JP2000187365A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000187365A
JP2000187365A JP10363010A JP36301098A JP2000187365A JP 2000187365 A JP2000187365 A JP 2000187365A JP 10363010 A JP10363010 A JP 10363010A JP 36301098 A JP36301098 A JP 36301098A JP 2000187365 A JP2000187365 A JP 2000187365A
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toner
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Shinji Kato
真治 加藤
Shinichi Namekata
伸一 行方
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】現像剤トナー濃度制御用の基準パターンを像担
持体(感光体あるいは中間転写体)の画像領域外に作成
する構成の場合にも、像担持体の周長を短くすることが
でき、画像形成の生産性を向上することができる画像品
質の良い画像形成装置を提供する。 【解決手段】像担持体上に複数色の画像を順次重ね合わ
せる手段と、その像担持体上の複数色の画像を転写材P
に一括転写する手段と、現像剤トナー濃度制御用の基準
パターンを像担持体の画像領域外に作成する手段と、前
記基準パターンを検知する手段を有する画像形成装置に
おいて、前記像担持体の周長に対して、2画面以上の多
色画像を形成する場合には、画面間に基準パターンを作
成し、最後部画面の後端には作成しないようにする。こ
れにより中間転写体等の像担持体の周長を短くでき、そ
の結果、画像形成装置の生産性を向上することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンター等の電子写真方式を利用した画像形成
装置に係り、より詳しくは、多色画像の形成が可能でト
ナー付着量の検知方式に特徴を有する画像形成装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】複写機、ファクシミリ、プリンター等の
電子写真方式を利用する画像形成装置においては、狙い
の出力画像品質を得るために、現像剤へのトナー補給制
御(現像剤トナー濃度制御)、電位制御等の各種制御が
行われている。これら画像品質に関係する制御において
は、感光体や中間転写ベルト等の像担持体上のトナー付
着量を検知することは非常に重要であり、広く行われて
いる。
【0003】トナー付着量の検知方式としては、例えば
図3に示すように、感光体200に対して、基準パター
ン20となる図7(a)のような所定形状のトナーパッ
チを現像し、感光体中心に対してまっすぐに設置された
トナー付着量検知センサ205の発光素子10から赤外
光を感光体200に向けて発光し、その乱反射光(入射
角度≠反射角度)を受光素子11で受光することによっ
て、トナー付着量の変化によっておこる反射光量の変化
を検知するものがある。この時の発光量に関しては一般
的にトナーの付着していない感光体地肌部に対して、ト
ナー付着量検知センサ205の出力が所定レベルになる
ように発光素子10の発光量調整が行われる。
【0004】感光体地肌部に対して、所定の出力に調整
されたトナー付着量センサ205の出力は、基準パター
ンであるトナーパッチ20を測定すると、そのトナー付
着量に応じて変化するためトナー付着量を検知すること
が可能になる。尚、一般的に赤外光に対してカラートナ
ーは感光体表面よりも反射率が高く、また黒トナーは感
光体表面より反射率が低い。このためカラートナーの付
着量が増えるにつれてトナー付着量検知センサ出力は増
加する。そして黒トナーは付着量が増えるにつれてトナ
ー付着量検知センサ出力は減少する。
【0005】ここでトナー付着量を検知するためのトナ
ーパッチ(基準パターン)20の作成に関して、従来は
例えば画像形成10枚に1回の頻度で画像後端にトナー
パッチ20を作成していた。その一例として特公平6−
42108号公報には、基準パターンの作成を複数枚間
隔で行うことが開示されている。しかしながら、基準パ
ターンの作成によっては、画像の生産性が低下するとい
う問題がある。
【0006】カラー画像形成装置で、感光体上に複数色
のトナー像を重ね合わせて形成する方式や、感光体上に
形成した各色のトナー像を中間転写体に重ね合わせて転
写する中間転写方式においては、各色毎に感光体または
中間転写体上の同一領域に画像が形成され、また、転写
ドラム方式においてはドラム上に貼り付けられた転写紙
の同一領域に画像が形成される。このため、感光体また
は中間転写体あるいは転写ドラムの周長は、最大転写紙
を超えるよう設定される必要がある。しかしながら、最
大転写紙の半分以下の小型サイズの転写紙に目的画像を
形成する場合には、半分以上の時間が画像形成及び転写
を行わず無駄な時間となる。このため使用頻度の高い小
型サイズ転写紙において極めて不経済となる。そこでこ
れに対処すべく、特開平1−502061号公報には、
転写ドラム上に小型サイズの転写紙を複数枚巻き付け1
回転毎に同一色画像の転写を繰り返すことにより、効率
的にカラー画像を得る方法が開示されている。また、こ
の2画面モードを中間転写方式で展開したものが、特開
平9−281760号公報に開示されている。
【0007】この2画面モードを用いたカラー画像形成
装置においては、中間転写体の周長によって画像の生産
性(枚/分)が決まってくる。このため、中間転写体の
周長は極力最大転写紙サイズ+αより大きく、また、使
用頻度の高い小型の転写紙サイズ×n+紙間距離+αに
近いサイズが適当とされる。例えば、最大転写紙サイズ
が北米で普及しているレターサイズ(LT)の2倍のダ
ブルレターサイズ(DLT)=432mmのカラー画像
形成装置においては、転写紙の通紙方向長さが432m
m+αより大きい中間転写体の周長にしなくてはいけな
い。ここでαは、カラー画像形成装置で複数色の現像器
を有するリボルバ現像装置(回転式現像装置)を用いた
場合には、現像装置の公転に要する時間であり、基準パ
ターンを作成する画像形成装置に関しては基準パターン
の作成時間である。
【0008】また、最大転写紙サイズがDLT=432
mmの時の、使用頻度の高い小型転写紙サイズとして半
分のレターサイズ(LT)=216mmが考えられる
が、この場合、中間転写体の周長は、転写紙サイズ(2
16mm)×2+紙間距離+αより長い周長にすること
によってLT時は2面取りによってDLT時の倍の生産
性が達成できる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、基準パ
ターンを生成するカラー画像形成装置においては、上記
の+αの分が大きくなり、その分、転写体の周長を長く
取らなくてはいけないために、画像の生産性が低下する
という問題がある。例えばLT2面取りでの生産性を計
算すると、転写紙サイズ(216mm)×2で432m
m、紙間を65mm、現像装置の公転に65mmとすれ
ば、562mmとなる。したがって、線速200mm/
secのカラー画像形成装置でブラック(Bk)、シア
ン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の4色を重
ね合わせてフルカラー画像を形成する場合は、 60/{562×4/200}≒5.34(枚/分) の生産性となるが、2面目の画像後端に基準パターンを
作成する分の距離として45mmを取ると、 60/{(562+45)×4/200}≒4.94
(枚/分) の生産性となってしまう(1面目の画像後端の基準パタ
ーンの作成は紙間に作成可能なため、特に制約にはなら
ない)。
【0010】また、手差し給紙においては、給紙バンク
(複数の給紙カセット収納部)での最大サイズを超えた
不定形のサイズもあり、給紙サイズによっては中間転写
体の周長との関係で基準パターンを作成できないという
問題もある。
【0011】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
って、現像剤トナー濃度制御用の基準パターンを像担持
体(感光体あるいは中間転写体)の画像領域外に作成す
る構成とした場合にも像担持体の周長を短くすることが
でき、画像形成の生産性を向上することができる画像品
質の良い画像形成装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、像担持体上に複数色の画像を順次重ね
合わせる手段と、その像担持体上の複数色の画像を転写
材に一括転写する手段と、現像剤トナー濃度制御用の基
準パターンを前記像担持体の画像領域外に作成する手段
と、前記基準パターンを検知する手段を有する画像形成
装置において、前記像担持体(感光体あるいは中間転写
体)の周長に対して、2画面以上の多色画像を形成する
場合には、画面間(紙間)に基準パターンを作成し、最
後部画面の後端には作成しないようにする(請求項
1)。ここで所定の間隔で作成されなかった基準パター
ンは、その直前または直後の基準パターンが作成可能な
タイミングで作成する(請求項2)。これによって、生
産性を高めた画像品質の良い画像形成装置を提供するこ
とが可能となる。
【0013】また、本発明では、像担持体上に複数色の
画像を順次重ね合わせる手段と、その像担持体上の複数
色の画像を転写材に一括転写する手段と、現像剤トナー
濃度制御用の基準パターンを前記像担持体の画像領域外
に作成する手段と、前記基準パターンを検知する手段を
有する画像形成装置において、手差し給紙の時は通紙方
向の転写材サイズによって前記基準パターン作成タイミ
ングを変えるようにする(請求項3)。すなわち、手差
し給紙時において、基準パターンを作成できないサイズ
の場合には、基準パターンを作成しないようにすること
によって、手差し時に大サイズの作像が可能となる。
【0014】さらに本発明では、前記基準パターンが作
成されるまでは前回検知した値を参照するようにする
(請求項4)。すなわち、基準パターンを作成(または
検知)できない場合にも、前回検知した値を使用して現
像剤トナー濃度制御を行うことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を画像形成装置であ
る電子写真方式のカラー複写機に適用した実施の形態に
ついて図面を参照して詳細に説明する。
【0016】まず、図1、図2を用いて本実施の形態に
係るカラー複写機の概略構成及び動作について説明す
る。図1は本発明に係るカラー複写機の概略全体構成
図、図2は図1に示すカラー複写機の感光体ドラム周囲
の構成を示す概略要部構成図である。このカラー複写機
は、カラー画像読取装置(以下、カラースキャナと言
う)1、カラー画像記録装置(以下、カラープリンタと
言う)2、給紙バンク3等で構成されている。
【0017】上記カラースキャナ1は、コンタクトガラ
ス121上の原稿4に照明ランプ122からの光を照射
し、原稿4からの反射光像をミラー群123a,123
b,123c、及びレンズ124を介してカラーセンサ
125に結像して、原稿4のカラー画像情報を、例えば
赤(Red),緑(Green),青(Blue)(以下、それ
ぞれR,G,Bと言う)の色分解光毎に読み取り、電気
的な画像信号に変換する。あるいは、R,G,Bの画像
データがメモリに格納される。図示しないメモリを用い
る場合は、1度の走査でR,G,B3色の画像データを
得る。ここで、カラーセンサ125は、本例ではR,
G,Bの色分解手段とCCDのような光電変換素子で構
成され、原稿4の画像を色分解した3色のカラー画像を
同時に読み取っている。そして、このカラースキャナ1
で得たR,G,Bの色分解画像信号強度レベルをもとに
して、図示しない画像処理部で色変換処理を行い、ブラ
ック(Black:以下、Bkと言う)、シアン(Cyan:
以下、Cと言う)、マゼンタ(Magenta:以下、Mと言
う)、イエロー(Yellow:以下、Yと言う)のカラー
画像データを得る。そして、その都度カラープリンタ2
で各色の画像を順次顕像化しつつ、これを重ね合わせて
最終的な4色フルカラー画像を形成する。
【0018】上記Bk,C,M,Yのカラー画像データ
を得るためのカラースキャナ1の動作は次の通りであ
る。後述のカラープリンタ2の動作とタイミングを取っ
たスキャナスタート信号を受けて、照明ランプ122及
びミラー群123a,123b,123c等からなる光
学系が図中に矢印で示す左方向へ移動しながら原稿4を
走査し、1回の走査毎に1色のカラー画像を得る。この
動作を合計4回繰り返すことによって、順次4色のカラ
ー画像データを得る。そして、その都度カラープリンタ
2で各色の画像を順次顕像化しつつ、これを重ね合わせ
て最終的な4色フルカラー画像を形成する。
【0019】上記カラープリンタ2は、像担持体として
の感光体ドラム200、書き込み光学ユニット220、
リボルバ現像ユニット(回転式現像装置)230、中間
転写ユニット500、2次転写ユニット600、定着装
置270等で構成されている。上記感光体ドラム200
は図中に矢印で示す反時計方向に回転し、その周りに
は、感光体クリーニング装置201、除電ランプ20
2、帯電器203、電位センサ204、リボルバ現像ユ
ニット230の選択された現像器、現像濃度パターン
(基準パターン)の検知手段であるトナー付着量検知セ
ンサ205、中間転写ユニット500、2次転写ユニッ
ト600などが配置されている。
【0020】また、上記書き込み光学ユニット220
は、カラースキャナ1からのカラー画像データを光信号
に変換して、原稿4の画像に対応した光書き込みを行
い、感光体ドラム200に静電潜像を形成する。この書
き込み光学ユニット220は、光源としての半導体レー
ザー221、図示しないレーザー発光駆動制御部、ポリ
ゴンミラー222とその回転用モータ223、f/θレ
ンズ224、反射ミラー225などで構成されている。
【0021】また、上記リボルバ現像ユニット230
は、Bk現像器231K、C現像器231C、M現像器
231M、Y現像器231Yと、各現像器を図中に矢印
で示す反時計方向に回転させる後述のリボルバ回転駆動
部などで構成されている。各現像器231(K,C,
M,Y)は、感光体ドラム200上に形成された静電潜
像を現像するために、現像剤の穂を感光体ドラム200
の表面に接触させて回転する現像スリーブと、現像剤を
汲み上げて撹拌するために回転する現像剤パドルなどで
構成されている。各現像器231内のトナーはフェライ
トキャリアとの撹拌によって負極性に帯電され、また、
各現像スリーブには図示しない現像バイアス電源によっ
て負の直流電圧Vdcに交流電圧Vacが重畳された現像バ
イアスが印加され、現像スリーブが感光体ドラム200
の金属基体層に対して所定電位にバイアスされている。
【0022】複写機本体の待機状態では、リボルバ現像
ユニット230はBk現像器231Kが現像位置の45
度手前にセットされており、コピー動作が開始される
と、カラースキャナ1で所定のタイミングからBkカラ
ー画像データの読み取りを開始し、このカラー画像デー
タに基づきレーザー光による光書き込み、静電潜像形成
が始まる(以下、Bk画像データによる静電潜像をBk
静電潜像と言う。また、C,M,Yについても同様にC
静電潜像,M静電潜像,Y静電潜像と言う)。このBk
静電潜像の先端部から現像可能とすべくBk現像位置に
静電潜像先端部が到達する前に、Bk現像器231Kを
現像位置に移動し、Bk現像スリーブを回転開始して、
Bk静電潜像をBkトナーで現像する。そして、以後B
k静電潜像領域の現像動作を続けるが、静電潜像後端部
がBk現像位置を通過し所定の距離を通過した時点で、
速やかに次の色の現像器が現像位置に来るまで、リボル
バ現像ユニット230が回転する。これは少なくとも、
次の画像データによる静電潜像先端部が到達する前に完
了させる。
【0023】中間転写ユニット500は、後述する複数
のローラに張架された中間転写体(中間転写用の像担持
体)である中間転写ベルト501などで構成されてい
る。この中間転写ベルト501の周りには、2次転写ユ
ニット600の転写材担持体である2次転写ベルト60
1、2次転写電荷付与手段である2次転写バイアスロー
ラ605、中間転写体クリーニング手段であるベルトク
リーニングブレード504、潤滑剤塗布手段である潤滑
剤塗布ブラシ505などが対向するように配設されてい
る。
【0024】また、位置検知用マーク(MC)515が
中間転写ベルト501の外周面あるいは内周面に設けら
れる。但し、中間転写ベルト501の外周面側について
は位置検知用マークをベルトクリーニング装置504の
通過域を避けて設ける工夫が必要であって配置上の困難
さを伴うことがあるので、その場合には位置検知用マー
ク515を中間転写ベルト501の内周面側に設ける。
マーク検知用センサとしての光学センサ514は、中間
転写ベルト501が架け渡されているバイアスローラ5
07と駆動ローラ508との間の位置に設けられる。
【0025】この中間転写ベルト501は、1次転写電
荷付与手段である1次転写バイアスローラ507、ベル
ト駆動ローラ508、ベルトテンションローラ509、
2次転写対向ローラ510、クリーニング対向ローラ5
11、及びアースローラ512に張架されている。各ロ
ーラは導電性材料で形成され、1次転写バイアスローラ
507以外の各ローラは接地されている。1次転写バイ
アスローラ507には、定電流または定電圧制御された
1次転写電源801により、トナー像の重ね合わせ数に
応じて所定の大きさの電流又は電圧に制御された転写バ
イアスが印加されている。また、中間転写ベルト501
は、図示しない駆動モータによって図中の矢印方向に回
転駆動されるベルト駆動ローラ508により、図中の矢
印方向に駆動される。
【0026】また、この中間転写ベルト501は、半導
体または絶縁体で形成され、単層または多層構造となっ
ている。さらに中間転写ベルト501の周長は、感光体
ドラム200上に形成されたトナー像を重ね合わせるた
めに、通紙可能最大サイズより大きく設定されている。
【0027】感光体ドラム200上のトナー像を中間転
写ベルト501に転写する転写部(以下「1次転写部ま
たはベルト転写部」と言う)では、1次転写バイアスロ
ーラ507及びアースローラ512で中間転写ベルト5
01を感光体ドラム200側に押し当てるように張架す
ることにより、感光体ドラム200と中間転写ベルト5
01との間に所定幅のニップ部を形成している。
【0028】潤滑剤塗布ブラシ505は、板状に形成さ
れた潤滑剤としてのステアリン酸亜鉛506を研磨し、
この研磨された微粒子を中間転写ベルト501に塗布す
るものである。この潤滑剤塗布ブラシ505は、中間転
写ベルト501に対して接離可能に構成され、所定のタ
イミングで中間転写ベルト501に接触するように制御
される。
【0029】2次転写ユニット600は、3つの支持ロ
ーラ602,603,604に張架された2次転写ベル
ト601などで構成され、2次転写ベルト601の支持
ローラ602と603間の張架部が2次転写対向ローラ
510に対して圧接可能になっている。3つの支持ロー
ラ602,603,604の一つは、図示しない駆動手
段によって回転駆動される駆動ローラであり、その駆動
ローラにより2次転写ベルト601が図中の矢印で示す
方向に駆動される。
【0030】2次転写バイアスローラ605は2次転写
手段であり、2次転写対向ローラ510との間に中間転
写ベルト501と2次転写ベルト601を挾持するよう
に配設され、定電流制御される2次転写電源802によ
って所定電流の転写バイアスが印加されている。また、
上記2次転写ベルト601及び2次転写バイアスローラ
605が、2次転写対向ローラ510に対して圧接する
位置と離間する位置とを取り得るように、支持ローラ6
02及び2次転写バイアスローラ605を矢印方向に駆
動する図示しない接離機構が設けられている。その離間
位置にある2次転写ベルト601及び支持ローラ602
を、図2に2点鎖線で示している。
【0031】図1,2において符号650はレジストロ
ーラ対であり、2次転写バイアスローラ605と2次転
写対向ローラ510とに挾持された中間転写ベルト50
1と2次転写ベルト601の間に、所定のタイミングで
転写材である転写紙Pを送り込むようにその駆動を制御
されている。
【0032】2次転写ベルト601の定着ユニット27
0側の支持ローラ603に張架されている部分には、転
写材除電手段である転写紙除電チャージャ606と、転
写材担持体除電手段であるベルト除電チャージャ607
とが対向している。また、2次転写ベルト601の図中
下側の支持ローラ604に張架されている部分には、転
写材担持体クリーニング手段であるクリーニングブレー
ド608が当接している。
【0033】転写紙除電チャージャ606は、転写紙P
に保持されている電荷を除電することにより、転写紙自
体の腰の強さで転写紙Pを2次転写ベルト601から良
好に分離できるようにするものである。ベルト除電チャ
ージャ607は、2次転写ベルト601上に残留する電
荷を除電するものである。また、上記クリーニングブレ
ード608は、2次転写ベルト601の表面に付着した
付着物を除去してクリーニングするものである。
【0034】このように構成したカラー複写機におい
て、例えばA4横送り(A4Y)のリピート画像形成サ
イクル(リピートコピー)が開始されると、感光体ドラ
ム200は、図示しない感光体駆動モータによって図中
の矢印で示す反時計方向に回転され、中間転写ベルト5
01は図示しない転写ベルト駆動モータによってベルト
駆動ローラ508を回転させることによって図中の矢印
で示す時計回りに感光体ドラム200と同じ線速度(例
えば200mm/sec)で回転される。
【0035】中間転写ベルト501の裏側には前述した
ように位置検知用マーク515が設けられている。この
位置検知用マーク515は中間転写ベルト501と共に
移動し、位置検知用マーク515が通過する所定の通過
領域にはマーク検知用センサとしての光学センサ514
が不動部材に取り付けられている。この光学センサ51
4には反射型フォトセンサや透過型フォトセンサが用い
られる。光学センサ514として反射型フォトセンサを
用いた場合には、中間転写ベルト501に位置検知用マ
ーク515として反射性のテープなどの部材を貼り、反
射型フォトセンサにて中間転写ベルト501上の反射性
の低い表面から位置検知用マーク515に変わる所、あ
るいは位置検知用マーク515から中間転写ベルト50
1上の反射性の低い表面に変わる所を読み取れば、容易
にマークを検知することができる。
【0036】リピート画像形成サイクルでは、感光体ド
ラム200及び中間転写ベルト501の回転に伴って、
感光体ドラム200上でのBkトナー像の形成と、1次
転写バイアスローラ507に印加される電圧による転写
バイアスにより感光体ドラム200から中間転写ベルト
501へのBkトナー像の1次転写が2画面分行われ、
続いてCトナー像形成、1次転写、Mトナー像形成、1
次転写、Yトナー像形成、1次転写というように、各色
のトナー像形成及び1次転写が2画面分行われ、最終的
にBk,C,M,Yの順に中間転写ベルト501上に重
ね合わせてカラートナー像が2画面形成される。
【0037】より具体的には、例えばBkトナー像形成
は次のように行われる。帯電チャージャ203は、コロ
ナ放電によって感光体ドラム200の表面を負電荷で所
定電位に一様に帯電する。光学センサ514による位置
検知用マーク515の検知がなされてから一定時間後に
次のようなBkの画像データによる光書き込みが行われ
る。すなわち、カラースキャナ1によって原稿画像が
R,G,Bに色分解して読み込まれ、図示しない画像処
理部のRGBメモリに格納されたR,G,Bの画像デー
タから色変換されたBkのカラー画像信号に基づいて、
書き込み光学ユニット220により、感光体ドラム20
0にBk画像データのレーザー光によるラスタ露光を行
う。このラスタ像が露光された時、当初一様に帯電され
た感光体ドラム200の表面の露光された部分は、露光
光量に比例する電荷が消失し、Bk静電潜像が形成され
る。
【0038】このBk静電潜像に、リボルバ現像ユニッ
ト230のBk現像器231KのBk現像スリーブ上の
負帯電されたBkトナーが接触することにより、感光体
ドラム200の電荷が残っている部分にはトナーが付着
せず、電荷の無い部分つまり露光された部分にはトナー
が吸着し、静電潜像と相似なBkトナー像が形成され
る。この現像動作により感光体ドラム200上に形成さ
れたBkトナー像は、感光体ドラム200と接触状態で
等速駆動している中間転写ベルト501の表面に転写さ
れる。この感光体ドラム200から中間転写ベルト50
1へのトナー像の転写が「ベルト転写(1次転写)」で
ある。
【0039】上記ベルト転写(1次転写)後の感光体ド
ラム200の表面に残留している若干の未転写残留トナ
ーは、感光体ドラム200の再使用に備えて、感光体ク
リーニング装置201で清掃され、除電ランプ202で
除電される。また、前述したリピート画像形成サイクル
では、上記のBk画像形成工程が2回繰り返され、中間
転写ベルト501へ2画面分転写される。
【0040】感光体ドラム200側ではBk画像形成工
程の次にC画像形成工程に進み、感光体ドラム200は
帯電チャージャ203により再び一様に帯電される。そ
して、所定のタイミングでカラースキャナ1により原稿
画像が読み込まれ、図示しない画像処理部のRGBメモ
リに格納された画像データから変換されたC画像データ
に基づいて、書き込み光学ユニット220により、C画
像データによるレーザー光書き込みを行い、感光体ドラ
ム200の表面にC静電潜像を形成する。そして、先の
Bk静電潜像の後端部+所定距離が通過した後で、且つ
C静電潜像の先端部が到達する前にリボルバ現像ユニッ
ト230の回転動作が行われ、C現像器231Cが現像
位置にセットされ、C静電潜像がCトナーで現像され
る。
【0041】以後、C静電潜像領域の現像を続けるが、
C静電潜像の後端部+所定距離が通過した時点で、先の
Bk現像器231Kの場合と同様にリボルバ現像ユニッ
ト230の回転動作を行い、次のM現像器231Mを現
像位置に移動させる。これもやはり次のM静電潜像の先
端部が現像位置に到達する前に完了させる。また、現像
動作により感光体ドラム200上に形成されたCトナー
像は、感光体ドラム200と接触状態で等速駆動してい
る中間転写ベルト501表面のBkトナー像に重ね合わ
せて転写される。
【0042】尚、C画像形成工程に続いて行われるM及
びYの画像形成工程については、それぞれのカラー画像
データ読み取り、静電潜像形成、現像、ベルト転写の動
作が上述のBk,Cの工程と同様であるので説明は省略
する。
【0043】中間転写ベルト501上には、感光体ドラ
ム200上に順次形成されるBk,C,M,Yのトナー
像が、同一面に順次位置合わせされて転写される。それ
により、中間転写ベルト501上には最大で4色が重ね
合わされたトナー像が形成される。
【0044】上記画像形成動作が開始される時期に、転
写紙Pは給紙バンク3の中に収納されている複数の転写
紙カセット300a,300b,300c、または手差
しトレイ210などの何れかの給紙部から各部の給紙ロ
ーラ301a,301b,301c,210aや搬送ロ
ーラにより給送され、レジストローラ対650のニップ
で待機している。上記カセット300a,300b,3
00cには通常使用するサイズの転写紙、例えば国内や
欧州のA3、北米のDLTまでが積載可能である。また
手差しトレイ210にはA3やDLTよりも大サイズの
用紙や、不定形サイズの用紙、厚紙等が積載可能であ
る。
【0045】2次転写対向ローラ510及び2次転写バ
イアスローラ605によりニップが形成された2次転写
部に中間転写ベルト501上のトナー像の先端がさしか
かるときに、ちょうど転写紙Pの先端がこのトナー像の
先端に一致するようにレジストローラ対650が駆動さ
れ、転写紙Pとトナー像とのレジスト位置合わせが行わ
れる。そして、転写紙Pが中間転写ベルト501上のト
ナー像と重ねられて2次転写部を通過する。このとき、
2次転写電源802によって2次転写バイアスローラ6
05に印加される電圧による転写バイアスにより、中間
転写ベルト501上の4色重ねトナー像が転写紙P上に
一括転写される。
【0046】そして、トナー像転写後の転写紙Pが、2
次転写ベルト601の移動方向における2次転写部の下
流側に配置した転写紙除電チャージャ606との対向部
を通過するとき、転写紙Pは除電され、2次転写ベルト
601から剥離して搬送ベルト211により定着ユニッ
ト270の定着上ローラ271と定着下ローラ272の
ニップ部に向けて送られる。この定着上ローラ271と
定着下ローラ272のニップ部で転写紙Pにトナー像が
溶融定着され、排出ローラ対212で装置本体外に送り
出され、図示しないコピートレイ等に表向きにスタック
され、フルカラーコピーを得る。
【0047】一方、4色目(Y)のベルト転写後の感光
体ドラム200の表面は、次の画像形成に備えて感光体
クリーニング装置201でクリーニングされ、除電ラン
プ202で均一に除電される。また、転写紙Pにトナー
像を転写した後の中間転写ベルト501の表面に残留し
たトナーは、図示しない接離機構によって中間転写ベル
ト501に押圧されるベルトクリーニングブレード50
4によってクリーニングされる。
【0048】ここで、3枚以上のリピートコピーの時
は、カラースキャナ1の動作及び感光体ドラム200へ
の画像形成は、2画面目の4色目(Y)の画像形成工程
に引き続き、所定のタイミングで3画面目の1色目(B
k)の画像形成工程に進む。また、中間転写ベルト50
1の方は、1,2枚目(1,2画面目)の4色重ねトナ
ー像の転写紙Pへの一括転写工程に引き続き、表面を上
記ベルトクリーニングブレード504でクリーニングさ
れた領域に、3枚目(3画面目)のBkトナー像がベル
ト転写されるようにする。その後は、1,2枚目と同様
の動作となる。
【0049】以上は、4色フルカラーコピーを得るコピ
ーモードであったが、3色コピーモード、2色コピーモ
ードの場合は、指定された色と回数の分について、上記
と同様の動作を行うことになる。また、単色コピーモー
ドの場合は、所定枚数が終了するまでの間、リボルバ現
像ユニット230の所定色の現像器のみを現像動作状態
にして、ベルトクリーニングブレード504を中間転写
ベルト501に押圧させた状態のままの位置にしてコピ
ー動作を行う。
【0050】次に本実施形態の画像形成装置におけるト
ナー濃度制御用基準パターンを用いたトナー補給制御方
式の実施例について説明する。本実施例の画像形成装置
においては、トナー補給制御のための検知対象として、
感光体ドラム200上に作像したBk,C,M,Y各色
の基準パターンのトナー付着量(トナー濃度)をトナー
付着量検知センサ205で検知しており、トナー付着量
検知センサ205の出力は図示しない制御部に送られ、
制御部は検知されたトナー付着量に基づいて各現像器へ
のトナー補給を制御している。尚、制御部はマイクロコ
ンピュータからなる中央演算処理装置(CPU)、入出
力回路(I/O)、メモリ(RAM,ROM)、クロッ
ク、タイマー、各種制御回路等から構成され、画像形成
装置の各部に配設された各種センサからの検知信号や、
操作パネル(図示せず)からの入力情報等により画像形
成装置の各部を制御し、上述した画像形成動作やトナー
補給等の各種制御や、トナー付着量の演算、補正等を行
う。
【0051】感光体ドラム200上に作像した基準パタ
ーンのトナー付着量を検知するトナー付着量検知センサ
205としては、図3に示した乱反射検知型のトナー付
着量検知センサを使用し、発光素子10の発光波長は9
00nmの赤外光を使用している。この乱反射検知型の
トナー付着量検知センサの出力特性例を図4に示す。こ
こで感光体地肌部、すなわちトナー付着量が0の時のセ
ンサ出力をVsg、トナーが付着した時のセンサ出力をV
spとする。尚、本実施例においては出力を1系統しか持
っていないが、黒とカラーで2系統用意し、それぞれの
アンプゲインの調整によってそれぞれのダイナミックレ
ンジを広げてもよい。
【0052】トナー付着量が0の時のセンサ出力Vsg
は、トナー付着量検知センサ205の発光素子10や受
光素子11のトナー汚れや劣化、温度等による特性変
化、感光体地肌部の表面性による、赤外光に対する反射
率の変化等によって変化する。このため本実施例におけ
る画像形成装置においては、電源投入時にVsgが2±
0.05に入るように、センサ出力をフィードバックし
ながら、発光量の制御を2分割探索法によって実施して
いる。
【0053】トナー付着量検知用の基準パターンは、例
えば図7(a)に示すトナーパッチのような20mm×
30mmのパターンを、図示しない画像処理部の基準パ
ターン生成手段により生成し、この生成された基準パタ
ーンの画像データに基づいて書き込み光学ユニット22
0の半導体レーザー(LD)からのレーザー光により、
感光体ドラム200上中央の非画像形成領域(紙間部)
に書き込みを行う(以下、書き込み光学ユニット220
の半導体レーザー(LD)からのレーザー光による書き
込みをLD書き込みと言う)。この時の感光体ドラム2
00の帯電電位、現像バイアス、LDパワー等の作像条
件は通常の画像形成条件と同様であるが、半導体レーザ
ー(LD)の書き込みデューティは0〜255のうち最
大の255から128のハーフトーンの間で書き込みを
行っている。
【0054】LD書き込みによって感光体ドラム200
上中央の非画像形成領域に形成された基準パターンの静
電潜像は、通常の画像形成と同様にリボルバ現像ユニッ
ト230の所定の現像器(231K,231C,231
M,231Yのうちの何れか一つの現像器)によって現
像される。現像されたトナー付着量の検知パターンはト
ナー付着量検知センサ205によって検知され、そのセ
ンサ出力よりトナー付着量が検知される。より具体的に
は、図3の発光素子10が上記所定の現像器によって現
像された感光体ドラム200上のトナー付着量検知用パ
ターンに同期して発光し、その乱反射光を受光素子11
によって受光する。この時の検出結果(Vsp)とあらか
じめ電源投入時に測定しておいた感光体地肌部に対する
トナー付着量検知センサ205の出力(Vsg)との差分
より、あらかじめ求めておいた図8に示すようなトナー
付着量変換テーブル(一部略している)を用いてトナー
付着量に変換する。
【0055】尚、本例においては画像形成装置の制御部
のメモリに、図8に示すようなトナー付着量変換テーブ
ルの(a)黒と(b)カラーとでそれぞれ101個のテ
ーブルを所有しているが(図8は一例であり、表記した
数値に限定されるものではない)、誤差が少なく計算が
複雑でない近似式が算出できる場合には、近似式を使用
してトナー付着量を算出しても構わない。また、本実施
例においては、トナー付着量検知センサ205によって
感光体ドラム200上の各色の基準パターン(トナーパ
ッチ)20のトナー付着量を検知しているが、基準パタ
ーンの形成及び検知は感光体ドラム上に限るものではな
く、中間転写ベルト501等の像担持体であっても構わ
ない。また、中間転写ベルト501上に基準パターンを
形成して検知する場合は、図7(b)のようにBk,
C,M,Yの基準パターンの位置を少しずつずらして順
次転写し、4色のトナー付着量(トナー濃度)をトナー
付着量検知センサ205によって順次検知する。
【0056】次に図5には、前述の2画面取り(中間転
写ベルト上に2画面の画像を形成)したフルカラー(F
C)・リピートコピー時に、2面目後端に基準パターン
を作成可能な従来のシステムでのタイミングチャートを
示す。この場合、図に示すように基準パターンを作像す
るまでは、リボルバ現像ユニットを次の色の現像器に公
転駆動できないため、トータルの作像時間が長くなり、
LT2面取りでの生産性を計算すると、転写紙サイズ
(LT=216mm)×2で432mm、紙間を65m
m、基準パターンとの距離に15mm、基準パターンの
作像に30mm、リボルバ現像ユニットの公転(現像公
転)に65mmとすれば、中間転写ベルトのベルト長は
607mmとなり、感光体及び中間転写ベルトの線速が
200mm/secの場合には、 60/{607×4/200}≒4.94(枚/分) の生産性となる。
【0057】ここで紙間を少なくしても生産性は上げら
れるが、紙を連続的に正確に給紙するには、給紙コロの
スリップ等も考慮しなくてはならず、ある程度の間隔を
確保しないとジャム等の原因となって信頼性を落としか
ねない。
【0058】そこで、本実施例においては、図6のタイ
ミングチャートに示すように、10枚に1回程度の割合
で行われる基準パターンの作成を1画面目と2画面目の
間で行い、基準パターン作成タイミングが2画面目の後
端に該当したような場合には、そこでの作像は行わず、
次回の基準パターンが作成可能な時に作像並びに検知を
行うようにしている。
【0059】例えば電源投入後に15枚のフルカラー
(FC)、LT横送り(LTY)のリピートコピーを行
うと、各色とも10枚目は2画面目に当たるため、その
後端に基準パターンは作成せずに、次の11枚目の1画
面目の後端(1画面目と2画面目の間)に基準パターン
を作成する。このとき次回に延ばした基準パターンを検
知するまでは、前回の基準パターンの検知結果を参照し
て、その値をトナー補給制御等に利用するようにしてい
る。これによって基準パターンが作成されなくても、正
常な制御動作を続けることができる。
【0060】尚、1画面目と2画面目との間は紙間が6
5mm確保されているため、この間に1画面目の画像後
端との距離15mm、基準パターン作像30mmを取っ
ても2画面目の画像後端との距離は20mm確保され、
問題なく基準パターンの検知が可能となる。本実施例で
のLTサイズ2画面取りでの生産性を計算すると、転写
紙サイズ(LT=216mm)×2で432mm、紙間
(基準パターン作成も含む)を65mm、現像公転に6
5mmとすれば、中間転写ベルトのベルト長は562m
mとなり、感光体及び中間転写ベルトの線速が200m
m/secの場合には、 60/{562×4/200}≒5.34(枚/分) の生産性となる。
【0061】このように本実施例においては、紙間を有
効に利用してトナー付着量(濃度)検知用の基準パター
ンを作成する画像形成装置においても、基準パターンを
作成しないシステムと同様に生産性を上げることができ
るため、基準パターンを使った制御による高画像品質
と、高生産性を達成することができる。
【0062】尚、本実施例では2画面取りの場合を例と
してあげたが、小サイズの3画面取り時(中間転写ベル
ト上に3画面を形成するとき)等でも、最後の3画面目
の後端に基準パターンを作成しないようにすることで、
同様の効果を得ることができる。
【0063】また、本実施例において手差し給紙を利用
した場合には、紙の給紙方向の長さ(不定形用紙の場合
は入力値)から、次式によって中間転写ベルトの周長
(ベルトサイズ)が基準パターンを作成可能なサイズか
否かを判断し、次式が成り立たず作成できないと判断し
た場合には、作像終了時に基準パターンをまとめて作成
するようになっている。 ベルトサイズ >{紙の給紙方向長さ(562mm)+
基準パターン作成長さ(45mm)+現像色切り替え時
間の長さ(65mm)}
【0064】このように、本実施例では上記の式が成り
立たなかった場合には、その時のジョブ(JOB)が終
わった時点で図7(b)に示すような4色の基準パター
ンを順次作成するが、給紙バンク3からの給紙と異な
り、手差し給紙の場合は給紙枚数が少ないため、ジョブ
終了後に基準パターンを作成することによって手差し給
紙時の大サイズの作像が可能となる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明では、像担持体上に複数色の画像を順次重ね合わせる
手段と、その像担持体上の複数色の画像を転写材に一括
転写する手段と、現像剤トナー濃度制御用の基準パター
ンを前記像担持体の画像領域外に作成する手段と、前記
基準パターンを検知する手段を有する画像形成装置にお
いて、前記像担持体の周長に対して、2画面以上の多色
画像を形成する場合には、画面間に基準パターンを作成
し、最後部画面の後端には作成しないようにしたので、
中間転写体等の像担持体の周長を短くでき、その結果、
画像形成装置の生産性を向上することができる。
【0066】請求項2に係る発明では、請求項1に記載
の画像形成装置において、所定の間隔で作成されなかっ
た基準パターンを直前、または直後の基準パターン作成
可能なタイミングで作成し検知するようにしたので、同
様にトナー付着量検知を行うことができ、画像品質を低
下させずに画像形成装置の生産性を向上することができ
る。
【0067】請求項3に係る発明では、像担持体上に複
数色の画像を順次重ね合わせる手段と、その像担持体上
の複数色の画像を転写材に一括転写する手段と、現像剤
トナー濃度制御用の基準パターンを前記像担持体の画像
領域外に作成する手段と、前記基準パターンを検知する
手段を有する画像形成装置において、手差し給紙の時は
通紙方向の転写材サイズによって前記基準パターン作成
タイミングを変えるので、手差しで給紙バンクの転写紙
より大きいサイズが給紙された場合にも、別のタイミン
グで基準パターンを作成することによって画像形成が可
能となる。
【0068】請求項4に係る発明では、請求項1,2ま
たは3に記載の画像形成装置において、前記基準パター
ンが作成されるまでは前回検知した値を参照することに
より、基準パターンを作成できないような状態となった
場合にも前回検知した値を使用してトナー濃度制御(ト
ナー補給制御)等を行うことができるので、特に問題な
く基準パターンを別のタイミングで作成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の一実施形態を示す
カラー複写機の概略全体構成図である。
【図2】図1に示すカラー複写機の感光体ドラム周囲の
概略要部構成図である。
【図3】乱反射検知型のトナー付着量検知センサの一例
を示す図である。
【図4】図3に示すトナー付着量検知センサの出力特性
例を示す図である。
【図5】従来のカラー複写機における2画面取りフルカ
ラー・リピートコピー時の基準パターン検知タイミング
を示すタイミングチャートである。
【図6】本発明に係るカラー複写機における2画面取り
フルカラー・リピートコピー時の基準パターン検知タイ
ミングを示すタイミングチャートである。
【図7】基準パターンの例を示す図であって、(a)は
基準パターンの一例であるトナーパッチの形状例を示す
図、(b)は各色の基準パターンを中間転写体上に出力
した場合の出力画像の一例を示す図である。
【図8】トナー付着量検知センサの出力をトナー付着量
に変換するためのトナー付着量変換テーブルの一例を示
す図である。
【符号の説明】
1:カラー画像読取装置(カラースキャナ) 2:カラー画像記録装置(カラープリンタ) 3:給紙バンク 4:原稿 10:発光素子 11:受光素子 20:基準パターン(トナーパッチ) 200:感光体ドラム 201:感光体クリーニング装置 202:除電ランプ 203:帯電器 204:電位センサ 205:トナー付着量検知センサ(基準パターン検知手
段) 210:手差しトレイ 220:書き込み光学ユニット 230:リボルバ現像ユニット 231K:Bk現像器 231C:C現像器 231M:M現像器 231Y:Y現像器 270:定着ユニット 300a〜300c:転写紙カセット 500:中間転写ユニット 501:中間転写ベルト 507:1次転写バイアスローラ 508:ベルト駆動ローラ 512:アースローラ 514:マーク検知センサ(光学センサ) 515:位置検知用マーク 600:2次転写ユニット 601:2次転写ベルト 602〜604:支持ローラ 605:2次転写バイアスローラ 650:レジストローラ対 801:1次転写電源 802:2次転写電源 P:転写紙(転写材)
フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA09 DA32 DE02 EA06 EC02 EC03 EC06 ED18 EE01 EE04 EE06 EF01 FA05 FA15 FB02 FB15 2H030 AD17 BB02 BB24 BB34 BB42 BB54

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体上に複数色の画像を順次重ね合わ
    せる手段と、その像担持体上の複数色の画像を転写材に
    一括転写する手段と、現像剤トナー濃度制御用の基準パ
    ターンを前記像担持体の画像領域外に作成する手段と、
    前記基準パターンを検知する手段を有する画像形成装置
    において、 前記像担持体の周長に対して、2画面以上の多色画像を
    形成する場合には、画面間に基準パターンを作成し、最
    後部画面の後端には作成しないことを特徴とする画像形
    成装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の画像形成装置において、
    所定の間隔で作成されなかった基準パターンを、その直
    前または直後の基準パターン作成可能なタイミングで作
    成することを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】像担持体上に複数色の画像を順次重ね合わ
    せる手段と、その像担持体上の複数色の画像を転写材に
    一括転写する手段と、現像剤トナー濃度制御用の基準パ
    ターンを前記像担持体の画像領域外に作成する手段と、
    前記基準パターンを検知する手段を有する画像形成装置
    において、 手差し給紙の時は通紙方向の転写材サイズによって前記
    基準パターン作成タイミングを変えることを特徴とする
    画像形成装置。
  4. 【請求項4】請求項1,2または3に記載の画像形成装
    置において、前記基準パターンが作成されるまでは前回
    検知した値を参照することを特徴とする画像形成装置。
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