JPH1195568A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
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- JPH1195568A JPH1195568A JP9251809A JP25180997A JPH1195568A JP H1195568 A JPH1195568 A JP H1195568A JP 9251809 A JP9251809 A JP 9251809A JP 25180997 A JP25180997 A JP 25180997A JP H1195568 A JPH1195568 A JP H1195568A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- transfer
- unit
- color
- mode
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
- Color Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 タンデム型の画像形成装置において、感光体
ドラム等の無用な消耗の防止を図りつつ、フルカラー画
像形成時のみならず単一色画像形成時であっても、トナ
ー画像の良好な転写を行うことを可能とすること。 【解決手段】 本図に示すカラーモード時の状態から、
モノクロモード時には、カム軸72を180°回動さ
せ、揺動カム75で揺動フレーム54を押し下げて、揺
動フレーム54に取着されている駆動ローラ67からメ
インフレーム53に取着されている補助ローラ58に至
る搬送ベルト51を感光体ドラム48C〜48Yから離
間させると共に、スライドカム74の回動に伴って圧縮
ばね70の弾発力により右方向にスライドされるスライ
ドフレーム54によって、転写バックアップ63C〜6
3Yを反時計方向に回動させて、各転写バックアップ6
3C〜63Yのバックアップブレードを搬送ベルト51
から離間させる。
ドラム等の無用な消耗の防止を図りつつ、フルカラー画
像形成時のみならず単一色画像形成時であっても、トナ
ー画像の良好な転写を行うことを可能とすること。 【解決手段】 本図に示すカラーモード時の状態から、
モノクロモード時には、カム軸72を180°回動さ
せ、揺動カム75で揺動フレーム54を押し下げて、揺
動フレーム54に取着されている駆動ローラ67からメ
インフレーム53に取着されている補助ローラ58に至
る搬送ベルト51を感光体ドラム48C〜48Yから離
間させると共に、スライドカム74の回動に伴って圧縮
ばね70の弾発力により右方向にスライドされるスライ
ドフレーム54によって、転写バックアップ63C〜6
3Yを反時計方向に回動させて、各転写バックアップ6
3C〜63Yのバックアップブレードを搬送ベルト51
から離間させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置、特
に、記録シート搬送方向に沿って感光体ドラム等の像担
持体を複数配した、いわゆるタンデム型画像形成装置に
関する。
に、記録シート搬送方向に沿って感光体ドラム等の像担
持体を複数配した、いわゆるタンデム型画像形成装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】タンデム型画像形成装置は、カラープリ
ントを高速に行うことができるものとして近年注目され
ている。そして、この種の画像形成装置として、例え
ば、カラー複写機においては、複数のローラで張架され
た搬送ベルトを有する搬送ユニットで記録シートを搬送
しつつ、搬送路に沿って各色別に配設された4個の感光
体ドラムにより、シアン、マゼンダ、イエロー、ブラッ
クからなるトナー画像を、記録シート上に順次転写し、
各色の重ね合わせによりカラー画像を形成している。ま
た、黒画像を美しく再現するために、黒画像形成用(ブ
ラック)の感光体ドラムは、一般的に、搬送路の最下流
に配置される。
ントを高速に行うことができるものとして近年注目され
ている。そして、この種の画像形成装置として、例え
ば、カラー複写機においては、複数のローラで張架され
た搬送ベルトを有する搬送ユニットで記録シートを搬送
しつつ、搬送路に沿って各色別に配設された4個の感光
体ドラムにより、シアン、マゼンダ、イエロー、ブラッ
クからなるトナー画像を、記録シート上に順次転写し、
各色の重ね合わせによりカラー画像を形成している。ま
た、黒画像を美しく再現するために、黒画像形成用(ブ
ラック)の感光体ドラムは、一般的に、搬送路の最下流
に配置される。
【0003】このような画像形成装置において、フルカ
ラー画像の形成以外の時、例えば、黒色の画像のみを形
成する場合は、シアン・マゼンダ・イエローの画像形成
用の3個の感光体ドラムには、トナー画像を形成せず、
ブラックの画像形成用の感光体ドラムにのみトナー画像
を形成する。ところが、このような単一色の画像のみ必
要とされる場合でも、記録シートが他の3個の感光体ド
ラムに接触しながら搬送されるため、当該画像形成に供
されない3個の感光体ドラムも回転させざるを得ず、感
光体ドラムや感光体ドラムと接触して設けらているクリ
ーニングブレード等が徒に消耗してしまう。そこで、従
来、黒画像のみが形成される場合には、前記搬送ユニッ
ト全体を水平方向から少し傾け、画像形成に供されない
シアン、マゼンダ、イエローの画像形成用の感光体ドラ
ムから搬送ベルトを下方へ離間させる構造の画像形成装
置が考案されている(例えば、特開平3−288173
号公報)。
ラー画像の形成以外の時、例えば、黒色の画像のみを形
成する場合は、シアン・マゼンダ・イエローの画像形成
用の3個の感光体ドラムには、トナー画像を形成せず、
ブラックの画像形成用の感光体ドラムにのみトナー画像
を形成する。ところが、このような単一色の画像のみ必
要とされる場合でも、記録シートが他の3個の感光体ド
ラムに接触しながら搬送されるため、当該画像形成に供
されない3個の感光体ドラムも回転させざるを得ず、感
光体ドラムや感光体ドラムと接触して設けらているクリ
ーニングブレード等が徒に消耗してしまう。そこで、従
来、黒画像のみが形成される場合には、前記搬送ユニッ
ト全体を水平方向から少し傾け、画像形成に供されない
シアン、マゼンダ、イエローの画像形成用の感光体ドラ
ムから搬送ベルトを下方へ離間させる構造の画像形成装
置が考案されている(例えば、特開平3−288173
号公報)。
【0004】これにより、黒画像のみが形成される場合
には、シアン、マゼンダ、イエローの画像形成用の各感
光体ドラムを回動させる必要がなくなり、当該感光体ド
ラム等の無用な消耗の防止が図られる。また、各感光体
ドラムにおいてトナー画像の良好な転写を行うため、前
記搬送ユニットにバックアップ板が各感光体ドラム毎に
取り付けられる場合がある(同、特開平3−28817
3号公報)。このバックアップ板は、それ自身の弾性に
より、転写位置直前で搬送ベルトを感光体ドラムに対し
て押圧し、搬送ベルト上を搬送される記録シートを、転
写領域に進入する直前で感光体ドラムに密着させて、ト
ナー画像の確実な転写を行わせるものである。
には、シアン、マゼンダ、イエローの画像形成用の各感
光体ドラムを回動させる必要がなくなり、当該感光体ド
ラム等の無用な消耗の防止が図られる。また、各感光体
ドラムにおいてトナー画像の良好な転写を行うため、前
記搬送ユニットにバックアップ板が各感光体ドラム毎に
取り付けられる場合がある(同、特開平3−28817
3号公報)。このバックアップ板は、それ自身の弾性に
より、転写位置直前で搬送ベルトを感光体ドラムに対し
て押圧し、搬送ベルト上を搬送される記録シートを、転
写領域に進入する直前で感光体ドラムに密着させて、ト
ナー画像の確実な転写を行わせるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の画像形成装置では、黒画像形成の場合でも、シア
ン、マゼンダ、イエローの画像形成用の各感光体ドラム
に対応して設けられたバックアップ板がなお搬送ベルト
を押し上げているため、搬送ベルトの走行に円滑さを欠
いて、良好な転写画像が得られないといったことがあ
る。
来の画像形成装置では、黒画像形成の場合でも、シア
ン、マゼンダ、イエローの画像形成用の各感光体ドラム
に対応して設けられたバックアップ板がなお搬送ベルト
を押し上げているため、搬送ベルトの走行に円滑さを欠
いて、良好な転写画像が得られないといったことがあ
る。
【0006】また、上記従来の画像形成装置では、バッ
クアップ板は、それ自身の弾性により、搬送ベルトを感
光体ドラムに対して押圧しているので、当該押圧力の調
整が難しく、転写ユニット全体が、シアン、マゼンダ、
イエローの画像形成用の感光体ドラムから離間された状
態でもなお、搬送ベルトがシアン、マゼンダ、イエロー
の画像形成用の感光体ドラムと接触してしまう可能性が
ある。こういった状態、即ち、搬送ベルトが回転停止し
ている各感光体ドラムと接触している状態では、感光体
ドラムの表面を傷つけたり、静電的に局所的な電荷、い
わゆるメモリを残すなどの不具合が生じる虞があり、こ
のような傷やメモリは次回の画像形成時に画像ノイズと
して現れ、画質の劣化を招くという問題が生じる。
クアップ板は、それ自身の弾性により、搬送ベルトを感
光体ドラムに対して押圧しているので、当該押圧力の調
整が難しく、転写ユニット全体が、シアン、マゼンダ、
イエローの画像形成用の感光体ドラムから離間された状
態でもなお、搬送ベルトがシアン、マゼンダ、イエロー
の画像形成用の感光体ドラムと接触してしまう可能性が
ある。こういった状態、即ち、搬送ベルトが回転停止し
ている各感光体ドラムと接触している状態では、感光体
ドラムの表面を傷つけたり、静電的に局所的な電荷、い
わゆるメモリを残すなどの不具合が生じる虞があり、こ
のような傷やメモリは次回の画像形成時に画像ノイズと
して現れ、画質の劣化を招くという問題が生じる。
【0007】本発明は、上記した課題に鑑み、感光体ド
ラム等の無用な消耗の防止を図りつつ、フルカラー画像
形成時のみならず単一色画像形成時であっても、トナー
画像の良好な転写を行うことが可能な画像形成装置を提
供することを目的とする。
ラム等の無用な消耗の防止を図りつつ、フルカラー画像
形成時のみならず単一色画像形成時であっても、トナー
画像の良好な転写を行うことが可能な画像形成装置を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係る画像形成装置は、複数の像担持体に異
なる色の原稿画像を書き込み、各像担持体上の画像を、
搬送ベルト上を搬送される記録シート上に重ね合わせて
転写するカラーモードと、一の像担持体を除く他の全て
の像担持体に対して搬送ベルトを離間させ、前記一の像
担持体上の画像を、搬送ベルト上を搬送される記録シー
ト上に転写するモノクロモードとの間で切り換え可能な
画像形成装置において、搬送ベルトを介して各像担持体
と対向する押圧部材と、カラーモード時には、各像担持
体に対し転写位置直前で搬送ベルトを前記押圧部材で押
圧させて、搬送される記録シートと各像担持体とのニッ
プ幅を確保し、モノクロモード時には、前記一の像担持
体以外の前記押圧部材を搬送ベルトから離間させる押圧
・解除手段を備えたことを特徴とする。
め、本発明に係る画像形成装置は、複数の像担持体に異
なる色の原稿画像を書き込み、各像担持体上の画像を、
搬送ベルト上を搬送される記録シート上に重ね合わせて
転写するカラーモードと、一の像担持体を除く他の全て
の像担持体に対して搬送ベルトを離間させ、前記一の像
担持体上の画像を、搬送ベルト上を搬送される記録シー
ト上に転写するモノクロモードとの間で切り換え可能な
画像形成装置において、搬送ベルトを介して各像担持体
と対向する押圧部材と、カラーモード時には、各像担持
体に対し転写位置直前で搬送ベルトを前記押圧部材で押
圧させて、搬送される記録シートと各像担持体とのニッ
プ幅を確保し、モノクロモード時には、前記一の像担持
体以外の前記押圧部材を搬送ベルトから離間させる押圧
・解除手段を備えたことを特徴とする。
【0009】また、前記押圧・解除手段は、前記搬送ベ
ルトの離間に連動して、前記押圧部材を搬送ベルトから
離間することを特徴とする。
ルトの離間に連動して、前記押圧部材を搬送ベルトから
離間することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像形成装置
の実施の形態を、デジタルフルカラー複写機に適用した
場合を例にとり説明する。図1は、このデジタルフルカ
ラー複写機(以下、単に「複写機」という。)の正面図
を示している。
の実施の形態を、デジタルフルカラー複写機に適用した
場合を例にとり説明する。図1は、このデジタルフルカ
ラー複写機(以下、単に「複写機」という。)の正面図
を示している。
【0011】同図に示すように、この複写機は、原稿自
動搬送装置10、イメージリーダ部20及びプリンタ部
40から構成されている。原稿自動搬送装置10は、原
稿給紙トレイ11に載置された複数の原稿を1枚ずつ自
動的にイメージリーダ部20のプラテンガラス21上に
送り、イメージリーダ部20により原稿画像の読み取り
が行われた後、原稿排紙トレイ12上に排出する公知の
装置である。
動搬送装置10、イメージリーダ部20及びプリンタ部
40から構成されている。原稿自動搬送装置10は、原
稿給紙トレイ11に載置された複数の原稿を1枚ずつ自
動的にイメージリーダ部20のプラテンガラス21上に
送り、イメージリーダ部20により原稿画像の読み取り
が行われた後、原稿排紙トレイ12上に排出する公知の
装置である。
【0012】イメージリーダ部20は、プラテンガラス
21の下方を矢印の方向に移動するスキャナ22を備
え、スキャナ22の露光ランプ23からの照射による原
稿からの反射光を、ミラー24〜26によって光路変更
しつつ、集光レンズ27を介して、カラー用のCCDイ
メージセンサー28に導く。CCDイメージセンサー2
8は、導かれた反射光をR,G,Bの画像信号に変換
し、制御部100に出力する。
21の下方を矢印の方向に移動するスキャナ22を備
え、スキャナ22の露光ランプ23からの照射による原
稿からの反射光を、ミラー24〜26によって光路変更
しつつ、集光レンズ27を介して、カラー用のCCDイ
メージセンサー28に導く。CCDイメージセンサー2
8は、導かれた反射光をR,G,Bの画像信号に変換
し、制御部100に出力する。
【0013】プリンタ部40は、大きく分けて、給紙装
置40a、転写ユニット50、作像ユニット41C〜4
1K及び定着ユニット40bから構成されている。給紙
装置40aの給紙カセット42は、筐体13の下部空間
に、図の手前方向にスライド自在に保持されており、給
紙カセット42から給紙ローラ43によって取り出され
た記録シートSは、中間ローラ対44によってさらに下
流側へと搬送され、タイミングローラ対45の下流側直
前に設けられているタイミング前センサー46をオンし
てから、回転停止状態のタイミングローラ対45に、そ
の先端を当接して待機したのち、作像ユニットの像形成
動作と同期して回転駆動されるタイミングローラ対45
によって、転写ユニット50へと繰り出される。なお、
タイミングローラ対45は、図示しないモータによって
駆動され、当該モータとの間に介装されたタイミングク
ラッチ(不図示)のオン・オフによって、回転開始・回
転停止がなされる。
置40a、転写ユニット50、作像ユニット41C〜4
1K及び定着ユニット40bから構成されている。給紙
装置40aの給紙カセット42は、筐体13の下部空間
に、図の手前方向にスライド自在に保持されており、給
紙カセット42から給紙ローラ43によって取り出され
た記録シートSは、中間ローラ対44によってさらに下
流側へと搬送され、タイミングローラ対45の下流側直
前に設けられているタイミング前センサー46をオンし
てから、回転停止状態のタイミングローラ対45に、そ
の先端を当接して待機したのち、作像ユニットの像形成
動作と同期して回転駆動されるタイミングローラ対45
によって、転写ユニット50へと繰り出される。なお、
タイミングローラ対45は、図示しないモータによって
駆動され、当該モータとの間に介装されたタイミングク
ラッチ(不図示)のオン・オフによって、回転開始・回
転停止がなされる。
【0014】繰り出された記録シートSは、転写ユニッ
ト50の搬送ベルト51によって、さらに、下流側へと
搬送される。一方、作像ユニット41C〜41Kは、こ
の搬送ベルト51上にベルト長手方向に沿って列設され
ており、前記制御部100に入力されたR,G,Bの電
気信号は、制御部100にて所要の画像処理がなされ、
C(シアン),M(マゼンダ),Y(イエロー),K
(ブラック)の各色成分に分解されて、前記作像ユニッ
ト41C〜41Kの上部に配された光ユニット47C〜
47Kの各レーザダイオード(不図示)を各色成分信号
に基づき光変調駆動し、光変調されたレーザ光は対応す
る色成分の作像ユニット41C〜41Kに導入される。
作像ユニット41C〜41Kは感光体ドラム48C〜4
8Kを中心としてその周囲に帯電チャージャ、現像器、
クリーニングブレード等を配し、光変調されたレーザ光
で感光体ドラムを露光しつつ、露光によって形成される
静電潜像を、現像器でトナーとして顕像化する、いわゆ
る静電複写方式で画像形成するユニット構造体である。
尚、各ユニットの現像器は、光ユニット47C〜47K
の光変調色成分に対応して、C,M,Y,Kのトナーを
現像剤として感光体ドラムに供給する。
ト50の搬送ベルト51によって、さらに、下流側へと
搬送される。一方、作像ユニット41C〜41Kは、こ
の搬送ベルト51上にベルト長手方向に沿って列設され
ており、前記制御部100に入力されたR,G,Bの電
気信号は、制御部100にて所要の画像処理がなされ、
C(シアン),M(マゼンダ),Y(イエロー),K
(ブラック)の各色成分に分解されて、前記作像ユニッ
ト41C〜41Kの上部に配された光ユニット47C〜
47Kの各レーザダイオード(不図示)を各色成分信号
に基づき光変調駆動し、光変調されたレーザ光は対応す
る色成分の作像ユニット41C〜41Kに導入される。
作像ユニット41C〜41Kは感光体ドラム48C〜4
8Kを中心としてその周囲に帯電チャージャ、現像器、
クリーニングブレード等を配し、光変調されたレーザ光
で感光体ドラムを露光しつつ、露光によって形成される
静電潜像を、現像器でトナーとして顕像化する、いわゆ
る静電複写方式で画像形成するユニット構造体である。
尚、各ユニットの現像器は、光ユニット47C〜47K
の光変調色成分に対応して、C,M,Y,Kのトナーを
現像剤として感光体ドラムに供給する。
【0015】前記搬送ベルト51によって搬送される記
録シートSには、感光体ドラム48C〜48K下方の転
写位置において、搬送ベルト51の裏に設置された転写
帯電器52C〜52Kの静電力により、感光体ドラム4
8C〜48Kに形成された各トナー像が順次転写され、
トナー像が転写された記録シートSは、搬送ベルト51
により定着ユニット40bへと搬送され、ここで、像定
着された後、排出ローラ対49を介して、トレイ14へ
排出される。
録シートSには、感光体ドラム48C〜48K下方の転
写位置において、搬送ベルト51の裏に設置された転写
帯電器52C〜52Kの静電力により、感光体ドラム4
8C〜48Kに形成された各トナー像が順次転写され、
トナー像が転写された記録シートSは、搬送ベルト51
により定着ユニット40bへと搬送され、ここで、像定
着された後、排出ローラ対49を介して、トレイ14へ
排出される。
【0016】次に、転写ユニット50の構成を図2〜図
5を参照しながら説明する。図2は、転写ユニット50
の正面図を示している。転写ユニット50は、メインフ
レーム53、揺動フレーム54及びスライドフレーム5
5を有している。なお、図中、メインフレーム53は実
線で、揺動フレーム54は一点鎖線で、スライドフレー
ム55は点線で表している。また、各フレームの構成部
分の内、紙面に垂直な方向に相当の長さを有する部分に
ついては太線で表している。
5を参照しながら説明する。図2は、転写ユニット50
の正面図を示している。転写ユニット50は、メインフ
レーム53、揺動フレーム54及びスライドフレーム5
5を有している。なお、図中、メインフレーム53は実
線で、揺動フレーム54は一点鎖線で、スライドフレー
ム55は点線で表している。また、各フレームの構成部
分の内、紙面に垂直な方向に相当の長さを有する部分に
ついては太線で表している。
【0017】メインフレーム53は、紙面の垂直方向に
所定の長さを有する底板53aの手前側端部と奥側端部
とに側板53bを立設した構造となっている。両側板5
3bの図に示す位置には、従動ローラ56、57、補助
ローラ58及びテンションローラ59の回動軸が、それ
ぞれ軸受け(不図示)を介して、回動自在に取着されて
いる。また、テンションローラ59の回動軸の軸受け
は、長手方向が右上がりに設けられた長穴60に挿入さ
れて保持されており、側板53bに突設されたばね取付
部材61との間に設けられた圧縮ばね62によって、弾
発付勢されている。このテンションローラ59によっ
て、搬送ベルト51の張力が一定に保たれる。また、感
光体ドラム48Kの直下位置に、転写帯電器52Kがそ
の両端を両側板53bに固定されて横架されており、転
写帯電器52Kの右側には転写バックアップ63Kが設
けられている。
所定の長さを有する底板53aの手前側端部と奥側端部
とに側板53bを立設した構造となっている。両側板5
3bの図に示す位置には、従動ローラ56、57、補助
ローラ58及びテンションローラ59の回動軸が、それ
ぞれ軸受け(不図示)を介して、回動自在に取着されて
いる。また、テンションローラ59の回動軸の軸受け
は、長手方向が右上がりに設けられた長穴60に挿入さ
れて保持されており、側板53bに突設されたばね取付
部材61との間に設けられた圧縮ばね62によって、弾
発付勢されている。このテンションローラ59によっ
て、搬送ベルト51の張力が一定に保たれる。また、感
光体ドラム48Kの直下位置に、転写帯電器52Kがそ
の両端を両側板53bに固定されて横架されており、転
写帯電器52Kの右側には転写バックアップ63Kが設
けられている。
【0018】転写バックアップ63Kは、図3に示すよ
うに、バックアップブレード保持部材631KとPET
(ポリエチレンテレフタレート)材からなるバックアッ
プブレード632Kとから構成されている。この転写バ
ックアップ63Kは、両側板53bに横架されたバック
アップ取付軸(不図示)にバックアップブレード保持部
材631Kの両端に設けられた取り付け孔633Kが挿
通される形で、メインフレーム53に取り付けられてい
る。また、メインフレーム53に立設されたばね取付部
材64Kとバックアップブレード保持部材のばね取付部
634Kとの間には、引っ張りばね65Kが取り付けら
れている。転写バックアップ63Kは、この引っ張りば
ね65Kの弾発力によって、バックアップ取付軸の軸心
を中心に図3に示す矢印の方向の回転力が与えられ、バ
ックアップブレード632Kの先端が搬送ベルト51
(図2)を下から押圧する。このように、転写バックア
ップは、搬送ベルトを下から押圧し、感光体ドラムとの
接触面積を増大させることによって、搬送ベルト上を搬
送される記録シートと感光体ドラムとのニップ幅を確保
し、記録シートが静電転写領域に進入する直前で、記録
シートと感光体ドラムとを密着させ、トナー像の良好な
転写を安定して行わせるものである。ここで、「ニップ
幅」とは、感光体ドラムと記録シートとの接触部分の感
光体ドラム周方向の長さをいう。
うに、バックアップブレード保持部材631KとPET
(ポリエチレンテレフタレート)材からなるバックアッ
プブレード632Kとから構成されている。この転写バ
ックアップ63Kは、両側板53bに横架されたバック
アップ取付軸(不図示)にバックアップブレード保持部
材631Kの両端に設けられた取り付け孔633Kが挿
通される形で、メインフレーム53に取り付けられてい
る。また、メインフレーム53に立設されたばね取付部
材64Kとバックアップブレード保持部材のばね取付部
634Kとの間には、引っ張りばね65Kが取り付けら
れている。転写バックアップ63Kは、この引っ張りば
ね65Kの弾発力によって、バックアップ取付軸の軸心
を中心に図3に示す矢印の方向の回転力が与えられ、バ
ックアップブレード632Kの先端が搬送ベルト51
(図2)を下から押圧する。このように、転写バックア
ップは、搬送ベルトを下から押圧し、感光体ドラムとの
接触面積を増大させることによって、搬送ベルト上を搬
送される記録シートと感光体ドラムとのニップ幅を確保
し、記録シートが静電転写領域に進入する直前で、記録
シートと感光体ドラムとを密着させ、トナー像の良好な
転写を安定して行わせるものである。ここで、「ニップ
幅」とは、感光体ドラムと記録シートとの接触部分の感
光体ドラム周方向の長さをいう。
【0019】図2に戻り、揺動フレーム54は、断面が
L字形状をした底板54aの手前側端部と奥側端部とに
側板54bを立設した構造となっている。揺動フレーム
54は、メインフレーム53の両側板53bの内側には
め込まれており、その側板54bの左端部が従動ローラ
56の回動軸に軸受け(不図示)を介して揺動自在取り
付けられている。また、揺動フレーム54の底板54a
の下面とメインフレーム53の底板53aの上面との間
には、圧縮ばね66が介装されている。また、駆動ロー
ラ67が、その回動軸を軸受け(不図示)を介して、揺
動フレーム54の両側板54bの右端部に取り付けられ
ている。この駆動ローラ67の回動軸には、一方の側板
54bに固定されたモータ(不図示)の出力軸が連結さ
れており、当該モータによって、駆動ローラ67は、図
の矢印a方向に回動される。また、駆動ローラ67の周
面を押圧するように、吸着ローラ68が設けられてお
り、当該吸着ローラ68は、搬送ベルト51を介し駆動
ローラ67に従動して、図の矢印b方向に回動する。ま
た、この吸着ローラ68は、吸着チャージャを兼ねてお
り、タイミングローラ対45から繰り出されてきた記録
シートを帯電させ、当該記録シートを確実に搬送ベルト
51に吸着させる。なお、感光体ドラム48Kの記録シ
ート搬送路下流側には、図示しない分離チャージャが設
けられており、これにより、トナー像が転写された記録
シートを、搬送ベルト51から分離するようになってい
る。
L字形状をした底板54aの手前側端部と奥側端部とに
側板54bを立設した構造となっている。揺動フレーム
54は、メインフレーム53の両側板53bの内側には
め込まれており、その側板54bの左端部が従動ローラ
56の回動軸に軸受け(不図示)を介して揺動自在取り
付けられている。また、揺動フレーム54の底板54a
の下面とメインフレーム53の底板53aの上面との間
には、圧縮ばね66が介装されている。また、駆動ロー
ラ67が、その回動軸を軸受け(不図示)を介して、揺
動フレーム54の両側板54bの右端部に取り付けられ
ている。この駆動ローラ67の回動軸には、一方の側板
54bに固定されたモータ(不図示)の出力軸が連結さ
れており、当該モータによって、駆動ローラ67は、図
の矢印a方向に回動される。また、駆動ローラ67の周
面を押圧するように、吸着ローラ68が設けられてお
り、当該吸着ローラ68は、搬送ベルト51を介し駆動
ローラ67に従動して、図の矢印b方向に回動する。ま
た、この吸着ローラ68は、吸着チャージャを兼ねてお
り、タイミングローラ対45から繰り出されてきた記録
シートを帯電させ、当該記録シートを確実に搬送ベルト
51に吸着させる。なお、感光体ドラム48Kの記録シ
ート搬送路下流側には、図示しない分離チャージャが設
けられており、これにより、トナー像が転写された記録
シートを、搬送ベルト51から分離するようになってい
る。
【0020】タイミングローラ対45と駆動ローラ67
との間には、揺動ガイド69が掛け渡されている。当該
揺動ガイド69は、その一端部側がタイミングローラ対
45の下方のローラ45aの回動軸に回動自在に、ま
た、他端部側が、駆動ローラ67の回動軸の上部周面に
摺動自在に、それぞれ図示しない取り付け部材によっ
て、取り付けられているので、揺動フレーム54が揺動
して駆動ローラ67が上下方向に変位しても、これに追
従して、揺動ガイド69も変位する。したがって、タイ
ミングローラ対45から繰り出された記録シートは、こ
の揺動ガイド69によって、確実に安定して吸着ローラ
68へとガイドされる。
との間には、揺動ガイド69が掛け渡されている。当該
揺動ガイド69は、その一端部側がタイミングローラ対
45の下方のローラ45aの回動軸に回動自在に、ま
た、他端部側が、駆動ローラ67の回動軸の上部周面に
摺動自在に、それぞれ図示しない取り付け部材によっ
て、取り付けられているので、揺動フレーム54が揺動
して駆動ローラ67が上下方向に変位しても、これに追
従して、揺動ガイド69も変位する。したがって、タイ
ミングローラ対45から繰り出された記録シートは、こ
の揺動ガイド69によって、確実に安定して吸着ローラ
68へとガイドされる。
【0021】揺動フレーム54の両側板54bには、当
該揺動フレーム54が後述するような最上位位置をとっ
た状態で(即ち、カラーモード時に)、感光体ドラム4
8C〜48Yの直下となる位置に、転写帯電器52C〜
52Yが横架されており、各転写帯電器の右側には、転
写バックアップ63C〜63Yが取り付けられている。
これら転写帯電器52C〜52Y及び転写バックアップ
63C〜63Yの取り付け態様や構成等は、上述したメ
インフレーム53に取り付けられている転写帯電器52
K、転写バックアップ63Kと同様なので、その説明に
ついては省略する。
該揺動フレーム54が後述するような最上位位置をとっ
た状態で(即ち、カラーモード時に)、感光体ドラム4
8C〜48Yの直下となる位置に、転写帯電器52C〜
52Yが横架されており、各転写帯電器の右側には、転
写バックアップ63C〜63Yが取り付けられている。
これら転写帯電器52C〜52Y及び転写バックアップ
63C〜63Yの取り付け態様や構成等は、上述したメ
インフレーム53に取り付けられている転写帯電器52
K、転写バックアップ63Kと同様なので、その説明に
ついては省略する。
【0022】スライドフレーム55は、揺動フレーム5
4の側板54b間で、底板54aに図示しないガイド部
材によって、その長手方向にスライド自在に取り付けら
れており、当該スライドフレーム55の左側端部と揺動
フレーム54の底板54aの左側端部との間には、圧縮
ばね70が設けられている。また、スライドフレーム5
5には、図4に示すように、各転写バックアップ63C
〜63Yに対応して、ばね取付部材64C〜64Yが立
設されており、これらばね取付部材64C〜64Yと対
応する転写バックアップのばね取付部634C〜634
Yとの間には、それぞれ引っ張りばね65C〜65Yが
取り付けられている。さらに、スライドフレーム55に
は、転写バックアップのばね取付部634C〜634Y
の下部が挿通される角孔71C〜71Yが設けられてお
り、スライドフレーム55が右方向にスライドされる
と、角孔71C〜71Yの左側壁が、ばね取付部634
C〜634Yを右方向に押圧し、その結果、転写バック
アップ全体が、反時計方向に回動される。また、図に示
すような、ばね取付部634C〜634Yと角孔71C
〜71Yの周壁とが当接していない状態では、ばね取付
部634C〜634Yが引っ張りばね65C〜65Yの
弾発力により、左方向に引っ張られて、転写バックアッ
プ全体は時計方向に回動される。
4の側板54b間で、底板54aに図示しないガイド部
材によって、その長手方向にスライド自在に取り付けら
れており、当該スライドフレーム55の左側端部と揺動
フレーム54の底板54aの左側端部との間には、圧縮
ばね70が設けられている。また、スライドフレーム5
5には、図4に示すように、各転写バックアップ63C
〜63Yに対応して、ばね取付部材64C〜64Yが立
設されており、これらばね取付部材64C〜64Yと対
応する転写バックアップのばね取付部634C〜634
Yとの間には、それぞれ引っ張りばね65C〜65Yが
取り付けられている。さらに、スライドフレーム55に
は、転写バックアップのばね取付部634C〜634Y
の下部が挿通される角孔71C〜71Yが設けられてお
り、スライドフレーム55が右方向にスライドされる
と、角孔71C〜71Yの左側壁が、ばね取付部634
C〜634Yを右方向に押圧し、その結果、転写バック
アップ全体が、反時計方向に回動される。また、図に示
すような、ばね取付部634C〜634Yと角孔71C
〜71Yの周壁とが当接していない状態では、ばね取付
部634C〜634Yが引っ張りばね65C〜65Yの
弾発力により、左方向に引っ張られて、転写バックアッ
プ全体は時計方向に回動される。
【0023】メインフレーム53の両側板53b(図
2)には、カム軸72が軸受け(不図示)を介して、回
動自在に取り付けられており、当該カム軸72の一端部
は、DCモータからなるカム駆動モータ73の出力軸に
連結されている。カム軸72には、スライドフレーム5
5をスライドさせるスライドカム74と、揺動フレーム
54を揺動させる一対の揺動カム75、及びカムの回転
位置の検出に使用される検出板76aが取着されてい
る。
2)には、カム軸72が軸受け(不図示)を介して、回
動自在に取り付けられており、当該カム軸72の一端部
は、DCモータからなるカム駆動モータ73の出力軸に
連結されている。カム軸72には、スライドフレーム5
5をスライドさせるスライドカム74と、揺動フレーム
54を揺動させる一対の揺動カム75、及びカムの回転
位置の検出に使用される検出板76aが取着されてい
る。
【0024】スライドカム74は、圧縮ばね70によっ
て右方向に弾発付勢されているスライドフレーム55に
立設されたカム受部77と常に当接しており、スライド
カム74を回動させることによって、スライドフレーム
55を、スライドカム74の最大半径と最小半径の差だ
け、左右にスライドさせることができる。揺動カム75
は、圧縮ばね66によって上方に弾発付勢されている揺
動フレーム54の底板54aの上面と常に当接しており
(図2)、揺動カム75を回動させることによって、揺
動フレーム54を、揺動カム75の最大半径と最小半径
の差だけ、上下に揺動させることができる。
て右方向に弾発付勢されているスライドフレーム55に
立設されたカム受部77と常に当接しており、スライド
カム74を回動させることによって、スライドフレーム
55を、スライドカム74の最大半径と最小半径の差だ
け、左右にスライドさせることができる。揺動カム75
は、圧縮ばね66によって上方に弾発付勢されている揺
動フレーム54の底板54aの上面と常に当接しており
(図2)、揺動カム75を回動させることによって、揺
動フレーム54を、揺動カム75の最大半径と最小半径
の差だけ、上下に揺動させることができる。
【0025】検出板76aは、半円形の板状体からな
り、当該検出板76aを挟むようにして対向配置された
発光素子と受光素子を備えたフォトセンサー76bとで
回転位置検出ユニット76を構成している。フォトセン
サー76bは、その発光素子と受光素子との間に検出板
76aが介在しているときは、オフ信号を、そうでない
ときは、オン信号を出力する。したがって、検出板76
aが180°回転する度に、フォトセンサー76bの出
力信号がオンからオフまたはオフからオン状態に切り替
わり、この検出結果によって、検出板が取着されている
カム軸72の回転位置を180°毎に制御できる。ま
た、検出板76aは、カム軸72が図4の矢印の方向に
回動されると、これに伴って回動される揺動カム75の
最大半径部が最下方に到達する際にフォトセンサー76
bの出力信号がオフからオンになり、最大半径部が最上
方になる際に、オンからオフになるように取り付けられ
ている。
り、当該検出板76aを挟むようにして対向配置された
発光素子と受光素子を備えたフォトセンサー76bとで
回転位置検出ユニット76を構成している。フォトセン
サー76bは、その発光素子と受光素子との間に検出板
76aが介在しているときは、オフ信号を、そうでない
ときは、オン信号を出力する。したがって、検出板76
aが180°回転する度に、フォトセンサー76bの出
力信号がオンからオフまたはオフからオン状態に切り替
わり、この検出結果によって、検出板が取着されている
カム軸72の回転位置を180°毎に制御できる。ま
た、検出板76aは、カム軸72が図4の矢印の方向に
回動されると、これに伴って回動される揺動カム75の
最大半径部が最下方に到達する際にフォトセンサー76
bの出力信号がオフからオンになり、最大半径部が最上
方になる際に、オンからオフになるように取り付けられ
ている。
【0026】これらカムが取り付けられたカム軸72を
回動させるカム駆動モータ73の回動制御は、制御部1
00によって行われるが、制御部100は、揺動フレー
ム54が最も高い位置と最も低い位置で停止するよう
に、揺動カム75の回転位置をフォトセンサー76bに
よって検出して、カム駆動モータ73を駆動・停止させ
る。
回動させるカム駆動モータ73の回動制御は、制御部1
00によって行われるが、制御部100は、揺動フレー
ム54が最も高い位置と最も低い位置で停止するよう
に、揺動カム75の回転位置をフォトセンサー76bに
よって検出して、カム駆動モータ73を駆動・停止させ
る。
【0027】また、揺動カム75の最大半径方向とスラ
イドカム74の最大半径方向とは、図4に示すように9
0°ずれているので、揺動カム75の最大半径方向が上
方を向いて(最小半径方向が下方を向いて)、揺動フレ
ーム54が最も高い位置になる際には、スライドカム7
4の最大半径方向は左方を向いて(最小半径方向が右方
を向いて)、スライドフレーム55を最左方向にスライ
ドさせ、逆に、揺動カム75の最大半径方向が下方に向
いて、揺動フレーム54が押し下げられ、最も低い位置
になる際には、スライドカム74の最大半径方向は右方
に向いて(最小半径方向が左方を向いて)、スライドフ
レーム55が最右方向にスライドされることとなる。
イドカム74の最大半径方向とは、図4に示すように9
0°ずれているので、揺動カム75の最大半径方向が上
方を向いて(最小半径方向が下方を向いて)、揺動フレ
ーム54が最も高い位置になる際には、スライドカム7
4の最大半径方向は左方を向いて(最小半径方向が右方
を向いて)、スライドフレーム55を最左方向にスライ
ドさせ、逆に、揺動カム75の最大半径方向が下方に向
いて、揺動フレーム54が押し下げられ、最も低い位置
になる際には、スライドカム74の最大半径方向は右方
に向いて(最小半径方向が左方を向いて)、スライドフ
レーム55が最右方向にスライドされることとなる。
【0028】複写機前面の操作しやすい位置には、操作
パネル31(図6)が設置されている。操作パネルは、
コピー開始を指示するためのコピースタートキー、コピ
ー枚数設定用のテンキー、モノクロモード・カラーモー
ドを強制的に切替えるためのマニュアルモード切替えキ
ー、読み取った原稿画像がカラー原稿か否かによって自
動的にモノクロモード・カラーモードを切替えさせる自
動モード切替えキーなどの各種入力キーのほか、当該設
定された内容を表示する表示部などを備えている。ここ
で、モノクロモードとは、黒画像形成用の感光体ドラム
48Kのみを用いて画像形成を行うモードであり、カラ
ーモードとは、4個の感光体ドラム48C〜48Kのす
べてが使用可能な状態で画像形成を行うモードをいう。
パネル31(図6)が設置されている。操作パネルは、
コピー開始を指示するためのコピースタートキー、コピ
ー枚数設定用のテンキー、モノクロモード・カラーモー
ドを強制的に切替えるためのマニュアルモード切替えキ
ー、読み取った原稿画像がカラー原稿か否かによって自
動的にモノクロモード・カラーモードを切替えさせる自
動モード切替えキーなどの各種入力キーのほか、当該設
定された内容を表示する表示部などを備えている。ここ
で、モノクロモードとは、黒画像形成用の感光体ドラム
48Kのみを用いて画像形成を行うモードであり、カラ
ーモードとは、4個の感光体ドラム48C〜48Kのす
べてが使用可能な状態で画像形成を行うモードをいう。
【0029】次に、上記モードが切り替わる際の転写ユ
ニット50の全体的な動作について説明する。図2に示
されているのは、カラーモード時の転写ユニット50の
状態である。即ち、揺動フレーム54が最上位に位置し
て、搬送ベルト51が4個全ての感光体ドラム48C〜
48Kと接触し、転写バックアップ63C〜63Kの各
々が、搬送ベルト51を対応する感光体ドラムに対して
押圧して、搬送ベルト51と各感光体ドラム48C〜4
8Kとの間で適切なニップ幅が確保されている状態であ
る。
ニット50の全体的な動作について説明する。図2に示
されているのは、カラーモード時の転写ユニット50の
状態である。即ち、揺動フレーム54が最上位に位置し
て、搬送ベルト51が4個全ての感光体ドラム48C〜
48Kと接触し、転写バックアップ63C〜63Kの各
々が、搬送ベルト51を対応する感光体ドラムに対して
押圧して、搬送ベルト51と各感光体ドラム48C〜4
8Kとの間で適切なニップ幅が確保されている状態であ
る。
【0030】この状態から、モノクロモードに切り替え
るため、カム駆動モータ73(図4)が起動され、カム
軸72が図の矢印cの方向に、フォトセンサー76b
(図4)の検出結果に基づいて、180°回転されたと
すると、図5に示すように、揺動カム75が圧縮ばね6
6の弾発力に抗して揺動フレーム54の底板54aを押
し下げ、揺動フレーム54全体が、従動ローラ56の回
動軸回りに矢印dの方向に揺動し、最下位に位置するこ
ととなる。
るため、カム駆動モータ73(図4)が起動され、カム
軸72が図の矢印cの方向に、フォトセンサー76b
(図4)の検出結果に基づいて、180°回転されたと
すると、図5に示すように、揺動カム75が圧縮ばね6
6の弾発力に抗して揺動フレーム54の底板54aを押
し下げ、揺動フレーム54全体が、従動ローラ56の回
動軸回りに矢印dの方向に揺動し、最下位に位置するこ
ととなる。
【0031】これに伴い、搬送ベルト51の補助ローラ
58〜駆動ローラ67の間が下方へ移動し(駆動ローラ
67〜従動ローラ57間も下方へ移動する。)、搬送ベ
ルト51が感光体ドラム48C〜48Yから離間され、
感光体ドラム48C〜48Yと搬送ベルト51との間
に、搬送ベルト51で搬送される記録シートが感光体ド
ラム48C〜48Yと接触しない程度の間隙が形成され
る。感光体ドラム48Kと搬送ベルト51とは、補助ロ
ーラ58が設けられているため、揺動フレーム54の揺
動位置にかかわらず(モノクロモードであるとカラーモ
ードであるとにかかわらず)、記録シートが通過すると
き以外は、常に接触状態が保持されている。また、転写
バックアップ63Kによって、搬送ベルト51と感光体
ドラム48Kとの間で適切なニップ幅が確保されてい
る。
58〜駆動ローラ67の間が下方へ移動し(駆動ローラ
67〜従動ローラ57間も下方へ移動する。)、搬送ベ
ルト51が感光体ドラム48C〜48Yから離間され、
感光体ドラム48C〜48Yと搬送ベルト51との間
に、搬送ベルト51で搬送される記録シートが感光体ド
ラム48C〜48Yと接触しない程度の間隙が形成され
る。感光体ドラム48Kと搬送ベルト51とは、補助ロ
ーラ58が設けられているため、揺動フレーム54の揺
動位置にかかわらず(モノクロモードであるとカラーモ
ードであるとにかかわらず)、記録シートが通過すると
き以外は、常に接触状態が保持されている。また、転写
バックアップ63Kによって、搬送ベルト51と感光体
ドラム48Kとの間で適切なニップ幅が確保されてい
る。
【0032】一方、カム軸72が回転すると、スライド
カム74も回転し、当該スライドカム74のカム受部7
7との接触位置が、最大半径部から最小半径部へと移行
する。これに伴い、スライドフレーム55は、圧縮ばね
70の弾発力によって、右方向(矢印e方向)にスライ
ドし、スライドフレーム55に設けられた角孔71C〜
71Y(図4)の左側壁が転写バックアップ63C〜6
3Yのばね取付部634C〜634Yを右方向へ押圧す
る。この結果、転写バックアップ63C〜63Yの各々
は、その全体が、各取り付け孔633C〜633Yの中
心回りに、図の矢印fの方向へ回転し、各々のバックア
ップブレートが搬送ベルトから離間する。これにより、
モノクロモード時に、不必要な転写バックアップの搬送
ベルトとの接触がなくなり、接触による搬送ベルトの走
行性の悪化を回避でき、走行性の悪化によるモノクロモ
ードでの転写画像の劣化を防止することができる。ま
た、バックアッププレートと搬送ベルトとの不必要な接
触がなくなり、各々の無用な消耗がなくなる。
カム74も回転し、当該スライドカム74のカム受部7
7との接触位置が、最大半径部から最小半径部へと移行
する。これに伴い、スライドフレーム55は、圧縮ばね
70の弾発力によって、右方向(矢印e方向)にスライ
ドし、スライドフレーム55に設けられた角孔71C〜
71Y(図4)の左側壁が転写バックアップ63C〜6
3Yのばね取付部634C〜634Yを右方向へ押圧す
る。この結果、転写バックアップ63C〜63Yの各々
は、その全体が、各取り付け孔633C〜633Yの中
心回りに、図の矢印fの方向へ回転し、各々のバックア
ップブレートが搬送ベルトから離間する。これにより、
モノクロモード時に、不必要な転写バックアップの搬送
ベルトとの接触がなくなり、接触による搬送ベルトの走
行性の悪化を回避でき、走行性の悪化によるモノクロモ
ードでの転写画像の劣化を防止することができる。ま
た、バックアッププレートと搬送ベルトとの不必要な接
触がなくなり、各々の無用な消耗がなくなる。
【0033】また、揺動フレーム54の下方への揺動に
より、駆動ローラ67が下方向に変位するが、これに追
従して、揺動ガイド69も変位する。モノクロモードか
らカラーモードへ切り替わる際には、カム軸72が、さ
らに180°回転され、図5に示す状態から、各構成部
分が上記したのとは逆の動きをして、図2に示す状態と
なる。
より、駆動ローラ67が下方向に変位するが、これに追
従して、揺動ガイド69も変位する。モノクロモードか
らカラーモードへ切り替わる際には、カム軸72が、さ
らに180°回転され、図5に示す状態から、各構成部
分が上記したのとは逆の動きをして、図2に示す状態と
なる。
【0034】図6は、上記複写機の内部に設置される制
御部100の構成を示すブロック図である。同図に示す
ように制御部100は、CPU101を中心に画像信号
処理部102、原稿判別部103、イメージリーダ部2
0によって読み込まれた画像データを格納する画像メモ
リ104、レーザダイオード駆動部105、それぞれの
制御に必要なプログラムを格納したROM106、プロ
グラム実行時のワークエリアとなるRAM107等から
構成される。
御部100の構成を示すブロック図である。同図に示す
ように制御部100は、CPU101を中心に画像信号
処理部102、原稿判別部103、イメージリーダ部2
0によって読み込まれた画像データを格納する画像メモ
リ104、レーザダイオード駆動部105、それぞれの
制御に必要なプログラムを格納したROM106、プロ
グラム実行時のワークエリアとなるRAM107等から
構成される。
【0035】画像信号処理部102は、イメージリーダ
部20のCCDセンサ28から送られてきたR,G,B
の画像データに後述するような補正を施して、ページ毎
に原稿判別部103に送出すると共に、C,M,Y,K
の各再現色の画像データに変換し、最適な再現画像が得
られるようにして画像メモリ104に送出する。原稿判
別部103は、画像信号処理部102から送出された原
稿の画像データを後述するようなデータ処理によって、
その原稿がカラー原稿か白黒原稿かをページ毎に判別
し、その結果をCPU101に送る。
部20のCCDセンサ28から送られてきたR,G,B
の画像データに後述するような補正を施して、ページ毎
に原稿判別部103に送出すると共に、C,M,Y,K
の各再現色の画像データに変換し、最適な再現画像が得
られるようにして画像メモリ104に送出する。原稿判
別部103は、画像信号処理部102から送出された原
稿の画像データを後述するようなデータ処理によって、
その原稿がカラー原稿か白黒原稿かをページ毎に判別
し、その結果をCPU101に送る。
【0036】CPU101は、前記原稿の画像データを
画像メモリ104に格納させると共に、その格納位置
(アドレス)を当該ページ数と原稿判別部103によっ
て判別された結果、すなわち、その原稿がカラー原稿か
白黒原稿かとに関連付けて管理テーブルを作成し、RA
M107内に格納する。画像メモリ104は、CPU1
01からアドレスを指示されて読み出しの指示を受ける
と、当該アドレスに格納されている画像データをレーザ
ダイオード駆動部105に送る。
画像メモリ104に格納させると共に、その格納位置
(アドレス)を当該ページ数と原稿判別部103によっ
て判別された結果、すなわち、その原稿がカラー原稿か
白黒原稿かとに関連付けて管理テーブルを作成し、RA
M107内に格納する。画像メモリ104は、CPU1
01からアドレスを指示されて読み出しの指示を受ける
と、当該アドレスに格納されている画像データをレーザ
ダイオード駆動部105に送る。
【0037】レーザダイオード駆動部105は、画像メ
モリ104から前記送られた画像データについて、RO
M106の制御プログラムに基づいて、各感光体ドラム
の露光走査を実行する。このCPU101には、各種セ
ンサの検出信号が入力されており、これらの検出信号を
受けて、ROM106の制御プログラムに基づいて、カ
ム駆動モータ73の駆動制御やレーザダイオード駆動部
105による露光走査の開始タイミングの制御を実行す
る。
モリ104から前記送られた画像データについて、RO
M106の制御プログラムに基づいて、各感光体ドラム
の露光走査を実行する。このCPU101には、各種セ
ンサの検出信号が入力されており、これらの検出信号を
受けて、ROM106の制御プログラムに基づいて、カ
ム駆動モータ73の駆動制御やレーザダイオード駆動部
105による露光走査の開始タイミングの制御を実行す
る。
【0038】さらに、CPU101は、操作パネル31
からの各種のキー入力を受付け、設定されたコピーモー
ドに応じて原稿自動搬送装置10、イメージリーダ部2
0、プリンタ部40の各部にそれぞれの動作タイミング
を指示して全体を統一的に制御し、円滑なコピー動作を
実現する。図7は、画像信号処理部102と原稿判別部
103の構成を示すブロック図である。
からの各種のキー入力を受付け、設定されたコピーモー
ドに応じて原稿自動搬送装置10、イメージリーダ部2
0、プリンタ部40の各部にそれぞれの動作タイミング
を指示して全体を統一的に制御し、円滑なコピー動作を
実現する。図7は、画像信号処理部102と原稿判別部
103の構成を示すブロック図である。
【0039】イメージリーダ部20のCCDセンサ28
により光電変換された画像信号は、A/D変換部102
1で、R,G,Bの多値デジタル画像データに変換さ
れ、変換された画像データは、シェーディング補正部1
022で所定のシェーディング補正を施される。シェー
ディング補正された画像データr,g,bは、濃度変換
部1023と原稿判別部103内のHVC変換部103
1とに送られる。
により光電変換された画像信号は、A/D変換部102
1で、R,G,Bの多値デジタル画像データに変換さ
れ、変換された画像データは、シェーディング補正部1
022で所定のシェーディング補正を施される。シェー
ディング補正された画像データr,g,bは、濃度変換
部1023と原稿判別部103内のHVC変換部103
1とに送られる。
【0040】濃度変換部1023に送られたシェーディ
ング補正後の画像データは、実際の画像の濃度データD
r,Dg,Dbに変換された後、UCRーBP部102
4において、黒再現性を改善するために、3色の濃度デ
ータの共通部分の一定の割合を黒濃度として計算して黒
生成(BP)の処理が行われると共に、3色の画像デー
タから上記黒濃度を差し引く下色除去(UCR)の処理
が行われる。
ング補正後の画像データは、実際の画像の濃度データD
r,Dg,Dbに変換された後、UCRーBP部102
4において、黒再現性を改善するために、3色の濃度デ
ータの共通部分の一定の割合を黒濃度として計算して黒
生成(BP)の処理が行われると共に、3色の画像デー
タから上記黒濃度を差し引く下色除去(UCR)の処理
が行われる。
【0041】このようにしてBP処理、UCR処理を施
されたR,G,Bの画像データは、マスキング処理部1
025において、色再現性が理想に近い特性になるよう
に線形補正され、C,M,Y,Kの濃度データに変換さ
れて、画像メモリ104に送られページ毎に格納され
る。一方、シェーディング補正部1022から原稿判別
部103内のHVC変換部1031に送出された画像デ
ータr,g,bは、HVC変換部1031において所定
の変換式に従って公知のマンセル表色系における均等色
空間における色領域信号である色相角(H*)、明度
(V)、彩度(C*)のデータに変換され、その内の彩
度(C*)データが画素毎に順次、彩度判定部1032
に送出される。
されたR,G,Bの画像データは、マスキング処理部1
025において、色再現性が理想に近い特性になるよう
に線形補正され、C,M,Y,Kの濃度データに変換さ
れて、画像メモリ104に送られページ毎に格納され
る。一方、シェーディング補正部1022から原稿判別
部103内のHVC変換部1031に送出された画像デ
ータr,g,bは、HVC変換部1031において所定
の変換式に従って公知のマンセル表色系における均等色
空間における色領域信号である色相角(H*)、明度
(V)、彩度(C*)のデータに変換され、その内の彩
度(C*)データが画素毎に順次、彩度判定部1032
に送出される。
【0042】彩度判定部1032は、HVC変換部10
31から入力される彩度(C*)データをもとに、1画
素毎に有彩色であるか無彩色であるかを判断する。彩度
判定部1032は、前記判断基準としてあらかじめ決め
られた所定の閾値を有し、1画素毎にその彩度(C*)
データ値がその閾値を越えるか否かで有彩色あるいは無
彩色の判断を行い、有彩色であると判断する際には、第
1カウンタ部1033に、無彩色であると判断する際に
は、第2カウンタ部1034にそれぞれ所定の信号を順
次送出する。
31から入力される彩度(C*)データをもとに、1画
素毎に有彩色であるか無彩色であるかを判断する。彩度
判定部1032は、前記判断基準としてあらかじめ決め
られた所定の閾値を有し、1画素毎にその彩度(C*)
データ値がその閾値を越えるか否かで有彩色あるいは無
彩色の判断を行い、有彩色であると判断する際には、第
1カウンタ部1033に、無彩色であると判断する際に
は、第2カウンタ部1034にそれぞれ所定の信号を順
次送出する。
【0043】また、彩度判定部1032は、原稿1ペー
ジ分の画素データに対して前記所定信号の送出を終了す
ると、ページ終了信号を第1カウンタ部1033と第2
カウンタ部1034に送出する。第1カウンタ部103
3と第2カウンタ部1034は、内部に設けられたカウ
ンタを前記彩度判定部1032から所定信号を受信する
毎に1だけインクリメントし、前記ページ終了信号を受
信すると、カウントされた値を有彩色比率計算部103
5に送出すると共に、前記カウント値をリセットする。
ジ分の画素データに対して前記所定信号の送出を終了す
ると、ページ終了信号を第1カウンタ部1033と第2
カウンタ部1034に送出する。第1カウンタ部103
3と第2カウンタ部1034は、内部に設けられたカウ
ンタを前記彩度判定部1032から所定信号を受信する
毎に1だけインクリメントし、前記ページ終了信号を受
信すると、カウントされた値を有彩色比率計算部103
5に送出すると共に、前記カウント値をリセットする。
【0044】有彩色比率計算部1035は、前記第1カ
ウンタ部1033から入力した値(有彩色画素数)を前
記第1カウンタ部1033と第2カウンタ部1034と
から入力した値の加算値(有彩色画素数+無彩色画素
数)で除算し、原稿1ページ分の画素数に対する有彩色
画素数の比率を算出して比較部1036に送出する。比
較部1036は、前記有彩色比率計算部1035から入
力した算出値と、あらかじめ決められた所定値、たとえ
ば0.01(1%)と比較し、前記算出値が所定値以上
であればその原稿は有彩色、すなわちカラー原稿であっ
て、所定値より小さければ無彩色、すなわち白黒原稿で
あると判断し、CPU101にその結果を送出する。な
お、上記所定値は1%に限らず、カラー原稿か否かをよ
り厳格に判断するため、例えば、0.1%としてもよ
い。 なお、CPU101は、前述したように、当該原
稿のページ数とカラー判別機能によって判別された結果
と、画像データを格納した画像メモリ104の格納位置
(アドレス)とを関連付けて、RAM107内の管理テ
ーブルに格納することにより、当該原稿に対するコピー
モードをこの管理テーブルを読み出すことで容易に判断
できる。
ウンタ部1033から入力した値(有彩色画素数)を前
記第1カウンタ部1033と第2カウンタ部1034と
から入力した値の加算値(有彩色画素数+無彩色画素
数)で除算し、原稿1ページ分の画素数に対する有彩色
画素数の比率を算出して比較部1036に送出する。比
較部1036は、前記有彩色比率計算部1035から入
力した算出値と、あらかじめ決められた所定値、たとえ
ば0.01(1%)と比較し、前記算出値が所定値以上
であればその原稿は有彩色、すなわちカラー原稿であっ
て、所定値より小さければ無彩色、すなわち白黒原稿で
あると判断し、CPU101にその結果を送出する。な
お、上記所定値は1%に限らず、カラー原稿か否かをよ
り厳格に判断するため、例えば、0.1%としてもよ
い。 なお、CPU101は、前述したように、当該原
稿のページ数とカラー判別機能によって判別された結果
と、画像データを格納した画像メモリ104の格納位置
(アドレス)とを関連付けて、RAM107内の管理テ
ーブルに格納することにより、当該原稿に対するコピー
モードをこの管理テーブルを読み出すことで容易に判断
できる。
【0045】このように、原稿毎に画像形成すべきコピ
ーモードを判断することが可能となるので、原稿自動搬
送装置10によってカラーおよび白黒原稿の混載した多
枚数原稿束を連続してプラテンガラス21上に搬送し
て、コピー動作を行うことも可能となる。また、RAM
107は、モード設定フラグを有している。モード設定
フラグとは、現在の設定モードを示すフラグであり、フ
ラグが0の場合はモノクロモードが、1の場合はカラー
モードが設定されていることを示す。
ーモードを判断することが可能となるので、原稿自動搬
送装置10によってカラーおよび白黒原稿の混載した多
枚数原稿束を連続してプラテンガラス21上に搬送し
て、コピー動作を行うことも可能となる。また、RAM
107は、モード設定フラグを有している。モード設定
フラグとは、現在の設定モードを示すフラグであり、フ
ラグが0の場合はモノクロモードが、1の場合はカラー
モードが設定されていることを示す。
【0046】次に、カム軸の回転制御について、図8に
示すフローチャートに基づいて説明する。なお、ここで
は、読み取った原稿画像がカラー原稿か白黒原稿かによ
って、モノクロモード・カラーモードを自動的に切り替
える自動モードが選択されている場合について説明す
る。これから画像が形成される記録シートの先端よっ
て、タイミング前センサー46がオンされると(ステッ
プS1でYes)、上述した管理テーブルを参照し、当
該記録シートに対して設定されるモードがカラーモード
か否かを判定し(ステップS2)、カラーモードの場合
は、ステップS3に進み、モード設定フラグを参照し
て、モノクロモードからカラーモードに切り替える必要
の有無を判断し、必要有りと判断すると(モード設定フ
ラグ=0)、カム駆動モータ73を起動し(ステップS
4)、フォトセンサー76bの出力信号がオンからオフ
に切り替わった時点(ステップS5でYes)、即ち、
揺動カム75(図4)の最大半径部が最下方に位置した
時点で、カム駆動モータ73を停止させ(ステップS
6)、モード設定フラグを1に設定して、リターンす
る。
示すフローチャートに基づいて説明する。なお、ここで
は、読み取った原稿画像がカラー原稿か白黒原稿かによ
って、モノクロモード・カラーモードを自動的に切り替
える自動モードが選択されている場合について説明す
る。これから画像が形成される記録シートの先端よっ
て、タイミング前センサー46がオンされると(ステッ
プS1でYes)、上述した管理テーブルを参照し、当
該記録シートに対して設定されるモードがカラーモード
か否かを判定し(ステップS2)、カラーモードの場合
は、ステップS3に進み、モード設定フラグを参照し
て、モノクロモードからカラーモードに切り替える必要
の有無を判断し、必要有りと判断すると(モード設定フ
ラグ=0)、カム駆動モータ73を起動し(ステップS
4)、フォトセンサー76bの出力信号がオンからオフ
に切り替わった時点(ステップS5でYes)、即ち、
揺動カム75(図4)の最大半径部が最下方に位置した
時点で、カム駆動モータ73を停止させ(ステップS
6)、モード設定フラグを1に設定して、リターンす
る。
【0047】一方、ステップS2で、カラーモードでは
ない(モノクロモードである)と判断すると、ステップ
S8に進み、モード設定フラグを参照して、カラーモー
ドからモノクロモードに切り替える必要の有無を判断
し、必要有りと判断すると(モード設定フラグ=1)、
カム駆動モータ73を起動し(ステップS9)、フォト
センサー76bの出力信号がオフからオンに切り替わっ
た時点(ステップS10でYes)、即ち、揺動カム7
5(図4)の最大半径部が最上方に位置した時点で、カ
ム駆動モータ73を停止させ(ステップS11)、モー
ド設定フラグを0に設定して(ステップS12)、リタ
ーンする。
ない(モノクロモードである)と判断すると、ステップ
S8に進み、モード設定フラグを参照して、カラーモー
ドからモノクロモードに切り替える必要の有無を判断
し、必要有りと判断すると(モード設定フラグ=1)、
カム駆動モータ73を起動し(ステップS9)、フォト
センサー76bの出力信号がオフからオンに切り替わっ
た時点(ステップS10でYes)、即ち、揺動カム7
5(図4)の最大半径部が最上方に位置した時点で、カ
ム駆動モータ73を停止させ(ステップS11)、モー
ド設定フラグを0に設定して(ステップS12)、リタ
ーンする。
【0048】以上説明したように、本実施の形態に係る
画像形成装置によれば、モノクロモード時には、画像形
成に供されない感光体ドラム47C〜47Yに対応する
転写バックアップ63C〜63Yのバックアップブレー
ド632C〜632Yが搬送ベルト51から離間される
ので、当該バックアップブレード632C〜632Yが
搬送ベルト51の走行に悪影響を及ぼすことがなく、当
該搬送ベルト51の走行不良による転写画像の劣化を防
止できる。
画像形成装置によれば、モノクロモード時には、画像形
成に供されない感光体ドラム47C〜47Yに対応する
転写バックアップ63C〜63Yのバックアップブレー
ド632C〜632Yが搬送ベルト51から離間される
ので、当該バックアップブレード632C〜632Yが
搬送ベルト51の走行に悪影響を及ぼすことがなく、当
該搬送ベルト51の走行不良による転写画像の劣化を防
止できる。
【0049】また、バックアップブレード632C〜6
32Yと搬送ベルト51との不必要な接触がなくなり、
双方の無用な消耗を防止できる。なお、上記実施の形態
において、一連のコピー動作終了後(複写機の待機時)
は、その動作時のモードにかかわらず、転写ユニット5
0を図5に示すモノクロモード時の状態にし、バックア
ップブレード632C〜632Yを搬送ベルト51から
離間させる一方、転写バックアップ63K(図3参照)
に対しソレノイドを設けて、当該ソレノイドにより、ば
ね取付部634Kを右方向に引っ張って、転写バックア
ップ63K全体を反時計方向に回動させ、バックアップ
ブレード632Kも搬送ベルト51から離間させるよう
にしてもよい。搬送ベルトが走行していない状態で、バ
ックアップブレードを長い間押し付けておくと、押し付
けられている箇所で搬送ベルトに筋状のいわゆる「く
せ」がつき、そのため、仕上がり画像が劣化したり、ま
た、感光体ドラムの、搬送ベルトが押圧されている箇所
とそうでない箇所とで帯電特性が異なってくるといった
虞が生じるが、上記のようにすることで、こうした事態
を回避することができるのである。
32Yと搬送ベルト51との不必要な接触がなくなり、
双方の無用な消耗を防止できる。なお、上記実施の形態
において、一連のコピー動作終了後(複写機の待機時)
は、その動作時のモードにかかわらず、転写ユニット5
0を図5に示すモノクロモード時の状態にし、バックア
ップブレード632C〜632Yを搬送ベルト51から
離間させる一方、転写バックアップ63K(図3参照)
に対しソレノイドを設けて、当該ソレノイドにより、ば
ね取付部634Kを右方向に引っ張って、転写バックア
ップ63K全体を反時計方向に回動させ、バックアップ
ブレード632Kも搬送ベルト51から離間させるよう
にしてもよい。搬送ベルトが走行していない状態で、バ
ックアップブレードを長い間押し付けておくと、押し付
けられている箇所で搬送ベルトに筋状のいわゆる「く
せ」がつき、そのため、仕上がり画像が劣化したり、ま
た、感光体ドラムの、搬送ベルトが押圧されている箇所
とそうでない箇所とで帯電特性が異なってくるといった
虞が生じるが、上記のようにすることで、こうした事態
を回避することができるのである。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る画像
形成装置によれば、モノクロモードでは、一の像担持体
を除く他の全ての像担持体に対して搬送ベルトを離間さ
せる画像形成装置において、カラーモード時には、各像
担持体に搬送ベルトが押圧部材で押圧されて、搬送され
る記録シートと各像担持体とのニップ幅が確保され、モ
ノクロモード時には、前記一の像担持体以外の押圧部材
が搬送ベルトから離間される。したがって、モノクロモ
ード時には、画像形成に供されない像担持体の押圧部材
が搬送ベルトを押し上げることがなくなり、搬送ベルト
の走行性が確保されるので、各像担持体等の無用な消耗
の防止を図りつつ、カラーモード時のみならずびモノク
ロモード時であっても、トナー画像を良好に転写するこ
とができる。
形成装置によれば、モノクロモードでは、一の像担持体
を除く他の全ての像担持体に対して搬送ベルトを離間さ
せる画像形成装置において、カラーモード時には、各像
担持体に搬送ベルトが押圧部材で押圧されて、搬送され
る記録シートと各像担持体とのニップ幅が確保され、モ
ノクロモード時には、前記一の像担持体以外の押圧部材
が搬送ベルトから離間される。したがって、モノクロモ
ード時には、画像形成に供されない像担持体の押圧部材
が搬送ベルトを押し上げることがなくなり、搬送ベルト
の走行性が確保されるので、各像担持体等の無用な消耗
の防止を図りつつ、カラーモード時のみならずびモノク
ロモード時であっても、トナー画像を良好に転写するこ
とができる。
【0051】また、押圧解除手段は、搬送ベルトの離間
に連動して、前記一の像担持体以外の押圧部材を搬送ベ
ルトから離間させるので、簡素な構成で上記と同様の効
果が得られる。
に連動して、前記一の像担持体以外の押圧部材を搬送ベ
ルトから離間させるので、簡素な構成で上記と同様の効
果が得られる。
【図1】実施の形態1に係るデジタルフルカラー複写機
全体の構成を示す図である。
全体の構成を示す図である。
【図2】上記複写機における、転写ユニットの構成を示
す拡大図であって、カラーモード時の状態を示す図であ
る。
す拡大図であって、カラーモード時の状態を示す図であ
る。
【図3】上記転写ユニットの転写バックアップを示す斜
視図である。
視図である。
【図4】上記転写ユニットの一部を示す斜視図である。
【図5】上記複写機における、転写ユニットの構成を示
す拡大図であって、モノクロモード時の状態を示す図で
ある。
す拡大図であって、モノクロモード時の状態を示す図で
ある。
【図6】上記複写機の制御部の構成を示すブロック図で
ある。
ある。
【図7】上記制御部の画像信号処理部と原稿判別部の構
成の詳細を示すブロック図である。
成の詳細を示すブロック図である。
【図8】上記複写機におけるカム軸の回転制御を説明す
るフローチャートである。
るフローチャートである。
41C,41M,41Y,41K 作像ユニット 48C,48M,48Y,48K 感光体ドラム 51 搬送ベルト 53 メインフレーム 54 揺動フレーム 55 スライドフレーム 56 従動ローラ 57 従動ローラ 58 補助ローラ 59 テンションローラ 60 長穴 61 ばね取付部材 62 圧縮ばね 63C,63M、63Y,63C 転写バックアップ 64C,64M、64Y,64C ばね取付部材 65C,65M、65Y,65C 引っ張りばね 66 圧縮ばね 67 駆動ローラ 70 圧縮ばね 71C,71M,71Y 角孔 72 カム軸 73 カム駆動モータ 74 スライドカム 75 揺動カム 76 回転位置検出ユニット 76a 検出板 76b フォトセンサー 77 カム受け部 632C,632M,632Y,632K バックアッ
プブレード 634C,634M,634Y,634K ばね取付部
プブレード 634C,634M,634Y,634K ばね取付部
Claims (2)
- 【請求項1】 複数の像担持体に異なる色の原稿画像を
書き込み、各像担持体上の画像を、搬送ベルト上を搬送
される記録シート上に重ね合わせて転写するカラーモー
ドと、 一の像担持体を除く他の全ての像担持体に対して搬送ベ
ルトを離間させ、前記一の像担持体上の画像を、搬送ベ
ルト上を搬送される記録シート上に転写するモノクロモ
ードとの間で切り換え可能な画像形成装置において、 搬送ベルトを介して各像担持体と対向する押圧部材と、
カラーモード時には、各像担持体に対し転写位置直前で
搬送ベルトを前記押圧部材で押圧させて、搬送される記
録シートと各像担持体とのニップ幅を確保し、モノクロ
モード時には、前記一の像担持体以外の前記押圧部材を
搬送ベルトから離間させる押圧・解除手段を備えたこと
を特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の画像形成装置において、 前記押圧・解除手段は、前記搬送ベルトの離間に連動し
て、前記押圧部材を搬送ベルトから離間することを特徴
とする画像形成装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9251809A JPH1195568A (ja) | 1997-09-17 | 1997-09-17 | 画像形成装置 |
US09/082,011 US6192207B1 (en) | 1997-05-21 | 1998-05-20 | Image forming apparatus provided with a plurality of image holding components |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9251809A JPH1195568A (ja) | 1997-09-17 | 1997-09-17 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1195568A true JPH1195568A (ja) | 1999-04-09 |
Family
ID=17228254
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9251809A Pending JPH1195568A (ja) | 1997-05-21 | 1997-09-17 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1195568A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1265434B1 (en) * | 2001-06-07 | 2017-08-09 | Canon Kabushiki Kaisha | Image processing method and apparatus and image processing system |
-
1997
- 1997-09-17 JP JP9251809A patent/JPH1195568A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1265434B1 (en) * | 2001-06-07 | 2017-08-09 | Canon Kabushiki Kaisha | Image processing method and apparatus and image processing system |
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