JP4316864B2 - 転写装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、転写装置および画像形成装置に関し、さらに詳しくは、フルカラー画像を含む多色画像形成の際にベルトを転写体として用いる構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
複写機やプリンタあるいはファクシミリ装置や印刷機などの画像形成装置においては、単一色のみでなくフルカラーを含む多色の画像を形成できる構成が知られている。
フルカラー画像を形成する方式として、一つの潜像担持体としての感光体に複数の現像装置が接触可能に配置され、感光体の一回転毎に各々の色のトナー像を作成し、その像を感光体から中間転写体、もしくは転写ドラムなどに保持された紙に順次転写しておき、カラートナー像を作成する、いわゆる1ドラム方式とは別に、タンデム方式と称される方式がある(例えば、特許文献1)。
【0003】
タンデム方式は、感光体を色の数だけ増やし(通常3本か4本)、それに対応してそれぞれの現像器を配置し、紙が感光体に連続して接触し、カラー画像を得るようにした構成を備えている。本方式では、1ドラム方式の場合と違って、感光体を画像形成回数回転させるようなことが不要となり、生産性が良いという利点がある。
【0004】
タンデム方式には、各感光体に対面させながら紙を移動させる転写搬送部材としてベルトが用いられる。
ベルトは、常時各感光体と接触していると感光体に付随して画像形成処理を行う現像装置も連動することになるが、このような常時稼働状態におくことは形成される画像の色によって感光体が用いられない場合でも稼働することになり、ランニングコストにおいて不利となる。
【0005】
そこで、色画像形成モードに応じて各感光体を選択的に使用できるようにするために、転写・搬送ベルトを特定の色画像が形成可能な感光体にのみ常時当接させ、他の色画像形成が可能な感光体に対しては選択的に接離可能とした構成が提案されている(例えば、特許文献1)。
【0006】
図6は、上記特許文献1も含めて転写・搬送ベルトの接離機構を示す模式図であり、同図において水平方向に並置された感光体D1,D2,D3,D4に対してそれら各感光体に対峙して設けられている転写部材A1〜A4は、黒色以外の色画像が形成可能な感光体D1に対峙しているものを除いたものが、ベルトBの周回領域内部に設けられている揺動支点C1を支点とする揺動可能な支持アームCにより支持されており、支持アームCの揺動態位に応じて感光体D2〜D4に対して接離することができる。
ベルトBは周回領域における感光体と対向する位置とは反対側に設けられているテンションローラEにより所定の張力を維持されるようになっている。なお、図において符号Kはクリーニング手段を示している。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−139887号公報(請求項1,図4)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記特許文献1に示された構成を含めて従来のベルト接離構造には次のような問題がある。
図6に示した構成からも明らかなように、感光体に対してベルトを接離させる支持アームCは、ベルトBの周回領域内部で各転写部材のうちの一つを残した転写部材A2〜A4を対象として支持しているので各感光体からベルトを離間させる場合にはその揺動角度を大きくしなければならない。特に、ベルトの展張面を構成するための一対のローラR1,R2は装置の小型化傾向により小径サイズとなり、垂直方向で支持アームCの揺動角の設定が困難な場合がある。これにより、感光体からベルトを確実に離すことができない場合がある。
支持アームCは特別に設けた部材であり、かような構成の追加によるコスト上昇は否めない。特に特許文献1には、支持アームの揺動態位を設定するための構成として、支持アームの揺動端において特別な側板部材を設けこの側板部材をカムにより変位させるようになっていることから部品点数の増加を来す。部品点数の増加に関しては、支持アームCに設けられている補助ローラPがある。補助ローラPは、感光体D4との間でベルトBの転写ニップ部を設けるための部材である。このため、支持アームCには、各転写部材とは関係のない部材が必要とされることになる。
【0009】
一方、ベルトはテンションが付与されることで展張状態を維持するものであるが、上述したようにローラR1,R2に対して常時高圧の張力が付加されているとそのローラの曲率半径が小さい場合には巻き癖が付いてしまい、ベルトに波打が生じたりする。これにより、多色画像を形成する際の画像転写位置のズレによる色ズレなどを起こした異常画像が発生しやすくなる。特に使用頻度としてフルカラー画像よりも黒画像、いわゆるモノクロ画像が多い場合、一つの感光体にのみ接触して他の感光体から離間した状態でローラR1,R2により同じ箇所が掛け回された状態が維持されるとローラに掛け回された部分に巻き癖、いわゆるカールが発生しやすくなる。
【0010】
また、ベルトBは寿命などによる交換が必要となる部材であり、交換時での取り外し作業性を良くすることが望まれる。
【0011】
本発明の目的は、上記従来の転写装置、特に感光体に対して接離可能な構成を備えた転写装置における問題に鑑み、部品点数の増加などによるコスト上昇を抑えながら巻き癖等による異常画像の発生を防止でき、しかも保守交換作業も容易に行える構成を備えた転写装置および画像形成装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、並置されたローラに掛け回されて水平方向の展張面を形成可能なベルトと、
上記ベルトの周回領域内部で上記展張面に沿って複数配置されている転写部材と、
上記展張面を挟んで上記各転写部材にそれぞれ対峙する複数の感光体と、
上記ベルトの展張面を形成するローラのうちで、該展張面の移動方向上流側に位置するローラと該展張面の移動方向下流側に位置するローラに最も近い転写部材を除いた転写部材とを上記展張面の移動方向下流側のローラを支点として揺動可能に支持する支持手段と、
上記並置されたローラとは別に上記展張面から遠ざかる位置で配置位置を固定されて上記ベルトの弛みを防止するローラとを備え、
上記支持手段は、上記展張面両側に位置するローラのうちで該展張面の移動方向下流側に位置するローラを揺動支点とするとともに該展張面の移動方向上流側に位置するローラを揺動端に配置した状態で上記展張面の移動方向下流側のローラに最も近い位置の転写部材を残して上記感光体に対して上記ベルトを接離可能に設けられ、
上記展張面の移動方向上流側のローラには、上記ベルトに対する張力付加手段が設けられ、該張力付加手段は、上記支持手段が上記ベルトの展張面に沿って複数配置されている感光体の全てが上記ベルトに当接する状態となる向きに揺動したときに最大収縮することにより最大反発力を上記ベルトの移動方向上流側のローラに対して付加することにより上記ベルトの移動方向下流側に位置するローラでの巻き付き力を強め、上記感光体のうちで上記ベルトの移動方向下流側の感光体を除く感光体から上記ベルトが離間する向きに揺動するのに応じて伸張することで上記ベルトの移動方向上流側のローラを押し出して上記ベルトの弛みを防止することを特徴としている。
【0014】
請求項記載の発明は、請求項1記載の発明に加えて、上記展張面の移動方向下流側のローラはベルトの駆動部材として用いられ、移動方向上流側のローラは、ベルトの展張面と平行する方向にテンションを付加するテンションローラとして用いられることを特徴としている。
【0016】
請求項記載の発明は、請求項記載の発明に加えて、上記支持手段の揺動量は、上記ベルトの張力変化50%以内となる量に設定されていることを特徴としている。
【0017】
請求項4記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明に加えて、上記支持手段が上記感光体の一つを残して他の感光体から離れる向きに揺動することにより上記ベルトの張力が低下した状態を待機状態とすることを特徴としている。
【0021】
請求項記載の発明は、請求項1乃至のうちの一つに記載の転写装置を画像形成装置に用いることを特徴としている。
【0022】
請求項記載の発明は、請求項記載の発明に加えて、上記複数の感光体は、異なる色毎の画像形成が可能であり、そのうちで上記展張面の移動方向下流側に最も近い位置の感光体が黒色画像の形成に用いられること特徴としている。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態による画像形成装置の要部構成を示す模式図であり、同図に示した画像形成装置1は、フルカラー画像を形成可能なカラープリンタである。本発明はカラープリンタだけではなく、静電記録方式や電子写真方式を利用可能なファクシリミリ装置や複写機あるいは印刷機を対象とすることも可能である。
【0024】
図1において画像形成装置1は縦方向において中央部に設置されている画像形成処理部PAを境にして下方に給紙部Bが、そして上方に排紙部Cがそれぞれ設けられている。
画像形成処理部PAには、複数の作像ユニット2A、2B、2C、2Dが水平方向に並置されており、各作像ユニット2A〜2Dは、これら作像ユニットに有する感光体に対向当接可能な展張面を有する1次転写体である1次転写ベルト3に対峙している。
【0025】
作像ユニット2A〜2Dは、フルカラー画像を形成するために用いられるイエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの画像形成が可能なユニットであり、今、その中の一つをあげて詳細な構成を説明すると次の通りである。なお、他の作像ユニットも同じ構成であること勿論である。
【0026】
作像ユニット2A内には、1次転写ベルト3と当接しながら回転可能なドラムが用いられる潜像担持体としての感光体4が配置されており、感光体4の周囲には、感光体4の回転過程において画像形成処理を実行するための帯電装置5,書き込み装置6,現像装置7,1次転写装置8およびブレード9Aおよび除電ランプ9Bを備えたクリーニング装置9が配置されている。
【0027】
感光体4は直径が30〜100mm程度のアルミニュウム円筒表面に光導電性物質である有機感光層を設けた構成が用いられている。なお感光体4としては、表面にアモルファスシリコンの層を形成する場合もある。本実施形態では、後述するが、1次転写ベルト3における水平方向の展張面Hの移動方向(図1中、符号Fで示す方向)下流側に位置するローラ3Aに最も近い位置の感光体4が、フルカラーおよびモノクロ画像のいずれの画像を形成する場合でも使用頻度の高いブラック画像を対象として形成する感光体として用いられるようになっている。
【0028】
書き込み装置6は、各作像ユニット2A〜2Dに有する感光体を対象として設けられており、符号を付けないが、レーザ光源、回転多面鏡を用いる偏向部材および結像光学系を備えており、作像ユニット同士での作像タイミングに基づき図示しない画像形成制御部からの信号により感光体への走査光を照射するようになっている。
【0029】
作像ユニット2A〜2Dでは、予め設定されている作像タイミングにより感光体への帯電行程、書き込み行程および現像行程が実行され、書き込み行程において形成された静電潜像が現像行程において可視像処理されて画像とされると1次転写ベルト3に対して順次画像を転写するようになっている。転写に際しては、1次転写ベルト3をはさんでこの1次転写ベルト3の周回領域内部に設けられて感光体4と対向する1次転写装置8により静電転写される。
1次転写装置8は、1次転写ベルト3の裏面に当接することで放電時のようなオゾン発生が少ないローラが用いられ、現像行程において使用されたトナーの帯電極性と逆極性で比較的低電圧の転写バイアスを付与することにより感光体4上に担持されているトナ−を1次転写ベルト3に静電転写するようになっている。
【0030】
1次転写後の感光体4は、クリーニング装置9に有するブレード9Aおよび除電ランプ9Bによって感光体上の残留トナーおよび残留電荷が除去され、次回の画像形成処理に備えられる。
【0031】
1次転写ベルト3は、50μm乃至600μm程度の厚さを有する樹脂フィルムあるいはゴムを基体とするシームレスベルトであり、並置されたローラ3A、3Cにより水平方向の展張面Hが形成され、これら各ローラ3A、3Cとは別に配置位置が固定されているローラ3Bにも掛け回されて展張面Hが矢印Fで示す方向に移動するようになっている。
【0032】
画像形成処理部PAには、1次転写ベルト3に対向して2次転写体をなす2次転写ベルト12が設けられている。
2次転写ベルト12は、複数のローラ12A〜12Dに掛け回されて図示矢印方向に移動できるようになっている。
【0033】
2次転写ベルト12における内側には、1次転写ベルト3側のローラ3Aの近傍に対向して2次転写ローラ13設けられており、1次転写ベルト3に担持されているトナー像を静電転写するための転写バイアスが印加されるようになっている。
2次転写ベルト12におけるローラ12Bと転写ローラ13との間は1次転写ベルト3の内側に配置されているローラ3Aに対して2次転写ベルト13を押し付けながら転写ニップ部を構成するようになっている。
【0034】
2次転写ベルト12は、クリーニング装置14によって残留トナーを除去されるようになっている。クリーニング装置14は、1次転写ベルト3を対象としたクリーニング装置11と同様な機能を有するクリーニングローラ14A、ブレード14Bおよび回収部材14Cを備えており、これら各部材が収容されているユニットは支点軸14Dによりクリーニングローラ14Aを2次転写ベルト12に対して接離できるようになっている。
【0035】
一方、給紙部CBには、複数のサイズの記録媒体であるシートを収容している給紙カセット15,15’と、各給紙カセットでのシート繰り出し側に配置されている繰り出しローラ16,16’および各給紙カセットからくり出されたシートが合流する位置に設けられているレジストローラ17を備えている。
【0036】
排紙部ECは、2次転写ベルト12の展張面の延長線上に配置された定着装置17と排紙トレイ18とを備えている。
定着装置17は、2次転写ベルト12の展張面の延長線上とされたシートの搬送路をはさんで対向する一対の加熱ローラ17A、17Bが配置されている。
【0037】
定着装置17を通過したシートは排紙ローラ対18Aを介して排紙トレイ18に排出される。
【0038】
本実施形態では、シートの排出形態として、1次転写ベルト3から転写された画像が下側となるように排出形態とされている。つまり、排紙トレイ18上に積載されたシートにおける頁順が下側から順に揃うような排出形態とされるようになっており、これにより、全てのシートが排出された後の頁揃えなどの後処理を行わないで済むようにされている。このような頁揃えが可能な排出形態が得られるように、1次転写ベルト3および2次転写ベルト12に対する画像形成方式も設定されており、具体的には、1次転写ベルト3からシートに転写されるトナー画像は正立像とされ、2次転写ベルト12からシートに転写されるトナー画像は鏡像となるように1次転写ベルト3に対する画像形成順序が設定されている。また、1頁目が下向きとなるには、1次転写ベルト3から直接シートに対するトナー画像の転写が行われるようになっている。
【0039】
以上のような構成の画像形成装置1では、図示しない画像形成制御部により設定された画像形成順序に従って、各作像ユニット12A〜12Dでの画像形成が行われ、各作像ユニットの感光体に担持されているトナー画像が1次転写ベルト3に順次転写されて重畳転写される。
1次転写ベルト3上に担持された重畳転写画像は、シートの片面印刷あるいは両面印刷のモードに応じて2次転写ベルト12に対する転写態位が設定される。
【0040】
シートの両面への画像形成モードである場合には、1次転写ベルト3に重畳転写された画像が2次転写ベルト12に対して転写される。この場合には、1次転写ベルト3側および2次転写ベルト12側が接触して転写ニップ部を形成している位置で2次転写ローラ13からの転写バイアスにより静電転写される。
【0041】
2次転写ベルト12に対して転写が終了すると、1次転写ベルト3では、クリーニング装置11によるトナーの除去後、再度、重畳による画像転写が行えるようになり、重畳された転写画像は1次転写ベルト3に担持された状態で給紙部Cから繰り出されたシートに対して2次転写ベルト12に担持されているトナー画像と共に一括転写される。
【0042】
トナー画像が一括転写されたシートは、2次転写ベルト12が掛け回されているローラのうちで定着装置17側に位置するローラ12Cを通過する際の曲率分離により2次転写ベルト12から分離されて定着装置17に進行し、定着装置17による加熱・加圧によってトナーが溶融・浸透して定着されて排紙トレイ18に排出される。シート両面に転写された画像が頁順である場合には、上述したように、1次転写ベルト3によって転写されたトナー画像が排紙トレイ18において下向きとなることにより頁順に揃えた状態で排出されることになる。
【0043】
一方、シートの片面印刷モードである場合には、1次転写ベルト3のみに転写した画像をシートに転写する場合と2次転写ベルト12に転写された画像をシートの片面に転写する場合とがあるが、1次転写ベルト3側の画像を転写する場合でいうと、1次転写ベルト3に対して各作像ユニットの感光体から転写された画像はシートに対してローラ3Aによる加熱を介して熱転写される。熱転写による画像を担持したシートは排紙トレイ18に排出されると画像面が下向きとなり、いわゆる、フェースダウンの状態で排出される。
【0044】
並置されたローラ3A、3Cにより水平方向の展張面Hが形成されている1次転写ベルト3は、展張面Hと平行して並置されている感光体4に対して1次転写装置8の一つを残して他の1次転写装置8が接離するようになっている。この構成について図2以降の図により説明すると次の通りである。
図2は、フルカラー画像を形成する場合の1次転写ベルト3の状態を示す模式図であり、同図において、1次転写ベルト3は、並置されて水平方向の展張面Hを形成可能なローラ3A、3Cに掛け回されると共に、こららローラとは別に展張面Hから遠ざかる位置で配置位置を固定されているローラ3Bに掛け回されて水平方向の展張面Hが矢印Fで示す方向に移動するようになっている。
1次転写ベルト3の移動は、水平方向の展張面Hの移動方向下流側に位置するローラ3Aが駆動ローラ(以下、駆動ローラ3Aとする)として用いられることにより実行される。
【0045】
ローラ3Bは、1次転写ベルト3のクリーニングを行う際に1次転写ベルト3の裏当て部材として機能し、クリーニング装置14側からの摺擦圧力が1次転写ベルト3に作用した際に1次転写ベルト3が弛むのを防止している。
【0046】
1次転写ベルト3の展張面Hの移動方向上流側に位置するローラ3Cは、1次転写ベルト3に対して展張面Hと平行する方向の張力を付加するテンションローラ(以下、このローラをテンションローラ3Cと称する)として構成されている。このため、テンションローラ3Cには、張力付加手段として圧縮バネなどの弾性体101が設けられている。
【0047】
1次転写ベルト3の周回領域内部に設けられて各感光体に対峙する転写部材としての1次転写装置8のうちで、1次転写ベルト3における水平方向の展張面Hの移動方向下流側に位置するローラである駆動ローラ3Aに最も近い位置の1次転写装置8を除く他の1次転写装置(便宜上、図2において符号8’で示す)は共通する支持手段100により支持されている。
【0048】
支持手段100は、水平方向の展張面Hの移動方向下流側に位置する駆動ローラ3Aを含んで1次転写装置8’が設置されている範囲に揺動支点を有する揺動部材で構成されており、本実施形態では駆動ローラ3Aの位置が揺動支点として用いられている。
【0049】
支持手段100は、駆動ローラ3Aに最も近い位置の1次転写装置8を残してその他の1次転写装置8’および展張面Hの移動方向上流側に位置するテンションローラ3Cを揺動端に有する揺動部材であり、他の1次転写装置8’に対峙する感光体(便宜上、図2において符号4’で示す)に対して、展張面の移動方向上流側に位置するテンションローラ3Cの位置までを揺動半径として他の1次転写装置8’を接離させることができる。
【0050】
支持手段100は、フルカラー画像を形成する際に、駆動ローラ3A側に最も近い位置を含めて全ての1次転写装置8,8’が感光体4,4’と対峙するように1次転写ベルト3を感光体4,4’に当接させ、黒色が用いられるモノクロ画像を形成する際には駆動ローラ3A側に最も近い位置の1次転写装置8を残して他の1次転写装置8’およびテンションローラ3Cを感光体4’から離間させる揺動態位が設定されている。
【0051】
支持手段100は、揺動支点側あるいは揺動端側に揺動のための構成を備えており、図3はその構成を示している。
図3において、支持手段100の一部には、作動部100Aが設けられており、作動部100Aには、揺動駆動部材である偏心カム102の周面が当接している。
偏心カム102は、図4に示すように、支軸102Aに設けられたウォームホィール103に噛み合うウォーム104Aが出力軸に設けられた駆動モータ104によって回転駆動され、回転位置が支軸102Aに設けられている接離検知用フィラー105および接離検知フィラー105の位相を検知可能な位置検知センサ106とで設定されるようになっている。つまり、偏心カム102のカムプロフィールと接離検知フィラー105との位相関係を予め設定しておくことで、駆動モータ104の回転位相を制御することにより偏心カム102による支持手段100の揺動態位が設定できるようになっている。支持手段100の揺動支点としては、駆動ローラ3Aの位置とこれに最も近い位置の1次転写部材8が設置されている位置との間、あるいは駆動ローラ3Aの位置が設定されるが、駆動ローラ3Aを揺動支点とする場合には、駆動ローラ3Aの回転軸に支持手段100の基端が支持されることになる。
【0052】
本実施形態は以上のような構成において、フルカラー画像形成時には支持手段100が図2(A)に示す状態とされ、各感光体4,4’に対して1次転写装置8,8’の全てが対峙するように1次転写ベルト3が各感光体4,4’に当接する。このときのは、偏心カム102がその最小径の周面を支持手段100の作動片100Aに当接させる。
この状態においては、テンションローラ3Cに設けられている弾性体101が最も収縮した状態となり、高反撥力が蓄勢される。
【0053】
テンションローラ3C側での弾性体の高反撥力は1次転写ベルト3の張力を最大値とすることとなり、駆動ローラ3Aでの巻き付き力も強くなることで1次転写ベルト3のスリップが防止され、駆動伝達精度も高められて各感光体4,4’を対象とする色画像の重畳転写時での転写位置ずれや色ズレが防止できる。
【0054】
一方、モノクロ画像を形成する場合には、支持手段100が図2(B)に示す状態とされ、駆動ローラ3Aに最も近い位置の1次転写装置8を残して他の1次転写装置8’およびテンションローラ3Cが感光体4’から離れる方向に揺動する。このときには、テンションローラ3Cの位置を含む揺動半径により支持手段100が揺動するので、揺動角が小さくても感光体4’から1次転写装置8’が離れるための揺動量を大きくすることができる。
【0055】
この状態においては、配置位置が固定されているローラ3Bと支持手段100との間の距離(図2中、符号G1で示す距離)が図2(A)に示した状態(図2(A)中、符号G0で示す距離)の時から変化し、その距離が縮まることでローラ3Bと展張面Hとの間の距離(図2中、符号H1で示す)が図2(A)に示した状態(図2(A)中、符号H0で示す距離)よりも小さくなる。このため、1次転写ベルト3は、上述した距離の差分だけ弛むことになり、この弛みを吸収するためにテンションローラ3Cに有する弾性体101も、図(A)に示す状態の時の長さ(図(A)中、符号L0で示す)から伸長して図(B)中、符号L1で示す長さに長くなる。この結果、弾性体101の反撥力が図2(A)に示す状態の時よりも低下し、テンションローラ3Cでの巻き付き力も図2(A)に示した状態の時よりも弱められることになる。このときには弾性体101の伸長によりテンションローラ3Cも元の位置から押し出されることになり、1次転写ベルト3に対するにニップ幅を確保して駆動ローラ3A側での弛みをなくすことができる。
【0056】
本実施形態では、1次転写ベルト3の張力の低下が50%以内となるように支持手段100の揺動量が規定されており、これにより、1次転写ベルト3が過剰に弛むのを防止してその弛みが発生した場合のスリップを防止するようになっている。これにより、フルカラー画像の場合と違って、転写位置合わせの必要がないモノクロ画像を形成する場合でも、ローラ、特に駆動ローラ3A側で発生する虞のあるスリップを解消してスリップによる画像伸びを防止することができるとともに、ローラへの巻き付き力を緩和することで巻き癖、いわゆるカールの発生を抑制することができる。カールが発生するとその跡が付き、これが横帯状白抜けとなって異常画像が発生する。
【0057】
本実施形態では、図2(B)に示した状態、つまり、支持手段100が感光体4’から1次転写装置8’を離す向きに揺動して1次転写ベルト3の張力が弱められた状態を待機状態とするようにしており、これにより、フルカラー画像形成の際に1次転写ベルト3にカールによる波打ち現象によって画像の転写不良が起こるのを防止するようになっている。
【0058】
1次転写ベルト3は、寿命による交換あるいは保守点検などにおいて取り外されることがある。この場合には、支持手段100の揺動支点がベルト周回領域内部で展張面Hの移動方向下流側に位置する駆動ローラ3Aを含む駆動ローラ3Aと1次転写装置8との間に設定され、しかも揺動半径の大きさにより駆動ローラ3A側に位置する1次転写装置8’も接離距離が大きくできるので、その外側に位置する1次転写ベルト3を張力増加を招くことなく容易に取り外すことができる。
【0059】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、並置されて水平方向の展張面を形成するローラのうちで展張面の移動方向上流側に位置するローラおよび転写部材の一つを残して他の転写部材を感光体に対して接離させる支持手段を設けているので、揺動半径を概ね展張面に沿った長さとすることができる。これにより、少ない揺動角で感光体と転写部材との接離動作を可能にすることができる。特に配置が固定されているローラと展張面との距離を変化させることができることにより、ベルトの張力によるローラへの巻き付きを抑制して異常画像の発生を簡単な構成で達成させることが可能となる。
特に、ベルトの張力が感光体の使用モードにより変化し、感光体の一つのみが用いられる場合には全ての感光体が用いられる場合よりも弛みを生じさせない程度に低減されるので、モノクロ画像に比較して使用頻度の低いフルカラー画像を形成する際のベルトの変形、特にカールの発生が原因する異常画像を防止することができる。
【0060】
請求項および記載の発明によれば、展張面の移動方向下流側に位置するローラが駆動ローラとして用いられ、移動方向上流側のローラがテンションを付加するテンションローラとして用いられているので、支持手段の揺動時にベルトの弛みが発生しやすい揺動端側で弛みを吸収できるようにして駆動ローラ側でのスリップを防止できると共に、巻き付き力の増加による巻き癖の発生を防止することが可能となる。
【0061】
請求項記載の発明によれば、ベルトの張力が低下した状態を待機状態とすることにより、再度全ての感光体にベルトが接触するときには、ベルトの巻き癖、いわゆるカールがない状態で対応することができる。これにより、カールにより発生する画像欠損を確実に防止することができる。
【0062】
請求項記載の発明によれば、ベルトの張力が感光体の使用モードにより変化し、特に感光体の一つのみが用いられる場合には全ての感光体が用いられる場合よりも低減されるので、モノクロ画像に比較して使用頻度の低いフルカラー画像を形成する際のベルトの変形、特にカールの発生が原因する異常画像を防止することができる。
【0064】
請求項記載の発明によれば、モノクロ画像形成用の感光体に対しては転写部材が常時対峙し、他の色の画像形成用感光体には転写部材が接離することができるので、使用頻度の高い感光体を対象として転写部材を対峙させることにより使用頻度の低い感光体の駆動状態を切り換えることでランニングコストを抑えることが可能となる。しかも、モノクロ画像形成状態からフルカラー画像形成状態に切り換える場合には、モノクロ画像形成時においてベルト張力が低下した状態を維持されてカールの発生が抑制されているので、フルカラー画像形成時での画像転写位置のズレや色ズレの発生をなくすことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態による画像形成装置の要部構成を説明するための模式図である。
【図2】図1に示した画像形成装置に用いられる転写装置の構成を説明するための模式図であり、(A)はフルカラー画像形成時の状態を、(B)はモノクロ画像形成時および待機時での状態をそれぞれ示している。
【図3】図2に示した転写装置に用いられる支持手段の揺動駆動部の構成を説明するための図である。
【図4】図2に示した転写装置に用いられる支持手段の揺動を行わせる構成を示す図である。
【図5】転写装置におけるベルトの展張面の移動方向上流側に位置するローラの作用を説明するためのの図であり、(A)は弾性体が高反撥力を蓄勢している状態を、(B)は反発力が低下している状態をそれぞれ示している。
【図6】感光体と転写部材との接離機構に関する従来例を説明するための模式図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置
2 作像ユニット
3 1次転写ベルト
3A 駆動ローラ
3C テンションローラ
4,4’ 感光体
8,8’ 転写部材たる1次転写装置
100 支持手段
101 弾性体
H 展張面

Claims (6)

  1. 並置されたローラに掛け回されて水平方向の展張面を形成可能なベルトと、
    上記ベルトの周回領域内部で上記展張面に沿って複数配置されている転写部材と、
    上記展張面を挟んで上記各転写部材にそれぞれ対峙する複数の感光体と、
    上記ベルトの展張面を形成するローラのうちで、該展張面の移動方向上流側に位置するローラと該展張面の移動方向下流側に位置するローラに最も近い転写部材を除いた転写部材とを上記展張面の移動方向下流側のローラを支点として揺動可能に支持する支持手段と、
    上記並置されたローラとは別に上記展張面から遠ざかる位置で配置位置を固定されて上記ベルトの弛みを防止するローラとを備え、
    上記支持手段は、上記展張面両側に位置するローラのうちで該展張面の移動方向下流側に位置するローラを揺動支点とするとともに該展張面の移動方向上流側に位置するローラを揺動端に配置した状態で上記展張面の移動方向下流側のローラに最も近い位置の転写部材を残して上記感光体に対して上記ベルトを接離可能に設けられ、
    上記展張面の移動方向上流側のローラには、上記ベルトに対する張力付加手段が設けられ、該張力付加手段は、上記支持手段が上記ベルトの展張面に沿って複数配置されている感光体の全てが上記ベルトに当接する状態となる向きに揺動したときに最大収縮することにより最大反発力を上記ベルトの移動方向上流側のローラに対して付加することにより上記ベルトの移動方向下流側に位置するローラでの巻き付き力を強め、上記感光体のうちで上記ベルトの移動方向下流側の感光体を除く感光体から上記ベルトが離間する向きに揺動するのに応じて伸張することで上記ベルトの移動方向上流側のローラを押し出して上記ベルトの弛みを防止することを特徴とする転写装置。
  2. 請求項1記載の転写装置において、
    上記展張面の移動方向下流側のローラはベルトの駆動部材として用いられ、移動方向上流側のローラは、ベルトの展張面と平行する方向にテンションを付加するテンションローラとして用いられることを特徴とする転写装置。
  3. 請求項1記載の転写装置において、
    上記支持手段の揺動量は、上記ベルトの張力変化50%以内となる量に設定されていることを特徴とする転写装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の転写装置において、
    上記支持手段が上記感光体の一つを残して他の感光体から離れる向きに揺動することにより上記ベルトの張力が低下した状態を待機状態とすることを特徴とする転写装置。
  5. 請求項1乃至4のうちの一つに記載の転写装置を用いることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項5記載の画像形成装置において、
    上記複数の感光体は、異なる色毎の画像形成が可能であり、そのうちで上記展張面の移動方向下流側に最も近い位置の感光体が黒色画像の形成に用いられることを特徴とする画像形成装置。
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