JP4105168B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複写機やプリンタ等の電子写真方式を適用した画像形成装置に関し、特に画像形成中(印字中)に濃度補正実施条件を検出し、該条件が満たされた場合に濃度補正を実施する画像形成装置に関するものである。
電子写真方式を適用した画像形成装置では、感光体の劣化等、装置の経時変化によって、印字物の画質(濃度)が変化する。このため、上記画像形成装置では、一定した画質で印字を継続して行うためには、濃度補正処理を適宜行う必要がある。この濃度補正処理は、通常、現像バイアス電圧や帯電バイアス電圧等の画像形成条件を変化させることによって行われる。
このような濃度補正を行うため、上記画像形成装置は、所定の濃度補正実施条件が満たされたか否かを監視しており、該濃度補正実施条件が満たされたと判断した時に濃度補正処理を実施する。濃度補正実施条件が満たされたと判断される場合の例としては、例えば、画像形成装置の電源投入時、トナーカートリッジ交換時、あるいは所定出力枚数毎の到達時などである。
一方、近年の画像形成装置においては、複数のジョブを記憶可能な画像メモリを有しており、あるジョブを印字中に他のジョブの印字が要求された時には、この新たな印字要求に係るジョブを上記画像メモリに記憶させる。そして、上記画像メモリに記憶されたジョブは、画像メモリに格納された順序で印字されるようになっている。
また、上記画像形成装置で印字されるジョブは、原稿を画像読取装置で読み取って得られるデータであったり、あるいは該画像形成装置に対してネットワーク接続されたコンピュータから送られてくるデータであったりするが、入力されたデータに対してγ処理やスクリーン処理等の画像処理を施した上で印字される。
さらに、上記画像形成装置において、画像メモリに記憶されて印字待ちとなるジョブは、その印字順となったときに速やかに印字が行えるように、これらの画像処理(γ処理やスクリーン処理)が施された状態で画像メモリに記憶される(特許文献1参照)。
特開平11−289436号公報(公開日平成11年10月19日)
しかしながら、上記従来の構成では、印字動作中に濃度補正実施条件が満たされた場合、以下のような問題を生じる。
すなわち、あるジョブの印字動作中に、前回の濃度補正時からの印字枚数が所定枚数に到達して濃度補正実施条件が満たされる場合がある。この時、画像メモリに記憶されている全てのジョブの印字が終了した時点で濃度補正処理を実施することが考えられる。しかしながら、この場合には、濃度補正実施条件が満たされた状態であるにも関わらず、濃度補正処理が先延ばしされ、濃度補正処理を行わずに多くのジョブの印字が続けられる可能性がある。特に、画像形成装置に対してジョブの印字要求が多くあり、画像メモリに記憶されているジョブが無くならない状況が長く続けば、多くのジョブに対して濃度補正処理を実施されない状態での不適切な印字が長く続けられる可能性がある。
あるいは、濃度補正実施条件が満たされた時点で画像メモリに記憶されている印字待ちジョブがある場合には、そのジョブに対する印字処理前に濃度補正処理を実施した上で、該ジョブに対しては濃度補正処理後の画像形成条件に適合する画像処理(γ処理やスクリーン処理)をやり直すことも可能である。しかしながら、この場合には、上記印字待ちのジョブに対する印字処理が先延ばしされることになるため、画像形成装置における印字パフォーマンスが低下するといった問題がある。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、濃度補正処理を迅速に行え、かつ、画像メモリに記憶されている全てのジョブに対しても適切な印字を行うことのできる画像形成装置を実現することにある。
本発明に係る画像形成装置は、上記課題を解決するために、電子写真方式を適用した画像形成部を有する画像形成装置において、複数のジョブに対応する画像データを記憶可能な画像メモリと、出力すべき画像データに対して画像処理を行う画像処理部と、上記画像形成部が濃度補正実施条件を満たした時に、上記画像形成部における濃度補正処理を行うために、上記画像形成部の画像形成条件を変化させる濃度補正部とを備え、上記画像メモリに記憶される印字待ちの画像データは、上記画像処理部において施される画像処理の、少なくとも一部の画像処理が施された状態で記憶されるものであると共に、あるジョブの印字中に、上記画像形成部の濃度補正実施条件が満たされた場合には、その時点で上記画像メモリに記憶されているジョブが無ければ、通常モードでの濃度補正処理を行い、その時点で上記画像メモリに記憶されているジョブがあれば、上記通常モードよりも短時間で実施される簡易モードでの濃度補正処理を行うことを特徴としている。
上記の構成によれば、あるジョブの印字中に画像形成部の濃度補正実施条件が満たされた場合には、その時点での印字ジョブの出力後に濃度補正処理が行われる。このため、濃度補正処理の実施タイミング到達後は、実質的な濃度補正実施の先延ばしを防ぎ、濃度補正処理が速やかに行われる。
また、上記画像形成部の濃度補正実施条件が満たされた時点で、上記画像メモリに記憶されている印字待ちジョブが存在する場合、通常モードよりも短時間で実施される簡易モードでの濃度補正処理が実行される。これにより、上記印字待ちのジョブは、上記濃度補正処理の実施後に印字されることになるが、この濃度補正処理は通常の濃度補正処理よりも短時間で終了し、ジョブの印字待ち時間を最小限として印字パフォーマンスの低下を抑制できる。
また、上記画像形成装置は、上記簡易モードにて濃度補正処理が行われた場合には、その後、画像メモリに記憶される印字待ちジョブがなくなった時点で、通常モードでの濃度補正処理をやり直すことを特徴としている。
上記の構成によれば、上記簡易モードでの濃度補正処理が行われた場合であっても、その後、通常モードでの濃度補正処理がやり直されることにより、それ以降に発生する新たなジョブに対して安定した画質を保証できる。
また、上記画像形成装置は、上記簡易モードにて濃度補正処理を行う場合には、通常モードでの濃度補正処理に比べて画像パッチのパターン数を縮小して濃度補正処理を行うことを特徴としている。上記の構成によれば、簡易モードでの濃度補正処理を容易に行うことができる。
また、上記画像形成装置では、上記画像形成条件は、現像バイアス電圧あるいは帯電バイアス電圧とすることができる。上記の構成によれば、濃度補正処理の実施が容易となる。
本発明に係る画像形成装置は、以上のように、複数のジョブに対応する画像データを記憶可能な画像メモリと、出力すべき画像データに対して画像処理を行う画像処理部と、上記画像形成部が濃度補正実施条件を満たした時に、上記画像形成部における濃度補正処理を行うために、上記画像形成部の画像形成条件を変化させる濃度補正部とを備え、上記画像メモリに記憶される印字待ちの画像データは、上記画像処理部において施される画像処理の、少なくとも一部の画像処理が施された状態で記憶されるものであると共に、あるジョブの印字中に、上記画像形成部の濃度補正実施条件が満たされた場合には、その時点で上記画像メモリに記憶されているジョブが無ければ、通常モードでの濃度補正処理を行い、その時点で上記画像メモリに記憶されているジョブがあれば、上記通常モードよりも短時間で実施される簡易モードでの濃度補正処理を行う構成である。
それゆえ、あるジョブの印字中に画像形成部の濃度補正実施条件が満たされた場合には、その時点での印字ジョブの出力後に濃度補正処理が行われ、実質的な濃度補正実施の先延ばしを防ぎ、濃度補正処理が速やかに行われるといった効果を奏する。
また、上記画像形成部の濃度補正実施条件が満たされた時点で、印字待ちジョブが存在する場合、簡易モードでの濃度補正処理が実行されることにより、上記印字待ちジョブの印字待ち時間を最小限として印字パフォーマンスの低下を抑制できるといった効果を奏する。
本発明の一実施形態について図1ないし図4に基づいて説明すると以下の通りである。まず、本実施の形態に係る画像形成装置の概略構成を、図2を参照して説明する。
図2は、画像形成装置の一つである複写機2について図示したものである。複写機2は、原稿送給部3と、画像読取部4と、給紙部5と、画像形成部6と、定着部7とを含む構成である。
原稿送給部3は、複写されるべき原稿を送給する両面自動原稿送り装置8(略称RADF:Reversing Automatic Document Feeder)と、RADF8から送給された原稿が予め定められる位置に載置される原稿台9と、原稿受けトレイ10とを含む。RADF8は、原稿台9に対して所定の位置関係を有するとともに開閉可能な状態で支持される。RADF8は、原稿の一方の面が原稿台9の予め定められる位置であって画像読取部4に対向する位置に載置されるように原稿を送給し、一方の面の画像読取りが終了すると、他方の面が原稿台9の予め定められる位置であって画像読取部4に対向する位置に載置されるように原稿を反転送給し、他方の面の画像読取りが終了すると、原稿を原稿受けトレイ10へ排出する。このような原稿の送給および表裏反転動作は、複写機2の全体動作に関連して制御される。なお原稿の一方の面のみを複写する場合には、原稿の反転送給は実行されない。
画像読取部4は、原稿台9の下方に配置され、RADF8によって原稿台9に送給された原稿の画像を読取る動作を行い、原稿台9の下面に沿って平行に往復移動する第1および第2走査ユニット11,12と、光学レンズ13と、光電変換素子であるCCD(Charge Coupled Device)ラインセンサ14とを含む。
第1走査ユニット11は、読取るべき原稿画像表面を露光する露光ランプ15と、原稿からの反射光像を所定の方向に偏向する第1ミラー16とを備え、原稿台9の下面に対して一定の距離を保ちながら予め定められる走査速度で往復移動する。第2走査ユニット12は、第1走査ユニット11の第1ミラー16によって偏向された反射光像をさらに所定の方向に偏向する第2および第3ミラー17,18とを備え、第1走査ユニット11と一定の速度関係を保って原稿台9の下面に沿って平行に往復移動する。
光学レンズ13は、第2走査ユニット12の第3ミラー18によって偏向された反射光像を縮小し、CCDラインセンサ14の予め定められる位置に結像させる。CCDラインセンサ14は、白黒画像またはカラー画像を読取り、赤(R),緑(G),青(B)の各色成分に色分解したラインデータを出力することのできる3ラインカラーCCDであり、光学レンズ13によって結像された反射光像を順次光電変換して電気信号を出力する。CCDラインセンサ14から電気信号として出力される原稿画像情報は画像形成部6に入力される。
給紙部5は、複写機2の最下部に配置され、記録媒体である記録紙Pを積載収容する用紙トレイ19と、用紙トレイ19内の記録紙Pを1枚ずつ分離送給する分離ローラ20および給紙ローラ21とを含み、画像形成部6に対して記録媒体である記録紙Pを供給する。給紙部5から1枚ずつ分離供給される記録紙Pは、記録紙Pの搬送経路各所に設けられる搬送ローラ22によって画像形成部6の手前まで搬送され、画像形成部6の手前に設けられる一対のレジストローラ23によって給紙タイミングが制御されて画像形成部6に供給される。
画像形成部6は、画像読取部4と給紙部5との間に配置され、レーザビームスキャナユニット24と、画像形成ステーション25と、転写搬送ベルト機構26とを含む。転写搬送ベルト機構26は、画像形成部6の下部に配置され、駆動ローラ27と、従動ローラ28と、駆動ローラ27と従動ローラ28とに張架される無端ベルト29と、無端ベルト29表面を帯電させて記録紙Pを吸着させるための吸着用帯電器30と、無端ベルト29に吸着されている記録紙Pを剥離するための除電器31とを備える。
無端ベルト29は、駆動ローラ27の軸線まわりの回転によって矢符32方向に駆動する。レジストローラ23によってタイミング制御されて供給される記録紙Pは、吸着用帯電器30によって表面の帯電された無端ベルト29に静電吸着され、前述の矢符32方向に搬送される。記録紙Pには、無端ベルト29によって矢符32方向に搬送される過程において画像が転写され、画像の転写された記録紙Pは、除電器31によって無端ベルト29から剥離されて定着部7へと搬送される。レジストローラ23による給紙のタイミング制御は、記録紙Pの搬送方向先端部が搬送経路内に設けられる図示しないセンサによって検知され、このセンサの検知出力に応じて実行される。
複写機2は、カラー複写機であるので、レーザビームスキャナユニット24および画像形成ステーション25は、黒色、シアン色、マゼンタ色およびイエロー色の各色に対応して4組が設けられる。各レーザビームスキャナユニット24および画像形成ステーション25は、現像に用いられるトナーの色が、黒色、シアン色、マゼンタ色、イエロー色に異なること、および画像原稿情報のうち黒色成分像に対応する画素信号、シアン色成分像に対応する画素信号、マゼンタ色成分像に対応する画素信号、イエロー色成分像に対応する画素信号が、それぞれ入力されること以外は構成を同じくするので、黒色のレーザビームスキャナユニット24および画像形成ステーション25を代表例として説明し、他については説明を省略する。なお、各色に対応するレーザビームスキャナユニット24および画像形成ステーション25を個々に示す場合には、アルファベットの添字:b(黒色),c(シアン色),m(マゼンタ色),y(イエロー色)を付して表す。
レーザビームスキャナユニット24bは、画像読取部4から入力される画像原稿情報に応じて変調されたドット光を発光する図示しない半導体レーザ素子と、半導体レーザ素子からのレーザビームを主走査方向に偏向させるポリゴンミラー33bと、ポリゴンミラー33bによって偏向されたレーザビームを電子写真感光体40b(以後、単に感光体と呼ぶ)の表面に結像させるfθレンズ34b,35bと、反射ミラー36b,37b,38bとを備える。反射ミラー38bで反射されたレーザビームは、画像形成ステーション25bの感光体40b表面を露光し、静電潜像を形成する。
画像形成ステーション25bは、軸線39bまわりに矢符F方向に回転自在に支持される感光体40bと、感光体40bの円周面に沿って配置される以下の機器、すなわち前述のレーザビームで露光される前に感光体40bの表面を一様に帯電させる帯電器41bと、レーザビームスキャナユニット24bから出力されるレーザビームの露光によって感光体40bの表面に形成される静電潜像を現像して可視化する現像器42bと、無端ベルト29を介して感光体40bに対向して設けられ現像された画像を無端ベルト29上の記録紙Pに転写させる転写用放電器43bと、静電潜像の現像処理後に感光体40bの表面に残留するトナーを除去回収するクリーニングユニット44bとを備える。帯電器41b、現像器42b、転写用放電器43bおよびクリーニングユニット44bは、矢符Fで示す回転方向の上流側から下流側に向ってこの順序で設けられる。
帯電器41bは、放電によって感光体40bの表面を一様に帯電させる。一様に帯電された感光体40bの表面が、画像原稿情報に応じたレーザビームスキャナユニット24bからのレーザビームによって露光され、露光された部位の帯電量と露光されなかった部位の帯電量とに差異が生じて静電潜像が形成される。
現像器42bは、感光体40bに対向して設けられる現像ローラ45bと、現像ローラ45bにトナーを含む現像剤を供給する現像剤搬送ローラ46bと、現像ローラ45bおよび現像剤搬送ローラ46bを回転自在に支持するとともに、その内部空間に現像剤を収容するケーシング47bとを備える。現像器42bの現像ローラ45bから、静電潜像の形成された感光体40bの表面に現像剤が供給されることによって静電潜像が現像されて可視化される。可視化された画像は、前述のように転写用放電器43bによって無端ベルト29上の記録紙Pに転写される。
黒色の画像が転写された記録紙Pには、無端ベルト29に吸着されたまま矢符32方向に搬送され、搬送方向上流側から下流側に向って以下の順に設けられるシアン色、マゼンタ色、イエロー色のレーザビームスキャナユニット24c,24m,24yおよび画像形成ステーション25c,25m,25yを通過する際に、シアン色、マゼンタ色、イエロー色の画像が、前述の黒色画像の場合と同様にして順次転写される。このようにして記録紙Pにフルカラー画像が形成される。フルカラー画像の形成された記録紙Pは、除電器31によって無端ベルト29から剥離されて定着部7へ送給される。
定着部7は、図示しない加熱手段を備える加熱ローラ48と、加熱ローラ48に対向して設けられ加熱ローラ48に押圧されて当接部いわゆるニップ部50を形成する加圧ローラ49とを備える。定着部7に供給された記録紙Pは、ニップ部50を通過する際に加熱および加圧され、記録紙P上の現像剤が定着されて堅牢な画像となる。
定着部7によって定着された記録紙Pは、一方の表面だけに画像形成する場合または一方の表面の画像形成を終えた後反転されて他方の表面に画像形成する場合、切換ゲート51の動作によってその上方へ送給され、さらに排出ローラ52によって排紙トレイ53へ排出される。なお、記録紙Pの一方の表面に画像形成した後、さらに続けて他方の表面に画像形成する場合、記録紙Pは、切換ゲート51の動作によってその下方に送給され、スイッチバック搬送経路54を経て表裏反転された後、再度画像形成部6へ搬送される。画像形成部6へ送給された記録紙Pには、前述と同様にして画像形成される。
尚、図2に示した画像形成装置の構成はあくまで一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。本発明に係る画像形成装置は、複写機であってもプリンタであっても良く、あるいはその両方に機能を有した複合機であっても良い。また、本発明に係る画像形成装置は、カラー印字を可能とするものであっても良く、白黒印字の機能のみを有するものであっても良い。
本発明に係る画像形成装置は、電子写真方式にて画像形成を行うものであり、かつ複数のジョブを記憶可能な画像メモリを有しているものである。本発明が適用された画像形成装置の一実施形態として、デジタルカラー複写機の構成を図3に示す。このデジタルカラー複写機は、図3に示すように、画像入力装置60、画像出力装置70から構成されている。
画像入力装置60は、例えばCCD(Charge Coupled Device)を備えたスキャナ部より構成され、原稿からの反射光像をRGB(R:赤・G:緑・B:青)のアナログ信号としてCCDにて読み取って、画像出力装置70に入力するものである。画像出力装置70は、画像入力装置60から入力された画像データに対して所定の画像処理を行い、画像処理が施された画像データを記録媒体(例えば紙等)上に出力するもので、電子写真方式によって画像形成を行う。尚、画像入力部60に関しては、本発明の画像形成装置に含まれるものではなく、外部に接続されるものであっても良い。また、画像入力部60は、スキャナでに限定されるものではなく、パーソナルコンピュータ等、ネットワークを介して画像出力装置70に画像データを入力する情報処理装置であってもよい。
画像出力装置70は、画像処理部71、画像メモリ72、補正量記憶部73、画像出力部74、および濃度補正部75を有している。また、画像出力装置70の上記各部は、図示しない制御部によって制御される。
画像処理部71は、画像入力装置60から入力された画像データに対して、γ処理およびスクリーン処理を含む画像処理を施して画像出力部74に出力するものである。画像処理部71のより具体的な構成例を図4に示す。
すなわち、画像処理部71は、画像入力装置60より入力された画像データに対して、シェーディング補正部711により平滑化処理、鮮鋭化処理、変倍処理を施し、γ調整処理部712にて画像出力部74の階調特性に合わせた輝度/濃度変換、コピー濃度補正などのγ処理を施し、色変換処理部713によりRGBからCMYKへの色変換処理を施し、中間処理部714によりディザ処理、誤差拡散処理などを施す。そして、圧縮/伸張部715により画像データに圧縮処理を施し、制御部の制御により当該画像データを画像メモリ72に保存する。
画像処理部71は、制御部からの画像データ出力の指示があると、画像メモリ72から画像データを読み出し、圧縮/伸張部715により伸張する。そして、読み出した画像データに対して、スクリーン処理部716により、該画像データCMYK毎のパルス幅変調などスクリーン処理を施して画像出力部74へ出力する。以上より、画像処理部71の基本処理内容は、色変換処理、γ処理およびスクリーン処理である。尚、図4の構成例では、スクリーン処理が施される前の画像データを画像メモリ72に記憶させているが、スクリーン処理が施された後の画像データを画像メモリ72に記憶させる構成としてもよい。
画像メモリ72は、画像入力装置60から入力された画像データ、すなわち印字要求ジョブを一時的に記憶するものである。上記画像形成装置は、画像メモリ72を有していることにより、あるジョブを印字中に他のジョブの印字が要求された時には、この新たな印字要求に係るジョブを画像メモリ72に記憶させることで、複数のジョブを記憶できるようになっている。
次に、画像出力部74における濃度補正処理について説明する。本画像形成装置における濃度補正処理は、濃度補正部75が画像出力部74の画像形成条件を変化させることによって行われる。
すなわち、上記濃度補正処理は、通常の画像形成に先立って、感光体や転写材搬送ベルト等へ実際にトナー像を作成し、そのトナー像の反射光量等の光学特性を検出するなどして、所望の濃度を得る画像形成条件を求めることをいう。
このような濃度補正処理は、電源投入時、トナーカートリッジ交換時、または所定枚数出力毎に行われ、感光体ドラム上に所定の濃度に対応したパッチ画像を複数個形成する。次に、このパッチ画像を、露光・現像・転写を経て転写材搬送ベルト上に転写する。そして、転写材搬送ベルト上に転写されたパッチ画像の濃度を濃度検知センサによって測定する。
上記濃度検知センサによって測定されたパッチ画像の濃度は、濃度補正部75に送られ、濃度基準値と比較される。濃度補正部75は、パッチ画像の濃度が濃度基準値に対してずれが発生していた場合には濃度補正を行う、すなわち、パッチ画像の濃度が濃度基準値に一致するように、画像出力部74の画像形成条件を変化させる。濃度補正を行う方法としては、(1)現像バイアス電圧を変化させる方法、(2)最大露光量照射にて帯電電位を変化させる方法、(3)現像スリーブの周速比を変更する方法等が考えられる。すなわち、濃度補正処理時に、濃度補正部75によって求められた画像形成条件は、現像バイアス電圧や帯電電位などの補正量として、補正量記憶部73に記憶される。
尚、上記濃度補正処理は、画像形成装置がカラー画像を形成するものである場合には、各色の画像形成部ごとに実施される。
また、濃度補正部75は、濃度補正処理として高濃度補正処理と中間調濃度補正処理とを行うようにすることも可能である。すなわち、高濃度補正処理では、トナー量検出手段により高濃度検出用トナーパターンから高濃度を検出し、これを高濃度基準値と比較し、高濃度基準値とのずれが発生していた場合には高濃度補正を行う。さらに、中間調濃度補正処理では、高濃度の画像調整が保証された条件で、トナー検出手段により中間調濃度検出用トナーパターンから中間調濃度を検出し、中間調濃度基準値との比較により基準値とのずれが発生している場合には中間調濃度補正を行う。
本実施の形態に係る画像形成装置では、あるジョブの印字中に濃度補正実施条件を満たした時に、その時点で画像メモリ72に印字待ちの画像データを有する場合と有さない場合との何れにおいても、濃度補正処理を速やかに実施し、かつ、画像メモリ72に記憶されている全てのジョブに対しても適切な印字を行えるようにすることを目的としている。
このため、上記画像形成装置では、あるジョブの印字中に濃度補正実施条件が満たされた時には、その時点で画像メモリ72に印字待ちの画像データを有するか否かを判断する。そして、印字待ちの画像データを有する場合と有さない場合とで、実施する濃度補正処理を異ならせる。
具体的には、あるジョブの印字中に濃度補正実施条件が満たされた時、その時点で画像メモリ72に印字待ちの画像データがあれば、通常に比べて短時間に実施できる簡易モードにて濃度補正処理を実施する。一方、画像メモリ72に印字待ちの画像データが無ければ、通常の高精度モードにて濃度補正処理を実施する。
例えば、図1(a)に示すように、画像メモリ72にジョブA〜Cが記憶されており、ジョブAを印字中に濃度補正実施条件が満たされた時には、濃度補正処理はジョブAの終了時点で簡易モードにて実施される。これにより、印字待ちとなっていたジョブB,Cは、上記濃度補正処理の実施後に印字されることになるが、この濃度補正処理は簡易モードにて行われるため、通常の濃度補正処理よりも短時間で終了し、ジョブB,Cの印字待ち時間を最小限として印字パフォーマンスの低下を抑制できる。
一方、図1(b)に示すように、濃度補正実施条件が満たされた時点で、印字中のジョブA以外にジョブが無ければ(画像メモリ72に記憶されている印字待ちジョブが無ければ)、通常の濃度補正処理を行っても印字パフォーマンスの低下は発生しない。このため、濃度補正実施条件が満たされた時点で画像メモリ72に印字待ちの画像データが無ければ、通常の高精度モードにて濃度補正処理を実施することにより、簡易モードで濃度補正処理を行う場合に比べ、より最適な画像形成条件を求めることができる。これにより、濃度補正処理後に発生した新たなジョブDに対して安定した画質を保証できる。
また、上記画像形成装置では、簡易モードにて濃度補正処理を行った場合、その後、画像メモリ72に記憶される印字待ちジョブがなくなった時点で、通常の高精度モードにて濃度補正処理をやり直すようにすることも可能である。
ここで、上述した簡易モードとは、通常モードの濃度補正処理に比べて、短時間に濃度補正処理を実施できるモードである。簡易モードの濃度補正処理を行う具体例としては、濃度補正処理時に形成されるパッチ画像のパターン数を、通常モード時よりも少なくする等の方法が考えられる。すなわち、上記濃度補正処理時には、感光体や転写材搬送ベルト等に複数のトナー像(パッチ画像)を作成し、そのトナー像の反射光量等の光学特性を検出するなどして、所望の濃度を得る画像形成条件が求められる。そして、簡易モードの濃度補正処理では、形成されるパッチ画像のパターン数が通常モード時によりも減らされることにより、上記画像形成条件を求めるための各処理が低減し、通常モードよりも短時間に濃度補正処理を実施できる。
以上のように、上記画像形成装置では、濃度補正実施条件が満たされた場合に、印字待ち中のジョブに割り込んで濃度補正を実施する時には、その濃度補正処理を簡易モードで行うことで、該印字待ちのジョブに対しても安定した画質が得られると共に、実質的な濃度補正実施の先延ばしを防ぎ、長期的な画質安定性も確保できる。
電子写真方式の画像形成装置において、濃度補正処理を迅速に行うと共に、全てのジョブに対して適切な印字を行うことができ、複写機やプリンタ等の用途に適用できる。
本発明の実施形態を示すものであり、画像形成装置における濃度補正処理とジョブ印字との関係を示す図である。 上記画像形成装置の概略構成を示す断面図である。 上記画像形成装置の要部構成を示すブロック図である。 上記画像形成装置における画像処理部の概略構成を示す断面図である。
符号の説明
60 画像入力装置
70 画像出力装置
71 画像処理部
72 画像メモリ
73 補正量記憶部(濃度補正部)
74 画像出力部(画像形成部)
75 濃度補正部

Claims (5)

  1. 電子写真方式を適用した画像形成部を有する画像形成装置において、
    複数のジョブに対応する画像データを記憶可能な画像メモリと、
    出力すべき画像データに対して画像処理を行う画像処理部と、
    上記画像形成部が濃度補正実施条件を満たした時に、上記画像形成部における濃度補正処理を行うために、上記画像形成部の画像形成条件を変化させる濃度補正部とを備え、
    上記画像メモリに記憶される印字待ちの画像データは、上記画像処理部において施される画像処理の、少なくとも一部の画像処理が施された状態で記憶されるものであると共に、
    あるジョブの印字中に、上記画像形成部の濃度補正実施条件が満たされた場合には、濃度補正実施条件が満たされた時点である第1の時点で上記画像メモリに記憶されているジョブが無ければ、上記第1の時点で印字中のジョブの終了後に、簡易モードに比べて高精度に濃度補正処理を行うことのできる通常モードでの濃度補正処理を行い、上記第1の時点で上記画像メモリに記憶されているジョブがあれば、上記第1の時点で印字中のジョブの終了後に上記通常モードよりも短時間で実施される簡易モードでの濃度補正処理を行うことを特徴とする画像形成装置。
  2. 上記簡易モードにて濃度補正処理が行われた場合には、その後、画像メモリに記憶される印字待ちジョブがなくなった時点で、通常モードでの濃度補正処理がやり直されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 上記簡易モードにて濃度補正処理を行う場合には、通常モードでの濃度補正処理に比べて画像パッチのパターン数を縮小して濃度補正処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 上記画像形成条件は、現像バイアス電圧であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 上記画像形成条件は、帯電バイアス電圧であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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