JP2003173090A - 画像形成装置のベルト状像担持体支持装置 - Google Patents
画像形成装置のベルト状像担持体支持装置Info
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- JP2003173090A JP2003173090A JP2001372561A JP2001372561A JP2003173090A JP 2003173090 A JP2003173090 A JP 2003173090A JP 2001372561 A JP2001372561 A JP 2001372561A JP 2001372561 A JP2001372561 A JP 2001372561A JP 2003173090 A JP2003173090 A JP 2003173090A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 画像形成装置が稼動時であっても、動作停止
時にベルト状像担持体に掛けるテンションを調整でき、
ベルト状像担持体の巻き癖発生を確実に防止する。 【解決手段】 テンションローラ８ａに付勢力を掛ける
バネ２０とカム２１を配置する。カム２１の大径側がバ
ネ２０側にくると、バネ２０を押し縮めて中間転写ベル
ト８に掛かるテンションが大きくなる。逆にカム２１の
小径側がバネ２０に向くとバネ２０の縮み量が少なくな
り、中間転写ベルト８に掛かるテンションが小さくな
る。カム２１はシャフト２２に一対取り付けて、テンシ
ョンローラ８ａの軸受を押圧する。シャフト２２の一端
にスプリングクラッチ２３を取り付け、その半回転動作
をソレノイド２４により行う。ソレノイド２４がオンす
るとカム２１がバネ２０を縮める方向に移動し、オフの
状態ではバネ２０を縮めない方向に移動する。
時にベルト状像担持体に掛けるテンションを調整でき、
ベルト状像担持体の巻き癖発生を確実に防止する。 【解決手段】 テンションローラ８ａに付勢力を掛ける
バネ２０とカム２１を配置する。カム２１の大径側がバ
ネ２０側にくると、バネ２０を押し縮めて中間転写ベル
ト８に掛かるテンションが大きくなる。逆にカム２１の
小径側がバネ２０に向くとバネ２０の縮み量が少なくな
り、中間転写ベルト８に掛かるテンションが小さくな
る。カム２１はシャフト２２に一対取り付けて、テンシ
ョンローラ８ａの軸受を押圧する。シャフト２２の一端
にスプリングクラッチ２３を取り付け、その半回転動作
をソレノイド２４により行う。ソレノイド２４がオンす
るとカム２１がバネ２０を縮める方向に移動し、オフの
状態ではバネ２０を縮めない方向に移動する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式の複
写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関
し、特にベルト状像担持体を用いる画像形成装置におけ
るベルト状像担持体の支持装置に関する。
写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関
し、特にベルト状像担持体を用いる画像形成装置におけ
るベルト状像担持体の支持装置に関する。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】この種
の画像形成装置では、中間転写ベルトに巻き癖や傷等が
発生することがあるので、これを確実に防止するため
に、例えば特開２０００−２３１２７５号公報に開示さ
れている中間転写ベルト支持装置では、中間転写ベルト
にテンションを付与するテンションロールを、中間転写
ベルトに所定のテンションを付与するように支持する第
１の支持部材と、中間転写ベルトを像担持体の近傍で支
持する複数の支持ロールと、これら支持ロールを中間転
写ベルトが像担持体と接離する方向に移動可能に支持す
る複数の第２の支持部材と、中間転写ベルトのテンショ
ンを所定量だけ緩めた状態で、第１の支持部材を中間転
写ベルト支持装置に固定する固定部材とを備えるように
構成している。
の画像形成装置では、中間転写ベルトに巻き癖や傷等が
発生することがあるので、これを確実に防止するため
に、例えば特開２０００−２３１２７５号公報に開示さ
れている中間転写ベルト支持装置では、中間転写ベルト
にテンションを付与するテンションロールを、中間転写
ベルトに所定のテンションを付与するように支持する第
１の支持部材と、中間転写ベルトを像担持体の近傍で支
持する複数の支持ロールと、これら支持ロールを中間転
写ベルトが像担持体と接離する方向に移動可能に支持す
る複数の第２の支持部材と、中間転写ベルトのテンショ
ンを所定量だけ緩めた状態で、第１の支持部材を中間転
写ベルト支持装置に固定する固定部材とを備えるように
構成している。
【０００３】この特開２０００−２３１２７５号公報開
示の中間転写ベルト支持装置では、中間転写ベルトのテ
ンションを手動で操作し、出荷時、搬送、保管時におけ
る中間転写ベルトの巻き癖を防ごうとしているが、この
ようなベルトの巻き癖は納品後の機械停止時にも確実に
発生するものであり、この点については対策されていな
い。
示の中間転写ベルト支持装置では、中間転写ベルトのテ
ンションを手動で操作し、出荷時、搬送、保管時におけ
る中間転写ベルトの巻き癖を防ごうとしているが、この
ようなベルトの巻き癖は納品後の機械停止時にも確実に
発生するものであり、この点については対策されていな
い。
【０００４】本発明は、画像形成装置がユーザー等に納
品され、稼動時であっても、動作停止時にベルト状像担
持体に掛けるテンションを調整でき、ベルト状像担持体
の巻き癖発生を確実に防止することができる画像形成装
置のベルト状像担持体支持装置を提供することを目的と
する。
品され、稼動時であっても、動作停止時にベルト状像担
持体に掛けるテンションを調整でき、ベルト状像担持体
の巻き癖発生を確実に防止することができる画像形成装
置のベルト状像担持体支持装置を提供することを目的と
する。
【０００５】また本発明は、簡素な機構でコスト上昇を
抑え、動作タイミングの確実性をアップさせ、ベルト状
像担時体が確実に停止した状態でテンションを切り替え
てスリップ等によりベルト状像担時体に傷等を負わせな
いようにすることが可能な画像形成装置のベルト状像担
持体支持装置を提供することを目的とする。
抑え、動作タイミングの確実性をアップさせ、ベルト状
像担時体が確実に停止した状態でテンションを切り替え
てスリップ等によりベルト状像担時体に傷等を負わせな
いようにすることが可能な画像形成装置のベルト状像担
持体支持装置を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項１に係る
画像形成装置のベルト状像担持体支持装置は、上記目的
を達成するために、複数のローラーによって支持したベ
ルト状の像担持体を用いる画像形成装置において、前記
ベルト状像担持体にテンションを掛けるテンションロー
ラを有し、該テンションローラによって前記ベルト状像
担持体に掛けるテンションを可変させるテンション可変
手段を備え、該テンション可変手段は、前記ベルト状像
担持体を回転させる際に掛けるテンションＴ１が前記ベ
ルト状像担持体が停止している際に掛けるテンションＴ
２より大きくなるように可変することを特徴とする。
画像形成装置のベルト状像担持体支持装置は、上記目的
を達成するために、複数のローラーによって支持したベ
ルト状の像担持体を用いる画像形成装置において、前記
ベルト状像担持体にテンションを掛けるテンションロー
ラを有し、該テンションローラによって前記ベルト状像
担持体に掛けるテンションを可変させるテンション可変
手段を備え、該テンション可変手段は、前記ベルト状像
担持体を回転させる際に掛けるテンションＴ１が前記ベ
ルト状像担持体が停止している際に掛けるテンションＴ
２より大きくなるように可変することを特徴とする。
【０００７】同請求項２に係るものは、上記目的を達成
するために、請求項１の画像形成装置のベルト状像担持
体支持装置において、前記テンション可変手段は、前記
ベルト状像担持体にテンションを掛けるために前記テン
ションローラを前記ベルト状像担持体に押し付け付勢す
る弾性部材と、該弾性部材による前記ベルト状像担持体
への押し付け付勢力を可変させるカム装置を有すること
を特徴とする。
するために、請求項１の画像形成装置のベルト状像担持
体支持装置において、前記テンション可変手段は、前記
ベルト状像担持体にテンションを掛けるために前記テン
ションローラを前記ベルト状像担持体に押し付け付勢す
る弾性部材と、該弾性部材による前記ベルト状像担持体
への押し付け付勢力を可変させるカム装置を有すること
を特徴とする。
【０００８】同請求項３に係るものは、上記目的を達成
するために、請求項２の画像形成装置のベルト状像担持
体支持装置において、前記カム装置の接離駆動源を、前
記ベルト状像担持体の回転駆動源とは別に有することを
特徴とする。
するために、請求項２の画像形成装置のベルト状像担持
体支持装置において、前記カム装置の接離駆動源を、前
記ベルト状像担持体の回転駆動源とは別に有することを
特徴とする。
【０００９】同請求項４に係るものは、上記目的を達成
するために、請求項３の画像形成装置のベルト状像担持
体支持装置において、前記テンション可変手段は、前記
カム装置の前記接離駆動源を、前記ベルト状像担持体の
前記回転駆動源よりも早いタイミングで動作させること
を特徴とする。
するために、請求項３の画像形成装置のベルト状像担持
体支持装置において、前記テンション可変手段は、前記
カム装置の前記接離駆動源を、前記ベルト状像担持体の
前記回転駆動源よりも早いタイミングで動作させること
を特徴とする。
【００１０】同請求項５に係るものは、上記目的を達成
するために、請求項３または４の画像形成装置のベルト
状像担持体支持装置において、前記テンション可変手段
は、前記カム装置の前記接離駆動源を、前記ベルト状像
担持体の前記回転駆動源よりも遅く停止させることを特
徴とする。
するために、請求項３または４の画像形成装置のベルト
状像担持体支持装置において、前記テンション可変手段
は、前記カム装置の前記接離駆動源を、前記ベルト状像
担持体の前記回転駆動源よりも遅く停止させることを特
徴とする。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。図１は本発明に係る画像形成装置の
ベルト状像担持体支持装置の一実施形態であるカラーレ
ーザープリンタの概略構成図、図２は同要部の斜視図
（Ａ）と拡大側面図（Ｂ）である。このカラーレーザー
プリンタは、感光体部、帯電部、書込み部、現像部、中
間転写部、給紙部、紙転写部、定着部からなり、感光体
部には感光体ベルト１が設けてあり、感光体ベルト１の
周りには帯電器２、現像器３、感光体クリーニング装置
４が配置してある。
参照して説明する。図１は本発明に係る画像形成装置の
ベルト状像担持体支持装置の一実施形態であるカラーレ
ーザープリンタの概略構成図、図２は同要部の斜視図
（Ａ）と拡大側面図（Ｂ）である。このカラーレーザー
プリンタは、感光体部、帯電部、書込み部、現像部、中
間転写部、給紙部、紙転写部、定着部からなり、感光体
部には感光体ベルト１が設けてあり、感光体ベルト１の
周りには帯電器２、現像器３、感光体クリーニング装置
４が配置してある。
【００１２】感光体ベルト１の表面には有機感光層が形
成してあり、帯電器２に高電圧を印可することにより感
光体ベルト１を一様に帯電させる。そして、カラー画像
情報、例えばコンピュータからのカラー画像信号を光信
号に変換し、レーザーにてブラック（以下Ｂｋ）、シア
ン（同Ｃ）、マゼンタ（同Ｍ）、イエロー（同Ｙ）の画
像信号に対応した光書込みをポリゴンミラー５、ｆ／θ
レンズ６、反射ミラー７を介して行い、感光体ベルト１
上に静電潜像を形成する。
成してあり、帯電器２に高電圧を印可することにより感
光体ベルト１を一様に帯電させる。そして、カラー画像
情報、例えばコンピュータからのカラー画像信号を光信
号に変換し、レーザーにてブラック（以下Ｂｋ）、シア
ン（同Ｃ）、マゼンタ（同Ｍ）、イエロー（同Ｙ）の画
像信号に対応した光書込みをポリゴンミラー５、ｆ／θ
レンズ６、反射ミラー７を介して行い、感光体ベルト１
上に静電潜像を形成する。
【００１３】この静電潜像は、感光体ベルト１の静電潜
像と逆の電荷にて帯電されたトナーを有するＢｋ、Ｃ、
Ｍ、Ｙ毎に各現像器３によって帯電トナーを静電吸着さ
せることにより現像する。中間転写ベルト８と感光体ベ
ルト１の接触部においては、中間転写ベルト８にトナー
と逆の電荷を印可することにより、中間転写ベルト８上
に上記トナー像を転写する。中間転写ベルト８にトナー
を転写した後、感光体ベルト１は感光体クリーニング装
置４において残トナー等を清掃され、次の作像に備え
る。
像と逆の電荷にて帯電されたトナーを有するＢｋ、Ｃ、
Ｍ、Ｙ毎に各現像器３によって帯電トナーを静電吸着さ
せることにより現像する。中間転写ベルト８と感光体ベ
ルト１の接触部においては、中間転写ベルト８にトナー
と逆の電荷を印可することにより、中間転写ベルト８上
に上記トナー像を転写する。中間転写ベルト８にトナー
を転写した後、感光体ベルト１は感光体クリーニング装
置４において残トナー等を清掃され、次の作像に備え
る。
【００１４】なお図示の例は、フルカラー４色現像であ
るので、上述の動作を４回行うことにより中間転写ベル
ト８上に４色重ね画像を形成し、これを搬送ローラ９に
よって送られてきた転写紙に、紙転写ローラ１０にトナ
ーと逆の電荷を印可することによって転写する。この転
写紙を定着器１１に搬送し、トナー像を溶融定着し、装
置外へ排出する。中間転写ベルト８は、トナー像を転写
紙に転写した後に中間転写クリーニング装置１２によっ
て残トナーなどを清掃され、次の作像に備える。
るので、上述の動作を４回行うことにより中間転写ベル
ト８上に４色重ね画像を形成し、これを搬送ローラ９に
よって送られてきた転写紙に、紙転写ローラ１０にトナ
ーと逆の電荷を印可することによって転写する。この転
写紙を定着器１１に搬送し、トナー像を溶融定着し、装
置外へ排出する。中間転写ベルト８は、トナー像を転写
紙に転写した後に中間転写クリーニング装置１２によっ
て残トナーなどを清掃され、次の作像に備える。
【００１５】次に中間転写ベルト８を含む中間転写ベル
トユニットについて説明する。本実施形態では中間転写
ベルト８を５本のローラ８ａ〜８ｅで支持してある。５
本のローラのうちの一本であるテンションローラ８ａ
は、バネ２０によりテンションローラ８ａを中間転写ベ
ルト８に対して押し付け付勢することによって中間転写
ベルト８にテンションを掛ける。すなわち、中間転写ベ
ルト８にテンションを掛けることにより、中間転写ベル
ト８のたるみを無くし、かつ５本のローラのうちの他の
一本である駆動ローラ８ｂと密着させて滑ることなく駆
動力が伝わるようにしている。
トユニットについて説明する。本実施形態では中間転写
ベルト８を５本のローラ８ａ〜８ｅで支持してある。５
本のローラのうちの一本であるテンションローラ８ａ
は、バネ２０によりテンションローラ８ａを中間転写ベ
ルト８に対して押し付け付勢することによって中間転写
ベルト８にテンションを掛ける。すなわち、中間転写ベ
ルト８にテンションを掛けることにより、中間転写ベル
ト８のたるみを無くし、かつ５本のローラのうちの他の
一本である駆動ローラ８ｂと密着させて滑ることなく駆
動力が伝わるようにしている。
【００１６】テンションローラ８ａに付勢力を掛けるバ
ネ２０のテンションローラ８ａと逆端側にカム２１が配
置してある。このカム２１の大径側がバネ２０側にくる
と、バネ２０を押し縮めてその反力を大きくし、中間転
写ベルト８に掛かるテンションも大きくなるようにして
ある。また、逆にカム２１の小径側がバネ２０に向いて
いる際には、バネ２０の縮み量が少なくなり、バネ２０
の反力も小さくなって、中間転写ベルト８に掛かるテン
ションも小さくなるようにしてある。すなわち、中間転
写ベルト８を回転させる際に掛けるテンションＴ１を中
間転写ベルト８が停止している際に掛けるテンションＴ
２より大きくなるように可変する。
ネ２０のテンションローラ８ａと逆端側にカム２１が配
置してある。このカム２１の大径側がバネ２０側にくる
と、バネ２０を押し縮めてその反力を大きくし、中間転
写ベルト８に掛かるテンションも大きくなるようにして
ある。また、逆にカム２１の小径側がバネ２０に向いて
いる際には、バネ２０の縮み量が少なくなり、バネ２０
の反力も小さくなって、中間転写ベルト８に掛かるテン
ションも小さくなるようにしてある。すなわち、中間転
写ベルト８を回転させる際に掛けるテンションＴ１を中
間転写ベルト８が停止している際に掛けるテンションＴ
２より大きくなるように可変する。
【００１７】図３は、本実施形態のカムの回転機構を示
す斜視図（Ａ、Ｃ）と要部側面図（Ｂ、Ｄ）である。カ
ム２１は一本のシャフト２２にテンションローラ８ａを
挟むような状態で一対取り付けてあり、それぞれが、テ
ンションローラ８ａの両端の軸受を押圧するようになっ
ている。このシャフト２２の一端部には、半回転制御の
スプリングクラッチ２３が取り付けてある。このスプリ
ングクラッチ２３の半回転動作は、フラッパタイプのソ
レノイド２４により行うようになっており、ソレノイド
２４をＯＮ（図４Ａ）、すなわち引いた状態の時にカム
２１がバネ２０を縮める方向に移動し、ＯＦＦの状態で
はバネ２０を縮めない方向に移動する（図４Ｂ）。なお
図４（Ｃ）は、カム２１、シャフト２２、スプリングク
ラッチ２３の配置を示す斜視図である。
す斜視図（Ａ、Ｃ）と要部側面図（Ｂ、Ｄ）である。カ
ム２１は一本のシャフト２２にテンションローラ８ａを
挟むような状態で一対取り付けてあり、それぞれが、テ
ンションローラ８ａの両端の軸受を押圧するようになっ
ている。このシャフト２２の一端部には、半回転制御の
スプリングクラッチ２３が取り付けてある。このスプリ
ングクラッチ２３の半回転動作は、フラッパタイプのソ
レノイド２４により行うようになっており、ソレノイド
２４をＯＮ（図４Ａ）、すなわち引いた状態の時にカム
２１がバネ２０を縮める方向に移動し、ＯＦＦの状態で
はバネ２０を縮めない方向に移動する（図４Ｂ）。なお
図４（Ｃ）は、カム２１、シャフト２２、スプリングク
ラッチ２３の配置を示す斜視図である。
【００１８】スプリングクラッチ２３を作動させるソレ
ノイド２４の駆動源は、給紙等の搬送系を駆動している
搬送モータ２５となっており、感光体ベルト１や中間転
写ベルト８を回転させる感光体モータ２６とは別個のも
のとして、動作タイミングを確実なものにしてある。
ノイド２４の駆動源は、給紙等の搬送系を駆動している
搬送モータ２５となっており、感光体ベルト１や中間転
写ベルト８を回転させる感光体モータ２６とは別個のも
のとして、動作タイミングを確実なものにしてある。
【００１９】作像開始時には、まず搬送モータ２５が回
転を始め、次にソレノイド２４がオンする。それによ
り、カム２１はバネ２０を縮める方向に移動し、中間転
写ベルト８にテンションを掛ける。作像終了後は感光体
モータ２６が停止、すなわち中間転写ベルト８の停止後
にソレノイド２４がオフし、中間転写ベルト８のテンシ
ョンを緩めた状態になってから、搬送モータ２５を停止
させる。すなわち、カム２１の動作を中間転写ベルト８
の動作よりも速く、または中間転写ベルト８の停止より
も遅くすることで、中間転写ベルト８が確実に停止した
状態でテンションを切り替え、スリップ等により中間転
写ベルト８に傷等を負わせないようにするとともに、作
像動作中以外は中間転写ベルト８にテンションが掛から
ず、したがって緩みや巻き癖の発生が抑えられる。この
ソレノイド２４、搬送モータ２５、感光体モータ２６の
動作を図５に示す。
転を始め、次にソレノイド２４がオンする。それによ
り、カム２１はバネ２０を縮める方向に移動し、中間転
写ベルト８にテンションを掛ける。作像終了後は感光体
モータ２６が停止、すなわち中間転写ベルト８の停止後
にソレノイド２４がオフし、中間転写ベルト８のテンシ
ョンを緩めた状態になってから、搬送モータ２５を停止
させる。すなわち、カム２１の動作を中間転写ベルト８
の動作よりも速く、または中間転写ベルト８の停止より
も遅くすることで、中間転写ベルト８が確実に停止した
状態でテンションを切り替え、スリップ等により中間転
写ベルト８に傷等を負わせないようにするとともに、作
像動作中以外は中間転写ベルト８にテンションが掛から
ず、したがって緩みや巻き癖の発生が抑えられる。この
ソレノイド２４、搬送モータ２５、感光体モータ２６の
動作を図５に示す。
【００２０】
【発明の効果】請求項１に係る画像形成装置のベルト状
像担持体支持装置は、以上説明してきたように、機械が
納品され、稼動時であっても、ジョブ間の停止時にベル
ト状像担持体のテンションを調整できることによって、
ベルト状像担持体の巻き癖を確実に防止することができ
るという効果がある。
像担持体支持装置は、以上説明してきたように、機械が
納品され、稼動時であっても、ジョブ間の停止時にベル
ト状像担持体のテンションを調整できることによって、
ベルト状像担持体の巻き癖を確実に防止することができ
るという効果がある。
【００２１】請求項２に係る画像形成装置のベルト状像
担持体支持装置は、以上説明してきたように、弾性部材
とカム装置によってベルト状像担持体への押し付け付勢
力を可変させる構成とすることにより、上記共通の効果
に加え、簡素な機構でコスト上昇を抑えることができる
という効果がある。
担持体支持装置は、以上説明してきたように、弾性部材
とカム装置によってベルト状像担持体への押し付け付勢
力を可変させる構成とすることにより、上記共通の効果
に加え、簡素な機構でコスト上昇を抑えることができる
という効果がある。
【００２２】請求項３に係る画像形成装置のベルト状像
担持体支持装置は、以上説明してきたように、ベルト状
像担時体とテンション機構の駆動源を別個のものとする
ことにより、上記共通の効果に加え、動作タイミングの
確実性をアップさせることができるという効果がある。
担持体支持装置は、以上説明してきたように、ベルト状
像担時体とテンション機構の駆動源を別個のものとする
ことにより、上記共通の効果に加え、動作タイミングの
確実性をアップさせることができるという効果がある。
【００２３】請求項４、５に係る画像形成装置のベルト
状像担持体支持装置は、以上説明してきたように、カム
装置の動作をベルト状像担時体の動作よりも速く、また
は停止よりも遅くすることにより、ベルト状像担時体が
確実に停止した状態でテンションを切り替え、スリップ
等によりベルト状像担時体に傷等を負わせないようにす
ることができるという効果がある。
状像担持体支持装置は、以上説明してきたように、カム
装置の動作をベルト状像担時体の動作よりも速く、また
は停止よりも遅くすることにより、ベルト状像担時体が
確実に停止した状態でテンションを切り替え、スリップ
等によりベルト状像担時体に傷等を負わせないようにす
ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る画像形成装置のベルト状像担持体
支持装置の一実施形態であるカラーレーザープリンタの
概略構成図である。
支持装置の一実施形態であるカラーレーザープリンタの
概略構成図である。
【図２】同要部の斜視図（Ａ）と拡大側面図（Ｂ）であ
る。
る。
【図３】図１、２に示す実施形態のカムの回転機構を示
す斜視図（Ａ、Ｃ）と要部側面図（Ｂ、Ｄ）である。
す斜視図（Ａ、Ｃ）と要部側面図（Ｂ、Ｄ）である。
【図４】同ソレノイドのオン、オフ動作を示す側面断面
図（Ａ、Ｂ）と、カム、シャフト、スプリングクラッチ
の配置を示す斜視図である。
図（Ａ、Ｂ）と、カム、シャフト、スプリングクラッチ
の配置を示す斜視図である。
【図５】同ソレノイド、搬送モータ、感光体モータの動
作を示す図である。
作を示す図である。
１ 感光体ベルト
２ 帯電器
３ 現像器
４ 感光体クリーニング装置
５ ポリゴンミラー
６ ｆ／θレンズ
７ 反射ミラー
８ 中間転写ベルト
８ａ テンションローラ
８ｂ 駆動ローラ
８ｃ〜８ｅ ローラ
９ 搬送ローラ
１０ 紙転写ローラ
１１ 定着器
１２ 中間転写クリーニング装置
２０ バネ
２１ カム
２２ シャフト
２３ スプリングクラッチ
２４ ソレノイド
２５ 搬送モータ
２６ 感光体モータ
Claims (5)
- 【請求項１】 複数のローラーによって支持したベルト
状の像担持体を用いる画像形成装置において、前記ベル
ト状像担持体にテンションを掛けるテンションローラを
有し、該テンションローラによって前記ベルト状像担持
体に掛けるテンションを可変させるテンション可変手段
を備え、該テンション可変手段は、前記ベルト状像担持
体を回転させる際に掛けるテンションＴ１が前記ベルト
状像担持体が停止している際に掛けるテンションＴ２よ
り大きくなるように可変することを特徴とする画像形成
装置のベルト状像担持体支持装置。 - 【請求項２】 請求項１の画像形成装置のベルト状像担
持体支持装置において、前記テンション可変手段は、前
記ベルト状像担持体にテンションを掛けるために前記テ
ンションローラを前記ベルト状像担持体に押し付け付勢
する弾性部材と、該弾性部材による前記ベルト状像担持
体への押し付け付勢力を可変させるカム装置を有するこ
とを特徴とする画像形成装置のベルト状像担持体支持装
置。 - 【請求項３】 請求項２の画像形成装置のベルト状像担
持体支持装置において、前記カム装置の接離駆動源を、
前記ベルト状像担持体の回転駆動源とは別に有すること
を特徴とする画像形成装置のベルト状像担持体支持装
置。 - 【請求項４】 請求項３の画像形成装置のベルト状像担
持体支持装置において、前記テンション可変手段は、前
記カム装置の前記接離駆動源を、前記ベルト状像担持体
の前記回転駆動源よりも早いタイミングで動作させるこ
とを特徴とする画像形成装置のベルト状像担持体支持装
置。 - 【請求項５】 請求項３または４の画像形成装置のベル
ト状像担持体支持装置において、前記テンション可変手
段は、前記カム装置の前記接離駆動源を、前記ベルト状
像担持体の前記回転駆動源よりも遅く停止させることを
特徴とする画像形成装置のベルト状像担持体支持装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001372561A JP2003173090A (ja) | 2001-12-06 | 2001-12-06 | 画像形成装置のベルト状像担持体支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001372561A JP2003173090A (ja) | 2001-12-06 | 2001-12-06 | 画像形成装置のベルト状像担持体支持装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003173090A true JP2003173090A (ja) | 2003-06-20 |
Family
ID=19181431
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001372561A Pending JP2003173090A (ja) | 2001-12-06 | 2001-12-06 | 画像形成装置のベルト状像担持体支持装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003173090A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7486918B2 (en) | 2005-11-30 | 2009-02-03 | Canon Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus with a belt curling correction feature |
| JP2009025475A (ja) * | 2007-07-18 | 2009-02-05 | Canon Inc | 画像形成装置 |
| EP2073066A1 (en) | 2007-12-17 | 2009-06-24 | Ricoh Company, Ltd. | Belt device and image forming apparatus |
| US7657207B2 (en) | 2006-11-24 | 2010-02-02 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Belt driving device, transfer unit using the same and image forming apparatus using the transfer unit |
-
2001
- 2001-12-06 JP JP2001372561A patent/JP2003173090A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7486918B2 (en) | 2005-11-30 | 2009-02-03 | Canon Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus with a belt curling correction feature |
| US7657207B2 (en) | 2006-11-24 | 2010-02-02 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Belt driving device, transfer unit using the same and image forming apparatus using the transfer unit |
| JP2009025475A (ja) * | 2007-07-18 | 2009-02-05 | Canon Inc | 画像形成装置 |
| EP2073066A1 (en) | 2007-12-17 | 2009-06-24 | Ricoh Company, Ltd. | Belt device and image forming apparatus |
| CN101493670B (zh) * | 2007-12-17 | 2011-12-07 | 株式会社理光 | 带装置和成像装置 |
| US8238793B2 (en) | 2007-12-17 | 2012-08-07 | Ricoh Company, Limited | Belt device and image forming apparatus having a belt correcting unit and an adjusting unit |
| US8577261B2 (en) | 2007-12-17 | 2013-11-05 | Ricoh Company, Limited | Belt device and image forming apparatus |
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