JP6271946B2 - 画像形成装置およびその制御方法、並びにプログラム - Google Patents

画像形成装置およびその制御方法、並びにプログラム Download PDF

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Description

本発明は、電子写真方式により形成されたトナー画像を転写紙上に熱定着する際の定着装置温度調整を行う画像形成装置およびその制御方法、並びにプログラムに関する。
近年、エコロジー意識の高まりから消費電力の削減が求められている。例えば、出力するページの画像によってトナー載り量が異なる場合、ページ毎に確実に定着可能な温度への調整が可能となるような、より省エネルギーな定着温度制御が必要となっている。
特許文献1では複数ページの印刷ジョブの印刷設定から予め定着温度プロファイルを作成し、印刷時にそのプロファイルに基づく適切な定着温度で印刷を行う技術が開示されている。
また、一般的なプリンタの印刷モードとして、ユーザーが印刷データの任意の位置に色紙やインデックス紙など異なる種類の用紙を挿入する挿入紙設定モードが使用されている。これにより、ユーザーは印刷データに表紙・裏表紙や途中ページの区切り(目印)などを挿入した印刷物を作成できる。この時、挿入紙に対しては画像形成部で画像形成されずに、給紙部から印刷用紙と同じ搬送経路で出力される。
特開2013−076890号公報
挿入紙を含む印刷物に対して定着温度制御を行う場合、印刷データが定着される用紙の間に、挿入紙として定着部を通過するのみの用紙が挿入される。この時、特許文献1に開示される技術では、予め作成した各ページの印刷データに対応する定着温度実際に定着部を通過する用紙ずれが生じるため、適切なターゲット度で印刷ページの定着ができないという課題が発生する。
上記課題を解決するために本願発明は以下の構成を有する。すなわち、画像形成装置であって、画像を用紙に形成する画像形成部と、前記画像形成部により形成された前記画像を前記用紙に定着させる定着部と、複数ページの画像データを受信する受信手段と、前記受信手段により受信された前記画像データにおける各ページのトナー載り量情報を取得する取得手段と、前記取得手段にて取得された前記各ページのトナー載り量情報に基づいて、前記各ページの画像データに対応する画像を用紙に定着させる際の前記定着部の目標温度を設定し、当該設定した目標温度に従って前記定着部の温度を制御する制御手段とを有し、前記制御手段は、前記受信手段により受信された前記複数ページの画像データにおけるNページ目の画像データに対応する画像が形成された第1の用紙と、N+1ページ目の画像データに対応する画像が形成された第2の用紙の間に、前記画像形成部により画像形成されない挿入紙が挿入され、前記第1の用紙、前記挿入紙、前記第2の用紙の順で用紙が前記定着部を通過する場合において、前記第1の用紙に対する前記定着部の目標温度を、前記取得手段にて取得された前記Nページ目の画像データのトナー載り量情報に基づいて設定し、前記第2の用紙に対する前記定着部の目標温度を、前記取得手段にて取得された前記N+1ページ目の画像データのトナー載り量情報に基づいて設定し、前記挿入紙に対する前記定着部の目標温度を、前記取得手段にて取得された前記Nページ目の画像データのトナー載り量情報および前記N+1ページ目の画像データのトナー載り量情報に基づいて設定する。
本発明によれば、印刷物の用紙間に画像形成されない挿入用の用紙が挿入される場合も、トナー載り量検知結果に基づいた定着温度制御が可能となる。
第一の実施形態に係る画像形成装置を含むシステム構成図。 第一の実施形態に係るタンデム方式のカラー画像形成装置の断面図。 第一の実施形態に係る画像形成装置の構成のブロック図。 第一の実施形態に係る画像形成装置のトナー載り量検知方法を説明するための図。 第一の実施形態に係るトナー載り量と定着温度の関係を示す図。 第一の実施形態に係る画像データ処理のフローチャート。 第一の実施形態に係る印刷時の定着温度制御の一例を説明するための図。 第一の実施形態に係るトナー載り量情報生成処理のフローチャート。 第一の実施形態に係るトナー載り量情報の転送制御のフローチャート。 第一の実施形態に係るトナー載り量情報に基づく定着温度制御のフローチャート。 第一の実施形態に係る挿入紙設定時の定着器の温度制御の例の図。 第二の実施形態に係る画像形成装置の構成のブロック図。 第二の実施形態に係るトナー載り量情報の転送制御のフローチャート。 第二の実施形態に係るダミートナー載り量情報生成処理のフローチャート。 第二の実施形態に係る挿入紙設定時の定着器の温度制御の例の図。 第三の実施形態に係る挿入紙の用紙タイプに対する定着器の温度低下とダミートナー載り量情報の補正量の関係を示す図。 第三の実施形態に係るダミートナー載り量情報生成のフローチャート。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。
<第一の実施形態>
[システム構成]
図1は、本実施形態に係る画像形成装置を含むシステム構成の一例を示す図である。画像形成装置101は、各種入力データを処理し、画像形成(作像)を行って印刷物を出力する。画像形成装置101は、ネットワーク105を介して、プリントサーバ102、及びクライアントPC103、104に接続されている。画像形成装置101は、コピー機能やプリント機能を備え、プリントサーバ102やクライアントPC103、104から受信した印刷データを用いて印刷処理を実行する。
[画像形成装置の動作説明]
図2は、本実施形態に係る電子写真方式の画像形成装置の一例である中間転写体28を採用したタンデム方式の画像形成装置の断面図である。図2を用いて、電子写真方式の画像形成装置101における画像形成の動作を説明する。
画像形成装置101は、帯電手段として、YMCKの色毎に感光体22Y、22M、22C、22Kを帯電させるための4個の注入帯電器23Y、23M、23C、23Kを備える。各注入帯電器は、スリーブ23YS、23MS、23CS、23KSを備える。感光体22Y、22M、22C、22Kは、駆動モータ40Y、40M、40C、40Kの駆動力が伝達され、回転駆動する。
画像形成装置101は、露光手段として、各感光体へ感光光を照射するスキャナ部24Y、24M、24C、24Kを備え、各感光体の表面を選択的に露光することにより、静電潜像を形成する。
画像形成装置101は、現像手段として、静電潜像を可視化するために、YMCKの色毎に現像を行う4個の現像器26Y、26M、26C、26Kを備える。各現像器には、スリーブ26YS、26MS、26CS、26KSが設けられている。なお、各々の現像器26は脱着が可能である。
画像形成装置101は、転写手段として、中間転写体28を備える。各感光体から中間転写体28へ単色トナー像を転写するために、中間転写体28が回転する。そして、感光体22Y、22M、22C、22Kとその対向に位置する一次転写ローラ27Y、27M、27C、27Kの回転に伴って、各単色トナー像が中間転写体28に転写される。一次転写ローラ27にバイアス電圧を印加すると共に各感光体の回転速度と中間転写体28の回転速度に差をつけることにより、効率良く単色トナー像を中間転写体28上に転写することで一次転写が行われる。
更に、ステーション毎に単色トナー像が中間転写体28上に重ね合わされていき、重なった多色トナー像が中間転写体28の回転に伴って二次転写ローラ29まで搬送される。記録媒体11が給紙トレイ21aから二次転写ローラ29へ狭持搬送され、記録媒体11に中間転写体28上の多色トナー像が転写される。そして、二次転写ローラ29にバイアス電圧が印加され、静電的にトナー像が転写されることで二次転写が行われる。二次転写ローラ29は、記録媒体11上に多色トナー像を転写している間、位置29aで記録媒体11に当接し、印刷処理後は位置29bに離間する。
画像形成装置101は、定着手段として、記録媒体11に転写された多色トナー像を熱定着させるために、記録媒体11を加熱する定着ローラ32と、記録媒体11を定着ローラ32に圧接させるための加圧ローラ33を備えた定着装置31を有する。定着ローラ32と加圧ローラ33は中空状に形成され、内部にそれぞれヒータ34、35が内蔵されている。定着装置31は、多色トナー像を保持した記録媒体11を定着ローラ32と加圧ローラ33により搬送するとともに、熱および圧力を加え、トナーを記録媒体11に定着させる。また、定着装置31は温度センサ(不図示)を備え、定着に十分な温度が確認された際に、定着動作が行われるように制御される。
トナー定着後の記録媒体11は、その後、排出ローラ(不図示)によって排紙トレイ(不図示)に排出して画像形成動作を終了する。
クリーニング手段30は、二次転写後に中間転写体28上に残ったトナーをクリーニングする。ここでクリーニングされた廃トナーは、クリーナ容器(不図示)に蓄えられる。
画像形成装置101は、給紙手段として、記録媒体11が積載された給紙トレイ21a、およびユーザーが記録媒体11の手差しが可能な手差しユニット21bを備え、これらの位置から画像形成位置へ搬送することで、記録媒体11の給紙を行う。
[画像形成装置]
図3は、本実施形態に係る画像形成装置のブロック図である。図3に示す様に、画像形成装置101は大きくシステムコントローラ301とプリントコントローラ302に分けられる。各コントローラはそれぞれ、CPU304、315、ROM305、316、およびRAM306、317を備える。各CPUは、ROM内の初期プログラムに従って、メインプログラムをROMより読み出し、RAMに記憶する。RAMは、プログラム格納用や、ワーク用のメインメモリとして使用される。CPU304、315やRAM306、317は、図3に示す個々構成ブロックとシステムバス314、322によって接続され、双方向で情報並びにデータの送受信が行われる。
画像生成部309は、プリントサーバ102やクライアントPC103などのコンピュータ装置から受信する印刷データより、印刷処理が可能なラスターイメージデータを生成し、RGBデータおよび各画素のデータ属性を示す属性データを画素毎に出力する。なお、画像生成部309は、コンピュータ装置から受信した画像データではなく、画像形成装置101自体に読取手段を設け、該読取手段で読み取った画像データを扱う構成としても良い。ここでの読取手段とは、少なくともCCD(Chaerged Couple Device)あるいはCIS(Contact Image sencor)を含む。また、読み取った画像データに対して、所定の画像処理を行う処理部を併せて設けるように構成しても良い。あるいは、画像形成装置101自体に読取手段を設けず、インターフェース(不図示)を介して、外部の読取手段から画像データを受け取るように構成しても良い。
色変換処理部310は、RGBデータをトナー色に合わせてCMYK変換し、CMYKデータと属性データを生成する。この段階での画像データは、CMYKのトナー載り量を示したデータになっており、画素単位に各色に対応する値として例えば0〜255の8bitで表現される。具体的には、各色の値が“0”であればトナー未使用を示し、値が大きくなるにつれて濃度は濃くなり、“255”で各色最大の濃さを意味する。トナー載り量は“255”で100%を意味し、CMYKの各色のトナー載り量を足し合わせた値がその画素のトナー載り量を表す。
トナー載り量検知部311は、色変換処理部310で生成されたCMYKデータに対して、トナー載り量の検知を行う。トナー載り量検知の具体的な方法に関しては図4を用いて後述する。画像処理部308は、トナー載り量検知が終了したCMYKデータと属性データをハーフトーン処理部312へ送る。
ハーフトーン処理部312は、トナー載り量検知部311から出力される各色のデータにハーフトーン処理を行う。ハーフトーン処理部312の具体的な構成としては、例えば、スクリーン処理によるもの、あるいは誤差拡散処理によるものが挙げられる。スクリーン処理は、所定の複数のディザマトリクスを用いて、入力画像データをN値化する処理である。また、誤差拡散処理は、入力画像データを所定の閾値と比較することにより、N値化し、その際の入力画像データと閾値との差分を以降にN値化処理する周囲画素に対して拡散させる処理である。
プリンタ通信IF313とコントローラ通信IF321は、システムコントローラ301とプリントコントローラ302との間で通信を行うためのIF部である。ここで通信される情報としては、画像データのほか、システムコントローラ301からの制御信号や、トナー載り量検知部311により検知したトナー載り量情報等がある。
プリントコントローラ302の定着温度制御部319は、システムコントローラ301からプリントコントローラ302へ転送されたトナー載り量情報に応じて、定着温度の目標値に対する定着に必要な最低温度を算出する。なお、トナー載り量情報からそのトナー載り量のページを定着するために必要な最低温度の算出方法については図5を用いて後述する。そして、定着温度制御部319は、定着部である定着器320の定着温度を算出した目標値へと制御する。定着器320は、定着温度制御部319により制御された定着温度で印刷データの定着を行う。
[トナー載り量検知方法]
図4は、本実施形態に係る画像形成装置におけるトナー載り量検知方法の説明図である。ここで、トナー載り量とは単位面積あたりのトナー載り量のことを意味し、単位を%として説明する。具体的には、CMYK各色の最大値を100%とした時に、2色分の最大値を重ねた場合、その画素では200%のトナー載り量と定義される。各色は、階調性を持っているため、各色が0〜100%までの間の値を取りうる。例えば、フルカラー印刷モードでCMYKの4色トナーをフルに利用した画像の場合、最大トナー載り量は400%となる。一方、K単色のモノクロ画像の場合、最大トナー載り量は100%となる。
まず、トナー載り量検知部311はCMYKデータを受信すると、画素ごとのトナー載り量を算出する。図4(a)は、1ページ分の画像データの一部を表しており、画素401は、最小単位である1画素を示している。また、ブロック402は、3×3画素単位のブロックを示している。また、図4(a)の1画素内の枠に示した数値がトナー載り量検知部311により検知した画素ごとのトナー載り量を示す。
続いて、トナー載り量検知部311は、3×3画素のブロックを単位として、ブロック内のトナー載り量の平均値を算出する。ここで、ブロック内の平均値を算出する理由としては、一般に画像を定着するために必要な温度は1画素単位のトナー載り量ではなく、一定範囲内のトナー載り量に依存することが多いためである。ここではブロック内の平均値を算出しているが、ブロック内の最小値もしくは最大値を使用する構成であっても良い。なお、図4(b)のブロック403はそれぞれ、図4(a)のブロック402に対応する。1のブロックの枠内に記載した数値は、各ブロック内のトナー載り量の平均値を示す。
続いて、トナー載り量検知部311は、1ページ分のブロック内のトナー載り量の平均値の算出が終了した段階で、1ページ内の全てのブロックの平均値の中からその最大値を導出し、対象ページのトナー載り量情報として定着温度制御部319に通知する。
[トナー載り量に基づく定着温度算出方法]
次にトナー載り量検知部311で検知したトナー載り量情報を基に、対象ページの定着に最低限必要な定着温度の算出方法について、図5を用いて説明する。
前述したように、トナー載り量とは画像上の単位面積あたりのトナー載り量のことを意味する。定着不良なくトナーを定着させるためには、定着器320の温度を対象ページ中のトナー載り量の最大値が確実に定着できる定着温度に設定する必要がある。印刷する画像データに応じて最大トナー載り量が異なるため、定着に必要な温度も画像データごとに異なる。このとき、最大トナー載り量が大きいほど必要とする定着温度も高くなる。
図5は、本実施形態に係る画像形成装置のトナー載り量と定着温度の関係を示す。図5において、横軸はトナー載り量を示し、縦軸は定着に必要な温度を示す。例えばトナー載り量検知部311による検知結果が200%の場合、図5により、定着に必要な最低温度はT1となる。また、トナー載り量検知部311による検知結果が100%の場合、対象ページの定着に必要な最低温度はT5となることが読み取れる。
印刷ページ中に現れる最大トナー載り量を定着可能な温度まで、定着器320の温度が上がっていれば、画像全体で定着不良等の問題が起る事はない。そのため、トナー載り量検知部311により検知したトナー載り量の情報から、対象ページ定着に必要な最低温度を求めることが可能になる。
図5のグラフで示されるトナー載り量と定着温度の関係は、定着器320の温度制御で用いられるため、例えばルックアップテーブルの形で記憶部318やRAM317等に記憶しておく。なお、図5は、トナー載り量の総量を示しているが、トナーの色ごとに対応関係を示すルックアップテーブルを用いても構わない。
[システムコントローラにおけるデータ処理フロー]
図6は、本実施形態に係る画像形成装置101におけるシステムコントローラ301の画像データの処理フローである。図6のフローのうち、S601〜S605は図3に記載のシステムコントローラ301の備えるCPU304の制御のもと判断、実行される処理を示す。また、S606、S607は、プリントコントローラ302の備えるCPU315の制御のもと判断、実行される処理を示す。
S601にて、CPU304は、画像生成部309により、プリントサーバ102等のコンピュータ装置から受信する印刷データに基づいて、印刷処理が可能なラスターイメージデータを生成する。そして、CPU304は、RGBデータおよび各画素のデータ属性を示す属性データとして画素毎に出力する。S602にて、CPU304は、色変換処理部310によりRGBデータをトナー色に合わせてCMYK変換し、CMYKデータと属性データを生成する。
S603にて、CPU304は、ハーフトーン処理部312により、スクリーン処理あるいは誤差拡散処理などによりS602にて処理された画像データ(CMYKデータ)に対するN値化を行う。S604にて、CPU304は、S602にて処理された画像データ(CMYKデータ)に対し、トナー載り量検知部311によりトナー載り量の検知を行う。S605にて、CPU304は、S603によるハーフトーン処理結果と、S604による載り量検知結果をRAM306に一次蓄積するスプール処理を行う。ここでは、印刷する画像データと画像データから検知したトナー載り量情報を必要ページ数分だけ蓄積する。図6では、例として4ページとして以下説明する。
S606にて、CPU304は、プリンタ通信IF313及び通信ライン303を介して、プリントコントローラ302に印刷画像データとS605のスプール処理にて一次蓄積されているトナー載り量情報を転送する。この時、印刷処理のNページ目のトナー載り量情報が転送される。転送されたトナー載り量情報は、定着温度制御部319での定着温度決定に用いられる。定着温度制御部319は、入力されたトナー載り量から、定着温度の値を算出し、定着器320へ転送する。
S607にて、CPU315は、定着器320の定着処理において、スプールされていた印刷画像データを、S606で算出された定着温度の値にて定着させる。定着させることで各ページに対応する画像を順次印刷する。ここでは、定着器320に対してNページ目の定着温度の値とN+4ページ目の印刷画像データが送られる。このとき、定着器320が指定の定着温度の値に達するまでに4ページ分の印刷時間を要するため、画像データから取得したトナー載り量情報を、定着の4ページ前に定着温度制御部319に通知し、4ページ後の定着温度を目標として定着温度制御をする。これにより、定着器320は、印刷データ毎に適した定着温度での定着が可能となる。
図7は、図6で示した処理フローで実施される定着器320の温度制御の一例を示す。図7において、横軸は時間を示し、縦軸は印刷データを定着する際の定着温度を示す。尚、ページ数の下にトナー載り量を%で示している。
図7では、10ページ分のデータを受信し、1ページ目と10ページ目のトナー載り量が200%、それ以外のページのトナー載り量が100%の場合を例として説明する。なお、本実施形態のトナー載り量と定着に必要な最低温度との関係は図5に示した通りである。トナー載り量が200%の画像を定着するために必要な温度をT1とし、トナー載り量100%の画像を定着するために必要な温度をT5とする。
まず、トナー載り量情報が先行して4ページ分、定着温度制御部319へ転送される。これにより、印刷データの1ページ目を定着する際に必要な定着温度T1へと定着温度制御が行われる。
また、システムコントローラ301は、印刷データの1ページ目を定着する際には、4ページ先のページ、即ち5ページ目のトナー載り量を検知し、トナー載り量情報を定着温度制御部319に通知する。1ページ目を定着する際にトナー載り量の検知が完了しているのは1ページ目に加え、4ページ先、つまり2ページ目から5ページ目までの画像データである。本例において、2ページ目から5ページ目のデータのトナー載り量は全て100%であり、目標温度はT5となる。そのため、定着温度制御部319は、目標温度はT5を設定し、現在の定着温度T1から定着温度を下げることが可能であると判断する。
一方、5ページ目の定着の際に、10ページ目のトナー載り量を検知し、定着温度制御部319へトナー載り量情報が転送された結果、10ページ目のトナー載り量が200%であり、10ページ目を印刷するためには定着温度がT1である必要がある。10ページ目に定着温度T1とするためには6ページ目から温度を上げる必要があるため、定着温度制御部319は6ページ目から段階的に定着器320の温度を上げて変動させる制御を行う。
以上のように、印刷データに対しトナー載り量情報を常に所定ページ数(本例では4ページ)分だけ先行させる転送制御を行うことによって、印刷予定のページにおけるトナー載り量に応じた定着温度制御が可能となる。
[挿入紙設定時の定着温度制御フロー]
図8〜図10は、本実施形態に係る画像形成装置101における挿入紙設定時の定着温度制御のフローチャートを示す図である。図8〜図10においても、トナー載り量情報を定着の4ページ前に定着温度制御部に通知し、4ページ後の定着温度を目標として定着温度制御をする場合を例にあげ、説明する。
(トナー載り量情報生成)
図8は、印刷画像データに基づくトナー載り量情報の生成フローである。本処理フローは、システムコントローラ301の備えるCPU304の制御のもと判断、実行される。
S801にて、CPU304は、画像読取部やPCなどの外部から入力された印刷ジョブを受け取って印刷処理を開始する。S802にて、CPU304は、トナー載り量検知部311により処理対象のページのトナー載り量を検知する。なお、トナー載り量検知方法については図4を用いて前述した通りである。
S803にて、CPU304は、S802にて検知したトナー載り量情報をRAM306に格納する。S804にて、CPU304は、全ページの印刷データのトナー載り量情報が格納されたかを判定する。次のページがあれば(S804にてNO)S802に戻り、処理を繰り返す。全ページの処理が完了した場合(S804にてYES)、本処理フローを終了する。
(転送制御処理)
図9は、挿入紙設定時のトナー載り量情報のプリントコントローラ302への転送制御処理のフローである。図9に示す処理は、システムコントローラ301の備えるCPU304の制御のもと判断、実行される。
S901にて、CPU304は、図8のフローでRAM306に格納されたトナー載り量情報のプリントコントローラ302への転送指示を受け(S901にてYES)、転送を開始する。S902にて、CPU304は、トナー載り量情報の転送対象ページが挿入紙のページであるか否かを判定する。尚、挿入紙のページ情報は、ユーザーが画像形成装置101の操作部またはクライアントPC103、104から挿入紙印刷設定をした際に指定される印刷データに対する挿入紙のページ位置である。トナー載り量情報の転送対象ページが挿入ページであると判定された場合(S902にてYES)、S903において、CPU304は、プリントコントローラ302へのトナー載り量情報を転送せず、挿入紙(挿入ページ)に対応する印刷データのみの転送を行う。なお、挿入紙に対して画像の印刷が行われない場合、ここで転送される印刷データは白紙を示す情報であっても構わない。
一方、トナー載り量情報の転送対象ページが挿入ページでないと判定された場合(S902にてNO)、S904において、CPU304は、プリントコントローラ302へトナー載り量情報と印刷データを同時に転送する。これにより、挿入ページの位置でトナー載り量情報の転送ページが1ページずれることになる。
S905にて、CPU304は、全ページのトナー載り量情報の転送が完了したかを判定する。次のページがあれば(S905にてNO)、S902に戻り、処理を繰り返す。全ページの転送が完了した場合(S905にてYES)、本処理フローを終了する。
(定着温度制御)
図10は、トナー載り量情報に基づく定着温度制御のフローである。図10の処理は、プリントコントローラ302の備えるCPU315の制御のもと判断、実行される。
S1001にて、CPU315は、システムコントローラ301からの印刷指示を待つ。システムコントローラ301からの印刷指示があった場合(S1001にてYES)、S1002に進む。S1002にて、CPU315は、システムコントローラ301から定着温度制御の対象ページのトナー載り量情報を受信するまで待機する。受信した場合(S1002にてYES)、S1003へ進む。
S1003にて、CPU315は、システムコントローラ301から受信したトナー載り量情報から、定着温度制御部319により4ページ後の印刷データのため目標の定着温度を決定する。S1004にて、CPU315は、現在の定着温度とS1003で決定した目標の定着温度の関係から、定着器320の温度を制御する。
S1005にて、CPU315は、全ページの定着温度制御が終了したかを判定する。次のページがあれば(S1005にてNO)、S1002に戻り、処理を繰り返す。全ページの制御が終了した場合(S1005にてYES)、本処理フローを終了する。
(制御例)
図11は、図8〜図10のフローで実施される挿入紙設定時の定着器320の温度制御の一例を示す図である。図11において、横軸は時間を示し、縦軸は印刷データを定着する際の定着温度を示す。尚、ページ数の下に各ページに対するトナー載り量を%で示している。図11は、全10ページの印刷データに対し、3ページ目と5ページ目の後ろに1枚ずつ挿入紙を挿入する設定での例である。図11の挿入紙に対するトナー載り量は存在しないため、“−%”と記載している。
図11(a)は、挿入ページに対するトナー載り量情報の転送制御を行わなかった場合、すなわち従来手法のような予め作成された定着温度プロファイルを用いた定着温度制御をした場合における、定着温度の推移を示す図である。図11(a)では、4ページ目と7ページ目のトナー載り量情報が1枚目と2枚目の挿入紙の定着温度に反映されている。そのため、挿入ページより後ろの印刷画像データの定着温度は期待するトナー載り量情報のページに基づく定着温度からずれてしまう。特に、10ページ目のトナー載り量情報(200%)による定着温度制御が8ページ目の印刷データに反映されており、これは8ページ目の印刷画像データに対し過剰な定着温度で定着が実施されることになる。
一方、図11(b)は、挿入ページに対するトナー載り量情報の転送制御を行った場合の定着温度の推移を示す図である。図11(b)では、挿入紙が挿入される3ページ目と5ページ目の次のページでのトナー載り量情報の転送が行われない。そのため、挿入紙の定着温度の目標値は挿入ページの直前ページの目標値のまま、定着温度の制御が行われる。また、各ページのトナー載り量情報による定着温度制御も印刷画像データに正しく反映されており、挿入紙設定時における適切な定着温度制御が可能となっている。つまり、NページとN+1ページとの間に挿入紙が挿入された場合、N+1ページ以降のページに対応する定着温度を、実際の定着のタイミングに一致するようにずらして定着温度の制御を行っている。
以上、本実施形態により、挿入ページの位置でトナー載り量情報をプリントコントローラ302へ転送しない制御を行うことにより、挿入紙設定時にも挿入紙を含めた定着器320を通過する印刷用紙の順番に合った定着温度制御が可能となる。
<第二の実施形態>
第一の実施形態は挿入ページに対するトナー載り量情報の転送を行わない制御による挿入紙設定時の定着温度制御を実行した。第二の実施形態では挿入ページに対しダミーのトナー載り量情報を生成し定着温度制御を実行する方法について説明する。
[画像形成装置]
図12は、本実施形態に係る画像形成装置のブロック図である。図3に示した第一の実施形態の画像形成装置との違いは、システムコントローラ301にダミートナー載り量情報生成部330が追加される点である。
ダミートナー載り量情報生成部330は、挿入ページの前後のトナー載り量情報に基づき、挿入位置での定着温度制御のためのダミートナー載り量情報を生成する。ダミートナー載り量情報生成部330におけるダミートナー載り量情報の生成方法は後述する。
[ダミートナー載り量情報の生成フロー]
本実施形態に係る画像形成装置における挿入紙設定時の定着温度制御フローについて説明する。第二の実施形態においても、第一の実施形態と同様にトナー載り量情報を定着の4ページ前に定着温度制御部319に通知し、4ページ後の定着温度を目標として定着温度制御をする場合を例に挙げる。なお、第二の実施形態における印刷画像データに基づくトナー載り量情報の生成フローは、第一の実施形態の図8に示したフローと同じであるため、説明を割愛する。
図13は、第二の実施形態に係る、挿入紙設定時のトナー載り量情報のプリントコントローラ302への転送制御のフローである。本処理フローは、システムコントローラ301の備えるCPU304の制御のもと判断、実行される。第一の実施形態の図9のフローとの違いは、S1303である。
トナー載り量情報の転送対象ページが挿入ページであると判定された場合(S1302にてYES)、S1303にて、CPU304は、ダミートナー載り量情報生成部330においてダミートナー載り量情報の生成を指示する。S1303におけるダミートナー載り量情報の生成方法は、図14を用いて後述する。そして、S1304にて、CPU304は、生成したダミートナー載り量情報と印刷データとをプリントコントローラ302へ転送する。
また、第二の実施形態におけるトナー載り量情報に基づく定着温度制御のフローは、第一の実施形態の図10に示したフローと同じである。この時、S1003でシステムコントローラ301より受信したトナー載り量情報から、定着温度制御部319が4ページ後の印刷データのため目標の定着温度を決定する際、挿入紙に対する定着温度は前述のダミートナー載り量情報に基づき制御される。
図14は、図13のS1303における挿入ページに対するダミートナー載り量情報の生成フローである。本処理フローは、システムコントローラ301の備えるCPU304の制御のもと判断、実行される。
S1401にて、CPU304は、ダミートナー載り量情報の生成対象である挿入ページの次ページも挿入ページであるか判定する。次ページも挿入ページである場合(S1401にてYES)、S1404へ進む。一方、次ページが挿入ページでない場合(S1401にてNO)、S1402に進む。
S1402にて、CPU304は、ダミートナー載り量情報の生成対象である挿入ページの前ページと次ページのトナー載り量が同じであるかを判定する。同じである場合(S1402にてYES)、S1404へ進む。同じでない場合(S1402にてNO)、S1403へ進む。S1403にて、CPU304は、ダミートナー載り量情報の生成対象である挿入ページの前ページのトナー載り量が次ページのトナー載り量より小さいかを判定する。小さい場合(S1403にてYES)、S1404へ進む。一方、挿入ページの前のページのトナー載り量が次ページのトナー載り量以上である場合(S1403にてNO)、S1405へ進む。
S1404にて、CPU304は、ダミートナー載り量情報として前ページのトナー載り量情報と同じ値を設定する。これにより、挿入ページは前ページと同じトナー載り量情報に基づく定着温度制御が行われる。S1405にて、CPU304は、ダミートナー載り量情報として次ページのトナー載り量情報と同じ値を設定する。これにより、挿入ページは次ページの載り量情報に基づく定着温度制御が行われる。
第二の実施形態におけるダミートナー載り量情報の生成フローでは、挿入ページの次ページのトナー載り量情報を参照する必要がある。そのため、第二の実施形態では、RAM306に一次蓄積するトナー載り量情報を少なくとも1ページ分増やし、合計5ページ分のデータをスプール処理させる必要がある。
(制御例)
図15は、第二の実施形態においてダミートナー載り量情報を用いた場合の挿入紙設定時の定着器320の温度制御の一例を示す図である。図15では、10ページの印刷画像データに対し、3ページ目の後ろに挿入紙1枚、5ページ目の後ろに挿入紙2枚、9ページ目の後ろに挿入紙1枚、合計4枚分の挿入紙設定がされた場合の例を示す。
図15において、3ページ目の後ろの1枚目の挿入ページのダミートナー載り量情報には100%が設定される。ここでは、挿入ページの前ページである3ページ目のトナー載り量は200%であり、次ページである4ページ目のトナー載り量100%よりも大きい。このため、図14のダミートナー載り量情報生成フローに基づき、1枚目の挿入ページのダミートナー載り量には4ページ目と同じ100%が設定される。
また、5ページ目の後ろの2枚分の挿入ページのダミートナー載り量情報には100%が設定されている。まず、2枚目の挿入ページは次ページが3枚目の挿入ページであるため、ダミートナー載り量情報には前ページである5ページ目と同じ100%のトナー載り量情報が設定される。また、3枚目の挿入ページの前ページのトナー載り量情報は100%であり、次ページである6ページ目のトナー載り量情報200%より小さい。このため、3枚目の挿入ページのダミートナー載り量には2枚目の挿入ページと同じ100%が設定される。
次に、9ページ目の後ろの4枚目の挿入ページのダミートナー載り量情報にも100%が設定される。ここでは、挿入ページの前ページである9ページ目のトナー載り量が100%であり、次ページである10ページ目のトナー載り量が200%よりも小さい。このため、4枚目の挿入ページのダミートナー載り量には9ページ目と同じ100%が設定される。
以上、図14のダミートナー載り量情報生成フローに基づいたトナー載り量情報をプリントコントローラ302に転送すれば、第一の実施形態の図10と同様の定着温度制御フローによって図15のような挿入紙設定時に適した定着温度制御が可能となる。
<第三の実施形態>
挿入紙設定では挿入紙として、印刷ページと異なる用紙の種類(色紙やインデックス紙などのタイプ)を用いる場合がある。また、一般に印刷用紙が定着器を通過する際に用紙が定着器の熱を奪うことで定着器の温度が低下するが、定着器の温度低下の度合いは用紙タイプによって異なることが知られている。特に、インデックス紙のように厚紙が定着器を通過する場合の温度の低下の影響は大きいため、印刷ページごとの定着温度制御を実施する上で考慮しなければならない。そこで、第三の実施形態では、挿入紙の用紙タイプに応じたダミーのトナー載り量情報を生成し定着温度制御を実行する方法について説明する。
[用紙タイプごとのダミートナー載り量情報の生成フロー]
図16は、挿入紙の用紙タイプに対する定着器の温度低下の度合いと、定着温度低下に伴うダミートナー載り量情報の補正量の関係の一例を示す図である。図16のように、挿入紙の用紙タイプごとに定着器320の温度低下度合いが異なることを考慮した、第二の実施形態で生成した挿入ページのダミートナー載り量情報の補正量が決定できる。この補正量は、用紙タイプと画像形成装置101の定着器320の特性により決定される。図16に示す補正量の情報は、予め定義され、記憶手段307に保持されているものとする。
図17は、第三の実施形態に係るダミートナー載り量情報フローである。本処理フローは、システムコントローラ301の備えるCPU304の制御のもと判断、実行される。
S1701〜S1705は、第二の実施形態の図14のS1401〜S1405と同様のフローであるため説明は省略する。
S1706にて、CPU304は、S1701〜S1705にて設定されたダミートナー載り量情報を用紙タイプによって補正する。例えば、図16で示したように用紙タイプごとに設定されたダミートナー載り量情報の補正量に基づき補正値を算出することができる。具体的には、挿入紙がインデックス詩である場合には、設定されたダミーのトナー載り量に対し、+20%の補正がかけられる。また挿入紙の用紙タイプの情報は、挿入紙設定時のユーザー入力などから指定を受け付けるものとする。
以上、用紙タイプによるダミートナー載り量情報をプリントコントローラ302に転送する。これにより、挿入ページが定着器320を通過する際に挿入紙により定着器の熱が奪われることによる温度低下に対応した定着温度制御が可能となる。
<その他の実施形態>
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (7)

  1. 画像を用紙に形成する画像形成部と、
    前記画像形成部により形成された前記画像を前記用紙に定着させる定着部と、
    複数ページの画像データを受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信された前記画像データにおける各ページのトナー載り量情報取得する取得手段と、
    前記取得手段にて取得された前記各ページのトナー載り量情報に基づいて、前記各ページの画像データに対応する画像を用紙に定着させる際の前記定着部の目標温度を設定し、当該設定した目標温度に従って前記定着部の温度を制御する制御手段
    を有し、
    前記制御手段は、前記受信手段により受信された前記複数ページの画像データにおけるNページ目の画像データに対応する画像が形成された第1の用紙N+1ページ目の画像データに対応する画像が形成された第2の用紙の間に、前記画像形成部により画像形成されない挿入紙が挿入され、前記第1の用紙、前記挿入紙、前記第2の用紙の順で用紙が前記定着部を通過する場合において、前記第1の用紙に対する前記定着部の目標温度を、前記取得手段にて取得された前記Nページ目の画像データのトナー載り量情報に基づいて設定し、前記第2の用紙に対する前記定着部の目標温度を、前記取得手段にて取得された前記N+1ページ目の画像データのトナー載り量情報に基づいて設定し、前記挿入紙に対する前記定着部の目標温度を、前記取得手段にて取得された前記Nページ目の画像データのトナー載り量情報および前記N+1ページ目の画像データのトナー載り量情報に基づいて設定することを特徴とする画像形成装置。
  2. 記制御手段は、前記Nページ目の画像データのトナー載り量情報と、前記N+1ページ目の画像データのトナー載り量情報の大小関係に基づいて、前記挿入紙が前記定着部を通過する際の温度を設定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、前記Nページに対して取得されたトナー載り量情報が前記N+1ページに対して取得されたトナー載り量情報よりも小さい場合には、前記Nページに対して取得されたトナー載り量に基づいて前記挿入紙に対する前記定着部の温度を設定し、
    前記Nページに対して取得されたトナー載り量情報が前記N+1ページに対して取得されたトナー載り量情報より大きい場合には、前記N+1ページに対して取得されたトナー載り量情報に基づいて前記挿入紙に対する前記定着部の温度を設定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 挿入紙の種類に応じて前記挿入紙に対する前記定着部の温度に対する補正量を定義した情報を保持する手段を更に有し、
    前記制御手段は、前記情報と挿入される挿入紙の種類に応じて、前記設定した前記挿入紙に対する前記定着部の温度を補正することを特徴とする請求項2または3に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、前記Nページに対する前記定着部の目標温度を、前記Nページに続く所定の数のページのトナー載り量情報に基づいて制御することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 画像を用紙に形成する画像形成部と、
    前記画像形成部により形成された前記画像を用紙に定着させる定着部と
    を備える画像形成装置の制御方法であって、
    複数ページの画像データを受信する受信工程と、
    前記受信工程にて受信された前記画像データにおける各ページのトナー載り量情報取得する取得工程と、
    前記取得工程にて取得された前記各ページのトナー載り量情報に基づいて、前記各ページの画像データに対応する画像を用紙に定着させる際の前記定着部の目標温度を設定し、当該設定した目標温度に従って前記定着部の温度を制御する制御工程
    を有し、
    前記制御工程において、前記受信工程にて受信された前記複数ページの画像データにおけるNページ目の画像データに対応する画像が形成された第1の用紙N+1ページ目の画像データに対応する画像が形成された第2の用紙の間に、前記画像形成部により画像形成されない挿入紙が挿入され、前記第1の用紙、前記挿入紙、前記第2の用紙の順で用紙が前記定着部を通過する場合において前記第1の用紙に対する前記定着部の目標温度を、前記取得工程にて取得された前記Nページ目の画像データのトナー載り量情報に基づいて設定し、前記第2の用紙に対する前記定着部の目標温度を、前記取得工程にて取得された前記N+1ページ目の画像データのトナー載り量情報に基づいて設定し、前記挿入紙に対する前記定着部の目標温度を、前記取得工程にて取得された前記Nページ目の画像データのトナー載り量情報および前記N+1ページ目の画像データのトナー載り量情報に基づいて設定することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  7. 画像を用紙に形成する画像形成部と、前記画像形成部により形成された前記画像を用紙に定着させる定着部とに接続されたコンピュータを、
    複数ページの画像データを受信する受信手段、
    前記受信手段により受信された前記画像データにおける各ページのトナー載り量情報取得する取得手段、
    前記取得手段にて取得された前記各ページのトナー載り量情報に基づいて、前記各ページの画像データに対応する画像を用紙に定着させる際の前記定着部の目標温度を設定し、当該設定した定着温度に従って前記定着部の温度を制御する制御手
    として機能させ、
    前記制御手段は、前記受信手段により受信された前記複数ページの画像データにおけるNページ目の画像データに対応する画像が形成された第1の用紙N+1ページ目の画像データに対応する画像が形成された第2の用紙の間に、前記画像形成部により画像形成されない挿入紙が挿入され、前記第1の用紙、前記挿入紙、前記第2の用紙の順で用紙が前記定着部を通過する場合において前記第1の用紙に対する前記定着部の目標温度を、前記取得手段にて取得された前記Nページ目の画像データのトナー載り量情報に基づいて設定し、前記第2の用紙に対する前記定着部の目標温度を、前記取得手段にて取得された前記N+1ページ目の画像データのトナー載り量情報に基づいて設定し、前記挿入紙に対する前記定着部の目標温度を、前記取得手段にて取得された前記Nページ目の画像データのトナー載り量情報および前記N+1ページ目の画像データのトナー載り量情報に基づいて設定することを特徴とするプログラム。
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