JP5435400B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関するものである。
従来において、画像形成装置の一種としてのタンデム型のカラープリンタにおいては、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各単色トナー像を形成する4つの画像ユニットが設けられている。
各画像ユニットには、帯電装置、現像装置、潜像保持体(感光体ドラム)などの部材が設けられている。
ところで、各色それぞれの帯電装置や現像装置は、個別に設けられている電源に接続されていたが、電源装置のコストが高くなるという問題があった。
そこで、各色毎に設けられている帯電装置や現像装置の電源を共通にして、電源装置のコストを低減する画像形成装置が開発されている。
一方、印刷用紙等の記録媒体上のトナー画像の画質は、感光体ドラムの表面電位や現像器の現像条件などの影響を受ける。
このため、従来より、記録媒体上にトナー像を形成する動作の合間に感光体の表面電位や現像装置等の現像条件を制御する技術が種々提案されている。
例えば、特開2002−162801号公報には、複数の静電潜像保持体と現像手段を持っており、画像の濃度に起因するパラメータを検知する手段とそれを用いて制御する手段を持ち、帯電手段または現像手段に電圧を供給する回路の少なくとも一部を共通にした技術が開示されている。
また、特開2003−131448号公報には、状態検出結果に応じて、画像形成装置の状態を所望の濃度の画像が形成される方向に、複数枚の記録媒体への画像形成にわたって除々に調整する技術が開示されている。
また、特開2004−163502号公報には、タンデム型のカラープリンタにおいて、各色の現像装置に共通で接続される第1高圧電源と、各色の帯電装置に共通で接続される第2高圧電源を設け、各色の現像バイアスを全色の現像効率が飽和して重なる領域の電圧としてベタ濃度の制御を行う技術が開示されている。
特開2002−162801号公報 特開2003−131448号公報 特開2004−163502号公報
本発明は、画像形成領域での濃度変動を低減することのできる画像形成装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、請求項1の発明に係る画像形成装置は、複数色に対応して設けられ、画像情報に基づいて形成される静電潜像を保持する複数の静電潜像保持手段と、前記複数の静電潜像保持手段に対応して設けられ、各記静電潜像保持手段に対して露光する露光手段と、前記複数の静電潜像保持手段に対応して設けられ、各静電潜像保持手段を帯電する複数の帯電手段と、前記複数の静電潜像保持手段に対応して設けられ、各静電潜像保持手段の表面に形成された静電潜像を現像剤を用いて画像として現像する複数の現像手段と、前記画像の転写を受ける転写手段と、前記帯電手段または前記複数の現像手段に電圧を供給する電源回路の少なくとも一部を共通化した電源供給手段と、各色に係る前記静電潜像保持手段、前記露光手段、前記帯電手段、前記現像手段および前記転写手段について、前記複数色間の全部または一部において共通化された画像形成条件で制御する画像形成制御手段と、前記現像手段で現像された画像間の距離が、前記共通化された画像形成条件で制御される前記静電潜像保持手段の間の距離以上となるように制御する画像間距離制御手段と、前記複数色の内の少なくとも一色については前記現像手段で現像された画像間内で前記画像形成条件を切り換える切換手段とを備え、前記画像形成制御手段は、予め定められたモードにおいて、前記画像間距離制御手段により前記画像間の距離を当該予め定められたモード以外のモードにおける前記画像間の距離よりも長くして前記静電潜像保持手段の間の距離以上となるようにし、前記切換手段により前記複数色の内の少なくとも一色について前記現像手段で現像された画像間内で前記画像形成条件を切り換えるよう制御する、ことを特徴とする。
請求項2の発明に係る画像形成装置は、請求項1に記載の発明について、前記画像間距離制御手段は、前記現像手段で現像された画像間の距離が、前記共通化された画像形成条件で制御される最上流の前記静電潜像保持手段と最下流の前記静電潜像保持手段との間の距離以上となるように制御し、前記切換手段は、前記共通化された画像形成条件が適用される全ての対象色について前記現像手段で現像された画像間内で前記画像形成条件を切り換えることを特徴とする。
請求項3の発明に係る画像形成装置は、請求項1に記載の発明について、前記共通化された画像形成条件が適用される対象色をイエロー、マゼンタ、シアン、黒色の四色とし、前記画像間距離制御手段は、前記現像手段で現像された画像間の距離が、マゼンタとシアンに対応する前記静電潜像保持手段の間の距離以上となるように制御することを特徴とする。
請求項4の発明に係る画像形成装置は、請求項1から請求項3の何れかに記載の発明について、前記転写手段に形成される濃度検出パターンを検出する検出手段をさらに備え、前記切換手段は、前記検出手段の検出結果に基づいて前記画像形成条件を切り換えることを特徴とする。
本発明によれば以下の効果を奏することができる。
すなわち、請求項1に記載の発明によれば、画像形成領域での濃度変動を低減することのできる画像形成装置を提供することができる。
請求項2に記載の発明によれば、画像形成領域での濃度変動をより低減することのできる画像形成装置を提供することができる。
請求項3に記載の発明によれば、共通化された画像形成条件が適用される対象色がイエロー、マゼンタ、シアン、黒色の四色である場合に、画像形成領域での濃度変動をより低減することのできる画像形成装置を提供することができる。
請求項4に記載の発明によれば、画像形成領域での濃度変動を一層低減することのできる画像形成装置を提供することができる。
実施の形態に係る画像形成装置PR1の構成を示す構成図である。 実施の形態に係る画像形成装置PR1の構成を示す機能ブロック図である。 画像形成処理の処理手順を示すフローチャートである。 画像形成条件制御処理の処理手順を示すフローチャートである。 インターイメージ内で画像形成条件を切り換える場合の例を示す説明図である。 インターイメージ内で画像形成条件を切り換える場合の例を示す説明図である。 YMC色の現像バイアスが共通の場合のインターイメージ内で画像形成条件を切り換える場合のタイミングチャートである。 インターイメージ内で画像形成条件を切り換える場合の例を示す説明図である。 インターイメージ内で画像形成条件を切り換える場合の例を示す説明図である。 インターイメージ内で画像形成条件を切り換える場合の例を示す説明図である。 インターイメージ内で画像形成条件を切り換える場合の例を示す説明図である。
以下、本発明の一例としての実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。ここで、添付図面において同一の部材には同一の符号を付しており、また、重複した説明は省略されている。なお、ここでの説明は本発明が実施される最良の形態であることから、本発明は当該形態に限定されるものではない。
図1から図11を参照して、本発明についての実施の形態に係る画像形成装置PR1について説明する。
図1は、本実施の形態に係る画像形成装置PR1としてのタンデム型のデジタルカラー複写機の本体を示すものである。
このデジタルカラー複写機本体1の一端側の上部には、原稿2をプラテンガラス5上に押圧するプラテンカバー3と、プラテンガラス5上に載置された原稿2の画像を読み取る画像読取装置4が設けられている。
この画像読取装置4は、プラテンガラス5上に載置された原稿2を光源6によって照明し、原稿2からの反射光像を、フルレートミラー7及びハーフレートミラー8、9及び結像レンズ10からなる縮小光学系を介してCCD等からなる画像読取素子11上に走査露光して、この画像読取素子11によって原稿2の色材反射光像を所定のドット密度で読み取るように構成されている。
画像読取装置4によって読み取られた原稿2の色材反射光像は、例えば、赤(R)、緑(G)、青(B)の3色の原稿反射率データとして画像形成装置12に送られ、この画像形成装置12では、原稿2の反射率データに対して、シェーデイング補正、位置ズレ補正、明度/色空間変換、ガンマ補正、枠消し、色/移動編集等の所定の画像処理が施される。
そして、画像形成装置12で所定の画像処理が施された画像データは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の4色の原稿色材階調データ(ラスタデータ)に変換され、次に述べるように、黒(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色の画像形成ユニット13K、13Y、13M、13Cの露光装置14K、14Y、14M、14C(露光手段の一例。以下、総称して単に「露光装置14」とも称する)に送られ、これらの露光装置14では、所定の色の原稿色材階調データに応じてレーザ光による画像露光が行われる。
タンデム型のデジタルカラー複写機本体1の内部には、上述したように、黒(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の4つの画像形成ユニット13K、13Y、13M、13C(以下、総称して単に「画像形成ユニット13」とも称する)が、水平方向に一定の距離(より正確には、後述する感光体ドラム15間の距離)D1を隔てて並列的に配置されている。
なお、本実施の形態では、隣接する感光体ドラム15の中心間距離をD1と定義しているが、中間転写体などが曲線上に配置される場合などを想定すると、隣合う画像形成ユニット13の転写位置間の転写像保持体の距離などと定義される場合もある。
また、中間転写体と感光体ドラム15の接点間の距離と定義される場合もある。
また、画像信号に対して画像処理を施す画像処理回路や高圧電源回路(共通化電源装置200;電源供給手段の一例)等からなる電気回路201が設けられている。
前記4つの画像形成ユニット13K、13Y、13M、13Cは、すべて同様に構成されており、矢印A方向に沿って所定の回転速度で回転する感光体ドラム15(静電潜像保持手段の一例)と、この感光体ドラム15の表面を一様に帯電する一次帯電用の帯電器16(帯電手段の一例)と、当該感光体ドラム15の表面に各色に対応した画像を露光して静電潜像を形成する露光装置14と、感光体ドラム15上に形成された静電潜像を現像する現像装置17K、17Y、17M、17C(現像手段の一例。以下、総称して単に「現像装置17」とも称する)、クリーニング装置18とから構成されている。
露光装置14は、半導体レーザ19を原稿色材階調データに応じて変調して、この半導体レーザ19からレーザ光LBを階調データに応じて出射する。この半導体レーザ19から出射されたレーザ光LBは、反射ミラー20、21を介して回転多面鏡22によって偏向走査され、再び反射ミラー20、21及び複数枚の反射ミラー23、24を介して静電潜像保持手段としての感光体ドラム15上に走査露光される。
画像形成装置12からは、黒(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色の画像形成ユニット13の露光装置14に各色の画像データ(ラスタデータ)が順次出力され、これらの露光装置14から画像データに応じて出射されるレーザビームLBが、それぞれの感光体ドラム15の表面に走査露光されて静電潜像が形成される。
各感光体ドラム15に形成された静電潜像は、現像装置17によって、それぞれ黒(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色のトナー像として現像される。
各画像形成ユニット13の感光体ドラム15上に、順次形成された黒(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色のトナー像は、各画像形成ユニット13K、13Y、13M、13Cの下方に配置された中間転写体(転写手段の一例)としての中間転写ベルト25上に、一次転写ロール26K、26Y、26M、26Cによって多重に転写される。
この中間転写ベルト25は、ベルト駆動ロール27と、ストリッピングロール28と、ステアリングロール29と、アイドルロール30と、バックアップロール31と、アイドルロール32との間に一定のテンションで掛け回されており、図示しない駆動モータによって回転駆動される駆動力伝達ロールによって従動回転されるベルト駆動ロール27により、矢印A方向に所定の速度で循環駆動されるようになっている。
中間転写ベルト25としては、例えば、可撓性を有するポリアミドイミド等の合成樹脂フィルムを帯状に形成し、この帯状に形成された合成樹脂フィルムの両端を溶着等の手段によって接続することにより、無端ベルト状に形成したものが用いられる。
中間転写ベルト25上に多重に転写された黒(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色のトナー像は、バックアップロール31に圧接する2次転写ロール33によって、圧接力及び静電気力で記録媒体としての記録用紙34上に2次転写され、この各色のトナー像が転写された記録用紙34は、2連の搬送ベルト35、36によって定着器37へと搬送される。
そして、上記各色のトナー像が転写された記録用紙34は、定着器37によって熱及び圧力で定着処理を受け、複写機本体1の外部に設けられた排出トレイ38上に排出される。
上記記録用紙34は、図1に示すように、複数の給紙トレイ39、40、41のうちの何れかから所定のサイズのものが、給紙ローラ42及び用紙搬送用のローラ対43、44、45からなる用紙搬送経路46を介して、レジストロール47まで一旦搬送される。
給紙トレイ39、40、41のうちの何れかから供給された記録用紙34は、所定のタイミングで回転駆動されるレジストロール47によって中間転写ベルト25上へ送出される。
そして、黒色、イエロー色、マゼンタ及びシアンの4つの画像形成ユニット13K、13Y、13M、13Cでは、上述したように、それぞれ黒色、イエロー色、マゼンタ、シアンのトナー像が所定のタイミングで順次形成されるようになっている。
なお、感光体ドラム15は、トナー像の転写工程が終了した後、クリーニング装置18によって残留トナーや紙粉等が除去されて、次の画像形成プロセスに備える。
また、中間転写ベルト25は、ベルト用クリーナー48によって残留トナーが除去される。
また、画像形成装置PR1は、上記構成に加えて図2に示すような構成を備えている。
即ち、図2に示すように、黒(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色に係る感光体ドラム15、露光装置14、帯電器16、現像装置17および転写装置25について、前記複数色間の全部または一部において共通化された画像形成条件で制御する画像形成制御部300(画像形成制御手段の一例)と、現像装置17で現像された画像間の距離(インターイメージ長)D2が、前記共通化された画像形成条件で制御される感光体ドラム15の間の距離D1以上となるように制御する画像間距離制御部400(画像間距離制御手段の一例)と、前記複数色の内の少なくとも一色については現像装置17で現像された画像間(インターイメージ))内で画像形成条件を切り換える画像形成条件切換部500(切換手段の一例)とを備える。
なお、画像形成条件に、画像間の距離(インターイメージ長)D2の変更を含むようにしてもよい。
さらに、中間転写ベルト25に形成される濃度検出パターンを検出するトナー濃度センサSE(検出手段の一例)を備えている。これにより、画像形成条件切換部500は、トナー濃度センサSEの検出結果に基づいて画像形成条件を切り換えるようにしてもよい。
また、画像間距離制御部400は、現像装置17で現像された画像間の距離(インターイメージ長)が、共通化された画像形成条件で制御される最上流の感光体ドラム15と最下流の感光体ドラム15との間の距離D3以上となるように制御し、画像形成条件切換部500は、共通化された画像形成条件が適用される全ての対象色について現像装置17で現像された画像間(インターイメージ))内で前記画像形成条件を切り換えるようにしてもよい。
また、共通化された画像形成条件が適用される対象色をイエロー(Y)または黒色(K)の何れかを含む三色以上とし、画像間距離制御部400は、現像装置17で現像された画像間の距離(インターイメージ長)D2が、イエロー(Y)以外の色に対応すると共に共通化された画像形成条件で制御される最上流の感光体ドラム15と最下流の感光体ドラム15との間の距離D3以上となるように制御するようにしてもよい。
また、前記イエロー(Y)以外の色は、マゼンタ(M)およびシアン(C)であるようにしてもよい。
また、共通化された画像形成条件が適用される対象色を透明色または白色の何れかを含む三色以上とし、画像間距離制御部400は、現像装置17で現像された画像間の距離(インターイメージ長)D2が、黒色(K)以外の色に対応すると共に共通化された画像形成条件で制御される最上流の感光体ドラム15と最下流の感光体ドラム15との間の距離D3以上となるように制御してもよい。
また、共通化された画像形成条件が適用される対象色をイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒色(K)の四色とし、画像間距離制御部400は、現像装置17で現像された画像間の距離(インターイメージ長)D2が、マゼンタ(M)とシアン(C)に対応する感光体ドラム15M、15Cの間の距離以上となるように制御するようにしてもよい。
これにより、画像補正による濃度変動が有効に抑えられる。
次に、図3のフローチャートを参照して、上記構成の画像処理装置PR1で実行される画像形成処理の処理手順の例について説明する。
この処理が開始されると、まず、ステップS10で通常の画像形成を行い、ステップS11でセットアップ(初期化)実施タイミングか否かが判定される。
そして、判定結果が「No」の場合にはステップS15に移行し、「Yes」の場合にはステップS12に移行する。
ステップS12では、画像濃度パターンの作成を行ってステップS13に移行する。
ステップS13では、トナー濃度センサSEにより、画像濃度パターンの検出を行ってステップS14に移行する。
ステップS14では、画像形成条件の算出を行ってステップS15に移行する。
ステップS15では、ジョブ終了か否かが判定され、「No」の場合にはステップS10に戻り、「Yes」の場合には処理を終了する。
次に、図4のフローチャートを参照して、上記構成の画像処理装置PR1で実行される画像形成条件制御処理のサブルーチンの処理手順について説明する。
ステップS20では、インターイメージ(現像装置17で現像された画像間)で画像形成条件を切り換えるか否かが判定され、「No」の場合にはそのまま処理を終了し、「Yes」の場合にはステップS21に移行する。
ステップS21では、画像形成装置PR1が備える高画質モードか否かが判定され、「No」の場合にはステップS22に移行して、インターイメージ長を通常としてステップS23に移行する。
一方、ステップS21で「Yes」と判定された場合にはステップS24に移行して、インターイメージ長を広げてステップS23に移行する。
ステップS23では、画像形成条件を切り換えて処理を終了する。
ここで、図5から図11を参照して、画像形成条件の切り換えの例について説明するが、その前に、比較対象としての従来技術の課題について簡単に述べる。
例えば、従来の画像形成装置において、初期化処理の実施後の濃度補正を行う場合に、1回で補正すると補正前後の出力画像の濃度変動が目立ち易くなるため、複数ページに渡って徐々に濃度補正を行う必要があった。
ここで、インターイメージ長で全ての色の画像形成条件を切り換えることが望ましいが、コストダウンのため、共通の画像形成条件を用いた画像形成装置においては、インターイメージ長が共通電源使用エンジンの最上流から最下流のエンジン間距離より大きくない限り、画像形成領域の途中で画像形成条件を切り換える必要があった。
そこで、本発明に係る画像形成装置PR1では、共通の画像形成条件を用いた場合において、画像形成条件の切り換えを行う際に、切り換えの濃度変動が目立ち難くなるように切り換えタイミングを設定するようにした。
まず、図5を参照して、インターイメージ内で2色以上の画像形成条件の切り換えを行う場合の例について述べる。
なお、図5の例は、YMCKについて共通の画像形成条件を用いた場合である。
イエロー(Y)については、画像領域G1,G2内で画像形成条件を切り換えても、濃度変動が比較的目立ち難い。
また、マゼンタ(M)またはシアン(C)については、画像領域G1、G2内における画像形成条件の切り換えでは、濃度変動が目立ち易いため、インターイメージIM内で画像形成条件で画像形成条件を切り換える。
図5の(a)に示す例では、インターイメージIM内において画像領域G2の後端側でマゼンタ(M)、画像領域G1の先端側でシアン(C)の画像形成条件を切り換えている。
一方、黒(K)は、単色で使われることが多く、画像領域G1、G2内で画像形成条件を切り換えても、濃度変動が比較的目立ち難い。
また、YMCにおいて2次色や3次色を考慮すると、イエロー(Y)も含めてインターイメージIM内で画像形成条件を切り換えた方がよい(図5の(b)参照)。
なお、この場合にも、黒(K)は、単色で使われることが多く、画像領域G1、G2内で画像形成条件を切り換えても、濃度変動が比較的目立ち難い。
また、図5の(c)に示す場合では、共通電源で用いられる全ての色をインターイメージIM内で切り換えているので画質の観点からは最善である。尤も、常にインターイメージIMを大きくすると生産性が落ちるので、高画質モードの時にのみインターイメージIMを大きくする方法も考えられる。
次に、図6を参照して、YMC色の現像バイアスが共通の場合のインターイメージ内で画像形成条件を切り換える場合の例について述べる。
ここで、イエロー(Y)については、画像領域G1、G2内で画像形成条件を切り換えても、濃度変動が比較的目立ち難い。
一方、マゼンタ(M)、シアン(C)については、画像領域G1、G2内での画像形成条件の切り換えでは、濃度変動が比較的目立ち易いため、インターイメージIM内で画像形成条件を切り換えている。
例えば、図6の(a)に示す例では、インターイメージIM内において画像領域G2の後端側でマゼンタ(M)、画像領域G1の先端側でシアン(C)の画像形成条件を切り換えている。
また、図6の(b)に示す場合では、共通電源に用いられる全ての色(YMC)をインターイメージIM内で切り換えているので、画質の観点から最善である。
また、YMCにおいて2次色や3次色を考慮すると、イエロー(Y)も含めてインターイメージIM内で画像形成条件を切り換えた方がよい。
なお。図7には、YMC色の現像バイアスが共通の場合のインターイメージ内で画像形成条件を切り換える場合のタイミングチャートの例を示す。
次に、図8を参照して、MYC色の現像バイアスが共通で、イエロー(Y)の位置がマゼンタ(M)とシアン(C)の中間である場合のインターイメージ内で画像形成条件を切り換える例について述べる。
この場合には、画像G2の後端からの切り換え位置がより短くなるように、2色(ここではイエロー(Y)とシアン(C))の切り換えを行う。これは、画像後端の方がユーザの画像がある確率が少ないからである。
図9に示す例は、YMで共通の画像形成条件を用い、CKで共通の画像形成条件を用い場合である。
この場合には、画像G2後端からの切り換え位置がより短くなるように、2色(ここでは、イエロー(Y)とシアン(C))の切り換えを行っている。これは、画像後端の方がユーザの画像がある確率が少ないからである。
また、インターイメージIMを共通の画像形成条件で使用する感光体ドラム15の距離(エンジン間距離)以上とし、1色のみをインターイメージIMで共通の画像形成条件を切り換えるようにしてもよい。
図10を参照して、インターイメージ内で1色の画像形成条件の切り換えを行う場合の例について述べる。
なお、図10の例は、YMCKについて共通の画像形成条件を用いた場合である。
この場合において、イエロー(Y)については、画像領域内(用紙P1、P2内)で画像形成条件を切り換えても、濃度変動が比較的目立ち難いが、画像のある確率の少ない画像後端(用紙P2の後端)で画像形成条件を切り換えている。
また、マゼンタ(M)については、画像領域内(用紙P1、P2内)で画像形成条件を切り換えたのでは、濃度変動が比較的目立ち易いため、インターイメージIM内で切り換えている。
また、シアン(C)については、画像領域内(用紙P1、P2内)で画像形成条件を切り換えたのでは、濃度変動が比較的目立ちや易いため、画像のある確率の少ない画像先端(用紙P1の先端)で画像形成条件を切り換えている。
なお、黒(K)については、単色で使われることが多く、画像領域内で画像形成条件を切り換えても、濃度変動が比較的目立ち難い。
また、YMCについて共通の画像形成条件を用いる場合は、上述の内容について黒(K)を考慮しないだけで、他は同じである。
図11に示す例は、MYCについて共通の画像形成条件を用い、イエロー(Y)の位置が、マゼンタ(M)とシアン(C)の中間にある場合である。
図11の(a)に示す場合には、イエロー(Y)がインターイメージIMの中央付近となるように切り換えることで、マゼンタ(M)とシアン(C)が画像形成領域G1、G2内の端部に近い位置で切り換えるようにしている。
図11の(b)に示す場合には、画像G1の先端からの切り換え位置が、画像G2の後端からの切り替え位置より短くなるようにしている。これは、画像後端の方がユーザ画像のある確率が少ないからである。
また、共通の画像形成条件で制御する対象色が三色の場合、三色の間にある色の画像形成条件をインターイメージIMで切り換えるようにしてもよい。
また、インターイメージ長をモード設定(高画質、生産性重視、用紙種など)により異ならせる構成を備えるようにしてもよい。
さらに、共通の画像形成条件の対象色が全てインターイメージIM内で切り換える場合と、少なくとも一色は画像形成領域内で切り換える場合とで、補正1回あたりの変更量を異ならせる(画像形成領域での切り換えの変更量を小さくする)ようにしてもよい。
また、単色モード時は、選択された単色の画像形成手段の色をインターイメージIMで切り換えるようにしてもよい。
また、帯電器16による感光体ドラム15の帯電に用いる電圧は、直流電圧、交流電圧あるいは直流電圧に交流電圧を重畳する場合を含む。
以上本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本明細書で開示された実施の形態はすべての点で例示であって開示された技術に限定されるものではないと考えるべきである。すなわち、本発明の技術的な範囲は、前記の実施の形態における説明に基づいて制限的に解釈されるものでなく、あくまでも特許請求の範囲の記載に従って解釈すべきであり、特許請求の範囲の記載技術と均等な技術および特許請求の範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、黒(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)以外に、中間色として、白色、透明色、ライトマゼンタ、ライトシアン等を用いる場合にも、同様の制御を適用してもよい。
また、プログラムを用いる場合には、ネットワークを介して提供し、或いはCD−ROM等の記録媒体に格納して提供することが可能である。
即ち、画像処理プログラムを含む所定のプログラムを記録媒体としてのハードディスク等の記憶装置に記録する場合に限らず、当該所定のプログラムを次のようにして提供することも可能である。
例えば、所定のプログラムをROMに格納しておき、CPUが、この所定のプログラムをこのROMから主記憶装置へローディングして実行するようにしてもよい。
また、上記所定のプログラムを、DVD−ROM、CD−ROM、MO(光磁気ディスク)、フレキシブルディスク、などのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布するようにしてもよい。
さらには、画像形成装置等を通信回線(例えばインターネット)を介してサーバ装置あるいはホストコンピュータと接続するようにし、サーバ装置あるいはホストコンピュータから上記所定のプログラムをダウンロードした後、この所定のプログラムを実行するようにしてもよい。この場合、この所定のプログラムのダウンロード先としては、RAM等のメモリやハードディスクなどの記憶装置(記録媒体)が挙げられる。
本発明による画像形成装置は、カラープリンタや複合機等に適用することができる。
PR1 画像形成装置
3 プラテンカバー
4 画像読取装置
5 プラテンガラス
6 光源
7 フルレートミラー
8 ハーフレートミラー
10 結像レンズ
11 画像読取素子
12 画像形成装置
13 画像形成ユニット
14 露光装置
15 感光体ドラム
16 帯電器
17 現像装置
18 クリーニング装置
19 半導体レーザ
20 反射ミラー
22 回転多面鏡
23 反射ミラー
25 中間転写ベルト
26 一次転写ロール
27 ベルト駆動ロール
28 ストリッピングロール
29 ステアリングロール
30 アイドルロール
31 バックアップロール
32 アイドルロール
33 次転写ロール
34 記録用紙
35 搬送ベルト
37 定着器
38 排出トレイ
39 給紙トレイ
42 給紙ローラ
43 ローラ対
46 用紙搬送経路
47 レジストロール
48 ベルト用クリーナー
200 共通化電源装置
201 電気回路
300 画像形成制御部
400 画像間距離制御部
500 画像形成条件切換部
SE トナー濃度センサ
G1、G2 画像
P1、P2 用紙
IM インターイメージ

Claims (4)

  1. 複数色に対応して設けられ、画像情報に基づいて形成される静電潜像を保持する複数の静電潜像保持手段と、
    前記複数の静電潜像保持手段に対応して設けられ、各記静電潜像保持手段に対して露光する露光手段と、
    前記複数の静電潜像保持手段に対応して設けられ、各静電潜像保持手段を帯電する複数の帯電手段と、
    前記複数の静電潜像保持手段に対応して設けられ、各静電潜像保持手段の表面に形成された静電潜像を現像剤を用いて画像として現像する複数の現像手段と、
    前記画像の転写を受ける転写手段と、
    前記帯電手段または前記複数の現像手段に電圧を供給する電源回路の少なくとも一部を共通化した電源供給手段と、
    各色に係る前記静電潜像保持手段、前記露光手段、前記帯電手段、前記現像手段および前記転写手段について、前記複数色間の全部または一部において共通化された画像形成条件で制御する画像形成制御手段と、
    前記現像手段で現像された画像間の距離が、前記共通化された画像形成条件で制御される前記静電潜像保持手段の間の距離以上となるように制御する画像間距離制御手段と、
    前記複数色の内の少なくとも一色については前記現像手段で現像された画像間内で前記画像形成条件を切り換える切換手段とを備え、
    前記画像形成制御手段は、予め定められたモードにおいて、前記画像間距離制御手段により前記画像間の距離を当該予め定められたモード以外のモードにおける前記画像間の距離よりも長くして前記静電潜像保持手段の間の距離以上となるようにし、前記切換手段により前記複数色の内の少なくとも一色について前記現像手段で現像された画像間内で前記画像形成条件を切り換えるよう制御する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像間距離制御手段は、
    前記現像手段で現像された画像間の距離が、前記共通化された画像形成条件で制御される最上流の前記静電潜像保持手段と最下流の前記静電潜像保持手段との間の距離以上となるように制御し、
    前記切換手段は、
    前記共通化された画像形成条件が適用される全ての対象色について前記現像手段で現像された画像間内で前記画像形成条件を切り換えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記共通化された画像形成条件が適用される対象色をイエロー、マゼンタ、シアン、黒色の四色とし、
    前記画像間距離制御手段は、
    前記現像手段で現像された画像間の距離が、マゼンタとシアンに対応する前記静電潜像保持手段の間の距離以上となるように制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記転写手段に形成される濃度検出パターンを検出する検出手段をさらに備え、
    前記切換手段は、
    前記検出手段の検出結果に基づいて前記画像形成条件を切り換えることを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の画像形成装置。
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