JP2003054079A - 画像形成装置およびサーバ装置および画像形成装置の制御方法およびサーバ装置の制御方法およびプログラム - Google Patents

画像形成装置およびサーバ装置および画像形成装置の制御方法およびサーバ装置の制御方法およびプログラム

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JP2003054079A
JP2003054079A JP2001242659A JP2001242659A JP2003054079A JP 2003054079 A JP2003054079 A JP 2003054079A JP 2001242659 A JP2001242659 A JP 2001242659A JP 2001242659 A JP2001242659 A JP 2001242659A JP 2003054079 A JP2003054079 A JP 2003054079A
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JP2001242659A
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Tomohisa Itagaki
智久 板垣
Nobuatsu Sasanuma
信篤 笹沼
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ジョブの途中で出力を中断させることがない
よう、自動的に省トナーモードを実行させること、ユー
ザがサービスマンコールを実施しなくても、サービスマ
ンは適時ユーザ訪問ができるようにすること、サービス
拠点におけるトナーおよびインクの在庫管理を簡易化
し、効率のよい在庫管理を実現させることである。 【解決手段】 画像形成装置1000が、画像データの
画像比率を算出し、該算出された画像比率とトナーの残
量とにより、該画像データの出力可能枚数を算出してサ
ーバ装置3000に送信すると、サーバ装置3000
が、受信した出力可能枚数と所定の基準値に基づいて画
像モードを指定する命令を画像形成装置に送信し、画像
形成装置1000が、指定された画像モードでその画像
データを画像形成し、またトナーが少なくなり省トナー
モードを実行した時にサーバ装置3000がサービスマ
ンに通知する構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、色材を記録材上に
固着させることにより画像を記憶する画像形成装置およ
びサーバ装置および画像形成装置の制御方法およびサー
バ装置の制御方法およびプログラムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】以下、従来の画像形成装置について電子
写真方式を例にして説明する。
【0003】この種の画像形成装置では、現像剤(色
材)残量を検知し、得られる情報はユーザにとって現像
剤の補給がいつ頃必要かを知る上で、非常に有益な情報
であり、従来より様々な現像剤残量検知方法が提案され
ている。
【0004】例えば、特開平05−006092号公報
において示されている通り、現像剤残量検知手段として
現像剤の残量で変わる静電容量を検知するアンテナ方
式、特開平05−027593号公報に示されている補
給経路上に光学センサを配置しトナーがなくなると光路
があき、残量が一定以下になったことを示す方式、特開
平05−303281号公報において示されているよう
な圧電素子を利用し、トナーの重みで残量を検出する方
法等、様々な方式が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た測定方法を用いた従来の画像形成装置においては、次
のような問題点があった。
【0006】出力枚数を多量に取る場合、そのジョブを
こなせるだけのトナー等の現像剤、あるいはインクが十
分あるのかどうかという判断までは行うことができなか
ったため、ジョブの途中で出力機が現像剤の残量がなく
なったことを検知し、ジョブが中断されてしまうことが
あるという問題点があった。
【0007】さらに、各機械毎に、常にトナーやインク
の在庫を用意することができないユーザも多く、そのよ
うなユーザに対しては、トナーがなくなった時点あるい
はトナー残量の警告が出てからサービスマンコールをサ
ービス拠点に行なわなければならず、急な大量コピー時
にはトナーまたはインクが到着するまで出力することが
できないなどの問題点があった。
【0008】さらに、サービス拠点においても、ユーザ
のサービスマンコールに対応できるよう、逐次各製品の
トナーまたはインクを大量に在庫として抱えており、そ
の管理コストには莫大な費用がかかっていたという問題
点があった。
【0009】また、従来より通常の画像モードで画像形
成する場合の出力可能枚数を表示可能な画像形成装置は
あった。
【0010】しかし、緊急な出力作業が発生したときな
どは、ユーザにとって画質よりも出力枚数が重要とな
り、このような場合、画質を落とした画像モードで画像
形成していた。このため、上記従来の画像形成装置のよ
うに、単に、通常の画像モードの出力可能枚数のみを表
示するだけでは、実際に実行する画質を落とした画像モ
ードでの出力可能枚数は分からず、画像形成の途中に色
材が切れてしまい作業を完了できない場合もあるという
問題点があった。このため、上述したような緊急な出力
作業を行うユーザに対して満足できる画像形成装置を提
供できずにいた。本発明は、上記の問題点を解決するた
めになされたもので、本発明の目的は、画像形成装置
が、入力された画像データをトナー消費量と相関のある
データに変換して該画像データの画像比率を算出し、該
算出された画像比率とトナーの残量とにより、その入力
画像データにおける残りの出力可能枚数を算出してサー
バ装置に送信すると、これを受信したサーバ装置が、画
像形成装置より受信した出力可能枚数と所定の基準値に
基づいて画像モードを指定する命令を画像形成装置に送
信し、この命令を受信した画像形成装置が、前記サーバ
装置から指定される画像モードでその画像データを画像
形成することにより、ジョブの途中で出力を中断させる
ことがないよう、自動的に省トナーモードを実行させる
ことができ、また、画像形成装置が省トナーモードを実
行した時にサーバ装置がサービスマンに通知することに
より、ユーザがサービスマンコールを実施しなくても、
サービスマンは適時ユーザ訪問ができ、サービス拠点に
おけるトナーおよびインクの在庫管理を簡易化し、効率
のよい在庫管理を実現することができる画像形成装置お
よびサーバ装置および画像形成装置の制御方法およびサ
ーバ装置の制御方法およびプログラムを提供することで
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、画像濃度に非線形な画像データに応じて色材を記録
媒体上にのせて固着させることにより画像を形成するも
のであり、複数の画像モードで画像形成可能な画像形成
装置において、前記画像データを画像濃度に線形な画像
データに変換し、該変換された画像データの積算値と所
定サイズにおける総画素数に応じて画像比率を算出する
第1の算出手段(図8に示すγLUT濃度71,画像比
率計算回路72)と、前記色材の残量を測定する色材残
量測定手段(図1に示すCPU1012,CPU101
7)と、前記第1の算出手段で算出された画像比率と前
記色材残量測定手段で測定された色材残量に基づいて前
記所定サイズにおける画像データの通常の画像モードで
の出力可能枚数を算出する第2の算出手段(図1に示す
CPU1012,CPU1017)と、所定の通信媒体
を介してサーバ装置と通信可能な通信手段(図1に示す
ネットワークI/F1018)と、前記通常の画像モー
ドでの出力可能枚数を前記サーバ装置へ送信して該サー
バ装置から返信される画像モード指定命令を取得する取
得手段(図1に示すCPU1012,CPU1017)
と、前記取得手段により取得した命令で指定される画像
モードで画像形成を実行制御する制御手段(図1に示す
CPU1012,CPU1017)とを有することを特
徴とする。
【0012】本発明に係る第2の発明は、画像濃度に線
形な画像データに応じて色材を記録媒体上にのせ固着さ
せることにより画像を形成するものであり、複数の画像
モードで画像形成可能な画像形成装置において、前記画
像データの積算値と所定サイズにおける総画素数に応じ
て画像比率を算出する第1の算出手段(図8に示す画像
比率計算回路72)と、前記色材の残量を測定する色材
残量測定手段(図1に示すCPU1012,CPU10
17)と、前記第1の算出手段で算出された画像比率と
前記色材残量測定手段で測定された色材残量に基づいて
前記所定サイズにおける画像データの通常の画像モード
での出力可能枚数を算出する第2の算出手段(図1に示
すCPU1012,CPU1017)と、所定の通信媒
体を介してサーバ装置と通信可能な通信手段(図1に示
すネットワークI/F1018)と、前記通常の画像モ
ードでの出力可能枚数を前記サーバ装置へ送信して該サ
ーバ装置から返信される画像モード指定命令を取得する
取得手段(図1に示すCPU1012,CPU101
7)と、前記取得手段により取得した命令で指定される
画像モードで画像形成を実行制御する制御手段(図1に
示すCPU1012,CPU1017)とを有すること
を特徴とする。
【0013】本発明に係る第3の発明は、画像データに
応じて色材を記録媒体上にのせ固着させることにより画
像を形成するものであり、通常の画像モード又は色材の
使用量を抑える省色材画像モードにて画像形成可能な画
像形成手段を有する画像形成装置において、所定の通信
媒体を介してサーバ装置と通信する通信手段(図1に示
すネットワークI/F1018)と、前記画像データと
画像形成装置固有の情報を前記サーバ装置へ送信して該
サーバ装置から返信される画像モード指定命令を取得す
る取得手段(図1に示すCPU1012,CPU101
7)と、前記取得手段により取得した命令で指定される
画像モードで画像形成を実行制御する制御手段(図1に
示すCPU1012,CPU1017)とを有すること
を特徴とする。
【0014】本発明に係る第4の発明は、前記色材の残
量を測定する色材残量測定手段(図1に示すCPU10
12,CPU1017)を有し、前記画像形成装置固有
の情報は、前記色材残量測定手段で測定された色材残量
と前記画像データの出力指令枚数とを含むことを特徴と
する。
【0015】本発明に係る第5の発明は、前記複数の画
像モードは、通常の画像モードと、画像形成濃度を抑え
色材の使用量を抑える省色材画像モードを含むことを特
徴とする。
【0016】本発明に係る第6の発明は、前記省色材画
像モードでの画像形成を実行した場合、その旨を前記サ
ーバ装置に通知する通知手段(図1に示すCPU101
2,CPU1017)を設けたことを特徴とする。
【0017】本発明に係る第7の発明は、前記省色材画
像モードでの画像形成中止を設定する設定手段を設け、
前記制御手段は、前記設定手段により前記省色材画像モ
ードでの画像形成中止の設定がなされている場合、前記
取得手段により取得した命令で指定される画像モードが
省色材画像モードであっても、省色材画像モードでの画
像形成を実行しないことを特徴とする。
【0018】本発明に係る第8の発明は、画像濃度に非
線形な画像データに応じて色材を記録媒体上にのせて固
着させることにより画像を形成するものであり、複数の
画像モードで画像形成可能な画像形成装置において、供
給される画像データを前記各画像モードに応じた画像デ
ータにそれぞれ変換する変換手段(図16に示す省トナ
ーモードγLUT74)と、前記変換手段により変換さ
れた前記各画像データを画像濃度に線形な画像データに
それぞれ変換し、該変換された各画像データの積算値と
所定サイズにおける総画素数に応じて前記画像データの
各画像モードでの画像比率をそれぞれ算出する第1の算
出手段(図16に示すγLUT濃度71,画像比率計算
回路72)と、前記色材の残量を測定する色材残量測定
手段(図1に示すCPU1012,CPU1017)
と、前記第1の算出手段で算出された前記各画像比率と
前記色材残量測定手段で測定された色材残量に基づいて
前記所定サイズにおける画像データの各画像モードでの
出力可能枚数をそれぞれ算出する第2の算出手段(図1
に示すCPU1012,CPU1017)と、前記第2
の算出手段により算出された前記画像データの各画像モ
ードでの出力可能枚数をそれぞれユーザに通知する通知
手段(図1に示すCPU1012,CPU1017)と
を有することを特徴とする。
【0019】本発明に係る第9の発明は、画像濃度に線
形な画像データに応じて色材を記録媒体上にのせて固着
させることにより画像を形成するものであり、複数の画
像モードで画像形成可能な画像形成装置において、供給
される画像データを前記各画像モードに応じた画像デー
タにそれぞれ変換する変換手段(図16に示す省トナー
モードγLUT74)と、前記変換手段により変換され
た前記各画像データの積算値と所定サイズにおける総画
素数に応じて前記画像データの各画像モードでの画像比
率をそれぞれ算出する第1の算出手段(図16に示すγ
LUT濃度71,画像比率計算回路72)と、前記色材
の残量を測定する色材残量測定手段(図1に示すCPU
1012,CPU1017)と、前記第1の算出手段で
算出された前記各画像比率と前記色材残量測定手段で測
定され色材残量に基づいて前記所定サイズにおける画像
データの各画像モードでの出力可能枚数をそれぞれ算出
する第2の算出手段(図1に示すCPU1012,CP
U1017)と、前記第2の算出手段により算出された
前記画像データの各画像モードでの出力可能枚数をそれ
ぞれユーザに通知する通知手段(図1に示すCPU10
12,CPU1017)と、を有することを特徴とす
る。
【0020】本発明に係る第10の発明は、通常の画像
モードで画像形成された場合の前記通常の画像モードで
の画像比率の累積画像比率と累積出力枚数とをそれぞれ
算出して記憶する記憶手段(図16に示すメモリ73)
と、前記記憶手段に記憶された累積画像比率と累積出力
枚数とに基づいて通常の画像モードでの平均画像比率を
算出する第3の算出手段(図1に示すCPU1012,
CPU1017)と、前記第3の算出手段で算出された
前記平均画像比率と前記色材残量測定手段で測定された
色材残量に基づいて前記通常の画像モードでの出力可能
枚数を算出する第4の算出手段(図1に示すCPU10
12,CPU1017)とを有し、前記通知手段は、前
記第4の算出手段により算出される通常の画像モードで
の出力可能枚数が所定の値以下になった場合に、前記第
2の算出手段の算出結果をユーザに通知することを特徴
とする。
【0021】本発明に係る第11の発明は、画像データ
に応じて色材を記録媒体上にのせて固着させることによ
り画像を形成するものであり、複数の画像モードで画像
形成可能な画像形成装置において、所定の通信媒体を介
してサーバ装置と通信する通信手段(図1に示すCPU
1012,CPU1017)と、供給される画像データ
と画像形成装置固有の情報を前記サーバ装置へ送信する
送信手段(図1に示すCPU1012,CPU101
7)と、前記サーバ装置から返信される前記画像データ
の前記各画像モードでの出力可能枚数を取得する取得手
段(図1に示すCPU1012,CPU1017)と、
前記取得手段により取得した前記画像データの前記各画
像モードでの出力可能枚数をそれぞれユーザに通知する
通知手段(図1に示す操作部1021)とを有すること
を特徴とする。
【0022】本発明に係る第12の発明は、前記通知手
段により通知された前記画像データの各画像モードでの
出力可能枚数を参照して、前記いずれかの画像モードで
の画像形成を選択指示する選択手段(図1に示す操作部
1021)を有することを特徴とする。
【0023】本発明に係る第13の発明は、前記色材の
残量を測定する色材残量測定手段を有し、前記画像形成
装置固有の情報は、前記色材残量測定手段で測定された
色材残量と前記画像データの出力指令枚数とを含むこと
を特徴とする。
【0024】本発明に係る第14の発明は、前記異なる
複数の画像モードは、通常の画像モードと、色材の使用
量を抑える省色材画像モードを含むことを特徴とする。
【0025】本発明に係る第15の発明は、色材を記録
媒体上にのせて固着させることにより画像を形成するも
のであり、複数の画像モードで画像形成可能な画像形成
装置と所定の通信媒体を介して通信可能なサーバ装置に
おいて、前記画像形成装置から送信される出力可能枚数
に基づいて前記いずれかの画像モードでの画像形成を前
記画像形成装置に指定する命令を前記画像形成装置に送
信する制御手段(図1に示すCPU3001)を有する
ことを特徴とする。
【0026】本発明に係る第16の発明は、画像濃度に
非線形な画像データに応じて色材を記録媒体上にのせて
固着させることにより画像を形成するものであり、複数
の画像モードで画像形成可能な画像形成装置と所定の通
信媒体を介して通信可能なサーバ装置において、前記画
像形成装置から送信される画像データと画像形成装置固
有の情報を受信する受信手段(図1に示すネットワーク
I/ F3008,CPU3001)と、前記受信手段に
より受信された画像データを画像濃度に線形な画像デー
タに変換し、該変換された画像データの積算値と受信さ
れた画像形成装置固有の情報に応じて、前記画像データ
での出力可能枚数を算出する算出手段(図1に示すCP
U3001)と、前記算出手段により算出される出力可
能枚数に基づいて前記いずれかの画像モードでの画像形
成を前記画像形成装置に指定する命令を前記画像形成装
置に送信する制御手段(図1に示すCPU3001)と
を有することを特徴とする。
【0027】本発明に係る第17の発明は、画像濃度に
線形な画像データに応じて色材を記録媒体上にのせて固
着させることにより画像を形成するものであり、複数の
画像モードで画像形成可能な画像形成装置と所定の通信
媒体を介して通信可能なサーバ装置において、前記画像
形成装置から送信される画像データと画像形成装置固有
の情報を受信する受信手段(図1に示すネットワークI
/F3008,CPU3001)と、前記受信手段によ
り受信された画像データの積算値と受信された画像形成
装置固有の情報に応じて、前記画像データでの出力可能
枚数を算出する算出手段(図1に示すCPU3001)
と、前記算出手段により算出される出力可能枚数に基づ
いて前記いずれかの画像モードでの画像形成を前記画像
形成装置に指定する命令を前記画像形成装置に送信する
制御手段(図1に示すCPU3001)とを有すること
を特徴とする。
【0028】本発明に係る第18の発明は、前記画像形
成装置固有の情報は、前記画像形成装置の色材残量と前
記画像データの出力指令枚数とを含むことを特徴とす
る。
【0029】本発明に係る第19の発明は、前記画像形
成装置の前記異なる複数の画像モードは、通常の画像モ
ードと、色材の使用量を抑える省色材画像モードを含む
ものであり、前記制御手段は、前記画像形成装置から送
信される出力可能枚数が省色材モード実行条件を下回っ
た場合、前記省色材画像での画像形成を指定する命令を
前記画像形成装置に送信することを特徴とする。
【0030】本発明に係る第20の発明は、前記省色材
画像モード実行条件を、ユーザの設置環境ごとに任意に
設定可能な設定手段を設けたことを特徴とする。
【0031】本発明に係る第21の発明は、前記制御手
段が前記省色材画像モードでの画像形成を前記画像形成
装置に指示した場合、又は色材不足により前記画像形成
装置より前記省色材モードでの画像形成を実行した旨の
通知があった場合、色材不足により省色材画像モードを
実行した事を所定の通信媒体を介してサービスマンコー
ルを行う通知手段(図示しない通信手段)を設けたこと
を特徴とする。
【0032】本発明に係る第22の発明は、画像濃度に
非線形な画像データに応じて色材を記録媒体上にのせて
固着させることにより画像を形成するものであり、複数
の画像モードで画像形成可能な画像形成装置と所定の通
信媒体を介して通信可能なサーバ装置において、前記画
像形成装置から送信される画像濃度に非線形な画像デー
タと前記画像形成装置の色材残量を受信する受信手段
(図1に示すネットワークI/F3008)と、前記受
信手段により受信された画像濃度に非線形な画像データ
を前記各画像モードに応じた画像データにそれぞれ変換
する変換手段(図1に示すCPU3001)と、前記変
換手段により変換された前記各画像データを画像濃度に
線形な画像データにそれぞれ変換し、該変換された各画
像データの積算値と所定サイズにおける総画素数に応じ
て前記画像データの各画像モードでの画像比率をそれぞ
れ算出する第1の算出手段(図1に示すCPU300
1)と、前記第1の算出手段で算出された前記各画像比
率と前記画像形成装置の色材残量に基づいて前記所定サ
イズにおける画像データの各画像モードでの出力可能枚
数をそれぞれ算出する第2の算出手段(図1に示すCP
U3001)と、前記第2の算出手段の算出結果を前記
画像データの発信元に返信する返信手段(図1に示すC
PU3001,ネットワークI/F3008)とを有す
ることを特徴とする。
【0033】本発明に係る第23の発明は、画像濃度に
線形な画像データに応じて色材を記録媒体上にのせて固
着させることにより画像を形成するものであり、複数の
画像モードで画像形成可能な画像形成装置と所定の通信
媒体を介して通信可能なサーバ装置において、前記画像
形成装置から送信される画像濃度に線形な画像データと
前記画像形成装置の色材残量を受信する受信手段(図1
に示すネットワークI/F3008)と、前記受信手段
により受信された画像濃度に線形な画像データを前記各
画像モードに応じた画像データにそれぞれ変換する変換
手段(図1に示すCPU3001)と、前記変換手段に
より変換された前記各画像データの積算値と所定サイズ
における総画素数に応じて前記画像データの各画像モー
ドでの画像比率をそれぞれ算出する第1の算出手段(図
1に示すCPU3001)と、前記第1の算出手段で算
出された前記各画像比率と前記画像形成装置の色材残量
に基づいて前記所定サイズにおける画像データの各画像
モードでの出力可能枚数をそれぞれ算出する第2の算出
手段(図1に示すCPU3001)と、前記第2の算出
手段の算出結果を前記画像データの発信元に返信する返
信手段(図1に示すCPU3001,ネットワークI/
F3008)とを有することを特徴とする。
【0034】本発明に係る第24の発明は、前記画像形
成手段が通常の画像モードで画像形成した場合の前記通
常の画像モードでの画像比率の累積画像比率と累積出力
枚数とをそれぞれ算出して記憶する記憶手段(図1に示
すRAM3002,外部メモリ3011)と、前記記憶
手段に記憶された累積画像比率と累積出力枚数とに基づ
いて通常の画像モードでの平均画像比率を算出する第3
の算出手段(図1に示すCPU3001)と、前記第3
の算出手段で算出された前記平均画像比率と前記画像形
成装置から受信する色材残量に基づいて前記画像形成装
置の通常の画像モードでの出力可能枚数を算出する第4
の算出手段(図1に示すCPU3001)とを有し、前
記返信手段は、前記第4の算出手段により算出される通
常の画像モードでの出力可能枚数が所定の値以下になっ
た場合に、前記第2の算出手段の算出結果を前記画像デ
ータの発信元に返信することを特徴とする。
【0035】本発明に係る第25の発明は、画像濃度に
非線形な画像データに応じて色材を記録媒体上にのせて
固着させることにより画像を形成するものであり、複数
の画像モードで画像形成可能な画像形成装置の制御方法
において、前記画像データを画像濃度に線形な画像デー
タに変換し、該変換された画像データの積算値と所定サ
イズにおける総画素数に応じて画像比率を算出する第1
の算出工程(図10のステップS101以前の図示しな
い工程)と、前記色材の残量を測定する色材残量測定工
程(図10のステップS101以前の図示しない工程)
と、該算出された画像比率と測定された色材残量に基づ
いて前記所定サイズにおける画像データの通常の画像モ
ードでの出力可能枚数を算出する第2の算出工程(図1
0のステップS102)と、前記通常の画像モードでの
出力可能枚数を前記サーバ装置へ送信して該サーバ装置
から返信される画像モード指定命令を取得する取得工程
(図10のステップS104,S105)と、該取得し
た命令で指定される画像モードで画像形成を実行する画
像形成工程(図10のステップS107,S108)と
を有することを特徴とする。
【0036】本発明に係る第26の発明は、画像濃度に
非線形な画像データに応じて色材を記録媒体上にのせて
固着させることにより画像を形成するものであり、複数
の画像モードで画像形成可能な画像形成装置の制御方法
において、供給される画像データを前記各画像モードに
応じた画像データにそれぞれ変換する変換工程(図17
のステップS701以前の図示しない工程)と、該変換
された前記各画像データを画像濃度に線形な画像データ
にそれぞれ変換し、該変換された各画像データの積算値
と所定サイズにおける総画素数に応じて前記画像データ
の各画像モードでの画像比率をそれぞれ算出する第1の
算出工程(図17のステップS701以前の図示しない
工程)と、前記色材の残量を測定する色材残量測定工程
と、該算出された前記各画像比率と測定された色材残量
に基づいて前記所定サイズにおける画像データの各画像
モードでの出力可能枚数をそれぞれ算出する第2の算出
工程(図17のステップS701)と、該算出された前
記画像データの各画像モードでの出力可能枚数をそれぞ
れユーザに通知する通知工程(図17のステップS70
2)とを有することを特徴とする。
【0037】本発明に係る第27の発明は、色材を記録
媒体上にのせて固着させることにより画像を形成するも
のであり、複数の画像モードで画像形成可能な画像形成
装置と所定の通信媒体を介して通信可能なサーバ装置の
制御方法において、前記画像形成装置から送信される出
力可能枚数に基づいて前記いずれかの画像モードでの画
像形成を前記画像形成装置に指定する命令を前記画像形
成装置に送信する送信工程(図11のステップS201
〜S204)を有することを特徴とする。
【0038】本発明に係る第28の発明は、画像濃度に
非線形な画像データに応じて色材を記録媒体上にのせて
固着させることにより画像を形成するものであり、複数
の画像モードで画像形成可能な画像形成装置に、前記画
像データを画像濃度に線形な画像データに変換し、該変
換された画像データの積算値と所定サイズにおける総画
素数に応じて画像比率を算出する第1の算出工程(図1
0のステップS101以前の図示しない工程)と、前記
色材の残量を測定する色材残量測定工程(図10のステ
ップS101以前の図示しない工程)と、該算出された
画像比率と測定された色材残量に基づいて前記所定サイ
ズにおける画像データの通常の画像モードでの出力可能
枚数を算出する第2の算出工程(図10のステップS1
02)と、前記通常の画像モードでの出力可能枚数を前
記サーバ装置へ送信して該サーバ装置から返信される画
像モード指定命令を取得する取得工程(図10のステッ
プS104,S105)と、該取得した命令で指定され
る画像モードで画像形成を実行する画像形成工程(図1
0のステップS107,S108)とを有することを特
徴とする。
【0039】本発明に係る第29の発明は、画像濃度に
非線形な画像データに応じて色材を記録媒体上にのせて
固着させることにより画像を形成するものであり、複数
の画像モードで画像形成可能な画像形成装置に、供給さ
れる画像データを前記各画像モードに応じた画像データ
にそれぞれ変換する変換工程(図17のステップS70
1以前の図示しない工程)と、該変換された前記各画像
データを画像濃度に線形な画像データにそれぞれ変換
し、該変換された各画像データの積算値と所定サイズに
おける総画素数に応じて前記画像データの各画像モード
での画像比率をそれぞれ算出する第1の算出工程(図1
7のステップS701以前の図示しない工程)と、前記
色材の残量を測定する色材残量測定工程と、該算出され
た前記各画像比率と測定された色材残量に基づいて前記
所定サイズにおける画像データの各画像モードでの出力
可能枚数をそれぞれ算出する第2の算出工程(図17の
ステップS701)と、該算出された前記画像データの
各画像モードでの出力可能枚数をそれぞれユーザに通知
する通知工程(図17のステップS702)とを有する
ことを特徴とする。
【0040】本発明に係る第30の発明は、色材を記録
媒体上にのせて固着させることにより画像を形成するも
のであり複数の画像モードで画像形成可能な画像形成装
置と所定の通信媒体を介して通信可能なサーバ装置に、
前記画像形成装置から送信される出力可能枚数に基づい
て前記いずれかの画像モードでの画像形成を前記画像形
成装置に指定する命令を前記画像形成装置に送信する送
信工程(図11のステップS201〜S204)を有す
ることを特徴とする。
【0041】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕以下、本発明の
実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0042】図1は、本発明の第1実施形態を示す画像
形成装置およびサーバ装置(ネットワークサーバ)を適
用可能な画像形成システムの構成を示すブロック図であ
る。
【0043】図において、3000はネットワークサー
バ(情報処理装置)で、ROM3003のプログラム用
ROMに記憶されたプログラムに基づいてフルカラー出
力機(画像形成装置)1000とデータを通信すること
ができ、かつ、画像形成装置の各種設定を追加,削除,
変更制御することのできるCPU3001を備えてい
る。このCPU3001は、システムバス3004に接
続される各デバイスを統括制御する。
【0044】また、このROM3003のプログラム用
ROMには、CPU3001の制御プログラム等を記憶
し、ROM3003のフォント用ROMにはフォントデ
ータ等を記憶し、ROM3003のデータ用ROMは各
種データを記憶する。3002はRAMで、CPU30
01の主メモリ,ワークエリア等として機能する。
【0045】3005はキーボードコントローラ(KB
C)で、キーボード(KB)3009や図示しないポイ
ンティングデバイス(マウス,トラックボール等)から
のキー入力を制御する。3006はCRTコントローラ
(CRTC)で、CRTディスプレイ(CRT)301
0の表示を制御する。3007はメモリコントローラ
(MC)で、フォントデータ,ユーザファイル,編集フ
ァイル等を記憶するハードディスク(HD),フロッピ
ー(登録商標)ディスク(FD)などの外部メモリ30
11とのアクセスを制御する。
【0046】3008はネットワークインタフェース
(ネットワークI/F)で、例えばイーサネット(登録
商標)等のネットワークNWを介して画像形成装置10
00に接続されて、画像形成装置1000との通信制御
処理を実行する。
【0047】また、CPU3001は、CRT3010
上の不図示のマウスカーソル(ポインタ)等で指示され
たコマンドに基づいて登録された種々のウインドウを開
き、種々のデータ処理を実行する。
【0048】画像形成装置1000において、1001
はコントローラで、CPU1012によりROM101
3のプログラム用ROMに記憶された制御プログラム等
あるいはハードディスク,フロッピー(登録商標)ディ
スク,光磁気ディスク等の外部メモリ1014に記憶さ
れた制御プログラム等に基づいてシステムバス1015
に接続される各種デバイスとのアクセスを総括的に制御
し、プリンタエンジン部(エンジン)1016に出力情
報としての画像信号を出力する。また、ROM1013
のフォント用ROMには上記出力情報を生成する際に使
用するフォントデータ等を記憶している。さらに、RO
M1013のデータ用ROMにはハードディスク等の外
部メモリ1014を備えていない画像形成装置のため
に、ネットワークサーバ3000上で利用される情報等
を記憶している。
【0049】なお、CPU1012はネットワークI/
F1018を介してネットワークNWと双方向通信処理
が可能となっており、画像形成装置1000内の情報等
をネットワークサーバ3000に通知可能に構成されて
いる。1019はRAMで、CPU1012の主メモ
リ,ワークエリア等として機能し、図示しない増設ポー
トに接続されるオプションRAMによりメモリ容量を拡
張することができるように構成されている。また、コン
トローラ1001内のCPU1012,プリンタエンジ
ン部1016内のCPU1017は、内部にタイマを有
しており、計時可能となっている。
【0050】なお、RAM1019は、出力情報展開領
域,環境データ格納領域,NVRAM等の不揮発性メモ
リなどに用いられる。前述したハードディスク(H
D),ICカード等の外部メモリ1014は、メモリコ
ントローラ(MC)1020によりアクセスを制御され
る。外部メモリ1014は、オプションとして接続さ
れ、フォントデータ,エミュレーションプログラム,フ
ォームデータ等を記憶する。1021は操作部で、操作
および各種設定のためのスイッチおよびLED表示器,
LCD表示器等が配されている。
【0051】なお、前述した外部メモリ1014は1個
に限らず、少なくとも1個以上備え、内蔵フォントに加
えてオプションカード,言語系の異なるプリンタ制御言
語を解釈するプログラムを格納した外部メモリを複数接
続できるように構成されている。また、図示しない不揮
発性メモリを備え、操作部1021からの各種設定情報
を記憶するようにしてもよい。
【0052】また、プリンタエンジン部1016にはコ
ントローラのCPU1012から送られてくる画像信号
を印字するために、所定のタイミングでアクチュエータ
1022を動作させるとともに、動作時に取り込まれる
種々の検出系1023(KCMY各色の現像手段内のト
ナー残量を検知するためのセンサや図示しないドアセン
サ,BDセンサ,ITOPセンサ等を含む)からの信号
をその動作にフィードバックして制御を行うためのCP
U1017、及びこのCPU1017が実行する制御プ
ログラム、並びに各レーザドライバ1141の書出しタ
イミングデータ、及び各検出系1023から読み込まれ
るデータを一時的に格納するためのROM/RAM10
30が備えられている。
【0053】なお、画像形成装置1000は、図示しな
いスキャナを設け、コピー処理を実行可能に構成しても
よい。
【0054】また、ネットワークサーバ3000は、イ
ンターネット等を介して外部のコンピュータ、例えば販
売会社のコンピュータと通信可能であり、画像形成装置
1000のトナー残量が少量であること等をサービスマ
ンに通知することができる。なお、上記通知を、画像形
成装置1000自身が直接実行可能に構成してもよい。
【0055】図2は、図1に示したフルカラー画像形成
装置1000の主要構成を説明する概略構成図である。
以下に、画像形成動作について説明する。
【0056】マゼンタ(Ma)、シアン(Cy)、イエ
ロー(Ye)、ブラック(Bk)に対応する感光ドラム
2〜5はそれぞれ不図示のドラムモータにより回転駆動
され、帯電手段1170〜73により一様に帯電され
る。マゼンタ(Ma)、シアン(Cy)、イエロー(Y
e)、ブラック(Bk)に対応する感光ドラム2〜5は
マゼンタ(Ma)、シアン(Cy)、イエロー(Y
e)、ブラック(Bk)に対応するレーザドライバ11
41からそれぞれ照射されポリゴンモータ1140によ
り走査されるビデオ信号により光変調されたレーザビー
ムL1、L2、L3、L4により露光され、それぞれの
静電潜像がドラムモータで駆動される感光ドラム2〜5
上に形成され、各色に対応した現像剤(色材)を有する
現像手段1160〜1163によりそれぞれ現像され顕
像が形成される。
【0057】次に、感光ドラム2〜5上に形成された顕
像は、給紙手段110から給紙され転写材搬送手段(搬
送体)であるところの転写ベルト1上に静電吸着された
転写紙(記録媒体)上に転写手段100〜103によっ
てそれぞれ転写され、パルスモータ1115の駆動によ
りローラ1142を介して図中矢印方向に搬送され、定
着手段1190を介して定着、排紙される。
【0058】1180〜1183はそれぞれクリーナ
で、マゼンタ(Ma)、シアン(Cy)、イエロー(Y
e)、ブラック(Bk)に対応する感光ドラム2〜5上
の残存トナーを回収する。ST1,ST2,ST3,S
T4は、それぞれMa,Cy,Ye,Bkの画像ステー
ションであり、ミラー1100Ma,1100Cy,1
100Ya,1100BkモータM1,M2,M3,M
4,モータM5,M6,M7,M8によりそれぞれ構成
される。
【0059】以下、図3を参照して、入力機器からネッ
トワークに接続されたフルカラー出力機までの画像処理
(色変換処理)の流れ(フロー)について説明する。
【0060】図3は、本発明の画像形成装置およびネッ
トワークサーバを適用可能な画像形成システムの画像処
理(色変換処理)の流れを示す図である。
【0061】色再現性を考慮したフローは様々な提案が
なされているが、ここでは近年市場で受け入れられてい
るICC(International Color
Consortium)プロファイルを用いたフローを
簡単に説明する。
【0062】スキャナ、デジタルカメラ等の入力機器2
1からその入力機器に依存したRGB(Red,Gre
en,Blue)データにて画像処理ユニット25(現
状ではMacintosh(登録商標)、Window
s(登録商標)、Solaris(登録商標)、SGI
(登録商標)などがこの役割を果たしている場合もあ
る)に転送される。
【0063】画像処理ユニット25では、ICC入力プ
ロファイル22において入力機器21に依存した画像デ
ータから、機器に依存しないCIE(国際照明委員会)
*** あるいはCIE1931XYZ表色系のい
わゆる既知の色空間信号へ変換されるが、ここではCI
EL*** への変換事例を用いて説明を行う。
【0064】ICCプロファイルによる変換の仕組み
は、入力信号のガンマをコントロールする1次元LUT
(ルックアップテーブル)、ダイレクトマッピングとい
われる多次色LUT、生成された変換データのガンマを
コントロールする1次元LUTで構成されている。
【0065】CIEL*** 座標に変換された画像
信号は、CMM(カラーマネージメントモジュール)2
3にて、入力機器21と出力機器11の読取色空間と再
現色空間の対応で出力した画像が最もきれいに出力する
ためのGUMAT変換や、入力時の光源種と出力物を観
察するときの光源種ミスマッチ(色温度設定のミスマッ
チとも言う)を調整する色変換も行い、L***
変換させる。
【0066】つぎにICC出力プロファイル24によ
り、出力機器に依存したCMYK(Cyan,Mage
nta,Yellow,Black)信号へと変換され
る。出力機器11に依存したCMYK信号は、出力機器
メーカや出力機種によって色材の特性、出力機器内での
画像データ処理の方法などにより、完全に統一はされて
いないのが現状である。
【0067】このようにして出力機器11が受け取るC
MYKの受け取り切り口をAとする。
【0068】世の中には様々なCMYK信号が存在し、
色材と消費量との相関のある画像信号が何であるのかも
わからず、画像データをいくら調べても、どのくらいの
色材を消費しているのかわからなかった。
【0069】色材と消費量との相関の強い、画像データ
が何であるかを、所定の画像形成装置(キヤノン製カラ
ーレーザーコピアCLC800(登録商標))を用いて
検討し、調査したところ、以下の式で求めた画像比率
が、図4に示すように色材消費量(検討した例ではトナ
ー消費量)に非常に相関がよいことがわかった。
【0070】図4は、画像形成装置における画像比率と
色材消費量との関係を示す特性図であり、横軸は画像比
率(%)に対応し、縦軸は色材付着量(mg/cm2
を示す。なお、この調査に使用した画像形成装置のスペ
ックは、400×400dpi、8bit(256階
調)である。
【0071】画像比率(%)=(Σ Dsig)/(P
all×Step)×100 ここで、Dsigは、画素単位の画像濃度スケールで正
規化した8bit信号値、Pallは、記録媒体のサイ
ズを画像形成装置の画像解像度で分割したときの総画素
数、Stepは、1画素あたりの階調数である。
【0072】また、画像濃度Dは次のような式で求めら
れる。
【0073】画像濃度D=−log10(I/Io) ここで、Ioは、画像に当てた光の強度、Iはそれを反
射して帰ってきた光の強度である。
【0074】この画像濃度と色材量との関係が、相関が
あるということはランベルトベール則が成立しているケ
ースであることが言える。このランベルトベール則は、
色材の量が倍になれば、画像濃度も倍になることを意味
しており、濃度階調再現方式の画像形成装置はおおよそ
このモデルに該当する。
【0075】今回調査した画像形成装置は電子写真方式
で、一般には面積階調に該当する方式とされており、図
4に示したような結果がおよそ考えにくくとらえがちで
あるが、次のモデルで検証を行っている。
【0076】図5は、画像形成装置における色混色モデ
ルを示す図であり、図6は、画像形成装置における色混
色モデルと高原との関係を示す図である。
【0077】図5に示すように、MagentaとCy
anのトナーの重なりを持ちながら少しずらして記録媒
体41上に画像を形成する(図5(a))。それを熱圧
定着により、記録媒体41に定着固着させると、図5
(b)のようになる。MagentaとCyanを重ね
た部分は、互いに十分とけあい混ざり合っているため、
上層のCyanだけでなく、混色したブルーで見える。
【0078】現象としては、図6に示すように、色材に
入射した光は定着されたトナー層内で色材に特定波長成
分を吸収されながら、記録媒体41の表面にあたり、再
度色材を突き抜け表層の外へと飛び出していると考えら
れる。
【0079】すなわち、光透過性を確保した色材を使用
していれば、面積階調再現であっても、ランベルトベー
ル則に支配的な現象となる。
【0080】次に、トナー補給ホッパ内のトナー残量検
知手段について説明する。
【0081】従来の技術の欄で述べているように、残量
検知方法としては特開平05−006092号公報に示
すアンテナ方式や特開平05−027593号公報に示
されている光学センサ方式などがある。本実施形態にお
いては、トナーの有無を求めたいわけではなく、正確に
トナー残量を求めなければならない。そのため、特開平
11−52699に示されているような圧電効果(ピエ
ゾ効果)を応用した検知素子、すなわち、付与された圧
力に応じた応答を為す検知素子たるピエゾセンサが活用
されている。
【0082】図7は、図2に示した画像形成装置の現像
手段1160の概略構成を示す断面図である。なお、こ
こでは現像手段1160を示したが現像手段1161〜
1163も同一の構成である。
【0083】図7に示すように、36は現像装置で、現
像剤補給装置38から補給された現像剤を収容するため
の現像剤収容部39と、現像剤担持のための無端状の外
周面を有する現像剤担持体たる円筒状若しくは円柱状の
現像スリーブ40とを有している。また、現像装置36
の有する現像剤収容部39は、現像剤の収容量の検知の
ための現像剤量検知手段たるセンサ51が設けられてい
る。
【0084】一方、現像装置36の有する現像スリーブ
40は、現像剤収容部39に回動自在に軸支されてお
り、現像時に、画像形成装置1000に備えられた駆動
機構(図示せず)にて回転駆動されることにより、静電
力又は磁力にて外周面上に担持した現像剤を感光体ドラ
ム2の外周面上に形成された静電潜像へと搬送するよう
になっている。
【0085】一方、現像剤補給装置38は、現像剤を吐
出可能な貯蔵手段たる補充容器(以下、単にボトルと称
する)42と、ボトル42から吐出された現像剤を所定
量に達するまで、或いは、現像剤収容部39の現像剤の
残量が所定量以下に達したことを示す検知結果がセンサ
51から出力されるまで溜めたのち、上記現像剤を現像
装置36へと搬送する搬送手段たる搬送装置43とを備
えている。
【0086】また、現像剤補給装置38に備えられたボ
トル42には、ボトル42内の現像剤残量を検知するセ
ンサ50と、貯蔵した現像剤を紙面下方側へと吐出せし
めるための吐出口42Aを開閉するシャッタ44が図中
左右方向に対して移動自在に支持されていると共に、吐
出口42Aからの現像剤の吐出を円滑にするための供給
スクリュー45が回動自在に軸支されている。
【0087】また、ボトル42は、搬送装置43に対し
て取り付け自在であり、ボトル42を左側から右側へと
移動させつつ搬送装置43に取り付けることにより、吐
出口42Aを閉めていたシャッタ44が右側から左側へ
とスライドして吐出口42Aを開いて、ボトル42から
搬送装置43への現像剤の吐出が可能となる。
【0088】一方、現像剤補給装置38に備えられた搬
送装置43は、装置内部に溜められた現像剤を適度に攪
拌するための攪拌手段たる攪拌スクリュー46と、攪拌
された現像剤を現像剤収容部39に向けて落下せしめる
ための落下スクリュー47とが回動自在に軸支されてい
ると共に、異なる検知レベルに採られた2個の現像剤量
検知のためのセンサ48,49とが設けられている。
【0089】ボトル42,搬送装置43に設けられたセ
ンサ48,49、50としては、本実施形態にあって
は、共に、公知の圧電効果(ピエゾ効果)を応用した検
知素子、即ち付与された圧力に応じた応答を為す検知素
子たるピエゾセンサが活用されている。
【0090】なお、本実施形態にあっては、センサ48
にて搬送装置43の現像剤の有無を検知し、一方、セン
サ49にて搬送装置43に溜められた現像剤量が所定量
以上に達したか否かを検知、ボトル42内に設けられた
センサ50はボトル内の現像剤量を検知する。
【0091】即ち、ボトル42に現像剤が存在する場合
は、搬送装置43内の現像剤量と、ボトル42内の現像
剤量とをたし合わせ、残現像剤量を計算する。一方、ボ
トル42内に現像剤量が存在しない場合は、搬送装置4
3内の残トナー量のみを用いて残現像剤量を計算する。
【0092】以下、図8を参照して、上記のような画像
濃度信号を用いた画像比率と消費量との関係を、画像形
成装置に用いた適用例を示す。
【0093】図8は、図1に示した画像形成装置100
0のエンジン1016の概略構成を示すブロック図であ
る。
【0094】図3に示した「A」という切り口からネッ
トワークNWを介して画像形成装置1000内のエンジ
ン1016に入力された画像信号は、実際に画像を書き
込む信号と、画像比率を計算する信号とに分かれる。
【0095】まず、画像を書き込む信号側の処理の流れ
であるが、「A」から入力されたCMYK信号は、ネッ
トワークサーバ3000からの命令に応じて省トナーモ
ードγLUT格納部13に格納されたγLUT12にて
変換した後、画像形成装置の階調を補正するγLUT1
2に渡し、画像書き込み素子ドライバ14へと信号を送
る。これにより、図2に示したMCYKに対応するレー
ザドライバ1141からそれぞれレーザビームが照射さ
れる。本発明における省トナーモードのγLUT12
は、図9に示すような変換を行う。すなわち全体の階調
はほぼ保ち、各領域を通常画像形成時よりも低濃度で出
力させることを特徴とする。
【0096】もう一方の画像比率を求め記憶する側の処
理の流れであるが、入力された画像データに対し、画像
濃度に線形な画像データに変換するためγLUT濃度7
1に入力される。
【0097】γLUT濃度71に入力した画像信号に対
し、画像濃度に線形な画像データへ変換処理し、画像比
率計算回路72に渡し、信号レベルに対するヒストグラ
ムより、信号レベルと各信号レベルの画素数の積(即
ち、信号レベルの積算値)を画像データの総画素数で割
った平均信号レベル(画像比率)をYMCK各色につい
て求める。求めた値は、消費するトナーと相関のある数
値であり、実使用するトナー量に換算するために、記録
媒体サイズと装置の固有の現像特性に基づく一定の係数
を乗ずればよく、その値を通常モードで使用される所定
記録媒体サイズ一枚分のトナー量としてメモリ73に格
納する。
【0098】上記のように本実施形態では、ボトル内、
搬送装置内のトナー残量が正確に検知できることから、
補給システムが、カートリッジ系に限らず、補給系にお
いてもトナー残量を測定でき、その残量を、メモリ73
に格納した通常モードで使用される所定記録媒体サイズ
一枚分のトナー量で割ることにより、通常モードをそれ
ぞれ実施した時の概略出力枚数(出力可能枚数)を求め
ることができる。
【0099】求められた枚数を、ネットワークサーバへ
送信し、ネットワークサーバは省トナーモードにて出力
させるか、通常画像モードにて出力させるかを判断し、
その結果を画像形成装置へと送信する。
【0100】ネットワークサーバから省トナーモードを
実行するよう命令が送信され、画像形成装置が受信した
場合、省トナーモードγLUT格納部13にON信号を
送り、載り量を少なくした画像信号に変換し、γLUT
12、画像書込み素子ドライバ14へ送られ、画像が形
成される。一方、通常モードにて画像を形成させるよう
に命令を受信した場合は、省トナーモードγLUT格納
部13にOFF信号を送り、入力値と出力値が変換しな
いγLUT(図示しない)を介し、γLUT12、画像
書込み素子ドライバ14へと送られ、画像を形成させ
る。
【0101】図9は、図8に示したγLUT12におい
て省トナーモードに使用するγLUTを示す特性図であ
り、横軸は入力信号に対応し、縦軸は出力信号に対応す
る。以下、図10,図11のフローチャートを参照し
て、本発明の画像形成装置およびネットワークサーバを
適用可能な画像形成システムにおける制御処理手順を説
明する。
【0102】図10は、本発明の画像形成装置における
第1制御処理手順の一例を示すフローチャートであり、
図1に示したフルカラー出力機1000のCPU101
2,CPU1017によりROM1013,ROM/R
AM1030又はその他の記憶媒体に格納されたプログ
ラムに基づいて実行される。なお、S101〜S110
は各ステップを示す。
【0103】まず、トナー残量が全体の「3%」以下に
なるまで待機し(S101)。トナー残量が全体の3%
以下になったと判定された場合は、通常画像モードにて
あとどれぐらい出力させることができるのかを示す出力
可能枚数Pを上述したようにトナー残量をメモリ73に
格納された通常モードで使用される所定記録媒体サイズ
一枚分のトナー量で割ることにより算出する(S10
2)。
【0104】次に、出力可能枚数Pとジョブ全体の出力
枚数を比較し(S103)、出力可能枚数がジョブ以下
(通常モードにてそのジョブをこなせるだけのトナー残
量がない)と判定された場合は、自動的に省トナーモー
ドで画像形成を実行させ(S109)、その旨(通常モ
ードにてジョブを実行できないため省トナーモードで画
像形成を実行したこと)をネットワークサーバ3000
へ送信し(S110)、処理を終了する。
【0105】一方、ステップS103で、通常モードに
てそのジョブをこなせるだけのトナー残量があると判定
された場合は、算出された出力可能枚数Pをネットワー
クサーバ3000へ送り(S104)、ネットワークサ
ーバに、そのまま通常画像モードで画像形成を継続する
か、それとも省トナーモードで実行するかの判断を仰
ぐ。
【0106】次に、ネットワークサーバ3000からの
命令を受信するまで待機し(S105)、受信したと判
定された場合は、その命令に従い、各画像モードにて出
力作業を行う。即ち、その命令が省トナーモードでの画
像形成命令か否かを判定し(S106)、省トナーモー
ドでの画像形成命令と判定された場合は、省トナーモー
ドで画像形成を行い(S107)、処理を終了する。一
方、省トナーモードでの画像形成命令でない、即ち通常
モードでの画像形成命令であると判定された場合は、通
常トナーモードで画像形成を行い(S108)、処理を
終了する。
【0107】図11は、本発明のネットワークサーバに
おける第1制御処理手順の一例を示すフローチャートで
あり、図1に示したネットワークサーバ3000のCP
U3001によりROM3003又はその他の記憶媒体
に格納されたプログラムに基づいて実行される。なお、
S201〜S206は各ステップを示す。
【0108】まず、ネットワークサーバ3000は画像
形成装置1000から送信された出力可能枚数Pのデー
タを受信したか否かを判定し(S201)、受信したと
判定された場合は、受信した出力可能枚数Pのデータと
あらかじめ画像形成装置毎に用意されている省トナーモ
ード実行基準(ここでは、「500枚」)とを比較し
(S202)、出力可能枚数Pが基準以下であった(P
≦500枚)と判定された場合は、省トナーモードを実
行させるよう画像形成装置1000に命令を送信し(S
204)、画像形成装置1000が省トナーモードを実
行したときに、サービスマンにその旨を伝える情報を送
信し(S205)、ステップS201の処理に戻る。こ
のサービスマンへの送信情報に基づいて、サービスマン
は迅速かつ適時なユーザ訪問を行うことができる。
【0109】一方、ステップS202で、受信した出力
可能枚数Pが基準以下でない(P>500枚)と判定さ
れた場合は、通常トナーモードを実行させるよう画像形
成装置に命令を送信し(S203)、ステップS201
の処理に戻る。
【0110】一方、ステップS201で、ネットワーク
サーバ3000は画像形成装置1000からの出力可能
枚数Pのデータを受信していないと判定された場合は、
画像形成装置1000からの省トナーモード実行通知を
受信したか否かを判定し(S206)、受信したと判定
された場合は、ステップS205に進み、サービスマン
に画像形成装置1000が省トナーモードを実行したこ
とを伝える情報を送信し(S205)、ステップS20
1の処理に戻る。
【0111】一方、ステップS206で、画像形成装置
1000からの省トナーモード実行通知を受信していな
いと判定された場合は、ステップS201に戻る。
【0112】なお、上述したネットワークサーバの画像
形成モード判断基準であるが、発明が解決しようとする
課題の欄でも述べているように、ユーザごとに設置環境
が異なり、一定の基準のみで省トナーモードを実行させ
るという構成では課題を解決しにくい。
【0113】そこで、本実施形態では、ユーザの設置環
境ごとに上記省トナーモード変更基準を設け、よりユー
ザの使用環境を考慮した画像形成装置1000をシミュ
レートし画像モードを変更させるものとする。実際の実
行基準の策定条件であるが、サービス拠点からの距離、
ユーザ先における在庫の有無、サービス拠点での在庫の
有無などを考慮して決定され、任意に設定可能なもので
あり、例えば装置の設置時にサービスマンが設定する。
本実施形態の画像形成装置1000における実行基準
は、残り500枚以下になったときという基準とした。
【0114】また、本実施形態では上述したフローチャ
ートの処理を、トナー残量が3%以下になったときに実
行させる構成としたが、「3%」に限定されるものでは
なく、この値も任意(例えば「5%」等)に設定するこ
とができる。
【0115】〔第2実施形態〕上記第1実施形態では、
画像データを積算しトナー残量との関係から出力可能枚
数を算出する処理を画像形成装置1000内部で行う構
成について説明したが、この処理をネットワークサーバ
3000内で行うように構成してもよい。以下、その実
施形態について説明する。
【0116】このような画像形成装置を実現させるた
め、第1実施形態で示した画像形成装置から、図8に示
した画像比率計算回路72、メモリ73、γLUT濃度
71を削除するとともに、ネットワークサーバへの送信
内容を画像データとトナー残量、および出力命令枚数に
変更するように構成した。本第2実施形態は、従来機の
コストとほぼ変わらない画像形成装置(第1実施形態で
示した画像形成装置より安価な画像形成装置)にて、本
発明の目的を達成することを特徴とする。
【0117】以下、図12,図13のフローチャートを
参照して、本発明の第2実施形態を示す画像形成装置お
よびネットワークサーバを適用可能な画像形成システム
における制御処理手順を説明する。
【0118】図12は、本発明の画像形成装置における
第2制御処理手順の一例を示すフローチャートであり、
図1に示したフルカラー出力機1000のCPU101
2,CPU1017によりROM1013,ROM/R
AM1030又はその他の記憶媒体に格納されたプログ
ラムに基づいて実行される。なお、S101,S105
〜S110,S301は各ステップを示し、図10と同
一のステップには同一のステップ番号を付してある。
【0119】まず、トナー残量が全体の「3%」以下に
なるまで待機し(S101)。トナー残量が全体の「3
%」以下になったと判定された場合は、入力画像デー
タ,トナー残量,出力指定枚数(ジョブ全体の出力枚
数)をネットワークサーバ3000へ送信する(S30
1)。
【0120】以下、第1実施形態の場合と同様に、ステ
ップS105では、ネットワークサーバからの命令を受
信するまで待機し、受信したと判定された場合は、その
命令に従い、各画像モードにて出力作業を行う。即ち、
その命令が省トナーモードでの画像形成命令か否かを判
定し(S106)、省トナーモードでの画像形成命令と
判定された場合は、省トナーモードで画像形成を行い
(S107)、処理を終了する。一方、省トナーモード
での画像形成命令でない、即ち通常モードでの画像形成
命令であると判定された場合は、通常トナーモードで画
像形成を行い(S108)、処理を終了する。
【0121】図13は、本発明のネットワークサーバに
おける第2制御処理手順の一例を示すフローチャートで
あり、図1に示したネットワークサーバ3000のCP
U3001によりROM3003又はその他の記憶媒体
に格納されたプログラムに基づいて実行される。なお、
S202〜S205,S401〜S403は各ステップ
を示し、図11と同一のテップには同一のテップ番号を
付してある。
【0122】まず、ネットワークサーバ3000は画像
形成装置1000から送信された画像データ,トナー残
量,出力指定枚数を受信したか否かを判定し(S40
1)、受信したと判定された場合は、画像データとトナ
ー残量の関係により、出力可能枚数を算出する。算出方
法は、画像濃度に線形な画像データへ変換させるため、
γLUT濃度を介し、画像データを積算する。上記積算
された値,総画素数,トナー残量等の関係から概略出力
可能枚数(出力可能枚数P)を算出する(S402)。
この出力可能枚数Pの算出方法は第1実施形態において
画像形成装置内で行ったものと同様であるので詳細な説
明は省略する。
【0123】次に、出力可能枚数Pと画像形成装置10
00から送られた出力指定枚数に基づくジョブ全体の出
力枚数を比較し(S403)、出力可能枚数がジョブ全
体の出力枚数以下(通常モードにてそのジョブをこなせ
るだけのトナー残量がない)と判定された場合は、ステ
ップS204に進む。一方、出力可能枚数がジョブ全体
の出力枚数以下でない(通常モードにてそのジョブをこ
なせるだけのトナー残量がある)と判定された場合は、
ステップS202に進む。
【0124】以下、第1実施形態の場合と同様に、ステ
ップS202では、受信した出力可能枚数Pのデータと
あらかじめ画像形成装置毎に用意されている省トナーモ
ード実行基準(ここでは、「500枚」)とを比較し、
出力可能枚数Pが基準以下であった(P≦500枚)と
判定された場合は、省トナーモードを実行させるよう画
像形成装置に命令を送信し(S204)、画像形成装置
が省トナーモードを実行したときに、サービスマンにそ
の旨を伝える情報を送信し(S205)、ステップS4
01の処理に戻る。このサービスマンへの送信情報に基
づいて、サービスマンは迅速かつ適時なユーザ訪問を行
うことができる。
【0125】一方、ステップS202で、受信した出力
可能枚数Pが基準以下でない(P>500枚)と判定さ
れた場合は、通常トナーモードを実行させるよう画像形
成装置に命令を送信し(S203)、ステップS401
の処理に戻る。
【0126】〔第3実施形態〕本実施形態では、上記第
1,第2実施形態より、省トナーモードの基準値を決定
する条件を増やし、上記第1,第2実施形態よりさらに
高精度な出力可能予測を行うことで、省トナーモードに
て出力させる低画質な画像形成をなるべく少なくするよ
うに構成する。
【0127】本実施形態の画像形成装置は、第1実施形
態同様、図8に示したように、「A」という切り口から
分岐された画像信号は、実際に画像を書き込む信号と、
画像比率を計算する信号とに分かれる。
【0128】画像比率を求め記憶する側の処理の流れで
あるが、入力された画像データに対し、画像濃度に線形
な画像データに変換するためγLUT濃度71に入力さ
れる。γLUT濃度71に入力した画像信号に対し、画
像濃度に線形な画像データへ変換処理し、画像比率計算
回路72に渡し、信号レベルに対するヒストグラムよ
り、信号レベルと各信号レベルの画素数の積(即ち、信
号レベルの積算値)を画像データの総画素数で割った平
均信号レベル(画像比率I)を各色について求める。上
記画像比率Iをネットワークサーバ3000に送信す
る。また、この送信内容は、画像比率Iとジョブ毎の出
力枚数、トナー残量を最低限含むものとする。
【0129】画像形成装置1000内によって送信され
た各データは、ネットワークサーバ3000にて受信さ
れ、画像形成装置1000の固有情報が解析される。固
有情報とは、トータル出力枚数(このジョブの出力枚
数)と、平均画像比率Iと、一日平均出力枚数(ネット
ワークサーバ3000が画像形成装置毎に出力枚数を積
算して一日平均出力枚数を算出し外部メモリ11等に格
納している)である。これらを解析することによって、
おおよそ所定時間あたりのトナーの消費量Sを予測する
ことができ、上述した第1,第2実施形態で述べたある
画像があと何枚取れるかの予測ではなく、通常使用時を
シミュレートした出力可能枚数を予測、さらにはあと何
時間トナーが持つのか(あと何時間出力可能か)という
出力可能時間Tの予測(シミュレーション)を行うこと
ができる。
【0130】上記通常使用時をシミュレートした出力可
能時間Tと、在庫および配送時間を考慮した基準値(本
実施形態では時間)と比較し、基準値を下回った場合、
画像形成装置1000には省トナーモードにて出力させ
るよう命令を送る。もちろん、通常モードにて、そのジ
ョブをこなせるだけのトナー残量がない場合には、画像
形成装置1000は、省トナーモードを自動的に実行さ
せる。
【0131】以下、図14,図15のフローチャートを
参照して、本発明の第3実施形態を示す画像形成装置お
よびネットワークサーバを適用可能な画像形成システム
における制御処理手順を説明する。
【0132】図14は、本発明の画像形成装置における
第3制御処理手順の一例を示すフローチャートであり、
図1に示したフルカラー出力機1000のCPU101
2,CPU1017によりROM1013,ROM/R
AM1030又はその他の記憶媒体に格納されたプログ
ラムに基づいて実行される。なお、S105〜S10
8,S501,S502は各ステップを示し、図10と
同一のステップには同一のステップ番号を付してある。
【0133】まず、画像データが入力されると、上述し
たように画像比率Iを算出し、出力可能枚数Pを算出す
る(S501)。図示しないが、この時点で、出力可能
枚数Pがジョブの出力枚数より少ない場合(通常モード
にて、そのジョブをこなせるだけのトナー残量がない場
合)には、画像形成装置1000は、省トナーモードを
自動的に実行させ、その旨をネットワークサーバ300
0に通知し、処理を終了するものとする。
【0134】次に、算出した画像比率Iと出力命令枚数
(ジョブ毎の出力枚数)、トナー残量をネットワークサ
ーバ3000へ送信する(S502)。
【0135】以下、第1実施形態の場合と同様に、ステ
ップS105では、ネットワークサーバからの命令を受
信するまで待機し、受信したと判定された場合は、その
命令に従い、各画像モードにて出力作業を行う。即ち、
その命令が省トナーモードでの画像形成命令か否かを判
定し(S106)、省トナーモードでの画像形成命令と
判定された場合は、省トナーモードで画像形成を行い
(S107)、処理を終了する。一方、省トナーモード
での画像形成命令でない、即ち通常モードでの画像形成
命令であると判定された場合は、通常トナーモードで画
像形成を行い(S108)、処理を終了する。
【0136】図15は、本発明のネットワークサーバに
おける第3制御処理手順の一例を示すフローチャートで
あり、図1に示したネットワークサーバ3000のCP
U3001によりROM3003又はその他の記憶媒体
に格納されたプログラムに基づいて実行される。なお、
S203〜S205,S601〜S604は各ステップ
を示し、図11と同一のステップには同一のステップ番
号を付してある。
【0137】まず、ネットワークサーバ3000は画像
形成装置1000から送信された画像比率Iと出力命令
枚数、トナー残量を受信したか否かを判定し(S60
1)、受信したと判定された場合は、該受信した画像比
率Iと出力命令枚数、トナー残量に基づいて画像形成装
置1000の固有情報(トータル出力枚数、平均画素比
率、一日平均出力数)を算出し、一時間あたりの平均ト
ナー消費量Sを求める(S602)。
【0138】次に、一時間あたりの平均トナー消費量S
とトナー残量との関係に基づいて、出力可能時間Tを算
出する(S603)。
【0139】次に、出力可能時間Tと在庫および配送時
間を考慮した基準値(本実施形態では時間)と比較し
(S604)、出力可能時間Tが基準値以下であった
(T≦基準値(時間))と判定された場合は、ステップ
S204に移行し、第1実施形態と同様に、省トナーモ
ードを実行させるよう画像形成装置に命令を送信し、画
像形成装置が省トナーモードを実行したときに、サービ
スマンにその旨を伝える情報を送信し(S205)、ス
テップS601の処理に戻る。このサービスマンへの送
信情報に基づいて、サービスマンは迅速かつ適時なユー
ザ訪問を行うことができる。
【0140】一方、ステップS604で、出力可能時間
Tが基準値以下でない(T>基準値(時間))と判定さ
れた場合は、ステップS203に移行し、第1実施形態
と同様に、通常トナーモードを実行させるよう画像形成
装置に命令を送信し、ステップS601の処理に戻る。
【0141】なお、ここでは図示しないが、画像形成装
置1000からの省トナーモード実行通知を受信した場
合は、ステップS205の処理に移行して、サービスマ
ンに画像形成装置1000が省トナーモードを実行した
ことを伝える情報を送信し、ステップS601の処理に
戻るものとする。
【0142】以上より、より実使用に近い環境で、出力
枚数および出力可能日数を予測することができるため、
更なる効率のよいサービスマン訪問が可能となり、ユー
ザビリティを向上することができる。
【0143】また、この高精度の予測により、必要以上
に省トナーモードにて出力させるという問題点を克服す
ることができるため、高画質を維持しやすい構成となっ
た。
【0144】なお、本実施形態で示した出力可能時間T
と基準値(時間)との比較結果と、上記第1,第2実施
形態で示した出力可能枚数Pと基準値(枚数)との比較
結果の双方を考慮し、いずれかが基準値以下になった場
合に省トナーモードの実行命令を画像形成装置1000
に送信するように構成してもよい。
【0145】〔第4実施形態〕上記第1〜第3実施形態
では、画像濃度に非線形な階調を有する画像形成装置に
おいて、図8に示したγLUT濃度71が画像濃度に線
形な画像データに変換し、該変換された線形な画像濃度
に基づいて画像比率計算回路72が画像比率を算出する
構成について説明したが、画像形成装置を画像濃度に線
形な階調を有するように構成してもよい。この構成によ
り、上記第1〜第3実施形態において画像比率を算出す
る際のγLUT濃度71の変換行程を削除することがで
きる。そのため、出力可能枚数算出内部処理を簡易化
し、コストダウンを可能にした画像形成装置およびネッ
トワークサーバを提供することができる。
【0146】〔第5実施形態〕上記第1〜第4実施形態
における画像形成装置は、自動的にトナー残量と、出力
可能枚数を判断し、必要に応じて省トナーモードを実施
する構成であったが、画質を重視するユーザにとって
は、上記のような出力画像は好まれない。そのため上記
省トナーモードを中止/再開(OFF/ON)する設定
をユーザ及びサービスマンが図1に示した操作部102
1より行えるように構成してもよい。
【0147】なお、上記第1〜第5実施形態では、本発
明を色材にトナー等を用いる電子写真方式を用いた画像
形成装置に適用する場合について説明したが、色材にイ
ンクを用いるインクジェット方式の画像形成装置に適用
することもできる。
【0148】以上説明したように、出力枚数を多量に取
る場合においても、そのジョブをこなせるだけのトナー
や現像剤、あるいはインクが十分あるのかどうかを容易
に判別でき、要望出力枚数がこなせなかった場合におい
ても、自動的に省トナーモードを実施することにより効
率的な出力を行うことができ、ユーザにとって使い勝手
のよい画像形成環境を提供することができる。
【0149】また、サービスマンによる迅速かつ適時な
ユーザ訪問を行うことができ、ユーザ先における出力作
業の中断を最小限に抑えることができるため、ユーザビ
リティを向上することができる。
【0150】さらに、ネットワークサーバ上でトナー消
費量の管理ができるため、上記サービスマンによる迅速
な対応はもちろん、発注業務や在庫管理を計画的に進め
ることができる。
【0151】また、各計算回路、メモリ等をサーバで一
括管理することにより、画像形成装置本体のコストを上
げることなく、画像形成システム全体として同様の効果
を発揮することができる。
【0152】その上、画像形成装置の階調性を画像濃度
に線形なモデルに設定することにより、画像比率、出力
可能枚数の計算が簡易化され、更なるコスト削減が可能
となる。
【0153】〔第6実施形態〕以下、図16を参照し
て、上記第1実施形態の図3〜図6に示したような画像
濃度信号を用いた画像比率と消費量との関係を、画像形
成装置に用いた適用例を示す。
【0154】図16は、図1に示した画像形成装置10
00のエンジン1016の概略構成を示すブロック図で
あり、図8と同一のものには同一の符号を付してある。
【0155】図3に示した「A」という切り口からネッ
トワークNWを介して画像形成装置1000内のエンジ
ン1016に入力された画像信号は、実際に画像を書き
込む信号と、画像比率を計算する信号とに分かれる。
【0156】まず、画像を書き込む信号側の処理の流れ
であるが、「A」から入力されたCMYK信号は、必要
に応じて省トナーモードγLUT格納部13に格納され
たLUTにて変換された後、画像形成装置の階調を補正
するγLUT12に渡され、画像書き込み素子ドライバ
14へと送られる。これにより、図2に示したMCYK
に対応するレーザドライバ1141からそれぞれレーザ
ビームが照射されるもう一方の画像比率を求め記憶する
側の処理の流れであるが、さらに信号は二つに分かれ
る。一つ目の信号は通常画像形成時を想定しているた
め、次の処理γLUT濃度71にそのまま入力される。
一方、もうひとつの信号は、省トナーモードを想定した
時の画像比率を求める役割であるため、省トナーモード
γLUT74により、入力信号に対し1次元のLUTを
介し、全体のトナーの載り量を抑えるシミュレーション
を行い、γLUT71に入力される。
【0157】本発明における省トナーモードγLUT格
納部13,省トナーモードγLUT74は、図9に示し
たような変換を行う。すなわち全体の階調はほぼ保ち、
各領域通常画像形成時よりも低濃度で出力させることを
特徴とする。
【0158】γLUT濃度71に入力した各モード(通
常モード,省トナーモード)の画像信号に対して、それ
ぞれ画像濃度に比例した階調変換を行い、画像比率計算
回路72に渡し、信号レベルに対するヒストグラムよ
り、信号レベルと各信号レベルの画素数の積(即ち、信
号レベルの積算値)を画像データの総画素数で割った平
均信号レベル(画像比率)を各モードとも各色について
求める。それぞれ求められた値は、消費するトナーと相
関のある数値であり、実使用するトナー量に換算するた
めに、記録媒体サイズと装置の固有の現像特性に基づく
一定の係数を乗ずればよく、それぞれ求められた二つの
モード(通常モード,省トナーモード)の値を通常モー
ドで使用される所定記録媒体サイズ一枚分のトナー量,
省トナーモードで使用される所定記録媒体サイズ一枚分
のトナー量としてメモリ73に格納する。
【0159】このように本実施形態では、ボトル内、搬
送装置内のトナー残量が正確に検知できることから、補
給システムが、カートリッジ系に限らず、補給系におい
てもトナー残量を測定でき、その残量を、メモリ73に
格納した二つのそれぞれのトナー消費量で割ることによ
り、通常モード、省トナーモードをそれぞれ実施した時
の概略出力枚数を求めることができる。
【0160】求められた枚数を、それぞれコピージョブ
の場合は図1に示した画像形成装置1000の操作部1
021の操作表示板(不図示)に示し、プリントジョブ
の場合はジョブの発信者に通知し、ユーザの判断で書き
込みモードを選ばせる。
【0161】ユーザによって省トナーモードが選択され
た場合、省トナーモードγLUT格納部13にON信号
を送り、載り量を少なくした画像信号に変換し、γLU
T12、画像書込み素子ドライバ14へ送られ、画像が
形成される。一方、通常モードを選択された場合は、省
トナーモードγLUT格納部13にCPU1017がO
FF信号を送り、入力値と出力値が変換しない/LUT
を介し、γLUT12、画像書込み素子ドライバ14へ
と送る。
【0162】以下、図17のフローチャートを参照し
て、本発明の画像形成装置における制御処理手順を説明
する。
【0163】図17は、本発明の画像形成装置における
第4制御処理手順の一例を示すフローチャートであり、
図1に示したフルカラー出力機1000のCPU101
2,CPU1017によりROM1013,ROM/R
AM1030又はその他の記憶媒体に格納されたプログ
ラムに基づいて実行される。なお、S701〜S706
は各ステップを示す。
【0164】まず、通常画像モードにてあとどれぐらい
出力させることができるのかを示す通常モード出力可能
枚数P1および省トナーモードにてあとどれぐらい出力
させることができるのかを示す省トナーモード出力可能
枚数P2を上述したようにトナー残量をメモリ73に格
納された通常モード,省トナーモードで使用されるトナ
ー量で割ることによりそれぞれ算出する(S701)。
【0165】次に、通常トナーモード出力可能枚数P1
と省トナーモード出力可能枚数P2をユーザに通知する
(S702)。このとき、コピージョブの場合は図1に
示した画像形成装置1000の操作部1021の操作表
示板(不図示)に表示し、プリントジョブの場合はジョ
ブの発信者に通知し、ユーザの判断で書き込みモードを
選ばせる。
【0166】ユーザからのプリント指示があるまで待機
し(S703)、ユーザからの指示があった場合、ユー
ザによって省トナーモードが選択(指示)されたか否か
を判定し(S704)、省トナーモードでの画像形成指
示があったと判定された場合は、省トナーモードで画像
形成を行い(S705)、処理を終了する。一方、省ト
ナーモードでの画像形成指示でない、即ち通常モードで
の画像形成指示が選択されたと判定された場合は、通常
トナーモードで画像形成を行い(S706)、処理を終
了する。
【0167】以上の処理を初期設置時からジョブごとに
行うことによりユーザの緊急度やコストを重視したユー
ザの要望に応じることのできる、使い勝手のよい画像形
成装置を提供することができる。
【0168】なお、本実施形態の画像形成装置は、ネッ
トワークに接続されていない状態であっても実施可能で
ある。
【0169】また、本実施形態では、通常モードでの出
力可能枚数と省トナーモードでの出力可能枚数の両方を
ユーザに通知する構成について説明したが、予めユーザ
がいずれかの画像モードでの画像出力を指定していた場
合、該指定された画像モードでの出力可能枚数のみをユ
ーザに通知するように構成してもよい。
【0170】〔第7実施形態〕上記第6実施形態では、
図17に示したフローチャートの処理(残り何枚取れる
かを計算してユーザに通知し、ユーザに出力モードを選
択させる処理)を初期から行う場合について説明した
が、図17に示したフローチャートの処理(残り何枚取
れるかを計算してユーザに通知し、ユーザに出力モード
を選択させる処理)を初期からではなく、トナー残量が
一定以下になったときに行うように構成してもよい。以
下、その実施形態について説明する。
【0171】本実施形態は、基本的には上記第6実施形
態の画像形成装置と一致しているため、詳細説明を省略
するが、図16に示したメモリ73の容量を増やし、平
均原稿画像比率をも格納するように構成した。
【0172】このような構成にした背景は、上記第6実
施形態では、通常画像形成モードと省トナーモードの計
算をジョブ毎に算出し、ユーザにとっても毎回選択しな
ければならず、コストにシビアなユーザ以外には使い勝
手を向上することができないというマイナス面があった
からである。
【0173】本実施形態における処理フローを以下に説
明する。
【0174】初期状態から、通常画像形成モードで出力
された画像形成装置は、ジョブ毎に画像比率を計算し、
メモリ73に格納される画像比率,出力枚数との各積算
値(累積画像比率,累積出力枚数)を算出し、該算出さ
れた累積画像比率,累積出力枚数をメモリ73に格納す
る。これらの関係(累積画像比率,累積出力枚数)によ
りその画像形成装置における平均画像比率を求めること
ができる。
【0175】この平均画像比率とトナー残量との関係に
より、おおよその出力可能枚数が予想できる。
【0176】例えば一般ユーザ(オフィス)において一
日の出力枚数が1000枚前後だと仮定すると、この平
均画像比率とトナー残量との関係により、残りの出力枚
数が1000枚を下回った場合、上記第6実施形態のよ
うな選択型の画像形成装置に変更する(図17のフロー
チャートに示した残り何枚出力可能かを計算してユーザ
に通知し、ユーザに出力モードを選択させる処理を実行
させる)。
【0177】上記枚数制限はそれぞれの設置環境によっ
て異なることから、ユーザの指示によってサービスマン
が変更できる仕組みになっている。すなわち、この実施
形態が残り1000枚という数に限定されるものではな
く、例えば「1500枚」,「2000枚」等であって
もよい。
【0178】以下、図18のフローチャートを参照し
て、本発明の画像形成装置における制御処理手順を説明
する。
【0179】図18は、本発明の画像形成装置における
第5制御処理手順の一例を示すフローチャートであり、
図1に示したフルカラー出力機1000のCPU101
2,CPU1017によりROM1013,ROM/R
AM1030又はその他の記憶媒体に格納されたプログ
ラムに基づいて実行される。なお、S801〜S805
は各ステップを示す。
【0180】まず、通常画像形成モードで出力がなされ
ると、ジョブ毎に画像比率を計算し(S801)、メモ
リ73に格納される画像比率,出力枚数との各積算値
(累積画像比率,累積出力枚数)を算出して、該算出さ
れた累積画像比率,累積出力枚数をメモリ73に格納す
る(S802)。
【0181】次に、累積画像比率,累積出力枚数により
その画像形成装置における平均画像比率を算出し、この
平均画像比率とトナー残量との関係により、出力可能枚
数P’を算出する(S803)。
【0182】次に、出力可能枚数P’と予め設定された
規定値(例えば一般ユーザにおいて一日の出力枚数が1
000枚前後だと仮定すると「1000」)とを比較し
(S804)、平均画像比率が規定値を上回っている
(P’>規定値)と判定された場合は、ステップS80
1の処理に戻る。
【0183】一方、ステップS804で、平均画像比率
が規定値を下回った(P’≦規定値)と判定された場合
は、上記第6実施形態のようなトナーモード選択型の画
像形成装置に変更する(次に画像データを受信すると、
図17のフローチャートに示した残り何枚出力可能かを
計算してユーザに通知し、ユーザに出力モードを選択さ
せる処理を実行させるように変更する)(S805)。
なお、この時、ネットワークサーバを介して又は画像形
成装置自身で直接、サービスへこの旨を情報送信するよ
うに構成してもよい。
【0184】これにより、色材が十分にある場合は、出
力可能枚数の表示やユーザに煩雑なモード選択を行わせ
ることなくスムーズに画像形成でき、色材が所定量を下
回った場合には、通常画像形成モードと省トナーモード
での出力可能枚数を表示してユーザにモード選択を行わ
せることができるという使い勝手のよい画像形成装置を
提供することができる。
【0185】なお、本実施形態の画像形成装置は、ネッ
トワークに接続されていない状態であっても実施可能で
ある。
【0186】〔第8実施形態〕上記第7実施形態では、
画像比率計算を画像形成装置にてにて計算する構成につ
いて説明したが、基本的な思想はこの第7実施形態の画
像形成装置と同様として、上記画像比率計算をネットワ
ークに接続されたサーバ(図1に示したネットワークサ
ーバ3000)にて計算させるように構成してもよい。
以下、その実施形態について説明する。
【0187】このような画像形成装置を構成させるた
め、図16に示した画像形成装置のエンジン1016か
ら、画像比率計算回路72、メモリ73、省トナーモー
ドγLUT74、γLUT濃度71を削除した。
【0188】このような構成にした背景は、上記第6,
第7実施形態で示している画像形成装置は、従来の画像
形成装置に比べて新たに画像比率計算回路や、メモリな
どを備えなくてはならず、画像形成装置本体のコストU
Pにもつながるマイナス面があったからである。
【0189】本実施形態における処理の流れ(フロー)
を以下に説明する。
【0190】初期状態から、通常画像形成モードで出力
された画像形成装置は、ジョブ毎に画像データと出力枚
数およびトナー残量をサーバに送る。サーバ側は、送ら
れてくる3つのデータ(画像データ,出力枚数,トナー
残量)からその画像形成装置の平均画像比率を計算しメ
モリ(RAM3002,外部メモリ3011等)に格納
する。上記格納された平均画像比率と画像形成装置から
順次送られてくるトナー残量の関係から、おおよそどれ
くらいの枚数を出力することができるのかを算出し、こ
の値もサーバ内にあるメモリに格納する。
【0191】上記出力枚数が、規定値、例えば1000
枚を下回った場合、上記第7実施形態同様、トナーモー
ド選択型の画像形成装置へ切り替える。
【0192】本実施形態の構成の場合、画像比率の算出
はネットワークサーバ3000で行っている特性上、上
記トナーモード選択型へ切り替えられた後の画形成装置
1000は、画像データを受信すると、画像データ,出
力枚数,トナー残量をネットワークサーバ3000に送
る。
【0193】そして、通常モードと省トナーモードでの
出力可能枚数は、ネットワークサーバ3000で求めら
れ、コピージョブだった場合はその結果を画像形成装置
内の受信手段を介して操作表示板に表示させ、ユーザに
選択させる。
【0194】一方、プリントジョブだった場合は、ネッ
トワークサーバ3000から発信者へ通知し、ユーザに
選択させる。
【0195】例えば、省トナーモードを選択された場合
は、第6,第7実施形態と同様に省トナーモードγLU
T格納部13に格納された省トナーモード用LUTによ
り乗り量を少なくする階調変換を行い、通常モードを選
択された場合は、入力値と出力値が一致するようなLU
Tを介し、それぞれγLUT12、画像書込み素子ドラ
イバ14へ送られ、画像が形成される。
【0196】上記のような構成にすることにより、画像
形成装置本体のコストを抑えつつ、ユーザの必要性に応
じた画像出力が可能となる。
【0197】〔第9実施形態〕上記第6〜第8実施形態
では、画像濃度に非線形な階調を有する画像形成装置に
おいて、図16に示したγLUT濃度71が画像濃度に
線形な特性をもつ画像データ(CMYK)を画像濃度に
線形な画像データに変換し、該変換された線形な画像濃
度に基づいて画像比率計算回路72が画像比率を算出す
る構成について説明したが、画像形成装置を画像濃度に
線形な階調を有するように構成してもよい。以下、その
実施形態について説明する。
【0198】この構成により、上記第6〜第8実施形態
において画像比率を算出する際のγLUT濃度71の変
換行程を削除することができる。そのため、出力可能枚
数算出内部処理を簡易化し、コストダウンを可能にした
画像形成装置およびネットワークサーバを提供すること
ができる。
【0199】図3に示したICCプロファイルは、実際
にCMYKの任意の信号を出力させ、測色器でL**
* を測定することによって作成され、入出力関係の変
換テーブルを持っている。
【0200】すなわち、画像形成装置の階調性を画像濃
度に線形なモデルに設定すれば、生成されるCMYK信
号はすでに画像濃度に線形な画像データになっているも
のである。
【0201】以上説明したように、本発明によれば、出
力枚数を多量に取る場合においても、そのジョブをこな
せる(処理可能な)だけのトナーや現像剤、あるいはイ
ンクが十分あるのかどうかを容易に判別でき、要望出力
枚数がこなせなかった場合においても、省トナーモード
を実施することにより効率的な出力を行うことができ、
ユーザにとって使い勝手のよい画像形成装置を提供する
ことができる。
【0202】また、初期画像形成時から通常モードと省
トナーモードを選択させる構成により、トナーの残量に
かかわらずランエングコストを下げたいユーザにとって
使い勝手のよい画像形成装置を提供することができる。
【0203】さらに、画像比率を算出するための各計算
回路やメモリ等をネットワークサーバで一括管理するこ
とにより、画像形成装置本体のコストを上げることな
く、上記の効果を発揮することができる。
【0204】その上、画像形成装置の階調性を画像濃度
に線形なモデルに設定することにより、画像比率、出力
可能枚数の計算が簡易化され、更なるコスト削減が可能
となる。
【0205】なお、上記第1実施形態〜第9実施形態を
いかように合わせた構成も本発明に含まれることはいう
までもない。
【0206】以下、図19,図20に示すメモリマップ
を参照して本発明に係る画像形成装置,ネットワークサ
ーバで読み出し可能なデータ処理プログラムの構成につ
いて説明する。
【0207】図19は、本発明に係る画像形成装置で読
み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶
媒体のメモリマップを説明する図であり、図20は、本
発明に係るネットワークサーバで読み出し可能な各種デ
ータ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップ
を説明する図である。
【0208】なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶
されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン
情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し
側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表
示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0209】さらに、各種プログラムに従属するデータ
も上記ディレクトリに管理されている。また、インスト
ールするプログラムやデータが圧縮されている場合に、
解凍するプログラム等も記憶される場合もある。
【0210】本実施形態における図10,図12,図1
4,図17,図18,図11,図13,図15に示す機
能が外部からインストールされるプログラムによって遂
行されていてもよい。そして、その場合、CD−ROM
やフラッシュメモリやFD等の記憶媒体により、あるい
はネットワークを介して外部の記憶媒体から、プログラ
ムを含む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明
は適用されるものである。
【0211】以上のように、前述した実施形態の機能を
実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記
憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステ
ムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
実行することによっても、本発明の目的が達成されるこ
とは言うまでもない。
【0212】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。
【0213】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディス
ク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,C
D−ROM,CD−R,DVD−ROM,磁気テープ,
不揮発性のメモリカード,ROM,EEPROM,シリ
コンディスク等を用いることができる。
【0214】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペ
レーティングシステム)等が実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0215】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0216】また、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適
用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置
にプログラムを供給することによって達成される場合に
も適応できることは言うまでもない。この場合、本発明
を達成するためのソフトウエアによって表されるプログ
ラムを格納した記憶媒体を該システムあるいは装置に読
み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本
発明の効果を享受することが可能となる。
【0217】さらに、本発明を達成するためのソフトウ
エアによって表されるプログラムをネットワーク上のデ
ータベースから通信プログラムによりダウンロードして
読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、
本発明の効果を享受することが可能となる。
【0218】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1
〜7,25,28の発明によれば、画像データを画像濃
度に線形な画像データに変換し、該変換された画像デー
タの積算値と所定サイズにおける総画素数に応じて画像
比率を算出し、色材の残量を測定し、算出された画像比
率と測定され色材残量に基づいて前記所定サイズにおけ
る画像データの通常の画像モードでの出力可能枚数を算
出し、前記通常の画像モードでの出力可能枚数をサーバ
装置へ送信して該サーバ装置から返信される画像モード
指定命令を取得し、取得した命令で指定される画像モー
ドで画像形成を実行制御するので、出力枚数を多量に取
る場合においても、そのジョブをこなせるだけのトナー
や現像剤、あるいはインクが十分あるのかどうかを容易
に判別でき、通常画像モードにおいて要望出力枚数がこ
なせなかった場合においても、自動的に省トナーモード
を実施することにより効率的な出力を行うことができ
る。また、サービスマンによる迅速かつ適時なユーザ訪
問を行うことができ、ユーザ先における出力作業の中断
を最小限に抑えることができ、ユーザビリティを向上す
ることができる。さらに、画像形成装置の階調性を画像
濃度に線形なモデルに設定することにより、画像比率、
出力可能枚数の計算が簡易化され、更なるコスト削減が
可能となる。
【0219】第8〜14,26,29の発明によれば、
供給される画像データを各画像モードに応じた画像デー
タにそれぞれ変換し、変換された各画像データを画像濃
度に線形な画像データにそれぞれ変換し、該変換された
各画像データの積算値と所定サイズにおける総画素数に
応じて前記画像データの各画像モードでの画像比率をそ
れぞれ算出し、色材の残量を測定し、算出された前記各
画像比率と測定され色材残量に基づいて前記所定サイズ
における画像データの各画像モードでの出力可能枚数を
それぞれ算出し、該算出された前記画像データの各画像
モードでの出力可能枚数をそれぞれユーザに通知するの
で、出力枚数を多量に取る場合においても、そのジョブ
を処理可能なだけのトナーや現像剤あるいはインクが十
分あるのかどうかを容易に判別でき、要望出力枚数がこ
なせなかった場合においても、ユーザが省トナーモード
を選択実施することにより効率的な出力を行うことがで
きる。また、初期画像形成時から通常モードと省トナー
モードを選択させる構成により、トナーの残量にかかわ
らずランニングコストを下げることがきる。また、画像
形成装置の階調性を画像濃度に線形なモデルに設定する
ことにより、画像比率、出力可能枚数の計算が簡易化さ
れ、更なるコスト削減が可能となる。
【0220】第15〜21,27,30の発明によれ
ば、画像形成装置から送信される出力可能枚数に基づい
て前記いずれかの画像モードでの画像形成を前記画像形
成装置に指定する命令を画像形成装置に送信するので、
画像形成装置が通常の画像モードにおいて要望出力枚数
がこなせない場合においても、画像形成装置に自動的に
省トナーモードを実施させることにより効率的な出力を
行うことができる。また、サービスマンによる迅速かつ
適時なユーザ訪問を行うことができ、ユーザ先における
出力作業の中断を最小限に抑えることができるため、ユ
ーザビリティを向上することができる。さらに、サーバ
装置上でトナー消費量の管理ができるため、サービスマ
ンによる迅速な対応はもちろん、発注業務や在庫管理を
計画的に進めることができる。また、各計算回路、メモ
リ等をサーバ装置で一括管理することにより、画像形成
装置本体のコストを上げることなく、画像形成システム
全体として同様の効果を発揮することができる。さら
に、画像形成装置の階調性を画像濃度に線形なモデルに
設定することにより、画像比率、出力可能枚数の計算が
簡易化され、更なるコスト削減が可能となる。
【0221】第22〜24の発明によれば、画像形成装
置から送信される画像濃度に非線形な画像データと前記
画像形成装置の色材残量を受信し、受信された画像濃度
に非線形な画像データを各画像モードに応じた画像デー
タにそれぞれ変換し、変換された前記各画像データを画
像濃度に線形な画像データにそれぞれ変換し、該変換さ
れた各画像データの積算値と所定サイズにおける総画素
数に応じて前記画像データの各画像モードでの画像比率
をそれぞれ算出し、算出された前記各画像比率と前記画
像形成装置の色材残量に基づいて前記所定サイズにおけ
る画像データの各画像モードでの出力可能枚数をそれぞ
れ算出し、算出結果を前記画像データの発信元に返信す
るので、出力枚数を多量に取る場合においても、画像形
成装置が通常モードにおいて要望出力枚数がこなせなか
った場合においても、画像形成装置に省トナーモードを
実施させることにより効率的な出力を行うことができ
る。また、初期画像形成時から通常モードと省トナーモ
ードを選択させる構成により、トナーの残量にかかわら
ずランニングコストを下げることがきる。さらに、画像
比率を算出するための各計算回路やメモリ等をネットワ
ークサーバで一括管理することにより、画像形成装置本
体のコストを上げることなく、上記の効果を発揮するこ
とができる。また、画像形成装置の階調性を画像濃度に
線形なモデルに設定することにより、画像比率、出力可
能枚数の計算が簡易化され、更なるコスト削減が可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す画像形成装置およ
びネットワークサーバを適用可能な画像形成システムの
構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示したフルカラー画像形成装置の主要構
成を説明する概略構成図である。
【図3】本発明の画像形成装置およびネットワークサー
バを適用可能な画像形成システムの画像処理(色変換処
理)の流れを示す図である。
【図4】画像形成装置における画像比率と色材消費量と
の関係を示す特性図である。
【図5】画像形成装置における色混色モデルを示す図で
ある。
【図6】画像形成装置における色混色モデルと光源との
関係を示す図である。
【図7】図2に示した画像形成装置の現像手段の概略構
成を示す断面図である。
【図8】図1に示した画像形成装置のエンジンの概略構
成を示すブロック図である。
【図9】図8に示した省トナーモードに使用するγLU
Tを示す特性図である。
【図10】本発明の画像形成装置における第1制御処理
手順の一例を示すフローチャートである。
【図11】本発明のネットワークサーバにおける第1制
御処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図12】本発明の画像形成装置における第2制御処理
手順の一例を示すフローチャートである。
【図13】本発明のネットワークサーバにおける第2制
御処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図14】本発明の画像形成装置における第3制御処理
手順の一例を示すフローチャートである。
【図15】本発明のネットワークサーバにおける第3制
御処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図16】図1に示した画像形成装置のエンジンの概略
構成を示すブロック図である。
【図17】本発明の画像形成装置における第4制御処理
手順の一例を示すフローチャートである。
【図18】本発明の画像形成装置における第5制御処理
手順の一例を示すフローチャートである。
【図19】本発明に係る画像形成装置で読み出し可能な
各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリ
マップを説明する図である。
【図20】本発明に係るネットワークサーバで読み出し
可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体の
メモリマップを説明する図である。
【符号の説明】
71 γLUT濃度 72 画像比率計算回路 73 メモリ 1000 画像形成装置 1012 CPU 1013 ROM 1016 エンジン 1017 CPU 1019 RAM 1030 ROM/RAM 1160〜1163 現像手段 3000 サーバ装置(ネットワークサーバ) 3001 CPU 3002 RAM 3003 ROM
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 21/00 512 G03G 21/00 512 H04N 1/29 H04N 1/29 E Fターム(参考) 2C061 AP01 AQ06 AR01 AS02 HH13 HK23 HN05 HN15 HN20 HR07 2H027 DA42 DB01 DD02 DE07 EE08 EJ08 EJ09 EJ15 FA08 FA30 GB03 GB10 HB01 HB13 ZA07 2H030 AD01 AD07 AD11 AD16 5C074 AA07 BB03 BB26 CC26 DD24 EE20 FF15 GG13

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像濃度に非線形な画像データに応じて
    色材を記録媒体上にのせて固着させることにより画像を
    形成するものであり、複数の画像モードで画像形成可能
    な画像形成装置において、 前記画像データを画像濃度に線形な画像データに変換
    し、該変換された画像データの積算値と所定サイズにお
    ける総画素数に応じて画像比率を算出する第1の算出手
    段と、 前記色材の残量を測定する色材残量測定手段と、 前記第1の算出手段で算出された画像比率と前記色材残
    量測定手段で測定された色材残量に基づいて前記所定サ
    イズにおける画像データの通常の画像モードでの出力可
    能枚数を算出する第2の算出手段と、 所定の通信媒体を介してサーバ装置と通信可能な通信手
    段と、 前記通常の画像モードでの出力可能枚数を前記サーバ装
    置へ送信して該サーバ装置から返信される画像モード指
    定命令を取得する取得手段と、 前記取得手段により取得した命令で指定される画像モー
    ドで画像形成を実行制御する制御手段と、を有すること
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 画像濃度に線形な画像データに応じて色
    材を記録媒体上にのせ固着させることにより画像を形成
    するものであり、複数の画像モードで画像形成可能な画
    像形成装置において、 前記画像データの積算値と所定サイズにおける総画素数
    に応じて画像比率を算出する第1の算出手段と、 前記色材の残量を測定する色材残量測定手段と、 前記第1の算出手段で算出された画像比率と前記色材残
    量測定手段で測定された色材残量に基づいて前記所定サ
    イズにおける画像データの通常の画像モードでの出力可
    能枚数を算出する第2の算出手段と、 所定の通信媒体を介してサーバ装置と通信可能な通信手
    段と、 前記通常の画像モードでの出力可能枚数を前記サーバ装
    置へ送信して該サーバ装置から返信される画像モード指
    定命令を取得する取得手段と、 前記取得手段により取得した命令で指定される画像モー
    ドで画像形成を実行制御する制御手段と、を有すること
    を特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 画像データに応じて色材を記録媒体上に
    のせ固着させることにより画像を形成するものであり、
    通常の画像モード又は色材の使用量を抑える省色材画像
    モードにて画像形成可能な画像形成手段を有する画像形
    成装置において、 所定の通信媒体を介してサーバ装置と通信する通信手段
    と、 前記画像データと画像形成装置固有の情報を前記サーバ
    装置へ送信して該サーバ装置から返信される画像モード
    指定命令を取得する取得手段と、 前記取得手段により取得した命令で指定される画像モー
    ドで画像形成を実行制御する制御手段と、を有すること
    を特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記色材の残量を測定する色材残量測定
    手段を有し、 前記画像形成装置固有の情報は、前記色材残量測定手段
    で測定された色材残量と前記画像データの出力指令枚数
    とを含むことを特徴とする請求項3記載の画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 前記複数の画像モードは、通常の画像モ
    ードと、画像形成濃度を抑え色材の使用量を抑える省色
    材画像モードを含むことを特徴とする請求項1〜4のい
    ずれかに記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記省色材画像モードでの画像形成を実
    行した場合、その旨を前記サーバ装置に通知する通知手
    段を設けたことを特徴とする請求項5記載の画像形成装
    置。
  7. 【請求項7】 前記省色材画像モードでの画像形成中止
    を設定する設定手段を設け、 前記制御手段は、前記設定手段により前記省色材画像モ
    ードでの画像形成中止の設定がなされている場合、前記
    取得手段により取得した命令で指定される画像モードが
    省色材画像モードであっても、省色材画像モードでの画
    像形成を実行しないことを特徴とする請求項5又は6記
    載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 画像濃度に非線形な画像データに応じて
    色材を記録媒体上にのせて固着させることにより画像を
    形成するものであり、複数の画像モードで画像形成可能
    な画像形成装置において、 供給される画像データを前記各画像モードに応じた画像
    データにそれぞれ変換する変換手段と、 前記変換手段により変換された前記各画像データを画像
    濃度に線形な画像データにそれぞれ変換し、該変換され
    た各画像データの積算値と所定サイズにおける総画素数
    に応じて前記画像データの各画像モードでの画像比率を
    それぞれ算出する第1の算出手段と、 前記色材の残量を測定する色材残量測定手段と、 前記第1の算出手段で算出された前記各画像比率と前記
    色材残量測定手段で測定された色材残量に基づいて前記
    所定サイズにおける画像データの各画像モードでの出力
    可能枚数をそれぞれ算出する第2の算出手段と、 前記第2の算出手段により算出された前記画像データの
    各画像モードでの出力可能枚数をそれぞれユーザに通知
    する通知手段と、を有することを特徴とする画像形成装
    置。
  9. 【請求項9】 画像濃度に線形な画像データに応じて色
    材を記録媒体上にのせて固着させることにより画像を形
    成するものであり、複数の画像モードで画像形成可能な
    画像形成装置において、 供給される画像データを前記各画像モードに応じた画像
    データにそれぞれ変換する変換手段と、 前記変換手段により変換された前記各画像データの積算
    値と所定サイズにおける総画素数に応じて前記画像デー
    タの各画像モードでの画像比率をそれぞれ算出する第1
    の算出手段と、 前記色材の残量を測定する色材残量測定手段と、 前記第1の算出手段で算出された前記各画像比率と前記
    色材残量測定手段で測定された色材残量に基づいて前記
    所定サイズにおける画像データの各画像モードでの出力
    可能枚数をそれぞれ算出する第2の算出手段と、 前記第2の算出手段により算出された前記画像データの
    各画像モードでの出力可能枚数をそれぞれユーザに通知
    する通知手段と、を有することを特徴とする画像形成装
    置。
  10. 【請求項10】 通常の画像モードで画像形成された場
    合の前記通常の画像モードでの画像比率の累積画像比率
    と累積出力枚数とをそれぞれ算出して記憶する記憶手段
    と、 前記記憶手段に記憶された累積画像比率と累積出力枚数
    とに基づいて通常の画像モードでの平均画像比率を算出
    する第3の算出手段と、 前記第3の算出手段で算出された前記平均画像比率と前
    記色材残量測定手段で測定された色材残量に基づいて前
    記通常の画像モードでの出力可能枚数を算出する第4の
    算出手段とを有し、 前記通知手段は、前記第4の算出手段により算出される
    通常の画像モードでの出力可能枚数が所定の値以下にな
    った場合に、前記第2の算出手段の算出結果をユーザに
    通知することを特徴とする請求項8又は9記載の画像形
    成装置。
  11. 【請求項11】 画像データに応じて色材を記録媒体上
    にのせて固着させることにより画像を形成するものであ
    り、複数の画像モードで画像形成可能な画像形成装置に
    おいて、 所定の通信媒体を介してサーバ装置と通信する通信手段
    と、 供給される画像データと画像形成装置固有の情報を前記
    サーバ装置へ送信する送信手段と、 前記サーバ装置から返信される前記画像データの前記各
    画像モードでの出力可能枚数を取得する取得手段と、 前記取得手段により取得した前記画像データの前記各画
    像モードでの出力可能枚数をそれぞれユーザに通知する
    通知手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記通知手段により通知された前記画
    像データの各画像モードでの出力可能枚数を参照して、
    前記いずれかの画像モードでの画像形成を選択指示する
    選択手段を有することを特徴とする請求項8〜11のい
    ずれかに記載の画像形成装置。
  13. 【請求項13】 前記色材の残量を測定する色材残量測
    定手段を有し、 前記画像形成装置固有の情報は、前記色材残量測定手段
    で測定された色材残量と前記画像データの出力指令枚数
    とを含むことを特徴とする請求項11記載の画像形成装
    置。
  14. 【請求項14】 前記異なる複数の画像モードは、通常
    の画像モードと、色材の使用量を抑える省色材画像モー
    ドを含むことを特徴とする請求項8〜13のいずれかに
    記載の画像形成装置。
  15. 【請求項15】 色材を記録媒体上にのせて固着させる
    ことにより画像を形成するものであり、複数の画像モー
    ドで画像形成可能な画像形成装置と所定の通信媒体を介
    して通信可能なサーバ装置において、 前記画像形成装置から送信される出力可能枚数に基づい
    て前記いずれかの画像モードでの画像形成を前記画像形
    成装置に指定する命令を前記画像形成装置に送信する制
    御手段を有することを特徴とするサーバ装置。
  16. 【請求項16】 画像濃度に非線形な画像データに応じ
    て色材を記録媒体上にのせて固着させることにより画像
    を形成するものであり、複数の画像モードで画像形成可
    能な画像形成装置と所定の通信媒体を介して通信可能な
    サーバ装置において、 前記画像形成装置から送信される画像データと画像形成
    装置固有の情報を受信する受信手段と、 前記受信手段により受信された画像データを画像濃度に
    線形な画像データに変換し、該変換された画像データの
    積算値と受信された画像形成装置固有の情報に応じて、
    前記画像データでの出力可能枚数を算出する算出手段
    と、 前記算出手段により算出される出力可能枚数に基づいて
    前記いずれかの画像モードでの画像形成を前記画像形成
    装置に指定する命令を前記画像形成装置に送信する制御
    手段と、を有することを特徴とするサーバ装置。
  17. 【請求項17】 画像濃度に線形な画像データに応じて
    色材を記録媒体上にのせて固着させることにより画像を
    形成するものであり、複数の画像モードで画像形成可能
    な画像形成装置と所定の通信媒体を介して通信可能なサ
    ーバ装置において、 前記画像形成装置から送信される画像データと画像形成
    装置固有の情報を受信する受信手段と、 前記受信手段により受信された画像データの積算値と受
    信された画像形成装置固有の情報に応じて、前記画像デ
    ータでの出力可能枚数を算出する算出手段と、 前記算出手段により算出される出力可能枚数に基づいて
    前記いずれかの画像モードでの画像形成を前記画像形成
    装置に指定する命令を前記画像形成装置に送信する制御
    手段と、 を有することを特徴とするサーバ装置。
  18. 【請求項18】 前記画像形成装置固有の情報は、前記
    画像形成装置の色材残量と前記画像データの出力指令枚
    数とを含むことを特徴とする請求項16又は17記載の
    サーバ装置。
  19. 【請求項19】 前記画像形成装置の前記異なる複数の
    画像モードは、通常の画像モードと、色材の使用量を抑
    える省色材画像モードを含むものであり、 前記制御手段は、前記画像形成装置から送信される出力
    可能枚数が省色材モード実行条件を下回った場合、前記
    省色材画像での画像形成を指定する命令を前記画像形成
    装置に送信することを特徴とする請求項15〜18のい
    ずれかに記載のサーバ装置。
  20. 【請求項20】 前記省色材画像モード実行条件を、ユ
    ーザの設置環境ごとに任意に設定可能な設定手段を設け
    たことを特徴とする請求項19記載のサーバ装置。
  21. 【請求項21】 前記制御手段が前記省色材画像モード
    での画像形成を前記画像形成装置に指示した場合、又は
    色材不足により前記画像形成装置より前記省色材モード
    での画像形成を実行した旨の通知があった場合、色材不
    足により省色材画像モードを実行した事を所定の通信媒
    体を介してサービスマンコールを行う通知手段を設けた
    ことを特徴とする請求項19又は20記載のサーバ装
    置。
  22. 【請求項22】 画像濃度に非線形な画像データに応じ
    て色材を記録媒体上にのせて固着させることにより画像
    を形成するものであり、複数の画像モードで画像形成可
    能な画像形成装置と所定の通信媒体を介して通信可能な
    サーバ装置において、 前記画像形成装置から送信される画像濃度に非線形な画
    像データと前記画像形成装置の色材残量を受信する受信
    手段と、 前記受信手段により受信された画像濃度に非線形な画像
    データを前記各画像モードに応じた画像データにそれぞ
    れ変換する変換手段と、 前記変換手段により変換された前記各画像データを画像
    濃度に線形な画像データにそれぞれ変換し、該変換され
    た各画像データの積算値と所定サイズにおける総画素数
    に応じて前記画像データの各画像モードでの画像比率を
    それぞれ算出する第1の算出手段と、 前記第1の算出手段で算出された前記各画像比率と前記
    画像形成装置の色材残量に基づいて前記所定サイズにお
    ける画像データの各画像モードでの出力可能枚数をそれ
    ぞれ算出する第2の算出手段と、 前記第2の算出手段の算出結果を前記画像データの発信
    元に返信する返信手段と、を有することを特徴とするサ
    ーバ装置。
  23. 【請求項23】 画像濃度に線形な画像データに応じて
    色材を記録媒体上にのせて固着させることにより画像を
    形成するものであり、複数の画像モードで画像形成可能
    な画像形成装置と所定の通信媒体を介して通信可能なサ
    ーバ装置において、 前記画像形成装置から送信される画像濃度に線形な画像
    データと前記画像形成装置の色材残量を受信する受信手
    段と、 前記受信手段により受信された画像濃度に線形な画像デ
    ータを前記各画像モードに応じた画像データにそれぞれ
    変換する変換手段と、 前記変換手段により変換された前記各画像データの積算
    値と所定サイズにおける総画素数に応じて前記画像デー
    タの各画像モードでの画像比率をそれぞれ算出する第1
    の算出手段と、 前記第1の算出手段で算出された前記各画像比率と前記
    画像形成装置の色材残量に基づいて前記所定サイズにお
    ける画像データの各画像モードでの出力可能枚数をそれ
    ぞれ算出する第2の算出手段と、 前記第2の算出手段の算出結果を前記画像データの発信
    元に返信する返信手段と、を有することを特徴とするサ
    ーバ装置。
  24. 【請求項24】 前記画像形成手段が通常の画像モード
    で画像形成した場合の前記通常の画像モードでの画像比
    率の累積画像比率と累積出力枚数とをそれぞれ算出して
    記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された累積画像比率と累積出力枚数
    とに基づいて通常の画像モードでの平均画像比率を算出
    する第3の算出手段と、 前記第3の算出手段で算出された前記平均画像比率と前
    記画像形成装置から受信する色材残量に基づいて前記画
    像形成装置の通常の画像モードでの出力可能枚数を算出
    する第4の算出手段とを有し、 前記返信手段は、前記第4の算出手段により算出される
    通常の画像モードでの出力可能枚数が所定の値以下にな
    った場合に、前記第2の算出手段の算出結果を前記画像
    データの発信元に返信することを特徴とする請求項22
    又は23記載のサーバ装置。
  25. 【請求項25】 画像濃度に非線形な画像データに応じ
    て色材を記録媒体上にのせて固着させることにより画像
    を形成するものであり、複数の画像モードで画像形成可
    能な画像形成装置の制御方法において、 前記画像データを画像濃度に線形な画像データに変換
    し、該変換された画像データの積算値と所定サイズにお
    ける総画素数に応じて画像比率を算出する第1の算出工
    程と、 前記色材の残量を測定する色材残量測定工程と、 該算出された画像比率と測定された色材残量に基づいて
    前記所定サイズにおける画像データの通常の画像モード
    での出力可能枚数を算出する第2の算出工程と、 前記通常の画像モードでの出力可能枚数を前記サーバ装
    置へ送信して該サーバ装置から返信される画像モード指
    定命令を取得する取得工程と、 該取得した命令で指定される画像モードで画像形成を実
    行する画像形成工程と、を有することを特徴とする画像
    形成装置の制御方法。
  26. 【請求項26】 画像濃度に非線形な画像データに応じ
    て色材を記録媒体上にのせて固着させることにより画像
    を形成するものであり、複数の画像モードで画像形成可
    能な画像形成装置の制御方法において、 供給される画像データを前記各画像モードに応じた画像
    データにそれぞれ変換する変換工程と、 該変換された前記各画像データを画像濃度に線形な画像
    データにそれぞれ変換し、該変換された各画像データの
    積算値と所定サイズにおける該画像データの総画素数に
    応じて前記画像データの各画像モードでの画像比率をそ
    れぞれ算出する第1の算出工程と、 前記色材の残量を測定する色材残量測定工程と、 該算出された前記各画像比率と測定された色材残量に基
    づいて前記所定サイズにおける画像データの各画像モー
    ドでの出力可能枚数をそれぞれ算出する第2の算出工程
    と、 該算出された前記画像データの各画像モードでの出力可
    能枚数をそれぞれユーザに通知する通知工程と、を有す
    ることを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  27. 【請求項27】 色材を記録媒体上にのせて固着させる
    ことにより画像を形成するものであり、複数の画像モー
    ドで画像形成可能な画像形成装置と所定の通信媒体を介
    して通信可能なサーバ装置の制御方法において、 前記画像形成装置から送信される出力可能枚数に基づい
    て前記いずれかの画像モードでの画像形成を前記画像形
    成装置に指定する命令を前記画像形成装置に送信する送
    信工程を有することを特徴とするサーバ装置の制御方
    法。
  28. 【請求項28】 画像濃度に非線形な画像データに応じ
    て色材を記録媒体上にのせて固着させることにより画像
    を形成するものであり、複数の画像モードで画像形成可
    能な画像形成装置に、 前記画像データを画像濃度に線形な画像データに変換
    し、該変換された画像データの積算値と所定サイズにお
    ける総画素数に応じて画像比率を算出する第1の算出工
    程と、 前記色材の残量を測定する色材残量測定工程と、 該算出された画像比率と測定された色材残量に基づいて
    前記所定サイズにおける画像データの通常の画像モード
    での出力可能枚数を算出する第2の算出工程と、 前記通常の画像モードでの出力可能枚数を前記サーバ装
    置へ送信して該サーバ装置から返信される画像モード指
    定命令を取得する取得工程と、 該取得した命令で指定される画像モードで画像形成を実
    行する画像形成工程と、を実行させることを特徴とする
    プログラム。
  29. 【請求項29】 画像濃度に非線形な画像データに応じ
    て色材を記録媒体上にのせて固着させることにより画像
    を形成するものであり、複数の画像モードで画像形成可
    能な画像形成装置に、 供給される画像データを前記各画像モードに応じた画像
    データにそれぞれ変換する変換工程と、 該変換された前記各画像データを画像濃度に線形な画像
    データにそれぞれ変換し、該変換された各画像データの
    積算値と所定サイズにおける総画素数に応じて前記画像
    データの各画像モードでの画像比率をそれぞれ算出する
    第1の算出工程と、 前記色材の残量を測定する色材残量測定工程と、 該算出された前記各画像比率と測定された色材残量に基
    づいて前記所定サイズにおける画像データの各画像モー
    ドでの出力可能枚数をそれぞれ算出する第2の算出工程
    と、 該算出された前記画像データの各画像モードでの出力可
    能枚数をそれぞれユーザに通知する通知工程と、を実行
    させることを特徴とするプログラム。
  30. 【請求項30】 色材を記録媒体上にのせて固着させる
    ことにより画像を形成するものであり複数の画像モード
    で画像形成可能な画像形成装置と所定の通信媒体を介し
    て通信可能なサーバ装置に、 前記画像形成装置から送信される出力可能枚数に基づい
    て前記いずれかの画像モードでの画像形成を前記画像形
    成装置に指定する命令を前記画像形成装置に送信する送
    信工程を実行させることを特徴とするプログラム。
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JP2006308854A (ja) * 2005-04-28 2006-11-09 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
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