JP2002082495A - 転写装置および画像形成装置 - Google Patents

転写装置および画像形成装置

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JP2002082495A
JP2002082495A JP2000270096A JP2000270096A JP2002082495A JP 2002082495 A JP2002082495 A JP 2002082495A JP 2000270096 A JP2000270096 A JP 2000270096A JP 2000270096 A JP2000270096 A JP 2000270096A JP 2002082495 A JP2002082495 A JP 2002082495A
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JP2000270096A
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Inventor
Shin Kayahara
伸 茅原
Yuji Sawai
雄次 澤井
Hiromi Ogiyama
宏美 荻山
Hiroshi Ono
博司 小野
Mitsuru Takahashi
充 高橋
Ryuta Takechi
隆太 武市
Toshiaki Motohashi
俊昭 本橋
Katsuya Kawagoe
克哉 川越
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 像担持体電位が変化しても、常に良好な転写
を行うことができ、ハーフトーン乱れ、ベタ濃度の低下
などの不具合を低減する。 【解決手段】 1次転写バイアスローラ507に流れる
1次転写電流をI1、アースローラ512に流れる電流
をI2、ブラシ505からアースローラ512に流れる
電流をI3としたとき、1次転写電流に対して、Iout=
I1−(I2−I3)といった制御が働くように構成し、
さらに、感光体ドラム100の電位をモニタする電位計
101からの情報をメイン制御板805を通して転写制
御板804にフィードバックすることにより、感光体ド
ラム100の電位に対する転写電流値の補正を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機,プリン
タ,FAXなどの画像形成装置に適用され、詳しくは、
中間転写手段を有し、この中間転写手段に電荷を供給し
て像担持体上に形成されたトナー像を、中間転写手段を
介して、転写紙に転写する形式の転写装置および画像形
成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来技術として、表面にトナー
像を形成される像担持体と、この像担持体に接触してニ
ップを形成することができるベルト状の中間転写手段
と、ニップに対して下流側でかつ中間転写手段に沿って
設置され、中間転写手段に電荷を供給する電荷供給手段
と、この電荷供給手段に電圧を印加する高圧電源と、ニ
ップに対して上流側でかつ中間転写手段に沿って設置さ
れたアース手段とを有し、高圧電源から前記電荷供給手
段に出力される電流をI1、電流I1において中間転写手
段を伝わってアース手段に流れ込む電流をI2、アース
手段に前記電荷供給手段以外の要因で流れ込む電流をI
3としたとき、I1−(I2−I3)の値が、定められた目
標電流値IoutとなるようにI1を可変制御する転写制御
手段を備えた画像形成装置がある。
【0003】また、この種の従来技術として、同一出願
人による特願2000−244732号明細書記載の画
像形成装置がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】電子写真方式の画像形
成装置に用いられるトナーは、周囲環境条件により帯電
量が変わることが知られている。そのため、像担持体電
位を固定値で使う固定電位制御方式では、環境が変化す
るたびにトナー付着量、つまり画像濃度にばらつきが生
じてしまう。この現象を避けるために、周囲環境条件が
変化してトナーの帯電量が変わった場合に対応するため
に像担持体電位も変化させるのが一般的である。次に転
写という点からは、像担持体電位と転写電流には密接な
関わりがあることも周知の事実であり、像担持体電位が
変化することで転写電流に生じる最適電流のシフトは無
視出来ない量である。このため、像担持体電位が大きく
変化したときには、過転写状態もしくは転写不足状態に
なり、前者であれば画像解像度の低下やハーフトーン部
の乱れ、後者であればベタ濃度の低下などを引き起こし
てしまう。
【0005】ここで、前述した従来技術は、電荷供給手
段から像担持体へ流れ込む電流分を所定の値に制御しよ
うとするものであり、像担持体電位と転写電流の関係に
ついては触れられていない。
【0006】本発明は、上記の問題を解決し、像担持体
電位が変化しても、常に良好な転写を行うことができ、
従来技術で見られたハーフトーン乱れ、ベタ濃度の低下
などを低減することを実現した転写装置および画像形成
装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明の転写装置は、表面にトナー像を担持する像担
持体に接触してニップを形成する中間転写手段と、この
中間転写手段に電荷を供給する電荷供給手段と、この電
荷供給手段に電圧を印加する高圧電源と、前記電荷供給
手段との間にニップが位置するように前記中間転写手段
に沿って設置されたアース手段とを有し、前記高圧電源
から前記電荷供給手段に出力される電流をI1、前記ア
ース手段に流れる電流をI2、前記アース手段に前記電
荷供給手段以外の要因で流れ込む電流をI3としたと
き、I1−(I2−I3)の値が、定められた目標電流値
になるように前記高圧電源から前記電荷供給手段に出力
される電流を可変制御する転写制御手段を備えた転写装
置において、前記像担持体の帯電電位を測定する測定手
段を備え、この測定手段の測定結果に基づき、前記電荷
供給手段に印加する電流の補正値を設定する補正量設定
手段を備えたことを特徴とする。このように構成したこ
とにより、電荷供給手段から中間転写手段を介してニッ
プへ流れる転写電流の値を像担持体の帯電電位に対応し
た最適な値になるように補正することができる。
【0008】また本発明の転写装置は、前記中間転写手
段を、複数のローラ体によって張架されるベルト体と
し、前記像担持体と前記中間転写手段とのニップに対し
て前記中間転写手段の回転方向上流側に位置するローラ
体を前記アース手段として兼用し、回転方向下流側に位
置するローラ体を前記電荷供給手段として兼用したこと
を特徴とする。このように構成したことにより、ローラ
体とアース手段およびローラ体と電荷供給手段を兼用す
ることに伴う部品コストの低減化が図れる。
【0009】また本発明の転写装置は、前記補正量設定
手段は前記像担持体の帯電電位に応じて予め定められた
データを格納した補正テーブルの中から最適な補正値を
選択することを特徴とする。また本発明の転写装置は、
前記補正量設定手段は予め定められている補正電流値演
算式に基づいて最適な補正値を演算することを特徴とす
る。このように構成したことにより、最適な補正値の設
定が容易に可能になる。
【0010】また本発明の画像形成装置は、表面にトナ
ー像が形成される像担持体と、前記本発明の転写装置を
有することを特徴とする。このように構成したことによ
り、帯電電位が大きくなって転写不足状態になることに
よって発生するベタ濃度低下や、帯電電位が小さくなっ
て過転写状態となることによって発生するハーフトーン
乱れや解像度低下といった不具合を低減することができ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0012】図1は本発明の一実施形態の転写装置およ
びその転写装置を有する画像形成装置である電子写真式
のカラー複写機における画像形成部を示す概略構成図で
ある。図1に示す画像形成部は、像担持体としての感光
体ドラム100、感光体ドラム100の表面を帯電させ
る帯電チャージャ200、クリーニングブレードおよび
ファーブラシからなる感光体クリーニング装置300、
図示しない書き込み光学ユニット、複数の現像機を有す
るリボルバ現像ユニット400、中間転写ユニット50
0、2次転写ユニット600、および定着ローラ対70
1を有する定着ユニット700などによって構成されて
いる。
【0013】感光体ドラム100は、図中に矢印で示す
ように反時計方向に回転し、その周囲には、帯電チャー
ジャ200,感光体クリーニング装置300,リボルバ
現像ユニット400の選択された現像機、中間転写ユニ
ット500の中間転写体としての中間転写ベルト501
などが配置されている。
【0014】書き込み光学ユニットは、カラースキャナ
からのカラー画像データを光信号に変換して、帯電チャ
ージャ200によって一様に帯電された感光体ドラム1
00の表面に、原稿の画像に対応したレーザ光Lを照射
して光書き込みを行い、感光体ドラム100の表面に静
電潜像を形成する。この書き込み光学ユニットは、例え
ば、光源としての半導体レーザ,レーザ発光駆動制御
部,ポリゴンミラーとその回転用モータ,f/θレン
ズ,反射ミラーなどによって構成される。
【0015】リボルバ現像ユニット400は、Bk(Bl
ack)トナーを用いるBk現像機401,C(Cyan)ト
ナーを用いるC現像機402、M(Magenta)トナーを
用いるM現像機403,Y(Yellow)トナーを用いるY
現像機404、およびユニット全体を図1における反時
計回りに回転させる現像リボルバ駆動部などによって構
成されている。
【0016】リボルバ現像ユニット400に設置された
各現像機401〜404は、静電潜像を現像するために
現像剤を表面に担持し、感光体ドラム100の表面に接
触させて回転する現像スリーブ、現像剤を汲み上げて攪
拌するために回転する現像剤パドル、および現像スリー
ブを回転させる現像スリーブ駆動部などで構成されてい
る。
【0017】本実施形態においては、各現像機401〜
404内のトナーはフェライトキャリアとの攪拌によっ
て負極性に帯電され、また、各現像スリーブには図示し
ない現像バイアス印加手段としての現像バイアス電源に
より負の直流電圧Vdc(直流成分)に交流電圧Vac
(交流成分)が重畳された現像バイアス電圧が印加さ
れ、各現像スリーブと感光体ドラム100の金属基体層
との間に所定の電位差が形成される。
【0018】カラー複写機本体の待機状態においては、
リボルバ現像ユニット400はBk現像機401が現像
位置に位置するホームポジションで停止しており、コピ
ースタートキーが押されると、原稿画像データの読み取
りを開始し、そのカラー画像データに基づいて、レーザ
光Lによる光書き込みすなわち静電潜像形成が始まる
(以下、Bk画像データによる静電潜像を「Bk静電潜
像」と称する。C,M,Y画像データについても同様に
称する)。
【0019】このBk静電潜像の先端部から現像可能に
すべく、Bk現像位置に静電潜像の先端部が到達する前
に、Bk現像スリーブの回転を開始してBk静電潜像を
Bkトナーで現像する。以後Bk静電潜像の現像動作を
続けるが、Bk静電潜像の後端部がBk現像位置を通過
した時点で、速やかに次の色の現像機が現像位置に来る
まで、リボルバ現像ユニット400が回転する。この回
転動作は、次の画像データによる静電潜像の先端部が現
像位置に到達する前に完了させる。
【0020】中間転写ユニット500は、中間転写手段
である中間転写ベルト501や、中間転写ベルト501
を張架するための後述する複数のローラなどによって構
成されている。この中間転写ベルト501の周りには、
2次転写ユニット600の転写材担持体である2次転写
ベルト601、2次転写電荷供給手段である2次転写バ
イアスローラ605、中間転写ベルト501をクリーニ
ングするベルトクリーニングブレード504、中間転写
ベルト501に当接し、中間転写ベルト501に対する
潤滑剤の塗布と中間転写ベルト501の除電を兼ねるブ
ラシ505、ブラシ505にDC電圧を印加する除電電
源803などが配設されている。
【0021】中間転写ベルト501は、電荷供給手段で
ある1次転写バイアスローラ507,ベルト駆動ローラ
508,ベルトテンションローラ509,2次転写対向
ローラ510,クリーニング対向ローラ511およびア
ースローラ512によって張架されている。感光体ドラ
ム100とのニップに対して中間転写ベルト501の回
転方向下流側には1次転写バイアスローラ507が配置
され、上流側にはアースローラ512が配置されてい
る。アースローラ512は、転写制御板804に接続さ
れている。中間転写ベルト501を張架する各ローラは
導電性材料で形成され、1次転写バイアスローラ507
以外の各ローラは接地されている。
【0022】1次転写バイアスローラ507には、定電
流または定電圧制御された1次転写電源801により、
トナー像の重ね合わせ数に応じて所定の大きさの電流に
制御された転写バイアスが印加されている。また、中間
転写ベルト501は、図示しない駆動モータによって矢
印方向に回転駆動されるベルト駆動ローラ508によ
り、矢印方向に駆動される。
【0023】なお、中間転写ベルト501は、半導体、
または絶縁体によって構成され、単層または多層構造と
なっている。
【0024】そして、1次転写バイアスローラ507お
よびアースローラ512によって中間転写ベルト501
を感光体ドラム100側に押し当てるように張架するこ
とにより、感光体ドラム100と中間転写ベルト501
との間に所定幅のニップが形成され、このニップ部にお
いて感光体ドラム100から中間転写ベルト501にト
ナー像が転写される。
【0025】ブラシ505は、板状に形成された潤滑剤
としてのステアリン酸亜鉛506を研磨し、この研磨さ
れた微粒子を中間転写ベルト501に塗布するものであ
る。このブラシ505も、中間転写ベルト501に対し
て隣接可能に構成され、所定のタイミングで中間転写ベ
ルト501に接触するように制御される。また、ブラシ
505は、中間転写ベルト501を除電する役割も持っ
ており、必要に応じて、除電電源803によりDCバイ
アスが印加される。
【0026】2次転写ユニット600は、2次転写ベル
ト601および2次転写ベルト601を張架する3つの
支持ローラ602,603,604などで構成され、中
間転写ベルト501の支持ローラ602と支持ローラ6
03との間の張架部が2次転写対向ローラ510に対し
て圧接可能になっている。3つの支持ローラ602,6
03,604の一つは、図示しない駆動手段によって回
転駆動される駆動ローラであり、その駆動ローラにより
2次転写ベルト601が図中に矢印で示す方向に駆動さ
れる。
【0027】2次転写バイアスローラ605は2次転写
対向ローラ510に対向して配設され、2次転写バイア
スローラ605と2次転写対向ローラ510との間に中
間転写ベルト501と2次転写ベルト601とが挟持さ
れる。2次転写バイアスローラ605には定電流制御さ
れる2次転写電源802によって所定電流の転写バイア
スが印加される。また、2次転写ベルト601および2
次転写バイアスローラ605が、2次転写対向ローラ5
10に対して圧接する位置と離間する位置とを取り得る
ように、支持ローラ602および2次転写バイアスロー
ラ605を矢印方向に駆動する図示しない離接機構が設
けられている。図1において2点鎖線で示している部分
は、離間位置にある時の2次転写ベルト601および支
持ローラ602の位置を示したものである。
【0028】650はレジストローラ対を示し、レジス
トローラ対650によって転写材である転写紙Pが、2
次転写バイアスローラ605と2次転写対向ローラ51
0とに挟持された中間転写ベルト501と2次転写ベル
ト601の間に所定のタイミングで送り込まれる。
【0029】2次転写ベルト601の定着ローラ対70
1側の支持ローラ603に張架されている部分におけ
る、支持ローラ603に対して2次転写ベルト601の
回転方向上流側には転写紙除電チャージャ606が対向
し、下流側にはベルト除電チャージャ607が対向して
いる。また、2次転写ベルト601の図中下側の支持ロ
ーラ604に張架されている部分には、2次転写ベルト
601をクリーニングするクリーニングブレード608
が当接している。
【0030】転写紙除電チャージャ606は、2次転写
バイアスローラ605を通過した2次転写ベルト601
上の転写紙に保持されている電荷を除去することによ
り、転写紙自体のこしの強さで転写紙を2次転写ベルト
601から良好に分離できるようにするものである。ベ
ルト除電チャージャ607は、2次転写ベルト601上
に残留する電荷を除電するものである。また、クリーニ
ングブレード608は、2次転写ベルト601の表面に
付着した付着物を除去してクリーニングするものであ
る。
【0031】次に、画像形成サイクルについて説明す
る。
【0032】上述したように構成されたカラー複写機に
おいて、画像形成サイクルが開始されると、感光体ドラ
ム100は、図示しない駆動モータによって矢印で示す
反時計方向に回転され、中間転写ベルト501はベルト
駆動ローラ508によって矢印で示す時計回りに回転さ
れる。その中間転写ベルト501の回転に伴ってBkト
ナー像形成,Cトナー像形成,Mトナー像形成,Yトナ
ー像形成が1次転写バイアスローラ507に印加される
電圧による転写バイアスにより1次転写が行われ、最終
的にBk,C,M,Yの順に中間転写ベルト501上に
重ねてトナー像が形成される。
【0033】例えばBkトナー像形成は次のように行わ
れる。帯電チャージャ200は、コロナ放電によって感
光体ドラム100の表面を負電荷で所定電位に一様に帯
電する。そして、図示しない書き込み光学ユニットによ
り、Bkカラー画像信号に基づいてレーザ光によるラス
タ露光を行う。このラスタ像が露光されたとき、当初一
様帯電された感光体ドラム100の表面の露光された部
分は、露光光量に比例する電荷が消失し、Bk静電潜像
が形成される。
【0034】このBk静電潜像に、Bk現像機401の
Bk現像ローラ上の負帯電されたBkトナーが接触する
ことにより、感光体ドラム100の電荷が残っている部
分にはトナーが付着せず、電荷の無い部分つまり露光さ
れた部分にはトナーが吸着し、静電潜像と相似なBkト
ナー像が形成される。この感光体ドラム100上に形成
されたBkトナー像は、感光体ドラム100と接触状態
で等速駆動している中間転写ベルト501の表面に転写
される。以下、感光体ドラム100から中間転写ベルト
501へのトナー像の転写をベルト転写と称する。
【0035】ベルト転写後の感光体ドラム100の表面
に残留している若干の未転写残留トナーは、感光体ドラ
ム100の再使用に備えて、感光体クリーニング装置3
00で清掃される。
【0036】感光体ドラム100側ではBk画像形成工
程の次にC画像形成工程に進み、所定のタイミングでカ
ラースキャナによるC画像データの読み取りが始まり、
そのC画像データによるレーザ光書き込みによって、感
光体ドラム100の表面にC静電潜像を形成する。
【0037】ここで、先のBk静電潜像の後端部が通過
した後で、C静電潜像の先端部が到達する前にリボルバ
現像ユニット400の回転動作が行われ、C現像機40
2が現像位置にセットされ、C静電潜像がCトナーで現
像される。
【0038】以後、C静電潜像領域の現像を続けるが、
C静電潜像の後端部が通過した時点で、先のBk現像機
401の場合と同様にリボルバ現像ユニットの回転動作
を行い、次のM現像機403を現像位置に移動させる。
この場合も次のM静電潜像の先端部が現像位置に到達す
る前に完了させる。
【0039】なお、MおよびYの画像形成工程について
は、それぞれのカラー画像データ読み取り、静電潜像形
成、現像の動作が上述のBk,Cの工程と同様であるの
で説明は省略する。
【0040】中間転写ベルト501上には、感光体ドラ
ム100上に順次形成されるBk,C,M,Yのトナー
像が、同一面に順次位置合わせされて転写される。それ
により、中間転写ベルト501上には最大で4色が重ね
合わされたトナー像が形成される。
【0041】また、感光体ドラム100と中間転写ベル
ト501が回転を始めると同時に、図示しない離接機構
によって中間転写ベルト501に押圧されるベルトクリ
ーニングブレード504によって中間転写ベルト501
の、転写前クリーニング動作が行われる。また、ブラシ
505は中間転写ベルト501に当接され、潤滑剤の塗
布が行われる。これと同時に、ブラシ505には、除電
電源803よりDCバイアスが印加され、中間転写ベル
ト501の転写前除電が行われる。
【0042】上述した画像形成動作が開始される時期
に、転写紙Pは図示しない転写紙カセットまたは手差し
トレイなどの給紙部から給送され、レジストローラ対6
50のニップで待機している。2次転写対向ローラ51
0および2次転写バイアスローラ605によりニップが
形成された2次転写部に中間転写ベルト501上のトナ
ー像の先端がさしかかるときに、ちょうど転写紙Pの先
端がこのトナー像の先端に一致するようにレジストロー
ラ対650が駆動され、転写紙Pとトナー像とのレジス
ト合わせが行われる。
【0043】そして、転写紙Pが中間転写ベルト501
上のトナー像と重ねられて2次転写対向ローラ510と
2次転写バイアスローラ605との間を通過する。この
とき、2次転写電源802によって2次転写バイアスロ
ーラ605に印加される電圧による転写バイアスによ
り、中間転写ベルト501上の4色重ねトナー像が転写
紙上に一括転写される。
【0044】転写紙Pは、2次転写ベルト601の移動
方向における2次転写部の下流側に配置した転写紙除電
チャージャ606との対向部を通過するときに除電さ
れ、2次転写ベルト601から剥離して定着ローラ対7
01に向けて送られる。
【0045】この定着ローラ対701のニップ部でトナ
ー像が溶融定着され、図示しない排出ローラ対で装置本
体外に送り出され、図示しないコピートレイに表向きに
スタックされ、フルカラーコピーを得る。
【0046】一方、ベルト転写後の感光体ドラム100
の表面は、感光体クリーニング装置300でクリーニン
グされ、図示しない除電ランプで均一に除電される。
【0047】また、転写紙Pにトナー像を転写した後の
中間転写ベルト501の表面に残留したトナーは、図示
しない離接機構によって中間転写ベルト501に押圧さ
れるベルトクリーニングブレード504によってクリー
ニングされる。
【0048】また、ベルトクリーニングが行われると同
時に、ブラシ505が中間転写ベルト501に当接さ
れ、潤滑剤の塗布が行われ、同時に、除電電源803で
ブラシ505にDCバイアスを印加することにより、中
間転写ベルトの除電が行われる。
【0049】ここで、リピートコピーの場合におけるカ
ラースキャナの動作および感光体ドラム100への画像
形成は、1枚目の4色目(Y)の画像形成工程に引き続
き、所定のタイミングで2枚目の1色目(Bk)の画像
形成工程に進む。また、中間転写ベルト501の方は、
1枚目の4色重ねトナー像の転写紙への一括転写工程に
引き続き、表面の上記ベルトクリーニングブレード50
4でクリーニングされた領域に、2枚目のBkトナー像
がベルト転写されるようにする。その後は、1枚目と同
様動作になる。
【0050】以上は、4色フルカラーコピーを得るコピ
ーモードであったが、3色コピーモード、2色コピーモ
ードの場合は、指定された色と回数の分について、上述
した動作と同様の動作を行うことになる。また、単色コ
ピーモードの場合は、所定枚数が終了するまでの間、リ
ボルバ現像ユニット400の所定色の現像機のみを現像
動作状態にして、ベルトクリーニングブレード504を
中間転写ベルト501に押圧させた状態のままの位置に
してコピー動作を行う。
【0051】なお、本実施形態においては、1次転写バ
イアス制御方式として、差分定電流方式を採用してい
る。
【0052】図2は、図1における感光体ドラムから中
間転写ベルトへのトナーの転写部分の構成および1次転
写バイアスローラに印加するバイアスの制御系を示す説
明図である。また図2において、除電電源803から1
次転写バイアスローラ507に電圧を印加したときの、
電流の流れが矢印によって示されており、I1は1次転
写バイアスローラ507に流れる1次転写電流、I2は
1次転写電流I1において中間転写ベルト501を通っ
てアースローラ512に流れる電流、I3はブラシ50
5からアースローラ512に流れる電流を示す。本実施
形態の装置においては、1次転写電流I1に対して、
(数1)で求められる電流値Ioutが、定められた目標
値を取るように制御が働くため、常に感光体ドラム10
0に安定した転写電流Tが流れるようになる。
【0053】
【数1】Iout=I1−(I2−I3) また、電位計101は常に感光体ドラム100の電位を
モニタするものであり、その情報はメイン制御板805
を通して転写制御板804にフィードバックされる。な
お、本実施形態の画像形成装置においては、感光体ドラ
ム100の電位(以下、電位Vdと称する)がトナーの
帯電状態に応じて、約−400V〜−800V程度まで
変化する。
【0054】転写制御板804には電位計101から送
られる感光体ドラム100の電位に対応する補正電流Δ
Tのテーブルを記憶したメモリが設けられており、電位
計101から送られる感光体ドラム100の電位に対応
する補正電流ΔTを補正テーブルから求め、この補正電
流ΔTによって転写電流Tが補正される。
【0055】(表1)は、図2において像担持体電位の
情報が転写制御板804にフィードバックされない場合
において、装置が取りうる電位Vdを20の区画に分割
してテーブル化した時の、電位Vdと転写電流Tの関係
および異常画像発生状況を示したものである。一方、
(表2)は、本発明における電位Vdと転写電流Tの関
係および異常画像発生状況を示したものである。
【0056】
【表1】
【0057】
【表2】
【0058】電位Vdの情報がフィードバックされない
場合には、(表1)に示すように、転写電流Tは不変で
あり、電位Vdのある一点(この場合はテーブルNo.
10)の時の最適T条件を一律に印加しているだけであ
る。そのため、電位Vdが大きくなったときには転写不
足状態となりベタ濃度低下が、電位Vdが小さくなった
ときには過転写状態となりハーフトーン乱れや解像度低
下が起こってしまっている。
【0059】一方、(表2)は、本実施形態の画像形成
装置における転写制御を表したものであり、電流Tの値
は実験的にトナー帯電量および電位Vdを振ったとき
の、それぞれの電位Vdに対応した最適な電流値であ
る。一般にトナー帯電量が大きいほど転写に必要な電流
量が増えるため、電位Vdを大きく制御したとき、つま
りトナー帯電量が増大して、それに対応するために電位
Vdを大きくした時ほど大きな電流Tが必要となってい
ることがわかる。この制御によれば、電位Vdを検知し
てその時の像担持体電位に対応する補正電流ΔTを求
め、最適電流Tに対して補正電流ΔTの補正行ってい
る。その結果、電位Vdが変化してもそれに応じて最適
電流Tを補正しているので、異常画像は全く発生してい
ない。
【0060】このように本実施形態の装置によれば、感
光体ドラム100の電位が変化しても、常に良好な転写
を行うことができ、従来技術で見られたハーフトーン乱
れ、ベタ濃度の低下などの不具合を低減することが可能
になる。
【0061】また、前述した実施形態は、電位Vdを分
割してテーブル化した例であるが、電位Vdと電流Tの
関係を式で表すことが可能であれば、演算式をプログラ
ムに組み込んで、演算結果を実機に反映させることも可
能である。
【0062】前述した(表2)に示すテーブルにおいて
は、補正量をほぼ直線で近似することが可能である。例
えば、(数2)で表し、
【0063】
【数2】 ΔT=18−(10−テーブルNo.×0.2)[μA] 感光体ドラム100の電位に対応するテーブルナンバー
を求めて、(数2)に基づいて転写制御を行っても良
い。
【0064】なお、本実施形態は、電荷供給部材が感光
体ドラム100と中間転写ベルト501で形成するニッ
プよりも下流に配置される、いわゆる間接転写電圧印加
方式の装置を例として説明したが、本発明に係る実施形
態はそれに限るものではなく、電荷供給部材がニップ中
に配置される、いわゆる直接転写電圧印加方式の装置に
ついても適用可能である。
【0065】また本実施形態は、電荷供給手段としてロ
ーラ部材を適用しているが、それに限らず、ローラ以外
の部材、例えばブラシ部材やコロナチャージャ部材であ
っても適用可能である。
【0066】
【発明の効果】以上、説明したように構成された本発明
によれば、像担持体電位に対応して中間転写部材からニ
ップに流れる転写電流を補正することが可能になり、そ
の結果、常に良好な転写を行うことが可能になる。具体
的には、従来技術で像担持体電位が高いときにみられた
ベタ濃度不足、像担持体電位が低いときにみられたハー
フトーン乱れなどの異常画像を、本発明を適用すること
で改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の転写装置およびその転写
装置を有する画像形成装置である電子写真式のカラー複
写機における画像形成部を示す概略構成図
【図2】図1における感光体ドラムから中間転写ベルト
へのトナーの転写部分の構成および1次転写バイアスロ
ーラに印加するバイアスの制御系を示す説明図
【符号の説明】
100 感光体ドラム 101 電位計 200 帯電チャージャ 300 感光体クリーニング装置 400 リボルバ現像ユニット 401 Bk現像機 402 C現像機 403 M現像機 404 Y現像機 500 中間転写ユニット 501 中間転写ベルト 504 ベルトクリーニングブレード 505 ブラシ 506 ステアリン酸亜鉛 507 1次転写バイアスローラ 508 ベルト駆動ローラ 509 ベルトテンションローラ 510 2次転写対向ローラ 511 クリーニング対向ローラ 512 アースローラ 600 2次転写ユニット 601 2次転写ベルト 602,603,604 支持ローラ 605 2次転写バイアスローラ 606 転写紙除電チャージャ 607 ベルト除電チャージャ 608 クリーニングブレード 650 レジストローラ対 700 定着ユニット 701 定着ローラ対 801 1次転写電源 802 2次転写電源 803 除電電源 804 転写制御板 805 メイン制御板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荻山 宏美 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 小野 博司 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 高橋 充 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 武市 隆太 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 本橋 俊昭 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 川越 克哉 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2H027 DA02 DA32 DE05 DE07 DE10 EA03 EC06 EC09 ED03 ED24 EE08 ZA01 ZA09 2H032 AA05 AA15 BA09 BA18 BA23 BA29 BA30 CA02 CA12

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面にトナー像を担持する像担持体に接
    触してニップを形成する中間転写手段と、この中間転写
    手段に電荷を供給する電荷供給手段と、この電荷供給手
    段に電圧を印加する高圧電源と、前記電荷供給手段との
    間にニップが位置するように前記中間転写手段に沿って
    設置されたアース手段とを有し、前記高圧電源から前記
    電荷供給手段に出力される電流をI1、前記アース手段
    に流れる電流をI2、前記アース手段に前記電荷供給手
    段以外の要因で流れ込む電流をI3としたとき、I1−
    (I2−I3)の値が、定められた目標電流値になるよう
    に前記高圧電源から前記電荷供給手段に出力される電流
    を可変制御する転写制御手段を備えた転写装置におい
    て、 前記像担持体の帯電電位を測定する測定手段を備え、こ
    の測定手段の測定結果に基づき、前記電荷供給手段に印
    加する電流の補正値を設定する補正量設定手段を備えた
    ことを特徴とする転写装置。
  2. 【請求項2】 前記中間転写手段を、複数のローラ体に
    よって張架されるベルト体とし、前記像担持体と前記中
    間転写手段とのニップに対して前記中間転写手段の回転
    方向上流側に位置するローラ体を前記アース手段として
    兼用し、回転方向下流側に位置するローラ体を前記電荷
    供給手段として兼用したことを特徴とする請求項1記載
    の転写装置。
  3. 【請求項3】 前記補正量設定手段は前記像担持体の帯
    電電位に応じて予め定められたデータを格納した補正テ
    ーブルの中から最適な補正値を選択することを特徴とす
    る請求項1または2記載の転写装置。
  4. 【請求項4】 前記補正量設定手段は予め定められてい
    る補正電流値演算式に基づいて最適な補正値を演算する
    ことを特徴とする請求項1または2記載の転写装置。
  5. 【請求項5】 表面にトナー像が形成される像担持体
    と、請求項1〜4のいずれか1項に記載の転写装置を有
    することを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010026083A (ja) * 2008-07-16 2010-02-04 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
US8145085B2 (en) 2008-03-28 2012-03-27 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus

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