JP2004325597A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】プロダクティビティ及びランニングコストの低下を最小に抑制する。
【解決手段】2個の感光ドラム1a,1bと、ロータリ4aに搭載された3個の現像器41,42,43、ロータリ4bに搭載された3個の現像器44、45、46を備えている。現像器41〜46は、この順に、シアン,マゼンタ,イエロー,淡シアン,淡マゼンタ,ブラックの各色のトナー像を現像する。2色モードが選択されたときには、1色はブラックを選択し、感光ドラム1bによって画像形成を行う。他の1色は、RGB信号レベルを積算し、信号レベルの総計が最も少ない色を検出し、その検出した色の補色で感光ドラム1aによって画像形成を行う。2色の画像形成を短時間で行える。
【選択図】 図1
【解決手段】2個の感光ドラム1a,1bと、ロータリ4aに搭載された3個の現像器41,42,43、ロータリ4bに搭載された3個の現像器44、45、46を備えている。現像器41〜46は、この順に、シアン,マゼンタ,イエロー,淡シアン,淡マゼンタ,ブラックの各色のトナー像を現像する。2色モードが選択されたときには、1色はブラックを選択し、感光ドラム1bによって画像形成を行う。他の1色は、RGB信号レベルを積算し、信号レベルの総計が最も少ない色を検出し、その検出した色の補色で感光ドラム1aによって画像形成を行う。2色の画像形成を短時間で行える。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、4個以上の現像器を備えたプリンタ,複写機,ファクシミリ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
画像形成装置の最近の進歩とともにユーザの要求も高くなり、従来の4色フルカラーの画像形成装置に対して色数を増やす電子写真方式の画像形成装置(例えば、プリンタ,複写機)が提案され、一部実現されている。
【0003】
これらや、従来の一般的な4色、すなわちシアン,マゼンタ,イエロー,ブラックの4色に加え、例えば赤,青,緑や、金,銀,蛍光色等の特色に対応するものや、インクジェット方式では一般的な淡いシアン,淡いマゼンタなどを加えるものなどさまざまである。いずれも目的は、ユーザの要求に応じて、それぞれ画質的に差別化を図るものである。
【0004】
図4に、2個の感光ドラム(像担持体)1a,1bを備えた4色の画像形成装置を示す。一方の感光ドラム1aは、帯電器2aによって帯電され、現像器41又は現像器42によって現像されてトナー像が形成される。この感光ドラム1a上のトナー像は、転写帯電器5aによって中間転写ベルト5上に一次転写される。他方の感光ドラム1bは、帯電器2bによって帯電され、現像器43又は現像器44によって現像されてトナー像が形成される。この感光ドラム1b上のトナー像は、転写帯電器5bによって中間転写ベルト5上に一次転写される。こうして中間転写ベルト5上には、4色のトナー像が一次転写されて重ね合わされ、これら4色のトナー像は、紙,樹脂フィルム等の転写材上に一括で二次転写される。
【0005】
図5に示す画像形成装置は、画像を読み取るリーダ部Iと、読み取った画像情報に応じて画像を形成するプリンタIIをと備えており、プリンタ部IIには、中間転写ベルト5の移動方向(矢印R5方向)に沿って6個(6色)の感光ドラム1a,1b,1c,1d,1e,1fが配設されている。いわゆるタンデムタイプの画像形成装置である。これら感光ドラム上には、各色の現像器41、42、43、44、45、46によってトナー像が形成され、中間転写ベルト5上に順次に一次転写されて重ね合わされる。これら6色のトナー像は、二次転写帯電器54によって転写材上に一括で二次転写された後、定着装置9によって転写材表面に定着される。
【0006】
図6に示す画像形成装置は、画像を読み取るリーダ部Iと、読み取った画像情報に応じて画像を形成するプリンタIIをと備えており、プリンタ部IIには、1個の感光ドラム1と、回転自在なロータリに搭載された6個(6色)の現像器41、42、43、44、45、46が配設されている。感光ドラム1上に順次に形成された静電潜像は、これら現像器によって順次に現像されて中間転写ベルト5上に順次に一次転写されて重ね合わされる。これら6色のトナー像は、二次転写帯電器54によって転写材上に一括で二次転写された後、定着装置9によって転写材表面に定着される。
【0007】
図4に示す画像形成装置は、図5に示すタンデムタイプの画像形成装置と比較して、プロダクティビティ(生産性:単位時間当たりの画像形成枚数)で劣るが、その分、画像形成装置のサイズやコストで優れる傾向にある。また、画質に関しても一般的には像担持体の数が少ないほど劣化因子が減るために高画質になりやすい傾向があるといえる。
【0008】
一方、図6に示す、感光ドラムが1個の画像形成装置は、画質やサイズ、コストに優れる反面、プロダクティビティが非常に劣る傾向になってしまう。
【0009】
したがって、図4に示す画像形成装置のように、複数の像担持体と、各像担持体に対して複数の現像器を有する画像形成装置が、サイズ,コスト,画質,プロダクティビティのバランスに優れたタイプとして注目されている。なお、図4では、2個の像担持体のそれぞれに2個ずつの現像器を配設した場合を例に説明したが、6色のトナー像を形成する場合には、2個の像担持体のそれぞれに3個の現像器を配設する構成や、3個の像担持体のそれぞれに2個の現像器を配設する構成が考えられる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ユーザの画像形成装置の使用状態をみると、4色や6色のフルカラーの画像形成装置であっても、常にフルカラーの画像形成を行うわけではなく、実際には、色の違いを認識できる程度の色数(例えば、黒と赤の2色)の画像であれば十分であるといった場合も多い。このような場合、複数の画像形成装置のそれぞれに複数の現像器を有する画像形成装置において、1個の像担持体を使用して複数色のトナー像を形成されると、プロダクティビティが低下してしまう。
【0011】
また、一般に電子写真方式の画像形成装置では、像担持体特として、感光体(有機感光体やアモルファスシリコン感光体)が使用されている。これら感光体は、画像形成時間に応じて劣化することが知られている。つまり、画像形成時間は必要最小限にすることが像担持体の寿命を延ばすこと、つまりランニングコストを下げることにつながることになる。したがって、必要な色が2〜3色等の場合に6色等の画像形成装置のすべての色の画像形成動作を行うことはプロダクティビティの低下ばかりでなく、ランニングコストも必要以上に低下させるという問題がある。
【0012】
そこで、本発明は、複数の像担持体とそれぞれの像担持体に複数の現像器を有する電子写真方式の画像形成装置において、ユーザの求める画質に応じてプロダクティビティの低下とランニングコストの低下を最小限に抑制するようにした画像形成を提供することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、表面にトナー像が形成される複数の像担持体と、それぞれの像担持体毎に2以上配設された複数の現像器とを備え、前記複数の現像器がそれぞれ異なる色のトナー像を形成する画像形成装置において、前記複数の像担持体と同数の色数を用いて画像形成を行う画像形成モードを有する、ことを特徴とする。
【0014】
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記複数の像担持体と同数の色数を用いて画像形成を行う画像形成モードにおいては、それぞれの像担持体に対応する複数の色のうちから1色ずつが選択される、ことを特徴とする。
【0015】
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載の画像形成装置において、2個の前記像担持体と、それぞれの像担持体に対して3個ずつ配設された計6個の現像器を備える、ことを特徴とする。
【0016】
請求項4に係る発明は、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の画像形成装置において、それぞれの前記像担持体に対応する2個以上の現像器が搭載される回転体を有し、前記2個以上の現像器のうちの現像に供される現像器が、前記回転体の回転によって像担持体に対向する現像位置に配置される、ことを特徴とする。
【0017】
請求項5に係る発明は、請求項4に記載の画像形成装置において、前記複数の像担持体において、それぞれの露光位置から現像位置までの距離が等しい、ことを特徴とする。
【0018】
請求項6に係る発明は、請求項1又は2に記載の画像形成装置において、3個の前記像担持体と、それぞれの像担持体に対して2個ずつ配設された計6個の現像器を備える、ことを特徴とする。
【0019】
請求項7に係る発明は、請求項1ないし6のいずれか1項に記載の画像形成装置において、複数の現像器の色の中で、同1色相で濃度の異なる現像剤の組み合わせがあり、その同1色相で濃度の異なる現像剤が、シアンとマゼンタとのうちの少なくとも一方である、ことを特徴とする。
【0020】
請求項8に係る発明は、請求項7に記載の画像形成装置において、前記複数の像担持体と同数の色数を用いて画像形成する場合の色の現像剤が、同1色相で濃度の異なる現像剤の場合には、濃度の濃い方の現像剤で画像形成を行う、ことを特徴とする。
【0021】
請求項9に係る発明は、請求項1ないし8のいずれか1項に記載の画像形成装置において、前記複数の像担持体と同数の色数を用いて画像形成する場合の色の現像剤として、少なくともブラックの現像剤が選択される、ことを特徴とする。
【0022】
請求項10に係る発明は、請求項9に記載の画像形成装置において、ブラック以外の色を決める方法として、RGB入力の場合には出力画像の中でRGBの中で最も入力信号レベルが低い色の補色成分の色で画像形成し、CMYK入力の場合にはCMYの中でもっとも入力信号レベルが高い色で画像形成を行う、ことを特徴とする。
【0023】
請求項11に係る発明は、請求項9に記載の画像形成装置において、ブラック以外の色を決める方法として、ユーザの指定する色で画像形成を行う、ことを特徴とする。
【0024】
請求項12に係る発明は、請求項1ないし11のいずれか1項に記載の画像形成装置において、画像形成モードで使用することのある色の組み合わせに関するすべての色変換ルックアップテーブルを備える、ことを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、図面に沿って、本発明の実施の形態について説明する。なお、各図面において同一の符号を付したものは、同一の構成又は作用をなすものであり、これらについての重複説明は適宜省略した。
【0026】
<実施の形態1>
図1に、本発明に係る画像形成装置の一例として実施の形態1に係る画像形成装置を示す。同図に示す画像形成装置は、上部にデジタルカラー画像を読み取るリーダ部Iを、また下部にデジタルカラー画像を形成するプリンタ部IIを備えた画像形成装置(プリンタ)である。
【0027】
図1を参照して、画像形成装置の概略構成及び動作について説明する。
【0028】
リーダ部Iにおいて、原稿30を原稿台ガラス31上に載せ、露光ランプ32により露光走査する。このときの原稿30からの反射光像をレンズ33により、フルカラーのCCDセンサ34に集光し、カラー色分解画像信号を得る。カラー色分解画像信号は、増幅回路(不図示)を経て、ビデオ処理ユニット(不図示)にて画像処理を施され、画像メモリ(不図示)を介してプリンタ部IIに送出される。
【0029】
プリンタ部IIには、リーダ部Iからの信号のほか、コンピュータからの画像信号、FAXからの画像信号なども同様に送出されてくる。
【0030】
ここでは、その代表としてリーダ部Iからの信号に基づきプリンタ部IIの動作を説明する。
【0031】
プリンタ部IIには、像担持体として2個のドラム型の電子写真感光体(以下「感光ドラム」という。)1a,1bが配設されている。感光ドラム1a,1bは、それぞれ矢印方向(図1中の反時計回り)に回転可能に指示されている。感光ドラム1a,1bの周囲には、それぞれ前露光ランプ(前露光手段)11a,11b、一次帯電器(帯電手段)2a,2b、レーザ露光光学系(露光手段)3a,3b、電位センサ12a,12b、回転可能なロータリ(回転体)4a,4b、転写帯電器(転写手段)5a,5b、ドラムクリーナ6a,6bが配設されている。
【0032】
上述のロータリ4aには現像器41,42,43が搭載されている。このうち現像器41には通常のシアントナー(なお、通常のシアンについては以下適宜「濃シアン」又は単に「シアン」という。)、現像器42には通常のマゼンタトナー(なお、通常のマゼンタについては以下適宜「濃マゼンタ」又は単に「マゼンタ」という。)、現像器43にはイエロートナーが収納されている。またロータリ4bには現像器44,45,46が搭載されている。このうち現像器44には薄いシアントナー(淡シアントナー)、現像器45には薄いマゼンタトナー(淡マゼンタトナー)、現像器46にはブラックトナーがそれぞれ収納されている。ここで、マゼンタとシアンに対して濃い色と薄い(淡い)色のトナーを用いた場合には、一般に粒状性の低減を達成できることが知られている。なお、淡シアントナーや淡マゼンタトナーに代えて、金,銀などのメタリック系のトナーや、蛍光剤を含んだトナーを収納するようにしてもよい。
【0033】
本実施の形態では、各現像器41〜46にはトナーとキャリヤとを主とする二成分現像剤を収納しているが、これに代えて一成分の現像剤を使用するようにしてもよい。また、本実施の形態では、6個(6色)の現像器41〜46を使用しているが、本発明は、原理的には、4個以上であれば任意の数の現像器を有する画像形成装置について適用することができる。
【0034】
レーザ露光光学系3a,3bにおいてリーダ部Iからの画像信号は、レーザ出力部(不図示)にて光信号に変換され、光信号に変換されたレーザ光がポリゴンミラー(不図示)で反射され、レンズ及び各反射ミラーを経て感光ドラム1a,1b表面を照射する。
【0035】
プリンタ部IIにおいては、画像形成時には感光ドラム1a,1bは、矢印方向に所定のプロセススピード(周速度)で回転駆動され、前露光ランプ11a,11bで除電した後、一次帯電器2a,2bによって所定の極性・電位に一様に(均一に)帯電される。帯電後の感光ドラム1a,1b表面は、それぞれの分解色ごとに露光部において露光され、露光部分の電荷が除去されて静電潜像が形成される。次に、ロータリ4a,4bが回転されて、感光ドラム1a,1b上の静電潜像の現像に供される色の現像器が感光ドラム1a,1b表面に対向する現像部(現像位置)Dに配置されて現像が行われる。これにより、感光ドラム1a,1b上には、樹脂と顔料とを基体としたトナー像が形成される。
【0036】
上述のように構成することにより、各感光ドラム1a,1bにおいて、それぞれ露光部(露光位置)Eから現像部Dまでの距離が、色によらず常に一定となるので、色による出力画像特性の差が発生しにくい。
【0037】
また、現像器41〜46内のトナーは、レーザ露光光学系3a,3bの間、及びレーザ露光光学系3bの上方に配設された各色毎のトナー収容部(ホッパー)61〜66から、現像器41〜46内のトナー比率(又はトナー量)を一定に保つように所望のタイミングにて適宜補給されるようになっている。
【0038】
感光ドラム1a,1b上に形成されたトナー像は、それぞれの転写帯電器5a,5bにより、一次転写部において中間転写ベルト(中間転写体)5上に一次転写される。そしてこの中間転写ベルト上でそれぞれのトナー像が順次重ねられる。中間転写ベルト5は、駆動ローラ51、従動ローラ52等に掛け渡されて、駆動ローラ51の同図中の時計回りの回転に伴って矢印R5方向に回転駆動されるようになっている。
【0039】
中間転写ベルト5を挟んで、駆動ローラ51に対向する位置には、中間転写ベルト5表面を清掃するベルトクリーナ50が接離可能に配設されている。ベルトクリーナ50は、中間転写ベルト5上に必要色だけ画像を重ね終えた後に、駆動ローラ51との間に中間転写ベルト5を挟持し、トナー像転写後に中間転写ベルト5表面に残ったトナー(転写残トナー)を除去する。
【0040】
また、中間転写ベルト5を挟んで、従動ローラ52に対向する位置には、それぞれの感光ドラム1a,1bから転写されたトナー像の位置ズレ及び濃度の検知を行う検知センサ53が配置されている。この検知結果に基づいて、各画像形成部(感光ドラム1a,1b)においては、画像濃度、トナー補給量、画像書き込みタイミング、及び画像書き込み開始位置等に対して補正を行っている。
【0041】
一方、紙,樹脂シート等の転写材は、各給紙カセット(収納部)71,72,73からそれぞれの給紙ローラ81,82,83によって1枚ずつ給紙され、搬送ローラ(不図示)によってレジストローラ85に搬送される。また手差しの場合は、転写材は、手差しトレイ74上から給紙ローラ84によってレジストローラ85に搬送される。レジストローラ85に搬送された転写材は、一時停止されて斜行が矯正されるとともに、レジストローラ85によって所定のタイミングで二次転写部に供給される。所定のタイミングとは、中間転写ベルト5のトナー像に合わせるタイミングであり、また二次転写部は、中間転写ベルト5に対して接離可能な二次転写ローラ54が当接されたときに形成される。転写材は、所定のタイミングで二次転写部に供給されると、二次転写ローラ54によって中間転写ベルト5上の複数色のトナー像が一括で二次転写される。
【0042】
表面にトナー像が転写された転写材は、搬送ベルト86によって定着装置9に搬送され、ここで加熱・加圧されて表面にトナー像が定着される。一方、トナー像転写後の中間転写ベルト5は、ベルトクリーナ50によって表面が清掃される。トナー像定着後の転写材は、片面画像形成の場合は、切り替え部材91により上方に搬送され、排紙トレイ(不図示)上に排出される。これに対して両面画像形成の場合は、転写材は、定着装置9を通過後、直ちに切り替え部材91が切り替えられることにより、搬送パス75を経て反転パス76に一旦導かれ、その後、反転ローラ87の逆転により、送り込まれた際の後端を先頭にして、送り込まれた方向と反対向きに退出し、両面搬送パス77へと送られる。その後、両面搬送パス77を通過し、両面搬送ローラ88にて斜行補正とタイミング取りを行い、所望のタイミングにてレジストローラ85へと搬送され、再び上述した画像形成工程によってもう一方の面に画像が形成される。
【0043】
以上で、図1に示す画像形成装置の概略構成及び動作についての説明を終了する。
【0044】
次に、本発明の特徴を説明する。
【0045】
本発明に係る画像形成装置においては、色数に関する画像形成モードとして以下の3モード(第1のモード,第2のモード,第3のモード)を持っている。
【0046】
第1のモードは、1色&2色モードである。これは最もプロダクティビティが高く本画像形成装置においては60ppm(print per minute)である。またランニングコストも最も安く設定できる。
【0047】
第2のモードは、4色モードである。これは4色でのフルカラー画像形成ができ、その中でプロダクティビティとランニングコストを優先するモードである。プロダクティビティは30ppmである。
【0048】
第3のモードは、6色モードである。これはフルカラー画像を画質最優先で出力するモードであり、プロダクティビティは20ppmとなってしまう。
【0049】
この中で、第1のモードにおける2色モードについて説明を加える。
【0050】
2色モードの場合には、6色ある色の中でどの色を用いて画像形成するかがポイントとなる。色の選択方法は大きくは、2つあり、1つはユーザの指示による方法、もう1つは画像形成装置が自動で選択する方法である。ただし、本画像形成装置の場合には、2色モードの場合は、2色のうちの1色は必ずブラックとなるようにしている。したがって、色の選択は残り1色に関してとなる。必ずブラックを用いる理由は、2色モードの基本はモノクロ画像(ブラック画像)であり、これに対するプラスアルファとして1色加えるという思想に基づいている。
【0051】
なお、ユーザの指示の場合には、そのまま指示された色で画像形成するだけであるので、色の選択に関しては作業の余地はない。以下では、自動での色選択(自動色選択)について述べる。
【0052】
図2に自動色選択のフローチャートを示す。本画像形成装置は入力信号形態としてRGB入力(R:レッド、G:グリーン、B:ブルー)とCMYK入力(C:シアン、M:マゼンタ、Y:イエロー、K:ブラック)の2形態を持っている。ここではまずRGB入力形態に関して説明する。
【0053】
本画像形成装置は前述したように中間転写体として中間転写ベルト5を用いている。そして、この中間転写ベルト5は、その周長が、A4換算で2枚分の画像が形成できるように設定されている。このため、画像をA4で2枚分の単位で色処理している。
【0054】
図2に示すように、2色モードが選択され(S1)、RGB入力でA4サイズ相当で2枚分入力されると(S2)、その中でRGB信号レベルを積算し(S3)、信号レベルの総計が最も少ない色を検出し(S4)、その検出した色の補色で画像形成を行う(S5)。
【0055】
本画像形成装置はRGB入力に対する色変換はLUT(LookUpTable)で行うが、そのLUTは、RGBをシアン+ブラックの2色へ、またRGBをマゼンタ+ブラックの2色へ、さらにRGBをイエロー+ブラックの2色へ、さらにまたRGBをシアン&マゼンタ&イエロー&ブラックの4色へ、そしてRGBをシアン&淡シアン&マゼンタ&淡マゼンタ&イエロー&ブラックの6色へ変換する5種類のモードを持っている。2色モードの場合には、これらLUTの中から選択した色に対するLUTを用いて画像形成を行う。
【0056】
CMYK入力に対しては、基本的に入力信号をそのまま出力する。色の選択は、CMYKの中で画像信号レベルの最も多い色から2色を選択するか、ユーザの任意の色を2色選択するかどちらかである。この場合の2色の組み合わせは、シアン+ブラック、マゼンタ+ブラック、シアン+イエロー、マゼンタ+イエローの4種類となる。
【0057】
ここで、シアン、マゼンタに関しては2色モードの際には淡シアン、淡マゼンタは使用しない。もしこれらを使用すると濃度が低いところから高いところまである場合には対応できないからである。
【0058】
以上のようにして2色モードの色を選択し、画像形成を行う。
【0059】
2色で形成した画像は、モノクロ画像では表現することgは不可能な色味成分を表現することができ、深みのある画像となる。
【0060】
このように、2色モードで画像を形成することで、1色に比べて、プロダクティビティの低下がほとんどなく、高画質を低ランニングコストで出力することが可能となる。
【0061】
<実施の形態2>
図3に、実施の形態2に係る画像形成装置を示す。同図は、概略構成を示す縦断面図である。なお、図3において、実施の形態1の図1と同様の構成・作用に部材等については、同じ符合を付して重複説明は省略する。
【0062】
本実施の形態に係る画像形成装置は、同図に示すように、像担持体として3個の感光ドラム1a,1b,1cを備えており、感光ドラム1aには現像器41,42が、また感光ドラム1bには現像器43,44が、さらに感光ドラム1cには現像器45,46が配設されている。本実施の形態における現像器41〜46は、前述の実施の形態1のものとは異なり、ロータリには搭載されていない。本実施の形態における現像器41〜46は、感光ドラム1a,1b,1cに対して、それぞれの現像器41〜46が個別に接離動作をすることができるようになっている。
【0063】
このように、3個の感光ドラム1a,1b,1cを有することで、6色の画像形成を、中間転写ベルト5が2回転(2周分の回転)することで形成することができる。上述の実施の形態1では、6色の画像形成を行うのに中間転写ベルト5が3回転することが必要だったのと比較して、プロダクティビティが単純には1.5倍とすることが可能である。
【0064】
現像器41〜46の色の組み合わせについては、感光ドラム1aに対向する現像器41,42がそれぞれ濃シアンと淡シアン、感光ドラム1bに対向する現像器43,44がそれぞれ濃マゼンタと淡マゼンタ、感光ドラム1cに対向する現像器45,46がそれぞれイエローとブラックとなっている。
【0065】
本画像形成装置は色数に関する画像形成モードとして以下の3モード(第3のモード、第4のモード、第5のモード)を持っている。
【0066】
第4のモードは、1色&2色&3色モードである。これはもっともプロダクティビティが高く、本画像形成装置においては60ppmである。またランニングコストも最も安く設定できる。
【0067】
第5のモードは、4色モードである。これは4色でのフルカラー画像形成ができるものであり、その中でプロダクティビティとランニングコストを優先するモードである。プロダクティビティは30ppmである。
【0068】
第6のモードは、6色のモードである。これはフルカラー画像を画質最優先で出力するモードであり、プロダクティビティは20ppmとなってしまう。
【0069】
この中で、2色モード、3色モードに関して説明を加える。
【0070】
2色モードの場合の色の選択方法は、前述の実施の形態1の場合と同様であるので説明は省略する。ここでは、3色モードについて詳述する。
【0071】
3色モードは、シアン、マゼンタ、ブラックを選択するモードと、シアン、マゼンタ、イエローを選択するモードがある。これらの選択はユーザが行う。
【0072】
3色をブラック以外から選択する場合には、選択肢は、イエロー、マゼンタ、シアンの3色の組み合わせとなる。この3色で画像形成する場合には、UCR(UnderColorRemoval)やGCR(GrayColorRemoval)といった3色をブラックで置き換えるような技術が使用できない。すると、全体のトナー量をある上限値(本実施の形態では2.4色)以内に抑える場合には階調の連続性を維持するためにやや薄めの発色となってしまう。しかし、ブラックを入れる場合には不可能であったフルカラー表示が可能となるため、安価で高速なフルカラーモードとして効果的なモードである。
【0073】
本画像形成装置は、RGB入力に対する色変換はLUTで行うが、そのLUTはRGBをシアン&ブラックの2色へ、RGBをマゼンタ&ブラックの2色へ、RGBをイエロー&ブラックの2色へ、RGBをシアン&マゼンタ&ブラックの3色へ、RGBをシアン&マゼンタ&イエローの3色へ、RGBをシアン&マゼンタ&イエロー&ブラックの4色へ、RGBをシアン&淡シアン&マゼンタ&淡マゼンタ&イエロー&ブラックの6色への7種類持っている。
【0074】
このように3色モードを設けることで、プロダクティビティが高いままの状態で、フルカラーの高画質な画像形成を低いランニングコストで形成することが可能となる。
【0075】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によると、複数の像担持体と同数の色数を用いて画像形成を行う画像形成モードを有することにより、ユーザの求める画質に応じてプロダクティビティの低下とランニングコストの低下を最小限に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の画像形成装置の概略構成を示す縦断面図である。
【図2】実施の形態1において、2色モードを選択したときの、RGB信号入力時のフローチャートである。
【図3】実施の形態2の画像形成装置の概略構成を示す縦断面図である。
【図4】従来の、2個の感光ドラムのそれぞれに対して2個ずつの現像器を配設した画像形成装置の概略構成を示す縦断面図である。
【図5】従来の、6個の感光ドラムのそれぞれに対して1個ずつの現像器を配設した画像形成装置の概略構成を示す縦断面図である。
【図6】従来の、1個の感光ドラムに対して6個の現像器を配設した画像形成装置の概略構成を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1a,1b,1c,1d,1e,1f
像担持体(感光ドラム)
4a,4b 回転体(ロータリ)
41,42,43,44,45,46
現像器
D 現像位置(現像部)
E 露光位置(露光部)
【発明の属する技術分野】
本発明は、4個以上の現像器を備えたプリンタ,複写機,ファクシミリ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
画像形成装置の最近の進歩とともにユーザの要求も高くなり、従来の4色フルカラーの画像形成装置に対して色数を増やす電子写真方式の画像形成装置(例えば、プリンタ,複写機)が提案され、一部実現されている。
【0003】
これらや、従来の一般的な4色、すなわちシアン,マゼンタ,イエロー,ブラックの4色に加え、例えば赤,青,緑や、金,銀,蛍光色等の特色に対応するものや、インクジェット方式では一般的な淡いシアン,淡いマゼンタなどを加えるものなどさまざまである。いずれも目的は、ユーザの要求に応じて、それぞれ画質的に差別化を図るものである。
【0004】
図4に、2個の感光ドラム(像担持体)1a,1bを備えた4色の画像形成装置を示す。一方の感光ドラム1aは、帯電器2aによって帯電され、現像器41又は現像器42によって現像されてトナー像が形成される。この感光ドラム1a上のトナー像は、転写帯電器5aによって中間転写ベルト5上に一次転写される。他方の感光ドラム1bは、帯電器2bによって帯電され、現像器43又は現像器44によって現像されてトナー像が形成される。この感光ドラム1b上のトナー像は、転写帯電器5bによって中間転写ベルト5上に一次転写される。こうして中間転写ベルト5上には、4色のトナー像が一次転写されて重ね合わされ、これら4色のトナー像は、紙,樹脂フィルム等の転写材上に一括で二次転写される。
【0005】
図5に示す画像形成装置は、画像を読み取るリーダ部Iと、読み取った画像情報に応じて画像を形成するプリンタIIをと備えており、プリンタ部IIには、中間転写ベルト5の移動方向(矢印R5方向)に沿って6個(6色)の感光ドラム1a,1b,1c,1d,1e,1fが配設されている。いわゆるタンデムタイプの画像形成装置である。これら感光ドラム上には、各色の現像器41、42、43、44、45、46によってトナー像が形成され、中間転写ベルト5上に順次に一次転写されて重ね合わされる。これら6色のトナー像は、二次転写帯電器54によって転写材上に一括で二次転写された後、定着装置9によって転写材表面に定着される。
【0006】
図6に示す画像形成装置は、画像を読み取るリーダ部Iと、読み取った画像情報に応じて画像を形成するプリンタIIをと備えており、プリンタ部IIには、1個の感光ドラム1と、回転自在なロータリに搭載された6個(6色)の現像器41、42、43、44、45、46が配設されている。感光ドラム1上に順次に形成された静電潜像は、これら現像器によって順次に現像されて中間転写ベルト5上に順次に一次転写されて重ね合わされる。これら6色のトナー像は、二次転写帯電器54によって転写材上に一括で二次転写された後、定着装置9によって転写材表面に定着される。
【0007】
図4に示す画像形成装置は、図5に示すタンデムタイプの画像形成装置と比較して、プロダクティビティ(生産性:単位時間当たりの画像形成枚数)で劣るが、その分、画像形成装置のサイズやコストで優れる傾向にある。また、画質に関しても一般的には像担持体の数が少ないほど劣化因子が減るために高画質になりやすい傾向があるといえる。
【0008】
一方、図6に示す、感光ドラムが1個の画像形成装置は、画質やサイズ、コストに優れる反面、プロダクティビティが非常に劣る傾向になってしまう。
【0009】
したがって、図4に示す画像形成装置のように、複数の像担持体と、各像担持体に対して複数の現像器を有する画像形成装置が、サイズ,コスト,画質,プロダクティビティのバランスに優れたタイプとして注目されている。なお、図4では、2個の像担持体のそれぞれに2個ずつの現像器を配設した場合を例に説明したが、6色のトナー像を形成する場合には、2個の像担持体のそれぞれに3個の現像器を配設する構成や、3個の像担持体のそれぞれに2個の現像器を配設する構成が考えられる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ユーザの画像形成装置の使用状態をみると、4色や6色のフルカラーの画像形成装置であっても、常にフルカラーの画像形成を行うわけではなく、実際には、色の違いを認識できる程度の色数(例えば、黒と赤の2色)の画像であれば十分であるといった場合も多い。このような場合、複数の画像形成装置のそれぞれに複数の現像器を有する画像形成装置において、1個の像担持体を使用して複数色のトナー像を形成されると、プロダクティビティが低下してしまう。
【0011】
また、一般に電子写真方式の画像形成装置では、像担持体特として、感光体(有機感光体やアモルファスシリコン感光体)が使用されている。これら感光体は、画像形成時間に応じて劣化することが知られている。つまり、画像形成時間は必要最小限にすることが像担持体の寿命を延ばすこと、つまりランニングコストを下げることにつながることになる。したがって、必要な色が2〜3色等の場合に6色等の画像形成装置のすべての色の画像形成動作を行うことはプロダクティビティの低下ばかりでなく、ランニングコストも必要以上に低下させるという問題がある。
【0012】
そこで、本発明は、複数の像担持体とそれぞれの像担持体に複数の現像器を有する電子写真方式の画像形成装置において、ユーザの求める画質に応じてプロダクティビティの低下とランニングコストの低下を最小限に抑制するようにした画像形成を提供することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、表面にトナー像が形成される複数の像担持体と、それぞれの像担持体毎に2以上配設された複数の現像器とを備え、前記複数の現像器がそれぞれ異なる色のトナー像を形成する画像形成装置において、前記複数の像担持体と同数の色数を用いて画像形成を行う画像形成モードを有する、ことを特徴とする。
【0014】
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記複数の像担持体と同数の色数を用いて画像形成を行う画像形成モードにおいては、それぞれの像担持体に対応する複数の色のうちから1色ずつが選択される、ことを特徴とする。
【0015】
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載の画像形成装置において、2個の前記像担持体と、それぞれの像担持体に対して3個ずつ配設された計6個の現像器を備える、ことを特徴とする。
【0016】
請求項4に係る発明は、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の画像形成装置において、それぞれの前記像担持体に対応する2個以上の現像器が搭載される回転体を有し、前記2個以上の現像器のうちの現像に供される現像器が、前記回転体の回転によって像担持体に対向する現像位置に配置される、ことを特徴とする。
【0017】
請求項5に係る発明は、請求項4に記載の画像形成装置において、前記複数の像担持体において、それぞれの露光位置から現像位置までの距離が等しい、ことを特徴とする。
【0018】
請求項6に係る発明は、請求項1又は2に記載の画像形成装置において、3個の前記像担持体と、それぞれの像担持体に対して2個ずつ配設された計6個の現像器を備える、ことを特徴とする。
【0019】
請求項7に係る発明は、請求項1ないし6のいずれか1項に記載の画像形成装置において、複数の現像器の色の中で、同1色相で濃度の異なる現像剤の組み合わせがあり、その同1色相で濃度の異なる現像剤が、シアンとマゼンタとのうちの少なくとも一方である、ことを特徴とする。
【0020】
請求項8に係る発明は、請求項7に記載の画像形成装置において、前記複数の像担持体と同数の色数を用いて画像形成する場合の色の現像剤が、同1色相で濃度の異なる現像剤の場合には、濃度の濃い方の現像剤で画像形成を行う、ことを特徴とする。
【0021】
請求項9に係る発明は、請求項1ないし8のいずれか1項に記載の画像形成装置において、前記複数の像担持体と同数の色数を用いて画像形成する場合の色の現像剤として、少なくともブラックの現像剤が選択される、ことを特徴とする。
【0022】
請求項10に係る発明は、請求項9に記載の画像形成装置において、ブラック以外の色を決める方法として、RGB入力の場合には出力画像の中でRGBの中で最も入力信号レベルが低い色の補色成分の色で画像形成し、CMYK入力の場合にはCMYの中でもっとも入力信号レベルが高い色で画像形成を行う、ことを特徴とする。
【0023】
請求項11に係る発明は、請求項9に記載の画像形成装置において、ブラック以外の色を決める方法として、ユーザの指定する色で画像形成を行う、ことを特徴とする。
【0024】
請求項12に係る発明は、請求項1ないし11のいずれか1項に記載の画像形成装置において、画像形成モードで使用することのある色の組み合わせに関するすべての色変換ルックアップテーブルを備える、ことを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、図面に沿って、本発明の実施の形態について説明する。なお、各図面において同一の符号を付したものは、同一の構成又は作用をなすものであり、これらについての重複説明は適宜省略した。
【0026】
<実施の形態1>
図1に、本発明に係る画像形成装置の一例として実施の形態1に係る画像形成装置を示す。同図に示す画像形成装置は、上部にデジタルカラー画像を読み取るリーダ部Iを、また下部にデジタルカラー画像を形成するプリンタ部IIを備えた画像形成装置(プリンタ)である。
【0027】
図1を参照して、画像形成装置の概略構成及び動作について説明する。
【0028】
リーダ部Iにおいて、原稿30を原稿台ガラス31上に載せ、露光ランプ32により露光走査する。このときの原稿30からの反射光像をレンズ33により、フルカラーのCCDセンサ34に集光し、カラー色分解画像信号を得る。カラー色分解画像信号は、増幅回路(不図示)を経て、ビデオ処理ユニット(不図示)にて画像処理を施され、画像メモリ(不図示)を介してプリンタ部IIに送出される。
【0029】
プリンタ部IIには、リーダ部Iからの信号のほか、コンピュータからの画像信号、FAXからの画像信号なども同様に送出されてくる。
【0030】
ここでは、その代表としてリーダ部Iからの信号に基づきプリンタ部IIの動作を説明する。
【0031】
プリンタ部IIには、像担持体として2個のドラム型の電子写真感光体(以下「感光ドラム」という。)1a,1bが配設されている。感光ドラム1a,1bは、それぞれ矢印方向(図1中の反時計回り)に回転可能に指示されている。感光ドラム1a,1bの周囲には、それぞれ前露光ランプ(前露光手段)11a,11b、一次帯電器(帯電手段)2a,2b、レーザ露光光学系(露光手段)3a,3b、電位センサ12a,12b、回転可能なロータリ(回転体)4a,4b、転写帯電器(転写手段)5a,5b、ドラムクリーナ6a,6bが配設されている。
【0032】
上述のロータリ4aには現像器41,42,43が搭載されている。このうち現像器41には通常のシアントナー(なお、通常のシアンについては以下適宜「濃シアン」又は単に「シアン」という。)、現像器42には通常のマゼンタトナー(なお、通常のマゼンタについては以下適宜「濃マゼンタ」又は単に「マゼンタ」という。)、現像器43にはイエロートナーが収納されている。またロータリ4bには現像器44,45,46が搭載されている。このうち現像器44には薄いシアントナー(淡シアントナー)、現像器45には薄いマゼンタトナー(淡マゼンタトナー)、現像器46にはブラックトナーがそれぞれ収納されている。ここで、マゼンタとシアンに対して濃い色と薄い(淡い)色のトナーを用いた場合には、一般に粒状性の低減を達成できることが知られている。なお、淡シアントナーや淡マゼンタトナーに代えて、金,銀などのメタリック系のトナーや、蛍光剤を含んだトナーを収納するようにしてもよい。
【0033】
本実施の形態では、各現像器41〜46にはトナーとキャリヤとを主とする二成分現像剤を収納しているが、これに代えて一成分の現像剤を使用するようにしてもよい。また、本実施の形態では、6個(6色)の現像器41〜46を使用しているが、本発明は、原理的には、4個以上であれば任意の数の現像器を有する画像形成装置について適用することができる。
【0034】
レーザ露光光学系3a,3bにおいてリーダ部Iからの画像信号は、レーザ出力部(不図示)にて光信号に変換され、光信号に変換されたレーザ光がポリゴンミラー(不図示)で反射され、レンズ及び各反射ミラーを経て感光ドラム1a,1b表面を照射する。
【0035】
プリンタ部IIにおいては、画像形成時には感光ドラム1a,1bは、矢印方向に所定のプロセススピード(周速度)で回転駆動され、前露光ランプ11a,11bで除電した後、一次帯電器2a,2bによって所定の極性・電位に一様に(均一に)帯電される。帯電後の感光ドラム1a,1b表面は、それぞれの分解色ごとに露光部において露光され、露光部分の電荷が除去されて静電潜像が形成される。次に、ロータリ4a,4bが回転されて、感光ドラム1a,1b上の静電潜像の現像に供される色の現像器が感光ドラム1a,1b表面に対向する現像部(現像位置)Dに配置されて現像が行われる。これにより、感光ドラム1a,1b上には、樹脂と顔料とを基体としたトナー像が形成される。
【0036】
上述のように構成することにより、各感光ドラム1a,1bにおいて、それぞれ露光部(露光位置)Eから現像部Dまでの距離が、色によらず常に一定となるので、色による出力画像特性の差が発生しにくい。
【0037】
また、現像器41〜46内のトナーは、レーザ露光光学系3a,3bの間、及びレーザ露光光学系3bの上方に配設された各色毎のトナー収容部(ホッパー)61〜66から、現像器41〜46内のトナー比率(又はトナー量)を一定に保つように所望のタイミングにて適宜補給されるようになっている。
【0038】
感光ドラム1a,1b上に形成されたトナー像は、それぞれの転写帯電器5a,5bにより、一次転写部において中間転写ベルト(中間転写体)5上に一次転写される。そしてこの中間転写ベルト上でそれぞれのトナー像が順次重ねられる。中間転写ベルト5は、駆動ローラ51、従動ローラ52等に掛け渡されて、駆動ローラ51の同図中の時計回りの回転に伴って矢印R5方向に回転駆動されるようになっている。
【0039】
中間転写ベルト5を挟んで、駆動ローラ51に対向する位置には、中間転写ベルト5表面を清掃するベルトクリーナ50が接離可能に配設されている。ベルトクリーナ50は、中間転写ベルト5上に必要色だけ画像を重ね終えた後に、駆動ローラ51との間に中間転写ベルト5を挟持し、トナー像転写後に中間転写ベルト5表面に残ったトナー(転写残トナー)を除去する。
【0040】
また、中間転写ベルト5を挟んで、従動ローラ52に対向する位置には、それぞれの感光ドラム1a,1bから転写されたトナー像の位置ズレ及び濃度の検知を行う検知センサ53が配置されている。この検知結果に基づいて、各画像形成部(感光ドラム1a,1b)においては、画像濃度、トナー補給量、画像書き込みタイミング、及び画像書き込み開始位置等に対して補正を行っている。
【0041】
一方、紙,樹脂シート等の転写材は、各給紙カセット(収納部)71,72,73からそれぞれの給紙ローラ81,82,83によって1枚ずつ給紙され、搬送ローラ(不図示)によってレジストローラ85に搬送される。また手差しの場合は、転写材は、手差しトレイ74上から給紙ローラ84によってレジストローラ85に搬送される。レジストローラ85に搬送された転写材は、一時停止されて斜行が矯正されるとともに、レジストローラ85によって所定のタイミングで二次転写部に供給される。所定のタイミングとは、中間転写ベルト5のトナー像に合わせるタイミングであり、また二次転写部は、中間転写ベルト5に対して接離可能な二次転写ローラ54が当接されたときに形成される。転写材は、所定のタイミングで二次転写部に供給されると、二次転写ローラ54によって中間転写ベルト5上の複数色のトナー像が一括で二次転写される。
【0042】
表面にトナー像が転写された転写材は、搬送ベルト86によって定着装置9に搬送され、ここで加熱・加圧されて表面にトナー像が定着される。一方、トナー像転写後の中間転写ベルト5は、ベルトクリーナ50によって表面が清掃される。トナー像定着後の転写材は、片面画像形成の場合は、切り替え部材91により上方に搬送され、排紙トレイ(不図示)上に排出される。これに対して両面画像形成の場合は、転写材は、定着装置9を通過後、直ちに切り替え部材91が切り替えられることにより、搬送パス75を経て反転パス76に一旦導かれ、その後、反転ローラ87の逆転により、送り込まれた際の後端を先頭にして、送り込まれた方向と反対向きに退出し、両面搬送パス77へと送られる。その後、両面搬送パス77を通過し、両面搬送ローラ88にて斜行補正とタイミング取りを行い、所望のタイミングにてレジストローラ85へと搬送され、再び上述した画像形成工程によってもう一方の面に画像が形成される。
【0043】
以上で、図1に示す画像形成装置の概略構成及び動作についての説明を終了する。
【0044】
次に、本発明の特徴を説明する。
【0045】
本発明に係る画像形成装置においては、色数に関する画像形成モードとして以下の3モード(第1のモード,第2のモード,第3のモード)を持っている。
【0046】
第1のモードは、1色&2色モードである。これは最もプロダクティビティが高く本画像形成装置においては60ppm(print per minute)である。またランニングコストも最も安く設定できる。
【0047】
第2のモードは、4色モードである。これは4色でのフルカラー画像形成ができ、その中でプロダクティビティとランニングコストを優先するモードである。プロダクティビティは30ppmである。
【0048】
第3のモードは、6色モードである。これはフルカラー画像を画質最優先で出力するモードであり、プロダクティビティは20ppmとなってしまう。
【0049】
この中で、第1のモードにおける2色モードについて説明を加える。
【0050】
2色モードの場合には、6色ある色の中でどの色を用いて画像形成するかがポイントとなる。色の選択方法は大きくは、2つあり、1つはユーザの指示による方法、もう1つは画像形成装置が自動で選択する方法である。ただし、本画像形成装置の場合には、2色モードの場合は、2色のうちの1色は必ずブラックとなるようにしている。したがって、色の選択は残り1色に関してとなる。必ずブラックを用いる理由は、2色モードの基本はモノクロ画像(ブラック画像)であり、これに対するプラスアルファとして1色加えるという思想に基づいている。
【0051】
なお、ユーザの指示の場合には、そのまま指示された色で画像形成するだけであるので、色の選択に関しては作業の余地はない。以下では、自動での色選択(自動色選択)について述べる。
【0052】
図2に自動色選択のフローチャートを示す。本画像形成装置は入力信号形態としてRGB入力(R:レッド、G:グリーン、B:ブルー)とCMYK入力(C:シアン、M:マゼンタ、Y:イエロー、K:ブラック)の2形態を持っている。ここではまずRGB入力形態に関して説明する。
【0053】
本画像形成装置は前述したように中間転写体として中間転写ベルト5を用いている。そして、この中間転写ベルト5は、その周長が、A4換算で2枚分の画像が形成できるように設定されている。このため、画像をA4で2枚分の単位で色処理している。
【0054】
図2に示すように、2色モードが選択され(S1)、RGB入力でA4サイズ相当で2枚分入力されると(S2)、その中でRGB信号レベルを積算し(S3)、信号レベルの総計が最も少ない色を検出し(S4)、その検出した色の補色で画像形成を行う(S5)。
【0055】
本画像形成装置はRGB入力に対する色変換はLUT(LookUpTable)で行うが、そのLUTは、RGBをシアン+ブラックの2色へ、またRGBをマゼンタ+ブラックの2色へ、さらにRGBをイエロー+ブラックの2色へ、さらにまたRGBをシアン&マゼンタ&イエロー&ブラックの4色へ、そしてRGBをシアン&淡シアン&マゼンタ&淡マゼンタ&イエロー&ブラックの6色へ変換する5種類のモードを持っている。2色モードの場合には、これらLUTの中から選択した色に対するLUTを用いて画像形成を行う。
【0056】
CMYK入力に対しては、基本的に入力信号をそのまま出力する。色の選択は、CMYKの中で画像信号レベルの最も多い色から2色を選択するか、ユーザの任意の色を2色選択するかどちらかである。この場合の2色の組み合わせは、シアン+ブラック、マゼンタ+ブラック、シアン+イエロー、マゼンタ+イエローの4種類となる。
【0057】
ここで、シアン、マゼンタに関しては2色モードの際には淡シアン、淡マゼンタは使用しない。もしこれらを使用すると濃度が低いところから高いところまである場合には対応できないからである。
【0058】
以上のようにして2色モードの色を選択し、画像形成を行う。
【0059】
2色で形成した画像は、モノクロ画像では表現することgは不可能な色味成分を表現することができ、深みのある画像となる。
【0060】
このように、2色モードで画像を形成することで、1色に比べて、プロダクティビティの低下がほとんどなく、高画質を低ランニングコストで出力することが可能となる。
【0061】
<実施の形態2>
図3に、実施の形態2に係る画像形成装置を示す。同図は、概略構成を示す縦断面図である。なお、図3において、実施の形態1の図1と同様の構成・作用に部材等については、同じ符合を付して重複説明は省略する。
【0062】
本実施の形態に係る画像形成装置は、同図に示すように、像担持体として3個の感光ドラム1a,1b,1cを備えており、感光ドラム1aには現像器41,42が、また感光ドラム1bには現像器43,44が、さらに感光ドラム1cには現像器45,46が配設されている。本実施の形態における現像器41〜46は、前述の実施の形態1のものとは異なり、ロータリには搭載されていない。本実施の形態における現像器41〜46は、感光ドラム1a,1b,1cに対して、それぞれの現像器41〜46が個別に接離動作をすることができるようになっている。
【0063】
このように、3個の感光ドラム1a,1b,1cを有することで、6色の画像形成を、中間転写ベルト5が2回転(2周分の回転)することで形成することができる。上述の実施の形態1では、6色の画像形成を行うのに中間転写ベルト5が3回転することが必要だったのと比較して、プロダクティビティが単純には1.5倍とすることが可能である。
【0064】
現像器41〜46の色の組み合わせについては、感光ドラム1aに対向する現像器41,42がそれぞれ濃シアンと淡シアン、感光ドラム1bに対向する現像器43,44がそれぞれ濃マゼンタと淡マゼンタ、感光ドラム1cに対向する現像器45,46がそれぞれイエローとブラックとなっている。
【0065】
本画像形成装置は色数に関する画像形成モードとして以下の3モード(第3のモード、第4のモード、第5のモード)を持っている。
【0066】
第4のモードは、1色&2色&3色モードである。これはもっともプロダクティビティが高く、本画像形成装置においては60ppmである。またランニングコストも最も安く設定できる。
【0067】
第5のモードは、4色モードである。これは4色でのフルカラー画像形成ができるものであり、その中でプロダクティビティとランニングコストを優先するモードである。プロダクティビティは30ppmである。
【0068】
第6のモードは、6色のモードである。これはフルカラー画像を画質最優先で出力するモードであり、プロダクティビティは20ppmとなってしまう。
【0069】
この中で、2色モード、3色モードに関して説明を加える。
【0070】
2色モードの場合の色の選択方法は、前述の実施の形態1の場合と同様であるので説明は省略する。ここでは、3色モードについて詳述する。
【0071】
3色モードは、シアン、マゼンタ、ブラックを選択するモードと、シアン、マゼンタ、イエローを選択するモードがある。これらの選択はユーザが行う。
【0072】
3色をブラック以外から選択する場合には、選択肢は、イエロー、マゼンタ、シアンの3色の組み合わせとなる。この3色で画像形成する場合には、UCR(UnderColorRemoval)やGCR(GrayColorRemoval)といった3色をブラックで置き換えるような技術が使用できない。すると、全体のトナー量をある上限値(本実施の形態では2.4色)以内に抑える場合には階調の連続性を維持するためにやや薄めの発色となってしまう。しかし、ブラックを入れる場合には不可能であったフルカラー表示が可能となるため、安価で高速なフルカラーモードとして効果的なモードである。
【0073】
本画像形成装置は、RGB入力に対する色変換はLUTで行うが、そのLUTはRGBをシアン&ブラックの2色へ、RGBをマゼンタ&ブラックの2色へ、RGBをイエロー&ブラックの2色へ、RGBをシアン&マゼンタ&ブラックの3色へ、RGBをシアン&マゼンタ&イエローの3色へ、RGBをシアン&マゼンタ&イエロー&ブラックの4色へ、RGBをシアン&淡シアン&マゼンタ&淡マゼンタ&イエロー&ブラックの6色への7種類持っている。
【0074】
このように3色モードを設けることで、プロダクティビティが高いままの状態で、フルカラーの高画質な画像形成を低いランニングコストで形成することが可能となる。
【0075】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によると、複数の像担持体と同数の色数を用いて画像形成を行う画像形成モードを有することにより、ユーザの求める画質に応じてプロダクティビティの低下とランニングコストの低下を最小限に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の画像形成装置の概略構成を示す縦断面図である。
【図2】実施の形態1において、2色モードを選択したときの、RGB信号入力時のフローチャートである。
【図3】実施の形態2の画像形成装置の概略構成を示す縦断面図である。
【図4】従来の、2個の感光ドラムのそれぞれに対して2個ずつの現像器を配設した画像形成装置の概略構成を示す縦断面図である。
【図5】従来の、6個の感光ドラムのそれぞれに対して1個ずつの現像器を配設した画像形成装置の概略構成を示す縦断面図である。
【図6】従来の、1個の感光ドラムに対して6個の現像器を配設した画像形成装置の概略構成を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1a,1b,1c,1d,1e,1f
像担持体(感光ドラム)
4a,4b 回転体(ロータリ)
41,42,43,44,45,46
現像器
D 現像位置(現像部)
E 露光位置(露光部)
Claims (12)
- 表面にトナー像が形成される複数の像担持体と、それぞれの像担持体毎に2以上配設された複数の現像器とを備え、前記複数の現像器がそれぞれ異なる色のトナー像を形成する画像形成装置において、
前記複数の像担持体と同数の色数を用いて画像形成を行う画像形成モードを有する、
ことを特徴とする画像形成装置。 - 前記複数の像担持体と同数の色数を用いて画像形成を行う画像形成モードにおいては、それぞれの像担持体に対応する複数の色のうちから1色ずつが選択される、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 2個の前記像担持体と、それぞれの像担持体に対して3個ずつ配設された計6個の現像器を備える、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。 - それぞれの前記像担持体に対応する2個以上の現像器が搭載される回転体を有し、前記2個以上の現像器のうちの現像に供される現像器が、前記回転体の回転によって像担持体に対向する現像位置に配置される、
ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記複数の像担持体において、それぞれの露光位置から現像位置までの距離が等しい、
ことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。 - 3個の前記像担持体と、それぞれの像担持体に対して2個ずつ配設された計6個の現像器を備える、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。 - 複数の現像器の色の中で、同1色相で濃度の異なる現像剤の組み合わせがあり、その同1色相で濃度の異なる現像剤が、シアンとマゼンタとのうちの少なくとも一方である、
ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記複数の像担持体と同数の色数を用いて画像形成する場合の色の現像剤が、同1色相で濃度の異なる現像剤の場合には、濃度の濃い方の現像剤で画像形成を行う、
ことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。 - 前記複数の像担持体と同数の色数を用いて画像形成する場合の色の現像剤として、少なくともブラックの現像剤が選択される、
ことを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - ブラック以外の色を決める方法として、RGB入力の場合には出力画像の中でRGBの中で最も入力信号レベルが低い色の補色成分の色で画像形成し、CMYK入力の場合にはCMYの中でもっとも入力信号レベルが高い色で画像形成を行う、
ことを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。 - ブラック以外の色を決める方法として、ユーザの指定する色で画像形成を行う、
ことを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。 - 画像形成モードで使用することのある色の組み合わせに関するすべての色変換ルックアップテーブルを備える、
ことを特徴とする請求項1ないし11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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