JP2013010265A - 露光装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 感光体ドラム等の走査対象面の経時的な変化に対応して光源の出射光量を補正する。
【解決手段】 画像形成装置に使用される露光装置において、制御信号生成部は、走査方向における互いに異なる複数の光量補正値分布を示す複数の補正特性データ61〜64を記憶する記憶装置52と、記憶装置52に記憶されている複数の補正特性データ61〜64から1つの補正特性データを選択する第1補正部53と、第1補正部53により選択された補正特性データに基づく光量補正の光量設定値を有する制御信号をドライバー回路44に供給する光量制御部55とを有する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、露光装置および画像形成装置に関するものである。
あるレーザー走査装置は、走査光学系で、半導体レーザーから出射したレーザー光を走査対象面上に走査する。走査対象面へ入射するレーザー光の光量は、光学系の特性に起因して走査位置に応じて変化する。そのため、走査対象面へ入射するレーザー光の光量を走査方向において一定にするために、例えば半導体レーザーの出射光量が走査位置に応じた補正係数で補正される(例えば特許文献1参照)。補正係数は、テーブルとして格納されている。
特開平11−291548号公報
上述のように補正係数をテーブルとして記憶装置に格納しておき、その補正係数で、走査方向における半導体レーザーの出射光量を補正することができる。
上述のような装置は、例えば、レーザープリンターなどの画像形成装置に内蔵され、感光体ドラム上に静電潜像を形成するために使用される。感光体ドラムの表面特性は使用により経時的に変化するので、感光体ドラム等の走査対象面へ入射するレーザー光の光量を走査方向において一定にするために要求される光量も経時的に変化する。このため、単一の補正係数のテーブルを使用して光源の出射光量を補正する場合、感光体ドラムの経時的な変化に起因して、走査対象面への入射光量の分布が劣化していってしまう。ひいては、画像形成装置による印刷画像の濃度分布も経時的に変化してしまう。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、感光体ドラム等の走査対象面の経時的な変化に対応して光源の出射光量を補正する露光装置および画像形成装置を得ることを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明では以下のようにした。
本発明に係る露光装置は、光源と、光源による光線を走査する走査装置と、光源を駆動するドライバー回路と、ドライバー回路に制御信号を供給して光源を制御する制御信号生成部とを備える。そして、制御信号生成部は、走査方向における互いに異なる複数の光量補正値分布を示す複数の補正特性データを記憶する記憶装置と、記憶装置に記憶されている複数の補正特性データから1つの補正特性データを選択する第1補正部と、第1補正部により選択された補正特性データに基づく光量補正の光量設定値を有する制御信号をドライバー回路に供給する光量制御部とを有する。
これにより、感光体ドラム等の走査対象面の特性変化の、直接または間接的な判定に基づいて補正特性データを切り替えることで、感光体ドラム等の走査対象面の経時的な変化に対応して光源の出射光量を補正することができる。
また、本発明に係る露光装置は、上記の露光装置に加え、次のようにしてもよい。この場合、露光装置は、光量補正値分布の基準光量設定値を指定する第2補正部をさらに備える。そして、光量制御部は、第1補正部により選択された補正特性データと第2補正部により指定された基準光量設定値とに基づく光量補正の光量設定値を有する制御信号をドライバー回路に供給する。
これにより、補正特性データによる光量補正値分布と基準光量設定値とを組み合わせて光量補正の光量設定値を決定するため、補正特性データの数が少なくて済む。したがって、補正特性データの記憶領域のサイズが小さくて済む。
また、本発明に係る露光装置は、上記の露光装置のいずれかに加え、次のようにしてもよい。この場合、第2補正部は、印字枚数カウンターによる印字枚数のカウント値に応じて光量補正値分布の基準光量設定値を指定し、第1補正部は、第2補正部により指定された基準光量設定値に応じて複数の補正特性データから1つの補正特性データを選択する。
これにより、印字枚数のカウント値による感光体ドラム等の走査対象面の特性変化の間接的な判定に基づいて基準光量設定値を切り替えることで、感光体ドラム等の走査対象面の経時的な変化に対応して光源の出射光量を補正することができる。
また、本発明に係る露光装置は、上記の露光装置のいずれかに加え、次のようにしてもよい。この場合、第1補正部は、印字枚数カウンターによる印字枚数のカウント値に応じて複数の補正特性データから1つの補正特性データを選択する。
これにより、印字枚数のカウント値による感光体ドラム等の走査対象面の特性変化の間接的な判定に基づいて補正特性データを切り替えることで、感光体ドラム等の走査対象面の経時的な変化に対応して光源の出射光量を補正することができる。
また、本発明に係る露光装置は、上記の露光装置のいずれかに加え、次のようにしてもよい。この場合、露光装置は、印字枚数カウンターによる印字枚数のカウント値に応じて光量補正値分布の基準光量設定値を指定する第2補正部をさらに備える。そして、光量制御部は、第1補正部により選択された補正特性データと第2補正部により指定された基準光量設定値とに基づく光量補正の光量設定値を有する制御信号をドライバー回路に供給する。
これにより、印字枚数のカウント値による感光体ドラム等の走査対象面の特性変化の間接的な判定に基づいて基準光量設定値を切り替えることで、感光体ドラム等の走査対象面の経時的な変化に対応して光源の出射光量を補正することができる。
本発明に係る露光装置は、複数の光源と、複数の光源による光線をそれぞれ走査する複数の走査装置と、複数の光源をそれぞれ駆動する複数のドライバー回路と、複数のドライバー回路にそれぞれ制御信号を供給して複数の光源を制御する制御信号生成部とを備える。そして、制御信号生成部は、走査方向における互いに異なる複数の光量補正値分布を示す複数の補正特性データを記憶する記憶装置と、記憶装置に記憶されている複数の補正特性データから1つの補正特性データを選択する第1補正部と、複数のドライバー回路に対して光量補正値分布の基準光量設定値をそれぞれ指定する複数の第2補正部と、第1補正部により選択された補正特性データと第2補正部によりそれぞれ指定された基準光量設定値とに基づく光量補正の光量設定値を有する制御信号を複数のドライバー回路にそれぞれ供給する複数の光量制御部とを有する。
これにより、感光体ドラム等の走査対象面の特性変化の、直接または間接的な判定に基づいて補正特性データを切り替えることで、感光体ドラム等の走査対象面の経時的な変化に対応して光源の出射光量を補正することができる。さらに、複数のドライバー回路について共通に補正特性データが使用されるとともに、その補正特性データによる光量補正値分布と、各ドライバー回路についての基準光量設定値とを組み合わせて、そのドライバー回路についての光量補正の光量設定値を決定するため、補正特性データの数が少なくて済む。したがって、補正特性データの記憶領域のサイズが小さくて済む。
また、本発明に係る露光装置は、上記の露光装置に加え、次のようにしてもよい。この場合、複数の光源、複数の走査装置、および複数のドライバー回路は、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色のトナーにそれぞれ対応し、複数の補正特性データは、シアン、マゼンタおよびイエローの3色について最適化されたものである。
これにより、感光体ドラム等の走査対象面の特性変化の影響が、モノクロ印刷画像(つまりブラック)に比べ画質に現れやすいカラー印刷画像に使用されるシアン、マゼンタおよびイエローについて各補正特性データを、最適な画質が得られるものに設定することで、良好なカラー印刷画像が得られる。
本発明に係る画像形成装置は、上記の露光装置のいずれかで、感光体上に光線を照射して静電潜像を形成する。
本発明によれば、露光装置において、感光体ドラム等の走査対象面の経時的な変化に対応して光源の出射光量を補正することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る露光装置を有する画像形成装置の機械的な内部構成の一部を示す側面図である。 図2は、図1における露光装置の構成例を示す図である。 図3は、図2におけるコントローラーの構成例を示す回路図である。 図4は、実施の形態1における制御信号生成部の構成を示すブロック図である。 図5は、図4における補正特性データによる光量補正値分布の例を示す図である。 図6は、図4における補正特性データと第2補正部による基準光量設定値とに基づく主走査方向における光量設定値分布の例を示す図である。 図7は、実施の形態2における制御信号生成部の構成を示すブロック図である。 図8は、本発明の実施の形態3に係る画像形成装置における露光装置を示すブロック図である。 図9は、実施の形態3における制御信号生成部の構成を示すブロック図である。
以下、図に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態に係る露光装置を有する画像形成装置の機械的な内部構成の一部を示す側面図である。画像形成装置は、プリンター、ファクシミリ装置、複写機、複合機などといった、電子写真方式の印刷機能を有する装置である。
この実施の形態の画像形成装置は、タンデム方式のカラー現像装置を有する。このカラー現像装置は、感光体ドラム1a〜1d、露光装置2a〜2dおよび現像ユニット3a〜3dを有する。感光体ドラム1a〜1dは、シアン、マゼンタ、イエローおよびブラックの4色の感光体である。露光装置2a〜2dは、感光体ドラム1a〜1dへレーザー光を照射して静電潜像を形成する装置である。露光装置2a〜2dは、レーザー光の光源であるレーザーダイオード、そのレーザー光を感光体ドラム1a〜1dへ導く光学素子(レンズ、ミラー、ポリゴンミラーなど)を有する。
さらに、感光体ドラム1a〜1dの周囲には、スコロトロン等の帯電器、クリーニング装置、除電器などが配置されている。クリーニング装置は、1次転写後に、感光体ドラム1a〜1d上の残留トナーを除去し、除電器は、1次転写後に、感光体ドラム1a〜1dを除電する。
現像ユニット3a〜3dには、シアン、マゼンタ、イエローおよびブラックの4色のトナーが充填されているトナーカートリッジがそれぞれ装着され、トナーカートリッジからトナーが供給され、キャリアとともに現像剤を構成する。現像ユニット3a〜3dは、そのトナーを感光体ドラム1a〜1d上の静電潜像に付着させてトナー画像を形成する。
感光体ドラム1a、露光装置2a、および現像ユニット3aにより、マゼンタの現像が行われ、感光体ドラム1b、露光装置2b、および現像ユニット3bにより、シアンの現像が行われ、感光体ドラム1c、露光装置2c、および現像ユニット3cにより、イエローの現像が行われ、感光体ドラム1d、露光装置2d、および現像ユニット3dにより、ブラックの現像が行われる。
中間転写ベルト4は、感光体ドラム1a〜1dに接触し、感光体ドラム1a〜1d上のトナー画像を1次転写される環状の像担持体である。中間転写ベルト4は、駆動ローラー5に張架され、駆動ローラー5からの駆動力によって、感光体ドラム1dとの接触位置から感光体ドラム1aとの接触位置への方向へ周回していく。
転写ローラー6は、搬送されてくる用紙を中間転写ベルト4に接触させ、中間転写ベルト4上のトナー画像を用紙に2次転写する。なお、トナー画像を転写された用紙は、定着器9へ搬送され、トナー画像が用紙へ定着される。
ローラー7は、クリーニングブラシを有し、クリーニングブラシを中間転写ベルト4に接触させ、用紙へのトナー画像の転写後に中間転写ベルト4に残ったトナーを除去する。
センサー8は、トナー濃度調整に使用されるセンサーであって、中間転写ベルト4に光線を照射し、その反射光を検出する。トナー濃度調整の際、センサー8は、中間転写ベルト4の所定の領域に光線を照射し光線の反射光(測定光)を検出し、その光量に応じた電気信号を出力する。
図2は、図1における露光装置2a〜2dの構成例を示す図である。なお、図2に示す露光装置は、感光体ドラム1a用の露光装置2aであり、感光体ドラム1b〜1d用の露光装置2b〜2dも同様の構成を有する。
図2において、レーザーダイオード21は、レーザー光を出射する光源である。
また、光学系22は、レーザーダイオード21からポリゴンミラー23までの間、および/またはポリゴンミラー23から感光体ドラム1aおよびPDセンサー24までの間に配置された各種レンズ群である。光学系22には、fθレンズなどが使用される。
また、ポリゴンミラー23は、感光体ドラム1aの軸に対して垂直な軸を有し、その軸に垂直な断面が多角形であり、その側面がミラーとなっている素子である。ポリゴンミラー23は、その軸を中心に回転し、レーザーダイオード21から出射した光を感光体ドラム1aの軸方向(主走査方向)に沿って走査する。
また、PDセンサー24は、主走査同期信号を生成するためにポリゴンミラー23により走査された光を受光するセンサーである。PDセンサー24は、光が入射すると、光量に応じた出力電圧を誘起する。PDセンサー24は、光が走査される線上の所定の位置に配置され、光のスポットがその位置を通過するタイミングを検出するために使用される。
なお、光学系22、ポリゴンミラー23およびPDセンサー24により、レーザーダイオード21からのレーザー光を走査する走査装置が構成される。
また、コントローラー31は、検出回路32からの同期信号に基づいて、レーザーダイオード21の光量を制御する。コントローラー31は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、コンピューターなどで構成される。検出回路32は、PDセンサー24の出力に基づいて同期信号を生成する回路である。
図3は、図2におけるコントローラー31の構成例を示す回路図である。
コントローラー31は、制御信号生成部41、D/Aコンバーター42,45、ローパスフィルター43、ドライバー回路44、およびAPC回路46を有する。なお、図3中のレーザーダイオードLDは、図2におけるレーザーダイオード21である。
制御信号生成部41は、ドライバー回路44に制御信号を供給してレーザーダイオードLDの出射光量を制御する。この実施の形態では、制御信号生成部41は、画像制御信号および光量制御信号を生成するデジタル回路である。画像制御信号は、印刷すべき画像に対応する静電潜像を感光体ドラム1a上に形成するための制御信号である。光量制御信号は、主走査方向における各位置(つまり、各走査における各タイミング)に応じて光量補正を行うための制御信号であって、光量補正の光量設定値にレーザーダイオードLDの光量を設定するための信号である。制御信号生成部41の詳細な構成は後述する。
D/Aコンバーター42は、制御信号生成部41からの光量制御信号をアナログ信号に変換する回路である。D/Aコンバーター42の次段には、レーザーダイオードLDの電流制御に使用するローパスフィルター43が設けられている。ローパスフィルター43は、コンデンサーCと抵抗Rとからなり、時定数τ(=R×C)を有する。
ドライバー回路44は、レーザーダイオードLDを駆動する回路である。ドライバー回路44は、画像制御信号およびローパスフィルター43を介して供給される光量制御信号に対応する光量になるようにレーザーダイオードLDの光量を制御する。
また、ドライバー回路44は、D/Aコンバーター45の出力電圧(つまり、画像制御信号)に従ってレーザーダイオードLDを点灯/消灯させる。このレーザーダイオードLDの点灯/消灯により、感光体ドラム1a上に、画像制御信号に基づく形状の静電潜像が形成される。
なお、各走査において、PDセンサー24上をレーザー光のスポットが追加する期間は、レーザーダイオードLDが常に点灯するように制御される。
また、APC回路46は、基準電圧Vrefに応じた電力でレーザーダイオードLDを駆動する。APC回路46は、モニター用フォトデテクターPDmに導通する電流Imを、検出抵抗Rの両端電圧Vmとして検出し、その電圧Vmが基準電圧Vrefに等しくなるように、レーザーダイオードLDの電力を制御する。
ここで、実施の形態1における制御信号生成部41の詳細な構成を説明する。図4は、実施の形態1における制御信号生成部41の構成を示すブロック図である。制御信号生成部41は、印字枚数カウンター51と、記憶装置52と、第1補正部53と、第2補正部54と、光量制御部55とを有する。
印字枚数カウンター51は、印字枚数をカウントする。印字枚数カウンター51は、感光体ドラム1aの交換時に印字枚数カウント値をリセットする。
記憶装置52は、走査方向における互いに異なる複数の光量補正値分布を示す複数の補正特性データ61〜64を記憶する。記憶装置52としては、不揮発性メモリーなどが使用される。この実施の形態1では、4パターンの補正特性データ61〜64が記憶装置52に記憶されている。
図5は、図4における補正特性データ61〜64による光量補正値分布の例を示す図である。光量補正値分布101〜104は、それぞれ、主走査方向における複数の位置での第1補正値を有する。第1補正値は、感光体ドラム1a中央の位置に対する各位置での補正比率を示す。光量補正値分布101〜104では、感光体ドラム1a中央での第1補正値が100パーセントとされ、感光体ドラム1aの端部に近づくにつれて、第1補正値が増加していく。
この第1補正値は、光量制御部55において光量補正の設定値の決定に使用される。光量補正値分布101は、補正特性データ61によるものであり、光量補正値分布102は、補正特性データ62によるものであり、光量補正値分布103は、補正特性データ63によるものであり、光量補正値分布104は、補正特性データ64によるものである。
露光装置2a〜2dからのレーザー光の光量と、そのレーザー光の照射による感光体ドラム1a〜1dの表面に誘起する電位との関係は、感光体ドラム1a〜1d表面の膜厚によって変化する。このため、印刷枚数の増加とともに感光体ドラム1a〜1d表面が研磨されていくと膜厚が薄くなっていき、レーザー光の光量と誘起電位との関係が変化する。このため、予め設定されている光量補正値分布101〜104などで、このレーザー光の光量と誘起電位との関係の変化分を補償して、感光体ドラム1a〜1d上での誘起電位の経時的な変化を減らし、印刷画質に対する、感光体ドラム1a〜1dの経時的な変化の影響を低減する。
第1補正部53は、記憶装置52に記憶されている複数の補正特性データ61〜64から1つの補正特性データを選択する。この実施の形態1では、第1補正部53は、印字枚数カウンター51による印字枚数のカウント値に応じて複数の補正特性データ61〜64から1つの補正特性データを選択する。具体的には、第1補正部53は、複数の補正特性データ61〜64に対応する複数の印字枚数の範囲を示すデータを有しており、印字枚数カウンター51による印字枚数のカウント値の属する範囲に対応する補正特性データを選択する。走査対象面を有する消耗部品である感光体ドラム1a交換後の印字枚数カウント値に応じて補正特性データが選択される。ここでは、感光体ドラム1a交換後の印字枚数カウント値が大きくなるほど、感光体ドラム1a端部での補正比率が高くなる補正特性データが選択される。
第2補正部54は、光量補正値分布の基準光量設定値を指定する。基準光量設定値は、感光体ドラム1a中央での光量設定値である。この実施の形態1では、第2補正部54は、印字枚数カウンター51による印字枚数のカウント値に応じて光量補正値分布の基準光量設定値を指定する。走査対象面を有する消耗部品である感光体ドラム1a交換後の印字枚数カウント値に応じて基準光量設定値が指定される。ここでは、感光体ドラム1a交換後の印字枚数カウント値が大きくなるほど、大きい基準光量設定値が指定される。
光量制御部55は、第1補正部53により選択された補正特性データに基づく光量補正の光量設定値を有する制御信号を、D/Aコンバーター42およびローパスフィルター43を介して、ドライバー回路44に供給する。この実施の形態1では、光量制御部55は、第1補正部53により選択された補正特性データと第2補正部54により指定された基準光量設定値とに基づく光量補正の光量設定値を有する制御信号をドライバー回路44に供給する。
図6は、図4における補正特性データ61〜64と第2補正部54による基準光量設定値とに基づく主走査方向における光量設定値分布の例を示す図である。
例えば、印字枚数カウント値が0から5000の間である場合には、補正特性データ61(光量補正値分布101)が選択され、基準光量設定値が70に設定され、ドライバー回路44へ供給される光量設定値は、光量設定値分布121のようになる。印字枚数カウント値が5001から10000の間である場合には、補正特性データ62(光量補正値分布102)が選択され、基準光量設定値が90に設定され、ドライバー回路44へ供給される光量設定値は、光量設定値分布122のようになる。印字枚数カウント値が10001から15000の間である場合には、補正特性データ63(光量補正値分布103)が選択され、ドライバー回路44へ供給される光量設定値は、光量設定値分布123のようになる。基準光量設定値が110に設定され、印字枚数カウント値が15001以上である場合には、補正特性データ64(光量補正値分布104)が選択され、基準光量設定値が130に設定され、ドライバー回路44へ供給される光量設定値は、光量設定値分布124のようになる。
なお、基準光量設定値についての印字枚数カウント値の範囲を、補正特性データについての印字枚数カウント値の範囲とは別に設定してもよい。その場合、基準光量設定値についての印字枚数カウント値の範囲をより細かく設定してもよい。
また、光量補正の光量設定値は、補正特性データ61〜64に第1補正値が含まれているある位置から主走査方向における次の位置までについては一定としてもよい。つまり、光量制御部55は、各走査において、補正特性データ61〜64に第1補正値が含まれている位置ごとに、光量補正の光量設定値を更新していくようにしてもよい。
次に、上記画像形成装置の動作について説明する。
露光装置2a〜2dの制御信号生成部41では、例えば印刷ジョブの実行開始時に、第1補正部53は、印字枚数のカウント値に応じて補正特性データを選択し、所定の各位置での第1補正値を光量制御部55に出力し、第2補正部54は、印字枚数のカウント値に応じて基準光量設定値を指定して光量制御部55に出力し、光量制御部55は、その第1補正値および基準光量設定値の積を所定の各位置での光量補正の光量設定値として予め計算しておく。
そして、印刷ジョブの実行時に、露光装置2a〜2dは、ポリゴンミラー23で1ラインごとに主走査方向にレーザー光を走査する。ポリゴンミラー23のあるミラー面による1回の走査で、主走査方向における走査位置は、走査開始位置から移動していき、PDセンサー24および感光体ドラム1a(1b,1c,1d)の上を通過する。そして、ポリゴンミラー23の次のミラー面による1回の走査で、主走査方向における走査位置は、再度、走査開始位置から移動していき、PDセンサー24および感光体ドラム1a(1b,1c,1d)の上を通過する。
各走査において、露光装置2a〜2dでは、制御信号生成部41の光量制御部55は、PDセンサー24の同期信号の検出タイミングから起算して、主走査方向における各位置に対応するタイミングでの光量設定値にレーザーダイオードLDの光量を調整するための光量制御信号を出力する。光量制御信号は、D/Aコンバーター42およびローパスフィルター43を介してアナログ信号としてドライバー回路44に印加され、ドライバー回路44は、その光量制御信号の電圧に対応する光量でレーザー光を出射させる。
このようにして、主走査方向における光量補正が行われる。
以上のように、上記実施の形態1によれば、露光装置2a〜2dにおいて、制御信号生成部41は、走査方向における互いに異なる複数の光量補正値分布を示す複数の補正特性データ61〜64を記憶する記憶装置52と、記憶装置52に記憶されている複数の補正特性データ61〜64から1つの補正特性データを選択する第1補正部53と、第1補正部53により選択された補正特性データに基づく光量補正の光量設定値を有する制御信号をドライバー回路44に供給する光量制御部55とを有する。
これにより、感光体ドラム1a〜1d上の走査対象面の特性変化の、直接または間接的な判定に基づいて補正特性データを切り替えることで、感光体ドラム1a〜1d上の走査対象面の経時的な変化に対応してレーザーダイオードLDの出射光量を補正することができる。
また、上記実施の形態1によれば、第2補正部54は、選択された補正特性データによる光量補正値分布の基準光量設定値を指定する。そして、光量制御部55は、第1補正部53により選択された補正特性データと第2補正部54により指定された基準光量設定値とに基づく光量補正の光量設定値を有する制御信号をドライバー回路44に供給する。
これにより、補正特性データによる光量補正値分布と基準光量設定値とを組み合わせて光量補正の光量設定値を決定するため、補正特性データ61〜64の数が少なくて済む。したがって、補正特性データ61〜64の記憶領域のサイズが小さくて済む。
また、上記実施の形態1によれば、第1補正部53は、印字枚数カウンター51による印字枚数のカウント値に応じて複数の補正特性データ61〜64から1つの補正特性データを選択する。
これにより、印字枚数のカウント値による感光体ドラム1a〜1d上の走査対象面の特性変化の間接的な判定に基づいて補正特性データを切り替えることで、感光体ドラム1a〜1d上の走査対象面の経時的な変化に対応してレーザーダイオードLDの出射光量を補正することができる。
また、上記実施の形態1によれば、第2補正部54は、印字枚数カウンター51による印字枚数のカウント値に応じて光量補正値分布の基準光量設定値を指定する。
これにより、印字枚数のカウント値による感光体ドラム1a〜1d上の走査対象面の特性変化の間接的な判定に基づいて基準光量設定値を切り替えることで、感光体ドラム1a〜1d上の走査対象面の経時的な変化に対応してレーザーダイオードLDの出射光量を補正することができる。
実施の形態2.
本発明の実施の形態2に係る画像形成装置は、実施の形態1とは異なる制御信号生成部41を有する。
図7は、実施の形態2における制御信号生成部41の構成を示すブロック図である。図7に示す制御信号生成部41において、第1補正部53aは、第2補正部54により指定された基準光量設定値に応じて複数の補正特性データから1つの補正特性データを選択する。具体的には、第1補正部53aは、複数の補正特性データ61〜64に対応する複数の基準光量設定値の範囲を示すデータを有しており、第2補正部54による基準光量設定値の属する範囲に対応する補正特性データを選択する。
なお、実施の形態2に係る画像形成装置のその他の構成は、実施の形態1に係る画像形成装置のものと同様であるので、その説明を省略する。
次に、上記画像形成装置の動作について説明する。
第1補正部53aは、記憶装置52に記憶されている複数の補正特性データ61〜64から1つの補正特性データを選択する。この実施の形態2では、第1補正部53aは、複数の補正特性データ61〜64に対応する基準光量設定値(またはその範囲)を示すデータを有しており、第2補正部54から出力される基準光量設定値に対応する補正特性データを選択する。
実施の形態1と同様に、基準光量設定値は、走査対象面を有する消耗部品である感光体ドラム1a交換後の印字枚数カウント値に応じて指定される。ここでは、感光体ドラム1a交換後の印字枚数カウント値が大きくなるほど、大きい基準光量設定値が指定される。そして、その基準光量設定値が大きくなるほど、感光体ドラム1a端部での補正量が大きくなる補正特性データが選択される。
露光装置2a〜2dの制御信号生成部41では、例えば印刷ジョブの実行開始時に、第2補正部54は、印字枚数のカウント値に応じて基準光量設定値を指定し、第1補正部53aは、その基準光量設定値に応じて補正特性データを選択して所定の各位置での第1補正値を光量制御部55に出力し、光量制御部55は、その第1補正値および基準光量設定値の積を所定の各位置での光量補正の光量設定値として予め計算しておく。
そして、印刷ジョブの実行時に、各走査において、制御信号生成部41の光量制御部55は、PDセンサー24の同期信号の検出タイミングから起算して、主走査方向における各位置に対応するタイミングでの光量設定値にレーザーダイオードLDの光量を調整するための光量制御信号を出力する。光量制御信号は、D/Aコンバーター42およびローパスフィルター43を介してアナログ信号としてドライバー回路44に印加され、ドライバー回路44は、その光量制御信号の電圧に対応する光量でレーザー光を出射させる。
なお、実施の形態2に係る画像形成装置のその他の動作は、実施の形態1に係る画像形成装置のものと同様であるので、その説明を省略する。
以上のように、上記実施の形態2によれば、第2補正部54は、印字枚数カウンター51による印字枚数のカウント値に応じて光量補正値分布の基準光量設定値を指定し、第1補正部53aは、第2補正部54により指定された基準光量設定値に応じて複数の補正特性データ61〜64から1つの補正特性データを選択する。
これにより、印字枚数のカウント値による感光体ドラム1a〜1d上の走査対象面の特性変化の間接的な判定に基づいて基準光量設定値を切り替えることで、感光体ドラム1a〜1d上の走査対象面の経時的な変化に対応してレーザーダイオードLD光源の出射光量を補正することができる。
実施の形態3.
本発明の実施の形態3に係る画像形成装置は、実施の形態1,2とは異なる露光装置を有する。
図8は、本発明の実施の形態3に係る画像形成装置における露光装置を示すブロック図である。実施の形態3の露光装置201は、実施の形態1,2の4つの露光装置2a〜2dの代わりに設けられる。
図8において、光走査装置211aは、上述の露光装置2aから上述の制御信号生成部41を取り除いたものであり、光走査装置211aにおけるコントローラー31aは、上述のコントローラー31から上述の制御信号生成部41を取り除いたものである。また、光走査装置211bは、上述の露光装置2bから上述の制御信号生成部41を取り除いたものであり、光走査装置211bにおけるコントローラー31aは、上述のコントローラー31から上述の制御信号生成部41を取り除いたものである。また、光走査装置211cは、上述の露光装置2cから上述の制御信号生成部41を取り除いたものであり、光走査装置211cにおけるコントローラー31aは、上述のコントローラー31から上述の制御信号生成部41を取り除いたものである。また、光走査装置211dは、上述の露光装置2dから上述の制御信号生成部41を取り除いたものであり、光走査装置211dにおけるコントローラー31aは、上述のコントローラー31から上述の制御信号生成部41を取り除いたものである。
そして、図8に示す露光装置201における制御信号生成部212は、4色(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)分の画像制御信号および光量制御信号を生成し、コントローラー31aにおけるドライバー回路44にそれぞれ、画像制御信号および光量制御信号を供給して複数のレーザーダイオード21の光量を制御する。
図9は、実施の形態3における制御信号生成部212の構成を示すブロック図である。制御信号生成部212は、記憶装置52aと、第1補正部53bと、複数(ここでは4つ)の第2補正部54a〜54dと、複数(ここでは4つ)の光量制御部55a〜55dとを有する。
記憶装置52aは、走査方向における互いに異なる複数の光量補正値分布を示す複数の補正特性データ61a〜64aを記憶する。記憶装置52aとしては、不揮発性メモリーなどが使用される。この実施の形態1では、4パターンの補正特性データ61a〜64aが記憶装置52aに記憶されている。
補正特性データ61a〜64aは、補正特性データ61〜64と同様のデータであるが、4色の感光体ドラム1a〜1dに対して共通に使用されるため、補正特性データ61a〜64aには、4色の感光体ドラム1a〜1dのすべてに対して最適な補正特性となるように、第1補正値(つまり、光量補正値分布)が設定されている。
第1補正部53bは、記憶装置52に記憶されている複数の補正特性データ61a〜64aから1つの補正特性データを選択する。この実施の形態3では、第1補正部53bは、トナー濃度調整時に測定される4つのトナーパターン画像の濃度に応じて、複数の補正特性データ61a〜64aから1つの補正特性データを選択する。例えば、4つのトナーパターン画像の濃度の平均値、代表色のトナーパターン画像の濃度などに応じて、複数の補正特性データ61a〜64aから1つの補正特性データが選択される。
第2補正部54aは、マゼンタについての基準光量設定値を指定する。この実施の形態3では、第2補正部54aは、トナー濃度調整時に測定されるマゼンタのトナーパターン画像の濃度に応じて、マゼンタについての基準光量設定値を指定する。 第2補正部54bは、シアンについての基準光量設定値を指定する。この実施の形態3では、第2補正部54bは、トナー濃度調整時に測定されるシアンのトナーパターン画像の濃度に応じて、シアンについての基準光量設定値を指定する。第2補正部54cは、イエローについての基準光量設定値を指定する。この実施の形態3では、第2補正部54cは、トナー濃度調整時に測定されるイエローのトナーパターン画像の濃度に応じて、イエローについての基準光量設定値を指定する。第2補正部54dは、ブラックについての基準光量設定値を指定する。この実施の形態3では、第2補正部54dは、トナー濃度調整時に測定されるブラックのトナーパターン画像の濃度に応じて、ブラックについての基準光量設定値を指定する。
光量制御部55aは、第1補正部53bにより選択された補正特性データと第2補正部54aにより指定された基準光量設定値とに基づいて、例えば実施の形態1と同様にして、マゼンタ(つまり光走査装置211a)についての光量制御信号を生成し、光走査装置211aのドライバー回路44に供給する。光量制御部55bは、第1補正部53bにより選択された補正特性データと第2補正部54bにより指定された基準光量設定値とに基づいて、例えば実施の形態1と同様にして、シアン(つまり光走査装置211b)についての光量制御信号を生成し、光走査装置211bのドライバー回路44に供給する。光量制御部55cは、第1補正部53bにより選択された補正特性データと第2補正部54cにより指定された基準光量設定値とに基づいて、例えば実施の形態1と同様にして、イエロー(つまり光走査装置211c)についての光量制御信号を生成し、光走査装置211cのドライバー回路44に供給する。光量制御部55dは、第1補正部53bにより選択された補正特性データと第2補正部54dにより指定された基準光量設定値とに基づいて、例えば実施の形態1と同様にして、ブラック(つまり光走査装置211d)についての光量制御信号を生成し、光走査装置211dのドライバー回路44に供給する。
次に、上記画像形成装置の動作について説明する。
露光装置201の制御信号生成部212では、例えばトナー濃度調整時に、第1補正部53bは、トナー濃度調整の結果に基づいて補正特性データを選択し、所定の各位置での第1補正値を光量制御部55a〜55dに出力し、第2補正部54a〜54dは、各色についてのトナー濃度調整の結果に基づいて基準光量設定値を指定して光量制御部55a〜55dに出力し、光量制御部55a〜55dは、それぞれ、その第1補正値および基準光量設定値の積を所定の各位置での光量補正の光量設定値として予め計算しておく。
そして、印刷ジョブの実行時に、露光装置201の光走査装置211a〜211dは、ポリゴンミラー23で1ラインごとに主走査方向にレーザー光を走査する。ポリゴンミラー23のあるミラー面による1回の走査で、主走査方向における走査位置は、走査開始位置から移動していき、PDセンサー24および感光体ドラム1a〜1dの上を通過する。そして、ポリゴンミラー23の次のミラー面による1回の走査で、主走査方向における走査位置は、再度、走査開始位置から移動していき、PDセンサー24および感光体ドラム1a〜1dの上を通過する。
各走査において、露光装置201では、制御信号生成部212の光量制御部55a〜55dは、PDセンサー24の同期信号の検出タイミングから起算して、主走査方向における各位置に対応するタイミングでの光量設定値にレーザーダイオード21の光量を調整するための光量制御信号を出力する。光量制御信号は、D/Aコンバーター42およびローパスフィルター43を介してアナログ信号としてドライバー回路44に印加され、ドライバー回路44は、その光量制御信号の電圧に対応する光量でレーザー光を出射させる。
このようにして、4色について、主走査方向における光量補正が行われる。
以上のように、上記実施の形態3によれば、制御信号生成部212は、走査方向における互いに異なる複数の光量補正値分布を示す複数の補正特性データ61a〜61dを記憶する記憶装置52aと、記憶装置52aに記憶されている複数の補正特性データ61a〜61dから1つの補正特性データを選択する第1補正部53bと、複数のドライバー回路44に対して光量補正値分布の基準光量設定値をそれぞれ指定する複数の第2補正部54a〜54dと、第1補正部53bにより選択された補正特性データおよび第2補正部54a〜54dによりそれぞれ指定された基準光量設定値に基づく光量補正の光量設定値を有する光量制御信号を複数のドライバー回路44にそれぞれ供給する複数の光量制御部55a〜55dとを有する。
これにより、感光体ドラム1a〜1d上の走査対象面の特性変化の、直接または間接的な判定に基づいて補正特性データを切り替えることで、感光体ドラム1a〜1d上の走査対象面の経時的な変化に対応してレーザーダイオード21の出射光量を補正することができる。さらに、複数のドライバー回路44について共通に補正特性データが使用されるとともに、その補正特性データによる光量補正値分布と、各ドライバー回路44についての基準光量設定値とを組み合わせて、そのドライバー回路44についての光量補正の光量設定値を決定するため、補正特性データの数が少なくて済む。したがって、補正特性データの記憶領域のサイズが小さくて済む。
実施の形態4.
本発明の実施の形態4に係る画像形成装置は、実施の形態3に係る画像形成装置と同様の構成を有する。ただし、複数の補正特性データ61a〜61dは、それぞれ、シアン、マゼンタおよびイエローの3色について最適化されたものである。つまり、これらの3色について主走査方向における補正後の光量分布が最適になるように補正特性データ61a〜61dが設定されている。
以上のように、上記実施の形態4によれば、感光体ドラム1a〜1d上の走査対象面の特性変化の影響が、モノクロ印刷画像(つまりブラック)に比べ画質に現れやすいカラー印刷画像に使用されるシアン、マゼンタおよびイエローについて各補正特性データを、最適な画質が得られるものに設定することで、良好なカラー印刷画像が得られる。
なお、上述の各実施の形態は、本発明の好適な例であるが、本発明は、これらに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の変形、変更が可能である。
例えば、上記実施の形態1,2において、上述の第1補正値と基準光量設定値との積を補正特性データの値とし、第1補正部53,53aにより補正特性データのみを切り替えていくようにしてもよい。
また、上記実施の形態1〜4において、補正特性データによる第1補正値を基準の光量設定値分布とし、その第1補正値と基準光量設定値との和を、光量補正の光量設定値としてもよい。
また、上記実施の形態1,2において、第1補正部53は、トナー濃度調整時に測定される所定濃度のトナーパターン画像の濃度に応じて補正特性データを選択し、第2補正部54は、トナー濃度調整時に測定される所定濃度のトナーパターン画像の濃度に応じて基準光量設定値を指定するようにしてもよい。
また、上記実施の形態3,4において、第1補正部53bは、印字枚数カウンターによる印字枚数カウント値に応じて補正特性データを選択するようにしてもよい。
また、上記実施の形態1,2に係る画像形成装置はカラー画像形成装置であるが、モノクロ画像形成装置に、上記実施の形態1,2と同様の露光装置を使用してもよい。
また、上記実施の形態1〜4に係る画像形成装置は間接転写方式の装置であるが、直接転写方式の画像形成装置に本発明を適用してもよい。
本発明は、例えば、電子写真方式の画像形成装置に適用可能である。
1a〜1d 感光体ドラム(感光体の一例)
2a〜2d,201 露光装置
21 レーザーダイオード(光源の一例)
22 光学系(走査装置の一例の一部)
23 ポリゴン(走査装置の一例の一部)
24 PDセンサー(走査装置の一例の一部)
44 ドライバー回路
41,212 制御信号生成部
51 印字枚数カウンター
52,52a 記憶装置
53,53a,53b 第1補正部
54,54a〜54d 第2補正部
55,55a〜55d 光量制御部
61〜64,61a〜64a 補正特性データ
211a〜211d 光走査装置(走査装置の一例)

Claims (8)

  1. 光源と、
    前記光源による光線を走査する走査装置と、
    前記光源を駆動するドライバー回路と、
    前記ドライバー回路に制御信号を供給して前記光源を制御する制御信号生成部とを備え、
    前記制御信号生成部は、
    走査方向における互いに異なる複数の光量補正値分布を示す複数の補正特性データを記憶する記憶装置と、
    前記記憶装置に記憶されている前記複数の補正特性データから1つの補正特性データを選択する第1補正部と、
    前記第1補正部により選択された前記補正特性データに基づく光量補正の光量設定値を有する制御信号を前記ドライバー回路に供給する光量制御部とを有すること、
    を特徴とする露光装置。
  2. 前記光量補正値分布の基準光量設定値を指定する第2補正部をさらに備え、
    前記光量制御部は、前記第1補正部により選択された前記補正特性データと前記第2補正部により指定された前記基準光量設定値とに基づく光量補正の光量設定値を有する制御信号を前記ドライバー回路に供給すること、
    を特徴とする請求項1記載の露光装置。
  3. 前記第2補正部は、印字枚数カウンターによる印字枚数のカウント値に応じて前記光量補正値分布の基準光量設定値を指定し、
    前記第1補正部は、前記第2補正部により指定された前記基準光量設定値に応じて前記複数の補正特性データから1つの補正特性データを選択すること、
    を特徴とする請求項2記載の露光装置。
  4. 前記第1補正部は、印字枚数カウンターによる印字枚数のカウント値に応じて前記複数の補正特性データから1つの補正特性データを選択すること、
    を特徴とする請求項1記載の露光装置。
  5. 前記印字枚数カウンターによる印字枚数のカウント値に応じて前記光量補正値分布の基準光量設定値を指定する第2補正部をさらに備え、
    前記光量制御部は、前記第1補正部により選択された前記補正特性データと前記第2補正部により指定された前記基準光量設定値とに基づく光量補正の光量設定値を有する制御信号を前記ドライバー回路に供給すること、
    を特徴とする請求項4記載の露光装置。
  6. 複数の光源と、
    前記複数の光源による光線をそれぞれ走査する複数の走査装置と、
    前記複数の光源をそれぞれ駆動する複数のドライバー回路と、
    前記複数のドライバー回路にそれぞれ制御信号を供給して前記複数の光源を制御する制御信号生成部とを備え、
    前記制御信号生成部は、
    走査方向における互いに異なる複数の光量補正値分布を示す複数の補正特性データを記憶する記憶装置と、
    前記記憶装置に記憶されている前記複数の補正特性データから1つの補正特性データを選択する第1補正部と、
    前記複数のドライバー回路に対して前記光量補正値分布の基準光量設定値をそれぞれ指定する複数の第2補正部と、
    前記第1補正部により選択された前記補正特性データと前記第2補正部によりそれぞれ指定された前記基準光量設定値とに基づく光量補正の光量設定値を有する制御信号を前記複数のドライバー回路にそれぞれ供給する複数の光量制御部とを有すること、
    を特徴とする露光装置。
  7. 前記複数の光源、前記複数の走査装置、および前記複数のドライバー回路は、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色のトナーにそれぞれ対応し、
    前記複数の補正特性データは、シアン、マゼンタおよびイエローの3色について最適化されたものであること、
    を特徴とする請求項6記載の露光装置。
  8. 請求項1から請求項7のうちのいずれか1項記載の露光装置で、感光体上に前記光線を照射して静電潜像を形成することを特徴とする画像形成装置。

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