JP2003255728A - ローラ移動機構及び画像形成装置 - Google Patents

ローラ移動機構及び画像形成装置

Info

Publication number
JP2003255728A
JP2003255728A JP2002050982A JP2002050982A JP2003255728A JP 2003255728 A JP2003255728 A JP 2003255728A JP 2002050982 A JP2002050982 A JP 2002050982A JP 2002050982 A JP2002050982 A JP 2002050982A JP 2003255728 A JP2003255728 A JP 2003255728A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
cam
contact
moving mechanism
intermediate transfer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002050982A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiji Inada
征治 稲田
Tomio Noguchi
富生 野口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2002050982A priority Critical patent/JP2003255728A/ja
Publication of JP2003255728A publication Critical patent/JP2003255728A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 単純な構成でローラの移動を可能とし、しか
もローラ移動時に必要なトルクを小さくできるようにす
る。 【解決手段】 回転するカム48に二次転写ローラ11を支
持する軸受70の当接部70bが押圧されることで直線移動
するローラの移動機構において、回転するカム48が当接
部70bを押圧するとき、カム48が当接部70bに最初に当
接したときの押圧方向が、他の当接部分にカム48が当接
して押圧するときの押圧方向よりも、軸受43の直線移動
方向により平行に近づくよう構成したことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複写機やプリンタ等
に用いられるローラの接離機構及びこれを備えた画像形
成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】今日、電子写真方式のプリンタにあって
もフルカラー画像を記録し得る装置が普及している。こ
のようなプリンタは、例えば図13に示すように構成され
ている。
【0003】感光体ドラム100の回転と同期して中間転
写ベルト101を回転させ、感光体ドラム100に回転式の現
像器102を対向させてイエローY、マゼンタM、シアン
C、ブラックBkの各色トナー像を順次形成するととも
に該トナー像を中間転写ベルト101に一次転写してフル
カラー像を形成する。このとき、二次転写ローラ103は
トナー像を乱さないために中間転写ベルト101から離間
している。
【0004】そして、前記フルカラー像の形成と同期し
て搬送手段で転写材を搬送し、この転写材を前記二次転
写ローラ103によって中間転写ベルト101に接触させると
ともに二次転写バイアスを印加することでトナー像を転
写材に転写する。
【0005】そして、中間転写ベルト101上に4色のト
ナー像形成完了後、二次転写ローラ103が中間転写ベル
ト101に圧接され(図13の状態)、更に中間転写ベルト1
01の回転と同期して、給送手段であるレジストローラ対
104近辺の所定の位置で待機していた転写材が中間転写
ベルト101と二次転写ローラ103のニップ部に送り出され
て前記トナー像が転写材に一括転写される。
【0006】このように、中間転写ベルト101上に4色
のトナー像を重ねた後に一括して転写材の表面に二次転
写する構成では、二次転写ローラ103を、一次転写中は
中間転写ベルト101から離間し、二次転写時及びクリー
ニング時には当接させる必要がある。
【0007】そこで従来では、二次転写ローラ103を中
間転写ベルト101に圧接、離間させるために、次のよう
な構成をとっていた。
【0008】1つは、図14及び図15に示すように、二次
転写ローラ103及び軸受200を保持し、回転軸201を中心
に揺動可能なホルダ202と回転軸203を中心に回転可能な
カム204とからなり、一次転写中はカム204は図14の状態
にあり、二次転写ローラ103は中間転写ベルト101から離
間状態にある。二次転写時は、図15に示すように、カム
204を駆動してホルダ202を押し上げることで二次転写ロ
ーラ103を中間転写ベルト101に当接させる。
【0009】2つ目は、図16及び図17に示すように、溝
部300に沿って矢印方向にスライド可能な二次転写ロー
ラ103を保持する軸受301と、この軸受301を中間転写ベ
ルト101方向に付勢するバネ302と、回転中心303を中心
に回転するカム304とからなり、一次転写中は、図16に
示すように、カム304は1の状態にあって軸受301を押し
下げ、二次転写ローラ103は中間転写ベルト101から離間
状態にある。二次転写中は、図17に示すように、カム30
4が矢印方向に回転して2の状態になると、軸受301はバ
ネ302により矢印方向にスライドして二次転写ローラ103
が中間転写ベルト101に当接する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のカラー画像形成装置では、1つ目の例では、二
次転写ローラ103及び軸受200を保持するユニット全体を
揺動させる必要があり、装置が大きくなってしまう。ま
た構成も複雑になりコストも上がってしまうという問題
がある。
【0011】2つ目の例では、構成は単純であるが、軸
受301を下げる際、軸受301を回転させる方向の力が大き
くなるので、軸受301と溝部300の摺動性が悪いとカム30
4を駆動するトルクが非常に大きくなってしまう。それ
により大型のモータが必要となり、設置スペースを要す
るとともにコストアップにもつながるという問題があ
る。また、二次転写ローラ103を離間する際、軸受301が
最初に移動し始める時に必要なカム駆動トルクは非常に
大きくなり、駆動モータの負荷変動は大きくなる。それ
により連続プリント中、次プリントの現像時、或いは一
次転写時に、二次転写ローラ103の離間を行なうと、こ
のモータ負荷変動により画像ぶれや色ずれが発生してし
まうという問題がある。
【0012】本発明は上記課題に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、単純な構成でローラの移動を可能と
し、しかもローラ移動時に必要なトルクを小さくできる
ローラ移動機構及びこれを備えた画像形成装置を提供す
るものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る代表的な構成は、回転するカムにローラ
を支持する支持部材の当接部が押圧されることで直線移
動するローラの移動機構において、回転する前記カムが
前記当接部を押圧するとき、前記カムが前記当接部に最
初に当接したときの押圧方向が、他の当接部分にカムが
当接して押圧するときの押圧方向よりも、前記支持部材
の直線移動方向により平行に近づくよう構成したことを
特徴とする。
【0014】上記構成にあっては、単純な構成で被接触
部材に対してローラの当接、離間が可能で、しかもロー
ラを離間させる際、最も大きな力を必要とする動き始め
時の力を小さくできるため、前記カムの駆動トルクを低
減できる。従って、これを画像形成装置に用いた場合に
は部品及び駆動モータの小型化、省スペース化及びモー
タ負荷変動による画像不良防止も実現できる。
【0015】
【発明の実施の形態】
【0016】〔第1実施形態〕
【0017】図1は本発明の一実施形態に係るローラ接
離機構を備えた電子写真画像形成装置で、4色フルカラ
ーのレーザービームプリンタの概略構成を示す縦断面説
明図である。
【0018】{カラー画像形成装置の画像形成動作概略}
【0019】中間転写ベルト5aの回転と同期して感光
体ドラム1を図1の矢印方向(反時計回り)に回転さ
せ、この感光体ドラム1表面を帯電装置2によって均一
に帯電するとともに、露光手段3によってイエロー画像
の光照射を行い、感光体ドラム1上にイエローの静電潜
像を形成する。この静電潜像形成と同時に現像装置4を
駆動してイエローの現像器4Yを現像位置に配置し、感
光体ドラム1上の静電潜像にイエロートナーが付着する
ように感光体ドラム1の帯電極性と同極性でほぼ同電位
の電圧を印加して静電潜像にイエロートナーを付着させ
て現像する。その後、中間転写体5の押えローラ(一次
転写ローラ)5jにトナーと逆極性の電圧を印加して感
光体ドラム1上のイエローのトナー像を中間転写ベルト
5a上に一次転写する。
【0020】上述のようにしてイエロートナー像の一次
転写が終了すると、次の現像器が図1の反時計回り方向
に回転移動してきて、感光体ドラム1に対向する現像位
置に位置決めされ、イエローの場合と同様にしてマゼン
タ、シアン、そしてブラックの各色について、静電潜像
の形成、各色現像器4M,4C,4BKによる現像、一
次転写を順次行い、中間転写ベルト5a上に4色のトナ
ー像を重ね合わせる。
【0021】この間、二次転写ローラ11は、中間転写ベ
ルト5aとは非接触状態にある。この時、クリーニング
ユニットとしての帯電ローラ5fも中間転写ベルト5a
とは非接触状態に位置する。
【0022】そして、中間転写ベルト5a上に4色のト
ナー像形成完了後、二次転写ローラ11が中間転写ベルト
5aに圧接され(図1の状態)、更に中間転写ベルト5
aの回転と同期して、カセット19から給送手段である給
送ローラ18等で搬送され、レジストローラ対7近辺の所
定の位置で待機していた転写材Sが中間転写ベルト5a
と二次転写ローラ11のニップ部に送り出される。ここ
で、レジストローラ対7の直前には転写材Sの先端を検
知してレジストローラ対7の回転駆動力を遮断し、転写
材Sを所定の位置で待機させるレジ前センサ14が設けら
れている。
【0023】更に、二次転写ローラ11にはトナーと逆極
性の電圧が印加されており、中間転写ベルト5a上のト
ナー像は、一括して搬送されてきた転写材Sの表面に二
次転写していく。
【0024】このようにして、二次転写された転写材S
は搬送ベルトユニット12を経由して定着器8に至り、こ
こで複数色のトナー像の定着を行った後、排出ローラ対
13によって排出ガイド15に沿って搬送され、排出ローラ
対9によってカラー画像形成装置A上部の排出トレイ10
に排出され、画像形成を完了する。
【0025】一方、二次転写後にクリーニング用帯電ロ
ーラ5fが中間転写ベルト5aに圧接され、中間転写ベ
ルト5a上に残った残留トナーに転写時と逆の電荷を与
える。逆の電荷を付与された残留トナーは、感光体ドラ
ム1に静電気的に付着され、その後、感光体ドラム用の
クリーニングブレード6により回収されるものである。
回収された残留トナーは、廃トナーとして廃トナーボッ
クス16に回収され蓄積される。
【0026】{プロセスカートリッジ}また、プロセス
カートリッジユニット5は、図2及び図3に示すよう
に、中間転写ベルトユニット21の投影上方面に感光体ド
ラムユニット20を配置し、感光体ドラムユニット20の装
置前面から見て右側面には、一体構成で廃トナーボック
ス16を配置している。また、中間転写ベルトユニット21
のベルト駆動ローラ40には、中間転写ベルト5a上の残
留トナーに転写時と逆電荷を付与するためのクリーニン
グ帯電ローラ部23が設けられ、一体構成となっている。
【0027】中間転写ベルト5aは把手部61を含む中間
転写体フレーム45に、駆動ローラ40と従動ローラ41によ
り懸回張設されている。駆動ローラ40は両端を回転自在
に右側軸受30と左側軸受31により保持され、右側端部の
カップリング42を介して装置本体から所定の回転駆動力
が伝達されるようになっている。
【0028】従動ローラ41の両端の軸受43には圧縮バネ
44が設けられ、中間転写ベルト5aに所定の張力を与え
るようになっている。中間転写ベルト5aを挟んで、感
光体ドラム1と対向する位置には、一次転写ローラ5j
が設けられ、両端の軸受46を介して、圧縮バネ47により
所定の力で圧接され、従動回転するようになっている。
軸受46の少なくとも片方は導電性の部材で構成され、
一次転写ローラ5jに所定の帯電バイアス電圧を印加す
ることにより、感光体ドラム1表面上のトナーが中間転
写体ベルト5a上に一次転写される。
【0029】また、中間転写ベルト駆動ローラ40に対向
する位置には、中間転写ベルト5a上の残留トナーに転
写時と逆電荷を付与するためのクリーニング帯電ローラ
部23が設けられている。クリーニング帯電ローラ5fは
両端の軸受51を介して、圧縮バネ52により所定の力で圧
接され、従動回転するようになっている。そして、前記
軸受51の少なくとも片方は導電性の部材で構成され、ク
リーニング帯電ローラ5fに転写時と逆の電圧を印加す
ることにより、中間転写体ベルト5a上の残留トナーに
転写時と逆の電荷を付与し、感光体ドラム1でドラム表
面に静電気的に吸着回収され、廃トナーボックス16に蓄
積される。
【0030】{二次転写ローラ移動機構}
【0031】次に、中間転写ベルト5a(被接触部材)
に接離可能な二次転写ローラ11(接離ローラ)を中間転
写ベルト5aに対して接離させる構成について詳細に述
べる。
【0032】本実施形態のように、中間転写ベルト5a
上に4色のトナー像を重ねた後に一括して転写材Sの表
面に二次転写する構成では、二次転写ローラ11を一次転
写中は中間転写ベルト5aから離間し、二次転写時及び
クリーニング時には当接させる必要がある。
【0033】二次転写ローラ11の両端部は、図4に示す
ように、軸受70(支持部材)に支持されており、軸受70
は本体フレームに設けられた溝80に嵌合し、直線的に移
動可能となっている。
【0034】また、軸受70は付勢手段としての圧縮バネ
71により、常に二次転写ローラ11を中間転写ベルト5a
に当接させる方向に(図4の矢印t方向)付勢されてお
り、フリー状態では爪部70aが溝部80上部のストッパ部
80aに当接してポジション1(図4に示す位置)に保持
される。
【0035】駆動ローラ40の両端部には、図5に示すよ
うに、軸受70の当接部70bを押し下げて二次転写ローラ
11を中間転写ベルト11から離間させるカム48が設けられ
ている。左右のカム48は軸49によって連結され、右側端
部のカップリングを介して装置本体から所定の回転駆動
が伝達されると、同位相で回転するようになっている。
【0036】プロセスカートリッジユニット5が装置本
体に装着され、上記カム48が回転して図5に示す位置α
にくると、軸受70はカム48によって押し下げられ、二次
転写ローラ11は中間転写ベルト5aから離間した位置
(ポジション2)に保持される。そして、プリント指示
が出された後も、一次転写中には二次転写ローラ11はポ
ジション2に保持され、一次転写終了後、二次転写タイ
ミングに同期してカム48が図6に示す位置βまで回転す
ると、軸受70が上方へ移動し、二次転写ローラ11が中間
転写ベルト5aに当接する(ポジション3)。
【0037】この時、本実施形態においては、軸受70の
カム48との当接部形状は、図7に示すように、カム48の
回転方向最上流側に位置する第1の凸部70b1の形状が
下流側にある第2の凸部70b2の形状よりも、カム48か
ら受ける力の方向が軸受移動方向に対してより平行に近
づくような形状となった、2段構成になっている。この
様な構成とすることで、以下に説明するようにカム48に
より軸受70を押し下げる際のトルクを小さくすることが
できる。なお、本実施形態では前記凸部を2個設けた例
を示しているが、この凸部は3個以上設けてもよい。
【0038】図5及び図6に示すように、軸受70をポジ
ション3(当接状態)からポジション2(離間状態)ま
で下げるとき、当接部形状が従来形状の如く2段形状に
なっていない場合は、図8に示すように、軸受70はカム
48からF′の力を受ける。この力F′のH方向成分F′
Hにより軸受70には点Pを支点に回転モーメントM′が
発生する。これによりP、Q点ではフレーム溝部80との
間に垂直抗力N′P、N′Qが発生する。これにより軸受
70を離間方向に移動させようとすると静摩擦力μ(N′
P+N′Q)が発生するため、結局、軸受70を離間方向に
移動させるのに必要な力F′Tは、S+μ(N′P+N′
Q)となる(Sはバネ71に抗する力)。
【0039】カム48から軸受当接部70bが受ける力F′
はF′HとF′Tの合力となるから、カム48の駆動トルク
T′はF′×L′となる。このとき、すなわち軸受70の
移動開始時に最もトルクが大きくなり、その後、軸受70
摺動部と溝部80の摩擦係数は動摩擦係数μ′(μ′<
μ)となり、また力Fの方向もF′Hが小さくなる方向
に変わるため、カム駆動トルクT′は小さくなっていく
(図11のグラフ参照)。
【0040】これに対して本実施形態の構成にあっては
次のような軸受当接部形状となっている。
【0041】図9に示すように、まずカム48と最初に当
接する第1の凸部70b1の形状は、カム48から受ける力
Fの方向が軸受移動方向Tに対してより平行に近づくよ
うな(言い換えれば力FのH方向成分FHが小さくなる
ような)形状としている。また、軸受70の回転支点Pと
力Fの作用点Rの距離L2が小さくなるような形状とし
ている。
【0042】これにより軸受70を回転させようとするモ
ーメントMが小さくなり垂直抗力N P、NQが小さくなる
ので、結局、軸受70を離間方向に移動させるのに必要な
力FTはS+μ(NP+NQ)<F′Tとなる。
【0043】更にカム48から受ける力Fの方向が軸受移
動方向Tに対してより平行に近づくような構成となって
いるため、L<L′となり、カム48の駆動トルクT=F
×L<T′(F<F′、T<T′)は更に小さくなる。
【0044】このように、従来形状では最も大きいトル
クを必要とした軸受移動開始時のカム駆動トルクをかな
り低減することができる。また、一旦軸受70が移動し始
めると、軸受70と溝部80の摩擦は動摩擦となるため、
μ′(動摩擦係数)<μとなる。従って、図10に示すよ
うに、軸受70の最終離間位置を決める第2の凸部70b2
を押し下げる際に必要なT方向の力FTは小さくなり、
結局、カム駆動トルクTも小さくなる。
【0045】上記カム48の駆動トルクについて、当接部
の形状が従来例の場合と、本実施形態のようにした場合
とで比較したグラフを図11に示す。グラフ(1)が従来例
の場合であり、グラフ(2)が本実施形態の場合である。
これからも、本実施形態の構成にあっては従来例より小
さいトルクで二次転写ローラ11の当接、離間が可能にな
ることがわかる。
【0046】〔他の実施形態〕
【0047】図12に示すように、前述した当接部70bの
第1の凸部70b1にコロ72を設けると更にカム駆動トル
クは小さくなる。このコロ72は第2の凸部70b2にも設
ければ更に駆動トルクを低減でき、又このコロ72を金属
にすれば耐久による磨耗を防止でき、軸受70の耐久性及
び離間位置の精度向上も可能となる。
【0048】また、前記溝部80と軸受70の摺動性向上の
ために金属板(例えばSUSの板)を溝部80に設けるこ
とで、更にカム駆動トルクを小さくすることができ、耐
久にともなって溝部80が磨耗し、軸受70との摺動性が悪
化することも防止できる。
【0049】また、連続プリント時、次プリントの現像
時或いは一次転写時に、二次転写ローラ11の離間を行な
う場合のモータ負荷変動を低減することができるので,
負荷変動による画像不良を防止することができる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
単純な構成で被接触部材に対してローラの当接、離間が
可能で、しかもローラを離間させる際、最も大きな力を
必要とする動き始め時の力を小さくできるため、前記カ
ムの駆動トルクを低減できる。従って、これを画像形成
装置に用いた場合には部品及び駆動モータの小型化、省
スペース化及びモータ負荷変動による画像不良防止も実
現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るローラ接離機構を備
えた電子写真画像形成装置を示す縦断面説明図である。
【図2】プロセスカートリッジの縦断面図である。
【図3】図2の左方向から見た縦断面図である。
【図4】二次転写ローラのポジションを示す説明図であ
る。
【図5】二次転写ローラのポジションを示す説明図であ
る。
【図6】二次転写ローラのポジションを示す説明図であ
る。
【図7】軸受の当接部の形状を示す説明図である。
【図8】従来の二次転写ローラ接離構成を示す説明図で
ある。
【図9】本発明の実施形態に係る二次転写ローラ接離構
成を示す説明図である。
【図10】本発明の実施形態に係る二次転写ローラ接離
構成を示す説明図である。
【図11】カム駆動トルクを示す説明図である。
【図12】軸受の当接部にコロを設けた実施形態の説明
図である。
【図13】カラー画像形成装置の縦断面図である。
【図14】従来の二次転写ローラ接離構成を示す説明図
である。
【図15】従来の二次転写ローラ接離構成を示す説明図
である。
【図16】従来の二次転写ローラ接離構成を示す説明図
である。
【図17】従来の二次転写ローラ接離構成を示す説明図
である。
【符号の説明】
A …カラー画像形成装置 S …転写材 1 …感光体ドラム 2 …帯電装置 3 …露光手段 4 …現像装置 4Y,4M,4C,4BK …現像器 5a …中間転写ベルト 5f …帯電ローラ 5j …一次転写ローラ 6 …クリーニングブレード 8 …定着器 9 …排出ローラ対 10 …排出トレイ 11 …二次転写ローラ 12 …搬送ベルトユニット 13 …排出ローラ対 14 …レジ前センサ 15 …排出ガイド 16 …廃トナーボックス 18 …給送ローラ 19 …カセット 20 …感光体ドラムユニット 21 …中間転写ベルトユニット 23 …クリーニング帯電ローラ部 30 …右側軸受 31 …左側軸受 40 …ベルト駆動ローラ 41 …従動ローラ 42 …カップリング 43 …軸受 44 …圧縮バネ 45 …中間転写体フレーム 46 …軸受 47 …圧縮バネ 48 …カム 49 …軸 51 …軸受 52 …圧縮バネ 61 …把手部 70 …軸受 70a …爪部 70b …当接部 70b1 …第1の凸部 70b2 …第2の凸部 71 …圧縮バネ 72 …コロ 80 …溝部 80a …ストッパ部 100 …感光体ドラム 101 …中間転写ベルト 102 …現像器 103 …二次転写ローラ 104 …レジストローラ対 200 …軸受 201 …回転軸 202 …ホルダ 203 …回転軸 204 …カム 300 …溝部 301 …軸受 302 …バネ 303 …回転中心 304 …カム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H030 AA07 BB24 BB33 BB42 BB43 BB46 BB53 BB71 2H071 BA03 BA14 BA15 BA16 BA19 BA22 DA09 DA15 2H200 GA23 GA44 GA47 GA51 HA01 HB12 HB22 HB31 JA01 JC03 LA01 LA06 LA17 LA22 LA23 LA24 LA38

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転するカムにローラを支持する支持部
    材の当接部が押圧されることで直線移動するローラの移
    動機構において、 回転する前記カムが前記当接部を押圧するとき、前記カ
    ムが前記当接部に最初に当接したときの押圧方向が、他
    の当接部分にカムが当接して押圧するときの押圧方向よ
    りも、前記支持部材の直線移動方向により平行に近づく
    よう構成したことを特徴とするローラ移動機構。
  2. 【請求項2】 被接触部材に対して直線移動で接離する
    ローラの移動機構において、 前記被接触部材に接離可能な接離ローラと、 前記接離ローラ両端部を支持する支持部材と、 前記支持部材の直線運動を誘導する嵌合部を有する本体
    フレームと、 前記支持部材を介して前記接離ローラを前記被接触部材
    に対して常に当接する方向に付勢する付勢手段と、 前記付勢手段の付勢力に抗して前記支持部材に設けた当
    接部を押圧移動させ、前記接離する被接触部材から離間
    させるカムと、 を備え、 前記支持部材に設けた当接部を複数の凸形状で構成し、
    前記接離ローラを当接状態から離間させる際、前記複数
    の凸形状の内、前記カムと最初に当接する第1の凸形状
    を、当該凸形状がカムから受ける力の方向が他の一つ又
    は複数の凸形状より前記支持部材移動方向に対してより
    平行に近づくような形状とすることを特徴としたローラ
    移動機構。
  3. 【請求項3】 回転する前記カムが前記当接部に最初に
    当接したときに前記カムから受ける力で前記支持部材が
    回転しようとする際の回転支点との支持部材移動方向の
    距離が、他の当接部分に前記カムが当接して押圧すると
    きの前記支持部材が回転しようとする際の回転支点との
    支持部材移動方向の距離より小さくなるよう構成したこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のローラ移
    動機構。
  4. 【請求項4】 前記当接部に前記カムの回転に従動回転
    するコロを設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項
    3のいずれか1項に記載のローラ移動機構。
  5. 【請求項5】 前記支持部材が直線移動するときの摺動
    面に金属板を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求
    項4のいずれか1項に記載のローラ移動機構。
  6. 【請求項6】 像担持体上に静電潜像を形成し、前記静
    電潜像を現像して複数のトナー画像を中間転写体上に順
    次一次転写し、該中間転写体上に重ねられたトナー画像
    を転写材に一括して二次転写する画像形成装置におい
    て、 前記二次転写時には前記中間転写体に当接し、一次転写
    時は直線移動で前記中間転写体から離間する二次転写ロ
    ーラを有し、 前記二次転写ローラの移動機構として請求項1乃至請求
    項5のいずれか1項に記載のローラ移動機構を備えるこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記像担持体部と前記中間転写体は一体
    構成のプロセスカートリッジとして装置本体に装着され
    る画像形成装置であり、前記二次転写ローラを中間転写
    体から離間させるカムを、前記プロセスカートリッジに
    設けたことを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
JP2002050982A 2002-02-27 2002-02-27 ローラ移動機構及び画像形成装置 Pending JP2003255728A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002050982A JP2003255728A (ja) 2002-02-27 2002-02-27 ローラ移動機構及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002050982A JP2003255728A (ja) 2002-02-27 2002-02-27 ローラ移動機構及び画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003255728A true JP2003255728A (ja) 2003-09-10

Family

ID=28663074

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002050982A Pending JP2003255728A (ja) 2002-02-27 2002-02-27 ローラ移動機構及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003255728A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007309954A (ja) * 2006-05-15 2007-11-29 Kyocera Mita Corp 回転カム機構及びこれを備える画像形成装置
JP2012032530A (ja) * 2010-07-29 2012-02-16 Kyocera Mita Corp 押圧装置及びそれを備えた画像形成装置
JP2013195878A (ja) * 2012-03-22 2013-09-30 Ricoh Co Ltd 転写装置および画像形成装置
JP2015184356A (ja) * 2014-03-20 2015-10-22 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 ローラー支持機構、ローラーユニット、定着装置
JP2019061175A (ja) * 2017-09-27 2019-04-18 キヤノン株式会社 転写ユニットおよび画像形成装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007309954A (ja) * 2006-05-15 2007-11-29 Kyocera Mita Corp 回転カム機構及びこれを備える画像形成装置
JP2012032530A (ja) * 2010-07-29 2012-02-16 Kyocera Mita Corp 押圧装置及びそれを備えた画像形成装置
JP2013195878A (ja) * 2012-03-22 2013-09-30 Ricoh Co Ltd 転写装置および画像形成装置
JP2015184356A (ja) * 2014-03-20 2015-10-22 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 ローラー支持機構、ローラーユニット、定着装置
JP2019061175A (ja) * 2017-09-27 2019-04-18 キヤノン株式会社 転写ユニットおよび画像形成装置
JP7030465B2 (ja) 2017-09-27 2022-03-07 キヤノン株式会社 転写ユニットおよび画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH07295401A (ja) 記録装置
JP5039296B2 (ja) 画像形成装置
JP2009075350A (ja) 画像形成装置
JP4295442B2 (ja) 画像形成装置
JP3968238B2 (ja) 画像形成装置
JP4850335B2 (ja) 画像形成装置
JP2003255728A (ja) ローラ移動機構及び画像形成装置
JP2002296927A (ja) 画像形成装置
JPH11125985A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP4181769B2 (ja) 画像形成装置
JP2000122460A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP3854762B2 (ja) 画像形成装置
JP2022006709A (ja) 画像形成装置
JP2002214940A (ja) 画像形成装置
US7113714B2 (en) Image forming apparatus and method having multiple print modes
JP2001318543A (ja) 画像形成装置
JP6965633B2 (ja) 画像形成装置
JP3757997B2 (ja) 画像形成装置
JP3649381B2 (ja) 画像形成装置における駆動装置
JP3441586B2 (ja) カラー画像形成装置
JP2003173090A (ja) 画像形成装置のベルト状像担持体支持装置
JPH10282803A (ja) 画像形成装置及び転写装置
JPH11338264A (ja) 画像形成装置
JP3504310B2 (ja) 画像形成装置
JP3592437B2 (ja) カラー画像形成装置