JP5124229B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数色の現像剤を用いてカラーの画像を形成可能な、複写機、複合機、プリンタ等の画像形成装置に関する。
従来、トナー等の現像剤を用いて画像形成を行う画像形成装置では、複数色(例えば、ブラック、イエロー、シアン、マゼンタの4色)の現像剤を用いて、フルカラーの画像を形成するものが存在する。そして、これらの各色の現像剤は、コンテナやカートリッジに収容され、これらのコンテナ等が画像形成装置に取り付けられ、コンテナ等から現像剤を補給しつつ画像形成が行われる。そして、従来、一般的に、画像形成中にトナー等の現像剤がなくなった場合、正確に原稿を再現できない等の理由から、画像形成が停止されコンテナ等が交換されるまで画像形成が再開されないという問題があった。
そこで、このような問題に対し、特許文献1に記載される発明が提案されている。具体的に特許文献1には、2種類以上のインクを備え、通常印刷モードでの各インク消費量を算出する消費量算出手段と、インク残量検知手段と、算出された各インクの消費量と、各インクの残量に応じてモード選択する印刷モード選択手段と、不足色補完印刷モードのための印刷データ変換手段と、各モードで印刷を実行する印刷手段を備えたプリンタが提案されている。この構成により、印刷データ作成後にインク切れが発生をなくし、印刷停止といった不都合を回避しようとする(特許文献1:請求項1、段落0010等参照)。
特開2004−276335
特許文献1記載の発明によれば、確かに、画像形成中での現像剤切れによる画像形成停止を防ぐことができると思われるが、例えば、顧客提出用の書類や社内で正本として扱う書類等、原稿に忠実に印刷したい場合があるように、使用者は、現像剤の使用量をセーブ・変化させることなく忠実性の高い画像形成を望む場合も、自動的に、不足色補完印刷モードで印刷されることになる。従って、使用者の要求が反映されることなく画像形成が行われ、使用者の利便性の点で問題がある。
又、特許文献1記載の発明では、現像剤残量によって、印刷モードが自動的に切り替わるに過ぎず、印刷する総部数のうち一部分のみ、忠実なフルカラー印刷が必要であり、他の部数は、例えば単色印刷によるものでもよいといった使用者の要求が反映されず、使用者の利便性の点で問題がある。
更に、特許文献1記載の発明では、計8色の現像剤のインクが使用されており(特許文献1:図1等参照)、各インクが切れるごとに、画像形成が止まるか(行えないか)、又は、インク切れ表示等がなされ煩雑あり、この点において使用者の利便性、及び画像形成装置の生産性に問題がある。しかも、各インクが切れるたびに、カートリッジ等を交換する必要があり、8色もあれば頻繁に交換することになり、この点でも使用者の利便性に問題がある。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、使用者が現像剤の使用量を変化させない部数を指定できるようにして、使用者の意思を反映させ、又、コンテナ等の交換タイミングを一致させることで、コンテナ等の交換頻度を低減し、現像剤の残量が少なくなっても、使用者の利便性の高い画像形成装置を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、複数色の現像剤を用いることでカラーの画像形成を行う画像形成部を有する画像形成装置において、前記画像形成部での画像形成の部数設定及びモード設定を装置に入力するための入力部と、前記入力部の設定に基づき、前記画像形成部の動作を制御する制御部と、前記画像形成部に各色の現像剤を補給し、交換可能に構成される複数の補給部と、前記補給部の各色の現像剤の残量を検出する検出部と、を有し、前記画像形成部は、カラー画像形成中、現像剤の使用量をセーブせずに通常の画像形成を行う第1モード、又は、現像剤の残量が閾値以下になったことを前記検出部が検出した場合、閾値以下となった色の現像剤の使用量を前記第1モードよりもセーブして画像形成を行う第2モードにより画像形成を行うことが可能であり、前記入力部は、画像形成を行う部数設定において、総部数のうち、第1モードで画像形成を行う必須部数の設定入力を受け付け、前記制御部は、前記必須部数については、前記第1モードで画像形成を行い、他の部数については、前記第2モードで画像形成を行うように前記画像形成部を制御することとした。
この構成によれば、現像剤の残量が少なくなっても、画像形成を行う総部数の内、現像剤の使用量を減らす(セーブする)ことなく画像形成を行う必須部数の入力を受け付けるので、現像剤の残量が少ない状態でも、使用者の要求を反映した画像形成を行うことができる。しかも、必須部数以外の部数については、現像剤の使用量を減らす等の画像形成を行うので、画像形成中にトナーが切れることも防ぐことができる。
又、前記第2モードにおける前記閾値は、複数設定され、前記制御部は、前記閾値が低くなるに従って、現像剤の使用量のセーブ率を大きくして画像形成が行われるように、前記画像形成部を制御することとした。
この構成によれば、閾値を複数設定し、現像剤の残量が少なくなるに従って、現像剤の使用量を減らすので、閾値を複数有することにより、現像剤の使用量を細かく調整することができる。従って、尚更のこと、画像形成中の現像剤切れの発生を防ぐことができ、使用者の利便性を高めることができる。又、現像剤が切れるタイミングをあわせて、現像剤のコンテナ等の交換タイミングを一致させやすくすることができる。
請求項に係る発明は、複数色の現像剤を用いることでカラーの画像形成を行う画像形成部を有する画像形成装置において、前記画像形成部での画像形成の部数設定及びモード設定を装置に入力するための入力部と、前記入力部の設定に基づき、前記画像形成部の動作を制御する制御部と、前記画像形成部に各色の現像剤を補給し、交換可能に構成される複数の補給部と、前記補給部の各色の現像剤の残量を検出する検出部と、を有し、前記画像形成部は、カラー画像形成中、現像剤の使用量をセーブせずに通常の画像形成を行う第1モード、又は、現像剤の残量が閾値以下になったことを前記検出部が検出した場合、閾値以下となった色の現像剤の使用量を前記第1モードよりもセーブして画像形成を行う第2モードにより画像形成を行うことが可能であり、前記入力部は、画像形成を行う部数設定において、総部数のうち、第1モードで画像形成を行う必須部数の設定入力を受け付け、前記制御部は、前記必須部数については、前記第1モードで画像形成を行い、他の部数については、前記第2モードで画像形成を行うように前記画像形成部を制御し、前記第2モードにおいて、複数色の内、ある1色の現像剤の残量が閾値を下回ったことを前記検出部が検出した場合、前記制御部は、その検出された色の現像剤については現像剤の使用量をセーブし、他の色の現像剤については、使用量をセーブしている色と現像剤の残量が同じになるまで、現在の現像剤の使用量を維持して、複数の前記補給部の交換時期を一致させることとした。
この構成によれば、現像剤の残量が少なくなっても、画像形成を行う総部数の内、現像剤の使用量を減らす(セーブする)ことなく画像形成を行う必須部数の入力を受け付けるので、現像剤の残量が少ない状態でも、使用者の要求を反映した画像形成を行うことができる。しかも、必須部数以外の部数については、現像剤の使用量を減らす等の画像形成を行うので、画像形成中にトナーが切れることも防ぐことができる。又、使用量をセーブしている色と現像剤の残量が同じになるまで、現在の現像剤の使用量を維持するようにして、現像剤の使用量を調整することで、最終的に現像剤が切れるタイミングをあわせることができる。従って、現像剤のコンテナ等の交換タイミングを一致させることができ、コンテナ等の交換を一度に複数行え、従来よりも、使用者のコンテナ等の交換に要する作業量を減少させることができる。即ち、コンテナ等の交換において、使用者の利便性を高めることができる。
請求項に係る発明は、請求項記載の発明において、画像形成部が使用する現像剤の色にイエローが含まれている場合、前記ある一色の現像剤には、イエローは含まれないこととした。
この構成によれば、一般に、イエローは、他の色に比べ消費される現像剤の量が少ない場合がある。又、イエローによりテキスト等を印刷しても見にくく、単色印刷にイエローのみが用いられることは少ないので、尚更、他の現像剤に比べ、現像剤の消費量が少なくなる場合がある。そこで、イエローのコンテナ等の交換時期に、他の色のコンテナ等の交換時期を合わせないようにすることができる。
請求項に係る発明は、複数色の現像剤を用いることでカラーの画像形成を行う画像形成部を有する画像形成装置において、前記画像形成部での画像形成の部数設定及びモード設定を装置に入力するための入力部と、前記入力部の設定に基づき、前記画像形成部の動作を制御する制御部と、前記画像形成部に各色の現像剤を補給し、交換可能に構成される複数の補給部と、前記補給部の各色の現像剤の残量を検出する検出部と、を有し、前記画像形成部は、カラー画像形成中、現像剤の使用量をセーブせずに通常の画像形成を行う第1モード、又は、現像剤の残量が閾値以下になったことを前記検出部が検出した場合、閾値以下となった色の現像剤の使用量を前記第1モードよりもセーブして画像形成を行う第2モードにより画像形成を行うことが可能であり、前記入力部は、画像形成を行う部数設定において、総部数のうち、第1モードで画像形成を行う必須部数の設定入力を受け付け、前記制御部は、前記必須部数については、前記第1モードで画像形成を行い、他の部数については、前記第2モードで画像形成を行うように前記画像形成部を制御し、前記画像形成部は、単色の現像剤のみを用いて画像形成を行う第3モードで画像形成を行うことが可能であり、カラー画像形成中、いずれかの色の現像剤切れを前記検出部が検出した場合であって、実行中のジョブが、前記必須部数に係るものではない場合、前記制御部は、現像剤切れを起こしていない色の現像剤を用いて、前記第3モードで画像形成を継続するように画像形成部を制御することとした。
この構成によれば、現像剤の残量が少なくなっても、画像形成を行う総部数の内、現像剤の使用量を減らす(セーブする)ことなく画像形成を行う必須部数の入力を受け付けるので、現像剤の残量が少ない状態でも、使用者の要求を反映した画像形成を行うことができる。しかも、必須部数以外の部数については、現像剤の使用量を減らす等の画像形成を行うので、画像形成中にトナーが切れることも防ぐことができる。又、現像剤の使用量を調整し、又、コンテナ等の交換タイミングを一致させるようにしても、必須部数との関係や、大量の画像形成中では、現像剤切れが生ずる場合がある。その場合でも、少なくとも単色印刷を継続して、画像形成が停止してしまうことを防ぐことができる。従来ならば、現像剤切れにより、画像形成が停止した場合、使用者が気付かずにその状態が放置され、コンテナ等の交換があるまで、単色印刷(例えばブラックでの文書)さえも行うことができず、生産性、利便性が損なわれていたが、本発明では、そのような不利益を解消することができる。
請求項に係る発明は、複数色の現像剤を用いることでカラーの画像形成を行う画像形成部を有する画像形成装置において、前記画像形成部での画像形成の部数設定及びモード設定を装置に入力するための入力部と、前記入力部の設定に基づき、前記画像形成部の動作を制御する制御部と、前記画像形成部に各色の現像剤を補給し、交換可能に構成される複数の補給部と、前記補給部の各色の現像剤の残量を検出する検出部と、を有し、前記画像形成部は、カラー画像形成中、現像剤の使用量をセーブせずに通常の画像形成を行う第1モード、又は、現像剤の残量が閾値以下になったことを前記検出部が検出した場合、閾値以下となった色の現像剤の使用量を前記第1モードよりもセーブして画像形成を行う第2モードにより画像形成を行うことが可能であり、前記入力部は、画像形成を行う部数設定において、総部数のうち、第1モードで画像形成を行う必須部数の設定入力を受け付け、前記制御部は、前記必須部数については、前記第1モードで画像形成を行い、他の部数については、前記第2モードで画像形成を行うように前記画像形成部を制御し、使用者に対し情報を伝達するための出力部を有し、前記画像形成部は、単色の現像剤のみを用いて画像形成を行う第3モードで画像形成を行うことが可能であり、カラー画像形成中、いずれかの色の現像剤切れを前記検出部が検出した場合であって、実行中のジョブが、前記必須部数に係るものである場合、前記制御部は、現像剤切れを起こしていない色の現像剤を用いて、前記第3モードで画像形成を継続するように画像形成部を制御するとともに、前記出力部に前記必須部数で画像形成されていない部数の情報を出力させることとした。
この構成によれば、現像剤の残量が少なくなっても、画像形成を行う総部数の内、現像剤の使用量を減らす(セーブする)ことなく画像形成を行う必須部数の入力を受け付けるので、現像剤の残量が少ない状態でも、使用者の要求を反映した画像形成を行うことができる。しかも、必須部数以外の部数については、現像剤の使用量を減らす等の画像形成を行うので、画像形成中にトナーが切れることも防ぐことができる。又、現像剤の使用量を調整し、又、コンテナ等の交換タイミングを一致させるようにしても、必須部数との関係や、大量の画像形成中では、現像剤切れが生ずる場合がある。その場合でも、少なくとも単色印刷を継続して、画像形成が停止してしまうことを防ぐことができる。しかも、必須部数中、単色印刷を行わなければならなかった部数を使用者に伝達することができ、使用者は、印刷状況を容易に確認することができる。従って、利便性の高い画像形成装置を提供することができる。
請求項に係る発明は、請求項の発明において、前記出力部は、前記補給部内の現像剤の残量、現像剤切れ、及び、現像剤の残量が少なく交換時期が近い前記補給部を示す情報を出力することとした。
この構成によれば、出力部からの情報に基づき、使用者はコンテナ等の交換時期を把握することができる。一方で、十分に現像剤が残っている現像剤の色の把握をすることができる。従って、例えば、十分に現像剤が残っている色の現像剤を優先して使用する等、使用者の利便性を考慮した情報を伝達することができる。
請求項に係る発明は、請求項1乃至の発明において、前記画像形成部が用い、前記補給部が補給する現像剤の色は、ブラック、イエロー、シアン、マゼンタの4色であることとした。
この構成は、フルカラーの画像形成を行う際、現像剤にトナーを用いる場合のトナーの色を具体的に示すものであり、好適な実施形態の1つを示すものである。
請求項に係る発明は、請求項4乃至6の発明において、前記画像形成部が用い、前記補給部が補給する現像剤の色は、ブラック、イエロー、シアン、マゼンタの4色であり、前記制御部は、カラー画像形成中、いずれかの色の現像剤切れを前記検出部が検出した場合に、前記第3モードで画像形成を行う場合、ブラックの現像剤を優先的に使用して画像形成を行い、ブラックの現像剤が切れた場合は、シアン又はマゼンタの現像剤を使用して画像形成を行い、前記第3モードでは、イエローの現像剤を使用しないように画像形成部を制御することとした。
この構成によれば、単色印刷では、ブラックで画像形成を行うことが最も行われ、又、形成された画像も視認し易いので、単色印刷では、ブラックの現像剤を優先して行う。一方、ブラックの現像剤が切れている場合は、イエローの単色印刷された画像は、視認し難いので、イエロー以外の他の色を用いて画像形成を行うことで、形成される画像の視認性を確保することができる。従って、現像剤切れが起きたときでも、見やすい画像が形成される画像形成装置を提供することができる。
請求項に係る発明は、請求項乃至の発明において、前記入力部は、前記第2モードにおける前記閾値における現像剤の使用量のセーブ率の設定変更、又は、前記第3モードでの画像形成で使用する現像剤の設定を受け付け、前記制御部は、前記入力部に入力された設定に基づき画像形成部を制御することとした。
この構成によれば、第2モードや第3モードの設定を使用者が行えるので、使用者の自由度が高く、利便性の高い画像形成装置を提供することができる。
上述したように、本発明によれば、使用者が現像剤の使用量を変化させない部数を指定できるようにして、使用者の意思を優先的に反映させるので使用者の利便性が高い。又、コンテナ等の交換タイミングを一致させるので、コンテナ等の交換頻度を低減する点でも使用者の利便性が高い。従って、利便性の高い画像形成装置を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について図1〜9を参照しつつ説明する。但し、各実施の形態に記載されている構成、配置等の各要素は、発明の範囲を限定するものではなく単なる説明例にすぎない。
まず、図1乃至3により本発明の実施形態に係る複合機1(画像形成装置に相当)の概略を説明する。図1は、本発明の実施形態に係る複合機1のシステム構成図であり、図2は、本発明の実施形態に係る複合機1の模型的正面断面図である。図3は、本発明の実施形態に係る複合機1の画像形成ユニット61の一部拡大模型的断面図である。
図1に示すように、本実施形態に係る複合機1は、ネットワーク及びインターフェイス等によりユーザ端末100(例えば、パーソナルコンピュータ)と接続される。そして、各使用者は、画像形成を行おうとする画像データを各ユーザ端末100から複合機1に送信し、これを受けて、複合機1は画像形成を行う(プリンタ機能)。このプリンタ機能を使用する際に、複合機1へのデータ送信や、各種設定を行うために、ユーザ端末100のHDD(不図示)等には、プリンタドライバプログラムがインストールされる。
尚、複合機1は、コンタクトガラス31に載置された原稿を読み取る原稿読取部3(詳細は後述)を有しており、この原稿読取部3により読み取られた画像データに基き、画像形成を行うことも可能である。
次に、図2に基き、本実施形態の複合機1の詳細な構成を説明する。
本実施形態における複合機1は、原稿を読み取った画像データやユーザ端末100から送信される画像データに基づき、シートに画像を形成する。そのための構成として、図2に示すように、複合機1は、上部に原稿を上方から押さえるための原稿カバー2aが設けられ、その下部の複写機本体に、原稿読取部3、シート供給部4、シート搬送路5、画像形成部6等を備える。尚、画像形成部6における各画像形成ユニット61については、図3を用いて別途説明する。
前記原稿読取部3は、原稿を読み取り、読み取った原稿の画像データを形成するものである。原稿読取部3内には、露光ランプ、反射板、ミラー、レンズ、CCDセンサ等(いずれも不図示)が設けられ光学的に原稿を走査し、画像データを生成する。又、原稿読取部3の上面にコンタクトガラス31が設けられ、このコンタクトガラス31上の原稿を走査して読み取りを行い、画像データを生成する。
そして、原稿を押さえる原稿カバー2aは、図2の紙面奥側に支点を有し、上下方向に開閉可能に構成され、原稿をコンタクトガラス31と挟むように押さえる。尚、別途オプションとして用意される原稿自動送り装置(不図示)により送り読取用コンタクトガラス31aを接するように搬送される原稿を走査して原稿の読み取りを連続的に行うようにすることもできる。
前記シート供給部4は、各サイズの用紙等のシートが収納されるカセット41と、カセット41からシートを1枚ずつシート搬送路5に送り出すピックアップローラ42等を備える。例えば、複合機1に画像形成を行う旨の入力がされると、ピックアップローラ42が回転駆動し、シートが1枚ずつシート搬送路5に送り出される。
シート搬送路5は、シート供給部4から供給されたシートをシート供給部4から排出トレイ51に向けて搬送する。そのため、シート搬送路5には、複数の搬送ローラ対52やシートの搬送方向を案内するガイド板等が設けられる。
前記画像形成部6は、形成すべき画像のトナー像形成を行う部分であって、複数色の現像剤を用いカラーの画像形成を行うことができる。例えば、画像形成部6は、カラーのトナー像を形成する複数の画像形成ユニット61で構成できる。そして、形成されたトナー像のシートへの転写を行う中間転写部7、シートに転写されたトナー像の定着を行う定着部8等を用いてシートへの画像形成を行う。
そこで、図3に基き、画像形成ユニット61について説明する。
画像形成ユニット61は、複合機1の左右方向に並列して配され(タンデム)、形成するトナー像の色に合わせて図2の左から順に、4つの画像形成ユニット61K(ブラック)、61Y(イエロー)、61C(シアン)、61M(マゼンタ)で構成される。この4色のトナーを適宜重ね合わせることにより、本実施形態の複合機1は、フルカラーの画像形成を行うことができる。尚、各画像形成ユニット61は、使用するトナーが異なるが、基本的構成は同様であるから以下の説明では特に説明する場合を除き、K、Y、C、Mの記号は省略する(図3も同様)。
図3に示すように、各画像形成ユニット61は、同図中に示す矢印方向に回転可能に支持された感光体ドラム62、感光体ドラム62の周囲に配設された帯電装置63、露光装置64(全各画像形成ユニット61で1つ)、現像装置65、クリーニング装置66を備える。
感光体ドラム62は、所定の方向に回転駆動される。帯電装置63は、感光体ドラム62の下方に設けられ、感光体ドラム62の表面を所定電位に均一に帯電させる。露光装置64は、帯電装置63の下方に設けられ、原稿読取部3で形成された画像データや外部のユーザ端末100から送信される画像データ等に基づき、光Lを各感光体ドラム62に向けて出力し、走査・露光して画像データに応じた静電潜像を形成する。
現像装置65は、感光体ドラム62の右方に設けられ、静電潜像に所定の電位に帯電させたトナーを供給して現像(可視像化)する。従って、本実施形態の複合機1は、現像剤には、トナーを含む現像剤を用いる。そして、トナーを所定の電位に帯電させ、又、現像装置65内でコンテナ10K、10Y、10C、10M(図4参照)から新しく補給されたトナーと現像装置65内のトナーが混ざり合うように、図3の紙面垂直方向にトナーを搬送しつつ、フィン等により攪拌を行う攪拌部材65aが設けられ、攪拌部材65aの左上にトナーの薄層を担持する現像ローラ65bが設けられる。この現像ローラ65bから感光体ドラム62に向けてトナーが供給される。そして、現像されたトナー像は、中間転写ベルト71に重畳して1次転写されクリーニング装置66が1次転写後の感光体ドラム62表面を清掃する。
次に、図2に戻り、中間転写部7と定着部8について説明する。
前記中間転写部7は、各画像形成ユニット61の上方に設けられ、感光体ドラム62からトナー像の1次転写を受け、シートに2次転写を行う部分である。中間転写部7を構成する中間転写ベルト71は、中間転写ベルト71の下側の外周面と各感光体ドラム62が当接するように、駆動ローラ72と、従動ローラ73と4本の1次転写ローラ74に張架される。ここで、駆動ローラ72にはモータ、ギア等からなる駆動手段(不図示)が接続され、駆動ローラ72の駆動により、中間転写ベルト71は、図1において時計方向(矢印方向)に周回する。
又、1次転写ローラ74は、各感光体ドラム62と中間転写ベルト71を介し当接する位置に1本ずつ回転可能に配される。この1次転写ローラ74にトナーの帯電極性と逆極性の電圧を所定の大きさでタイミングを合わせて印加して、各色のトナー像が、感光体ドラム62から中間転写ベルト71に重畳されつつ1次転写され、中間転写ベルト71上に1つのフルカラーのトナー像が形成される。この中間転写ベルト71に転写されたトナー像は、駆動ローラ72に中間転写ベルト71を介して当接し、回転可能に支持される2次転写ローラ75によりシートに2次転写される。この2次転写ローラ75は、電源(不図示)と接続され2次転写部(2次転写ローラ75と中間転写ベルト71のニップ)にシートとトナー像が進入している時に、所定の電圧を印加される。尚、ベルトクリーニング装置76は、シートに転写されなかった残トナー等を中間転写ベルト71から除去する。
定着部8は、シートに転写されたトナー像を定着させる。本実施形態における定着部8は、主として加熱ローラ81とこれに圧接する加圧ローラ82とで構成される。加熱ローラ81には、発熱源が内蔵され、トナー像が加熱ローラ81と加圧ローラ82とのニップを通過すると、トナーが溶融・加熱され、トナー像がシートに定着する。そして、画像形成が完了したシートは、排出トレイ51に排出される。
次に、図4により本発明の実施形態に係る複合機1のトナーの補給について説明する。図4は、本発明の実施形態に係る複合機1の斜視図である。
図4に示すように、複合機1の正面カバー2bを空けると、図4の左方からブラック、イエロー、シアン、マゼンタの順に各色のトナーを補給するための4つのコンテナ10K、10Y、10C、10M(補給部に相当)が複合機1に取り付けられる。各コンテナ10は各現像装置65に接続され、トナーが各コンテナ10から各現像装置65に補給される。即ち、各コンテナ10は、画像形成部6に各色の現像剤を補給し、交換可能に構成される。尚、ブラックのトナー使用量が一般的に最も多いので、ブラックのコンテナ10Kは、他の色に比べ大きい。そして、各コンテナ10は、着脱可能になっており、各コンテナ10内の現像剤が切れると、交換することになる。
ここで、複合機1の正面上方に設けられる操作パネル11についても説明しておく。
図4に示すように、前記操作パネル11は、複合機11の正面上方に設けられ、テンキー部12、スタートキー13等の入力、設定用の各種キーを備える。そして、図2に示すように、操作パネル11は、装置の動作状態や各種メッセージを表示し、又、タッチパネルにより各種設定、モード選択等を行うことができる液晶表示部14を備える。例えば、複合機1の有するコピー、スキャナ、プリンタ、FAX機能の選択や設定により複合機1の多様な機能を駆使するために、使用者は、操作パネル11から複合機1の動作の操作・設定可能である。
又、本実施形態における複合機1では、詳細は後述するが、カラー(フルカラー)の画像形成を行う場合、各色のトナー使用量をセーブすることなく通常のカラーの画像形成を行うモードであるフルカラーモード(第1モードに相当)が選択可能であるとともに、残量の少なくなったトナー使用量を調整しつつカラーの画像形成を行うモードであるトナーセーブモード(第2モードに相当)が選択可能である。又、単色での画像形成を指定するモノカラーモード(第3モードに相当)を選択することも可能である。即ち、各モードの選択を操作パネル11から行うことができる。
次に、図5に基づき、本発明の実施形態に係る複合機1でのフルカラーモード、トナーセーブモード、モノカラーモードをより詳細に説明する。図5は、本発明の実施形態に係る複合機1のモード設定の一例を示す図である。
本実施形態の複合機1は、複数の印刷モードを設定可能であり、具体的に、図5に示すような表示(ウィンドウ15)が、例えば、操作パネル11の液晶表示部14に、又は、プリンタドライバソフトによりユーザ端末100のディスプレイに表示される。
このウィンドウ15におけるプリンタ名表示欄16は、最も上方に配され、ユーザ端末100が属するネットワークに接続される複合機1等の画像形成装置のなかから、本実施形態の複合機1を選択された状態であることを示す表示欄であり、各ネットワーク、接続おける具体的なプリンタ名が表示される。尚、液晶表示部14では、プリンタ名表示欄16は必要ないので、この欄は表示されない。
印刷部数欄17は、プリンタ名表示欄16の下方に配され、複合機1が行うべき画像形成の総部数を指示・入力する部分である。使用者は、ユーザ端末100ではマウス、キーボード等を用いて入力を行い、液晶表示部14では、操作パネル11でのテンキー部12等を用いて入力を行う。尚、複合機1のコピー機能を用いる場合、原稿を連続して読み込み、読み込んだ原稿の総数を一部として部数設定を行うようにすればよい。そして、この総部数が、複合機1が実行すべきジョブとなる。
印刷モードチェックボックス18は、印刷部数欄17の下方に配され、フルカラー、トナーセーブ、モノカラーの各モードの選択を行うためのボックスである。ユーザ端末100ではマウス等を用いてモード選択を行い、液晶表示部14では、タッチパネル方式によりモード選択を行うようにすればよい。尚、トナーセーブモードを選択する場合は、使用者は、図5において、「フルカラー&トナーセーブ」の文字の左方のチェックボックスを選択する。
ここで、各モードの詳細を説明すると、フルカラーモード(第1モード)は、カラー画像形成中(4色の全てを用いて現像剤を用いて画像形成を行う場合)、各コンテナ10におけるトナー残量にかかわらず、トナー使用量をセーブすることなく画像形成を行うモードである。即ち、原稿となる画像データに基づき、原稿を忠実に再現するモードである。例えば、顧客用資料や、決済用書類の添付書類など、正式な書類として用いる場合など、使用者が原稿の忠実性を求める場合に選択され、トナー残量が少なくなっても、トナー使用量が自動的にセーブされない。
一方、トナーセーブモード(第2モード)は、コンテナ10K、10Y、10C、10M内のトナー残量が少なくなった場合に、その色のトナー使用量をセーブして画像形成を行うモードである。即ち、トナー残量が閾値以下になったことを検出部95が検出した場合、閾値以下となった色のトナー使用量を第1モードよりもセーブして画像形成を行う。ここで、本実施形態の複合機1におけるトナーセーブモードは、印刷する総部数の内、フルカラーモードで印刷を行う部数の設定を行うことができる(以下、この部数を「必須部数」という)。そして、必須部数の入力を行うための欄が、必須部数入力欄18aである(図5では、総部数10部中、3部が必須部数)。従って、トナーセーブモードが全ての画像形成に適用されず、トナー残量が少なくなっても、フルカラーモードで画像形成を行う部数を設定することができ、使用者の利便性、自由度が高い。又、トナーセーブモードのみの画像形成を行う場合は、必須部数入力欄18aに0(ゼロ)を入力するか、未入力状態とする。尚、従来、トナーセーブモードと呼ばれるモードは存在したが、従来のものは、トナー使用量を一律に減少させるものであって、本発明におけるトナーセーブモードとは異なる。
そして、必須部数以外の部数は、トナーセーブモードで画像形成される。従って、全ジョブは設定により、フルカラーモードで印刷されるジョブと、トナーセーブモードで印刷されるジョブとに分割される。即ち、操作パネル11等は、画像形成を行う部数設定において、総部数のうち、フルカラーモードで画像形成を行う必須部数の設定入力を受け付け、制御部9(図6参照)は、必須部数については、フルカラーモードで画像形成を行い、他の部数については、トナーセーブモードで画像形成を画像形成部6に行わせる。
一方、モノカラーモード(第3モードに相当)は、本発明では、設定可能なものとして図5に示す。このモノカラーモードは、画像形成部6に単色のトナーのみを用いて画像形成を行わせるモードである。そして、モノカラーモードで使用する色設定を行うために、3つのカラー選択チェックボックス19が設けられる。尚、イエローのみの印刷物は見にくいので、イエローを選択するためのカラー選択チェックボックス19は表示しない。
このモノカラーモードにおいて、例えば、各コンテナ10中で最もトナーが多く残っている色により単色印刷するなど、各コンテナ10でのトナー残量の確認しつつ、使用する色の選択が可能とされてもよい。尚、各コンテナ10でのトナー残量の確認は、操作パネル11の液晶表示部14やユーザ端末100のディスプレイに、制御部9が検出部95からの情報を出力するようにすればよい。
次に、図6に基づき、本発明の実施形態に係る複合機1の制御について説明する。図6は、本発明の実施形態に係る複合機1の制御を説明するためのブロック図である。
図6に示すように、本実施形態に係る複合機1は、機内に適宜配される制御基板上に設けられる制御部9を有する。制御部9は、操作パネル11やI/F部94からの入力、設定に基づき、画像形成部6の動作を制御する等、複写機全体の動作を制御し、そのため、制御部9は、原稿読取部3、中間転写部7、画像形成ユニット61、定着部8等と信号線等により接続される。例えば、制御部9は、CPU91、記憶部92、画像処理部93、I/F部94(インターフェイス部)等から構成され、記憶部92に展開される制御プログラムやデータに基づき、適切に画像形成が行われるように各部の動作を制御する。
前記CPU91は、中央演算処理装置であって、記憶部92のROMやHDDに格納され、RAMに展開される制御プログラムに基づき複写機の各部の制御や演算を行う。前記記憶部92は、制御プログラムや各種データを保存し、ROM、RAM、HDD等のメモリで構成される。ROMは、複写機の制御用プログラム、制御用データを記憶し、CPU91が制御用プログラムを読み出す場合などに用いられる。RAMは、制御用プログラム等を一時的に展開する場合や、画像データを一時的に保存しておく場合などに用いられる。HDDは、大容量の記憶装置であって、制御用プログラムや制御用データ、原稿読取部3でスキャンした画像データの保存や、使用者による複写機の設定情報を保存する場合などに使用される。
前記画像処理部93は、原稿読取部3で読み取った画像データ、ユーザ端末100から送信される画像データ、相手方FAX装置200から送信される画像データ(ファクシミリ機能)等の画像形成を行う画像データをブラック、イエロー、シアン、マゼンタの各色の画像データに分解し、各色の画像データに画像処理を施す部分である。尚、画像処理部93に制御部9のCPU91やメモリ以外に、画像処理専用のCPUやメモリ等を別途設けて処理高速化を図ってもよい。尚、原稿読取部3で読み取った原稿の画像データを画像処理後ユーザ端末100に送信し、又は、HDDに記憶することでスキャナ機能が実現される。
ここで、上述したトナーセーブモードやモノカラーモードは、画像データに画像処理を行うことで実現されるのでその点について言及する。
又、画像処理部93は、トナーセーブモードやモノカラーモードが選択された場合、各色の画像データに各モード用の画像処理を施す。本実施形態のトナーセーブモードは、全ての色のトナー使用量を減少させていた従来と異なり、各コンテナ10中で残量が少なくなった色のトナー使用量をセーブする(減少させる)点に特徴がある。そして、本実施形態のトナーセーブモードでは、画像処理部93は、トナー使用量をセーブする色の画像データに対し、トナーをのせるべきドットを間引いてトナーセーブモードを実現する。例えば、1ページ当たり均等にトナーをのせるドットを半分にすれば50%、1/4にすれば25%のトナー使用量のセーブが実現される。一方、モノカラーモードでは、画像処理部93は、各色の画像データを全て同一色に変換し合成することで実現される。
そして、制御部9は、加工済みの画像データを各露光装置64に出力し、露光装置64がその画像データに基づき走査・露光を行う。これにより、感光体ドラム62上に、トナーセーブモードではトナー使用量が削減されたトナー像が、モノカラーモードでは単色のトナー像が形成される。
又、図6に示すように、複合機1に指示・入力を行うための入力部として、又、ジョブの実行結果やエラー表示や、各コンテナ10内のトナー残量や、トナー切れや、残量が少なくなって交換時期が近いコンテナ10を示す情報や、各コンテナの交換時期を使用者に伝達する情報を出力する出力部として、複合機1には、制御部9と接続される操作パネル11(図4参照)やI/F部94が設けられる。具体的には、操作パネル11は、使用者からの画像形成に関する設定入力を受け付け制御部9に送信する入力部として機能し、又、制御部9からの上記情報を液晶表示部14に出力表示する出力部として機能する。
又、I/F部94は、各ユーザ端末100からの送信される画像形成に関する設定入力を受け付け制御部9に送信する入力部として機能し、又、各ユーザ端末100に向けて上記情報に関するデータを出力する出力部として機能する。即ち、操作パネル11やI/F部94は、画像形成部6での画像形成の部数設定及びモード設定を装置に入力するための入力部であり、かつ、使用者に対し情報を伝達するための出力部でもある。
更に、制御部9は、各コンテナ10の現像剤の残量を確認し、検出するための検出部95と接続される。そして、この検出部95は、各コンテナ10に設けられる残量検知センサ96と接続される。各残量検知センサ96は、例えば光センサで構成され、各コンテナ10内のトナー残量に応じてアナログ信号を出力する(例えば、現像剤残量に応じた電圧値)。そして、検出部95は、このアナログ信号を増幅しつつデジタル信号に変換して、各コンテナ10における現像剤の残量を制御部9に出力する。この出力を受けて、制御部9は、各コンテナ10のトナー残量を確認する。
次に、図7に基づき、本発明の実施形態に係る複合機1の画像形成でのカラーでの画像形成の基本的な動作の流れを説明する。図7は、本発明の実施形態に係る複合機1のカラーでの画像形成動作の一例を説明するためのフローチャートである。
図7におけるスタートは、複合機1に対し、カラーで画像形成を行うべき旨の入力がなされ、制御部9は、ユーザ端末100や操作パネル11に設定入力された内容を確認した時点である。次に、制御部9は、各コンテナ10中、各残量検知センサ96及び検出部95の出力を確認し、トナー残量が閾値(詳細は後述)を下回ったものの有無を確認する(ステップ♯1)。トナー残量が閾値を下回った状態(以下、この状態を「トナーロー」と呼ぶ)のコンテナ10がない場合は(ステップ♯2のYes)、トナー使用量を減らすことなく印刷を行う(ステップ♯3)。そして、この1部数の印刷完了を確認すると(ステップ♯4)、制御部9は、全ジョブ(全部数)について画像形成が完了したかを確認し、全ての画像形成が完了した場合(ステップ♯5のYes)、この処理はエンドとなる。一方、全ての画像形成が完了していない場合(ステップ♯5のNo)、再度、各コンテナ10でのトナー残量を確認する(ステップ♯1に戻る)。画像形成中に、トナーロー状態になることがあるためである。
又、ステップ♯2において、各コンテナ10中、トナーローのものがあれば(ステップ♯2のNo)、制御部9は、フルカラーモードが選択されている場合やトナーセーブモードでの必須部数のジョブ実行中である場合など、トナー使用量を減らすことなく画像形成を行うべきかを確認する。(ステップ♯6)、トナー使用量を減らさなければ(ステップ♯6のYes)、ステップ♯3に移行し、トナー残量に関係なくフルカラーモードで印刷を行う。一方、フルカラーモードでの印刷が必須でなければ(ステップ♯6のNo)、トナーセーブモードで、トナーロー状態の色のトナー使用量をセーブして画像形成を行う(ステップ♯7)。その後、ステップ♯4に移行し、全てのジョブが完了するまで、処理が継続される。
ここで、本実施形態の複合機1では、トナーロー状態であっても、まず、トナー使用量を減らすか否かは、使用者の意思が反映される。又、1部印刷が完了するごとに、各コンテナ10のトナーロー状態を確認するため、連続して大量部数の画像形成を行う場合に、トナーロー状態となったのにもかかわらず、トナーをフルカラーモードと同じ状態で消費し続けることもない。
次に、図8に基づき、カラーの画像形成中に、各コンテナ10中いずれかのトナーがなくなった場合の制御の一例について説明する。図8は、本発明の実施形態に係る複合機1のカラーの画像形成中にトナー切れが生じた場合の処理の流れを示すフローチャートである。
図8におけるスタートは、カラーの画像形成中にやむを得ず、トナー切れが発生してしまった時点である。画像形成中に、トナー切れが発生すると、制御部9は、まず、ブラックのトナーの有無を確かめる(ステップ♯11)。もし、ブラックのトナーが切れていなければ(ステップ♯11のNo)、ブラックにて、その部の画像形成を行う(ステップ♯12)。一方、ブラックのトナーが切れていれば(ステップ♯11のYes)、制御部9は、シアン又はマゼンタのトナーの有無を確かめる(ステップ♯13)。もし、シアン又はマゼンタのトナーが切れていなければ(ステップ♯13のYes)、シアン又はマゼンタにてその部の画像形成を行う(ステップ♯14)。尚、シアン又はマゼンタのどちらを用いても良いが、例えば、トナー残量が多い色を自動的に選択して画像形成を行うようにしても良い。
しかし、シアン及びマゼンタのトナーも切れていれば(ステップ♯13のNo)、画像形成を停止し(ステップ♯15)、各コンテナ10中、トナー切れのものの交換を待つ(ステップ♯16)。尚、見やすい画像の形成がなされるように、イエローの単色印刷は行わない。即ち、制御部9は、カラー画像形成中、いずれかの色の現像剤切れを検出部95が検出し、モノカラーモードで画像形成を行う場合、制御部9は、ブラックのトナーを優先的に使用して画像形成を行い、ブラックのトナーが切れた場合は、シアン又はマゼンタのトナーを使用して画像形成を行い、モノカラーモードでは、イエローのトナーを使用しないように画像形成部6を制御する。その後、各コンテナ10中でトナー切れのものの交換がされれば、トナー切れのない状態となるので、図8における処理はエンドとなる。
そして、ブラック、シアン、マゼンタのいずれか1色で画像形成を行った場合、制御部9は、その部が必須部数に該当するかを確認し(ステップ♯17)、必須部数に該当すれば(ステップ♯17のYes)、必須部数であるが単色で画像形成を行った部数のカウント数に+1を加算してRAM等に記憶させる(ステップ♯18)。その後、又は、必須部数に該当しない場合(ステップ♯17のNo)、全ての画像形成が完了したかを確認し(ステップ♯19)、全ての画像形成が未了の場合、別の部の印刷を継続するため、ステップ♯1に戻る。一方、全ての部の画像形成が完了すれば、制御部9は、必須部数でありながら単色印刷された部数の累積数を操作パネル11の液晶表示部14に表示する出力を行うか、あるいは、上記累積数のデータをI/F部94からユーザ端末100に向けて出力する(ステップ♯20)。これにより、使用者は、確認を行え、利便性が高い。
即ち、カラー画像形成中、いずれかの色のトナー切れを検出部95が検出した場合、制御部9は、現像剤切れを起こしていない色のトナーを用いて、モノカラーモードで画像形成を継続するように画像形成部6を制御する。このとき、実行中のジョブが、必須部数に係るものではある場合、制御部9は、液晶表示部14等に必須部数で画像形成されていない部数の情報を出力させる。尚、このモノカラーモードでの画像形成で使用するトナーの色の設定を制御部9が操作パネル11やI/F部94で受け付け、制御部9は、入力部に入力された設定に従い、画像形成部6を制御してもよい。
次に、図9に基づき、本発明の実施形態に係る複合機1のトナーセーブモードにおけるトナー使用量削減の詳細について説明する。図9は、時間経過とトナー残量との関係の一例を示したグラフであり、(a)は、トナーセーブを行わない場合、(b)は、本発明に係るトナーセーブモードを実施する場合を示す。
まず、図9の見方について説明する。図9における横軸は使用開始からの経過時間を示す。縦軸は、各コンテナ10のトナー残量を%で表したものである。そして、このグラフの最初の時点では、各コンテナ10は、いずれも全く使用していない状態から始めるものとする。又、通常は、画像形成の内容によって変動はあるが、各コンテナ10における各色のトナーの減少における傾きは、平均化して一定であるとする。
又、一般に、ブラックのトナーの消費量が多い傾向があるので、ブラックのトナーの減少を示すラインの傾きを最も急なものとして表現している(図9中、ブラックのラインにはKの符号を付す。)。次に、一般に、シアン又はマゼンタのトナーの消費量が多い傾向があるが、ここでは、シアンの消費量が多く、シアンの方が減少を示すラインの傾きを急なものとして説明する(図9中、シアンのラインにはCの符号を、マゼンタのラインにはMの符号を付す。)。最後に、イエローのトナーの消費量は、一般に4色中最も少ない傾向があり、イエローのトナーの減少を示すラインの傾きを最も緩やかなものとして表現している(図9中、イエローのラインにはYの符号を付す。)
図9(a)に示すように、トナー残量を考慮せず、別段のトナーの消費について制御を行わない場合(フルカラーモードや必須部数の印刷に相当)、即ち、残量小のトナー使用量を削減(セーブ)しない場合、それぞれの色のトナーが、それぞれのタイミングで切れていく。尚、従来のトナーセーブモードは、トナー使用量全体を均等に減少させるから、トナーがそれぞれのタイミングで切れていく点に相違はない。
そこで、図9では、それぞれの色の交換タイミング、即ち、ラインと時間軸との交点(トナー残量0%)の時点にそれぞれ、トナーの色を表すアルファベットK(ブラック)、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)を付す。そうすると、図9(a)に示すように、各コンテナ10の交換を頻繁に行わなければならないということがわかる。尚、図9(a)に示す部分での各コンテナ10の交換回数を数えると、13回となる(KとYが重複する部分は1回としてカウント)。
このように、一般に複数色のトナーを用いる画像形成装置では、頻繁な各コンテナ10の交換が必要になり、使用者にとって煩わしく利便性が悪い。又、従来のように、トナー切れ発生とともに、通常、画像形成動作を停止させていたのでは、複合機1の生産性が低下してしまい、又、画像形成が長時間停止状態とならないように、使用者は、トナー切れを絶えず注意する必要があり、利便性が悪い。
ここで、本発明を実施した場合のグラフである図9(b)をみると、K、C、Mのコンテナ10K、10C、10Mの交換時期が一致しており、図9(a)の同じ時間においての交換回数は、5回となり激減している。
そこで、本発明に係るトナーセーブモードでの各コンテナ10の交換タイミングの一致させるための制御について詳細に説明する。
図9(b)に示すように、本実施形態の複合機1は、トナー使用量をセーブする際のトナー残量の目安となる閾値を2つ有している。具体的には、図9(b)に2点鎖線で示すように、各コンテナ10でのトナー残量が20%の時点と、10%の時点である。そして、例えば、トナー残量が10〜20%の間では、トナーセーブモードでは、トナー使用量を通常よりも(フルカラーモードよりも)25%減少させ、10%よりも下回ると、トナー使用量を通常よりも50%減少させる。即ち、トナーセーブモードにおける閾値は、複数設定され、制御部9は、閾値が低くなるに従って、現像剤の使用量のセーブ率を大きくして画像形成が行われるように、画像形成部6を制御する。尚、この使用量のセーブ割合は、一例に過ぎず任意に設定できる。又、操作パネル11やユーザ端末100を介したI/F部94への入力により、トナーセーブモードにおける閾値におけるトナー使用量のセーブ率の設定変更に基づき画像形成部6を制御部9が制御するようにしてもよい。
しかし、ただ単に、トナー残量が少なくなった場合に、一定の割合でトナー使用量を削減しても頻繁な各コンテナ10の交換は発生し得る。即ち、トナー切れが生ずるタイミングを遅くすることはできるが、トナー切れが生ずるタイミングがばらつく可能性がある。
そこで、本発明では、図9(b)に示すように、トナーセーブモードでは、ブラックのトナー残量が、より低い閾値である10%以下にトナー残量が到った場合、ブラックのトナー使用量を50%減少させるものの、シアン、マゼンタ、イエローについては、現在のトナー使用量を維持する(例えば、シアン、マゼンタは使用量25%減少を維持、イエローは減少させない等)。そして、検出部95による残量検出を参照しつつ、シアンとマゼンタのトナー残量がブラックと同一の割合となるまで、制御部9が、シアンとマゼンタのトナー使用量25%減少の状態を維持する。その後、ブラック、シアン、マゼンタのトナー残量の割合が同一となった時点で、シアン、マゼンタのトナー使用量を50%減少させる。即ち、トナーセーブモードにおいて、複数色の内、ある1色のトナー残量が閾値を下回ったことを検出部95が検出した場合、制御部9は、その検出された色のトナーについてはトナー使用量をセーブし、他の色のトナーについては、使用量をセーブしている色とトナー残量が同じになるまで、現在のトナー使用量を維持し、複数のコンテナ10の交換時期を一致させる。
このような制御により、少なくとも、ブラック、シアン、マゼンタのコンテナ10K、10C、10Mの交換時期を一致させることができる。フルカラーモードやモノカラーモードでの画像形成を続けない限り、本実施形態のトナーセーブモードを使用すれば、トナー消費量の差を吸収して、コンテナ10K、10C、10M交換時期を一致させることが可能である。従って、3色のトナーのコンテナ10K、10C、10Mの交換を同時に行うことができ、各コンテナ10の交換頻度が少なくなり、使用者の利便性が増す。
しかも、フルカラーモードやモノカラーモードにより、ブラック、シアン、マゼンタのうち、たとえ、1色が切れたとしても、他の色のトナー残量の割合は、1桁台(例えば、1〜5%程度)であると考えられる。そうすると、同時に、ブラック、シアン、マゼンタの3色のコンテナ10K、10C、10Mを同時に交換しても、コンテナ10K、10C、10Mに大量のトナーが残っておらず、使用者にとって大きな不利益にはならないと言うことができる。尚、切れていないトナーの色により、モノカラーモードで画像形成を行って、その色のトナーを使い切るようにしても構わない。
尚、図9(b)に示すように、ブラックとシアンとマゼンタのコンテナ10K、10C、10M交換時期が同一ならば、通常、最初に、ブラックのトナーが最初にトナー残量が10%以下となるが、シアン、若しくはマゼンタのトナー残量が先に10%以下となった場合は、他の色の使用を制御部9は、同様に制御すればよい。又、イエローのコンテナ10Yの交換周期はかなりずれるので、イエローについては、トナーセーブモードにおいて、常に使用量をセーブしてもよいし、他の色との関わりなく、残量20%の閾値を下回ると25%、残量10%の閾値を下回ると50%トナー使用量を削減するようにしてもよく、イエローは、他の色のコンテナ10K、10C、10Mの交換時期と一致させる制御は、行わないようにしてもよい(即ち、イエロー以外のコンテナ10の交換時期を一致させる)。
このようにして、本実施形態によれば、トナー残量が少なくなっても、画像形成を行う総部数の内、トナー使用量を減らす(セーブする)ことなく画像形成を行う必須部数の入力を受け付けるので、トナー残量が少ない状態でも、使用者の要求を反映した画像形成を行うことができる。しかも、必須部数以外の部数については、トナー使用量を減らす等の画像形成を行うので、画像形成中にトナーが切れることも防ぐことができる。
又、閾値を複数設定し、トナー残量が少なくなるに従って、トナー使用量を減らすので、尚更のこと、画像形成中のトナー切れの発生を防ぐことができ、使用者の利便性を高めることができる。即ち、閾値を複数有することにより、トナー使用量を細かく調整することができる。又、使用量をセーブしている色とトナー残量が同じになるまで、現在のトナー使用量を維持するようにして、トナー使用量を調整することで、最終的にトナーが切れるタイミングをあわせることができる。従って、トナーの各コンテナ10の交換タイミングを一致させることができ、各コンテナ10の交換を一度に複数行え、従来よりも、各コンテナ10の交換に要する作業量を減少させることができる。即ち、各コンテナ10の交換において、使用者の利便性を高めることができる。
又、トナー使用量を調整し、又、各コンテナ10の交換タイミングを一致させるようにしても、必須部数との関係や、大量の画像形成中では、トナー切れが生ずる場合がある。その場合でも、少なくとも単色印刷を継続して、画像形成が停止してしまうことを防ぐことができる。従来ならば、トナー切れにより、画像形成が停止した場合、使用者が気付かずにその状態が放置され、いずれかのコンテナ10等の交換があるまで、単色印刷(例えばブラックでの文書)さえも行うことができず、生産性、利便性が損なわれていたが、本発明では、そのような不利益を解消することができる。しかも、必須部数中、単色印刷を行わなければならなかった部数を使用者に伝達できるから、使用者は、印刷状況を容易に確認することができる。従って、利便性の高い画像形成装置を提供することができる。
又、出力部からの情報に基づき、使用者は各コンテナ10の交換時期を把握することができる。一方で、十分にトナーが残っているトナーの色の把握をすることができる。従って、例えば、十分にトナーが残っている色のトナーを優先して使用する等、使用者の利便性を考慮した情報を伝達することができる。又、一般に、イエローは、他の色に比べ消費されるトナーの量が少ない場合がある。又、イエローによりテキスト等を印刷しても見にくく、単色印刷にイエローのみが用いられることは少ないので、尚更、他のトナーに比べ、トナーの消費量が少なくなる場合がある。そこで、イエローのコンテナ10Yの交換時期に、他の色のコンテナ10K、10C、10M等の交換時期を合わせないようにすることができる。
又、単色印刷では、ブラックでの画像形成が最も行われ、又、形成された画像も視認し易いので、単色印刷では、ブラックのトナーを優先して用いる。一方、ブラックのトナーが切れている場合は、イエローの単色印刷された画像は見にくいので、イエロー以外の他の色を用いて画像形成を行うことで、形成される画像の視認性を確保することができる。従って、トナー切れが起きたときでも、見やすい画像が形成される画像形成装置を提供することができる。この構成によれば、第2モードや第3モードの設定を使用者が行えるので、使用者の自由度が高く、利便性の高い画像形成装置を提供することができる。
以下、他の実施形態について説明する。上記実施形態では、感光体ドラム62を4本備えたタンデム式の複写機について説明したが、例えば、感光体ドラム62を1本のみ備えるロータリ式のカラー画像形成装置に適用することができる。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
本発明は、複数色の現像剤を用いてカラー画像を行う画像形成装置に適用可能である。
本発明の実施形態に係る複合機のシステム構成図である。 本発明の実施形態に係る複合機の模型的正面断面図である。 本発明の実施形態に係る画像形成ユニットの一部拡大模型的断面図である。 本発明の実施形態に係る複合機の斜視図である。 本発明の実施形態に係る複合機のモード設定の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る複合機の制御を説明するためのブロック図である。 発明の実施形態に係る複合機のカラーでの画像形成動作の一例を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施形態に係る複合機のカラーの画像形成中にトナー切れが生じた場合の処理の流れを示すフローチャートである。 時間経過とトナー残量の関係の一例を示したグラフであり、(a)はトナーセーブを行わない場合、(b)は本発明に係るトナーセーブモードを実施する場合を示す。
符号の説明
1 複合機(画像形成装置) 9 制御部
11 操作パネル(入力部、出力部) 94 I/F部(入力部、出力部)
6 画像形成部 95 検出部
61 画像形成ユニット 96 残量検知センサ
10K、10Y、10C、10M コンテナ(補給部)

Claims (9)

  1. 複数色の現像剤を用いることでカラーの画像形成を行う画像形成部を有する画像形成装置において、
    前記画像形成部での画像形成の部数設定及びモード設定を装置に入力するための入力部と、
    前記入力部の設定に基づき、前記画像形成部の動作を制御する制御部と、
    前記画像形成部に各色の現像剤を補給し、交換可能に構成される複数の補給部と、
    前記補給部の各色の現像剤の残量を検出する検出部と、を有し、
    前記画像形成部は、カラー画像形成中、現像剤の使用量をセーブせずに通常の画像形成を行う第1モード、又は、現像剤の残量が閾値以下になったことを前記検出部が検出した場合、閾値以下となった色の現像剤の使用量を前記第1モードよりもセーブして画像形成を行う第2モードにより画像形成を行うことが可能であり、
    前記入力部は、画像形成を行う部数設定において、総部数のうち、第1モードで画像形成を行う必須部数の設定入力を受け付け、前記制御部は、前記必須部数については、前記第1モードで画像形成を行い、他の部数については、前記第2モードで画像形成を行うように前記画像形成部を制御し、
    前記第2モードにおける前記閾値は、複数設定され、
    前記制御部は、前記閾値が低くなるに従って、現像剤の使用量のセーブ率を大きくして画像形成が行われるように、前記画像形成部を制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. 複数色の現像剤を用いることでカラーの画像形成を行う画像形成部を有する画像形成装置において、
    前記画像形成部での画像形成の部数設定及びモード設定を装置に入力するための入力部と、
    前記入力部の設定に基づき、前記画像形成部の動作を制御する制御部と、
    前記画像形成部に各色の現像剤を補給し、交換可能に構成される複数の補給部と、
    前記補給部の各色の現像剤の残量を検出する検出部と、を有し、
    前記画像形成部は、カラー画像形成中、現像剤の使用量をセーブせずに通常の画像形成を行う第1モード、又は、現像剤の残量が閾値以下になったことを前記検出部が検出した場合、閾値以下となった色の現像剤の使用量を前記第1モードよりもセーブして画像形成を行う第2モードにより画像形成を行うことが可能であり、
    前記入力部は、画像形成を行う部数設定において、総部数のうち、第1モードで画像形成を行う必須部数の設定入力を受け付け、前記制御部は、前記必須部数については、前記第1モードで画像形成を行い、他の部数については、前記第2モードで画像形成を行うように前記画像形成部を制御し、
    前記第2モードにおいて、複数色の内、ある1色の現像剤の残量が閾値を下回ったことを前記検出部が検出した場合、
    前記制御部は、その検出された色の現像剤については現像剤の使用量をセーブし、他の色の現像剤については、使用量をセーブしている色と現像剤の残量が同じになるまで、現在の現像剤の使用量を維持して、複数の前記補給部の交換時期を一致させることを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記画像形成部が使用する現像剤の色にイエローが含まれている場合、前記ある一色の現像剤には、イエローは含まれないことを特徴とする請求項記載の画像形成装置。
  4. 複数色の現像剤を用いることでカラーの画像形成を行う画像形成部を有する画像形成装置において、
    前記画像形成部での画像形成の部数設定及びモード設定を装置に入力するための入力部と、
    前記入力部の設定に基づき、前記画像形成部の動作を制御する制御部と、
    前記画像形成部に各色の現像剤を補給し、交換可能に構成される複数の補給部と、
    前記補給部の各色の現像剤の残量を検出する検出部と、を有し、
    前記画像形成部は、カラー画像形成中、現像剤の使用量をセーブせずに通常の画像形成を行う第1モード、又は、現像剤の残量が閾値以下になったことを前記検出部が検出した場合、閾値以下となった色の現像剤の使用量を前記第1モードよりもセーブして画像形成を行う第2モードにより画像形成を行うことが可能であり、
    前記入力部は、画像形成を行う部数設定において、総部数のうち、第1モードで画像形成を行う必須部数の設定入力を受け付け、前記制御部は、前記必須部数については、前記第1モードで画像形成を行い、他の部数については、前記第2モードで画像形成を行うように前記画像形成部を制御し、
    前記画像形成部は、単色の現像剤のみを用いて画像形成を行う第3モードで画像形成を行うことが可能であり、
    カラー画像形成中、いずれかの色の現像剤切れを前記検出部が検出した場合であって、
    実行中のジョブが、前記必須部数に係るものではない場合、
    前記制御部は、現像剤切れを起こしていない色の現像剤を用いて、前記第3モードで画像形成を継続するように画像形成部を制御することを特徴とする画像形成装置。
  5. 複数色の現像剤を用いることでカラーの画像形成を行う画像形成部を有する画像形成装置において、
    前記画像形成部での画像形成の部数設定及びモード設定を装置に入力するための入力部と、
    前記入力部の設定に基づき、前記画像形成部の動作を制御する制御部と、
    前記画像形成部に各色の現像剤を補給し、交換可能に構成される複数の補給部と、
    前記補給部の各色の現像剤の残量を検出する検出部と、を有し、
    前記画像形成部は、カラー画像形成中、現像剤の使用量をセーブせずに通常の画像形成を行う第1モード、又は、現像剤の残量が閾値以下になったことを前記検出部が検出した場合、閾値以下となった色の現像剤の使用量を前記第1モードよりもセーブして画像形成を行う第2モードにより画像形成を行うことが可能であり、
    前記入力部は、画像形成を行う部数設定において、総部数のうち、第1モードで画像形成を行う必須部数の設定入力を受け付け、前記制御部は、前記必須部数については、前記第1モードで画像形成を行い、他の部数については、前記第2モードで画像形成を行うように前記画像形成部を制御し、
    使用者に対し情報を伝達するための出力部を有し、
    前記画像形成部は、単色の現像剤のみを用いて画像形成を行う第3モードで画像形成を行うことが可能であり、
    カラー画像形成中、いずれかの色の現像剤切れを前記検出部が検出した場合であって、
    実行中のジョブが、前記必須部数に係るものである場合、前記制御部は、現像剤切れを起こしていない色の現像剤を用いて、前記第3モードで画像形成を継続するように画像形成部を制御するとともに、前記出力部に前記必須部数で画像形成されていない部数の情報を出力させることを特徴とする画像形成装置。
  6. 前記出力部は、前記補給部内の現像剤の残量、現像剤切れ、及び、現像剤の残量が少なく交換時期が近い前記補給部を示す情報を出力することを特徴とする請求項に記載の画像形成装置
  7. 前記画像形成部が用い、前記補給部が補給する現像剤の色は、ブラック、イエロー、シアン、マゼンタの4色であることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記画像形成部が用い、前記補給部が補給する現像剤の色は、ブラック、イエロー、シアン、マゼンタの4色であり、
    前記制御部は、カラー画像形成中、いずれかの色の現像剤切れを前記検出部が検出した場合に、前記第3モードで画像形成を行う場合、ブラックの現像剤を優先的に使用して画像形成を行い、ブラックの現像剤が切れた場合は、シアン又はマゼンタの現像剤を使用して画像形成を行い、前記第3モードでは、イエローの現像剤を使用しないように画像形成部を制御することを特徴とする請求項4乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記入力部は、前記第2モードにおける前記閾値における現像剤の使用量のセーブ率の設定変更、又は、前記第3モードでの画像形成で使用する現像剤の設定を受け付け、前記制御部は、前記入力部に入力された設定に基づき画像形成部を制御することを特徴とする請求項乃至のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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