JP3718045B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、複写機,プリンタ,FAXなどの電子写真方式の画像形成装置に関し、特に中間転写体を用いた画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、中間転写体を用いた電子写真方式の画像形成装置としては、感光体である像担持体上に形成したトナー像を中間転写体に転写し、その中間転写体上のトナー像を転写紙(記録紙)等の転写材に転写するものが知られている。
すなわち、像担持体上に形成された所定極性に帯電しているトナー像を静電気力を利用して中間転写体に転写した後、その中間転写体上のトナー像を静電気力を利用して転写材上に転写する。
【0003】
このような中間転写体を用いた画像形成装置は、像担持体上に形成したトナー像を中間転写体上に重ね合わせることができるので、カラー画像を転写材上に形成するカラー画像形成装置に広く用いられている。そのカラー画像形成装置では、像担持体上に順次形成される各色のトナー像を、中間転写体上に重ね合わせて転写した後、その重ね合わせトナー像を静電気力を利用して転写材に一括転写する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の画像形成装置において、中間転写体上のトナー像を転写材に転写するときの転写条件は、通常、転写材への転写率が所定値以上になる好適転写範囲のほぼ中央になるように設定される。この転写条件の設定値と上記好適転写範囲の上限及び下限との差が、中間転写体上のトナー像を転写材に転写するときの転写余裕度に対応する。この差が大きいほど転写余裕度が大きくなる。
【0005】
ここで像担持体から中間転写体へトナー像を転写する1次転写部を通過した後のトナー像が、トナー付着量の異なる部分を含んでいると、中間転写体上のトナー像内で帯電電位のばらつきが生じる。例えば、中間転写体上のトナー像がベタ部とハーフトーン部を有する場合、ベタ部はトナー(1粒子当たりの帯電量は略均一)の付着量が多いためハーフトーン部よりも帯電電位(絶対値)が大きくなる。また、カラー画像形成装置の場合、中間転写体上のトナー像のうち複数色のトナーが重ね合わされた部分の帯電電位は、1色のトナーのみが付着している部分の帯電電位よりも大きくなる。
【0006】
さらに、像担持体から中間転写体へトナー像を転写する1次転写部を通過した後のトナー像内での帯電電位のばらつきは、中間転写体の表面移動方向における1次転写部の隣接下流側で生じる剥離放電によっても発生する場合がある。
【0007】
このように中間転写体上のトナー像内に帯電電位のばらつきがあると、転写特性が互いに異なる部分が同一トナー像内に存在することになる。この転写特性の異なるすべての部分を同じ転写条件下で転写材に転写しようとすると、トナー像全体を転写率が所定値以上の転写率で転写することができる転写条件の範囲が狭くなるため、トナー像全体に対する転写余裕度が低下し、トナー像を転写材に安定して転写できなくなる。
【0008】
図12は、ベタ部(曲線a)及びハーフトーン部(曲線b)に対する転写電流と転写率との関係を示す転写特性を示す線図である。図中の符号A及びBで示した幅は、各部をそれぞれ転写率80%以上で転写材に転写することができる転写電流の範囲であり、転写余裕度は比較的大きい。ところが、両転写特性の曲線がずれているため、上記2つの部分をともに転写率80%以上で転写することができる転写電流の範囲は、図中の符号Cで示す幅になる。それは、A及びBで示した幅よりかなり狭くなり、転写余裕度が低下する。
【0009】
さらに、転写材の電気抵抗などの電気的特性も必ずしも一定ではないが、中間転写体上の画像部に与える電位を、転写材の電気的特性に対応させていないため、転写材が変わると2次転写時における転写電界の大きさが変化し、2次転写時に安定した転写性を維持することができないという問題もあった。
【0010】
また、像担持体上に形成したトナー像の中間転写体への重ね回数に応じて1次転写電圧の条件は変化し、中間転写体上の画像部の電位はトナー重ね回数ごとに異なるのが普通である。例えば、4色重ね作像時に最適となる中間転写体への帯電条件のまま1色のみの作像を行うと、中間転写体上の画像部が帯電過多となり、2次転写画像が悪化するといった問題が生じてしまう。
【0011】
この発明はこのような従来の問題点に鑑みなされたものであり、上述のような中間転写体を用いた画像形成装置において、像担持体から転写した中間転写体上のトナー像内に帯電電位のばらつきがあっても、そのトナー像を転写材に転写するときの転写余裕度の低下を抑え、中間転写体上のトナー像を転写材に安定して転写できるようにして、画質の向上を図ることを目的とする。
【0012】
また、使用する転写紙の厚さなどの種類が変わったり、作像モード(モノクロ,2色カラー,フルカラーなど)が変わっても、画質の劣化が生じないようにすることも目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記目的を達成するため、像担持体上に形成したトナー像を中間転写体に1次転写し、該中間転写体上のトナー像を転写材に2次転写する画像形成装置において、上記中間転写体上の2次転写前のトナー像を帯電する2次転写前帯電手段と、中間転写体上の1次転写後2次転写前における画像部の電位と2次転写を行なうための2次転写手段の電位との差をほぼ一定の値に保つように、上記2次転写前帯電手段の出力と2次転写手段への印加電圧を制御する電位差制御手段とを設け、その電位差制御手段が、上記中間転写体上のトナー重ね回数に応じて上記2次転写前帯電手段の出力を変化させる手段を有するようにしたものである。
【0014】
また、上記電位差制御手段が、転写材の種類に応じて上記2次転写前帯電手段の出力を変化させる手段を有するとよい。
あるいは、転写材の電気的特性を検出する手段を設け、上記電位差制御手段が、その検出された転写材の電気的特性に応じて上記2次転写前帯電手段の出力を変化させる手段を有するようにしてもよい。
【0015】
あるいは、上記電位差制御手段が、転写材の種類又は電気的特性と中間転写体上のトナー重ね回数とに応じて前記2次転写前帯電手段の出力を変化させるようにすることもできる。
【0016】
この発明によるこれらの画像形成装置においては、像担持体から転写した中間転写体上のトナー像の電位とそれを転写材に2次転写するための2次転写手段の電位との差をほぼ一定の値に保つことにより、中間転写体上に1次転写されたトナー像内に帯電電位にばらきつきがあっても、該中間転写体上のトナー像を転写材に転写するときの転写特性を、該トナー像の各部に亘ってほぼ一定にする。
それによって、トナー像を転写材に転写するときの転写余裕度の低下を抑え、該トナー像を安定して転写できる。
さらに、中間転写体上のトナー重ね回数に応じて2次転写前帯電手段の出力を変化させることができるので、例えば1色作像時には中間転写体上のトナー像の帯電電位の増加を小さめにし、4色重ね作像時にはその帯電電位の増加を大きくすることにより、常に安定した2次転写を行なうことができる。
【0017】
また、転写材の種類(特に厚さ)による電気抵抗などの電気的特性に応じて、例えば高抵抗の転写材に2次転写する場合には、中間転写体上のトナー像に対する転写前帯電手段の出力を大きくするように制御することによって、2次転写不足を低減することができる。
【0019】
しかし、中間転写体上に形成されるトナー像は像担持体に付着したトナー像に比べて付着力が弱く、遊離しやすい状態になっており、しかもフルカラーモードの場合には、そのトナー像が転写紙に転写されるまでに中間転写体が2次転写前帯電手段の位置を3度通過することになる。その際、中間転写体から遊離したトナーが2次転写前帯電手段に付着し、その特性が損なわれることがある。
【0020】
そこで、この点を改善するため、上記のような画像形成装置において、上記2次転写前帯電手段が、放電ワイヤと、該放電ワイヤを囲む導電性部材からなるケーシングと、放電ワイヤと中間転写体との間に介在させるグリッド電極とを備えており、記中間転写体上の2次転写前のトナー像を帯電するために放電ワイヤにコロナ放電をさせるとき以外のときに、上記放電ワイヤ,ケーシング,およびグリッド電極のうちの少なくとも一つにトナーの帯電極性と同一極性のバイアス電圧を印加する汚れ防止用バイアス電圧印加手段を設けたものも提供する。
【0021】
その汚れ防止用バイアス電圧印加手段は、2次転写前帯電手段の放電ワイヤにコロナ放電をさせるとき以外のときであって、該2次転写前帯電手段の位置をトナー像が通過する時に上記バイアス電圧を印加するようにするとよい。
【0022】
また、この汚れ防止用バイアス電圧印加手段を、上記バイアス電圧を2次転写前帯電手段のグリッド電極に印加する手段とするとよく、その場合にグリッド電極に印加するバイアス電圧を、2次転写前帯電手段の位置を通過する中間転写体の帯電電位と略同電位か絶対値が該帯電電位より大きい電圧とするのが望ましい。さらに、そのグリッド電極に印加するバイアス電圧を、中間転写体上のトナー像の一次転写回数に応じて変化させるようにするとよい。
【0023】
あるいは、上記汚れ防止用バイアス電圧印加手段を、上記バイアス電圧を2次転写前帯電手段の放電ワイヤに印加する手段とし、そのバイアス電圧を上記放電ワイヤが放電を開始する電圧より小さくしてもよい。
このような汚れ防止用バイアス電圧印加手段を設けることによって、2次転写を行なわずに中間転写体が回動して1次転写を繰り返す際に、中間転写体上のトナー像から遊離したトナーによって2次転写前帯電手段が汚れるのわ防止することができ、その帯電特性が損なわれることがなくなる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、この発明を画像形成装置である電子写真式カラー複写機(以下「カラー複写機」という)に適用した場合の実施形態について、図面を参照して説明する。
【0025】
図1は、この発明の第1の実施形態に係るカラー複写機の主要部である画像形成部の概略構成図である。このカラー複写機は、図1に示す画像形成部のほか、図示しないカラー画像読取部(以下「カラースキャナ」という)、給紙部及びこれらを駆動制御する制御部などによって構成されている。
【0026】
上記カラースキャナは、原稿のカラー画像情報を、例えばレッド,グリーン,ブルー(以下、それぞれ「R」,「G」,「B」という)の色分解光ごとに読み取り、電気的な画像信号に変換する。そして、このカラースキャナで得たR,G,Bの色分解画像信号の強度レベルをもとにして、図示しない画像処理部で色変換処理を行ない、ブラック,シアン,マゼンタ,イエロー(以下、それぞれ「Bk」,「C」,「M」,「Y」という)のカラー画像データを得る。
【0027】
図1の画像形成部は、像担持体としての感光体ドラム100、帯電手段としての帯電チャージャ200、クリーニングブレード及びファーブラシからなる感光体クリーニング装置300、露光手段としての図示しない書き込み光学ユニット、現像手段としてのリボルバ現像ユニット400、中間転写ユニット500、2次転写ユニット600、及び定着ローラ対701を用いた定着ユニット700などで構成されている。
【0028】
感光体ドラム100は図中に矢印で示すように反時計方向に回転し、その周囲には、帯電チャージャ200、感光体クリーニング装置300、リボルバ現像ユニット400の選択された現像機、中間転写ユニット500の中間転写体としての中間転写ベルト501などが配置されている。
【0029】
また、書き込み光学ユニットは、カラースキャナからのカラー画像データを光信号に変換して、帯電チャージャ200によって一様に帯電された感光体ドラム100の表面に、原稿の画像に対応したレーザ光Lを照射して光書き込みを行ない、感光体ドラム100の表面に静電潜像を形成する。この書き込み光学ユニットは、例えば、光源としての半導体レーザ、レーザ発光駆動制御部、ポリゴンミラーとその回転用モータ、f/θレンズ、反射ミラーなどによって構成することができる。
【0030】
また、上記リボルバ現像ユニット400は、Bkトナーを用いるBk現像機401、Cトナーを用いるC現像機402、Mトナーを用いるM現像機403、Yトナーを用いるY現像機404、及びユニット全体を反時計回りに回転させる現像リボルバ駆動部などによって構成されている。
【0031】
このリボルバ現像ユニット400に設置された各現像機401〜404は、静電潜像を現像するために現像剤の穂を感光体ドラム100の表面に接触させて回転する現像剤担持体としての現像スリーブと、現像剤を汲み上げて撹拌するために回転する現像剤パドル、及び現像スリーブを矢印で示す時計方向に回転させる現像スリーブ駆動部などで構成されている。
【0032】
この実施形態では、各現像機401〜404内のトナーはフェライトキャリアとの撹拌によって負極性に帯電され、また、各現像スリーブには図示しない現像バイアス印加手段としての現像バイアス電源により負の直流電圧Vdc(直流成分)に交流電圧Vac(交流成分)が重畳された現像バイアス電圧が印加され、各現像スリーブが感光体ドラム100の金属基体層に対して所定電位にバイアスされている。
【0033】
カラー複写機本体の待機状態では、リボルバ現像ユニット400はBk現像機401が現像位置に位置するホームポジションで停止しており、コピースタートキーが押されると、原稿画像データの読み取りを開始し、そのカラー画像データに基づいて、レーザ光Lによる光書き込みすなわち静電潜像形成が始まる(以下、Bk画像データによる静電潜像を「Bk静電潜像」という。C,M,Yについても同様)。
【0034】
このBk静電潜像の先端部から現像可能にすべく、Bk現像位置に静電潜像の先端部が到達する前に、Bk現像スリーブの回転を開始してBk静電潜像をBkトナーで現像する。そして、以後Bk静電潜像の現像動作を続けるが、Bk静電潜像の後端部がBk現像位置を通過した時点で、速やかに次の色の現像機が現像位置にくるまで、リボルバ現像ユニット400が回転する。これは少なくとも、次の画像データによる静電潜像の先端部が現像位置に到達する前に完了させる。
【0035】
中間転写ユニット500は、後述する複数のローラに張架された中間転写体である中間転写ベルト501などで構成されている。この中間転写ベルト501の周りには、2次転写前帯電手段としてのプレ転写チャージャ(以下「PTC」という)502、2次転写ユニット600の転写材担持体である2次転写ベルト601、2次転写電荷付与手段である2次転写バイアスローラ605、中間転写体除電手段であるベルト除電チャージャ503、中間転写体クリーニング手段であるベルトクリーニングブレード504、潤滑剤塗布手段である潤滑剤塗布ブラシ505などが対向するように配設されている。
【0036】
この中間転写ベルト501は、1次転写電荷付与手段である1次転写バイアスローラ507、ベルト駆動ローラ508、ベルトテンションローラ509、2次転写対向ローラ510、クリーニング対向ローラ511、及び1次転写前除電手段であるベルト除電ローラ512に張架されている。各ローラは導電性材料で形成され、1次転写バイアスローラ507以外の各ローラは接地されている。
【0037】
1次転写バイアスローラ507には、定電流または定電圧制御された1次転写電源801により、トナー像の重ね合わせ数に応じて所定の大きさの電流または電圧に制御された転写バイアスが印加されている。また、中間転写ベルト501は、図示しない駆動モータによって矢印方向に回転駆動されるベルト駆動ローラ508により、矢印方向に駆動される。
【0038】
1次転写バイアスローラ507とベルト駆動ローラ508との間の中間転写ベルト501の表面に近接して、表面電位計520を配設し、それに対向させて中間転写ベルト501の裏面に接するように接地された対向ローラ521を設けている。この表面電位計520によって、中間転写ベルト501上に1次転写されたトナー像の電位を測定する。
【0039】
また、この中間転写ベルト501は、図2の断面図に示すように、表層501a,中間層501b,およびベース層501cからなる多層構造のベルト材で構成されている。感光体ドラム100に接触する外周面側が表層501aであり、内周面側がベース層501cである。また、中間層501bとベース層501cとの間には、両層を接着するための接着層501dが介在している。
【0040】
感光体ドラム100上のトナー像を中間転写ベルト501に転写する転写部(以下「1次転写部」という)では、1次転写バイアスローラ507及びベルト除電ローラ512で中間転写ベルト501を感光体ドラム100側に押し当てるように張架することにより、感光体ドラム100と中間転写ベルト501との間に所定幅のニップ部を形成している。また、このニップ部の中間転写ベルト501の内周面には、1次転写部除電手段として接地したベルト除電ブラシ513を当接させている。
【0041】
また、図3に示すように、1次転写部のニップの幅Wn及びこのニップ部のベルト移動方向(矢印方向)下流端からベルト除電ブラシ513の当接位置までの距離Laは、所定の転写条件が得られるように設定する。
【0042】
PTC502は、放電ワイヤ502aと、その放電ワイヤ502aと中間転写ベルト501との間に介在させるグリッド電極502bと、放電ワイヤ502a囲む導電部材からなるケーシング502cとを備え、PTC電源803によって、放電ワイヤ502aに中間転写ベルト501上のトナー像の帯電極性と同極性の直流高電圧(この例では負電圧)が印加され、コロナ放電する。
【0043】
このPTC502は、1次転写部で感光体ドラム100から転写された中間転写ベルト501上のトナー像を転写材である転写紙に転写する前に、均一に帯電させるための2次転写前帯電手段である。なお、グリッド電極502bに印加するバイアス電圧によって、このPTC502の出力を制御できる。
【0044】
ベルト除電チャージャ503としては、AC電圧のみ又はAC+DC電圧を印加した放電機を用いる。また、ベルトクリーニングブレード504は、中間転写ベルト501のクリーニング対向ローラ511に張架されている部分に対して、図示しない隣接機構により当接する位置とそれから離間する位置とに切り替えられるようになっている。
【0045】
これらのベルト除電チャージャ503及びベルトクリーニングブレード504は、次のようにON/OFF制御される。例えば、フルカラー画像を一枚形成する場合には、2次転写終了後、少なくとも中間転写ベルト501が1周するまで、ベルト除電チャージャ503をONにし、ベルトクリーニングブレード504を中間転写ベルト501に当接させる。
【0046】
また、モノカラー画像を1枚形成する場合には、1次転写終了後、少なくとも中間転写ベルト501が1周するまで、ベルト除電チャージャ503をONにし、ベルトクリーニングブレード504を中間転写ベルト501に当接させる。さらに、モノカラー画像のリピート形成の場合には、1次転写終了後、次のトナー像の先端が除電位置及びクリーニング位置にそれぞれ到達するまで、ベルト除電チャージャ503をONにし、ベルトクリーニングブレード504を中間転写ベルト501に当接させる。
【0047】
潤滑剤塗布ブラシ505は、板状に成型された潤滑剤としてのステアリン酸亜鉛506を研磨し、この研磨された微粒子を中間転写ベルト501に塗布するものである。この潤滑剤塗布ブラシ505も、中間転写ベルト501に対して隣接可能に構成され、所定のタイミングで中間転写ベルト501に接触するように制御される。
【0048】
2次転写ユニット600は、3つの支持ローラ602,603,604に張架された2次転写ベルト601等で構成され、中間転写ベルト501の支持ローラ602と603間の張架部が2次転写対向ローラ510に対して圧接可能になっている。3つの支持ローラ602,603,604の一つは、図示しない駆動手段によって回転駆動される駆動ローラであり、その駆動ローラにより2次転写ベルト601が図中に矢印で示す方向に駆動される。
【0049】
2次転写バイアスローラ605は2次転写手段であり、2次転写対向ローラ510との間に中間転写ベルト501と2次転写ベルト601を挟持するように配設され、定電流制御される2次転写電源802によって所定電流の転写バイアスが印加されている。また、上記2次転写ベルト601及び2次転写バイアスローラ605が、2次転写対向ローラ510に対して圧接する位置と離間する位置とを取り得るように、支持ローラ602及び2次転写バイアスローラ605を矢印方向に駆動する図示しない離接機構が設けられている。その離間位置にある2次転写ベルト601および支持ローラ602を、図1中に2点鎖線で示している。
【0050】
650はレジストローラ対であり、2次転写バイアスローラ605と2次転写対向ローラ510とに挟持された中間転写ベルト501と2次転写ベルト601の間に、所定のタイミングで転写材である転写紙Pを送り込む。
このレジストローラ対650の上流側の転写紙搬送路に、転写紙の電気抵抗を測定するため抵抗測定器660を配設している。
【0051】
2次転写ベルト601の定着ローラ対701側の支持ローラ603に張架されている部分には、転写材除電手段である転写紙除電チャージャ606と、転写材担持体除電手段であるベルト除電チャージャ607とが対向している。また、2次転写ベルト601の図中下側の支持ローラ604に張架されている部分には、転写材担持体クリーニング手段であるクリーニングブレード608が当接している。
【0052】
転写紙除電チャージャ606は、転写紙に保持されている電荷を除電することにより、転写紙自体のこしの強さで転写紙を2次転写ベルト601から良好に分離できるようにするものである。ベルト除電チャージャ607は、2次転写ベルト601上に残留する電荷を除電するものである。また、上記クリーニングブレード608は、2次転写ベルト601の表面に付着した付着物を除去してクリーニングするものである。
【0053】
電位差制御手段900は、表面電位計520にょつて検出される中間転写ベルト501上に1次転写されたトナー像の電位と、および抵抗測定器660によって測定されるレジストローラ対650に挟持されて待機する転写紙の電気抵抗率と、このカラー複写機全体の制御を司るメイン制御部からのトナー重ね回数(作像モード)の情報とを入力して、PTC電源803と2次転写電源802を制御する。
【0054】
すなわち、この電位差制御手段900は、中間転写ベルト501上の1次転写後2次転写前における画像部であるトナー像の電位と、2次転写手段である2次転写バイアスローラ605の電位との差をほぼ一定の値に保つように、PTC電源803によるPTC502のチャージワイヤ502aへの印加電圧および2次転写電源802による2次転写バイアスローラ605への印加電圧を制御する。
【0055】
また、転写紙の電気的特性である電気抵抗率又はトナー重ね回数、あるいはその両方に応じてPTC電源803を制御し、PTC502による中間転写ベルト501上のトナー像に対する帯電電位を適正に制御する。
【0056】
この電位差制御手段900の具体例を図4に示す。この例は、CPU901,ROM902,RAM903,およびI/Oインタフェース904とからなるマイクロコンピュータを電位差制御手段900としている。そのI/Oインタフェース904は、A/D変換回路およびD/A変換回路を含み、表面電位計520および抵抗測定器660の各検出信号と、メイン制御部からのトナー重ね回数の情報を入力し、PTC電源803および2次転写電源802にそれぞれ制御信号を出力する。
【0057】
このように構成したカラー複写機において、画像形成サイクルが開始されると、感光体ドラム100は、図示しない駆動モータによって矢印で示す反時計方向に回転され、中間転写ベルト501はベルト駆動ローラ508によって矢印で示す時計回りに回転される。その中間転写ベルト501の回転に伴ってBkトナー像形成、Cトナー像形成、Mトナー像形成、Yトナー像形成が行われ、最終的にBk,C,M,Yの順に中間転写ベルト501上に重ねてトナー像が形成される。
【0058】
例えばBkトナー像形成は次のように行われる。帯電チャージャ200は、コロナ放電によって感光体ドラム100の表面を負電荷で所定電位に一様に帯電する。そして、図示しない書き込み光学ユニットにより、Bkカラー画像信号に基づいてレーザ光によるラスタ露光を行う。このラスタ像が露光されたとき、当初一様帯電された感光体ドラム100の表面の露光された部分は、露光光量に比例する電荷が消失し、Bk静電潜像が形成される。
【0059】
このBk静電潜像に、Bk現像機401のBk現像ローラ上の負帯電されたBkトナーが接触することにより、感光体ドラム100の電荷が残っている部分にはトナーが付着せず、電荷の無い部分つまり露光された部分にはトナーが吸着し、静電潜像と相似なBkトナー像が形成される。この感光体ドラム100上に形成されたBkトナー像は、感光体ドラム100と接触状態で等速駆動している中間転写ベルト501の表面に転写される。以下、感光ドラム100から中間転写ベルト501へのトナー像の転写を「ベルト転写」という。
【0060】
上記ベルト転写後の感光体ドラム100の表面に残留している若干の未転写残留トナーは、感光体ドラム100の再使用に備えて、感光体クリーニング装置300で清掃される。
【0061】
感光体ドラム100側ではBk画像形成工程の次にC画像形成工程に進み、所定のタイミングでカラースキャナによるC画像データの読み取りが始まり、そのC画像データによるレーザ光書き込みによって、感光体ドラム100の表面にC静電潜像を形成する。
そして、先のBk静電潜像の後端部が通過した後で、且つC静電潜像の先端部が到達する前にリボルバ現像ユニット400の回転動作が行なわれ、C現像機402が現像位置にセットされ、C静電潜像がCトナーで現像される。
【0062】
以後、C静電潜像領域の現像を続けるが、C静電潜像の後端部が通過した時点で、先のBk現像機401の場合と同様にリボルバ現像ユニット400の回転動作を行ない、次のM現像器403を現像位置に移動させる。これもやはり次のM静電潜像の先端部が現像位置に到達する前に完了させる。
なお、M及びYの画像形成工程については、それぞれのカラー画像データ読み取り、静電潜像形成、現像の動作が上述のBK,Cの工程と同様であるので説明は省略する。
【0063】
中間転写ベルト501上には、感光体ドラム100上に順次形成されるBk,C,M,Yのトナー像が、同一面に順次位置合わせされて転写される。それにより、中間転写ベルト501上には最大で4色が重ね合わされたトナー像が形成される。この中間転写ベルト501上の重ね合わせトナー像は、表面電位計520によってその電位が検知されて、その電位が制御手段900に入力され、PTC502で均一な電位になるように帯電された後、次の2次転写工程において転写紙に一括転写される。
【0064】
上記画像形成動作が開始される時期に、転写紙Pは図示しない転写紙カセット又は手差しトレイ等の給紙部から給送され、レジストローラ対650のニップで待機している。そのとき抵抗測定器660によって、その転写紙Pの抵抗率が測定されて制御手段900に入力される。2次転写対向ローラ510及び2次転写バイアスローラによりニップが形成された2次転写部に中間転写ベルト501上のトナー像の先端がさしかかるときに、ちょうど転写紙Pの先端がこのトナー像の先端に一致するようにレジストローラ対650が駆動され、転写紙Pとトナー像とのレジスト合わせが行われる。
【0065】
そして、転写紙Pが中間転写ベルト501上のトナー像と重ねられて2次転写部を通過する。このとき、2次転写電源802によって2次転写バイアスローラ605に印加される電圧による転写バイアスにより、中間転写ベルト501上の4色重ねトナー像が転写紙上に一括転写される。
【0066】
そして、2次転写ベルト601の移動方向における2次転写部の下流側に配置した転写紙除電チャージャ606との対向部を通過するとき、転写紙Pは除電され、中間転写ベルト501から剥離して定着ローラ対701に向けて送られる。この定着ローラ対701のニップ部でトナー像が溶融定着され、図示しない排出ローラ対で装置本体外に送り出され、図示しないコピートレイに表向きにスタックされ、フルカラーコピーを得る。
【0067】
一方、上記ベルト転写後の感光体ドラム100の表面は、感光体クリーニング装置300でクリーニングされ、図示しない除電ランプで均一に除電される。
また、転写紙Pにトナー像を転写した後の中間転写ベルト501の表面に残留したトナーは、図示しない接離機構によって中間転写ベルト501に押圧されるベルトクリーニングブレード504によってクリーニングされる。
【0068】
ここで、リピートコピーのときは、カラースキャナの動作及び感光体ドラム100への画像形成は、1枚目の4色目(Y)の画像形成工程に引き続き、所定のタイミングで2枚目の1色目(Bk)の画像形成工程に進む。また、中間転写ベルト501の方は、1枚目の4色重ねトナー像の転写紙への一括転写工程に引き続き、表面の上記ベルトクリーニングブレード504でクリーニングされた領域に、2枚目のBkトナー像がベルト転写されるようにする。その後は、1枚目と同様動作になる。
【0069】
以上は、4色フルカラーコピーを得るコピーモードであったが、3色コピーモード、2色コピーモードの場合は、指定された色と回数の分について、上記同様の動作を行うことになる。
また、単色コピーモードの場合は、所定枚数が終了するまでの間、リボルバ現像ユニット400の所定色の現像器のみを現像作動状態にして、ベルトクリーニングブレード504を中間転写ベルト501に押圧させた状態のままの位置にしてコピー動作を行なう。
【0070】
次に、上記転写前帯電手段として用いるPTC502の作用について、図5,図6,および図7を参照して説明する。なお、これらの図において、上側は2次転写前の中間転写体(ベルト)501の表面電位すなわち画像部の電位を示し、0〜−1400V程度の負電位である。下側は2次転写バイアスで、500〜2000V程度の正電位である。
【0071】
感光体ドラム100から転写された中間転写ベルト501上のトナー像は、ハーフトーン部及びベタ部を含んでいたりするため、同一画像内で帯電したトナー(トナー粒子当たりの帯電量は略均一)の付着量(密度)が大きく異なる場合があり、その場合、図5に破線で示すように中間転写ベルト501の表面電位すなわち画像部の電位がばらつく。すなわち、ベタ部の電位はハーフトーン部の電位より絶対値が大きくなる。
【0072】
また、中間転写ベルト501の移動方向における1次転写部の隣接下流側の空隙に発生する剥離放電により、1次転写後の中間転写ベルト501上のトナー像内に帯電電位にばらつきが発生する場合もある。
【0073】
このように中間転写ベルト501上の画像部の電位にばらつきが発生すると、2次転写バイアスVbを一定にしたときの、中間転写ベルト501上の画像部の電位と2次転写バイアスVbの差VDがばらつき、中間転写ベルト501上のトナー像を転写紙に転写する転写部(以下、「2次転写部」という)における転写余裕度を低下させてしまう。
【0074】
また、図6に破線で示すように、トナーの重ね合わせ回数が異なると(図示の例ではトナーの重ね合わせ回数が2回の2Cモードと、4回の4Cモード)、中間転写ベルト501上の画像部のトナーの付着密度が変わり、その電位も変わる。例えば、2Cモードのときより3Cモードのときの方が画像部の電位の絶対値が大きくなる。
このような中間転写ベルト501上の画像部の電位の変動によっても、その画像部の電位と2次転写バイアスVbの差VDがばらつき、2次転写部における転写余裕度が低下し、安定した2次転写ができなくなる恐れがある。
【0075】
さらに、転写紙の厚さ等の種類が異なると、その抵抗率等の電気的特性が異なるため、2次転写ローラ605に同じ2次転バイアスを印加しても実効転写バイアス値が変化する。例えば使用する転写紙が厚紙の場合には、普通紙(中厚紙)の場合よりも電気抵抗が高いため、実効転写バイアス値が小さくなる。
それによって、実効転写バイアスが不足して安定した2次転写を行なえなくなることがある。
【0076】
そこで、この実施形態では、制御手段900が、表面電位計520によって検出される中間転写ベルト501の表面電位から、同一画像内の電位の最大値(ベタ部に相当する)を検知して、図5に示すように絶対値がそれより幾分大きい所定の負電位Vsに画像全体の電位をするように、PTC電源803の印加電圧を制御してPTC502の出力をを制御する。このとき、ハーフトーン部にもベタ部にも同じ付加帯電を行なっても、トナー像の電位の絶対値が小さいハーフトーン部の電位の絶対は大きく増加し、トナー像の電位の絶対値が大きいベタ部の電位の増加は小さくなるため、全体にほぼ均一な負電位Vsになる。
【0077】
したがって、図5に示すように転写紙へ転写する前の中間転写ベルト501上のトナー像をPTC502によって付加帯電することにより、同一トナー像内の帯電電位のばらつきを解消して(略一定の負電位Vsにし)、2次転写電源802によって2次転写バイアスローラ605に印加する電圧、すなわち2次転写バイアスVbも一定に制御すれば、PTC502を通過した後の中間転写ベルト501の表面の負電位Vsとの差VDはほぼ一定になり、2次転写部における転写余裕度を向上させることができる。それによって、中間転写ベルト501上のトナー像を、画像の状態に係わらず転写紙Pに安定して転写することができる。
【0078】
また、図6に示すように、2Cモードにおける2次転写前の中間転写ベルト501上のトナー像の電位を上述の場合と同様にほぼ一定の負電位Vs2にし、4Cモードにおいても同様にしてその電位をほぼ一定の負電位Vs4にすると、Vs2<Vs4になってしまうので、その差だけ、各モードにおける2次転写バイアスローラ605の電位すなわち2次転写バイアスVb2とVb4を、Vb4がVb2よりを小さくなるように2次転写電源802を制御して、Vs2とVb2の電位差VDと、Vs4とVb4の電位差VDがほぼ同じになるようにする。
【0079】
勿論、単色モード、2Cモード、3Cモード、4Cモードのそれぞれに応じて、PTC502による帯電量すなわち均一にする画像部の帯電電位を変化させ、その変化に応じて2次転写バイアスローラ605の電位を制御して、その電位差をほぼ一定にするとよい。
このようにすることにより、作像モードに係わらず、2次転写部における転写余裕度を向上させることができ、中間転写ベルト501上のトナー像を、常に転写紙Pに安定して転写することができる。
【0080】
また、実際に2次転写前の中間転写ベルト501上のトナー像の電位を表面電位計520によって検出し、その結果を制御手段900へ入力させる実施形態について説明したが、これらの各モードの指定あるいは実行はメイン制御部で判るので、その情報を制御部900へ入力させて、それに応じてPTC502の出力を予め記憶させたデータに基づいて変化させるようにしてもよい。
さらに、この制御手段900機能を、この複写機全体の制御を司るメイン制御部のマイクロコンピュータに持たせるようにしてもよい。
【0081】
さらに、この実施形態においては、抵抗測定器660によって測定される転写紙Pの電気抵抗率に応じて、PTC502の出力を変化させ、例えば図7に示すように、電気抵抗率が比較的小さい普通紙(中厚紙)を使用するときの2次転写前帯電後の中間転写ベルト501の表面電位をVsaとしたとき、電気抵抗率が比較的大きい厚紙を使用するときの2次転写前帯電後の中間転写ベルト501の表面電位をVsaより絶対値が大きいVsbとするように、PTC502の出力を変化させる。
【0082】
そして、2次転写バイアスローラ605の電位すなわち2次転写バイアスVbは変えないようにすれば、普通紙を使用する場合の上記表面電位Vsaとの差VDaより、厚紙を使用する場合の上記表面電位Vsbとの差VDbの方が大きくなる。しかし、2次転写部における転写紙の電気抵抗率が大きいため、実効転写バイアス値は略同じになり、紙厚の相違に係わらず安定した2次転写を行なうことができる。
【0083】
この場合、抵抗測定器660によって、転写紙の電気抵抗率を実際に測定しなくても、操作パネルから厚紙モードが指定された場合には、PTC502の出力を所定量だけ大きくするように制御しても、実用上有効である。
【0084】
次に、上記実施形態に係るカラー複写機のより具体的な実施例について説明する。
中間転写ベルト501として、厚さ0.15mm、幅368mm及び内周長565mmの中間転写ベルトを用い、この中間転写ベルト501の移動速度を200mm/secに設定した。
【0085】
また、図2に示した中間転写ベルト501の表層501aは厚さ1μm程度の絶縁層で形成し、中間層501bはPVDF(ポリフッ化ビニリデン)からなる厚さ75μm程度の絶縁層(体積抵抗率:約1013Ωcm)で形成し、ベース層501cはPVDF(ポリフッ化ビニリデン)及び酸化チタンからなる厚さ75μm程度の中抵抗層(体積抵抗率:108 〜1011Ωcm)で形成した。このような材質で形成した中間転写ベルト全体の体積抵抗率を測定したところ、107 〜1012Ωcmであった。
【0086】
また、1次転写バイアスローラ507としてはニッケルメッキの金属ローラを用い、ベルト除電ローラ512としては金属ローラを用い、その他のローラとしては金属ローラ又は導電性樹脂ローラを用いた。また、1次転写バイアスローラ507には、例えば第1色目のトナー像に対して1.0kV、第2色目のトナー像に対して1.3〜1.4kV、第3色目のトナー像に対して1.6〜1.8kV、第4色目のトナー像に対して1.9〜2.2kVというように、適切な大きさの直流の転写バイアスを印加した。
【0087】
また、図3に示した1次転写部のニップ幅Wnは10mmに設定し、そのニップ部のベルト移動方向下流端からベルト除電ブラシ513の当接位置までの距離Lは7mmに設定した。また、ベルト除電ブラシ513としては、カーボン含有樹脂繊維が植設された導電性のものを用いた。
【0088】
また、PTC502としてはグリッド電極付きのチャージャを用いた。このPTC502に対して、PTC電源803により中間転写ベルト501上のトナー像の帯電極性と同極性の直流電圧を印加した。より具体的には、中間転写ベルト501上のトナー像を転写紙Pに2次転写する前に、そのトナー像がPTC502の位置を通過する際に、チャージワイヤ502aに対して−500μAに定電流制御された直流電圧を印加してコロナ放電させ、グリッド電極502bに対して0〜−3kVの範囲内で設定した直流電圧を印加してその出力を制御する。
【0089】
また、2次転写バイアスローラ605としては、導電性スポンジ又は導電性ゴムからなる表面層と、金属又は導電性樹脂からなるコア層とを有するローラを用い、このローラに10〜20μAに定電流制御された転写バイアスを印加した。また、2次転写ベルト601としては、PVDF(ポリフッ化ビリニデン)で形成された厚さが100μm、体積抵抗率が1013Ωcmのベルト材を用いた。
【0090】
また、転写紙除電チャージャ606としては、図示しない電源によりAC電圧のみ又はAC+DC電圧を印加した放電器を用い、ベルト除電チャージャ607としても、図示しない電源によりAC電圧のみ又はAC+DC電圧を印加した放電器を用いた。また、クリーニングブレード608は、2次転写ベルト601の支持ローラ604にかけ回されている部分に対してカウンター方式で当接させる。
【0091】
次に、この発明の第2の実施形態を図8乃至図11を参照して説明する。
前述の第1の実施形態において、中間転写ベルト501上に形成されたトナー像は、像担持体である感光体ドラム100上に付着したトナーに比べ、付着力が弱く遊離しやすい状態となっている。その上フルカラーモードでは、転写紙Pに転写されるまでトナーを付着させた中間転写ベルト501がPTC502の位置を3回通過することになる。
【0092】
この中間転写ベルト501上のトナー像がPTC502の位置を通過するときに、中間転写ベルト501への付着力の弱さに起因する遊離トナーが発生する恐れがある。特に多色重ね部は数層のトナーが付着しているため顕著である。
PTC502による帯電はは2次転写前の工程にのみ行なわれており、1色目から3色目まではこの遊離トナー(負帯電)が、中間転写ベルト501の帯電電位(−300V〜−900V)とPTC502のアースされたグリッド電極502bとの電位差により形成される電界によって、グリッド電極502bに付着する。この付着トナーによりグリッド電極の電位制御性が損なわれ2次転写不良となる恐れがある。
【0093】
そこで、この発明の第2の実施形態は上記の点を改善したものであり、図8はこの第2の実施形態を示す図1と同様なカラー複写機の概略構成図である。
この図において、図1と同じ部分には同一の符号を付してあり、それらの説明は省略する。
【0094】
この図8に示すカラー複写機において図1のものと相違するのは、図1における電位差制御手段900に代えて、その電位差制御手段の機能に加えて、PTCワイヤ電源804又はPTCグリット電源805と共に汚れ防止用バイアス電圧印加手段としての役目を果たす機能をもつ制御手段900′を設け、PCT電源803をPTCワイヤ電源804とPTCグリッド電源805に分けて示した点だけである。
【0095】
図9はその制御手段900′とその入出力部の構成例を示す図4と同様な図である。この制御手段900′は、図4に示した電位差制御手段900と同様に、CPU901,ROM902,RAM903,およびI/Oインタフェース904とからなるマイクロコンピュータを用いている。
【0096】
そのI/Oインタフェース904は、A/D変換回路およびD/A変換回路を含み、表面電位計520および抵抗測定器660の各検出信号と、メイン制御部からのトナー重ね回数の情報を入力し、PTCワイヤ電源804とPTCグリッド電源805、および2次転写電源802にそれぞれ制御信号を出力する。
【0097】
この実施形態によるPTC502の汚れ防止機能について、フルカラー印刷を行なったときの各部へ加える電圧のタイミングチャートである図10、および2次転写ベルトの表面電位とPTCのグリッド電位との関係を示す図11を用いて説明する。
【0098】
PTCグリッド電源805は、図示しないベルト駆動モータがONになると同時に制御手段900′からの制御信号によって、汚れ防止用バイアス電圧としてトナーの帯電電位と同一極性の−1000V程度の負電圧をPTC502のグリッド電極502bに印加する。この−1000Vという値は、PTC502の位置を通過する中間転写ベルト501の帯電電位より絶対値がやや大きい値である。
【0099】
この汚れ防止用バイアス電圧のクリッド電極502bへの印加により、中間転写ベルト501上のマイナス帯電したトナーに働く電界が、PTC502のグリッド電極502bから中間転写ベルト501の方に向くようになる。したがって、中間転写ベルト501から遊離したトナーを中間転写ベルト501側へ押し戻す力が生じるため、遊離したトナーがPTC502のグリッド電極502bに付着するのを防止することができる。図10に示す中間転写ベルトの1周目から4周目まではこの状態を継続する。
【0100】
そして、中間転写ベルト501上の4色目の画像先端がPTC502の位置に来る(図10に示す5周目)と同時に、PTCワイヤ電源804が制御手段900′からの制御信号によりPTC502の放電ワイヤ502aに負の高電圧を印加してコロナ放電させる。このときまた、制御手段900′からの制御信号によって、PTCグリッド電源805は、PTC502が本来の2次転写前帯電手段として作用するように、グリッド電極502bへの印加電圧を変更する。
中間転写ベルト501の基準で次の周回(6周目)には、再び汚れ防止用バイアスがPTC502のグリッド電極502bに印加される。
【0101】
この方法では、PTC502のグリッド電極502bには、中間転写ベルト501が回転しているときには常時汚れ防止用バイアス電圧または2次転写前帯電用のバイアス電圧が印加されているが、汚れ防止用バイアス電圧を印加するのは、1〜3色目のトナー像がPTC502の位置を通過するときのみにしてもよい。
【0102】
また、上記の方法ではPTC502のグリッド電極502bに汚れ防止用バイアス電圧を印加した例を示したが、PTC502の放電ワイヤ502a、あるいはケーシング502cに汚れ防止用バイアス電圧を印加するようにしてもよいし、それらとグリッド電極502bへの汚れ防止用バイアス電圧の印加とを組み合わせればさらに効果的である。
なお、PTC502の放電ワイヤ502aに汚れ防止用バイアス電圧を印加する場合には、2次転写前にトナーの電荷が変化しすぎないように、汚れ防止用バイアス電圧は、放電ワイヤ502aが放電を開始する電圧よりも絶対値が小さい電圧にする。
【0103】
また、以下のように1次転写回数毎に汚れ防止用バイアス電圧の大きさを変化させてもよい。図11はその場合の例を示す図である。
1色目,2色目,3色目,4色目の1次転写バイアス電圧は1500,2000,2500,3000Vとして設定している。また、1次転写後の中間転写ベルト501の表面電位(帯電電位)は実験的に求めることが可能であり、上記1次転写バイアス電圧にした場合には、−300,−600,−900,−1200Vであった。それを図11に実線で示す。
【0104】
そこで、PTC502のグリッド電極502bに印加する汚れ防止用バイアス電圧を、図11に破線で示すように、1色目から3色目までは上記表面電位より絶対値が100V大きい電圧である−400,−700,−1000Vとする。そして、4色目のトナー像がPTC502を通過する前には、上述したように2次転写前帯電用のバイアス電圧である−1500〜−3000Vの電圧を印加する。
【0105】
この場合、表面電位計520で中間転写ベルト501の表面電位を読み込んで、それよりも100V低い電圧を印加するようにしてもよい。
このように、転写回数や表面電位計による中間転写ベルト501の表面電位の検出値に応じて、汚れ防止用バイアス電圧を可変することによって電界過多になる恐れをなくすことができる。
【0106】
なお、上記各実施形態では、像担持体として感光体ドラムを用いた例について説明したが、この発明は他の形状の像担持体を用いるものにも適用することができる。例えば、2つのローラ間に張架され、無端移動する感光体ベルトを用いるものにも適用することができる。
【0107】
また、上記各実施形態では、中間転写体として中間転写ベルトを用いた例について説明したが、この発明は、中間転写ドラム等の他の形状の中間転写体を用いるものにも適用することができる。
さらに、その中間転写体の電気的特性(体積抵抗率、表面抵抗率等),厚さ,構造(単層,2層,・・・),材料,材質等は、作像条件などにより適切なものを種々選択して採用することができる。
【0108】
上記各実施形態では、1次転写電荷付与手段として1次転写バイアスローラを用いた例について説明したが、この発明は、他の形状の1次転写電荷付与手段を採用したものにも適用することができる。また、中間転写ベルト移動方向における除電ブラシ等の1次転写除電手段による除電位置よりも下流側であれば、上記1次転写部のニップ内で1次転写電荷を付与してもよい。
【0109】
また、上記各実施形態において、1次転写バイアスローラ等の1次転写電荷付与手段に加えられる1次転写バイアスの電圧、電流などの値は、上記例に限定されるものではなく、種々の作像条件に応じて好適な値に設定することができる。さらに、上記各実施形態では、2次転写電荷付与手段として2次転写バイアスローラを用いた例について説明したが、ローラに代えてブレードやブラシなどの他の形状の部材を用いたものにも適用することができる。
【0110】
また、上記各実施形態では、感光体ドラムの帯電電位が負極性であり、2成分系現像剤を用いた反転現像方式を採用する現像機を備えた場合について説明したが、この発明は、感光体の帯電電位に限定されることなく、また、1成分系現像剤を用いたものや正規現像方式を採用したものにも同様に適用できるものである。
【0111】
【発明の効果】
この発明による画像形成装置は、像担持体から転写した中間転写体上のトナー像内に帯電電位のばらつきがあっても、そのトナー像を転写材に転写するときの転写余裕度の低下を抑え、中間転写体上のトナー像を転写材に安定して転写できるので、画質の向上を図ることができる。
また、使用する転写紙の厚さなどの種類あるいは電気的特性が変わったり、作像モード(モノクロ,2色カラー,フルカラーなど)が変わっても、中間転写体上のトナー像を転写材に安定して転写でき、画質の劣化が生じない。
【0112】
また、2次転写前帯電手段(PTC)を構成するグリッド電極等の部材に、2次転写前帯電を行なうとき以外にもトナーの帯電極性と同極性の汚れ防止用バイアス電圧を印加することにより、浮遊トナーによるPTCの汚染を防止できる。さらに、この汚れ防止用バイアス電圧を印加する時間を必要最低限にすることによって、無駄な電力を低減することができる。
【0113】
特に、最も汚れやすいグリッド電極に汚れ防止用バイアス電圧を印加することによって、より効果的に浮遊トナーによる汚れを防ぐことができる。
また、放電ワイヤに汚れ防止用バイアス電圧を印加する際には、放電開始電圧以下にすることによって、本来のPTCとしての放電時以外のときのトナーのQ/Mが上昇し、2次転写不良を引き起こすことを防ぐことができる。
1次転写回数あるいは中間転写体の帯電電位に応じて汚れ防止用バイアス電圧を変化させるよにすれば、電界過多とならずにすむ。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による画像形成装置の第1の実施形態を示すカラー複写機の概略構成図である。
【図2】図1における中間転写ベルトの部分的な拡大断面図である。
【図3】図1に示したカラー複写機の1次転写部の拡大図である。
【図4】図1に示したカラー複写機の電位差制御手段とその入出力部の構成例を示すブロック図である。
【図5】この発明の第1の実施形態による2次転写前帯電手段(PTC)による付加帯電による電位差制御の説明図である。
【図6】同じくその作像モードが異なる場合の電位差制御の説明図である。
【図7】同じく使用する転写材の紙厚が異なる場合の電位差制御の説明図である。
【図8】この発明による画像形成装置の第2の実施形態を示すカラー複写機の概略構成図である。
【図9】図8に示したカラー複写機の制御手段とその入出力部の構成例を示すブロック図である。
【図10】この発明の第2の実施形態の作用を説明するためのタイミングチャートである。
【図11】同じく中間転写ベルトの表面電位とPTCのグリッド電位(汚れ防止用バイアス電圧)の色重ね回数に応じた変化を示す線図である。
【図12】
2次転写部における転写電流と転写率との関係を示す線図である。
【符号の説明】
100:感光体ドラム 200:帯電チャージャ
300:感光体クリーニング装置
400:リボルバ現像ユニット
500:中間転写ユニット 501:中間転写ベルト
502:プレ転写チャージャ(転写前帯電手段:PTC)
502a:放電ワイヤ 502b:グリッド電極
502c:ケーシング
507:1次転写バイアスローラ
508:ベルト駆動ローラ 520:表面電位計
521:対向ローラ
600:2次転写ユニット
601:2次転写ベルト
602〜604:支持ローラ
605:2次転写バイアスローラ
650:レジストローラ対 660:抵抗測定器
700:定着ユニット 701:定着ローラ対
801:1次転写電源 802:2次転写電源
803:PTC電源 804:PTCワイヤ電源
805:PTCグリッド電源
900:電位差制御手段 900′:制御手段

Claims (9)

  1. 像担持体上に形成したトナー像を中間転写体に1次転写し、該中間転写体上のトナー像を転写材に2次転写する画像形成装置において、
    前記中間転写体上の2次転写前のトナー像を帯電する2次転写前帯電手段と、
    前記中間転写体上の1次転写後2次転写前における画像部の電位と前記2次転写を行なうための2次転写手段の電位との差をほぼ一定の値に保つように、前記2次転写前帯電手段の出力と前記2次転写手段への印加電圧を制御する電位差制御手段を設け
    該電位差制御手段が、前記中間転写体上のトナー重ね回数に応じて前記2次転写前帯電手段の出力を変化させる手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置において、前記電位差制御手段が、転写材の種類に応じて前記中間転写体上の2次転写前のトナー像に対する前記2次転写前帯電手段の出力を変化させる手段有することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1記載の画像形成装置において、転写材の電気的特性を検出する手段を設け、前記電位差制御手段が、その検出された転写材の電気的特性に応じて前記2次転写前帯電手段の出力を変化させる手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
    前記2次転写前帯電手段が、放電ワイヤと、該放電ワイヤを囲む導電性部材からなるケーシングと、前記放電ワイヤと前記中間転写体との間に介在させるグリッド電極とを備えており、
    前記中間転写体上の2次転写前のトナー像を帯電するために前記放電ワイヤにコロナ放電をさせるとき以外のときに、前記放電ワイヤ,ケーシング,およびグリッド電極のうちの少なくとも一つにトナーの帯電極性と同一極性のバイアス電圧を印加する汚れ防止用バイアス電圧印加手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項記載の画像形成装置において、
    前記汚れ防止用バイアス電圧印加手段は、前記2次転写前帯電手段の放電ワイヤにコロナ放電をさせるとき以外のときであって、該2次転写前帯電手段の位置をトナー像が通過する時に前記バイアス電圧を印加する手段であることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項4又は5記載の画像形成装置において、
    前記汚れ防止用バイアス電圧印加手段は、前記バイアス電圧を前記2次転写前帯電手段のグリッド電極に印加する手段であることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項記載の画像形成装置において、
    前記汚れ防止用バイアス電圧印加手段が前記グリッド電極に印加するバイアス電圧を、前記2次転写前帯電手段の位置を通過する前記中間転写体の帯電電位と略同電位か絶対値が該帯電電位より大きい電圧としたことを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項6又は7記載の画像形成装置において、
    前記汚れ防止用バイアス電圧印加手段は、前記グリッドに電極印加するバイアス電圧を、前記中間転写体上のトナー像の一次転写回数に応じて変化させる手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項4又は5記載の画像形成装置において、
    前記汚れ防止用バイアス電圧印加手段は、前記バイアス電圧を前記2次転写前帯電手段の放電ワイヤに印加する手段であり、そのバイアス電圧を前記放電ワイヤが放電を開始する電圧より小さくしたことを特徴とする画像形成装置。
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