JP2005249873A - 画像形成装置及び画像安定化処理実行方法 - Google Patents

画像形成装置及び画像安定化処理実行方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 画像形成準備のための画像安定化処理が終了するまでの待ち時間を短縮し、画像の品質を保証することを可能とした画像形成装置を提供する。
【解決手段】 画像形成装置は、デジタルカラー画像リーダ部1、デジタルカラー画像プリンタ部2、制御部100、デジタル画像処理部113等を備える。制御部100のCPU301は、画像形成装置の電源投入時に、バックアップRAMに記憶されているデフォルトの色モードの設定を読み出し、BK単色モードが設定されている場合、画像形成準備のための画像安定化処理が必要か否かを判別する。画像安定化処理が必要な場合、画像濃度制御であるDmaxとDhalfの補正処理、ATRで使用するパッチ画像濃度の濃度目標値への補正処理、及び1次ATVC処理をそれぞれBK色のみ実施する。
【選択図】 図10

Description

本発明は、電子写真方式を用いて白黒画像或いはカラー画像を形成可能な画像形成装置に関し、特に、複写機、プリンタ、ファクシミリ、或いはこれら複数の機能を備えた複合機等に適用可能な画像形成装置及び画像安定化処理実行方法に関する。
従来、企業のオフィス等に設置されるカラー文書を印刷出力するカラー複写機やカラープリンタ(カラー機)は、その本体価格とランニングコストの高さから、潜在的に需要はあるものの、白黒複写機や白黒プリンタ(白黒機)に比べ気軽に使用される存在ではなかった。これは、ビジネス文書の大半が白黒で印刷出力されるため、需要が少ないカラーの印刷出力に対して見合うだけの低本体価格及び低ランニングコストのカラー複写機やカラープリンタが少なかったことにもよる。
しかし、近年、オフィス用途として白黒機とほぼ同等の本体価格とランニングコストを実現し、オフィスにおいて気軽にカラー印刷出力を可能としたカラーシフトを促進させるカラー複写機やカラープリンタが開発されている。これに伴い、オフィスにおいて従来の白黒機に代わってカラー機へ置き替えが進んできている。
他方、カラー機において、カラー画像を形成するために必要な、4色分のトナーそれぞれに対して濃度補正のためのキャリブレーション処理を、電源投入時に実行するようにした技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、複合機において、電源投入時に初期設定画面がファクシミリモード画面の場合に、ファクシミリ印刷は一般に白黒印刷であるとの推測から、画像処理パラメータを補正する画像安定化処理を実施しなくても画像品質に特に影響がないと判断し、立上げ時には画像処理パラメータ等の補正を行わず、印刷後に画像処理パラメータの補正を行うような制御も提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−167394号公報 特開2002−44309号公報
しかしながら、上記のカラー機においては、カラー画像を形成するために、4色分のトナーそれぞれに対して濃度補正のためのキャリブレーション処理を行う必要があり、そのキャリブレーション処理は、上記特許文献1に記載されているように、一般的に電源投入時に実行されることが多い。そのため、カラー機の電源投入時における調整時間が白黒機に比べ著しく長いという問題点がある。従って、カラー機では、例えば白黒出力しか使用しない場合においてもカラー出力の準備を行うため、ユーザとしては不要なカラー出力の調整のために待たされることになる。
また、カラー機におけるカラートナー現像方式としてトナーとキャリアの二成分現像方式を使用している場合、環境によるトナーの濃度変動が顕著である。そのため、特に環境変動が起こりやすい朝一番の電源投入時や節電モードからの復帰時において、トナー濃度測定処理や濃度階調補正処理などの複数の処理が必要となることから、ウェイト中の処理にかかる時間が長くなる傾向がある。
このような、カラー機の電源投入時における調整時間が白黒機に比べ長いという問題点についての一つの改善策として、上記特許文献2に記載されているように、電源投入時に初期設定画面がファクシミリ画面の場合、立上げ時には画像処理パラメータ等の補正を行わず、印刷後に画像処理パラメータの補正を行うような制御も提案されている。
しかし、この場合、初期設定画面がファクシミリモード画面であっても、ユーザがコピーモード画面に切り替えてカラー出力を行うことも考えられるため、画像安定化処理を行わずにカラー出力されるケースが想定され、その場合、画像品質が保証されないという問題点がある。また、仮にファクシミリ印刷が白黒印刷の場合であっても、前回画像安定化処理を実施した環境から大きく環境が変化したときには、画像品質が劣化することも考えられるため、画像処理パラメータを再設定する必要が生じる。
本発明の目的は、画像形成準備のための画像安定化処理が終了するまでの待ち時間を短縮し、画像の品質を保証することを可能とした画像形成装置及び画像安定化処理実行方法を提供することにある。
上述の目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、所定の色を用いて画像形成を行う複数の色モードを有する画像形成装置であって、電源投入時に、設定されている色モードによる画像形成において画像形成準備のための画像安定化処理が必要か否かを判別する判別手段と、前記判別手段により画像安定化処理が必要と判別された場合、前記設定されている色モードに対応した画像安定化処理を選択して実行する実行手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明の画像形成装置は、電源投入時に実行した画像安定化処理の色モードが黒色を用いて画像形成を行う色モードで、且つ、複数色を用いて画像形成を行う色モードのジョブが投入された場合、前記実行手段は、前記電源投入時に実行した画像安定化処理に関わる黒色を含めた全色分の画像安定化処理を実行することを特徴とする。
また、本発明の画像形成装置は、電源投入時に実行した画像安定化処理の色モードが黒色を用いて画像形成を行う色モードで、且つ、複数色を用いて画像形成を行う色モードのジョブが投入された場合、前記実行手段は、前記電源投入時に実行した画像安定化処理に関わる黒色以外の色の画像安定化処理を実行することを特徴とする。
また、本発明の画像形成装置は、前記画像形成は、感光体に形成した潜像をトナーで現像し用紙に転写し定着を行う電子写真方式の画像形成であり、前記画像安定化処理とは、トナーの最大濃度を保つトナー最大濃度補正処理、ハーフトーンの階調特性を保つ階調補正処理、トナー濃度を目標値に保つトナー濃度目標値補正処理、トナーを転写する際の転写高圧を設定する転写高圧設定処理を含むことを特徴とする。
また、本発明の画像形成装置は、前記画像形成における定着を行う定着手段の定着温度を監視する監視手段と、前記設定されている色モードに応じて、前記画像安定化処理を開始するタイミングを決定するための前記定着温度の到達温度を変更する温度制御手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明の画像形成装置は、複合機、複写機、プリンタを含む群から選択される装置であり、前記複数の色モードとは、黒色を用いて画像形成を行う色モード、黒色を含む複数色を用いて画像形成を行う色モード、出力対象の画像が白黒かカラーかを認識して画像形成を行う色モードを含むことを特徴とする。
更に、本発明の画像形成装置は、所定の色を用いて画像形成を行う複数の色モードを有する画像形成装置であって、前記複数の色モードにそれぞれ対応付けて画像形成準備のための画像安定化処理を示す情報を記憶する記憶手段と、電源投入時に、設定されている色モードを判別するモード判別手段と、前記モード判別手段により判別された色モードによる画像形成において画像安定化処理が必要か否かを判別する処理判別手段と、前記処理判別手段により画像安定化処理が必要と判別された場合、前記色モードに対応した画像安定化処理を前記記憶手段から選択して実行する実行手段とを備えることを特徴とする。
上述の目的を達成するために、本発明の画像安定化処理実行方法は、所定の色を用いて画像形成を行う複数の色モードを有する画像形成装置の画像安定化処理実行方法であって、前記画像形成装置の電源投入時に、設定されている色モードによる画像形成において画像形成準備のための画像安定化処理が必要か否かを判別し、画像安定化処理が必要と判別された場合、前記設定されている色モードに対応した画像安定化処理を選択して実行することを特徴とする。
本発明によれば、電源投入時に、設定されている色モードによる画像形成において画像形成準備のための画像安定化処理が必要な場合、設定されている色モードに対応した画像安定化処理を選択して実行する。これにより、必要な色のみの画像安定化処理、即ち必要最低限の画像安定化処理を実行するだけで済むことから、画像形成準備のための画像安定化処理が終了するまでの待ち時間を短縮することができる。更には、設定されている色モードごとに画像安定化処理を実行することで、印刷出力する画像の品質を保証することが可能となる。
また、本発明によれば、電源投入時に実行した画像安定化処理の色モードが黒色を用いて画像形成を行う色モードで、且つ、複数色を用いて画像形成を行う色モードのジョブが投入された場合、電源投入時に実行した画像安定化処理に関わる黒色を含めた全色分の画像安定化処理を実行するため、印刷出力する画像の品質を保証することが可能となる。
また、本発明によれば、電源投入時に実行した画像安定化処理の色モードが黒色を用いて画像形成を行う色モードで、且つ、複数色を用いて画像形成を行う色モードのジョブが投入された場合、電源投入時に実行した画像安定化処理に関わる黒色以外の色の画像安定化処理を実行するため、画像安定化処理が終了するまでの待ち時間を短縮することができる。
また、本発明によれば、定着手段の定着温度を監視し、設定されている色モードに応じて、画像安定化処理を開始するタイミングを決定するための定着温度の到達温度を変更するため、更に、画像安定化処理が終了するまでの待ち時間の削減が可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1は、本実施の形態に係る画像形成装置の概略構成を示す構成図である。
図1において、画像形成装置は、例えば、複写機能・プリンタ機能・ファクシミリ機能を併せ持つフルカラーで画像形成を行う複合機として構成されており、筐体上部を構成するデジタルカラー画像リーダ部1と、筐体下部を構成するデジタルカラー画像プリンタ部2とを備えている。
まず、デジタルカラー画像リーダ部1の構成を説明する。なお、デジタルカラー画像プリンタ部2の構成は図2及び図3の説明後に説明する。
制御部100は、画像形成装置全体を制御するものであり、図2に示す構成を有する。自動原稿給紙装置(ADF)102は、原稿台ガラス(プラテン)101上へ原稿を自動的に給送する。なお、本画像形成装置は、自動原稿給紙装置102を設置する代わりに、鏡面圧板もしくは白色圧板(不図示)を装着する構成としてもよい。
光源103及び104は、原稿を照明するものであり、ハロゲンランプ、蛍光灯、キセノン管ランプなどの類が使用される。反射傘105及び106は、光源103及び104の光を原稿に集光する。ミラー107〜109は、原稿からの反射光または投影光を導光する。キャリッジ114は、光源103、104、反射傘105、106、ミラー107を収容する。キャリッジ115は、ミラー108及び109を収容する。
なお、キャリッジ114は速度Vで、キャリッジ115は速度V/2で、CCDイメージセンサ(電荷結合素子イメージセンサ:以下CCDと略称)111の電気的走査方向(主走査方向X)に対して直交する副走査方向Yに機械的に移動することによって、原稿の全面を走査する。
レンズ110は、原稿からの反射光または投影光をCCD111上に集光する。CCD111は、基板112上に実装されており、反射光または投影光を電気信号に変換する。デジタル画像処理部113は、後述の画像処理を行う。
外部インタフェース部116は、他のデバイスとのインタフェース(以下I/Fと略称)を司る。具体的には、外部I/F部116はファクシミリ装置(不図示)やLAN I/F装置(不図示)等と接続可能である。なお、ファクシミリ装置やLAN I/F装置との間の画像情報及びコード情報のやり取り/手続きの制御については、各接続装置の制御部(不図示)とCPU301(図2参照)との相互通信により行われる。
図2は、画像形成装置の制御部100を中心とした構成を示すブロック図である。
図2において、制御部100は、CPU301、メモリ302、操作部303を備えており、デジタル画像処理部113、外部I/F部116、プリンタ制御部250と接続されている。
CPU301は、デジタル画像処理部113とプリンタ制御部250に対してそれぞれ制御を行うための情報をやり取りするI/Fを備えており、制御プログラムに基づき図10及び図11のフローチャートに示す処理を実行する。メモリ302は、上記制御プログラムを格納した格納部、画像データ情報を記憶するページメモリ部514(図3参照)、設定されている色モードと色モードごとの画像安定化処理の一覧を示す情報(図12参照)を記憶するバックアップRAMを備えている。操作部303は、操作者による画像形成装置の処理実行内容の入力や操作者に対する処理に関する情報及び警告等の通知のためのタッチパネル付き液晶表示画面と、ハードキーから構成される。
図3は、画像形成装置における画像信号の流れを示すブロック図である。
図3において、デジタル画像処理部113は、クランプ・Amp(Amplifier)・S/H(Sample Hold)・A/D部502、シェーディング部503、つなぎ・MTF(Modulation Transfer Function)補正・原稿検知部504、入力マスキング部505、セレクタ506、色空間圧縮・下地除去・LOG変換部507、遅延部508、モワレ除去部509、変倍処理部510、UCR・マスキング・黒文字反映部511、γ補正部512、フィルタ部513、下地除去部515、黒文字判定部516を備えている。制御部100は、ページメモリ部514を備えている。
原稿台ガラス101上の原稿は光源103、104から光が照射され、その反射光(または投影光)はCCD111に導かれて電気信号に変換される。なお、CCD111がカラーセンサの場合、RGBのカラーフィルタが1ラインCCD上にRGB順にインラインに乗ったものでも構わないし、3ラインCCDで、それぞれRフィルタ・Gフィルタ・BフィルタをそれぞれのCCDごとに並べたものでも構わないし、フィルタがオンチップ化されたものまたはフィルタがCCDと別構成になったものでも構わない。
上記電気信号(アナログ画像信号)は、デジタル画像処理部113に入力され、クランプ・Amp・S/H・A/D部502によりサンプルホールド(S/H)され、アナログ画像信号のダークレベルが基準電位にクランプされ、所定量に増幅された後、A/D変換されて、例えばRGB各8ビットのデジタル信号に変換される。なお、上記処理順番は、クランプ・Amp・S/H・A/D部502における表記順とは限らない。
上記デジタル信号は、シェーディング部503によりシェーディング補正及び黒補正が施された後、つなぎ・MTF補正・原稿検知部504により次の各処理が施される。即ち、CCD111が3ラインCCDの場合、つなぎ処理はライン間の読取位置が異なるため、読取速度に応じてライン毎の遅延量を調整し、3ラインの読取位置が同じになるように信号タイミングを補正し、MTF補正処理は読取速度や変倍率によって読取のMTFが変わるため、その変化を補正し、原稿検知処理は原稿台ガラス上の原稿を走査することにより原稿サイズを認識する。
読取位置タイミングが補正されたデジタル信号は、入力マスキング部505により、CCD111の分光特性と光源103・104及び反射傘105・106の分光特性を補正される。入力マスキング部505の出力は、外部I/F信号との切り替え可能なセレクタ506に入力される。セレクタ506から出力された信号は、色空間圧縮・下地除去・LOG変換部507と下地除去部515に入力される。
下地除去部515に入力された信号は、下地除去された後、当該信号が原稿中の黒文字に対応する信号かどうかを判定する黒文字判定部516に入力され、黒文字判定部516により黒文字信号を生成する。また、セレクタ506の出力が入力された色空間圧縮・下地除去・LOG変換部507では次の処理を行う。即ち、色空間圧縮処理により、読み取った画像信号がプリンタ部2で再現できる範囲に入っているかどうかを判断し、入っている場合は画像信号をそのままとし、入っていない場合は画像信号をプリンタ部2で再現できる範囲に入るように補正する。そして、下地除去処理を行い、LOG変換処理によりRGB信号からYMC信号に変換する。
その後、色空間圧縮・下地除去・LOG変換部507の出力信号を、黒文字判定部516で生成された黒文字信号とのタイミングを補正するため、前記出力信号は遅延部508によりタイミングが調整される。
黒文字判定部516と遅延部508から各々出力される二種類の信号は、モワレ除去部509によりモワレが除去され、変倍処理部510により主走査方向に変倍処理される。そして、UCR・マスキング・黒文字反映部511により次の処理を行う。即ち、UCR処理では、変倍処理部510で処理された信号であるYMC信号からYMCK信号が生成され、マスキング処理では、プリンタ部2の出力にあった信号に補正され、黒文字反映処理では、黒文字判定部516で生成された判定信号(黒文字信号)がYMCK信号にフィードバックされる。
UCR・マスキング・黒文字反映部511により処理された信号は、γ補正部512により濃度調整された後、フィルタ部513によりスムージング処理またはエッジ処理される。
以上のように処理された画像データ情報は、制御部100上のページメモリ部514に一旦記憶され、プリンタ制御部250から出力される各色の画像書き出し基準タイミング信号に従い、画像データ信号として順次ビデオクロックに同期させてプリンタ制御部250に送信される。
次に、図1に戻ってデジタルカラー画像プリンタ部2の構成を説明する。
レーザスキャナ201は、感光体である感光ドラム202上に潜像を形成する。各色現像器203は、現像機構と現像切り替え機構とから構成される。1次転写ローラ204は、感光ドラム202上のトナー像を中間転写体205に転写する第一の転写手段である。レーザスキャナ201、感光ドラム202、各色現像器203は、画像形成手段を構成する。2次転写ローラ206は、中間転写体205上のトナー像を用紙に転写する第二の転写手段である。
また、画像形成装置には、加圧ローラ207、カセット208、209、210、211、給紙ローラ212、213、214、215、給紙分離ローラ216、217、218、219、手差し給紙ローラ220、レジストローラ221、縦パス搬送ローラ222、223、224、225、クリーニングブレード230、ブレード231、廃トナーボックス232、反転口を兼ねる排紙口である排紙ローラ233、両面パス234、手差しトレイ240等が配設されている。
プリンタ制御部250は、画像形成装置全体の制御部である制御部100上のCPU301からの制御信号の受け口となる。プリンタ制御部250は、CPU301からの印刷開始等を指示する制御信号に従い、デジタルカラー画像プリンタ部2における印刷動作を制御する。
レーザスキャナ201は、画像データ信号に対応するレーザ光をポリゴンミラーで主走査方向に走査して感光ドラム202に照射する。感光ドラム202表面に形成された静電潜像は、感光ドラム202の時計方向への回転により、各色現像器203を構成する4色(イエロー:Y、マゼンタ:M、シアン:C、ブラック:BK)の現像ロータリのうち該当色の現像ロータリの現像シリンダ位置と対向する。静電潜像が形成された感光ドラム202表面と、高圧電源から現像バイアスが印加された現像シリンダ面との間に形成される電位量に応じた現像剤(トナー)が、各色現像器203から感光ドラム202表面へ飛ばされ、感光ドラム202表面の静電潜像が現像される。
感光ドラム202表面に形成されたトナー像は、感光ドラム202の時計方向への回転により、反時計方向に回転する中間転写体205に転写される(1次転写)。黒単色画像の場合には、中間転写体205に対して所定時間間隔を空けて順次画像形成が行われる(1次転写)。フルカラー画像の場合には、感光ドラム202表面の各色に対応する静電潜像を、各色毎に順次現像ロータリの現像シリンダ位置出しを行うことで現像及び1次転写し、中間転写体205の4回転後に、即ち4色分の画像を1次転写した時点で、フルカラー画像の1次転写が完了する。
パッチ検知センサ241は、非接触型のセンサであり、感光ドラム202上に現像されたトナー現像濃度測定用のテストパターン(=ハーフトーンパッチ)を読み取って各色ごとのトナー現像濃度を検知し、トナー補給量のフィードバック制御を行うための検知信号を出力する。トナー濃度検知センサ242は、同様に非接触型のセンサであり、現像シリンダ上のトナーに光を照射したときの反射光(近赤外光)をフォトダイオードで検知し、各色現像器203内のトナーのトナー濃度を検出する。
パッチ検知センサ241が現像されたハーフトーンパッチの濃度を検知するのに対し、トナー濃度検知センサ242は各色現像器203内のトナーのトナー濃度を直接検知している。即ち、パッチ検知センサ241で検知したハーフトーンパッチの濃度検知結果に対して、トナー濃度検知センサ242で検知したトナー濃度検知結果をフィードバックして目標濃度レベルを補正している。
トナー現像濃度検知については、黒(=BK)を含め全色分のハーフトーンパッチ濃度を検知しているが、トナー濃度検知については、本発明におけるBK色のトナーがそのトナー特性により濃度レベルを検知できないため、BK色のトナー濃度検知は実施していない。すなわち、BK色トナー以外のトナーは近赤外光を反射するが、BK色トナーとキャリアは近赤外光を吸収する性質であり、BK色トナー以外のトナーは現像剤中のトナー量が減少するに従って現像剤からの近赤外反射光も減少し、逆にトナー量が多くなると近赤外反射光も増加する。そのため、反射光量に基づいてそのときのトナー濃度を算出することができる。
なお、このトナー濃度検知を行うためには、各色現像器203の現像ロータリを回転させ、各色ごとに現像シリンダをトナー濃度検知センサ242の位置と対向する位置へ移動させる必要がある。
自動給紙の場合には、各カセット(上段カセット208、下段カセット209、3段目カセット210、4段目カセット211)に収納された用紙は、各カセット段の各給紙ローラ212、213、214、215により給紙され、各カセット段の各給紙分離ローラ216、217、218、219により搬送され、更に縦パス搬送ローラ222、223、224、225によりレジストローラ221まで搬送される。
手差し給紙の場合には、手差しトレイ240に積載された用紙は、手差し給紙ローラ220によりレジストローラ221まで搬送され、中間転写体205への転写が終了するタイミングで、中間転写体205と2次転写ローラ206の間に搬送される。
その後、自動給紙または手差し給紙された用紙は、2次転写ローラ206と中間転写体205とに挟まれる形で定着器(定着ローラ及び加圧ローラ207)方向へ搬送されると共に中間転写体205に圧着され、中間転写体205上のトナー像が用紙上に2次転写される。用紙に転写されたトナー像は、定着ローラ及び加圧ローラ207により加熱及び加圧され用紙上に定着される。
なお、用紙に転写されずに残る中間転写体205上の転写残留トナーに関しては、中間転写体205の表面上に当接/離間可能なクリーニングブレード230をこすり当て、中間転写体205表面から掻き取ることで、画像形成シーケンス後半の後処理制御でクリーニングされる。
感光ドラムユニット内では、感光ドラム202表面から残留トナーがブレード231により掻き取られ、感光ドラムユニット内に一体化されている廃トナーボックス232まで搬送される。更に、吸着している可能性のある2次転写ローラ206表面上の正負各極性の残留トナーは、高圧電源から2次転写正バイアス及び2次転写逆バイアスを交互に印加することで、中間転写体205上に各極性の残留トナーを吸着させ、上記のクリーニングブレード230で残留トナーを掻き取ることで、残留トナーが完全にクリーニングされ、後処理制御が終了する。
定着ローラ及び加圧ローラ207により画像が定着された用紙は、排紙ローラ233を経由して排紙される。
用紙の両面に画像を形成する両面画像形成時には、定着された画像を載せた用紙が、排紙ローラ233を経て機外で反転処理を行うために一旦排出口に排出されて、用紙後端を所定距離分機内に残して停止される。即ち、用紙を反転させて両面パス234に導くために、用紙後端を反転待機位置である排紙ローラ233から所定距離手前の位置に残した状態で、反転開始指示を待つことになる。反転待機位置に待機している用紙は、反転開始指示が出されると排紙ローラ233で反転動作が行われ、反転待機位置から両面待機位置まで両面パス234を搬送される。
両面パス234を搬送された用紙は、両面センサで検知された後、所定距離分搬送された後に両面待機位置に一旦待機される。そして、用紙の2面目に対する画像形成準備が整い再給紙指示がされると、再給紙位置に待機している用紙は再度画像形成のため、レジストローラ221まで搬送され、用紙の2面目に対する画像形成が行われる。
用紙にフルカラーで画像を形成するフルカラー画像形成時には、用紙サイズによって、できるだけ中間転写体205上に2枚分の画像を形成する。本実施の形態では、副走査方向の長さがLTRサイズ(=216mm)以下の用紙について、2枚分の画像を中間転写体205上に同時に並存するように形成するように制御する。
用紙の片面に画像を形成する片面画像形成時には、同一のカセット208、209、210、211から給紙された2枚の用紙について、中間転写体205上に形成された画像を用紙1枚ずつに転写する。また、用紙の両面に画像を形成する両面画像形成時には、両面パス234上の両面待機位置に待機している既に片方の面が作像済の用紙と、カセットから給紙された用紙とについて、中間転写体205上に形成された画像を用紙1枚ずつに転写する。
この場合、両面画像形成は、既に一面に画像形成された両面画像(データ)のうちもう一面の画像(反転され再給紙された用紙への画像)と、まだ画像形成されていない両面画像(データ)のうち一面の画像(給紙された用紙への画像)とを、交互に形成していくことになる。なお、LTRサイズ以上の用紙に対する画像形成については、中間転写体205上に2枚分の画像を同時に並存するように形成することができないため、1枚分の画像のみを形成する。
図4乃至図9は、画像形成装置の操作部303の表示例を示す図である。
操作部303は、図4に示す液晶表示画面400と、不図示のハードキー(数値を入力するテンキー、ユーザカスタマイズ項目を表示するユーザモードキー、コピー開始を指示するコピーキー等)とから構成されている。
図4において、液晶表示画面400は、タッチパネル付き画面であり、画像形成装置の状態、画像形成枚数、倍率、用紙サイズ等を表示可能である。更に詳細なモード設定を行う場合は、液晶表示画面400上のタッチパネル上のキーを押下することにより、設定モードに応じて表示内容が切り替わり、表示内容に従って画像形成装置が備える各モードを設定することができる。液晶表示画面400は、通常スタンバイ時には以下に説明する各キーを含む標準画面を表示している。
コピー画面切り替えキー401は、液晶表示画面400を複写モードに設定するコピー設定画面に切り替えるときに押下する。ファクシミリ送信設定画面切り替えキー402は、液晶表示画面400をファクシミリ送信に対して設定するファクシミリ送信画面に切り替えるときに押下する。ボックス画面切り替えキー403は、原稿台上の原稿をスキャンしてボックス(=ハードディスク)へデータを格納したり、或いはボックス内のデータをプリント出力や送信を行うための設定画面へ切り替えたりするときに押下する。リモートスキャナ設定画面切り替えキー404は、原稿台上の原稿のスキャンをリモートで行う場合の設定及び解除の画面に切り替えるときに押下する。
色選択キー405は、色モード選択時に押下する。この色選択キー405を押下すると色モードを選択するための子画面が開く(図5の状態)。子画面では、図5に示すように、出力対象の原稿の種類(原稿上の画像の色)がカラー原稿であるかBK単色原稿(白黒原稿)であるかを自動認識して出力するときに選択する自動カラー選択(ACS)キー、フルカラーモードで出力するときに選択するフルカラーキー、BK単色モード(白黒モード)で出力するときに選択する白黒キーが表示されるので、いずれかのキーを押下することで色モードを設定することができる。 倍率選択キー406は、用紙の各定形サイズ間の縮小倍率及び拡大倍率、自動変倍、ズーム倍率等を選択する場合に押下する。等倍キー407は、倍率を等倍(=100%)に戻したい場合に押下する。用紙選択キー408は、画像をコピーする用紙を選択する場合に押下する。
ソータキー409は、印刷出力した用紙を1部ごとに束ねる「ソート」、ページごとに束ねる「グループソート」、1部ごとに束ねてステイプル留めを行う「ステイプルソート」などを選択するときに押下する。
両面キー410は、片面に画像がある片面原稿2枚の各画像を用紙1枚の両面に各々印刷出力する「片両」設定、両面に画像がある両面原稿1枚の各画像を用紙1枚の両面に各々印刷出力にする「両両」設定、両面原稿1枚の各画像を用紙2枚の片面に各々印刷出力する「両片」設定、及び、片面原稿1枚の半分ずつの画像を用紙1枚の両面に各々印刷出力する「ページ連写両面」設定などを選択するときに押下する。
自動濃度設定キー411は、原稿の濃度を自動で調整したいとき、例えば新聞等の下地を除去してコピーしたいときなどに押下する。マニュアル濃度設定キー412、413におけるキー412は出力濃度を薄くしたいときに押下し、キー413は出力濃度を濃くしたいときに押下する。
画像処理選択キー414は、原稿の中身が文字のみの「文字モード」、写真のみの「印刷写真モード」、それらが混在した「文字/写真/地図モード」等、原稿の種類によりその画像処理パラメータを選択するときに押下する。応用モード選択キー415は、「枠消し」、「綴じ代」、「縮小レイアウト」などのモードを選択するときに押下する。
割込みキー416は、連続コピー/連続プリント出力中に、割り込んでコピーを取りたいときに押下する。システム確認キー417は、コピー、受信、ファクス、プリント、送信などのジョブ状況や履歴を確認したいとき、また各種デバイス(スキャナ、プリンタ、ファクス、ネットワーク送信、受信の状態、給紙段の状態、トナーなどの消耗品の状態等を確認したいときに押下する。
なお、図4は色選択キー405で白黒の色選択がされた状態であり、図5はフルカラーの色選択がされた状態である。また、この色選択を含む上記各モードはデフォルト設定として標準画面に登録が可能である。
例えば、図4に設定されている色選択(ここでは色モードがBK単色モードに設定されている)を含む各種モードを標準画面として登録したいときは、まず、操作部400上のユーザモードキー(不図示のハードキー)を押下して、ユーザ独自に設定可能な項目を選択する画面を表示させる。その選択項目に中に図8に示す「標準モードの変更」項目があるため、この画面の中から「登録」キーを押下して、現在液晶表示画面に設定されているモードの登録を確認する画面を表示させる(図9参照)。
図9の画面では標準画面に登録するモードの一覧が表示されており、この例では、BK単色、等倍、自動用紙、置数1などが設定されており、この画面で「はい」のキーを押下することで、色選択を含む設定モードが標準画面として登録されるため、これらの設定値が不図示のバックアップRAMに記憶され、電源投入時にはこれらの設定値がバックアップRAMより読み出され、標準画面の設定が表示される。
次に、本実施の形態の画像形成装置における電源投入時の画像安定化処理で、色に依存する画質安定化のための画像濃度制御、自動トナー補給制御(=Auto Toner Replenishment、以下「ATR」)、及び自動転写高圧制御(=Auto Transfer Voltage Control、以下「ATVC」)について説明する。これらの制御は、基本的に画像処理パラメータを補正し、画質を安定させることを目的としている。
画像濃度制御は、各色のトナーの最大濃度(以下「Dmax」)を一定に保つこと(トナー最大濃度補正処理)と、ハーフトーンの階調特性を入力画像信号に対してリニアに保つこと(以下「Dhalf」)(階調補正処理)を目的としている。ATRは、経時的に変化する各色現像器203内のトナー濃度(トナー/キャリアの割合)を一定に保つこと(トナー濃度目標値補正処理)を目的としている。ATVCは、トナーを転写する際の最適な転写高圧を設定すること(転写高圧設定処理)を目的としている。
画像濃度制御は、感光ドラム202と対向位置に配置されたパッチ検知センサ241で読み取った感光ドラム202上のテストパターン(ハーフトーンパッチ)に基づいて、現像バイアス電位と明部電位との差であるコントラスト電位Vcontを制御することで、最大濃度Dmaxの安定化を行うと共に、出力階調補正手段であるルックアップテーブル(以下「LUT」)を補正し、階調リニアリティの安定化を行うものである。また、4色フルカラーの画像形成にあたっては、1色でも微妙に濃度や階調リニアリティがずれてもカラーバランスが崩れてしまうことがあるため、基本的には4色同時に処理を実施した方が画質は安定する。
また、ATRでも、同様にパッチ検知センサ241で感光ドラム202上のテストパターン(ハーフトーンパッチ)の濃度を読み取り、読取値と濃度目標値とを比較し、比較結果に基づきトナー補給量が濃度目標値となるように増減する制御を行う。
感光ドラム202、各色現像器203等から構成される画像形成ユニットにおいては、トナーの消費に従いトナー成分やトナー粒度分布の変化、また耐久による感光ドラム202及び現像に寄与する部品の削れや劣化、更には、温湿度や経時変化によるトナー及び部品の抵抗値や帯電性の変化により、同じプロセス条件では一定の画質を維持することが難しくなる。従って、先に述べたような画像濃度制御を、ジョブ実行中は一定プリント枚数毎或いは一定時間毎に行うことにより、またある所定値以上の環境の変動を検知したときに行うことにより、常に同じ品質のカラー画像を得ることができる。
画像濃度検知は、照射部と受光部を有する光学センサであるパッチ検知センサ241によって、感光ドラム202上のテストパターン(ハーフトーンパッチ)から反射する光量を測定して行われる。画像濃度は、この光量を一定に保つように現像バイアス等のプロセスパラメータを変化させることによって一定に保たれる。
画像濃度検知を行うためのハーフトーンパッチに関しては、本来、ベタ濃度を制御するためにはベタパッチ濃度を測定した方が望ましいが、一般的にはベタ濃度は現像特性上で飽和した領域を用いることが多く、バイアス条件を変化させてもベタ濃度はあまり変化しないため、ベタパッチ濃度測定によって行った濃度制御が高濃度領域のつぶれ等を反映しないことが多い。従って、本実施の形態では、画像濃度1.0近辺のハーフトーンパッチの濃度を一定に制御することでDmax制御を行う。
Dmax制御は、各色のカラーバランスを一定に保つことと同時に、トナーの載り過ぎによる色重ねした文字の飛び散りや、定着不良を防止する意味も大きい。本実施の形態では、画像濃度検知を行ったときのフィードバック制御対象を現像バイアス電位とし、ハーフトーンパッチの濃度が画像濃度1.0に相当するように、現像バイアス電圧印加用の高圧電源に対するフィードバック制御を行う。
また、ハーフトーンの階調制御に関しては、本実施の形態では画像処理ごとにディザ1種類、スクリーン2種類の3つずつ、画像比率の異なる9つずつのハーフトーンパッチ(本実施の形態では8it階調信号を使用するため、それぞれ0x00、0x10、0x20、0x40、0x60、0x80、0xC0、0xE0、0xFFのデータ値を使用)を感光ドラム202上にシーケンシャルに形成する。ハーフトーンパッチをパッチ検知センサ241により読み取って得られたデータと画像濃度の入出力特性の逆関数を求め、実際の画像形成時には画像データにこの逆関数を掛け合わせて出力することによって、最終的にリニアな入出力特性、即ち適正なハーフトーン階調特性を得ることができる。
ハーフトーンの階調制御は、電子写真特有の非線形的な入出力特性(γ特性)によって、入力画像信号に対して出力濃度がずれて自然な画像が形成できないことを防止するため、γ特性を打ち消して入出力特性をリニアに保つような画像処理を行うことが一般的である。
本実施の形態におけるATRは、外部I/F部116から出力されたビデオ信号のカウント値であるビデオカウントデータから算出したトナー補給量を、所定のタイミングで補正しており、1次帯電バイアスと現像バイアスの電位差によって感光ドラム202上に形成したハーフトーンパッチの濃度をパッチ検知センサ241で検知して濃度目標値と比較し、トナー補給量を増減する。
この場合、ハーフトーンパッチの濃度からトナー補給量を補正しているため、トナー濃度が適正値に保たれなくなり、画像形成装置内部へのトナー飛散や感光ドラム202へのキャリア付着が発生する恐れがある。そこで、所定のタイミングで濃度目標値を補正することにより、各色現像器203内のトナー濃度を適正に保っており、画像形成装置の電源投入時に濃度安定化処理が必要な場合には、ハーフトーンパッチの画像形成を行い、検知したハーフトーンパッチの濃度データを基に濃度目標値のフィードバックを実施している。
ATVCには、感光ドラム202から中間転写体205へトナーを転写する際の最適な1次転写高圧を決定する1次ATVCと、中間転写体205から用紙へトナーを転写する際の最適な2次転写高圧を決定する2次ATVCとがある。2次ATVCは、作像(画像形成)開始指示を受けた後の感光ドラム202の作像前回転処理において、画像形成枚数が所定枚数に到達している際に起動される。1次ATVCは、電源投入時に実施され、各色の作像シーケンスを実行して、高圧電源から所定の電圧を1次転写ローラ204に印加し、そのときに流れる電流を測定して1次転写コントラスト電圧―電流テーブルを作成する。
最初に、画像形成装置の電源投入時の色モード別の画像安定化処理(電源立上げシーケンス)を図10に基づき説明する。
図10は、画像形成装置の電源投入時の色モード別の画像安定化処理を示すフローチャートである。本フローチャートに示す処理は制御部100のCPU301が制御プログラムに基づき実行する。なお、図10では4色フルカラーを4Cと略記して図示する。
画像形成装置の電源投入後、定着器(定着ローラ及び加圧ローラ207)の温度調節(温調)制御が開始される。定着温度を監視する監視タスクがサーミスタにより定着ローラの表面温度の検知を開始し、サーミスタにより表面温度が所定温度に達したことを検知すると、画像形成の準備のための初期化処理を始める。初期化処理には、後述する画像安定化処理の他に、ジャム検知処理や各ユニットの位置合わせ処理などが含まれる。
図10において、画像形成装置の電源投入時の処理を開始する前に、まずステップS1001で、CPU301は、デフォルトの設定されている色モードをバックアップRAMから読み出し、ステップS1002で、設定されている色モードがBK単色モードかどうかを判別する。ステップS1002でBK単色モードが設定されていると判断した場合は(図4の色モード設定の状態)、ステップS1003へ進み、CPU301は、BK単色画像の定着温度に目標温度を設定する。
その後、ステップS1004で、CPU301は、画像安定化処理が必要かどうかを判別する。この判別条件として、定着ローラの表面温度が例えば50℃未満の状態で電源をONしたかどうか、前回現像階調濃度補正制御を行ったときから環境の変化に所定レベル以上の差があるかどうか、或いは累積出力枚数がBK画像で所定枚数(本実施の形態では例えば1000枚)に到達しているかどうかを個別に判断し、1つでも該当する場合、画像安定化処理が必要と判断する。
ステップS1004で画像安定化処理が必要と判断した場合は、ステップS1005へ進み、CPU301は、メモリ302に格納されている色モードごとの画像安定化処理の一覧を示す情報(図12参照)からBK色のみの画像濃度制御処理を選択して実施し、それ以外の色の画像濃度制御処理は実施しない。この画像濃度制御処理は、上述した、画像濃度制御であるDmaxとDhalfの補正処理と、ATRで使用するパッチ画像濃度の濃度目標値への補正処理のうち、BK色のみの処理である。なお、BK単色モードのときはトナー濃度検知処理は実施しない。
ステップS1005では、CPU301は、別途、1次ATVCでBK単色作像シーケンスを実行して、高圧電源から所定の電圧を1次転写ローラ204に印加し、そのときに流れる電流を測定して1次転写コントラスト電圧―電流テーブル(BK単色モード用のみ)を作成する。
ステップS1004で画像安定化処理が不要と判断した場合、また、ステップS1005で画像安定化処理を終了した場合は、定着器の温調制御を続け、定着温度がBK単色画像の目標温度に到達すると作像が可能となり、スタンバイ状態となる。
ステップS1002で、設定されている色モードがBK単色モード以外(フルカラーモード(図6の色モードの設定状態)、及び自動色選択(ACS)モード(図7の色モードの設定状態))と判断した場合、ステップS1006へ進み、CPU301は、カラー画像の定着温度に目標温度を設定する。
その後、ステップS1007で、CPU301は、画像安定化処理が必要かどうかを判別する。この判別条件としては、上記と同様に、定着ローラの表面温度が例えば50度C未満の状態で電源をONしたかどうか、前回現像階調濃度補正制御を行ったときから環境の変化に所定レベル以上の差があるかどうか、或いは累積出力枚数がフルカラーで所定枚数(本実施の形態では例えば200枚)に到達しているかどうかを個別に判断し、1つでも該当する場合、画像安定化処理が必要と判断する。
ステップS1007で画像安定化処理が必要と判断した場合、ステップS1008へ進み、CPU301は、BK色を含めた全色分(イエロー:Y、マゼンタ:M、シアン:C、ブラック:BK)の画像濃度制御処理を行う。この画像濃度制御処理は、上述した、画像濃度制御であるDmaxとDhalfの補正処理と、ATRで使用するパッチ濃度の検知及びBK単色時には実施していないトナー濃度検知を行ったときの検知結果による濃度目標値の補正処理である。
ステップS1008では、CPU301は、別途、1次ATVCを調整する。カラーモード及びACSモード時の1次ATVCでは、まず最初にBK単色作像シーケンスを実行して、電源から所定の電圧を1次転写ローラ204に印加し、そのときに流れる電流を測定して1次転写コントラスト電圧―電流テーブル(BK単色モード用)を作成する。その後、フルカラー作像シーケンスを実行して、電源から所定の電圧を1次転写ローラ204に印加し、そのときに流れる電流を測定して1次転写コントラスト電圧―電流テーブル(フルカラーモード用)を作成する。
なお、BK単色モード用のBK単色のテーブルとカラーモード用のBK色のテーブルは、フルカラー時のトナー重ねによるトナー載り量の影響によって、2次転写ローラ206と中間転写体205との接点の抵抗が変わるため、基本的に同じ値にはできないので、2種類のテーブルを持つ関係上、BK単色用のシーケンスとフルカラー用のシーケンスを2つ実施することでテーブルを作成している。
その後、ステップS1009で、CPU301は、フルカラーの画像安定化処理が実施されたことを示すフルカラー(4C)初期化終了フラグを立てておく。該フラグは、BK単色モードで電源投入時に、BK色のみの画像安定化処理を実施し、その後にカラーモードにデフォルト設定値を変更して電源再投入された場合に、ジョブ投入後の処理で画像安定化処理が実施されていないことを検知して、カラー用の画像安定化処理を実施させるための判断用に使用する。
ステップS1007で画像安定化処理が不要と判断した場合、CPU301は、定着温調を続行し、定着温度がカラー画像の目標温度に到達すると作像が可能となり、スタンバイ状態となる。
以上の電源立上げシーケンスにおいて、デフォルトに設定されている色がBK単色である場合には、画像安定化処理である、DmaxとDhalfの補正処理と、パッチ画像濃度測定及び1次ATVC処理を4色分実施する必要はなく、最低限のBK色のみの処理で済むことから、これにかかるパラメータ補正処理は1/4に押さえることができる。更に、フルカラーモード時にはトナー濃度検知処理がBK色以外の色について3色分の濃度検知処理が必要であるが、BK単色モード時には必要ないため、この濃度検知処理にかかる時間は削減することができる。
また、一般に定着器の温調制御に要する電力は大きく、特に電源投入時においては定着器が冷えた状態から作像可能な状態まで立上げるための熱量が多く必要であるが、最大消費電力の関係上、定着器の温度上昇に要する電力を確保するため、定着器がある一定の温度に到達するまではそれ以外の処理を同時に実行しないよう排他制御している。定着器がある程度温まってきたときに、画像安定化処理を含む初期化処理に要する時間を考慮して、トータルの待ち時間以内に全ての処理が収まるように、初期化処理を開始するタイミングを決定する。
この初期化処理を開始するトリガとなる定着温度は、該定着温度と定着目標温度との差分と定着ローラの温度上昇率を考慮した必要な待ち時間内に、初期化処理に要する時間が入るようなレベルである必要がある。定着器の温調の目標温度をフルカラーモード時の目標温度と設定した場合は、一般にフルカラーモード時の目標温度がBK単色モード時の目標温度より高いため、従来、フルカラーモード時の目標温度を考慮して、BK単色モード時とフルカラーモード時とで、初期化処理(作像準備のためのジャム検知処理や各ユニットの位置合わせ処理等を行う際に使用するモータの回転)を開始する定着温度を同じに設定している。
しかし、BK色の目標定着温度はカラーの目標定着温度より低く、更にBKの調整処理はカラーの調整処理より処理項目が少ないため処理にかかる時間が短くなることから、本発明では、ステップS1003で、BK単色モードで定着器の温調の目標温度をBK単色の目標温度に設定した場合、前述の初期化処理を開始するタイミングをフルカラーモード時のときよりも遅く開始させる制御を行う。この為、BK単色モード時には定着器の温調のみに電力を供給する時間がフルカラーモード時より多く取れ、又、目標温度がフルカラーモード時より低いことから、BK単色モード時の待ち時間がフルカラーモード時の待ち時間に比べ削減が可能である。
従って、電源投入時に、設定されているデフォルトの色モードに応じて、画像安定化処理を含む初期化処理を開始するタイミングを決定するための定着温度の到達温度を変えることで、待ち時間が大幅に削減できる。以上の制御は制御部100のCPU301が行う。
図12は、画像形成装置の電源投入時において設定されている色モードごとに実施する画像安定化処理の例を示す図である。
図12において、各色における処理を1項目とすると、フルカラーモード及びACSモードの立上げ時の画像安定化処理は、それぞれ最大で20項目必要(Dmax(Y/M/C/BK)、Dhalf(Y/M/C/BK)、1次ATVC(BK)、1次ATVC(Y/M/C/BK)、パッチ検知センサによる濃度測定及び目標補正(Y/M/C/BK)、現像剤(トナー)濃度測定及び目標補正(Y/M/C))である。これに対し、BK単色モードの立上げ時の画像安定化処理は、わずか4項目(Dmax(BK)、Dhalf(BK)、1次ATVC(BK)、パッチ検知センサによる濃度測定及び目標補正(Y/M/C/BK))で済むため、待ち時間を大幅に短縮することができる。
次に、画像形成装置のスタンバイ状態においてジョブが投入されたときの処理(ジョブ投入シーケンス)を図11に基づき説明する。
図11は、画像形成装置のスタンバイ状態でのジョブ投入時の処理を示すフローチャートである。本フローチャートに示す処理は制御部100のCPU301が制御プログラムに基づき実行する。なお、図11では4色フルカラーを4Cと略記して図示する。
図11において、画像形成装置のスタンバイ状態でジョブが投入されると、まずステップS1101で、CPU301は、デフォルトの色設定がBK単色であり、且つ投入されたジョブの印刷色がカラーであるかどうかを判別する。ステップS1101でデフォルト設定がBK単色でジョブの印刷色がカラーと判断した場合は、ステップS1105へ進み、CPU301は、フルカラーの画像安定化処理を実施したかどうかを判断するためのフルカラー(4C)初期化終了フラグを参照する。
ステップS1105でフルカラー初期化終了フラグが立っていない場合は、電源投入時にBK単色のみの画像安定化処理しか実施していないため、フルカラー用の画像安定化処理を実施させるための処理としてステップS1106以降へ進む。ステップS1106では、CPU301は、フルカラー画像の定着温度に目標温度を設定し、その後、ステップS1107で、BK色を含めた4色分(イエローY、マゼンタM、シアンC、ブラックBK)の画像安定化処理を行う。
画像安定化処理は、図10のステップS1008と同じく、画像濃度制御であるDmaxとDhalfの補正処理と、ATRで使用するパッチ画像濃度の濃度目標値への補正処理、及び1次ATVCの設定である。1次ATVCでは、最初にBK単色作像シーケンスを実行して電源から所定の電圧を1次転写ローラ204に印加し、そのときに流れる電流を測定して1次転写コントラスト電圧―電流テーブル(BK単色モード用)を作成する。この後、今度はフルカラーの作像シーケンスを実行して電源から所定の電圧を1次転写ローラ204に印加し、そのときに流れる電流を測定して1次転写コントラスト電圧―電流テーブル(フルカラーモード用)を作成する。
その後、ステップS1108で、CPU301は、フルカラーの画像安定化処理が実施されたことを示すフルカラー初期化終了フラグを立てておく。次にステップS1109では、CPU301は、投入されたジョブに関わるフルカラーの作像処理を行う。
その後、ステップS1110で、CPU301は、全てのジョブが終了したかどうかを判別する。ステップS1110で全てのジョブが終了したと判断した場合は、CPU301は、感光ドラム202の後回転処理を行った後、スタンバイ状態へ移行してジョブを正常終了する。ステップS1110でまだジョブが続くと判断した場合は、ステップS1101へ進み、CPU301は、以下ステップS1101からステップS1110の処理を全てのジョブが終了するまで連続的に実行する。
一方、ステップS1101で、CPU301は、デフォルトの色設定がBK単色であり、且つ投入されたジョブの印刷色がカラーであるかどうかを判別し、片方でも当てはまらないと判断した場合は、デフォルトがカラーの場合、及びジョブがBK単色の場合に相当する。
デフォルトがカラーの場合は、図10のステップS1008でフルカラーの画像安定化処理が実施されており、またBK単色のジョブの場合は、図10のステップS1005でBK単色の画像安定化処理が実施されているため、いずれの場合も画像安定化処理を実施する必要はない。ステップS1102で、CPU301は、ジョブの印刷色がフルカラーであるかどうかを判別する。ステップS1102でジョブの印刷色がフルカラーと判断した場合は、ステップS1103へ進み、CPU301は、フルカラーの作像処理を行う。ステップS1102でジョブの印刷色がBK単色と判断した場合は、ステップS1104へ進み、CPU301は、BK単色の作像処理を行う。
その後、ステップS1110で、CPU301は、全てのジョブが終了したかどうかを判別する。ステップS1110で全てのジョブが終了したと判断した場合は、CPU301は、感光ドラム202の後回転処理を行った後、スタンバイ状態へ移行してジョブを終了する。ステップS1110でまだジョブが続くと判断した場合は、ステップS1101へ進み、CPU301は、以下ステップS1101からステップS1110の処理を全てのジョブが終了するまで実行する。
なお、ステップS1107でBK色を含めた4色分の画像安定化処理を行っているが、これに限定されるものではない。即ち、図10のステップS1005でBK単色の画像安定化処理を行った後、すぐにステップS1107の処理を行う場合には、環境レベルの変動もないことから、改めてBK単色の画像安定化処理を実行する必要がないため、BK色以外の3色のみの画像安定化処理の実行にとどめても構わない。
以上説明したように、本実施の形態によれば、画像形成装置の電源投入時において、設定されている色モードについて画像処理パラメータを補正する画像安定化処理が必要かどうかを判断し、画像安定化処理が必要と判断したときに、設定されている色モードに従って、必要な色のみの画像安定化処理を選択して実行する。これにより、必要最低限の画像処理パラメータの補正処理のみの制御だけで済むことから、プロセス調整処理が終了するまでの待ち時間を短縮することができる。更には、設定されている色モードごとに画像安定化処理を実施することで、印刷出力する画像の品質を保証することが可能となる。
[他の実施の形態]
上記実施の形態では、画像形成装置の電源投入時において設定されている色モードごとに実施する画像安定化処理の例を図12に示したが、実施する画像安定化処理の種類及び数は図示のものに限定されるものではない。
上記実施の形態では、画像形成装置を複写機能・プリンタ機能・ファクシミリ機能を有する複合機に適用した場合を例に挙げたが、複合機への適用に限定されるものではなく、複写機やプリンタ等にも適用することが可能である。プリンタ等に使用する場合は、前述のACSキーとフルカラーキーと白黒キーの機能は、ホストコンピュータ側で選択しても良いし、プリンタ側で選択しても、どちらでも良い。又、この場合、ACSキーの機能は、画像データの種類を判別して、自動的にカラー出力、モノクロ出力をする。
本発明は、上述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム(図10、図11のフローチャート)をコンピュータ又はCPUに供給し、そのコンピュータ又はCPUが該供給されたプログラムを読出して実行することによって、達成することができる。
この場合、上記プログラムは、該プログラムを記録した記憶媒体から直接供給されるか、又はインターネット、商用ネットワーク、若しくはローカルエリアネットワーク等に接続される不図示の他のコンピュータやデータベース等からダウンロードすることにより供給される。
上記プログラムの形態は、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラムコード、OS(オペレーティングシステム)に供給されるスクリプトデータ等の形態から成ってもよい。
また、本発明は、上述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを記憶した記憶媒体をコンピュータ又はCPUに供給し、そのコンピュータ又はCPUが記憶媒体に記憶されたプログラムを読出して実行することによっても、達成することができる。
この場合、格納媒体から読出されたプログラムコード自体が上述した各実施の形態の機能を実現すると共に、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成する。
プログラムコードを記憶する記憶媒体としては、例えば、ROM、RAM、NV−RAM、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク(登録商標)、光磁気ディスク、CD−ROM、MO、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード等がある。
上述した実施の形態の機能は、コンピュータから読出されたプログラムコードを実行することによるばかりでなく、コンピュータ上で稼動するOS等がプログラムコードの指示に基づいて実際の処理の一部又は全部を行うことによっても実現することができる。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の概略構成を示す構成図である。 画像形成装置の制御部を中心とした構成を示すブロック図である。 画像形成装置における画像信号の流れを示すブロック図である。 画像形成装置の操作部の表示例を示す図である。 画像形成装置の操作部の表示例を示す図である。 画像形成装置の操作部の表示例を示す図である。 画像形成装置の操作部の表示例を示す図である。 画像形成装置の操作部の表示例を示す図である。 画像形成装置の操作部の表示例を示す図である。 画像形成装置の電源投入時の色モード別の画像安定化処理を示すフローチャートである。 画像形成装置のスタンバイ状態でのジョブ投入時の処理を示すフローチャートである。 画像形成装置の電源投入時において設定されている色モードごとに実施する画像安定化処理の例を示す図である。
符号の説明
1 デジタルカラー画像リーダ部
2 デジタルカラー画像プリンタ部
100 制御部
113 デジタル画像処理部
202 感光ドラム(感光体に対応)
203 各色現像器
204 1次転写ローラ
205 中間転写体
206 2次転写ローラ
207 定着ローラ及び加圧ローラ(定着手段に対応)
301 CPU(判別手段、実行手段、監視手段、温度制御手段、モード判別手段、処理判別手段に対応)
302 メモリ(記憶手段に対応)

Claims (8)

  1. 所定の色を用いて画像形成を行う複数の色モードを有する画像形成装置であって、
    電源投入時に、設定されている色モードによる画像形成において画像形成準備のための画像安定化処理が必要か否かを判別する判別手段と、前記判別手段により画像安定化処理が必要と判別された場合、前記設定されている色モードに対応した画像安定化処理を選択して実行する実行手段とを備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 電源投入時に実行した画像安定化処理の色モードが黒色を用いて画像形成を行う色モードで、且つ、複数色を用いて画像形成を行う色モードのジョブが投入された場合、前記実行手段は、前記電源投入時に実行した画像安定化処理に関わる黒色を含めた全色分の画像安定化処理を実行することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 電源投入時に実行した画像安定化処理の色モードが黒色を用いて画像形成を行う色モードで、且つ、複数色を用いて画像形成を行う色モードのジョブが投入された場合、前記実行手段は、前記電源投入時に実行した画像安定化処理に関わる黒色以外の色の画像安定化処理を実行することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記画像形成は、感光体に形成した潜像をトナーで現像し用紙に転写し定着を行う電子写真方式の画像形成であり、
    前記画像安定化処理とは、トナーの最大濃度を保つトナー最大濃度補正処理、ハーフトーンの階調特性を保つ階調補正処理、トナー濃度を目標値に保つトナー濃度目標値補正処理、トナーを転写する際の転写高圧を設定する転写高圧設定処理を含むことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 前記画像形成における定着を行う定着手段の定着温度を監視する監視手段と、前記設定されている色モードに応じて、前記画像安定化処理を開始するタイミングを決定するための前記定着温度の到達温度を変更する温度制御手段とを備えることを特徴とする請求項1又は4記載の画像形成装置。
  6. 前記画像形成装置は、複合機、複写機、プリンタを含む群から選択される装置であり、
    前記複数の色モードとは、黒色を用いて画像形成を行う色モード、黒色を含む複数色を用いて画像形成を行う色モード、出力対象の画像が白黒かカラーかを認識して画像形成を行う色モードを含むことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  7. 所定の色を用いて画像形成を行う複数の色モードを有する画像形成装置であって、
    前記複数の色モードにそれぞれ対応付けて画像形成準備のための画像安定化処理を示す情報を記憶する記憶手段と、電源投入時に、設定されている色モードを判別するモード判別手段と、前記モード判別手段により判別された色モードによる画像形成において画像安定化処理が必要か否かを判別する処理判別手段と、前記処理判別手段により画像安定化処理が必要と判別された場合、前記色モードに対応した画像安定化処理を前記記憶手段から選択して実行する実行手段とを備えることを特徴とする画像形成装置。
  8. 所定の色を用いて画像形成を行う複数の色モードを有する画像形成装置の画像安定化処理実行方法であって、
    前記画像形成装置の電源投入時に、設定されている色モードによる画像形成において画像形成準備のための画像安定化処理が必要か否かを判別し、画像安定化処理が必要と判別された場合、前記設定されている色モードに対応した画像安定化処理を選択して実行することを特徴とする画像安定化処理実行方法。
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