JP2002172817A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002172817A
JP2002172817A JP2001122245A JP2001122245A JP2002172817A JP 2002172817 A JP2002172817 A JP 2002172817A JP 2001122245 A JP2001122245 A JP 2001122245A JP 2001122245 A JP2001122245 A JP 2001122245A JP 2002172817 A JP2002172817 A JP 2002172817A
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image
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writing
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forming apparatus
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Application number
JP2001122245A
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English (en)
Inventor
Takayuki Maruta
貴之 丸田
Minori Uchida
美乃里 内田
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、レーザ光パワーに対してあらゆ
る場合に同じ補正を加えては不都合となる場合があとい
う課題を解決しようとするものである。 【解決手段】 この発明は、多値を表すデータに対応し
て多段階の光パワーで像担持体に書き込みを行う書き込
み手段3を有する画像形成装置において、書き込み手段
3の書き込み光量を段階的に調整する光量調整手段20
を備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複写機、ファクシミ
リなどの画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置には、多値を表すデータに
対応して多段階の光パワーで像担持体としての感光体に
書き込みを行う書き込み手段として、レーザ光学系を有
する書き込み装置を用いたものがある。上記レーザ光学
系は、レーザ光源からのデータで変調されたレーザ光を
コリメートレンズ、アパーチャ、シリンダレンズを通し
てポリゴンミラーにより主走査方向に走査し、このポリ
ゴンミラーからのレーザ光をfθレンズ等を通して感光
体に照射することにより、感光体を露光してデータを感
光体に書き込んでいる。
【0003】このレーザ光学系では、レーザ光源が主走
査方向に一定のパワーで発光すれば、レーザ光学系のシ
ェーディング特性により、図3に示すように感光体面上
でレーザ光パワーに違いが生じる。感光体面上のレーザ
光パワーは、主走査方向の中央部で高く、主走査方向の
端部で低くなる。そこで、感光体面上のレーザ光パワー
を均一にするためにレーザ光パワーを図4に示すように
補正することで、画像品質を向上させるようにした書き
込み装置が特開平11−286137号公報に記載され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平11−28
6137号公報記載の書き込み装置では、感光体面上の
レーザ光パワーを均一にするためにレーザ光パワーを補
正しているが、例えば、感光体の感度の前後偏差や帯電
チャージャのハイト差等の原因により、レーザ光パワー
に対してあらゆる場合に同じ補正を加えては不都合とな
る場合があり、画像品質を十分に向上させられないこと
もあった。
【0005】例えば、現像能力が高い場合、主走査方向
の中央と端部との画像濃度ムラが顕著に発生した。これ
は、もともとシェーディング補正の目的は、光学系で引
き起こされた主走査側の感光体上での光パワーの変化
(端部ほど弱くなる)を補正するので、必ずしも完全に
シェーディング特性を補正することができず、図6に示
すように主走査方向で感光体の帯電電位ムラが生じるこ
とになる。このため、感光体上の静電潜像を顕像化した
際に図7に示すように主走査方向で現像ポテンシャル差
が生じ、しいては主走査方向で現像能力が異なり、画像
濃度ムラの発生のし方が異なっていた。
【0006】本発明の目的は、画像品質を十分に向上さ
せることができる画像形成装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、各色バランスよくシェーディング
を補正して画像品質を向上させることができる画像形成
装置を提供することにある。本発明の他の目的は、各デ
ィザパターンに対して最適なシェーディング補正を行っ
て画像品質を向上させることができる画像形成装置を提
供することにある。本発明の他の目的は、各画像種類選
択モードに対して最適なシェーディング補正を行って画
像品質を向上させることができる画像形成装置を提供す
ることにある。
【0007】本発明の他の目的は、複雑な計算を単純化
でき、ソフトウエア付加を少なくできる画像形成装置を
提供することにある。
【0008】本発明の他の目的は、グレーバランスの整
った高品質な画像を得ることができる画像形成装置を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、多値を表すデータに対応し
て多段階の光パワーで像担持体に書き込みを行う書き込
み手段を有する画像形成装置において、前記書き込み手
段の書き込み光量を段階的に調整する光量調整手段を備
えたものである。
【0010】請求項2に係る発明は、請求項1記載の画
像形成装置であってフルカラー画像を形成する画像形成
装置において、前記光量調整手段は各色ごとに主走査方
向の書き込み光量を調整するものである。
【0011】請求項3に係る発明は、請求項1または2
記載の画像形成装置であってデータのディザ処理を行う
画像形成装置において、前記光量調整手段はディザパタ
ーンの違いによって書き込み光量の調整の値を変更する
ものである。
【0012】請求項4に係る発明は、請求項1、2また
は3記載の画像形成装置であって複数の画像種類選択モ
ードを選択的に使用する画像形成装置において、前記光
量調整手段は画像種類選択モードの違いによって書き込
み光量の調整の値を変更するものである。
【0013】請求項5に係る発明は、多値を表すデータ
に対応して多段階の光パワーで像担持体に書き込みを行
う書き込み手段と、この書き込み手段の書き込み光量を
主走査方向に段階的に調整するシェーディング補正手段
と、前記像担持体上の静電潜像を現像する現像手段とを
有する画像形成装置において、前記現像手段の現像γを
検出する現像γ検出手段と、この現像γ検出手段で検出
した現像γにより前記シェーディング補正手段の書き込
み光量調整量を変更する機能とを備えたものである。
【0014】請求項6に係る発明は、請求項5記載の画
像形成装置において、前記シェーディング補正手段は、
主走査方向全域で書き込み光量を調整するための複数の
補正テーブルを備え、この複数の補正テーブルから選択
した補正テーブルを用いて書き込み光量を調整するもの
である。
【0015】請求項7に係る発明は、請求項5または6
記載の画像形成装置であって、前記書き込み手段及び前
記現像手段を複数色分用いてフルカラー画像を形成する
画像形成装置において、前記現像γ検出手段として、前
記複数色分の現像手段の各現像γを検出する現像γ検出
手段を有し、この現像γ検出手段で検出した現像γによ
り各色毎に前記シェーディング補正手段による前記書き
込み手段の書き込み光量調整量を変更するものである。
【0016】請求項8に係る発明は、請求項5〜7のい
ずれか1つに記載の画像形成装置において、前記現像γ
検出手段は、前記像担持体の潜像電位を検出する電位セ
ンサと、前記像担持体上の顕像化されたトナー像のトナ
ー付着量を検出する光学センサの各検出結果により前記
現像γを算出する手段からなるものである。
【0017】請求項9に係る発明は、請求項5〜7のい
ずれか1つに記載の画像形成装置において、前記現像手
段は2成分現像剤により現像を行う現像手段であり、前
記現像γ検出手段は前記現像手段内の2成分現像剤のト
ナー濃度を検出するセンサであるものである。
【0018】
【発明の実施の形態】図2は本発明の第1実施形態の概
略を示す。この第1実施形態は、デジタルカラー複写機
からなるカラー画像形成装置の一形態である。まず、こ
の第1実施形態の作像について説明する。図2におい
て、100は画像形成部であるレーザプリンタ、200
は自動原稿送り装置(以下ADFという)、300は操
作部としての操作ボード、400は画像読み取り装置と
してのイメージスキャナである。
【0019】イメージスキャナ400は、原稿台として
のコンタクトガラス401の下方に配置されている照明
用のランプ402を搭載した移動体が図2の左右方向
(副走査方向)に機械的に一定速度で移動してコンタク
トガラス401上の原稿の画像を読み取る画像読み取り
装置である。照明用のランプ402から出た光はコンタ
クトガラス401上に載置されている原稿を照明し、そ
の反射光、即ち、原稿の光像はミラー403〜405及
びレンズ406を通って色分解手段としてのダイクロイ
ックプリズム410に入射する。
【0020】ダイクロイックプリズム410は入射光を
波長に応じてレッド(以下Rという),グリーン(以下
Gという),ブルー(以下Bという)の3色の光に分光
する。この分光された3色の光は、それぞれ互いに異な
る一次元電荷結合素子(CCD)からなるイメージセン
サに入射して光電変換され、原稿画像が主走査方向の1
ライン分ずつR,G,Bの各色成分に色分解されて同時
に読み取られる。このイメージセンサからのR,G,B
各色の画像信号はそれぞれ図示しないA/D変換器によ
り例えば8ビットのR,G,B各色のデジタル画像デー
タに変換されて出力される。
【0021】ADF200は、イメージスキャナ400
の上方に配置されており、原稿載置台210上に多数の
原稿が積載される。原稿の給紙動作時には、回転する呼
び出しコロ212が原稿載置台210上の原稿を繰り出
し、分離コロ213が最上部の原稿のみを分離する。こ
の原稿は、プルアウトローラ217及び搬送ベルト21
6によりイメージスキャナ400のコンタクトガラス4
01上に搬送され、所定の読み取り位置で停止する。
【0022】イメージスキャナ400がコンタクトガラ
ス401上の原稿の画像読み取りを終了すると、コンタ
クトガラス401上の原稿は搬送ベルト216により排
紙され、次の原稿が上述のように読み取り位置に送られ
る。呼び出しコロ212の手前には原稿載置台210上
に原稿が載積されているか否かを検知するための光学セ
ンサである原稿有無センサ211が設置され、分離コロ
213とプルアウトローラ217の間には原稿の先端及
びサイズを検知するための光学センサである原稿先端セ
ンサ214が設置されている。
【0023】原稿先端センサ214は、主走査方向の互
いに異なる位置に配置された複数のセンサで構成されて
おり、これらのセンサの検出状態の組み合わせにより、
主走査方向の原稿サイズ、即ち原稿幅を検知することが
できる。また、図示しない給紙モータにその回転量に応
じたパルスを出力するパルス発生器が設けられており、
ADF200の制御装置は原稿先端センサ214を原稿
が通過する時間を計測することにより、副走査方向の原
稿サイズ、即ち原稿の長さを検知する。尚、呼び出しコ
ロ212及び分離コロ213は図示しない給紙モータに
より駆動され、プルアウトローラ217及び搬送ベルト
216は図示しない搬送モータにより駆動される。ま
た、光学センサからなるレジストセンサ215は、プル
アウトローラ217の下流に配置され、原稿を検知す
る。
【0024】レーザプリンタ100は、像担持体として
の感光体を用いて画像の再生を行う。この感光体は例え
ば感光体ドラム1が用いられているが、感光体ベルトな
どを用いてもよい。感光体ドラム1の周囲には、一連の
静電写真プロセスを行うユニット、即ち、帯電手段とし
ての帯電チャージャ5、書き込み手段としての光書き込
みユニット3、現像手段としての現像ユニット4、中間
転写体としての転写ドラム2、クリーニングユニット6
などが配置されている。光書き込みユニット3には図示
しないレーザ光源としての半導体レーザ(レーザダイオ
ード:以下LDという)が備えらられており、このLD
が発するレーザ光は図示しないコリメートレンズ、アパ
ーチャ、シリンダレンズからなる光学系を通って偏向走
査手段としての回転多面鏡3bにより主走査方向に偏向
走査されてfθレンズ3c、ミラー3d及びレンズ3e
からなる光学系を経て感光体ドラム1の表面に結像され
る。回転多面鏡3bはポリゴンモータ3aにより高速で
定速回転駆動される。
【0025】図示しない画像制御部は、多階調の画像デ
ータにより駆動されるLDの発光タイミングが回転多面
鏡3bのレーザ光偏向走査と同期するようにLDの駆動
信号を制御し、つまり、感光体ドラム1上を所定の光書
き込み開始位置からレーザ光で主走査方向に走査するよ
うにLDの発光を制御する。感光体ドラム1は、予め帯
電チャージャ5によるコロナ放電で一様に高電位に帯電
された後に、光書き込みユニット3からのレーザ光によ
り露光されて静電潜像が形成される。この感光体ドラム
1上の静電潜像は現像ユニット4により可視像化され
る。
【0026】現像ユニット4は例えば感光体ドラム1上
の静電潜像を各々マゼンタ(以下Mという)、シアン
(以下Cという)、イエロー(以下Yという)、ブラッ
ク(以下Bkという)各色の画像に顕像化する4組の現
像器4M,4C,4Y,4Bkを備えている。現像器4
M,4C,4Y,4Bkはいずれか一つが選択的に付勢
されて現像位置に移動して現像動作を行い、感光体ドラ
ム1上の静電潜像はM、C、Y、Bk各色のいずれか一
色のトナー像に顕像化される。
【0027】一方、給紙装置としての給紙カセット11
に収納された転写材としての転写紙は、給紙コロ12で
繰り出され、レジストローラ13によりタイミングを取
って転写ドラム2の表面に送り込まれ、転写ドラム2の
表面に吸着されて転写ドラム2の回転に伴って移動す
る。感光体ドラム1上のトナー像は転写手段としての転
写チャージャ7により転写ドラム2上の転写紙に転写さ
れる。
【0028】単色コピーモードの場合には、単色の作像
プロセスが行われ、光書き込みユニット3のLDがその
単色の画像データで変調されて感光体ドラム1上にその
単色のトナー像が形成され、このトナー像が転写紙に転
写された後に転写紙が転写ドラム2から分離される。こ
の転写紙は、定着器9でトナー像が定着され、排紙トレ
イ10に排紙される。また、フルカラーモードの場合に
は、Bk、M、C、Y各色の画像を感光体ドラム1上に
順次に形成する各色の作像プロセスが順次に行われ、感
光体ドラム1上に順次に形成されたBk、M、C、Y各
色の画像が一枚の転写紙上に重ねて転写される。
【0029】この場合は、まず、光書き込みユニット3
のLDがBk画像データで変調されて感光体ドラム1上
にBkトナー像が形成され、このBkトナー像が転写ド
ラム2上の転写紙に転写された後に転写紙が転写ドラム
2から分離されることなく、光書き込みユニット3のL
DがM画像データで変調されて感光体ドラム1上にMト
ナー像が形成され、このMトナー像が転写ドラム2上の
転写紙にBkトナー像と重ねて転写される。
【0030】更に、光書き込みユニット3のLDがC画
像データで変調されて感光体ドラム1上にCトナー像が
形成され、このCトナー像が転写ドラム2上の転写紙に
Bkトナー像、Mトナー像と重ねて転写された後に光書
き込みユニット3のLDがY画像データで変調されて感
光体ドラム1上にYトナー像が形成され、このYトナー
像が転写ドラム2上の転写紙にBkトナー像、Mトナー
像、Cトナー像と重ねて転写されることによりフルカラ
ー画像が形成される。Bk、M、C、Y各色のトナー像
の転写が全て終了すると、転写ドラム2上の転写紙は分
離チャージャ8による除電で転写ドラム2から分離され
て定着器9でトナー像が定着された後に排紙トレイ10
に排出される。
【0031】図1は本実施形態の回路構成を示す。画像
処理部500は、イメージスキャナ400からのR,
G,B各色のデジタル画像データに対して、イメージス
キャナγ補正、Bk、M、C、Y各色の画像データへの
変換、これらのBk、M、C、Y各色の画像データの選
択、ディザ処理による多値化などを行い、かつ、文字モ
ード、写真モードなどの画像種類選択モードなどにより
ディザパターンを切換える。このように、画像処理部5
00は、画像データをディザ処理により多値化する多値
化手段を有する。ここに、文字モード、写真モードなど
の画像種類選択モードは操作ボード300のモード選択
手段としてのモード選択キーにより選択され、画像処理
部500はその選択された画像種類選択モードに応じて
ディザ処理に用いるディザパターンを切換える。
【0032】光量調整手段としてのシェーディング補正
部20は、画像処理部500からBk、M、C、Y各色
の多値の画像データが1色分ずつ順次に入力され、この
画像データを、主走査方向について画像処理部500か
らの同一のデータに対する光書き込みユニット3から感
光体ドラム1へのレーザ光パワー(書き込み光量)が一
定となるように段階的に補正することで、図5に示すよ
うに光書き込みユニット3の書き込み光量を段階的に調
整して光書き込みユニット3の光学系による感光体ドラ
ム1上のレーザ光パワーの変動(シェーディング)を補
正する。
【0033】ここに、本実施形態では、各色のトナー像
を重ね合わせてフルカラー画像を形成するため、画像デ
ータのシェーディング補正を全色同一に行うと、色のバ
ランスが崩れる場合がある。そこで、シェーディング補
正部20は、各色の画像データ毎に最適な補正値を選択
し、各色の画像データをそれぞれその選択した最適な補
正値で主走査方向について同一のデータに対して濃度
(書き込み光量)が一定となるように段階的に補正す
る。
【0034】また、使用するディザパターンが異なる
と、画像の濃度差の現れ方が異なる。そこで、シェーデ
ィング補正部20は、画像処理部500でディザ処理に
使用するディザパターンの違い(使用するディザパター
ンの切り換え)によって画像データの補正値を最適な値
に変更する。また、画像種類選択モードの違いによっ
て、使用するディザパターンが異なって画像の濃度差の
現れ方が異なる。そこで、シェーディング補正部20
は、操作ボード300により選択された画像種類選択モ
ードの違いによって(選択された画像種類選択モードに
応じて)画像データの補正値を最適な値に変更する。
【0035】この第1実施形態によれば、書き込み手段
としての光書き込みユニット3の書き込み光量を段階的
に調整する光量調整手段としてのシェーディング補正部
20を備えたので、感光体ドラム1上のレーザ光パワー
の変動(シェーディング)を補正して画像品質を十分に
向上させることができる。
【0036】また、この第1実施形態によれば、フルカ
ラー画像を形成する画像形成装置において、光量調整手
段20が各色ごとに主走査方向の書き込み光量を調整す
るので、各色バランスよくシェーディングを補正して画
像品質を向上させることができる。
【0037】また、この第1実施形態によれば、データ
のディザ処理を行う画像形成装置において、光量調整手
段20はディザパターンの違いによって書き込み光量の
調整の値を変更するので、各ディザパターンに対して最
適なシェーディング補正を行って画像品質を向上させる
ことができる。
【0038】また、この第1実施形態によれば、複数の
画像種類選択モードを選択的に使用する画像形成装置に
おいて、光量調整手段20が画像種類選択モードの違い
によって書き込み光量の調整の値を変更するので、各画
像種類選択モードに対して最適なシェーディング補正を
行って画像品質を向上させることができる。
【0039】次に、本発明の第2実施形態について説明
する。この第2実施形態は、画像形成装置としての電子
写真式のカラー複写機の実施形態である。図8は本カラ
ー複写機の概略構成を示し、図9は本カラー複写機の画
像形成部の概略構成を示す。このカラー複写機は、カラ
ー画像読取装置(以下、カラースキャナという)60
0、画像形成部としてのカラー画像記録装置(以下、カ
ラープリンタという)700、給紙バンク800等で構
成されている。
【0040】カラースキャナ600は、コンタクトガラ
ス601上に載置された原稿を照明ランプ602により
照明し、その反射光をミラー群603、604、605
及びレンズ606を介してカラーセンサ607に結像す
るとともに、照明ランプ602及びミラー群603〜6
05の移動により原稿を走査し、原稿のカラー画像情報
を、例えば赤,緑,青(以下、それぞれR,G,Bとい
う)の色分解光毎に読み取ってそれぞれ電気的な画像信
号に変換し、1度の原稿走査でR、G、B3色の画像デ
ータを得る。ここで、カラーセンサ607は、本実施形
態ではR,G,Bの色分解手段とCCDのような光電変
換素子で構成され、原稿の画像を色分解したR,G,B
3色のカラー画像を同時に読み取る。
【0041】図示しない画像処理部は、カラースキャナ
600からのR,G,B各色に分解した画像信号の強度
レベルをもとにして、色変換処理を行い、ブラック(以
下、Bkという),シアン(以下、Cという),マゼン
タ(以下、Mという),イエロー(以下、Yという)各
色のカラー画像データを順次に得る。カラープリンタ7
00は、画像処理部からのBk、C、M、Y各色のカラ
ー画像データにより順次にBk、C、M、Y各色の画像
形成を行い、これらの画像を重ね合わせて最終的な4色
重ねのフルカラー画像を形成する。
【0042】Bk,C,M,Y各色のカラー画像データ
を得るためのカラースキャナ600の動作は次のとおり
である。カラースキャナ600は、カラープリンタ70
0の動作とタイミングを取ったスキャナスタ−ト信号を
受けて、照明ランプ602及びミラー群603〜605
等からなる光学系の矢印左方向への移動で原稿を走査
し、R、G、B3色のカラー画像データを画像処理部へ
出力して1回の走査毎に1色のカラー画像データが画像
処理部から得られる。この動作が合計4回繰り返される
ことによって、4色のカラー画像データが順次に得られ
る。そして、カラープリンタ700が、画像処理部から
のBk、C、M、Y各色のカラー画像データにより順次
にBk、C、M、Y各色の画像形成を行い、これらの画
像を重ね合わせて最終的な4色重ねのフルカラー画像を
形成する。
【0043】カラープリンタ700は、像担持体として
の感光体(ここではドラム状感光体)701、書き込み
手段としての書き込み光学ユニット702、現像手段と
してのリボルバ現像ユニット703、中間転写ユニット
704、2次転写手段としての2次転写ユニット70
5、定着装置706等で構成されている。
【0044】感光体701は図示しない駆動部により回
転駆動されて矢印の反時計方向に回転し、その周りに、
感光体クリ−ニング装置707、除電ランプ708、帯
電手段としての帯電器709、電位センサ710、リボ
ルバ現像ユニット703の選択された現像器、光学セン
サである反射濃度センサ711、中間転写ユニット70
4などが配置されている。帯電器709は、図示しない
帯電用電源から電圧が印加されて感光体701を一様に
帯電させる。電位センサ710は感光体701の表面電
位を検知し、反射濃度センサ711は感光体701の反
射濃度を光学的に検知する。
【0045】また、書き込み光学ユニット702は、カ
ラースキャナ600から画像処理部を介して入力される
カラー画像データを光信号に変換して、原稿の画像に対
応した光書き込みを感光体701の一様に帯電された表
面に行い、感光体701上に静電潜像を形成する。この
書き込み光学ユニット702は、光源としての半導体レ
ーザ712、図示しないレーザ発光駆動制御部、ポリゴ
ンミラー713とその回転駆動用モ−タ714、f/θ
レンズ715、反射ミラー716などで構成されてい
る。半導体レーザ712は、レーザ発光駆動制御部に
て、カラースキャナ600から画像処理部を介して入力
されるカラー画像データにより駆動制御されることで、
カラー画像データで変調されたレーザ光を出射する。こ
のレーザ光は、ポリゴンミラー713により主走査方向
に走査され、f/θレンズ715、反射ミラー716な
どを介して感光体701に照射される。
【0046】また、リボルバ現像ユニット703は、図
10に示すように、Bk現像器703Bk、C現像器7
03C、M現像器703M、Y現像器703Yと、これ
らの現像器703Bk、703C、703M、703Y
を回転させるリボルバ回転駆動部と、各現像器703B
k、703C、703M、703YにBkトナー、Cト
ナー、Mトナー、Yトナーをそれぞれ補給するBk、
C、M、Y各色のトナーボトル717Bk、717C、
7173M、717Yなどで構成されている。
【0047】各現像器703Bk、703C、703
M、703Yは、感光体701上の静電潜像を現像する
ために現像剤の穂を感光体701の表面に接触させて回
転する現像剤担持体としての現像ローラ718Bk、7
18C、7183M、718Yと、現像剤を汲み上げて
撹拌するために回転する攪拌手段としての現像剤パドル
719Bk、719C、7193M、719Yなどで構
成されている。各色のトナー補給部はそれぞれ図示しな
いトナー補給モータで駆動されることにより各色のトナ
ーボトル717Bk、717C、7173M、717Y
から各現像器703Bk、703C、703M、703
Yへトナーを補給し、各現像器703Bk、703C、
703M、703Yは内部の現像剤とトナー補給部から
補給されたトナーとを現像剤パドル719Bk、719
C、7193M、719Yで攪拌する。
【0048】各現像器703Bk、703C、703
M、703Y内には、Bkトナーとフェライトキャリア
とからなる2成分現像剤、Cトナーとフェライトキャリ
アとからなる2成分現像剤、Mトナーとフェライトキャ
リアとからなる2成分現像剤、Yトナーとフェライトキ
ャリアとからなる2成分現像剤がそれぞれ収納されてお
り、Bk、C、M、Y各色のトナーがフェライトキャリ
アとの撹拌によって負極性に帯電される。また、各現像
器703Bk、703C、703M、703Y内の現像
スリ−ブ718Bk、718C、7183M、718Y
には図示しない現像バイアス印加手段としての現像バイ
アス電源によって負の直流電圧Vdcに交流電圧Vacが重
畳された現像バイアスが印加され、現像スリ−ブ718
Bk、718C、718M、718Yが感光体701の
金属基体層に対して所定電位にバイアスされている。
【0049】本カラー複写機の待機状態では、リボルバ
現像ユニット703はBk現像器703Kが現像位置の
45度手前にセットされており、複写動作が開始される
と、カラースキャナ600で所定のタイミングからBk
カラー画像データを得るための原稿画像の読み取りが開
始され、このカラースキャナ600からのカラー画像デ
ータが画像処理部を介して書き込み光学ユニット702
に入力されて書き込み光学ユニット702が画像処理部
からのBkカラー画像データに基づきレーザ光による光
書き込み、静電潜像形成を開始する(以下、Bk画像デ
ータによる静電潜像をBk潜像という。C画像データに
よる静電潜像,M画像データによる静電潜像,Y画像デ
ータによる静電潜像も同様にC潜像、M潜像、Y潜像と
いう)。
【0050】リボルバ現像ユニット703は、感光体7
01上のBk潜像の先端部から現像すべく現像位置にB
k潜像先端部が到達する前に、Bk現像器703Bkを
現像位置に移動し、Bk現像器703BにおけるBk現
像スリ−ブ718Bkの回転を開始し、感光体701上
のBk潜像をBkトナーで現像してBkトナー像とす
る。そして、以後、感光体701上のBk潜像の現像動
作が続けられるが、Bk潜像の後端部が現像位置を通過
し所定の距離を移動した時点で、速やかに次の色の現像
器が現像位置にくるまで、リボルバ現像ユニット703
が回転する。これは、少なくとも次の画像データによる
静電潜像の先端部がBk現像位置に到達する前に完了す
る。
【0051】中間転写ユニット704は、後述する複数
のローラに張架された中間転写体である中間転写ベルト
720などで構成されている。この中間転写ベルト72
0の周りには、2次転写ユニット705の転写材担持体
である2次転写ベルト721、2次転写電荷付与手段で
ある2次転写バイアスローラ722、中間転写体クリー
ニング手段であるベルトクリーニング装置723、潤滑
剤塗布手段である潤滑剤塗布ブラシ724などが中間転
写ベルト720と対向するように配設されている。
【0052】また、位置検知用マークが中間転写ベルト
720の内周面(あるいは外周面)に設けられ、マーク
検知用センサとしての光学センサ725は、中間転写ベ
ルト720が架け渡されているバイアスローラ726と
駆動ローラ727との間の位置に設けられる。
【0053】中間転写ベルト720は、1次転写電荷付
与手段である1次転写バイアスローラ726、ベルト駆
動ローラ727、ベルトテンションローラ728、2次
転写対向ローラ729,クリーニング対向ローラ73
0、及びアースローラ731に張架されている。これら
のローラ726〜731は導電性材料で形成され、1次
転写バイアスローラ726以外の各ローラ727〜73
1は接地されている。
【0054】1次転写バイアスローラ726には、1次
転写電源732により、中間転写ベルト720上のトナ
ー像の重ね合わせ数に応じて所定の大きさの電流又は電
圧に制御された転写バイアスが印加される。また、中間
転写ベルト720は、図示しない駆動モータによって回
転駆動されるベルト駆動ローラ727により、矢印方向
に駆動される。中間転写ベルト720は、半導体または
絶縁体で、単層または多層構造となっている。
【0055】感光体701上のトナー像を中間転写ベル
ト720に転写する転写部(以下1次転写部という)で
は、1次転写バイアスローラ726及びアースローラ7
31で中間転写ベルト720を感光体701側に押し当
てるように張架することにより、感光体701と中間転
写ベルト720との間に所定幅のニップ部を形成してい
る。
【0056】潤滑剤塗布ブラシ724は、板状に形成さ
れた潤滑剤としてのステアリン酸亜鉛733を研磨し、
この研磨された微粒子を中間転写ベルト720に塗布す
る。この潤滑剤塗布ブラシ724も、図示しない接離機
構により中間転写ベルト720に対して接離可能に構成
され、所定のタイミングで中間転写ベルト720に接触
するように制御される。
【0057】2次転写ユニット705は、3つの支持ロ
ーラ734〜736に張架された2次転写ベルト721
などで構成され、2次転写ベルト721の支持ローラ7
34、735間張架部が2次転写対向ローラ729に対
して圧接可能になっている。3つの支持ローラ734〜
736の一つは、図示しない駆動手段によって回転駆動
される駆動ローラであり、この駆動ローラにより2次転
写ベルト721が駆動される。
【0058】2次転写バイアスローラ722は、2次転
写手段であり、2次転写対向ローラ729との間に中間
転写ベルト720と2次転写ベルト721を挟持するよ
うに配設され、2次転写電源737によって所定電流の
転写バイアスが印加される。また、2次転写ベルト72
1及び2次転写バイアスローラ722が、2次転写対向
ローラ729に対して圧接する位置と離間する位置とを
取り得るように、支持ローラ734及び2次転写バイア
スローラ722を駆動する図示しない接離機構が設けら
れている。図9の2点鎖線は2次転写ベルト721及び
支持ローラ734が2次転写対向ローラ729から離間
している位置を示し、図9の実線は2次転写ベルト72
1及び支持ローラ734が2次転写対向ローラ729に
圧接している位置を示す。
【0059】一対のレジストローラ738は、2次転写
バイアスローラ722及び2次転写対向ローラ729に
挟持された中間転写ベルト720及び2次転写ベルト7
21の間に、所定のタイミングで転写材である転写紙を
送り込む。2次転写ベルト721の定着装置706側の
支持ローラ735に張架されている部分には、転写材除
電手段である転写紙除電チャージャ739と、転写材担
持体除電手段であるベルト除電チャージャ740とが対
向している。また、2次転写ベルト721の下側支持ロ
ーラ736に張架されている部分には、転写材担持体ク
リーニング手段であるクリーニングブレード741が当
接している。
【0060】転写紙除電チャージャ739は、転写紙に
保持されている電荷を除電することにより、転写紙自体
のこしの強さで転写紙を2次転写ベルト721から分離
させる。ベルト除電チャージャ740は、2次転写ベル
ト721上に残留する電荷を除電する。また、クリーニ
ングブレード741は、2次転写ベルト721の表面に
付着した付着物を除去してクリーニングする。
【0061】このように構成したカラー複写機におい
て、リピート複写サイクルが開始されると、感光体70
1と中間転写ベルト720は、図示しない駆動モータに
よって矢印で示す方向へ回転駆動されて一次転写位置に
おいて同じ線速度で回転する。中間転写ベルト720に
設けられているマークは、中間転写ベルト720ととも
に移動し、所定の通過領域で光学センサ725により検
知される。
【0062】感光体701及び中間転写ベルト720の
回転に伴ってBkトナー像形成、Cトナー像形成、Mト
ナー像形成、Yトナー像形成が行われてこれらのBkト
ナー像、Cトナー像、Mトナー像、Yトナー像が、1次
転写バイアスローラ726に印加される転写バイアスに
より感光体701から中間転写ベルト720へ1次転写
され、最終的に中間転写ベルト720上に4色重ねのフ
ルカラートナー像が形成される。
【0063】トナー像形成は次のように行われる。帯電
チャージャ709は、コロナ放電によって感光体701
の表面を負電荷で所定電位に一様に帯電させる。光学セ
ンサ725による中間転写ベルト720上のマークの検
知がなされてから一定時間後に書き込み光学ユニット7
02が画像処理部からのBk画像信号に基づいて感光体
701にラスタ露光を行う。このとき、当初一様に帯電
された感光体701の表面の露光された部分は、露光光
量に比例する電荷が消失し、Bk潜像が形成される。
【0064】このBk潜像は、Bk現像器703Bkに
おけるBk現像ローラ718Bk上の負帯電されたBk
トナーが接触することにより、感光体701の露光され
ない部分にはトナーが付着せず、露光された部分にはト
ナーが付着し、Bk潜像と相似なBkトナー像が形成さ
れる。この感光体701上に形成されたBkトナー像
は、1次転写位置で感光体701と接触状態で等速駆動
している中間転写ベルト720の表面に転写される。以
下、感光体701から中間転写ベルト720へのトナー
像の転写をベルト転写という。ベルト転写後の感光体7
01の表面に残留している若干の未転写残留トナーは感
光体701の再使用に備えて感光体クリーニング装置7
07で清掃され、また感光体701が除電ランプ708
により均一に除電される。
【0065】感光体701側ではBk画像形成工程の次
にC画像形成工程に進み、所定のタイミングでカラース
キャナ600によりC画像データを得るための原稿画像
の読み取りが始まり、カラースキャナ600からR、
G、B3色のカラー画像データが画像処理部へ出力され
て画像処理部から書き込み光学ユニット702へC画像
データが出力される。書き込み光学ユニット702は、
画像処理部からのC画像データにより感光体701に光
書き込みを行って感光体701の表面にC潜像を形成す
る。
【0066】そして、リボルバ現像ユニット703は感
光体701が先のBk潜像の後端部通過後で、且つC潜
像の先端部が到達する前に回転動作を行ってC現像器7
03Cを現像位置にセットし、C潜像がC現像器703
Cで現像されてCトナー像となる。
【0067】以後、C現像器703Cは感光体701上
のC潜像領域の現像を続けるが、感光体701上のC潜
像の後端部が通過した後に、先のBk現像器703Bk
の場合と同様にリボルバ現像ユニット703が回転動作
を行って次のM現像器703Mを現像位置に移動させ
る。これもやはり次のM潜像の先端部が現像位置に到達
する前に完了する。
【0068】この感光体701上に形成されたCトナー
像は、1次転写位置で感光体701と接触状態で等速駆
動している中間転写ベルト720の表面にBkトナー像
と重ねてベルト転写される。ベルト転写後の感光体70
1の表面に残留している若干の未転写残留トナーは感光
体701の再使用に備えて感光体クリーニング装置70
7で清掃され、また感光体701が除電ランプ708に
より均一に除電される。
【0069】感光体701側ではC画像形成工程の次に
M画像形成工程に進み、所定のタイミングでカラースキ
ャナ600によりM画像データを得るための原稿画像の
読み取りが始まり、カラースキャナ600からR、G、
B3色のカラー画像データが画像処理部へ出力されて画
像処理部から書き込み光学ユニット702へM画像デー
タが出力される。書き込み光学ユニット702は、画像
処理部からのM画像データにより感光体701に光書き
込みを行って感光体701の表面にM潜像を形成する。
【0070】そして、リボルバ現像ユニット703は先
のC潜像の後端部通過後で、且つM潜像の先端部が到達
する前に回転動作を行ってM現像器703Mを現像位置
にセットし、M潜像がM現像器703Mで現像されてM
トナー像となる。以後、M現像器703Mは感光体70
1上のM潜像領域の現像を続けるが、感光体701上の
M潜像の後端部が通過した後に、先のBk現像器703
Bkの場合と同様にリボルバ現像ユニット703が回転
動作を行って次のY現像器703Yを現像位置に移動さ
せる。
【0071】この感光体701上に形成されたMトナー
像は、1次転写位置で感光体701と接触状態で等速駆
動している中間転写ベルト720の表面にBkトナー像
及びCトナー像と重ねてベルト転写される。ベルト転写
後の感光体701の表面に残留している若干の未転写残
留トナーは感光体701の再使用に備えて感光体クリー
ニング装置707で清掃され、また感光体701が除電
ランプ708により均一に除電される。
【0072】感光体701側ではM画像形成工程の次に
Y画像形成工程に進み、所定のタイミングでカラースキ
ャナ600によりY画像データを得るための原稿画像の
読み取りが始まり、カラースキャナ600からR、G、
B3色のカラー画像データが画像処理部へ出力されて画
像処理部から書き込み光学ユニット702へY画像デー
タが出力される。書き込み光学ユニット702は、画像
処理部からのY画像データにより感光体701に光書き
込みを行って感光体701の表面にY潜像を形成する。
【0073】そして、リボルバ現像ユニット703は先
のM潜像の後端部が通過した後で、且つY潜像の先端部
が到達する前に回転動作を行ってY現像器703Yを現
像位置にセットし、Y潜像がY現像器703Yで現像さ
れてYトナー像となる。以後、Y現像器703Yは感光
体701上のY潜像領域の現像を続けるが、感光体70
1上のY潜像の後端部が通過した後に、リボルバ現像ユ
ニット703が回転動作を行って次のBk現像器703
Bkを現像位置に移動させる。
【0074】感光体701上に形成されたYトナー像
は、1次転写位置で感光体701と接触状態で等速駆動
している中間転写ベルト720の表面にBkトナー像、
Cトナー像及びMトナー像と重ねてベルト転写され、4
色重ねのフルカラー画像が形成される。ベルト転写後の
感光体701の表面に残留している若干の未転写残留ト
ナーは感光体701の再使用に備えて感光体クリーニン
グ装置707で清掃され、また感光体701が除電ラン
プ708により均一に除電される。
【0075】このように、中間転写ベルト720上に
は、感光体701上に順次に形成されたBk、C、M、
Y各色のトナー像が、同一面に順次に位置合わせされて
転写されて4色重ねのフルカラー画像が形成される。上
記画像形成動作が開始される時期には転写紙Pは給紙バ
ンク800内の給紙カセット801〜803のいずれか
又は手差しトレイ743から給送されてレジストローラ
738のニップで待機している。給紙バンク800には
通常使用するサイズの転写紙、例えば、国内および欧州
で使用されているA3、北米DLT(ダブルレターサイ
ズ)までが積載可能である。手差しトレイ743はさら
に長尺なA3であるA3ノビ、不定形、厚紙などが積載
可能である。
【0076】2次転写対向ローラ729及び2次転写バ
イアスローラ722によりニップが形成された2次転写
部に中間転写ベルト720上のフルカラー画像の先端が
さしかかるときに、ちょうど転写紙Pの先端がそのフル
カラー画像の先端に一致するようにレジストローラ73
8が駆動され、転写紙Pとフルカラー画像とのレジスト
合わせが行われる。
【0077】そして、転写紙Pが中間転写ベルト720
上のフルカラー画像と重ねられて2次転写部を通過す
る。このとき、2次転写電源737によって2次転写バ
イアスローラ722に印加される転写バイアスにより、
中間転写ベルト720上の4色重ねのフルカラー画像が
転写紙P上に一括して転写される。
【0078】その後、転写紙Pは、2次転写ベルト72
1の移動方向における2次転写部の下流側に配置された
転写紙除電チャージャ739と2次転写ベルト721と
の対向部を通過するときに除電され、2次転写ベルト7
21から剥離して定着装置706に向けて送られる。転
写紙Pは、定着装置706でトナー像が溶融定着され、
一対の排出ローラ744で送られて装置外の図示しない
コピートレイに表向きにスタックされ、フルカラーコピ
ーが得られる。また、中間転写ベルト720は、転写紙
Pにトナー像を転写した後に、除電装置742で除電さ
れ、図示しない離接機構によって中間転写ベルト720
に押圧されるベルトクリーニング装置723によって残
留トナーがクリーニングされる。
【0079】ここで、リピート複写の時は、カラースキ
ャナ600の動作及び感光体701への画像形成は、1
枚目の4色目(Y)の画像形成工程に引き続き、所定の
タイミングで2枚目の1色目(Bk)の画像形成工程に
進む。また、中間転写ベルト720の方は、1枚目の4
色重ねフルカラー画像の転写紙への一括転写工程に引き
続き、表面がベルトクリーニング装置723でクリーニ
ングされた領域に、2枚目のBkトナー像がベルト転写
される。その後は、1枚目と同様な動作になる。
【0080】以上は、4色フルカラーコピーを得るコピ
ーモードであるが、3色コピーモード、2色コピーモー
ドの場合は、指定された色と回数の分について、上記同
様の動作を行うことになる。また、単色コピーモードの
場合は、所定枚数の複写が終了するまでの間、リボルバ
現像ユニット703の所定色の現像器のみを現像動作状
態にし、ベルトクリーニング装置723を中間転写ベル
ト720に押圧させた状態のままにして複写動作を行
う。
【0081】図12は第2実施形態の電装部を示す。こ
の電装部は制御手段としてのメイン制御部745と複数
の周辺制御部とにより構成される。メイン制御部745
は、メインCPU746と、制御プログラム及び各種デ
ータを記憶したROM747と、ワーク領域として各種
データを一時的に記憶するRAM748より構成され
る。メイン制御部745は、各周辺制御部との間で信号
の授受を行うためのI/Oインターフェース部749を
介して書き込み光学ユニット制御部750、電源回路7
51、反射濃度センサ711、トナー濃度センサ752
Bk、752C、752M、752Y、トナー補給回路
753、中間転写ベルト駆動制御回路754、電位セン
サ710等が接続されている。
【0082】書き込み光学ユニット制御部750はメイ
ン制御部745からI/Oインターフェース部749を
介して入力される指令に基づいて書き込み光学ユニット
702を制御し、電源回路751はメイン制御部745
からI/Oインターフェース部749を介して入力され
る指令に基づいて、帯電器709に高電圧を印加すると
とも、現像ローラ718Bk、718C、7183M、
718Yにそれぞれ現像バイアスを印加する。
【0083】トナー濃度センサ752Bk、752C、
752M、752Yは、Bk現像器703Bk、C現像
器703C、M現像器703M、Y現像器703Yにそ
れぞれ取り付けられ、Bk現像器703Bk、C現像器
703C、M現像器703M、Y現像器703Y内に収
納されている各2成分現像剤のトナー濃度をそれぞれ検
知する。トナー補給回路753は、メイン制御部745
からI/Oインターフェース部749を介して入力され
る指令に基づいて、各色のトナー補給部におけるトナー
補給モータを制御して各色のトナーボトル717Bk、
717C、7173M、717Yから各現像器703B
k、703C、703M、703Yへのトナー補給を制
御する。
【0084】メイン制御部745は各色毎にトナー濃度
センサ752Bk、752C、752M、752Yの出
力値に基づいてBk現像器703Bk、C現像器703
C、M現像器703M、Y現像器703Y内の2成分現
像剤のトナー濃度が基準レベルになるような指令をI/
Oインターフェース部749を介してトナー補給回路7
53へ出力する。中間転写ベルト駆動制御回路754
は、メイン制御部745からI/Oインターフェース部
749を介して入力される指令に基づいて、中間転写ベ
ルト720を回転させる駆動モータの駆動制御を行う。
【0085】次に、各現像器703Bk、703C、7
03M、703Yの現像γの検出について説明する。こ
の現像γの検出は、電源投入時に画像形成可能になる前
のセルフチェック時や、定められた枚数の画像形成が行
われる毎のセルフチェック時にメイン制御部745によ
り実施され、例えば、電源投入時に定着装置706が1
00℃以下の時や、150枚の画像形成が行われる毎の
セルフチェック時に実施される。
【0086】まず、書き込み光学ユニット制御部750
はメイン制御部745からI/Oインターフェース部7
49を介して入力される指令に基づいて書き込み光学ユ
ニット702を制御して複数階調の濃度、例えば14階
調の濃度を有するパッチパターンをBk、C、M、Yの
4色分、感光体701に書き込ませる。感光体701は
帯電器709により一様に帯電された後に書き込み光学
ユニット702を制御して複数階調の濃度を有するパッ
チパターンが4色分書き込まれて図13に示すように、
複数階調の濃度をそれぞれ有するパッチパターンの静電
潜像761、762、763・・・を感光体701の回
転方向に沿って所定の間隔で4色分形成する。
【0087】次いで、メイン制御部745は、感光体7
01上の4色分のパッチパターンの静電潜像761、7
62、763・・・に対する電位センサ710の出力値
をI/Oインターフェース部749を介して読み込んで
電位データとしてRAM748に格納する。この場合、
メイン制御部745は、書き込み光学ユニット702を
作動させずに電源回路751を制御して各現像器703
Bk、703C、703M、703Yの現像バイアス電
圧を制御することで、複数階調の濃度を有するパッチパ
ターンをBk、C、M、Yの4色分、感光体701に書
き込ませてもよい。
【0088】感光体701上の4色分のパッチパターン
の静電潜像761、762、763・・・は、各現像器
703Bk、703C、703M、703Yにより各色
毎に現像されて各色のパッチパターンに顕像化され、B
k、C、M、Y各色のトナー像となる。メイン制御部7
45は、感光体701上のBk、C、M、Y各色のパッ
チパターンのトナー像に対する反射濃度センサ711の
出力値をI/Oインターフェース部749を介して読み
込んで各色毎にVpi(i=1〜14)としてRAM74
8に格納する。
【0089】次に、メイン制御部745は、RAM74
8に格納した反射濃度センサ711の出力値Vpiにより
ROM747内のテーブルを参照して単位面積当りのト
ナー付着量に換算し、トナー付着量データとしてRAM
748に格納する。図14は各パッチパターンに対する
RAM748内の上記電位データと上記トナー付着量デ
ータとの関係をxy座標にプロットした図である。図1
4において、x軸には現像ポテンシャル(パッチパター
ン作像時の現像バイアス電圧と感光体701の表面電位
との差:単位V)を割り振り、y軸には単位面積当りの
トナー付着量(mg/cm)を割り振っている。
【0090】次に、メイン制御部745は、RAM74
8内の上記電位データと上記トナー付着量データから、
各色毎に、電位データとトナー付着量データとの関係
(現像特性)が直線となる領域のものを選択し、これら
のデータの平滑化処理を行った後に、その平滑化処理後
の電位データ及びトナー付着量データに対して最小自乗
法を適用することにより各現像器703Bk、703
C、703M、703Yの現像特性の直線近似を行って
各現像器703Bk、703C、703M、703Yの
現像特性の直線方程式y=ax+bを各色毎に得、この
各現像器703Bk、703C、703M、703Yの
現像特性の直線方程式y=ax+bの傾きを求めること
により各現像器703Bk、703C、703M、70
3Yの現像γを検出する。従って、メイン制御部745
は各現像器703Bk、703C、703M、703Y
の現像γを検出する現像γ検出手段を構成する。この現
像γを検出する点は特開平9−211911号公報など
により公知である。
【0091】図11は書き込み光学ユニット702の回
路構成を示す。シェーディング補正手段としてのシェー
ディング補正回路755は、各色毎に、上記画像処理部
から入力される多値を表す画像データに対して、予めメ
モリに記憶されている各色毎の補正テーブルを用いて書
き込みシェーディング補正を行い、つまり、同一の画像
データに対して主走査方向で書き込み光量(光パワー)
が一定になるように段階的に補正する。
【0092】上記補正テーブルは例えば図15に示すよ
うな補正テーブル1〜6が用いられる。この補正テーブ
ル1〜6は各主走査位置1〜9によって書き込み光量の
補正量の設定が可能であり、その補正量の数値は、書き
込み光学ユニット702における半導体レーザ712の
駆動電流を補正する値で、図15において例えば0.8
とは半導体レーザ712の駆動電流を、主走査方向中心
位置5での値に対して8%上げるように補正する値であ
る。このように、シェーディング補正回路755は、各
色毎に、上記画像処理部から入力される多値を表す画像
データに対して、補正テーブル1〜6のいずれか1つを
用いて主走査方向で書き込み光量(光パワー)が一定に
なるように主走査方向の各位置1〜9で段階的に補正を
行う。
【0093】メイン制御部745はI/Oインターフェ
ース部749を介して書き込み光学ユニット制御部75
0へ各色毎に図16に示すように複数の補正テーブル1
〜6を、上記検出した現像γのレベルによって選択する
ように指令し、書き込み光学ユニット制御部750はメ
イン制御部745からの指令によりシェーディング補正
回路755に各色毎に複数の補正テーブル1〜6のうち
使用する補正テーブルを各現像器703Bk、703
C、703M、703Yの現像γに応じて変更させる。
この使用する補正テーブルの変更は電源投入時に画像形
成可能になる前のセルフチェック時や、定められた枚数
の画像形成が行われる毎のセルフチェック時にメイン制
御部745により実施され、例えば、電源投入時に定着
装置706が100℃以下の時や、150枚の画像形成
が行われる毎のセルフチェック時に実施される。
【0094】書き込み光学ユニット702は半導体レー
ザ712及びフォトダイオード756を含む半導体レー
ザユニット757を有し、同期検知回路760はポリゴ
ンミラー713から主走査開始側の同期ミラーを介して
入射するレーザビームを検知してライン同期信号を発生
する。ビデオデータ出力回路758はシェーディング補
正回路755からのシェーディング補正後の画像データ
を同期検知回路760からのライン同期信号に同期して
半導体レーザ(LD)駆動回路759へ出力し、LD駆
動回路759はビデオデータ出力回路758からの画像
データによりLD712を駆動して、画像データで変調
されたレーザビームを出射させる。
【0095】図18は現像ポテンシャル(感光体701
の表面電位−現像器の現像バイアス電圧)と画像濃度と
の関係を示し、この関係は現像器の現像能力が変化した
場合には特性曲線a、b、cのように変化する。第2実
施形態では、現像器の現像特性から得られる情報(現像
γ)をもとに、補正テーブルの変更により主走査方向に
書き込み光量を調整し、書き込み光学ユニット702の
光学系によるレーザビームパワー(シェーディング)を
補正するので、画像品質を向上させることができる。
【0096】この第2実施形態によれば、多値を表すデ
ータに対応して多段階の光パワーで像担持体としての感
光体701に書き込みを行う書き込み手段としての書き
込み光学ユニット702と、この書き込み光学ユニット
702の書き込み光量を主走査方向に段階的に調整する
シェーディング補正手段としてのシェーディング補正回
路755と、感光体701上の静電潜像を現像する現像
手段としての現像器703Bk、703C、703M、
703Yとを有する画像形成装置において、現像器70
3Bk、703C、703M、703Yの現像γを検出
する現像γ検出手段(電位センサ710、反射濃度セン
サ711及びメイン制御部745)と、この現像γ検出
手段で検出した現像γによりシェーディング補正回路7
55の書き込み光量調整量を変更する機能(メイン制御
部745及び書き込み光学ユニット制御部750)とを
備えたので、感光体上の書き込み光パワーの変動を補正
することができ、画像品質を向上させることができる。
【0097】また、この第2実施形態によれば、シェー
ディング補正回路755は、主走査方向全域で書き込み
光量を調整するための複数の補正テーブルを備え、この
複数の補正テーブルから選択した補正テーブルを用いて
書き込み光量を調整するので、複雑な計算を単純化で
き、ソフトウエア付加を少なくすることができる。
【0098】また、この第2実施形態によれば、書き込
み手段としての書き込み光学ユニット702及び現像手
段としての現像器703Bk、703C、703M、7
03Yを複数色分用いてフルカラー画像を形成する画像
形成装置において、現像γ検出手段として、複数色分の
現像器703Bk、703C、703M、703Yの各
現像γを検出する現像γ検出手段を有し、この現像γ検
出手段で検出した現像γにより各色毎にシェーディング
補正回路755による書き込み光学ユニット702の書
き込み光量調整量を変更するので、主走査方向の中央か
ら端部に至るまで、各色揃った色味となり、グレーバラ
ンスの整った、高画質な画像を得ることができる。
【0099】また、この第2実施形態によれば、現像γ
検出手段は、感光体701の潜像電位を検出する電位セ
ンサ710と、感光体701上の顕像化されたトナー像
のトナー付着量を検出する光学センサ711の各検出結
果により現像γを算出する手段(メイン制御部745)
からなるので、感光体上の書き込み光パワーの変動を補
正することができ、画像品質を向上させることができ
る。
【0100】次に、本発明の第3実施形態について説明
する。この第3実施形態では、上記第2実施形態におい
て、現像γ検出手段としてトナー濃度センサ752B
k、752C、752M、752Yが用いられる。この
トナー濃度センサ752Bk、752C、752M、7
52Yは、図19に示すような出力特性を有する。
【0101】メイン制御部745はI/Oインターフェ
ース部749を介して書き込み光学ユニット制御部75
0へ各色毎に図17に示すように複数の補正テーブル1
〜6を上記トナー濃度センサ752Bk、752C、7
52M、752Yの出力レベルによって選択するように
指令し、書き込み光学ユニット制御部750はメイン制
御部745からの指令によりシェーディング補正回路7
55に各色毎に補正テーブル1〜6のうち使用する補正
テーブルをトナー濃度センサ752Bk、752C、7
52M、752Yの出力レベルに応じて変更させる。
【0102】この第3実施形態によれば、現像手段は2
成分現像剤により現像を行う現像器703Bk、703
C、703M、703Yであり、現像γ検出手段は現像
器703Bk、703C、703M、703Y内の2成
分現像剤のトナー濃度を検出するトナー濃度センサ75
2Bk、752C、752M、752Yであるので、感
光体上の書き込み光パワーの変動を補正することがで
き、画像品質を向上させることができる。
【0103】
【発明の効果】以上のように請求項1に係る発明によれ
ば、シェーディングを補正して画像品質を十分に向上さ
せることができる。請求項2に係る発明によれば、各色
バランスよくシェーディングを補正して画像品質を向上
させることができる。請求項3に係る発明によれば、各
ディザパターンに対して最適なシェーディング補正を行
って画像品質を向上させることができる。
【0104】請求項4に係る発明によれば、各画像種類
選択モードに対して最適なシェーディング補正を行って
画像品質を向上させることができる。請求項5に係る発
明によれば、像担持体上の書き込み光パワーの変動を補
正することができ、画像品質を向上させることができ
る。請求項6に係る発明によれば、複雑な計算を単純化
でき、ソフトウエア付加を少なくすることができる。
【0105】請求項7に係る発明によれば、グレーバラ
ンスの整った、高画質な画像を得ることができる。請求
項8に係る発明によれば、像担持体上の書き込み光パワ
ーの変動を補正することができ、画像品質を向上させる
ことができる。請求項9に係る発明によれば、像担持体
上の書き込み光パワーの変動を補正することができ、画
像品質を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の回路構成を示すブロック
図である。
【図2】同実施形態の概略を示すブロック図である。
【図3】レーザ光学系のシェーディング特性による感光
体面上でのレーザ光パワーの違いを示す特性図である。
【図4】従来のレーザ光パワー補正特性を示す特性図で
ある。
【図5】上記実施形態の書き込み光量調整例を示す図で
ある。
【図6】従来の画像形成装置におけるシェーディング補
正の強さ、補正切換位置の差異による感光体電位の変動
と現像バイアスを示す図である。
【図7】同画像形成装置の現像ポテンシャルと画像濃度
との関係を示す図である。
【図8】本発明の第2実施形態の概略構成を示す断面図
である。
【図9】同第2実施形態の一部を拡大して示す断面図で
ある。
【図10】同第2実施形態のリボルバ現像ユニットを示
す断面図である。
【図11】同第2実施形態における書き込み光学ユニッ
トの回路構成を示すブロック図である。
【図12】同第2実施形態の電装部を示すブロック図で
ある。
【図13】同第2実施形態で感光体上に形成されるパッ
チパターンの例を示す図である。
【図14】同第2実施形態において各パッチパターンに
対するRAM内の電位データとトナー付着量データとの
関係をxy座標にプロットした図である。
【図15】同第2実施形態の補正テーブルを示す図であ
る。
【図16】同第2実施形態の補正テーブルと現像γとの
関係を示す図である。
【図17】本発明の第3実施形態のトナー濃度センサ出
力値と補正テーブルとの関係を示す図である。
【図18】同第3実施形態の現像ポテンシャルと画像濃
度との関係を示す図である。
【図19】同第3実施形態におけるトナー濃度センサの
出力特性を示す図である。
【符号の説明】
1 感光体ドラム 3 光書き込みユニット 20 シェーディング補正部20 500 画像処理部 701 感光体 702 書き込み光学ユニット 703Bk、703C、703M、703Y 現像
器 710 電位センサ 711 反射濃度センサ 752Bk、752C、752M、752Y トナ
ー濃度センサ 745 メイン制御部 750 書き込み光学ユニット制御部 755 シェーディング補正回路 500 画像処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/04 H04N 1/23 103B 5C072 15/043 B41J 3/00 M 5C074 15/08 115 G03G 15/04 120 H04N 1/04 H04N 1/04 D 1/113 104A 1/23 103 Fターム(参考) 2C362 AA54 AA63 AA66 CA03 CA06 CA10 CA14 CA18 CA24 CA28 CA30 CB80 2H027 DA02 DA09 DD07 DE02 EA02 EB01 2H030 AD06 AD12 BB02 BB13 BB24 BB36 2H076 AB05 AB75 DA06 DA07 EA01 2H077 DA05 DA10 DA35 DA47 DA63 DB13 EA03 5C072 AA03 BA08 BA19 HA02 HA13 HB04 UA02 UA11 UA17 UA18 XA01 5C074 AA09 BB03 BB26 CC22 CC26 DD03 DD07 DD16 DD21 FF08 FF15 GG02 HH02

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多値を表すデータに対応して多段階の光パ
    ワーで像担持体に書き込みを行う書き込み手段を有する
    画像形成装置において、前記書き込み手段の書き込み光
    量を段階的に調整する光量調整手段を備えたことを特徴
    とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の画像形成装置であってフル
    カラー画像を形成する画像形成装置において、前記光量
    調整手段は各色ごとに主走査方向の書き込み光量を調整
    することを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の画像形成装置であ
    ってデータのディザ処理を行う画像形成装置において、
    前記光量調整手段はディザパターンの違いによって書き
    込み光量の調整の値を変更することを特徴とする画像形
    成装置。
  4. 【請求項4】請求項1、2または3記載の画像形成装置
    であって複数の画像種類選択モードを選択的に使用する
    画像形成装置において、前記光量調整手段は画像種類選
    択モードの違いによって書き込み光量の調整の値を変更
    することを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】多値を表すデータに対応して多段階の光パ
    ワーで像担持体に書き込みを行う書き込み手段と、この
    書き込み手段の書き込み光量を主走査方向に段階的に調
    整するシェーディング補正手段と、前記像担持体上の静
    電潜像を現像する現像手段とを有する画像形成装置にお
    いて、前記現像手段の現像γを検出する現像γ検出手段
    と、この現像γ検出手段で検出した現像γにより前記シ
    ェーディング補正手段の書き込み光量調整量を変更する
    機能とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】請求項5記載の画像形成装置において、前
    記シェーディング補正手段は、主走査方向全域で書き込
    み光量を調整するための複数の補正テーブルを備え、こ
    の複数の補正テーブルから選択した補正テーブルを用い
    て書き込み光量を調整することを特徴とする画像形成装
    置。
  7. 【請求項7】請求項5または6記載の画像形成装置であ
    って、前記書き込み手段及び前記現像手段を複数色分用
    いてフルカラー画像を形成する画像形成装置において、
    前記現像γ検出手段として、前記複数色分の現像手段の
    各現像γを検出する現像γ検出手段を有し、この現像γ
    検出手段で検出した現像γにより各色毎に前記シェーデ
    ィング補正手段による前記書き込み手段の書き込み光量
    調整量を変更することを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】請求項5〜7のいずれか1つに記載の画像
    形成装置において、前記現像γ検出手段は、前記像担持
    体の潜像電位を検出する電位センサと、前記像担持体上
    の顕像化されたトナー像のトナー付着量を検出する光学
    センサの各検出結果により前記現像γを算出する手段か
    らなることを特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】請求項5〜7のいずれか1つに記載の画像
    形成装置において、前記現像手段は2成分現像剤により
    現像を行う現像手段であり、前記現像γ検出手段は前記
    現像手段内の2成分現像剤のトナー濃度を検出するセン
    サであることを特徴とする画像形成装置。
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