JP2006349851A - 画像形成装置 - Google Patents

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哲也 酒井
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勝行 平田
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Takashi Harashima
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Abstract

【課題】画像形成装置の濃度ムラを補正する。
【解決手段】主走査方向に濃度一定で、副走査方向に濃度勾配を有したテストパターンを入力画像として受付け、プリントすることにより、装置本体の主走査方向の各位置において正規の濃度勾配に対して生じている濃度勾配ムラを検出する手段と、検出した濃度勾配ムラに応じて、以降のプリント時に画像データの濃度補正をする補正データを作成し保存する手段とを備える。
【選択図】
図9

Description

本発明は、電子写真等の画像形成装置に関し、より詳しくは画像濃度ムラを補正する技術に関する。
画像形成装置として静電複写方式で作像するプリンタ等の装置においては、画像濃度ムラは帯電器での帯電ムラ、露光装置による露光ムラ、現像装置による現像ムラ、更には、転写部での転写ムラといった各種要因で起こりうる。従来から、これらが原因のムラは知られており対策も講じられている。
画像濃度ムラの原因の一つとして露光ムラに対しては、シェーディング補正、ガンマ補正といった補正方法が確立されている。
シェーディング補正は、光源の主走査方向の輝度ムラを補正する方法である。
ガンマ補正は、入力画像とプリント結果の画像とを比較してプリントエンジンの描画特性を求め、入力画像濃度に対して出力画像濃度が非線形である場合に、その非線形と逆特性の補正テーブルを作成しておき、実際のプリント時に画像データを前記補正テーブルで補正するものである。
上記のガンマ補正によりプリントエンジンの描画特性は線形性を補償され、入力画像に忠実なプリントができる筈であるが、実際には、僅かながら線形性から逸脱した濃度域も存在している。
そこで、従来、このようにガンマ補正では補正しきれない範囲を補正するために、図10に示すような濃度勾配を持ったテストパターンを読み取らせ、プリントされたテストパターンと比較して、補正データを作成していた。この補正データは、ガンマ補正を補うもので、ガンマ補正されたデータを更にこの補正データで補正するものである。
なお、前記従来技術は、文献公知ではないため、記載すべき先行技術文献情報はない。
ところで、レーザプリンタやLEDプリンタといった露光部に半導体デバイスを用いたディジタルプリンタにおいては、主走査方向において、図11に示すように露光量にバラツキを生じることが、本発明者によって確認された。その理由は、種々考えられるが、主要なものは、ビームを主走査するのにポリゴンミラーを用いていることにあると考えられる。すなわち、ポリゴンミラーを回転してビームを主走査すると、ビームのミラー面への入射角度が、主走査開始時点から終了時点までの各瞬時において異なり、これに伴って、ミラー面の反射率が異なることとなる。この結果として、入射ビームの強度が一定していても、反射光量すなわち感光体への露光量が変化するのである。
上記のように主走査方向で露光量が変化すると、従来のテストパターンは、濃度勾配が主走査方向にも存在するために、それを読み取りプリントしたデータは露光量のばらつきの影響を受けることとなる。このため、テストパターンとそれをプリントしたデータとを用いて得た補正データは、露光量の影響を受けているために、単なるガンマ補正を行っているに過ぎず、ガンマ補正を補う補正データとしては用いることが出来なくなるという問題がある。
本発明は、露光量が主走査方向の位置によって変動しても有効に画像濃度ムラを補正することの出来る合理的な解決手段を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、像担持体上に作像された画像をシート上にプリントする画像形成装置において、主走査方向に濃度一定で、副走査方向に濃度勾配を有したテストパターンを入力画像として受付け、プリントすることにより、装置本体の主走査方向の各位置において正規の濃度勾配に対して生じている濃度勾配ムラを検出する手段と、検出した濃度勾配ムラに応じて、以降のプリント時に画像データの濃度補正をする補正データを作成し保存する手段とを備えたことを特徴としている。
上記構成によれば、主走査方向の各位置において正規の濃度勾配に対して生じている濃度勾配ムラを検出し、それに応じた補正データを作成するので、以降のプリント時に、主走査位置毎に、かつ濃度に応じて、画像データの補正が行われる。この結果、レーザプリンタ等のビームを主走査して作像する方式の装置のように主走査位置によって露光量が変化しても、確実に濃度ムラの補正を行うことが出来る。
ここで、前記補正データは、主走査方向の各位置において入力画像の階調値に応じて濃度補正をする3次元テーブルである。
また、スキャナを備え、前記濃度勾配ムラを検出する手段は、プリントアウトしたテストパターンをスキャナで読み込み、読み込んだテストパターンを、前記入力画像として受け付けたテストパターンと対応する走査位置毎に照合して、濃度勾配ムラを検出する構成とすることができる。
以下、本発明に係る画像形成装置の実施の形態を、タンデム型のカラーデジタル複写機(以下、単に「複写機」という。)を例にして説明する。
<画像形成装置の全体構成>
図1は、実施の形態に係る複写機2の全体の概略構成を示す図である。同図に示すように複写機2は、大きく分けて原稿画像を読み取るイメージリーダ部4と、読み取った画像を記録シート上にプリントして再現するプリンタ部6とから構成されている。
イメージリーダ部4は自動原稿搬送装置3を有している。当該自動原稿搬送装置3は、原稿トレイにセットされた原稿を1枚ずつ原稿ガラス板(不図示)へと搬送する公知のものである。
原稿ガラス板の所定位置に搬送された原稿の画像はスキャナ5の移動によって、CCDカラーイメージセンサ(以下、単に「CCDセンサ」という)により読み取られ、レッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)の多値デジタル信号からなる画像データを得る。
これら各色成分毎の画像データは、制御部8において各種のデータ処理を受け、更にシアン(C),マゼンタ(M),イエロー(Y),ブラック(K)の各再現色の画像データに変換される(以下、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各再現色をY、M、C、Kと表し、各再現色に関連する構成部分の番号にこのY、M、C、Kを添字として付加する)。
当該画像データは、制御部8内の画像メモリ81(図2参照)に各再現色ごとに格納され、記録シートの供給と同期して所定のタイミングで走査ラインごと読み出されて、対応するLD光源(不図示)の駆動信号となる。
プリンタ部6は、周知の電子写真方式により画像を形成するものであって、搬送ベルト16と、当該搬送ベルト16を張架する駆動ローラ12、従動ローラ14、搬送ベルト16に対向して搬送ベルト16の走行方向に沿って所定間隔で配置されたY、M、C、Kの各色の作像部20Y〜20Kと、記録シートを給送する給紙部22と、定着部24とからなる。なお、駆動ローラ12は、図示しないDCブラシレスモータを駆動源とし、減速機を介して一定の回転速度で回転駆動される。
各作像部20Y〜20Kは、感光体ドラムと当該感光体ドラム表面を露光走査するための走査光学系26の外に、公知の帯電チャージャ、現像器、クリーナ(いずれも符号不記入)、および転写チャージャ25Y〜25Kなどからなる。なお、各感光体ドラムは、図示しないモータを駆動源として回転駆動される。
走査光学系26は、Y、M、C、Kに割り当てられた光源としてLD(不図示)と、各LDから発した光ビームを主走査方向に走査するポリゴンミラー27と、ポリゴンミラーで反射された走査ビームを対応する作像部の露光位置へ導く反射光学系43からなる。
給紙部22は、厚さの異なる記録シートを収納する給紙カセット28〜32と、この記録シートを各給紙カセットから繰り出すためのピックアップローラ34〜38、レジストローラ40などからなる。給紙カセット28〜32には、それぞれ、大きさの異なる普通紙等が収納されている。
各感光体ドラムは、走査光学系26による露光を受ける前にクリーナで表面の残存トナーが除去された後、帯電チャージャにより一様に帯電されており、このように一様に帯電した状態で上記走査光学系による露光を受けると、感光体ドラムの表面に静電潜像が形成される。
各静電潜像は、それぞれ各色の現像器により現像され、これにより感光体ドラム表面にY,M,C,Kのトナー像が形成され、各転写位置において搬送ベルト16の裏面側に配設された転写チャージャ25Y〜25Kの静電的作用により、当該搬送ベルト16上を搬送されてきた記録シートの表面に順次転写されていく。
この際、各色の作像動作は、そのトナー像が、搬送ベルト16上を搬送されてくる記録シートの同じ位置に重ね合わせて転写されるようにすべく、上流側から下流側に向けてタイミングをずらして実行される。
トナー像が転写された記録シートは、搬送ベルト16により定着部24にまで搬送される。定着部24の定着ローラ42は内部ヒータを備え、記録シートは、ここで高熱で加圧され、その表面のトナー粒子がシート表面に融着して定着された後、排紙トレイ44上に排出される。
<制御部の構成>
図2は、上記画像形成装置の動作を制御する制御部8を示す。
制御部8は、メイン制御部58、イメージリーダ部制御部60、およびプリンタ部制御部62からなる。
各制御部58、60、62は、それぞれバスラインB1、B2、B3に接続されたCPU、ROM、RAM、通信インターフェース64、65、66を有し、通信インターフェース64、65、66を介して相互に通信可能とされている。
各制御部のROMには、制御プログラムが格納され、その制御プログラムに基づき、それぞれのCPUが制御を実行する。
イメージリーダ部制御部60は、イメージリーダ部4のスキャナの移動や露光ランプのON・OFF制御をして原稿読取りを実行させるのに必要な機能部67、68を有し、バスラインB2を介してCPU等と接続されている。
プリンタ部制御部62は、プリンタ部6各部の動作を制御するLED駆動部75、ポリゴン駆動部76、現像器駆動部77、搬送ベルト駆動部78等を備え、バスラインB3を通じてCPU等と接続されている。
メイン制御部58は、イメージリーダ部4のCCDセンサにより得られた原稿の画像データを受け取り、信号処理して、格納する他、本実施の形態に特有のテストパターンを用いて補正データを作成する処理、上記イメージリーダ部制御部60およびプリンタ部制御部62に対して制御のタイミングなどを指示するのに必要な機能を備えている。また、操作パネル82が接続され、操作パネルへの所要のメッセージの表示、操作パネルから入力されたデータの読み取りを行っている。
図3は、操作パネルの概略平面図を示す。操作パネル上には表示部91と、入力部92とが設けられている。入力部は、テンキー93、コピーキー94、停止キー95、モードキー96、リセットキー97等が設けられている。モードキー96は、通常のコピー動作以外のモードに移行するキーで、テキストパターンを用いた補正データを作成する処理は、このキー96を押して、補正モードを選択することにより突入する。
メイン制御部58のEEPROM83には、図4に示すテストパターンデータが格納されている。テストパターンについては、後述する。
メイン制御部58の機能部の一つの画像信号処理部80は、原稿をスキャンして得られたR,G,Bの電気信号をそれぞれ変換して多値デジタル信号からなる画像データを生成し、さらにシェーディング補正やエッジ強調処理並びに上記テストパターンを用いた補正を施した後、Y,M,C,Kの再現色の画像データを生成して画像メモリ81に出力し、上記画像データを各再現色ごとに格納させる。
補正データ作成部84は、この実施の形態特有の処理で、図6のフローチャートに従って動作する。同フローチャートの説明は後述する。
図4は、上記EEPROM83に格納されたテストパターンを示す図である。このテストパターンは、副走査方向において4つの領域Ya、Ma、Ca、Kaに分かれている。第1領域Yaは、黄色パターンで、1行目Ya1が、全階調を256階調とした時の64階調の濃度で、2行目Ya2が128階調の濃度で、3行目Ya3が192階調の濃度で描かれている。各行とも、主走査方向の濃度は同じにしてある。
第2領域Ma、第3領域Ca、第4領域Kaも、第1領域Yaと同様、1行目(Ma1、Ca1、Ka1)は64階調、2行目(Ma2、Ca2、Ka2)は128階調、3行目(Ma3、Ca3、Ka3)は192階調の濃度とされている。主走査方向には濃度変化は無い。
図5は、制御部8の行う動作を示すメインフローである。
以下に、図5に基づき上記画像形成装置の動作を説明する。操作者が操作パネルを通じてコピーキー94を押したとすると(S1)、通常のコピー処理と判断し(S2)、コピー動作を実行する(S3)。コピー動作は、すでに構成の説明のところで説明済みのため、繰り返しての説明は省略する。
一方、操作者が、モードキー96を押して、補正データの作成を指定した場合には(S1)、処理はS2 → S4 → S5へと進み、補正データ作成処理のサブルーチンをコールする。モードキー96を押したが、補正データの作成以外の処理の場合は、S6 → S7へと進み、該当する処理を行う。
補正データ作成処理のサブルーチンは図6に示す。
図中、S11、S14、S21に記載のFは、フラグで、その値が“0”のときはテストパターンをEEPROMから読み出して、プリントする処理を行い、“1”のときは、プリントしたテストパターンをスキャナで読んで、補正データを作成する処理を行う。最初は、フラグは“0”に設定されている(S20:処理を抜けるときに0に設定されている。)。
図6のサブルーチンがコールされると、まず、フラグの値を確認する(S11)。最初は“0”に設定されているので、S12に進み、補正処理を禁止する。ここでいう補正処理とは、過去に作成されている補正データによる補正を意味している。補正データを作成するときに、過去の補正データによる補正を有効にしていると、補正データを補正する補助的なデータしか得られず、過去の補正データを新たな補正データで更新することが出来なくなるからである。
このように補正処理を禁止した状態で、テストパターンのプリントを行う(S13)。図8はプリントアウトされたテストパターンの前半部分を示している(後半は省略)。EEPROMから読み出したテストパターンは図4に示すように主走査方向には濃度勾配がないが、図8に示すプリントされたテストパターンは、主走査方向に濃度がバラついている。この濃度のバラつきが、画像形成装置のエンジン部分の階調濃度ムラを示している。読み出したテストパターンの各ラインは階調値が異なっているので、全てのラインの濃度ムラを集計すると、広範な濃度に亘る濃度ムラを検出することが出来ることになる。
S13の処理を終われば、フラグを“1”に設定して(S14)後、補正処理の禁止を解除し(S15)、リターンする。
装置は、補正データ作成処理のモードになっているので、制御は再び図6に戻る。
S11において、Fは、“1”と判定され、S16に進む。S16では、操作パネルに「プリントしたテストパターンをスキャナにセットして、コピーボタンを押してください。」というメッセージが表示される。操作者はこのメッセージに従い、プリントされたテストパターン用紙をスキャナにセットし、コピーボタンを押すと(S17)、スキャナがセットされたテストパターンを読み取り(S18)、読み取ったテストパターンを、EEPROMに格納されているテストパターンと照合し、補正データを作成する処理を行う(S19)。この処理は、図7に詳細に示されており、後述する。補正データの作成を完了すると、記憶している過去の補正データを新たな補正データに更新する(S20)。この後、フラグを“0”にセットして(S21)、自動的にモードを抜け、通常のモードに戻る(S22)。
次に、図7の補正データ作成処理について説明する。まず、図7のフローチャートで用いる変数i、j、kの説明をする。
変数iは、テストパターンの主走査方向の座標位置を示している。左端を0とし、1単位座標づつ右へ移動する毎に、1、2、3・・・と増加する。ここで、1単位座標とは、EEPROMに格納されているテストパターンの1画素相当の大きさを指すものとする。スキャナで読み取られたテストパターンは、スキャナの解像度により元の画素と大きさおよび数が異なっていることもあるので、両テストパターンに共通するスケールとして単位座標を用いることとした。
変数jは、EEPROMに格納されているテストパターンの濃度が均一な行(Ya1、Ya2・・・)の、副走査方向における並び順位である。1行目はj=0である。テストパターンがこの実施の形態のようにカラーパターンである場合は、行数は各色毎に0から始まる。なお、この実施の形態において「行」というときは、主走査方向に濃度が均一な帯状のパターンをいう。通常、この帯状のパターンは、複数の連続する主走査線の集まりで表現されることになり、従って、変数jは、帯状のパターンを描画する間は、主走査を繰り返しても変更されない。例えば、帯状のパターンを主走査線100本で表現するとすると、100回主走査を行う間は、前記変数jは変更しない。jをこのように主走査線100本の間変更しないようにするためには、主走査をカウントするカウンタを設けて、カウント値が100に達する度にjをインクリメントするようにする。図7のフローチャートは、主走査をカウントする構成までは示していないが、S38で、jがインクリメントされるには、カウンタがカウントアップするのを条件としている。
変数kは、色の種類である。k=0、1、2、3の順に、“Y”“M”“C”“K”の色が対応している。
また、図中、DiはEEPROMに格納されているテストパターンの、i番目の単位座標位置にある階調データである。Piは、スキャナで読み取られたテストパターンの、i番目の単位座標位置にある階調データである。
処理の開始時において、まず、上記各変数i、j、kを0にし(S31)、照合する両テストパターンのY色の1行目の左端から1番目の単位座標位置の階調値Di、Piを読み出す(S32)。そして、Pi/Diの演算を行い(S33)、補正データ格納領域としてあらかじめ確保されている記憶域に1番目の補正データとして格納する(S34)。この処理を終えると、変数iを1アップして(S35)、今度は2番目の単位座標位置の階調値Di、Piを読み出し(S32)、Pi/Di の演算を行い(S33)、補正データ格納領域としてあらかじめ確保されている記憶域に2番目の補正データとして格納する(S34)。以後、右端の単位座標位置(Imax)に達する(S36)まで、iをインクリメントしながら、各座標位置における両テストパターンの階調データを読み出し演算を行い、結果を補正データ格納領域に格納する。
やがて、右端の単位座標位置(Imax)まで、処理を完了すると、iの値をリセットした後(S37)、1行目の帯状のパターンを走査し終わるのを待って、変数jを1アップし(S38)、テストパターンのY色の2行目を対象として、S32〜S36のループ処理を繰り返し、補正データを得る。2行目の補正データを作成完了すれば、続いて3行目の補正データを作成する。3行目の補正データの作成を終えると、最早それ以上、Y色のテストパターンが存在しないので(S39)、jをリセットして後(S40)、変数kを1アップし(S41)、今度は、M色のテストパターンを用いて補正データの作成を行う。以下、M色を終えれば(S429)、C色の補正データの作成を行い、更にその後、K色の補正データの作成を行う。かくして、すべての色に関して補正データの作成を完了すれば(S42)、処理を終了する。
なお、補正データは、各行とも主走査1回分で作成しているが、各行は、上記したように例えば主走査線100本分の帯状のパターンであるから、主走査を100回繰り返す間収集し、100回分の平均を求めるようにする事もできる。
図9は、上記の処理によって作成された“K”色の補正データの例を示している。X軸は補正される前の画像データの濃度、Y軸は主走査位置、Z軸は補正された画像データの濃度をそれぞれ表している。そして、Rで示す3次元曲面が補正データである。この補正データから、各主走査位置での補正される前の画像データの濃度に対して、どれだけの濃度に補正するのかが求められる。たとえば、主走査位置Ytの補正される前の濃度がXtであるとしたら、補正後の濃度は、Ztに決定される。
上記補正データは、画像形成装置のEEPROMに格納され、以降のコピー動作に際して、読み取り画像データを補正するために供される。
なお、説明は省略するが、“K”色以外の他の色(“Y”“M”“C”)についても、同様な3次元の補正データが作成される。
各色用の補正データは、露光から現像、転写、定着に至るエンジン部分の総合特性による濃度ムラを殆ど完璧に補正するものであることが理解される。従って、この補正データをEEPROMに格納し、以前の補正データに対して更新することにより、以降のコピー処理においては、エンジン部分の総合特性に起因した濃度ムラが補正され、主走査方向全域にわたって入力画像に忠実なコピーが再現できる。
なお、本発明は上記実施の形態の構成に限定されるものではなく、発明思想を逸脱しない範囲で改変を含む。例えば以下のような例は、当然含まれる。
・ テストパターンは、各色毎に、副走査方向に3本としているが、4本でも、5本でも、更には、各色毎に1ページのサイズ分の本数を割り当てることも出来る。本数が多くなると、各色毎の濃度データも細かく、例えば全階調を256階調とした場合の32画素間隔とか、16画素間隔、更には8画素間隔で設定することが出来、よりキメの細かい補正データを得ることが出来る。
・ テストパターンの濃度勾配は、実施の形態のように副走査方向に増加するものではなく、減少するものでも良く、更には途中まで増加した後、減少するものであっても、或いはその逆であっても構わない。
・ テストパターンは、実施の形態では、予めEEPROMに格納しているが、用紙に印刷したものを準備しておき、補正データを作成する際に、スキャナから読み取るようにしてもよい。そのようにすると、EEPROMは不要である。
・ 実施の形態では、テストパターンをプリントしたものをスキャナから読み取って、基準のテストパターンと照合し、補正データを作成するのを、画像形成装置本体内において行っているが、濃度ムラの検出までを画像形成装置で行い、濃度ムラから補正データを作成する処理は、別の装置で行い、求めた補正データを画像形成装置に戻して格納するようにしてもかわまない。
・ 画像形成装置は、タンデム型を用いているが、これに限らず、公知の各種の型式のものに適用できる。また、勿論カラーコピー機に限らず、モノクロ方式にも適用できる。
・ 実施の形態では、光学系としてポリゴンミラーでビームを主走査方向にスキャンする構成を用いているが、例えば、LEDアレイを用いた光学系に対しても、本発明を実施することが出来る。LEDアレイの場合、各LEDに光量のばらつきがあると、本発明の補正方法で補正することが出来る。
・ 実施の形態では、EEPROMに格納したテストパターンを一旦プリントアウトし、それをスキャナで読み取って、元テストパターンと照合するようにしているが、スキャナを備えないプリンタにおいては、定着器の後方の記録シート搬送路上に、CCD等の読み取りセンサを設けて、該センサによりプリントされたテストパターンを読み取るようにすることも出来る。読み取ったテストパターンを、EEPROMに格納されたテストパターンと照合することにより補正データを作成する。更には、定着器で定着される前のトナーがシートに転写された状態でも、画像濃度を検出できるので、CCDセンサを定着器よりも手前の搬送路上に設けて、定着前の転写画像を読み取るようにして実施することも出来る。これらの実施形態は、特にスキャナを備えないプリンタにおいて有効である。
従来のガンマ補正に代えて用いることが出来る補正方法であり、エンジン部分に濃度ムラを有する画像形成装置に対して、その濃度ムラの補正を行うことが出来る。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の構成を示す図である。 制御部の構成を示すブロック図である。 表示パネルを示す図である。 実施の形態で用いるテストパターンを示す図である。 メインフローを示す図である。 メインフローからコールされるサブルーチンを示すフローチャートである。 補正データの作成処理を示すフローチャートである。 プリントしたテストパターンの濃度パターンを示す図である。 作成した補正データを、3次元構成で示した図である。 従来用いられていたテストパターンを示す図である。 感光体上主走査方向におけるレーザ光量の変動を示す図である。
符号の説明
2 複写機
3 原稿搬送装置
4 イメージリーダ
5 スキャナ
6 プリンタ部
8 制御部、
12、14 ローラ
16 搬送ベルト、
20Y、M、C、K 作像部、
22 給紙部、
24 定着部、
25Y、M、C、K 転写チャージャ、
26 走査光学系、
28〜32 給紙カセット、
42 ポリゴンミラー、
43 反射光学系、
58 メイン制御部、
60 イメージリーダ部制御部、
62 プリンタ部制御部、
64、65、66 通信インターフェイス、
67 CCD駆動部、
68 スキャナ、
75〜78 プリンタの各機能部、
80 画像処理部、
81 画像メモリ、
82 操作パネル、
83 EEPROM、
84 補正データ作成部、
91 表示部、
92 入力部、
93 テンキー、
94 コピーキー、
95 停止キー、
96 モードキー、
97 リセットキー、

Claims (5)

  1. 像担持体上に作像された画像をシート上にプリントする画像形成装置において、
    主走査方向に濃度一定で、副走査方向に濃度勾配を有したテストパターンを入力画像として受付け、プリントすることにより、装置本体の主走査方向の各位置において正規の濃度勾配に対して生じている濃度勾配ムラを検出する手段と、
    検出した濃度勾配ムラに応じて、以降のプリント時に画像データの濃度補正をする補正データを作成し保存する手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記補正データは、主走査方向の各位置において入力画像の階調値に応じて濃度補正をする3次元テーブルであることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. さらに、スキャナを備え、
    前記濃度勾配ムラを検出する手段は、プリントアウトしたテストパターンをスキャナで読み込み、読み込んだテストパターンを、前記入力画像として受け付けたテストパターンと対応する走査位置毎に照合して、濃度勾配ムラを検出することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 像担持体を有し、静電複写方式により作像しプリントする画像形成装置における濃度補正方法であって、
    主走査方向に濃度一定で、副走査方向に濃度勾配を有したテストパターンを入力画像として受付け、プリントすることにより、装置本体の主走査方向の各位置において正規の濃度勾配に対して生じている画像濃度ムラを検出するステップと、
    検出した濃度勾配ムラに応じて、以降のプリント時に画像データの濃度補正をする補正データを作成し保存するステップと、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置における濃度補正方法。
  5. 像担持体上に作像された画像をシート上にプリントする画像形成装置において、
    主走査方向に濃度一定で、副走査方向に濃度勾配を有したテストパターンを入力画像として受付け、少なくとも転写処理まですることにより、装置本体の主走査方向の各位置において正規の濃度勾配に対して生じている濃度勾配ムラを検出する手段と、
    検出した濃度勾配ムラに応じて、以降のプリント時に画像データの濃度補正をする補正データを作成し保存する手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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