間する位置に移動させる。
搬送ベルト21が感光ドラム11と当接している時の転写ローラ15は、搬送ベルト21の、駆動ローラ22とテンションローラ24の2軸に張架されて形成された面に対し、搬送ベルト21の感光ドラム11の当接面側が凸になるような位置に配置されている。従って、転写ローラ15を感光ドラム11から離間する位置に移動させることによって、搬送ベルト21も感光ドラム11から離間する。
フルカラー画像を形成する際、図2に示すように、第1〜第4のステーション10M、10C、10Y、10Kの全てにおいて、転写ローラ15は搬送ベルト21を介して感光ドラム11に当接される。一方、ブラック単色画像を形成する際は、図3に示すように、第1、第2、第3のステーション10M、10C、10Yにおいて、感光ドラム11から搬送ベルト21及び転写ローラ15が離間される。そして、第4のステーション10Kの転写ローラ15のみが搬送ベルト21を介して感光ドラム11に当接される。
転写ローラ15を感光ドラム11に対して当接又は離間する方向へ移動させることによる、搬送ベルト21と感光ドラム11との当接/離間状態の切り替え動作は、感光ドラム11と搬送ベルト21とがそれぞれ駆動され、移動している状態で実行される。これは、ファーストプリントタイムの短縮、連続プリント中おけるフルカラーモードとブラック単色モードとでのモード切り替えを短時間で行う上で有利である。
又、画像形成装置100には、搬送ベルト21に転写材Pを供給する給送部40が設けられている。給送部40は、給送カセット41に収納されている転写材Pを、画像形成動作に応じて回転駆動される給送ローラ42によって、搬送ベルト21へと給送する。
更に、転写材Pの搬送方向において最下流のステーション10Kよりも下流側に、定着手段としての定着器30が設けられている。定着器30は、熱源を備えた定着ローラと、これに圧接する駆動ローラとを有し、これらのローラ間に転写材Pを挟持して搬送することで、熱、圧力により、転写材P上のトナーを転写材Pに定着させる。
尚、本実施例では、各ステーション10の一部の構成がプロセスカートッリジとして装置本体に対して着脱可能になっている。ここで、プロセスカートリッジとしては、感光体と、この感光体に作用するプロセス手段としての帯電手段、現像手段、クリーニング手段のうち少なくとも一つとを一体的にカートリッジ化して、装置本体に対して着脱可能としたものがある。本実施例では、プロセスカートリッジは、少なくとも感光ドラム、クリーニング装置を備える。
[画像形成プロセス]
次に、本実施例の画像形成装置100における画像形成プロセスについて説明する。
CPU50に画像形成開始信号が入力されると、搬送ベルト21、第1〜第4のステーション10M、10C、10Y、10Kの感光ドラム11の回転が開始される。
そして、搬送ベルト21及び転写ローラ15は、画像形成モードに応じて、感光ドラム11に対する所定の当接/離間位置に切り替えられる。即ち、フルカラーモードの場合、全てのステーション10M、10C、10Y、10Kにおいて、転写ローラ15は搬送ベルト21を介して感光ドラム11と当接する。一方、ブラック単色モードの場合、マゼンダ、シアン、イエローの各ステーション10M、10C、10Yにおいて、転写ローラ15は感光ドラム11から離間する。そして、ブラックのステーション10Kの転写ローラ15Kだけが中間転写ベルト30を介して感光ドラム11Kに当接する。
その後、感光ドラム11の表面は、帯電ローラ12により所望の電位(本実施例では負極性)に帯電させられる。帯電した感光ドラム11の表面に、露光装置13により、画像情報に基づいた画像露光がなされる。これにより、感光ドラム11上に静電像(潜像)が形成される。次に、感光ドラム11上に形成された静電像は、現像器14により、トナー(本実施例では負帯電特性のトナー)で現像される。これにより、感光ドラム11上にトナー像が形成される。
感光ドラム11上のトナー像は、搬送ベルト21に担持された転写材P上に、転写ローラ15の作用によって静電的に転写される。このとき、転写ローラ15には、転写バイアス出力手段としての転写電源より、所定の電圧(本実施例では正極性の電圧)が印加される。搬送ベルト21上の転写材Pは、感光ドラム11上のトナー像とタイミングが合わされて給送部40から給送され、搬送ベルト21に担持される。
フルカラーモードの場合、上述の帯電、露光、現像、転写の各工程が、各色のステーション10M、10C、10Y、10Kにおいて同様に繰り返される。そして、各ステーション10M、10C、10Y、10Kの感光ドラム11上にそれぞれ形成されたマゼンダトナー像、シアントナー像、イエロートナー像、ブラックトナー像は、搬送ベルト21上に担持されて搬送される転写材Pに、順次重ねて転写される。その後、転写材Pは、搬送ベルト21から分離され、定着器30へと搬送される。定着器30により、転写材P上のトナー像は、加熱加圧されて、転写材P上に定着される。トナー像が定着された転写材Pは、その後機外に排出され、一連の画像形成工程は終了する。
一方、ブラック単色モードの場合、上述の帯電、露光、現像、転写の各工程が、ブラックのステーション10Kにおいてのみ行われる。そして、ブラックトナー像が、搬送ベルト21上に担持されて搬送される転写材Pに転写される。その後、フルカラーモード時と同様に、トナー像が転写材Pに定着され、転写材Pが機外に排出される。尚、ブラック単色モードの場合、感光ドラム11に対する搬送ベルト21及び転写ローラ15の当接/離間動作の終了後は、マゼンタ、シアン、イエローのステーション10M、10C、10Yの各部材の駆動を停止させる。
尚、感光ドラム11から転写材Pにトナー像を転写した後、感光ドラム11上に残留したトナーは、クリーニング装置16により感光ドラム11から除去され、クリーニング装置16に付随する廃トナー容器に回収される。
[感光ドラムと搬送ベルトの駆動速度]
次に、本実施例における感光ドラム11と搬送ベルト21の駆動速度の関係について説明する。
−画像形成時−
先ず、画像形成時の感光ドラム11と搬送ベルト21の駆動速度の関係について説明する。
本実施例では、後述する感光ドラム11に対する搬送ベルト21の当接/離間動作時を除く通常状態において、少なくとも画像形成中は、感光ドラム11の表面の移動速度(周速)と搬送ベルト21の表面の移動速度(周速)とは略等しい。
但し、転写されたトナー像が中抜けしてしまう画像不良を防止したり、搬送ベルト21による転写材Pの搬送速度の安定性を高めたりするために、各転写位置Nにおいて、感光ドラム11の周速と搬送ベルト21の周速との間に若干の周速差を設けても良い。ここで、感光ドラム11の周速(A)と搬送ベルト21の周速(B)との周速差の感光ドラム11の周速(A)に対する比率Cを、
C=(B−A)/A×100(%) ・・・(1)
とする。
少なくとも画像形成中は、上記式(1)で表される周速差の比率Cは、3%以下であることが好ましい。この周速差の比率Cが3%を超えると、転写材Pに転写されたトナー像が原稿画像に対して伸張し過ぎる、或いはトナーが感光ドラム11や搬送ベルト21へ融着するといった問題が発生し易くなる。
画像形成中に感光ドラム11と搬送ベルト21との間に周速差を設ける場合には、通常、搬送ベルト21の周速を感光ドラム11の周速よりも相対的に速くする。即ち、上記式(1)で表される周速差の比率Cについて、少なくとも画像形成中は0≦C≦3が成り立つ。但し、所望により、画像形成中に感光ドラム11と搬送ベルト21との間に周速差を設ける場合に、搬送ベルト21の周速を感光ドラム11の周速よりも相対的に遅くすることもできる。この場合、上記式(1)で表される周速差の比率Cについて、少なくとも画像形成中は−3≦C≦0が成り立つ。
換言すれば、感光ドラム11の周速をA、搬送ベルト21の周速をBとすると、感光ドラム11上のトナー像を転写する時には、
(|A−B|/A)×100(%)≦3
が成り立つ。本実施例では、上述のように、感光ドラム11上のトナー像を転写する際、感光ドラム11の周速と搬送ベルト21の周速とは略等しい。
−搬送ベルトの当接/離間動作時−
次に、本実施例において最も特徴的な、感光ドラム11に対する搬送ベルト21の当接/離間動作時の、感光ドラム11と搬送ベルト21の駆動速度の関係について説明する。
本実施例では、感光ドラム11と搬送ベルト21とが接触して転写ニップNを形成する第1の状態と、感光ドラム11と搬送ベルト21とが離間する第2の状態との間での切り替えは、感光ドラム11と搬送ベルト21とがそれぞれ移動している状態で行われる。又、感光ドラム11の移動速度(周速)をA、搬送ベルト21の移動速度(周速)をBとして、|A−B|で表される感光ドラム11の移動速度と搬送ベルト21の移動速度との間の速度差は、感光ドラム11から搬送ベルト21上の転写材Pにトナー像を転写する時よりも、上記第1の状態と第2の状態との間での切り替えを行う時の方が大きい。本実施例では、複数の感光ドラム11のうち少なくとも1つに対して搬送ベルト21の当接/離間動作を行う時には、上述のような速度差を設ける。
更に説明すると、本実施例では、搬送ベルト21を感光ドラム11に対し当接又は離間させる時は、搬送ベルト21の耐久性向上の観点から、搬送ベルト21の周速を感光ドラム11の周速に対して相対的に速くする。
図4及び図5を参照して、感光ドラムと搬送ベルトとを等速で駆動した場合における、感光ドラム11に対する搬送ベルト21の当接/離間動作直後の、搬送ベルト21の状態について説明する。図4は、ブラック単色モード時の感光ドラム11に対する搬送ベルト21の当接/離間状態(図3)から、フルカラーモード時の状態(図2)にした直後の搬送ベルト21の状態を示す。一方、図5は、フルカラーモード時の感光ドラム11に対する搬送ベルト21の当接/離間状態(図2)から、ブラック単色モード時の状態(図3)にした直後の搬送ベルト21の状態を示す。
尚、本実施例の画像形成装置100では、感光ドラム11に対する搬送ベルト21の当接/離間状態をフルカラーモード時の状態と単色モード時の状態とで切り替えることができる。この切り替えの時、ブラックのステーション10Kにおいては、搬送ベルト21は感光ドラム11に対して接触した状態を維持する。即ち、本実施例では、複数の感光ドラム11のうち少なくとも1つの感光ドラム11について上記第1の状態と第2の状態との間で切り替えが行われる時に、少なくとも他の1つの感光ドラム11について前記第1の状態が維持される。
搬送ベルト21を図2に示す状態から、図3に示す状態に切り替えた場合、或いは逆に図3に示す状態から図2に示す状態に切り替えた場合、感光ドラム駆動モータD1、D2、D3、D4、及び搬送ベルト駆動モータD5への負荷トルクが変動することがある。これにより、各駆動モータD1〜D5の駆動速度が一時的に不安定になり易い。この時、感光ドラム11と搬送ベルト21とが同じ周速で駆動される設定であると、駆動モータD1〜D5の速度変動によって、搬送ベルト21の周速は、感光ドラム11の周速に対して相対的に速くなったり、遅くなったりする。
ここで、上述のような駆動モータD1〜D5の速度変動により、搬送ベルト21の周速が感光ドラム11の周速よりも相対的に遅くなった場合を考える。この場合、両者の速度差により、搬送ベルト21の移動方向において最下流の転写ニップNから、駆動ローラ22までの区間において、搬送ベルト21に弛みが発生し易くなる。この弛みにより、搬送ベルト21の寄りが悪化し、搬送ベルト21の端面に他の部材との摺擦による損傷を受け易くなる。
尚、駆動ローラ22より搬送ベルト21の移動方向下流側の、テンションローラ24及び従動ローラ23を経由して、搬送ベルト21の移動方向において最上流の転写ニップNまでの区間においては、テンションローラ24により弛みが解消され易い。このため、この区間では搬送ベルト21の寄りが発生し難い。
ここでは、典型的な例として、図2に示す状態と図3に示す状態との間で切り替える場合における搬送ベルト21の状態について説明した。しかし、この切り替え態様以外においても、同様の問題が発生する可能性がある。駆動ローラ22が搬送ベルト21の移動方向において最下流の感光ドラム11よりも下流側にある場合、駆動モータの速度変動によって搬送ベルト21の周速が相対的に感光ドラム11の周速より遅くなると同じ問題が発生し得る。即ち、感光ドラム11に対する搬送ベルト21の当接/離間動作中に搬送ベルト21が感光ドラム11に接触している最下流の箇所より下流側の、駆動ローラ22に至るまでの区間において、上記同様の搬送ベルト21の弛みが発生し易くなる。
そこで、本実施例では、搬送ベルト21を感光ドラム11に対し当接又は離間させる際に、搬送ベルト21の周速を、感光ドラム11の周速に対して相対的に速める。この周速差により、最下流の転写ニップN(即ち、切り替え動作中に感光ドラム11に搬送ベルト21が接触している最下流の箇所)と駆動ローラ22との間で搬送ベルト21に張力が発生し、搬送ベルト21の弛みが除去される。これにより、常に安定した搬送ベルト21の搬送を実現することができる。
(実験例)
次に、搬送ベルト21と感光ドラム11との周速差を種々変更し、搬送ベルト21と感光ドラム11の当接/離間を繰り返す耐久試験を行った結果を表1に示す。
周速差については、感光ドラム11の周速を固定して、搬送ベルト21の周速を変化させた場合と、逆に搬送ベルト21の周速を固定して、感光ドラム11の周速を変化させた場合の2通りの耐久試験を行った。
又、耐久試験では、搬送ベルト21の寿命保証通紙枚数内でフルカラー画像形成とブラック単色画像形成を1枚おきに切り替えながら行った場合に相当する回数の、感光ドラム11に対する搬送ベルト21の当接/離間動作を行った。そして、耐久後の搬送ベルト21の端面の状態を確認した。耐久後の搬送ベルト21の状態については、3段階の評価記号で示した。表中の記号について、○は問題なし、△はベルト端面に摺擦傷が見られるが亀裂無し、×はベルト端部に亀裂有りを示す。
Figure 2007034085
表1の結果から分かるように、搬送ベルト21の長寿命化の観点では、感光ドラム11に対する搬送ベルト21の当接/離間時の、前述の式(1)で表される周速差の比率Cは、4%以上に設定することが好ましい。
又、搬送ベルト21の周速が感光ドラム11の周速よりも相対的に速ければ良く、感光ドラム11と搬送ベルト21とのどちらか一方又は両方の周速を変更し、上記周速差の比率が確保できれば良い。
本実施例では、駆動モータD1〜D5、CPU50、及び各駆動モータのドライバ回路(図示せず)が速度変更手段として機能する。即ち、本実施例では、CPU50が、速度変更手段の制御手段として機能する。そして、感光ドラム11に対する搬送ベルト21の当接/離間動作に応じて感光ドラム駆動モータD1〜D4若しくは搬送ベルト駆動モータD5、又はこれらの両方を制御して、搬送ベルト21の周速を感光ドラム11の周速に対して相対的に速くする。
更に、感光ドラム11の周速と搬送ベルト21の周速との周速差が大きいほど、感光ドラム11に対する搬送ベルト21の当接/離間時における搬送ベルト21の損傷は抑制できる。但し、この周速差が大きすぎると、感光ドラム11の表面と搬送ベルト21の表面との摺擦による劣化が無視できなくなる。そのため、周速差の比率Cは、200%以下とすることが望ましい。
即ち、感光ドラム11に対する搬送ベルト21の当接/離間を行う時には、前述の式(1)で表される周速差の比率Cについて、4≦C≦200が成り立つ。
このように、本実施例によれば、感光ドラム11と搬送ベルト21とを当接/離間させた時の負荷変動によって、感光ドラム11や搬送ベルト21の駆動速度が一時的に変動しても、搬送ベルト21に局所的に弛みが生じることを大幅に抑制することができる。そのため、常に安定した搬送ベルト21の搬送性を確保することができ、搬送ベルト21の耐久性を向上させることができる。従って、複数のステーション10が設けられた画像形成装置100において、使用頻度の少ないステーション10の寿命(感光ドラム11、現像器14、或いはトナーの寿命)の延命を図るとともに、搬送ベルト21の耐久性を向上させることができる。
尚、本実施例では、搬送ベルト21が3軸に張架された構成について述べたが、軸数についてはこの限りでない。例えば、図6に示すような2軸に張架された構成、図7に示すような4軸に張架された構成など、搬送ベルト21が複数軸に張架された任意の構成において、本実施例を適用することができる。
実施例2
次に、本発明に係る他の実施例について説明する。本実施例の画像形成装置の基本構成は実施例1と同じである。従って、実施例1のものと同一又はそれに相当する機能、構成を有する要素には同一符号を付して詳しい説明は省略し、本実施例にて特徴的な点について以下説明する。
図8は本実施例の画像形成装置100においてフルカラーモード時の搬送ベルト21と感光ドラム11との当接/離間状態、図9はブラック単色モード時の搬送ベルト21と感光ドラム11との当接/離間状態を示している。
本実施例では、搬送ベルト21の軸構成が実施例1とは異なる。即ち、実施例1では、搬送ベルト21が張架された複数の支持体のうち駆動支持体としての駆動ローラ22が、搬送ベルト21の搬送方向最下流の感光ドラム11K(即ち、最下流の転写ニップN)より下流側に配置されていた。これに対し、本実施例では、駆動支持体としての駆動ローラ22が、搬送ベルト21の搬送方向最上流の感光ドラム11M(即ち、最上流の転写ニップN)より上流側に配置されている。又、本実施例では、この最上流の感光ドラム11Mと駆動ローラ22との間には他のベルト張架ローラは設けられていない。
次に、本実施例における感光ドラム11と搬送ベルト21の駆動速度の関係について、以下に説明する。
感光ドラム11に対する搬送ベルト21の当接/離間時を除く通常状態における搬送ベルト21の周速と感光ドラム11の周速の関係については、実施例1と同様である。
一方、搬送ベルト21を感光ドラム11に対し当接又は離間させる時は、本実施例では、搬送ベルト21の耐久性向上の観点から、搬送ベルト21の周速を感光ドラム11の周速に対して相対的に遅くする。
図10及び図11を参照して、感光ドラムと搬送ベルトとを等速で駆動した場合における、感光ドラム11に対する搬送ベルト21の当接/離間動作直後の、搬送ベルト21の状態について説明する。図10は、ブラック単色モード時の感光ドラム11に対する搬送ベルト21の当接/離間状態(図9)から、フルカラーモード時の状態(図8)にした直後の搬送ベルト21の状態を示す。一方、図11は、フルカラーモード時の感光ドラム11に対する搬送ベルト21の当接/離間状態(図8)から、ブラック単色モード時の状態(図9)にした直後の搬送ベルト21の状態を示す。
尚、本実施例の画像形成装置100では、当接/離間状態をフルカラーモード時の状態と単色モード時の状態とで切り替える場合、ブラックのステーション10Kを、搬送ベルト21は感光ドラム11に対して接触した状態を維持する。
搬送ベルト21を図8に示す状態から、図9に示す状態に切り替えた場合、或いは逆に図9に示す状態から図8に示す状態に切り替えた場合、感光ドラム駆動モータD1、D2、D3、D4、及び搬送ベルト駆動モータD5への負荷トルクが変動することがある。これにより、各駆動モータD1〜D5の駆動速度が一時的に不安定になり易い。この時、感光ドラム11と搬送ベルト21とが同じ周速で駆動される設定であると、駆動モータD1〜D5の速度変動によって、搬送ベルト21の周速は、感光ドラム11の周速に対して相対的に速くなったり、遅くなったりする。
ここで、上述のような駆動モータD1〜D5の速度変動により、搬送ベルト21の周速が感光ドラム11の周速よりも相対的に速くなった場合を考える。この場合、両者の速度差により、駆動ローラ22から、搬送ベルト21の移動方向において最上流の転写ニップNまでの区間において、搬送ベルト21に弛みが発生し易くなる。この弛みにより、搬送ベルト21の寄りが悪化し、搬送ベルト21の端面に他の部材との摺擦による損傷を受け易くなる。
尚、駆動ローラ22より搬送ベルト21の移動方向上流側の、テンションローラ24及び従動ローラ23を経由して、搬送ベルト21の移動方向において最上流の転写ニップNまでの区間においては、テンションローラ24により弛みが解消され易い。このため、この区間では搬送ベルト21の寄りが発生し難い。
ここでは、典型的な例として、図8に示す状態と図9に示す状態との間で切り替える場合における搬送ベルト21の状態について説明した。しかし、この切り替え態様以外においても、同様の問題が発生する可能性がある。駆動ローラ22が搬送ベルト21の移動方向において最上流の感光ドラム11よりも上流側にある場合、駆動モータの速度変動によって搬送ベルト21の周速が相対的に感光ドラム11の周速より速くなると同じ問題が発生し得る。即ち、感光ドラム11に対する搬送ベルト21の当接/離間動作中に搬送ベルト21が感光ドラム11に接触している最上流の箇所より上流側の、駆動ローラ22に至るまでの区間において、上記同様の搬送ベルト21の弛みが発生し易くなる。
そこで、本実施例では、搬送ベルト21を感光ドラム11に対し当接又は離間させる際に、搬送ベルト21の周速を、感光ドラム11の周速に対して相対的に遅くする。この周速差により、切り替え動作中に感光ドラム11に搬送ベルト21が接触している最上流の箇所(図8に示す状態では最上流の転写ニップN;図9に示す状態では最下流の転写ニップN)と駆動ローラ22との間で張力が発生し、搬送ベルト21の弛みが除去される。これにより、常に安定した搬送ベルト21の搬送を実現することができる。
(実験例)
次に、搬送ベルト21と感光ドラム11との周速差を種々変更し、搬送ベルト21と感光ドラム11の当接/離間を繰り返す耐久試験を行った結果を表2に示す。
周速差については、感光ドラム11の周速を固定して、搬送ベルト21の周速を変化させた場合と、逆に搬送ベルト21の周速を固定して、感光ドラム11の周速を変化させた場合の2通りの耐久試験を行った。
又、耐久試験では、搬送ベルト21の寿命保証通紙枚数内でフルカラー画像形成とブラック単色画像形成を1枚おきに切り替えながら行った場合に相当する回数の、感光ドラム11に対する搬送ベルト21の当接/離間動作を行った。そして、耐久後の搬送ベルト21の端面の状態を確認した。耐久後の搬送ベルト21の状態については、3段階の評価記号で示した。表中の記号について、○は問題なし、△はベルト端面に摺擦傷が見られるが亀裂無し、×はベルト端部に亀裂有りを示す。
Figure 2007034085
表2の結果から分かるように、搬送ベルト21の長寿命化の観点では、感光ドラム11に対する搬送ベルト21の当接/離間時の、前述の式(1)で表される周速差の比率Cは、−4%以下に設定することが好ましい。
又、搬送ベルト21の周速が感光ドラム11の周速よりも相対的に遅ければ良く、感光ドラム11と搬送ベルト21とのどちらか一方又は両方の周速を変更し、上記前述の周速差の比率が確保できれば良い。
本実施例では、実施例1と同様、駆動モータD1〜D5、CPU50、及び各駆動モータのドライバ回路(図示せず)が速度変更手段として機能する。即ち、本実施例では、CPU50が、速度変更手段の制御手段として機能する。そして、感光ドラム11に対する搬送ベルト21の当接/離間動作に応じて感光ドラム駆動モータD1〜D4若しくは搬送ベルト駆動モータD5、又はこれらの両方を制御して、搬送ベルト21の周速を感光ドラム11の周速に対して相対的に速くする。
更に、感光ドラム11の周速と搬送ベルト21の周速との周速差が大きいほど、感光ドラム11に対する搬送ベルト21の当接/離間時における搬送ベルト21の損傷は抑制できる。但し、この周速差が大きすぎると、感光ドラム11の表面と搬送ベルト21の表面の摺擦による劣化が無視できなくなる。そのため、周速差の比率Cは、−200%以上とすることが望ましい。
即ち、感光ドラム11に対する搬送ベルト21の当接/離間を行う時には、前述の式(1)で表される周速差の比率Cについて、−200≦C≦−4が成り立つ。
このように、本実施例によれば、実施例1と同様に、感光ドラム11と搬送ベルト21とを当接/離間させた時の負荷変動によって局所的に弛みが生じることを、大幅に抑制することができる。即ち、感光ドラム11や搬送ベルト21の駆動速度が一時的に変動しても、搬送ベルト21に局所的に弛みが生じることを大幅に抑制することができる。そのため、常に安定した搬送ベルト21の搬送性を確保することができ、搬送ベルト21の耐久性を向上させることができる。
尚、本実施例では、搬送ベルト21が3軸に張架された構成について述べたが、実施例1にて説明したのと同様に、搬送ベルト21が複数軸に張架された任意の構成に、本実施例を適用することができる。
以上、実施例1及び実施例2の説明から分かるように、感光ドラム11の周速をA、搬送ベルト21の周速をBとすると、感光ドラム11と搬送ベルト21とが接触して転写ニップを形成する第1の状態と、感光ドラム11と搬送ベルト21とが離間する第2の状態との間での切り替え時には、
(|A−B|/A)×100(%)≧4
が成り立つことが好ましい。又、通常、
(|A−B|/A)×100(%)≦200
とすることが望ましい。
斯かる構成により、常に安定した搬送ベルト21の搬送性を確保でき、搬送ベルト21の耐久性を向上させることをより効果的に達成することができる。
実施例3
次に、本発明に係る更に他の実施例について説明する。本実施例では、画像形成装置は、中間転写方式を採用する。本発明は、上記実施例1、2のような直接転写方式の画像形成装置に限らず、本実施例のような中間転写方式の画像形成装置にも適用できる。
図12は、本実施例の画像形成装置200の要部概略断面を示す。尚、図1に示す画像形成装置100のものに相当する機能を有する部材には同符号を付し、詳しい説明を省略する。
本実施例の画像形成装置200は、像搬送体として、無端ベルト状の中間転写体である中間転写ベルト61を有する。中間転写ベルト61は、駆動ローラ22と、テンションローラ24と、2次転写対向ローラ62の3軸に張架されている。又、本実施例の画像形成装置200では、実施例1における転写ローラ15に相当する1次転写手段としての1次転写ローラ15が中間転写ベルト61の内周側に設けられている。1次転写ローラ15の位置で中間転写ベルト61が感光ドラム11に接触して1次転写ニップ(1次転写位置)N1を形成する。各1次転写ローラ15は、実施例1と同様にして、感光ドラム11に対して当接又は離間する方向に移動可能とされている。又、2次転写対向ローラ62に当接するように、2次転写手段としての2次転写ローラ63が配置されている。2次転写ローラ63と中間転写ベルト61との接触部が2次転写ニップ(2次転写位置)N2を形成する。更に、2次転写工程後に中間転写ベルト61上に残ったトナーをクリーニングするためのベルトクリーニング装置64が設けられている。
次に、本実施例の画像形成装置200における画像形成プロセスについて説明する。
CPU50に画像形成開始信号が入力されると、中間転写ベルト61、第1〜第4のステーション10M、10C、10Y、10Kの感光ドラム11の回転が開始される。
そして、フルカラーモードの場合、全てのステーション10M、10C、10Y、10Kにおいて、1次転写ローラ15は中間転写ベルト61を介して感光ドラム11と当接する。一方、ブラック単色モードの場合、マゼンダ、シアン、イエローの各ステーション10M、10C、10Yにおいて、1次転写ローラ15は感光ドラム11から離間する。そして、ブラックのステーション10Kの1次転写ローラ15Kだけが中間転写ベルト61を介して感光ドラム11Kに当接する。
その後、感光ドラム11の表面は、帯電ローラ12により所望の電位(本実施例では負極性)に帯電させられる。帯電した感光ドラム11の表面に、露光装置13により、画像情報に基づいた画像露光がなされる。これにより、感光ドラム11上に静電像(潜像)が形成される。次に、感光ドラム11の上に形成された静電像は、現像器14により、トナー(本実施例では負帯電特性のトナー)で現像される。これにより、感光ドラム11上にトナー像が形成される。
感光ドラム11上に形成されたトナー像は、1次転写ローラ15の作用により、中間転写ベルト61に静電的に転写される。このとき、1次転写ローラ15には、1次転写バイアス出力手段としての1次転写電源より、所定の電圧(本実施例では正極性の電圧)が印加される。
フルカラーモードの場合、上述の帯電、露光、現像、転写の各工程が、各色のステーション10M、10C、10Y、10Kにおいて同様に繰り返される。そして、各ステーション10M、10C、10Y、10Kの感光ドラム11上にそれぞれ形成されたマゼンダトナー像、シアントナー像、イエロートナー像、ブラックトナー像は、中間転写ベルト61上に順次重ねて1次転写される。次いで、中間転写ベルト61上の複数色のトナー像は、所定のタイミングで給送される転写材Pに、2次転写ローラ63の作用により一括して2次転写される。このとき、2次転写ローラ63には、2次転写バイアス出力手段としての2次転写電源により所定の電圧(本実施例では正極性の電圧)が印加される。その後、転写材Pは、定着器30に搬送される。定着器30により、転写材P上のトナー像は、加熱加圧されて、転写材P上に定着される。トナー像が定着された転写材Pは、その後機外に排出され、一連の画像形成工程は終了する。
一方、ブラック単色モードの場合、上述の帯電、露光、現像、転写の各工程が、ブラックのステーション10Kにおいてのみ行われる。そして、ブラックトナー像が、中間転写ベルト61上に1次転写された後、転写材P上に2次転写される。その後、フルカラーモード時と同様に、トナー像が転写材Pに定着され、転写材Pが機外に排出される。尚、ブラック単色モードの場合、感光ドラム11に対する中間転写ベルト61及び1次転写ローラ16の当接/離間動作の終了後は、マゼンタ、シアン、イエローのステーション10M、10C、10Yの各部材の駆動を停止させる。
尚、感光ドラム11から中間転写ベルト61にトナー像を1次転写した後、感光ドラム11上に残留したトナーは、クリーニング装置16により感光ドラム11から除去され、クリーニング装置16に付随する廃トナー容器に回収される。又、2次転写工程後に中間転写ベルト61上に残留したトナーは、ベルトクリーニング装置64により回収される。
本実施例の画像形成装置200は、実施例1の画像形成装置100と同様に、画像形成モードとしてフルカラーモードとブラック単色モードとを有し、各モードに応じて、感光ドラム11に対する中間転写ベルト61の当接/離間動作が行われる。
又、図12においては、駆動ローラ22が、中間転写ベルト61の搬送方向最下流の感光ドラム11K(即ち、最下流の1次転写ニップN1)より下流側に配置されている。これに対し、実施例2の画像形成装置100と同様に、駆動支持体としての駆動ローラ22が、搬送ベルト21の搬送方向最上流の感光ドラム11M(即ち、最上流の1次転写ニップN1)より上流側に配置されていてもよい。
そして、本実施例においても、実施例1又は2と同様に、中間転写ベルト61を感光ドラム11に対し当接又は離間させる際は、中間転写ベルト61の周速と感光ドラム11の周速とに周速差を設ける。この時、実施例1又は2と同様に、駆動支持体としての駆動ローラ22が中間転写ベルト61の移動方向において最下流の1次転写ニップN1よりも下流に配置されている場合、中間転写ベルト61は感光ドラム11よりも相対的に速く駆動される。一方、駆動支持体としての駆動ローラ22が中間転写ベルト61の移動方向において最上流の1次転写ニップN1よりも上流に配置されている場合、中間転写ベルト61は感光ドラム11よりも相対的に遅く駆動される。
このように、中間転写方式の画像形成装置200においても本発明は好適に作用し、常に安定した中間転写ベルト61の搬送性を確保でき、中間転写ベルト61の耐久性を向上させることができる。
尚、本実施例では、中間転写ベルト61が3軸に張架された構成について述べたが、軸数についてはこの限りでなく、中間転写ベルト61が複数軸に張架された任意の構成に、本実施例を適用することができる。
本発明に係る画像形成装置の一実施例の断面模式図である。 図1の画像形成装置におけるフルカラーモード時の搬送ベルトと感光ドラムの当接/離間状態を示す要部断面模式図である。 図1の画像形成装置におけるブラック単色モード時の搬送ベルトと感光ドラムの当接/離間状態を示す要部断面模式図である。 感光ドラムと搬送ベルトとを等速で駆動した場合における搬送ベルトと感光ドラムの当接/離間動作後の搬送ベルトの搬送状態を示す要部断面模式図である。 感光ドラムと搬送ベルトとを等速で駆動した場合における搬送ベルトと感光ドラムの当接/離間動作後の搬送ベルトの搬送状態を示す要部断面模式図である。 本発明を適用し得る2軸張架の搬送ベルトの断面模式図である。 本発明を適用し得る4軸張架の搬送ベルトの断面模式図である。 本発明に係る画像形成装置の他の実施例におけるフルカラーモード時の搬送ベルトと感光ドラムの当接/離間状態を示す要部断面模式図である。 本発明に係る画像形成装置の他の実施例におけるブラック単色モード時の搬送ベルトと感光ドラムの当接/離間状態を示す要部断面模式図である。 感光ドラムと搬送ベルトとを等速で駆動した場合における搬送ベルトと感光ドラムの当接/離間動作後の搬送ベルトの搬送状態を示す要部断面模式図である。 感光ドラムと搬送ベルトとを等速で駆動した場合における搬送ベルトと感光ドラムの当接/離間動作後の搬送ベルトの搬送状態を示す要部断面模式図である。 本発明に係る画像形成装置の他の実施例の断面模式図である。
符号の説明
11 感光ドラム(像担持体)
12 帯電ローラ(帯電手段)
13 露光装置(露光手段)
14 現像装置(現像手段)
15 クリーニング装置(クリーニング手段)
16 転写ローラ(転写手段)
21 搬送ベルト(転写材担持体、像搬送体)
22 駆動ローラ(駆動支持体)
30 定着器(定着手段)
61 中間転写ベルト(中間転写体、像搬送体)
63 2次転写ローラ(2次転写手段)
D1〜D5 駆動モータ
S1〜S5 当接離間機構

Claims (9)

  1. トナー像を担持する移動可能な像担持体と、前記像担持体から受容したトナー像を搬送する移動可能な像搬送体と、前記像担持体と前記像搬送体とが接触して転写ニップを形成する第1の状態と前記像担持体と前記像搬送体とが離間する第2の状態とを切り替える切替手段と、前記像担持体と前記像搬送体との少なくとも一方の移動速度を変更する速度変更手段と、を有し、前記像担持体上のトナー像を前記転写ニップにて前記像搬送体側に転写し、前記第1の状態と前記第2の状態との間での切り替えを、前記像担持体と前記像搬送体とがそれぞれ移動している状態で行うことが可能な画像形成装置において、
    前記像担持体の移動速度をA、前記像搬送体の移動速度をBとして、|A−B|で表される前記像担持体の移動速度と前記像搬送体の移動速度との間の速度差が、前記像担持体から前記像搬送体側にトナー像を転写する時よりも、前記第1の状態と前記第2の状態との間での切り替えを行う時の方が大きいことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記像担持体を前記像搬送体の移動方向に沿って複数有し、前記像搬送体は複数の支持体に張架され循環駆動するベルト状部材であり、前記支持体のうちの少なくとも1つが前記像搬送体に駆動力を付与する駆動支持体であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記駆動支持体が前記複数の像担持体と前記像搬送体とで形成される複数の転写ニップのうち前記像搬送体の移動方向において最下流の転写ニップよりも下流に配置されており、前記第1の状態と前記第2の状態との間での切り替えを行う時は、前記像搬送体の移動速度を前記像担持体の移動速度よりも相対的に速くすることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記駆動支持体が前記複数の像担持体と前記像搬送体とで形成される複数の転写ニップのうち前記像搬送体の移動方向において最上流の転写ニップよりも上流に配置されており、前記第1の状態と前記第2の状態との間での切り替えを行う時は、前記像搬送体の移動速度を前記像担持体の移動速度よりも相対的に遅くすることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記複数の像担持体のうち少なくとも1つの像担持体について前記第1の状態と前記第2の状態との間で切り替えが行われる時に、少なくとも他の1つの像担持体について前記第1の状態が維持されることを特徴とする請求項3又は4に記載の画像形成装置。
  6. 前記第1の状態と前記第2の状態との間での切り替え時には、
    (|A−B|/A)×100(%)≧4
    が成り立つことを特徴とする請求項1〜5のいずれかの項に記載の画像形成装置。
  7. 前記像担持体上のトナー像を前記像搬送体側に転写する時には、
    (|A−B|/A)×100(%)≦3
    が成り立つことを特徴とする請求項1〜6のいずれかの項に記載の画像形成装置。
  8. 前記像担持体上のトナー像を前記像搬送体側に転写する時の前記像担持体の移動速度と前記像搬送体の移動速度とは略等しいことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記像搬送体は、前記像担持体からトナー像が転写される転写材を担持する転写材担持体、又は、前記像担持体からトナー像が転写される中間転写体であることを特徴とする請求項1〜8のいずれかの項に記載の画像形成装置。
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