JPH10282803A - 画像形成装置及び転写装置 - Google Patents

画像形成装置及び転写装置

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JPH10282803A
JPH10282803A JP9105148A JP10514897A JPH10282803A JP H10282803 A JPH10282803 A JP H10282803A JP 9105148 A JP9105148 A JP 9105148A JP 10514897 A JP10514897 A JP 10514897A JP H10282803 A JPH10282803 A JP H10282803A
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Katsuya Kawagoe
克哉 川越
Satoshi Uchida
智 内田
Toshiaki Motohashi
俊昭 本橋
Hiroshi Ono
博司 小野
英雄 ▲ゆう▼
Hideo Yuu
Mitsuru Takahashi
充 高橋
Shinichi Namekata
伸一 行方
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベルト状部材を画像形成用部材に接触させた
状態で所定の画像形成用の動作を行う画像形成装置及び
転写装置において、装置の小型化、簡素化を実現する。 【解決手段】 カム軸515aと、該カム軸を中心に回
動可能なカム515と、1次転写バイアスローラ507
及びベルト除電ローラ512を保持した状態で、軸51
6を中心に揺動可能なテンションブラケット517など
から構成され、中間転写ベルト501が感光体ドラム1
00から離間した状態と、中間転写ベルトが所定の張力
を持って上記感光体ドラムに当接した状態と、中間転写
ベルトの張力が解除され、弛みが生じた状態とを選択的
に取り得る張力可変機構を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンター等の画像形成装置及び該画像形成装置
に用いられる転写装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画像形成装置としては、
像担持体である感光体上に静電潜像を形成し、帯電した
トナーにより顕像化する画像形成装置が知られている。
さらに、感光体上のトナー像を、転写電界の下で直接最
終的な転写材である転写紙に転写したり、又は転写電界
の下で一旦中間的な転写材である中間転写体に転写した
後に、最終的な転写材である転写紙に転写するものが知
られている。
【0003】更に、無端移動可能な転写体としての転写
ベルトと、該転写ベルトを支持する複数の転写体支持体
としての支持ローラとを有し、所定の張力を持って像担
持体に接した状態で該像担持体からのトナー像の転写を
行う転写装置を有する画像形成装置も知られている。
【0004】上記構成の画像形成装置において、例えば
転写ベルトの寿命が来たときなどに転写ベルトの交換を
行う場合には、該ベルトを取り外すために、上記張力を
ゆるめる必要がある。ところが、従来ベルトの張力をゆ
るめるためには、上記複数の支持ローラのうちの所定の
ローラを取り外していた。すなわち、転写ベルトの交換
の際には、まず上記所定のローラを取り外し、ベルトを
交換した後に、前記取り外したローラを再度装着すると
いうことを行っていた。このため、操作性が悪く、か
つ、上記一旦取り外したローラを再度装着する際の位置
精度が悪く、ベルトの脱着の前後でベルトの張力が変化
してしまうという問題点があった。また、上記転写ベル
トの張力をゆるめるための張力解除機構を設けた構成も
知られている。この構成によれば、上記ベルトの脱着の
前後でベルトの張力が変化してしまうことはない。
【0005】また、上記構成の画像形成装置の転写装置
において、上記ベルトが所定の張力を持って接している
像担持体としての感光体を交換等のために本体装置に脱
着する際や転写装置を本体装置に脱着する際などには、
該感光体からベルトを離間する必要がある。従来の装置
においては、上記感光体に対して転写ベルトを接離する
接離機構を設け、該機構により転写ベルトを感光体から
離間させて上記脱着動作を行っていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記構成の
画像形成装置の転写装置において、上記張力解除機構と
上記接離機構とをそれぞれ設けると、装置が大型化、複
雑化するという問題点があった。
【0007】このような問題点は、転写装置の場合のみ
ならず、画像形成のため、無端移動可能なベルト状部材
と、該ベルト状部材を支持する3以上のベルト支持体
と、該ベルト状部材に接触した状態で所定の画像形成の
ための動作を行う画像形成用部材とを有する画像形成装
置であれば発生しうるものである。
【0008】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、装置の小型化、簡素
化が可能な画像形成装置及び転写装置を提供することで
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、画像形成のため、無端移動可能
なベルト状部材と、該ベルト状部材を支持する複数のベ
ルト支持体と、該ベルト状部材に接触した状態で所定の
画像形成のための動作を行う画像形成用部材とを有する
画像形成装置において、上記複数のベルト支持体間にお
ける上記ベルト状部材の展張部の上記画像形成用部材に
対向する面で該ベルト状部材を支持する可動の支持部材
を設け、該支持部材を3つの位置に変位させることによ
り、該ベルト状部材が所定の張力を持って上記画像形成
用部材に接触する状態と、該ベルト状部材を上記画像形
成用部材から離間した状態と、該ベルト状部材に、該ベ
ルト状部材が該ベルト支持体から取り外せる程度に弛み
を持たせた状態とを選択的に取り得るように、上記ベル
ト状部材の状態を変化させる状態変化手段を設けたこと
を特徴とするものである。
【0010】この画像形成装置においては、上記状態変
化手段により、上記ベルト状部材の上記複数のベルト支
持体間における展張部の上記画像形成用部材に対向する
面で該ベルト状部材を支持する可動の支持部材を3つの
位置に変位させることによって、上記ベルト状部材が上
記所定の張力を持って上記画像形成用部材に接触する状
態と、該ベルト状部材を上記画像形成用部材から離間し
た状態と、該ベルト状部材に、該ベルト状部材が該支持
体から取り外せる程度に弛みを持たせた状態との3つの
状態を選択的に取り得る。
【0011】請求項2の発明は、請求項1の画像形成装
置において、上記ベルト状部材を上記画像形成用部材か
ら離間したときに、該ベルト状部材の張力を、上記所定
の張力よりも小さく、かつ、該ベルト状部材が該支持体
から離脱しない程度の張力に設定するように、上記状態
変化手段を構成したことを特徴とするものである。
【0012】この画像形成装置においては、上記状態変
化手段により、上記ベルト状部材を上記画像形成用部材
から離間したときに、該ベルト状部材の張力を、上記所
定の張力よりも小さく、かつ、該ベルト状部材が該支持
体から離脱しない程度の張力に設定する。
【0013】請求項3の発明は、請求項1又は2の画像
形成装置において、上記画像形成用部材として、表面に
トナー像を担持する像担持体を用い、上記ベルト状部材
として上記像担持体からのトナー像の転写が行われる転
写体を用い、上記ベルト支持体として転写体支持体を用
いたことを特徴とするものである。
【0014】この画像形成装置においては、上記状態変
化手段により、上記可動の支持部材を3つの位置に変位
させて、上記像担持体からのトナー像の転写が行われる
転写体の状態を、上記3つの状態に選択的に変化させる
ことができる。
【0015】請求項4の発明は、無端移動可能なベルト
状の転写体と、該転写体を支持する複数の転写体支持体
とを有し、所定の張力を持って像担持体に接した状態で
該像担持体からのトナー像の転写を行う転写装置におい
て、上記複数の転写体支持体間における上記転写体の展
張部の上記像担持体に対向する面で該転写体を支持する
可動の支持部材を設け、該支持部材を3つの位置に変位
させることにより、該転写体が所定の張力を持つ状態
と、該転写体を上記像担持体から離間した状態と、該転
写体に、該転写体が該転写体支持体から取り外せる程度
に弛みを持たせた状態とを選択的に取り得るように、上
記転写体の状態を変化させる状態変化手段を設けたこと
を特徴とするものである。
【0016】この転写装置においては、上記状態変化手
段により、上記複数の転写体支持体間における上記転写
体の展張部の上記像担持体に対向する面で該転写体を支
持する可動の支持部材を3つの位置に変位させることに
よって、上記転写体が上記所定の張力を持って上記像担
持体に接触する状態と、該転写体を上記像担持体から離
間した状態と、該転写体に、該転写体が該支持体から取
り外せる程度に弛みを持たせた状態との3つの状態を選
択的に取り得る。
【0017】請求項5の発明は、請求項4の転写装置に
おいて、上記転写体を上記像担持体から離間したとき
に、該転写体の張力を、上記所定の張力よりも小さく、
かつ、該転写体が該支持体から離脱しない程度の張力に
設定するように、上記状態変化手段を構成したことを特
徴とするものである。
【0018】この転写装置においては、上記状態変化手
段により、上記転写体を上記像担持体から離間したとき
に、該転写体の張力を、上記所定の張力よりも小さく、
かつ、該転写体が該支持体から離脱しない程度の張力に
設定する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を画像形成装置であ
る電子写真式カラー複写機(以下、「カラー複写機」と
いう)に適用した実施形態について説明する。
【0020】まず、図4を用いて、上記カラー複写機の
主要部である画像形成部の概略構成及びその動作につい
て説明する。このカラー複写機は、図4に示す画像形成
部のほか、図示しないカラー画像読取部(以下、カラー
スキャナという)、給紙部及び制御部等で構成されてい
る。上記画像形成部は、画像形成用部材である像担持体
としての感光体ドラム100、帯電チャージャ200、
クリーニングブレード及びファーブラシからなる感光体
クリーニング装置300、図示しない書き込み光学ユニ
ット、リボルバ現像ユニット400、中間転写装置とし
ての中間転写ユニット500、紙転写ユニット600、
及び定着ローラ対701を用いた定着ユニット等で構成
されている。
【0021】上記感光体ドラム100は図示しない駆動
モータで矢印の反時計方向に回転され、その周りには、
帯電チャージャ200、感光体クリーニング装置30
0、リボルバ現像ユニット400の選択された現像器、
中間転写ユニット500の中間転写体としての中間転写
ベルト501等が配置されている。
【0022】上記リボルバ現像ユニット400は、Bk
(Black)トナーを用いるBk現像器401、C
(Cyan)トナーを用いるC現像器402、M(Ma
zennta)トナーを用いるM現像器403、Y(Y
ellow)トナーを用いるY現像器404、及びユニ
ット全体を反時計回りに回転させる図示しない現像リボ
ルバ駆動部などで構成されている。各現像器内のトナー
はキャリアとの撹拌によって所望の極性に帯電され、ま
た、各現像スリーブには図示しない現像バイアス電源に
よって現像バイアス電圧が印加され、現像スリーブが感
光体ドラム100の金属基体層に対して所定電位にバイ
アスされる。
【0023】上記中間転写ユニット500は、転写体支
持体として機能する複数のローラに張架された中間転写
体としての中間転写ベルト501等で構成され、この中
間転写ベルト501の周りに、2次転写電荷付与手段と
しての2次転写バイアスローラ605、中間転写体クリ
ーニング手段としてのベルトクリーニングブレード50
4、潤滑剤塗布手段としての潤滑剤塗布ブラシ505等
が対向するように配設されている。
【0024】上記中間転写ベルト501は、上記複数の
ローラ、具体的には、1次転写電荷付与手段としての1
次転写バイアスローラ507、クリーニング対向ローラ
を兼用したベルト駆動ローラ508、ベルトテンション
ローラ509、2次転写対向ローラ510、及び1次転
写前除電手段としてのベルト除電ローラ512に張架さ
れている。各ローラは導電性材料で形成され、1次転写
バイアスローラ507以外の各ローラは接地されてい
る。1次転写バイアスローラ507には、定電流又は定
電圧方式で制御された1次転写電源801により、所定
の大きさの電流又は電圧の転写バイアスが印加される。
また、中間転写ベルト501は、図示しない駆動モータ
で回転駆動されたベルト駆動ローラ508により、矢印
時計方向に駆動される。
【0025】感光体ドラム100上のトナー像を中間転
写ベルト501に転写する転写部(以下、「1次転写
部」という)では、1次転写バイアスローラ507及び
1次転写前除電手段としてのベルト除電ローラ512で
中間転写ベルト501を感光体ドラム100側に押し当
てるように張架することにより、感光体ドラム100と
中間転写ベルト501との間に所定幅のニップ部を形成
している。また、このニップ部の中間転写ベルト501
の内周面には、1次転写部除電手段としての接地したベ
ルト除電ブラシ513が当接されている。
【0026】上記ベルトクリーニングブレード504
は、クリーニング対向ローラ兼用のベルト駆動ローラ5
08にかけ回されている部分の中間転写ベルト501に
対して、カウンター方式で当接されている。
【0027】上記ベルトクリーニングブレード504及
び潤滑剤塗布ブラシ505は、中間転写ベルト501に
対して離接可能に構成され、所定のタイミングで中間転
写ベルト501に接触するように制御される。002
4】上記2次転写バイアスローラ605は、2次転写対
向ローラ510との間に中間転写ベルト501及び転写
紙を挾持するように配設され、定電流制御された2次転
写電源802で所定電流の転写バイアスが印加される。
【0028】以上の構成のカラー複写機において、例え
ば4色フルカラーコピー動作が開始されると、感光体ド
ラム100が帯電チャージャ200で負極性に一様帯電
され、書き込み光学ユニットで露光され、所定のタイミ
ングに現像位置に移動された現像器で静電潜像が現像さ
れることにより、感光体ドラム100上にBkトナー
像、Cトナー像、Mトナー像、Yトナー像が順番に形成
される。この感光体ドラム100上の各トナー像は、1
次転写部において、中間転写ベルト501の同一面に重
ね合わせて転写される。なお、トナー像を転写した後の
感光体ドラム100の表面に残留している若干の未転写
残留トナーは、上記感光体クリーニング装置300で清
掃される。
【0029】上記中間転写ベルト501上の4色重ねト
ナー像は、2次転写対向ローラ510及び2次転写バイ
アスローラ605によりニップ部が形成された2次転写
部において、図示しない給紙部から給送されてきた転写
材としての転写紙に一括転写される。 そして、この4
色重ねトナー像が転写された転写紙は、定着ローラ対7
01で定着された後、図示しない排紙部に排出される。
【0030】一方、転写紙にトナー像を転写した後の中
間転写ベルト501の表面に残留したトナーは、図示し
ない接離機構で中間転写ベルト501に当接されたベル
トクリーニングブレード504によってクリーニングさ
れる。
【0031】以上は、4色フルカラーコピーの場合であ
るが、3色カラーコピー、2色カラーコピーの場合は、
指定された色と回数の分について、上記同様の動作を行
うことになる。また、モノカラーコピーの場合は、所定
枚数が終了するまでの間、リボルバ現像ユニット400
の所定色の現像器のみを現像作動状態にして、ベルトク
リーニングブレード504を中間転写ベルト501に押
圧させた状態のまま連続してコピー動作を行う。
【0032】次に、本実施形態に係る中間転写ユニット
500における中間転写ベルトの状態を変化させる動作
について図1乃至図3を用いて説明する。図1乃至図3
は、該中間転写ユニット500における中間転写ベルト
の状態を変化させる動作について説明するための断面図
である。該中間転写ユニット500は、装置手前側の面
板514を介して装置本体に固定されている。この中間
転写ユニットにおいて、状態変化手段としての張力可変
機構は、カム軸515aと、該カム軸を中心に回動可能
なカム515と、可動な支持部材としての1次転写バイ
アスローラ507とベルト除電ローラ512とを保持し
た状態で、軸516を中心に揺動可能なテンションブラ
ケット517などを有している。また、上記カム軸51
5aの装置手前側の軸端には、オペレータがベルト脱着
の際に上記張力可変機構を操作するためのレバー518
が取り付けられている。該レバー518は上記面板51
4よりも装置手前側に位置し、該レバー518を逃げる
ための孔514aが該面板514に設けられている。図
5は、該レバー518の説明図である。図中矢印方向が
装置手前方向である。オペレータは該レバー518の取
っ手部518aを握って操作する。該レバー518は、
カム軸515aを中心に揺動可能であると共に、図中矢
印A方向に揺動可能に構成されている。そして、オペレ
ータが該カム軸515aを中心に該レバー518を回転
させることにより、上記張力可変機構を操作可能な構成
となっている。また、レバー518の所定の箇所には、
開口部518bが設けられていて、該開口部518bが
面板514に設けられたピン519a又は中間転写ユニ
ットの前側板に設けられたピン519bに係合されて固
定されることにより、後述のように中間転写ユニットの
状態を固定することが可能に構成されている。
【0033】そして、この中間転写ユニットは、上記張
力可変機構により、図1に示す第1の状態と、図2に示
す第2の状態と、図3に示す第3の状態とを選択的に取
り得るように構成されている。以下、各状態について説
明する。 (以下、余白)
【0034】この複写機の出荷前の長期間の放置時や、
中間転写ユニット又は感光体ドラム100を複写機本体
から脱着する際には、該中間転写ユニットは図1に示す
第1の状態にする。該第1の状態においては、中間転写
ユニットの中間転写ベルトは感光体ドラム100から離
間した位置にある。この状態においては、ベルトにカー
ルぐせがつくのを防止するために、該ベルトの張力は該
中間転写ユニットの転写動作時の張力よりも小さく設定
する。また、該張力は、装置運搬時の振動などにより該
中間転写ベルトが該ベルトを支持しているローラから離
脱するのを防止するために、該ベルトが上記振動などに
より離脱しない程度の張力に設定する。例えば、該テン
ションを0N以上20N以下の値に設定し、該テンショ
ンを0Nに設定する場合にはベルトの弛みが該ベルトが
離脱しない程度となるように設定すればよい。この状態
では、上述のように、上記レバー518の開口部518
bを、中間転写ユニットの前側板に設けた図示しないピ
ンに係合させ、装置運搬時の振動などによって上記カム
軸が回転しないようにレバー位置を固定する。
【0035】上記中間転写ベルトへの転写動作を行う場
合には、該中間転写ユニットは図2に示す第2の状態に
する。該第2の状態においては、中間転写ベルトが所定
の張力を持って上記感光体ドラム100に当接した状態
となっている。中間転写ユニットがこの第2の状態をと
るように操作するには、上記レバー518を図2に示す
位置に位置するように回転させて、上述のように、該レ
バー518の開口部518bを、面板514に形成した
図示しないピンに係合させ、この位置に固定する。この
とき、上記レバー518の回転によりカム軸515aが
回転し、カム515がテンションブラケット517を押
し上げて、上記1次転写バイアスローラ507とベルト
除電ローラ512とが変位し、中間転写ベルト501を
押し上げる。これにより、図2に示すように中間転写ベ
ルトが感光体ドラム100に当接した状態となる。
【0036】上記転写動作を行うことにより、中間転写
ベルト501が摩耗などによって交換が必要になった場
合には、まず、上記第1の状態をとるように上記レバー
518を回転及び固定させてから、中間転写ユニット5
00を装置本体から取り外す。次にレバー518の固定
を解除して、該レバーを、図3に示す位置まで回転させ
る。このレバー518の回転によりカム軸515aが回
転し、テンションブラケット517とともに上記1次転
写バイアスローラ507とベルト除電ローラ512が下
がって、ベルト駆動ローラ508とベルトテンションロ
ーラ509との間で中間転写ベルト501が略直線の状
態となる。この図3に示す第3の状態においては、中間
転写ベルトの張力は解除され、弛みが生じた状態とな
る。通常中間転写ベルトには、図6に示すようにベルト
を支持するローラ、図示の例ではベルトテンションロー
ラ509の軸方向に上記中間転写ベルトがずれるのを防
ぐためにベルト寄り止め部材520が設けられている。
ベルト脱着の操作性のためには、この寄り止め部材の厚
みの分、例えば、15mm以上の弛みが生じるように構成
するのが望ましい。これにより、ベルトを支持するロー
ラの脱着を行うことなく、ベルトのみを容易に交換する
ことが可能となる。
【0037】以上、本実施形態によれば、上記張力可変
機構により、テンションブラケット517に固定された
可動な支持部材としての1次転写バイアスローラ507
とベルト除電ローラ512とを、カム515により、3
つの位置に変位させるのみで、中間転写ベルト501が
感光体ドラム100から離間した位置にある第1の状態
と、中間転写ベルト501が所定の張力を持って上記感
光体ドラム100に当接した第2の状態と、中間転写ベ
ルト501の張力が解除され、弛みが生じた第3の状態
とを選択的に取り得る。これにより、中間転写ベルト5
01の張力を解除する張力解除機構と中間転写ベルト5
01と感光体ドラム100とを接離する接離機構とをそ
れぞれ設ける場合とは異なり、装置の小型化、簡素化が
可能となる。
【0038】また、本実施形態によれば、上記中間転写
ベルト501を感光体ドラム100から離間したとき
に、該中間転写ベルト501の張力を、上記所定の張力
よりも小さく、かつ、該ベルトがベルトを支持する支持
体から離脱しない程度の張力に設定するので、該ベルト
にカールぐせがつくのを防止することができると共に、
装置運搬時の振動などにより該中間転写ベルトが支持ロ
ーラから離脱するのを防止することができる。
【0039】なお、上記実施形態では、画像形成用部材
として、像担持体である感光体ドラム100を用い、ベ
ルト状部材として、転写体である中間転写ベルト501
を用いた例について説明したが、本発明は、ベルト状部
材として、像担持体である例えば、2つのローラ間に張
架され、無端移動する感光体ベルトを用い、画像形成用
部材として、転写用の転写ローラを用いた画像形成装置
にも適用することができる。
【0040】また、上記実施形態では、上記1次転写部
のニップ部における1次転写部除電手段として除電ブラ
シを用いた例について説明したが、本発明は、上記1次
転写部除電手段としてブレード、ローラ等の他の形状の
部材を用いたものにも適用することができる。
【0041】また、上記実施形態では、1次転写電荷付
与手段として1次転写バイアスローラを用いた例につい
て説明したが、本発明は、他の形状の1次転写電荷付与
手段を採用したものにも適用することができる。
【0042】上記実施形態では、1次転写前除電手段と
してベルト除電ローラ512を用いた例について説明し
たが、本発明は、このローラに代えてブレード、ブラシ
などの他の形状の部材を用いたものにも適用することが
できる。
【0043】上記実施形態では、2次転写電荷付与手段
として2次転写バイアスローラを用いた例について説明
したが、本発明は、このローラに代えてブレード、ブラ
シなどの他の形状の部材を用いたものにも適用すること
ができる。
【0044】上記実施形態では、2次転写部において転
写材を担持する転写材担持体として2次転写ベルト60
1を用いているが、本発明は、このベルトに代えてドラ
ムなどの他の形状の部材を用いたものにも適用すること
ができる。
【0045】また、上記実施形態では、感光体ドラム1
00の帯電電位が負極性であり、2成分系現像剤を用い
た反転現像方式を採用する現像器を備えた場合について
説明したが、本発明は、感光体ドラム100の帯電電位
が負極性であるものに限定されることなく、また、1成
分系現像剤を用いたものや正規現像方式を採用したもの
にも同様に適用できるものである。
【0046】また、上記実施形態は、中間転写ユニット
を備えた画像形成装置に適用した例であるが、例えば、
中間転写装置を備えておらず、像担持体から転写ベルト
で搬送される転写材としての例えば用紙に直接転写を行
う構成の画像形成装置にも同様に適用できるものであ
る。この場合、具体的には、ベルト状部材としては転写
ベルトを、画像形成用部材としては像担持体を用いるこ
とができる。
【0047】
【発明の効果】請求項1乃至3の発明によれば、上記状
態変化手段により、上記可動の支持部材を3つの位置に
変位させるのみで、上記ベルト状部材が上記所定の張力
を持つ状態と、該ベルト状部材を上記画像形成用部材か
ら離間した状態と、該ベルト状部材に、該ベルト状部材
が該支持体から取り外せる程度に弛みを持たせた状態と
を選択的に取り得るので、ベルト状部材の張力を解除す
る張力解除機構とベルト状部材と画像形成用部材とを接
離する接離機構とをそれぞれ設ける場合とは異なり、装
置の小型化、簡素化が可能となるという優れた効果があ
る。
【0048】また、請求項2及び3の発明によれば、上
記転写体を上記像担持体から離間したときに、該転写体
の張力を、上記所定の張力よりも小さく、かつ、該転写
体が該支持体から離脱しない程度の張力に設定するの
で、転写体にカールぐせがつくのを防止することができ
ると共に、装置運搬時の振動などにより該転写体が支持
体から離脱するのを防止することができるという優れた
効果がある。
【0049】また、請求項3の発明によれば、上記状態
変化手段により、上記可動の支持部材を3つの位置に変
位させるのみで、上記像担持体からのトナー像の転写が
行われる転写体の状態を、上記3つの状態に選択的に変
化させることができるので、ベルト状部材の張力を解除
する張力解除機構とベルト状部材と画像形成用部材とを
接離する接離機構とをそれぞれ設ける場合とは異なり、
装置の小型化、簡素化が可能となるという優れた効果が
ある。
【0050】また、請求項4及び5の発明によれば、上
記状態変化手段により、上記可動の支持部材を3つの位
置に変位させるのみで、上記転写体が上記所定の張力を
持つ状態と、該転写体を上記像担持体から離間した状態
と、該転写体に、該転写体が該支持体から取り外せる程
度に弛みを持たせた状態とを選択的に取り得るので、転
写体の張力を解除する張力解除機構と転写体と像担持体
とを接離する接離機構とをそれぞれ設ける場合とは異な
り、装置の小型化、簡素化が可能となるという優れた効
果がある。
【0051】特に、請求項5の発明によれば、上記転写
体を上記像担持体から離間したときに、該転写体の張力
を、上記所定の張力よりも小さく、かつ、該転写体が該
支持体から離脱しない程度の張力に設定するので、転写
体にカールぐせがつくのを防止することができると共
に、装置運搬時の振動などにより該転写体が支持体から
離脱するのを防止することができるという優れた効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係るカラー複写機の中間転写ユニッ
トの説明図。
【図2】同中間転写ユニットの他の説明図。
【図3】同中間転写ユニットの更に他の説明図。
【図4】同中間転写ユニットを有するカラー複写機の一
例の概略構成を示す正面図。
【図5】同中間転写ユニットの張力可変機構のレバーの
説明図。
【図6】中間転写ベルトのベルト寄り止め部材の説明
図。
【符号の説明】
100 感光体ドラム 200 帯電チャージャ 300 感光体クリーニング装置 400 リボルバ現像ユニット 500 中間転写ユニット 501 中間転写ベルト 507 1次転写バイアスローラ 512 ベルト除電ローラ 514 面板 515 カム 515a カム軸 516 軸 517 テンションブラケット 518 レバー 600 紙転写ユニット 701 定着ローラ対
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小野 博司 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 ▲ゆう▼ 英雄 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 高橋 充 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 行方 伸一 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像形成のため、無端移動可能なベルト状
    部材と、該ベルト状部材を支持する複数のベルト支持体
    と、該ベルト状部材に接触した状態で所定の画像形成の
    ための動作を行う画像形成用部材とを有する画像形成装
    置において、 上記複数のベルト支持体間における上記ベルト状部材の
    展張部の上記画像形成用部材に対向する面で該ベルト状
    部材を支持する可動の支持部材を設け、該支持部材を3
    つの位置に変位させることにより、該ベルト状部材が所
    定の張力を持って上記画像形成用部材に接触する状態
    と、該ベルト状部材を上記画像形成用部材から離間した
    状態と、該ベルト状部材に、該ベルト状部材が該ベルト
    支持体から取り外せる程度に弛みを持たせた状態とを選
    択的に取り得るように、上記ベルト状部材の状態を変化
    させる状態変化手段を設けたことを特徴とする画像形成
    装置。
  2. 【請求項2】請求項1の画像形成装置において、 上記ベルト状部材を上記画像形成用部材から離間したと
    きに、該ベルト状部材の張力を、上記所定の張力よりも
    小さく、かつ、該ベルト状部材が該支持体から離脱しな
    い程度の張力に設定するように、上記状態変化手段を構
    成したことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2の画像形成装置において、 上記画像形成用部材として、表面にトナー像を担持する
    像担持体を用い、上記ベルト状部材として上記像担持体
    からのトナー像の転写が行われる転写体を用い、上記ベ
    ルト支持体として転写体支持体を用いたことを特徴とす
    る画像形成装置。
  4. 【請求項4】無端移動可能なベルト状の転写体と、該転
    写体を支持する複数の転写体支持体とを有し、所定の張
    力を持って像担持体に接した状態で該像担持体からのト
    ナー像の転写を行う転写装置において、 上記複数の転写体支持体間における上記転写体の展張部
    の上記像担持体に対向する面で該転写体を支持する可動
    の支持部材を設け、該支持部材を3つの位置に変位させ
    ることにより、該転写体が所定の張力を持つ状態と、該
    転写体を上記像担持体から離間した状態と、該転写体
    に、該転写体が該転写体支持体から取り外せる程度に弛
    みを持たせた状態とを選択的に取り得るように、上記転
    写体の状態を変化させる状態変化手段を設けたことを特
    徴とする転写装置。
  5. 【請求項5】請求項4の転写装置において、 上記転写体を上記像担持体から離間したときに、該転写
    体の張力を、上記所定の張力よりも小さく、かつ、該転
    写体が該支持体から離脱しない程度の張力に設定するよ
    うに、上記状態変化手段を構成したことを特徴とする転
    写装置。
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