JP2011197238A - 画像形成装置および画像形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】透明トナーにより光沢性をもたせる画像領域において、透明トナーの消費量を低減すると共に、画像領域全体の光沢性の均一化を向上させる。
【解決手段】透明トナー及び有彩色トナーを用いて記録媒体に画像を形成する画像形成装置において、記録媒体上に透明トナーを形成する領域を、画像領域であってかつ有彩色トナーが形成されない部分とする。さらに、記録媒体上に形成させる透明トナーの形成量の設定を、原稿の読み取り値から得られる値に応じて行う。
【選択図】図5

Description

本発明は、画像形成装置および画像形成方法に関する。
従来より、複写機等の画像形成装置において、透明トナーを使用して、全面光沢やウォーターマークなどの付加価値をつける方法が提案されている。その中で、出力物の光沢性の均一化を向上させるために、有彩色トナーと一緒に透明トナーを載せる技術がある。
例えば、特許文献1には、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、Bk(ブラック)の現像手段以外に、透明トナーによる現像手段を有して、この透明トナーによる現像付着手段により、Y、M、C、Bkの画像信号のうち、いずれかの画像信号の反転信号によって透明トナー像を形成し、銀塩写真プロセスによって得られる光沢のある画像と同等又はこれに近い画像が得られるようにした技術が開示されている。
また、特許文献2には、有色トナーの最大の画像信号に基づき透明トナーの画像信号を生成することにより、露光用レーザー光のON/OFFを制御し、有色トナーの万線間に、透明トナーを現像する技術が開示されている。
しかしながら、従来の光沢性を均一化する方法では、基本的には紙媒体に対し全体的に均一に透明トナーを形成しており、また、画像領域に絞った場合においても、その領域全体に透明トナーを形成するため、透明トナーの消費量が多いという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、透明トナーにより光沢性をもたせる画像領域において、透明トナーの消費量を低減すると共に、画像領域全体の光沢性の均一化を向上させることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、透明トナー及び有彩色トナーを用いて記録媒体に画像を形成する画像形成装置において、前記記録媒体上に透明トナーを形成する領域を、画像領域であってかつ有彩色トナーが形成されない部分としたことを特徴とする。
また、本発明において、前記記録媒体上に形成させる透明トナーの形成量の設定を、原稿の読み取り値から得られる値に応じて行うことが望ましい。
また、本発明は、透明トナー及び有彩色トナーを用いて記録媒体に画像を形成する画像形成装置における画像形成方法おいて、前記記録媒体上に透明トナーを形成する領域を、画像領域であってかつ有彩色トナーが形成されない部分としたことを特徴とする。
本発明によれば、画像領域の内有彩色トナーが形成されない部分に透明トナーを形成させるので、透明トナーの消費量を低減することができる。また、画像領域のハイライト領域に透明トナーが形成されるため、ハイライト領域の光沢性が向上し、画像領域全体としての光沢性を均一化する効果も期待できる。
図1は、本実施形態の画像形成装置に備わるプリンタエンジンの概略構成および動作について説明する図である。 図2は、本実施形態の画像形成装置の電気的ハードウェア構成を示すブロック図である。 図3は、画像処理手段としてのコントローラの機能構成および画像処理に係る動作について説明する図である。 図4は、本実施形態における透明トナーデータ生成部が実行する処理について説明するフローチャートである。 図5は、透明トナー形成時の有彩色トナーと透明トナーの形成量の関係を示す概略について説明する図である。 図6は、ある濃度領域に中間調処理を加えた後のドットパターンを例示する図である。 図7は、ある濃度領域に中間調処理を加えた後のドットパターンを例示する図である。 図8は、図6および図7のCMY版を重ね合わせて、有彩色のドットがある部分を除いたパターンを示した図である。 図9は、図8に対して、さらにK版を加えて作成したCMYK版を、重ね合わせた後の有彩色のドットがある部分を除いたパターンを示した図である。 図10は、CMY版を重ね合わせた後の有彩色のドットがある部分を除いたパターンを示した図である。 図11は、CMYK版を重ね合わせた後の有彩色のドットがある部分を除いたパターンを示した図である。 図12は、透明トナーの形成量の規制について説明する図である。
以下に添付図面を参照して、本発明の一実施の形態である画像形成装置について詳細に説明する。
はじめに、本実施形態の画像形成装置に備わるプリンタエンジンの概略構成とその動作について、図1を用いて説明する。図1は、本実施形態の画像形成装置に備わるプリンタエンジンの概略構成および動作について説明する図である。なお、本画像形成装置としては、複写機や、プリンタや、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能およびファクシミリ機能等を有する複合機などが挙げられる。
図1に示す、記録紙1は、給紙コロ2によって一枚ずつ分離して送り出され、搬送ローラ対3へと搬送される。搬送ローラ対3は記録紙1をレジストローラ対4へと搬送する。レジストローラ対4は図示しないレジストクラッチによってローラの回転、停止を自在にコントロールできる構成を採り、後述する一連の画像形成プロセス完了を待つために、一旦レジストローラ対4で記録紙1を停止させる。
点線36で囲んだ部分はブラック版の作像ステーションである。感光体11の周りに帯電チャージャ12、露光ビーム13、現像器14、クリーニングブレード15、1次転写チャージャ16が配置されており、一連の作像動作を行うものである。帯電チャージャ12によって一様に帯電された感光体11の表面に対して、図示しない書き込みユニットから露光ビーム13が照射され、感光体11上に潜像が形成される。現像器14では感光体11上に形成された潜像に対してブラックトナーを現像し、トナー像として可視化させる。さらにトナー像は1次転写チャージャ16によって中間転写ベルト40に転写される。感光体11上に残留したトナーはクリーニングブレード15によって掻き取られる。そして、感光体11は、再び帯電チャージャ12により帯電され、以降、上述の画像形成動作を繰り返し行う。
点線37、38、39で囲んだ部分は、それぞれシアン版、マゼンタ版、イエロー版の作像ステーションであり、ブラック版と同様の構成・動作によって、各版のトナー像を中間転写ベルト40に転写する。さらに、点線35で囲んだ部分は、透明トナー版の作像ステーションであり、その構成・動作は他の色版と同様である。
すべての版のトナー像を転写ベルト40に転写させた後、レジストローラ対4で一旦停止させておいた記録紙1を、タイミングを合わせて再搬送させ、2次転写チャージャ41で記録紙1上にトナー像を転写させる。次いでトナー像が転写された記録紙1は、定着装置43に搬送され、熱と圧力によって未定着トナーが記録紙1に定着されて、出力される。中間転写ベルト40上に残存したトナーは、中間転写クリーナ42をベルトに当接させることによって掻き取られ、中間転写ベルト40がクリーニングされる。
透明トナーは転写ベルト40上では、最下層(転写ベルト側)に位置するため、記録紙1にトナー像を転写する際に、透明トナー以外の色版のトナーは転写ベルト40上にほとんど残存しない。よって色再現域の良い画像を形成できる。また、定着装置43で定着される際には、記録紙1上で透明トナーが最上層にあるため、圧力を加えた際に透明トナー以外の色版のドットが潰されて変形する可能性が少なく、粒状性の悪化を抑えることができる。
次に、本実施形態の画像形成装置の電気的ハードウェア構成を、図2を用いて説明する。図2は、本実施形態の画像形成装置の電気的ハードウェア構成を示すブロック図である。
同図に示すように、本実施形態の画像形成装置は、コントローラ50とプリンタエンジン110とをPCI(Peripheral Component Interface)バスで接続した構成となる。コントローラ50は、本画像形成装置全体の制御と描画、通信、および操作表示部60に対する入出力を制御するコントローラである。プリンタエンジン110は、本実施形態ではPCIバスに接続可能なプリンタエンジンであり、前述のように、ブラック版、シアン版、マゼンタ版、イエロー版、透明トナー版の作像ステーションを備えている。
コントローラ50は、CPU501と、ノースブリッジ(NB)503と、システムメモリ(MEM−P)502と、サウスブリッジ(SB)504と、ローカルメモリ(MEM−C)507と、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)506と、ハードディスクドライブ(HDD)508とを有し、ノースブリッジ(NB)503とASIC506との間をAGP(Accelerated Graphics Port)バス505で接続した構成となる。また、MEM−P502は、ROM(Read Only Memory)502aと、RAM(Random Access Memory)502bと、をさらに有する。
CPU501は、本画像形成装置の全体制御をおこなうものであり、上記NB503、MEM−P502およびSB504からなるチップセットを有し、このチップセットを介して他の機器と接続される。
NB503は、CPU501とMEM−P502、SB504、AGPバス505とを接続するためのブリッジであり、MEM−P502に対する読み書きなどを制御するメモリコントローラと、PCIマスタおよびAGPターゲットとを有する。
MEM−P502は、プログラムやデータの格納用メモリ、プログラムやデータの展開用メモリ、プリンタの描画用メモリなどとして用いるシステムメモリであり、ROM502aとRAM502bとからなる。ROM502aは、プログラムやデータの格納用メモリとして用いる読み出し専用のメモリであり、RAM502bは、プログラムやデータの展開用メモリ、プリンタの描画用メモリなどとして用いる書き込みおよび読み出し可能なメモリである。
SB504は、NB503とPCIデバイス、周辺デバイスとを接続するためのブリッジである。このSB504は、PCIバスを介してNB503と接続されており、このPCIバスには、ネットワークインターフェース(I/F)部なども接続される。
ASIC506は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのIC(Integrated Circuit)であり、AGPバス505、PCIバス、HDD508およびMEM−C507をそれぞれ接続するブリッジの役割を有する。このASIC506は、PCIターゲットおよびAGPマスタと、ASIC506の中核をなすアービタ(ARB)と、MEM−C507を制御するメモリコントローラと、ハードウェアロジックなどにより画像データの回転などをおこなう複数のDMAC(Direct Memory Access Controller)と、プリンタエンジン110との間でPCIバスを介したデータ転送をおこなうPCIユニットとからなる。このASIC506には、PCIバスを介してFCU(Facsimile Control Unit)70、USB(Universal Serial Bus)80、IEEE1394(the Institute of Electrical and Electronics Engineers 1394)インターフェース90が接続される。操作表示部60はASIC506に直接接続されている。
MEM−C507は、コピー用画像バッファ、符号バッファとして用いるローカルメモリであり、HDD(Hard Disk Drive)508は、画像データの蓄積、プログラムの蓄積、フォントデータの蓄積、フォームの蓄積を行うためのストレージである。
AGPバス505は、グラフィック処理を高速化するために提案されたグラフィックスアクセラレーターカード用のバスインターフェースであり、MEM−P502に高スループットで直接アクセスすることにより、グラフィックスアクセラレーターカードを高速にするものである。
次に、本実施形態の画像形成装置における、画像処理手段としてのコントローラ50の機能構成とその動作について、図3を用いて説明する。図3は、画像処理手段としてのコントローラ50の機能構成および画像処理に係る動作について説明する図である。
ユーザが操作表示部60を介しコピー動作を指示すると、スキャナ100にて原稿が読み取られ、画像処理手段としてのコントローラ50の制御により、印刷された紙媒体(複写物)がプリンタエンジン110から出力される。本実施形態では、画像形成する際、以下の画像処理が施される。
スキャナ100で読み込まれた原稿のデータは、分離情報及び、RGB(有彩色)データに分けられる。ここで、分離情報とは、各画素毎の、例えば「文字画像」、「写真画像」等、該当する画素が属する領域の属性を示す情報である。スキャナ100からの分離情報は、分離情報取得部51で取得される。スキャナ100からのRGBデータは、通常、同図下段のスキャナγ補正部53でγ補正された後、フィルタ54で分離情報を加味したフィルタ処理を行った後、変倍処理部55にて変倍処理が施される。
RGBデータはその後、色補正処理部56にてRGBデータからCMYKデータに変換され、中間調処理部57にてディザ処理又は誤差拡散等の手法でドットパターンとして形成される。
一方、透明トナーデータ生成部52では、分離情報取得部51からの分離情報、及び、変倍処理部55による変倍処理後のRGBデータ、および、操作表示部60から入力されたモード情報を加味して、透明トナーに対するドットパターンの形成を行う。
続いて、本実施形態における透明トナーデータ生成部52が実行する処理について、図4を用いて説明する。図4は、本実施形態における透明トナーデータ生成部52が実行する処理について説明するフローチャートである。
まず、本実施形態では、透明トナーは画像領域のみに形成するため、分離情報を取得し(ステップS401)、この分離情報を用いて画像領域か文字領域かの判定を行う(ステップS402)。文字領域については、本判定の結果、透明トナー用のデータは生成せず、同図に示す処理を終了する。
一方、ステップS402の判定の結果、画像領域については、変倍処理後のデータ(RGBデータ)を取得し(ステップS403)、透明トナー用のパターン生成用データの値を決定する(ステップS404)。ここでは、パターン生成用データとして、上記RGBデータの平均値、すなわち、下記のパターン生成用データを採用する。
パターン生成用データ=(R+G+B)/3
したがって、ハイライト領域では、透明トナーの形成量が多くなる。
ここで、透明トナー形成時の有彩色トナーと透明トナーの形成量の関係について、図5を用いて説明する。
通常、コピーやプリント出力が行われる紙媒体500に対し有彩色トナーが形成される量は、出力される画像の濃度によって決まる。有彩色トナーを紙媒体500に定着させた場合、定着後の紙媒体500の光沢性はそのトナー形成量により差異が生じる。具体的には、トナーが多く形成されている領域は定着プロセスを経ることで光沢性が強くなるが、トナーの形成量が少ない領域は光沢性が弱いままとなる。
例えば、図5に示した画像領域において、花の部分は色が薄く(有彩色トナー形成量が少ない)、背景の空のような部分は比較的濃くなっている(有彩色トナー形成量が多い)が、このような場合の光沢性を見ると、花の部分では光沢性が弱く、その周りは光沢性が強いため、その光沢性の差異により花の部分が浮いて見えてしまうこととなる。このような状況は、紙媒体500に有彩色トナーが付着しているかどうかで感じられ、ある程度トナーが付着してしまうと上記部分におけるほど、違和感を生じることはない。
そこで本実施形態では、有彩色トナーが形成されない部分に対して選択的に透明トナーを図5の501〜503のように形成させる。501、502に示すように有彩色トナーの形成量が少ない場合、透明トナーを形成させ、503のように有彩色トナーの形成量が多い場合では、透明トナーは形成させない。図5では、トータルのトナー量を模式的に示しているので、わかりにくいが、実際には透明トナーは有彩色トナーが形成されない部分(ドット)にまたはその部分を主として形成され、そのトータルが図のような形成量になると見てもらえればよい。
ここで、図4のフローチャートに戻る。ステップS404の後、透明トナーデータ生成部52は、操作表示部60からのモード情報および中間調処理部57による中間調処理後のデータ(CMYKデータ)を取得し(ステップS405)、これらのデータをさらに用いて、このパターン生成用データを、後述するようにして透明トナー形成パターンに展開する。そして、この透明トナー形成パターンと先の有彩色トナーパターンを合わせてプリンタエンジン110へ出力する(ステップS406)。
ここで、透明トナー形成パターン形成の手法を説明する前に、ある濃度領域に中間調処理を加えた後のドットパターンを示す(図6および図7参照)。
RGBデータは、色補正処理後にCMYKの各版に分けられ、それぞれ中間調処理が行われる。図は万線のディザパターンを例として、図6では中濃度領域の、また図7はハイライト領域の一例を示している。各図は、CMYK版をそれぞれ、スクリーン角として、C版を45°(602,702)、M版を135°(601,701)、Y版を0°(603,703)、K版を90°(604,704)として表し、それらを重ね合わせたドットパターンを示したものである。その際のCMYK版の値は均等(C=M=Y=K)として扱っている。また、CMY版を重ねた場合とCMYK版を重ねた場合での2種類(中濃度領域では605,606、ハイライト領域では705,706)を示している。
各版は重ね合わさられて画像形成されるが、その際に、図6の中濃度領域の重ね合わせられたパターンはほぼ全体的に有彩色のドットが形成された状況となるが、図7のハイライト領域では有彩色のドットが形成されない部分が比較的多い。先に説明したように、この有彩色のドットが形成されていない部分の光沢性が弱くなるため、図6の場合と図7の場合では画像の光沢性に差異が生じる。本実施形態では、画像領域の内の有彩色のドットが形成されない部分(その部分のみまたはその部分を主として)について透明トナーを形成するように、選択的に透明トナーを形成するようなドットパターンを作成する。具体的には、以下の手法にて、透明トナーのドットパターンを作成する。
(手法1)
図8は、先に示した図6および図7のCMY版を重ね合わせて、有彩色のドットがある部分を除いたパターンを示したものである。801は中濃度領域、802はハイライト領域を示すが、これらは図6の605、および図7の705を反転させたもの(反転パターン)となっている。本例において透明トナーは、有彩色トナーのドットでないドットに形成するので、透明トナーのドットパターン形成について、中濃度領域からハイライト領域に移行する際のパターン状況を確認すると、同図に記載したように透明トナーを形成する際の起点を何処にするかを予め決定することができる。図8に示す例に拠れば、起点を基に3×3のディザパターンを形成するような形成方法を取ることで、有彩色トナーが形成されない部分(すなわち、CMY版を重ね合わせた後のドットパターンで、有彩色トナーが形成されるドットが抜けている部分)を透明トナーでカバーすることができる。
(手法2)
図9は、図8に対して、さらにK版を加えて作成したCMYK版を、重ね合わせた後の有彩色のドットがある部分を除いたパターンを示したものである。901は中濃度領域、902はハイライト領域を示すが、これらは図6の606、および図7の706を反転させたものとなっている。本例においても、起点を基に3×3のディザパターンを形成するような形成方法を取ることで、有彩色トナーが形成されない部分(すなわち、CMYK版を重ね合わせた後のドットパターンで、有彩色トナーが形成されるドットが抜けている部分)を透明トナーでカバーすることができる。但し、CMY版とCMYK版ではディザパターン形成を行う起点が異なっている。
(手法3)
図10は、CMY版を重ね合わせた後の有彩色のドットがある部分を除いたパターンを示したものである。1001は中濃度領域、1002はハイライト領域を示すが、これらは図6の605、および図7の705を反転させたものとなっている。図10に示す実施例は、連続した万線のディザパターンを作成する際の方法となる。中濃度領域からハイライト領域に移行する際のパターン形成を確認すると、1002に記載したように、透明トナーを形成するための連続した万線を予め決定することができる。本例の場合、Y版と同じ0°や45°から若干外れた角度で透明トナー用のパターン形成を行うことで、有彩色トナーが形成されない部分を比較的カバーするパターン形成を行うことができる。その際、透明トナーは、有彩色トナーの重ね合わせ際問題となる色間の干渉に依るモアレは発生しないので、自由度は大きい。また、万線にして連続性を持たせることで、透明トナー形成が少ない領域でも見えが良くなる効果がある。
(手法4)
図11は、CMYK版を重ね合わせた後の有彩色のドットがある部分を除いたパターンを示したものである。1101は中濃度領域、1102はハイライト領域を示すが、これらは図6の606、および図7の706を反転させたものとなっている。図11に示す実施例の場合も、Y版と同じ0°や45°から若干外れた角度で透明トナー用のパターン形成を行うことで、有彩色トナーが形成されない部分を比較的カバーすることができる。効果については、上記図10の実施例と同様である。
なお、透明トナー用のパターンを形成する際に、CMYデータから作成したパターンを使用するか、CMYKデータから作成したパターンを使用するかは、モード情報(画質モード)を利用して決定する。例えば、写真モードではCMYデータから作成したパターンを使用し、文字/写真モードや文字モードの場合はCMYKデータから作成したパターンを使用するようにする。
さらに、それぞれのモードで設定を行っているUCR量(最大下地除去量)の設定から、CMYデータから作成したパターンを使用するか、CMYKデータから作成したパターンを使用するか決めることも可能である。例えば、設定されたUCR量が小さいときは、CMYデータから作成したパターンを使用し、設定されたUCR量が大きいときは、CMYKデータから作成したパターンを使用するようにしてもよい。これは、文字/写真モードや文字モードは文字品質を向上させるためにUCR量が大きく設定されており、逆に写真モードではK版が入ることによる階調性の段差を抑制するためにUCR量が小さく設定されていることを前提としている。
また、透明トナーの形成量をモード情報(画質モード)に応じて変更することも可能である。例えば、文字モードで扱われる画像は文字が主体となるため、透明トナー量を少なくし(例えば、写真モードの場合の形成量の75%とするなど)、写真モードでは画像が主体となるため、透明トナー量を多くするという制御が考えられる。このようにすることで、文字モードでの透明トナー量の低減を図ることが可能となる。
透明トナーの形成量を、従来のように有彩色トナーの反転γに応じたものとすると、紙媒体が有彩色トナーに覆われていても透明トナーを付着させることとなるが(図12の1201参照)、実際には、ある程度の濃度に達したところで、光沢性は飽和するため、余分な透明トナーを載せることとなる。この点を考慮して、透明トナーの形成量を規制することが好ましい。こうすることで、余分な透明トナーの形成を行う必要がなくなる。透明トナーの形成量の規制は、有彩色トナーの濃度から中間調処理にてドットパターンに展開した際のドット間の埋まり具合から換算して、(例えば、図12の1202となるように)その設定を行えば良い。具体的には、3Cグレーを色補正処理し、中間調処理を行って、そのドットパターンを重ね合わせて、有彩色トナーのトナー量に比例するドットの埋まり具合を確認し、この埋まり具合に応じた設定を行えば良い。こうすることにより、余分な透明トナーを形成することを抑制することができるので、透明トナーの消費量を低減することが出来る。
以上、カラー(有彩色)について記載したが、モノクロについても同様に、K版のディザパターンを考慮した透明トナーのドットパターンを作成すれば良い。
(その他の実施形態)
なお、本実施形態の画像形成装置で実行される制御プログラムは、ROM等に予め組み込んで提供することができる。また、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。さらに、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供・配布するように構成しても良い。
1…記録紙
2…給紙コロ
3…搬送ローラ対
4…レジストローラ対
5,11,17,23,29…感光体
6,12,18,24,30…帯電チャージャ
7,13,19,25,31…露光ビーム
8,14,20,26,32…現像器
9,15,21,27,33…クリーニングブレード
10,16,22,28,34…1次転写チャージャ
35,36,37,38,39…作像ステーション
40…中間転写ベルト
41…2次転写チャージャ
42…中間転写クリーナ
43…定着装置
50…コントローラ
51…分離情報取得部
52…透明トナーデータ生成部
53…スキャナγ補正部
54…フィルタ
55…変倍処理部
56…色補正処理部
57…中間調処理部
60…操作表示部
70…FCU
80…USB
90…IEEE1394
100…スキャナ
110…プリンタエンジン
501…CPU
502…MEM−P
503…NB
504…SB
505…AGPバス
506…ASIC
507…MEM−C
508…HDD
特開平9−200551号公報 特許第3255104号公報

Claims (9)

  1. 透明トナー及び有彩色トナーを用いて記録媒体に画像を形成する画像形成装置において、
    前記記録媒体上に透明トナーを形成する領域を、画像領域であってかつ有彩色トナーが形成されない部分としたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記記録媒体上に形成させる透明トナーの形成量の設定を、原稿の読み取り値から得られる値に応じて行うことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 透明トナーの形成パターンを、C版、M版およびY版のドットパターンを合成したパターンに対して、CMYのドットが抜けている部分に作成することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 透明トナーの形成パターンを、C版、M版、Y版およびK版のドットパターンを合成したパターンに対して、CMYKのドットが抜けている部分に作成することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 透明トナーの形成用に、C版、M版およびY版、またはC版、M版、Y版およびK版のドットパターンを合成したパターンにおいて画像濃度に対してトッドの埋まりが低い部分を起点として、万線パターンを作成することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  6. 透明トナーの形成パターンを、UCR量の設定に応じて切り換えることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 透明トナーの形成パターンを、画質モードの設定に応じて切り換えることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 透明トナーの形成量を、画質モードに応じて設定することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 透明トナー及び有彩色トナーを用いて記録媒体に画像を形成する画像形成装置における画像形成方法において、
    前記記録媒体上に透明トナーを形成する領域を、画像領域であってかつ有彩色トナーが形成されない部分としたことを特徴とする画像形成方法。
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