JP2001175139A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001175139A
JP2001175139A JP36004999A JP36004999A JP2001175139A JP 2001175139 A JP2001175139 A JP 2001175139A JP 36004999 A JP36004999 A JP 36004999A JP 36004999 A JP36004999 A JP 36004999A JP 2001175139 A JP2001175139 A JP 2001175139A
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cleaning brush
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Hideki Kamiyama
英樹 上山
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成装置が長時間使われなかった場合で
も、クリーニングブラシが変形(毛倒れ)したままの状
態で画像形成動作が行われることによる画像不良の発生
を防止する。 【解決手段】 感光体ドラム200と、感光体ドラム2
00の表面に形成された潜像をトナーで現像する現像ユ
ニット400と、感光体ドラム200上から中間転写ベ
ルト501に転写する中間転写ユニット500と、感光
体ドラム200上に残留した転写残トナーを除去すべく
感光体ドラム200に接触させて設けられたクリーニン
グブラシ203とを備えた装置構成において、電源投入
後、画像形成動作を開始する前に、クリーニングブラシ
203を一定時間回転させることにより、クリーニング
ブラシ203の変形(毛倒れ)を直すようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンタ等の電子写真方式の画像形成装置に関
し、より詳しくは、像担持体上に残留した転写残トナー
を除去するクリーニング手段を改良した画像形成装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置では、感光体等の像担持体
上に形成されたトナー像を、転写ベルトなどの中間転写
体や転写紙等に転写した後、像担持体や中間転写体上に
残留したトナーをクリーニングする処理がなされる。そ
の際、クリーニングブラシが用いられることが多い。し
かし、長期間画像形成動作が行われないと、クリーニン
グブラシも回転しないため、ある一定の部分の毛が像担
持体に接触したままになり、その部分だけ変形(毛倒
れ)した状態になってしまう。このままの状態で画像形
成動作を行うと、クリーニングブラシが回転する際に、
毛倒れした部分と通常の部分とで、像担持体に対するク
リーニングブラシの回転負荷が変化し、最終的に得られ
る画像上にバンディングと呼ばれる縞模様(周期的な濃
度変化)が生じてしまう。そこで、特開平3−2694
77号公報に示された発明では、クリーニングブラシを
内蔵した新品のトナーカートリッジが画像形成装置に挿
入されたときにクリーニングブラシを回転させることに
よってこのような不具合を防止している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、クリー
ニングブラシが変形(毛倒れ)するという不具合は、ク
リーニングブラシが新しいときだけではなく、画像形成
装置が長時間使われなかった場合にも発生する。そこで
本発明が解決しようとする課題は、画像形成装置が長時
間使われなかった場合でも、クリーニングブラシが変形
(毛倒れ)したままの状態で画像形成動作が行われるの
を防止して、バンディングなどの画像不良の発生を防止
することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本願発明は、請求項1に記載するように、像担持体
と、当該像担持体の表面に形成された潜像をトナーで現
像する現像装置と、現像により形成されたトナー像を前
記像担持体上から中間転写体あるいは被転写体に転写す
る転写装置と、前記像担持体上または前記中間転写体上
に残留した転写残トナーを除去すべく前記像担持体また
は前記中間転写体に接触させて設けられたクリーニング
ブラシとを備えた画像形成装置において、電源投入後、
画像形成動作を開始する前に、前記クリーニングブラシ
を一定時間回転させるように構成したことを特徴とす
る。上記のように、画像形成装置の電源投入後、画像形
成動作を開始する前に、前記クリーニングブラシを一定
時間回転させることにより、クリーニングブラシの変形
(毛倒れ)を直すことができるので、画像形成装置が長
時間使われなかった場合でも、クリーニングブラシが変
形(毛倒れ)したままの状態で画像形成動作が行われる
ことによる画像不良の発生を防止できる。前記一定時間
は、前記クリーニングブラシの変形(毛倒れ)を元に戻
すのに要する時間よりも長く、かつ定着装置などのウオ
ーミングアップ時間よりも短い時間であることが望まし
い。前記一定時間が、定着装置などのウオーミングアッ
プ時間よりも短い時間であれば、画像形成動作を開始す
る前に、前記クリーニングブラシを一定時間回転させる
ようにしたために、画像形成装置の電源が投入されてか
ら画像形成動作が開始されるまでの時間が長くなるとい
う不具合が生じないからである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、この発明を電子写真式カラ
ー複写機(以下「カラー複写機」という)に適用した場
合の実施の形態について、図面を参照して説明する。ま
ず、図2を用いて、本実施の形態に係るカラー複写機の
概略構成及び動作について説明する。このカラー複写機
は、カラー画像読取装置(以下、カラースキャナとい
う)1、カラー画像記録装置(以下、カラープリンタと
いう)2、給紙バンク3等で構成されている。上記カラ
ースキャナ1は、コンタクトガラス121上の原稿4の
画像を照明ランプ122、ミラー群123a、123
b、123cおよびレンズ124を介してカラーセンサ
125に結像して、原稿4のカラー画像情報を、たとえ
ばRed、Green、Blue(以下、それぞれR、
G、Bという)の色分解光毎に読み取り、電気的な画像
信号に変換する。ここで、カラーセンサ125は、本例
ではR、G、Bの色分解手段とCCD等の光電変換素子
で構成され、原稿4の画像を色分解した3色のカラー画
像を同時に読み取っている。そして、このカラースキャ
ナ1で得たR、G、Bの色分解画像信号強度レベルをも
とにして、図示しない画像処理部で色変換処理を行い、
Black(以下、Bkという)、Yellow(以
下、Yという)、Cyan(以下、Cという)、Mag
enta(以下、Mという)のカラー画像データを得
る。上記Bk、Y、C、Mのカラー画像データを得るた
めのカラースキャナ1の動作は次のとおりである。後述
のカラープリンタ2の動作とタイミングを取ったスキャ
ナスタ−ト信号を受けて、照明ランプ122及びミラー
群123a、123b、123c等からなる光学系が矢
印左方向へ原稿4を走査し、1回の走査毎に1色のカラ
ー画像データを得る。この動作を合計4回繰り返すこと
によって、たとえばレッド、グリーン、ブルー(以下、
それぞれ「R」、「G」、「B」という)の色分解光ご
とに読み取り、電気的な画像信号に変換する。あるい
は、R、G、Bの画像データがメモリに格納される。図
示しないメモリを用いる場合は、1度の走査でRGB3
色の画像データを得る。そして、その都度カラープリン
タ2で順次顕像化しつつ、これを重ねあわせて最終的な
4色フルカラー画像を形成する。そして、このカラース
キャナで得たR、G、Bの色分解画像信号の強度レベル
をもとにして、図示しない画像処理部で色変換処理を行
い、ブラック、シアン、マゼンタ、イエロー(以下、そ
れぞれ「Bk」、「Y」、「C」、「M」という)の画
像データを得る。上記カラープリンタ2は、像担持体と
しての感光体ドラム200、書き込み光学ユニット22
0、リボルバ現像ユニット230、中間転写ユニット5
00、2次転写ユニット600、定着装置700等で構
成されている。上記感光体ドラム200は反時計方向に
回転し、その周りには、感光体クリ−ニング装置20
1、除電ランプ202、帯電器203、電位センサ20
4、リボルバ現像ユニット230の選択された現像器、
現像濃度パタ−ン検知器205、中間転写ユニット50
0、2次転写ユニット600などが配置されている。
【0006】図1は、この実施の形態に係るカラー複写
機の主要部である画像形成部の概略構成図である。図1
の画像形成部は、像担持体としての感光体ドラム20
0、帯電チャージャ201、クリーニングブレード20
2及びクリーニングブラシ(ファーブラシ)203から
なる感光体クリーニング装置300、図示しない書き込
み光学ユニット、現像装置としてのリボルバ現像ユニッ
ト400、中間転写ユニット500、2次転写ユニット
600、及び定着ローラ対701を用いた定着ユニット
700(図2参照)などで構成されている。感光体ドラ
ム200は図中に矢印で示すように反時計方向に回転す
る。感光体ドラム200の周囲には、帯電チャージャ2
01、クリーニング前除電チャージャ(PCC)20
4、感光体クリーニング装置300、リボルバ現像ユニ
ット400の選択された現像器(401〜404のいず
れか)、中間転写体である中間転写ユニット500の中
間転写ベルト501などが配置されている。また、書き
込み光学ユニットは、カラースキャナからのカラー画像
データを光信号に変換して、帯電チャージャ201によ
って一様に帯電された感光体ドラム200の表面に、原
稿の画像に対応したレーザ光Lを照射して光書き込みを
行い、感光体ドラム200の表面に静電潜像を形成す
る。この書き込み光学ユニットは、たとえば、光源とし
ての半導体レーザ、レーザ発光駆動制御部、ポリゴンミ
ラーとその回転用モータ、f/θレンズ、反射ミラーな
どによって構成することができる。また、上記リボルバ
現像ユニット400は、Bkトナーを用いるBk現像器
401、Yトナーを用いるY現像器402、Cトナーを
用いるC現像器403、Mトナーを用いるM現像器40
4、及びユニット全体を反時計回りに回転させる現像リ
ボルバ駆動部などによって構成されている。このリボル
バ現像ユニット400に設置された各現像器401〜4
04は、静電潜像を現像するために現像材の穂を感光体
ドラム100の表面に接触させて回転する現像材担持体
としての現像スリーブと、現像剤を汲み上げて攪拌する
ために回転する現像剤パドル、及び現像スリーブを矢印
で示す時計方向に回転させる現像スリーブ駆動部などで
構成されている。この実施の形態では、各現像器401
〜404内のトナーはフェライトキャリアとの攪拌によ
って負極性に帯電され、また、各現像スリーブには図示
しない現像バイアス電源により負の直流電圧Vdc(直
流成分)に交流電圧Vac(交流成分)が重畳された現
像バイアス電圧が印可され、各現像スリーブが感光体ド
ラム200の金属基体層に対して所定電圧にバイアスさ
れている。
【0007】カラー複写機本体の待機状態では、リボル
バ現像ユニット400はBk現像器401が現像位置に
位置するホームポジションで停止しており、コピースタ
ートキーが押されると、感光体ドラム原稿が像データの
読み取りを開始し、そのカラー画像データに基づいて、
レーザ光Lによる光書き込みすなわち静電潜像形成が始
まる(以下、Bk画像データによる静電潜像を「Bk静
電潜像」という。Y、C、Mについても同様)。このB
k静電潜像の先端部から現像可能にすべく、Bk現像位
置に静電潜像の先端部が到達する前に、Bk現像スリー
ブの回転を開始してBk静電潜像をBkトナーで現像す
る。そして、以後Bk静電潜像の現像動作を続けるが、
Bk静電潜像の後端部がBk現像位置を通過した時点
で、速やかに次の色の現像機が現像位置に来るまで、リ
ボルバ現像ユニット400が回転する。これは少なくと
も、次の画像データによる静電潜像の先端部が現像位置
に到達する前に完了させる。中間転写ユニット500
は、後述する複数のローラに張架された中間転写体であ
る中間転写ベルト501などで構成されている。この中
間転写ベルト501の周りには、2次転写ユニット60
0の2次転写ベルト601、2次転写バイアスローラ6
05、中間転写体用のクリーニング手段であるベルトク
リーニングブレード504、潤滑剤塗布ブラシ505な
どが対向するように配設されている。この中間転写ベル
ト501は、1次転写バイアスローラ507、ベルト駆
動ローラ508、ベルトテンションローラ509、2次
転写対向ローラ510、クリーニング対向ローラ51
1、及びアースローラ512に張架されている。各ロー
ラは導電性材料で形成され、1次転写バイアスローラ5
07以外の各ローラは接地されている。また、位置検知
用マークが中間転写ベルト501の外周面あるいは内周
面に設けられる。但し、中間転写ベルト501の外周面
側については位置検知用マークがベルトクリーニングブ
レード504の通過域を避けて設ける工夫が必要であっ
て配置上の困難さを伴うことがあるので、その場合には
位置検知用マークを中間転写ベルト501の内周面側に
設ける。マーク検知用センサとしての光学センサ514
は、中間転写ベルト501が架け渡されているバイアス
ローラ507と駆動ローラ508との間の位置に設けら
れる。1次転写バイアスローラ507には、定電流また
は定電圧制御された1次転写電源801により、トナー
像の重ね合わせ数に応じて所定の大きさの電流又は電圧
に制御された転写バイアスが印加されている。また、中
間転写ベルト501は、図示しない駆動モータによって
矢印方向に回転駆動されるベルト駆動ローラ508によ
り、矢印方向に駆動される。また、この中間転写ベルト
501は、半導体あるいは絶縁体で形成され、単層また
は多層構造となっている。
【0008】感光体ドラム200上のトナー像を中間転
写ベルト501に転写する転写部(以下「1次転写部」
という)では、1次転写バイアスローラ507及びアー
スローラ512で中間転写ベルト501を感光体ドラム
200側に押し当てるように張架することにより、感光
体ドラム200と中間転写ベルト501との間に所定幅
のニップ部を形成している。潤滑剤塗布ブラシ505
は、板状に形成された潤滑剤としてのステアリン酸亜鉛
506を研磨し、この研磨された微粒子を中間転写ベル
ト501に塗布するものである。潤滑剤塗布ブラシ50
5は、回転駆動されつつ所定のタイミングで中間転写ベ
ルト501に接触するように制御される。2次転写ユニ
ット600は、3つの支持ローラ602、603、60
4に張架された2次転写ベルト601などで構成され、
中間転写ベルト501の支持ローラ602と603間の
張架部が2次転写対向ローラ510に対して圧接可能に
なっている。3つの支持ローラ602、603、604
のうちの一つは、図示しない駆動手段によって回転駆動
される駆動ローラであり、その駆動ローラにより2次転
写ベルト601が図中に矢印で示す方向に駆動される。
2次転写バイアスローラ605は、2次転写手段であ
り、2次転写対向ローラ510との間に中間転写ベルト
501と2次転写ベルト601を挟持するように配設さ
れ、定電流制御される2次転写電源802によって所定
電圧の転写バイアスが印加されている。また、上記2次
転写ベルト601及び2次転写バイアスローラ605
が、2次転写対向ローラ510に対して圧接する位置と
離間する位置とを取り得るように、支持ローラ602及
び2次転写バイアスローラ605を矢印方向に移動させ
る図示しない駆動機構が設けられている。その離間位置
にある2次転写ベルト601及び支持ローラ602を、
図1に2点鎖線で示している。650はレジストローラ
対であり、2次転写バイアスローラ605と2次転写対
向ローラ510とに挟持された中間転写ベルト501と
2次転写ベルト601との間に、所定のタイミングで転
写材である転写紙Pを送り込む。2次転写ベルト601
の転写紙搬送方向下流側(定着装置側)近傍には、転写
紙除電チャージャ606とベルト除電チャージャ607
とが支持ローラ603を挟んで対向する位置に配置され
ている。また、2次転写ベルト601の図中下側の支持
ローラ604に張架されている部分にはクリーニングブ
レード608が当接している。
【0009】転写紙除電チャージャ606は、転写紙に
保持されている電荷を除電することにより、転写紙自体
のこしの強さで転写紙を2次転写ベルト601から良好
に分離できるようにするものである。ベルト除電チャー
ジャ607は、2次転写ベルト601上に残留する電荷
を除電するものである。また、上記クリーニングブレー
ド608は、2次転写ベルト601の表面に付着した付
着物を除去してクリーニングするものである。このよう
に構成したカラー複写機において、たとえばA4横送り
の画像形成サイクルが開始されると、感光体ドラム10
0と中間転写ベルト501は、一次転写手段としての一
次転写位置で互いに接触しつつ同じ線速度で回転し始め
る。中間転写ベルト501の裏側にはマークMCが設け
られている。マークMCは中間転写ベルト501ととも
に移動する。中間転写ベルト501の裏面近傍には、マ
ークMCの通過を検出するための光学センサ514が設
けられている。光学センサ514には反射型フォトセン
サや透過型フォトセンサが用いられる。中間転写ベルト
501の回転に伴ってBkトナー像2画面形成、Yトナ
ー像2画面形成、Cトナー像2画面形成、Mトナー像2
画面形成が1次転写バイアスローラ507に印加される
電圧による転写バイアスにより1次転写が行われ、最終
的にBk、Y、C、Mの順に中間転写ベルト501上に
重ねてトナー像が2画面形成される。たとえばBkトナ
ー像の形成は次のように行われる。帯電チャージャ20
1は、コロナ放電によって感光体ドラム100の表面を
負電荷で所定電位に一様に帯電させる。光学センサ51
4によるマークMCの検知がなされてから一定時間後に
次のようなBKの画像データによる光書き込みが行われ
る。そして、図示しない書き込み光学ユニットにより、
RGBメモリに格納された画像データから変換されたカ
ラー画像信号に基づいて、Bkデータのレーザ光による
ラスタ露光を行う。この露光により、当初一様帯電され
た感光体ドラム200の表面の露光された部分は、露光
光量に比例する電荷が消失し、Bk静電潜像が形成され
る。このBk静電潜像に、Bk現像器401のBk現像
ローラ上の負帯電されたBkトナーが接触することによ
り、感光体ドラム200の電荷が残っている部分にはト
ナーが付着せず、電荷の無い部分つまり露光された部分
にはトナーが吸着し、静電潜像と相似なBkトナー像が
形成される。この感光体ドラム200上に形成されたB
kトナー像は、感光体ドラム200と接触状態で等速駆
動している中間転写ベルト501の表面に転写される。
以下、感光体ドラム200から中間転写ベルト501へ
のトナー像の転写を「1次転写」という。上記ベルト転
写後の感光体ドラム200の表面に残留している若干の
未転写残留トナーは、感光体ドラム200の再使用に備
えて、感光体クリーニング装置300で清掃される。
【0010】このように、以下同様に中間転写ベルト5
01が1周する毎に光学センサ514によりマークMC
が検知され、感光体ドラム200側ではBk画像形成工
程の次に、Bkと同じタイミングで、つまり、光学セン
サ514によるマークMCの検知がなされてから一定時
間後にY画像データによる光書き込み、C画像データに
よる光書き込み、M画像データによる光書き込みがそれ
ぞれ行われる。Y画像形成工程に進むと、所定のタイミ
ングでRGBメモリから変換されたY画像データの呼び
出しが始まり、そのY画像データによるレーザ光書き込
みによって、感光体ドラム200の表面にY静電潜像を
形成する。そして、先のBk静電潜像の後端部が通過し
た後で、且つY静電潜像の先端部が到達する前にリボル
バ現像ユニット400の回転動作が行われ、Y現像器4
02が現像位置にセットされ、Y静電潜像がYトナーで
現像される。以後、Y静電潜像領域の現像を続けるが、
Y静電潜像の後端部が通過した時点で、先のBk現像機
401の場合と同様にリボルバ現像ユニットの回転動作
を行い、次のC現像器403を現像位置に移動させる。
これもやはり次のC静電潜像の先端部が現像位置に到達
する前に完了させる。なお、C及びMの画像形成工程に
ついては、それぞれのカラー画像データ呼び出し、静電
潜像形成、現像の動作が上述のBk、Yの工程と同様で
あるので説明は省略する。中間転写ベルト501上に
は、感光体ドラム200上に順次形成されるBk、Y、
C、Mのトナー像が、同一面に順次位置合わせされて転
写される。それにより、中間転写ベルト501上には最
大で4色が重ね合わされたトナー像が2画面形成され
る。上記画像形成動作が開始される時期に、転写紙Pは
図示しない転写紙カセット又は手差しトレイなどの給紙
部から給送され、レジストローラ対650のニップで待
機している。2次転写対向ローラ510及び2次転写バ
イアスローラによりニップが形成された2次転写部に中
間転写ベルト501上のトナー像の先端がさしかかる前
に2次転写接離CLが作動し、2次転写ユニットが中間
転写ベルトに当接する。その後、転写紙Pの先端がこの
トナー像の先端に一致するようにレジストローラ対65
0が駆動され、転写紙Pとトナー像とのレジスト合わせ
が行われる。そして、転写紙Pが中間転写ベルト501
上のトナー像と重ねられて2次転写部を通過する。この
とき、2次転写電源802によって2次転写バイアスロ
ーラ605に印加される電圧による転写バイアスによ
り、中間転写ベルト501上の4色重ねトナー像が転写
紙上に一括転写される。これを、「2次転写」という。
そして、2次転写ベルト601の移動方向における2次
転写部の下流側に配置した転写紙除電チャージャ606
との対向部を通過するとき、転写紙Pは除電され、2次
転写ベルト601から剥離して定着装置700内の定着
ローラ対701に向けて送られる。この定着ローラ対7
01のニップ部で転写紙Pにトナー像が溶融定着され、
フルカラー画像が形成される。画像形成後の転写紙Pは
排出ローラ対212で装置本体外に送り出され、図示し
ないコピートレイ上に表向きにスタックされる。
【0011】一方、上記ベルト転写後の感光体ドラム2
00の表面は、感光体クリーニング装置300でクリー
ニングされ、図示しない除電ランプで均一に除電され
る。また、転写紙Pにトナー像を転写した後の中間転写
ベルト501の表面に残留したトナーは、図示しない離
接機構によって中間転写ベルト501に押圧されるベル
トクリーニングブレード504によってクリーニングさ
れる。ここで、リピートコピーの時は、カラースキャナ
の動作及び感光体ドラム200への画像形成は、1枚目
の4色目(M)の画像形成工程に引き続き、所定のタイ
ミングで2枚目の1色目(Bk)の画像形成工程に進
む。また、中間転写ベルト501の方は、1枚目の4色
重ねトナー像の転写紙への一括転写工程に引き続き、表
面の上記ベルトクリーニングブレード504でクリーニ
ングされた領域に、2枚目のBkトナー像がベルト転写
されるようにする。その後は、1枚目と同様動作にな
る。以上は、4色フルカラーコピーを得るコピーモード
であったが、3色コピーモード、2色コピーモードの場
合は、指定された色と回数の分について、上記同様の動
作を行うことになる。また、単色コピーモードの場合
は、所定枚数が終了するまでの間、リボルバ現像ユニッ
ト400の所定色の現像器のみを現像動作状態にして、
ベルトクリーニングブレード504を中間転写ベルト5
01に押圧させた状態のままの位置にしてコピー動作を
行う。ところで、感光体クリーニング装置300のクリ
ーニングブラシ203は、感光体ドラム200に対し平
行に延びる支持軸の周囲に略放射状に多数の毛を有し、
その一部分が感光体ドラム200の全幅に亘って常に接
触するするようにして配置されている。クリーニングブ
ラシ203の支持軸は図示しない駆動機構により軸回転
駆動されるようになっている。感光体クリーニング装置
300は、感光体ドラム200の回転中にクリーニング
ブラシ203を回転させることにより、感光体ドラム2
00上に付着した残留トナーを除去する。
【0012】従来この種の複写機では、感光体ドラム2
00上に形成されたトナー像を中間転写ベルト501に
転写した後に感光体クリーニング装置300のクリーニ
ングブラシ203を回転させて感光体ドラム200上に
付着した残留トナーを除去するのみであった。そのた
め、長期間画像形成動作が行わないと、感光体クリーニ
ング装置300のクリーニングブラシ203も回転しな
いため、ある一定の部分の毛が感光体ドラム200に接
触したままになり、その部分だけ変形(毛倒れ)した状
態になってしまう。この状態を図3に示す。このままの
状態で画像形成動作を行うと、クリーニングブラシ20
3が回転する際に、毛倒れした部分と通常の部分とで、
感光体ドラム200に対するブラシの回転負荷が変化
し、画像上にバンディングと呼ばれる縞模様(周期的な
濃度変化)が生じてしまう。この回転の変動の状態は、
画像形成動作を行わなかった時間(休止時間)が長いほ
ど大きくなる。この休止時間と回転変動率との関係を図
4に示す。このように、回転変動率は休止時間が長くな
るにつれて漸増し、ある時間a以上経過するとある値b
で飽和する傾向がある。したがって、高品質の画像を得
るためには、回転変動率を画像品質上問題とならないレ
ベルであるc以下に抑える必要がある。そのためには、
クリーニングブラシ203を回転させて毛倒れを戻して
やればよい。図5に、回転変動率が飽和状態の値bを示
したクリーニングブラシを、ある時間回転させたときの
回転変動率の経時変化を示す。当初bであった回転変動
率をc以下にすればよいわけであるから、図5の場合、
少なくともd時間以上回転させ続ければ、このクリーニ
ングブラシの毛倒れを元に戻すことができることが分か
る。この実施の形態においては、カラー複写機の電源投
入後、画像形成動作を開始する前に、クリーニングブラ
シ203の回転を開始し、少なくともd時間経過すれ
ば、それ以前の複写機不使用時にクリーニングブラシ2
03に形成された毛倒れを元に戻すことができる。した
がって、カラー複写機が長時間使われなかった場合で
も、クリーニングブラシ203が毛倒れしたままの状態
で画像形成動作が行われるのを防止して、バンディング
などの画像不良の発生を防止することができる。なお、
上記の例では、感光体ドラム200用のクリーニングブ
ラシ203の毛倒れによる画像不良の発生を防止する場
合について説明したが、中間転写ベルト501用のクリ
ーニングブラシを備えた装置構成の場合には、そのクリ
ーニングブラシも感光体ドラム200用のクリーニング
ブラシ203と同様に、電源投入後一定時間以上回転さ
せることが望ましい。また、上記の例では、中間転写体
を備えた画像形成装置について説明したが、中間転写体
を用いず、感光体ドラムなどの像担持体から転写紙Pに
直接転写する構成の画像形成装置の場合にも本発明を適
用できることは無論である。また、上記の例では、カラ
ー複写機の場合について説明したが、モノクロ複写機の
場合にも本発明を適用できることは無論である。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画像形成装置の電源投入後、画像形成動作を開始する前
に、像担持体または中間転写体を清掃するクリーニング
ブラシを一定時間回転させるようにしたので、クリーニ
ングブラシの変形を直すことができる。したがって、画
像形成装置が長時間使われなかった場合でも、クリーニ
ングブラシが変形したままの状態で画像形成動作が行わ
れることがなくなるので、クリーニングブラシの変形に
起因する画像不良の発生を未然に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をカラー複写機に適用した場合における
実施の形態の一例を示す作像部の構成図である。
【図2】本発明をカラー複写機に適用した場合における
による装置全体の概略構成図である。
【図3】ブラシ毛倒れの状態を示す概略図である
【図4】機械休止時間と感光体ドラムの回転変動率との
関係をグラフに表した図である。
【図5】クリーニングブラシの回転時間と感光体ドラム
の回転変動率との関係をグラフに表した図である。
【符号の説明】
200:感光体ドラム(像担持体) 202:クリーニングブレード 203:クリーニングブラシ 300:感光体クリーニング装置 400:リボルバ現像ユニット(現像装置) 500:中間転写ユニット(転写装置) 501:中間転写ベルト(中間転写体)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体と、当該像担持体の表面に形成
    された潜像をトナーで現像する現像装置と、現像により
    形成されたトナー像を前記像担持体上から中間転写体あ
    るいは被転写体に転写する転写装置と、転写後に前記像
    担持体上または前記中間転写体上に残留しているトナー
    を除去すべく前記像担持体または前記中間転写体に接触
    させて設けられたクリーニングブラシとを備えた画像形
    成装置において、電源投入後、画像形成動作を開始する
    前に、前記クリーニングブラシを一定時間回転させるよ
    うに構成したことを特徴とする画像形成装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7020412B2 (en) 2003-10-20 2006-03-28 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image forming apparatus that prevents generation of image noise by controlling creep of a flexible movable member
US7039331B2 (en) 2003-10-20 2006-05-02 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image forming apparatus
EP2019344A2 (en) 2007-07-19 2009-01-28 Konica Minolta Business Technologies, Inc. User-friendly image forming apparatus, image forming method and recording medium
JP2012256002A (ja) * 2011-06-10 2012-12-27 Canon Inc 画像形成装置

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US8019244B2 (en) 2007-07-19 2011-09-13 Konica Minolta Business Technologies, Inc. User-friendly image forming apparatus with current supplier for supplying cleaning current, image forming method and recording medium
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