JP3611270B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、プリンター、FAXなどの画像形成装置に係り、詳しくは中間転写体を用いた画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の画像形成装置としては、像担持体から転写されるトナー像を担持する中間転写体と、該像担持体から該中間転写体にトナー像を転写するための電荷を該中間転写体に付与する1次転写電荷付与手段と、該中間転写体から転写材にトナー像を転写するための電荷を該転写材又は転写材担持体に付与する2次転写電荷付与手段と、該転写材にトナー像を転写した該中間転写体の表面を除電する中間転写体除電手段とを備えた画像形成装置が知られている。この画像形成装置では、転写材にトナー像を転写した後の中間転写体の表面を中間転写体除電手段で除電することにより、中間転写体の表面電位をそろえ、次の像担持体から中間転写体への1次転写に備える。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来の画像形成装置において、上記中間転写体除電手段で中間転写体を除電したとしても、中間転写体の表面電位が所定電位になっていなかったり、電位ムラが残っていたりする場合があった。このような除電不良があると、次の像担持体から中間転写体への転写工程に悪影響を及ぼしてしまう。
【0004】
本発明者らが、この中間転写体の除電不良の原因について調べたところ、上記中間転写体除電手段で除電する前の中間転写体の表面電位が大きくばらついていることが、上記除電不良の主な原因であることがわかった。
【0005】
特に、像担持体上に形成した各色のトナー像を上記中間転写体に重ね合わせるように複数回の1次転写を行い、中間転写体上の重ね合わせトナー像を転写材に一括転写するように画像形成装置を構成した場合、上記中間転写体除電手段で除電する前の中間転写体の表面電位は、中間転写体上に重ね合わせたトナー像の数すなわち中間転写体に対する1次転写の回数に大きく依存してばらつく。
【0006】
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、転写材にトナー像を転写した後、中間転写体を均一に除電し、次の像担持体からのトナー像の転写に備えることができる画像形成装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項の発明は、像担持体から転写されるトナー像を担持する中間転写体と、該像担持体から該中間転写体にトナー像を転写するための電荷を該中間転写体に付与する1次転写電荷付与手段と、該中間転写体から転写材にトナー像を転写するための電荷を該転写材又は転写材担持体に付与する2次転写電荷付与手段と、該転写材にトナー像を転写した該中間転写体の表面を除電する中間転写体除電手段とを備え、該像担持体上に形成したトナー像を該中間転写体に複数回重ね合わせて転写する画像形成装置において、上記中間転写体の表面電位に応じて、上記中間転写体除電手段による除電条件を切り換える制御手段を設け、上記中間転写体へのトナー像の転写回数に応じて、上記中間転写体除電手段による除電条件を切り換えることを特徴とするものである。
【0010】
この請求項の画像形成装置では、中間転写体の表面電位に応じて中間転写体除電手段による除電条件を切り換え、中間転写体の表面電位が高いときは中間転写体除電手段の除電能力を高め、逆に中間転写体の表面電位が低いときは除電能力を低める。このように除電条件を切り換えることにより、除電前の中間転写体の表面電位がばらついている場合でも、中間転写体を均一に除電する。
特に、この請求項1の画像形成装置では、像担持体から中間転写体へのトナー像の転写回数に応じて、中間転写体除電手段による除電条件を切り換え、転写回数が多いときには中間転写体の表面電位が高くなっているので中間転写体除電手段の除電能力を高め、逆に転写回数が少ないときには中間転写体の表面電位が低くなっているので除電能力を低める。このように除電条件を切り換えることにより、中間転写体への転写回数の違いによって除電前の中間転写体の表面電位がばらついている場合でも、中間転写体を均一に除電する。
【0011】
請求項の発明は、像担持体から転写されるトナー像を担持する中間転写体と、該像担持体から該中間転写体にトナー像を転写するための電荷を該中間転写体に付与する1次転写電荷付与手段と、該中間転写体から転写材にトナー像を転写するための電荷を該転写材又は転写材担持体に付与する2次転写電荷付与手段と、該転写材にトナー像を転写した該中間転写体の表面を除電する中間転写体除電手段とを備えた画像形成装置において、上記中間転写体の表面電位に応じて、上記中間転写体除電手段による除電条件を切り換える制御手段を設け、上記中間転写体の表面が電荷付与動作中の上記2次転写電荷付与手段に対向したか否かによって、上記中間転写体除電手段による除電条件を切り換えることを特徴とするものである。
【0012】
この請求項の画像形成装置では、中間転写体の表面電位に応じて中間転写体除電手段による除電条件を切り換え、中間転写体の表面電位が高いときは中間転写体除電手段の除電能力を高め、逆に中間転写体の表面電位が低いときは除電能力を低める。このように除電条件を切り換えることにより、除電前の中間転写体の表面電位がばらついている場合でも、中間転写体を均一に除電する。
特に、この請求項2の画像形成装置では、中間転写体の表面が電荷付与動作中の2次転写電荷付与手段に対向したか否かによって、中間転写体除電手段による除電条件を切り換え、該電荷付与動作中の2次転写電荷付与手段に対向したときは中間転写体の表面電位が高くなっているので中間転写体除電手段の除電能力を高め、逆に該電荷付与動作中の2次転写電荷付与手段に対向していないときには中間転写体の表面電位が低くなっているので除電能力を低める。このように除電条件を切り換えることにより、中間転写体が電荷付与動作中の2次転写電荷付与手段に対向したか否かによって、除電前の中間転写体の表面電位がばらついている場合でも、中間転写体を均一に除電する。
【0015】
請求項の発明は、請求項1又は2の画像形成装置において、上記中間転写体除電手段として、直流成分と交流成分とを有する電圧が印加されたコロナ除電器を用い、上記除電条件が、上記コロナ除電器に印加する直流成分の大きさであることを特徴とするものである。
【0016】
この請求項の画像形成装置では、中間転写体除電手段として用いたコロナ除電器に印加する電圧のうち交流成分よりも制御が容易な直流成分の大きさを変えることにより、中間転写体に対する除電条件を切り換える。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を画像形成装置である電子写真式カラー複写機(以下、「カラー複写機」という)に適用した場合の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係るカラー複写機の主要部である画像形成部の概略構成図である。このカラー複写機は、図1に示す画像形成部のほか、図示しないカラー画像読取部(以下、カラースキャナという)、給紙部及び制御部等で構成されている。
【0018】
上記カラースキャナは、原稿のカラー画像情報を、例えばRed,Green,Blue(以下、それぞれ「R,G,B」という)の色分解光毎に読み取り、電気的な画像信号に変換する。そして、このカラースキャナで得たR,G,Bの色分解画像信号強度レベルをもとにして、図示しない画像処理部で色変換処理を行い、Black(以下、「Bk」という),Cyan(以下、「C」という),Magenta(以下、「M」という),Yellow(以下、「Y」という)のカラー画像データを得る。
【0019】
図1の画像形成部は、像担持体としての感光体ドラム100、帯電手段としての帯電チャージャ200、クリーニングブレード及びファーブラシからなる感光体クリーニング装置300、露光手段としての図示しない書き込み光学ユニット、現像手段としてのリボルバ現像ユニット400、中間転写ユニット500、紙転写ユニット600、及び定着ローラ対701を用いた定着ユニット等で構成されている。
【0020】
上記感光体ドラム100は矢印の反時計方向に回転し、その周りには、帯電チャージャ200、感光体クリーニング装置300、リボルバ現像ユニット400の選択された現像器、中間転写ユニット500の中間転写体としての中間転写ベルト501等が配置されている。
【0021】
また、上記書き込み光学ユニットは、カラースキャナからのカラー画像データを光信号に変換して、帯電チャージャ200で一様帯電された感光体ドラム100の表面に原稿の画像に対応した光書き込みを行い、感光体ドラム100に静電潜像を形成する。この書き込み光学ユニットは、例えば、光源としての半導体レーザー、レーザー発光駆動制御部、ポリゴンミラーとその回転用モータ、f/θレンズ、反射ミラーなどで構成することができる。
【0022】
また、上記リボルバ現像ユニット400は、Bkトナーを用いるBk現像器401、Cトナーを用いるC現像器402、Mトナーを用いるM現像器403、Yトナーを用いるY現像器404、及びユニット全体を反時計回りに回転させる現像リボルバ駆動部などで構成されている。このリボルバ現像ユニット400に設置された各現像器は、静電潜像を現像するために現像剤の穂を感光体ドラム100の表面に接触させて回転する現像剤担持体としての現像スリーブと、現像剤を汲み上げて撹拌するために回転する現像剤パドル、及び現像ローラを矢印の時計方向に回転させる現像ローラ駆動部などで構成されている。
【0023】
本実施形態では、各現像器内のトナーはフェライトキャリアとの撹拌によって負極性に帯電され、また、各現像スリーブには図示しない現像バイアス印加手段としての現像バイアス電源によって負の直流電圧Vdc(直流成分)に交流電圧Vac(交流成分)が重畳された現像バイアス電圧が印加され、現像スリーブが感光体ドラム100の金属基体層に対して所定電位にバイアスされている。
【0024】
カラー複写機本体の待機状態では、リボルバ現像ユニット400はBk現像器401が現像位置に位置するホームポジションで停止しており、コピー動作が開始されると、カラースキャナ1で所定のタイミングからBkカラー画像データの読み取りを開始し、このカラー画像データに基づきレーザー光による光書き込み、静電潜像形成が始まる(以下、Bk画像データによる静電潜像を「Bk静電潜像」という。C,M,Yについても同様)。このBk静電潜像の先端部から現像可能とすべくBk現像位置に静電潜像先端部が到達する前に、Bk現像スリーブを回転開始して、Bk静電潜像をBkトナーで現像する。そして、以後Bk静電潜像領域の現像動作を続けるが、Bk静電潜像の後端部がBk現像位置を通過した時点で、速やかに次の色の現像器が現像位置にくるまで、リボルバ現像ユニット400が回転する。これは少なくとも、次の画像データによる静電潜像先端部が到達する前に完了させる。
【0025】
上記中間転写ユニット500は、複数のローラに張架された中間転写体としての中間転写ベルト501等で構成されている。この中間転写ベルト501の周りには、転写前帯電手段としてのプレ転写チャージャ(以下、「PTC」という)502、紙転写ユニット600の転写材担持体としての2次転写ベルト601、2次転写電荷付与手段としての2次転写バイアスローラ605、中間転写体除電手段としてのベルト除電チャージャ503、中間転写体クリーニング手段としてのベルトクリーニングブレード504、潤滑剤塗布手段としての潤滑剤塗布ブラシ505等が対向するように配設されている。
【0026】
中間転写ベルト501は、1次転写電荷付与手段としての1次転写バイアスローラ507、ベルト駆動ローラ508、ベルトテンションローラ509、2次転写対向ローラ510、クリーニング対向ローラ、及び1次転写前除電手段としてのベルト除電ローラ512に張架されている。各ローラは導電性材料で形成され、1次転写バイアスローラ507以外の各ローラは接地されている。1次転写バイアスローラ507には、定電流又は定電圧で制御された1次転写電源801により、トナー像の重ね合わせ数に応じて所定の大きさの電流又は電圧に制御された転写バイアスが供給されている。また、中間転写ベルト501は、図示しない駆動モータで回転駆動されたベルト駆動ローラ508により、矢印方向に駆動される。
【0027】
また、図2の断面図に示すように、上記中間転写ベルト501は、表層501a、中間層501b、ベース層501cからなる多層構造のベルト材で構成している。感光体ドラム100に接触する外周面側が表層501aであり、内周面側がベース層501cである。また、中間層501bとベース層501cとの間には、両層を接着するための接着層501dが介在している。
【0028】
感光体ドラム100上のトナー像を中間転写ベルト501に転写する転写部(以下、「1次転写部」という)では、1次転写バイアスローラ507及びベルト除電ローラ512で中間転写ベルト501を感光体ドラム100側に押し当てるように張架することにより、感光体ドラム100と中間転写ベルト501との間に所定幅のニップ部を形成している。また、このニップ部の中間転写ベルト501の内周面には、1次転写部除電手段としての接地したベルト除電ブラシ513を当接させている。
【0029】
また、図3に示すように上記1次転写部のニップ幅Wn及び上記ニップ部のベルト移動方向下流端からベルト除電ブラシ513の当接位置までの距離Lは、所定の転写条件が得られるように設定する。
【0030】
上記PTC502は、上記1次転写部で感光体ドラム100から転写された中間転写ベルト501上のトナー像を転写材としての転写紙に転写する前に、該トナー像を均一に帯電するものである。
【0031】
上記ベルト除電チャージャ503としては、AC電圧のみ又はAC+DC電圧を印加した放電器を用いている。また、上記ベルトクリーニングブレード504はクリーニング対向ローラ511にかけ回されている部分の中間転写ベルト501に対して、カウンター方式で当接させ、図示しない離接機構により中間転写ベルト501に対する当接及び該ベルトからの離間を切り換えることができるようになっている。
【0032】
上記ベルト除電チャージャ503及びベルトクリーニングブレード504は、次のようにON/OFF制御される。例えば、フルカラー画像を1枚形成する場合には、2次転写終了後、少なくとも中間転写ベルト501が1周するまで、ベルト除電チャージャ503をONし、ベルトクリーニングブレード504を当接させる。また、フルカラー画像のリピート形成の場合には、2次転写終了後、次のトナー像の先端が除電位置及びクリーニング位置にそれぞれ到達するまで、ベルト除電チャージャ503をONし、ベルトクリーニングブレード504を当接させる。また、モノカラー画像を1枚形成する場合には、1次転写終了後、少なくとも中間転写ベルト501が1周するまで、ベルト除電チャージャ503をONし、ベルトクリーニングブレード504を当接させる。また、モノカラー画像のリピート形成の場合には、1次転写終了後、次のトナー像の先端が除電位置及びクリーニング位置にそれぞれ到達するまで、ベルト除電チャージャ503をONし、ベルトクリーニングブレード504を当接させる。
【0033】
上記潤滑剤塗布ブラシ505は、板状に成型された潤滑剤としてのステアリン酸亜鉛506を研磨し、この研磨された微粒子を中間転写ベルト501に塗布するものである。この潤滑剤塗布ブラシ505も、中間転写ベルト501に対して離接可能に構成され、所定のタイミングで中間転写ベルト501に接触するように制御される。
【0034】
上記紙転写ユニット600は、3つの支持ローラ602〜604に張架された2次転写ベルト601等で構成され、中間転写ベルト501の支持ローラ602、603間の張架部が上記2次転写対向ローラ510に対して圧接可能となっている。3つの支持ローラ602〜604の一つは、図示しない駆動手段で回転駆動された駆動ローラであり、この駆動ローラにより2次転写ベルト601が図中矢印方向に駆動される。上記2次転写バイアスローラ605は、上記2次転写対向ローラ510との間に中間転写ベルト501、転写紙及び2次転写ベルト601を挾持するように配設され、定電流制御された2次転写電源802により所定電流の転写バイアスが印加されている。また、上記2次転写ベルト601及び2次転写バイアスローラ605が、上記2次転写対向ローラ510に対して圧接する位置と離間する位置とを取り得るように、支持ローラ602及び2次転写バイアスローラ605を駆動する図示しない離接機構が設けられている。上記離間位置にある2次転写ベルト601を、図1中に2点鎖線で示している
【0035】
上記2次転写ベルト601の定着ローラ対側の支持ローラ603に巻き付いている部分には、転写材除電手段としての転写紙除電チャージャ606と、転写材担持体除電手段としてのベルト除電チャージャ607が対向している。また、2次転写ベルト601の図中下側の支持ローラ604に巻き付いている部分には、転写材担持体クリーニング手段としてのクリーニングブレード608が当接している。
【0036】
上記転写紙除電チャージャ606は、転写紙に保持されている電荷を除電することにより、転写紙自体のこしの強さで転写紙を2次転写ベルト601から良好に分離できるようにするものである。上記ベルト除電チャージャ607は、2次転写バイアスローラ605で付与され2次転写ベルト601上に残留する電荷を除電するものである。また、上記クリーニングブレード608は、2次転写ベルト601の表面に付着した付着物を除去してクリーニングするものである。
【0037】
上記構成のカラー複写機において、画像形成サイクルが開始されると、まず感光体ドラム100は矢印の反時計方向に図示しない駆動モータによって回転され、中間転写ベルト501は矢印の時計回りに駆動ローラによって回転される。中間転写ベルト501の回転に伴ってBkトナー像形成、Cトナー像形成、Mトナー像形成、Yトナー像形成が行われ、最終的にBk、C、M、Yの順に中間転写ベルト501上に重ねてトナー像が形成される。
【0038】
上記Bkトナー像形成は次のように行なわれる。帯電チャージャ200はコロナ放電によって感光体ドラム100を負電荷で約所定電位に一様帯電する。そして、書き込み光学ユニットにより、Bkカラー画像信号に基づいてラスタ露光を行う。このラスタ像が露光されたとき、当初一様帯電された感光体ドラム100の露光された部分は、露光光量に比例する電荷が消失し、Bk静電潜像が形成される。そして、このBk静電潜像にBk現像ローラ上の負帯電のBkトナーが接触することにより、感光体ドラム100の電荷が残っている部分にはトナーが付着せず、電荷の無い部分つまり露光された部分にはBkトナーが吸着し、静電潜像と相似なBkトナー像が形成される。そして、感光体ドラム100上に形成されたBkトナー像は、感光体ドラム100と接触状態で等速駆動している中間転写ベルト501の表面に転写される。以下、感光体ドラム100から中間転写ベルト501へのトナー像の転写を「ベルト転写」という。
【0039】
上記ベルト転写後の感光体ドラム100の表面に残留している若干の未転写残留トナーは、感光体ドラム100の再使用に備えて上記感光体クリーニング装置300で清掃される。
【0040】
感光体ドラム100側ではBk画像形成工程の次にC画像形成工程に進み、所定のタイミングでカラースキャナによるC画像データ読み取りが始まり、そのC画像データによるレーザー光書き込みで、C静電潜像形成を行う。そして、先のBk静電潜像の後端部が通過した後で、かつC静電潜像の先端部が到達する前にリボルバー現像ユニットの回転動作が行なわれ、C現像器402が現像位置にセットされてC静電潜像がCトナーで現像される。以後、C静電潜像領域の現像を続けるが、C静電潜像の後端部が通過した時点で、先のBk現像器401の場合と同様にリボルバー現像ユニットの回転動作を行ない、次のM現像器Mを現像位置に移動させる。これもやはり次のM静電潜像の先端部が現像位置に到達する前に完了させる。
なお、M及びYの画像形成工程については、それぞれのカラー画像データ読み取り、静電潜像形成、現像の動作が上述のBK,Cの工程と同様であるので説明は省略する。
【0041】
上記中間転写ベルト501には、感光体ドラム100に順次形成するBk、C、M、Yのトナー像が同一面に順次位置合わせされて転写される。これにより、中間転写ベルト501上には最大で4色が重ね合わされたトナー像が形成される。この中間転写ベルト501上の重ね合わせトナー像は、PTC502で均一に帯電された後、次の2次転写工程において転写紙に一括転写される。
【0042】
上記画像形成動作が開始される時期に、転写紙は図示しない転写紙カセット又は手差しトレイ等の給紙部から給送され、図示しないレジストローラ対のニップで待機している。そして、2次転写対向ローラ510及び2次転写バイアスローラによりニップが形成された2次転写部に中間転写ベルト501上のトナー像の先端がさしかかるときに、ちょうど転写紙の先端がこのトナー像の先端に一致するようにレジストローラ対が駆動され、転写紙とトナー像とのレジスト合わせが行われる。そして、転写紙が中間転写ベルト501上のトナー像と重ねられて2次転写部を通過する。このとき、2次転写バイアスローラに印加された転写バイアスで形成された転写バイアスにより、中間転写ベルト501上の4色重ねトナー像が転写紙上に一括転写される。そして、2次転写ベルト移動方向における2次転写部の下流側に配置した転写紙除電チャージャ606との対向部を通過するときに、転写紙は除電され、中間転写ベルト501から剥離して定着ローラ対701に向けて送られる。そして、この定着ローラ対701のニップ部でトナー像が溶融定着され、図示しない排出ローラ対で装置本体外に送り出され、図示しないコピートレイに表向きにスタックされ、フルカラーコピーを得る。
【0043】
一方、転写紙にトナー像を転写した後の中間転写ベルト501の表面に残留したトナーは、図示しない接離機構で中間転写ベルト501に押圧されたベルトクリーニングブレード504によってクリーニングされる。
【0044】
ここで、リピートコピーのときは、カラースキャナの動作及び感光体ドラム100への画像形成は、1枚目の4色目(Y)の画像形成工程に引き続き、所定のタイミングで2枚目の1色目(Bk)の画像形成工程に進む。また、中間転写ベルト501の方は、1枚目の4色重ねトナー像の転写紙への一括転写工程に引き続き、表面の上記ベルトクリーニングブレード504でクリーニングされた領域に、2枚目のBkトナー像がベルト転写されるようにする。その後は、1枚目と同様動作になる。
【0045】
以上は、4色フルカラーコピーを得るコピーモードであったが、3色コピーモード、2色コピーモードの場合は、指定された色と回数の分について、上記同様の動作を行うことになる。また、単色コピーモードの場合は、所定枚数が終了するまでの間、リボルバ現像ユニット400の所定色の現像器のみを現像作動状態にして、ベルトクリーニングブレード504を中間転写ベルト501に押圧させた状態のまま連続してコピー動作を行う。
【0046】
次に、上記2次転写後の中間転写ベルト501を除電するベルト除電チャージャ503の制御について説明する。
図4は、上記ベルト除電チャージャ503の除電条件を制御する制御手段としての制御部900等で構成された制御系のブロック図である。図4において、制御部900は、CPU901、ROM902、RAM903、I/Oインターフェース904等から構成され、I/Oインターフェース904に、除電用電源804、中間転写ベルト501のベルト駆動ローラ508に連結された駆動モータ508a、中間転写ベルト501の内周面に設けられた回転位置検出用のマーク(不図示)を検出するマークセンサ905等が接続されている。
【0047】
上記除電用電源804としては、直流成分及び交流成分を有する電圧をベルト除電チャージャ503に印加することができるものを使用している。このベルト除電チャージャ503による除電条件を切り換えるためには、印加電圧の直流成分及び交流成分の大きさの少なくとも一つを変化させればいいが、本実施形態では制御が容易であるという観点から、直流成分の大きさを上記制御部900で切り換えるように構成している。
【0048】
また、上記ベルト除電チャージャ503に電圧を印加する除電用電源804のON/OFFタイミングは、中間転写ベルト501の内周面に設けられた回転位置検出用のマーク(不図示)を検出する上記マークセンサ508の出力信号に基づいて設定している。
【0049】
図5は、中間転写ベルト501上に4色のトナー像を重ね合わせるフルカラーコピー動作を2回連続して行ったときの、中間転写ベルト501の表面電位の変化及びベルト除電チャージャ503のON/OFFタイミングの一例を示すタイムチャートである。図中のの上側のラインは、図1のPTCが対向している位置で中間転写ベルト501の表面電位を電位センサで測定したものであり、符号▲1▼、▲2▼、▲3▼及び▲4▼で示している部分はそれぞれ、1色目、2色目、3色目及び4色目の1次転写が行われた部分の表面電位を表している。この図5からわかるように、1次転写を行う度に1次転写バイアスローラ507から中間転写ベルト501の裏面から正電荷が付与され、中間転写ベルト501の感光体ドラム側の表面電位は負極性の方向に大きくなっていく。特に、本実施形態のように比較的高抵抗の中間転写ベルト501を用いた場合には、一旦付与された電荷が中間転写ベルト501に保持されやすく、上記表面電位の上昇が顕著にあらわれる。このように1次転写を行う度に中間転写ベルト501の表面電位は負極性の方向に大きくなっていくので、1次転写の回数すなわち中間転写ベルト501上のトナー像の重ね合わせの回数に依存して中間転写ベルト501の表面電位がばらついてしまう。
【0050】
そこで、本実施形態では、上記制御部900により中間転写ベルト501の表面電位に応じてベルト除電チャージャ503による除電条件を切り換え、均一に除電できるようにしている。具体的には、中間転写ベルト501へのトナー像の重ね合わせ回数に応じて、上記除電用電源803の出力電圧の直流成分の大きさを切り換えるように制御している。トナー像の重ね合わせ回数が多いときは上記直流成分を大きくすることにより、除電能力を高めて除電している。また、トナー像の重ね合わせ回数が少ないときは、上記直流成分を小さくすることにより、中間転写ベルト501が逆極性に帯電しないように、除電能力を低くして除電している。
【0051】
また、転写紙として厚紙を用いる場合、厚紙モードを実行することにより、ベルト駆動ローラ508の駆動モータ508aを制御して中間転写ベルト501の移動速度を普通紙の場合のほぼ1/2に切り換えている。このように中間転写ベルト501の移動速度が遅くなると、ベルト除電チャージャ503で除電されやすくなる。そこで、本実施形態では、厚紙モードを実行して中間転写ベルト501の移動速度を遅くしたときは、印加する電圧の直流成分を普通紙のときよりも小さくすることにより、中間転写ベルト501が逆極性に帯電しないように、除電能力を低くして除電している。
【0052】
以上、本実施形態によれば、中間転写ベルト501への転写回数の違いによってベルト除電前の中間転写ベルト501の表面電位がばらついている場合でも、その転写回数の応じてベルト除電チャージャ503に印加する電圧(直流成分)の大きさを切り換えているので、中間転写ベルト501を均一に除電することができる。更に、厚紙モードを実行して中間転写ベルト501の移動速度を切り換える場合のように、該移動速度の違いによって除電前の中間転写ベルト501の表面電位がばらついている場合でも、中間転写ベルト501を均一に除電することができる。このように中間転写ベルト501を均一に除電し、次の感光体ドラム100からのトナー像の転写に備えることができる。
【0053】
なお、上記実施形態において、中間転写ベルト501の表面電位は、中間転写ベルト501が電荷付与動作中の2次転写電荷付与手段に対向したか否かによってによってもばらつく場合がある。このような場合には、中間転写ベルト501が動作中の2次転写電荷付与手段に対向したか否かによって、ベルト除電チャージャ503に印加する電圧(直流成分)の大きさを切り換え、中間転写体を均一に除電するのが好ましい。
【0054】
特に、図1の比較的高抵抗の2次転写ベルト601を用いずに、正極性のバイアス電圧が印加された中抵抗の2次転写バイアスローラと2次転写対向ローラとの間に転写紙を直接挾持するように構成した場合は、中間転写ベルト510上の画像部すなわち所定の転写バイアスが印加された2次転写バイアスローラと対向した部分の表面電位の絶対値は、非画像部よりも低くなり、表面電位のばらつきが発生しやすい。この場合には、転写バイアスが印加された2次転写バイアスローラと対向した画像部又はそれ以外の非画像部かによって、ベルト除電チャージャ503に印加する電圧(直流成分)の大きさを切り換える。例えば、転写バイアスが印加された2次転写バイアスローラと対向した画像部を除電するときは、ベルト除電チャージャ503に印加する電圧の直流電圧の大きさを非画像部よりも小さくなるように切り換える。この切り換えのタイミングは、上記マークセンサ905の出力信号に基づいて行うことができる。
【0055】
【実施例】
次に、上記実施形態に係るカラー複写機のより具体的な実施例について説明する。
上記中間転写ベルト501として、厚さ0.15mm、幅368mm及び内周長565mmの中間転写ベルトを用い、この中間転写ベルト501の移動速度を200mm/secに設定した。
【0056】
また、上記中間転写ベルト501の表層501aは厚さ1μm程度の絶縁層で形成し、上記中間層501bはPVDF(ポリフッ化ビニリデン)からなる厚さ75μm程度の絶縁層(体積抵抗率:約1013Ωcm)で形成し、上記ベース層501cはPVDF(ポリフッ化ビニリデン)及び酸化チタンからなる厚さ75μm程度の中抵抗層(体積抵抗率:10〜1011Ωcm )で形成した。このような材質で形成した中間転写ベルト全体の体積抵抗率を測定したところ、10〜1012Ωcmであった。上記各体積抵抗率は、JIS K 6911に記載されている測定方法を用い、電圧100Vを10秒間印加して測定したものである。また、上記中間転写ベルト501の表層501a側の表面における表面抵抗率を、油化電子製の抵抗測定器「ハイレスターIP」で測定したところ、10〜1012Ω/□であった。この表面抵抗率は、上記抵抗測定器を用いるほか、 JIS K 6911に記載されている表面抵抗測定法で測定することもできる。
【0057】
また、1次転写バイアスローラ507としてはニッケルメッキの金属ローラを用い、ベルト除電ローラ512としては金属ローラを用い、その他のローラとしては金属ローラ又は導電性樹脂ローラを用いた。また、1次転写バイアスローラ507には、例えば第1色目のトナー像に対して1.0kV、第2色目のトナー像に対して1.3〜1.4kV、第3色目のトナー像に対して1.6〜1.8kV、第4色目のトナー像に対して1.9〜2.2kVというように、適切な大きさの直流の転写バイアスを印加した。
【0058】
また、上記1次転写部のニップ幅Wnは10mmに設定し、上記ニップ部のベルト移動方向下流端からベルト除電ブラシ513の当接位置までの距離Lは7mmに設定した(図3参照)。また、上記ベルト除電ブラシ513としては、カーボン含有樹脂繊維が植設された導電性のものを用いた。
【0059】
また、上記PTC502としてはグリッド電極付きのチャージャを用いた。このPTC502に対して、PTC用電源803により、中間転写ベルト501上のトナー像の帯電極性と同極性の直流バイアス電圧を印加した。より具体的には、PTC502の主ワイヤ502aに対して−500μAに定電流制御された直流電圧を印加し、グリッド電極502bに対して0〜−3kVの範囲内で設定した直流電圧を印加した
【0060】
また、ベルト除電チャージャ503に印加する電圧の直流成分は、次の表1のように設定した。また、交流成分のピーク間電圧は6kVp−pに設定し、周波数は500Hzに設定した。
(以下、余白)
【表1】
Figure 0003611270
【0061】
また、上記2次転写バイアスローラ605としては、導電性スポンジ又は導電性ゴムからなる表面層と、金属又は導電性樹脂からなるコア層とを有するローラを用い、このローラに10〜20μAに定電流制御された転写バイアスを印加した。また、上記2次転写ベルト601としては、PVDF(ポリフッ化ビリニデン)で形成された厚さが100μm、体積抵抗率が1013Ωcmのベルト材を用いた。
【0062】
また、上記転写紙除電チャージャ606としては、図示しない電源によりAC電圧のみ又はAC+DC電圧を印加した放電器を用い、上記ベルト除電チャージャ607として、図示しない電源によりAC電圧のみ又はAC+DC電圧を印加した放電器を用いた。また、上記クリーニングブレード608は、支持ローラ604にかけ回されている部分の2次転写ベルト601に対してカウンター方式で当接した。
(以下、余白)
【0063】
なお、上記実施形態では、像担持体として感光体ドラム100を用いた例について説明したが、本発明は、他の形状の像担持体を用いるものにも適用することができる。例えば、2つのローラ間に張架され、無端移動する感光体ベルトにも適用することができる。
【0064】
また、上記実施形態では、中間転写体として中間転写ベルト501を用いた例について説明したが、本発明は、他の形状の中間転写体を用いるものにも適用することができる。また、上記中間転写ベルト501の電気的特性(体積抵抗率、表面抵抗率等)、厚さ、構造(単層、2層、・・・)、材料、材質等は、作像条件などにより適切なものを種々選択して採用することができる。
【0065】
また、上記実施形態では、上記1次転写部のニップ部における1次転写部除電手段として除電ブラシを用いた例について説明したが、本発明は、上記1次転写部除電手段としてブレード、ローラ等の他の形状の部材を用いたものにも適用することができる。また、上記除電手段で除電する位置は、上記実施形態で図示した位置に限定されるものではなく、中間転写ベルト移動方向における1次転写バイアスローラ507の上流側で1次転写部のニップ部内であればよい。また、上記1次転写部のニップ部内での除電位置は1カ所に限定されるものではなく、複数箇所で除電してもよい。また、本実施形態では除電ブラシを接地しているが、転写電荷の極性とは逆極性のバイアスを、上記ニップ部において転写に必要な転写電荷に影響を及ぼさない範囲内で印加してもよい。
【0066】
また、上記実施形態では、1次転写電荷付与手段として1次転写バイアスローラを用いた例について説明したが、本発明は、他の形状の1次転写電荷付与手段を採用したものにも適用することができる。また、中間転写ベルト移動方向における上記除電ブラシ等の1次転写不除電手段による除電位置よりも下流側であれば、上記1次転写部のニップ内で1次転写電荷を付与してもよい。
【0067】
また、上記実施形態において、上記1次転写バイアスローラ507等の1次転写電荷付与手段に加えられる1次転写バイアスの電圧、電流などの値は、上記例に限定されるものではなく、種々の作像条件に応じて好適な値に設定することができる。
【0068】
上記実施形態では、1次転写前除電手段としてベルト除電ローラ512を用いた例について説明したが、本発明は、このローラに代えてブレード、ブラシなどの他の形状の部材を用いたものにも適用することができる。
【0069】
上記実施形態では、2次転写電荷付与手段として2次転写バイアスローラを用いた例について説明したが、本発明は、このローラに代えてブレード、ブラシなどの他の形状の部材を用いたものにも適用することができる。
【0070】
上記実施形態では、2次転写部において転写材を担持する転写材担持体として2次転写ベルト601を用いているが、本発明は、このベルトに代えてドラムなどの他の形状の部材を用いたものにも適用することができる。
【0071】
また、上記実施形態では、感光体ドラム100の帯電電位が負極性であり、2成分系現像剤を用いた反転現像方式を採用する現像器を備えた場合について説明したが、本発明は、感光体ドラム100の帯電電位に限定されることなく、また、1成分系現像剤を用いたものや正規現像方式を採用したものにも同様に適用できるものである。
【0072】
【発明の効果】
請求項1乃至の発明によれば、除電前の中間転写体の表面電位がばらついている場合でも、中間転写体を均一に除電し、次の像担持体からのトナー像の転写に備えることができるという効果がある。
【0073】
特に、請求項の発明によれば、中間転写体への転写回数の違いによって除電前の中間転写体の表面電位がばらついている場合でも、中間転写体を均一に除電し、次の像担持体からのトナー像の転写に備えることができるという効果がある。
【0074】
特に、請求項の発明によれば、中間転写体が電荷付与動作中の2次転写電荷付与手段に対向したか否かによって、除電前の中間転写体の表面電位がばらついている場合でも、中間転写体を均一に除電し、次の像担持体からのトナー像の転写に備えることができるという効果がある。
【0076】
特に、請求項の発明によれば、中間転写体除電手段として用いたコロナ除電器に印加する電圧のうち制御が容易な直流成分を切り換えることにより、中間転写体に対する除電の制御を容易に行うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係るカラー複写機の概略構成図。
【図2】同カラー複写機に用いた中間転写ベルトの断面図。
【図3】同カラー複写機の1次転写部の拡大図。
【図4】同カラー複写機におけるベルト除電チャージャの制御のブロック図。
【図5】中間転写ベルトの表面電位の変化及びベルト除電チャージャのON/OFFタイミングを示すタイムチャート。
【符号の説明】
100 感光体ドラム
500 中間転写ユニット
501 中間転写ベルト
502 プレ転写チャージャ(PTC)
503 ベルト除電チャージャ
504 ベルトクリーニングブレード
507 1次転写バイアスローラ
508 ベルト駆動ローラ
508a 駆動モータ
509 ベルトテンションローラ
510 2次転写対向ローラ
511 クリーニング対向ローラ
512 ベルト除電ローラ
513 ベルト除電ブラシ
601 2次転写ベルト
605 2次転写バイアスローラ
801 1次転写電源
802 2次転写電源
803 PTC用電源
804 除電用電源
900 制御部
905 マークセンサ

Claims (3)

  1. 像担持体から転写されるトナー像を担持する中間転写体と、該像担持体から該中間転写体にトナー像を転写するための電荷を該中間転写体に付与する1次転写電荷付与手段と、該中間転写体から転写材にトナー像を転写するための電荷を該転写材又は転写材担持体に付与する2次転写電荷付与手段と、該転写材にトナー像を転写した該中間転写体の表面を除電する中間転写体除電手段とを備え、該像担持体上に形成したトナー像を該中間転写体に複数回重ね合わせて転写する画像形成装置において、
    上記中間転写体の表面電位に応じて、上記中間転写体除電手段による除電条件を切り換える制御手段を設け、
    上記中間転写体へのトナー像の転写回数に応じて、上記中間転写体除電手段による除電条件を切り換えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 像担持体から転写されるトナー像を担持する中間転写体と、該像担持体から該中間転写体にトナー像を転写するための電荷を該中間転写体に付与する1次転写電荷付与手段と、該中間転写体から転写材にトナー像を転写するための電荷を該転写材又は転写材担持体に付与する2次転写電荷付与手段と、該転写材にトナー像を転写した該中間転写体の表面を除電する中間転写体除電手段とを備えた画像形成装置において、
    上記中間転写体の表面電位に応じて、上記中間転写体除電手段による除電条件を切り換える制御手段を設け、
    上記中間転写体の表面が電荷付与動作中の上記2次転写電荷付与手段に対向したか否かによって、上記中間転写体除電手段による除電条件を切り換えることを特徴とする画像形成装置
  3. 求項1又は2の画像形成装置において、
    上記中間転写体除電手段として、直流成分と交流成分とを有する電圧が印加されたコロナ除電器を用い、
    上記除電条件が、上記コロナ除電器に印加する直流成分の大きさであることを特徴とする画像形成装置。
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