JP2005049523A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】画像形成装置100は、画像形成する転写材の剛性に関して高低の関係にある少なくとも第1、第2の画像形成モードを有し、より低剛性の転写材に画像形成するための第2の画像形成モードで画像形成する場合には、第1の画像形成モードで画像形成する場合に比べて、同一色相で濃度の相対的に低いトナーの使用比率を低くする構成とする。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、プリンタなどの電子写真方式、静電記録方式の画像形成装置に関するものであり、より詳細には、同一色相で濃度の異なるトナーの組み合わせを用いる画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
現在、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナーを用いる現像装置を具備したフルカラー画像形成装置が一般的に使用されている。
【0003】
一方、例えば特許文献1に開示されるように、同一色相で濃度の異なるトナーの組み合わせを用いる画像形成装置が提案されている。斯かる方式の画像形成装置は、これに限定されるものではないが、特に画像の低濃度部において顕著となる粒状感を低減し得るという利点を有する。図1は、斯かる方式の画像形成装置の断面模式図を示す。
【0004】
簡単に説明すると、図1に示すように、この画像形成装置100には、4つの画像形成ステーション1、2、3、4が並置されており、各画像形成ステーションにおいて電子写真方式を用いて像担持体である感光ドラム1a、2a、3a、4a上に形成したトナー像(可視像)を転写材Pに転写して画像を出力する。この時、各画像形成部には、第1現像装置(第1現像手段)1c1、2c1、3c1、4c1、第2現像装置(第2現像手段)1c2、2c2、3c2、4c2が設けられており、第1現像装置1c1〜4c1には、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色について、同一色相で濃度の相対的に低いトナー(以下「淡色トナー」という。)が装填され、第2現像装置1c2〜4c2には通常のトナー、即ち、淡色トナーに対して同一色相で濃度の相対的に高いトナー(以下「濃色トナー」という。)が装填されている。
【0005】
斯かる構成により、感光ドラム1a〜4a上に作成された静電像に、淡色トナー用である第1現像装置1c1〜4c1によりトナー像を形成し、このトナー像を1次転写部T1、T2、T3、T4にて中間転写ベルト12に1次転写する。更に、感光ドラム1a〜4a上に作成された静電像に、濃色トナー用である第2現像装置1c2〜4c2によりトナー像を形成する。そして、このトナー像を、上記の淡色トナーによるトナー像が形成されている中間転写ベルト12上に再び1次転写転写し、濃・淡色トナーによるトナー像を形成した後、このトナー像を2次転写部T’にて2次転写装置(2次転写ローラ)11によって転写材Pに2次転写する。トナー像が2次転写された転写材Pは、定着装置9に搬送され、ここでトナー像が加熱手段を備えた定着部材9a、加圧部材9bにより転写材P上に加熱、加圧された後、機外に排出される。
【0006】
ここで、例えば、リーダー部(原稿読み取り装置)20によって原稿Gをスキャンして、デジタル信号化して得た画像情報信号は、第1現像装置1c1〜4c1による淡色トナー画像形成と、第2現像装置1c2〜4c2による濃色トナー画像形成のために、それぞれ淡色トナー用ルックアップテーブル(以下「LUT」という。)、濃色トナー用LUTを用いて入力画像信号値(通常、0〜255の256レベル)から出力画像信号値(通常、0〜255の256レベル)への変換処理を行い、更に2値化したデータに基づいて露光装置1b〜4bを駆動する。
【0007】
淡色トナー用LUT、濃色トナー用LUTの一例をそれぞれ図5、図6に示す。図5及び図6に示すような淡色トナー用LUT、濃色トナー用LUTによると、入力画像信号値に対する淡色トナーと濃色トナーとの出力画像信号値の合計値が高くなる入力画像信号値の領域が広くなっている。即ち、一般に、濃・淡色トナーを用いる画像形成装置では、単位面積あたりの転写材P上トナーの量が比較的多くなる入力画像信号値領域が広くなることになる。
【0008】
【特許文献1】
特開2000−231279号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来、全ての転写材Pに対して一組のLUT(淡色トナー用LUT、濃色トナー用LUT)にしたがって画像形成するので、転写材Pの種類に拘わらず、一律トナーの量が多くなる。
【0010】
これにより、例えば通常用いる転写材Pである普通紙と比較して薄い紙など、低剛性の転写材Pに画像形成する場合に、定着装置においてトナー画像と定着部材9aとの粘着力によって転写材Pが定着部材9aに貼り付いて転写材Pの詰まりが発生したり、定着後にトナーの熱膨張・収縮による転写材Pのカールが悪化するといった問題が起こることがあった。
【0011】
従って、本発明の目的は、比較的に薄い紙などの低剛性の転写材に画像形成する場合であっても、定着部材への貼り付きによる転写材の詰まり防止し、又定着後の転写材のカールを低減させることのできる画像形成装置を提供することである。
【0012】
本発明の他の目的は、上記目的を達成しつつ、しかも低濃度部の粒状感を低減させることのできる画像形成装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的は本発明に係る画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、静電像が形成される1個以上の像担持体と、前記像担持体の静電像を可視像とするためのトナーを含む現像剤が装填された複数の現像装置と、を備え、前記複数の現像装置は、一つの現像装置に装填されたトナーと同一色相で濃度の異なるトナーが装填された現像装置を含み、前記同一色相で濃度の異なるトナーを組み合わせて画像形成可能で、前記像担持体上に形成された可視像を転写材に転写する画像形成装置において、画像形成する転写材の剛性に関して高低の関係にある少なくとも第1、第2の画像形成モードを有し、より低剛性の転写材に画像形成するための前記第2の画像形成モードで画像形成する場合には、前記第1の画像形成モードで画像形成する場合に比べて、同一色相で濃度の相対的に低いトナーの使用比率を低くすることを特徴とする画像形成装置。
【0014】
本発明の一実施態様によると、前記第2の画像形成モードで画像形成する場合には、前記第1の画像形成モードで画像形成する場合に比べて、同一色相で濃度の相対的に高いトナーを使用する入力画像信号値の領域を増加させる。又、他の実施態様によると、前記第2の画像形成モードで画像形成する場合には、前記第1の画像形成モードで画像形成する場合に比べて、転写材上のトナーの最大載り量を減少させる。更に、他の実施態様によると、前記第2の画像形成モードで画像形成する場合には、同一色相で濃度の相対的に高いトナーのみで画像形成する。
【0015】
本発明の一実施態様では、転写材の厚さが所定値より薄い場合、転写材の坪量が70g/m2以下である場合、転写材がOHPシートである場合のいずれか、又はこれらの組み合わせの場合に、前記第2の画像形成モードで画像形成する。そして、本発明の一実施態様では、画像形成装置は更に、転写材の種類を検知する検知手段を有し、前記第1、第2の画像形成モードを自動的に切り替えることができる。
【0016】
本発明の一実施態様によると、同一色相で濃度の異なる複数のトナーの組み合わせが2種類以上ある。備えられる複数の現像装置のうち4つの現像装置に装填されるトナーの分光特性がそれぞれシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックを表現するものであってよく、又、少なくとも2個の現像装置に装填されるトナーは、その中に含まれる顔料の分光特性が等しくその量が異なるものであってよい。同一色相で濃度の異なる複数のトナーの組み合わせにおける濃度の相対的に低いトナーは、転写材上でのトナー量が0.5mg/cm2につき光学濃度が1.0未満であるように顔料が調整されたものであってよく、濃度の相対的に高いトナーは、転写材上でのトナー量が0.5mg/cm2につき光学濃度が1.0以上であるように顔料が調整されたものであってよい。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る画像形成装置を図面に則して更に詳しく説明する。
【0018】
実施例1
本実施例では、本発明は、図1に示す基本構成を有する画像形成装置100において具現化される。画像形成装置100は、リーダー部20或いは装置本体に通信可能に接続されたパーソナルコンピュータなどの外部機器からの画像情報信号に応じて、プリンタ部10で転写材P、例えば、紙、OHPシートなどにフルカラーの画像を形成することができる。
【0019】
本実施例の画像形成装置100には、図1に示すように、複数の像形成手段として4つの画像形成ステーション1、2、3、4が紙送り方向に直列に並置されており、各画像形成ステーション1〜4は、それぞれ像担持体である円筒状の電子写真感光体(感光ドラム)1a、2a、3a、4a、像書き込み手段である露光装置(レーザ走査露光装置)1b、2b、3b、4b、現像手段である第1現像装置(第1現像手段)1c1、2c1、3c1、4c1、第2現像装置(第2現像手段)1c2、2c2、3c2、4c2、クリーニング手段であるクリーニング装置1d、2d、3d、4d、帯電手段であるコロナ帯電器1f、2f、3f、4f、及び1次転写手段である1次転写装置1e、2e、3e、4eを備えている。
【0020】
又、各画像形成ステーション1〜4の感光ドラム1a〜4aと1次転写装置1e〜4eとの間を通るように、中間転写体である中間転写ベルト12が図中矢印方向に移動可能に配置されている。
【0021】
本実施例では、第1現像装置1c1〜4c1には、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色について、転写材上のトナー量が0.5mg/cm2のときに定着後の光学濃度が0.8になるように設計されている淡色トナーを含む現像剤が装填され、第2現像装置1c2〜4c2には、転写材上のトナー量が0.5mg/cm2のときに定着後の光学濃度が1.6になるように設計されている濃色トナーを含む現像剤が装填されている。本実施例では、各現像装置1c1〜4c1、1c2〜4c2には、現像剤として、主にトナーとキャリアとを混合して成る2成分現像剤が装填されている。
【0022】
尚、同一色相で濃度の異なるトナーとは、通常樹脂と顔料とを基体とするトナーの中に含まれる発色成分(顔料)の分光特性が等しく、その量が異なるトナーをいう。そして、淡色トナーは、同一色相で濃度の異なるトナーの組み合わせのうち、濃度が相対的に低い方のものをいう。通常、淡色トナーは、転写材上でのトナー量が0.5mg/cm2につき光学濃度が1.0未満であるように顔料を調整しているトナーとし、濃色トナーは、転写材上でのトナー量が0.5mg/cm2につき光学濃度が1.0以上であるように顔料を調整しているトナーとする。又、ここで同一色相とは、発色成分(顔料)の分光特性が同一であるものをいうが、厳密に同一でなくても、一般的にマゼンタ、シアン、イエロー、ブラックなどのように、通常の色概念上同一色と呼べる範囲とする。
【0023】
本実施例では、感光ドラム1a〜4aの図中矢印にて示す回転方向に関して、第1現像装置1c1〜4c1が第2現像装置1c2〜4c2の上流側にそれぞれ配設されている。
【0024】
本実施例の画像形成装置100における動作の基本的なフローチャートを図3に示す。画像形成装置100は、画質優先モードと速度優先モードの2つの画像形成モードを備えている。基本的には、速度優先モードに設定されており、オペレータの操作により画質優先モードに変更することができる。
【0025】
画像形成がスタートすると(S1)、画像形成モードが上記何れのモードかを判断し(S2)、速度優先モードのときには(S3)、第2現像装置1c2〜4c2により濃色トナーによる画像形成を行い(S4)、画像を出力する(S5)。
【0026】
一方、S2にて画質優先モードが選択されたときには(S6)、詳しくは後述するように、使用する転写材Pの種類に対応するLUT(濃・淡色トナー用LUTの組み合わせ)を選択した後(S7)、第1現像装置1c1〜4c1による淡色トナー画像形成(S8(1),S8(2))と、第2現像装置1c2〜4c2による濃色トナー画像形成を行い(S9(1),S9(2))、画像を出力する(S5)。
【0027】
尚、本実施例では、転写材の種類として通常の転写材と、低剛性の転写材との2種類に分け、それぞれの転写材に対して濃・淡色トナー用LUTの組み合わせを異ならせる。
【0028】
ここで、低剛性の転写材は、画像形成装置100において通常用いられる普通紙などの転写材に対して相対的に剛性が低いものであって、典型的には、1平方メートルあたり約70g以下である薄紙に相当する。本実施例では、通常用いられる転写材は、秤量70〜105g/m2の紙(普通紙)を言うものとする。一方、低剛性の転写材は、秤量70g/m2以下の紙(薄紙)を言うものとする。但し、これに限定されるものではなく、紙種の、例えばその秤量値(g/m2)による境界は、定着部材9aへの貼り付き、転写材のカールの発生し易さなどに鑑みて当業者が任意に設定し得るものである。又、より細かく区分し、それぞれに対して濃・淡色トナー用LUTの組み合わせを設定してもよい。
【0029】
低剛性の転写材は、薄紙に限定されるものではなく、例えば通常用いられる転写材と比較して、定着部材への貼り付き、或いは定着後のカールの悪化が懸念される、少なくとも定着部において通常用いられる転写材より剛性の低い、任意の転写材を包含する。
【0030】
例えば、濃・淡色トナー用LUTの組み合わせを変更する後述の薄紙モードは、薄紙に限らず、コシの低い紙、或いは加熱すると剛性の低下するOHPシートなどに適用してもよい。
【0031】
ここで、図2を参照して、本実施例の画像形成装置100の制御態様について説明する。本実施例では、装置本体に設けられた制御部(CPU)101が画像形成装置の基本制御を行う。制御部101には制御プログラムが書き込まれた記憶部102が接続されている。プリンタ部10には、上記画像形成ステーション1〜4などの装置各部を動作させるためのモータ、クラッチ、センサなどの各負荷が接続されている。制御部101は制御プログラムの内容に従って、これら各負荷を制御し、画像形成動作を実行させる。記憶部102はまた、画像データ、画像形成装置の動作モード設定などを記憶する。又、制御部101には操作部103が接続されており、この操作部103で各種設定の入力、装置状態の表示などを行う。更に、制御部101には、原稿画像をデジタルデータに変換するリーダー部20と、デジタルデータに対して画像処理を行う画像処理部(画像処理ブロック)104が接続されている。ネットワークを介して接続されたホストPCなどの外部機器とのデータ入出力を行うインターフェースが更に設けられていても良い。
【0032】
尚、転写材Pの種類は、操作部103或いは装置本体に接続された外部機器の入力手段(以下「操作部」と総称する。)からオペレータが入力するようにしてもよいし、或いは転写材Pの収容部若しくは搬送経路に転写材種類検知手段(転写材種センサ)15として転写材Pの厚さを検知するセンサを設けて、自動的に転写材Pの種類を判別するようにしてもよい。
【0033】
リーダー部20は、原稿画像情報を光電変換し、RGB(赤、緑、青)に色分解された画像信号をリーダー部20内のA/D変換装置でデジタル値に変換し、制御部101に画像データとして転送する。制御部101は、操作部103からの入力に応じて速度優先モードか画質優先モードかを決定し、又操作部103からの入力若しくは転写材種センサ15の出力に対応して普通紙モードか薄紙モードかを決定する。そして、制御部101は、画像処理部104に画像データを転送すると共に、決定した画像形成モードに応じてLUTの選択信号を画像処理部104に対して出力する。画像処理部104は、画像形成モードに応じてLUTを選択的に使用し、詳しくは後述するように転送されてきた画像データを変換処理し、画像データを記憶部102に一旦記憶させる。制御部101は、記憶部102に記憶された画像データをプリンタ部10に送信し、画像形成を実行させる。
【0034】
制御部101は、操作部103からのオペレータの指示に従って、速度優先モードか画質優先モードかの何れかを選択し、又、操作部103からのオペレータの指示に従い若しくは転写材種センサ15の出力に従って普通紙モードと薄紙モードとを選択する画像形成モード選択手段として機能する。更に、制御部101は、画像処理部104或いは記憶部102に記憶された複数の濃・淡色トナー用LUTの組み合わせを選択するLUT選択手段として機能する。
【0035】
1)速度優先モード
ここで、オペレータが、速度優先モードを選択した場合についての動作を更に説明する。
【0036】
先ず、リーダー部20の原稿台ガラス20a上に載置された原稿Gをスキャンし、原稿情報をCCD13により電気的信号に変換し、A/D変換装置(図示せず。)によりデジタル信号化する。
【0037】
デジタル信号化されたデータを画像処理ブロックで加工し、RGB信号をCMYK信号に色変換した後、ガンマ補正を行い、濃色トナー用LUT変換を行った後、最後に2値化を行う。その2値化された画像データを、露光装置1b〜4bのレーザドライバに転送し、レーザを駆動させ画像形成を行う。
【0038】
本実施例の画像形成装置100は、画像メモリを4色分具備しており、1回のリーダースキャンで4色分の2値化後の画像データをストアできる。
【0039】
予めコロナ帯電器1f〜4fで表面が帯電された感光ドラム1a〜4a上に、レーザ露光により形成された静電像を、濃色トナー用である第2現像装置1c2〜4c2によりトナー像として現像する。このトナー像を、1次転写部T1、T2、T3、T4にて1次転写装置1e〜4eにより中間転写ベルト12に1次転写し、給紙カセット13から搬送されてきた転写材P上に2次転写部T’にて2次転写装置11によって2次転写した後、この転写材Pを定着装置9に搬送し、ここで定着部材9a、加圧部材9bにより加熱、加圧することにより定着し機外に排紙する。尚、1次転写工程後に、感光ドラム1a〜4aの表面に残留したトナー(転写残トナー)は、クリーニング1d〜4dにより除去される。
【0040】
本実施例の画像形成装置100では、速度優先モード時には30cmp(1分間当たりA4サイズ用紙を30枚画像出力)を達成している。しかし、低濃度部における1ドットの粒状感はやや大きくなっている。
【0041】
2)画質優先モード
次に、画質優先モードを選択したときの動作について説明する。上述のように、本実施例では、使用する転写材Pによって選択するLUTが異なるが、全体としてのフローは同じである。図4にその画像信号の流れを示す。
【0042】
2−1)普通紙モード(第1の画像形成モード)
普通紙モードでの画像信号の流れを説明する。
【0043】
先ず、リーダー部20の原稿台ガラス20a上に載置された原稿Gをスキャンし(S11)、原稿情報をCCD13により電気的信号に変換し(S12)、A/D変換装置(図示せず。)によりデジタル信号化する(S13)。デジタル信号化されたデータを画像処理ブロックで加工し(S14)、RGB信号をCMYK信号に色変換した後(S15)、ガンマ補正(S16)、淡色トナー用LUT変換処理を行う(S17)。
【0044】
図5に普通紙モードでの淡色トナー用LUTを示す。普通紙モードの淡色トナー用LUTは、後述する濃色トナーの出力画像信号が発生しはじめる入力画像信号値(約128)まで入力画像信号値に応じて出力画像信号値が上昇し、そこから減少するように設定する。
【0045】
最後に2値化を行い(S18)、その2値化された画像データを画像メモリとして(S19)、D/A変換し(S20)、レーザドライバに転送し(S21)、レーザを駆動させ画像形成を行う。
【0046】
レーザ露光により感光ドラム1a〜4a上に形成された静電像を、淡色トナー用である第1現像装置1c1〜4c1によりトナー像として現像する。こうして形成されたトナー像を1次転写装置1e〜4eにより、中間転写ベルト12に1次転写する。
【0047】
このように、淡色トナー用LUT変換処理を行うことにより、読み取り画像信号の低濃度部においては、淡色トナーが積極的に用いられることになる。つまり、低濃度部においては、1ドットの濃度が低くなり、2値画像の欠点であった1ドットの粒状度を低減することが可能となる。
【0048】
次に、2回目の原稿スキャンを行う(S22)。本実施例の画像形成装置100においては、2回目の画像形成時には、メモリの都合上、再度リーダースキャンを行う必要がある。2回目のスキャン時の画像信号は、1回目とガンマ補正までは同様に処理される(S23〜S27)。その次に、濃色トナー用LUT変換処理を行い(S28)、2値化する(S29)。その2値化された画像データを画像メモリとして(S30)、D/A変換し(S31)、レーザドライバに転送し(S32)、レーザを駆動させ画像形成を行う。
【0049】
図6に普通紙モードでの濃色トナー用LUTを示す。上述のように、普通紙モードの濃色トナー用LUTは、入力画像信号値が約128程度から出力画像信号が発生しはじめる設定となっている。
【0050】
レーザ露光により感光ドラム1a〜4a上に作成された静電像に、濃色トナー用である第2現像装置1c2〜4c2によりトナー像として現像する。こうして形成されたトナー像を1次転写装置1e〜4eにより、淡色トナーによるトナー像が形成されている中間転写ベルト12上に再び1次転写し、濃・淡色トナーによるトナー像を形成した後、給紙カセット13から給紙されてきた転写材Pに2次転写装置11によって2次転写し、定着装置9により定着し、排紙する。
【0051】
上記のようにして、濃・淡色トナーによる画像形成が可能となる。上記淡色トナー用LUT、濃色トナー用LUTを用いることにより、濃淡2種類のトナーを混合させて、マゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの階調を再現する。普通紙モードでの作像時のトナー載り量は、図7に示すようになる。
【0052】
2−2)薄紙モード(第2の画像形成モード)
次に、薄紙モードでの画像信号の流れを説明する。
【0053】
一般的に、剛性の低い転写材P、例えば、通常1平方メートルあたり約70g以下である薄紙に画像比率の高い(トナーの載り量の多い)画像を形成すると、転写材Pのコシが、トナーの定着部材9aの表面への粘着力に負けて、転写材Pが定着部材9aに貼り付いて、転写材Pの詰まりが発生しやすい。
【0054】
又、定着直後には転写材Pは下方向にカールし(画像形成した転写材Pの画像面とは反対側に丸まる)、トナー像も熱膨張により転写材Pの下方向のカールを助長するように働く。一方、定着後しばらく放置すると、今度は逆にトナー像は冷えて、収縮が始まり逆向きの上方向のカール(画像形成した転写材Pの画像面側に丸まる)に転じる。
【0055】
本発明者の検討により、これらの現象は転写材P上のトナーの載り量が増えればより顕著になることが分かった。そこで、本実施例では、低剛性の転写材Pに画像形成する時はトナーの載り量が減るように、淡色トナーの使用量を減らし、濃色トナーを使用する入力信号値の領域を広げる設定とする。
【0056】
以下に画像信号の流れを説明する。基本的な画像信号の流れは上記普通紙モードにおける画像形成時と同じであるが、図4中のS17及びS28の処理を行う時に用いるLUTが異なる。
【0057】
S17で用いる薄紙モードでの淡色トナー用LUTを図8に、S28で用いる薄紙モードでの濃色トナー用LUTを図9に示す。
【0058】
図8に示すように、本実施例では、普通紙モードに比べて、薄紙モードでは、淡色トナーの出力信号値を低くする。又、図9に示すように、普通紙モード時に比べて、濃色トナーの出力画像信号が発生する入力信号値の領域を広くする。
【0059】
つまり、本実施例では、薄紙モードで用いる淡色トナー用LUTは、濃色トナーの出力信号が発生しはじめる、普通紙モードと比較して低い入力画像信号値(約70)まで、入力画像信号値に応じて出力画像信号値が上昇し、より低い出力画像信号値から減少しはじめるように設定する。
【0060】
こうして、淡色トナーの消費量を抑え、濃色トナーの使用比率を高めて、転写材P上のトナー載り量を減少させることができる。図10に、薄紙モードでの作像時のトナー載り量を示す。
【0061】
これにより、本実施例では、トナー載り量を少なくする、即ち、淡トナーの比率を低めることにより、低剛性の転写材Pで問題となる転写材Pの定着部材9aへの貼り付きを防止し、転写材Pのカールを低減させることができる。しかも、本実施例の構成によれば、同一色相で濃度の異なるトナーの組み合わせを用いることによる特に顕著な利点である、低濃度部の粒状感を低減させることをも同時に達成することができる。
【0062】
実施例2
次に、本発明の他の実施例について説明する。本実施例の画像形成装置100の基本的な構成や動作の基本的なフローは実施例1にて図1〜4を参照して説明したものに準ずる。従って、実施例1の画像形成装置100と同一若しくは相当する構成、作用を有する要素には同一符号を付し、詳しい説明は省略する。
【0063】
以下に、本実施例にて最も特徴的な、画質優先モードにおいて薄紙に画像形成する場合に用いるLUTについて説明する。図11に薄紙モードでの淡色トナー用LUTを、図12に薄紙モードでの濃色トナー用LUTを示す。
【0064】
本実施例では、図11に示すように、普通紙モード時(図5)に比べて、薄紙モードには、淡色トナーの出力信号値を低くする。又、図12に示すように、普通紙モード時(図6)に比べて、濃色トナーの出力信号が発生する入力信号値の領域を広くし、且つ、濃色トナーの出力信号値も低くする。
【0065】
つまり、本実施例では、薄紙モードで用いる淡色トナー用LUTは、濃色トナーの出力信号が発生しはじめる、普通紙モードと同じ入力画像信号値(約128)まで入力画像信号値に応じて出力画像信号値が上昇し、そこから減少するように設定するが、出力画像信号値の最大値を下げる(約64)。一方、本実施例では、薄紙モードで用いる濃色トナー用LUTは、普通紙モードと比較して低い入力画像信号値(約96)から出力信号値が発生しはじめるようにすると共に、出力画像信号値の最大値をも低下(約128)させる。
【0066】
その結果、普通紙画像形成モードに対して相対的に濃色トナーを使用する頻度が高くなり、転写材P上のトナーの載り量は、全ての入力画像信号値の領域において減少することになる。図13に、本実施例における、薄紙モードでの作像時のトナー載り量を示す。
【0067】
以上、本実施例の構成によれば、全ての入力画像信号領域においてトナー載り量を少なくすることができ、低剛性の転写材Pで問題となる転写材Pの定着部材9aへの貼り付きを防止し、転写材Pのカールを低減させることができる。しかも、同一色相で濃度の異なるトナーの組み合わせを用いることによる特に顕著な利点である、低濃度部の粒状感を低減させることをも達成することができる。
【0068】
実施例3
上述のように、同一色相で濃度の異なるトナーの組み合わせを用いる画質優先モードでは、特に、低濃度部の粒状感を低減させ得るという利点がある。
【0069】
しかし、転写材Pの定着部材9aへの貼り付き、或いは転写材Pのカールの悪化が発生し易い低剛性の転写材Pを用いる場合には、斯かる諸問題の発生の防止の目的で、上記速度優先モードと同様に、淡色トナーを使用しないで濃色トナーのみで画像形成しても良い。図14に、本実施例における薄紙モード(実質的に上記速度優先モードと同一)で用いるLUT(濃色トナー用LUT)を示す。又、図15に、本実施例における、薄紙モードでの作像時のトナー載り量を示す。
【0070】
これにより、全入力画像信号値の領域で転写材P上のトナーの載り量を必要最小限にすることができ、低剛性の転写材Pで問題となる転写材Pの定着部材9aへの貼り付きを防止し、転写材Pのカールを低減させることができる。
【0071】
以上、本発明をいくつかの具体例に即して説明したが、本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、本発明の精神から逸脱することなく、種々の変更が可能であることを理解されたい。
【0072】
例えば、上記各実施例においては、画像形成装置100は、1つの感光ドラム1a〜4aに対して、濃淡それぞれのトナーを用いて現像を行う構成であるが、本発明はこの構成に限定されるものではなく、濃色トナーだけを用いて作像する感光ドラムと淡色トナーだけを用いて作像する感光ドラムを備える画像形成装置においても、本発明を等しく適用することができる。
【0073】
又、上記各実施例では、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色について淡色トナーと濃色トナーとを用いるものとして説明したが、例えば、マゼンタ及びシアンについてのみ淡色トナーと濃色トナーを用いる構成としてもよい。マゼンタとシアンに対して濃色トナーと淡色トナーとを用いた場合には、一般に粒状性の低減を達成し得ることが知られている。
【0074】
又、現像剤は、主にトナーとキャリアとを混合させて用いる2成分現像剤を用いても、実質的にトナーのみの1成分現像剤を用いてもよい。
【0075】
更に、転写部の構成についても、感光ドラム1a〜4a上の画像を中間転写ベルト12を介して転写材Pに転写する構成だけでなく、感光ドラム1a〜4aから直接転写材Pに転写する構成の画像形成装置においても、本発明は等しく適用可能である。
【0076】
本発明を適用し得る画像形成装置の他のいくつかの例を以下に挙げる。
【0077】
図16に示すタンデム型の画像形成装置は、6つの像担持体1a、2a、3a、4a、5a、6aに、それぞれ異なる分光特性の現像剤を装填した現像装置31、32、33、34、35、36を対応させ、それらを直列に配置し、露光装置1b、2b、3b、4b、5b、6bで画像書き込みを行うものである。この方式であれば、4色の画像形成装置をベースに考えた場合においても、画像の出力速度は同じにすることが可能なため、生産性重視のタイプと言える。
【0078】
一方で、図17に示す1つの像担持体1aに対して6個の現像装置31、32、33、34、35、36(淡色マゼンタ、淡色シアン、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)を対応させた画像形成装置では、現像装置31〜36は、これら現像装置を担持したロータリ部(回転体)30を回転することにより、現像装置を切り替えながら現像を行う。従って、像担持体1に形成された各色毎の画像を中間転写体12に1次転写し、中間転写体12上で多重転写を行い、6色すべて転写し終わった段階で、給紙装置13などから送給される転写材に2次転写装置11の作用の下に2次転写する構成をとっている。このように構成することで、スペースを最小限にしながら6色画像を出力することが可能になっている。
【0079】
図1に示すタイプの画像形成装置は、上記図16、図17で示すタイプの折衷案の形である。つまり、このタイプの画像形成装置は、直列に配列された複数の像担持体に対してそれぞれ2個の現像装置を対応させた構成とされ、両者の特徴をバランスよく組み合わせた画像形成装置であり、小型、安価、高速のニーズを満たすものである。
【0080】
更に、図18に示すタイプの画像形成装置は、2つの像担持体1a、2aに対してそれぞれ、3個の現像装置31、32、33(マゼンタ、淡色マゼンタ、イエロー);34、35、36(シアン、淡色シアン、ブラック)を備えたロータリ(回転体)30A、30Bを配置し、回転体30A、30Bを回転することにより、現像装置を切り替えながら現像を行う。そして、像担持体1a、2aに形成された各色の画像を中間転写体12に一次転写し、中間転写体12上で多重転写を行い、6色すべて転写し終わった段階で、給紙装置13などから送給される転写材に2次転写装置11の作用の下に2次転写する構成とされる。このタイプの画像形成装置は、図1に示すタイプの画像形成装置の構成にて、更に、露光−現像間の距離を一定にすることで更なる高画質化を図っている。
【0081】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、比較的に薄い紙などの低剛性の転写材に画像形成する場合であっても、定着部材への貼り付きによる転写材の詰まり防止し、又定着後の転写材のカールを低減させることができる。本発明によれば、上記作用効果を奏しつつ、しかも底濃度部の粒状感を低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用し得る画像形成装置の一例を示す概略断面図である。
【図2】本発明に従う画像形成動作の概略制御ブロック図である。
【図3】本発明の一実施例における画像形成動作の流れを示すフロー図である。
【図4】本発明の一実施例における画質優先モードでの画像信号の流れを示すフロー図である。
【図5】本発明の一実施例における普通紙モードでの淡色トナー用LUTを模式的に示すグラフ図である。
【図6】本発明の一実施例における普通紙モードでの濃色トナー用LUTを模式的に示すグラフ図である。
【図7】本発明の一実施例における普通紙モードでの入力信号と転写材上トナー載り量の関係を模式的に示すグラフ図である。
【図8】本発明の一実施例における薄紙モードでの淡色トナー用LUTを模式的に示すグラフ図である。
【図9】本発明の一実施例における薄紙モードでの濃色トナー用LUTを模式的に示すグラフ図である。
【図10】本発明の一実施例における薄紙モードでの入力信号と転写材上トナー載り量の関係を模式的に示すグラフ図である。
【図11】本発明の他の実施例における薄紙モードでの淡色トナー用LUTを示すグラフ図である。
【図12】本発明他の実施例における薄紙モードでの濃色トナー用LUTを模式的に示すグラフ図である。
【図13】本発明の他の実施例における薄紙モードでの入力信号とトナー載り量の関係を示すグラフ図である。
【図14】本発明の更に他の実施例における薄紙モードでの濃色トナー用LUTを模式的に示すグラフ図である。
【図15】本発明の更に他の実施例における薄紙モードでの入力信号とトナー載り量の関係を示すグラフ図である。
【図16】本発明を適用し得る画像形成装置の他の例を示す概略断面図である。
【図17】本発明を適用し得る画像形成装置の他の例を示す概略断面図である。
【図18】本発明を適用し得る画像形成装置の他の例を示す概略断面図である。
【符号の説明】
1a,2a,3a,4a 感光ドラム(像担持体)
1c1,2c1,3c1,4c1 現像装置(第1現像装置)
1c2,2c2,3c2,4c2 現像装置(第2現像装置)
12 中間転写ベルト(中間転写体)
9 定着装置
100 画像形成装置
P 転写材
Claims (12)
- 静電像が形成される1個以上の像担持体と、前記像担持体の静電像を可視像とするためのトナーを含む現像剤が装填された複数の現像装置と、を備え、前記複数の現像装置は、一つの現像装置に装填されたトナーと同一色相で濃度の異なるトナーが装填された現像装置を含み、前記同一色相で濃度の異なるトナーを組み合わせて画像形成可能で、前記像担持体上に形成された可視像を転写材に転写する画像形成装置において、
画像形成する転写材の剛性に関して高低の関係にある少なくとも第1、第2の画像形成モードを有し、
より低剛性の転写材に画像形成するための前記第2の画像形成モードで画像形成する場合には、前記第1の画像形成モードで画像形成する場合に比べて、同一色相で濃度の相対的に低いトナーの使用比率を低くすることを特徴とする画像形成装置。 - 前記第2の画像形成モードで画像形成する場合には、前記第1の画像形成モードで画像形成する場合に比べて、同一色相で濃度の相対的に高いトナーを使用する入力画像信号値の領域を増加させることを特徴とする請求項1の画像形成装置。
- 前記第2の画像形成モードで画像形成する場合には、前記第1の画像形成モードで画像形成する場合に比べて、転写材上のトナーの最大載り量を減少させることを特徴とする請求項1又は2の画像形成装置。
- 前記第2の画像形成モードで画像形成する場合には、同一色相で濃度の相対的に高いトナーのみで画像形成することを特徴とする請求項1の画像形成装置。
- 転写材の厚さが所定値より薄い場合に、前記第2の画像形成モードで画像形成することを特徴とする請求項1〜4のいずれかの項に記載の画像形成装置。
- 転写材の坪量が70g/m2以下である場合に、前記第2の画像形成モードで画像形成することを特徴とする請求項5の画像形成装置。
- 転写材がOHPシートである場合に、前記第2の画像形成モードで画像形成することを特徴とする請求項1〜4のいずれかの項に記載の画像形成装置。
- 更に、転写材の種類を検知する検知手段を有し、前記第1、第2の画像形成モードを自動的に切り替えることを特徴とする請求項1〜7のいずれかの項に記載の画像形成装置。
- 同一色相で濃度の異なる複数のトナーの組み合わせが2種類以上あることを特徴とする請求項1〜8のいずれかの項に記載の画像形成装置。
- 備えられる複数の現像装置のうち4つの現像装置に装填されるトナーの分光特性がそれぞれシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックを表現するものであることを特徴とする請求項1〜9のいずれかの項に記載の画像形成装置。
- 少なくとも2個の現像装置に装填されるトナーは、その中に含まれる顔料の分光特性が等しくその量が異なるものであることを特徴とする請求項1〜10のいずれかの項に記載の画像形成装置。
- 同一色相で濃度の異なる複数のトナーの組み合わせにおける濃度の相対的に低いトナーは、転写材上でのトナー量が0.5mg/cm2につき光学濃度が1.0未満であるように顔料が調整され、濃度の相対的に高いトナーは、転写材上でのトナー量が0.5mg/cm2につき光学濃度が1.0以上であるように顔料が調整されることを特徴とする請求項11の画像形成装置。
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