JP2006234862A - 画像形成装置 - Google Patents

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真 長谷川
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昇 沢山
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真治 加藤
Hitoshi Ishibashi
均 石橋
Kayoko Ikegami
加余子 池上
Yuji Hirayama
裕士 平山
Takashi Enami
崇史 榎並
Shinji Kobayashi
信二 小林
Kazumi Kobayashi
一三 小林
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福年 内田
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Abstract

【課題】 ビーム出射強度の調整によってプリントアウト画像の主走査方向における濃度ムラを抑えつつ、その調整に起因するプリントアウト画像全体の画像濃度不足や画像濃度過多を回避することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】 ビーム強度調整制処理(S6)を実施する場合には、その後の画像情報に基づくプリントアウト動作に先立って、所定の基準トナー像を感光体に形成し、その感光体上の基準トナー像、又は感光体から中間転写ベルトに転写した基準トナー像、に対する単位面積あたりのトナー付着量を検知するトナー付着量検知手段による検知結果に基づいて、作像手段の作像能力を調整する作像能力調整処理を実施する作像能力調整制御手段を設けた。
【選択図】 図9

Description

本発明は、感光体等の潜像担持体の表面に形成した潜像を現像してトナー像を得た後、これを直接あるいは中間転写ベルトを介して記録紙等の記録体に転写する複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関するものである。
従来、この種の画像形成装置においては、潜像担持体に潜像を書き込むための潜像書込手段の特性により、トナー像に主走査方向の濃度ムラを引き起こすことがあった。例えば、潜像書込手段としての光ビーム走査光学系では、潜像担持体たる感光体表面上での光ビーム強度が主走査方向にばらつくことにより、トナー像の濃度が主走査方向にばらついてしまうことがある。この光ビーム強度のバラツキは、光ビームが発光素子から出射されてから感光体表面に到達するまでに経由するレンズやミラーにおいて光透過率や光反射率が光ビームの入射角によって異なるいわゆるシェーディング特性によって引き起こされる。また、複数の発光素子を主走査方向に並べた発光素子アレイによる光ビーム走査光学系では、各発光素子からの光ビーム出射光量がばらつくことによっても引き起こされる。
そこで、特許文献1において、光ビーム走査光学系における光源からの光ビーム出射光量を主走査方向で増減させることで、感光体表面での光ビーム強度を主走査方向に均一化させるようにした画像形成装置が提案されている。この画像形成装置においては、調整用パターン潜像の顕像のトナー付着量に応じて上記光量を増減調整する。これによれば、光ビーム走査光学系のシェーディング特性に起因するトナー像の主走査方向の濃度ムラを抑えることができる。
一方、従来より、予め定められた画素パターンからなる基準トナー像を所定のタイミングで形成し、その基準トナー像に対する単位面積あたりのトナー付着量の検知結果に基づいて作像能力を調整する画像形成装置が知られている(例えば特許文献2に記載のもの)。この種の画像形成装置によれば、環境変動や経時使用に伴って作像能力が変動した場合に、前述のトナー付着量の変動に基づいてその作像能力の変動を検知する。そして、検知結果に応じて、潜像担持体の一様帯電電位、潜像担持体に対する潜像書込強度、現像バイアス、現像剤のトナー濃度などを補正することで、作像能力を元通りに復帰させる。そして、このことにより、作像能力の変動に起因するトナー像の濃度変動を抑えることができる。
特開2004−29217号公報 特開平9−211911号公報
トナー像の主走査方向の濃度ムラは、上述した潜像書込手段の特性とは異なる要因によって生ずることもある。例えば、感光体等の潜像担持体を交換した場合、その寸法誤差や真直度誤差などに起因し、潜像担持体の主走査方向において、潜像書込手段から潜像担持体表面に至るまでの距離が交換前と大きく変わってしまう箇所が発生する場合がある。このような場合には、光ビーム走査光学系等の潜像書込手段を交換していなくても、潜像書込手段からの距離の変化に起因して前述の箇所における光ビーム強度が交換前と異なってしまう。よって、潜像書込手段からのビーム出射強度については、トナー像の主走査方向における濃度ムラを所定のタイミングで検知し、その結果に応じて主走査方向の強弱パターンを調整するなどして、ある程度の頻度で補正することが望ましい。
ところが、本発明者らは、このようにして補正を行った場合、次に説明する理由により、プリントアウト画像全体の濃度不足や濃度過多を引き起こすおそれがあることを見出した。即ち、ビーム出射強度の主走査方向における強弱パターンの調整は、目標濃度に近い画像濃度を得るために行うものではなく、あくまでも潜像担持体表面上で主走査方向に均一なビーム強度(潜像書込強度)を得るために行うものである。このため、均一化後のビーム強度で目標に近い画像濃度が得られるとは限らない。例えば、潜像担持体表面におけるビーム強度に主走査方向のバラツキがあって上記顕像のトナー付着量にバラツキがある場合に、バラツキの範囲の中心値を基準にしてビーム強度の均一化が図られたとする。すると、その中心値によっては、ビーム強度が主走査方向の全領域で不足したり過剰になったりする。そして、主走査方向において均一な画像濃度が得られるようになるものの、プリントアウト画像全体の画像濃度が目標濃度に比べて低くなったり高くなったりするという事態が起こる。
なお、上述した特許文献2に記載の画像形成装置は、目標濃度に近い画像濃度を得る目的で作像能力を調整するものである。しかしながら、この画像形成装置のように作像能力を調整したとしても、その後にビーム出射強度の主走査方向における強弱パターンを調整すれば、次に説明する理由により、画像全体の濃度不足や濃度過多を引き起こすおそれがある。即ち、同画像形成装置では、潜像担持体表面の主走査方向における基準トナー像の形成位置を基準にして、作像能力を主走査方向全域で一律に増減させる。例えば、基準トナー像を潜像担持体における主走査方向の端部付近に形成する場合には、その端部付近において所望の画像濃度が得られるように現像バイアスを増減させるなどして、作像能力を主走査方向で一律に増減させる。この増減により、基準トナー像形成位置では適切な画像濃度が得られるようになるが、主走査方向における他の位置では上述のシェーディング特性などに起因して画像濃度が不足したり過剰になったりする場合がある。このような不足や過剰が生じる状態でビーム出射硬度の主走査方向における強度パターンを調整すると過程する。すると、上記調整用パターン潜像の顕像のトナー付着量におけるバラツキの範囲の中心値によっては、画像全体の濃度不足や濃度過多が生じてしまうのである。
本発明は、以上の背景に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、次のような画像形成装置を提供することである。即ち、ビーム出射強度の調整によってプリントアウト画像の主走査方向における濃度ムラを抑えつつ、その調整に起因するプリントアウト画像全体の画像濃度不足や画像濃度過多を回避することができる画像形成装置である。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、画像情報を取得する画像情報取得手段と、移動する表面に潜像を担持する潜像担持体と、該画像情報取得手段によって取得された画像情報に基づいて発したビームによって該潜像担持体に潜像を書き込む潜像書込手段と、該潜像担持体上の潜像を現像してトナー像を得る現像手段とを有する作像手段と、表面を無端移動させる無端移動体又はこれの表面に保持される記録体に対して該潜像担持体上のトナー像を転写する転写手段と、該潜像書込手段による、該潜像担持体の表面における移動方向と直交する方向である主走査方向のビーム出射強度の分布を調整するためのビーム強度調整制御を所定のタイミングで実施するビーム強度調整制御手段と、を備える画像形成装置において、上記ビーム強度調整制御が実施された場合には、その後の上記画像情報に基づく潜像の形成に先立って、所定の基準トナー像を上記潜像担持体に形成し、該潜像担持体上の該基準トナー像、又は該潜像担持体から上記無端移動体に転写された該基準トナー像に対する単位面積あたりのトナー付着量を検知するトナー付着量検知手段による検知結果に基づいて上記作像手段の作像能力を調整する作像能力調整制御を実施する作像能力調整制御手段を設けたことを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1の画像形成装置において、上記トナー付着量検知手段として、上記潜像担持体又は無端移動体上のトナー像に対する単位面積あたりのトナー付着量を上記主走査方向の互いに異なる位置で検知する複数のものを設け、且つ、上記ビーム強度調整制御として、所定の標準トナー像を該複数のトナー付着量検知手段にそれぞれ個別に検知させるように複数並べて上記潜像担持体に形成した後、該複数のトナー付着量検知手段による検知結果に基づいて上記ビーム出射強度の分布を調整する制御を実施させるように、上記ビーム強度調整制御手段を構成したことを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1の画像形成装置において、上記潜像担持体上に形成された上記基準トナー像や標準トナー像を上記無端移動体の表面に転写させるように上記転写手段を構成するとともに、該表面に転写された該基準トナー像や標準トナー像に対する単位面積あたりのトナー付着量を検知させるように、上記複数のトナー付着量検知手段を配設したことを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項3の画像形成装置において、上記潜像担持体と上記現像手段との組合せとして、互いに異なる色のトナー像を形成する複数のものを設け、それぞれの該潜像担持体上に形成された上記画像情報に基づくトナー像を上記無端移動体又はこれの表面に保持される記録体に重ね合わせて転写させるように上記転写手段を構成したことを特徴とするものである。
これらの発明においては、潜像担持体に対するビーム出射強度の主走査方向の分布(強弱パターン)を調整するビーム強度調整制御を所定のタイミングで実施することで、トナー像の主走査方向における濃度ムラを抑えることができる。
但し、このビーム強度調整制御により、主走査方向の濃度ムラが抑えられる代わりに、画像濃度が主走査方向の全域で過不足するおそれがある。そこで、本発明においては、ビーム強度調整制御を実施した場合には、その後に画像情報に基づく潜像を形成するのに先立ち、即ち、プリントアウト用の潜像の書込を行うのに先立ち、作像能力調整制御を実施する。かかる構成では、ビーム強度調整制御を実行した直後の作像能力が、主走査方向において画像濃度を全体的に不足させたり過剰にしたりするものであったとしても、作像能力調整制御の実施によってそれらの過不足を引き起こさないように作像能力を適切に調整してからプリントアウトを行うことになる。よって、ビーム強度調整制御を実施したことに起因するプリントアウト画像全体の画像濃度不足や画像濃度過多を回避することができる。
以下、本発明を適用した画像形成装置として、電子写真プロセスによって画像を形成するレーザー複写機(以下、単に複写機という)の一実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る複写機を示す概略構成図である。同図において、本複写機は、記録体たる図示しない転写紙に画像を形成するプリンタ部100、これに向けて転写紙を供給する給紙部200、原稿を読み取るスキャナ300、これに原稿を供給する原稿自動搬送装置(ADF)400等を備えている。
プリンタ部100には、無端ベルト状の中間転写ベルトである中間転写ベルト10が複数のローラによって無端移動可能に設けられている。この中間転写ベルト10は、ループ内周面側から外周面側に向けて順次積層された基層、弾性層、表面層を有している。基層は、例えば伸びの少ないフッ素樹脂や伸びの大きなゴム材料に帆布など伸びにくい材料などからなる。また、弾性層は、フッ素ゴムやアクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴムなどからなる。また、表面層は、フッ素系樹脂等のトナー離型性に優れた材料からなる。
かかる構成の中間転写ベルト10は、3つの支持ローラ14,15,16に掛け渡たされ、何れか1つの支持ローラの回転駆動によって図中計回りに無端移動せしめられる。支持ローラ15の図中左側には、画像転写後に中間転写ベルト10上に残留する残留トナーを除去するベルトクリーニング装置17が設けられている。また、中間転写ベルト10における支持ローラ14と指示ローラ15との間の展張箇所の上方には、その移動に沿って、K(ブラック)、Y(イエロー)、M(マゼンタ),C(シアン)の各色のトナー像をそれぞれ電子写真プロセスで形成する4つのトナー像形成手段18K,Y,M,Cが横に並べて配置されてタンデム型画像形成部20が構成されている。このタンデム型画像形成部20の上には、さらに潜像書込手段たるレーザー書込装置21が配設されている。
一方、無端移動体たる中間転写ベルト10を挟んでタンデム型画像形成部20と反対の側には、2次転写装置22が配設されている。この2次転写装置22は、2つのローラ23,23に、無端ベルトである紙搬送ベルト24を掛け回している。そして、紙搬送ベルト24を、中間転写ベルト10における支持ローラ16による掛け回し箇所に当接させて、2次転写ニップを形成している。紙搬送ベルト24には、図示しない転写バイアス印加手段たる2次転写用高圧電源によって2次転写バイアスが印加されている。中間転写ベルト10の表面(ループ外周面)には、後述する理由により、4色重ね合わせトナー像が形成される。この4色重ね合わせトナー像は、中間転写ベルト10の無端移動に伴って2次転写ニップに進入する。この進入と同期するように、2次転写ニップには転写紙が送り込まれる。そして、上述の2次転写バイアスやニップ圧の影響により、中間転写ベルト10上の4色重ね合わせトナー像が転写紙上に2次転写され、転写紙の白色と相まってフルカラートナー像となる。なお、2次転写装置22としては、転写ローラや非接触のチャージャを配置してもよい。また、本複写機においては、中間転写ベルト10等を有するベルトユニットと、2次転写装置22との組合せにより、感光体上のトナー像を記録体たる転写紙に転写する転写手段が構成されている。
2次転写装置22の図中左側方には、定着装置25が配設されている。上述の2次転写ニップでフルカラートナー像が2次転写された転写紙は、紙搬送ベルト24の表面に保持されながら、この定着装置25に向けて搬送される。定着装置25は、無端ベルトである定着ベルト26に加圧ローラ27を押し当てて定着ニップを形成している。紙搬送ベルト24によって搬送される転写紙は、紙搬送ベルト24からこの定着ニップに向けて送り込まれる。そして、この定着ニップを通過する過程で、フルカラー画像が定着せしめられる。
2次転写装置22や定着装置25の図中下方には、転写紙を反転搬送するための反転搬送装置28が配設されている。この反転搬送装置28は、定着装置25から排出された転写紙の裏表を反転させながら、上述の2次転写ニップに向けて再搬送する。再搬送された転写紙は、そのもう一方の面にもフルカラートナー像が形成された後、定着装置25に再び送り込まれる。そして、排紙ローラ対56を経由して機外へと排出される。
原稿のコピーをとるときには、まず、原稿自動搬送装置400の原稿台30上に原稿をセットする。あるいは、原稿自動搬送装置400を開いてスキャナ300のコンタクトガラス32上に原稿をセットした後、原稿自動搬送装置400を閉じてコンタクトガラス32上の原稿を原稿自動搬送装置400で押さえる。次に、図示しないスタートスイッチを押すと、原稿自動搬送装置400に原稿をセットされた原稿が原稿自動搬送装置400によって搬送されてコンタクトガラス32上セットされる。そして、スキャナ300が、第1走行体33および第2走行体34を走行させ、第1走行体33上の光源がコンタクトガラス32上の原稿を照明する。原稿の表面で反射した反射光は、第1走行体33のミラー及び第2走行体34のミラーで反射した後、結像レンズ35を通過して読取りセンサ36に進入する。これにより、コンタクトガラス32上の原稿の画像が読み取られる。読取りセンサ36は、結像レンズ35からの入射光を3原色、例えば赤、青、緑に色分解して受光することにより原稿画像を赤、青、緑の各色成分に色分解して読み取る。
一方、上述のスタートスイッチが押されると、図示しない駆動モータにより3つの支持ローラ14,15,16のうちの何れか1つが回転駆動されて中間転写ベルト10が無端移動する。そして、各トナー像形成手段18K、18Y、18M、18Cが、それぞれ感光体40K,Y,M,Cを図示しない駆動モータにより回転駆動させて各感光体40K,Y,M,C上にそれぞれ、K,Y,M,Cの単色トナー像をそれぞれ形成する。これら単色トナー像は、中間転写ベルト10のループ内側に配設された1次転写装置62K,Y,M,Cによって中間転写ベルト10上の順次に重ね合わせて転写せしめられる。これにより、中間転写ベルト10の表面に4色重ね合わせトナー像が形成されるのである。
また一方、上述のスタートスイッチが押されると、給紙装置200内の3つの給紙ローラ42のうちの何れか1つが選択的に回転せしめられ、3つの給紙カセットのうちの何れか1つから転写紙が送り出される。この転写紙は、分離ローラ45によって1枚だけに分離された後に給紙路46に入り、搬送ローラ47によってプリンタ部100内の給紙路48に搬送され、レジストローラ対49のローラ間に挟み込まれる。
レジストローラ対49は中間転写ベルト10上の4色重ね合わせトナー像にタイミングを合わせて回転して、転写紙を2次転写ニップに向けて送り出す。すると、2次転写ニップで中間転写ベルト10上の4色重ね合わせトナー像に密着せしめられた転写紙に、その4色重ね合わせトナー像が2次転写されてフルカラートナー像となる。
2次転写ニップを通過した後の中間転写ベルト10表面に残留する転写残トナーは、ベルトクリーニング装置17によって除去される。レジストローラ対49は一般的には接地されて使用されることが多いが、紙粉除去のためにバイアスを印加する構成としてもよい。
上述したタンデム型画像形成部20のトナー像形成手段18Kは、例えば図2に示すように、ドラム状の感光体40Kの周りに、帯電装置60K、電位センサ710K、現像装置61K、感光体クリーニング装置63K、図示しない除電装置などを備えている。電位センサ710Kは感光体40Kの表面電位を検出する。
画像形成時には、感光体40Kは、図示しない駆動モータによって回転駆動される。そして、帯電装置60Kによって一様帯電せしめられた後、レーザー書込装置21からの書き込み光Lによって露光されて静電潜像を担持する。スキャナ300からのカラー画像信号は、図示しない画像処理部で色変換処理などの画像処理が施され、K,Y,M,Cの各色の画像信号としてレーザー書込装置21へ出力される。レーザー書込装置21は、画像処理部からのKの画像信号を光信号に変換し、この光信号に基づいて感光体40Kを走査して露光することで静電潜像を形成する。
この感光体40K上の静電潜像は現像装置61Kによって現像されてKトナー像となり、1次転写装置62Kによって感光体40K上のKトナー像が中間転写ベルト10上の転写紙Sに一次転写される。感光体40Kは、トナー像転写後に感光体クリーニング装置63Kによって残留トナーがクリーニングされ、図示しない除電装置により除電されて次の画像形成に備えられる。
同様にして、トナー像形成手段18Y,M,Cは、ドラム状の感光体40Y,M,Cの周りに、帯電装置、電位センサ、現像装置、感光体クリーニング装置、除電装置などを備えている。そして、感光体40Y、40M、40CにY,M,Cトナー像を形成し、これらは中間転写ベルト10上に重ね合わせて1次転写される。
上記画像処理部は、スキャナ300からの赤,緑,青という各色のデジタル画像データに対して、スキャナγ補正、K,Y,M,C各色の画像データへの変換、これら各色の画像データの選択、ディザ処理による多値化などを行う。このとき、文字モード、写真モードなどの画像種類選択モードなどに応じて、使用するディザパターンを切り換える。文字モード、写真モードなどの画像種類選択モードは操作部のモード選択手段としてのモード選択キーにより選択され、画像処理部はその選択された画像種類選択モードに応じて、ディザ処理に用いるディザパターンを切り換える。
図3は、本複写機における電気回路の一部を示すブロック図である。同図において、本複写機は、メイン制御部745と、これに接続される周辺制御部とからなる制御手段を備えている。この制御手段は、本複写機の作像能力を調整する作像能力調整制御手段として機能するとともに、主走査方向における光ビームの出射強度の分布を調整するビーム強度調整制御手段としても機能する。
メイン制御部745は、メインCPU746と、制御プログラム及び各種データを記憶したROM747と、各種データを一時的に記憶するRAM748とを有している。メイン制御部745には、各周辺制御部との間で信号の授受を行うためのI/Oインターフェース部749を介してレーザー書込装置制御部750、電源回路751、トナー濃度センサ752K,Y,M,C、トナー補給回路753、中間転写ベルト駆動制御回路754、電位センサ710K,Y,M,C等が接続されている。また、第1フォトセンサ801、第2フォトセンサ802、第3フォトセンサ803、第4フォトセンサ804等も接続されている。なお、これらフォトセンサの役割については後述する。
レーザー書込装置制御部750はメイン制御部745からI/Oインターフェース部749を介して入力される指令に基づいてレーザー書込装置21を構成するレーザー書込装置を制御する。また、電源回路751はメイン制御部745からI/Oインターフェース部749を介して入力される指令に基づいて、トナー像形成手段18K,Y,M,Cの各帯電装置に高電圧を印加するととも、トナー像形成手段18K,Y,M,Cの各現像装置の現像ローラにそれぞれ現像バイアスを印加する。
トナー濃度センサ752K,Y,M,C、それぞれ対応する色の現像装置に取り付けられ、現像装置内に収納されている2成分現像剤のトナー濃度をそれぞれ検知する。トナー補給回路753は、メイン制御部745からI/Oインターフェース部749を介して入力される指令に基づいて、各色のトナー補給部におけるトナー補給モータを制御して図示しない各色のトナーボトルから各現像装置内の2成分現像剤へのトナー補給を制御する。
メイン制御部745は各色毎にトナー濃度センサ752K,Y,M,Cの出力値に基づいて現像装置内の2成分現像剤のトナー濃度が基準レベルになるような指令をI/Oインターフェース部749を介してトナー補給回路753へ出力する。中間転写ベルト駆動制御回路754は、メイン制御部745からI/Oインターフェース部749を介して入力される指令に基づいて、中間転写ベルト10を回転させる駆動モータの駆動制御を行う。
図4はレーザー書込装置(21)におけるK用の回路構成を示すブロック図である。同図において、シェーディング補正回路755Kは、上記画像処理部から入力される多値を表す画像データに対して、不揮発性メモリに記憶されている各色毎の補正テーブルを用いてビーム強度調整処理を行う。これにより、主走査方向全域において、感光体表面上におけるレーザー照射強度が均一になるように、主走査方向におけるレーザー出射強弱パターンを補正する。
ビーム強度調整処理において、上述の補正テーブルは各色毎に例えば6つの補正テーブル1〜6が用いられる。これら補正テーブル1〜6は、各主走査位置1〜9によって書き込み光量の補正量の設定が可能であり、その補正量の数値は、レーザー書込装置21における半導体レーザー712Kの駆動電流を補正する値である。例えば、図5に示す補正テーブル1において0.9とは半導体レーザーの駆動電流を、主走査方向中心位置5での値に対して9%上げるように補正する値である。このように、シェーディング補正回路755Kは、上記画像処理部から入力される多値の画像データに対して、補正テーブル1〜6の何れか1つを用いて、感光体40Kの表面上におけるレーザー照射強度が主走査方向で均一になるように、主走査方向の各位置1〜9で段階的なレーザー出射強度補正が行われる。
使用するディザパターンが異なると、画像の濃度差の現れ方が異なる。そこで、シェーディング補正回路755Kは、画像処理部でディザ処理に使用するディザパターンの違い(使用するディザパターンの切り換え)によって補正テーブル(上記補正テーブル1〜6のうち使用する補正テーブル)を変更して画像データの補正値を最適な値に変更する。また、画像種類選択モードの違いによって、使用するディザパターンが異なって画像の濃度差の現れ方が異なる。そこで、シェーディング補正回路755Kは、操作パネルにより選択された画像種類選択モードの違いによって(選択された画像種類選択モードに応じて)補正テーブル(上記補正テーブル1〜6のうち使用する補正テーブル)を変更して画像データの補正値を最適な値に変更する。
レーザー書込装置21は、図示したK用の回路構成の他、同様のY,M,C用の回路構成も備えている。また、Kと同様なC用半導体レーザーユニット、M用半導体レーザーユニット、Y用半導体レーザーユニットを有する。K用半導体レーザーユニット757K、C用半導体レーザーユニット、M用半導体レーザーユニット、Y用半導体レーザーユニットの各半導体レーザー712Kからの各レーザービームは走査手段としてのポリゴンミラーにより主走査方向に走査されて感光体40K,Y,M,Cへそれぞれ照射される。ビーム強度調整処理においては、Kと同様にして、Y,M,Cにおけるレーザー出射強度の主走査方向における強弱パターンが補正される。
K用同期検知回路760KはK用半導体レーザーユニット757Kの半導体レーザー712Kからポリゴンミラー、主走査開始側の同期ミラーを介して入射するレーザービームを検知してライン同期信号を発生する。同様に図示しないC用同期検知回路、M用同期検知回路、Y用同期検知回路は、それぞれC用半導体レーザーユニット、M用半導体レーザーユニット、Y用半導体レーザーユニットの各半導体レーザーからの各レーザービームからポリゴンミラー、主走査開始側の同期ミラーを介して入射するレーザービームを検知してライン同期信号を発生する。
K用ビデオデータ出力回路758Kはシェーディング補正回路755からのシェーディング補正後のK画像データを同期検知回路760Kからのライン同期信号に同期して半導体レーザー(LD)駆動回路759Kへ出力し、LD駆動回路759KはK用ビデオデータ出力回路758Kからの画像データによりLD712Kを駆動して、K画像データで変調されたレーザービームを出射させる。
同様に、C用ビデオデータ出力回路、M用ビデオデータ出力回路、Y用ビデオデータ出力回路は、それぞれシェーディング補正回路755からのシェーディング補正後のC画像データ、M画像データ、Y画像データをそれぞれC用同期検知回路、M用同期検知回路、Y用同期検知回路からの各ライン同期信号に同期してC用LD駆動回路、M用LD駆動回路、Y用LD駆動回路へ出力し、このC用LD駆動回路、M用LD駆動回路、Y用LD駆動回路はC用ビデオデータ出力回路、M用ビデオデータ出力回路、Y用ビデオデータ出力回路からのC画像データ、M画像データ、Y画像データによりC用半導体レーザーユニット、M用半導体レーザーユニット、Y用半導体レーザーユニットの各半導体レーザーをそれぞれ駆動して、C画像データ、M画像データ、Y画像データでそれぞれ変調されたレーザービームを出射させる。
次に、本複写機によって実施される作像能力調整処理について説明する。作像能力調整処理では、書き込みレーザー書込装置制御部750がメイン制御部745からI/Oインターフェース部749を介して入力される指令に基づいてレーザー書込装置21などを制御する。そして、各色について、それぞれ予め定められた画素パターンからなる14個の基準トナー像からなる基準トナー像群を形成する。これら基準トナー像群において、それぞれその14個の基準トナー像は、互いに異なるトナー付着量になるように形成される。
例えば、K基準トナー像群SKを例にすると、これは、段階的にトナー付着量が徐々に増えていくY基準トナー像SK1、SK2・・・・SK13、SK14という14個の基準トナー像から構成されている。これら基準トナー像に対する単位面積あたりのトナー付着量は、それぞれ、先に図3に示した第1フォトセンサ801、第2フォトセンサ802、第3フォトセンサ803、第4フォトセンサ804の何れかによって検知される。そして、検知結果は、出力値Vpi(i=1〜14)として、I/Oインターフェース部749を介してRAM748に送られる。Kと同様にして、Y,M,Cについても、それぞれ14個の基準トナー像に対するトナー付着量の検知結果である出力値Vp1〜14がRAM748内に記憶される。
メイン制御部745は、RAM748に記憶されたこれら出力値と、ROM747内に格納されているデータテーブルとに基づいて、単位面積当りのトナー付着量に換算し、トナー付着量データとしてRAM748に格納する。
図6は、感光体の電位とトナー付着量との関係をxy座標にプロットしたグラフである。同図において、x軸には現像ポテンシャル(パッチパターン作像時の現像バイアス電圧と感光体40K,Y,M,Cの表面電位との差:単位V)を割り振り、y軸には単位面積当りのトナー付着量(mg/cm)を割り振っている。
メイン制御部745は、RAM748内に記憶されている電位データとトナー付着量データから、各色毎に、電位データとトナー付着量データとの関係(現像特性)が直線となる領域のものを選択し、これらのデータの平滑化処理を行う。そして、その平滑化処理後の電位データ及びトナー付着量データに対して最小自乗法を適用することによって各現像装置の現像特性の直線近似を行う。更に、各現像装置の現像特性の直線方程式y=ax+bを各色毎に求めた後、この直線方程式における傾きaに基づいて各トナー像形成手段(18K,Y,M,C)における作像能力を調整する。作像能力を調整する方法としては、特開平9−211911号公報に記載されているように、感光体一様帯電電位や現像バイアスを調整する方法が挙げられる。また、二成分現像剤のトナー濃度を調整してもよい。
次に、本複写機の特徴的な構成について説明する。
先に示した図1において、スキャナ300は、原稿の読み取りによって、その原稿の画像情報を取得する画像情報取得手段として機能している。また、本プリンタは、図示しないデータ入力ポートを有しており、これによって図示しないパーソナルコンピュータからの画像情報を受信する。そして、受信した画像情報に基づいて、プリントアウトを実行するプリンタとしての機能も有している。よって、前述のデータ入力ポートも、画像情報を取得する画像情報取得手段として機能している。
本複写機は、これら画像情報取得手段によって取得した画像情報に基づいてプリント動作を行うが、所定のタイミングで、画像情報取得手段の画像情報に基づかないプリント動作も行う。上述したビーム強度調整処理における標準トナー像の形成や、作像能力調整処理における基準トナー像の形成のためのプリント動作である。但し、このプリント動作の場合、感光体上に形成した標準トナー像や基準トナー像を中間転写ベルト10上に転写するものの、転写紙に2次転写しないまま、ベルトからクリーニングする。よって、標準トナー像や基準トナー像が転写紙にプリントアウトされることはない。
図7は、本複写機における中間転写ベルト10を示す斜視図である。同図において、中間転写ベルト10は、図中時計回りに無端移動せしめられる。中間転写ベルト10の図中右側方には、第1フォトセンサ801、第2フォトセンサ802、第3フォトセンサ803、第4フォトセンサ804が配設されている。これらは、何れも反射型フォトセンサから構成されている。そして、ベルト幅方向、即ち、主走査方向に所定のピッチで並べられており、それぞれ中間転写ベルト10における支持ローラ14による掛け回し箇所に対して、所定の間隙を介して対向している。第1フォトセンサ801は、中間転写ベルト10のベルト幅方向の一端付近に対して光を照射し、その反射光を図示しない受光素子で受光して、反射光量に応じた電圧を出力する。この反射光量は、中間転写ベルト10の光反射率に応じて変化する。そして、中間転写ベルト10の光反射率は、ベルト表面に形成されたトナー像の単位面積あたりのトナー付着量に応じて変化する。よって、第1フォトセンサ801は、ベルト幅方向の一端付近に形成されたトナー像の単位面積あたりのトナー付着量を検知するトナー付着量検知手段として機能している。同様にして、第4フォトセンサ804は、ベルト幅方向のもう一端付近に形成されたトナー像の単位面積たりのトナー付着量を検知する。また、第2フォトセンサ802、第3フォトセンサ803は、中間転写ベルト10の中央付近に形成されたトナー像の単位面積あたりのトナー付着量を検知する。
上述したビーム強度調整処理においては、図示のように、中間転写ベルト10の表面に、主走査方向に所定のピッチで並ぶ4つのK標準トナー像TK1、TK2、TK3、TK4からなるK標準トナー像群TKが形成される。そして、K標準トナー像TK1、TK2、TK3、TK4の単位面積あたりのトナー付着量が、第1フォトセンサ801、第2フォトセンサ802、第3フォトセンサ803、第4フォトセンサ804によって検知される。また、K標準トナー像群TKよりも、ベルト移動方向に少し距離をおいて、主走査方向に所定のピッチで並ぶ4つのY標準トナー像TY1、TY2、TY3、TY4からなるY標準トナー像群TYが形成される。そして、Y標準トナー像TY1、TY2、TY3、TY4の単位面積あたりのトナー付着量が、第1フォトセンサ801、第2フォトセンサ802、第3フォトセンサ803、第4フォトセンサ804によって検知される。また、Y標準トナー像群TYよりも、ベルト移動方向に少し距離をおいて、主走査方向に所定のピッチで並ぶ4つのY標準トナー像TM1、TM2、TM3、TM4からなるM標準トナー像群TMが形成される。そして、M標準トナー像TM1、TM2、TM3、TM4の単位面積あたりのトナー付着量が、第1フォトセンサ801、第2フォトセンサ802、第3フォトセンサ803、第4フォトセンサ804によって検知される。また、M標準トナー像群TMよりも、ベルト移動方向に少し距離をおいて、主走査方向に所定のピッチで並ぶ4つのC標準トナー像TC1、TC2、TC3、TC4からなるC標準トナー像群TCが形成される。そして、C標準トナー像TC1、TC2、TC3、TC4の単位面積あたりのトナー付着量が、第1フォトセンサ801、第2フォトセンサ802、第3フォトセンサ803、第4フォトセンサ804によって検知される。
各標準トナー像群(TK、TY、TM、TC)内のそれぞれ4つの標準トナー像は、互いにトナー付着量が同じになる条件で形成されるが、レーザー書込装置21のシェーディング特性などにより、トナー付着量が微妙に異なる場合がある。トナー付着量が異なる場合には、上述のビーム強度調整処理により、レーザービームの主走査方向における出射強弱パターンが調整される。これにより、レーザー書込装置21のシェーディング特性等に起因するトナー像の主走査方向の濃度ムラが抑えられる。なお、本プリンタは、これら4つの基準トナー像により、主走査方向における4つの位置の画像濃度を検知することになるが、先に図5に示したように、主走査方向におけるビーム強度の補正位置の数は9つである。そこで、4つの基準トナー像に対するトナー付着量に基づいて、主走査方向における濃度変化曲線を求めて、この濃度変化曲線に基づいて図5に示した位置1〜位置9までにおけるビーム強度を求めるようになっている。
図8は、上述の作像能力調整処理において中間転写ベルト10上に形成される基準トナー像と、各フォトセンサとを示す平面模式図である。図示のように、作像能力調整処理においては、中間転写ベルト10の移動方向(副走査方向)に所定のピッチで並ぶ14個のK基準トナー像SK1、SK2・・・SK13、SK14からなるK基準トナー像群SKが形成される。また、このK基準トナー像群SKに対して主走査方向に隣り合うように、副走査方向に所定のピッチで並ぶ14個のY基準トナー像SY1、SY2・・・SY13、SY14からなるY基準トナー像群SYが形成される。また、このY基準トナー像群SYに対して主走査方向に隣り合うように、副走査方向に所定のピッチで並ぶ14個のM基準トナー像SM1、SM2・・・SM13、SM14からなるM基準トナー像群SMが形成される。また、このM基準トナー像群SMに対して主走査方向に隣り合うように、副走査方向に所定のピッチで並ぶ14個のC基準トナー像SC1、SC2・・・SC13、SC14からなるM基準トナー像群SCが形成される。
K基準トナー像群SK内の各K基準トナー像のトナー付着量は、それぞれ第4フォトセンサ804によって検知される。そして、この検知結果に基づいて、上述のようにしてKトナー像形成手段18Kにおける作像能力が調整される。また、Y基準トナー像群SY内の各Y基準トナー像のトナー付着量は、それぞれ第3フォトセンサ803によって検知される。そして、この検知結果に基づいて、上述のようにしてYトナー像形成手段18Yにおける作像能力が調整される。また、M基準トナー像群SM内の各M基準トナー像のトナー付着量は、それぞれ第2フォトセンサ802によって検知される。そして、この検知結果に基づいて、上述のようにしてMトナー像形成手段18Mにおける作像能力が調整される。また、C基準トナー像群SC内の各C基準トナー像のトナー付着量は、それぞれ第1フォトセンサ801によって検知される。そして、この検知結果に基づいて、上述のようにしてCトナー像形成手段18Cにおける作像能力が調整される。
本複写機は、第1タイミング、第2タイミングという2つのタイミングをそれぞれ検知するように構成されている。そして、第1タイミングが到来すると、上述のビーム強度調整処理を実施し、第2タイミングが到来すると、上述の作像能力調整処理を実施するようになっている。第1タイミングとしては、レーザー書込装置21が交換されたタイミング、4つのトナー像形成手段18K、Y、M、Cが交換されたタイミング、及び、1000枚プリントアウトする毎のタイミングを検知するようになっている。また、第2タイミングとしては、図示しない電源がONされたタイミング、及び100枚プリントアウトする毎のタイミングを検知するようになっている。
図9は、上述の制御手段によって実施される制御の要部フローを示すフローチャートである。同図において、制御手段は、まず、第1タイミングについて到来したか否かを判断する(ステップ1:以下、ステップをSと記す)。そして、第1タイミングが到来していない場合には(S1でN)、次に、第2タイミングについて到来しているか否かを判断する(S2)。第1タイミングも第2タイミングも到来していない場合には(S2でN)、次に、プリント命令についてあるか否かを判断する(S3)。そして、ある場合にはプリントジョブを実行してから(S4)、ない場合にはそのまま、一連の制御フローが上記S1に戻される。
上記S2のステップにて、第2タイミングが到来していると判断されると(S2でY)、上述の作像能力調整処理が行われた後に(S5)、上記S3のステップに進む。ここで、第1タイミング、第2タイミング、それ以外のタイミング(以下、通常期間という)をそれぞれ比較すると、通常期間の出現頻度が最も高くなる。よって、殆どの場合には、S1、S2、S3という順でフローが進み、作像能力調整処理もビーム強度調整処理も行われないまま、必要に応じてプリントジョブが実行されるだけとなる。なお、第1タイミングと第2タイミングとを比較すると、後者の出現頻度が前者の出現頻度よりも高くなる。
第2タイミングが到来すると、S1、S2、S5、S3という順でフローが進み、作像能力調整処理が行われた後(S5)、必要に応じてプリントジョブが実行される(S3)。ここで、本複写機の最も特徴的な構成は、第1タイミングが到来したときに実施される制御フローにある。具体的には、第1タイミングが到来すると(S1でY)、上述したビーム強度調整処理が行われた後(S6)、第2タイミングが到来しているか否かにかかわらず、作像能力調整処理が行われる(S7)。そして、この後、必要に応じてプリントジョブが実行された後(S3、S4)、一連の制御フローが上記S1に戻される。即ち、本複写機においては、ビーム強度調整処理を行った場合には、画像情報に基づくプリントジョブを実行するのに先立って、必ず作像能力調整処理を実施するようになっている。かかる構成では、ビーム強度調整処理で感光体表面の基準トナー像形成位置に対する光ビーム強度を大きく変更したとしても、変更後の値を基準にして作像能力を調整してから、プリントアウトを行うことになる。これにより、ビーム強度調整処理を実施したことに起因するプリントアウト画像全体の画像濃度不足や画像濃度過多を回避することができる。
以上、本複写機においては、トナー付着量検知手段として、無端移動体たる中間転写ベルト10上のトナー像に対する単位面積あたりのトナー付着量を主走査方向の互いに異なる位置で検知する複数のフォトセンサ(801〜804)を設けている。また、ビーム強度調整制御たるビーム強度調整処理として、所定の標準トナー像をこれら複数のフォトセンサにそれぞれ個別に検知させるように複数並べて感光体に形成した後、これら複数のフォトセンサによる検知結果に基づいてレーザー出射強度の主走査方向の分布を調整する制御を実施させるように、上述の制御手段を構成している。かかる構成では、各フォトセンサによる検知結果に基づいて、主走査方向におけるトナー像の濃度ムラを検知することができる。
また、本複写機においては、潜像担持体たる感光体上に形成された基準トナー像や標準トナー像を無端移動体たる中間転写ベルト10の表面に転写させるように転写手段を構成するとともに、その表面に転写された基準トナー像や標準トナー像に対する単位面積あたりのトナー付着量を検知させるように、複数のフォトセンサを配設している。かかる構成では、次に説明する理由により、感光体上の基準トナー像や標準トナー像を検知させるようにそれぞれのフォトセンサを配設する場合に比べて、フォトセンサの数を減らすことができる。即ち、感光体上の基準トナー像や標準トナー像を検知させる場合には、K,Y,M,Cの4つのトナー像形成手段18K,Y,M,Cにおいて、それぞれ4つのフォトセンサからなるフォトセンサユニットを設ける必要がある。これに対し、本複写機のように、中間転写ベルト10上の基準トナー像や標準トナー像を検知させるように各フォトセンサを配設した場合には、各色像を1つのフォトセンサユニットによって検知させることができる。
また、本複写機においては、潜像担持体たる感光体と、現像手段たる現像装置との組合せを有するトナー像形成手段として、互いに異なる色のトナー像を形成する4つのトナー像形成手段18K,Y,M,Cを設けている。そして、それぞれの感光体に形成された画像情報に基づくトナー像を無端移動体たる中間転写ベルト10の表面に重ね合わせて転写させるように転写手段を構成している。かかる構成では、各色の重ね合わせによって他色像を形成することができる。
実施形態に係る複写機を示す概略構成図。 同複写機のK用のトナー像形成手段を示す拡大構成図。 同複写機における電気回路の一部を示すブロック図。 同複写機のレーザー書込装置におけるK用の回路構成を示すブロック図。 同複写機によって記憶されている補正テーブルを示す模式図。 各基準トナー像に対するRAM内の電位データとトナー付着量データとの関係をxy座標にプロットしたグラフ。 同複写機の中間転写ベルトを示す斜視図。 中間転写ベルト上に形成される基準トナー像と、各フォトセンサとを示す平面模式図。 同複写機の制御手段によって実施される制御の要部フローを示すフローチャート。
符号の説明
10 中間転写ベルト(転写手段の一部、無端移動体)
21 レーザー書込装置(潜像書込手段)
22 2次転写装置(転写手段の一部)
40K,Y,M,C 感光体(潜像担持体)
61K 現像装置(現像手段)
300 スキャナ(画像情報取得手段)
745 メイン制御部(制御手段の一部)
750 レーザー書込装置制御部(制御手段の一部)
801 第1フォトセンサ(トナー付着量検知手段)
802 第2フォトセンサ(トナー付着量検知手段)
803 第3フォトセンサ(トナー付着量検知手段)
804 第4フォトセンサ(トナー付着量検知手段)

Claims (4)

  1. 画像情報を取得する画像情報取得手段と、移動する表面に潜像を担持する潜像担持体と、該画像情報取得手段によって取得された画像情報に基づいて発したビームによって該潜像担持体に潜像を書き込む潜像書込手段と、該潜像担持体上の潜像を現像してトナー像を得る現像手段とを有する作像手段と、
    表面を無端移動させる無端移動体又はこれの表面に保持される記録体に対して該潜像担持体上のトナー像を転写する転写手段と、
    該潜像書込手段による、該潜像担持体の表面における移動方向と直交する方向である主走査方向のビーム出射強度の分布を調整するためのビーム強度調整制御を所定のタイミングで実施するビーム強度調整制御手段と、を備える画像形成装置において、
    上記ビーム強度調整制御が実施された場合には、その後の上記画像情報に基づく潜像の形成に先立って、所定の基準トナー像を上記潜像担持体に形成し、該潜像担持体上の該基準トナー像、又は該潜像担持体から上記無端移動体に転写された該基準トナー像に対する単位面積あたりのトナー付着量を検知するトナー付着量検知手段による検知結果に基づいて上記作像手段の作像能力を調整する作像能力調整制御を実施する作像能力調整制御手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1の画像形成装置において、
    上記トナー付着量検知手段として、上記潜像担持体又は無端移動体上のトナー像に対する単位面積あたりのトナー付着量を上記主走査方向の互いに異なる位置で検知する複数のものを設け、且つ、上記ビーム強度調整制御として、所定の標準トナー像を該複数のトナー付着量検知手段にそれぞれ個別に検知させるように複数並べて上記潜像担持体に形成した後、該複数のトナー付着量検知手段による検知結果に基づいて上記ビーム出射強度の分布を調整する制御を実施させるように、上記ビーム強度調整制御手段を構成したことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1の画像形成装置において、
    上記潜像担持体上に形成された上記基準トナー像や標準トナー像を上記無端移動体の表面に転写させるように上記転写手段を構成するとともに、
    該表面に転写された該基準トナー像や標準トナー像に対する単位面積あたりのトナー付着量を検知させるように、上記複数のトナー付着量検知手段を配設したことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項3の画像形成装置において、
    上記潜像担持体と上記現像手段との組合せとして、互いに異なる色のトナー像を形成する複数のものを設け、
    それぞれの該潜像担持体上に形成された上記画像情報に基づくトナー像を上記無端移動体又はこれの表面に保持される記録体に重ね合わせて転写させるように上記転写手段を構成したことを特徴とする画像形成装置。
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