JP2003060922A - 画像形成装置及び画像形成システム並びに画像形成方法 - Google Patents
画像形成装置及び画像形成システム並びに画像形成方法Info
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- JP2003060922A JP2003060922A JP2001241255A JP2001241255A JP2003060922A JP 2003060922 A JP2003060922 A JP 2003060922A JP 2001241255 A JP2001241255 A JP 2001241255A JP 2001241255 A JP2001241255 A JP 2001241255A JP 2003060922 A JP2003060922 A JP 2003060922A
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- color
- image forming
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- Color Image Communication Systems (AREA)
- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
- Color Electrophotography (AREA)
- Image Processing (AREA)
- Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】容易に、優れた色再現性を実現できる画像形成
装置を提供すること。 【解決手段】 定着後排紙トレイ手前にカラーセンサ7
1を内蔵し、入力されたRGBをCIE L*a*b*へ変
換させ、測色された754パッチのCMYKデータとC
IE L*a*b*との関係から、プリンタエンジン201
の出力ICCプロファイルを作成させる。作成された出
力ICCプロファイルを、プリンタ内部色変換に利用す
る。また、作成された出力ICCプロファイルをネット
ワークを介し、クライアントにアップロードしてもよ
い。
装置を提供すること。 【解決手段】 定着後排紙トレイ手前にカラーセンサ7
1を内蔵し、入力されたRGBをCIE L*a*b*へ変
換させ、測色された754パッチのCMYKデータとC
IE L*a*b*との関係から、プリンタエンジン201
の出力ICCプロファイルを作成させる。作成された出
力ICCプロファイルを、プリンタ内部色変換に利用す
る。また、作成された出力ICCプロファイルをネット
ワークを介し、クライアントにアップロードしてもよ
い。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録材上に画像形
成を行う画像形成装置及び画像形成システム並びに画像
形成方法に関するものである。
成を行う画像形成装置及び画像形成システム並びに画像
形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、この種の画像形成装置として
はカラープリンタ等が一般に利用されてきた。
はカラープリンタ等が一般に利用されてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、画像形成装置
のプリント品質は常に安定しているものではなく、様々
な要因で色再現性が低下していた。そして、ユーザはそ
の色再現性の低下を的確に判断することができなかっ
た。また、色再現性を向上させるためには、一度プリン
トした画像を読取ることが不可欠であるため、手間がか
かっていた。
のプリント品質は常に安定しているものではなく、様々
な要因で色再現性が低下していた。そして、ユーザはそ
の色再現性の低下を的確に判断することができなかっ
た。また、色再現性を向上させるためには、一度プリン
トした画像を読取ることが不可欠であるため、手間がか
かっていた。
【0004】本発明は、上記従来技術の課題を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、容易
に、優れた色再現性を実現できる画像形成装置及び画像
形成システム並びに画像形成方法を提供することにあ
る。
ためになされたもので、その目的とするところは、容易
に、優れた色再現性を実現できる画像形成装置及び画像
形成システム並びに画像形成方法を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る装置は、第1カラー画像データに基づ
いて、記録材上にプロファイル作成用カラー画像を形成
する画像形成手段と、前記プロファイル作成用カラー画
像を読取り第2カラー画像データとして入力する読取手
段と、前記画像形成手段から前記読取手段へ前記記録材
を搬送する搬送手段と、前記第2カラー画像データの色
度値を求める色度値算出手段と、を有することを特徴と
する。
め、本発明に係る装置は、第1カラー画像データに基づ
いて、記録材上にプロファイル作成用カラー画像を形成
する画像形成手段と、前記プロファイル作成用カラー画
像を読取り第2カラー画像データとして入力する読取手
段と、前記画像形成手段から前記読取手段へ前記記録材
を搬送する搬送手段と、前記第2カラー画像データの色
度値を求める色度値算出手段と、を有することを特徴と
する。
【0006】前記第1カラー画像データ及び前記色度値
を外部機器に送信する送信手段を更に有することを特徴
とする。
を外部機器に送信する送信手段を更に有することを特徴
とする。
【0007】前記第1カラー画像データと、前記色度値
との関係に基づいて、色変換プロファイルを作成するプ
ロファイル作成手段を更に有することを特徴とする。
との関係に基づいて、色変換プロファイルを作成するプ
ロファイル作成手段を更に有することを特徴とする。
【0008】前記プロファイル作成手段で作成した色変
換プロファイルを外部機器に送信する送信手段を有する
ことを特徴とする。
換プロファイルを外部機器に送信する送信手段を有する
ことを特徴とする。
【0009】前記色変換プロファイルを用いて色変換を
行う色変換手段を更に有することを特徴とする。
行う色変換手段を更に有することを特徴とする。
【0010】前記色度値に基づいて色域体積を算出する
色域体積算出手段を更に有することを特徴とする。
色域体積算出手段を更に有することを特徴とする。
【0011】前記色域体積を外部機器に送信する送信手
段を更に有することを特徴とする。
段を更に有することを特徴とする。
【0012】前記色域体積が所定条件を満たしているか
否か判定する判定手段と、前記判定手段により前記色域
体積が前記所定条件を満たしていないと判定された場合
に、前記画像形成装置のメンテナンスの必要性を通知す
る通知手段と、を更に有することを特徴とする。
否か判定する判定手段と、前記判定手段により前記色域
体積が前記所定条件を満たしていないと判定された場合
に、前記画像形成装置のメンテナンスの必要性を通知す
る通知手段と、を更に有することを特徴とする。
【0013】前記色度値に基づいて色相及び/又は彩度
を算出する色相・彩度算出手段をさらに有することを特
徴とする。
を算出する色相・彩度算出手段をさらに有することを特
徴とする。
【0014】前記色相及び/又は彩度を外部機器に送信
する送信手段を更に有することを特徴とする。
する送信手段を更に有することを特徴とする。
【0015】前記色相及び/又は彩度が所定条件を満た
しているか否か判定する判定手段と、前記判定手段によ
り前記色相及び/又は彩度が前記所定条件を満たしてい
ないと判定された場合に、前記画像形成装置のメンテナ
ンスの必要性を通知する通知手段と、を更に有すること
を特徴とする。
しているか否か判定する判定手段と、前記判定手段によ
り前記色相及び/又は彩度が前記所定条件を満たしてい
ないと判定された場合に、前記画像形成装置のメンテナ
ンスの必要性を通知する通知手段と、を更に有すること
を特徴とする。
【0016】画像形成装置と情報処理装置とを含む画像
形成システムであって、前記画像形成装置は、プロファ
イル作成用第1カラー画像データを入力し、記録材上に
プロファイル作成用カラー画像を形成する画像形成手段
と、前記プロファイル作成用カラー画像を読取り第2カ
ラー画像データとして入力する読取手段と、前記画像形
成手段から前記読取手段へ前記記録材を搬送する搬送手
段と、前記第2カラー画像データの色度値を求める色度
値算出手段と、前記プロファイル作成用第1カラー画像
データ及び前記色度値を前記情報処理装置に送信する送
信手段と、を有し、前記情報処理装置は、前記プロファ
イル作成用第1カラー画像データと、前記色度値との関
係に基づいて、色変換プロファイルを作成するプロファ
イル作成手段を有することを特徴とする。
形成システムであって、前記画像形成装置は、プロファ
イル作成用第1カラー画像データを入力し、記録材上に
プロファイル作成用カラー画像を形成する画像形成手段
と、前記プロファイル作成用カラー画像を読取り第2カ
ラー画像データとして入力する読取手段と、前記画像形
成手段から前記読取手段へ前記記録材を搬送する搬送手
段と、前記第2カラー画像データの色度値を求める色度
値算出手段と、前記プロファイル作成用第1カラー画像
データ及び前記色度値を前記情報処理装置に送信する送
信手段と、を有し、前記情報処理装置は、前記プロファ
イル作成用第1カラー画像データと、前記色度値との関
係に基づいて、色変換プロファイルを作成するプロファ
イル作成手段を有することを特徴とする。
【0017】前記情報処理装置は、前記色変換プロファ
イルを用いてカラー画像データを色変換する色変換手段
を更に有することを特徴とする。
イルを用いてカラー画像データを色変換する色変換手段
を更に有することを特徴とする。
【0018】画像形成装置と情報処理装置とを含む画像
形成システムであって、前記画像形成装置は、プロファ
イル作成用第1カラー画像データを入力し、記録材上に
プロファイル作成用カラー画像を形成する画像形成手段
と、前記プロファイル作成用第1カラー画像を読取り第
2カラー画像データとして入力する読取手段と、前記画
像形成手段から前記読取手段へ前記記録材を搬送する搬
送手段と、前記第2カラー画像データの色度値を求める
色度値算出手段と、前記プロファイル作成用第1カラー
画像と、前記色度値との関係に基づいて、色変換プロフ
ァイルを作成するプロファイル作成手段と、該プロファ
イル作成手段により作成された前記色変換プロファイル
を前記情報処理装置に送信する送信手段と、を有し、前
記情報処理装置は、前記画像形成装置から受信した前記
色変換プロファイルを用いて色変換処理する色変換手段
を有することを特徴とする。
形成システムであって、前記画像形成装置は、プロファ
イル作成用第1カラー画像データを入力し、記録材上に
プロファイル作成用カラー画像を形成する画像形成手段
と、前記プロファイル作成用第1カラー画像を読取り第
2カラー画像データとして入力する読取手段と、前記画
像形成手段から前記読取手段へ前記記録材を搬送する搬
送手段と、前記第2カラー画像データの色度値を求める
色度値算出手段と、前記プロファイル作成用第1カラー
画像と、前記色度値との関係に基づいて、色変換プロフ
ァイルを作成するプロファイル作成手段と、該プロファ
イル作成手段により作成された前記色変換プロファイル
を前記情報処理装置に送信する送信手段と、を有し、前
記情報処理装置は、前記画像形成装置から受信した前記
色変換プロファイルを用いて色変換処理する色変換手段
を有することを特徴とする。
【0019】画像形成装置と情報処理装置とを含む画像
形成システムであって、前記画像形成装置は、プロファ
イル作成用第1カラー画像データを入力し、記録材上に
プロファイル作成用カラー画像を形成する画像形成手段
と、前記プロファイル作成用第1カラー画像を読取り第
2カラー画像データとして入力する読取手段と、前記画
像形成手段から前記読取手段へ前記記録材を搬送する搬
送手段と、前記第2カラー画像データの色度値を求める
色度値算出手段と、前記色度値に基づいて色域体積を算
出する色域体積算出手段と、前記色域体積を前記情報処
理装置に送信する送信手段と、を有し、前記情報処理装
置は、前記色域体積が所定条件を満たしているか否か判
定する判定手段と、前記判定手段により前記色域体積が
前記所定条件を満たしていないと判定された場合に、前
記画像形成装置のメンテナンスの必要性を通知する通知
手段と、を有することを特徴とする。
形成システムであって、前記画像形成装置は、プロファ
イル作成用第1カラー画像データを入力し、記録材上に
プロファイル作成用カラー画像を形成する画像形成手段
と、前記プロファイル作成用第1カラー画像を読取り第
2カラー画像データとして入力する読取手段と、前記画
像形成手段から前記読取手段へ前記記録材を搬送する搬
送手段と、前記第2カラー画像データの色度値を求める
色度値算出手段と、前記色度値に基づいて色域体積を算
出する色域体積算出手段と、前記色域体積を前記情報処
理装置に送信する送信手段と、を有し、前記情報処理装
置は、前記色域体積が所定条件を満たしているか否か判
定する判定手段と、前記判定手段により前記色域体積が
前記所定条件を満たしていないと判定された場合に、前
記画像形成装置のメンテナンスの必要性を通知する通知
手段と、を有することを特徴とする。
【0020】画像形成装置と情報処理装置とを含む画像
形成システムであって、前記画像形成装置は、プロファ
イル作成用第1カラー画像データを入力し、記録材上に
プロファイル作成用カラー画像を形成する画像形成手段
と、前記プロファイル作成用第1カラー画像を読取り第
2カラー画像データとして入力する読取手段と、前記画
像形成手段から前記読取手段へ前記記録材を搬送する搬
送手段と、前記第2カラー画像データの色度値を求める
色度値算出手段と、前記色度値に基づいて色相及び/又
は彩度を算出する色相・彩度算出手段と、前記色相及び
/又は彩度を前記情報処理装置に送信する送信手段と、
を有し、前記情報処理装置は、前記色相及び/又は彩度
が所定条件を満たしているか否か判定する判定手段と、
前記判定手段により前記色相及び/又は彩度が前記所定
条件を満たしていないと判定された場合に、前記画像形
成装置のメンテナンスの必要性を通知する通知手段と、
を有することを特徴とする。
形成システムであって、前記画像形成装置は、プロファ
イル作成用第1カラー画像データを入力し、記録材上に
プロファイル作成用カラー画像を形成する画像形成手段
と、前記プロファイル作成用第1カラー画像を読取り第
2カラー画像データとして入力する読取手段と、前記画
像形成手段から前記読取手段へ前記記録材を搬送する搬
送手段と、前記第2カラー画像データの色度値を求める
色度値算出手段と、前記色度値に基づいて色相及び/又
は彩度を算出する色相・彩度算出手段と、前記色相及び
/又は彩度を前記情報処理装置に送信する送信手段と、
を有し、前記情報処理装置は、前記色相及び/又は彩度
が所定条件を満たしているか否か判定する判定手段と、
前記判定手段により前記色相及び/又は彩度が前記所定
条件を満たしていないと判定された場合に、前記画像形
成装置のメンテナンスの必要性を通知する通知手段と、
を有することを特徴とする。
【0021】前記情報処理装置は、前記判定手段での判
定結果に基づき、その画像形成装置に対する出力命令を
制御する制御手段を更に有することを特徴とする。
定結果に基づき、その画像形成装置に対する出力命令を
制御する制御手段を更に有することを特徴とする。
【0022】上記目的を達成するため、本発明に係る方
法は、第1カラー画像データに基づいて、記録材上にプ
ロファイル作成用カラー画像を形成する画像形成工程
と、前記記録材を搬送する工程と、搬送された前記記録
材上の、前記プロファイル作成用カラー画像を読取り、
第2カラー画像データとして入力する読取工程と、前記
第2カラー画像データの色度値を求める色度値算出工程
と、を有することを特徴とする。
法は、第1カラー画像データに基づいて、記録材上にプ
ロファイル作成用カラー画像を形成する画像形成工程
と、前記記録材を搬送する工程と、搬送された前記記録
材上の、前記プロファイル作成用カラー画像を読取り、
第2カラー画像データとして入力する読取工程と、前記
第2カラー画像データの色度値を求める色度値算出工程
と、を有することを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、この発
明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成要素の相対配
置、表示画面等は、特に特定的な記載がない限りは、こ
の発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではな
い。
明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成要素の相対配
置、表示画面等は、特に特定的な記載がない限りは、こ
の発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではな
い。
【0024】(第1の実施形態)以下、本発明に係る画
像形成装置の第1の実施形態として、カラー複写機につ
いて図面を参照して詳細に説明する。
像形成装置の第1の実施形態として、カラー複写機につ
いて図面を参照して詳細に説明する。
【0025】本実施形態のカラー複写機は、定着後排紙
トレイ手前に読取手段としてのカラーセンサを内蔵して
おり、測色を行い、測定した色度値に基づいて色変換プ
ロファイルを自ら作成する。そして、内部変換色処理を
色変換プロファイルを用いて行う。優れた色再現性を実
現するプロファイルとして、ここでは近年市場で受け入
れられているICC(International Color Consortiu
m)プロファイルを用いることとする。
トレイ手前に読取手段としてのカラーセンサを内蔵して
おり、測色を行い、測定した色度値に基づいて色変換プ
ロファイルを自ら作成する。そして、内部変換色処理を
色変換プロファイルを用いて行う。優れた色再現性を実
現するプロファイルとして、ここでは近年市場で受け入
れられているICC(International Color Consortiu
m)プロファイルを用いることとする。
【0026】ただし、本発明は、これに限定されるもの
ではなく、ICCプロファイル以外にも、Adobe社が提
唱したPostScriptのレベル2から採用されているCRD
(Color Rendering Dictionary)やPhotoshop内の色分
解テーブル、墨版情報を維持するEFI社のColorWise内CM
YKシミュレーションなどを用いることができる。
ではなく、ICCプロファイル以外にも、Adobe社が提
唱したPostScriptのレベル2から採用されているCRD
(Color Rendering Dictionary)やPhotoshop内の色分
解テーブル、墨版情報を維持するEFI社のColorWise内CM
YKシミュレーションなどを用いることができる。
【0027】<装置構成>まず、本実施の形態のカラー
複写機の装置構成について説明する。
複写機の装置構成について説明する。
【0028】図1はカラー複写機の概略断面図を示す図
である。
である。
【0029】図1に示すカラー複写機には、即ち、マゼ
ンタ,シアン,イエロー,ブラックの各色の画像を形成
する4個の画像形成ステーションが設けられている。図
1に示す様に、各画像形成ステーションは、像但持体で
ある電子写真感光体(以下「感光ドラム」という)1
a,1b,1c,1dの周囲に、帯電器、クリーナ4
a,4b,4c,4dおよび現像装置2a,2b,2
c,2d等を備えている。感光ドラム1a,1b,1
c,1dは図中矢印方向に回転自在に支持されている。
現像装置2a,2b,2c,2dとクリーナ4a,4
b,4c,4dとの間の各感光ドラム1a,1b,1
c,1dの下方には、転写部3が配置されている。この
転写部3は各画像形成ステーションに共通の記録紙搬送
手段である転写ベルト31および転写用帯電器3a,3
b,3c,3dからなる。転写ベルト31は、記録媒体
である記録紙を各感光ドラム1a,1b,1c,1dに
順次搬送する。各画像形成ステーションにおいて感光ド
ラム1a,1b,1c,1d上に形成された画像は、転
写ベルト31上の記録紙へ転写される。
ンタ,シアン,イエロー,ブラックの各色の画像を形成
する4個の画像形成ステーションが設けられている。図
1に示す様に、各画像形成ステーションは、像但持体で
ある電子写真感光体(以下「感光ドラム」という)1
a,1b,1c,1dの周囲に、帯電器、クリーナ4
a,4b,4c,4dおよび現像装置2a,2b,2
c,2d等を備えている。感光ドラム1a,1b,1
c,1dは図中矢印方向に回転自在に支持されている。
現像装置2a,2b,2c,2dとクリーナ4a,4
b,4c,4dとの間の各感光ドラム1a,1b,1
c,1dの下方には、転写部3が配置されている。この
転写部3は各画像形成ステーションに共通の記録紙搬送
手段である転写ベルト31および転写用帯電器3a,3
b,3c,3dからなる。転写ベルト31は、記録媒体
である記録紙を各感光ドラム1a,1b,1c,1dに
順次搬送する。各画像形成ステーションにおいて感光ド
ラム1a,1b,1c,1d上に形成された画像は、転
写ベルト31上の記録紙へ転写される。
【0030】更に、カラー複写機には、複数の供給手
段、つまり給紙カセット61および図中矢印R61a方
向に引き出し可能な手差し給紙トレイ61aが設けら
れ、この給紙カセット61または手差し給紙トレイ61
aには、高,中,低グロスの記録紙のいずれかが装着さ
れている。この記録紙は、転写ベルト31上に支持され
て各画像形成ステーションを通過する過程で、上記感光
ドラム1a,1b,1c,1d上に形成された各色のト
ナー像が順次に転写される。この転写工程が終了する
と、上記記録紙は転写ベルト31から分離されて記録紙
案内手段となる搬送ベルト62により定着装置5に搬送
される。
段、つまり給紙カセット61および図中矢印R61a方
向に引き出し可能な手差し給紙トレイ61aが設けら
れ、この給紙カセット61または手差し給紙トレイ61
aには、高,中,低グロスの記録紙のいずれかが装着さ
れている。この記録紙は、転写ベルト31上に支持され
て各画像形成ステーションを通過する過程で、上記感光
ドラム1a,1b,1c,1d上に形成された各色のト
ナー像が順次に転写される。この転写工程が終了する
と、上記記録紙は転写ベルト31から分離されて記録紙
案内手段となる搬送ベルト62により定着装置5に搬送
される。
【0031】定着装置5は、回転自在に支持された定着
ローラ51と、この定着ローラ51に圧接しながら回転
する加圧ローラ52と、離型剤供給塗布手段である離型
剤塗布装置53と、ローラクリーニング装置とを備えた
構成である。定着ローラ51および加圧ローラ52の内
側にはハロゲンランプなどのヒータがそれぞれ配設され
ている。定着ローラ51、加圧ローラ52にはそれぞれ
サーミスタが接触されており、温度調節装置60を介し
てヒータへ印加する電圧を制御することにより定着ロー
ラ51および加圧ローラ52の表面温度調節を行ってい
る。
ローラ51と、この定着ローラ51に圧接しながら回転
する加圧ローラ52と、離型剤供給塗布手段である離型
剤塗布装置53と、ローラクリーニング装置とを備えた
構成である。定着ローラ51および加圧ローラ52の内
側にはハロゲンランプなどのヒータがそれぞれ配設され
ている。定着ローラ51、加圧ローラ52にはそれぞれ
サーミスタが接触されており、温度調節装置60を介し
てヒータへ印加する電圧を制御することにより定着ロー
ラ51および加圧ローラ52の表面温度調節を行ってい
る。
【0032】定着ローラ51にはその表面に離型剤とし
てのシリコンオイルを塗布する離型剤塗布装置53が接
触されており、搬送ベルト62により記録紙が搬送され
て定着ローラ51と加圧ローラ52との間を通過する際
に、トナーが定着ローラ51の表面に付着しないように
している。また、離型剤塗布装置53には、定着ローラ
51の表面に塗布するシリコンオイルの塗布量を制御す
る塗布量制御装置63が接続されている。定着ローラ5
1と加圧ローラ52とを駆動する不図示の駆動モータに
は、記録紙の搬送速度、すなわち記録紙の表裏両面を加
圧・加熱する定着ローラ51と加圧ローラ52との回転
速度を制御する速度制御装置64が接続されている。こ
れにより記録紙の表面上の未定着トナー像は溶融して定
着され、記録紙上にフルカラー画像が形成される。この
フルカラー画像が定着された記録紙は、分離爪によって
加圧ローラ52から分離される。
てのシリコンオイルを塗布する離型剤塗布装置53が接
触されており、搬送ベルト62により記録紙が搬送され
て定着ローラ51と加圧ローラ52との間を通過する際
に、トナーが定着ローラ51の表面に付着しないように
している。また、離型剤塗布装置53には、定着ローラ
51の表面に塗布するシリコンオイルの塗布量を制御す
る塗布量制御装置63が接続されている。定着ローラ5
1と加圧ローラ52とを駆動する不図示の駆動モータに
は、記録紙の搬送速度、すなわち記録紙の表裏両面を加
圧・加熱する定着ローラ51と加圧ローラ52との回転
速度を制御する速度制御装置64が接続されている。こ
れにより記録紙の表面上の未定着トナー像は溶融して定
着され、記録紙上にフルカラー画像が形成される。この
フルカラー画像が定着された記録紙は、分離爪によって
加圧ローラ52から分離される。
【0033】加圧ローラから分離された記録紙は必要に
応じてカラーセンサ71において測色される。
応じてカラーセンサ71において測色される。
【0034】図2は、カラーセンサ71周辺の詳細な構
成を示す図である。
成を示す図である。
【0035】カラーセンサ71は、定着後排紙トレイ直
前に設置され主走査方向100dpiの解像度で走査可能
である。100dpiという低解像度である理由は、カラ
ー複写機の原稿台のようにスキャニング後、出力する目
的ではなく、検出するのは数mm単位のパッチであるた
め、このような低解像度でも十分有効であり、さらには
600dpiのセンサより生産性がよい。
前に設置され主走査方向100dpiの解像度で走査可能
である。100dpiという低解像度である理由は、カラ
ー複写機の原稿台のようにスキャニング後、出力する目
的ではなく、検出するのは数mm単位のパッチであるた
め、このような低解像度でも十分有効であり、さらには
600dpiのセンサより生産性がよい。
【0036】カラーセンサ71は、記録紙を照射するR
GB(Red Green Blue)3色LED72と、反射成分
を結像させる円柱状のレンズアレイ73および受光セン
サ部であるCCD74、回路基板75から構成されて、
記録紙との光路長を一定にするため、記録面ガラス76
を設置しセンシングしている。
GB(Red Green Blue)3色LED72と、反射成分
を結像させる円柱状のレンズアレイ73および受光セン
サ部であるCCD74、回路基板75から構成されて、
記録紙との光路長を一定にするため、記録面ガラス76
を設置しセンシングしている。
【0037】<プロファイル作成処理>次に、上記のよ
うな構成を有するカラー複写機におけるプロファイル作
成処理について説明する。
うな構成を有するカラー複写機におけるプロファイル作
成処理について説明する。
【0038】サービスマン部品交換時、カラーマッチン
グ精度が要求されるJOBの前、さらには、デザイン構
想段階などで最終出力物の色味が知りたい時などに、ユ
ーザが不図示の操作部を操作し、複写機多次色キャリブ
レーション(以下多次色CAL)モードに設定すること
によりプロファイルの作成処理が行われる。
グ精度が要求されるJOBの前、さらには、デザイン構
想段階などで最終出力物の色味が知りたい時などに、ユ
ーザが不図示の操作部を操作し、複写機多次色キャリブ
レーション(以下多次色CAL)モードに設定すること
によりプロファイルの作成処理が行われる。
【0039】プロファイルの作成処理は、図3に示す画
像処理部101において行われる。まず、多次元CAL
モードへの設定指示は、I/Fを介してプロファイル作
成部122に入力され、プロファイル作成部122は、
ISO12642テストフォームのCMYK(Cyan Magenta Y
ellow Black)カラーチャートを、プロファイルを介さ
ずに出力するようプリンタ部に信号を送り、同時に、カ
ラーセンサ制御部123に測色指示を送る。図1を用い
て説明したようなプリンタ部201で帯電、露光、現
像、転写、定着プロセスを通過したISO12642テストフォ
ームは、カラーセンサ71にて測色される。測色された
928パッチのRGBデータは、画像処理部101に入力
され、カラーセンサ入力ICCプロファイル格納部12
1にて色度値としてのL*a*b*データに変換され、プ
ロファイル作成部122に入力される。即ち、カラーセ
ンサ用入力ICCプロファイルを用いて、入力機器に依
存したRGBデータから、機器に依存しないCIE(国
際照明委員会)L*a*b*に変換する。なお、機器に依
存しない色空間信号として、CIE1931XYZ表色
系へ変換してもよい。
像処理部101において行われる。まず、多次元CAL
モードへの設定指示は、I/Fを介してプロファイル作
成部122に入力され、プロファイル作成部122は、
ISO12642テストフォームのCMYK(Cyan Magenta Y
ellow Black)カラーチャートを、プロファイルを介さ
ずに出力するようプリンタ部に信号を送り、同時に、カ
ラーセンサ制御部123に測色指示を送る。図1を用い
て説明したようなプリンタ部201で帯電、露光、現
像、転写、定着プロセスを通過したISO12642テストフォ
ームは、カラーセンサ71にて測色される。測色された
928パッチのRGBデータは、画像処理部101に入力
され、カラーセンサ入力ICCプロファイル格納部12
1にて色度値としてのL*a*b*データに変換され、プ
ロファイル作成部122に入力される。即ち、カラーセ
ンサ用入力ICCプロファイルを用いて、入力機器に依
存したRGBデータから、機器に依存しないCIE(国
際照明委員会)L*a*b*に変換する。なお、機器に依
存しない色空間信号として、CIE1931XYZ表色
系へ変換してもよい。
【0040】プロファイル作成部122は、出力させた
CMYK信号と入力されたL*a*b*データとの関係に
より、出力ICCプロファイルを作成し、出力ICCプ
ロファイル格納部113に格納されている出力ICCプ
ロファイルと入れ替える。
CMYK信号と入力されたL*a*b*データとの関係に
より、出力ICCプロファイルを作成し、出力ICCプ
ロファイル格納部113に格納されている出力ICCプ
ロファイルと入れ替える。
【0041】ISO12642テストフォームは一般的な複写機
が出力可能な色再現域を網羅するCMYK色信号パッチ
を含んでおり、それぞれの色信号値と測色したL*a*b
*値との関係から色変換表を作成する。つまりCMYK→Lab
の変換表(A2Bxタグ)が作成される。この変換表をもと
にして、逆変換表(B2Axタグ)が作成される。
が出力可能な色再現域を網羅するCMYK色信号パッチ
を含んでおり、それぞれの色信号値と測色したL*a*b
*値との関係から色変換表を作成する。つまりCMYK→Lab
の変換表(A2Bxタグ)が作成される。この変換表をもと
にして、逆変換表(B2Axタグ)が作成される。
【0042】ICCプロファイルは、図5のような構造に
なっており、ヘッダー、タグとそのデータからなる。タ
グには上記色変換テーブルはもちろん、白色点(Wtpt)や
プロファイル内部で定義されているLab値によって表現
されるある色が、そのハードコピーの再現可能な再現範
囲の内側か外側かを記述する(gamt)タグなども記述さ
れる。
なっており、ヘッダー、タグとそのデータからなる。タ
グには上記色変換テーブルはもちろん、白色点(Wtpt)や
プロファイル内部で定義されているLab値によって表現
されるある色が、そのハードコピーの再現可能な再現範
囲の内側か外側かを記述する(gamt)タグなども記述さ
れる。
【0043】さらにプロファイル作成命令がPCなど外
部接続機器からであれば、発信外部機器に作成された出
力ICCプロファイルをアップロードさせ、ICCプロ
ファイルに対応したアプリケーションでの色変換をユー
ザが行えるようにしてもよい。
部接続機器からであれば、発信外部機器に作成された出
力ICCプロファイルをアップロードさせ、ICCプロ
ファイルに対応したアプリケーションでの色変換をユー
ザが行えるようにしてもよい。
【0044】<色変換処理>通常のカラー出力における
色変換においては、スキャナ部からI/Fを介して入力
されたRGB信号は、ICCプロファイル格納部111
に送られる。スキャナ部のプロファイルをあらかじめ記
憶している入力ICCプロファイル格納部111におい
ては、RGB→L*a*b*変換が行われる。ICCプロ
ファイルは、入力信号のガンマをコントロールする1次
元LUT(ルックアップテーブル)、ダイレクトマッピ
ングといわれる多次色LUT、生成された変換データの
ガンマをコントロールする1次元LUTで構成されてお
り、これらのテーブルを用いてRGBデータからL*a*
b*データに変換する。
色変換においては、スキャナ部からI/Fを介して入力
されたRGB信号は、ICCプロファイル格納部111
に送られる。スキャナ部のプロファイルをあらかじめ記
憶している入力ICCプロファイル格納部111におい
ては、RGB→L*a*b*変換が行われる。ICCプロ
ファイルは、入力信号のガンマをコントロールする1次
元LUT(ルックアップテーブル)、ダイレクトマッピ
ングといわれる多次色LUT、生成された変換データの
ガンマをコントロールする1次元LUTで構成されてお
り、これらのテーブルを用いてRGBデータからL*a*
b*データに変換する。
【0045】L*a*b*座標に変換された画像信号は、
CMM(カラーマネージメントモジュール)112に入
力される。そして、入力機器としてのスキャナ部の読取
色空間と、出力機器としてのプリンタ部201の出力色
再現範囲のミスマッチをマッピングするGUMAT変換
や、入力時の光源種と出力物を観察するときの光源種ミ
スマッチ(色温度設定のミスマッチとも言う)を調整す
る色変換や、黒文字判定等を行う。これにより、L*a*
b*データは、L*'a*'b*'データへ変換され、ICC
出力プロファイル113に入力される。出力機器に依存
したCMYK(Cyan Magenta Yellow Black)信号へ
と変換され、出力される。
CMM(カラーマネージメントモジュール)112に入
力される。そして、入力機器としてのスキャナ部の読取
色空間と、出力機器としてのプリンタ部201の出力色
再現範囲のミスマッチをマッピングするGUMAT変換
や、入力時の光源種と出力物を観察するときの光源種ミ
スマッチ(色温度設定のミスマッチとも言う)を調整す
る色変換や、黒文字判定等を行う。これにより、L*a*
b*データは、L*'a*'b*'データへ変換され、ICC
出力プロファイル113に入力される。出力機器に依存
したCMYK(Cyan Magenta Yellow Black)信号へ
と変換され、出力される。
【0046】なお、画像処理部101では、外部接続機
器からの入力画像データとして、RGB以外にも、CM
YKや、L*a*b*のデータタイプでデータを入力可能
である。L*a*b*データが入力された場合、複写機内
部のCMMを介し、色変換を行う。また、CMYKデー
タが入力された場合は、ユーザが任意に色変換を行った
可能性が高いため、画像処理部101では新たな色変換
を行わずに、プリンタ部へ信号を送る。さらに外部のス
キャナと接続する場合には、その外部スキャナに添付さ
れている入力ICCプロファイルをダウンロードしても
よい。
器からの入力画像データとして、RGB以外にも、CM
YKや、L*a*b*のデータタイプでデータを入力可能
である。L*a*b*データが入力された場合、複写機内
部のCMMを介し、色変換を行う。また、CMYKデー
タが入力された場合は、ユーザが任意に色変換を行った
可能性が高いため、画像処理部101では新たな色変換
を行わずに、プリンタ部へ信号を送る。さらに外部のス
キャナと接続する場合には、その外部スキャナに添付さ
れている入力ICCプロファイルをダウンロードしても
よい。
【0047】このようなカラー複写機により、ユーザは
高価なソフト、測色器を購入しなくても、装置本体でプ
ロファイルを作成し、多次色CALを確立することがで
きる。従って、容易に色変換シミュレーションを行うこ
とが可能になり、ユーザビリティーの富んだカラー複写
機を提供することができる。
高価なソフト、測色器を購入しなくても、装置本体でプ
ロファイルを作成し、多次色CALを確立することがで
きる。従って、容易に色変換シミュレーションを行うこ
とが可能になり、ユーザビリティーの富んだカラー複写
機を提供することができる。
【0048】さらに、装置内部の色変換を、作成された
ICCプロファイルで行うため、経時変化等に依存され
ず、色再現性に優れたカラー複写機を提供することがで
きる。
ICCプロファイルで行うため、経時変化等に依存され
ず、色再現性に優れたカラー複写機を提供することがで
きる。
【0049】なお、ここでは多次色CALをユーザの操
作に応じて行うこととしたが、所定のタイミングで自動
的に実行する構成としてもよい。
作に応じて行うこととしたが、所定のタイミングで自動
的に実行する構成としてもよい。
【0050】つまり、あらかじめカラー複写機の色再現
性が不安定になると考えられる状況が分かれば、そのタ
イミングで、自動的に多次色CALを実行する制御を行
えばよい。
性が不安定になると考えられる状況が分かれば、そのタ
イミングで、自動的に多次色CALを実行する制御を行
えばよい。
【0051】色再現性が低下する要因として1ユニット
のみを交換したときなどのメンテナンス時、長期間使用
しなかったときの電源ON時、現像剤の耐久劣化時など
様々なものが考えられる。そこでここでは、以下のよう
な条件で、自動的に多次色CALを実行することとす
る。
のみを交換したときなどのメンテナンス時、長期間使用
しなかったときの電源ON時、現像剤の耐久劣化時など
様々なものが考えられる。そこでここでは、以下のよう
な条件で、自動的に多次色CALを実行することとす
る。
【0052】・電源ON時
・電源ON時から100枚目出力後、
・前扉開閉時、
・40K経過後1K毎、
なお、本発明にかかる多次色CALタイミングは、上記
4つに限定されるものではない。もちろんネットワーク
接続された外部機器からの多次色CAL指令や、カラー
複写機の表示機構からの指令において多次色CALを実
行することができるように構成しても良い。
4つに限定されるものではない。もちろんネットワーク
接続された外部機器からの多次色CAL指令や、カラー
複写機の表示機構からの指令において多次色CALを実
行することができるように構成しても良い。
【0053】このように、色再現性が不安定になる条件
をあらかじめ登録しておき、自動的に制御することによ
り、ユーザの手を煩わすことがなくなり、さらなるユー
ザビリティーに富んだカラー複写機を提供することがで
きる。
をあらかじめ登録しておき、自動的に制御することによ
り、ユーザの手を煩わすことがなくなり、さらなるユー
ザビリティーに富んだカラー複写機を提供することがで
きる。
【0054】(第2実施形態)次に本発明の第2実施の
形態について説明する。
形態について説明する。
【0055】カラー複写機等における画像形成品質は、
温度湿度変化、耐久劣化、立ち上げ直後であること等を
原因として、大きく変化する。そして、いくらICCプ
ロファイルによる変換を行ったとしても、極端な色味変
動が起こったときなどは対応することができない。
温度湿度変化、耐久劣化、立ち上げ直後であること等を
原因として、大きく変化する。そして、いくらICCプ
ロファイルによる変換を行ったとしても、極端な色味変
動が起こったときなどは対応することができない。
【0056】例えば、リモートプルーフとして利用して
いる親機のプロファイルと出力先の出力プロファイルを
介して出力を行なうような環境の場合、どちらもプロフ
ァイルを作成した時点のエンジン特性でなければ所望の
色には再現されない。従って、このような出力を行う前
に、初期プロファイルの作成時点との画像品質の比較を
行い、一定以上の振れがないか確かめることが望まし
い。
いる親機のプロファイルと出力先の出力プロファイルを
介して出力を行なうような環境の場合、どちらもプロフ
ァイルを作成した時点のエンジン特性でなければ所望の
色には再現されない。従って、このような出力を行う前
に、初期プロファイルの作成時点との画像品質の比較を
行い、一定以上の振れがないか確かめることが望まし
い。
【0057】このため、本実施形態は、上記第1実施形
態に加えて、プロファイルの内容を参照し、色域体積を
算出し、画像品質の変化を色域体積によって判定するも
のである。これにより、更に色の再現性を確保できる。
態に加えて、プロファイルの内容を参照し、色域体積を
算出し、画像品質の変化を色域体積によって判定するも
のである。これにより、更に色の再現性を確保できる。
【0058】また、本実施形態のカラー複写機は、図6
に示すように、特に遠隔地からのカラープロファイル診
断を行うことができるものである。例えば、サービス拠
点に設けられた遠隔診断ホストコンピュータに対し、自
機内で作成したICCプロファイルをアップロードす
る。遠隔診断ホストコンピュータが、作成されたICCプ
ロファイルを用いて色域体積を算出し、色域体積に一定
以上の変化が確認されればサービスマンを本カラー複写
機に派遣する。遠隔診断ホストコンピュータは、図7に
示すような内部機能構成を有しており、カラー複写機で
作成されたICCプロファイルを格納するICCプロフ
ァイル格納部701と、そのICCプロファイルから色
域体積を算出する色域体積算出部702と、色域体積算
出部702で算出された色域体積と基準値とを比較する
色域体積比較部703とを有している。比較の結果は、
カラー複写機、或は、サービス管理者に送られる。
に示すように、特に遠隔地からのカラープロファイル診
断を行うことができるものである。例えば、サービス拠
点に設けられた遠隔診断ホストコンピュータに対し、自
機内で作成したICCプロファイルをアップロードす
る。遠隔診断ホストコンピュータが、作成されたICCプ
ロファイルを用いて色域体積を算出し、色域体積に一定
以上の変化が確認されればサービスマンを本カラー複写
機に派遣する。遠隔診断ホストコンピュータは、図7に
示すような内部機能構成を有しており、カラー複写機で
作成されたICCプロファイルを格納するICCプロフ
ァイル格納部701と、そのICCプロファイルから色
域体積を算出する色域体積算出部702と、色域体積算
出部702で算出された色域体積と基準値とを比較する
色域体積比較部703とを有している。比較の結果は、
カラー複写機、或は、サービス管理者に送られる。
【0059】<色域体積算出方法>図4、図5に示すよ
うに、ICCプロファイルの内部は、Profile Header、
Tag Table、Tagged Element Dataから構成され、それぞ
れのTagには対応するDataが格納されている。
うに、ICCプロファイルの内部は、Profile Header、
Tag Table、Tagged Element Dataから構成され、それぞ
れのTagには対応するDataが格納されている。
【0060】カラー複写機内部の色変換処理手順では、
L*a*b*→CMYKへ変換するため、ICCプロファ
イルのDataの内、B2AxTagが用いられる。
L*a*b*→CMYKへ変換するため、ICCプロファ
イルのDataの内、B2AxTagが用いられる。
【0061】一方、色域体積を求めるためには、CMY
K画像データを入力し、L*a*b*へ変換しなくてはな
らない。作成されたカラー複写機固有のICCプロファ
イルを受信し、A2B1Tagを参照し、ISO12642テス
トフォーム(CMYK928パッチ)のCMYKデータをL*a*b*
へ変換した後、色域体積を算出する。
K画像データを入力し、L*a*b*へ変換しなくてはな
らない。作成されたカラー複写機固有のICCプロファ
イルを受信し、A2B1Tagを参照し、ISO12642テス
トフォーム(CMYK928パッチ)のCMYKデータをL*a*b*
へ変換した後、色域体積を算出する。
【0062】色域体積の算出方法は、3点を線形に結
び、三角錐を作成した後たし合わせるものや、最外周を
測色値で求め、L軸を刻みながら2次元の面積をたし合
わせる方法など数多く存在するが、本実施形態では、主
成分分析を核としたSHIPP(画像電子学会Standrad
High Precision Picture data)準拠の算出方法を採用
する。この算出方法は、以下の4つのステップからな
る。
び、三角錐を作成した後たし合わせるものや、最外周を
測色値で求め、L軸を刻みながら2次元の面積をたし合
わせる方法など数多く存在するが、本実施形態では、主
成分分析を核としたSHIPP(画像電子学会Standrad
High Precision Picture data)準拠の算出方法を採用
する。この算出方法は、以下の4つのステップからな
る。
【0063】1.入力全てのデータについてL*a*b*
の平均値を求める。
の平均値を求める。
【0064】
【数1】
【0065】2.平均値と入力データから分散・共分散
行列を求める。
行列を求める。
【0066】
【数2】
【0067】3.求めた分散・共分散行列を用いて、固
有値問題を解く。
有値問題を解く。
【0068】
【数3】
【0069】4.3の方程式を満たす3つの値λ1、λ
2、λ3を固有値といい、固有値の平方根を掛け合わせた
ものが色彩分布の体積(色域体積)を表すものである。
2、λ3を固有値といい、固有値の平方根を掛け合わせた
ものが色彩分布の体積(色域体積)を表すものである。
【0070】
【数4】
【0071】上記カラー複写機内部で作成された出力I
CCプロファイルは、カラー複写機自体が最適であるか
を判別するため、サービス拠点に設置されている遠隔診
断ホストコンピュータに送信される。
CCプロファイルは、カラー複写機自体が最適であるか
を判別するため、サービス拠点に設置されている遠隔診
断ホストコンピュータに送信される。
【0072】SHIPP準拠の色域算出方法で、本実施
形態におけるカラー複写機の色域体積を算出した結果、
例えば、12300という結果であったとすると、この
値を中心とし、±5%を超える色域体積を有した場合
に、サービスマンコールを行うように、ユーザに促せば
よい。或いは、その情報をオペレーティングシステムか
らサービスマンが登録しているメールサーバへ送信して
もよい。送信内容は、ユーザ情報、色域体積値、CMY
K5階調(0,64,128,192,255)L*a*
b*データを最低限含んだほうがよい。このようにメー
ルサーバを利用すれば、サービスマンは外出中でもPD
A(携帯情報端末)で確認でき、状況に応じて迅速な対
応が可能となる。
形態におけるカラー複写機の色域体積を算出した結果、
例えば、12300という結果であったとすると、この
値を中心とし、±5%を超える色域体積を有した場合
に、サービスマンコールを行うように、ユーザに促せば
よい。或いは、その情報をオペレーティングシステムか
らサービスマンが登録しているメールサーバへ送信して
もよい。送信内容は、ユーザ情報、色域体積値、CMY
K5階調(0,64,128,192,255)L*a*
b*データを最低限含んだほうがよい。このようにメー
ルサーバを利用すれば、サービスマンは外出中でもPD
A(携帯情報端末)で確認でき、状況に応じて迅速な対
応が可能となる。
【0073】もちろん、この色域体積の基準値はカラー
複写機毎に多少異なるものである。設置後、安定した状
態でサービスマンが調整した値を基準値として記録すれ
ばよい。
複写機毎に多少異なるものである。設置後、安定した状
態でサービスマンが調整した値を基準値として記録すれ
ばよい。
【0074】このようなカラー複写機、画像処理装置、
およびネットワークに接続された遠隔診断ホストコンピ
ュータより構成される画像出力環境を有することによ
り、ユーザは常に安定なカラー複写機と、ICCプロフ
ァイルを使ったシミュレートが可能になる。また、上記
のようなサービス環境を整えたことにより、ユーザが気
づく前にサービスマンの迅速な対応が取れるため、ユー
ザビリティーに富んだ画像形成環境を提供することがで
きる。
およびネットワークに接続された遠隔診断ホストコンピ
ュータより構成される画像出力環境を有することによ
り、ユーザは常に安定なカラー複写機と、ICCプロフ
ァイルを使ったシミュレートが可能になる。また、上記
のようなサービス環境を整えたことにより、ユーザが気
づく前にサービスマンの迅速な対応が取れるため、ユー
ザビリティーに富んだ画像形成環境を提供することがで
きる。
【0075】(第3実施形態)次に本発明の第3実施形
態として、ICCプロファイル作成は行わないカラー複写
機について説明する。本実施形態では、市販のプロファ
イル作成ツールが使用できるように、カラーセンサ及び
カラーセンサ用ICCプロファイル格納部による、プロ
ファイル作成用L*a*b*の出力を行う。上記第1の実
施形態と画像処理部101内部の構成が異なるのみであ
り、他の構成及び機能は同じであるため、同じ構成には
同じ符号を付して説明を省略する。
態として、ICCプロファイル作成は行わないカラー複写
機について説明する。本実施形態では、市販のプロファ
イル作成ツールが使用できるように、カラーセンサ及び
カラーセンサ用ICCプロファイル格納部による、プロ
ファイル作成用L*a*b*の出力を行う。上記第1の実
施形態と画像処理部101内部の構成が異なるのみであ
り、他の構成及び機能は同じであるため、同じ構成には
同じ符号を付して説明を省略する。
【0076】図8は、本実施形態における画像処理部1
01の構成を示す図である。
01の構成を示す図である。
【0077】本複写機では、第1実施形態で述べたIC
Cプロファイルの作成を、外部機器に委ねる。カラー複
写機本体は、ICCプロファイルを作成するためのプロ
ファイル作成用画像データCMYKに基づいて画像形成
を行い、定着後、排紙トレイ手前に設置されたカラーセ
ンサにてその色度値を算出し、外部機器に送信する。
Cプロファイルの作成を、外部機器に委ねる。カラー複
写機本体は、ICCプロファイルを作成するためのプロ
ファイル作成用画像データCMYKに基づいて画像形成
を行い、定着後、排紙トレイ手前に設置されたカラーセ
ンサにてその色度値を算出し、外部機器に送信する。
【0078】外部機器に送信された色度値は、特開平9
−326943で提案されているような構成でICCプ
ロファイルを作成し、第2の実施形態同様A2B1Ta
gを参照して、CMYK→L*a*b*変換を行う。
−326943で提案されているような構成でICCプ
ロファイルを作成し、第2の実施形態同様A2B1Ta
gを参照して、CMYK→L*a*b*変換を行う。
【0079】本カラー複写機は、オペレーティングシス
テム、または、プロファイルを作成することができる外
部機器(PC、サーバ、クラスタプリンティングサー
バ、ect)からの信号により、プロファイル作成用の
画像を出力し、色度値を算出、送信することができる。
プロファイル作成用の処理部を削除したためカラー複写
機の生産性は向上する。また、ユーザは、測色点の多い
高精度の市販プロファイルメーカーを利用できる。
テム、または、プロファイルを作成することができる外
部機器(PC、サーバ、クラスタプリンティングサー
バ、ect)からの信号により、プロファイル作成用の
画像を出力し、色度値を算出、送信することができる。
プロファイル作成用の処理部を削除したためカラー複写
機の生産性は向上する。また、ユーザは、測色点の多い
高精度の市販プロファイルメーカーを利用できる。
【0080】このようなカラー複写機、およびネットワ
ークに接続されたパーソナルコンピュータ等の画像処理
装置を含むシステムにより、コストを上げることなく、
常に安定なカラー複写機と、高精度に作成されたICC
プロファイルによるシミュレートが可能になる。また、
高価な測色器がいらず、スピーディーな測色が可能で、
市販のプロファイル作成ツールを利用できることで、サ
ンプルパッチ数も増やすことができ、精度も向上する。
更に、複写機側で、高精度なプロファイルを内部変換に
利用でき、またユーザ任意の色調整(プロファイルの中
味を微調整)することもできる。
ークに接続されたパーソナルコンピュータ等の画像処理
装置を含むシステムにより、コストを上げることなく、
常に安定なカラー複写機と、高精度に作成されたICC
プロファイルによるシミュレートが可能になる。また、
高価な測色器がいらず、スピーディーな測色が可能で、
市販のプロファイル作成ツールを利用できることで、サ
ンプルパッチ数も増やすことができ、精度も向上する。
更に、複写機側で、高精度なプロファイルを内部変換に
利用でき、またユーザ任意の色調整(プロファイルの中
味を微調整)することもできる。
【0081】(第4実施形態)次に本発明の第4実施形
態として、内部色変換にICCプロファイルを採用せ
ず、色域体積を算出するカラー複写機について説明す
る。つまり、本複写機内では、プロファイルによる色変
換を行わず、カラーセンサ及びカラーセンサ用ICCプ
ロファイル格納部による、プロファイル作成用L*a*b
*及び色域体積の出力のみ行う。上記第1の実施形態と
画像処理部101内部の構成が異なるのみであり、他の
構成及び機能は同じであるため、同じ構成には同じ符号
を付して説明を省略する。図9は、本実施形態としての
画像処理部101を示す図である。302は入力される
RGBの各信号をデジタル信号に返還するためのA/D
変換器、303は照明光量やレンズ光学系で発生するC
CD310の各画素の感度ムラを補正するためのシェー
ディング補正部、304は読取RGB信号の色味をRG
Bマトリクス演算により正しく補正するための入力マス
キング部、305は忠実再現と好ましい色再現を行うた
めに採用したRGB→RGBのダイレクトマッピング
部、306は指定RGB各信号をCMYの各濃度信号に
変換するためのLOG変換部、307はCMY信号から
下色を除去してK信号を生成するUCR(下色除去)演
算と、CMYK信号にプリンタの色再現性を補正するた
めのマトリクス演算を行うUCR・出力マスキング部で
ある。つまり、処理の流れとしてはRGB→RGBダイ
レクトマッピング変換、LOG変換、CMY→UCRに
てCMYK、となる。また、色域体積算出部308を備
えている。
態として、内部色変換にICCプロファイルを採用せ
ず、色域体積を算出するカラー複写機について説明す
る。つまり、本複写機内では、プロファイルによる色変
換を行わず、カラーセンサ及びカラーセンサ用ICCプ
ロファイル格納部による、プロファイル作成用L*a*b
*及び色域体積の出力のみ行う。上記第1の実施形態と
画像処理部101内部の構成が異なるのみであり、他の
構成及び機能は同じであるため、同じ構成には同じ符号
を付して説明を省略する。図9は、本実施形態としての
画像処理部101を示す図である。302は入力される
RGBの各信号をデジタル信号に返還するためのA/D
変換器、303は照明光量やレンズ光学系で発生するC
CD310の各画素の感度ムラを補正するためのシェー
ディング補正部、304は読取RGB信号の色味をRG
Bマトリクス演算により正しく補正するための入力マス
キング部、305は忠実再現と好ましい色再現を行うた
めに採用したRGB→RGBのダイレクトマッピング
部、306は指定RGB各信号をCMYの各濃度信号に
変換するためのLOG変換部、307はCMY信号から
下色を除去してK信号を生成するUCR(下色除去)演
算と、CMYK信号にプリンタの色再現性を補正するた
めのマトリクス演算を行うUCR・出力マスキング部で
ある。つまり、処理の流れとしてはRGB→RGBダイ
レクトマッピング変換、LOG変換、CMY→UCRに
てCMYK、となる。また、色域体積算出部308を備
えている。
【0082】ユーザ、又はオペレーティングシステムの
指示により、色域体積確認モードに設定されると、画像
処理部101のカラーセンサ制御部123は、IT8.
7/3のCMYKデータをプリンタ部に対して出力し、
プリンタ部から出力された記録材上の画像をカラーセン
サで読取り、A/D変換、シェーディング補正部など処
理を行い、カラーセンサ用入力ICCプロファイルを介
すことでL*a*b*に変換する。変換された754パッ
チのL*a*b*データから、第2の実施形態と同様に色
域体積を算出する。算出された色域体積値が、規定の±
5%を超えていれば、"もう一度実行してください"と表
示部に表示させ、もう一度色域体積を算出させる。それ
でも±5%以内にならない場合は、カラー複写機内の送
信部によりオペレーティングシステムへサービスマンコ
ールのリクエスト信号を送る。±5%以内であれば、"
問題ありません"を表示部で表示させ、画像形成に備え
る。なお、ここでは閾値を±5%としたが、本発明はこ
れに限定されない。
指示により、色域体積確認モードに設定されると、画像
処理部101のカラーセンサ制御部123は、IT8.
7/3のCMYKデータをプリンタ部に対して出力し、
プリンタ部から出力された記録材上の画像をカラーセン
サで読取り、A/D変換、シェーディング補正部など処
理を行い、カラーセンサ用入力ICCプロファイルを介
すことでL*a*b*に変換する。変換された754パッ
チのL*a*b*データから、第2の実施形態と同様に色
域体積を算出する。算出された色域体積値が、規定の±
5%を超えていれば、"もう一度実行してください"と表
示部に表示させ、もう一度色域体積を算出させる。それ
でも±5%以内にならない場合は、カラー複写機内の送
信部によりオペレーティングシステムへサービスマンコ
ールのリクエスト信号を送る。±5%以内であれば、"
問題ありません"を表示部で表示させ、画像形成に備え
る。なお、ここでは閾値を±5%としたが、本発明はこ
れに限定されない。
【0083】もちろん、プロファイル作成用に色度値デ
ータが送信できる構成になっていることは言うまでもな
い。
ータが送信できる構成になっていることは言うまでもな
い。
【0084】クラスタプリンティングを行う場合に、I
CCプロファイルから色域体積を算出する方法を、クラ
スタプリンティングサーバにおいて行っても良い。
CCプロファイルから色域体積を算出する方法を、クラ
スタプリンティングサーバにおいて行っても良い。
【0085】例えば、クラスタプリンティングおよびサ
ーバの概念図は図10に示すような構成であり、スキャ
ナ401あるいはPC402などからの画像データを、
クラスタプリンティングサーバ501を介し、接続され
た複数台のカラープリンタ(403〜406)から出力
することができる。そのため、クラスタプリンティング
には機体間差の縮小、および安定性の向上が望まれる。
ーバの概念図は図10に示すような構成であり、スキャ
ナ401あるいはPC402などからの画像データを、
クラスタプリンティングサーバ501を介し、接続され
た複数台のカラープリンタ(403〜406)から出力
することができる。そのため、クラスタプリンティング
には機体間差の縮小、および安定性の向上が望まれる。
【0086】そのため、図11に示すように、機体ごと
のICCプロファイルを用いて色変換を行い、機体間差
は最小限に抑えている。しかし、機体の状態がプロファ
イルを作成されたときと明らかに異なっていた場合、出
力機体間で色差が生じてしまう。そこで、クラスタプリ
ンティングを行う場合、随時カラープロファイルの書き
換えを行う必要がある。そこで、第1実施形態でICC
プロファイルを用いて色域体積を求めていたオペレーテ
ィングシステムの処理部を、クラスタプリンティングサ
ーバにも適応する。このような構成をとることで、クラ
スタプリンティングサーバは、カラープリンタごとの状
態を判別することができ、サービスマンコールを行うこ
とはもちろん、そのカラープリンタを使用しての出力作
業をサービスマンがメンテナンスを終了するまで、ST
OPさせることができる。このような構成をとることに
より、機体間差による色味バラツキのある画像を出力す
ることなく、サービスマンの実施、そのカラー複写機か
らの出力中止命令などを自動的に行うことのできるシス
テムを構築することができる。
のICCプロファイルを用いて色変換を行い、機体間差
は最小限に抑えている。しかし、機体の状態がプロファ
イルを作成されたときと明らかに異なっていた場合、出
力機体間で色差が生じてしまう。そこで、クラスタプリ
ンティングを行う場合、随時カラープロファイルの書き
換えを行う必要がある。そこで、第1実施形態でICC
プロファイルを用いて色域体積を求めていたオペレーテ
ィングシステムの処理部を、クラスタプリンティングサ
ーバにも適応する。このような構成をとることで、クラ
スタプリンティングサーバは、カラープリンタごとの状
態を判別することができ、サービスマンコールを行うこ
とはもちろん、そのカラープリンタを使用しての出力作
業をサービスマンがメンテナンスを終了するまで、ST
OPさせることができる。このような構成をとることに
より、機体間差による色味バラツキのある画像を出力す
ることなく、サービスマンの実施、そのカラー複写機か
らの出力中止命令などを自動的に行うことのできるシス
テムを構築することができる。
【0087】(第5実施形態)次に、本発明の第5実施
形態にかかるカラー複写機について説明する。
形態にかかるカラー複写機について説明する。
【0088】例えば、Yellowの単色にて、エンジンの状
態を判別しようとする場合、色相角が基準値と異なれ
ば、そのステーションに他のステーションのトナーが混
在している可能性や、他のステーションのトナーが飛散
しかぶっている状態になっていると考えられる。また、
彩度が異なれば、階調補正がうまく機能していない可能
性が高く、γLUTを書き換える必要性がある。
態を判別しようとする場合、色相角が基準値と異なれ
ば、そのステーションに他のステーションのトナーが混
在している可能性や、他のステーションのトナーが飛散
しかぶっている状態になっていると考えられる。また、
彩度が異なれば、階調補正がうまく機能していない可能
性が高く、γLUTを書き換える必要性がある。
【0089】そこで、本実施形態は、上記実施形態と異
なり、画像処理部101において、カラーセンサで測色
した結果としての色度値(L*,a*,b*)から、色相及
び彩度へ変換する。他の構成及び機能は、第1実施形態
と同様である為、同じ構成には同じ符号を付して説明を
省略する。
なり、画像処理部101において、カラーセンサで測色
した結果としての色度値(L*,a*,b*)から、色相及
び彩度へ変換する。他の構成及び機能は、第1実施形態
と同様である為、同じ構成には同じ符号を付して説明を
省略する。
【0090】図12は、本実施の形態にかかる画像処理
部101の内部構成を示す図である。カラーセンサ71
を用いて測色し、RGBデータを入力させた画像形成部
101は、あらかじめ記録されていたカラーセンサ用入
力ICCプロファイル121により、RGB→L*a*b
*変換を行い色度値を算出させる。算出された色度値
(L*,a*,b*)を用いて、色相・彩度算出部は、下記
のような演算を行う。
部101の内部構成を示す図である。カラーセンサ71
を用いて測色し、RGBデータを入力させた画像形成部
101は、あらかじめ記録されていたカラーセンサ用入
力ICCプロファイル121により、RGB→L*a*b
*変換を行い色度値を算出させる。算出された色度値
(L*,a*,b*)を用いて、色相・彩度算出部は、下記
のような演算を行う。
【0091】
h(色相角)= DEGREES(ATAN(b*/a*))
C(彩度)=[(a*)^2+(b*)^2]^0.5
このようにして求められた色相角、彩度情報を基に、エ
ンジン状態を診断することができる。具体的には、図1
3のようなCIE L*a*b*色空間のa*-b*投影図において、
点で表された基準色の座標と、求められた色相及び彩度
とのずれΔC、ΔHが、一定の許容値を超えている場合
に、エンジン状態が通常とは異なる状態だと判断する。
そして、この判断結果に基づき、表示部に警告メッセー
ジを表示する。
ンジン状態を診断することができる。具体的には、図1
3のようなCIE L*a*b*色空間のa*-b*投影図において、
点で表された基準色の座標と、求められた色相及び彩度
とのずれΔC、ΔHが、一定の許容値を超えている場合
に、エンジン状態が通常とは異なる状態だと判断する。
そして、この判断結果に基づき、表示部に警告メッセー
ジを表示する。
【0092】なお、本実施形態では、エンジンの状態
を、CMYKRGBプロセスKの3階調24パッチの色相角、彩度
で判断する。この理由を以下に述べる。
を、CMYKRGBプロセスKの3階調24パッチの色相角、彩度
で判断する。この理由を以下に述べる。
【0093】定着部ではトナーを溶融し、紙上に固着さ
せるため、トナーの載り具合によって溶け具合が変化す
る。すなわち、トナー表面形状が変わることにより光沢
度(正反射光量)変化、および濃度(乱反射光量)変化
が発生する。最悪な場合は、未定着画像によるはがれも
発生してしまう。また、転写部においても紙上に保持で
きるトナー量が無限ではない。そこで、トナーの載り量
を制限し、機種ごとに各色トナーの最大載り量を設定し
ている。
せるため、トナーの載り具合によって溶け具合が変化す
る。すなわち、トナー表面形状が変わることにより光沢
度(正反射光量)変化、および濃度(乱反射光量)変化
が発生する。最悪な場合は、未定着画像によるはがれも
発生してしまう。また、転写部においても紙上に保持で
きるトナー量が無限ではない。そこで、トナーの載り量
を制限し、機種ごとに各色トナーの最大載り量を設定し
ている。
【0094】通常使用状態では、トナー載り量制限内で
ある限り良好な転写効率を保持することができるはずで
ある。しかし、転写部材の劣化(より詳しく述べれば、
転写ブレードの汚れ、摩擦等による劣化)により、最大
濃度の低下(色トナーであれば彩度低下)、機内飛散に
よる他色現像器ステーションへの混入、クリーナ部の交
換頻度UPなどの不具合が発生する。これらの現象は、画
質への影響はもちろん、ランニングコストにもかかわる
ため、メーカーにとってはこのようなエンジン状態を発
生させてはならない。
ある限り良好な転写効率を保持することができるはずで
ある。しかし、転写部材の劣化(より詳しく述べれば、
転写ブレードの汚れ、摩擦等による劣化)により、最大
濃度の低下(色トナーであれば彩度低下)、機内飛散に
よる他色現像器ステーションへの混入、クリーナ部の交
換頻度UPなどの不具合が発生する。これらの現象は、画
質への影響はもちろん、ランニングコストにもかかわる
ため、メーカーにとってはこのようなエンジン状態を発
生させてはならない。
【0095】このようなエンジンの劣化状態を把握する
ため、本実施形態では、CMYKRGBプロセスBKのパッチを
出力して、彩度、色相角をチェックする。
ため、本実施形態では、CMYKRGBプロセスBKのパッチを
出力して、彩度、色相角をチェックする。
【0096】特に、転写効率ダウンにより、影響を受け
やすいのはRGBプロセスBKであり、トナー載り量200%以
上で問題となる場合が多いため単色のみではなく、RGB
プロセスBKもチェック対象に加えている。すなわち、単
色では色相、彩度のずれはなくても(載り量MAXでも100
%であるため)、多次色にて色相方向、彩度方向へのず
れが生じてしまう可能性もある。そのため、単色でのエ
ンジン状態診断はもちろん、多次色でも対応可能な構成
にした。
やすいのはRGBプロセスBKであり、トナー載り量200%以
上で問題となる場合が多いため単色のみではなく、RGB
プロセスBKもチェック対象に加えている。すなわち、単
色では色相、彩度のずれはなくても(載り量MAXでも100
%であるため)、多次色にて色相方向、彩度方向へのず
れが生じてしまう可能性もある。そのため、単色でのエ
ンジン状態診断はもちろん、多次色でも対応可能な構成
にした。
【0097】単色印刷での彩度が基準値と異なっている
状況であれば、特開平11−98358等に記載されて
いる自動階調補正を実施すれば基準状態にカラー複写機
を設定することができる。しかしながら、単色印刷にお
いて色相角が基準値と異なっている場合や、単色では問
題ないが多次色印刷で彩度が基準値と離れた場合など
は、単色のγLUTを書き直す自動階調補正では基準状
態に戻すことは期待できず、迅速なサービスマン対応が
不可欠である。従って、そのような場合に自動的にサー
ビスマンに連絡をするような送信部を備えた構成にして
もよい。
状況であれば、特開平11−98358等に記載されて
いる自動階調補正を実施すれば基準状態にカラー複写機
を設定することができる。しかしながら、単色印刷にお
いて色相角が基準値と異なっている場合や、単色では問
題ないが多次色印刷で彩度が基準値と離れた場合など
は、単色のγLUTを書き直す自動階調補正では基準状
態に戻すことは期待できず、迅速なサービスマン対応が
不可欠である。従って、そのような場合に自動的にサー
ビスマンに連絡をするような送信部を備えた構成にして
もよい。
【0098】次に、図12を用いて、色相・彩度算出、
比較の処理手順について説明を行う。
比較の処理手順について説明を行う。
【0099】表示機構あるいは、ユーザ(エンジン表示
部、PC)またはクラスタプリンティングサーバからの
指示、もしくはサービス拠点に設置されているオペレー
ティングシステムからの指示、クラスタプリンティング
サーバからの指示によって実行されるエンジン状態確認
モードは、エンジン状態確認部127からのCMYKデ
ータ(CMYK、RGB、プロセスブラック(3色B
K)、各100% 50% 20% 24パッチ)をプ
リンタ部201に送信し、プリンタ部はγLUTを介し
た後、画像を形成させる。形成された画像を、カラーセ
ンサ制御部123の制御により、カラーセンサ71を用
いて測色し、測色の結果としてのRGBデータを入力す
る。カラーセンサ用入力ICCプロファイル格納部12
1により、RGB→Lab変換を行い、色相・彩度算出
部124に入力させる。色相・彩度算出部124は、入
力されたLab値をもとに、色相角、彩度をそれぞれの
画像データごと(パッチごと)に算出する。算出された
色相角、彩度は、色相・彩度比較部125に入力され、
その画像データに対する基準値とそれぞれ比較する。
部、PC)またはクラスタプリンティングサーバからの
指示、もしくはサービス拠点に設置されているオペレー
ティングシステムからの指示、クラスタプリンティング
サーバからの指示によって実行されるエンジン状態確認
モードは、エンジン状態確認部127からのCMYKデ
ータ(CMYK、RGB、プロセスブラック(3色B
K)、各100% 50% 20% 24パッチ)をプ
リンタ部201に送信し、プリンタ部はγLUTを介し
た後、画像を形成させる。形成された画像を、カラーセ
ンサ制御部123の制御により、カラーセンサ71を用
いて測色し、測色の結果としてのRGBデータを入力す
る。カラーセンサ用入力ICCプロファイル格納部12
1により、RGB→Lab変換を行い、色相・彩度算出
部124に入力させる。色相・彩度算出部124は、入
力されたLab値をもとに、色相角、彩度をそれぞれの
画像データごと(パッチごと)に算出する。算出された
色相角、彩度は、色相・彩度比較部125に入力され、
その画像データに対する基準値とそれぞれ比較する。
【0100】比較された色相角、彩度情報は、指示のあ
ったユーザ、もしくはオペレーティングシステムへ送信
される。ユーザへは以下の3種類の情報を送信する。
ったユーザ、もしくはオペレーティングシステムへ送信
される。ユーザへは以下の3種類の情報を送信する。
【0101】
・自動階調補正を実施してください
・サービスマンコール中です
・問題ありません
このとき、"自動階調補正を実施してください"というメ
ッセージは、単色の彩度方向へのずれを検知した場合
で、彩度の差ΔC=((C1−C2)^2)^0.5が3以上の
場合に表示させる。一方、"サービスマンコール中です"
というメッセージは、上記以外のエラー時(色相角の差
はΔH=[((H1−H2)^2)^0.5]が3°以上のと
き)であって、サービスマン対応が必要と判断されたと
き、表示され、オペレーティングシステムへ以下の内容
を送信する。
ッセージは、単色の彩度方向へのずれを検知した場合
で、彩度の差ΔC=((C1−C2)^2)^0.5が3以上の
場合に表示させる。一方、"サービスマンコール中です"
というメッセージは、上記以外のエラー時(色相角の差
はΔH=[((H1−H2)^2)^0.5]が3°以上のと
き)であって、サービスマン対応が必要と判断されたと
き、表示され、オペレーティングシステムへ以下の内容
を送信する。
【0102】
【表1】
【0103】色相・彩度算出部124にて算出された色
相、彩度情報は、色相・彩度比較手段125へ入力し、
あらかじめ記憶されていた基準値との比較を行い、その
状況に応じてユーザへの自動階調補正リクエスト、およ
び自動的なサービスマンコールを複写機自ら行う。
相、彩度情報は、色相・彩度比較手段125へ入力し、
あらかじめ記憶されていた基準値との比較を行い、その
状況に応じてユーザへの自動階調補正リクエスト、およ
び自動的なサービスマンコールを複写機自ら行う。
【0104】以下、エンジン状態確認の処理手順を説明
する。
する。
【0105】カラーマッチング精度が要求されるJOB
の前、オペレーティングシステムからの定期的な指示、
またはデザイン構想段階などで、カラー出力機のエンジ
ン自体が、基準の状態になっているかのチェックを行う
エンジン状態確認モードでは、エンジン状態確認部12
7へ信号を送り、CMYKRGB3色BK各100%5
0% 20%の計24パッチCMYKデータを、γLU
Tを介し通常画像形成時となんら変わらぬ画像形成を行
い、またカラーセンサ制御部にも測色を行うよう信号を
送る。測色されたRGBデータは、あらかじめ記憶され
ていたカラーセンサ用入力ICCプロファイルにてLa
bデータに変換され、色相・彩度算出部124にて色相
角、彩度をそれぞれ算出する。算出された色相角、彩度
は、色相・彩度比較部125にてあらかじめ記憶されて
いた基準値と比較作業を行わせる。上記条件の通り、色
相角の差ΔH、彩度の差ΔCが3以上であった場合、エ
ンジンの状態が基準状態ではないと判断する。上記のよ
うに、単色の彩度が3以上異なっている場合は、表示画
面および、PCからのエンジン状態確認モード実施であ
ればそのクライアントに、クラスタプリンティングサー
バからの指示であればクラスタプリンティングサーバを
介し、そのクライアントへ自動階調補正を実施させるよ
うな、メッセージを表示させる。一方、単色の彩度は基
準状態で、その他のパッチにおいてΔH、ΔCがそれぞ
れ3以上であった場合は、ユーザによる自動階調補正で
は基準状態に設定しなおすことが難しい状態になってい
ると判断できるため、迅速なサービスマン対応を行わせ
るようオペレーティングシステムにその旨の情報を送信
する。
の前、オペレーティングシステムからの定期的な指示、
またはデザイン構想段階などで、カラー出力機のエンジ
ン自体が、基準の状態になっているかのチェックを行う
エンジン状態確認モードでは、エンジン状態確認部12
7へ信号を送り、CMYKRGB3色BK各100%5
0% 20%の計24パッチCMYKデータを、γLU
Tを介し通常画像形成時となんら変わらぬ画像形成を行
い、またカラーセンサ制御部にも測色を行うよう信号を
送る。測色されたRGBデータは、あらかじめ記憶され
ていたカラーセンサ用入力ICCプロファイルにてLa
bデータに変換され、色相・彩度算出部124にて色相
角、彩度をそれぞれ算出する。算出された色相角、彩度
は、色相・彩度比較部125にてあらかじめ記憶されて
いた基準値と比較作業を行わせる。上記条件の通り、色
相角の差ΔH、彩度の差ΔCが3以上であった場合、エ
ンジンの状態が基準状態ではないと判断する。上記のよ
うに、単色の彩度が3以上異なっている場合は、表示画
面および、PCからのエンジン状態確認モード実施であ
ればそのクライアントに、クラスタプリンティングサー
バからの指示であればクラスタプリンティングサーバを
介し、そのクライアントへ自動階調補正を実施させるよ
うな、メッセージを表示させる。一方、単色の彩度は基
準状態で、その他のパッチにおいてΔH、ΔCがそれぞ
れ3以上であった場合は、ユーザによる自動階調補正で
は基準状態に設定しなおすことが難しい状態になってい
ると判断できるため、迅速なサービスマン対応を行わせ
るようオペレーティングシステムにその旨の情報を送信
する。
【0106】24パッチという少ないパッチ数、使用ト
ナー量を少なくしたエンジン状態のチェック機能を備え
たことで、自動階調補正を実施するタイミングを見極め
ることができ、無駄な出力作業、無駄なトナー消費を必
要最低限に抑えることができる。
ナー量を少なくしたエンジン状態のチェック機能を備え
たことで、自動階調補正を実施するタイミングを見極め
ることができ、無駄な出力作業、無駄なトナー消費を必
要最低限に抑えることができる。
【0107】さらに、自動階調補正を実施しても補正で
きないようなエラーの場合、自動的なサービスマンコー
ルを実施し、迅速な対応が可能となるため、よりユーザ
ビリティーの富んだ画像形成環境を提供することができ
る。
きないようなエラーの場合、自動的なサービスマンコー
ルを実施し、迅速な対応が可能となるため、よりユーザ
ビリティーの富んだ画像形成環境を提供することができ
る。
【0108】(第6実施形態)本発明の第6の実施形態
は、上記第5実施形態に比し、装置内部でICCプロフ
ァイルを作成できる点が追加されたものである。基本的
には第5の実施形態のカラー複写機と一致しているた
め、詳細説明を省略する。本実施形態の補正の処理手順
は、エンジン状態確認モードを実施し、自動階調補正を
実施しても基準状態には補正できない場合に、サービス
マン到着まで新しい出力ICCプロファイルを作成、内
部色変換に採用する。このような構成をとることで、ユ
ーザは最適画質とは言えない画像ではあるが、サービス
マン到着まで出力作業が可能になる。
は、上記第5実施形態に比し、装置内部でICCプロフ
ァイルを作成できる点が追加されたものである。基本的
には第5の実施形態のカラー複写機と一致しているた
め、詳細説明を省略する。本実施形態の補正の処理手順
は、エンジン状態確認モードを実施し、自動階調補正を
実施しても基準状態には補正できない場合に、サービス
マン到着まで新しい出力ICCプロファイルを作成、内
部色変換に採用する。このような構成をとることで、ユ
ーザは最適画質とは言えない画像ではあるが、サービス
マン到着まで出力作業が可能になる。
【0109】本実施の形態にかかるプロファイル作成方
法について図14を用いて説明する。基本的なプロファ
イル作成方法は、第1実施形態と同様である。
法について図14を用いて説明する。基本的なプロファ
イル作成方法は、第1実施形態と同様である。
【0110】プロファイル作成部122は、ISO12642テ
ストフォーム928カラーパッチ(CMYKデータ)をプ
リンタ部に送信し、画像を形成させる。形成された画像
を、カラーセンサ制御部123の制御により、上記カラ
ーセンサ71を用いて測色し、RGBデータを入力させ
る。カラーセンサ用入力ICCプロファイル格納部12
1にあらかじめ記憶されていたカラーセンサ用入力IC
Cプロファイルにより、RGB→Lab変換を行い、プ
ロファイル作成部122に入力させる。プロファイル作
成部122は、プリンタ部201に出力したCMYK信
号と入力されたLab信号との関係により、特開平9−
326943等に記載されている方法で出力ICCプロ
ファイルを作成し、それまで色変換に使用してきた出力
ICCプロファイルと入れ替える。ここでは、プロファ
イルを作成するのは、自動階調補正で補正しきれないエ
ンジン側のエラーを、サービスマン到着まで、出力作業
が行えるようにさせるためである。しかしながら、ユー
ザによってカラーマッチング精度が要求されるJOBの
前、さらにはデザイン構想段階などで、最終出力物の色
味が知りたい時などに、ICCプロファイル作成モード
を実行できるような構成としてもよい。その場合には、
プロファイル作成命令がPCなど外部接続機器からであ
れば、発信外部機器に作成された出力ICCプロファイ
ルをアップロードさせ、Photoshop(商標)等のICC
プロファイルに対応したアプリケーションでの色変換を
ユーザが行えるような構成である。
ストフォーム928カラーパッチ(CMYKデータ)をプ
リンタ部に送信し、画像を形成させる。形成された画像
を、カラーセンサ制御部123の制御により、上記カラ
ーセンサ71を用いて測色し、RGBデータを入力させ
る。カラーセンサ用入力ICCプロファイル格納部12
1にあらかじめ記憶されていたカラーセンサ用入力IC
Cプロファイルにより、RGB→Lab変換を行い、プ
ロファイル作成部122に入力させる。プロファイル作
成部122は、プリンタ部201に出力したCMYK信
号と入力されたLab信号との関係により、特開平9−
326943等に記載されている方法で出力ICCプロ
ファイルを作成し、それまで色変換に使用してきた出力
ICCプロファイルと入れ替える。ここでは、プロファ
イルを作成するのは、自動階調補正で補正しきれないエ
ンジン側のエラーを、サービスマン到着まで、出力作業
が行えるようにさせるためである。しかしながら、ユー
ザによってカラーマッチング精度が要求されるJOBの
前、さらにはデザイン構想段階などで、最終出力物の色
味が知りたい時などに、ICCプロファイル作成モード
を実行できるような構成としてもよい。その場合には、
プロファイル作成命令がPCなど外部接続機器からであ
れば、発信外部機器に作成された出力ICCプロファイ
ルをアップロードさせ、Photoshop(商標)等のICC
プロファイルに対応したアプリケーションでの色変換を
ユーザが行えるような構成である。
【0111】エンジン状態の確認は、上記第5実施形態
と同様の方法で行う。ただし、サービスマン対応が必要
と判断されたときには、ユーザへは以下の情報を送信す
る。
と同様の方法で行う。ただし、サービスマン対応が必要
と判断されたときには、ユーザへは以下の情報を送信す
る。
【0112】・サービスマンコール中です。新規プロフ
ァイルを作成します。
ァイルを作成します。
【0113】プロファイル作成後、出力作業は継続する
ことができます。
ことができます。
【0114】サービスマンコールを行う方法については
第5実施形態と同じであるため、説明を省略する。
第5実施形態と同じであるため、説明を省略する。
【0115】上記のような構成をとることで、色変換係
数をエンジン状況に応じて設定できるため、自動階調補
正では回避できないエンジン起因の画質問題点が生じた
としても、サービスマンコールを自動的に行い、サービ
スマン到着まで出力作業を中断させることなく、ユーザ
ビリティに富んだカラー複写機を提供することができ
る。
数をエンジン状況に応じて設定できるため、自動階調補
正では回避できないエンジン起因の画質問題点が生じた
としても、サービスマンコールを自動的に行い、サービ
スマン到着まで出力作業を中断させることなく、ユーザ
ビリティに富んだカラー複写機を提供することができ
る。
【0116】(他の実施形態)上記第5,第6実施形態
で重要な点は、色相情報と彩度情報を用いてそのカラー
複写機が基準状態となっているのか否かを判別するこ
と、およびサービスマン対応までユーザの出力作業をや
めることのないような出力環境を整えることにある。
で重要な点は、色相情報と彩度情報を用いてそのカラー
複写機が基準状態となっているのか否かを判別するこ
と、およびサービスマン対応までユーザの出力作業をや
めることのないような出力環境を整えることにある。
【0117】すなわち、上記実施形態に述べていない、
以下の方法も本発明に含まれている。
以下の方法も本発明に含まれている。
【0118】・カラー複写機側はセンシングのみ→サー
バ等でLab、色相・彩度演算および比較 ・カラー複写機側はセンシング後Lab変換のみ→サー
バ等で色相・彩度演算および比較 ・カラー複写機本体のみで診断し、サービスマンコール
を実施するメールを直接送信 クラスタプリンティングを行う場合には、機体間差を最
小限に抑えるため、上記第5,第6の実施形態に示すよ
うな、色相・彩度演算および比較を行って複写機の状態
を確認する方法を、図9に示したようなクラスタプリン
ティングサーバにおいて実行しても良い。
バ等でLab、色相・彩度演算および比較 ・カラー複写機側はセンシング後Lab変換のみ→サー
バ等で色相・彩度演算および比較 ・カラー複写機本体のみで診断し、サービスマンコール
を実施するメールを直接送信 クラスタプリンティングを行う場合には、機体間差を最
小限に抑えるため、上記第5,第6の実施形態に示すよ
うな、色相・彩度演算および比較を行って複写機の状態
を確認する方法を、図9に示したようなクラスタプリン
ティングサーバにおいて実行しても良い。
【0119】エンジン状態確認モードを用いることによ
り、ICCプロファイルを作成しなければならないエン
ジン状態か否かを判別する。極端な色味変動が起こった
ときなど、ICCプロファイルによる変換を行ったとし
ても、対応できない場合に、クラスタプリンティングサ
ーバにおいて、サービスマンに対し、その旨の情報を送
信できる構成としてもよい。
り、ICCプロファイルを作成しなければならないエン
ジン状態か否かを判別する。極端な色味変動が起こった
ときなど、ICCプロファイルによる変換を行ったとし
ても、対応できない場合に、クラスタプリンティングサ
ーバにおいて、サービスマンに対し、その旨の情報を送
信できる構成としてもよい。
【0120】なお、本発明は、複数の機器(例えばホス
トコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
トコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
【0121】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるい
は装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュ
ータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納された
プログラムコードを読み出し実行することによっても、
達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体
から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施
形態の機能を実現することになり、そのプログラムコー
ドを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実
行することにより、前述した実施形態の機能が実現され
るだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、
コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステ
ム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるい
は装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュ
ータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納された
プログラムコードを読み出し実行することによっても、
達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体
から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施
形態の機能を実現することになり、そのプログラムコー
ドを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実
行することにより、前述した実施形態の機能が実現され
るだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、
コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステ
ム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0122】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0123】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
容易に、優れた色再現性を実現できる画像形成装置を提
供することができる。
容易に、優れた色再現性を実現できる画像形成装置を提
供することができる。
【図1】本発明に係る画像形成装置の概略構成図であ
る。
る。
【図2】本発明に係る、カラーセンサの概略構成図であ
る。
る。
【図3】本発明の第1実施形態に係る画像処理部の構成
図である。
図である。
【図4】本発明にかかるICCプロファイル作成方法を
説明するための図である。
説明するための図である。
【図5】本発明にかかるICCプロファイル作成方法を
説明するための図である。
説明するための図である。
【図6】本発明の第2実施形態に係るシステムの概要を
示す図である。
示す図である。
【図7】本発明の第2実施形態に係る遠隔診断ホストコ
ンピュータの機能構成を示すブロック図である。
ンピュータの機能構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の第3実施形態に係る画像処理部の構成
図である。
図である。
【図9】本発明の第4実施形態に係る画像処理部の構成
図である。
図である。
【図10】本発明に係るクラスタプリンティングについ
て説明するための図である。
て説明するための図である。
【図11】本発明に係るクラスタプリンティングについ
て説明するための図である。
て説明するための図である。
【図12】本発明の第5実施形態に係る画像処理部の構
成図である。
成図である。
【図13】本発明の第5実施形態に係る色相及び彩度の
関係を示す図である。
関係を示す図である。
【図14】本発明の第6実施形態に係る画像処理部の構
成図である。
成図である。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
G03G 21/00 396 G03G 21/00 510 5C079
510 G06T 1/00 510
G06T 1/00 510 H04N 1/40 D
H04N 1/46 1/46 Z
Fターム(参考) 2C061 AP04 AQ06 AR01 AS02 KK04
KK24 KK35
2H027 DA09 DE02 DE07 DE09 EA18
EB04 EC03 EC06 EC10 EC19
EJ08 EJ13 EJ15 FD08 HA07
HB01 ZA07
2H030 AA02 AB02 AD11 AD16 BB02
BB63 BB71
5B057 AA11 BA11 CA01 CA08 CA12
CA16 CB01 CB08 CB12 CB16
CC01 CE16 CE17 CE18 CH07
CH14
5C077 LL19 MM03 MP01 MP08 PP34
PP36 PP37 PP74 PQ20 PQ23
SS01 TT02
5C079 HA18 HB03 HB08 HB12 JA23
KA04 LA02 LB02 MA05 MA10
NA21 PA03
Claims (18)
- 【請求項1】第1カラー画像データに基づいて、記録材
上にプロファイル作成用カラー画像を形成する画像形成
手段と、 前記プロファイル作成用カラー画像を読取り第2カラー
画像データとして入力する読取手段と、 前記画像形成手段から前記読取手段へ前記記録材を搬送
する搬送手段と、 前記第2カラー画像データの色度値を求める色度値算出
手段と、 を有することを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】前記第1カラー画像データ及び前記色度値
を外部機器に送信する送信手段を更に有することを特徴
とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 【請求項3】前記第1カラー画像データと、前記色度値
との関係に基づいて、色変換プロファイルを作成するプ
ロファイル作成手段を更に有することを特徴とする請求
項1又は2に記載の画像形成装置。 - 【請求項4】前記プロファイル作成手段で作成した色変
換プロファイルを外部機器に送信する送信手段を有する
ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。 - 【請求項5】前記色変換プロファイルを用いて色変換を
行う色変換手段を更に有することを特徴とする請求項3
又は4に記載の画像形成装置。 - 【請求項6】前記色度値に基づいて色域体積を算出する
色域体積算出手段を更に有することを特徴とする請求項
1乃至5のいずれかに記載の画像形成装置。 - 【請求項7】前記色域体積を外部機器に送信する送信手
段を更に有することを特徴とする請求項6に記載の画像
形成装置。 - 【請求項8】前記色域体積が所定条件を満たしているか
否か判定する判定手段と、 前記判定手段により前記色域体積が前記所定条件を満た
していないと判定された場合に、前記画像形成装置のメ
ンテナンスの必要性を通知する通知手段と、 を更に有することを特徴とする請求項6又は7に記載の
画像形成装置。 - 【請求項9】前記色度値に基づいて色相及び/又は彩度
を算出する色相・彩度算出手段をさらに有することを特
徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の画像形成装
置。 - 【請求項10】前記色相及び/又は彩度を外部機器に送
信する送信手段を更に有することを特徴とする請求項8
に記載の画像形成装置。 - 【請求項11】前記色相及び/又は彩度が所定条件を満
たしているか否か判定する判定手段と、 前記判定手段により前記色相及び/又は彩度が前記所定
条件を満たしていないと判定された場合に、前記画像形
成装置のメンテナンスの必要性を通知する通知手段と、 を更に有することを特徴とする請求項9又は10に記載
の画像形成装置。 - 【請求項12】画像形成装置と情報処理装置とを含む画
像形成システムであって、 前記画像形成装置は、 プロファイル作成用第1カラー画像データを入力し、記
録材上にプロファイル作成用カラー画像を形成する画像
形成手段と、 前記プロファイル作成用カラー画像を読取り第2カラー
画像データとして入力する読取手段と、 前記画像形成手段から前記読取手段へ前記記録材を搬送
する搬送手段と、 前記第2カラー画像データの色度値を求める色度値算出
手段と、 前記プロファイル作成用第1カラー画像データ及び前記
色度値を前記情報処理装置に送信する送信手段と、 を有し、 前記情報処理装置は、 前記プロファイル作成用第1カラー画像データと、前記
色度値との関係に基づいて、色変換プロファイルを作成
するプロファイル作成手段を有することを特徴とする画
像形成システム。 - 【請求項13】前記情報処理装置は、 前記色変換プロファイルを用いてカラー画像データを色
変換する色変換手段を更に有することを特徴とする請求
項12に記載の画像形成システム。 - 【請求項14】画像形成装置と情報処理装置とを含む画
像形成システムであって、 前記画像形成装置は、 プロファイル作成用第1カラー画像データを入力し、記
録材上にプロファイル作成用カラー画像を形成する画像
形成手段と、 前記プロファイル作成用第1カラー画像を読取り第2カ
ラー画像データとして入力する読取手段と、 前記画像形成手段から前記読取手段へ前記記録材を搬送
する搬送手段と、 前記第2カラー画像データの色度値を求める色度値算出
手段と、 前記プロファイル作成用第1カラー画像と、前記色度値
との関係に基づいて、色変換プロファイルを作成するプ
ロファイル作成手段と、 該プロファイル作成手段により作成された前記色変換プ
ロファイルを前記情報処理装置に送信する送信手段と、 を有し、 前記情報処理装置は、 前記画像形成装置から受信した前記色変換プロファイル
を用いて色変換処理する色変換手段を有することを特徴
とする画像形成システム。 - 【請求項15】画像形成装置と情報処理装置とを含む画
像形成システムであって、 前記画像形成装置は、 プロファイル作成用第1カラー画像データを入力し、記
録材上にプロファイル作成用カラー画像を形成する画像
形成手段と、 前記プロファイル作成用第1カラー画像を読取り第2カ
ラー画像データとして入力する読取手段と、 前記画像形成手段から前記読取手段へ前記記録材を搬送
する搬送手段と、 前記第2カラー画像データの色度値を求める色度値算出
手段と、 前記色度値に基づいて色域体積を算出する色域体積算出
手段と、 前記色域体積を前記情報処理装置に送信する送信手段
と、 を有し、 前記情報処理装置は、 前記色域体積が所定条件を満たしているか否か判定する
判定手段と、 前記判定手段により前記色域体積が前記所定条件を満た
していないと判定された場合に、前記画像形成装置のメ
ンテナンスの必要性を通知する通知手段と、 を有することを特徴とする画像形成システム。 - 【請求項16】画像形成装置と情報処理装置とを含む画
像形成システムであって、 前記画像形成装置は、 プロファイル作成用第1カラー画像データを入力し、記
録材上にプロファイル作成用カラー画像を形成する画像
形成手段と、 前記プロファイル作成用第1カラー画像を読取り第2カ
ラー画像データとして入力する読取手段と、 前記画像形成手段から前記読取手段へ前記記録材を搬送
する搬送手段と、 前記第2カラー画像データの色度値を求める色度値算出
手段と、 前記色度値に基づいて色相及び/又は彩度を算出する色
相・彩度算出手段と、 前記色相及び/又は彩度を前記情報処理装置に送信する
送信手段と、 を有し、 前記情報処理装置は、 前記色相及び/又は彩度が所定条件を満たしているか否
か判定する判定手段と、 前記判定手段により前記色相及び/又は彩度が前記所定
条件を満たしていないと判定された場合に、前記画像形
成装置のメンテナンスの必要性を通知する通知手段と、 を有することを特徴とする画像形成システム。 - 【請求項17】前記情報処理装置は、 前記判定手段での判定結果に基づき、その画像形成装置
に対する出力命令を制御する制御手段を更に有すること
を特徴とする請求項15又は16に記載の画像形成シス
テム。 - 【請求項18】第1カラー画像データに基づいて、記録
材上にプロファイル作成用カラー画像を形成する画像形
成工程と、 前記記録材を搬送する工程と、 搬送された前記記録材上の、前記プロファイル作成用カ
ラー画像を読取り、第2カラー画像データとして入力す
る読取工程と、 前記第2カラー画像データの色度値を求める色度値算出
工程と、 を有することを特徴とする画像形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001241255A JP2003060922A (ja) | 2001-08-08 | 2001-08-08 | 画像形成装置及び画像形成システム並びに画像形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001241255A JP2003060922A (ja) | 2001-08-08 | 2001-08-08 | 画像形成装置及び画像形成システム並びに画像形成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003060922A true JP2003060922A (ja) | 2003-02-28 |
Family
ID=19071738
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001241255A Withdrawn JP2003060922A (ja) | 2001-08-08 | 2001-08-08 | 画像形成装置及び画像形成システム並びに画像形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003060922A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006129347A (ja) * | 2004-11-01 | 2006-05-18 | Xerox Corp | クラスタ化された印刷環境の入力cmyk値を標準化する方法 |
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-
2001
- 2001-08-08 JP JP2001241255A patent/JP2003060922A/ja not_active Withdrawn
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017072689A (ja) * | 2015-10-06 | 2017-04-13 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
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---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20081104 |