JP3472467B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3472467B2
JP3472467B2 JP00521998A JP521998A JP3472467B2 JP 3472467 B2 JP3472467 B2 JP 3472467B2 JP 00521998 A JP00521998 A JP 00521998A JP 521998 A JP521998 A JP 521998A JP 3472467 B2 JP3472467 B2 JP 3472467B2
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一幸 大西
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばカラー原
稿などの画像情報を色分解して読み取り、この読み取ら
れた原稿の色分解画像情報に基づいて読取画像を記録再
現する記録部を備えたカラーデジタル複写機等の画像形
成装置に関するものであって、さらに詳しくは色分解さ
れた各色の画像情報に基づいて各色の画像を再生すると
共に、再生された各色の画像を正確に重ね合わせること
で読取画像を忠実に再現する画像形成装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来のカラー画像を形成するための画像
形成装置、例えばカラーデジタル複写機においては、ス
キャナ等から入力された原稿の色分解画像に対して所定
の画像処理を施した後、プリンタ部(印字部)からカラ
ー画像の出力を行っており、色分解されたカラー原稿画
像を各色毎に記録再現して所定の記録媒体上に重ね合わ
せることによりカラー画像として再現している。
【0003】しかしながら各色毎の色分解画像が重ね合
わされる際、仮に各色の色分解画像が正確に重ね合わさ
れないと、画像の色ずれが発生してしまい、もともとカ
ラー原稿画像が有している画像の特徴(画質)が忠実に
再現されないこととなる。
【0004】そこで、各色毎の画像が中間転写体等で精
度よく重なり合うようにレジスト制御ユニットを搭載し
て、装置が所定の状態にあるときに定期的にレジスト補
正を行い、原稿画像に近い画像表現を出力するための技
術が開発されており、特開昭63−43172号公報、
特開昭63−271275号公報、特開平6−2389
54号公報、及び特開平4−147280号公報が知ら
れている。
【0005】まず特開昭63−43172号では、転写
搬送ベルト21上に各色毎の測定用パターン像28B
K、28Y、28M、28Cを形成させると共に、この
各色毎の測定用パターン像28BK、28Y、28M、
28Cの通過を反射型センサ27にて検出し、各色毎の
測定用パターン像28BK、28Y、28M、28Cの
設定値とのずれを演算して各色毎の画像形成部における
書き出しタイミングを制御する構成が提案されている。
【0006】さらに設定値とのずれの演算方法として、
各色毎の測定用パターン像28BK、28Y、28M、
28Cの中で、黒画像記録部により形成された測定用パ
ターン像28BKを反射型センサ27が検出してから、
他の測定用パターン像28Y、28M、28Cをそれぞ
れ検出するまでのタイミングをカウントすることによ
り、各色の画像形成部における画像書き込みの位置ずれ
を検出する技術が示されている。
【0007】また、特開昭63−271275号におい
ては、転写搬送ベルト6a上に各色毎の画像形成ステー
ションにより測定用パターン像34、35を形成させる
と共に、この測定用パターン像(画像レジスターマーク
部)34、35の通過をセンサ(CCD)14、15に
て検出し、測定用パターン像34、35における各色の
画像形成ステーションでの画像形成位置ずれを演算し
て、各色毎の画像形成部における書き出しタイミング或
いは画像書き込み位置を調整する構成が提案されてい
る。
【0008】そして各画像形成ステーションにおける画
像形成位置ずれの演算方法として、センサ14、15に
よる各色毎の測定用パターン像34、35の検出タイミ
ングのずれをそれぞれカウントすることにより、各画像
形成ステーションにおける画像書き込みの位置ずれを検
出することが示されている。
【0009】また、特開平6−238954号において
は、カラー画像形成装置内に、任意の色に対して他の色
を縦横(主副走査)方向に1ドット、または数ドットず
つ順次ずらした複数の位置合わせ用パターン画像を記憶
させておき、このパターン画像を形成装置から出力し、
出力されたパターン画像の中で任意の色のパターン画像
(ライン画像)に対して他の色のパターン画像(ライン
画像)が一致しているタイミングの組番号を入力すれ
ば、その入力された組番号に基づいて各色の画像形成部
における画像書き込みタイミングの調整が行われるとい
う技術が提案されている。
【0010】さらに、特開平4−147280号公報に
おいては、露光装置により出力された特定パターンを検
出する検出手段と、特定パターンの各露光装置間の位置
ずれを演算する手段と、演算された位置ずれに基づいて
各露光装置の位置を制御する制御手段を有し、複数の露
光装置を厳格な機械精度で位置決めしなくても複数回の
潜像形成を繰り返し行う際に露光開始点がずれることや
色ずれを防止できる技術が提案されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】前述の通り、まず特開
昭63−43172号公報においては、転写搬送ベルト
21上に各色毎の測定用パターン像28BK、28Y、
28M、28Cを形成させると共に、この各色毎の測定
用パターン像28BK、28Y、28M、28Cの通過
を反射型センサ27にて検出し、各色毎の測定用パター
ン像28BK、28Y、28M、28Cの設定値とのず
れ(黒画像パターン像検出から他色の画像パターンを検
出するまでのカウント値)を演算して各色毎の画像形成
部における書き出しタイミングを制御する構成が提案さ
れており、各色の画像形成部における画像書き込みの位
置ずれを検出できるので、部品精度や組付けによる調整
を行わなくても、自動的に調整することができるという
点で有効なものである。
【0012】また、特開昭63−271275号におい
ては、転写搬送ベルト6a上に各色毎の画像形成ステー
ションにより測定用パターン像34、35を形成させる
と共に、この測定用パターン像(画像レジスターマーク
部)34、35の通過をセンサ(CCD)14、15に
て検出し、測定用パターン像34、35における各色の
画像形成ステーションでの画像形成位置ずれを演算し
て、各色毎の画像形成部における書き出しタイミング或
いは画像書き込み位置を調整する構成が提案されてお
り、きわめて簡単に画像間の位置ずれを補正できるとい
う点で有効なものである。
【0013】さらに、特開平4−147280号公報に
おいては、露光装置により出力された特定パターンを検
出する検出手段と、特定パターンの各露光装置間の位置
ずれを演算する手段と、演算された位置ずれに基づいて
各露光装置の位置を制御する制御手段を有し、複数の露
光装置を厳格な機械精度で位置決めしなくても複数回の
潜像形成を繰り返し行う際に露光開始点がずれることや
色ずれを防止できるという点で有効なものである。
【0014】しかしながら、これら公報に記載の技術内
容では、確実な画像位置ずれの補正が行われず、忠実な
カラー画像表現が得られない場合があり、例えば、画像
形成装置には各駆動部分(画像形成部分、および画像転
写部分)毎に駆動ムラは存在し、複数の測定パターン画
像を形成する段階、又は形成された複数のパターン画像
を検出する段階でそれぞれに影響を及ぼすことがあるこ
とから、結果として検出センサによる各パターン画像の
検出タイミング値(例えばカウント値)にも影響を与え
てしまい、適切な画像位置ずれの補正が行えないことが
あった。
【0015】また、特開平6−238954号において
は、カラー画像形成装置内に、任意の色に対して他の色
を縦横(主副走査)方向に1ドット、または数ドットず
つ順次ずらした複数の位置合わせ用パターン画像を記憶
させておき、このパターン画像を形成装置から出力し、
出力されたパターン画像の中で任意の色のパターン画像
(ライン画像)に対して他の色のパターン画像(ライン
画像)が一致しているタイミングの組番号を入力すれ
ば、その入力された組番号に基づいて各色の画像形成部
における画像書き込みタイミングの調整を行うことがで
き、製造時やドラム等の部品交換時において容易に調整
が可能であるという点で有効なものである。
【0016】しかしながら、同公報によれば、出力(印
字)されたテストパターンを人間の目により確認して、
その結果を確認した人に入力してもらう構成であり、手
慣れたオペレータにしか画質調整できず、また入力ミス
により無駄な印字をしてしまうといった問題があった。
【0017】本発明は上述の問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、簡単な構成で、転
写体のレジストレーションを精度よく安定して確実に行
うことのできる画像形成装置を提供することにある。
【0018】また本発明は、自動的にレジスト調整を行
い、ユーザーに対して負担を与えることがない画像形成
装置を提供することにある。
【0019】さらに、ただ自動化するだけでなく、レジ
ストレーションを自動調整する精度を向上でき、特別な
補正工程を設けることなく簡単な構成で、正確なレジス
ト調整を行うことのできる画像形成装置を提供するのを
目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上述した目的を解決する
ための本発明の画像形成装置は、色成分毎の色画像情報
を入力するための画像情報入力手段と、入力された色画
像情報毎に画像を形成するための複数の画像形成手段
と、該複数の画像形成手段で形成された各画像を転写す
るための転写手段と、該転写手段上に各画像の位置合わ
せのためのパターン画像を形成するためのパターン画像
形成手段と、該パターン画像を検出するためのパターン
画像検出手段と、該パターン画像検出手段による該パタ
ーン画像の検出タイミングに基づき、該複数の画像形成
手段で形成された各色画像を転写手段へ重ねあわせるタ
イミングを調整するための調整手段とを備えた画像形成
装置において、上記パターン画像検出手段は、上記転写
手段の主走査方向略両端部に、基準となる画像形成部に
より所定のタイミングで繰り返し形成されるパターン画
像と、調整しようとする画像形成部によりそれぞれが異
なるタイミングで形成されたパターン画像とをそれぞれ
形成させると共に、上記転写手段の主走査方向略両端部
において該パターン画像を検出すると検出信号を出力す
るための第1及び第2の検出手段とから構成され、該第
1および第2の検出手段の主走査ラインに対する検出タ
イミングのずれを補正するための第1のパターン画像を
出力するための第1の出力手段と、色成分毎の画像形成
手段における各画像形成位置を調整するための第2のパ
ターン画像を出力するための第2の出力手段とから構成
されていることを特徴とする。
【0021】
【0022】上述した構成の画像形成装置において、
1のパターン画像は、各画像形成部の中で転写手段表面
の光反射特性とは異なる光反射特性を有する顕像剤で形
成される。
【0023】また、上述した構成の画像形成装置におい
て、第2のパターン画像は、各画像形成部の中で転写手
段表面の光反射特性とは異なる光反射特性を有する顕像
剤で形成される。
【0024】また、上述した構成の画像形成装置におい
て、第1および第2の検出手段により第1のパターン画
像を検出した時に得られる検出信号から、それぞれの検
出手段における主走査ラインに対する検出タイミングの
ずれ量を補正データとして求める手段を備え、該検出手
段により第2のパターン画像を検出して各画像形成部に
おける画像書き込み開始タイミングを調整する際、該補
正データに基づき画像書き込み開始タイミングを確定
きる
【0025】また、上述した構成の画像形成装置におい
て、パターン画像形成手段は、第1および第2の画像検
出手段の主走査ラインに対する検出タイミングずれを補
正するための第1のパターン画像を出力した後、色成分
毎の画像形成手段における各画像形成手段間の距離を調
整するための第2のパターン画像を出力すると共に、各
画像形成部毎に画像書き込みタイミングが検出された
際、該検出手段の取り付け位置のずれ量に基づきタイミ
ング補正できる
【0026】また、上述した構成の画像形成装置におい
て、パターン画像形成手段は、第2のパターン画像を出
力した後に、第1および第2の画像検出手段の主走査ラ
インに対する検出タイミングずれを補正するための第1
のパターン画像を出力すると共に、各画像形成部におけ
る画像書き込みタイミングが検出された後、該検出手段
の取り付け位置ずれを考慮してタイミングを補正でき
【0027】また、上述した構成の画像形成装置におい
て、第1のパターン画像は基準となる画像形成手段によ
り形成され、転写手段上の略両端部において主走査方向
に対して略同一の位置関係にあり、第2のパターン画像
は基準となる画像形成手段により形成された1つのパタ
ーン画像と、調整する画像形成手段により形成されたそ
れぞれが形成タイミングの異なる複数のパターン画像と
からなる1組のパターン画像であり、転写手段上の略両
端部において主走査方向に対して略同一の位置関係にあ
る。
【0028】また、上述した構成の画像形成装置におい
て、第1のパターン画像は基準となる画像形成手段によ
り形成され、転写手段上の略両端部において主走査方向
に対して同一の位置関係にあり、第2のパターン画像
は、基準となる画像形成手段により所定のタイミングで
形成された内の1つのパターン画像と、調整する画像形
成手段により形成されたそれぞれが形成タイミングの異
なる複数のパターン画像の内の1つを組にした複数組か
らなるパターン画像であり、転写手段上の略両端部にお
いて主走査方向に対して略同一の位置関係にある。
【0029】さらに、上記画像形成装置において、画像
書き込みタイミング調整手段は、パターン画像検出手段
により、第1のパターン画像を検出して得られた補正デ
ータに基づき、2つの検出センサにより主走査方向にお
いて同一タイミングで検出されたパターン画像の形成タ
イミングを確認して各画像形成部における画像書き込み
開始タイミングを調整する。
【0030】さらに、上記画像形成装置は、第2の検出
手段によるパターン画像検出信号に基づいて、それぞれ
異なるタイミングで形成される複数のパターン画像のう
ち、何番目を検出しているかを管理するパターン画像検
出管理手段を備えている
【0031】さらに、上記画像形成装置は、第1又は第
2の検出手段によるパターン画像検出信号に基づいて、
それぞれ異なるタイミングで形成される複数組のパター
ン画像のうちの、何番目を検出しているかを管理するパ
ターン画像検出管理手段を備えている
【0032】また、本発明の上述した目的を達成するた
めの画像形成装置は、色成分毎の色画像情報を入力する
ための画像情報入力手段と、入力された色画像情報毎に
画像を形成するための複数の画像形成手段と、該複数の
画像形成手段で形成された各画像を転写するための転写
手段と、該転写手段上に各画像の位置合わせのためのパ
ターン画像を形成するためのパターン画像形成手段と、
該パターン画像を検出するためのパターン画像検出手段
と、該パターン画像検出手段による該パターン画像の検
出タイミングに基づき、該複数の画像形成手段で形成さ
れた各色画像を転写手段へ重ねあわせるタイミングを調
するための調整手段とを備えた画像形成装置におい
て、上記パターン画像形成手段にて、基準となる第1色
のパターン画像と、それぞれ形成タイミングが異なる第
2色のパターン画像の1つとを重ね合わせた検出パター
ン画像を複数形成すると共に、第1色のパターン画像と
第2色のパターン画像の位置関係が所定の位置関係にあ
る組のパターン画像を検出し、上記検出された組のパタ
ーン画像情報に応じて、画像形成部における画像書き込
みタイミングを調整するものであって、 上記パターン画
像形成手段により形成される、基準となる第1色のパタ
ーン画像と、それぞれ形成タイミングが異なる第2色の
パターン画像の1つは、転写手段の搬送方向の幅が同じ
幅で形成され、 上記パターン画像検出手段は、複数組の
検出パターン画像の幅を検出すると共に、該検出手段に
より検出した検出パターン画像の幅が最も小さいものを
基準として、画像形成部の画像書き込みタイミングを調
整することを特徴とする。
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】また、本発明の上述した目的を達成するた
めの画像形成装置は、色成分毎の色画像情報を入力する
ための画像情報入力手段と、入力された色画像情報毎に
画像を形成するための複数の画像形成手段と、該複数の
画像形成手段で形成された各画像を転写するための転写
手段と、該転写手段上に各画像の位置合わせのためのパ
ターン画像を形成するためのパターン画像形成手段と、
該パターン画像を検出するためのパターン画像検出手段
と、該パターン画像検出手段による該パターン画像の検
出タイミングに基づき、該複数の画像形成手段で形成さ
れた各色画像を転写手段へ重ねあわせるタイミングを調
整するための調整手段とを備えた画像形成装置におい
て、 上記パターン画像形成手段は、基準となる所定の形
成タイミングの第1色のパターン画像と、それぞれ形成
タイミングが異なる第2色のパターン画像とを重ね合わ
せた検出パターン画像を複数形成すると共に、前記形成
タイミングが異なる第2色のパターン画像を重ねたあわ
せた検出パターン画像のそれぞれの組に対し、前記第2
色のパターン画像の形成タイミングを同じにした複数組
の検出パターン画像を形成してなり、 上記パターン画像
検出手段は、第1色のパターン画像と第2色のパターン
画像の位置関係が所定の位置関係にある複数組の検出パ
ターン画像を検出し、 上記調整手段は、上記複数組の検
出パターン画像の検出結果に基づいて、各画像形成部に
おける画像書き込みタイミングを調整する、ことを特徴
とする。
【0039】さらに、本発明の上述した目的を達成する
ための画像形成装置は、色成分毎の色画像情報を入力す
るための画像情報入力手段と、入力された色画像情報毎
に画像を形成するための複数の画像形成手段と、該複数
の画像形成手段で形成された各画像を転写するための転
写手段と、該転写手段上に各画像の位置合わせのための
パターン画像を形成するためのパターン画像形成手段
と、該パターン画像を検出するためのパターン画像検出
手段と、該パターン画像検出手段による該パターン画像
の検出タイミングに基づき、該複数の画像形成手段で形
成された各色画像を転写手段へ重ねあわせるタイミング
を調整するための調整手段とを備えた画像形成装置にお
いて、 上記パターン画像形成手段にて、基準となる第1
色のパターン画像と、それぞれ形成タイミングが異なる
第2色のパターン画像の1つとを重ね合わせた検出パタ
ーン画像の組を複数形成すると共に、第1色のパターン
画像と第2色のパターン画像の位置関係が所定の位置関
係にある組の検出パターン画像を検出し、上記検出され
た組の検出パターン画像情報に応じて、画像形成部にお
ける画像書き込みタイミングを調整するものであって、
上記パターン画像形成手段は、色成分毎の画像を形成す
る画像形成手段の中で、基準となる画像形成手段以外の
画像形成手段毎に、基準となる画像形成手段により形成
された第1色のパターン画像と組となる、それぞれ異な
るタイミングの第2色のパターン画像を複数形成し、上
記異なるタイミングの第2色のパターン画像は、上記パ
ターン画像検出手段において、基準となる第1色のパタ
ーン画像と所定の位置関係にある第2色のパターン画像
が検出されるまで繰り返し形成されることを特徴とす
る。
【0040】また、上記構成の画像形成装置において、
上記パターン画像形成手段は、パターン画像検出手段に
より所定の位置関係にあるパターン画像が検出される
と、他の画像形成手段によるパターン画像形成に移行す
る。
【0041】また、上記構成の画像形成装置は、上記
ターン画像形成手段、パターン画像検出手段により所
定の位置関係にあるパターン画像が検出されても、タイ
ミングの異なる少なくとも1つの第2色のパターン画像
を形成して基準となる第1色のパターン画像との位置関
係を検出するようにしている
【0042】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図1に基づ
いて以下に説明する。
【0043】なお、本実施形態の説明としてカラーデジ
タル複写機に本発明を適用した場合のみを記載している
が、本発明はのみに適用されるものではなく、複数の色
画像情報を転写手段に転写するような画像形成装置全般
に適用可能であることは言うまでもない。
【0044】図1は、本発明の実施形態に係る画像形成
装置であるデジタルカラー複写機1の構成を示す正面断
面の略図である。複写機本体1の上面には、原稿台11
1及び操作パネル(図示せず)が設けられていると共
に、原稿台111の上面には該原稿台111に対して開
閉可能な状態で支持され、原稿台111面に対して所定
の位置関係をもって自動原稿送り装置112が装着され
ている。さらに、この複写機本体1の内部には画像読取
部110及び画像形成部210が構成されている。
【0045】まず複写機本体1の上面において原稿台1
11上に装着された自動原稿送り装置112は、両面原
稿に対応した両面自動原稿送り装置112であって、ま
ず原稿Aの一方の面が原稿台111の所定位置において
対向するように原稿Aを搬送し、この一方の面について
の画像読取が終了した後に、他方の面が原稿台111の
所定位置において対向するよう原稿Aを反転して原稿台
111に向かって搬送する。
【0046】そして、1枚の原稿について両面の画像読
取が終了した後にこの原稿を排出し、次の原稿について
の両面搬送動作を実行する。なお、原稿Aの搬送および
表裏反転の動作は、複写機全体の動作に関連して制御さ
れるものである。
【0047】また、両面自動原稿送り装置112により
原稿台111上に搬送されてきた原稿Aの画像を読み取
るために、原稿台111の下方には該原稿台111の下
面に沿って平行に往復移動する原稿走査体が配置されて
いる。
【0048】この原稿走査体は原稿画像面を露光する露
光ランプ117と原稿からの反射光像を所定の方向に向
かって偏向する第1ミラー119とからなる、原稿台下
面において一定の距離を保ちながら所定の走査速度で平
行往復移動する第1の走査ユニット113と、第1の走
査ユニット113の第1ミラー119により偏向された
原稿からの反射光像をさらに所定の方向に向かって偏向
する第2ミラー120、第3ミラー121からなる、第
1の走査ユニット113と一定の速度関係をもって平行
往復移動する第2の走査ユニット114と、第2の走査
ユニットの第3ミラー121により偏向された原稿から
の反射光像を縮小して所定の位置に光像を結像させる光
学レンズ115と、光学レンズにより縮小された光像が
結像され光像を順次光電変換して原稿からの反射光像を
電気信号として出力する光電変換素子116とから構成
されている。
【0049】この光電変換素子116により電気信号に
変換された原稿画像情報は、さらに後述する画像処理部
に転送され画像データとして所定の処理が施される。
【0050】次に複写機1の下部側に位置する画像形成
部210について説明すると、図1に示す画像形成部2
10内の下側には、給紙機構211が設けられており、
用紙トレイ230内に積載収容されている用紙を1枚ず
つ分離して記録部側に向かって供給する。
【0051】そして1枚ずつ分離供給された用紙は、画
像形成部210の手前に配置されたレジストローラ対2
12により制御搬送され、他の画像形成部とタイミング
をとって再供給搬送される。
【0052】画像形成部210の下方には、略平行にの
びた転写搬送ベルト機構213が配置されており、駆動
ローラ214と従動ローラ215などの複数のローラ間
に張架された転写搬送ベルト216に用紙を静電吸着さ
せて搬送する構成となっている。
【0053】さらに転写搬送ベルト機構213の下流側
には用紙上に転写形成されたトナー像を用紙上に定着さ
せるための定着装置217が配置されており、この定着
装置217の定着ローラニップ間を通過した用紙は搬送
方向切り換えゲート218を経て排出ローラ219によ
り装置外壁に取り付けられている排紙トレイ220上に
排出される。
【0054】なお切り換えゲート218は定着後の用紙
を装置外へと排出するか、再び画像形成部に向かって再
供給するかを選択的に切り換えるものであって、この切
り換えゲート218により再び画像形成部に向かって搬
送方向を切り換えられた用紙は、スイッチバック搬送経
路221を介して表裏反転の後、画像形成部へと再度供
給される。
【0055】また、駆動ローラ214と従動ローラ21
5などにより略平行に張架された転写搬送ベルト216
の上側には、該転写搬送ベルト216に近接して搬送経
路上流側から順に第1、第2、第3、第4の画像形成ス
テーションPa、Pb、Pc、およびPdが並設されて
いる。
【0056】そして、転写搬送ベルト216は駆動ロー
ラ214によって、図1において矢印Zで示す方向に摩
擦駆動され、前述の通り上記給紙機構211を通じて給
送される転写材Pを担持し、上述した画像形成ステーシ
ョンPa、Pb、Pc、およびPdへと順次搬送する。
【0057】各画像ステーションPa、Pb、Pc、お
よびPdは実質的に同一の構成を有し、図1に示す矢印
F方向に回転駆動される感光体ドラム222a、222
b、222c、および222dを含み、各感光体ドラム
の周辺には、感光体ドラムを一様に帯電する帯電器22
3a、223b、223c、および223dと、感光体
ドラム上に形成された静電潜像を現像する現像装置22
4a、224b、224c、および224dと、現像さ
れたトナー像を転写材Pへ転写する転写用放電器225
a、225b、225c、および225dと、感光体ド
ラム上に残留するトナーを除去するクリーニング手段2
26a、226b、226c、および226dが感光体
ドラムの回転方向に沿って順次配置されている。
【0058】また、各感光体ドラム222a、222
b、222c、および222dの上方には、画像データ
に応じて変調されたドット光を発する半導体レーザ素子
と、半導体レーザ素子からの光を主走査方向に偏向させ
るための偏向装置と、偏向装置により偏向されたレーザ
光を感光体表面に結像させるためのf−θレンズなどか
ら構成されるレーザビームスキャナユニット227a、
227b、227c、および227dがそれぞれ設けら
れている。
【0059】レーザビームスキャナ227aにはカラー
原稿画像のイエロー成分像に対応する画素信号が、レー
ザビームスキャナ227bにはカラー原稿画像のマゼン
タ成分像に対応する画素信号が、レーザビームスキャナ
227cにはカラー原稿画像のシアン成分像に対応する
画素信号が、そして、レーザビームスキャナ227dに
はカラー原稿画像のブラック成分像に対応する画素信号
がそれぞれ入力される。
【0060】これにより各記録部の感光体222上には
色変換された原稿画像情報に対する静電潜像が形成さ
れ、各記録部の上記現像装置227aにはイエロー色の
トナーが、現像装置227bにはマゼンタ色のトナー
が、現像装置227cにはシアン色のトナーが、現像装
置227dにはブラック色のトナーがそれぞれ収容され
ているので、各記録部において色変換された原稿画像情
報が各色のトナー像として再現される。
【0061】また、第1の画像形成ステーションPaと
給紙機構211との間には用紙吸着用(ブラシ)帯電器
228が設けられており、この吸着用帯電器228は転
写搬送ベルト216の表面を帯電させ、給紙機構211
から供給される転写材Pを上記搬送ベルト216上に確
実に吸着させた状態で第1の画像形成ステーションPa
から第4の画像形成ステーションPdの間をずれること
なく搬送させる。
【0062】一方、第4の画像ステーションPdと定着
装置217との間で駆動ローラ214のほぼ真上部には
除電器(図示されず)が設けられており、この除電器に
は搬送ベルト216に静電吸着されている転写材Pを分
離するための交流電流が印加されている。
【0063】上記構成のカラー複写機においては、転写
材Pとしてカットシート状のものが使用され、この転写
材Pが給紙カセットから送り出されて給紙機構211の
給紙搬送経路のガイド内に供給されると、その転写材P
の先端部分がセンサ(図示せず)にて検知され、このセ
ンサから出力される検知信号によって一旦用紙はレジス
トローラ対212により停止する。そして、各画像ステ
ーションPa、Pb、Pc、およびPdとタイミングを
とって図1の矢印Z方向に回転している搬送ベルト21
6側へ送られる。このとき先に述べた吸着用帯電器22
8により搬送ベルト216は所定の帯電が施されている
ので、各画像ステーションPa、Pb、Pc、およびP
dを通過する間、安定して搬送供給されることとなる。
【0064】各画像ステーションPa、Pb、Pc、お
よびPdにおいては、各色のトナー像が上記構成により
それぞれ形成され、上記搬送ベルト216により静電吸
着搬送される転写材Pの支持面上に重ね合わされ、第4
の画像ステーションPdによる画像の転写が完了する
と、用紙の先端部分から除電用放電器により搬送ベルト
216上から剥離され定着装置217へと導かれる。そ
して最後にトナー画像が定着された転写材Pは転写材排
出口から排紙トレイ220上へと排出される。
【0065】(カラーデジタル複写機を含むネットワー
クシステム構成の説明)図2はスタンドアローンとして
のカラーデジタル複写機1ではなく、カラーデジタル複
写機1を核としたネットワークシステム構成を示した図
である。
【0066】画像情報入力方法としては、カラーデジタ
ル複写機1の画像読取部110から原稿情報を入力する
のみならず、ネットワーク接続されたパーソナルコンピ
ュータ2、デジタルカメラ3、デジタルビデオカメラ
4、通信携帯端末5などの外部機器からの画像情報入力
に対応している。
【0067】またインターネットやイントラネットある
いは高成長する通信インフラを通じ、遠隔地より画像情
報入力が可能となっている。
【0068】従ってこれらの画像情報を出力するデジタ
ル複写機はマルチファンクションプリンタとして、また
ネットワークプリンタとして重要な役割を果たすととも
に、デジタル複写機のもつ機能の他に、さらに利用する
側から見て付加価値を持たせることができるシステム構
成となっている。
【0069】(画像処理部の回路説明)次にカラーデジ
タル複写機に搭載されているカラー画像情報の画像処理
部の構成および機能を図3を使って説明する。図3はカ
ラーデジタル複写機1に含まれている画像処理部のブロ
ック構成図である。
【0070】デジタル複写機1に含まれている画像処理
部は、画像データ入力部40、画像処理部41、画像デ
ータ出力部42、ハードディスク装置もしくはRAM
(ランダムアクセスメモリ)等から構成される画像メモ
リ43、中央処理装置(CPU)44、画像編集部4
5、および外部インターフェイス部46、47から構成
されている。
【0071】画像データ入力部40は、白黒原稿あるい
はカラー原稿画像を読み取りRGBの色成分に色分解し
たラインデータを出力することのできる3ラインのカラ
ーCCD40a、カラーCCD40aにて読み取られた
ラインデータのライン画像レベルを補正するシェーディ
ング補正回路40b、3ラインのカラーCCD40aに
て読み取られた画像ラインデータのずれを補正するライ
ンバッファなどのライン合わせ部40c、3ラインのカ
ラーCCD40aから出力される各色のラインデータの
色データを補正するセンサ色補正部40d、各画素の信
号の変化にめりはりを持たせるよう補正するMTF補正
部40e、画像の明暗を補正して視感度補正を行うγ補
正部40fなどから成る。
【0072】画像処理部41は、画像データ入力部40
から入力されるカラー画像信号であるRGB信号よりモ
ノクロデータを生成するモノクロデータ生成部41a
(白黒原稿)と、RGB信号を記録装置の各記録部に対
応したYMC信号に変換し、またクロック変換する入力
処理部41b、入力された画像データが文字部なのか網
点写真なのか印画紙写真なのかをそれぞれを分離する領
域分離部41c、入力処理部41aから出力されるYM
C信号に基づいて下色除去処理を行い黒生成する黒生成
部41d、各色変換テーブルに基づいてカラー画像信号
の各色を調整する色補正回路41e、設定されている倍
率に基づいて入力された画像情報を倍率変換するズーム
処理回路41f、及び空間フイルタ41g、多値誤差拡
散や多値ディザなどの階調性を表現するための中間調処
理部41hなどから成っている。
【0073】中間調処理された各色画像データは画像メ
モリ43にいったん貯えられる。画像メモリ43は画像
処理部41からシリアル出力される8ビット4色(32
ビット)の画像データを順次受け取り、バッファに一時
的に貯えながら32ビットのデータから8ビット4色の
画像データに変換して色毎の画像データとして記憶管理
する4基のハードディスク(回転記憶媒体)43a、4
3b、43c、43dからなる。
【0074】また各画像ステーションの位置が異なるた
め、画像メモリ43の遅延バッファメモリ43e(半導
体メモリ)に各色画像データを一旦記憶させ、それぞれ
時間をずらすことにより、各レーザスキャナユニットに
画像データを送りタイミングを合わせ色ずれを防ぐ。
【0075】さらに画像メモリ43には複数の画像の合
成を行うための画像合成メモリ43fも含んでいる。
【0076】画像データ出力部42は中間調処理部41
hからの各色画像データに基づいてパルス幅変調を行う
レーザコントロールユニット42a、レーザコントロー
ルユニット42aから出力される各色の画像信号に応じ
たパルス幅変調信号に基づいてレーザ記録を行う各色の
レーザスキャナユニット42b、42c、42d、42
eからなる。
【0077】中央処理装置(CPU)44は、画像デー
タ入力部40、画像処理部41、画像メモリ43、画像
データ出力部42、さらに後述する画像編集部45、お
よび外部インターフェイス部46、47を所定のシーケ
ンスに基づいてコントロールするものである。
【0078】また画像編集部45は、画像データ入力部
40、画像処理部41、あるいは後述するインターフェ
ースを経て一旦画像メモリ43に記憶された画像データ
に対して所定の画像編集を施すためのものであり、画像
データの編集作業は、画像合成用メモリ43fを用いて
行われる。
【0079】さらにインターフェイス46は、デジタル
複写機1とは別に設けられた外部の画像入力処理装置
(デジタルカメラ3、デジタルビデオカメラ4、通信携
帯端末5等)からの画像データを受け入れるための通信
インターフェイス手段である。
【0080】なお、このインターフェース46から入力
される画像データも、一旦画像処理部41に入力して色
空間補正などを行うことでデジタル複写機1の画像記録
部210で取扱うことのできるデータレベルに変換して
ハードディスク43b、43c、43d、43eに記憶
管理されることとなる。
【0081】さらに、インターフェース47はパーソナ
ルコンピュータ2により作成された画像データを入力す
るプリンタインタフェースであり、またFAX受信した
画像データを受け入れるための白黒またはカラーFAX
インタフェースである。このインタフェース47から入
力される画像データは、すでにCMYK信号であり、一
旦中間調処理41hを施して画像メモリ43のハードデ
ィスク43b、43c、43d、43eに記憶管理され
ることとなる。
【0082】(デジタル複写機全体の制御構成の説明)
図4はデジタル複写機1の装置全体の各部を中央制御ユ
ニット(CPU)44により動作管理している状態を示
す図である。
【0083】画像データ入力部40、画像処理部41、
画像メモリ43、画像データ出力部42、及び中央処理
装置(CPU)44の詳細については、図3にて説明し
た通りであり、重複するので説明は省略する。
【0084】中央処理装置44は、その他、RADF、
スキャナ部、レーザプリンタ部などデジタル複写機1を
構成する各駆動機構部をシーケンス制御により管理する
と共に、各部へ制御信号を出力している。
【0085】さらに中央処理装置44には、操作パネル
からなる操作基板ユニット48が相互通信可能な状態で
接続されており、操作パネル75の操作に応じてオペレ
ータが設定入力した複写モード内容を示す制御信号を中
央処理ユニット44に転送して、デジタルカラー複写機
1全体が設定されたモードに応じて動作するように制御
している。
【0086】また、中央処理ユニット44からはデジタ
ルカラー複写機1の各種動作状態を示す制御信号を操作
基板ユニット48へと転送して、操作基板ユニット48
側ではこの制御信号により装置が現在どのような状態に
あるのかオペレータに示すように表示部などにより動作
状態を表示するようになっている。
【0087】(操作パネルの説明)図5は、カラーデジ
タル複写機における操作パネル75を表したものであ
る。
【0088】この操作パネル75の中央部分には、タッ
チパネル液晶表示装置6が配置されていて、その周囲に
各種モード設定キー群が配置されている。
【0089】このタッチパネル液晶表示装置6の画面上
には、常時画像編集機能を選択するための画面に切り換
える画面切り換え指示エリアがあって、このエリアを指
で直接押圧操作すると各種画像編集機能が選択できるよ
うに液晶画面上に各種編集機能が一覧表示され、表示さ
れた各種編集機能の中から、オペレータが所望する機能
が表示されている領域を指で触れることにより編集機能
が設定される。
【0090】上記操作パネル上に配置された各種設定キ
ー群について簡単に説明すると、7は液晶表示装置6の
画面の明るさを調整するダイヤル、8は倍率を自動的に
選択させるモードの設定する倍率自動設定キー、9は複
写倍率を1%きざみで設定するためのズームキー、10
と11は、固定倍率を読み出して選択するための固定倍
率キー、12は複写倍率を標準倍率(等倍)に戻すため
の等倍キーである。
【0091】13はコピー濃度調整を自動から手動また
は、写真モードへと切り換えるための濃度切り換えキ
ー、14は手動モードまたは、写真モードの時に濃度レ
ベルを細かく設定するための濃度調整キー、15は複写
機の給紙部にセットされている用紙サイズの中から希望
する用紙サイズを選択するためのトレイ選択キーであ
る。
【0092】16は複写枚数の設定するための枚数設定
キー、17は複写枚数をクリアしたり、連続コピーを途
中で止める時に操作するクリアキー、18はコピーの開
始を指示するためのスタートキー、19は現在設定され
ているモードの全てを解除して標準状態に復帰させるた
めの全解除キー、20は連続コピー中に別の原稿に対す
るコピーを行いたい時に操作する割り込みキー、21は
複写機の操作が分からない時に操作することで複写機の
操作方法をメッセージ表示するための操作ガイドキー、
22は操作ガイドキー21の操作により表示されたメッ
セージの続きを表示させるためのメッセージ順送りキー
である。23は両面複写モードの設定するための両面モ
ード設定キー、24は複写機から排出される複写物を仕
分けるための後処理装置の動作モードを設定するための
後処理モード設定キーである。
【0093】25から27は、プリンタモード、ファク
シミリモードに関する設定キーであり、25は送信原稿
を一旦メモリに蓄えてから送信するメモリ送信モードキ
ー、26はデジタル複写機のモードをコピーとファック
ス、プリンタの間で切り換えるためのコピー/ファック
ス・プリンタモード切り換えキー、27は送信先電話番
号を予め記憶させておき送信時にワンタッチ操作で送信
先に電話を発信させるためのワンタッチダイヤルキーで
ある。
【0094】今回提示した操作パネル及びその操作パネ
ル上に配置される各種キーは、あくまでも一実施形態で
あり、カラーデジタル複写機に搭載される各種機能によ
り操作パネル上に設けられるキーは異なってくることは
いうまでもない。
【0095】(レジスト補正制御ユニットの説明)図6
は、本発明の構成を備えたベルト状画像形成媒体である
転写搬送ベルト216、およびパターン画像検出ユニッ
トなどからなる転写搬送ユニットの装置断面図である。
【0096】駆動ローラ214と従動ローラ215によ
り支持された転写搬送ベルト216の画像記録部側とは
反対側には、背面当接部材231(231a、231
b)と、パターン画像検出センサ232と、これら各部
品の位置関係を一定の状態に保った状態で支持する支持
フレーム233などから構成されるパターン画像検出ユ
ニット240が設けられている。
【0097】そして、このパターン画像検出ユニット2
40には、下方に向かって所定レベルのテンションが加
えられるように、スプリング233(233a、233
b)が設けられている。
【0098】さらに、支持フレーム232には、長穴2
34(234a、234b)が設けられており、転写搬
送ユニット213の構成部品である駆動ローラ214、
従動ローラ215などを支持しているフレーム213a
から突出するように設けられたガイドピン213b、2
13cに係合しており、パターン画像検出ユニット24
0は、下方に向かって変位可能な構造となっている。
【0099】また、パターン画像検出ユニット240に
所定の適切なテンションを掛けるためのスプリング23
3(233a、233b)は、該ユニット240の両側
に同じ条件で設けられており、長穴234a、234b
に沿って並行な状態を保ったまま、2つの背面押圧部材
231a、231bにより転写搬送ベルト216を下方
へ向かって押し下げるようになっている。
【0100】これにより、背面当接部材231が当接す
る転写搬送ベルト216には、常に所定の適切なテンシ
ョンが加えられ、各色の画像が形成される画像形成部側
に面する直線部分の転写搬送ベルト216は、撓むこと
なく安定した走行が可能となると共に、該ベルト216
上に形成されたパターン画像を検出するための平面状
(フラット)の安定した状態の領域が確実に形成され
る。
【0101】そして、この平面状(フラット)の安定し
た領域に対向して所定の位置関係でもって配置されたパ
ターン画像検出センサ232が、転写搬送ベルト216
上に形成されたパターン画像を検出するようになってい
る。
【0102】次に、転写搬送ベルト216上に形成され
たパターン画像をパターン画像検出センサ232によっ
て検出する位置について説明する。
【0103】まず転写搬送ベルト216を走行させるた
めの駆動ローラ214にも、回転することによる偏心運
動が発生して、転写搬送ベルト216の所定の周期的な
駆動ムラとして現れてくる。
【0104】そこで、この所定の周期的な駆動ムラの中
で常に一定の地点(範囲)において、パターン画像の検
出が行われるように、転写搬送ベルト216上にパター
ン画像が形成される地点から、このベルト216上に形
成されたパターン画像を検出する地点までの距離Lを、
図6にあるように駆動ローラ214の周長lの整数倍と
なるように設定している。
【0105】(レジスト補正パターン画像の形成、およ
び検出についての説明)以上のような構成からなる転写
搬送ベルト216上に形成される、各色毎の画像形成部
のレジスト補正用パターン画像の形成方法(形成の仕
方)、形成されたパターン画像の検出方法、および検出
結果に基づくレジスト補正方法について説明する。
【0106】(第1の実施形態)図7にあるように、転
写搬送ベルト216上に形成される画像書き込みタイミ
ングを調整するためのパターン画像は、基準となる画像
形成部により主走査方向に同じタイミングで形成された
2つのパターン画像と、転写搬送ベルト216の両端部
(216a、216b)に第1色のパターン画像(B
k)と第2色のパターン画像群(Y1、Y2、Y3)と
が形成される。
【0107】ここで形成される第1色のパターン画像
(Bk)は、各色の画像形成部の中で基準となる画像形
成部により所定のタイミングで形成されたパターン画像
であり、第2色のパターン画像群(Y1、Y2、Y3)
は、各色の画像形成部の中で基準となる画像形成部に対
して書き込み位置を調整しようとする画像形成部によ
り、それぞれが間隔をおいて形成されたパターン画像で
ある。
【0108】また、第1色のパターン画像(Bk)は、
基準となる所定のタイミングでもって形成されたもので
あり、第2色のパターン画像群(Y1、Y2、Y3)
は、前記基準となる所定のタイミングに対して、それぞ
れが所定レベルずつずれた異なるタイミングでもって形
成されたものである。
【0109】そして、基準となる画像形成部により主走
査方向に同じタイミングで形成された2つのパターン画
像と、それぞれのタイミングでもって転写搬送ベルト2
16の両端部216a、216bに形成されたパターン
画像群(Bk、およびY1、Y2、Y3)を、パターン
画像毎に2つの検出センサ232a、232bにより検
出する。
【0110】なお、この検出センサ232a、232b
から得られる検出信号の変化は、それぞれの検出センサ
からの出力が入力される判定制御回路440により検出
され、ここで得られた検出信号から各色の画像形成部に
おいて各色の画像情報を書き込む開始タイミングを確定
するようになっている。
【0111】この判定制御回路440において、各色の
画像形成部において各色の画像情報を書き込む開始タイ
ミングを確定する処理方法について説明すると、まず基
準となる画像形成部により主走査方向に同じタイミング
で形成された2つのパターン画像(Bk、Bk)を検出
センサ232a、232bが検出する。
【0112】そして、この2つの検出センサ232a、
232bから出力される検出信号のずれ量を割り出し
て、検出センサ232a、232bの主走査ライン上に
おける取り付け位置ずれによる補正データとして記憶管
理しておく。
【0113】次に、検出センサ232aが基準となる画
像形成部(黒Bk画像記録部)により形成されたパター
ン画像(Bk)を検出したタイミングと、検出センサ2
32bが調整を行う画像形成部(イエローY画像記録
部)により形成されたパターン画像(Y1、Y2、Y
3)を検出したタイミングとが一致するパターン画像を
判定する。
【0114】このとき、検出センサ232a、232b
の取り付け位置ずれによる検出タイミングのずれがあっ
て、先程割り出された補正データを考慮して画像書き込
みタイミングを調整することは言うまでもない。
【0115】なお、判定制御回路440の中には、調整
する画像形成部において形成されたパターン画像のいく
つ目を検出しているのか管理するカウンタkが設けられ
ている。
【0116】そして、この調整する画像形成部において
形成されたパターン画像のなかで、調整を行う画像形成
部(イエローY画像記録部)において、どのタイミング
でもって形成されたパターン画像であるか上記カウンタ
kなどの情報を用いて判定することで、そのタイミング
をイエローY画像記録部の画像書き込み開始タイミング
として設定する。
【0117】この方法によりイエローY画像記録部の画
像書き込み開始タイミングが確定されると、続けてマゼ
ンタM画像記録部、シアンC画像記録部について同様の
方法で順次画像書き込み開始タイミングの調整を行い全
ての調整工程が完了する。
【0118】(第2の実施形態)図8にあるように、転
写搬送ベルト216上に形成される画像書き込みタイミ
ングを調整するためのパターン画像は、基準となる画像
形成部により主走査方向に同じタイミングで形成された
2つのパターン画像と、転写搬送ベルト216の端部
(216a、216b)に第1色のパターン画像群と第
2色のパターン画像群とが形成される。
【0119】ここで形成される第1色のパターン画像群
(Bk、Bk、Bk)は、各色の画像形成部の中で基準
となる画像形成部により、それぞれが間隔をおいて形成
されたパターン画像であり、第2色のパターン画像群
(Y1、Y2、Y3)は、各色の画像形成部の中で基準
となる画像形成部に対して書き込み位置を調整しようと
する画像形成部により、それぞれが間隔をおいて形成さ
れたパターン画像である。
【0120】また、第1色のパターン画像群(Bk、B
k、Bk)は、それぞれが所定の間隔を置いて基準とな
る所定のタイミングでもって形成されたものであり、第
2色のパターン画像群(Y1、Y2、Y3)は、前記基
準となる所定のタイミングに対して、それぞれが所定レ
ベルずつずれた異なるタイミングでもって形成されたも
のである。
【0121】そして、それぞれのタイミングでもって転
写搬送ベルト216の両端部216a、216bに形成
されたパターン画像群(Bk、Bk、Bk、およびY
1、Y2、Y3)を、パターン画像群毎に2つの検出セ
ンサ232a、232bにより検出する。
【0122】なお、この検出センサ232a、232b
から得られる検出信号の変化は、それぞれの検出センサ
からの出力が入力される判定制御回路440により検出
され、ここで得られた検出信号から各色の画像形成部に
おいて各色の画像情報を書き込む開始タイミングを確定
するようになっている。
【0123】この判定制御回路440において、各色の
画像形成部において各色の画像情報を書き込む開始タイ
ミングを確定する処理方法について説明すると、まず、
基準となる画像形成部により主走査方向に同じタイミン
グで形成された2つのパターン画像(Bk、Bk)を検
出センサ232a、232bが検出する。
【0124】そして、この2つの検出センサ232a、
232bから出力される検出信号のずれ量を割り出し
て、検出センサ232a、232bの主走査ライン上に
おける取り付け位置ずれによる補正データとして記憶管
理しておく。
【0125】次に、検出センサ232aが基準となる画
像形成部(黒Bk画像記録部)により形成されたパター
ン画像を検出したタイミングと、検出センサ232bが
調整を行う画像形成部(イエローY画像記録部)により
形成されたパターン画像を検出したタイミングとが一致
するパターン画像の組み合わせを判定する。
【0126】このとき、検出センサ232a、232b
の取り付け位置ずれによる検出タイミングのずれがあっ
て、先程割り出された補正データを考慮して画像書き込
みタイミングを調整することは言うまでもない。
【0127】なお、判定制御回路440の中には、パタ
ーン画像の何組目を検出しているのか管理するカウンタ
kが設けられている。
【0128】そして、この組み合わせのパターン画像の
なかで、調整を行う画像形成部(イエローY画像記録
部)において、どのタイミングでもって形成されたパタ
ーン画像であるか上記カウンタkなどの情報を用いて判
定することで、そのタイミングをイエローY画像記録部
の画像書き込み開始タイミングとして設定する。
【0129】この方法によりイエローY画像記録部の画
像書き込み開始タイミングが確定されると、続けてマゼ
ンタM画像記録部、シアンC画像記録部について同様の
方法で順次画像書き込み開始タイミングの調整を行い全
ての調整工程が完了する。
【0130】以上のように、各画像形成部における画像
書き込みタイミングの調整を行うために、転写搬送ベル
ト216上に形成される複数のパターン画像群は、2つ
のパターン画像検出センサ232a、232bの主走査
ライン上における、取り付け位置ずれにより発生する検
出タイミングのずれを補正するための第1のパターン画
像(Bk、Bk)と、各画像形成部における画像書き込
みタイミングを確定するために、基準となる画像形成部
と調整しようとする画像形成部によりそれぞれ形成され
た第2のパターン画像(Bk、Y、M、C)からなり、
第1のパターン画像を検出することにより得られた検出
タイミングずれ補正データを考慮して、第2のパターン
画像群の中でそれぞれのパターン画像が所定の関係にあ
る組のものを確認して画像書き込みタイミングを決定す
るというものである。
【0131】この構成において、さらパターン画像検出
センサ232a、232bにおけるパターン画像の検出
精度の向上を目的とした工夫について説明する。
【0132】転写搬送ベルト216は、転写搬送ベルト
216の背面からの転写電圧、もしくは転写電流の印加
による電位(電子)の移動を考慮して導電性の材質から
なる平面状ベルト体を用いているのが一般的で、カーボ
ンなどの導電性材料を含むために、一般的には黒い色の
ベルト体となっている。
【0133】また、この平面状ベルト体の表面も全面に
渡って安定した転写効率が得られるように表面処理(鏡
面に近い状態)が施されている。
【0134】従って、転写搬送ベルト216上に形成さ
れたパターン画像を形成する色材の色成分が転写搬送ベ
ルト216の色成分と同じであったり、表面からの反射
率が類似していたりすると、転写搬送ベルト216表面
からの反射光なのか、パターン画像(Bk、Y、M、
C)表面からの反射光なのか、違いが分かりにくくな
り、結果としてパターン画像検出センサ232a、23
2bの主走査ライン上における検出タイミングのずれを
正確に補正できないこととなる。
【0135】そこで、図7、図8で第1のパターン画像
は、黒(Bk)の画像を形成する画像形成部を用いて調
整するように図示説明しているが、他の実施形態とし
て、転写搬送ベルト216表面からの反射率が異なり、
違いが明確に分かるような色成分の画像形成部を基準と
なる画像形成部としてパターン画像を形成するように構
成しても良い。
【0136】また、第1のパターン画像と同じように、
第2のパターン画像をそれぞれ形成するときにも、転写
搬送ベルト216表面からの反射率が異なり、違いが明
確に分かるような色成分の画像形成部を基準となる画像
形成部としてパターン画像を形成するように構成しても
良い。
【0137】なお、第1、第2実施形態の特徴は、転写
搬送ベルト上の両端部にそれぞれ形成される複数のパタ
ーン画像を検出する2つの検出センサが、主走査ライン
上において所定の位置関係にあるパターン画像の組を同
じタイミングで検出することができるように、パターン
画像検出による調整工程の前に、2つの検出センサの位
置関係を補正する補正工程を設けることにより自動的に
装置内において各画像形成部における画像書き込みタイ
ミング調整を可能にしている点にある。
【0138】(第3の実施形態)図9にあるように、転
写搬送ベルト216の一方の端部216aに第1色のパ
ターン画像群と第2色のパターン画像群とがそれぞれか
さなるように形成される。
【0139】ここで形成される第1色のパターン画像群
(Bk、Bk、Bk)は、各色の画像形成部の中で基準
となる画像形成部により、それぞれが間隔をおいて形成
されたパターン画像であり、第2色のパターン画像群
(Y1、Y2、Y3)は、各色の画像形成部の中で基準
となる画像形成部に対して書き込み位置を調整しようと
する画像形成部により、それぞれが間隔をおいて形成さ
れたパターン画像である。
【0140】また第1色のパターン画像群(Bk、B
k、Bk)は、それぞれが所定の間隔を置いて基準とな
る所定のタイミングでもって形成されたものであり、第
2色のパターン画像群(Y1、Y2、Y3)は、前記基
準となる所定のタイミングに対して、それぞれが所定レ
ベルずつずれた異なるタイミングでもって形成されたも
のである。
【0141】そして、それぞれのタイミングでもって転
写搬送ベルト216の一方の端部216aに形成された
パターン画像群(Bk、Bk、Bk、およびY1、Y
2、Y3)を検出センサ232により検出する。
【0142】なお、この検出センサ232から得られる
検出信号の変化は、それぞれの検出センサからの出力が
入力される判定制御回路440により検出され、ここで
得られた検出信号から各色の画像形成部において各色の
画像情報を書き込む開始タイミングを確定するようにな
っている。
【0143】この判定制御回路440において、各色の
画像形成部において各色の画像情報を書き込む開始タイ
ミングを確定する処理方法について説明すると、まず、
検出センサ232が第1色のパターン画像(Bk、B
k、Bk)と第2色のパターン画像(Y1、Y2、Y
3)がそれぞれ重なった状態で形成されたそれぞれのパ
ターン画像の通過時間を検出して、この検出された通過
時間の最も短いもののパターン画像の組み合わせを判定
する(即ち通過時間が短いということは、基準となる画
像形成部と調整を行う画像形成部でもってそれぞれ形成
されたパターン画像が最も一致していることとなる)。
【0144】なお、判定制御回路440の中には、パタ
ーン画像の何組目を検出しているのか管理するカウンタ
kが設けられている。
【0145】そして、この組み合わせのパターン画像の
なかで、調整を行う画像形成部(イエローY画像記録
部)において、どのタイミングでもって形成されたパタ
ーン画像が最も検出通過時間が短いかを上記カウンタk
などの情報を用いて判定することで、そのタイミングを
イエローY画像記録部の画像書き込み開始タイミングと
して設定する。
【0146】この方法によりイエローY画像記録部の画
像書き込み開始タイミングが確定されると、続けてマゼ
ンタM画像記録部、シアンC画像記録部について同様の
方法で順次画像書き込み開始タイミングの調整を行い全
ての調整工程が完了する。
【0147】以上のパターン画像形成、パターン画像検
出によって各色の画像形成部における画像情報書き込み
開始タイミングの調整を行うための、パターン画像の形
成方法、およびパターン画像検出によりタイミングの制
御を行う手順について、いくつかの方法を説明する。
【0148】なお、本実施形態の特徴は、転写搬送ベル
ト上の一端部にそれぞれ形成される複数のパターン画像
の中で、それぞれのパターン画像の重なり方が理想的な
状態にあるものを検出して各画像形成部における画像書
き込みタイミング調整を行う点にある。
【0149】(第4の実施形態)図7、8、9にあるよ
うに基準となる画像形成部により形成されたパターン画
像に対して、調整しようとする画像形成部によりそれぞ
れ異なるタイミングでパターン画像を複数組形成する。
【0150】例えばY、M、Cの3色について所定のず
れ量をαとし各色5つずつの基準パターンを形成すると
し、各色(Y、M、C)の基準パターンのセンター位置
をそのままY、M、Cで表すとすれば、各基準パターン
の形成位置はそれぞれ、Y+2α、Y+α、Y+0、Y
−α、Y−2α、M+2α、M+α、M+0、M−α、
M−2α、C+2α、C+α、C+0、C−α、C−2
αとなる(以後これをY+2 Y+1 Y0 Y−1
Y−2 M+2 M+1 M0 M−1 M−2 C+
2 C+1 C0 C−1 C−2と略す)。
【0151】実施形態としては、調整しようとする1色
の色分解画像形成部に対して、5段階の範囲で書き込み
タイミングを変更させながら調整パターンを形成するよ
うに制御している。
【0152】この書き込みタイミングを変更する5段階
の範囲は、装置が画像の書き込みタイミングを変更でき
る範囲であり、また、この範囲内において調整すれば基
準となる画像形成部において形成される色分解画像と重
ね合わせることができる調整可能な範囲で設定するもの
であって、例えば3段階や7段階等のさまざまな範囲を
装置の要求仕様や製造コスト等を勘案して適宜設定する
ことが可能である。
【0153】(第5の実施形態)基準となる画像形成部
により形成されたパターン画像に対して、調整しようと
する画像形成部によりそれぞれ異なるタイミングのパタ
ーン画像を、転写搬送ベルト216上に2つ以上複数組
形成する(Y+2 Y+2 Y+1 Y+1 Y0 Y
0 Y−1 Y−1 Y−2 Y−2 M+2 M+2
M+1 M+1M0 M0 M−1 M−1 M−2
M−2 C+2 C+2 C+1 C+1 C0 C
0 C−1 C−1 C−2 C−2)。
【0154】この状態を図10、および図11に表す
(なお図10、図11では各色毎に2×3通りの基準パ
ターンを作成している)。このように転写搬送ベルト2
16上に形成された複数の異なる画像書き込みタイミン
グでパターン画像を形成する際、同じ書き込みタイミン
グの複数のパターン画像を形成して、この形成された同
じ書き込みタイミングのパターン画像を検出すると共
に、このパターン画像の検出により得られた検出結果の
平均(統計)に基づいて検出結果を確定するれば、検出
精度が向上する。
【0155】(第6の実施形態)図12に示すように、
調整しようとする画像形成部にてそれぞれが異なるタイ
ミングで順次形成されたパターン画像と、基準となる画
像形成部にて所定のタイミングで順次形成されたパター
ン画像との組み合わせにより複数組形成された調整用パ
ターン画像の中で、それぞれのパターン画像が所定の位
置関係にあるパターン画像が検出されるまで調整を繰り
返す。
【0156】例えば、それぞれのパターン画像の重なり
状態を確認して、予め定められた所定幅のパターン画像
(Y、M、C)が、パターン画像検出センサ232を通
過することにより検出された段階で、調整しようとする
画像形成部における画像書き込みタイミングを確定する
と共に、以降のパターン画像形成を停止する。
【0157】そして、基準色に対する第1色の書き込み
タイミング調整が完了した段階で第2色の書き込みタイ
ミング調整に移行する( Y+2 Y+1 Y0 Y−
1Y−2 Y−3 Y−4 Y−5 OK M+2 M
+1 M0 M−1 OKC+2 C+1 OK、なお
OKは各色毎でタイミング調整が完了したことを表
す)。
【0158】(第7の実施形態)上記実施形態におい
て、所定の位置関係にあるパターン画像(Y、M、C)
を検出しても、次のレベルのタイミングパターン調整ま
で行い、形成されたパターン画像の重なり状態を確認し
てみて、これ以上の調整が不要であれば次の色のタイミ
ング調整工程へ移行するようにすれば、さらに精度の高
い調整が可能となる。
【0159】すなわち、図13にあるように、所定幅の
パターン画像(Y、M、C)が検出されても、次のタイ
ミングでもってさらなるパターン画像(Y+1、M+
1、C+1)を形成してみて、所定幅のパターン画像
(Y、M、C)よりも検出幅が広くなれば、先に形成さ
れたタイミングを最終的に確定するようにしている(Y
+2 Y+1 Y0 Y−1 Y−2 OK Y−3
OK M+2 M+1 M0 M−1 OK M−2
OK C+2 C+1 OK C0 OK)。
【0160】
【発明の効果】本発明の画像形成装置によれば、2つの
パターン検出センサのずれを補正するための第1パター
ンと、画像形成部における画像書き込みタイミングを調
整するための第2パターンを2つのセンサにより検出し
て各画像形成部における画像形成タイミングを調整する
ので、パターン画像検出センサの取り付け位置ずれを考
慮して各画像形成部における画像書き込み開始タイミン
グが確定され、各画像形成部において形成された各色の
色分解画像を確実に転写手段上に重ねることが可能とな
り、カラー画像の有する画像表現を忠実に再現すること
ができる。
【0161】従って、各画像形成部において形成される
色分解画像毎の画像が、転写搬送ベルト上において、正
確に重なり合うこととなり、カラー画像の画像表現を忠
実に再現することが可能となる。
【0162】
【0163】また、本発明によれば、2つのパターン画
像検出センサの主走査ラインに対する検出タイミングず
れを補正するための第1のパターン画像は、各画像形成
部の中で転写手段表面の光反射特性と所定以上差のある
顕像剤でもってパターン画像を形成することのできる画
像形成部により形成されるので、転写ベルト上に形成さ
れたパターン画像を反射型センサなど比較的安価なセン
サを用いて検出する構成にしたとしても、転写ベルト表
面、およびパターン画像面からの反射率の違いにより確
実に2つのセンサの検出タイミングずれを補正すること
が可能となる。
【0164】従って、各画像形成部における正確な画像
書き込みタイミングの設定を行うことが可能となり、各
画像形成部において形成された各色の色分解画像を確実
に転写手段上において重ねることが可能となって、カラ
ー画像の有する画像表現を忠実に再現することができ
る。
【0165】また、本発明によれば、各画像形成部にお
ける画像書き込みタイミングを調整するために形成され
る第2のパターン画像の中で、基準となる画像形成部に
より形成される基準パターン画像を、各画像形成部の中
で転写手段表面の光反射特性と所定以上差のある顕像剤
でもってパターン画像を形成することのできる画像形成
部により形成するので、転写ベルト上に形成されたパタ
ーン画像を反射型センサなど比較的安いセンサを用いて
検出する構成にしたとしても、転写ベルト表面、および
パターン画像面からの反射率の違いにより基準となるパ
ターン画像を確実に検出センサにより検出させ、この検
出センサからの検出信号を基準に画像書き込みタイミン
グの調整を行うことができる。
【0166】従って、各画像形成部における正確な画像
書き込みタイミングの設定を行うことが可能となり、各
画像形成部において形成された各色の色分解画像を確実
に転写手段上において重なることが可能となり、カラー
画像の有する画像表現を忠実に再現することができる。
【0167】また、本発明によれば、第1パターン画像
検出により確認された2つのセンサのずれ量を補正デー
タとして管理しておき、第2パターン検出時のセンサ出
力結果を補正するので、各画像形成部における画像書き
込み開始タイミングを検出した段階で、確実に各画像形
成部における画像書き込み開始タイミングを補正するこ
とができる。
【0168】また、本発明によれば、センサ位置ずれを
補正するために第1のパターン画像を検出した後、各画
像形成部における書き込みタイミングを調整する第2の
パターン画像を検出して、その後検出データを補正デー
タにより補正して書き込みタイミングを調整するので、
各画像形成部毎に画像書き込みタイミングが検出される
時、センサの取り付け位置ずれに基づいてタイミングを
補正することで、確実に各画像形成部における画像書き
込み開始タイミングを調整することができる。
【0169】また、本発明によれば、各画像形成部にお
ける書き込みタイミングを調整する第2のパターン画像
を検出した後、センサ位置ずれを補正するために第1の
パターン画像を検出して、その後検出データを補正する
ので、各画像形成部における画像書き込みタイミングが
検出された段階で、各画像形成部における画像書き込み
タイミングを一度にセンサの取り付け位置ずれに基づい
て補正するので、処理が簡単であると共に、確実に各画
像形成部における画像書き込み開始タイミングを調整す
ることができる。
【0170】また、本発明によれば、主走査ライン上に
おいて同一の位置関係にある基準となる画像形成部によ
り形成された第1のパターン画像と、主走査方向に対し
てほぼ同等の位置関係にある、基準となる画像形成手段
により形成された1つのパターン画像と、調整する画像
形成手段により形成されたそれぞれが形成タイミングの
異なる複数のパターン画像とからなる1組の第2パター
ン画像を形成するので、転写手段などの駆動ムラの影響
を受けることなく、パターン画像を検出する2つのセン
サの取り付け位置ずれをも考慮した上で各画像形成部に
おける画像書き込み開始タイミングを調整することがで
きる。
【0171】さらに、各画像形成部により形成される色
分解画像を転写手段上において確実に重ね合わせること
が可能となり、カラー画像の有する画像表現を忠実に再
現することが可能となる。
【0172】また、本発明によれば、主走査ライン上に
おいて同一の位置関係にある基準となる画像形成部によ
り形成された第1のパターン画像と、主走査方向に対し
てほぼ同等の位置関係にある、基準となる画像形成手段
により所定のタイミングでもって形成されたうちの1つ
のパターン画像と、調整する画像形成手段により形成さ
れたそれぞれが形成タイミングの異なる複数のパターン
画像のうちの1つを組にした、複数組の第2パターン画
像を形成するので、転写手段などの駆動ムラの影響を受
けることなく、パターン画像を検出する2つのセンサの
取り付け位置ずれをも考慮した上で各画像形成部におけ
る画像書き込み開始タイミングを調整することができ
る。
【0173】さらに、各画像形成部により形成される色
分解画像を転写手段上において確実に重ね合わせること
が可能となり、カラー画像の有する画像表現を忠実に再
現することが可能となる。
【0174】また、本発明よれば、第1のパターン画像
を検出することにより得られた補正データに基づいて、
2つの検出センサにより主走査方向において同一タイミ
ングでもって検出されたパターン画像の形成タイミング
を確認して各画像形成部における画像書き込み開始タイ
ミングを調整するので、2つの異なる位置に取り付けら
れているそれぞれのセンサで、書き込みタイミングの調
整を行うためのパターン画像の検出を行ったとしても、
2つのセンサの取り付け位置ずれによる検出タイミング
のずれを考慮してタイミングの補正を行うことができ、
各画像形成部により形成される色分解画像を転写手段上
において確実に重ね合わせることが可能となり、カラー
画像の有する画像表現を忠実に再現することが可能とな
る。
【0175】さらに、本発明によれば、第2のパターン
画像検出センサによる検出信号から、それぞれ異なるタ
イミングで形成されたパターン画像のいくつ目を検出し
ているか管理するので、センサとカウンタのみといった
簡単な構成で基準となる画像形成部、および調整しよう
とする画像形成部により形成されたパターン画像を検出
して、このセンサの出力が一致するタイミングを検出し
て、その同等の検出タイミングとなるパターン画像がど
のタイミングで形成されたものであるのか簡単に判定す
ることができるので回路構成が簡単なものにでき、コス
ト低減化が可能となる。
【0176】さらに、本発明によれば、第1、又は第2
のパターン画像検出センサによる検出信号から、複数組
形成されたパターン画像の何番目を検出しているか管理
するので、2つのセンサとカウンタのみといった簡単な
構成で基準となる画像形成部、および調整しようとする
画像形成部により形成されたパターン画像を検出して、
このセンサの出力が一致するタイミングを検出して、そ
の同等の検出タイミングとなるパターン画像がどのタイ
ミングで形成されたものであるのか簡単に判定すること
ができるので回路構成が簡単である。
【0177】また、本発明の画像形成装置によれば、基
準色のパターン画像とそれぞれがタイミングの異なる調
整色のパターン画像の1つとを一部が重なるように形成
して、複数形成されたパターン画像の中で最も所定の位
置関係に近いパターン画像を検出して書き込みタイミン
グを制御するので、転写搬送ベルト上において、同等の
画像形成条件にある位置に基準となる画像形成部、およ
び調整しようとする画像形成部によりパターン画像をそ
れぞれ重なるように形成することとなり、駆動ムラなど
の影響を受けることなく基準となる画像形成部と調整し
ようとする画像形成部の画像書き込み開始タイミングを
それぞれ正確に調整することが可能となる。この場合、
基準となる第1色の色成分パターン画像と、それぞれ形
成タイミングが異なる第2色の色成分パターン画像の1
つは、副走査方向形成幅は同一であるので、一方のパタ
ーン画像が他方のパターン画像に完全に覆われて(2つ
のパターン画像がピッタリ合った状態は含まない)正確
に検出されなくなるといった問題もなく、1つのセンサ
の出力を常時管理しておくだけで、簡単に正確なレジス
ト調整を行うことができる。 そして、パターン画像の幅
を検出して最小幅のパターン画像が形成されたタイミン
グから書き込みタイミングを制御するので、1つのセン
サのみで簡単に最も適したタイミングのパターン画像を
検出してレジスト調整することができる。
【0178】従って各色の画像形成部により形成された
各色の画像が転写ベルト上に置いて位置精度良く重ね合
わされることとなり、カラー画像を忠実に再現すること
が可能となる。
【0179】
【0180】
【0181】
【0182】
【0183】また、本発明の他の画像形成装置によれ
ば、各色(例えばYMC)毎にそれぞれ異なるタイミン
グでパターン画像を複数組形成すると共に、各色毎に適
切なタイミングパターンを検出して書き込みタイミング
を制御するので、複数の画像形成部に対してレジスト調
整が短時間で自動的に完了させることができる。さら
に、それぞれ異なるタイミングのパターン画像を形成す
る場合に、タイミングが同じパターン画像を複数形成す
ると共に、この形成された同じタイミングの複数のパタ
ーン画像を検出して検出結果の平均(統計)等の演算に
基づいて検出結果を確定するので、レジスト調整の精度
を向上させることが可能となる。
【0184】
【0185】さらに、本発明のその他の画像形成装置
よれば、複数組形成されたパターン画像の中で、それぞ
れのパターン画像が所定の位置関係にあるパターン画像
が検出されるまで調整を繰り返すので、各色の画像形成
部毎に確実にレジスト調整を行うことが可能となる。
【0186】また、基準色に対する第1色の書き込みタ
イミング調整が完了した段階で第2色の書き込みタイミ
ング調整に移行するので、各画像形成部を確実にレジス
ト調整すると共に、それぞれの画像形成部を自動的に調
整することができる。
【0187】しかも、所定の位置関係にあるパターン画
像を検出しても次のレベルのタイミングパターン調整ま
で行いこれ以上の調整が不要であれば次の色のタイミン
グ調整工程へ移行するので、最も適したレベルのレジス
ト調整を補償することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を備えたカラーデジタル複写機の全体の
構造を示す断面図である。
【図2】カラーデジタル複写機を核とするネットワーク
システムの構成図である。
【図3】カラーデジタル複写機の画像処理部における回
路構成を示すブロック構成図である。
【図4】カラーデジタル複写機に全体の制御ブロック図
である。
【図5】カラーデジタル複写機における操作パネル部分
の一例を示す平面図である。
【図6】ベルト状画像形成媒体である転写搬送ベルト、
およびパターン画像検出ユニットなどからなる転写搬送
ユニットの装置断面図である。
【図7】一実施形態におけるパターン画像の形成、およ
びパターン画像の検出方法を表した図である。
【図8】一実施形態におけるパターン画像の形成、およ
びパターン画像の検出方法を表した図である。
【図9】一実施形態におけるパターン画像の形成、およ
びパターン画像の検出方法を表した図である。
【図10】一実施形態におけるパターン画像形成方法を
表した図である。
【図11】一実施形態におけるパターン画像形成方法を
表した図である。
【図12】一実施形態におけるパターン画像形成方法を
表した図である。
【図13】一実施形態におけるパターン画像形成方法を
表した図である。
【符号の説明】
216 転写搬送ベルト 216a 両端部 216b 両端部 232a 検出センサ 232b 検出センサ 240 パターン画像検出ユニット 440 判定制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉浦 昭一郎 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (72)発明者 松田 英男 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−238954(JP,A) 特開 平9−304992(JP,A) 特開 平6−1002(JP,A) 特開 平8−278680(JP,A) 特開 平9−109453(JP,A) 特開 平8−2011(JP,A) 特開 平5−96715(JP,A) 特開 平5−344302(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/01 - 15/01 117 B41J 2/525 B41J 29/00 - 29/70

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 色成分毎の色画像情報を入力するための
    画像情報入力手段と、入力された色画像情報毎に画像を
    形成するための複数の画像形成手段と、該複数の画像形
    成手段で形成された各画像を転写するための転写手段
    と、該転写手段上に各画像の位置合わせのためのパター
    ン画像を形成するためのパターン画像形成手段と、該パ
    ターン画像を検出するためのパターン画像検出手段と、
    該パターン画像検出手段による該パターン画像の検出タ
    イミングに基づき、該複数の画像形成手段で形成された
    各色画像を転写手段へ重ねあわせるタイミングを調整す
    るための調整手段とを備えた画像形成装置において、上記 パターン画像検出手段は、上記転写手段の主走査方
    略両端部に、基準となる画像形成部により所定のタイ
    ミングで繰り返し形成されるパターン画像と、調整しよ
    うとする画像形成部によりそれぞれが異なるタイミング
    で形成されたパターン画像とをそれぞれ形成させると共
    に、上記転写手段の主走査方向略両端部において該パタ
    ーン画像を検出すると検出信号を出力するための第1及
    び第2の検出手段とから構成され、該第1および第2の
    検出手段の主走査ラインに対する検出タイミングのずれ
    を補正するための第1のパターン画像を出力するための
    第1の出力手段と、色成分毎の画像形成手段における各
    画像形成位置を調整するための第2のパターン画像を出
    力するための第2の出力手段とから構成されていること
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 第1のパターン画像は、各画像形成部の
    中で転写手段表面の光反射特性とは異なる光反射特性を
    有する顕像剤で形成されることを特徴とする請求項
    載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 第2のパターン画像は、各画像形成部の
    中で転写手段表面の光反射特性とは異なる光反射特性を
    有する顕像剤で形成されることを特徴とする請求項
    載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 第1および第2の検出手段により第1の
    パターン画像を検出した時に得られる検出信号から、そ
    れぞれの検出手段における主走査ラインに対する検出タ
    イミングのずれ量を補正データとして求める手段を備
    え、該検出手段により第2のパターン画像を検出して各
    画像形成部における画像書き込み開始タイミングを調整
    する際、該補正データに基づき画像書き込み開始タイミ
    ングを確定することを特徴とする請求項記載の画像形
    成装置。
  5. 【請求項5】 パターン画像形成手段は、第1および第
    2の画像検出手段の主走査ラインに対する検出タイミン
    グずれを補正するための第1のパターン画像を出力した
    後、色成分毎の画像形成手段における各画像形成手段間
    の距離を調整するための第2のパターン画像を出力する
    と共に、各画像形成部毎に画像書き込みタイミングが検
    出された際、該検出手段の取り付け位置のずれ量に基づ
    きタイミング補正することを特徴とする請求項記載の
    画像形成装置。
  6. 【請求項6】 パターン画像形成手段は、第2のパター
    ン画像を出力した後に、第1および第2の画像検出手段
    の主走査ラインに対する検出タイミングずれを補正する
    ための第1のパターン画像を出力すると共に、各画像形
    成部における画像書き込みタイミングが検出された後、
    該検出手段の取り付け位置ずれを考慮してタイミングを
    補正することを特徴とする請求項記載の画像形成装
    置。
  7. 【請求項7】 第1のパターン画像は基準となる画像形
    成手段により形成され、転写手段上の略両端部において
    主走査方向に対して略同一の位置関係にあり、第2のパ
    ターン画像は基準となる画像形成手段により形成された
    1つのパターン画像と、調整する画像形成手段により形
    成されたそれぞれが形成タイミングの異なる複数のパタ
    ーン画像とからなる1組のパターン画像であり、転写手
    段上の略両端部において主走査方向に対して略同一の位
    置関係にあることを特徴とする請求項1記載の画像形成
    装置。
  8. 【請求項8】 第1のパターン画像は基準となる画像形
    成手段により形成され、転写手段上の略両端部において
    主走査方向に対して同一の位置関係にあり、第2のパタ
    ーン画像は、基準となる画像形成手段により所定のタイ
    ミングで形成された内の1つのパターン画像と、調整す
    る画像形成手段により形成されたそれぞれが形成タイミ
    ングの異なる複数のパターン画像の内の1つを組にした
    複数組からなるパターン画像であり、転写手段上の略両
    端部において主走査方向に対して略同一の位置関係にあ
    ることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 画像書き込みタイミング調整手段は、パ
    ターン画像検出手段により、第1のパターン画像を検出
    して得られた補正データに基づき、2つの検出センサに
    より主走査方向において同一タイミングで検出されたパ
    ターン画像の形成タイミングを確認して各画像形成部に
    おける画像書き込み開始タイミングを調整することを特
    徴とする請求項若しくは記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 第2の検出手段によるパターン画像検
    出信号に基づいて、それぞれ異なるタイミングで形成さ
    れる複数のパターン画像のうち、何番目を検出している
    かを管理するパターン画像検出管理手段を備えているこ
    とを特徴とする請求項記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 第1又は第2の検出手段によるパター
    ン画像検出信号に基づいて、それぞれ異なるタイミング
    で形成される複数組のパターン画像のうちの、何番目を
    検出しているかを管理するパターン画像検出管理手段を
    備えていることを特徴とする請求項記載の画像形成装
    置。
  12. 【請求項12】 色成分毎の色画像情報を入力するため
    の画像情報入力手段と、入力された色画像情報毎に画像
    を形成するための複数の画像形成手段と、該複数の画像
    形成手段で形成された各画像を転写するための転写手段
    と、該転写手段上に各画像の位置合わせのためのパター
    ン画像を形成するためのパターン画像形成手段と、該パ
    ターン画像を検出するためのパターン画像検出手段と、
    該パターン画像検出手段による該パターン画像の検出タ
    イミングに基づき、該複数の画像形成手段で形成された
    各色画像を転写手段へ重ねあわせるタイミングを調整
    るための調整手段とを備えた画像形成装置において、上記 パターン画像形成手段にて、基準となる第1色のパ
    ターン画像と、それぞれ形成タイミングが異なる第2色
    のパターン画像の1つとを重ね合わせた検出パターン画
    像を複数形成すると共に、第1色のパターン画像と第2
    色のパターン画像の位置関係が所定の位置関係にある組
    のパターン画像を検出し、上記検出された組のパターン
    画像情報に応じて、画像形成部における画像書き込みタ
    イミングを調整するものであって、 上記パターン画像形成手段により形成される、基準とな
    る第1色のパターン画像と、それぞれ形成タイミングが
    異なる第2色のパターン画像の1つは、転写手段の搬送
    方向の幅が同じ幅で形成され、 上記パターン画像検出手段は、複数組の検出パターン画
    像の幅を検出すると共 に、該検出手段により検出した検
    出パターン画像の幅が最も小さいものを基準として、画
    像形成部の画像書き込みタイミングを調整する ことを特
    徴とする画像形成装置。
  13. 【請求項13】 色成分毎の色画像情報を入力するため
    の画像情報入力手段と、入力された色画像情報毎に画像
    を形成するための複数の画像形成手段と、該複数の画像
    形成手段で形成された各画像を転写するための転写手段
    と、該転写手段上に各画像の位置合わせのためのパター
    ン画像を形成するためのパターン画像形成手段と、該パ
    ターン画像を検出するためのパターン画像検出手段と、
    該パターン画像検出手段による該パターン画像の検出タ
    イミングに基づき、該複数の画像形成手段で形成された
    各色画像を転写手段へ重ねあわせるタイミングを調整す
    るための調整手段とを備えた画像形成装置において、 上記パターン画像形成手段は、基準となる所定の形成タ
    イミングの第1色のパターン画像と、それぞれ形成タイ
    ミングが異なる第2色のパターン画像とを重ね合わせた
    検出パターン画像を複数形成すると共に、前記形成タイ
    ミングが異なる第2色のパターン画像を重ねたあわせた
    検出パターン画像のそれぞれの組に対し、前記第2色の
    パターン画像の形成タイミングを同じにした複数組の検
    出パターン画像を形成してなり、 上記パターン画像検出手段は、第1色のパターン画像と
    第2色のパターン画像の位置関係が所定の位置関係にあ
    る複数組の検出パターン画像を検出し、 上記調整手段は、上記複数組の検出パターン画像の検出
    結果に基づいて、各画像形成部における画像書き込みタ
    イミングを調整する、ことを特徴とする画像形成装置。
  14. 【請求項14】 色成分毎の色画像情報を入力するため
    の画像情報入力手段と、入力された色画像情報毎に画像
    を形成するための複数の画像形成手段と、該複数の画像
    形成手段で形成された各画像を転写するための転写手段
    と、該転写手段上に各画像の位置合わせのためのパター
    ン画像を形成するためのパターン画像形成手段と、該パ
    ターン画像を検出するためのパターン画像検出手段と、
    該パターン画像検出手段による該パターン画像の検出タ
    イミングに基づき、該複数の画像形成手段で形成された
    各色画像を転写手段へ重ねあわせるタイミングを調整す
    るための調整手段とを備えた画像形成装置において、 上記パターン画像形成手段にて、基準となる第1色のパ
    ターン画像と、それぞれ形成タイミングが異なる第2色
    のパターン画像の1つとを重ね合わせた検出パターン画
    像の組を複数形成すると共に、第1色のパターン画像と
    第2色のパターン画像の位置関係が所定の位置関係にあ
    る組の検出パターン画像を検出し、上記検出された組の
    検出パターン画像情報に応じて、画像形成部における画
    像書き込みタイミングを調整するものであって、 上記 パターン画像形成手段は、色成分毎の画像を形成す
    る画像形成手段の中で、基準となる画像形成手段以外の
    画像形成手段毎に、基準となる画像形成手段により形成
    された第1色のパターン画像と組となる、それぞれ異な
    るタイミングの第2色のパターン画像を複数形成し、 上記異なるタイミングの第2色のパターン画像は、上記
    パターン画像検出手段において、基準となる第1色の
    ターン画像と所定の位置関係にある第2色のパターン画
    像が検出されるまで繰り返し形成されることを特徴とす
    る画像形成装置。
  15. 【請求項15】 上記パターン画像形成手段は、パター
    ン画像検出手段により所定の位置関係にあるパターン画
    像が検出されると、他の画像形成手段によるパターン画
    像形成に移行することを特徴とする請求項14記載の画
    像形成装置。
  16. 【請求項16】 上記パターン画像形成手段は、パター
    ン画像検出手段により所定の位置関係にあるパターン画
    像が検出されても、タイミングの異なる少なくとも1つ
    第2色のパターン画像を形成して基準となる第1色の
    パターン画像との位置関係を検出することを特徴とする
    請求項15記載の画像形成装置。
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