JP4244594B2 - ベルト搬送装置及びこれを用いた画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、無端状のベルト部材を複数の搬送ロールに架け回した状態で回転させるベルト搬送装置に係り、詳細には、電子写真複写機やプリンタ等の画像形成装置のシート搬送ベルトや中間転写ベルトとして用いられるベルト搬送装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
フルカラー画像を形成するカラー複写機やカラープリンタ等の画像形成装置においては、画情報に応じて感光体ドラム等の像担持体上に形成されたイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの各トナー像を記録シート上に重ね合わせて転写することが必要とされる。記録シート上で各色のトナー像を重ね褪せる方式としては種々のものが存在し、例えば、無端状のシート搬送ベルト上に記録シートを静電吸着させ、かかるシート搬送ベルトの回動に伴って搬送される記録シートに対して像担持体から各色のトナー像を順次転写するように構成したものや、各色トナー像を像担持体から記録シートへは直接転写せず、無端状の中間転写ベルトへ一次転写した後に記録シートへ二次転写するように構成したものが知られている。中間転写ベルトを介してトナー像を像担持体から記録シートへ間接的に転写する後者の方式は、中間転写ベルト上で各色トナー像の重ね合わせを行うことができるので、湿度の変化等に伴う記録シートの抵抗値の変動の影響を受けることなく複数色のトナー像の重ね合わせを行うことができ、記録シートに対して各色トナー像を直接転写する前者の場合と比較して、カラー画像を形成する際のトナー像の転写条件の制御が容易となる他、記録シートの搬送も簡易なものとなり、シートジャムの発生を可及的に防止することができる等のメリットがある。
【0003】
このようにシート搬送ベルト上、あるいは中間転写ベルト上で複数色のトナー像の重ね合わせを行う場合、色ずれの無い高品位なカラー記録画像を形成するためには、これらシート搬送ベルト又は中間転写ベルトがその回動中において幅方向へ変位しないことが重要である。しかし、一般的に、無端状に成形されたベルト部材を駆動ロール及び従動ロールを含む複数の搬送ロールに架け回して回動させると、このベルト部材には搬送ロールの軸方向に沿った寄り力が作用し、該ベルト部材は安定的な回動位置を求めて搬送ロールの軸方向、すなわち該ベルト部材の幅方向へ変位してしまう。これは、上記ベルト部材の成形誤差、搬送ロールの径の誤差及び組み付け時のミスアライメント等に起因するものである。
【0004】
それ故、従来より無端状のベルト部材を一定の経路で安定的に回動させるための提案が種々なされているが、そのうちの一つとして、ベルト部材を架け回した搬送ロールの1本を自在に傾動し得るステアリングロールとして構成し、かかるステアリングロールを操作することによってベルト部材の幅方向位置を積極的に修正するようにした所謂アクティブステアリング方式が知られている。具体的には、ベルト部材の幅方向の端部位置を検出するエッジセンサを設け、寄り力が作用した場合のベルト部材の幅方向への移動を上記エッジセンサで検出した後に、かかる検出結果に基づいて上記ステアリングロールを傾動させ、かかるステアリングロールに対して故意にミスアライメントを与え、これによってベルト部材の幅方向の移動を抑えると共に修正し、かかるベルト部材を幅方向の所定の基準位置で継続的に回動させるようにしたものである(特開平11−295948号公報等)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このアクティブステアリング方式では、ステアリングロールに対して故意にミスアライメントを与え、その結果としてベルト部材の幅方向へ作用する寄り力が釣り合ったものとなれば、かかるベルト部材は幅方向へ変位することなく安定的に回転することになる。しかし、回転中のベルト部材に対して新たな寄り力が作用すると、中間転写ベルトは新たな安定状態を求めて幅方向へ移動を開始することになる。例えば、各色毎に作像エンジンを備えた所謂タンデム型の画像形成装置では、カラーモードの際には各色の作像エンジンにおいて感光体ドラムがシート搬送ベルト、中間転写ベルト等のベルト部材と接しているが、モノクロモードの際にはブラックの作像エンジンのみ感光体ドラムがベルト部材に接することになる。このため、カラーモードに引き続いてモノクロモードを実施し、あるいはモノクロモードに引き続いてカラーモードを実施しようとすると、回転中のベルト部材に作用する寄り力のバランスが崩れてしまい、かかるベルト部材が幅方向へ変位を生じてしまう。また、中間転写ベルトから記録シートへトナー像の転写を行う二次転写ロールについても、かかる中間転写ベルトと接離自在に構成されている場合があり、中間転写ベルトの回転中に二次転写ロールの設定位置が変更されると、中間転写ベルトに新たな寄り力が作用することになる。
【0006】
図7は、エッジセンサによって検出されたベルト部材の幅方向の位置の変位、並びにエッジセンサの検出結果に基づいてステアリングロールに与えられるミスアライメント量を示している。この図から明らかなように、ベルト部材に二次転写ロールが接する等して該ベルト部材に新たな寄り力が作用すると、その時点からベルト部材は新たな安定状態を求めて幅方向へ移動を開始し、ステアリングロールに対しては該移動を抑え込むような初期ミスアライメント量が与えられる。この初期ミスアライメント量によってベルト部材にはその移動を抑え込む方向の新たな寄り力が作用し、ベルト部材の幅方向への移動は係止されると共に、かかるベルト部材は幅方向の元の位置、すなわち基準位置に向かって戻って行く。最終的には、初期ミスアライメント量よりも小さなミスアライメント量をステアリングロールに与えることにより、ベルト部材はリトラクト部材が接触する前の元の位置、すなわち基準位置で安定状態となり、それ以上は幅方向へ移動することなく継続して回動することになる。
【0007】
しかし、この従来のアクティブステアリング方式では、ベルト部材の幅方向位置を常に所定の基準位置に保つようにステアリングロールを制御しているので、ベルト部材が幅方向へ移動を開始してしまうと、かかる移動を係止すると共に該ベルト部材を基準位置に戻すため、最終的なミスアライメント量よりも大きな初期ミスアライメント量をステアリングロールに対して一時的に与える必要があり、しかもベルト部材は急激に幅方向へ移動するのではなく、幅方向へ作用する寄り力の釣り合い位置を探るようにゆっくりと移動するので、幅方向への変位を生じてから、ベルト部材の回動経路が安定するまでに5〜10sec程度の時間を要した。このため、例えばモノクロモードからカラーモードへ連続的に移行する場合に、回動中におけるベルト部材の幅方向位置が安定し、感光体ドラムからシート搬送ベルト上の記録シート、あるいは中間転写ベルトに対してトナー像の転写が行えるようになるまでには時間を要し、直ちに画像形成動作を開始することができないという問題点があった。
【0008】
本発明はこのような問題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、回動するベルト部材に対して幅方向への寄り力を発生させる外乱が作用した場合であっても、かかるベルト部材の幅方向への移動を速やかに係止し、一定の幅方向位置で安定的に回動させることが可能なベルト搬送装置及びこれを用いた画像形成装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前述した従来のアクティブステアリング方式では、無端状のベルト部材が回動を開始すると、かかるベルト部材の幅方向位置を常に一つの基準位置に保つようにステアリングロールの傾動が制御されていた。しかし、ベルト部材に対して適宜接触又は離間するようなリトラクト部材が設けられていると、これらリトラクト部材の設定位置が変更される度に、新たに作用する寄り力によって無端状ベルトは必ず幅方向に移動を生じてしまう。もっとも、リトラクト部材の設定位置の変更の前後において、ベルト部材を幅方向に関して同一の位置で回転させなければならない事情が存在するのであれば別だが、異なる位置で回転させても何ら支承がないのであれば、幅方向に移動してしまったベルト部材を元の基準位置に戻すのではなく、移動方向に存在する別の基準位置に係止し、次にリトラクト部材の設定位置が変更されるまでの間は、この基準位置でベルト部材を回転させた方が該ベルト部材の回動を素早く安定化させることができる。
【0010】
このような観点から、本発明では、ベルト部材に対して新たな幅方向の寄り力が作用すると判断される場合には、かかるベルト部材の幅方向の基準位置を変更し、ベルト部材の幅方向への移動、すなわちウォークが変更後の新たな基準位置へ収束するように構成している。
【0011】
このような本発明によれば、ベルト部材がウォークを生じることなく安定して回転していた状態から該ベルト部材に対して新たな寄り力が作用し、それに伴ってベルト部材が幅方向へ移動を開始したとしても、かかるベルト部材を幅方向の元の基準位置にまで戻す必要はないので、例えばステアリングロールに与えるミスアライメント量はベルト部材の幅方向への移動を係止する程度の僅かなもので足り、ベルト部材の移動を素早く終息させて安定した回動状態に移行させることが可能となる。
【0012】
この本発明を実現するためには、回動中のベルト部材の幅方向の位置を検出する検出手段と、前記ベルト部材にその幅方向へ作用する補正外力を加え、かかるベルト部材の幅方向位置を修正するベルト位置修正手段と、前記検出手段の検出したベルト部材の幅方向位置と所定の基準位置とを比較し、前記ベルト位置修正手段の動作を制御する補正制御手段とが必要となるが、前記ベルト位置修正手段としては、新たに生じた寄り力と釣り合う反対方向の補正外力をベルト部材に対して与えるものであれば良い。このベルト位置修正手段は前述のステアリングロールにかぎられるものではなく、ベルト部材の幅方向のエッジに対して直接補正外力を及ぼすガイド部材であっても差し支えない。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のベルト搬送装置を添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は本発明のベルト搬送装置を中間転写ベルトとして採用したカラーレーザビームプリンタの構成を示す概略図である。このレーザビームプリンタはイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの各色毎にトナー像を形成する4基の作像エンジン10Y、10M、10C、10Bkを備えると共に、各作像エンジンからトナー像が一次転写される中間転写ベルト20を備え、かかる中間転写ベルト20に多重転写されたトナー像を記録シートPに二次転写してフルカラー画像を形成するように構成されている。
【0014】
上記中間転写ベルト20は無端状に形成されると共に駆動ロール21を含む複数のベルト搬送ロール21〜25に架け回されており、矢線方向に回動しながら各色作像エンジン10Y、10M、10C、10Bkで形成されたトナー像の一次転写を受けるように構成されている。上記中間転写ベルト20は例えばポリイミド系樹脂で構成され、厚さ60〜90μmの薄膜フィルムシートの両端を互いに溶着して無端状に形成されている。
【0015】
中間転写ベルト20を挟んでベルト搬送ロール24と対向する位置には二次転写ロール30が配設されており、記録シートPは互いに圧接する転写ロール30と中間転写ベルト20との間に挿通されて、かかる中間転写ベルト20からトナー像の二次転写を受けるようになっている。すなわち、上記ベルト搬送ロール24は転写ロール30のバックアップロールとして機能している。図2に示すように、この二次転写ロール30は中間転写ベルト20と接離自在に構成されており、中間転写ベルト20に接した動作位置(実線位置)と離間した退避位置(破線位置)のいずれか一方に設定されるようになっている。通常、中間転写ベルト20の回転が停止している最中は二次転写ロール30を退避位置に設定し、中間転写ベルト20が回転を開始した後に動作位置に設定するように構成している。
【0016】
一方、駆動ロール21と対向する位置には中間転写ベルト30のベルトクリーナ26が配設され、二次転写後に中間転写ベルト20に残留付着したトナーを該中間転写ベルト20上から除去するように構成されている。
【0017】
この中間転写ベルト20の上側には前述した4基の作像エンジン10Y、10M、10C、10Bkが中間転写ベルト20の回転方向に沿って直列的に配設されており、各色の画情報に応じて形成したトナー像を中間転写ベルト20に一次転写するようになっている。これら4基の作像エンジンは中間転写ベルト20の回動方向に沿ってイエロー10Y、マゼンタ10M、シアン10C及びブラック10Bkの順に配設されており、最も頻繁に使用されるであろうブラックの作像エンジン10Bkが最も二次転写部の近傍に配置されている。また、これら作像エンジン10Y、10M、10C、10Bkは、各作像エンジンに具備された感光体ドラム11を画情報に応じて露光するラスタ走査ユニット12を夫々備えており、各色の画情報に応じて変調されたレーザ光Bmが各作像エンジン10Y、10M、10C、10Bkの感光体ドラム11を露光するようになっている。
【0018】
また、各作像エンジン10Y、10M、10C、10Bkは、感光体ドラム11と、この感光体ドラム11を一様な背景部電位にまで帯電させる帯電器13と、上記レーザ光Bmの露光によって感光体ドラム11上に形成された静電潜像を現像してトナー像を形成する現像器14と、トナー像を中間転写ベルト20に転写した後の感光体ドラム11の表面から残留トナーや紙粉を除去するクリーナ15と、このクリーナによる清掃に先立って残留トナーを除電するクリーニング前除電器16とを備えており、感光体ドラム11上に各色の画情報に応じたトナー像を形成し得るように構成されている。
【0019】
各作像エンジン10Y、10M、10C、10Bkの感光体ドラム11と対向する位置には、中間転写ベルト20を挟むようにして一次転写ロール17Y、17M、17C、17Bkが配設されており、これら転写ロール17Y、17M、17C、17Bkに対して所定の転写バイアス電圧を印加することにより、感光体ドラム11上で電荷を帯びているトナー像が中間転写ベルト20に転写されるようになっている。
【0020】
また、図3に示すように、これら一次転写ロール17Y、17M、17C、17Bkのうち、イエロー、マゼンタ及びシアンの三色の作像エンジン10Y,10M,10Cに対して設けられた一次転写ロール17Y,17M,17Cは、中間転写ベルト20と接離自在に構成されており、中間転写ベルト20を各作像エンジン10Y,10M,10Cの感光体ドラム11との間に挟み込む動作位置(実線位置)と、中間転写ベルト20を感光体ドラム11から離間させる退避位置(破線位置)のいずれかに設定されるようになっている。一方、ブラックの作像エンジン10Bkに対応した一次転写ロール17Bkは常に中間転写ベルト20と接している。このように一次転写ロール17Y,17M,17Cを中間転写ベルト20からリトラクトさせるように構成したのは、白黒画像のみを形成するモノクロモードのプリントジョブの際に、ブラック以外の他色の作像エンジン10Y,10M,10Cを保護するためである。プリンタの主電源が投入されてプリントジョブの開始を待っている待機状態では、一次転写ロール17Y,17M,17Cが退避位置に設定され、一次転写ロール17Bkのみが中間転写ベルト20に接触しており、直ぐにモノクロモードのプリントジョブを開始し得るようになっている。また、フルカラー画像を形成するカラーモードのプリントジョブを開始する際には、一次転写ロール17Y,17M,17Cが退避位置から動作位置に設定変更されるようになっている。このように待機状態の際にモノクロモードに対応して一次転写ロール17Y,17M,17Cを設定しているのは、フルカラーモードの開始時にはモノクロモードの開始時に比べて画情報の処理に時間を要するので、その時間を利用して一次転写ロール17Y,17M,17Cの設定位置を変更すれば、特段にプリントジョブの開始が遅れてしまうこともないからである。
【0021】
そして、このように構成されたカラーレーザビームプリンタでのプリントジョブのうち、モノクロモードの場合には、先ず中間転写ベルト20の回転を開始した後に、退避位置に設定されている二次転写ロール30を動作位置に設定する。中間転写ベルト20の回転停止中、一次転写ロール17Y,17M,17Cは退避位置に設定されおり、モノクロモードの場合はこれらの一次転写ロールを退避位置に設定したままの状態でプリントジョブを実行する。すなわち、図4に示すように、ブラックの作像エンジン10Bkのみがトナー像を中間転写ベルト20に一次転写できる状態にある。
【0022】
このようにして中間転写ベルト20が回転を開始すると、画情報に応じてラスタ走査ユニット12が作像エンジン10Bkの感光体ドラム11を所定のタイミングで露光し、これによって作像エンジン10Bkの感光体ドラム11上には画情報に応じたトナー像が形成され、かかるブラックトナー像は回動する中間転写ベルト20に対して転写される。
【0023】
記録シートPは給紙ロール41によって給紙カセット40から一枚ずつ引き出された後、図中に破線で示す所定のシート給送通路46を経て中間転写ベルト20と二次転写ロール30とが接する二次転写部に給送される。二次転写部の手前側にはレジストレーションロール42が設けられており、記録シートPはこのレジストレーションロール42によって二次転写部に対する突入タイミングが制御され、中間転写ベルト20上に一次転写されたトナー像との位置合わせがなされる。中間転写ベルト20を挟んで二次転写ロール30と対向するバックアップロール24には所定の転写バイアス電圧が印加されており、中間転写ベルト20上に保持されていたトナー像は二次転写ロール30とバックアップロール24との間に形成された転写電界によって記録シートPに静電転写される。
【0024】
トナー像の二次転写がなされた記録シートPは中間転写ベルト20から剥離された後、直列的に配置された二連のシート搬送ベルト43によって定着器44へと搬送される。そして、かかる記録シートはトナー像が加熱定着された後に、排出トレイ45へ排出される。
【0025】
一方、カラーモードの場合には、モノクロモードの場合と同様、先ず中間転写ベルト20の回転を開始した後に、退避位置に設定されている次転写ロール30を動作位置に設定する。また、中間転写ベルト20の回転開始後、退避位置に設定されていた一次転写ロール17Y,17M,17Cを動作位置に設定し、図1に示すように、ブラックの一次転写ロール17Bkを含めた総ての一次転写ロールが感光体ドラムとの間に中間転写ベルトを挟み込んだ状態とする。
【0026】
このようにして中間転写ベルト20が回転を開始すると、各色の画情報に応じてラスタ走査ユニット12が各作像エンジン10Y,10M,10C,10Bkの感光体ドラム11を所定のタイミングで露光し、これによって各作像エンジン10Y,10M,10C,10Bkの感光体ドラム11上には画情報に応じたトナー像が形成される。各作像エンジン10Y,10M,10C,10Bkで形成されたトナー像は回動する中間転写ベルト20に対して順次転写され、かかる中間転写ベルト20上には各色のトナー像が重なり合った多重トナー像が形成される。また、記録シートPはモノクロモードの時と同様にして二次転写部に給紙され、中間転写ベルト20上に保持されていた多重トナー像は二次転写ロール30によって記録シートPへ二次転写される。この後、記録シートPは定着器44を経てトナー像の加熱定着がなされ、排出トレイ45へ排出される。
【0027】
このように構成される本実施例のカラープリンタでは、中間転写ベルト20上で各色のトナー像を高精度に重ね合わせるため、所謂アクティブステアリング方式によって該中間転写ベルト20の蛇(幅方向の移動)を防止している。図5に示すように、このアクティブステアリング方式では、回動中の中間転写ベルト20の幅方向の位置をエッジセンサ1で検出した後、その検出結果に基づき、中間転写ベルト20に対して幅方向(ラテラル方向)へ作用する補正外力を加え、かかる中間転写ベルト20の幅方向位置を所定の基準位置に合致させる修正を行っている。補正外力はステアリングロール(ベルト搬送ロール)23を傾動させることによって、ラテラル方向の寄り力として中間転写ベルト20に与えられ、ステアリングロール23の傾動量、すなわちミスアライメント量が大きくなるほど、中間転写ベルト20に対して大きな寄り力が作用し、この寄り力によって中間転写ベルト20のラテラル方向への移動が抑制され、あるいは中間転写ベルト20を幅方向の所定位置まで移動させることができる。
【0028】
ステアリングロール23に与えられるミスアライメント量はマイクロコンピュータシステムから構成される補正制御部2によって演算され、後述するステアリングモータに与えられる。この補正制御部2はエッジセンサ1の検知結果を取り込むと共に、その検知結果、すなわち中間転写ベルト20の幅方向の現実の位置を所定の基準位置と比較し、ステアリングロール23に与えるべきミスアライメント量を演算する。
【0029】
図6は、上記エッジセンサ1の具体的な構成を示す概略図である。このエッジセンサ1は、回転軸3の周りに揺動自在に支持されたアクチュエータ4と、このアクチュエータ4の動きに応じて出力電圧が変化する透過型のフォトセンサ5とから構成されている。前記アクチュエータ4の一端側は中間転写ベルト20の幅方向の端部に当接する接触部6であり、この接触部6は中間転写ベルト20と離間することがないよう、スプリング7によって中間転写ベルト20へ向けて付勢されている。また、アクチュエータ4の他端側は前記フォトセンサ5の発光部と受光部との間に挿入される遮光板8として構成されており、アクチュエータ4の揺動に応じて遮光板8のフォトセンサ5に対する挿入量が変化するように構成されている。従って、中間転写ベルト20がラテラル方向(矢線方向)へ移動(ウォーク)を生じると、アクチュエータ4が回転軸3の周囲を揺動し、これに伴ってフォトセンサ5の出力電圧が変化するので、かかる出力電圧をチェックすることにより、中間転写ベルト20のラテラル方向への移動量を把握することができるようになっている。
【0030】
一方、図7は前記ステアリングロール23を傾動させるための具体的構成を示す概略図である。前記ステアリングロール23の回転軸の一端は固定的に設けられた装置フレーム50によって回転自在に支承されているが、他端は揺動アーム51の一端に支承されている。この揺動アーム51は回転軸52の周りに揺動自在に設けられており、ステアリングロール23と反対側の他端は偏心カム53に圧接している。この偏心カム53はステアリングモータ54に接続されており、ステアリングモータ54を回転させると、偏心カム53が回転し、それによってステアリングロール23を支承した揺動アーム51の一端が上下へ揺動するように構成されている。前記ステアリングモータ54には回転角度を高精度に制御可能なステッピングモータが用いられている。
【0031】
ステアリングロール23の傾動による中間転写ベルト20の蛇行修正の原理について説明すると、先ず、図7(a)に示すように、偏心カム53が所定の角度で停止し、その停止角度に対応してステアリングロール23がほぼ水平(傾きがほぼゼロ)に保持された状態では、走行中の中間転写ベルト20が幅方向yに移動(蛇行)しないものと仮定する。この状態から、図7(b)に示すように、ステアリングモータ54の駆動により偏心カム53を図の反時計廻りに回転させると、偏心カム53の偏心量に応じて揺動アーム51がθ1方向に揺動する。これにより、ステアリングロール23の一端が揺動アーム51によって持ち上げるため、その持ち上げ量に応じてステアリングロール23に傾きが生じる。このとき、ステアリングロール23に巻き付けられた中間転写ベルト20は、揺動アーム51にて持ち上げられたロール端側に移動する。これに対して、図7(c)に示すように、ステアリングモータ54の駆動により偏心カム53を図の時計廻りに回転させると、偏心カム53の偏心量に応じて揺動アーム51がθ2方向に揺動する。これにより、ステアリングロール23の一端が揺動アーム51によって押し下げられるため、その押し下げ量に応じてステアリングロール23に傾きが生じる。このとき、ステアリングロール23に巻き付けられた中間転写ベルト20は、揺動アーム51にて押し下げられたロール端と反対側に移動する。
【0032】
このため、中間転写ベルト20の幅方向yへの位置変動を前述のエッジセンサ1で検出し、その検出結果を基にステアリングモータ54を駆動してステアリングロール23に適当なミスアライメント量を与えてやれば、中間転写ベルト20の幅方向への移動を抑え、更にステアリングロール23上における幅方向の位置を修正することができ、結果として、中間転写ベルト20をウォークさせることなく一定の経路で安定的に回動させることができるものである。
【0033】
しかし、このようなステアリングロール23のミスアライメント量の制御によって中間転写ベルト20が安定的な回転状態に置かれているとしても、中間転写ベルト20に対して新たな幅方向への寄り力が作用した場合には、かかる安定状態が崩れ、中間転写ベルト20が再度幅方向へのウォークを生じることになる。例えば、本実施例で説明しているプリンタの如く、二次転写ロール30が中間転写ベルト20に対してリトラクトするように構成されている場合、二次転写ロール30の周方向と中間転写ベルト20の進行方向が僅かにでもずれていると、二次転写ロール30の設定位置の変更によって中間転写ベルト20に作用する寄り力のバランスが崩れ、幅方向への移動が発生してしまう。このことは、やはり中間転写ベルトに対してリトラクトするように構成された一次転写ロール17Y,17M,17Cについても同じである。
【0034】
従って、前述した実施例のプリンタの場合、プリントジョブの開始時に二次転写ロール30の設定位置を退避位置から動作位置へ設定変更し、あるいはプリントジョブの終了時に退避位置から動作位置へ設定変更すると、これに連動して中間転写ベルト20が幅方向にウォークを生じてしまうことになる。また、モノクロモードとカラーモードとの切換のため、一次転写ロール17Y,17M,17Cの設定位置を退避位置から動作位置へ設定変更し、あるいは動作位置から退避位置へ設定変更する場合にも、これに連動して中間転写ベルト20が幅方向にウォークを生じてしまう。
【0035】
中間転写ベルト20が回転中に幅方向のウォークを生じた場合、前記エッジセンサ1がそれを検知することから、補正制御部2はウォークを抑え込むべくステアリングモータ54に対して制御信号を送出するのだが、従来、補正制御部2はエッジセンサ1の出力電圧が予め定められた基準値と合致するようにステアリングモータ54を制御していた。つまり、中間転写ベルト20の幅方向の位置が予め定められた一つの基準位置と合致するように制御していたのである。
【0036】
しかし、中間転写ベルト20に幅方向のウォークが生じた場合、かかる中間転写ベルト20は寄り力の釣り合う位置を探るようにして緩やかに移動することから、幅方向に関して常に一定の基準位置で中間転写ベルト20を回転させるように制御を行うと、既に図10に示したように、ウォークが生じた当初はステアリングロール23に対して大きなミスアライメント量を与えて、中間転写ベルト20の移動を抑え込むと共に逆方向の移動を生じさせ、最終的にはミスアライメント量を減じて元の基準位置で中間転写ベルト20の回転を安定させる必要があり、中間転写ベルト20の幅方向の回転位置が安定するまでに平均して5〜10secの時間を要した。このことは、プリントジョブの開始時に二次転写ロール30の設定位置を変更してから実際にトナー像の形成を開始できる迄の時間の増大を意味し、特にモノクロ画像のFPOT(First Print out Time)の短縮化に関してはマイナス要因である。また、フルカラーモードのプリントジョブを行った後に、中間転写ベルト20の回転を停止させることなく引き続いてモノクロモードのプリントジョブを実施する際、一次転写ロール10Y,10M,10Cの設定位置を変更してから実際にトナー像の形成を開始できる迄の時間の増大を意味する。
【0037】
このことから、本実施例のカラープリンタでは、図8に示すように、二次転写ロールが退避位置に設定されている場合の中間転写ベルト20の幅方向の基準位置P1と、モノクロモードにおいて二次転写ロールが動作位置に設定されている場合の中間転写ベルト20の幅方向の基準位置P2と、カラーモードにおいて二次転写ロールが動作位置に設定されている場合の中間転写ベルト20の幅方向の基準位置P3とを異ならせている。すなわち、モノクロモードのプリントジョブを開始するために二次転写ロール30が退避位置から動作位置へ設定され、これを原因として中間転写ベルト20が基準位置P1から幅方向へのウォークを生じても、中間転写ベルト20を元の基準位置P1に戻す制御を行わず、新たな基準位置P2に導く制御を行うのである。また、カラーモードのプリントジョブを開始するために二次転写ロール30及び一次転写ロール17Y,17M,17Cが退避位置から動作位置へ設定され、これを原因として中間転写ベルト20が基準位置P1から幅方向へのウォークを生じても、中間転写ベルト20を元の基準位置P1に戻す制御を行わず、新たな基準位置P3に導く制御を行うのである。
【0038】
このような制御は、前記補正制御部2がエッジセンサ1の出力電圧を比較すべき基準電圧として、待機状態の際の基準電圧とモノクロモード時の基準電圧、カラーモード時の基準電圧とを異ならせることで実現される。ここで、モノクロモード時の基準位置P2、フルカラーモード時の基準位置P3は、待機状態の際の基準位置P1に対し、かかる中間転写ベルト20に新たに作用した寄り力の方向に位置させる。これにより、中間転写ベルト20の幅方向へのウォークを素早く解消し、蛇行のない安定的な回転状態とすることができる。
【0039】
図9は、このような本実施例の制御を実施した場合の中間転写ベルト20の幅方向位置、ステアリングロール23に与えるミスアライメント量の時経過を示すグラフである。このグラフに示されるように、モノクロモードにおける基準位置P2を待機状態の基準位置P1と異ならせ、しかもP2をP1に対し、二次転写ロールの設定位置の変更によって生じた中間転写ベルトの移動方向側へ設けることにより、中間転写ベルト20を基準位置P2において素早く落ち着かせることができる。しかも、ステアリングロール23に対しては中間転写ベルト20に生じた寄り力を打ち消す程度の小さなミスアライメント量を与えれば足りる。これにより、本実施例の制御では1sec以下の極めて短時間で中間転写ベルトの挙動を安定させることができ、プリントジョブ開始時やカラーモードからモノクロモードへの移行時の待ち時間を短縮し、記録画像の生産性を高めることが可能となる。
【0040】
また、二次転写ロール30や一次転写ロール17Y,17M,17Cが中間転写ベルト20と接触又は離間した場合に、該中間転写ベルト20に新たに作用する寄り力の大きさや方向はカラープリンタの組み立て精度に依存しており、個体差はあるものの、毎回略同じものとなる。従って、ジョブ待ちの待機状態からモノクロモードのプリントジョブへ、待機状態からフルカラーモードのプリントジョブへ、フルカラーモードからモノクロモードへ移行する場合に、ステアリングロール23に対してどの程度のミスアライメント量を与えれば良いかは、プリンタの組み立て後に実際に中間転写ベルト20を回転させて各モードを実行することで、容易に把握することができる。この点からすれば、中間転写ベルト20に対してリトラクトする各部材30,17Y,17M,17Cの設定位置やその組み合わせ毎に、ステアリングロール23に与えるべきミスアライメント量を初期制御量として予め補正制御部2内のメモリに格納しておくのが好ましい。このように、各リトラクト部材30,17Y,17M,17Cの設定位置に対応した初期制御のためのミスアライメント量を予め保持していれば、プリンタの制御部から補正制御部2に対して二次転写ロール30や一次転写ロール17Y,17M,17Cの設定位置の変更が通知され、かつ、エッジセンサ1が中間転写ベルト20の幅方向へのウォークを検知した時点で、直ちに最適なミスアライメント量をステアリングロール23に与えることができ、中間転写ベルト20の幅方向の位置を直ちに各モードに対応した基準位置に落ち着かせることが可能となる。
【0041】
もっとも、予め把握されていたミスアライメント量を直ちにステアリングロール23に与えたとしても、中間転写ベルト20には経時的に伸びが発生する他、中間転写ベルト20とステアリングロール23との摩擦係数も経時的に変化するので、この初期制御量のみで中間転写ベルト20を各モード毎の基準位置P1、P2に落ち着かせることができるか否かは定かではない。従って、補正制御部2は初期制御のためのミスアライメント量をステアリングロール23に与えた後は、エッジセンサ1の出力電圧に基づいて、通常通りにステアリングロール23の傾動をフィードバック制御することになる。
【0042】
図11は本発明のベルト搬送装置をシート搬送装置として利用したフルカラーレーザビームプリンタの概略構成を示すものである。このプリンタもイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの各色に対応した4基の作像エンジン100Y,100M,100C,100Bkを備えた所謂タンデム型プリンタであり、これら作像エンジンが無端状に形成されたシート搬送ベルト101に沿って直列的に配列されている。記録シートPは給紙カセット102から送出された後、シート搬送ベルト101に静電吸着され、かかるシート搬送ベルト101の回転に伴って各色の作像エンジン100Y,100M,100C,100Bkの下を搬送されるようになっている。各作像エンジン100Y,100M,100C,100Bkでは各色の画情報に応じたトナー像が所定のタイミングで形成され、シトー搬送ベルト101によって搬送される記録シートPに対して感光体ドラム103から直接トナー像が転写される。これにより、記録シートP上には各色のトナー像が多重転写される。このようにしてトナー像が多重転写された記録シートPはシート搬送ベルト101から剥離された後、定着器104を経てトナー像の加熱定着がなされ、排出トレイ105に排出される。
【0043】
このプリンタでは、各色の作像エンジン100Y,100M,100C,100Bkの感光体ドラム103から記録シートPへトナー像を転写する転写ロール106Y,106M,106C,106Bkのうち、イエロー、マゼンタ、シアンに対応した転写ロール106Y,106M,106Cがシート搬送ベルト101に対して接離自在に構成されており、前述の実施例の如く、モノクロモードの際にはシート搬送ベルト101から離間した退避位置に設定され、カラーモードの際にはシート搬送ベルト101に接触した動作位置に設定されるように構成されている。
【0044】
そして、この実施例のプリンタにおいても、転写ロール106Y,106M,106Cが退避位置に設定されている場合のシート搬送ベルト101の幅方向の基準位置と、転写ロール106Y,106M,106Cが動作位置に設定されている場合のシート搬送ベルト101の幅方向の基準位置とを異ならせることにより、カラーモードからモノクロモードへの移行の際に、シート搬送ベルト101の幅方向へのウォークを素早く解消し、蛇行のない安定的な回転状態とすることができる。
【0045】
【発明の効果】
以上説明してきたように、本発明の画像形成装置によれば、無端状のベルト部材に対して新たな幅方向の寄り力が作用し、それに伴ってベルト部材が幅方向へ移動を開始したとしても、かかるベルト部材を幅方向の元の基準位置にまで戻す必要はないので、かかるベルト部材の幅方向への移動を速やかに係止し、一定の幅方向位置で安定的に回動させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のベルト搬送装置を中間転写ベルトに適用したフルカラーレーザビームプリンタの概略構成を示す図である。
【図2】 二次転写ロールが中間転写ベルトに対してリトラクトする構成を示す図である。
【図3】 一次転写ロールが中間転写ベルトに対してリトラクトする構成を示す図である。
【図4】 モノクロモードのプリントジョブの様子を示す図である。
【図5】 中間転写ベルトの幅方向の位置を制御するアクティブステアリング方式の構成を示す図である。
【図6】 エッジセンサの構成を示す図である。
【図7】 スアリングロールの傾動と中間転写ベルトの幅方向への移動との関係を示す図である。
【図8】 作像モード及びメインテナンスモードにおける中間転写ベルトの幅方向の基準位置を示す図である。
【図9】 本発明を実施した場合の中間転写ベルトの幅方向位置及びステアリングロールに与えるミスアライメント量の時経過を示すグラフである。
【図10】 従来のアクティブステアリング方式を実施した場合の中間転写ベルトの幅方向位置及びステアリングロールに与えるミスアライメント量の時経過を示すグラフである。
【図11】 本発明のベルト搬送装置をシート搬送ベルトに適用したフルカラーレーザビームプリンタの概略構成を示す図である。
【符号の説明】
1…エッジセンサ(検知手段)、2…補正制御部(補正制御手段)、20…中間転写ベルト、23…ステアリングロール(ベルト位置修正手段)、30…二次転写ロール
Claims (4)
- 複数の搬送ロールに架け回されて回動する無端状のベルト部材と、
前記ベルト部材に対して接離するリトラクト部材と、
回動中のベルト部材の幅方向の位置を検出する検出手段と、
前記ベルト部材にその幅方向へ作用する補正外力を加え、かかるベルト部材の幅方向位置を修正するベルト位置修正手段と、
前記検出手段の検出したベルト部材の幅方向位置と所定の基準位置とを比較し、前記ベルト位置修正手段の動作を制御する補正制御手段と
を備え、
前記補正制御手段は、
前記リトラクト部材の設定位置が変更される場合、そのリトラクト部材の設定位置に応じてベルト部材の幅方向の基準位置を変更する位置を変更するとともに、前記リトラクト部材の設定位置に応じたベルト位置修正手段の初期制御量を記憶しており、
かつ、前記リトラクト部材の設定位置の変更をトリガーとし、前記検知手段の検知結果を利用することなく、ベルト位置修正手段に対して初期制御量を指示すること
を特徴とするベルト搬送装置。 - 前記補正制御手段は、ベルト位置修正手段に対して初期制御量を指示した後、前記検知手段の検知結果と前記リトラクト部材の設定位置毎の基準位置とを比較し、前記ベルト位置修正手段の動作を制御することを特徴とする請求項1記載のベルト搬送装置。
- トナー像を記録シートへ転写するための中間転写ベルトとして請求項1記載のベルト搬送装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
- 記録シートを搬送すると共に該記録シートに対してトナー像を転写させるシート搬送ベルトとして請求項1記載のベルト搬送装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
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