JP2000338739A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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JP2000338739A
JP2000338739A JP11146140A JP14614099A JP2000338739A JP 2000338739 A JP2000338739 A JP 2000338739A JP 11146140 A JP11146140 A JP 11146140A JP 14614099 A JP14614099 A JP 14614099A JP 2000338739 A JP2000338739 A JP 2000338739A
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image forming
color
toner
electrostatic latent
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JP11146140A
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English (en)
Inventor
Yoichi Shimazawa
耀一 嶋澤
Hideo Matsuda
英男 松田
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2個の感光体はカラー画像形成時にのみ使用
するだけであり、カラー画像形成よりも使用頻度の高い
白黒画像形成時には一方の感光体しか使用されておら
ず、2個の感光体を備えているのもかかわらず、白黒画
像形成時の処理能力を向上させることができなかった。 【解決手段】 中間転写ベルト13を挟み第1及び第2
感光体15,16を配設し、第1及び第2感光体15,
16の静電潜像を黒色のトナーでそれぞれ現像する第1
及び第2ブラック現像装置21A,21Bを配設し、中
間転写ベルト13に転写されたトナー像をそれぞれ記録
紙に転写する転写手段とを配設している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像情報に基づい
て画像を記録再現する画像形成装置に関し、特に2個の
感光体を備えたカラー画像形成装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、カラー画像形成装置であるカラー
複写機,カラープリンタにおいては、感光体を1個備
え、この1個の感光体に対してイエロー,マゼンタ,シ
アン,ブラックの4色の現像器を切り換えて順次作用さ
せ、画像形成プロセスを4回繰り返すことにより多色画
像を形成する多回転プロセスのカラー画像形成装置、及
び、感光体と現像器とを含む画像形成ステーションをイ
エロー,マゼンタ,シアン,ブラックの色毎に4個備え
たタンデム型のカラー画像形成装置が主流であった。
【0003】上述の1個の感光体によりカラー画像を得
るものにおいては、小型であるが単位時間当たりのプリ
ント枚数が少ないという問題点を有し、後述の4個の画
像形成ステーションを備えたものにおいては、単位時間
当たりのプリント枚数は多いものの、各画像形成ステー
ション毎に帯電器やレーザスキャナユニット等の作像プ
ロセス機器が必要なため装置の大型化やコストアップと
いう問題点を有していた。
【0004】そこで、前述の多回転プロセスの装置に比
べて単位時間当たりのプリント枚数が多く、かつ、タン
デム型の装置よりも、小型化、低価格化が図れるカラー
画像形成装置として2個の感光体を備えたものがあっ
た。
【0005】この2個の感光体を備えたカラー画像形成
装置としては、特開平2−12273号公報に開示され
たように、2個の感光体に第1色、第2色に対応したト
ナー像を形成して転写ドラム上の用紙に順次転写し、次
いで、それぞれの感光体上に形成された第3色、第4色
に対応したトナー像を、用紙の第1色、第2色のトナー
像の上に重ね合わせて転写し、その後、このトナー像を
用紙に定着して多色のカラー画像を形成するものがあっ
た。
【0006】また、特開平4−204871号公報及び
特開平10−177286号公報に開示されたように、
2個の感光体に第1色、第2色に対応したトナー像を形
成して中間転写ベルトに順次転写し、次いで、それぞれ
の感光体上に形成された第3色、第4色に対応したトナ
ー像を、中間転写ベルトの第1色、第2色のトナー像の
上に重ね合わせて転写し、このトナー像を用紙に転写・
定着して多色のカラー画像を形成するものがあった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記の2個の感光体を
備えたカラー画像形成装置においては、カラー画像形成
時の単位時間当たりのプリント枚数を増加させることが
できるとともに、4個の感光体を備えたタンデム型のカ
ラー画像形成装置に比べ小型化を図ることが可能となっ
ているが、2個の感光体はカラー画像形成時にのみ使用
するだけであり、カラー画像形成よりも使用頻度の高い
白黒画像形成時には一方の感光体しか使用されておら
ず、2個の感光体を備えているのもかかわらず、白黒画
像形成時の処理能力を向上させることができなかった。
【0008】本発明は上記の問題に鑑みなされたもので
あり、2個の感光体を備えたカラー画像形成装置におい
て、例えば、白黒画像形成時に2個の感光体の両方を用
いて画像形成を行うことにより、白黒画像形成時の処理
能力を向上させることを目的としたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1及び第2
感光体を備え、各感光体毎に当該感光体表面を露光して
画像データに基づいた静電潜像を形成する露光手段と、
感光体表面に形成された静電潜像を各色毎に現像してト
ナー像とする複数の現像手段とが配設され、これら第1
及び第2感光体上に形成した各色のトナー像を転写媒体
上に重畳して転写しカラートナー像を得るカラー画像形
成装置において、上記第1及び第2感光体の静電潜像を
同色のトナーでそれぞれ現像する第1及び第2現像手段
を配設している。
【0010】従って、第1及び第2感光体の両方を用い
て同色のトナー像を形成し、同時に同色の画像形成を行
うことができ、画像形成時間を短縮することができる。
【0011】本発明の転写媒体は、感光体上のトナー像
が転写される2個の張架ローラに張架された無端状の中
間転写ベルトにより形成され、該中間転写ベルトを挟み
第1及び第2感光体をそれぞれ配設し、上記第1及び第
2現像装置により第1及び第2感光体に形成されたトナ
ー像をそれぞれ中間転写ベルトに転写する中間転写手段
を配設し、該中間転写ベルトに転写されたトナー像をそ
れぞれ記録紙に転写する転写手段とを配設している。
【0012】従って、第1及び第2感光体の両方を用い
て同色のトナー像を形成し、同時に同色の2枚の画像形
成を行うことができ、画像形成時間を短縮することがで
きる。
【0013】本発明は、第1及び第2感光体に同一の画
像データに基づいた静電潜像をそれぞれ形成し、この静
電潜像を第1及び第2現像手段でそれぞれ現像するよう
制御する制御手段を備えている。
【0014】従って、同一の画像データに基づく複数部
数の画像形成を第1及び第2感光体で同時に行うことが
でき、画像形成時間を短縮することができる。
【0015】本発明は、第1及び第2感光体に異なる画
像データに基づいた静電潜像をそれぞれ形成し、この静
電潜像を第1及び第2現像手段でそれぞれ現像するよう
制御する制御手段を備えている。
【0016】従って、異なる画像データ、例えば、複数
頁の画像データの異なる頁の画像形成を第1及び第2感
光体で同時に行うことができ、画像形成時間を短縮する
ことができる。
【0017】本発明は、コピー、プリンタ、FAXに対
応する各モードを備え、同時に2種類のモードによる画
像形成動作を受けた場合、第1感光体で一方のモードに
よる画像形成動作を行い、第2感光体で他方のモードに
よる画像形成動作を行うよう画像形成動作を制御する制
御手段を備えている。
【0018】従って、2種類のモードによる画像形成動
作を第1及び第2感光体で同時に行うことができ、画像
形成時間を短縮することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】まず、図1を用いて本発明のカラ
ー画像形成装置であるデジタルカラー複写機の実施形態
の構成を説明する。図1はデジタルカラー複写機の概略
断面図である。
【0020】このデジタルカラー複写機1は、主に本体
部2と、本体部2の上部に配置されたスキャナ部3とか
らなる。
【0021】まず、スキャナ部3の構成から説明する
と、スキャナ部3は、原稿が載置される原稿台4を有
し、原稿台4上に載置された原稿の画像を、原稿台4の
下方に配設された露光装置5にて原稿の画像を読み取り
電気信号に変更するようになっている。
【0022】この露光装置5は、原稿台4の下面に沿っ
て平行に往復移動する第1走査ユニット6,第2走査ユ
ニット7と、光学レンズ8と、光電変換素子であるCC
Dラインセンサ9とを有している。
【0023】第1走査ユニット6は、原稿画像表面を露
光する露光ランプ6aと、原稿からの反射光像を所定の
方向に向かって偏向する第1ミラー6bとを有し、原稿
台4の下面に対して一定の距離を保ちながら所定の走査
速度で平行に往復移動するものである。
【0024】第2走査ユニット7は、第1走査ユニット
6の第1ミラー6bにより偏向された原稿からの反射光
像をさらに所定の方向に向かって偏向する第2及び第3
ミラー7a,7bとを有し、第1走査ユニット6と一定
の速度関係を保って平行に往復移動するものである。
【0025】光学レンズ8は、第2走査ユニット7の第
3ミラー7bにより偏向された原稿からの反射光像を縮
小し、縮小された光像をCCDラインセンサ9上の所定
位置に結像させるものである。
【0026】CCDラインセンサ9は、結像された光像
を順次光電変換して電気信号として出力するものであ
る。CCDラインセンサ9は、白黒画像あるいはカラー
画像を読み取り、R(赤)、G(緑)、B(青)の各色
成分に色分解したラインデータを出力することのできる
3ラインのカラーCCDである。このCCDラインセン
サ9により電気信号に変換された原稿画像情報は、さら
に、図2に示す後述の画像処理部に転送されて所定の画
像データ処理が施される。
【0027】また、本デジタルカラー複写機1において
は、スキャナ部3に両面自動原稿送り装置(RADF:
Reversing Autmatic Docume
ntFeeder)10が搭載されている。RADF1
0は、原稿台4の上面に原稿台4に対して開閉可能な状
態で支持され、原稿台4の原稿載置面に対して所定の位
置関係をもって装着されている。
【0028】RADF10は、まず、原稿の一方の面が
原稿台4の所定位置において露光装置5に対向するよう
原稿を搬送し、この一方の面についての画像読み取りが
終了した後に、他方の面が原稿台4の所定位置において
露光装置5に対向するよう原稿を反転して原稿台4に向
かって搬送するようになっている。
【0029】また、RADF10は、1枚の原稿につい
て両面の画像読み取りが終了した後にこの原稿を排出
し、次の原稿についての両面搬送動作を実行する。な
お、このような原稿の搬送及び表裏反転の動作は、複写
機全体の動作に関連して制御されるものである。
【0030】次に、本体部2について説明する。本体部
2は、内部に画像形成部11を備えており、その上面に
は操作パネル(図示せず)が設けられている。
【0031】画像形成部11は、図1に示すように、張
架ローラである駆動ローラ12a及び従動ローラ12b
に中間転写ベルト13が張架されてなるベルトユニット
14が垂直方向に対し所定角度をもって斜めに配設され
ており、このベルトユニット14の左右両側すなわち中
間転写ベルト13を間に挟んだ状態でこの中間転写ベル
ト13の両側にドラム状の第1感光体15及び第2感光
体16とが配設されている。
【0032】この図中において中間転写ベルト13の左
方に配設された第1感光体15は、イエローとマゼン
タ、及びブラックの画像形成を行う第1画像形成プロセ
ス部を構成するものであり、図中矢印B方向に回転す
る。
【0033】この第1感光体15の周囲には、第1感光
体15を帯電させるための帯電器17と、第1感光体1
5の表面を図2の画像処理部より送出される画像信号を
基に露光してイエロー,マゼンタ及びブラックに対応し
た静電潜像を形成する第1レーザスキャナユニット(L
SU)18と、第1感光体15上に形成された静電潜像
を現像剤(トナー)を可視化する装置であって、イエロ
ーのトナーを収容したイエロー現像装置19と、マゼン
タのトナーを収容したマゼンタ現像装置20と、ブラッ
クのトナーを収容した第1ブラック現像装置21Aと、
第1感光体15上に残留するトナーを掻き取るクリーニ
ング装置22とが設けられている。
【0034】ここで、イエロー現像装置19は、トナー
の色まじりが生じても目立たないように、マゼンタ現像
装置20及び第1ブラック現像装置21Aよりも回転方
向上流側に配設されている。
【0035】上記第1LSU18は、画像データに応じ
て変調されたドット光を発する半導体レーザ素子(図示
せず)と、半導体レーザ素子からのレーザ光を主走査方
向に偏向させるためのポリゴンミラー18aと、偏向さ
れたレーザ光を第1感光体15表面に結像させるfθレ
ンズ18bと、反射ミラー18cとから構成されてい
る。ここで、第1LSU18は、カラー画像形成時、イ
エローに対応する静電潜像及びマゼンタに対応する静電
潜像を順次形成する一方、白黒画像形成時は、ブラック
に対応する静電潜像を形成する。
【0036】この図中において中間転写ベルト13の右
方に配設された第2感光体16は、ブラックとシアンの
画像形成を行う第2画像形成プロセス部を構成するもの
であり、図中矢印C方向に回転する。
【0037】この第2感光体16の周囲にも上記第1感
光体15と同様に、帯電器23と、ブラックとシアンに
対応した静電潜像を形成する第2LSU24と、ブラッ
クのトナーを有する第2ブラック現像装置21Bと、シ
アンのトナーを有するシアン現像装置25と、クリーニ
ング装置26とが設けられている。
【0038】上記第2LSU24は、第1LSU18と
同様に、ポリゴンミラー24aと、fθレンズ24b
と、反射ミラー24cとから構成されている。ここで、
第2LSU24は、カラー画像形成時、シアンに対応す
る静電潜像及びブラックに対応する静電潜像を順次形成
する一方、白黒画像形成時は、ブラックに対応する静電
潜像のみを形成する。
【0039】なお、各現像装置における現像方式は、各
感光体と接触して現像を行う接触現像方式、あるいは、
感光体と接触せずに現像を行う非接触現像方式のどちら
であってもよい。但し、接触現像方式の場合、現像装置
を感光体に対して接離させる機構、あるいは、現像装置
に対してトナーを出し入れするシャッタなどの機構が必
要となるため、コスト面及び設計の自由度の点から非接
触現像方式の方が望ましい。
【0040】ベルトユニット14における中間転写ベル
ト13の裏面側であって、各感光体15,16と対向し
た位置には、転写器27,28がそれぞれ設けられてお
り、これら転写器27,28にて、各感光体15,16
に形成されたトナー像が中間転写ベルト13へと転写さ
れる。
【0041】そして、本デジタルカラー複写機1におい
ては、ベルトユニット14の上下方向両側に、中間転写
ベルト13表面のトナー像を用紙へと転写させる主転写
搬送部材(二次転写手段)29Aと副転写搬送部材(二
次転写手段)29Bが設けられるとともに、各転写搬送
部材29A,29Bの用紙搬送方向下流側に、当該転写
搬送部材29A,29Bにて転写された用紙上のトナー
像を定着させるための主定着装置30A及び副定着装置
30Bがそれぞれ配設されている。
【0042】上記主転写搬送部材29A及び副転写搬送
部材29Bは、何れも、一対の張架ローラ29a,29
b間に搬送ベルト29cが張架された構造で、張架ロー
ラ29aを支点として張架ローラ29bが揺動すること
で、中間転写ベルト13に対して接離可能に設けられて
いる。
【0043】張架ローラ29bは中間転写ベルト13上
のトナー像を用紙へと転写させる転写ローラでもあり、
中間転写ベルト13から用紙へと画像を転写する場合の
み、張架ローラ29b側が中間転写ベルト13表面に近
接される。
【0044】上記画像形成部11の下部側、及び、上部
側には、用紙を主転写搬送部材29Aあるいは副転写搬
送部材29Bへとそれぞれ供給する用紙供給部が配設さ
れている。
【0045】下部側に配置された主の用紙供給部には、
A4サイズ以下の用紙を収容する用紙カセット31a
と、より大きなA3あるいはB4サイズの用紙を収容す
る用紙カセット31bとが備えられ、これらの用紙カセ
ット31a,31b内から給紙された用紙が、ピックア
ップローラ32と給紙ローラ33とで一枚ずつ分離給紙
され、ペーパーガイド34に沿って搬送される。搬送路
における主転写搬送部材29Aの前段には中間転写ベル
ト13上のトナー像位置と用紙の位置とを合わせるため
のタイミングを図るレジストローラ対35Aが設けられ
ている。
【0046】一方、上部側に位置する副の用紙供給部に
は、A4サイズ以下の用紙を収容する用紙カセット31
cが備えられ、この用紙カセット31cから給紙された
用紙が、ピックアップローラ32と給紙ローラ33とで
一枚ずつ分離給紙され、副転写搬送部材29Bの前段に
配設されたレジストローラ対35Bへと搬送される。
【0047】主転写搬送部材29Aのさらに用紙搬送方
向下流側には、用紙上に転写された画像を定着させるた
めの主定着装置30Aと、主定着装置30Aで処理され
た用紙を排出する排紙ローラ36Aと、排紙ローラ36
Aにて排出された用紙が排紙される主排紙トレイ37A
とが設けられている。
【0048】同様に、副転写搬送部材29Bのさらに用
紙搬送方向下流側には、用紙上に転写されたトナー像を
定着させるための副定着装置30Bと、副定着装置30
Bで処理された用紙を排出する排紙ローラ36Bと、排
紙ローラ36Bにて排出された用紙が排紙される副排紙
トレイ37Bとが設けられている。
【0049】なお、中間転写ベルト13の図中矢印Bの
回転方向に対して各転写搬送部材29A,29Bの下流
側には、中間転写ベルト13に付着した用紙を剥離する
ための用紙剥離爪(図示せず)や、転写が終了した後の
中間転写ベルト13表面にクリーニングブレードを圧接
させて、中間転写ベルト13表面の残留トナーをクリー
ニングするためのクリーニング装置38,39が設けら
れている。
【0050】次に、画像処理部について図2とともに説
明する。図2は、画像処理部の構成を示すブロック図で
ある。
【0051】画像処理部は、主に、画像データ入力部4
0と、画像データ処理部41と、画像データ出力部42
と、遅延用半導体メモリ43と、中央処理装置(CP
U)44と、外部インターフェイス部46,47とから
構成されている。
【0052】画像データ入力部40は、白黒原稿あるい
はカラー原稿画像を読み取り、RGBの色成分に色分解
したラインデータを出力できる3ラインのカラーCCD
40aと、カラーCCD40aにて読み取られたライン
データのライン画像レベルを補正するシェーディング補
正回路40bと、3ラインのカラーCCD40aにて読
み取られた画像ラインデータのずれを補正するラインバ
ッファなどのライン合わせ部40cと、3ラインのカラ
ーCCD40aから出力される各色のラインデータの色
データを補正するセンサ色補正部40dと、各画素の信
号の変化にめりはりを持たせるよう補正するMTF補正
部40eと、画像の明暗を補正して視感度補正を行うγ
補正部40fとからなる。
【0053】画像データ処理部41は、画像データ入力
部40から入力されるカラー画像信号であるRGB信号
よりモノクロデータを生成するモノクロデータ生成部4
1a(白黒原稿時)と、RGB信号を本デジタルカラー
複写機1が搭載する画像形成部11に対応したYMC信
号に変換し、また、クロック変換する入力処理部41b
と、入力された画像データが文字部なのか網点写真なの
か印画紙写真なのかで領域をそれぞれ分離する領域分離
部41cと、入力処理部41aからYMC信号に基づい
て下色除去処理を行いカラー画像における黒を生成する
黒生成部41dと、各色変換テーブルに基づいて入力さ
れた画像情報を倍率変換するズーム処理回路41fと、
空間フィルタ41gと、多値誤差拡散や多値ディサなど
の階調性を表現するための中間調処理部41hと、外部
インターフェイス47から入力されるプリントデータの
入力部となるプリントデータ入力部41iとからなって
いる。
【0054】ここで、上記した色補正回路41eと、ズ
ーム処理回路41fと、空間フィルタ41gと、プリン
トデータ入力部41iと、中間調処理部41hとは、第
1及び第2画像形成プロセス部に対応して2系統設けら
れている。
【0055】また、モノクロデータ生成部41aにて生
成されたモノクロデータは、通常は、第1画像形成プロ
セス部の第1LSU18へとデータ出力する。すなわ
ち、図において、左側のズーム処理回路41fに入力さ
れるだけであるが、第1感光体15,第2感光体16の
両方を使って白黒画像形成を行う場合は、第1LSU1
8,第2LSU24の両方にモノクロデータが入力され
るように、第2画像形成プロセス部の第2LSU24へ
とデータ出力する図における右側のズーム処理回路41
fにも入力される。
【0056】画像データ出力部42は、第1及び第2画
像形成プロセス部に対応して、中間調処理部41hから
送出される各色の画像データの出力タイミングを調整す
る2つのラインメモリバッファ42aと、中間調処理部
41hから送出される各色の画像データのパルス幅変調
を行う2つのレーザコントロールユニット42bと、こ
れらレーザコントロールユニット42bから出力される
各色の画像信号に応じたパルス幅変調信号に基づいてレ
ーザ記録を行う前述の2つの第1LSU18,第2LS
U24からなる。
【0057】遅延用半導体メモリ43は、2つの画像形
成プロセス部間で画像の形成位置がずれることを防止す
るために備えられており、該メモリ43に各色の画像デ
ータを一旦記憶させ、それぞれ時間をずらせて第1LS
U18,第2LSU24に画像データを送ることで露光
開始のタイミング調整して、中間転写ベルト13上で各
第1LSU18,第2LSU24にて形成された画像同
士が一致することとなる。
【0058】中央処理装置(CPU)44は、画像デー
タ入力部40と、画像データ処理部41と、画像データ
出力部42と、外部インターフェイス部46,47と、
遅延用半導体メモリ43を所定のシーケンスに基づいて
コントロールするものである。
【0059】外部インターフェイス46は、デジタルカ
ラー複写機1とは別に設けられた外部の画像入力処理装
置(通信携帯端末,デジタルカメラ,デジタルビデオカ
メラ等)からの画像データを受け入れるための通信イン
ターフェイス手段である。なお、この外部インターフェ
イス46から入力される画像データも、一旦画像データ
処理部41に入力して色空間補正などを行うことでデジ
タルカラー複写機1の画像形成部11で取り扱うことの
できるデータレベルに変換された後、上記と同様に画像
データ出力部42へと出力される。
【0060】外部インターフェイス47は、パーソナル
コンピュータなどにより作成された画像データを入力す
るプリンタインターフェイスであり、また、FAX受信
した画像データを受け入れるための色黒またはカラーF
AXインターフェイスである。
【0061】この外部インターフェイス47から入力さ
れる画像データは、すでにCMYK信号であるので、画
像データ処理部41における空間フィルタ41gの後に
配置されたプリントデータ入力部41iから入力され、
中間調処理部41hなどの処理が施された後、画像デー
タ出力部42へと出力される。
【0062】外部インターフェイス47から入力データ
がカラーの場合は、YMCKの色毎に所定の処理系統に
入力される。つまり、マゼンタ及びイエローの画像デー
タは、第1画像形成プロセス部の第1LSU18に繋が
る図において左側のプリンとデータ入力部41iに入力
され、一方、シアン及びブラックの画像データは、第2
画像形成プロセス部の第2LSU24に繋がる図におい
て右側のプリントデータ入力部41iに入力される。
【0063】これに対し、外部インターフェイス47か
らの入力データが白黒の場合は、プリンタインターフェ
イスからの入力であれば、のラインを通じて、第1画
像形成プロセス部の第1LSU18に繋がる図において
左側のプリントデータ入力部41iに入力され、一方、
FAXインターフェイスからの入力であれば、のライ
ンを通じて、第2画像形成プロセス部の第2LSU24
に繋がる図において右側のプリントデータ入力部41i
に入力される。
【0064】上記構成のデジタルカラー複写機1におけ
る動作を以下に説明する。
【0065】まず、カラーコピー(カラー画像形成)の
動作を説明する。
【0066】露光装置5は、原稿の読み取りにあたり、
合計2回のスキャンを行う。1回目のスキャン動作で読
み取られた画像は、光学レンズ8を介してCCDライン
センサ9(40a)に光像として結像され、CCDライ
ンセンサ9はこれをRGBに対応した画像信号に光電変
換して、図2の画像処理部へと送出される。
【0067】画像処理部において前述の画像処理が施さ
れることで、第1画像形成プロセス部の第1LSU18
はイエローの画像データに基づいてレーザ光を照射し、
第2画像形成プロセス部の第2LSU24はブラックの
画像データに基づいてレーザ光を照射する。これら第1
LSU18,第2LSU24の書き込みは、中間転写ベ
ルト13表面で互いの転写位置が一致するように予め定
められたタイミングで行われる。
【0068】第1感光体15及び第2感光体16は、
B,C方向への回転移動に伴って各帯電器17,23と
の対向位置を通過する際に、その表面が均一に帯電され
ており、この帯電面に各第1LSU18,第2LSU2
4からレーザ光が照射されることで、第1感光体15に
はイエローに対応した静電潜像、もう一方の第2感光体
16にはブラックに対応した静電潜像がそれぞれ形成さ
れる。
【0069】そして、第1感光体15上のイエローの静
電潜像は、第1感光体15の回転に伴ってイエロー現像
装置19との対向位置を通過する際に、イエロートナー
が付与されて可視化されイエロートナー像となる。この
イエロートナー像は、転写器27との対向位置を通過す
る際に、転写器27の作用で中間転写ベルト13へと転
写される。
【0070】一方、第2感光体16上のブラックに対応
した静電潜像も、上記と同様に、第2ブラック現像装置
21bとの対向位置を通過する際に可視化されブラック
トナー像となり、転写器28との対向位置を通過する際
に、転写器28の作用で中間転写ベルト13へと転写さ
れる。
【0071】前述したように、これら第1LSU18,
第2LSU24の書き込みタイミングが、中間転写ベル
ト13表面で互いの転写位置が一致するように予め定め
られているので、第2感光体16から、転写されるブラ
ックトナー像は、先に中間転写ベルト13に転写されて
いるイエロートナー像の上に重畳して転写される。
【0072】上記露光装置5は、1回目のスキャンが終
了すると、元の位置まで復帰し、復帰後、2回目のスキ
ャンを行う。2回目のスキャン動作にて読み取られた画
像情報を基にして、第1画像形成プロセス部の第1LS
U18からはマゼンタの画像データに基づいて変調され
たレーザ光が照射され、第2画像形成プロセス部の第2
LSU24からはシアンの画像データに基づいて変調さ
れたレーザ光が照射される。これら各第1LSU18,
第2LSU24の各書き込みのタイミングは、1回目の
スキャンと同じである。
【0073】第1感光体15及び第2感光体16の各表
面は、B,C方向への回転移動に伴い各帯電器17,2
3との対向位置を通過する際に均一に帯電され、この帯
電面に各第1LSU18、24からの光が照射されるこ
とで、第1感光体15にはマゼンタに対応した静電潜
像、もう一方の第2感光体16にはシアンの静電潜像が
それぞれ形成される。
【0074】そして、第1感光体15上のマゼンタの静
電潜像は、マゼンタ現像装置20との対向位置を通過す
る際に可視化されマゼンタトナー像となり、このマゼン
タトナー像は、転写器27との対向位置を通過する際
に、転写器27の作用で中間転写ベルト13へと転写さ
れる。ここで、マゼンタトナー像は、先に重ねて転写さ
れているイエロー及びブラックのトナー像の上に重ねて
転写される。
【0075】また、第2感光体16上のシアンの静電潜
像も、上記と同様に、シアン現像装置25との対向位置
を通過する際に可視化されシアントナー像となり、転写
器28との対向位置を通過する際に、転写器28の作用
で中間転写ベルト13上へと転写される。
【0076】ここでも、シアントナー像は、イエロー及
びブラックのトナー像の上に重ねて転写されたマゼンタ
トナー像の上にさらに重ねて転写される。これにより、
4色の各トナー像が積層されてなる4層構造のトナー像
が中間転写ベルト13表面に形成される。
【0077】なお、各感光体15,16は、表面に形成
された各色のトナー像を中間転写ベルト13に転写する
度に、クリーニング装置22,26によってクリーニン
グされ、必要に応じて図示しない除電器により除電さ
れ、次の画像形成に備える。
【0078】このようにして、中間転写ベルト13上に
重ね合わされて転写された4層構造の画像は、中間転写
ベルト13の回転に伴って、主転写搬送部材29Aの近
傍まで搬送され、主転写搬送部材29Aとの対向位置を
通過する際に、用紙カセット31aあるいは用紙カセッ
ト31bより給紙された用紙に、主転写搬送部材29A
の転写作用によって転写される。
【0079】主転写搬送部材29Aは、通常は中間転写
ベルト13から離間した位置にて待機しているが、中間
転写ベルト13が2回転して積層トナー像が完成する
と、積層トナー像の用紙への転写を可能とすべく、中間
転写ベルト13へ当接される。
【0080】続いて、上記トナー像の転写された用紙
は、主転写搬送部材29Aの搬送作用で主定着装置30
Aに搬送され、主定着装置30Aにて転写画像が用紙に
定着され、降るカラー画像となる。その後、排紙ローラ
36Aによって用紙が主排紙トレイ37Aに排紙され
る。
【0081】次に、白黒コピー(白黒画像形成)の動作
について説明する。
【0082】白黒コピーにおいては、通常の白黒コピー
と、同じ画像を多枚数コピーする場合とで、モードが異
なる。
【0083】通常の色黒コピーモードでは、露光装置5
は1回のスキャンを行うが、スキャン動作で読み取られ
た画像情報より、図2の画像処理部41のモノクロデー
タ生成部41にてモノクロデータが生成される。生成さ
れたモノクロデータは、通常通りの第1画像形成プロセ
ス部の第1LSU18に繋がる左側系統のズーム処理回
路41fから入力される。
【0084】これにて、第1LSU18は、第1感光体
15上にモノクロデータを基にブラックに対応した静電
潜像を形成し、これが、第1ブラック現像装置21Aに
て現像されてブラックトナー像となる。このブラックト
ナー像は、転写器27との対向面で中間転写ベルト13
表面へと転写され、その後、主転写搬送部材29Aとの
対向位置を通過する際に、用紙カセット31aあるいは
用紙カセット31bより給紙された用紙に主転写搬送部
材29Aの転写作用によって転写される。
【0085】その後、画像の転写された用紙は、主転写
搬送部材29Aの搬送作用で主定着装置30Aに搬送さ
れ、主定着装置30Aにて転写画像が用紙に定着され、
排紙ローラ36Aによって主排紙トレイ37A上に排出
される。
【0086】一方、同じ画像を多数枚数コピーするコピ
ーモードでは、露光装置5のスキャン動作で読み取られ
た画像情報より、モノクロデータ生成部41にてモノク
ロデータが生成されるまでは同じであるが、生成された
モノクロデータは、通常通りの第1画像形成プロセス部
の第1LSU18に繋がる左側系統のズーム処理回路4
1fと、第2画像形成プロセス部の第2LSU24の繋
がる右側系統のズーム処理回路41fの両方に入力され
る。
【0087】これにて、第1LSU18及び第2LSU
24の両方が、モノクロデータを基に第1感光体15,
第2感光体16の両方に同じブラックに対応した静電潜
像を形成し、これが、各感光体15,16毎に備えられ
た第1ブラック現像装置21A,第2ブラック現像装置
21bに現像されてブラックトナー像となる。
【0088】各感光体15,16上に形成されたこれら
のブラックトナー像は、各転写器27,28との対向面
で中間転写ベルト13表面へとそれぞれ転写される。
【0089】このうち、第1画像形成プロセス部の第1
感光体15上より転写されたトナー像は、中間転写ベル
ト13の回転により、下方の主転写搬送部材29Aとの
対向位置を通過する際に、下部の用紙カセット31a,
31bより給紙された用紙に、主転写搬送部材29Aの
転写作用によって転写され、その後、主転写搬送部材2
9Aの搬送作用で主定着装置30Aに搬送され、主定着
装置30Aにて転写されたトナー像が用紙に定着され、
排紙ローラ36Aによって下段の主排紙トレイ37A上
に排紙される。
【0090】一方、第2画像形成プロセス部の第2感光
体16上より転写されたトナー像は、中間転写ベルト1
3の回転により、上方の副転写搬送部材29Bとの対向
位置を通過する際に、上部の用紙カセット31cより給
紙された用紙に、副転写搬送部材29Bの作用によって
転写される。その後、副転写搬送部材29Bの搬送作用
で副定着装置30Bに搬送され、副定着装置30Bにて
転写されたトナー像が用紙に定着され、排紙ローラ36
Bによって上段の副排紙トレイ37B上に排紙される。
【0091】また、プリンタ,FAX等の外部装置より
入力された多数頁の画像データを出力する場合には、多
数頁の画像データを一度記録装置に記録を行い、この記
録装置に記録された画像データが例えば20頁の画像デ
ータであるとすると、1〜10頁の画像データを第1画
像形成プロセス部で画像形成を行い、11〜20頁の画
像データを第2画像形成プロセス部で画像形成を行うこ
とにより、トータルの画像形成時間を短縮する。
【0092】すなわち、第1画像形成プロセス部で1頁
目の画像データに基づく画像形成処理を行い、この画像
形成処理と並行して、第2画像形成プロセス部で11頁
目の画像データに基づく画像形成処理を行う。
【0093】そして、各画像形成プロセス部での画像形
成処理が終了すると、主排紙トレイ37Aに1〜10頁
目の画像データが形成された用紙が排紙され、副排紙ト
レイ37Bに11〜20頁目の画像データが形成された
用紙が排出される。
【0094】さらに、このような多数頁の画像データに
基づき画像形成された用紙を1個の排紙トレイに排紙さ
せるためには、主排紙トレイ37Aに用紙を排紙させる
ための排紙ローラ36Aからの用紙を用紙カセット31
a,31bの下方を通り副排紙トレイ37Bへ搬送する
搬送路を形成することにより、単一の排紙トレイに全て
の用紙を排紙することを可能とすることができる。
【0095】この場合、画像形成後の用紙が頁順となる
ように、第2画像形成プロセス部で1頁目の画像データ
に基づく画像形成処理を行い、この画像形成処理と並行
して、第1画像形成プロセス部で2頁目の画像データに
基づく画像形成処理を行い、第2画像形成プロセス部で
画像形成された1頁目の用紙を搬送路を経由して副排紙
トレイ37Bに排紙し、その後、第1画像形成プロセス
部で画像形成された2頁目の用紙を副排紙トレイ37B
に排紙し、以後、第2画像形成プロセス部で画像形成さ
れ用紙と第1画像形成プロセス部で画像形成された用紙
とを交互に副排紙トレイ37Bに排紙することによっ
て、画像形成された面が下向きに排紙され画像形成後の
用紙は頁順に副排紙トレイ37Bに排紙されることな
る。
【0096】しかも、第1画像形成プロセス部で画像形
成された2頁目の用紙は搬送路を経由して副排紙トレイ
37Bに排紙されるので、第2画像形成プロセス部で画
像形成された1頁目の用紙の上に排紙され、自動的に頁
順に排紙されることとなる。
【0097】このように、第2画像形成プロセス部で
1,3,5…の奇数頁の画像形成を行い、第1画像形成
プロセス部で2,4,6…の偶数頁の画像形成を行うこ
とにより、多数頁の画像データを頁順に単一の排紙トレ
イに排紙することができる。
【0098】さらに、図3のフローチャートを用いて、
図2の外部インターフェイス47におけるFAXインタ
ーフェイスとプリンタインターフェイスの両方にて、デ
ータを受信した場合の処理の動作について説明する。
【0099】FAXインターフェイス及びプリンタイン
ターフェイスの両方にて、データを受信すると(S
1)、受信したデータがカラーデータであるかモノロク
データであるかを判断し(S2)、カラーデータであれ
ば、受信順に第1及び第2の画像形成プロセス部を用い
て、前述のコピーモードで説明した動作とほど同様の処
理でカラー画像形成を行う(S3)。
【0100】但し、ここでは、露光装置5による2回の
スキャン動作に代えて、外部インターフェイス47より
画像データが、図2の画像処理部41における所定の系
統のプリントデータ入力部41iに、最初にイエローと
ブラック、次にマゼンタとシアンといった順で2回に分
けて入力される。
【0101】一方、S2においてモノロクデータである
と判断すると、プリンタインターフェイスかFAXイン
ターフェイスかを判断し(S4)、プリンタインターフ
ェイスからの受信であれば、S5に進み、第1画像形成
プロセス部を用いて第1感光体15上にブラックトナー
像が形成され、このブラックトナー像は、主転写搬送部
材29A,主定着装置30Aにて定着され、主排紙トレ
イ37A上に排紙される(S5〜S7)。
【0102】このS5〜S7の動作が、全データのプリ
ントアウト完了を検出するまで繰り返される(S8)。
【0103】また、S4においてFAXインターフェイ
スからの受信であれば、S9に進み、第2画像形成プロ
セス部を用いて第2感光体16上にブラックトナー像が
形成され、このブラックトナー像は、副転写搬送部材2
9B,副定着装置30Bにて定着され、副排紙トレイ3
7B上に排紙される(S9〜S11)。
【0104】このS9〜S11の動作が、全データのプ
リントアウト完了を検出するまで繰り返される(S1
2)。
【0105】なお、ここでは、FAX受信とパーソナル
コンピュータからのプリントデータの受信を同時に受信
した場合について説明したが、例えば、白黒コピーを実
施中にFAXデータあるいはプリントデータを受信した
場合は、白黒コピーは、第1画像形成プロセス部の主転
写搬送部材29A,主定着装置30Aを用いて、主排紙
トレイ37A上に排紙されるようにし、FAXデータあ
るいはプリントデータを第2画像形成プロセス部の副転
写搬送部材29B,副定着装置30Bを用いて、副排紙
トレイ37B上に排紙されるようにする構成とすること
も可能である。
【0106】
【発明の効果】本発明は、第1及び第2感光体を備え、
各感光体毎に当該感光体表面を露光して画像データに基
づいた静電潜像を形成する露光手段と、感光体表面に形
成された静電潜像を各色毎に現像してトナー像とする複
数の現像手段とが配設され、これら第1及び第2感光体
上に形成した各色のトナー像を転写媒体上に重畳して転
写しカラートナー像を得るカラー画像形成装置におい
て、上記第1及び第2感光体の静電潜像を同色のトナー
でそれぞれ現像する第1及び第2現像手段を配設してい
るので、第1及び第2感光体の両方を用いて同色のトナ
ー像を形成し、同時に同色の画像形成を行うことがで
き、画像形成時間を短縮することができる。
【0107】本発明の転写媒体は、感光体上のトナー像
が転写される2個の張架ローラに張架された無端状の中
間転写ベルトにより形成され、該中間転写ベルトを挟み
第1及び第2感光体をそれぞれ配設し、上記第1及び第
2現像装置により第1及び第2感光体に形成されたトナ
ー像をそれぞれ中間転写ベルトに転写する中間転写手段
を配設し、該中間転写ベルトに転写されたトナー像をそ
れぞれ記録紙に転写する転写手段とを配設しているの
で、第1及び第2感光体の両方を用いて同色のトナー像
を形成し、同時に同色の2枚の画像形成を行うことがで
き、画像形成時間を短縮することができる。
【0108】本発明は、第1及び第2感光体に同一の画
像データに基づいた静電潜像をそれぞれ形成し、この静
電潜像を第1及び第2現像手段でそれぞれ現像するよう
制御する制御手段を備えているので、同一の画像データ
に基づく複数部数の画像形成を第1及び第2感光体で同
時に行うことができ、画像形成時間を短縮することがで
きる。
【0109】本発明は、第1及び第2感光体に異なる画
像データに基づいた静電潜像をそれぞれ形成し、この静
電潜像を第1及び第2現像手段でそれぞれ現像するよう
制御する制御手段を備えているので、異なる画像デー
タ、例えば、複数頁の画像データの異なる頁の画像形成
を第1及び第2感光体で同時に行うことができ、画像形
成時間を短縮することができる。
【0110】本発明は、コピー、プリンタ、FAXに対
応する各モードを備え、同時に2種類のモードによる画
像形成動作を受けた場合、第1感光体で一方のモードに
よる画像形成動作を行い、第2感光体で他方のモードに
よる画像形成動作を行うよう画像形成動作を制御する制
御手段を備えているので、2種類のモードによる画像形
成動作を第1及び第2感光体で同時に行うことができ、
画像形成時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカラー画像形成装置であるデジタルカ
ラー複写機の実施形態を示す概略断面図である。
【図2】図1のブロック図である。
【図3】本発明のデジタルカラー複写機のFAXインタ
ーフェイスとプリンタインターフェイスの両方にてデー
タを受信した際の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 デジタルカラー複写機 2 本体部 3 スキャナ部 5 露光装置 11 画像形成部 13 中間転写ベルト 15 第1感光体 16 第2感光体 19 イエロー現像装置 20 マゼンタ現像装置 21A 第1ブラック現像装置 21B 第2ブラック現像装置 25 シアン現像装置 27 転写器 28 転写器 29A 主転写搬送部材 29B 副転写搬送部材 30A 主定着装置 30B 副定着装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 EB04 EC20 ED01 ED08 ED24 EE07 EF06 EF09 FA28 FA30 ZA07 ZA08 2H030 AA06 AB02 AD06 AD12 AD13 BB02 BB23 BB42 BB46 BB63 2H032 AA05 BA01 BA03 BA09 BA23 CA12 2H071 BA27 DA08 DA09 DA15 DA31 EA18

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1及び第2感光体を備え、各感光体毎
    に当該感光体表面を露光して画像データに基づいた静電
    潜像を形成する露光手段と、感光体表面に形成された静
    電潜像を各色毎に現像してトナー像とする複数の現像手
    段とが配設され、これら第1及び第2感光体上に形成し
    た各色のトナー像を転写媒体上に重畳して転写しカラー
    トナー像を得るカラー画像形成装置において、 上記第1及び第2感光体の静電潜像を同色のトナーでそ
    れぞれ現像する第1及び第2現像手段を配設したことを
    特徴とするカラー画像形成装置。
  2. 【請求項2】 上記転写媒体は、感光体上のトナー像が
    転写される2個の張架ローラに張架された無端状の中間
    転写ベルトにより形成され、 該中間転写ベルトを挟み第1及び第2感光体をそれぞれ
    配設し、 上記第1及び第2現像装置により第1及び第2感光体に
    形成されたトナー像をそれぞれ中間転写ベルトに転写す
    る中間転写手段を配設し、 該中間転写ベルトに転写されたトナー像をそれぞれ記録
    紙に転写する転写手段とを配設したことを特徴とする請
    求項1記載のカラー画像形成装置。
  3. 【請求項3】 上記第1及び第2感光体に同一の画像デ
    ータに基づいた静電潜像をそれぞれ形成し、この静電潜
    像を第1及び第2現像手段でそれぞれ現像するよう制御
    する制御手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の
    カラー画像形成装置。
  4. 【請求項4】 上記第1及び第2感光体に異なる画像デ
    ータに基づいた静電潜像をそれぞれ形成し、この静電潜
    像を第1及び第2現像手段でそれぞれ現像するよう制御
    する制御手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の
    カラー画像形成装置。
  5. 【請求項5】 コピー、プリンタ、FAXに対応する各
    モードを備え、 同時に2種類のモードによる画像形成動作を受けた場
    合、第1感光体で一方のモードによる画像形成動作を行
    い、第2感光体で他方のモードによる画像形成動作を行
    うよう画像形成動作を制御する制御手段を備えたことを
    特徴とする請求項1記載のカラー画像形成装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006091782A (ja) * 2004-09-27 2006-04-06 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
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