しかしながら、上述したように通常濃度のトナーで現像を行う画像プロセス部の他に、低濃度のトナー現像を行う画像プロセス部を設けるようにした場合、これまでのシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4つの色材に加えてライトブラック色材が追加されるため、全ての色の画像プロセス部が直列に配置されたタンデム方式の画像形成装置では装置が大型化したり製造コストがアップしたりすることが問題である。
また、一つの感光体を用いて順次全ての色の画像プロセス動作を行い、順次中間転写ベルトのような中間転写体に順次トナー像を仮転写していくリボルバ方式の画像形成装置では、比較的低コストで実現できるが、1枚の出力を得るために色材の数だけ画像プロセス動作を繰り返す必要があるため、色材数が増えると生産性が落ちてしまうという問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、モノクロモード出力時には、ブラックとライトブラックの2色のトナーを用いて高画質な出力を行うことができ、かつ、モノクロモードの生産性が落ちることがない画像形成装置を実現することを目的とする。
また、本発明は、2色カラーモード出力時には、2色カラーモードの生産性が落ちることがない画像形成装置を実現することを目的とする。
また、本発明は、2色カラーモード出力時には、5色カラーモード(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック、ライトブラックを使用)の生産性を落とさないようにしつつ、2色カラーモードの生産性が落ちることがない画像形成装置を実現することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1にかかる発明の画像形成装置は、複数色の画像プロセス部によって作像した複数色のトナー画像を中間転写体上に重ね合わせて転写用画像を作像し、前記中間転写体の転写用画像を転写媒体上に転写するようにした画像形成装置において、前記中間転写体の回転方向に対し直列に配置され、1つあるいは複数の前記画像プロセス部から構成され、少なくとも濃ブラック色材を用いた前記画像プロセス部と前記濃ブラック色材に比べて低濃度のブラック色材である淡ブラック色材を用いた前記画像プロセス部とが異なる側に配設される2つ以上の作像ステーションと、モノクロ画像を作像するモノクロモード出力時には、濃ブラック色材を用いた前記画像プロセス部を有する前記作像ステーションでのブラックの作像と、淡ブラック色材を用いた前記画像プロセス部を有する前記作像ステーションでのライトブラックの作像とを同一プロセスで行うモノクロ画像作像手段と、を備える。
また、請求項2にかかる発明は、請求項1記載の画像形成装置において、濃ブラック色材を用いた前記画像プロセス部と、有彩色を再現するためのカラー色材を用いた前記画像プロセス部とは、それぞれ異なる前記作像ステーションに配設されていて、2色カラー画像を作像する2色カラーモード出力時には、濃ブラック色材を用いた前記画像プロセス部を有する前記作像ステーションでのブラックの作像と、カラー色材を用いた前記画像プロセス部を有する前記作像ステーションでの有彩色の作像とを同一プロセスで行う2色カラー画像作像手段を備える。
また、請求項3にかかる発明の画像形成装置は、複数色の画像プロセス部によって作像した複数色のトナー画像を中間転写体上に重ね合わせて転写用画像を作像し、前記中間転写体の転写用画像を転写媒体上に転写するようにした画像形成装置において、濃ブラック色材を用いた前記画像プロセス部とイエロー色材を用いた前記画像プロセス部とで構成される第1の作像ステーションと、前記第1の作像ステーションとともに前記中間転写体の回転方向に対し直列に配置され、前記濃ブラック色材に比べて低濃度のブラック色材である淡ブラック色材を用いた前記画像プロセス部とシアン色材を用いた前記画像プロセス部とマゼンタ色材を用いた前記画像プロセス部とで構成される第2の作像ステーションと、2色カラー画像を作像する2色カラーモード出力時には、濃ブラック色材を用いた前記第1の作像ステーションでのブラックの作像と、シアン色材またはマゼンタ色材を用いた前記第2の作像ステーションでの有彩色の作像とを同一プロセスで行う2色カラー画像作像手段と、を備える。
また、請求項4にかかる発明は、請求項1ないし3のいずれか一記載の画像形成装置において、濃ブラック色材を用いた前記画像プロセス部を有する前記作像ステーションは、淡ブラック色材を用いた前記画像プロセス部を有する前記作像ステーションよりも前記中間転写体の回転方向上流側に配設されている。
また、請求項5にかかる発明は、請求項1ないし4のいずれか一記載の画像形成装置において、複数の前記画像プロセス部から構成される前記作像ステーションは、リボルバ方式である。
また、請求項6にかかる発明の画像形成方法は、複数色の画像プロセス部によって作像した複数色のトナー画像を中間転写体上に重ね合わせて転写用画像を作像し、前記中間転写体の転写用画像を転写媒体上に転写する画像形成方法であって、モノクロ画像を作像するモノクロモード出力時には、濃ブラック色材を用いた前記画像プロセス部を少なくとも有する一の作像ステーションでのブラックの作像と、前記濃ブラック色材に比べて低濃度のブラック色材である淡ブラック色材を用いた前記画像プロセス部を少なくとも有する他の作像ステーションでのライトブラックの作像とを、同一プロセスで行うモノクロ画像作像工程を含む。
また、請求項7にかかる発明は、請求項6記載の画像形成方法において、2色カラー画像を作像する2色カラーモード出力時には、濃ブラック色材を用いた前記画像プロセス部を少なくとも有する一の前記作像ステーションでのブラックの作像と、有彩色を再現するためのカラー色材を用いた前記画像プロセス部を少なくとも有する他の前記作像ステーションでの有彩色の作像とを、同一プロセスで行う2色カラー画像作像工程を含む。
また、請求項8にかかる発明の画像形成方法は、複数色の画像プロセス部によって作像した複数色のトナー画像を中間転写体上に重ね合わせて転写用画像を作像し、前記中間転写体の転写用画像を転写媒体上に転写する画像形成方法であって、2色カラー画像を作像する2色カラーモード出力時には、濃ブラック色材を用いた前記画像プロセス部とイエロー色材を用いた前記画像プロセス部とを少なくとも有する第1の作像ステーションでのブラックの作像と、前記濃ブラック色材に比べて低濃度のブラック色材である淡ブラック色材を用いた前記画像プロセス部とシアン色材を用いた前記画像プロセス部とマゼンタ色材を用いた前記画像プロセス部とを少なくとも有する第2の作像ステーションでの有彩色の作像とを、同一プロセスで行う2色カラー画像作像工程を含む。
請求項1にかかる発明によれば、濃ブラック色材を用いた画像プロセス部と淡ブラック色材を用いた画像プロセス部とが、異なる作像ステーションに配設されるように構成されており、モノクロ画像を作像するモノクロモード出力時には、濃ブラック色材を用いた画像プロセス部を有する作像ステーションでのブラックの作像と、淡ブラック色材を用いた画像プロセス部を有する作像ステーションでのライトブラックの作像とを同一プロセスで行うように制御しているので、モノクロモード出力時には、ブラックとライトブラックの2色のトナーを用いて高画質な出力を行うことができ、かつ、2つの作像ステーションで同時にプロセスを行うので、モノクロモードの生産性が落ちることがない画像形成装置を実現することができるという効果を奏する。
また、請求項2にかかる発明によれば、有彩色を再現するためのカラー色材を用いた画像プロセス部は、濃ブラック色材を用いた画像プロセス部とは異なる作像ステーションに配設されるように構成されており、2色カラー画像を作像する2色カラーモード出力時には、濃ブラック色材を用いた画像プロセス部を有する作像ステーションでのブラックの作像と、カラー色材を用いた画像プロセス部を有する作像ステーションでの有彩色の作像とを同一プロセスで行うように制御しているので、2色カラーモード出力時には、2つの作像ステーションで同時にプロセスを行うので、2色カラーモードの生産性が落ちることがない画像形成装置を実現することができるという効果を奏する。
また、請求項3にかかる発明によれば、濃ブラック色材を用いた画像プロセス部とイエロー色材を用いた画像プロセス部とを第1の作像ステーションに配設し、淡ブラック色材を用いた画像プロセス部とシアン色材を用いた画像プロセス部とマゼンタ色材を用いた画像プロセス部とを第2の作像ステーションに配設し、2色カラー画像を作像する2色カラーモード出力時には、濃ブラック色材を用いた前記画像プロセス部を有する前記第1の作像ステーションでのブラックの作像と、シアン色材またはマゼンタ色材を用いた前記画像プロセス部を有する前記第2の作像ステーションでの有彩色の作像とを同一プロセスで行うように制御しているので、2色カラーモード出力時には、2つの作像ステーションで同時にプロセスを行うので、5色カラーモード(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック、ライトブラックを使用)の生産性を落とさないようにしつつ、2色カラーモードの生産性が落ちることがない画像形成装置を実現することができるという効果を奏する。
また、請求項4にかかる発明によれば、濃ブラック色材を用いた画像プロセス部を有する作像ステーションと淡ブラック色材を用いた画像プロセス部を有する作像ステーションとの配置順序が、転写媒体上で淡ブラック色材が濃ブラック色材より下層に形成されるような配置順序に構成されているので、例え淡ブラック色材として光透過性の低い色材を用いた場合であっても、色再現、濃度再現に優れた画像形成装置を実現することができるという効果を奏する。
また、請求項5にかかる発明によれば、複数の画像プロセス部から構成される作像ステーションは、リボルバ方式であるので、コストダウンと装置の小型化を図ることができるという効果を奏する。
また、請求項6にかかる発明によれば、濃ブラック色材を用いた画像プロセス部と淡ブラック色材を用いた画像プロセス部が、異なる作像ステーションに配設されるように構成されており、モノクロ画像を作像するモノクロモード出力時には、濃ブラック色材を用いた画像プロセス部を有する作像ステーションでのブラックの作像と、淡ブラック色材を用いた画像プロセス部を有する作像ステーションでのライトブラックの作像とを同一プロセスで行うように制御しているので、モノクロモード出力時には、ブラックとライトブラックの2色のトナーを用いて高画質な出力を行うことができ、かつ、2つの作像ステーションで同時にプロセスを行うので、モノクロモードの生産性が落ちることがない画像形成装置を実現することができるという効果を奏する。
また、請求項7にかかる発明によれば、有彩色を再現するためのカラー色材を用いた画像プロセス部は、濃ブラック色材を用いた画像プロセス部とは異なる作像ステーションに配設されるように構成されており、2色カラー画像を作像する2色カラーモード出力時には、濃ブラック色材を用いた画像プロセス部を有する作像ステーションでのブラックの作像と、カラー色材を用いた画像プロセス部を有する作像ステーションでの有彩色の作像とを同一プロセスで行うように制御しているので、2色カラーモード出力時には、2つの作像ステーションで同時にプロセスを行うので、2色カラーモードの生産性が落ちることがない画像形成装置を実現することができるという効果を奏する。
また、請求項8にかかる発明によれば、濃ブラック色材を用いた画像プロセス部とイエロー色材を用いた画像プロセス部とを第1の作像ステーションに配設し、淡ブラック色材を用いた画像プロセス部とシアン色材を用いた画像プロセス部とマゼンタ色材を用いた画像プロセス部とを第2の作像ステーションに配設し、2色カラー画像を作像する2色カラーモード出力時には、濃ブラック色材を用いた前記画像プロセス部を有する前記第1の作像ステーションでのブラックの作像と、シアン色材またはマゼンタ色材を用いた前記画像プロセス部を有する前記第2の作像ステーションでの有彩色の作像とを同一プロセスで行うように制御しているので、2色カラーモード出力時には、2つの作像ステーションで同時にプロセスを行うので、5色カラーモード(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック、ライトブラックを使用)の生産性を落とさないようにしつつ、2色カラーモードの生産性が落ちることがない画像形成装置を実現することができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる画像形成装置の最良な実施の形態を詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態を図1ないし図10に基づいて説明する。本実施の形態は、画像形成装置として、コピー機能、ファクシミリ(FAX)機能、プリント機能、スキャナ機能及び入力画像(スキャナ機能による読み取り原稿画像やプリンタあるいはFAX機能により入力された画像)を配信する機能等を複合したいわゆるMFP(Multi Function Peripheral)と称されるカラー複合機に適用した例を示す。
図1は、本発明の第1の実施の形態にかかるカラー複合機100のエンジン部102の構成を概略的に示す模式図である。図1に示すように、カラー複合機100のエンジン部(Engine)102は、大きく分けると、画像を作像する第1の作像ステーション21と、画像を作像する第2の作像ステーション22と、転写媒体である記録紙1を給紙する給紙装置23と、第1の作像ステーション21及び第2の作像ステーション22から転写されたトナー像を給紙装置23により給紙された記録紙1に転写するための転写装置24と、記録紙1に画像を定着させるための定着装置20とで構成されている。
給紙装置23には、給紙コロ2と、搬送ローラ対3と、レジストローラ対4とが備えられている。記録紙1は、給紙コロ2によって一枚ずつ分離して呼び出され、搬送ローラ対3へと搬送される。さらに搬送ローラ対3は記録紙1を搬送し、レジストローラ対4へと搬送する。レジストローラ対4は、レジストクラッチ(図示せず)によってローラの回転、停止を自在にコントロールできる構成となっている。
転写装置24は、中間転写体である中間転写ベルト17を主体に構成されており、この中間転写ベルト17の周りには、第1の1次転写チャージャ10と、第2の1次転写チャージャ16と、2次転写チャージャ18と、中間転写クリーナ19とが配設されている。より詳細には、第1の1次転写チャージャ10は第1の作像ステーション21に対応する位置に配設され、第2の1次転写チャージャ16は第2の作像ステーション22に対応する位置に配設され、2次転写チャージャ18は給紙装置23により給紙される記録紙1に対応する位置に配設されている。また、中間転写クリーナ19は、第1の1次転写チャージャ10と2次転写チャージャ18との間に配設されている。中間転写ベルト17は、駆動モータ(図示せず)の回転が伝達される駆動ローラ17aと複数の従動ローラ17bに掛け回されている。すなわち、中間転写ベルト17は、駆動モータの回転に従って図1に示す矢印の方向に回転する。第1の作像ステーション21と第2の作像ステーション22とは、中間転写ベルト17の回転方向に沿って直列に並べて配置されている。つまり、第1の作像ステーション21は、第2の作像ステーション22よりも中間転写ベルト17の回転方向上流側に位置することになる。なお、中間転写体としては、中間転写ベルト17に限ったものではなく、例えば転写ドラムや中間転写ドラム、中間転写ローラ等でも良い。
第1の作像ステーション21は、第1の感光体5を有しており、この第1の感光体5の周りに第1の帯電チャージャ6、第1の書き込みユニット7、第1の現像器8、第1のクリーニング装置9、第1の1次転写チャージャ10を配置し、一連の画像プロセス動作を行うものである。本実施の形態においては、第1の作像ステーション21の第1の現像器8には、ブラック(Bk)の作像を行うトナー(濃ブラック色材)が収納されている。
第1の作像ステーション21における基本的な画像形成動作について説明する。第1の帯電チャージャ6によって一様に帯電された感光体5の表面に対して、書き込みユニット7から露光ビームが照射され、感光体5上に潜像が形成される。第1の現像器8では前記潜像に対してトナーを現像せしめ、トナー像として可視化させる。さらにトナー像は、中間転写ベルト17上に第1の1次転写チャージャ10によって転写される。なお、第1の感光体5上に残留したトナーは、第1のクリーニング装置9によって掻き取られる。
つまり、第1の作像ステーション21には、濃ブラック色材を用いた画像プロセス部(帯電、書き込み、現像、転写の一連の動作により作像が行える最小単位)が配設されている。
第2の作像ステーション22は、第2の感光体11を有しており、第2の感光体11の周りに第2の帯電チャージャ12、第2の書き込みユニット13、リボルバユニット14、第2のクリーニング装置15、第2の1次転写チャージャ16を配置し、一連の画像プロセス動作を行うものである。リボルバユニット14には、現像器が4基搭載されており、本実施の形態では、ライトブラック(Lk)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色のトナーをそれぞれ収納した4つの現像器がリボルバユニット14内に納められている。このようなリボルバユニット14は、ユニットが回転し、第2の感光体11と接触する現像器を順次変更し、異なる色のトナーを現像することができる。このように複数の画像プロセス部から構成される第2の作像ステーション22をリボルバ方式とすることにより、コストダウンと装置の小型化を図ることができる。
ここで、ライトブラックトナーは、第1の作像ステーション21の第1の現像器8に収納されている濃ブラック色材に比べて、低濃度の淡ブラック色材(以降、ライトブラック色材と称する)である。ライトブラック色材としては、光透過性の高い色材と、光透過性の低い色材がある。例えば電子写真用のトナーに関していえば、光透過性の高いトナーとは、透明のポリエステル樹脂に着色剤であるカーボンを混ぜたタイプのトナーである。また、光透過性の低いトナーとは、上記光透過性の高いトナーに加えて酸化チタンなどの白色剤を含有させたタイプである。
これらはそれぞれ特色があり、光透過性の高いトナーは、他のトナーとの重ね順を気にする必要がないため機器を構成する際の制約が少ないことがメリットである。しかし、光透過性の高いライトブラックトナーは付着量が通常の(他の版と同程度の)付着量に達しても濃度が飽和することがないため、付着量変動がそのまま濃度変動として現れてしまうため、付着量のコントロールを厳密に行う必要がある。図2に示すように、ブラックトナーでは1.0mg/cm2程度で濃度飽和が起こっているのに対して、白色剤を含まないライトブラックトナーは濃度飽和が起こっていない。よって、付着量のコントロールがシビアとなる。
逆に、光透過性の低いトナーは、ある所定量以上の付着量になれば濃度は飽和する(図2参照)ので付着量が変動しても所定量以上であれば一定の濃度再現が得られ、また均一な濃度再現が得られるので付着量のコントロールが比較的容易で、かつ優れた粒状性が実現できる。反面、他の版よりも記録紙1上で下層になるようにプロセス順序を設定しないと狙い通りの色再現、濃度再現が行えないため、機器を構成する際にこの点を考慮しなければならないというデメリットも併せ持つ。つまり、光透過性の低いトナーを使う際には図3(a)のように、記録紙1上でライトブラックトナーが最下層になるようにする必要があり、図3(b)のようなプロセス順序では狙い通りの色再現が行えないことになる。
第2の作像ステーション22における基本的な画像形成動作について説明する。第2の帯電チャージャ12によって一様に帯電された感光体11の表面に対して、書き込みユニット13から露光ビームが照射され、感光体11上に潜像が形成される。リボルバユニット14では前記潜像に対してトナーを現像せしめ、トナー像として可視化させる。さらにトナー像は、中間転写ベルト17上に第2の1次転写チャージャ16によって転写される。なお、第2の感光体11上に残留したトナーは、第2のクリーニング装置15によって掻き取られる。
つまり、第2の作像ステーション22には、淡ブラック色材を用いた画像プロセス部と有彩色を再現するためのカラー色材(シアン、マゼンタ、イエローの各色のトナー)を用いた画像プロセス部とが配設されている。
図4は、カラー複合機100のハードウェア構成を示すブロック図である。図4に示すように、このカラー複合機100は、コントローラ101とエンジン(Engine)部102とをPCI(Peripheral Component Interconnect)バスで接続した構成となる。コントローラ101は、カラー複合機100全体の制御と描画、通信、操作部120からの入力を制御するコントローラである。エンジン部102は、PCIバスに接続可能なプリンタエンジンなどであり、例えば白黒プロッタ、1ドラムカラープロッタ、4ドラムカラープロッタ、スキャナまたはファックスユニットなどである。本実施の形態におけるエンジン部102は、前述した定着装置20と、第1の作像ステーション21と、第2の作像ステーション22と、給紙装置23と、転写装置24とで構成されている。なお、このエンジン部102には、プロッタなどのいわゆるエンジン部分に加えて、誤差拡散やガンマ変換などの画像処理部分が含まれる。
コントローラ101は、CPU(Central Processing Unit)111と、システムメモリ(MEM−P)112と、ノースブリッジ(NB)113と、サウスブリッジ(SB)114と、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)116と、ローカルメモリ(MEM−C)117と、ハードディスクドライブ(HDD)118とを有し、NB113とASIC116との間をAGP(Accelerated Graphics Port)バス115で接続した構成となる。また、MEM−P112は、ROM(Read Only Memory)112aと、RAM(Random Access Memory)112bとをさらに有する。
CPU111は、カラー複合機100の全体制御を行うものであり、NB113、MEM−P112およびSB114からなるチップセットを有し、このチップセットを介して他の機器と接続される。
NB113は、CPU111とMEM−P112、SB114、AGPバス115とを接続するためのブリッジであり、MEM−P112に対する読み書きなどを制御するメモリコントローラと、PCIマスタおよびAGPターゲットとを有する。
MEM−P112は、プログラムやデータの格納用メモリ、プログラムやデータの展開用メモリ、プリンタの描画用メモリなどとして用いるシステムメモリであり、ROM112aとRAM112bとからなる。ROM112aは、CPU111の動作を制御するプログラムやデータの格納用メモリとして用いる読み出し専用のメモリであり、RAM112bは、プログラムやデータの展開用メモリ、プリンタの描画用メモリなどとして用いる書き込みおよび読み出し可能なメモリである。
SB114は、NB113とPCIデバイス、周辺デバイスとを接続するためのブリッジである。このSB114は、PCIバスを介してNB113と接続されており、このPCIバスには、ネットワークインタフェース(I/F)部なども接続される。
ASIC116は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのIC(Integrated Circuit)であり、AGPバス115、PCIバス、HDD118およびMEM−C117をそれぞれ接続するブリッジの役割を有する。このASIC116は、PCIターゲットおよびAGPマスタと、ASIC116の中核をなすアービタ(ARB)と、MEM−C117を制御するメモリコントローラと、ハードウェアロジックなどにより画像データの回転などを行う複数のDMAC(Direct Memory Access Controller)と、エンジン部102との間でPCIバスを介したデータ転送を行うPCIユニットとからなる。このASIC116には、PCIバスを介してFCU(Fax Control Unit)121、USB(Universal Serial Bus)122、IEEE1394(the Institute of Electrical and Electronics Engineers 1394)インタフェース123が接続される。
MEM−C117は、コピー用画像バッファ、符号バッファとして用いるローカルメモリであり、HDD118は、画像データの蓄積、CPU111の動作を制御するプログラムの蓄積、フォントデータの蓄積、フォームの蓄積を行うためのストレージである。
AGPバス115は、グラフィック処理を高速化するために提案されたグラフィックスアクセラレータカード用のバスインタフェースであり、MEM−P112に高スループットで直接アクセスすることにより、グラフィックスアクセラレータカードを高速にするものである。
次に、コントローラ101がプログラムに従って実行する画像形成動作のうち、特徴的な画像形成動作について説明する。本実施の形態のカラー複合機100は、ユーザの要求によって5色カラーモード、4色カラーモード、2色カラーモード、モノクロモードなどの出力モードを選択できる構成となっている。ここでは、ブラック、ライトブラック、シアン、マゼンタ、イエローの全てのトナーを用いて作像する5色カラーモード時における画像形成動作について図5に示すフローチャートを参照して説明する。
ブラック、ライトブラック、シアン、マゼンタ、イエローの全てのトナーを用いて作像する5色カラーモードの時には、リボルバユニット14を順次回転させ、以下のように全ての現像器でプロセスを行う。
コントローラ101は、5色カラーモードにおける画像形成の開始が操作部120などを介して宣言されると(ステップS1のY)、第1の作像ステーション21と第2の作像ステーション22とを制御して作像を開始するとともに、中間転写ベルト17を図1に示す矢印の方向へと回転させる(ステップS2)。これにより、中間転写ベルト17は、ベルト上に転写されたトナー像を乗せたまま図1に示す矢印の方向に回転する。また、コントローラ101は、給紙装置23を制御して記録紙1の給紙を開始するが(ステップS3)、一連の画像形成プロセス完了を待つために、一旦レジストローラ対4で記録紙1を停止させる(ステップS4)。この際、2次転写チャージャ18の位置をベルト上に転写されたトナーが通過することになるが、コントローラ101は、全てのカラーの画像形成が完了するまで、2次転写チャージャ18には電圧を印加せず、転写動作を行わせないように制御する。さらに、コントローラ101は、2次転写チャージャ18の回転方向下流に位置する中間転写クリーナ19も中間転写ベルト17から離間する位置に待避させておき、中間転写ベルト17上のトナー像を破壊しないようにする。
一方、コントローラ101は、第2の作像ステーション22のリボルバユニット14の全ての色のトナー像を中間転写ベルト17に転写させていない場合には(ステップS5のN)、次の色の作像を行うべく第2の作像ステーション22のリボルバユニット14を回転させ、前述同様の画像形成動作によって第2の感光体11上に次の色のトナー像を作像し、タイミングを合わせて中間転写ベルト17にトナー像を転写させる(ステップS6)。コントローラ101は、この動作を第2の作像ステーション22のリボルバユニット14の全ての色のトナー像を中間転写ベルト17に転写させるまで(ステップS5のY)、繰り返す。
なお、コントローラ101は、第2の作像ステーション22のリボルバユニット14による2色以降の作像時には、中間転写ベルト17へのトナー像の転写が終了した第1の作像ステーション21の第1の感光体5および第1の1次転写チャージャ10を動作させないように制御する。
ここで、図6は5色カラーモードのプロセス順序を示す説明図である。図6に示すように、5色カラーモードにおける第1回目のプロセスでは、第1の作像ステーション21でブラックの作像を行うと同時に、第2の作像ステーション22でシアンの作像を行う。続く第2回目のプロセスでは、第2の作像ステーション22でマゼンタの作像を行い、第3回目のプロセスでは、第2の作像ステーション22でイエローの作像を行う。最後の第4回目のプロセスでは、第2の作像ステーション22でライトブラックの作像を行うよう構成している。
コントローラ101は、第2の作像ステーション22のリボルバユニット14の全ての色のトナー像を中間転写ベルト17に転写させた後、レジストローラ対4で一旦停止させておいた記録紙1を、タイミングを合わせて再搬送させ、2次転写チャージャ18にて記録紙1上に全ての色のトナーを転写させる。
次いで、コントローラ101は、全ての色のトナーを転写された記録紙1を定着装置20に搬送し、定着装置20を制御して熱と圧力にとって未定着トナーを記録紙1に定着した後、出力する。その後、コントローラ101は、中間転写クリーナ19を中間転写ベルト17に当接させることによって中間転写ベルト17上に残存したトナーを掻き取り、中間転写ベルト17をクリーニングする。
前述したように、本実施の形態のカラー複合機100は、ユーザの要求によって5色カラーモード、4色カラーモード、2色カラーモード、モノクロモードなどの出力モードを選択できる構成となっている。以下において、5色カラーモード以外の各出力モードのプロセス順序について簡単に説明する。
図7は、モノクロモードのプロセス順序を示す説明図である。図7に示すように、モノクロモードにおける第1回目のプロセスでは、第1の作像ステーション21でのブラックの作像と第2の作像ステーション22でのライトブラックの作像とを同時に行うよう構成している。ここに、第1の作像ステーション21でのブラックの作像と第2の作像ステーション22でのライトブラックの作像とを同一プロセスで行うモノクロ画像作像手段の機能が実行される。つまり、モノクロモード出力時には、ブラックとライトブラックの2色のトナーを用いて高画質な出力が行え、かつ、2つの作像ステーション21,22で同時にプロセスを行うので、生産性が落ちることがない画像形成装置が実現できる。
図8は、2色カラーモードのプロセス順序を示す説明図である。図8に示すように、2色カラーモードにおける第1回目のプロセスでは、第1の作像ステーション21でのブラックの作像と第2の作像ステーション22でのマゼンタの作像とを同時に行うよう構成している。ここに、第1の作像ステーション21でのブラックの作像と第2の作像ステーション22での有彩色の作像とを同一プロセスで行う2色カラー画像作像手段の機能が実行される。つまり、2色カラーモード出力時にはブラックとマゼンタの2色のトナーを用いた出力が行え、かつ、2つの作像ステーション21,22で同時にプロセスを行うので、生産性が落ちることがない画像形成装置が実現できる。なお、図8においてはカラートナーとしてマゼンタを用いた例を示したが、もちろんシアンでもイエローでも構わない。
図9は、4色カラーモードのプロセス順序を示す説明図である。図9に示すように、4色カラーモードにおける第1回目のプロセスでは、第1の作像ステーション21でブラックの作像を行うと同時に、第2の作像ステーション22でシアンの作像を行う。続く第2回目のプロセスでは、第2の作像ステーション22でマゼンタの作像を行い、最後の第3回目のプロセスでは、第2の作像ステーション22でイエローの作像を行うよう構成している。
ここで、図10は各モードにおける記録紙1上のトナー順序を示す説明図である。図10に示すように、ライトブラックトナーを使用する全てのカラー出力モード(5色カラーモード、モノクロモード)において、ライトブラックが記録紙1上で最下層となるよう構成していることがわかる。このように濃ブラック色材を用いた画像プロセス部を有する作像ステーション21と淡ブラック色材を用いた画像プロセス部を有する作像ステーション22との配置順序が、記録紙1上で淡ブラック色材が濃ブラック色材より下層に形成されるような配置順序に構成されているので、例え淡ブラック色材として光透過性の低い色材を用いた場合であっても、色再現、濃度再現に優れた画像形成装置を実現することができる。
このように本実施の形態によれば、ブラック(Bk)、ライトブラック(Lk)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の5色のトナーを用いて画像形成を行う画像形成装置であるカラー複合機100において、2つの作像ステーション21,22を準備し、かつ、ブラック(Bk)とライトブラック(Lk)を異なるステーションに配置することで、モノクロモード出力時には、ブラックとライトブラックの2色のトナーを用いて高画質な出力を行うことができ、かつ、2つの作像ステーションで同時にプロセスを行うので、モノクロモードの生産性が落ちることがない画像形成装置を実現することができる。また、ブラックの画像プロセス部とカラー色材の画像プロセス部を異なる作像ステーションに配置することで2色カラーモード時の生産性を高いものにしている。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態を図11ないし図16に基づいて説明する。なお、前述した第1の実施の形態と同一部分は同一符号で示し説明も省略する。本実施の形態においては、2つの作像ステーション21,22にそれぞれ収納されている現像器が、前述した第1の実施の形態とは異なるものである。
図11は、本発明の第2の実施の形態にかかるカラー複合機100のエンジン部102の構成を概略的に示す模式図である。図11に示すように、本実施の形態のカラー複合機100の第1の作像ステーション21には、前述した第1の実施の形態の現像器8に代えて、第1のリボルバユニット30が備えられている。第1のリボルバユニット30には、現像器が2基搭載されており、本実施の形態では、ブラック(Bk)、イエロー(Y)の各色のトナーをそれぞれ収納した2つの現像器がリボルバユニット30内に納められている。このようなリボルバユニット30は、ユニットが回転し、第1の感光体5と接触する現像器を順次変更し、異なる色のトナーを現像することができる。このように複数の画像プロセス部から構成される第1の作像ステーション21をリボルバ方式とすることにより、コストダウンと装置の小型化を図ることができる。
一方、第2の作像ステーション22には、前述した第1の実施の形態のリボルバユニット14に代えて、第2のリボルバユニット40が備えられている。第2のリボルバユニット40には、現像器が2基搭載されており、本実施の形態では、ライトブラック(Lk)、シアン(C)、マゼンタ(M)の各色のトナーをそれぞれ収納した3つの現像器がリボルバユニット40内に納められている。このようなリボルバユニット40は、ユニットが回転し、第2の感光体11と接触する現像器を順次変更し、異なる色のトナーを現像することができる。このように複数の画像プロセス部から構成される第2の作像ステーション22をリボルバ方式とすることにより、コストダウンと装置の小型化を図ることができる。
なお、その他の構成動作については、図1に示したカラー複合機100と同様であるため、説明を省略する。
次に、5色カラーモード、4色カラーモード、2色カラーモード、モノクロモードの各出力モードのプロセス順序について簡単に説明する。
図12は、5色カラーモードのプロセス順序を示す説明図である。図12に示すように、5色カラーモードにおける第1回目のプロセスでは、第1の作像ステーション21でブラックの作像を行うと同時に、第2の作像ステーション22でシアンの作像を行う。続く第2回目のプロセスでは、第1の作像ステーション21でイエローの作像を行うと同時に、第2の作像ステーション22でマゼンタの作像を行う。最後の第3回目のプロセスでは、ライトブラックの作像を行うよう構成している。第1の実施の形態の5色カラーモードでは4回のプロセスを要していたが、本実施の形態の5色カラーモードでは3回のプロセスで済んでいる。
図13は、モノクロモードのプロセス順序を示す説明図である。図13に示すように、モノクロモードにおける第1回目のプロセスでは、第1の作像ステーション21でのブラックの作像と第2の作像ステーション22でのライトブラックの作像とを同時に行うよう構成している。つまり、モノクロモード出力時には、ブラックとライトブラックの2色のトナーを用いて高画質な出力が行え、かつ、2つの作像ステーション21,22で同時にプロセスを行うので、生産性が落ちることがない画像形成装置が実現できる。
図14は、2色カラーモードのプロセス順序を示す説明図である。図14に示すように、2色カラーモードにおける第1回目のプロセスでは、第1の作像ステーション21でのブラックの作像と第2の作像ステーション22でのマゼンタの作像を同時に行うよう構成している。ここに、第1の作像ステーション21でのブラックの作像と第2の作像ステーション22での有彩色の作像とを同一プロセスで行う2色カラー画像作像手段の機能が実行される。つまり、2色カラーモード出力時にはブラックとマゼンタの2色のトナーを用いた出力が行え、かつ、2つの作像ステーション21,22で同時にプロセスを行うので、生産性が落ちることがない画像形成装置が実現できる。なお、図10においてはカラートナーとしてマゼンタを用いた例を示したが、もちろんシアンでも構わない。また、本実施の形態では、ブラックとイエローの2色カラーモードは出力できない構成となっているが、ブラックとイエローを用いた2色モードはほとんど利用されるケースが少ないため、実使用上の問題としては小さい。
図15は、4色カラーモードのプロセス順序を示す説明図である。図15に示すように、4色カラーモードにおける第1回目のプロセスでは、第1の作像ステーション21でブラックの作像を行うと同時に、第2の作像ステーション22でシアンの作像を行う。続く第2回目のプロセスでは、第1の作像ステーション21でイエローの作像を行うと同時に、第2の作像ステーション22でマゼンタの作像を行うよう構成している。第1の実施の形態の4色カラーモードでは3回のプロセスを要していたが、本実施の形態の4色カラーモードでは2回のプロセスで済んでいる。
ここで、図16は各モードにおける記録紙1上のトナー順序を示す説明図である。図16に示すように、ライトブラックトナーを使用する全てのカラー出力モード(5色カラーモード、モノクロモード)において、ライトブラックが記録紙1上で最下層となるよう構成していることがわかる。このように濃ブラック色材を用いた画像プロセス部を有する作像ステーション21と淡ブラック色材を用いた画像プロセス部を有する作像ステーション22との配置順序が、記録紙1上で淡ブラック色材が濃ブラック色材より下層に形成されるような配置順序に構成されているので、例え淡ブラック色材として光透過性の低い色材を用いた場合であっても、色再現、濃度再現に優れた画像形成装置を実現することができる。
このように本実施の形態によれば、ブラック(Bk)、ライトブラック(Lk)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の5色のトナーを用いて画像形成を行う画像形成装置であるカラー複合機100において、2つの作像ステーション21,22を準備し、ブラック(Bk)とイエロー(Y)を第1の作像ステーション21に配置し、ライトブラック(Lk)とシアン(C)とマゼンタ(M)を第2の作像ステーション22に配置することで、モノクロ出力モード時の生産性、5色カラーモード及び4色カラーモード時の生産性、2色モード時の生産性のすべてを高いものにすることができる。
なお、各実施の形態の画像形成装置であるカラー複合機100で実行されるプログラムは、ROM112aやHDD118等に予め組み込まれて提供されるものとしたが、これに限るものではなく、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
さらに、各実施の形態の画像形成装置であるカラー複合機100で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、各実施の形態の画像形成装置であるカラー複合機100で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。