JP2006145860A - 画像形成装置、その制御方法、及びプログラム - Google Patents

画像形成装置、その制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 同一色系カラーの淡トナーと濃トナーを用いて現像を行う場合に、良好な濃度階調特性を確実に得られるようにする。
【解決手段】 同一色系カラーの淡トナーと濃トナーを用いて現像を行う画像形成装置において、淡トナーの階調特性を決定する制御を行った際に、淡トナーにより形成される淡トナー画像の最高濃度、中間調濃度が理想値と異なる場合は、淡トナーに対する濃トナーの理想状態に対応する混合開始領域をハイライト方向にシフトする。
【選択図】 図14

Description

本発明は、同一色系カラーの濃淡2種類のトナーを用いて画像を形成する画像形成装置、その制御方法、及びプログラムに関する。
従来、感光体上に静電潜像を形成し、電荷を帯びたトナーにより静電潜像を現像する電子写真方式の画像形成装置では、一般に、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック等の各色のトナーとしては、所定濃度の1種類のトナーを使用していた。しかしながら、これら濃度が1種類のトナーを用いた場合は、ハイライト部(低濃度部)でトナー量が少なくなり、画像データに対する階調(濃度階調)の再現性に難があったので、近年、同一色系カラーのトナーとして濃トナーと淡トナーを用いた電子写真方式の画像形成装置が提案されている(特許文献1参照)。
また、液体のインクを記録用紙に吹き付けて作像するインクジェット方式の画像形成装置では、濃インクと淡インクを用いた作像方式が実現されている。
特開2001−290319
上記のように、同一色系カラートナーとして濃淡2種類のトナーを用いた電子写真方式の画像形成装置が提案されてはいるが、感光体の特性変化により、ハイライト部の中間調を左右する淡トナーの出力濃度が理想的な出力濃度とならない等の理由により、製品化するまでには至っていない。
そこで、本発明は、同一色系カラーの淡トナーと濃トナーを用いて現像を行う場合に良好な階調特性を確実に得ることが可能な画像形成装置、その制御方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、同一色系カラーの淡トナーと濃トナーを用いて現像を行う画像形成装置において、淡トナー画像の階調特性を決定するための階調制御を行う制御手段と、前記制御手段による階調制御で淡トナー画像の階調特性が理想状態となるか否かを判別する判別手段と、前記判別手段により理想状態とならないと判別された場合に、理想状態に対応する淡トナーに対する濃トナーの混合開始領域を変更する変更手段とを有している。
本発明によれば、同一色系カラーの淡トナーと濃トナーを用いて現像を行うに当たって、淡トナーの階調特性を決定する制御を行った結果、淡トナーにより現像される淡トナー画像が理想状態とならない場合は、理想状態に対応する淡トナーに対する濃トナーの混合開始領域をハイライト方向にシフトするように構成したので、同一色系カラーの淡トナーと濃トナーを用いて現像を行う場合に良好な階調特性を確実に得ることが可能な画像形成装置、その制御方法、及びプログラムを提供することが可能となる。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の概略構成を示す断面図であり、本画像形成装置は、同色系の濃淡2種類のトナーを用いて電子写真方式により画像を形成するものである。
図1において、100は画像形成装置本体(以下、画像形成装置という)であり、リーダ101で読み取られた原稿画像の画像データに基づいて、120〜123の給紙段から給紙される記録用紙に画像を形成する。102〜107は、感光体上に静電潜像を形成し、電荷を帯びた所定色のトナーにより静電潜像を現像する現像ステーションであり、102はブラック、103はイエロー、104は淡色マゼンダ、105は濃色マゼンダ、106は淡色シアン、107は濃色シアンのトナーに係る現像ステーションとなっている。
なお、本画像形成装置100は、リーダ101で読み取られた原稿画像の画像データだけでなく、パーソナルコンピュータ(図示省略)から出力された画像データに基づいて画像を形成することも可能であるが、ここでは、リーダ101で読み取られた原稿画像の画像データに基づいて画像を形成する場合を想定して説明する。また、以下の説明では、各現像ステーション102〜107の構成を代表して、ブラックの現像ステーション102について説明する。
リーダ101で読み取られた原稿画像の画像データを図3で後述される回路により色分解して得られたブラックの画像データに基づいて、レーザスキャナユニット109から出射するレーザビーム光が変調される。このレーザビーム光は、ミラー110で反射され、感光体111に照射される。
この際、感光体111は、一次帯電器108により一様に所定の電位に帯電されており、画像データに基づいて変調されたレーザビーム光が照射されることにより静電潜像が形成される。この感光体111上の静電潜像は現像器112によりブラックトナーで現像される。そして、ブラックトナーで現像されたトナー画像は、一次転写ローラ113により感光体111から中間転写ベルト115へと転写される。他の色に係る各現像ステーション103〜107においても、同様の過程を辿ることにより、各色のトナー画像が中間転写ベルト115に転写される。
この際、各現像ステーション102〜107は、各現像ステーション102〜107で現像される各色のトナー画像が中間転写ベルト115上の同一位置に転写されるようなタイミングで、それぞれ、静電潜像の形成、静電潜像の現像、及び現像されたトナー画像の中間転写ベルト115への転写を行うことにより、各色のトナー画像を重ね合わせたカラー画像を中間転写ベルト115上に形成する。
一方、記録用紙の搬送、記録用紙への画像転写等は、次のように行われる。例えば、給紙段120に積載されている記録用紙にトナー画像を転写する場合には、ピックアップローラ124によって1枚の記録用紙がピックアップされる。この記録用紙は、引き抜きローラ125、及び縦パス搬送路119上の縦パスローラ126により搬送されて、レジストローラ118に突入され、記録用紙の先端部がレジストローラ118に突入された状態で当該レジストローラ118の回転が一時停止される。
そして、中間転写ベルト115上に転写されたトナー画像の先端が所定の位置に達した時点で、レジストローラ118を回転して記録用紙の搬送を再開すると共に、二次転写ローラ117により転写バイアスをかけることにより、中間転写ベルト115上に転写されたトナー画像を記録用紙に転写する。このトナー画像が転写された記録用紙は、さらに搬送路127上で搬送されて定着器128へと送り込まれる。
定着器128は、トナーが溶融する温度まで不図示のヒータで暖められた上部の定着ローラ129と下部の定着ベルト130により、記録用紙を挟み込んで搬送しつつ記録用紙上のトナー画像のトナーを溶融して用紙に定着させる。そして、定着処理が施された記録用紙は、フラッパ131により、外排紙搬送路132、または両面/反転搬送路133に送り込まれる。何れの搬送路に送出するかは、図2で説明される操作部200やPDL画像のプリントドライバ上での搬送モードの設定(片面/両面、ソート/ノンソートなど)や両面/反転搬送路133に送ることができない記録用紙の設定に応じた搬送モードで決定される。
記録用紙は、外排紙搬送路132に送出される片面モード等の場合には、外排紙ローラ137へ送り込まれ、画像形成装置100の機外へと排紙される。また、記録用紙は、両面/反転搬送路133に送出された場合には、一旦、両面反転パス135に送り込まれる。
そして、記録用紙を反転させて機外へ排出する反転排紙モードの場合には、両面/反転切替フラッパ134により、再び両面/反転搬送路133へと戻され、外排紙ローラ137へと送出される。また、両面モードの場合には、両面/反転切替フラッパ134は、両面/反転パス135上の記録用紙を両面搬送路136へ送出するように切り替えられる。両面搬送路136の記録用紙は、裏面に画像を転写するために、縦パス搬送路119に送り込まれる。
なお、本画像形成装置100は、より高品位の画像を得るために、各現像ステーション102〜107の一次帯電器や一次転写ローラ113の電圧値を調整してトナー画像の階調性を決定するための画像濃度の最高濃度を決定するDMAX制御、階調性を実現する階調補正制御からなる自動調整機能を備え、この自動調整機能を実行するために作像された所定の濃度とサイズのパッチ画像(図8参照)を読み取るパッチ検知センサ116を備えている。この自動調整機能では、パッチ検知センサ116により各色のパッチ画像の濃度を読み取り、各色のトナーで現像されたトナー画像の濃度がそれぞれ最適になるようにする調整が行われる。
図2は、画像形成装置100の上面に設けられた操作パネル200を示している。図2において、201は、画像形成装置100のモード設定や状態表示などを行うタッチパネル式のLCD表示部である。202は、置数キー群であり、0から9までの数字を入力する置数キーと、設定をデフォルト値に戻すためのクリアキーが配備されている。209は、ユーザモードキーであり、画像形成装置100の各機能のデフォルト値やユーザが任意に行いたい調整項目を実行する調整モードの設定、さらにIP(Internet Protocol)など各種ネットワークのアドレス設定などを行うことができる。
203は、スタートキーであり、コピー機能やスキャン機能などのジョブを開始させるキーである。204は、ストップキーであり、コピー機能やプリント機能、スキャン機能などのジョブを中止させるキーである。205は、ソフト電源キーであり、モータなどへの電源供給は停止させるが、CPUやネットワークなどへの電源供給は維持させるキーである。206は、節電モードキーであり、定着器128の温調制御をユーザモードで設定されたレベルで温調制御させるためのキーである。
207は、リセットキーであり、LCD表示部201や置数キー202などで設定された機能をデフォルト値にリセットするためのキーである。208は、ガイドキーであり、LCD表示部201において設定される各コピー機能やプリント機能、スキャン機能、ユーザモードキー209で表示され、設定/実行される各ユーザモードの説明を表示させるためのキーである。
図3は、画像形成装置100の制御回路の構成を示した回路ブロック図である。図3において、300は、図2の操作パネル200を制御するためのパネル操作部であり、ジョブ制御部301に接続されている。パネル操作部300は、操作パネル200の操作状況をジョブ制御部301の制御の下に監視し、操作パネル200の操作により入力されたデータやコマンドをジョブ制御部301に転送する。
ジョブ制御部301は、画像形成装置100を制御するためのプログラムが書き込まれたROMやプログラムが展開されるRAM、またそのプログラムを実行するCPUなどを含む回路である。ジョブ制御部301は、プログラムを実行することにより、操作パネル200からのコマンドやデータに基づいてコピージョブ、スキャンジョブ等を生成する。
また、ジョブ制御部301は、リーダ制御通信I/F306、PDL制御通信I/F307、画像制御部302、プリント制御部311、画像処理部312に接続されており、画像形成装置100の全体の制御を行っている。また、画像制御部302は、ジョブ制御部301の他に、PDL制御通信I/F307、画像メモリ303、画像処理部312、色分解部313に接続され、さらに、画像セレクタ310を介してPDL画像I/F308、リーダ画像I/F309に接続されており、ジョブ制御部301で生成されたジョブに従って画像処理全体の制御を行っている。
リーダ制御通信I/F306は、原稿画像を読み取るリーダ101を制御する不図示のCPU回路との通信I/F(Interface)であり、このリーダ制御通信I/F306の制御により、リーダ画像I/F309を介してリーダ画像が本制御回路に入力される。また、PDL制御通信I/F307は、不図示のパソコンなどから送られてくるPDL画像データをビットマップ画像に展開する不図示のPDL画像制御部のCPU回路との通信I/Fであり、このPDL制御通信I/F307の制御により、PDL画像I/F308を介してPDL画像データが本制御回路に入力される。
画像制御部302は、入力されたPDL画像データやリーダ画像データを上記の各現像ステーション102〜107に送出するための画像処理を制御する。この際、画像制御部302は、画像セレクタ310の設定を切換えることにより、PDL画像データ、リーダ画像データの何れの画像データを画像メモリ303に取り込むかを決定する。
また、画像制御部302は、画像圧縮伸長部304、画像蓄積部305、画像処理部312、色分解部313に対して各種の設定を行うことにより、これらデバイスの動作を制御する。なお、画像制御部302は、画像メモリ303に取り込まれたPDL画像データをビットマップ画像データに変換する処理も行っている。
画像圧縮伸長部304は、画像制御部302の制御の下に、画像メモリ303上のビットマップ画像データを圧縮して画像蓄積部305に蓄積したり、画像蓄積部305に蓄積された圧縮画像データを伸長して再び画像メモリ303に格納したりする。画像処理部312は、画像メモリ303からカラー画像データ(R,G,B画像データ)を読み出し、色バランス補正処理(色味の微調整)、ガンマ補正処理等の画像処理を行う。
色分解部313は、画像処理部312で画像処理が施されたR,G,B画像データ
をシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色に色分解する。また、シアン濃淡分解部329は、色分解部313で得られたシアン色の画像データをさらに淡色シアン、濃色シアンの2色に色分解し、マゼンタ濃淡分解部330は、色分解部313で得られたマゼンタ色の画像データをさらに淡色マゼンダ、濃色マゼンダの2色に色分解する。
プリント制御部311は、用紙搬送制御部314、プリント画像制御部315を制御することにより、実際のプリント動作を全体的に制御する。用紙搬送制御部314は、前述の記録用紙の搬送動作を制御する。プリント画像制御部315は、前述の電子写真方式のプリント動作における記録用紙の搬送動作以外の動作を制御する。この際プリント画像制御部315は、淡色シアン、濃色シアン、淡色マゼンタ、濃色マゼンタ、イエロー、ブラックの各色の現像ステーション102〜107の感光体の感度特性が反映されているLUT(ルックアップテーブル)316〜321の設定も行う。
このLUT316〜321は、感光体の感度特性、レーザ露光量、一次帯電器による感光体の帯電量などが変化することによって前述のパッチ画像の濃度が理想の濃度にならない場合に、入力される画像データに対して画像濃度を変化させ、理想の濃度が出るようにするために利用される。なお、パッチ画像の濃度は、パッチ検知センサ328(図1のパッチ検知センサ106に相当)により検知される。また、ルックアップテーブル316〜321としては、後で詳細に説明するが、現像ステーション102〜107毎に複数種のルックアップテーブルを有している。
[濃淡混合画像の濃度の階調制御]
次に、本実施の形態に特有な濃淡混合画像の階調制御について、詳細に説明する。なお、上記のように、濃淡の2色の画像データとしては、シアン系とマゼンタ系の2系統のものがあり、これら2系統において同様の階調制御が行われるが、原則として、これら2系統を区別せずに説明する。
図4は、濃淡画像比率補正テーブルの内容例を示す図である。図4において、401はシアン濃淡分解部329、又はマゼンタ濃淡分解部330での色分解処理により得られた淡トナー用の画像データを示し、402はシアン濃淡分解部329、又はマゼンタ濃淡分解部330での色分解処理により得られた濃トナー用の画像データを示しており、これら画像データ401,402は、同色系の画像データである。
各現像ステーション102〜107では、この淡トナー用画像データ401と濃トナー用画像データ402によって、同色系の濃淡2色のトナーが混合された濃淡混合画像が生成される。そこで、図4の濃淡画像比率補正テーブルには、濃淡2つのトナー用画像データ401,402の比率を補正して混合画像の濃度階調の適正化を図るための濃淡2つのトナー用画像データの比率がマッピングされている。
この濃淡画像比率補正テーブルでは、濃淡2つのトナー用画像データ401,402の合計のデータ値(すなわち、濃淡混合画像におけるトナーのトータルの載り量)の上限値が、図4に示した403の領域に示すように「255」となるように規制している。この理由は、画像データ値の大きさは、そのまま感光体に吸着されるトナー量に反映されるので、濃淡2つのトナー用画像データ401,402の合計値が「255」を超えると、1色だけのトナー(本実施の形態では、ブラックとイエロー)に対して、トナーの載り量が多くなってしまい、トナー画像を中間転写ベルト115や記録用紙に転写する際の転写性や、記録用紙に転写されたトナー画像の定着性に悪影響を及ぼす可能性が高くなるためであり、さらに、トナーの消費量を低減することも意図している。
図5は、濃淡混合画像の濃度を示した濃淡混合画像濃度テーブルである。ここでは、説明を簡略化するために、(淡トナー濃度)=(濃トナー濃度の1/2)という比率を想定している。このため、図5では、濃トナー画像データ402が「255」のときの濃トナー画像濃度405は「256」となっているのに対し、淡トナー画像データ401が「255」のときの淡トナー画像濃度404は半分の「128」となっている。
本実施の形態では、淡トナー用画像データ401により淡トナーの最高濃度が「128」まで出ている理想状態の場合には、図6の矢印406に示したように、淡トナーの濃度が最高の「128」に達するまでの画像領域では、淡トナーのみで現像している。そして、「128」を越える画像領域に入った段階で、図6の矢印407に示したように濃トナーによる現像が開始され、濃度「255」の画像領域まで淡トナーと濃トナーにより現像される。
図7は、図6の矢印406,407のように現像する場合の淡トナー用画像データ401と濃トナー用画像データ402の関係をグラフ化した図である。図7の横軸は濃度値を示し、縦軸は画像データ値を示している。
また、図7の実線は、淡トナーに係るグラフを示し、一点鎖線は、濃トナーに係るグラフを示し、破線は、淡トナーと濃トナーの混合トナーに係るグラフを示している。なお、上記のように、(淡トナー濃度)=(濃トナー濃度の1/2)という比率なので、同一濃度に対応する淡トナーに係る画像データ値は混合トナーに係る画像データ値より大きくなっている。
なお、図4の濃淡画像比率補正テーブルと図5の濃淡混合画像濃度テーブルは、シアン濃淡分解部329とマゼンダ濃淡分解部330に含まれる濃淡画像分解テーブル(図示省略)に反映される。
以上の説明では、淡トナー用画像データ401により淡トナーの最高濃度が「128」まで出ている理想状態の場合の濃淡混合画像の濃度階調制御について説明したが、画像形成装置100の設置環境、使用状況等により、現像ステーション102〜107の感光体の感光特性等が変化し、上記の淡トナー用画像データ401に基づく淡トナーの濃度が、濃淡トナー用画像データ402に基づく濃トナーの濃度の1/2となる状態が維持されていたとても、淡トナー用画像データ401が「255」のときに、淡トナーの濃度が最高の「128」となるとは限らない。
そこで、一般的に、DMAX(Density MAX)制御により、感光体の帯電電位、トナー画像を中間転写ベルトベルト115に転写するための1次転写電圧等を所定範囲内で変化させ、最高濃度のトナー画像濃度が出るようにしている。
[DMAX制御]
DMAX制御では、最高階調(255)の画像データを所定サイズのパッチ画像として各色のトナーで現像し、図8に示したように、中間転写ベルト115上の主走査方向では同一の位置、副走査方向では異なる位置に転写する。図8に示した501は、図1の中間転写ベルト115に相当し、これを上面から見た状態を示している。また、502は、図1のパッチ検知センサ116、図3のパッチ検知センサ328に相当する。各色のパッチ画像の主走査方向の配置位置を同一としたのは、1つのパッチ検知502により各色のパッチ画像を読み取るためであり、各色のパッチ画像の副走査方向の配置位置が異なるようにしたのは、各色のパッチ画像が重ならないようにするためである。
図8に示したように、各色のパッチ画像503〜508は、(Mp:淡色マゼンタ)、(M:濃色マゼンタ)、(Y:イエロー)、(Cp:淡色シアン)、(C:濃色シアン)、(K:ブラック)の配置順で中間転写ベルト501上に転写され、パッチ検知センサ502で順次読み取られる。
パッチ検知センサ502で読み取られた画像データ「255」に対応する或る色のパッチ画像の出力濃度が最高濃度の「255」に達していない、或いは超えている場合は、図10のテーブルに示したような、現像ステーション102〜107に含まれる一次帯電器の出力電圧[淡い現像濃度に係る感光体の帯電電位VL(Voltage Light)と、濃い現像濃度に係る感光体の帯電電位VD(Voltage Dark)とに対応するものとがある]を変化させ、理想の濃度になるように制御するのがDMAX制御である。
このDMAX制御を図9のフローチャートに基づいて説明する。なお、このDMAX制御も各色の現像ステーション102〜107ごとに実行されるが、ここでは、或る1色についてのみのフローを示してある。
プリント画像制御部315は、DMAX制御を開始すると(ステップS500)、まず、基準となるVLであるVL[0]とVD[0]を電位制御により決定する(ステップS501)。この電位制御は、一般的に行われているため詳述しないが、感光体上の複数のポイントで帯電電位をサンプリングし、基準となる一次帯電器の出力電圧とレーザ光量を決定する制御である。
次に、プリント画像制御部315は、ステップS501の電位制御により決定したVL[0]とVD[0]を用いて、感光体から中間転写ベルト115上へトナーで現像した画像を転写する際の1次転写電圧を決定する1転ATVC(Auto Transfer Voltage Control)を行う(ステップS502)。この1転ATVCを行って、トナーを中間転写ベルト115上に確実に転写できる1次転写電圧が決定したところで、プリント画像制御部315は、DMAX制御に入り、実際に測定した回数を計るインデックスであるiを「0」に初期化する(ステップS503)。
このとき、電位制御によるVL[0]もVD[0]もデフォルト値であり、1転ATVCもデフォルト値であったとすると、図10のi=0のVD[0]とVL[0]がそのまま使用され、VD[0]=500V、VL[0]=2000Vからスタートする。もし、デフォルト値でなければ、図10の電位テーブル値にステップS501の電位制御で測定されたVL[0]とVD[0]との差分を加えた値を持つ、図10の電位テーブルに相当する電位テーブルを作成し、この差分を加えた値をi=0の値としてセットする(ステップS503)。
次に、VL[i]、VD[i]を設定することにより、再度、一次帯電器の出力電圧を設定する(ステップS504)。次に、最高濃度「255」(ただし、濃色マゼンタ、イエロー、濃色シアン、及びブラックの場合であり、淡色マゼンタ、淡色シアンの場合は「128」である)に対応する画像データ「255」(FFH)に基づいて感光体に静電潜像を形成し、この静電潜像をトナーで現像し、このトナー像をパッチ画像として中間転写ベルト115上に形成する(ステップS505)。
次に、このパッチ画像の濃度をパッチ検知センサにより読み取り、D[i]とする(ステップS506)。このD[i]が理想の最高濃度Dt(濃色マゼンタ、イエロー、濃色シアン、及びブラックの場合は「255」、淡色マゼンタ、淡色シアンの場合は「128」)と等しい場合には、DMAX制御が成功したことを意味するので、DMAXNGフラグをFALSEとする(ステップS507,S508)。
一方、パッチ画像濃度D[i]が理想の最高濃度Dtと異なる場合には、一次帯電器の出力電圧を変えるためにステップS509に進む。このステップS509では、インデックスiが−5<i<5であるか否かを判別する。その結果、−5<i<5であり、一次帯電器の出力電圧を制御できる範囲内である場合には、パッチ画像濃度D[i]が理想の最高濃度Dtより濃いか否かを判別する(ステップS510)。
その結果、パッチ画像濃度D[i]が理想の最高濃度Dtより濃い場合には、インデックスiをデクリメントして(ステップS511)、ステップS504に戻ることにより、一次帯電器のTRUE出力電圧を下げる。一方、パッチ画像濃度D[i]が理想の最高濃度Dtより淡い場合には、インデックスiをインクリメントして(ステップS512)、ステップS504に戻ることにより、一次帯電器の出力電圧を上げる。
ステップS509において、−5<i<5ではなく、一次帯電器の出力電圧を制御できない範囲である場合には、一次帯電器の出力電圧の制御だけでトナー画像の濃度補正を行うDMAX制御は失敗したことを意味するので、DMAXNGフラグをTRUEとし、DMAX制御に失敗した際の最高画像濃度であるD[5]またはD[−5]をDngとして保存しておく(ステップS513)。
このDMAX制御が終了した時点で、DMAXNGフラグがTRUE(失敗)またはFALSE(成功)となり、TRUE(失敗)の場合にはDngにその失敗に係る最高画像濃度が保存されている。
図11は、DMAX制御が失敗した場合のシアン用の画像データと淡色シアンのトナー画像濃度の関係を例示した図である。
濃淡混合画像の濃度の階調制御を行う際のDMAX制御において求めるべきものは、最高の画像データ(本実施の形態では「255」)で淡トナーの最高画像濃度(淡色なので128)が得られる一次帯電器の電圧であるが、図11は、DMAX制御に失敗し、一次帯電器の電圧制御だけでは淡シアンの最高トナー画像濃度としてDng=112しか得られなかったことを示している。
DMAX制御に成功した場合(前述の理想状態の場合)は、濃淡トナー混合画像において理想の最高トナー画像濃度が得られ、良好な濃度階調特性を実現できるが、DMAX制御に失敗した場合は、濃淡トナー混合画像において理想の最高トナー画像濃度が得られず、良好な濃度階調特性を実現できなくなる。
そこで、本実施の形態では、DMAX制御に成功した場合は、淡トナー画像濃度が「129」の時点から濃トナー画像の形成を開始していたのに対し、DMAX制御に失敗した場合は、淡トナー画像濃度が「129」よりも淡い時点から濃トナー画像の形成を開始するようにしている。
この制御例を図12に基づいて説明する。図12は、DMAX制御を行って失敗したときの淡トナーの最高画像濃度(画像データは「255」)が「112」までしか得られなかった場合の淡トナー用画像データと淡トナーの画像濃度との関係を示したものである。
図12に示したように、淡トナー用画像データが「255」のとき、DMAX制御では、淡トナーの最高画像濃度として理想の「128」(点a)が得られず、「112」(=Dng、点b)しか得られず、DMAX制御に失敗したとする。
この場合は、DMAX制御に失敗した際の淡トナーの最高画像濃度である点bに対応する理想的な淡トナーの最高画像濃度のグラフ上の点(点c)から、濃トナーと淡トナーとによる混合トナー画像の形成を開始する。この場合、混合開始点(点c)の画像データIrは、次の数式1により求めることができる。
[数1]
Ir=255×(Dng/128)
また、混合開始点(点c)における現実の淡トナーの濃度は98(=Dp、点d)であり、このDpは、次の関係式から求めることができる。
[数2]
Dp=Dng×(Ir/255)
従って、同一色系カラーの淡トナーと濃トナーを用いて現像を行うに際し、この淡トナーにより形成される淡トナー画像の最高濃度が規定値(理想値:128)に満たない場合は、淡トナーだけでの現像を画像データ「224」まで行い、淡トナー画像の濃度が現実の最高濃度である「98」になった時点から濃トナーとの混合トナー画像を形成していくことにより、混合画像の良好な濃度階調特性が得られる。
すなわち、淡トナーの階調特性を決定するDMAX制御において、淡トナー画像の理想の最高濃度が得られない場合には、淡トナーに対する濃トナーの混合開始濃度領域を低濃度階調方向(すなわち、ハイライト方向)にシフトすることにより、画像データに対する混合画像の濃度階調の再現性を向上させることが可能となる。
このシフト状況を図12と対応づけて示したのが図14である。なお、図14では、横軸の画像データのスケールは、図12の半分となっている。
この図14では、DMAX制御により淡トナー画像の最高濃度が理想値の「128」に達する場合には、淡トナーだけでの現像を画像データ「128」の領域まで行うが、DMAX制御では淡トナー画像の最高濃度が理想値の「128」に達せず「98」にしかならない場合には、淡トナーだけでの現像は、現実の最高濃度である「98」が得られる画像データ「112」の領域までしか行わないことが、左向きの矢印で示されている。
上記の数式1、数式2に基づいて、画像データに対する濃画像データ、淡画像データの関係を表したのが、図15の濃淡画像データ分解テーブルである。
プリント画像制御部315は、DMAX制御を行った後、図15の濃淡画像データ分解テーブルを、図3のシアン濃淡分解部329、マゼンタ濃淡分解部330に設定する。また、プリント画像制御部315は、図13の濃淡画像比率補正テーブルに基づいて、濃淡色分解を開始する領域を設定する。
このプリント画像制御部315の処理を図16のフローチャートに基づいて詳細に説明する。
プリント画像制御部315は、プリント制御部311を介してジョブ制御部301からDMAX制御を含む濃度階調制御のジョブが投入されると(ステップS800)、まず、前述のDMAX制御を行う(ステップS8001)。次に、プリント画像制御部315は、DMAX制御の結果として、DMAXNGフラグがTRUEになっている場合、すなわち、DMAX制御が失敗し、淡トナー画像の最高濃度が規定の「128」ではなかった場合は、混合画像濃度領域の補正処理を行う(ステップS802,S803)。
混合画像濃度領域の補正処理としては、DMAX制御で得られた淡トナー画像の現実の最高濃度Dngに基づいて、理想の最高濃度が得られたと仮定した場合に現実の最高濃度Dngと同じ濃度が得られるはずの画像データである「Ir」を求める。また、「Ir」は、淡トナーだけで現像する場合の画像データであるため、濃淡に色分解する前の画像データである「Ir’」を淡トナーと濃トナーの濃度比率に合わせて算出する。
本実施の形態例では、前述のように、(淡トナー濃度)=(濃トナー濃度/2)という濃度比率にすることを想定しているので、Ir’=Ir/2としている。さらに、淡画像データテーブルを作成するために、上記の理想の最高濃度に係る画像データ「Ir」に対する現実の淡トナーの濃度Dpを求める。
プリント画像制御部315は、これらの値を算出した後、図15の淡画像データテーブルと濃画像データテーブルを作成し(ステップS804、S805)、これら淡画像データテーブル、濃画像データテーブルを対応する色のシアン濃淡分解部329、又はマゼンタ濃淡分解部は330に設定し、濃淡の色分解を行う画像濃度領域(画像データ領域)を変更する(ステップS806)。
なお、これまでは、淡トナー画像の最高濃度を決定する濃度階調制御(DMAX制御)に対する混合画像濃度補正処理について説明してきたが、他の濃度階調制御に対しても同様の混合画像濃度補正処理を行うことが可能である。
他の濃度階調制御の1つとして、中間調を決定するDHALF制御がある。簡単に述べると、DHALF制御で検出した中間調の画像濃度が理想の画像濃度に達しない場合に、その中間調の画像濃度のズレ量に基づいて濃トナーの混合開始領域をハイライト方向に変化させる。
例えば、淡トナーの画像データ「128」で淡トナーの画像濃度「64」が得られるのが理想の出力濃度であるが、現実の出力濃度Dngが「56」である場合には、DMAXの場合と同様の数式1において、描いた画像データと理想の画像濃度をそれぞれ「128」、「64」とすることにより、Ir=128×(56/64)=112というDMAX制御の場合と同じ結果を得ることができる。
また、DMAX制御やDHALF制御を行うことなく、淡トナーによる複数濃度のパッチ画像を形成し、これら複数のパッチ画像の濃度をセンサで検知した場合の各検知濃度の傾き(階調特性)が複数のパッチ画像の濃度の理想の傾き(階調特性)と一致するように制御し、この制御により理想の階調特性が得られない場合に、上記制御で得られた理想の階調特性に最も近い階調特性と理想の階調特性とのズレ量に基づいて、濃トナーの混合開始領域をハイライト方向に変化させることも可能である。
さらに、DMAX制御、DHALF制御などにおいては、複数回のパッチ画像検知を行う必要があるため、何度もパッチ画像検知を行ってしまうと、画像形成装置の生産性に悪影響を及ぼす可能性がある。そこで、プリントジョブを実行中にプリント画像間に1つの淡トナーのパッチ画像を形成して検知し、混合画像濃度テーブルへ反映することも可能である。
このようなパッチ画像検知であれば、プリント画像間で少なくとも1つ以上のパッチ画像を検知できれば、その画像濃度を測定し、図16のステップS803のパラメータを算出することができ、ステップS804の淡画像データテーブル、ステップS805の濃画像データテーブルを作成することができ、プリントジョブ実行中に濃淡混合画像データの補正を行うことが可能となり、画像形成装置の生産性を損ねることはなくなる。
以上説明したように、本実施に形態によれば、同一色系カラーの濃淡トナーを用いて現像を行うことにより、画像データに対するハイライト部分の階調再現性を確保すると共に、感光体の劣化による淡トナーの最高濃度が求める濃度に達しないときでも、濃トナーにより補正することができるため、中間調の再現性を一定に保つことが可能となる。
また、どのような階調制御を行う場合でも、淡トナーのパッチ画像の濃度を測定するという簡単な処理で、濃淡混合画像データ領域を補正することができるため、印刷部数の多いプリントジョブであっても、中間調の再現性を保ちつつ、生産性の低下を防止することが可能となる。
なお、本発明は、上記の実施の形態に限定されることなく、例えば、2系統の同一色の2種類の濃淡トナーを用いる場合だけでなく、3系統以上の同一色の3種類以上の濃淡トナーを用いる場合にも本発明を適用することが可能である。
また、本発明の目的は、上記実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)をシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行されることによっても、達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することとなり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施に形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに備わる機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。本発明を上記記憶媒体に適用する場合、その記憶媒体には、先に説明した実施の形態の機能に対応するプログラムコードが格納されることになる。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の概略構成を示す断面図である。 画像形成装置の操作パネルを示す図である。 画像形成装置の制御回路の回路ブロック図である。 濃淡画像比率補正テーブルの内容例を示す図である。 濃淡混合画像濃度テーブルの内容例を示す図である。 淡トナー画像濃度が理想状態の場合の濃トナーの混合を説明するための図(濃淡混合画像濃度テーブル)である。 淡トナー画像濃度が理想状態の場合の濃トナーの混合開始方法を説明するための図である。 パッチ画像の形成状態を示す図である。 DMAX制御を示すフローチャートである。 感光体の電位制御に用いる電位テーブルを示す図である。 淡シアントナーに係るDMAX制御で理想の最高濃度が得られない場合(DMAX制御失敗)の画像データとトナー画像濃度の関係を示す図である。 DMAX制御に失敗した場合の画像データと淡トナー画像濃度の関係を説明するための図である。 DMAX制御に失敗した場合に用いる濃淡画像比率補正テーブルを説明するための図である。 DMAX制御に失敗した場合の濃トナーの混合開始領域のシフト状態を示す図である。 DMAX制御に失敗した場合に用いる濃淡画像データ分解テーブルの内容例を示す図である。 DMAX制御に失敗した場合に行うテーブル設定処理等を示すフローチャートである。
符号の説明
100…画像形成装置、102〜107…現像ステーション、108…一次帯電器、111…感光体、112…現像器、113…一次転写ローラ、116、328,502…パッチ検知センサ、301…ジョブ制御部、311…プリント制御部、313…色分解部、315…プリント画像制御部、316〜321…ルックアップテーブル、329…シアン濃淡分解部、330…マゼンタ濃淡分解部

Claims (9)

  1. 同一色系カラーの淡トナーと濃トナーを用いて現像を行う画像形成装置において、
    淡トナー画像の階調特性を決定するための階調制御を行う制御手段と、
    前記制御手段による階調制御で淡トナー画像の階調特性が理想状態となるか否かを判別する判別手段と、
    前記判別手段により理想状態とならないと判別された場合に、理想状態に対応する淡トナーに対する濃トナーの混合開始領域を変更する変更手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、前記階調制御として淡トナー画像の最高濃度を決定する制御を行い、前記判別手段は、当該階調制御で決定された淡トナー画像の最高濃度が理想の最高濃度になるか否かを判別し、前記変更手段は、前記判別手段により前記理想の最高濃度にならないと判別された場合に、理想状態に対応する濃トナーの混合開始領域をハイライト方向に変化させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、前記階調制御として淡トナー画像の所定の中間調の濃度を決定する制御を行い、前記判別手段は、当該階調制御で決定された淡トナー画像の所定の中間調の濃度が理想の濃度になるか否かを判別し、前記変更手段は、前記判別手段により前記理想の濃度にならないと判別された場合に、理想状態に対応する濃トナーの混合開始領域をハイライト方向に変化させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、前記階調制御として、淡トナーによる複数濃度のパッチ画像を形成し、これら複数のパッチ画像の濃度をセンサで検知した場合の検知濃度の階調特性が理想の階調特性になるように制御し、前記判別手段は、前記検知濃度の階調特性が理想の階調特性になるか否かを判別し、前記変更手段は、前記判別手段により理想の階調特性にならないと判別された場合に、理想状態に対応する濃トナーの混合開始領域をハイライト方向に変化させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 同一色系カラーの淡トナーと濃トナーを用いて現像を行う画像形成装置の制御方法において、
    淡トナー画像の階調特性を決定するための階調制御を行う制御工程と、
    前記制御工程による階調制御で淡トナー画像の階調特性が理想状態となるか否かを判別する判別工程と、
    前記判別工程により理想状態とならないと判別された場合に、理想状態に対応する淡トナーに対する濃トナーの混合開始領域を変更する変更工程と、
    を有することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  6. 前記制御工程は、前記階調制御として淡トナー画像の最高濃度を決定する制御を行い、前記判別工程は、当該階調制御で決定された淡トナー画像の最高濃度が理想の最高濃度になるか否かを判別し、前記変更工程は、前記判別工程により前記理想の最高濃度にならないと判別された場合に、理想状態に対応する濃トナーの混合開始領域をハイライト方向に変化させることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置の制御方法。
  7. 前記制御工程は、前記階調制御として淡トナー画像の所定の中間調の濃度を決定する制御を行い、前記判別工程は、当該階調制御で決定された淡トナー画像の所定の中間調の濃度が理想の濃度になるか否かを判別し、前記変更工程は、前記判別工程により前記理想の濃度にならないと判別された場合に、理想状態に対応する濃トナーの混合開始領域をハイライト方向に変化させることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置の制御方法。
  8. 前記制御工程は、前記階調制御として、淡トナーによる複数濃度のパッチ画像を形成し、これら複数のパッチ画像の濃度をセンサで検知した場合の検知濃度の階調特性が理想の階調特性になるように制御し、前記判別工程は、前記検知濃度の階調特性が理想の階調特性になるか否かを判別し、前記変更工程は、前記判別工程により理想の階調特性にならないと判別された場合に、理想状態に対応する濃トナーの混合開始領域をハイライト方向に変化させることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置の制御方法。
  9. 請求項5〜8の何れか1項に記載の画像形成装置の制御方法を実行するプログラム。
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