JP2001255757A - 画像形成装置及びコンピュータ読取可能な記録媒体 - Google Patents

画像形成装置及びコンピュータ読取可能な記録媒体

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JP2001255757A
JP2001255757A JP2000064588A JP2000064588A JP2001255757A JP 2001255757 A JP2001255757 A JP 2001255757A JP 2000064588 A JP2000064588 A JP 2000064588A JP 2000064588 A JP2000064588 A JP 2000064588A JP 2001255757 A JP2001255757 A JP 2001255757A
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transfer
image forming
bias
toner
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Application number
JP2000064588A
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English (en)
Inventor
Shinichi Namekata
伸一 行方
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 サービスマン等が転写バイアスを調節する際
に行うバイアス調節作業を簡単化し、その作業時間を短
縮することである。 【解決手段】 利用者が行う通常の画像形成工程とは別
に行われるテスト用画像形成工程の際、図示しない制御
部は、複数のテスト用トナー像を感光体ドラム200上
に形成するように書込光学ユニット220を制御し、か
つ、該複数のテスト用トナー像が互いに異なる複数の1
次転写バイアスで中間転写ベルト501上に1次転写さ
れるように1次転写バイアスローラ507が印加する1
次転写バイアスを制御する。バイアス調節作業を行うサ
ービスマン等は、この複数のテスト画像を見ることで、
この中から最も高品質なテスト画像を選択することがで
き、その高品質なテスト画像を形成したときの1次転写
バイアスに従って、1次転写バイアスを調節することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンター等の画像形成装置及び該画像形成装置
に設けられたコンピュータを機能させるためのプログラ
ムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体に係り、
詳しくは、像担持体と転写材との間の転写部に転写バイ
アスを印加して該像担持体上のトナー像を該転写材上に
転写する転写手段を備えた画像形成装置及び記録媒体に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の画像形成装置としては、例え
ば、像担持体である感光体上に形成された所定極性に帯
電しているトナー像を静電気力を利用して転写材である
中間転写体に1次転写した後、その中間転写体上のトナ
ー像を静電気力を利用して最終転写材である転写紙上に
2次転写するものが知られている。このような中間転写
体を用いた画像形成装置は、感光体上に形成したトナー
像を中間転写体上に重ね合わせることができるので、カ
ラー画像を転写紙上に形成可能なカラー画像形成装置と
して広く用いられている。カラー画像形成装置に適用す
る場合、例えば、感光体上に順次形成される各色のトナ
ー像を、中間転写体上に重ね合わせて1次転写した後、
その重ね合わせトナー像を静電気力を利用して転写紙上
に一括して2次転写する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、感光体上の
トナー像を中間転写体に1次転写するときの1次転写バ
イアスの最適値は、該中間転写体の抵抗値によって大き
く変わってくる。この抵抗値は、中間転写体が置かれる
湿度や温度等の使用環境により変動する。このため、1
次転写バイアスを固定値に設定しておいた場合、このよ
うな使用環境の変化により中間転写体の抵抗値が予定し
ている値からズレると、最適な1次転写バイアスで1次
転写を行うことができなくなる。具体的には、予定値よ
りも低くなると、1次転写時に転写過多となり、形成画
像のハーフトーン部分に抜けが生じたり、カラー画像形
成時には1次転写部において逆転写現象が生じたりする
という不具合が発生する。一方、予定値よりも高くなる
と、逆に、1次転写時に転写不足となり、形成画像のベ
タ部にぼそつきが生じるなどの画像劣化が生じるという
不具合が発生する。
【0004】また、中間転写体の抵抗値は、中抵抗値
(体積抵抗率が108〜1013Ω・cm)に設定される
ことがある。しかし、このような中抵抗の中間転写体
は、予定した抵抗値をもつように製造するのが困難であ
るので、製造された個々の中間転写体間で抵抗値が多少
異なる結果となる。したがって、中抵抗の中間転写体を
用いた場合には、この抵抗値の誤差によっても、上述し
た不具合が発生する。
【0005】従来、上述した不具合を解消するために、
必要に応じて、サービスマン等が各画像形成装置ごとに
1次転写バイアスを調節していた。しかし、そのバイア
ス調節作業は、通常の画像形成工程に従って画像を出力
し、その画像を目で見た感覚で1次転写バイアス値を変
化させ、再び画像出力を行うという作業を繰り返す試行
錯誤的なものであった。このため、そのバイアス調節作
業が非常に煩雑で時間がかかるという問題点があった。
【0006】尚、上述した中間転写体の抵抗値の変動や
誤差は、該中間転写体上のトナー像を転写紙に2次転写
するときの2次転写バイアスの最適値をも変化させるこ
とになる。この2次転写バイアスの最適値の変化によっ
ても、上述した不具合が生じるおそれがある。したがっ
て、2次転写バイアスを調節するバイアス調節作業も必
要となる場合があるが、この場合にも、1次転写バイア
スのときと同様に、そのバイアス調節作業が非常に煩雑
で時間がかかるという問題点を有する。
【0007】また、中間転写体を用いずに、像担持体で
ある感光体上のトナー像を転写材である転写紙に直接転
写する画像形成装置においては、中間転写体自体を有し
ないため、中間転写体の抵抗値の変動は起こりえない。
しかし、このような画像形成装置であっても、当該画像
形成装置の使用環境による湿度や温度等の変化により、
トナーの電気的特性や転写紙の抵抗値が変動する場合が
ある。この場合にも、やはり転写バイアスの最適値が変
動し、上述した不具合を発生させる可能性があるため、
転写バイアスを調節するバイアス調節作業が必要とな
り、そのバイアス調節作業が非常に煩雑で時間がかかる
という問題点をもつ。
【0008】本発明は、以上の問題点に鑑みなされたも
のであり、その目的とするところは、サービスマン等が
転写バイアスを調節する際に行うバイアス調節作業を簡
単化し、その作業時間を短縮することができる画像形成
装置、並びに該画像形成装置に設けられたコンピュータ
を機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ
読取可能な記録媒体を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1乃至7の発明は、像担持体と、該像担持体
上にトナー像を形成するトナー像形成手段と、該像担持
体と転写材との間の転写部に転写バイアスを印加して該
像担持体上のトナー像を該転写材上に転写する転写手段
とを備えた画像形成装置において、複数のテスト用トナ
ー像を上記像担持体上に形成するように、上記トナー像
形成手段を制御するトナー像形成制御手段と、該複数の
テスト用トナー像を、互いに異なる複数の転写バイアス
で上記転写材上に転写するように、上記転写手段が印加
する転写バイアスを制御するバイアス制御手段とを有す
ることを特徴とするものである。
【0010】この画像形成装置においては、利用者が行
う通常の画像形成工程とは別に、複数のテスト用トナー
像を像担持体上に形成し、これらテスト用トナー像を互
いに異なる複数の転写バイアスで転写材上に転写するテ
スト用画像形成工程を行うことができる。したがって、
バイアス調節作業を行うサービスマン等は、このテスト
用画像形成工程により得た複数のテスト画像を見れば、
この中から最も高品質なテスト画像を選択することがで
き、その高品質なテスト画像を形成したときの転写バイ
アスに従って、転写バイアスを調節することができる。
【0011】ここで、上記トナー像形成制御手段は、複
数のテスト用トナー像が1つの最終転写材上に転写され
るように制御してもよいし、複数の最終転写材に分けて
転写されるように制御してもよい。また、上記バイアス
制御手段は、各テスト用トナー像に対して全て異なる転
写バイアスを印加するように制御してもよいし、例えば
2〜3枚程度のテスト用トナー像を1グループとして、
各グループに対して全て異なる転写バイアスを印加する
ように制御してもよい。
【0012】特に、請求項2の発明は、像担持体上のト
ナー像を第1の転写材である中間転写体に1次転写し、
該中間転写体上のトナー像を第2の転写材に2次転写す
る請求項1の画像形成装置において、上記転写手段によ
りトナー像が転写される転写材が上記中間転写体であ
り、上記バイアス制御手段は、上記像担持体上に形成さ
れた上記複数のテスト用トナー像を、互いに異なる複数
の1次転写バイアスで該中間転写体上に転写するよう
に、上記転写手段が印加する1次転写バイアスを制御す
ることを特徴とするものである。
【0013】この画像形成装置においては、請求項1に
おける転写材が中間転写体であるため、像担持体上のト
ナー像を中間転写体に1次転写する際に印加される1次
転写バイアスを、簡単なバイアス調節作業により調節す
ることができる。
【0014】また、請求項3の発明は、第1の像担持体
上のトナー像を第2の像担持体である中間転写体に1次
転写し、該中間転写体上のトナー像を上記転写材に2次
転写する請求項1の画像形成装置において、上記トナー
像形成手段によりトナー像が形成される像担持体が上記
中間転写体であり、上記バイアス制御手段は、該中間転
写体上に形成された上記複数のテスト用トナー像を、互
いに異なる複数の2次転写バイアスで上記転写材上に転
写するように、上記転写手段が印加する2次転写バイア
スを制御することを特徴とするものである。
【0015】この画像形成装置においては、請求項1に
おける像担持体が中間転写体であるため、該中間転写体
上のトナー像を転写材に2次転写する際に印加される2
次転写バイアスを、簡単なバイアス調節作業により調節
することができる。
【0016】また、請求項4の発明は、請求項2又は3
の画像形成装置において、上記中間転写体の体積抵抗率
は、108〜1013Ω・cmであることを特徴とするも
のである。
【0017】この画像形成装置においては、使用環境の
変化や製造段階での誤差により予定している抵抗値を得
にくい中抵抗の中間転写体をもつ、サービスマン等によ
るバイアス調節作業の利用が多い装置であっても、簡単
なバイアス調節作業により調節することができる。
【0018】また、請求項5の発明は、請求項1、2、
3又は4の画像形成装置において、上記トナー像形成制
御手段は、上記像担持体上の異なる位置に複数のテスト
用トナー像がそれぞれ形成されるように、上記トナー像
形成手段を制御し、上記バイアス制御手段は、該複数の
テスト用トナー像が互いに異なる複数の転写バイアスで
上記転写材上に転写されるように、転写バイアスを制御
することを特徴とするものである。
【0019】この画像形成装置においては、像担持体上
の異なる位置に複数のテスト用トナー像がそれぞれ形成
され、これらテスト用トナー像は互いに異なる複数の転
写バイアスで転写材上に転写されるので、1つの最終転
写材上に転写バイアスの異なる複数のテスト画像を形成
することができる。したがって、転写バイアスの異なる
複数のテスト画像を別々の最終転写材に形成するより
も、最終転写材の使用量を少なくすることができる。特
に、すべてのテスト画像を1つの最終転写材に形成する
構成とすれば、サービスマン等はその1つの最終転写材
を見るだけで、最も高品質なテスト画像を選択すること
ができる。
【0020】また、請求項6の発明は、請求項1、2、
3、4又は5の画像形成装置において、上記トナー像形
成制御手段は、同じ転写バイアスで転写されるテスト用
トナー像が互いにトナー濃度の異なる複数のトナー像で
構成されるように、上記トナー像形成手段を制御するこ
とを特徴とするものである。
【0021】この画像形成装置においては、最終転写材
上に、同じ転写バイアスで転写されたトナー濃度の異な
るテスト画像を形成することができる。したがって、例
えば、ベタ画像とハーフトーン画像の双方における評価
も加えて、最も高品質なテスト画像を選択し、転写バイ
アスを調節することができる。
【0022】また、請求項7の発明は、請求項1、2、
3、4、5又は6の画像形成装置において、上記テスト
用トナー像が最終転写材上に転写されて形成されたテス
ト画像を読み取る画像読取手段と、読み取ったテスト画
像の画像データを検出するデータ検出手段と、検出した
画像データの中から所定条件を満たす画像データを選択
するデータ選択手段と、上記トナー像形成制御手段及び
上記バイアス制御手段を機能させずに通常の画像を最終
転写材上に形成するときの転写バイアスを、該データ選
択手段により選択した画像データが検出されたテスト画
像における画像形成時の転写バイアスに基づいて調節す
るバイアス調節手段とを有することを特徴とするもので
ある。
【0023】この画像形成装置においては、最終転写材
上に形成されたテスト画像の中から所定条件を満たすテ
スト画像を選択し、そのテスト画像の転写バイアスに基
づいて、利用者が行う通常の画像形成工程における転写
バイアスを調節することができる。この所定条件とし
て、最も高品質なテスト画像を選択することが可能な条
件、例えば画像濃度を用いれば、最も高品質なテスト画
像を、一定した判断の下で選択することが可能となる。
したがって、最も高品質なテスト画像をサービスマン等
の目で判断する場合のように、その判断が個人の能力に
より左右されることはなく、一定した判断に基づき最も
高品質なテスト画像を選択することが可能となる。
【0024】また、請求項8及び9の発明は、像担持体
と、該像担持体上にトナー像を形成するトナー像形成手
段と、該像担持体と転写材との間の転写部に転写バイア
スを印加して該像担持体上のトナー像を該転写材上に転
写する転写手段とを備えた画像形成装置に設けられたコ
ンピュータを機能させるためのプログラムを記録したコ
ンピュータ読取可能な記録媒体であって、複数のテスト
用トナー像を上記像担持体上に形成するように上記トナ
ー像形成手段を制御するトナー像形成制御手段、及び該
複数のテスト用トナー像を互いに異なる複数の転写バイ
アスで上記転写材上に転写するように上記転写手段が印
加する転写バイアスを制御するバイアス制御手段とし
て、コンピュータを機能させるためのプログラムを記録
したことを特徴とするものである。
【0025】この記録媒体に記録されたプログラムを、
上記画像形成装置に設けられたコンピュータに実行させ
ることにより、利用者が行う通常の画像形成工程とは別
に、複数のテスト用トナー像を像担持体上に形成し、こ
れらテスト用トナー像を互いに異なる複数の転写バイア
スで転写材上に転写するテスト用画像形成工程を、該画
像形成装置に行わせることができる。したがって、バイ
アス調節作業を行うサービスマン等は、このテスト用画
像形成工程により得た複数のテスト画像を見れば、この
中から最も高品質なテスト画像を選択することができ、
その高品質なテスト画像を形成したときの転写バイアス
に従って、転写バイアスを調節することができる。
【0026】また、請求項9の発明は、上記テスト用ト
ナー像が最終転写材上に転写されて形成されたテスト画
像を読み取る画像読取手段と、読み取ったテスト画像の
画像データを検出するデータ検出手段とを備えた画像形
成装置に設けられたコンピュータを機能させるためのプ
ログラムを記録した請求項8のコンピュータ読取可能な
記録媒体において、上記データ検出手段で検出した画像
データの中から所定条件を満たす画像データを選択する
データ選択手段、及び上記トナー像形成制御手段及び上
記バイアス制御手段を機能させずに通常の画像を最終転
写材上に形成するときの転写バイアスを、該データ選択
手段により選択した画像データが検出されたテスト画像
における画像形成時の転写バイアスに基づいて調節する
バイアス調節手段として、コンピュータを機能させるた
めのプログラムを記録したことを特徴とするものであ
る。
【0027】この記録媒体に記録されたプログラムを、
上記画像形成装置に設けられたコンピュータに実行させ
ることにより、最終転写材上に形成されたテスト画像の
中から所定条件を満たすテスト画像を選択し、そのテス
ト画像の転写バイアスに基づいて、利用者が行う通常の
画像形成工程における転写バイアスを調節することがで
きる。この所定条件として、最も高品質なテスト画像を
選択することが可能な条件、例えば画像濃度を用いれ
ば、最も高品質なテスト画像を、一定した判断の下で選
択することが可能となる。したがって、最も高品質なテ
スト画像をサービスマン等の目で判断する場合のよう
に、その判断が個人の能力により左右されることはな
く、一定した判断に基づき最も高品質なテスト画像を選
択することが可能となる。
【0028】尚、本明細書において、「記録媒体」と
は、フレキシブルディスク、CD−ROM、ハードディ
スク、メモリカード、ROM、パンチカード、磁気カー
ド等の単体記録媒体に限らず、ネットワークにより接続
された複数の記録媒体により構成されたシステムをも含
む概念である。また、コンピュータによって直接実行可
能なプログラムを記録した記録媒体だけでなく、一旦他
の記録媒体にインストールすることによって実行可能と
なるようなプログラムを記録した記録媒体や、暗号化さ
れたり、圧縮されたりしたプログラムを記録した記録媒
体も含む概念である。また、複数の記録媒体にプログラ
ムの機能を分散して記録した場合には、その複数の記録
媒体により構成される記録媒体システム全体をも含む概
念である。
【0029】
【発明の実施の形態】〔実施形態1〕以下、本発明を画
像形成装置である電子写真式カラー複写機(以下、単に
「複写機」という。)に適用した実施形態(以下、本実
施形態を「実施形態1」という。)について説明する。
まず、本実施形態に係る複写機全体の構成及び動作につ
いて説明する。図1は、本実施形態に係る複写機全体の
概略構成を示す正面図であり、図2は、該複写機の要部
を示す概略構成図であり、図3は、中間転写ベルト50
1へのトナー像形成を制御する制御部100の制御ブロ
ック図である。図1に示すように、この複写機は、画像
読取手段としてのカラー画像読取部(以下、「スキャナ
部」という。)1、画像形成部(以下、「プリンタ部」
という。)2、給紙バンク3等で構成されている。
【0030】上記スキャナ部1は、図3に示す制御部1
00の制御の下、後述のプリンタ部2の動作とタイミン
グを取ったスキャナスタート信号を受けて、照明ランプ
122及びミラー群123a,123b,123c等か
らなる光学系を図中矢印で示す左方向へ移動させて原稿
4を走査する。そして、上記スキャナ部1は、コンタク
トガラス121上の原稿4の画像を照明ランプ122、
ミラー群123a,123b,123c、及びレンズ1
24を介してカラーセンサ125に結像して、原稿4の
画像データを、例えばレッド(以下、「R」とい
う。)、グリーン(以下、「G」という。)、ブルー
(以下、「B」という。)の色分解光毎に読み取り、電
気的な画像信号に変換する。
【0031】ここで、カラーセンサ125は、R、G、
Bの色分解手段と、データ検出手段としての光電変換素
子であるCCD(電荷結合素子からなる固体撮像素子)
126で構成され、原稿4の画像を色分解した3色のカ
ラー画像を同時に読み取っている。このスキャナ部1で
得たR,G,Bの色分解画像信号は、制御部100のC
PU101により、その強度レベルに基づいて色変換処
理がなされ、ブラック(以下、「Bk」という。)、シ
アン(以下、「C」という。)、マゼンダ(以下、
「M」という。)、イエロー(以下、「Y」という。)
のカラー画像データが得られる。そして、上記制御部1
00の制御の下、1回の走査で得られた4色のカラー画
像データを順次図3に示すRAM103に格納、引き出
し、これをその都度後述するプリンタ部2で順次顕像化
し、これを重ねあわせて最終的な4色フルカラー画像を
形成する。
【0032】次に、プリンタ部2について説明する。図
1及び図2に示すように、プリンタ部2は、感光体ドラ
ム200、書込光学ユニット220、リボルバ現像ユニ
ット230、定着装置270、中間転写ユニット50
0、2次転写ユニット600等で構成されている。上記
感光体ドラム200は、上記制御部100の制御の下、
図3に示す感光体ドラム駆動装置200aにより駆動さ
れて図中矢印で示す反時計方向に回転する。そして、感
光体ドラム200の周りには、感光体クリーニング装置
201、除電ランプ202、帯電器203、電位センサ
204、リボルバ現像ユニット230の選択された現像
器、現像濃度パターン検知器205、中間転写ユニット
500等が配置されている。感光体ドラム200上にト
ナー像を形成するトナー像形成手段は、上記書込光学ユ
ニット220、上記リボルバ現像ユニット230、上記
帯電器203などにより構成されている。
【0033】上記書込光学ユニット220は、スキャナ
部1から上記制御部100を介して入力される各色の画
像データを光信号に変換し、この光信号により感光体ド
ラム200表面に原稿4の画像に対応した光書き込みを
行って静電潜像を形成する。この書込光学ユニット22
0は、上記制御部100からの画像データにより、光源
としての半導体レーザー221を図示しないレーザー発
光駆動制御部で駆動し、回転用モータ223により回転
駆動されるポリゴンミラー222で半導体レーザー22
1からのレーザー光Lをf/θレンズ224及び反射ミ
ラー225を介して感光体ドラム200に照射する。
【0034】上記リボルバ現像ユニット230は、Bk
現像器231Bk、C現像器231C、M現像器231
M、Y現像器231Y(以下、適宜「各現像器231」
という。)と、これら各現像器231を図中矢印で示す
反時計方向に回転させる図示しないリボルバ回転駆動部
等で構成されている。各現像器231は、感光体ドラム
200上の静電潜像を現像するために、現像剤の穂を感
光体ドラム200の表面に接触させて回転する現像スリ
ーブと、現像剤を汲み上げて撹拌するために回転する現
像剤パドル等で構成されている。各現像器231内のト
ナーは、フェライトキャリアとの撹拌によって負極性に
帯電され、また、各現像スリーブには図示しない現像バ
イアス電源によって負の直流電圧Vdcに交流電圧Vac
重畳された現像バイアスが印加され、現像スリーブが感
光体ドラム200の金属基体層に対して所定電位にバイ
アスされている。
【0035】複写機本体の待機状態では、リボルバ現像
ユニット230はBk現像器231Bkが感光体ドラム
200の静電潜像を現像する現像位置の45度手前にセ
ットされている。そして、コピー動作が開始されると、
スキャナ部1で所定のタイミングからBkカラー画像デ
ータの読み取りが開始され、このカラー画像データに基
づき、書込光学ユニット220で感光体ドラム200上
にレーザー光Lによる光書き込みを行って静電潜像を形
成する。以下、Bk画像データによる静電潜像をBk潜
像といい、C、M、Yの各画像データによる静電潜像を
それぞれC潜像、M潜像、Y潜像という。
【0036】リボルバ現像ユニット230は、このBk
潜像をその先端部から現像するために、現像位置にBk
潜像先端部が到達する前に、Bk現像器231Bkを現
像位置に移動し、Bk現像スリーブを回転開始して、B
k潜像をBkトナーで現像する。そして、以後Bk潜像
領域の現像動作を続けるが、リボルバ現像ユニット23
0は、Bk潜像後端部が現像位置を通過した時点で、速
やかに次のC潜像の現像を行う現像器231Cが現像位
置に達する位置まで回転する。この回転動作は、少なく
とも次のC潜像の先端部が現像位置に到達する前に完了
する。
【0037】中間転写ユニット500は、転写材である
中間転写体としての中間転写ベルト501、中間転写体
除電手段としてのベルト除電チャージャ503、中間転
写体クリーニング手段としてのベルトクリーニングブレ
ード504、潤滑剤塗布手段としての潤滑剤塗布ブラシ
505、転写手段としての1次転写バイアスローラ50
7、ベルト駆動ローラ508、ベルトテンションローラ
509、2次転写対向ローラ510、クリーニング対向
ローラ511、及びアースローラ512等で構成されて
いる。
【0038】中間転写ベルト501は、半導体又は絶縁
体により単層又は多層構造で構成することが可能であ
り、感光体ドラム200上に形成されたトナー像を重ね
合わせるために、通紙可能最大サイズより大きく設定さ
れている。
【0039】中間転写ベルト501は、1次転写バイア
スローラ507、ベルト駆動ローラ508、ベルトテン
ションローラ509、2次転写対向ローラ510、クリ
ーニング対向ローラ511、及びアースローラ512に
張架され、図示しないベルト駆動モータによって回転駆
動されるベルト駆動ローラ508により、図中矢印で示
す方向に駆動される。
【0040】本実施形態における中間転写ベルト501
は、厚さ0.15mm、幅368mm、内周長565m
mに形成されており、この中間転写ベルト501の移動
速度は200mm/secに設定されている。また、こ
の中間転写ベルト501の材料には、ETFE(エチレ
ン−テトラフルオロエチレン共重合体)や、PVDF
(ポリフッ化ビニリデン)を使用しており、該中間転写
体の体積抵抗率は約10 12Ω・cmと中抵抗に設定され
ている。また、この中間転写ベルト501を張架する1
次転写バイアスローラ507には、ニッケルメッキの金
属ローラを用い、アースローラ512には金属ローラを
用い、その他のローラには金属ローラ又は導電性樹脂ロ
ーラを用いている。
【0041】感光体ドラム200上のトナー像を中間転
写ベルト501に1次転写する1次転写部では、1次転
写バイアスローラ507及びアースローラ512によ
り、中間転写ベルト501を感光体ドラム200側に押
し当てるように張架することで、感光体ドラム200と
中間転写ベルト501との間に所定幅のニップ部を形成
している。なお、各ローラは導電性材料で形成され、1
次転写バイアスローラ507以外の各ローラは接地され
ている。1次転写バイアスローラ507には、定電流ま
たは定電圧制御された1次転写電源801により、図3
に示す制御部100の制御の下、所定の大きさの電流又
は電圧に制御された1次転写バイアスが印可される。
【0042】クリーニングブレード504は、中間転写
ベルト501上に付着した不要トナーを除去するもので
ある。潤滑剤塗布ブラシ505は、板状に形成された潤
滑剤としてのステアリン酸亜鉛506を研磨し、この研
磨された微粒子を中間転写ベルト501に塗布するもの
である。この潤滑剤塗布ブラシ505も、中間転写ベル
ト501に対して隣接可能に構成され、所定のタイミン
グで中間転写ベルト501に接触するように制御され
る。
【0043】また、上記中間転写ベルト501の下方に
は、2次転写ベルト601、2次転写バイアスローラ6
05等から構成される2次転写ユニット600が配置さ
れている。2次転写ベルト601は、支持ローラ60
2,603,604に張架され、支持ローラ602と支
持ローラ603間の張架部が2次転写対向ローラ510
に対して圧接可能になっている。3つの支持ローラ60
2,603,604の一つは、図示しない駆動手段によ
って回転駆動される駆動ローラであり、その駆動ローラ
により2次転写ベルト601が図中矢印で示す方向に駆
動される。
【0044】2次転写バイアスローラ605は、2次転
写対向ローラ510との間に中間転写ベルト501と2
次転写ベルト601を挟持するように配設され、定電流
制御される2次転写電源802によって所定電流の転写
バイアスが印加されている。また、2次転写ベルト60
1及び2次転写バイアスローラ605が2次転写対向ロ
ーラ510に対して圧接する位置と離間する位置とを取
り得るように、図示しない離接機構により、支持ローラ
602及び2次転写バイアスローラ605が矢印方向に
駆動される。離間位置にある2次転写ベルト601及び
支持ローラ602を、図2に2点鎖線で示している。本
実施形態では、上記2次転写バイアスローラ605に
は、導電性スポンジ又は導電性ゴムからなる表面層と、
金属又は導電性樹脂からなるコア層とを有するローラを
用いている。この2次転写バイアスローラ605は、1
0〜20μAの定電流制御がなされ、2次転写バイアス
を印加する。
【0045】2次転写ベルト601の支持ローラ603
に張架されている部分には、転写紙除電チャージャ60
6と、ベルト除電チャージャ607とが対向している。
また、2次転写ベルト601の図2中下側の支持ローラ
604に張架されている部分には、クリーニングブレー
ド608が当接している。転写紙除電チャージャ606
は、最終転写材としての転写紙Pに保持されている電荷
を除電することにより、転写紙P自体のこしの強さで転
写紙Pを2次転写ベルト601から良好に分離できるよ
うにするものである。ベルト除電チャージャ607は、
2次転写ベルト601上に残留する電荷を除電するもの
である。また、上記クリーニングブレード608は、2
次転写ベルト601の表面に付着した付着物を除去して
クリーニングするものである。
【0046】本実施形態において、上記2次転写ベルト
601は、PVDFで形成された厚さが100μm、体
積抵抗率が1013Ω・cmのベルト材で形成されてい
る。また、上記転写紙除電チャージャ606には、図示
しない電源によりAC電圧のみ又はAC及びDC電圧を
印加した放電器を用い、ベルト除電チャージャ607に
も、同様の構成の放電器を用いている。また、上記クリ
ーニングブレード608は、2次転写ベルト601の支
持ローラ604にかけ回されている部分に対してカウン
ター方式で当接させる。
【0047】2次転写ユニット600の支持ローラ60
2近傍には、2次転写対向ローラ510と2次転写バイ
アスローラ605とに挟持された中間転写ベルト501
と2次転写ベルト601の間に、所定のタイミングで転
写紙Pを送り込む一対のレジストローラ610が配設さ
れている。また、2次転写ユニット600の支持ローラ
603近傍には、2次転写ベルト601から剥離した転
写紙Pを定着器270へ搬送する紙搬送ベルト211が
配設されている。
【0048】給紙バンク3内の転写紙カセット300
a,300b,300c及び転写紙カセット207(以
下、「転写紙カセット300」という。)には、通常使
用するサイズの転写紙Pが積載されており(例えば、国
内欧州A3サイズ、北米DLTサイズまでが積載可能で
ある。)、指定されたサイズの転写紙Pが給紙コロ30
1a,301b,301c,208のいずれかによって
レジストローラ610へ給紙搬送される。
【0049】このように構成された複写機において、利
用者が通常行う画像形成工程は、具体的に次のように行
われる。まず、通常の画像形成工程が開始されると、制
御部100の制御の下、上述したように感光体ドラム2
00が図中矢印で示す反時計方向に回転し、感光体ドラ
ム200表面が帯電器203によりコロナ放電によって
負電荷で所定電位に一様に帯電される。また、中間転写
ベルト501が矢印で示す時計回りに感光体ドラム20
0と同じ線速度で回転する。
【0050】そして、書込光学ユニット220により、
感光体ドラム200上にRGBメモリに格納された画像
データから変換されたカラー画像信号に基づいて、Bk
画像データのレーザー光Lによるラスタ露光が行なわ
れ、Bk潜像が形成される。このラスタ露光では、当初
一様に帯電された感光体ドラム200表面の露光された
部分において、上記制御部100からの8ビットの制御
信号に応じた書込レベルに比例する電荷が消失すること
で静電潜像が形成される。したがって、本実施形態で
は、画像データに応じて、書込レベルを255段階で調
節することが可能である。
【0051】感光体ドラム200の回転に伴って感光体
ドラム200上に形成されたBk潜像は、Bk現像器2
31Bkと対向する現像位置で、Bk現像スリーブ上の
負帯電されたBkトナーと接触することにより現像され
る。リボルバ現像ユニット230は、Bk潜像をその先
端から現像するために、現像位置にマーク潜像の先端部
が到達する前に、Bk現像器231Bkを現像位置に回
転し、Bk現像スリーブの回転を開始している。これに
より、感光体ドラム200上にBk潜像と相似なBkト
ナー像が形成される。感光体ドラム200表面の電荷が
残っている部分にはトナーが付着せず、電荷の無い部分
つまり露光された部分にはトナーが吸着することによ
り、静電潜像が現像される。
【0052】この感光体ドラム200上に形成されたB
kトナー像は、上記1次転写バイアスローラ507から
印加される1次転写バイアスにより、1次転写部で感光
体ドラム200と接触状態で等速駆動している中間転写
ベルト501の表面に1次転写される。これにより、中
間転写ベルト501上にBkトナー像が形成される。上
記1次転写後の感光体ドラム200表面に残留している
若干の未転写残留トナーは、感光体クリーニング装置2
01で清掃され、除電ランプ202により除電されて再
使用可能となる。そして、次のCトナー像形成に備え
て、感光体ドラム200が帯電器203により均一に帯
電される。
【0053】リボルバ現像ユニット230は、先のBk
潜像後端部が現像位置を通過した後で且つ感光体ドラム
200上のC潜像先端が現像位置に到達する前にC現像
器231Cが現像位置に達するように回転する。そし
て、現像位置にあるC現像器231Cが感光体ドラム2
00上のC潜像を現像してCトナー像とする。以後、リ
ボルバ現像ユニット230は、C潜像の後端部が現像位
置を通過した時点で、速やかに次のM潜像の現像を行う
M現像器231Mが現像位置に達するまで回転する。こ
の回転動作は、少なくとも次のM潜像の先端部が現像位
置に到達する前に完了する。
【0054】感光体ドラム200上のCトナー像は、中
間転写ユニット500により中間転写ベルト501上に
Bkトナー像と重ねて1次転写される。感光体ドラム2
00は、Cトナー像のベルト転写後に感光体クリーニン
グ装置201により清掃され、除電ランプ202により
除電されて再使用可能となる。そして、次のMトナー像
形成に備えて、感光体ドラム200が帯電器203によ
り均一に帯電される。なお、M及びYの画像形成工程に
ついては、それぞれの静電潜像形成、現像の動作が上述
のBk、Cの工程と同様であるので説明は省略する。
【0055】このようにして、中間転写ベルト501上
には、感光体ドラム200上に順次形成されたBk、
C、M、Yのトナー像が、同一面に順次位置合わせされ
て1次転写される。これにより、中間転写ベルト501
上には最大で4色が重ね合わされたトナー像が形成され
る。
【0056】転写紙Pは、上記画像形成動作が開始され
る時期に、指定されたサイズの転写紙Pが収納されてい
る転写紙カセット300又は手差しトレイ210等から
給送され、レジストローラ610のニップで待機してい
る。そして、中間転写ベルト501上に重ね合わされて
形成されたトナー像の先端が2次転写対向ローラ510
及び2次転写バイアスローラによりニップが形成された
2次転写部にさしかかるときに、ちょうど転写紙Pの先
端がこのトナー像の先端に一致するようにレジストロー
ラ610が駆動され、転写紙Pとトナー像とのレジスト
合わせが行われる。その後、転写紙Pは中間転写ベルト
501上のトナー像と重ねられて2次転写部を通過す
る。このとき、2次転写電源802によって2次転写バ
イアスローラ605に印可される電圧による2次転写バ
イアスにより、中間転写ベルト501上の4色重ねトナ
ー像が転写紙P上に一括転写される。
【0057】この転写紙Pは、2次転写ベルト601の
移動方向における2次転写部の下流側に配置した転写紙
除電チャージャ606との対向部を通過するときに除電
され、2次転写ベルト601から剥離して紙搬送ベルト
211により定着器270に向けて送られる。定着器2
70では、定着上ローラ271と定着下ローラ272の
ニップ部で転写紙Pにトナー像が溶融定着される。そし
て、転写紙Pは一対の排出ローラ212で装置本体外に
送り出され、図示しないコピートレイに表向きにスタッ
クされ、フルカラーコピーを得る。
【0058】一方、転写紙Pにトナー像を転写した後中
間転写ベルト501の表面に残留した不要トナーは、図
示しない離接機構によって中間転写ベルト501に押圧
されるベルトクリーニングブレード504によってクリ
ーニングされる。なお、このクリーニングブレード50
4は、1色目のBkトナー像をベルト転写した後、2、
3、4色目のトナー像をベルト転写している間は、図示
しない離接機構によって中間転写ベルトから離間してい
る。
【0059】ここで、リピートコピーの時は、スキャナ
部1の動作及び感光体ドラム200への画像形成は、1
枚目の4色目(Y)の画像形成工程に引き続き、所定の
タイミングで2枚目の1色目(Bk)の画像形成工程に
進む。また、中間転写ベルト501へのベルト転写は、
1枚目の4色重ねトナー像の転写紙Pへの一括転写工程
に引き続き、中間転写ベルト501表面の上記ベルトク
リーニングブレード504でクリーニングされた領域
に、2枚目のBkトナー像が転写されるようにする。そ
の後は、1枚目と同様動作になる。
【0060】以上は、4色フルカラーコピーを得るコピ
ーモードであったが、3色コピーモード、2色コピーモ
ードの場合は、指定された色と回数の分について、上記
同様の動作を行うことになる。また、単色コピーモード
の場合は、所定枚数の複写が終了するまでの間、リボル
バ現像ユニット400の所定色の現像器のみを現像動作
状態にしておき、ベルトクリーニングブレード504を
中間転写ベルト501に押圧させた状態のままでコピー
動作を行う。
【0061】次に、本発明の特徴部分であるテスト用画
像形成工程について説明する。図4は、テスト画像が形
成された転写紙Pを示す正面図である。本実施形態で
は、テスト画像として、25mm×25mmのベタ画像
を用いている。尚、このテスト画像は、レジストローラ
610等による転写紙Pの送り方向に、約20mm間隔
で6行印刷される。また、この送り方向に対して直角方
向には、画像濃度が異なる3つのテスト画像が印刷され
る。すなわち、転写紙P上には、6行3列の18個のテ
スト画像が印刷される。
【0062】本実施形態のテスト用画像形成工程は、ま
ず、サービスマン等が図3に示す入力インターフェース
としてのテンキー105を所定操作することにより開始
される。この操作により、トナー像形成制御手段及びバ
イアス制御手段としての制御部100のCPUは、記録
媒体としてのROM102に記録されたテスト実行プロ
グラムを実行する。このテスト実行プログラムは、上記
CPU101をトナー像形成制御手段及びバイアス制御
手段として機能させる。尚、このテスト実行プログラム
が当該複写機の製造段階でインストールされていない場
合には、メモリカード等の持ち運び可能な記録媒体やイ
ンターネットによる電話回線等の通信媒体などから当該
複写機のROM102にインストールしてもよい。
【0063】上記テスト実行プログラムを実行するCP
U101は、まず、I/Oインターフェース104を介
して、上記書込光学ユニット220に所定の8ビット制
御信号を送り、感光体ドラム200上に、上述したテス
ト画像に対応するテスト用トナー像となる静電潜像を形
成する。この制御信号は、255のときが最も上記書込
光学ユニット220の書込レベルが高く、0に向かうに
従って書込レベルが低くなるものである。したがって、
255のときが最もトナー濃度が高くなり、0のときが
最もトナー濃度が低くなる。本実施形態では、このよう
な制御信号によって、転写紙Pの送り方向に対して直角
方向に並べられる3つのテスト画像に対応する静電潜像
を、それぞれ255/255、80/255、40/2
55の書込レベルで形成する。
【0064】また、上記CPU101は、I/Oインタ
ーフェース104を介して、上記1次転写電源801に
所定の制御信号を送り、該1次転写電源により上記1次
転写バイアスローラ507から印加する1次転写バイア
スを制御する。ディフォルトの設定において、本実施形
態の1次転写バイアスローラ507により印加される直
流の1次転写バイアスは、例えばBkトナー像を第1色
目に1次転写する作像順の場合、第1色目のBkトナー
像に対して1.5kV、第2色目のトナー像に対して
1.7kV、第3色目のトナー像に対して1.9kV、
第4色目のトナー像に対して2.1kVに設定されてい
る。また、例えばBkトナー像を4色目に1次転写する
作像順の場合には、第1色目のトナー像に対して1.5
kV、第2色目のトナー像に対して1.7kV、第3色
目のトナー像に対して1.9kV、第4色目のBkトナ
ー像に対して1.5kVに設定されている。これら1次
転写バイアス値は、RAM103に格納されている。
尚、このような1次転写バイアス値は、上記例に限定さ
れるものではなく、種々の作像条件に応じて好適な値に
設定することができる。
【0065】上記テスト実行プログラムを実行するCP
Uは、所定のタイミングで1次転写バイアスを800〜
2300Vまで300Vずつ上げて変化させる。尚、こ
のバイアス変化範囲は、当該複写機の装置構成やトナー
の電気特性等に応じて適宜変更することができる。そし
て、トナー濃度が異なる3つのテスト画像が並んだ各行
を、それぞれの1次転写バイアスで中間転写ベルト50
1上に順次1次転写させる。尚、1次転写バイアスの切
り換えは上記各行間の空白部分において行われるので、
各行の間隔は、上記1次転写電源801の切換動作性能
に応じて適宜決定される。本実施形態では、感光体ドラ
ム200の表面移動速度が200mm/secであるた
め、20mmの間隔があれば、1次転写バイアスの切換
時間として0.125secを確保することができる。
【0066】このようにして1次転写バイアスを変化さ
せて中間転写ベルト501上に1次転写されたテスト用
トナー像は、通常の画像形成工程と同様に、転写紙P上
に2次転写され、定着した後に、テスト画像が形成され
た転写紙Pを得ることができる。そして、この転写紙P
上のテスト画像をサービスマン等が観察し、この中から
最も高品質なテスト画像を選択した後、上記テンキー1
05を操作して、所定の1次転写バイアス調節用プログ
ラムを呼び出し、そのテスト画像の1次転写バイアスを
入力する。これにより、当該複写機における使用環境や
中間転写ベルト501の抵抗値等の条件にあった通常の
画像形成工程の1次転写バイアスを最適値に設定するこ
とができる。
【0067】以上、上記実施形態1によれば、サービス
マン等がテンキー105を操作して上記テスト実行プロ
グラムを実行させるだけで、1枚の転写紙P上に1次転
写バイアスが異なる複数のテスト画像を印刷し、この1
枚の転写紙を見て最適な1次転写バイアス値を判断し、
1次転写バイアスを設定することができる。
【0068】〔実施形態2〕次に、本発明を、上記実施
形態1と同様に複写機に適用した実施形態(以下、本実
施形態を「実施形態2」という。)について説明する。
本実施形態の複写機は、上記実施形態1のようにサービ
スマン等が目で観察して最も高品質なテスト画像を選択
し1次転写バイアスを補正するものではななく、転写紙
P上に印刷されたテスト画像を上記スキャナ部1で読み
取り、上記CPU101が後述するバイアス調節プログ
ラムに従って、最も高品質なテスト画像を選択し、自動
的に1次転写バイアスを補正するものである。尚、本実
施形態に係る複写機のハード構成は上記実施形態1と同
様であるので説明を省略する。また、本実施形態の制御
部100は、データ選択手段及びバイアス調節手段とし
て機能する。
【0069】図5は、本実施形態に係るCPU101が
実行するバイアス調節プログラムの動作を示すフローチ
ャートである。本実施形態の複写機のROM102に
は、バイアス調節プログラムがインストールされてい
る。このバイアス調節プログラムは、テスト画像が印刷
された転写紙Pをコンタクトガラス121上にセット
し、サービスマン等が上記テンキー105を所定操作す
ることで、CPU101により実行される。
【0070】上記バイアス調節プログラムを実行するC
PU101の制御の下、まず、通常の画像形成工程と同
様に、上記転写紙P上のテスト画像がRGBの色分解光
毎に読み取られる(S1)。尚、上記実施形態1により
印刷されたテスト画像は黒単色であるため、本実施形態
のバイアス調節プログラムではGの画像データを用い
る。この画像データは10ビットのデータであり、白は
1024/1024、黒は0/1024と読み取られ
る。黒のベタ画像において、最も濃い状態のとき、すな
わち、上記書込光学ユニット220の書込レベルが25
5/255のとき、G画像データはおよそ25/102
4となる。
【0071】上記CPU101は、上記スキャナ部1に
より読み込まれたテスト画像における転写紙P上の位置
とその1次転写バイアスとを関連付ける予め用意された
データテーブルも取得する(S2)。これにより、上記
ステップS1で読み込んだG画像データがどの1次転写
バイアスで1次転写されたものなのかを認識することが
できる。
【0072】上記ステップS1では、転写紙P上の各行
における255/255の書込レベルで潜像形成された
テスト画像のG画像データが読み込まれる。上記CPU
101では、上記スキャナ部1のCCD126から送ら
れてきた各テスト画像のG画像データを読み込み、これ
らG画像データの中から50/1024以下であるG画
像データを抽出する(S3)。そして、抽出されたG画
像データの中で最も小さい1次転写バイアスで1次転写
されたものを選択する(S4)。ここでは、G画像デー
タが50/1024以下であるという条件を満たすテス
ト画像が最も高品質であると判断したが、この値に限定
されるものではない。また、最も高品質である判断する
ための条件は、このような画像濃度に相当するデータに
限られるものでもない。
【0073】このようにしてG画像データが選択された
ら、次に、該G画像データに基づき、上記データテーブ
ルから対応した1次転写バイアス値を取り出し、該1次
転写バイアス値を、通常の画像形成工程における単色時
の1次転写バイアス及び複数色時の1色目の1次転写バ
イアスとして決定する(S5)。これにより、G画像デ
ータが50/1024以下であるという条件を満たすテ
スト画像の中で、最小の1次転写バイアス値T1が決定
される。
【0074】このように単色時及び複数色時の1色目の
1次転写バイアス値T1が決定されたら、次に、複数色
時の2色目、3色目、4色目の1次転写バイアス値
2,T3,T4を決定する(S6)。具体的には、下記
の数式に従って演算し、それぞれの1次転写バイアス値
が求められる。
【0075】
【数1】T2 = T1 + 200 [V] T3 = T2 + 200 [V] T4 = T3 + 200 [V]
【0076】このようにして決定した各1次転写バイア
ス値T1,T2,T3,T4は、RAM103に格納され
(S7)、当該複写機の図示しない表示部に、「終了し
ました」の文字が表示される(S8)。そして、通常の
画像形成工程においては、上記CPU101が上記RA
M103に格納された1次転写バイアス値T1,T2,T
3,T4に基づき、各色のトナー像をそれぞれの1次転写
バイアスで中間転写ベルト501上に1次転写させる。
【0077】以上、実施形態2によれば、テスト画像が
印刷された転写紙Pをコンタクトガラス121上にセッ
トし、サービスマン等がテンキー105を操作して上記
バイアス調節プログラムを実行させるだけで、自動的に
最適な1次転写バイアスを設定することができる。
【0078】尚、上述した実施形態1及び実施形態2で
は、中間転写体として中間転写ベルト501を用いた場
合について説明したが、中間転写ドラム等を用いること
もできる。さらに、これら実施形態は、中間転写ユニッ
ト500を備えた画像形成装置に適用した例であるが、
例えば、中間転写ユニットを備えておらず、感光体ドラ
ム等の像担持体から転写材搬送ベルト等で搬送される転
写材である転写紙に直接転写を行う構成の画像形成装置
にも同様に適用できるものである。
【0079】また、上述した実施形態1及び実施形態2
では、1次転写バイアスのみを補正する場合について説
明したが、この補正と同様に、2次転写バイアスを補正
することも可能である。2次転写バイアスを補正する場
合には、中間転写ベルト501を像担持体とし、感光体
ドラム200、1次転写バイアスローラ507等をトナ
ー像形成手段とし、転写手段が2次転写バイアスローラ
605とする。
【0080】また、上述した実施形態1及び実施形態2
では、感光体ドラム200の帯電電位が負極性であり、
2成分系現像剤を用いた反転現像方式を採用する現像器
を備えた場合について説明したが、本発明は、感光体ド
ラム200の帯電電位が負極性であるものに限定される
ことなく、また、1成分系現像剤を用いたものや正規現
像方式を採用したものにも同様に適用できるものであ
る。
【0081】また、上述した実施形態1及び実施形態2
では、像担持体として感光体ドラム200を用いた例に
ついて説明したが、この発明は他の形状の像担持体を用
いるものにも適用することができる。例えば、2つのロ
ーラ間に張架され、無端移動する感光体ベルトを用いる
ものにも適用することができる。また、中間転写ベルト
501の電気的特性(体積抵抗率、表面抵抗率など)、
厚さ、構造(単層、2層など)、材料、材質等は、当該
複写機の装置構成や作像条件などにより適切なものを種
々選択して採用することができる。
【0082】また、上述した実施形態1及び実施形態2
では、転写手段として1次転写バイアスローラを用いた
例について説明したが、本発明は、他の形状の転写手段
を採用したものにも適用することができる。また、除電
ブラシ等の1次転写除電手段を有する装置においては、
中間転写ベルト501の表面移動方向における除電位置
よりも下流側であれば、上記1次転写部のニップ内で1
次転写電荷を付与するものであってもよい。
【0083】
【発明の効果】請求項1乃至7の発明によれば、1度の
テスト用画像形成工程を行うだけで最適な転写バイアス
に調節することが可能となり、サービスマン等が転写バ
イアスを調節する際に行うバイアス調節作業が非常に簡
単となって、その作業時間を短縮することができるとい
う優れた効果がある。
【0084】特に、請求項2の発明によれば、中間転写
体を有する画像形成装置における1次転写バイアスを調
節するバイアス調節作業を簡単化することができるとい
う優れた効果がある。
【0085】また、請求項3の発明によれば、中間転写
体を有する画像形成装置における2次転写バイアスを調
節するバイアス調節作業を簡単化することができるとい
う優れた効果がある。
【0086】また、請求項4の発明によれば、サービス
マン等によるバイアス調節作業の利用が多い装置であっ
ても、そのバイアス調節作業を簡単化することができる
ので、従来よりもその作業効率を大幅に向上させること
ができることができるという優れた効果がある。
【0087】また、請求項5の発明によれば、最終転写
材の使用量を節約することができ、また、サービスマン
等が最も高品質なテスト画像を選択する際の作業の効率
化も図ることができるという優れた効果がある。
【0088】また、請求項6の発明によれば、例えばベ
タ画像とハーフトーン画像の双方における評価も加えて
最も高品質なテスト画像を選択することができるので、
サービスマン等はより高品質なテスト画像を選択するこ
とができるという優れた効果がある。
【0089】また、請求項7の発明によれば、サービス
マン等の個人差に依存することなく、一定した判断に基
づき高品質なテスト画像を選択することが可能となると
いう優れた効果がある。また、選択したテスト画像に基
づく転写バイアスの調節を自動化することが可能となる
という優れた効果もある。
【0090】請求項8及び9の発明によれば、1度のテ
スト用画像形成工程を行うだけで最適な転写バイアスに
調節することが可能となり、サービスマン等が転写バイ
アスを調節する際に行うバイアス調節作業が非常に簡単
となって、その作業時間を短縮することができるという
優れた効果がある。また、所定のコンピュータプログラ
ムにより転写バイアスの制御を行っている画像形成装置
においては、ハード面を変更することなく、上記効果に
よる利益を享受することができるという優れた効果もあ
る。
【0091】特に、請求項9の発明によれば、サービス
マン等の個人差に依存することなく、一定した判断に基
づき高品質なテスト画像を選択することが可能となると
いう優れた効果がある。また、選択したテスト画像に基
づく転写バイアスの調節を自動化することが可能となる
という優れた効果もある。また、所定のコンピュータプ
ログラムにより転写バイアスの制御を行っている画像形
成装置においては、ハード面を変更することなく、上記
効果による利益を享受することができるという優れた効
果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1に係る複写機全体の概略構成図。
【図2】同複写機の要部を示す概略構成図。
【図3】同複写機における中間転写ベルトへのトナー像
形成を制御する制御部の制御ブロック図。
【図4】テスト画像が形成された転写紙を示す正面図。
【図5】実施形態2に係る複写機のCPUが実行するバ
イアス調節プログラムの動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
100 制御部 101 CPU 105 テンキー 200 感光体ドラム 220 書込光学ユニット 230 リボルバ現像ユニット 500 中間転写ユニット 501 中間転写ベルト 507 1次転写バイアスローラ 600 2次転写ユニット 605 2次転写バイアスローラ 801 1次転写電源 802 2次転写電源 P 転写紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA10 EA03 EC04 EC06 EC07 EC09 EC20 ED04 ED07 ED24 EE07 EE10 FB07 HA02 HB06 HB17 2H030 AD16 BB02 BB24 BB42 BB46 BB54 2H032 AA05 AA15 BA09 BA23 CA02 CA15 9A001 HH23 HH34 JJ35 LL05

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体と、該像担持体上にトナー像を形
    成するトナー像形成手段と、該像担持体と転写材との間
    の転写部に転写バイアスを印加して該像担持体上のトナ
    ー像を該転写材上に転写する転写手段とを備えた画像形
    成装置において、複数のテスト用トナー像を上記像担持
    体上に形成するように、上記トナー像形成手段を制御す
    るトナー像形成制御手段と、該複数のテスト用トナー像
    を、互いに異なる複数の転写バイアスで上記転写材上に
    転写するように、上記転写手段が印加する転写バイアス
    を制御するバイアス制御手段とを有することを特徴とす
    る画像形成装置。
  2. 【請求項2】像担持体上のトナー像を第1の転写材であ
    る中間転写体に1次転写し、該中間転写体上のトナー像
    を第2の転写材に2次転写する請求項1の画像形成装置
    において、上記転写手段によりトナー像が転写される転
    写材が上記中間転写体であり、上記バイアス制御手段
    は、上記像担持体上に形成された上記複数のテスト用ト
    ナー像を、互いに異なる複数の1次転写バイアスで該中
    間転写体上に転写するように、上記転写手段が印加する
    1次転写バイアスを制御することを特徴とする画像形成
    装置。
  3. 【請求項3】第1の像担持体上のトナー像を第2の像担
    持体である中間転写体に1次転写し、該中間転写体上の
    トナー像を上記転写材に2次転写する請求項1の画像形
    成装置において、上記トナー像形成手段によりトナー像
    が形成される像担持体が上記中間転写体であり、上記バ
    イアス制御手段は、該中間転写体上に形成された上記複
    数のテスト用トナー像を、互いに異なる複数の2次転写
    バイアスで上記転写材上に転写するように、上記転写手
    段が印加する2次転写バイアスを制御することを特徴と
    する画像形成装置。
  4. 【請求項4】請求項2又は3の画像形成装置において、
    上記中間転写体の体積抵抗率は、108〜1013Ω・c
    mであることを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】請求項1、2、3又は4の画像形成装置に
    おいて、上記トナー像形成制御手段は、上記像担持体上
    の異なる位置に複数のテスト用トナー像がそれぞれ形成
    されるように、上記トナー像形成手段を制御し、上記バ
    イアス制御手段は、該複数のテスト用トナー像が互いに
    異なる複数の転写バイアスで上記転写材上に転写される
    ように、転写バイアスを制御することを特徴とする画像
    形成装置。
  6. 【請求項6】請求項1、2、3、4又は5の画像形成装
    置において、上記トナー像形成制御手段は、同じ転写バ
    イアスで転写されるテスト用トナー像が互いにトナー濃
    度の異なる複数のトナー像で構成されるように、上記ト
    ナー像形成手段を制御することを特徴とする画像形成装
    置。
  7. 【請求項7】請求項1、2、3、4、5又は6の画像形
    成装置において、上記テスト用トナー像が最終転写材上
    に転写されて形成されたテスト画像を読み取る画像読取
    手段と、読み取ったテスト画像の画像データを検出する
    データ検出手段と、検出した画像データの中から所定条
    件を満たす画像データを選択するデータ選択手段と、上
    記トナー像形成制御手段及び上記バイアス制御手段を機
    能させずに通常の画像を最終転写材上に形成するときの
    転写バイアスを、該データ選択手段により選択した画像
    データが検出されたテスト画像における画像形成時の転
    写バイアスに基づいて調節するバイアス調節手段とを有
    することを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】像担持体と、該像担持体上にトナー像を形
    成するトナー像形成手段と、該像担持体と転写材との間
    の転写部に転写バイアスを印加して該像担持体上のトナ
    ー像を該転写材上に転写する転写手段とを備えた画像形
    成装置に設けられたコンピュータを機能させるためのプ
    ログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体で
    あって、複数のテスト用トナー像を上記像担持体上に形
    成するように上記トナー像形成手段を制御するトナー像
    形成制御手段、及び該複数のテスト用トナー像を互いに
    異なる複数の転写バイアスで上記転写材上に転写するよ
    うに上記転写手段が印加する転写バイアスを制御するバ
    イアス制御手段として、コンピュータを機能させるため
    のプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ
    読取可能な記録媒体。
  9. 【請求項9】上記テスト用トナー像が最終転写材上に転
    写されて形成されたテスト画像を読み取る画像読取手段
    と、読み取ったテスト画像の画像データを検出するデー
    タ検出手段とを備えた画像形成装置に設けられたコンピ
    ュータを機能させるためのプログラムを記録した請求項
    8のコンピュータ読取可能な記録媒体において、上記デ
    ータ検出手段で検出した画像データの中から所定条件を
    満たす画像データを選択するデータ選択手段、及び上記
    トナー像形成制御手段及び上記バイアス制御手段を機能
    させずに通常の画像を最終転写材上に形成するときの転
    写バイアスを、該データ選択手段により選択した画像デ
    ータが検出されたテスト画像における画像形成時の転写
    バイアスに基づいて調節するバイアス調節手段として、
    コンピュータを機能させるためのプログラムを記録した
    ことを特徴とするコンピュータ読取可能な記録媒体。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005266604A (ja) * 2004-03-19 2005-09-29 Kyocera Mita Corp 画像形成装置におけるクリーニング方法と画像形成装置
JP2006064778A (ja) * 2004-08-24 2006-03-09 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2010072235A (ja) * 2008-09-17 2010-04-02 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
JP2017227784A (ja) * 2016-06-23 2017-12-28 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置及びプログラム

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