JP2010117648A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】トナーの残量検出機能を備えた画像形成装置において、トナーの残量を考慮して画像形成をする場合、どのような画像が形成されるかを確認することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置は、カラー画像データの印刷に使用する、複数色のトナーの残量を各色別に計測するトナー残量検出機能(S112)と、トナー残量検出機能によって検出された各色別のトナー残量が所定の条件を充足したときに、カラー画像データに対し、当該カラー画像データを形成するために使用する各色別のトナー濃度をそれぞれ別の態様で調整した画像を表す複数個のプレビュー画像を生成し、表示するためのプレビュー画像表示機能(S120、S122)とを含む。
【選択図】 図12

Description

本発明は、画像データを印刷する画像形成装置に関し、特にトナーの残量検出機能を備えた画像形成装置に関する。
画像形成装置においてカラー画像を形成する時、一般的に、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(B)の4色のトナーなどが用いられる。画像形成装置には、トナーの残量検出機能を有するものがある。従来は、特定色のトナーがなくなったとき、その色のトナーが補給されるまで印刷動作を中断する画像形成装置が多かったが、特定色のトナーがなくなっても画像形成動作を継続することで、印刷中断による印刷時間の無駄を軽減する技術が提案されている。
特許文献1には、特定色のトナーがなくなった時に、他の色のトナーによる代替、又は、残量が多いトナーを混合することでカラー画像を形成し、画像形成動作を継続できる技術が開示されている。
特許文献2には、ユーザ毎に特定色のトナーがなくなった時の色調変換についてあらかじめ設定しておき、色調変換された画像をプレビューにて確認し、表示された色調でカラー画像の形成動作を継続するか否かを選択できる技術が開示されている。
特開2006−301328号 特開2008−191504号
特定色のトナーがなくなった時にも、上記の技術を用いることで画像形成装置の動作を継続することができる。しかし、画像形成装置が継続されたとしても、ユーザにとって有益な印刷物が作成されなかった場合には、かえって無駄な印刷を行なってしまうという問題点があった。
特許文献1の技術は、特定色のトナーがなくなった時に形成されるカラー画像を事前に確認することができなく、印刷結果がユーザにとって有用な印刷物となるか否かについて解決策を与えているわけではない。
特許文献2の技術は、印刷開始前の色調変換された画像を確認できるが、その画像がユーザにとって必ずしも有益なものであるとは限らず、問題点を解決するには十分な技術ではなかった。
それゆえに、本発明の目的は、トナーの残量検出機能を備えた画像形成装置において、トナーの残量を考慮して画像形成をする場合、どのような画像が形成されるかを確認することができる画像形成装置を提供することである。
本発明の第1の局面に係る画像形成装置は、カラー画像データの印刷に使用する、複数色のトナーの残量を各色別に計測するためのトナー残量検出手段と、トナー残量検出手段によって検出された各色別のトナー残量が所定の条件を充足したときに、カラー画像データに対し、当該カラー画像データを形成するために使用する各色別のトナー濃度をそれぞれ別の態様で調整した画像を表す複数個のプレビュー画像を生成し、表示するためのプレビュー画像表示手段とを含む。
この画像形成装置において、トナー残量検出手段は、カラー画像データの印刷に使用する、複数色のトナーの残量を各色別に計測する。プレビュー画像表示手段は、トナー残量検出手段によって検出された各色別のトナー残量が所定の条件を充足したときに、カラー画像データに対し、当該カラー画像データを形成するために使用する各色別のトナー濃度をそれぞれ別の態様で調整した画像を表す複数個のプレビュー画像を生成し、表示する。その結果、トナーの残量検出機能を備えた画像形成装置において、トナーの残量を考慮して画像形成をする場合、どのような画像が形成されるかを確認することができる画像形成装置を提供することができる。
好ましくは、プレビュー画像表示手段は、カラー画像データを標準濃度で印刷する時に消費されるトナー量を各色別に算出するためのトナー消費量算出手段と、トナー消費量算出手段により算出された各色別のトナー消費量とトナー残量検出手段により計測された各色別のトナーの残量とを比較し、カラー画像データを標準濃度で印刷するときに印刷終了までにトナー切れが生じるか否かを判定するためのトナー切れ判定手段と、トナー切れ判定手段により、第1の色のトナーにトナー切れが生じると判定されたことに応答して、第1の色のトナー濃度を複数通りに変えて形成されるカラー画像にそれぞれ対応する複数のプレビュー画像を表示するための手段とを含む。複数通りのトナー濃度は、いずれを用いてカラー画像データを印刷したときにも、印刷終了までにトナー切れが生じないように選ばれる。
トナー消費量算出手段は、カラー画像データを標準濃度で印刷する時に消費されるトナー量を各色別に算出する。トナー切れ判定手段は、トナー消費量算出手段により算出された各色別のトナー消費量とトナー残量検出手段により計測された各色別のトナーの残量とを比較し、カラー画像データを標準濃度で印刷するときに印刷終了までにトナー切れが生じるか否かを判定する。プレビュー画像表示手段は、トナー切れ判定手段により、第1の色のトナーにトナー切れが生じると判定されたことに応答して、第1の色のトナー濃度を複数通りに変えて形成されるカラー画像にそれぞれ対応する複数のプレビュー画像を表示する。その結果、トナーの残量を考慮して画像形成をする場合に、途中で色調が変わらないようにするという条件で、どのような画像が形成されるかを表示される複数のプレビュー画像を通して確認することができる。
好ましくは、画像形成装置は、複数のプレビュー画像のうちのいずれかを利用者に選択させるための画像選択手段と、利用者からの印刷指示に応答して、画像選択手段により選択されたプレビュー画像と同じ色調でカラー画像を形成するための画像形成手段とをさらに含む。
画像選択手段は、複数のプレビュー画像のうちのいずれかを利用者に選択させる。画像形成手段は、利用者からの印刷指示に応答して、画像選択手段により選択されたプレビュー画像と同じ色調でカラー画像を形成する。
利用者は表示される複数のプレビュー画像のうちからいずれか好ましい色調のものを選択し、印刷することができる。印刷されるカラー画像はプレビュー画像と同じ色調で印刷される。そのため利用者は、トナー残量を考慮して印刷物を形成する場合でも、希望するものに近い印刷物を選択して、作成することができる。
好ましくは、画像形成手段は、画像選択手段により選択されたプレビュー画像の色調を、印刷終了まで第1の色のトナーにトナー切れが生じることなく印刷実行可能な範囲内で再設定するための色調再設定手段と、色調再設定手段により選択されたプレビュー画像の色調が再設定されたことに応答して、色調再設定手段により再設定された色調にしたがってプレビュー画像の表示を更新するためのプレビュー画像更新手段とをさらに含む。
色調再設定手段は、画像選択手段により選択されたプレビュー画像の色調を再設定する。再設定は、印刷終了まで第1の色のトナーにトナー切れが生じることなく印刷実行可能な範囲内で行なわれる。プレビュー画像更新手段は、プレビュー画像の色調が再設定されたことに応答して、再設定された色調にしたがってプレビュー画像の表示を更新する。
利用者は、印刷再設定手段により選択したプレビュー画像の色調を再設定することができる。再設定された色調は、プレビュー画像更新手段により、プレビュー画像が更新される。また、色調再設定時においても、印刷終了まで第1の色のトナーにトナー切れが生じることなく印刷実行可能な範囲内で再設定が可能である。この結果、利用者は印刷終了まで変化することのない、好ましい色調のカラー画像を、印刷することなく確認することができる。
好ましくは、色調再設定手段は、利用者の操作に応答して、画像選択手段により選択されたプレビュー画像の各色のトナー濃度を、印刷終了まで第1の色のトナーにトナー切れが生じることなく印刷実行可能な範囲内で、段階的に切替えるための手段を含む。
色調再設定時には、各色のトナー濃度を、矢印ボタンなどを用いて段階的に設定することができる。その結果、利用者は簡単な操作で色調を変更させることができる。
好ましくは、画像形成装置は、画像選択手段により選択されたプレビュー画像と、カラー画像データとを並べて表示するための手段をさらに含む。
実際の画像データと表示されたプレビューデータとを並べて表示することで両者の比較ができ、プレビューデータにしたがって印刷を行なうか否か、又は色調の再設定を行なうかなど、利用者にとっての判断がしやすくなる。
好ましくは、画像形成装置は、トナー残量検出手段によりトナーの残量なしと判定されたトナー色を示す情報と、トナーの残量があるトナー色を示す情報とを、互いに判別可能な態様で表示するための手段をさらに含む。
トナー残量検出手段により残量なしと判定されたものは、残量があるものと判別可能な形で表示される。その結果、利用者はトナー切れを確実に知ることができ、トナー交換などの対応をすることができる。
以上のように、本発明によればカラー画像データを印刷する画像形成装置において、カラー画像データの印刷に使用する、複数色のトナーの残量を各色別に計測する。検出された各色別のトナー残量が所定の条件を充足したときには、カラー画像データに対し、当該カラー画像データを形成するために使用する各色別のトナー濃度をそれぞれ別の態様で調整した画像を表す複数個のプレビュー画像を生成し、表示する。その結果、トナーの残量検出機能を備えた画像形成装置において、トナーの残量を考慮して画像形成をする場合、どのような画像が形成されるかを確認することができる画像形成装置を提供することができる。
以下の説明及び図面においては、同一部品には同じ参照符号および名称を付してある。それらの機能も同様である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
[第1の実施の形態]
―構成―
図1は、第1の実施の形態に係るデジタル複合機40を含む、データ通信システム30の全体構成を表す模式図である。本発明に係るデジタル複合機40は、画像形成装置を含み、プリンタ機能、コピー機能及びファクシミリ機能を備えている。
図1を参照し、デジタル複合機40は、電話回線網42及びLAN(Local Area Network)44に接続される。データ通信システム30はさらに、LAN44に接続されたコンピュータ46を含む。電話回線網42にはさらに、不特定多数の送信先ファクシミリ装置52が接続される。LAN44は、ゲートウェイ(図示せず)を介してインターネット網50に接続され、インターネット網50にはさらに、不特定多数のインターネットファクシミリ装置54(以下送信先ファクシミリ装置54という)と、外部コンピュータ48とが接続される。
図2は、本実施の形態に係るデジタル複合機40の構成を表すブロック図である。図2を参照して、デジタル複合機40は、CPU(Central Processing Unit)で構成されデジタル複合機40の全体の制御を行なうための制御部60と、制御部60に接続されたバス90と、いずれもバス90に接続された、不揮発性のメモリなどからなる制御プログラムを記憶するための制御用メモリ62、RAM(Random Access Memory)からなるプログラムのデータ用として使用される制御用バッファ76、原稿画像を読取るための読取部68、記録紙に画像データを出力するための記録部66、読取部68で読取った画像データから送信ファクシミリ用画像データを作成するための画像処理部74、操作者からの入力指示を受付けるための操作パネル64、
読取った画像データを符号化し、受信した符号化データを元の画像データに復号化するための符号/復号化制御部80、符号化された画像データを所定のファイルフォーマットに変換するためのフォーマット変換部70、符号化された状態の画像データ、及び読取部68で読取ったデータを記憶するための画像記憶部72、記録部66におけるカラー画像を形成するためのトナー残量を検出するためのトナー残量検出部78、及び操作パネル64上に表示するプレビュー画像を生成するためのプレビュー画像生成部88を含む。
デジタル複合機40はさらに、LANに接続するためのLANインターフェイス82と、電話回線網と接続され回線の制御を行なうための網制御部84と、電話回線網と接続しデータ通信を行なうためのモデム86とを含む。
制御用メモリ62と、制御用バッファ76と、読取部68と、記録部66と、画像処理部74と、操作パネル64と、符号/復号化制御部80と、フォーマット変換部70と、画像記憶部72と、トナー残量検出部78と、プレビュー画像生成部88と、LANインターフェイス82と、網制御部84と、モデム86とは、バス90を介して接続されており、全体の制御は制御部60によって行なわれる。
図3は、読取部68、記録部66とで構成されるデジタル複合機40の断面図である。デジタル複合機40は、画像データに応じて記録用紙に対して多色又は単色の画像を形成する。図3を参照して、デジタル複合機40は、装置本体100と、自動原稿処理装置110とを含む。
装置本体100の上部には、読取部68が設けられる。読取部68は、プラテンガラスなどで構成される原稿載置台176と、原稿読取部172と、原稿載置台176の上側にヒンジ(図示せず)により開閉自在に取付けられている自動原稿処理装置110を含む。原稿読取部172は、自動原稿処理装置110によって原稿載置台176の上に搬送された原稿を読取る。また、原稿読取部172は、自動原稿処理装置110を開放して、原稿載置台176の上に手動で配置された原稿を読取ることも可能である。
装置本体100は、露光ユニット120、現像器122A〜122D、感光体ドラム124A〜124D、クリーナユニット126A〜126D、帯電器128A〜128D、中間転写ベルトユニット130、定着ユニット132、給紙カセット168、及び排紙トレイ174を含む。
デジタル複合機40において扱われる画像データは、ブラック(B)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色に応じたカラーデータである。従って、現像器122A〜122D、感光体ドラム124A〜124D、帯電器128A〜128D、クリーナユニット126A〜126Dは、各色に応じた4種類の潜像を形成するようにそれぞれがブラック、シアン、マゼンタ、イエロー用に設定され、これらによって4つの画像ステーションが構成されている。
帯電器128A〜128Dはそれぞれ、感光体ドラム124A〜124Dの表面を所定の電位に均一に帯電させるための帯電手段である。
露光ユニット120は、レーザ出射部及び反射ミラー等を備えたレーザスキャニングユニット(LSU)として構成される。露光ユニット120は、レーザビームを走査するポリゴンミラーと、ポリゴンミラーによって反射されたレーザ光を各色の感光体ドラム124A〜124Dに導くためのレンズ及びミラー等の光学要素が配置されている。露光ユニット120を構成する光走査装置の構成は、後に具体的に説明する。
露光ユニット120は、帯電された感光体ドラム124A〜124Dをそれぞれ入力された各色の画像データに応じて露光することにより、その表面に、各色の画像データに応じた静電潜像を形成する。
現像器122A〜122Dは、それぞれに対応する感光体ドラム124A〜124D上に形成された静電潜像を対応する4色(Y、M、C、B)のトナーにより顕像化する。また、クリーナユニット126A〜126Dは、現像・画像転写後におけるそれぞれの感光体ドラム124A〜124D上の表面に残留したトナーを、除去・回収する。
感光体ドラム124A〜124Dの上方に配置されている中間転写ベルトユニット130は、中間転写ベルト152、中間転写ベルト駆動ローラ154、中間転写ベルト従動ローラ156、中間転写ローラ158A〜158D、及び中間転写ベルトクリーニングユニット160を備えている。中間転写ローラ158A〜158Dは、各色に対応して設けられている。
中間転写ベルト駆動ローラ154、中間転写ベルト従動ローラ156、及び中間転写ローラ158には、中間転写ベルト152を張架され、中間転写ベルト152はこれらローラにより回転駆動される。各中間転写ローラ158A〜158Dは、感光体ドラム124A〜124Dのトナー像を、中間転写ベルト152上に転写するための転写バイアス電圧を与える。
中間転写ベルト152は、各感光体ドラム124A〜124Dに接触するように設けられている、そして、感光体ドラム124A〜124Dに形成された各色のトナー像を中間転写ベルト152に順次的に重ねて転写することによって、中間転写ベルト152上にカラーのトナー像(多色トナー像)を形成する。
感光体ドラム124A〜124Dから中間転写ベルト152へのトナー像の転写は、中間転写ベルト152の裏側に接触している中間転写ローラ158A〜158Dによって行われる。中間転写ローラ158A〜158Dには、トナー像を転写するために高電圧の転写バイアス(トナーの帯電極性とは逆極性の高電圧)が印加されている。中間転写ローラ158A〜158Dは、直径8〜10mmの金属(例えばステンレス)軸をベースとし、その表面が導電性の弾性材により覆われている。この導電性の弾性材により、中間転写ベルト152に対して均一に高電圧を印加する。
このように、感光体ドラム124A〜124D上で各色相に応じて顕像化された静電像は中間転写ベルト152に積層される。積層された画像情報は中間転写ベルト152の回転によって、後述の用紙と中間転写ベルト152の接触位置に配置される転写ローラ138によって用紙上に転写される。このとき、中間転写ベルト152と転写ローラ138とは所定ニップで圧接されると共に、転写ローラ138にはトナーを用紙に転写させるための電圧が印加される。
感光体ドラム124A〜124Dに接触することにより中間転写ベルト152に付着したトナー、又は転写ローラ138によって用紙上に転写が行われず中間転写ベルト152上に残存したトナーは、次の工程でトナーの混色を発生させる原因となるために、中間転写ベルトクリーニングユニット160によって除去・回収される。中間転写ベルトクリーニングユニット160には、中間転写ベルト152に接触するクリーニング部材としてクリーニングブレードが備えられており、クリーニングブレードが接触する中間転写ベルト152は、裏側から中間転写ベルト従動ローラ156で支持されている。
給紙カセット168は、装置本体100の露光ユニット120の下側に設けられており、記録用紙を蓄積しておくためのトレイである。また、手差し給紙カセット170にも記録用紙を置くことができる。
装置本体100の上方に設けられている排紙トレイ174は、印刷済みのシートをフェイスダウンで集積するためのトレイである。また装置本体100には、給紙カセット168及び手差し給紙カセット170の記録用紙を転写ローラ138及び定着ユニット132を経由させて排紙トレイ174に送るための、略垂直形状の用紙搬送路Sが設けられている。
給紙カセット168及び手差し給紙カセット170から排紙トレイ174までの用紙搬送路Sの近傍には、ピックアップローラ140a、140b、複数の搬送ローラ142a〜142d、レジストローラ144、転写ローラ138、及び定着ユニット132が配置されている。搬送ローラ142a〜142dは、記録用紙の搬送を促進・補助するための小型のローラであり、用紙搬送路Sに沿って複数設けられている。ピックアップローラ140aは、給紙カセット168の端部近傍に備えられ、給紙カセット168からシートを1枚ずつピックアップして用紙搬送路Sに供給する。ピックアップローラ140bは、手差し給紙カセット170の端部近傍に備えられ、手差し給紙カセット170から記録用紙を1枚ずつピックアップして用紙搬送路Sに供給する。
図4は操作パネル64を表す図である。操作パネル64は、各種ハードウェアキーからなる操作部192と、液晶ディスプレイ及びタッチパネルにより構成される表示部190とを含む。操作部192は、数値入力のためのテンキー194と、入力した設定値をクリアするためのクリアキー196と、入力した各種設定を全解除するための全解除キー198と、コピー開始、及び送信開始等の指示を入力するスタートキー200と、プリンタモードに切換えるプリンタキー202と、ファクシミリなどのイメージ送信モードに切換えるイメージ送信モードキー204と、コピーモードに切換えるコピーモードキー206と、利用者による設定モードに切換えるユーザ設定キー208とを含む。
以下、デジタル複合機40における、コピーモードでの動作について説明を行なう。
図5は表示部190に表示される、コピーモードにおける初期画面210を示す図である。図5を参照して、初期画面210は、プレビュー確認を行なうか否かを設定するためのプレビュー確認設定ボタン212と、コピーモードにおけるカラー印刷設定を行なうためのカラー設定ボタン214と、コピー濃度を設定するためのコピー濃度ボタン216と、テンキー194によって入力を受付ける印刷部数を示す印刷部数表示218と、デジタル複合機40の装置状態などを表示するメッセージ表示部220とを含む。
プレビュー確認設定ボタン212を押すと、背景がグレー表示されプレビュー表示設定がされる。プレビュー表示設定がされている時にもう一度押すと、グレー表示が解除されプレビュー表示設定も解除される。
図5は、印刷部数は0、カラー設定はフルカラーモード、コピー濃度は自動設定、プレビュー確認設定は無しの状態を表している。また、後述するトナー残量についても残量が十分なため、メッセージ表示部220には「コピー読み込みできます。」の通常メッセージのみが表示されている。
図6は、トナー残量検出部78がデジタル複合機40のシアン(C)トナーが切れていることを検出したときに表示部190に表示される、コピーモードの初期画面230を示す図である。
図6は、印刷部数は0、カラー設定はフルカラーモード、コピー濃度は自動設定、プレビュー確認設定は無しの状態を表している。また、シアンのトナー切れを検出していることからメッセージ表示部220には「Cトナーがなくなりました」の警告メッセージが表示されている。
図7は、トナー残量検出部78がデジタル複合機40のシアントナーが残量基準値まで減ってきたことを検出したときに表示部190に表示される、コピーモードの初期画面240を示す図である。
図7は、印刷部数は0、カラー設定はフルカラーモード、コピー濃度は自動設定、プレビュー確認設定は無しの状態を表している。また、シアントナーが残量基準値まで減ってきたことを検出していることからメッセージ表示部220には「Cトナーが残り少なくなっています」の警告メッセージが表示されている。
図8は、後述するデジタル複合機40の制御部60で実行されるプログラムにおいて、ステップS124が実行された時に表示部190に表示されるプレビュー表示画面250を示す図である。プレビュー表示画面250は、カラー印刷における各色のトナー量が十分ある時に表示されるプレビュー画面である。
図8を参照して、プレビュー表示画面250は、コピー開始ボタン252と、印刷中止ボタン254と、原稿が複数ページにわたる場合に次のページのプレビュー画像を表示するためのページ送りボタン260と、デジタル複合機40の各色のトナー状態を表示するメッセージ表示部262と、作成されるプレビュー画像が多数になり1画面に表示しきれない場合に画面をスクロールさせるためのスクロールバー266と、プレビュー画像270と、プレビュー画像270を生成するにあたって使用するトナー各色の状態を表すトナー状態表示272、274、276、及び278とを含む。プレビュー表示画面250はさらに、表示されるプレビュー画像を押下して選択し、選択した画像の配色設定を行なうための配色設定ボタン256と、配色設定を行なった後に仕上がり状態を表示し、その配色設定をプレビュー画像及びカラー配色設定に反映させるための仕上り表示ボタン264とを含む。
図8のプレビュー表示画面250は、カラー印刷における各色のトナー量が十分ある時に表示されるプレビュー画面である。そのため、メッセージ表示部に262にはメッセージは表示されない。またプレビュー表示画面では、仕上り表示ボタン264の操作は無効となる。
以下に、プレビュー画像270とともに表示される使用するトナーの状態を示すトナー状態表示272、274、276、及び278についての表示説明をする。このトナー状態の表示説明に関しては、図9以降で表示されるプレビュー画像に付随するトナー状態表示にも共通する。
トナー状態表示272、274、276、及び278の中央にはそれぞれ、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの頭文字を表すC、M、Y、Bが表示されている。トナー状態表示はそれぞれ、この文字に対応する色のトナー状態を表す。トナー状態表示の枠線が実線の場合は、デジタル複合機40に該当する色のトナー残量があることを示す。枠線が破線の場合は、該当する色はトナー切れ状態であることを示す。トナー状態表示の枠内がグレー表示である時は、プレビュー画像に表示される画像を生成する時にトナーが使用されていることを示す。枠内が白表示である時は、プレビュー画像に表示される画像を生成する時にトナーが使用されていないことを示す。したがって、枠線が破線であるトナー状態表示がグレー表示となることはない。また、残量が少ないトナーを用いて印刷を行なう場合、残量が少ないトナー状態表示は、枠線は実線で、かつ枠内はグレーの点滅表示になる。
図8の例では、4色ともに十分トナー残量がある状態のプレビュー表示であるため、プレビュー画像270に付随する4つのトナー状態表示はすべて、枠線は実線で枠内はグレー表示である。
図9は、後述するデジタル複合機40の制御部60で実行されるプログラムにおいて、ステップS120が実行された時に表示部190に表示されるプレビュー表示画面290を示す図である。プレビュー表示画面290は、デジタル複合機40のシアン(C)トナーが切れている時に表示されるプレビュー画面である。
図9を参照して、プレビュー表示画面290は、複数のプレビュー画像302、304、306、308、及び310を含む。各プレビュー画像に付随するトナー状態表示を参考にすると、プレビュー画像302は、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(B)の3色で構成されたプレビュー画像である。以下同様に、プレビュー画像304はY、B、プレビュー画像306はM、B、及びプレビュー画像308はM、Y、の2色で構成されたプレビュー画像、プレビュー画像310はBの1色のみで作成されたプレビュー画像である。
ブラック以外の1色がトナー切れになった場合(ここではシアンがトナー切れになったときを考える)に印刷可能なパターンとして、(1)Bのみ、(2)Mのみ、(3)Yのみ、(4)BとY、(5)BとM、(6)YとM、(7)BとMとY、の計7パターンが考えられる。このとき、Bのみの印刷を除く単色カラーの印刷は視認性が悪く、利用者にとってほとんど意味を成さない。そのため、本実施例では(1)、及び(4)〜(7)のカラー画像パターンのプレビュー画像を生成し、表示する。
図10は、後述するデジタル複合機40の制御部60で実行されるプログラムにおいて、ステップS122が実行された時に表示部190に表示されるプレビュー表示画面320を示す図である。プレビュー表示画面320は、デジタル複合機40のシアン(C)トナーの残量が十分ではなく、読取った画像の印刷濃度では印刷終了までにトナー切れが生じると判断された時に表示されるプレビュー画面である。
図10を参照して、プレビュー表示画面320は、複数のプレビュー画像332、334、336、338、340、及び342とプレビュー画像342のシアンのトナー状態を示すトナー状態表示344とを含む。また、プレビュー表示画面320では、トナー状態表示344は、白とグレーとで点滅表示している。
図10の各プレビュー画像に付随するトナー状態表示を参考にすると、プレビュー画像332は、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(B)の3色で構成されたプレビュー画像である。以下同様に、プレビュー画像334はY、B、プレビュー画像336はM、B、プレビュー画像338はM、Y、の2色で構成されたプレビュー画像、プレビュー画像340はBの1色のみで作成されたプレビュー画像である。また、プレビュー画像342はトナー状態表示344が点滅状態であることから、M、Y、Bの3色と、印刷終了まで色味が変わらないようにCトナーの濃度を薄くして他の3色にかけ合わせて構成されたプレビュー画像を表している。
図11は、利用者がプレビュー画像を押すことにより選択し、さらに配色設定ボタン256を押した時に表示部190に表示される配色再設定画面360である。
図11を参照して、配色再設定画面360は、プレビュー画像370と、プレビュー画像370を構成する各色のトナー状態を示すトナー状態表示372と、各色の配色濃度値表示374と、各色の配色上限値などを示す濃度表示バー376と、各色の配色濃度を設定するための矢印ボタン378とを含む。また、配色再設定画面360では、配色設定ボタン256、及びコピー開始ボタン252の操作は無効になり、仕上り表示ボタン264の操作は有効になる。
プレビュー画像370は、利用者によって選択されたプレビュー画像が表示され、表示される各色の配色濃度はそのプレビュー画像に設定されている濃度にあわせて表示される。
図11の例では、プレビュー画像370のトナー状態表示からシアントナーが切れていることがわかる。また、プレビュー画像370は、M、Y、Bの3色で構成されたプレビュー画像であり、ベタ塗りを100%とすると、M、Y、Bの濃度値はそれぞれ、0%、5%、25%で構成されている。
配色再設定画面360では、それぞれの色に対応した矢印ボタン378を押すことによって、プレビュー画像の配色設定を変更することができる。所望の配色に設定した後、仕上り表示ボタン264を押すと設定した値でプレビュー画像が再生成される。またその設定は、印刷設定にも反映される。
配色設定に関して、トナー状態表示の枠線が破線の場合は、その色のトナーが切れている状態を示すため、0%(「無」表示)から変更することはできない。また、トナー状態表示が点滅している時は、その色のトナーは残り少ないことを示しており、濃度表示バーに上限値が設定、表示され、利用者はその色に関して定められた上限値までの間で濃度を調整することができる。
図12は、デジタル複合機40の制御部60で実行され、プレビュー画像表示が設定された時はトナー残量を確認し、その状況に合わせたプレビュー表示画面を生成して表示するプログラムの制御構造を、フローチャート形式で表わす図である。このプログラムは、デジタル複合機40がコピーモードで動作する時に実行されるプログラムであり、操作者が読取部68に原稿をセットした時に実行される。
図12を参照して、このプログラムは、操作者によって読取部68に読取原稿がセットされたことを検知するステップS102と、ステップS102に続き、操作パネル64からコピーモードにおける印刷設定の入力を受けるステップS104と、ステップS104に続き、スタートキー200が押されるまで待機するステップS106と、スタートキー200が押されると実行され、読取部68にセットされた原稿を読取るステップS108と、ステップS108に続き、印刷設定でプレビュー画像表示を実行するよう設定されているか否かを判定し、判定結果によって制御の流れを分岐させるステップS110とを含む。
ステップS104で入力される印刷設定は、印刷部数、カラーモードの設定、プレビュー画像表示の実行の有無、印刷濃度設定を始めとする、コピーモードにおける初期画面210、230又は240で設定する各種印刷設定である。
このプログラムはさらに、ステップS110で、プレビュー画像表示を実行するように設定されていないと判定された場合(NOの場合)に実行され、ステップS108で読取った原稿をステップS104で入力された印刷設定にしたがって印刷するステップS130と、ステップS130に続き、デジタル複合機40のトナー残量を確認するステップS132と、ステップS132に続き、ステップS132で確認したトナー残量に対応した初期画面を表示するステップS134とを含む。ステップS134実行後、このプログラムを終了する。
ステップS132において、各色のトナーの残量が十分にあると確認された場合は、ステップS134では初期画面210を表示する。いずれかの色のトナーが残量基準値に近くまで減少していると確認された場合は、ステップS134では初期画面240を表示し、その色のトナー残量が少なくなっている事を利用者に告知する。いずれかの色のトナーが切れていると確認された場合は、ステップS134では初期画面230を表示して、その色のトナーが切れていることを利用者に告知する。
このプログラムはさらに、ステップS110でプレビュー画像表示を実行するように設定されていると判定された場合(YESの場合)に実行され、デジタル複合機40のトナー残量を確認するステップS112と、ステップS112に続き、トナー切れの色があるか否かを判定し判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS114と、ステップS114でトナー切れの色がないと判定された場合(NOの場合)に実行され、ステップS108で読込んだ原稿データ及びステップS104で入力された印刷設定から印刷におけるトナー消費量を算出するステップS116と、ステップS116に続き、ステップS112で確認したトナー残量とステップS116で算出したトナー消費量とを比較し、読取った画像濃度で印刷したとき印刷途中にトナー切れが生じるか否かを判定し、判定結果によって制御の流れを分岐させるステップS118と、ステップS118で、印刷途中にトナー切れが生じないと判定された場合(NOの場合)に実行され、プレビュー画像を生成し、表示部190にプレビュー表示画面250を表示させるステップS124と、ステップS118で印刷途中にトナー切れが生じると判定された場合(YESの場合)に実行され、トナーの残量条件に即したプレビュー画像を生成し、表示部190にプレビュー表示画面320を表示させるステップS122と、ステップS114でトナー切れの色があると判定された場合(YESの場合)に実行され、トナーの残量条件に即したプレビュー画像を生成し、表示部190にプレビュー表示画面290を表示させるステップS120とを含む。ステップS120、ステップS122、又はステップS124実行後、このプログラムは終了し、表示されたプレビュー表示画面上に利用者からの操作を受けるのを待つ。
ステップS118における、印刷途中にトナー切れが生じるか否かの判断は以下のようにして行なう。ステップS116におけるトナー消費量の算出は、画像データの各色の画素数を計算し、1画素あたりのトナー消費量に基づいて画像データの各色のトナー消費量を算出する。これが印刷する画像データ1部にかかる各色のトナー消費量であり、これにステップS104で入力された印刷部数を掛けて、印刷ジョブあたりの各色のトナー消費量を算出する。このように算出された各色の算出値と、ステップS112で確認された各色のトナー残量とを比較して、印刷途中にトナー切れが生じるか否かを判定する。
図13は、デジタル複合機40の制御部60で実行され、図12のプログラムが実行され表示されたプレビュー表示画面上に利用者からの操作入力を受け、印刷実行または配色設定動作などを行なうプログラムの制御構造を、フローチャート形式で表わす図である。このプログラムは、図12のプログラムが実行され、プレビュー表示画面250、290、320のいずれかが表示された時に実行される。
図13を参照して、このプログラムは、プレビュー表示画面で印刷中止ボタン254が押されたか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS150と、ステップS150で印刷中止ボタン254が押されていないと判定された場合(NOの場合)に実行され、表示されたプレビュー画像のいずれかが選択されたか否かを判定し判定結果によって制御の流れを分岐させるステップS152と、ステップS152でプレビュー画像が選択されたと判定された場合(YESの場合)に実行され、コピー開始ボタン252が押されたか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS154と、ステップS154でコピー開始ボタン252が押されたと判定された場合(YESの場合)に実行され、ステップS152で選択したプレビュー画像の配色と同じ配色で印刷を実行するステップS164と、ステップS164に続き、デジタル複合機40のトナー残量を確認するステップS166と、ステップS166に続き、ステップS166で確認したトナー残量に対応した初期画面を表示するステップS168とを含む。
ステップS166において、各色のトナーの残量が十分にあると確認された場合は、ステップS168では初期画面210を表示する。いずれかの色のトナーが残量基準値に近くまで減少していると確認された場合は、ステップS168では初期画面240を表示して、その色のトナー残量が少なくなっている事を利用者に告知する。トナーのいずれかの色が切れていると確認された場合は、ステップS168では初期画面230を表示して、その色のトナーが切れていることを利用者に告知する。
ステップS150で印刷中止ボタン254が押されたと判定された場合(YESの場合)は、制御はステップS166に進む。ステップS152でプレビュー画像が選択されていないと判定された場合(NOの場合)は、制御の流れはステップS150に進む。ステップS168実行後、このプログラムは終了する。
このプログラムはさらに、ステップS154でコピー開始ボタン252が押されていないと判定された場合(NOの場合)に実行され、配色設定ボタン256が押されたか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS156と、ステップS156で配色設定ボタン256が押されたと判定された場合(YESの場合)に実行され、配色再設定画面360を表示するステップS157と、ステップS157に続き、選択されたプレビュー画像の配色条件を再設定するステップS158と、ステップS158に続き、仕上り表示ボタン264が押されたか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS160と、ステップS160で仕上り表示ボタン264が押されたと判定された場合(YESの場合)に実行され、配色再設定画面360で設定された配色条件でプレビュー画像を再生成し、再生成したプレビュー画像を含んだプレビュー表示画面を表示するステップS162とを含む。ステップS160で、仕上り表示ボタン264が押されていないと判定された場合(NOの場合)、制御はステップS158に進む。ステップS156で配色設定ボタン256が押されていないと判定された場合(NOの場合)、又は、ステップS162が実行された後は、制御はステップS150に進む。
―動作―
第1の実施の形態に係るデジタル複合機40は、コピーモードにおいて以下のように動作する。
利用者により、デジタル複合機40に原稿がセットされ、コピーに関する印刷設定が入力される(ステップS102、104)。入力される印刷設定は、印刷枚数(印刷部数)、カラーモードの選択(モノクロ、フルカラー)、コピー濃度、プレビュー表示確認の有無などである。
印刷設定が入力され、スタートキーが押されると、読取部によって原稿の読取が行なわれ、プレビュー表示設定がされているか確認される(ステップS106、108、110)。プレビュー表示設定がされていない場合は、入力された印刷設定に基づいて印刷を実行し、印刷実行後デジタル複合機のトナー残量を確認し、トナー残量に応じたコピーモードの初期画面を表示して終了する(ステップS130、132、134)。
プレビュー表示設定がされている場合は、デジタル複合機40は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(B)のトナー残量を確認し、トナー切れの色があるかを確認する(ステップS112、114)。トナー切れの色がない場合には、読取った原稿と入力された印刷設定に基づいてトナー消費量を算出し(ステップS116)、読取った画像濃度で印刷をすると印刷途中でトナー切れが生じるか否かを判定する(ステップS118)。トナー切れが生じないと判定された場合は、C、M、Y、Bの4色で構成されたプレビュー画像を表示したプレビュー表示画面250を表示する(ステップS124)。印刷途中でトナー切れが生じると判定された場合は、トナー切れをしない色で構成する複数のプレビュー画像と、途中でトナー切れが生じる色に関しては、印刷の最後まで色味が変わらないトナー濃度まで下げ、他の3色にかけ合わせて構成されるプレビュー画像を加えたプレビュー表示画面320を表示する(ステップS122)。トナー切れの色があると判定された場合は、トナー切れをしていない色で構成する複数のプレビュー画像を表示したプレビュー表示画面290を表示する(ステップS120)。
利用者はプレビュー表示画面に表示されたプレビュー画像を見て、生成される印刷物の色調を確認する。読取原稿が複数ページの場合は、ページ送りボタン260を操作して表示されるページを送り、印刷ページ全体の色調に問題がないか確認する。利用者は、表示されるプレビュー画像のうち、印刷を希望する色調のプレビュー画像を押して選択する。選択されたプレビュー画像の色調でコピー動作を行なう場合はコピー開始ボタンを押す。コピー開始ボタンの入力を受けたデジタル複合機40は、入力された印刷設定及び選択されたプレビュー画像の色調設定に基づいて、印刷を実行する(ステップS152、ステップS154、ステップS164)。デジタル複合機40は、印刷実行後にトナー残量の確認を行ない、トナー残量の状態に合った初期画面を表示して終了する(ステップS166、168)。
色調に関して再設定を行なう場合は、利用者は色調を再設定したいプレビュー画像を選択して配色設定ボタンを押す。配色設定ボタンの入力を受けたデジタル複合機40は、配色再設定画面360を表示し、選択されたプレビュー画像の配色状況を表示する。デジタル複合機40は色ごとにある矢印ボタンで利用者からの配色条件の変更を受付け、変更に合わせてプレビュー画像370の色調表示を変化させる。配色条件を再設定後、仕上り表示ボタンが押されたことに応答して、再設定された配色条件にしたがったプレビュー画像を生成し、プレビュー表示画面に表示する(ステップS156、157、158、160、162)。
また、プレビュー表示画面に表示されるプレビュー画像を確認し、所望の色調のプレビュー画像がない場合は、利用者は印刷中止ボタンを押す。印刷中止ボタンの入力を受けたデジタル複合機40は、印刷を行なわず、トナー残量を確認し、トナー残量の状態に合った初期画面を表示して終了する。
以上のように、本実施の形態に係るデジタル複合機40は、デジタル複合機40に入力された印刷設定、読取った原稿画像データ、及び各色のトナー残量状態を元にして、一部のトナー残量が少ない時でも印刷終了まで同じ色調で印刷実行可能な色調のプレビュー画像を生成、表示する。利用者はプレビュー画像を確認し、プレビュー画像の中から所望の色調を表すプレビュー画像を選択し、印刷実行指示を出す。デジタル複合機40はその指示を受けて、選択されたプレビュー画像の配色設定に基づき、プレビュー表示と同じ色調の印刷物を作成する。その結果、トナーの残量検出機能を備えた画像形成装置において、トナーの残量を考慮して画像形成をする場合、どのような画像が形成されるかを確認することができる画像形成装置を提供することができる。
また、トナー残量が僅かな色に関しても、印刷終了までは色調が変化しない印刷濃度でのプレビューを表示する。それにより、印刷途中に色調が変化した印刷物を生成することを防ぐことができ、印刷した印刷物がユーザにとって無駄なものになることを防止できる。
また、デジタル複合機40は、プレビュー画像表示後に印刷を中止する手段を設けていることから、所望する配色設定がなかった時には印刷動作を中止することができる。その結果、無駄な印刷物を作ることを防止することができる。
[第2の実施の形態]
―構成―
第2の実施の形態では、デジタル複合機40は、表示されるプレビュー表示画面において、トナー切れ又は印刷途中でトナー切れの可能性があると判定された場合には、読取部で読取った画像と、トナーの残量状態を元に生成されたプレビュー画像とを並べて表示する。
第2の実施の形態において、デジタル複合機40のハードウェア構成は第1の実施の形態のデジタル複合機40と同一であるが、制御部60で実行されるプログラムが異なっている。
第2の実施の形態では、図12で示されるプログラム構造を示すフローチャートにおいて、ステップS120及びステップS122の動作が異なる。ステップS120では、後述する図14に示されるプレビュー表示画面400が表示される。ステップS122では、プレビュー表示画面400が表示される。またこのとき、それぞれのステップで生成するプレビュー画像は第1の実施の形態と同様に、トナーの残量状態にあわせて生成される。
図14は、第2の実施の形態で表示されるプレビュー表示画面400を示す図である。図14を参照して、プレビュー表示画面400は、プレビュー画像410と、読取画像420とを含む。プレビュー表示画面400においては、生成されたプレビュー画像と読取部68で読取った画像とが並べて表示される。生成された複数のプレビュー画像を見る時は、スクロールバー266を用い、プレビュー画像を切替えて表示し、確認する。このとき、読取画像420の表示位置は変わらない。
―動作―
第2の実施の形態に係るデジタル複合機40は、コピーモードにおいて以下のように動作する。
デジタル複合機40は、利用者からの印刷設定の入力を受け、原稿を読取り、トナーの残量状態にしたがってプレビュー画像を生成し、プレビュー表示画面を表示する。
トナー残量が十分ある時は、デジタル複合機40は、プレビュー表示画面250を表示する。利用者はページ送りボタン260を押しプレビュー内容を確認し、色調に問題がなければ、プレビュー画像270を押して選択し、コピー開始ボタン252を押す。利用者からの入力を受けたデジタル複合機40は、プレビュー画像270に設定された配色設定にしたがって印刷を実行する。
トナーの残量状態がトナー切れ又は印刷途中でトナー切れが生じると判定された場合は、デジタル複合機40は、プレビュー表示画面400を表示する。プレビュー表示画面400では、生成されたプレビュー画像と読取った読取画像とが並べて表示される。利用者は、スクロールバー266を操作してプレビュー画像と読取画像とを比較して、プレビュー画像を確認する。所望の色調のプレビュー画像があればプレビュー画像410を押して選択し、コピー開始ボタン252を押す。利用者からの入力を受けたデジタル複合機40は、選択されたプレビュー画像の配色設定にしたがって印刷を実行する。
デジタル複合機40は、印刷実行後にトナー残量の確認を行ない、トナー残量の状態に合った初期画面を表示して終了する。
また、配色設定を変更したい場合、利用者は変更したいプレビュー画像を押して選択し、配色設定ボタン256を押す。配色設定ボタン256の入力を受けたデジタル複合機40は、配色再設定画面360を表示し選択されたプレビュー画像の配色状況を表示する。デジタル複合機40は色ごとにある矢印ボタンで利用者からの配色条件の変更を受付け、変更に合わせてプレビュー画像370の色調表示を変化させる。配色条件の再設定が終了後、仕上り表示ボタン264が押されたことに応答して、再設定された配色条件にしたがったプレビュー画像を再生成し、プレビュー表示画面を再表示する。
以上のように、トナーの残量状態が十分でない時は、プレビュー表示画面において、トナーの残量状態に応じて生成されたプレビュー画像と読取部で読取った読取画像とを並べて表示する。このことにより、利用者は実際に印刷される印刷物のプレビュー画像と、実画像のデータとを比較しながら確認することができ、プレビュー画像に表示される配色で印刷を行なうか否か、又は配色の再設定を行なうかを容易に判断することができる。その結果、トナーの残量検出機能を備えた画像形成装置において、トナーの残量を考慮して画像形成をする場合、どのような画像が形成されるかを確認することができる画像形成装置を提供することができる。
[第3の実施の形態]
―構成―
第3の実施の形態では、データ通信システム30において、デジタル複合機40をプリンタとして用いて、LAN44上のコンピュータ46からデジタル複合機40に対して画像データのプリント指示を出す。プリント指示の中にプレビュー画面表示指示が含まれている場合は、デジタル複合機40は、トナーの残量状態を確認し、それに合わせたプレビュー画像データをコンピュータ46へ送り、コンピュータ46上でプレビュー画面を表示する。利用者は表示されたプレビュー画面から所望の色調で表示されるプレビュー画像を選び、印刷開始指示を出す。送信される印刷開始指示には画像データとともに配色データも含まれる。また、プレビュー画像の配色の再設定はコンピュータ46上で行なうものとし、デジタル複合機40に印刷開始指示を出す際には再設定された配色データを含んで送信する。
図15は、コンピュータ46からデジタル複合機40へ印刷指示を出す時に表示される印刷指示画面440を示す図である。図15を参照して、印刷指示画面440は、印刷指示を出すためのOKボタン442と、印刷自体をキャンセルためのキャンセルボタン444と、印刷実行前にプレビュー画面を表示するように指示を出すためのプレビュー表示ボタン446とを含む。
コンピュータ46からデジタル複合機40へ送信される印刷指示には、印刷される画像データ、印刷部数情報、プレビュー画面表示指示情報などが含まれる。
図16は、コンピュータ46が、後述する図17のプログラムによってデジタル複合機40からプレビュー画像データを受けたことに応答して表示する、プレビュー表示画面460を示す図である。図16を参照して、プレビュー表示画面460は、プレビュー画像480、482、484、486、及び488と、ページ送りボタン468と、スクロールバー472と、デジタル複合機40の状態を表示するメッセージ表示部470と、選択されたプレビュー画像の配色設定を行なう配色設定ボタン466と、コンピュータ46に印刷開始指示を送信する印刷開始ボタン462と、印刷をキャンセルするためのキャンセルボタン464とを含む。
プレビュー画像480〜488は、マウスなどのポインティングデバイスでクリックすることで選択される。図16において、印刷開始指示を出す場合はプレビュー画像を選択し、印刷開始ボタン462をクリックする。
また、配色条件の再設定はコンピュータ46上で行なわれる。プレビュー画像480〜488のいずれかを選択し、配色設定ボタン466をクリックする。すると、コンピュータ46上に図11に示すような配色再設定画面(図示せず)が表示され、トナーの残量条件の範囲内での配色条件の再設定を行なうことができる。
印刷開始ボタン462を押してコンピュータ46からデジタル複合機40に送信する印刷開始指示には、印刷される画像データ、印刷部数情報に加え、選択されたプレビュー画像が持つ配色設定情報が含まれる。
図17は、デジタル複合機40の制御部60で実行される、コンピュータ46からの印刷指示を受信し、プレビュー画像データを生成してコンピュータ46に送信するまでのプログラムの制御構造をフローチャート形式で表す図である。このプログラムは、デジタル複合機40がコンピュータ46からの印刷指示を受信した時に起動される。
図17を参照して、このプログラムは、コンピュータ46からの印刷指示を受信するステップS200と、ステップS200に続き、ステップS200で受信した印刷指示の中にプレビュー表示を実行する指示が含まれているか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS202と、ステップS202で、プレビュー表示を実行する指示が含まれていると判定された場合(YESの場合)に実行され、デジタル複合機40のトナー残量を確認するステップS204と、ステップS204に続き、トナー切れの色があるか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS206と、ステップS206でトナー切れの色がないと判定された場合(NOの場合)に実行され、受信した印刷指示に含まれている画像データ及び印刷部数を元にしてトナー消費量を算出するステップS208と、ステップS208に続き、ステップS204で検出したトナー残量とトナー消費量とを比較して、読取った画像濃度で印刷すると印刷途中でトナー切れが生じるか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS210と、ステップS210でトナー切れが生じないと判定された場合(NOの場合)に実行され、C、M、Y、Bの4色で構成されたプレビュー画像データをコンピュータ46に送信するステップS216と、ステップS210で、トナー切れが生じると判定された場合(YESの場合)に実行され、十分な残量があるトナーで構成されたプレビュー画像データと、途中でトナー切れが生じる色に関して印刷の最後まで色味が変わらないトナー濃度まで下げ、他の3色にかけ合わせて構成されるプレビュー画像データとをコンピュータ46に送信するステップS214と、ステップS206で、トナー切れの色があると判定された場合(YESの場合)に実行され、トナー切れの色を除く色で構成されたプレビュー画像データをコンピュータ46に送信するステップS212とを含む。ステップS212、214、216のいずれかが実行されプレビュー画像データを送信後、このプログラムは終了し、コンピュータ46からの印刷指示を受信するまで待機する。
このプログラムはさらに、ステップS202でプレビュー表示を実行する指示が含まれていないと判定された場合(NOの場合)に実行され、印刷指示に含まれる画像データ及び印刷部数にしたがってデジタル複合機40で印刷を実行するステップS218を含む。ステップS218実行後、このプログラムは終了する。
図18は、デジタル複合機40の制御部60で実行され、コンピュータ46で表示されるプレビュー表示画面460から送信された印刷開始指示を受信し、印刷を実行するまでのプログラム構造をフローチャート形式で表す図である。このプログラムは、図17のフローチャートで、ステップS212、214、216のいずれかを実行後に起動する。
図18を参照して、このプログラムは、コンピュータ46からの印刷開始指示信号の受信を待つステップS252と、ステップS252で印刷開始指示信号を受信したと判定された場合(YESの場合)に実行され、印刷開始指示に含まれる、印刷画像データ、選択されたプレビュー画像が持つ配色設定情報、及び印刷部数情報にしたがって印刷を実行するステップS254とを含む。ステップS254実行後、このプログラムは終了する。
―動作―
第3の実施の形態では、デジタル複合機40はプリンタモードとして以下のように動作する。
LAN44に接続されたコンピュータ46から印刷指示を受けたデジタル複合機40は、受信した印刷指示の中にプレビュー表示を実行する指示が含まれているかを判定する(ステップS200、202)。プレビュー表示を実行する指示が含まれている場合は、デジタル複合機40のトナー残量を確認し、トナー切れの色があるかを判定する(ステップS204、206)。トナー切れの色がないと判定された場合は、印刷指示に含まれる画像データと印刷部数データとを元にしてトナー消費量を算出し、トナー残量とトナー消費量とを比較して、印刷途中でトナー切れが生じるか否かを判定する(ステップS208、210)。トナー切れが生じないと判定された場合はC、M、Y、Bの4色で構成されたプレビュー画像データをコンピュータ46に送信する(ステップS216)。トナー切れが生じると判定された場合は、十分な残量があるトナーで構成されたプレビュー画像データと、データ切れが生じる色に関して濃度を調整して構成したプレビュー画像データとをコンピュータ46に送信する(ステップS214)。トナー切れの色があると判定された場合は、トナー切れの色を除く色で構成されたプレビュー画像データをコンピュータ46に送信する(ステップS212)。プレビュー表示を実行する指示が含まれていない場合は、印刷指示に含まれる画像データ及び印刷部数にしたがってデジタル複合機40で印刷を実行する(ステップS218)。
デジタル複合機40からのプレビュー画像データを受信したコンピュータ46は、プレビュー表示画面460を表示し、受信したプレビュー画像を表示する。利用者は、コンピュータ46上にてプレビュー表示画面460を確認し、所望の色調のプレビュー画像をクリックして選択し、印刷開始ボタン462を押す。それを受けてコンピュータ46は、デジタル複合機40に、印刷画像データ、印刷部数情報、及び選択したプレビュー画像が持つ配色設定情報を含む、印刷開始指示を送信する。
コンピュータ46から送信された印刷開始指示を受信したデジタル複合機40は、印刷開始指示に含まれる配色設定情報にしたがって、印刷画像データの印刷を実行する(ステップS252、254)。
以上のように、デジタル複合機40をプリンタモードで動作させ、デジタル複合機40内のトナー残量状態に基づいてプレビュー画像を生成し、印刷指示を出すコンピュータ46に送信しプレビュー画面に表示させることで、デジタル複合機40をプリンタとして使用する時における出力可能な色調をプレビュー画像によって確認することができる。その結果、プリンタ機能においてもプレビュー画像によって色調設定を反映した印刷結果を確認することができ、生成する印刷物がユーザにとって無駄なものとなることを防止できる画像形成装置を提供することができる。
以上のように、デジタル複合機40を用いることで、トナーの残量検出機能を備えた画像形成装置において、トナー切れ又はトナー残量を考慮して画像形成をした印刷物が、ユーザにとって無駄なものとなることを防止できる画像形成装置を提供することができる。
実施の形態では、デジタル複合機における1色のトナー切れの場合についてのみ記述したが、複数色のトナー切れ、又はトナー残量が十分でない状態が生じた場合にも同様に動作する。その時生成されるプレビュー画像はトナー状態に応じて変わり、生成されるプレビュー画像数も状況に応じて変化する。
第1、及び第2の実施の形態については、デジタル複合機40のコピーモードでの動作時について説明したが、ファクシミリ送信時に行なっても良い。
今回開示された実施の形態は単に例示であって、本発明が上記した実施の形態のみに制限されるわけではない。本発明の範囲は、発明の詳細な説明の記載を参酌した上で、特許請求の範囲の各請求項によって示され、そこに記載された文言と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含む。
第1の実施の形態に係るデジタル複合機40を含む、データ通信システム30の全体構成を表す模式図である。 本実施の形態に係るデジタル複合機40の構成を表すブロック図である。 読取部68、記録部66とで構成されるデジタル複合機40の断面図である。 操作パネル64を表す図である。 表示部190に表示される、コピーモードにおける初期画面210を示す図である。 トナー残量検出部78が、シアントナーが切れていることを検出したときに表示部190に表示される、コピーモードの初期画面230を示す図である。 トナー残量検出部78が、シアントナーが残量基準値まで減ってきたことを検出したときに表示部190に表示される、コピーモードの初期画面240を示す図である。 デジタル複合機40の制御部60で実行されるプログラムにおいて、ステップS124が実行された時に表示部190に表示されるプレビュー表示画面250を示す図である。 デジタル複合機40の制御部60で実行されるプログラムにおいて、ステップS120が実行された時に表示部190に表示されるプレビュー表示画面290を示す図である。 デジタル複合機40の制御部60で実行されるプログラムにおいて、ステップS122が実行された時に表示部190に表示されるプレビュー表示画面320を示す図である。 図8〜図10のプレビュー表示画面に表示されるプレビュー画像を選択し、配色設定ボタン256が押された時に表示される配色再設定画面360である。 デジタル複合機40の制御部60で実行され、プレビュー表示が設定された時はトナー残量を確認し、その状況に合わせたプレビュー表示画面を生成し表示するプログラムの制御構造を、フローチャート形式で表わす図である。 デジタル複合機40の制御部60で実行され、プレビュー表示画面上に利用者からの操作入力を受け、印刷実行または配色設定動作などを行なうプログラムの制御構造を、フローチャート形式で表わす図である。 第2の実施の形態で表示されるプレビュー表示画面400を示す図である。 コンピュータ46からデジタル複合機40へ印刷指示を出す時に表示される印刷指示画面440を示す図である。 コンピュータ46が、デジタル複合機40からプレビュー画像データを受けたことに応答して表示する、プレビュー表示画面460を示す図である。 デジタル複合機40の制御部60で実行され、コンピュータ46からの印刷指示を受信し、プレビュー画像データを生成してコンピュータ46に送信するまでのプログラムの制御構造をフローチャート形式で表す図である。 デジタル複合機40の制御部60で実行され、コンピュータ46で表示されるプレビュー表示画面460から送信された印刷開始指示を受信し、印刷を実行するまでのプログラム構造をフローチャート形式で表す図である。
符号の説明
40 デジタル複合機
60 制御部
64 操作パネル
66 記録部
68 読取部
78 トナー残量検出部
88 プレビュー画像生成部
190 表示部
200 スタートキー
212 プレビュー確認設定ボタン
250、290、320 プレビュー表示画面
252 コピー開始ボタン
256 配色設定ボタン
264 仕上り表示ボタン
270 プレビュー画像
272、274、276、278 トナー状態表示
360 配色再設定画面

Claims (8)

  1. カラー画像データの印刷に使用する、複数色のトナーの残量を各色別に計測するためのトナー残量検出手段と、
    前記トナー残量検出手段によって検出された各色別のトナー残量が所定の条件を充足したときに、前記カラー画像データに対し、当該カラー画像データを形成するために使用する各色別のトナー濃度をそれぞれ別の態様で調整した画像を表す複数のプレビュー画像を生成し、表示するためのプレビュー画像表示手段とを含む、画像形成装置。
  2. 前記プレビュー画像表示手段は、
    前記カラー画像データを標準濃度で印刷する時に消費されるトナー量を各色別に算出するためのトナー消費量算出手段と、
    前記トナー消費量算出手段により算出された各色別のトナー消費量と前記トナー残量検出手段により計測された各色別のトナーの残量とを比較し、前記カラー画像データを標準濃度で印刷するときに印刷終了までにトナー切れが生じるか否かを判定するためのトナー切れ判定手段と、
    前記トナー切れ判定手段により、第1の色のトナーにトナー切れが生じると判定されたことに応答して、前記第1の色のトナー濃度を複数通りに変えて形成されるカラー画像にそれぞれ対応する複数のプレビュー画像を表示するための手段とを含み、
    前記複数通りのトナー濃度は、いずれを用いて前記カラー画像データを印刷したときにも、印刷終了までにトナー切れが生じないように選ばれる、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記複数の前記プレビュー画像のうちのいずれかを利用者に選択させるための画像選択手段と、
    利用者からの印刷指示に応答して、前記画像選択手段により選択されたプレビュー画像と同じ色調でカラー画像を形成するための画像形成手段とをさらに含む、請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記画像選択手段により選択されたプレビュー画像の色調を、印刷終了まで前記第1の色のトナーにトナー切れが生じることなく印刷実行可能な範囲内で再設定するための色調再設定手段と、
    前記色調再設定手段により前記選択されたプレビュー画像の色調が再設定されたことに応答して、前記色調再設定手段により再設定された色調にしたがって前記プレビュー画像の表示を更新するためのプレビュー画像更新手段とをさらに含む、請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記色調再設定手段は、利用者の操作に応答して、前記画像選択手段により選択されたプレビュー画像の各色のトナー濃度を、印刷終了まで前記第1の色のトナーにトナー切れが生じることなく印刷実行可能な範囲内で、段階的に切替えるための手段を含む、請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記画像選択手段により選択されたプレビュー画像と、前記カラー画像データとを並べて表示するための手段をさらに含む、請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記複数の前記プレビュー画像のうちのいずれかを利用者に選択させるための画像選択手段と、
    利用者からの印刷指示に応答して、前記画像選択手段により選択されたプレビュー画像と同じ色調でカラー画像を形成するための画像形成手段とをさらに含む、請求項1に記載の画像形成装置。
  8. 前記トナー残量検出手段によりトナーの残量なしと判定されたトナー色を示す情報と、トナーの残量があるトナー色を示す情報とを、互いに判別可能な態様で表示するための手段をさらに含む、請求項1〜請求項7のいずれかに記載の画像形成装置。
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