JP2010072235A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】操作者の希望に添うように最適な画像形成条件を設定できる画像形成装置を提供すること。
【解決手段】濃度が同じ複数のパッチ画像93〜99をパッチ画像毎に転写電圧を異なる値に切り換えて1枚の用紙上に転写して出力するテストプリントを実行する。出力されたテストパターンには、パッチ画像93〜99毎にそのパッチ画像の転写に用いられた転写電圧値を指標するレベル値92を示す画像がパッチ画像と共に形成される。操作者は、出力されたテストパターンを目視して、自己が最適な画質と思われるパッチ画像に対応するレベル値を、画像形成時に用いられる転写電圧値として、画像形成装置の操作パネルに表示された設定入力受付画面から入力して設定することができる。
【選択図】図11
【解決手段】濃度が同じ複数のパッチ画像93〜99をパッチ画像毎に転写電圧を異なる値に切り換えて1枚の用紙上に転写して出力するテストプリントを実行する。出力されたテストパターンには、パッチ画像93〜99毎にそのパッチ画像の転写に用いられた転写電圧値を指標するレベル値92を示す画像がパッチ画像と共に形成される。操作者は、出力されたテストパターンを目視して、自己が最適な画質と思われるパッチ画像に対応するレベル値を、画像形成時に用いられる転写電圧値として、画像形成装置の操作パネルに表示された設定入力受付画面から入力して設定することができる。
【選択図】図11
Description
本発明は、シート上に画像を形成する画像形成装置に関し、使用されるシートに適した画像形成条件を設定する技術に関する。
複写機やプリンタなどの画像形成装置では、転写材として使用されるシートの種類が多種多様であり、種類毎に厚みや電気抵抗値などの特性が異なるため、画像形成条件、例えば転写電流の最適値がシートの種類によって異なる。
そこで、従来から、普通紙や厚紙、薄紙などの代表的な種類それぞれの用紙モード毎に最適な転写電流値を予め設定しておき、ユーザ(操作者)により用紙モードが選択されると、選択された用紙モードに対応する転写電流値に切り換える構成をとったものがある。
そこで、従来から、普通紙や厚紙、薄紙などの代表的な種類それぞれの用紙モード毎に最適な転写電流値を予め設定しておき、ユーザ(操作者)により用紙モードが選択されると、選択された用紙モードに対応する転写電流値に切り換える構成をとったものがある。
また、ある種類の用紙について、N(複数)枚の用紙に1枚ずつ濃度の異なるパターンを形成して出力するテストプリントを実行し、出力されたN枚の用紙上に形成されたパターン画像をスキャナで読み取って、読み取ったN枚それぞれのパターン画像の濃度からその用紙の最適な転写電流値を自動的に設定する構成(例えば、特許文献1)がある。
特開2004−29304号公報
しかしながら、用紙の種類毎に転写電流値を予め設定しておく構成では、未設定の種類の用紙に対しては最適な転写電流値を得られない。また、操作者が使用する可能性のあるあらゆる種類の用紙に対する転写電流値を予め決めておくことは現実的ではない。
特許文献1の構成では、転写電流が自動設定されるので、操作者の意が全く反映されず、必ずしも操作者の希望する画質の画像が出力されるとはいえないという問題が生じる。
特許文献1の構成では、転写電流が自動設定されるので、操作者の意が全く反映されず、必ずしも操作者の希望する画質の画像が出力されるとはいえないという問題が生じる。
また、例えばスキャナの光源の光量が新品時から低下するとその低下に応じて読取データの濃度も変わるので、同じ濃度のテストパターン画像であっても、読取の時期によって自動設定される転写電流値が異なってしまい、最適な転写電流値を設定できない場合が生じるという問題もある。
上記のような問題は、転写電流に限られず、画像形成条件の制御値として、例えば転写電圧や定着の際の温度をシートの種類により変える場合などにも同様に生じ得る。
上記のような問題は、転写電流に限られず、画像形成条件の制御値として、例えば転写電圧や定着の際の温度をシートの種類により変える場合などにも同様に生じ得る。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであって、操作者の希望に添うように最適な画像形成条件を設定できる画像形成装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明に係る画像形成装置は、画像形成条件の制御値を異なる複数の値に切り換えて、当該複数の制御値それぞれによる複数のパッチ画像をシート上に形成するテストプリント手段と、前記シート上に形成された複数のパッチ画像に基づき操作者から、当該操作者が希望する画質のパッチ画像の制御値を特定するための情報の入力を受け付ける受付手段と、前記受け付けられた情報により特定される制御値を、前記シートと同種類のシートに画像形成する際に用いる画像形成条件の制御値として設定する設定手段と、を備えることを特徴とする。
ここで、複数のパッチ画像のシートへの形成は、複数のパッチ画像を1枚のシートに形成する場合と各パッチ画像を複数枚のシートに分けて形成する場合の両方を含む意味で用いられる。
また、回動する像担持体上に形成された画像をシート上に静電転写する転写手段を備え、前記画像形成条件の制御値は、前記転写手段による転写電圧または転写電流の大きさであり、前記テストプリント手段は、同じ濃度の複数のパッチ画像を前記像担持体上に前記回動方向に沿って並ぶように作像し、作像された複数のパッチ画像をシート上にパッチ画像ごとに異なる転写電圧または転写電流により転写させることを特徴とする。
また、回動する像担持体上に形成された画像をシート上に静電転写する転写手段を備え、前記画像形成条件の制御値は、前記転写手段による転写電圧または転写電流の大きさであり、前記テストプリント手段は、同じ濃度の複数のパッチ画像を前記像担持体上に前記回動方向に沿って並ぶように作像し、作像された複数のパッチ画像をシート上にパッチ画像ごとに異なる転写電圧または転写電流により転写させることを特徴とする。
さらに、前記テストプリント手段は、前記パッチ画像ごとにそのパッチ画像を転写したときの転写電圧または転写電流の大きさを指標する記号を示す画像を当該パッチ画像と共に作像して前記シート上に転写させ、前記情報は、前記転写電圧または転写電流の大きさを指標する記号であることを特徴とする。
また、シート上の画像を加熱、加圧して定着する定着手段を備え、前記画像形成条件の制御値は、前記定着手段の加熱による温度、加圧による圧力の大きさであり、前記テストプリント手段は、同じ濃度の複数のパッチ画像をシート上に形成し、形成された複数のパッチ画像をパッチ画像ごとに加熱の温度、加圧の圧力を異ならせて定着させることを特徴とする。
また、シート上の画像を加熱、加圧して定着する定着手段を備え、前記画像形成条件の制御値は、前記定着手段の加熱による温度、加圧による圧力の大きさであり、前記テストプリント手段は、同じ濃度の複数のパッチ画像をシート上に形成し、形成された複数のパッチ画像をパッチ画像ごとに加熱の温度、加圧の圧力を異ならせて定着させることを特徴とする。
さらに、ディスプレイと、前記ディスプレイの画面表示を制御する表示制御手段と、を備え、前記表示制御手段は、前記ディスプレイに、操作者が前記情報を入力するための第1部分画面と、前記テストプリント手段によるパッチ画像形成の実行条件を操作者が入力するための第2部分画面を一の画面内に並列表示させ、前記受付手段は、前記第1部分画面から前記情報の入力を受け付け、前記テストプリント手段は、前記第2部分画面で操作者により入力された実行条件に基づき前記パッチ画像の形成を行うことを特徴とする。
また、異なる複数の画像形成モードを実行可能であり、前記第1部分画面には、前記複数の画像形成モード毎に、当該画像形成モードに対する前記情報の入力を受け付けるための入力欄が設けられ、前記第2部分画面には、前記複数の画像形成モードの中から、実行すべき画像形成モードを前記実行条件として操作者が選択するための入力欄が設けられており、前記テストプリント手段は、前記第2部分画面で操作者が選択した画像形成モードで前記パッチ画像の形成を行い、前記設定手段は、前記第1部分画面で操作者が入力した情報により特定される画像形成モード毎の制御値それぞれを、その画像形成モードで画像形成する際に用いる画像形成条件の制御値として設定することを特徴とする。
ここで、前記複数の画像形成モードには、1枚のシートの片面にだけ画像を形成する片面モードと、1枚のシートの両面に画像を形成する両面モードと、単色のみの画像を形成するモノクロモードと、カラー画像を形成するカラーモードのうち、2以上のモードが含まれていることを特徴とする。
また、前記表示制御手段は、前記一の画面を別の画面に切り換えるための切換指示を受け付けない限り、前記パッチ画像の形成を実行したか否かに関わらず前記一の画面の表示を継続することを特徴とする。
また、前記表示制御手段は、前記一の画面を別の画面に切り換えるための切換指示を受け付けない限り、前記パッチ画像の形成を実行したか否かに関わらず前記一の画面の表示を継続することを特徴とする。
上記のようにすれば、操作者は、シート上に形成された複数の画像パッチを目視して、自己が希望する画質を有する画像パッチの制御値を特定するための情報を入力することができ、操作者の意図を反映して希望に添った画像形成条件の設定が可能になる。
以下、本発明に係る画像形成装置の実施の形態を、タンデム型のカラーデジタル複写機(以下、単に「複写機」という。)を例にして説明する。
<複写機の全体構成>
図1は、実施の形態に係る複写機1の全体の概略構成を示す図である。
同図に示すように複写機1は、大きく分けて原稿画像を読み取るイメージリーダ部2と、読み取った画像を記録用のシートとしての用紙上にプリントして再現するプリンタ部3とから構成されており、用紙の片面にだけ画像を形成する片面コピーと、用紙の両面に画像を形成する両面コピーの各ジョブを実行することができる。
<複写機の全体構成>
図1は、実施の形態に係る複写機1の全体の概略構成を示す図である。
同図に示すように複写機1は、大きく分けて原稿画像を読み取るイメージリーダ部2と、読み取った画像を記録用のシートとしての用紙上にプリントして再現するプリンタ部3とから構成されており、用紙の片面にだけ画像を形成する片面コピーと、用紙の両面に画像を形成する両面コピーの各ジョブを実行することができる。
イメージリーダ部2は、自動原稿搬送装置(ADF)4を有している。ADF4は、原稿トレイ5にセットされた原稿を1枚ずつ原稿ガラス板(不図示)へと搬送する公知のものである。また、ADF4は、両面コピーモードが設定されている場合には、一旦、原稿ガラス板へ搬送された原稿の表裏を反転させて再度、原稿ガラス板へと搬送する。
イメージリーダ部2は、ADF4によって原稿ガラス板の所定位置に搬送された原稿の画像をスキャナの移動によって読み取る公知のものであって、スキャナに配された露光ランプの照射により得られた原稿画像をCCDカラーイメージセンサにより電気信号に変換した後、A/D変換して、レッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)の多値デジタル信号からなる画像データを得る。
イメージリーダ部2は、ADF4によって原稿ガラス板の所定位置に搬送された原稿の画像をスキャナの移動によって読み取る公知のものであって、スキャナに配された露光ランプの照射により得られた原稿画像をCCDカラーイメージセンサにより電気信号に変換した後、A/D変換して、レッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)の多値デジタル信号からなる画像データを得る。
イメージリーダ部2で得られた各色成分毎の画像データは、プリンタ部3に配された制御部6において各種のデータ処理を受け、更にイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各再現色の画像データに変換される(以下、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各再現色をY、M、C、Kと表し、各再現色に関連する構成部分の番号にこのY、M、C、Kを添字として付加する。)。
当該画像データは、制御部6内の画像メモリ104(図3参照)に再現色ごとに格納され、用紙の供給と同期して、所定のタイミングで走査ラインごとに読み出されて作像部20Y〜20Kにおける露光部の駆動信号となる。
プリンタ部3は、周知の電子写真方式により画像を形成するものであって、中間転写ベルト11と、中間転写ベルト11を張架する駆動ローラ12、従動ローラ13、バックアップローラ14と、中間転写ベルト11に対向して中間転写ベルト11の走行方向に沿って所定間隔で配置されたY、M、C、Kの各色用の作像部20Y、20M、20C、20Kと、用紙を給送する給送部30と、定着部40とからなる。なお、駆動ローラ12は、図示しないモータを駆動源として一定の回転速度で回転駆動される。
プリンタ部3は、周知の電子写真方式により画像を形成するものであって、中間転写ベルト11と、中間転写ベルト11を張架する駆動ローラ12、従動ローラ13、バックアップローラ14と、中間転写ベルト11に対向して中間転写ベルト11の走行方向に沿って所定間隔で配置されたY、M、C、Kの各色用の作像部20Y、20M、20C、20Kと、用紙を給送する給送部30と、定着部40とからなる。なお、駆動ローラ12は、図示しないモータを駆動源として一定の回転速度で回転駆動される。
作像部20Yは、像担持体の一例としての感光体ドラム21と、感光体ドラム21を中心にその周囲に配された帯電部22、露光部23、現像器24、1次転写ローラ25、クリーナ26などからなる。他の作像部20M〜20Kについても作像部20Yと同様の構成であり、同図では符号を省略している。各作像部20Y〜20Kの感光体ドラム21は、図示しないモータを駆動源として回転駆動される。
給送部30は、種類の異なる用紙を収容する給紙カセット31〜33と、各給紙カセットから用紙を繰り出すための繰り出しローラ34〜36と、レジストローラ37と、2次転写ローラ38などからなる。
給紙カセット31〜33に収容される用紙としては、例えば普通紙、厚紙、薄紙など一般的なものや、操作者が独自に使用するカスタム用紙などがある。カスタム用紙としては、ここでは坪量が50〔g/m2〕の薄紙からなる伝票用の用紙を用いる例を説明する。
給紙カセット31〜33に収容される用紙としては、例えば普通紙、厚紙、薄紙など一般的なものや、操作者が独自に使用するカスタム用紙などがある。カスタム用紙としては、ここでは坪量が50〔g/m2〕の薄紙からなる伝票用の用紙を用いる例を説明する。
レジストローラ37は、二次転写ローラ38に用紙を送出するタイミングをとる。二次転写ローラ38は、二次転写を行うための転写手段であり、2次転写電圧出力部8から出力される二次転写電圧が印加される。
2次転写電圧出力部8は、制御部6からの指示により二次転写ローラ38に二次転写電圧を供給する。制御部6は、後述のように用紙の種類に対応して設定された電圧が二次転写ローラ38に供給されるように2次転写電圧出力部8の出力電圧を制御する。
2次転写電圧出力部8は、制御部6からの指示により二次転写ローラ38に二次転写電圧を供給する。制御部6は、後述のように用紙の種類に対応して設定された電圧が二次転写ローラ38に供給されるように2次転写電圧出力部8の出力電圧を制御する。
定着部40は、筒状の定着ローラ41と、弾性層を有する加圧ローラ42と、定着ローラ41に内挿される定着ヒータ43と、加圧ローラ42を定着ローラ41に押圧して両者間に定着ニップを確保するための押圧部44などからなる。
定着ローラ41は、図示しないモータを駆動源として矢印A方向に回転駆動され、この回転駆動力を受けて加圧ローラ42が矢印B方向に従動回転する。
定着ローラ41は、図示しないモータを駆動源として矢印A方向に回転駆動され、この回転駆動力を受けて加圧ローラ42が矢印B方向に従動回転する。
定着ヒータ43は、ヒータ電力供給部9からの電力供給を受けて発熱する。ヒータ電力供給部9は、制御部6からの指示により定着ヒータ43に電力を供給する。制御部6は、後述のように用紙の種類に対応して設定された温度に定着ローラ41の表面温度が維持されるように電力供給制御を行う。
押圧部44は、細長状の揺動レバー61と、カム62と、圧縮コイルバネ63と、カム62を回転させるモータからなる加圧アクチュエータ64などを有する。押圧部44は、加圧ローラ42の軸方向一方端側と他方端側それぞれに配設されて、加圧ローラ42の軸方向両端部に押圧力を付与するものである。同図では、加圧ローラ42の一方端側に配設されているものだけを示しており、他方端側については省略している。押圧部44の構成は一方端側でも他方端側でも同じなので、以下、一方端側についてだけ説明する。
押圧部44は、細長状の揺動レバー61と、カム62と、圧縮コイルバネ63と、カム62を回転させるモータからなる加圧アクチュエータ64などを有する。押圧部44は、加圧ローラ42の軸方向一方端側と他方端側それぞれに配設されて、加圧ローラ42の軸方向両端部に押圧力を付与するものである。同図では、加圧ローラ42の一方端側に配設されているものだけを示しており、他方端側については省略している。押圧部44の構成は一方端側でも他方端側でも同じなので、以下、一方端側についてだけ説明する。
揺動レバー61は、その長手方向略中央が支点軸65を中心に矢印C方向とその逆方向に回転自在に支持されている。揺動レバー61の一端部66には、貫通孔が穿設されており、当該貫通孔に加圧ローラ42の回転軸が挿通されている。また、揺動レバー61の一端部66には、圧縮コイルバネ63が接続されており、一端部66は、圧縮コイルバネ63の復元力により常時、矢印E方向に付勢される。この付勢力により揺動レバー61の他端部67は、カム62の周面に当接した状態になる。
揺動レバー61の他端部67がカム62に当接した状態で、加圧アクチュエータ64が駆動されてカム62が矢印D方向またはその逆方向に回転すると、揺動レバー61が矢印C方向またはその逆方向に揺動し、これに連動して加圧ローラ42が定着ローラ41に対し遠近方向に移動する。この移動分だけ、加圧ローラ42と定着ローラ41の軸間距離が変わることにより、加圧ローラ42による定着ローラ41への押圧力(定着ニップ圧)が可変する構成になっている。制御部6は、後述のように定着ニップ圧が用紙の種類に対応して設定された圧力になるように加圧アクチュエータ64を制御する。
なお、カム62がホーム位置に位置したときに定着ニップ圧が基準圧力、例えば普通紙に適した圧力が付与されるように構成されており、カム62がホーム位置に位置していることを検出するためのセンサ(不図示)が配置されている。制御部6は、当該センサの検出信号からカム62がホーム位置に位置しているか否かを検出することができる。
このような構成において片面コピーモードの画像形成時には、作像部20Y〜20K毎に、感光体ドラム21が露光部23によるレーザ光の露光を受ける前にクリーナ26で表面の残留トナーが除去された後、帯電部22により一様に帯電され、このように帯電した状態で上記レーザ光による露光を受けると、感光体ドラム21の表面に静電潜像が形成される。感光体ドラム21上に形成された静電潜像は、現像器24により現像され、これにより感光体ドラム21の表面にトナー像が形成される。形成された各色のトナー像が転写位置において中間転写ベルト11の裏面側に配設された1次転写ローラ25の静電的作用により、当該中間転写ベルト11の表面上に順次転写されていく。
このような構成において片面コピーモードの画像形成時には、作像部20Y〜20K毎に、感光体ドラム21が露光部23によるレーザ光の露光を受ける前にクリーナ26で表面の残留トナーが除去された後、帯電部22により一様に帯電され、このように帯電した状態で上記レーザ光による露光を受けると、感光体ドラム21の表面に静電潜像が形成される。感光体ドラム21上に形成された静電潜像は、現像器24により現像され、これにより感光体ドラム21の表面にトナー像が形成される。形成された各色のトナー像が転写位置において中間転写ベルト11の裏面側に配設された1次転写ローラ25の静電的作用により、当該中間転写ベルト11の表面上に順次転写されていく。
この際、各色の作像動作は、そのトナー像が、走行する中間転写ベルト11の同じ位置に重ね合わせて転写されるようにすべく、上流側から下流側に向けてタイミングをずらして実行される。
一方、給送部30からは、上記した中間転写ベルト11への作像タイミングに合わせて、操作者により選択された用紙が搬送路39に向けて給紙され、給紙された用紙がレジストローラ37を介して、2次転写ローラ38とバックアップローラ14とが対向する位置(以下、「2次転写位置381」という。)へと搬送される。
一方、給送部30からは、上記した中間転写ベルト11への作像タイミングに合わせて、操作者により選択された用紙が搬送路39に向けて給紙され、給紙された用紙がレジストローラ37を介して、2次転写ローラ38とバックアップローラ14とが対向する位置(以下、「2次転写位置381」という。)へと搬送される。
2次転写位置381において、2次転写ローラ38の静電的作用により中間転写ベルト11上の各色トナー像が用紙の表面に一括して再転写(2次転写)される。
各色トナー像が二次転写された後の用紙は、定着部40まで搬送され、定着部40において加熱、加圧されることにより、その表面のトナー粒子が用紙表面に融着して定着された後、排紙ローラ51によって排紙トレイ53上に排出される。
各色トナー像が二次転写された後の用紙は、定着部40まで搬送され、定着部40において加熱、加圧されることにより、その表面のトナー粒子が用紙表面に融着して定着された後、排紙ローラ51によって排紙トレイ53上に排出される。
なお、両面コピーがなされる場合には、用紙の後端が搬送路分岐部50と排紙ローラ51との間にくるタイミングで、排紙ローラ51を逆転させ、用紙をスイッチバックさせるとともに、搬送路分岐部50に設けられた切換つめ(不図示)を切り換えて、用紙を再給紙路52に導いて、反転させ、再び、2次転写位置381へと導く。これにより、用紙の裏面への画像形成が実行される。なお、上記では片面/両面カラーコピーモードを実行する場合を説明したが、モノクロ、例えばブラック色だけの片面コピーモードや両面コピーモードを実行することもできる。
駆動ローラ12のほぼ上方の位置には、中間転写ベルト11表面に当接して、二次転写後の残留トナーを除去するためのクリーニングブレード15が配設されている。また、レジストローラ37と二次転写位置381の間であり、搬送路39の付近の位置には、用紙検出センサ29が配設されている。用紙検出センサ29は、例えば光電センサ、具体的には内部に発光素子とフォトダイオードなどの受光素子とを備えた反射型の光学センサであり、搬送路39上を搬送される用紙の先端が検出位置を通過すると、その旨を示す検出信号を制御部6に出力する。
また、イメージリーダ部2の前面の操作しやすい位置には、操作パネル7が設けられている。操作パネル7には、操作者がコピー開始の指示やコピー枚数の設定、片面コピーや両面コピーモード等の各種モードの指定などを行うためのハードキー群が配されている。また、操作パネル7には、図2に示すように液晶表示部70が設けられている。液晶表示部70は、LCDディスプレイの表面にタッチパネルが設けられてなり、使用する用紙種類の選択などを受け付けるための受付画面、後述する画像形成条件設定処理において表示されるカスタム用紙選択入力受付画面などの各種画面をLCDディスプレイに表示させると共に、タッチパネルにおける操作者によるタッチ入力を受け付けて、受け付けた入力情報を制御部6に送る。
<制御部の構成>
図3は、制御部6の構成を示すブロック図である。
<制御部の構成>
図3は、制御部6の構成を示すブロック図である。
同図に示すように制御部6は、主な構成要素として、CPU101と、ROM102と、CPU101のワークエリアとなるRAM103と、画像メモリ104と、テストパターンデータ記憶部105および画像形成条件記憶部106などからなる。
ROM102には、イメージリーダ部2におけるスキャン動作やプリンタ部3における画像形成動作に関する制御プログラムおよび後述する画像形成条件設定処理に関する制御プログラムなどが格納されている。
ROM102には、イメージリーダ部2におけるスキャン動作やプリンタ部3における画像形成動作に関する制御プログラムおよび後述する画像形成条件設定処理に関する制御プログラムなどが格納されている。
CPU101は、用紙検出センサ29を含む各種センサの入力を受ける一方、ROM102から必要なプログラムを読み出して、イメージリーダ部2、プリンタ部3の動作をタイミングを取りながら統一的に制御して円滑なコピー動作を実行させる。また、異なる種類の用紙毎にその用紙に対応する画像形成条件の制御値(本実施の形態では、二次転写電圧や定着温度など)の、操作者からの入力を受け付けて設定する画像形成条件設定処理を実行する。
テストパターンデータ記憶部105には、後述のテストプリント処理において出力されるテストパターン(図11参照)の印字用データが格納されている。
画像形成条件記憶部106は、EEPROMなどの書き換え可能な不揮発性の記憶手段であり、画像形成条件設定処理で設定された設定情報が記憶されている。
図4は、設定情報が書き込まれた情報テーブル1061の内容例を示す図である。
画像形成条件記憶部106は、EEPROMなどの書き換え可能な不揮発性の記憶手段であり、画像形成条件設定処理で設定された設定情報が記憶されている。
図4は、設定情報が書き込まれた情報テーブル1061の内容例を示す図である。
同図に示すように、情報テーブル1061には、用紙キー、用紙の種類および画像形成条件の各欄が設けられている。
用紙キー欄には、後述のカスタム用紙選択入力受付画面71(図6参照)に表示される用紙キー711〜716に対応する番号を示す情報が書き込まれている。図4では、用紙キー欄の番号「1」が用紙キー711に対応し、用紙キー欄の番号「6」が用紙キー716に対応する例を示している。
用紙キー欄には、後述のカスタム用紙選択入力受付画面71(図6参照)に表示される用紙キー711〜716に対応する番号を示す情報が書き込まれている。図4では、用紙キー欄の番号「1」が用紙キー711に対応し、用紙キー欄の番号「6」が用紙キー716に対応する例を示している。
種類欄には、使用される用紙の種類名を示す情報が書き込まれている。
画像形成条件欄は、二次転写電圧、定着、坪量、給紙口の各欄に分けられている。
二次転写電圧欄は、1面目カラー、2面目カラー、1面目モノクロ、2面目モノクロの各欄に分けられている。ここで、1面目カラーとは、片面カラーコピーまたは両面カラーコピーモードの表面コピーの意味であり、2面目カラーとは、両面カラーコピーモードの裏面コピーの意味である。同様に、1面目モノクロとは、片面モノクロコピーまたは両面モノクロコピーモードの表面コピーの意味であり、2面目モノクロとは、両面モノクロコピーモードの裏面コピーの意味である。
画像形成条件欄は、二次転写電圧、定着、坪量、給紙口の各欄に分けられている。
二次転写電圧欄は、1面目カラー、2面目カラー、1面目モノクロ、2面目モノクロの各欄に分けられている。ここで、1面目カラーとは、片面カラーコピーまたは両面カラーコピーモードの表面コピーの意味であり、2面目カラーとは、両面カラーコピーモードの裏面コピーの意味である。同様に、1面目モノクロとは、片面モノクロコピーまたは両面モノクロコピーモードの表面コピーの意味であり、2面目モノクロとは、両面モノクロコピーモードの裏面コピーの意味である。
このように表面と裏面への各コピーに対して二次転写電圧の欄を分けているのは、表面にコピーする際と、表面へのコピー済み用紙の裏面にコピーする際とでは、用紙上におけるトナー像の有無によって、用紙の電気抵抗値や厚みに微小とはいえ差が生じるので、それぞれの最適な二次転写電圧を設定できるようにするためである。
二次転写電圧は、後述のように画像形成条件設定処理において「1面目カラー」〜「2面目モノクロ」のそれぞれのモードについて、基準値0(ゼロ)を境に+7、−7の15段階の中からいずれかのレベル値を操作者が入力できるようになっており、この入力された値が該当する欄に書き込まれる。
二次転写電圧は、後述のように画像形成条件設定処理において「1面目カラー」〜「2面目モノクロ」のそれぞれのモードについて、基準値0(ゼロ)を境に+7、−7の15段階の中からいずれかのレベル値を操作者が入力できるようになっており、この入力された値が該当する欄に書き込まれる。
同図は、普通紙用1に対して二次転写電圧として「1面目カラー」〜「2面目モノクロ」のそれぞれのモードについて、基準値「0」が設定され、伝票用というカスタム用紙に対して二次転写電圧として1面目カラーに対し「−5」・・2面目モノクロに対し「−1」が設定されている例を示している。
定着欄は、加熱(温度)と加圧(圧力)欄に分けられている。温度は、定着ローラ41の表面温度を示し、圧力は、定着ニップ圧を示している。温度と圧力についても上記の二次転写電圧と同様に画像形成条件設定処理において設定されたレベル値が書き込まれる。
定着欄は、加熱(温度)と加圧(圧力)欄に分けられている。温度は、定着ローラ41の表面温度を示し、圧力は、定着ニップ圧を示している。温度と圧力についても上記の二次転写電圧と同様に画像形成条件設定処理において設定されたレベル値が書き込まれる。
坪量は、種類欄の用紙の坪量を示しており、給紙口は、種類欄の用紙が収容される給紙カセットを示している。同図の例では、伝票用のカスタム用紙が、坪量50〔g/m2〕であり、給紙カセット32(上から2段目)に収容されることが示されている。
情報テーブル1061を参照することにより、用紙の種類名毎にその用紙に対して設定されている画像形成条件を判断することができる。情報テーブル1061に書き込まれている設定情報は、コピージョブ等の画像形成の際に読み出され、読み出された設定情報に基づき画像形成が実行される。本実施の形態では、操作者がコピージョブ実行に際し、使用する用紙の種類を操作パネル7上で選択入力できるように構成されている。CPU101は、ジョブの実行が指示されると、操作者により選択された種類の用紙を給紙カセット31〜33のいずれかから給送して、給送された用紙上に、選択された種類に対して設定されている画像形成条件を用いて画像を形成する動作を行う。なお、画像形成条件記憶部106としては、EEPROMに限らず、その他のNVRAMなどの不揮発性メモリ、または電池でバックアップされたSRAMなどを用いるとしても良い。
<画像形成条件設定処理>
図5は、画像形成条件設定処理の内容を示すフローチャートである。この画像形成条件設定処理は、操作パネル7において操作者から当該設定処理の実行指示を受け付けるためのキー(不図示)が押下されると開始される。
情報テーブル1061を参照することにより、用紙の種類名毎にその用紙に対して設定されている画像形成条件を判断することができる。情報テーブル1061に書き込まれている設定情報は、コピージョブ等の画像形成の際に読み出され、読み出された設定情報に基づき画像形成が実行される。本実施の形態では、操作者がコピージョブ実行に際し、使用する用紙の種類を操作パネル7上で選択入力できるように構成されている。CPU101は、ジョブの実行が指示されると、操作者により選択された種類の用紙を給紙カセット31〜33のいずれかから給送して、給送された用紙上に、選択された種類に対して設定されている画像形成条件を用いて画像を形成する動作を行う。なお、画像形成条件記憶部106としては、EEPROMに限らず、その他のNVRAMなどの不揮発性メモリ、または電池でバックアップされたSRAMなどを用いるとしても良い。
<画像形成条件設定処理>
図5は、画像形成条件設定処理の内容を示すフローチャートである。この画像形成条件設定処理は、操作パネル7において操作者から当該設定処理の実行指示を受け付けるためのキー(不図示)が押下されると開始される。
同図に示すように、まずカスタム用紙選択入力受付画面を操作パネル7の液晶表示部70に表示させる(ステップS1)。
図6は、カスタム用紙選択入力受付画面71の表示例を示す図である。
同図に示すように、カスタム用紙選択入力受付画面71には、入力受付キーとして、用紙の種類名を示す用紙キー711〜716と、当該処理を終了するための完了キー710が設けられている。操作者は、用紙キー711〜716のいずれかのキーをタッチ入力(押下)することで、画像形成条件を設定すべき用紙の種類を選択することができる。
図6は、カスタム用紙選択入力受付画面71の表示例を示す図である。
同図に示すように、カスタム用紙選択入力受付画面71には、入力受付キーとして、用紙の種類名を示す用紙キー711〜716と、当該処理を終了するための完了キー710が設けられている。操作者は、用紙キー711〜716のいずれかのキーをタッチ入力(押下)することで、画像形成条件を設定すべき用紙の種類を選択することができる。
各用紙キーの種類名は、情報テーブル1061の種類欄に書き込まれている各用紙の種類名に相当し、情報テーブル1061から読み出される。なお、1つのキー毎に1つの用紙種類を登録できるが、登録されていなければ用紙キー715のように未登録と表示される。装置出荷時などの初期状態のときには、全てのキーが未登録であり、情報テーブル1061の種類欄には未登録である旨が書き込まれている。
登録済みの用紙キーを押下すると、後述する設定入力受付画面72(図8参照)に切り換わり、当該画面72において操作者は現在の画像形成条件の設定値を確認できると共に変更することができる。また、未登録の用紙キーを押下すると、設定入力受付画面において、新たな用紙種類とその用紙に対する画像形成条件を設定することができる。
図5に戻り、ステップS2では、操作者により用紙キー711〜716のいずれかが押下されたか否かを判断する。押下されていないことを判断すると(ステップS2で「NO」)、完了キー710が押下されたか否かを判断する(ステップS3)。完了キー710が押下されていないことを判断すると(ステップS3で「NO」)、ステップS2に戻る。用紙キー711〜716のいずれかのキーが押下されたことを判断すると(ステップS2で「YES」)、設定入力受付処理を実行する(ステップS4)。以下、操作者により押下された用紙キーを、操作者により指定された用紙キーという。
<設定入力受付処理>
図7は、設定入力受付処理のサブルーチンの内容を示す図である。
図5に戻り、ステップS2では、操作者により用紙キー711〜716のいずれかが押下されたか否かを判断する。押下されていないことを判断すると(ステップS2で「NO」)、完了キー710が押下されたか否かを判断する(ステップS3)。完了キー710が押下されていないことを判断すると(ステップS3で「NO」)、ステップS2に戻る。用紙キー711〜716のいずれかのキーが押下されたことを判断すると(ステップS2で「YES」)、設定入力受付処理を実行する(ステップS4)。以下、操作者により押下された用紙キーを、操作者により指定された用紙キーという。
<設定入力受付処理>
図7は、設定入力受付処理のサブルーチンの内容を示す図である。
同図に示すように、操作者により指定された用紙キーが登録済みのキーであるか否かを判断する(ステップS10)。登録済みと判断すると(ステップS10で「YES」)、情報テーブル1061から当該用紙キーに対応して設定されている用紙種類と画像形成条件を読み出す(ステップS11)。例えば、操作者により指定された用紙キーが用紙キー716である場合には、図4の例では用紙種類が「伝票用」、二次転写電圧が1面目カラーに対し「−5」・・給紙口が「2段目」を示す情報が伝票用のカスタム用紙に対応して設定されている画像形成条件として読み出される。
一方、未登録と判断すると(ステップS10で「NO」)、初期の画像形成条件を読み出す(ステップS12)。初期の画像形成条件とは、例えば二次転写電圧〜定着圧が全て基準の「0」、坪量が64〔g/m2〕、給紙口が1段目などのように予め決められた条件である。そのデータは、例えばROM102などに格納される。
読み出した画像形成条件を設定入力受付画面に表示させる(ステップS13)。
読み出した画像形成条件を設定入力受付画面に表示させる(ステップS13)。
図8は、設定入力受付画面72の表示例を示す図である。
同図に示すように、設定入力受付画面72には、画像形成条件設定欄73と、テストプリント欄74とが1つの画面内に並ぶようにして設けられている。
画像形成条件設定欄73には、登録名731、二次転写出力調整732、定着温度調整733および坪量734の各欄が設けられている。登録名731は、上記の情報テーブル1061の用紙の種類に相当し、二次転写出力調整732、定着温度調整733、坪量734は、情報テーブル1061の二次転写電圧、定着、坪量にそれぞれ相当する。
同図に示すように、設定入力受付画面72には、画像形成条件設定欄73と、テストプリント欄74とが1つの画面内に並ぶようにして設けられている。
画像形成条件設定欄73には、登録名731、二次転写出力調整732、定着温度調整733および坪量734の各欄が設けられている。登録名731は、上記の情報テーブル1061の用紙の種類に相当し、二次転写出力調整732、定着温度調整733、坪量734は、情報テーブル1061の二次転写電圧、定着、坪量にそれぞれ相当する。
登録名欄731には、用紙種類が登録済みであればその登録名が表示され、未登録であればその旨が表示される。同図は、未登録である旨の表示例を示している。表示欄の隣に設けられた名称入力キー735が操作者により押下されると、名称入力のための名称入力画面(不図示)に切り換わるようになっており、操作者は、その名称入力画面から画像形成条件の設定対象である用紙の種類名を入力することができる。なお、入力が終了すると設定入力受付画面72に戻る。
二次転写出力調整欄732には、1面目カラー〜2面目モノクロのそれぞれについて、その転写電圧の設定値(レベル値)が表示される。操作者は、当該画面72による表示から現在の設定値を確認できる。また、アップダウンキー737のタッチ入力によりレベル値を変更することができる。ここでは、基準値の「0」を境に「+7」から「−7」まで1段階ずつ15段階(レベル)に変更が可能になっている。
操作者は、後述のテストプリント処理で出力されるテストパターン画像を目視により実際にトナー像が転写されている様子を確認した上で、自己が最適と考える転写電圧のレベル値(「+7」〜「−7」)を設定することができる。
定着温度調整欄733には、「加熱」として定着ローラ41の表面温度の設定値と、加圧として定着ニップ圧の設定値が表示される。操作者は、この表示から現在の設定値(レベル値)を確認できる。また、アップダウンキー737の操作によりレベル値を変更することができる。ここでは、基準値の「0」を境に「+5」から「−20」まで1段階ずつ26段階(レベル)に変更が可能になっている。なお、1段階とは、例えば基準温度と基準圧力の1〔%〕相当量などとされる。
定着温度調整欄733には、「加熱」として定着ローラ41の表面温度の設定値と、加圧として定着ニップ圧の設定値が表示される。操作者は、この表示から現在の設定値(レベル値)を確認できる。また、アップダウンキー737の操作によりレベル値を変更することができる。ここでは、基準値の「0」を境に「+5」から「−20」まで1段階ずつ26段階(レベル)に変更が可能になっている。なお、1段階とは、例えば基準温度と基準圧力の1〔%〕相当量などとされる。
この温度と圧力についても、操作者は、テストパターン画像の実際にトナー像が定着されている様子を確認した上で、自己が最適と考えるレベル値を設定することができる。
坪量欄734には、当該種類の用紙の坪量としての設定値が表示される。この坪量も上記の二次転写出力などと同様に、操作者はアップダウンキー737の操作により値を変更することができる。
坪量欄734には、当該種類の用紙の坪量としての設定値が表示される。この坪量も上記の二次転写出力などと同様に、操作者はアップダウンキー737の操作により値を変更することができる。
テストプリント欄74には、給紙口741、カラーモード742および片面両面743の各欄が設けられている。給紙口欄741には、上記登録名欄731で設定された種類の用紙が収容される給紙カセットの給紙口を示す段数が表示される。ここでは、給紙カセット31が1段目、給紙カセット32が2段目、給紙カセット33が3段目に相当する。操作者は、上記登録名欄731で設定された用紙の給紙口として、現に設定されている給紙口(給紙カセット)を確認できる。また、選択キー744の押下により給紙口(1〜3段目)を選択することができる。CPU101は、ここで設定(選択)された給紙口に対応する給紙カセットに、上記登録名欄731で設定された用紙が収容されているとして、当該用紙を用いて実際のジョブとテストプリントを行う。
カラーモード欄742と片面両面欄743には、テストプリントで実行すべきモード、具体的にはカラーまたはモノクロ、片面またはモノクロが表示される。操作者は、テストプリントの実行モード、すなわちカラー両面、カラー片面、モノクロ両面、モノクロ片面のいずれかのモードを選択キー744の操作により選択できる。CPU101は、ここで選択されたモードでテストプリントを行う。この意味で、テストプリント欄74において入力される情報は、テストプリントを実行するときの実行条件といえる。
画像形成条件設定欄73のキー736は、設定値を元に戻すためのキーであり、このキー736が操作者により押下されると、設定入力受付画面72の各欄の設定値や選択モードの全てが初期状態(同図の状態)に戻されるようになっている。
完了キー720は、設定入力終了の指示を受け付けるためのキーであり、スタートキー721は、テストプリントの実行指示を受け付けるためのキーである。
完了キー720は、設定入力終了の指示を受け付けるためのキーであり、スタートキー721は、テストプリントの実行指示を受け付けるためのキーである。
図7に戻り、ステップS14では、スタートキー721が押下されたか否かを判断する。スタートキー721が押下されていないと判断すると(ステップS14で「NO」)、完了キー720が押下されたか否かを判断する(ステップS15)。完了キー720が押下されていないと判断すると(ステップS15で「NO」)、他の入力キーとしての名称入力キー735、アップダウンキー737、選択キー744のいずれかが押下されたか否かを判断する(ステップS16)。
いずれかのキーの押下を判断すると(ステップS16で「YES」)、その入力に応じた情報を表示して(ステップS17)、ステップS14に戻る。例えば、名称入力キー735の入力を受け付けた場合には、上記の名称入力画面に切り換える。また、アップダウンキー737または選択キー744の入力を受け付けた場合には、その入力値(「+1」や「−5」など)または選択された内容(1段目やカラーなど)を表示させる。なお、入力キーでもない他の表示キー(不図示)などが押下されたことを判断すると(ステップS16で「NO」)、そのキーに応じた処理を実行して、ステップS14に戻る。
スタートキー721が押下されたことを判断すると(ステップS14で「YES」)、テストプリント処理を実行する(ステップS18)。
<テストプリント処理>
図9と図10は、テストプリント処理のサブルーチンの内容を示す図であり、図11は、テストプリント処理により出力されたテストサンプル900の例を示す図である。
<テストプリント処理>
図9と図10は、テストプリント処理のサブルーチンの内容を示す図であり、図11は、テストプリント処理により出力されたテストサンプル900の例を示す図である。
図9に示すように、定着ローラ41の表面温度の調整値を読み出す(ステップS21)。ここでは、図8に示す設定入力受付画面72の定着温度調整欄733の加熱欄に現に表示されているレベル値を読み出す。
読み出したレベル値から目標温度を求めて定着部40の温度制御を行う(ステップS22)。目標温度の求め方としては、例えば次の方法がとられる。すなわち、読み出したレベル値が「0(ゼロ)」であれば、目標温度を基準温度(ある種類、例えば普通紙に適した定着用の温度として予め求められた温度)とする。また、例えばレベル値が「+1」であれば基準温度に、レベル1段階相当分の温度(上記例では、基準温度の1%相当分)を加算した値を目標温度とし、「−2」であれば基準温度に、レベル2段階相当分の温度を減算した値を目標温度とする。なお、基準温度および各レベルに対する温度は、実験などから適切な値が予め求められて、そのデータがROM102などに格納される。
読み出したレベル値から目標温度を求めて定着部40の温度制御を行う(ステップS22)。目標温度の求め方としては、例えば次の方法がとられる。すなわち、読み出したレベル値が「0(ゼロ)」であれば、目標温度を基準温度(ある種類、例えば普通紙に適した定着用の温度として予め求められた温度)とする。また、例えばレベル値が「+1」であれば基準温度に、レベル1段階相当分の温度(上記例では、基準温度の1%相当分)を加算した値を目標温度とし、「−2」であれば基準温度に、レベル2段階相当分の温度を減算した値を目標温度とする。なお、基準温度および各レベルに対する温度は、実験などから適切な値が予め求められて、そのデータがROM102などに格納される。
温度制御の具体的方法としては、定着ローラ41の表面温度をセンサ(不図示)等で検出し、この検出温度が上記の目標温度で維持されるように、ヒータ電力供給部9に指示して、定着ヒータ43への電力供給を制御する。
続いて、定着ニップ圧の調整値を読み出す(ステップS23)。ここでは、図8に示す設定入力受付画面72の定着温度調整欄733の加圧欄に現に表示されているレベル値を読み出す。そして、読み出したレベル値に基づき加圧アクチュエータ64を駆動させて定着ニップ圧の調整を行う(ステップS24)。
続いて、定着ニップ圧の調整値を読み出す(ステップS23)。ここでは、図8に示す設定入力受付画面72の定着温度調整欄733の加圧欄に現に表示されているレベル値を読み出す。そして、読み出したレベル値に基づき加圧アクチュエータ64を駆動させて定着ニップ圧の調整を行う(ステップS24)。
具体的には、読み出したレベル値が「0」であれば、カム62がホーム位置に位置するように加圧アクチュエータ64を駆動制御する。また、例えばレベル値が「+1」であれば、カム62をホーム位置からレベル1段階分に相当する回転角だけ圧力が上がる方向に回転させて停止させる。逆に、レベル値が「−2」であれば、カム62をホーム位置からレベル2段階分に相当する回転角だけ圧力が下げる方向に回転させて停止させる。なお、各レベルに対する回転角度は、実験などから適切な値が予め求められて、そのデータがROM102などに格納される。
続いて、テストパターンの印字用データをテストパターンデータ記憶部105から読み出し、読み出した印字用データに基づきテストパターンの作像を開始する(ステップS25)。ここで、印字用データは、図11に示すテストパターン90としてテストパターン画像91とレベル値92をプリントするためのデータに相当する。
図11に示すようにテストパターン画像91は、用紙搬送方向に直交する方向(主走査方向に相当)に、3C、Blue、Red、Cyan、Blackの各欄が並ぶように設けられ、その欄毎に用紙先端から後端方向(副走査方向に相当)に7個のパッチ画像93〜99が相互に間隔をおいて列状に配される構成になっている。具体的には、用紙先端(位置a)から後端方向に距離Lずつ離れた位置をb、c・・hとしたとき、位置a−b間、位置b−c間・・位置g−h間それぞれに各欄の1つのパッチ画像が配される。
図11に示すようにテストパターン画像91は、用紙搬送方向に直交する方向(主走査方向に相当)に、3C、Blue、Red、Cyan、Blackの各欄が並ぶように設けられ、その欄毎に用紙先端から後端方向(副走査方向に相当)に7個のパッチ画像93〜99が相互に間隔をおいて列状に配される構成になっている。具体的には、用紙先端(位置a)から後端方向に距離Lずつ離れた位置をb、c・・hとしたとき、位置a−b間、位置b−c間・・位置g−h間それぞれに各欄の1つのパッチ画像が配される。
ここで、3C欄のパッチ画像とは、Y、M、C色を所定の割合で混色させてなるカラー画像を表わし、Blue欄のパッチ画像とは、所定の色相の青色画像を表わし、Red欄のパッチ画像とは、所定の色相の赤色画像を表わしている。また、Cyan欄のパッチ画像とは、シアン色だけのトナー画像を、Black欄のパッチ画像とは、ブラック色だけのトナー画像を表わしている。欄毎に、1つの欄に属する7個のパッチ画像93〜99の画像データは、同じ濃度を示す画像データである。
従って、パッチ画像93〜99は、基本的に同じ濃度で用紙にプリントされるはずであるが、本実施の形態では、後述のように用紙が二次転写位置381を通過する際に、位置a−b間、位置b−c間・・位置g−h間それぞれについて、二次転写電圧を基準値T(ここでT>600V)に対し+600〔V〕、+400〔V〕、+200〔V〕、基準値T、−200〔V〕、−400〔V〕、−600〔V〕というように高い電圧から低い電圧に7段階に切り換えるとしており、この制御値の切り換えにより二次転写の条件が変わって用紙への二次転写後のパッチ画像の画質(濃度など)が変わるようになっている。
レベル値92は、二次転写電圧の大きさを指標する情報であり、ブラック色で形成される。このレベル値92は、上記の二次転写出力調整欄732の各モードに表示されるレベル値に対応している。同図は、二次転写電圧が基準値Tよりも大きい場合に「+」、小さい場合に「−」、基準値Tとの差分を数値で表した例を示している。
操作者は、出力されたテストパターン画像91を目視して、例えばカラー画像について3C欄、Blue欄、Red欄におけるパッチ画像93〜99それぞれの実際の画質から、当該用紙に対するカラー画像の二次転写電圧として最適と思われる電圧をレベル値で判断することができる。同様に、モノクロ画像については、Cyan欄やBlack欄における実際のパッチ画像93〜99の画質から、当該用紙に対するモノクロ画像の二次転写電圧として最適と思われる値をレベル値で判断することができる。
操作者は、出力されたテストパターン画像91を目視して、例えばカラー画像について3C欄、Blue欄、Red欄におけるパッチ画像93〜99それぞれの実際の画質から、当該用紙に対するカラー画像の二次転写電圧として最適と思われる電圧をレベル値で判断することができる。同様に、モノクロ画像については、Cyan欄やBlack欄における実際のパッチ画像93〜99の画質から、当該用紙に対するモノクロ画像の二次転写電圧として最適と思われる値をレベル値で判断することができる。
このテストパターンの作像は、図8に示す設定入力受付画面72のカラーモード欄742と片面両面欄743のそれぞれに入力されている情報(実行条件)に基づき実行される。同図は、片面カラーモードでテストパターンの作像が行われる例を示している。
図9に戻り、ステップS26では、指定された用紙を給送する。用紙の給送は、上記テストパターン90が用紙上の所定位置に形成されるようにテストパターン90の作像タイミングに応じて開始される。給送される用紙は、図8に示す設定入力受付画面72の給紙口欄741に入力されている情報(実行条件)により決められる。同図の例では、1段目の給紙カセット31に収容されている用紙が指定された用紙として給送される。
図9に戻り、ステップS26では、指定された用紙を給送する。用紙の給送は、上記テストパターン90が用紙上の所定位置に形成されるようにテストパターン90の作像タイミングに応じて開始される。給送される用紙は、図8に示す設定入力受付画面72の給紙口欄741に入力されている情報(実行条件)により決められる。同図の例では、1段目の給紙カセット31に収容されている用紙が指定された用紙として給送される。
給送された用紙の先端が用紙検出センサ29により検出されると(ステップS27)、内部タイマー(不図示)を起動して(ステップS28)、その起動開始からM秒経過したか否かを判断する(ステップS29)。ここで、M秒とは、用紙の先端が用紙検出センサ29による検出位置を通過してから二次転写位置381に到達するまでに要する時間であり、例えば搬送路39上における検出位置から二次転写位置381までの距離を用紙搬送速度で除した値として予め求められ、このデータはROM102などに格納されている。
M秒経過を判断すると(ステップS29で「YES」)、二次転写電圧の基準値Tを読み出す(ステップS30)。二次転写電圧の基準値Tとは、ある種類の用紙、例えば普通紙に適した二次転写電圧として予め実験などから求められた電圧値であり、このデータはROM102などに格納されている。
読み出した基準値Tに600〔V〕を加算した値を二次転写電圧として二次転写ローラ38に印加する(ステップS31)。これにより用紙先端の二次転写位置381への到達に合わせて二次転写電圧が二次転写ローラ38に印加される。
読み出した基準値Tに600〔V〕を加算した値を二次転写電圧として二次転写ローラ38に印加する(ステップS31)。これにより用紙先端の二次転写位置381への到達に合わせて二次転写電圧が二次転写ローラ38に印加される。
そして、内部タイマーの起動から(M+P)秒経過したか否かを判断する(ステップS32)。ここで、P秒とは、用紙が図11に示す距離L〔mm〕だけ移動するのに要する時間に相当する。(M+P)秒が経過するまでの間に、中間転写ベルト11上のパッチ画像93とこれに対するレベル値「+6」を示す画像が二次転写位置381において二次転写電圧(T+600)〔V〕で用紙上に二次転写される。
(M+P)秒が経過したことを判断すると(ステップS32で「YES」)、二次転写電圧の値を、基準値Tに400〔V〕を加算した値に切り換えて二次転写ローラ38に印加させる(ステップS33)。これにより中間転写ベルト11上のパッチ画像94とこれに対するレベル値「+4」を示す画像が二次転写位置381において二次転写電圧(T+400)〔V〕で用紙上に二次転写される。
タイマーの起動から(M+2P)秒経過したことを判断すると(ステップS34で「YES」)、二次転写電圧の値を、基準値Tに200〔V〕を加算した値に切り換えて二次転写ローラ38に印加させる(ステップS35)。これにより中間転写ベルト11上のパッチ画像95とこれに対するレベル値「+2」を示す画像が二次転写位置381において二次転写電圧(T+200)〔V〕で用紙上に二次転写される。
タイマーの起動から(M+3P)秒経過したことを判断すると(ステップS36で「YES」)、二次転写電圧の値を基準値Tに切り換えて二次転写ローラ38に印加させる(ステップS37)。これにより中間転写ベルト11上のパッチ画像96とこれに対するレベル値「0」を示す画像が二次転写位置381において二次転写電圧T〔V〕で用紙上に二次転写される。
タイマーの起動から(M+4P)秒経過したことを判断すると(ステップS38で「YES」)、図10に移って、二次転写電圧の値を、基準値Tから200〔V〕を減算した値に切り換えて二次転写ローラ38に印加させる(ステップS39)。これにより中間転写ベルト11上のパッチ画像97とこれに対するレベル値「−2」を示す画像が二次転写位置381において二次転写電圧(T−200)〔V〕で用紙上に二次転写される。
タイマーの起動から(M+5P)秒経過したことを判断すると(ステップS40で「YES」)、二次転写電圧の値を、基準値Tから400〔V〕を減算した値に切り換えて二次転写ローラ38に印加させる(ステップS41)。これにより中間転写ベルト11上のパッチ画像98とこれに対するレベル値「−4」を示す画像が二次転写位置381において二次転写電圧(T−400)〔V〕で用紙上に二次転写される。
タイマーの起動から(M+6P)秒経過したことを判断すると(ステップS42で「YES」)、二次転写電圧の値を、基準値Tから600〔V〕を減算した値に切り換えて二次転写ローラ38に印加させる(ステップS43)。これにより中間転写ベルト11上のパッチ画像99とこれに対するレベル値「−6」を示す画像が二次転写位置381において二次転写電圧(T−600)〔V〕で用紙上に二次転写される。
タイマーの起動から(M+7P)秒経過したことを判断すると(ステップS44で「YES」)、二次転写電圧の供給を停止し(ステップS45)、上記内部タイマーをリセットして(ステップS46)、図7に示す設定入力受付処理のステップS14に戻る。設定入力受付処理では、図8の設定入力受付画面72が表示されたままになっている。
テストプリント処理が終了すると、テストパターン90が形成された用紙がテストサンプル900として出力される。操作者は、出力された用紙上に形成されているテストパターン画像91から実際の転写と定着の様子を目視で確認することができる。
テストプリント処理が終了すると、テストパターン90が形成された用紙がテストサンプル900として出力される。操作者は、出力された用紙上に形成されているテストパターン画像91から実際の転写と定着の様子を目視で確認することができる。
例えば、片面カラーモードにおいて最適な画質な画像パッチのレベルが「+4」であると思った場合には、図8の設定入力受付画面72における二次転写出力調整欄732の1面目カラー欄のレベル値を現在の値から「+4」に変更することができる。また、パッチ画像94と95の中間の画質が最適と考えるならば、「+3」とすることができる。他のモードの場合もそのモードに対応する欄のレベル値の範囲内で任意の値に調整することができる。
また、定着については、画質として、例えばさらに定着率を上げたい場合には、温度と圧力のレベル値を大きくすることができ、用紙のカールが気になる場合には、逆に圧力を下げるなどの調整を行うこともできる。定着のレベル値を変更した場合、操作者は、再度、スタートキー721の押下(ステップS14で「YES」)からテストプリント処理(ステップS18)を実行して、用紙上に形成されたテストパターン画像91を目視により、定着の状態を再確認することができる。
テストプリント実行後も設定入力受付画面72の表示が継続されているので、操作者は、その設定入力受付画面72から転写電圧などの制御値の入力や再設定、カラーや両面などのモードの選択などを容易に行うことができ、例えば別の画面、より具体的にはコピー待機画面などに自動的に切り換わる構成をとった場合に、その別の画面から設定入力受付画面72に戻すといった面倒な操作をする必要が生ぜず、操作者にとって便利である。
図7において、ステップS14〜S18までの処理を繰り返し行い、完了キーが押下されたことを判断すると(ステップS15で「YES」)、操作者により指定された用紙キーと、設定入力受付画面72に現に表示されている画像形成条件(登録名、二次転写出力調整、定着温度調整、坪量、給紙口の各欄の情報)とを対応付けて、情報テーブル1061の該当する各項目の格納領域に上書き保存(設定)した後(ステップS19)、図5に示すメインルーチンにリターンする。
図5のステップS1において、設定入力受付画面72に代えてカスタム用紙選択入力受付画面71を表示させて(表示画面を切り換えて)、ステップS2以降の処理を実行する。そして、完了キー710が押下されたことを判断すると(ステップS3で「YES」)、当該画像形成条件設定処理を終了する。
CPU101は、実際のコピージョブの実行の際に、ジョブ毎に、操作者により指定されたコピーモードと選択された用紙種類に対して設定されている画像形成条件を情報テーブル1061から読み出して、読み出した画像形成条件に基づき画像形成を実行する。
CPU101は、実際のコピージョブの実行の際に、ジョブ毎に、操作者により指定されたコピーモードと選択された用紙種類に対して設定されている画像形成条件を情報テーブル1061から読み出して、読み出した画像形成条件に基づき画像形成を実行する。
具体的には、例えば操作者により片面カラーモードが指定され、使用される用紙種類として伝票用の用紙が選択された場合には、図4の例では、2段目の給紙カセット32に収容されている用紙が伝票用の用紙として給送される。また、二次転写電圧として1面目カラー欄の「−5」、定着の温度「+1」、圧力「−1」を示すデータ(操作者自らが入力した値)が読み出される。画像形成の際には、二次転写電圧は、レベル値「−5」に対応する電圧、上記例では(T−500)〔V〕が二次転写ローラ38に印加される。
定着の温度は、レベル値「+1」に対応する温度、上記例では基準温度にレベル1段階相当分の温度を加算した値が目標温度に設定される。同様に、定着のニップ圧は、レベル値「−1」に対応する圧力、上記例では、カム62がホーム位置からレベル1段階分に相当する回転角だけ圧力が下がる方向に回転制御される。他のモードが指定され、また他の種類の用紙が選択された場合も上記と同様に、指定されたモードと選択された用紙種類に対応する(同種類のものとして設定されている)画像形成条件が読み出される。
以上説明したように、本実施の形態では、用紙の種類(普通紙、厚紙、伝票用など)ごとに、画像形成条件の制御値(転写電圧、定着の温度と圧力)を操作者が設定入力受付画面72上で確認しつつ任意な値を入力することができる。また、テストパターン画像91のパッチ画像93〜99毎に、そのパッチ画像の二次転写に用いられた転写電圧を指標するレベル値92が印字される。従って、操作者は、テストパターン90を目視して、最適な画質と思われるパッチ画像に対応するレベル値と同じ値を設定入力受付画面72上で入力することにより、使用する用紙に対して自己が最適とした画質を再現するための制御値、例えば二次転写電圧を画像形成時に用いられる制御値として設定することができ、操作者の意図を反映して希望に添った画像形成条件の設定が可能になる。
なお、上記では、設定入力受付画面72に画像形成条件設定欄73とテストプリント欄74をそれぞれ部分画面として1つの画面内に並列表示することにより、操作者にとって画面の切り換え操作をせずとも両方の欄の各項目を一目で確認できるように構成したが、これに限られることはない。例えば、各欄について別々に画面を設けて、必要に応じて画面を切り換える構成をとることも可能である。
また、テストプリントの実行条件として給紙口、カラーモード、片面両面の3つの条件について、給紙段、カラーまたはモノクロコピー、片面または両面コピーのいずれかを操作者が選択可能な構成例を説明したが、実行条件がこれらに限られることはない。また、上記のいずれか1つまたは2つの条件について選択可能な構成をとるとしても良い。
さらに、上記では設定入力受付画面72の表示を、カスタム用紙選択入力受付画面71への切り換え指示があるまではテストプリントの実行の有無に関わらず継続する(ステップS13〜S19)構成をとることにより、操作者にとって転写電圧などの設定のための操作をより簡易化するとしたが、これに限られない。例えば、テストプリントの実行と共に別の画面に切り換える構成をとることも可能であろう。
さらに、上記では設定入力受付画面72の表示を、カスタム用紙選択入力受付画面71への切り換え指示があるまではテストプリントの実行の有無に関わらず継続する(ステップS13〜S19)構成をとることにより、操作者にとって転写電圧などの設定のための操作をより簡易化するとしたが、これに限られない。例えば、テストプリントの実行と共に別の画面に切り換える構成をとることも可能であろう。
本発明は、上記の画像形成装置に限られず、画面表示およびテストパターン出力の方法であるとしてもよい。さらに、その方法をコンピュータが実行するプログラムであるとしてもよい。また、本発明に係るプログラムは、例えば磁気テープ、フレキシブルディスク等の磁気ディスク、DVD−ROM、DVD−RAM、CD−ROM、CD−R、MO、PDなどの光記録媒体、フラッシュメモリ系記録媒体等、コンピュータ読み取り可能な各種記録媒体に記録することが可能であり、当該記録媒体の形態で生産、譲渡等がなされる場合もあるし、プログラムの形態でインターネットを含む有線、無線の各種ネットワーク、放送、電気通信回線、衛星通信等を介して伝送、供給される場合もある。
(変形例)
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は、上述の実施の形態に限定されないのは勿論であり、以下のような変形例が考えられる。
(1)上記実施の形態では、テストパターン90にレベル値92が含まれるとしたが、パッチ画像または画像形成条件の制御値を特定するための情報であれば、レベル値でなくても構わない。例えば、レベル値に代えて、転写電圧の値そのものとすることもできる。この場合、転写電圧値を示す画像がパッチ画像と共にシート上に形成される。なお、上記では、1つのパッチ画像に1つのレベル値が対応するようにしたが、隣り合うパッチ画像についてその中間のレベル値が併せて印字されるようにしても良い。
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は、上述の実施の形態に限定されないのは勿論であり、以下のような変形例が考えられる。
(1)上記実施の形態では、テストパターン90にレベル値92が含まれるとしたが、パッチ画像または画像形成条件の制御値を特定するための情報であれば、レベル値でなくても構わない。例えば、レベル値に代えて、転写電圧の値そのものとすることもできる。この場合、転写電圧値を示す画像がパッチ画像と共にシート上に形成される。なお、上記では、1つのパッチ画像に1つのレベル値が対応するようにしたが、隣り合うパッチ画像についてその中間のレベル値が併せて印字されるようにしても良い。
また、各パッチ画像の用紙上における形成位置を、パッチ画像の制御値を特定するための情報とすることもできる。具体的には、テストパターン画像91において各パッチ画像を用紙先端から後端にかけて順に1番目、2番目・・n番目としたとき、操作者が最適と思われるパッチ画像の番号nを設定入力受付画面72上で入力する構成が考えられる。パッチ画像毎にその形成位置と二次転写電圧の値が予め対応付けされており、操作者により番号が入力されるとその番号に対応する二次転写電圧の値が設定される。
複数のパッチ画像それぞれに二次転写電圧の大きさが対応しており、操作者が各パッチ画像を見て、希望する画質に対応するパッチ画像またはその制御値を選択できるように、操作者からの入力を受け付ける構成であれば良い。上記のテストパターン90は、一例であって、パッチ画像の数、大きさ、種類(3CやBlueなど)、並び方向などは、装置構成やユーザの見易さなどを考慮して適切なものが決められる。
(2)上記実施の形態では、本発明に係る画像形成装置をタンデム型カラーデジタル複写機に適用した場合の例を説明したが、これに限られない。カラーやモノクロの画像形成に関わらず、感光体ドラムや中間転写ベルトなどの像担持体に作像された画像を用紙などのシート上に静電転写する画像形成装置、および/またはシート上に転写された画像を加熱、加圧により定着する画像形成装置であれば、例えばプリンタ、FAX、MFP(Multiple Function Peripheral)等に適用できる。
(3)上記では画像形成条件として転写手段と定着手段を用い、その制御値を異なる複数の値に切り変える構成として転写手段の転写電圧値と定着手段の温度と圧力をそれぞれ切り換える構成例を説明したが、シートの種類により制御値を変更すべき画像形成条件であれば、これに限られない。例えば、転写電圧に代えて転写電流を切り換えるとしても良い。また、転写、定着以外の条件にも適用可能である。
(4)さらに、カスタム用紙として伝票用の用紙を用いる例を説明したが、シートの種類がこれに限られないことはいうまでもなく、他の多くの種類ごとにそのシートについて画像形成条件を設定することができる。
(5)また、1枚のシートに複数の画像パッチを形成するとしたが、これに限られない。例えば、複数の画像パッチを複数枚のシートに分けて形成するとしても良い。例えば、複数枚のシートを用いる場合に、1枚のシートに対し1または複数の画像パッチを形成しつつ、シート毎に定着部の加熱に温度、加圧の圧力を異ならせるように構成することが考えられる。操作者は、1回のテストプリントにおいて、出力された各シートのうちから最適な温度、圧力のものを選んで、選んだ温度、圧力を制御値として特定するための情報を入力することにより、自己の希望する制御値の設定が可能になる。
(5)また、1枚のシートに複数の画像パッチを形成するとしたが、これに限られない。例えば、複数の画像パッチを複数枚のシートに分けて形成するとしても良い。例えば、複数枚のシートを用いる場合に、1枚のシートに対し1または複数の画像パッチを形成しつつ、シート毎に定着部の加熱に温度、加圧の圧力を異ならせるように構成することが考えられる。操作者は、1回のテストプリントにおいて、出力された各シートのうちから最適な温度、圧力のものを選んで、選んだ温度、圧力を制御値として特定するための情報を入力することにより、自己の希望する制御値の設定が可能になる。
また、定着の温度と圧力をパッチ画像毎に異なる値に切り換えることができれば良く、装置構成によっては、例えば1枚のシート上において温度と圧力を切り換えるとしても良い。さらに、定着の温度と圧力の両方に限られず、いずれか一方を用いるとしても良い。
また、上記実施の形態及び上記変形例の内容をそれぞれ組み合わせるとしても良い。
また、上記実施の形態及び上記変形例の内容をそれぞれ組み合わせるとしても良い。
本発明は、画像形成条件を設定する画像形成装置に広く適用することができる。
1 複写機
6 制御部
7 操作パネル
38 二次転写ローラ
70 液晶表示部
72 設定入力受付画面
92 レベル値
93〜99 パッチ画像
105 テストパターンデータ記憶部
106 画像形成条件記憶部
732 二次転写出力調整欄
6 制御部
7 操作パネル
38 二次転写ローラ
70 液晶表示部
72 設定入力受付画面
92 レベル値
93〜99 パッチ画像
105 テストパターンデータ記憶部
106 画像形成条件記憶部
732 二次転写出力調整欄
Claims (8)
- 画像形成条件の制御値を異なる複数の値に切り換えて、当該複数の制御値それぞれによる複数のパッチ画像をシート上に形成するテストプリント手段と、
前記シート上に形成された複数のパッチ画像に基づき操作者から、当該操作者が希望する画質のパッチ画像の制御値を特定するための情報の入力を受け付ける受付手段と、
前記受け付けられた情報により特定される制御値を、前記シートと同種類のシートに画像形成する際に用いる画像形成条件の制御値として設定する設定手段と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 回動する像担持体上に形成された画像をシート上に静電転写する転写手段を備え、
前記画像形成条件の制御値は、
前記転写手段による転写電圧または転写電流の大きさであり、
前記テストプリント手段は、
同じ濃度の複数のパッチ画像を前記像担持体上に前記回動方向に沿って並ぶように作像し、作像された複数のパッチ画像をシート上にパッチ画像ごとに異なる転写電圧または転写電流により転写させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記テストプリント手段は、
前記パッチ画像ごとにそのパッチ画像を転写したときの転写電圧または転写電流の大きさを指標する記号を示す画像を当該パッチ画像と共に作像して前記シート上に転写させ、
前記情報は、
前記転写電圧または転写電流の大きさを指標する記号であることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。 - シート上の画像を加熱、加圧して定着する定着手段を備え、
前記画像形成条件の制御値は、
前記定着手段の加熱による温度、加圧による圧力の大きさであり、
前記テストプリント手段は、
同じ濃度の複数のパッチ画像をシート上に形成し、形成された複数のパッチ画像をパッチ画像ごとに加熱の温度、加圧の圧力を異ならせて定着させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - ディスプレイと、
前記ディスプレイの画面表示を制御する表示制御手段と、を備え、
前記表示制御手段は、
前記ディスプレイに、操作者が前記情報を入力するための第1部分画面と、前記テストプリント手段によるパッチ画像形成の実行条件を操作者が入力するための第2部分画面を一の画面内に並列表示させ、
前記受付手段は、
前記第1部分画面から前記情報の入力を受け付け、
前記テストプリント手段は、
前記第2部分画面で操作者により入力された実行条件に基づき前記パッチ画像の形成を行うことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 異なる複数の画像形成モードを実行可能であり、
前記第1部分画面には、前記複数の画像形成モード毎に、当該画像形成モードに対する前記情報の入力を受け付けるための入力欄が設けられ、
前記第2部分画面には、前記複数の画像形成モードの中から、実行すべき画像形成モードを前記実行条件として操作者が選択するための入力欄が設けられており、
前記テストプリント手段は、
前記第2部分画面で操作者が選択した画像形成モードで前記パッチ画像の形成を行い、
前記設定手段は、
前記第1部分画面で操作者が入力した情報により特定される画像形成モード毎の制御値それぞれを、その画像形成モードで画像形成する際に用いる画像形成条件の制御値として設定することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。 - 前記複数の画像形成モードには、1枚のシートの片面にだけ画像を形成する片面モードと、1枚のシートの両面に画像を形成する両面モードと、単色のみの画像を形成するモノクロモードと、カラー画像を形成するカラーモードのうち、2以上のモードが含まれていることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
- 前記表示制御手段は、
前記一の画面を別の画面に切り換えるための切換指示を受け付けない限り、前記パッチ画像の形成を実行したか否かに関わらず前記一の画面の表示を継続することを特徴とする請求項5乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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