JP4678147B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

この発明は、現像ユニットに装着されているカートリッジのうちの一のカートリッジを現像位置に位置決めして、該カートリッジ内のトナーを用いて特定色の印刷動作を実行する画像形成装置および画像形成方法に関するものである。
従来より、複数の現像カートリッジを用いて画像を形成する画像形成装置が広く知られている。例えば特許文献1には、回転軸を中心として4本の現像カートリッジを放射状に配置したロータリー現像ユニットを備えたカラー画像形成装置が記載されている。この装置では、その回転軸を回転駆動することによって4個の現像カートリッジのうちの一の現像カートリッジを選択的に感光体などの潜像担持体に対向位置決めして潜像担持体上の潜像を現像し、中間転写媒体上に転写する。そして、現像カートリッジを切り換えながら、上記と同様にして現像および転写処理を繰り返すことによって、複数色のトナー像を重ね合わせてカラー画像を形成している。
また、上記したカラー画像形成装置では、カラー画像の印刷動作を実行するために、4本の現像カートリッジには互いに異なる色(イエロー、シアン、マゼンタおよびブラック)のトナーを収容している。そのため、上記画像形成装置を用いてモノクロ画像を印刷した場合、モノクロ専用の画像形成装置によりモノクロ画像を印刷する場合に比べてブラックトナーが不足するタイミングが早いという問題があった。そこで、このような問題を解消するために、イエロー用、シアン用および/またはマゼンタ用の現像カートリッジの配設位置にブラック用現像カートリッジを装着するとともに、一のブラック用現像カートリッジ内のブラックトナーがなくなると、別のブラック用現像カートリッジに切り換えてモノクロ印刷動作を実行する装置が提案されている(例えば特許文献2参照)。
特開2003−215862号公報(第5頁、図1) 特開2002−351190号公報(第5、6頁、図4)
ところで、現像カートリッジ内のトナーを用いて画像を良好に印刷するためには、該カートリッジに対して予め印刷準備動作を実行しておく必要がある。この印刷準備動作の代表的なものとしてパッチ処理がある。例えば特許文献1に記載の装置では、印刷動作前の適当なタイミング、例えば装置の電源が投入された直後に、装置のウォーミングアップ後またはそれと並行してパッチ処理を実行する。このパッチ処理では、画像品質に影響を与える濃度制御因子としての現像バイアスおよび露光パワーの最適値を、パッチ画像として形成したベタ画像またはハーフトーン画像の濃度検出結果に基づいて算出する。そして、印刷動作を実行する際に現像バイアスおよび露光パワーをそれぞれこうして求めた最適値に設定する。これによって、最適な印刷動作条件が得られる。そして、こうして最適化された印刷動作条件の下で印刷動作を実行することで、良好かつ安定した画像品質で画像を形成することができる。このように印刷準備動作の重要性に鑑みてカラー画像形成装置では、印刷準備動作について種々の提案がなされている。
これに対し、特許文献2に記載の装置、つまりブラックトナーを収容する現像カートリッジを複数本装着した装置では、良好な印刷動作を実行する上で重要な印刷準備動作について十分に考慮されていない。例えば複数のブラック用現像カートリッジを装着した装置では、現像カートリッジを選択的に現像位置に切り換えながら該現像位置に位置決めされたカートリッジ内のトナーを用いてモノクロ印刷を行うことで大量のモノクロ印刷を連続的に行うことができる。しかしながら、現像カートリッジの切換時点において、現像位置に位置決めしようとしているカートリッジに対するパッチ処理が施されていない場合には、該カートリッジを使用した印刷動作に先立ってパッチ処理を実行しなければならず、モノクロ印刷が一時的に中断してしまう。その結果、大量印刷を効率よく行えないという問題が発生することがある。
そこで、例えば印刷準備動作として、特許文献1に記載されている、現像ユニットに装着されたカートリッジに対するパッチ処理をそのまま適用することが考えられる。すなわち、現像ユニットに装着されたカートリッジを順番に現像位置に切り換えながら該現像位置に位置決めされたカートリッジに対するパッチ処理を実行している。このため、例えばイエロー、シアン、マゼンタ用の現像カートリッジに代えて全てブラック用現像カートリッジを装着した場合には、印刷動作前に4回のパッチ処理を繰り返すこととなる。
しかしながら、このように全現像カートリッジに対するパッチ処理が完了した後でなければ、印刷動作を実行することができないため、ユーザーは印刷開始までに必要以上に待たされてしまう場合があった。例えば、上記したように電源投入直後やスリープモード(印刷待機状態)からの復帰時においてウォーミングアップ動作と並行してパッチ処理が行われる場合について検討してみる。このようにウォーミングアップ動作と並行してパッチ処理を実行することで時間を効率的に使うことができる。ところが、ウォーミングアップ動作が完了しているのにもかかわらず、いくつかの現像カートリッジに対するパッチ処理が未完となっている場合には、次のような問題が発生する。すなわち、すでにパッチ処理が完了した現像カートリッジを用いて印刷を開始することができるにもかかわらず、残りのパッチ処理が完了するまで印刷を開始することができない。このように、従来技術では、ウォーミングアップ動作の動作状況と、現像カートリッジに対する印刷準備動作の実行状態との関係が分からなかったため、上記したように、ウォーミングアップ動作および印刷準備動作をそれぞれ個別に実行しており、両動作ともが完了しなければ印刷動作を実行できず、必ずしも効率がよいとは言えなかった。
この発明は上記課題に鑑みなされたものであり、特定色のトナーを有する複数のカートリッジを選択的に現像位置に切り換えながら該現像位置に位置決めされたカートリッジ内のトナーを用いて印刷動作を実行可能な画像形成装置において、上記特定色の印刷を効率よく行うことのできる技術を提供することを目的とする。
この発明は、上記目的を達成するため、静電潜像を担持可能な潜像担持体と、特定色のトナーを有する複数のカートリッジが着脱自在に設けられ、装着されたカートリッジ内のトナーを用いて前記潜像担持体上の静電潜像を現像する印刷動作を実行してトナー像を形成する現像ユニットと、前記潜像担持体上のトナー像を記録材に転写する転写ユニットと、所定の定着温度で前記記録材上のトナー像を前記記録材に定着させる定着ユニットと、前記印刷動作の実行前に前記印刷動作に用いるカートリッジに対して行う印刷準備動作が完了し、しかも前記定着ユニットを前記定着温度まで昇温するウォーミングアップ動作が完了した状態で、前記印刷動作を実行する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記定着ユニットの温度情報と、前記現像ユニットに装着されたカートリッジに対する前記印刷準備動作の実行状態とに基づき、前記印刷動作の実行を許可することを特徴としている。
また、この発明にかかる画像形成方法は、静電潜像を担持可能な潜像担持体と、特定色のトナーを有する複数のカートリッジが着脱自在に設けられ、装着されたカートリッジ内のトナーを用いて前記潜像担持体上の静電潜像を現像する印刷動作を実行してトナー像を形成する現像ユニットと、前記潜像担持体上のトナー像を記録材に転写する転写ユニットと、所定の定着温度で前記記録材上のトナー像を前記記録材に定着させる定着ユニットとを備えた画像形成装置において、前記印刷動作の実行前に前記印刷動作に用いるカートリッジに対して行う印刷準備動作が完了し、しかも前記定着ユニットを前記定着温度まで昇温するウォーミングアップ動作が完了した状態で、前記印刷動作を実行する画像形成方法であって、前記定着ユニットの温度情報と、前記現像ユニットに装着されたカートリッジに対する前記印刷準備動作の実行状態とに基づき、前記印刷動作の実行を許可することを特徴としている。
カートリッジに収容されるトナーを用いて静電潜像を現像する、つまり印刷動作を実行するためには、その印刷動作に先立って、該カートリッジによる印刷動作を可能とするために該カートリッジに対して印刷準備動作を実行しておくのとともに、定着ユニットのウォーミングアップ動作を行う必要がある。しかしながら、定着ユニットのウォーミングアップ動作の動作状況と、現像ユニットに装着されたカートリッジに対する印刷準備動作の実行状態との関係が不明な場合には、例えば、定着ユニットのウォーミングアップ動作が完了した際に、印刷準備動作が施されて、現像ユニットに装着されたカートリッジの一部が既に印刷可能な状態であったとしても、上記したように、全てのカートリッジに対する印刷準備動作を最後まで実行しなければならず、その結果、印刷動作を実行するまでに印刷準備動作が終了するのを必要以上に待機させられることがある等、必ずしも効率がよいとは言えなかった。そこで、この発明では、定着ユニットの温度情報と、現像ユニットに装着されたカートリッジに対する印刷準備動作の実行状態とに基づいて、印刷動作の実行を許可している。すなわち、定着ユニットの温度情報を確認することによって、定着ユニットのウォーミングアップ動作が完了しているのか、あるいは、該ウォーミングアップ動作が完了するまでに、あとどれくらいの時間が必要なのか、という情報等を知ることができる。また、現像ユニットに装着されたカートリッジに対する印刷準備動作の実行状態を確認することで、現像ユニットに装着されたカートリッジのうち、既に印刷準備動作が施されて印刷可能となったカートリッジはどのカートリッジなのか、印刷可能となったカートリッジは何本あるのか、あるいは印刷準備動作が完了するのに、あとどれくらいの時間が必要なのか、という情報等を知ることができる。したがって、これらの情報に基づいて、装置が既に印刷動作が実行可能か否かが明らかになるので、印刷動作の実行が可能である場合には、印刷動作の実行を許可することで、印刷動作を開始することができる。よって、上記特定色の印刷を効率よく行うことができる。
また、前記制御手段は、前記温度情報および前記印刷準備動作の実行状態とに基づき以下の2つの条件(1)および(2)が満足されていることを確認したとき、前記印刷動作の実行を許可する構成としてもよい。条件(1)は、前記定着ユニットが前記定着温度に達していることであり、条件(2)は、前記現像ユニットに装着されたカートリッジのうちの少なくとも1つ以上に対して前記印刷準備動作が施されて該カートリッジが印刷可能となっていることである。このように構成された発明では、定着ユニットの昇温が完了した際に、印刷準備動作が施されることによって、現像ユニットに装着されたカートリッジのうちの少なくとも1つ以上が印刷可能な状態であれば、他に印刷不可能なカートリッジがあったとしても、印刷動作を実行することができる。
前記制御手段は、前記定着ユニットが前記定着温度に達したとき、前記現像ユニットに装着されたカートリッジに対する前記印刷準備動作の実行状態を判断する構成としてもよい。このように構成された発明では、定着ユニットが定着温度に達したとき、現像ユニットに装着されたカートリッジに対する前記印刷準備動作の実行状態を判断する。したがって、該判断時に、現像ユニットに装着されたカートリッジのうちの少なくとも1つ以上が印刷可能な状態であれば、該印刷可能なカートリッジを使用した印刷動作の実行を許可することによって、ただちに印刷動作を開始することができる。
前記制御手段は、前記現像ユニットに装着されたカートリッジのうちの少なくとも1つ以上に対して前記印刷準備動作が施されて該カートリッジが印刷可能となった時に、前記定着ユニットが前記定着温度に達しているか否かを判断して、前記定着ユニットが前記定着温度に達していなければ、他のカートリッジについて前記印刷準備動作を実行する構成としてもよい。このように構成された発明では、現像ユニットに装着されたカートリッジのうちの1つ以上のカートリッジが印刷可能となった時に、定着ユニットが定着温度に達しているか否かを判断して、前記定着ユニットが定着温度に達していれば、該印刷可能なカートリッジを使用した印刷動作の実行を許可することによって、ただちに印刷動作を開始することができる。一方、定着ユニットが定着温度に達していなければ、他のカートリッジについて前記印刷準備動作を実行することができるので、定着ユニットの昇温が完了するまでの時間を無駄にすることなく、カートリッジに対する印刷準備動作を実行することができる。
前記制御手段は、前記印刷準備動作を実行中に印刷要求が入力された際、前記印刷動作の実行を許可している場合には、前記印刷準備動作を中断して該印刷要求に基づいた印刷動作を行う構成としてもよい。このように構成された発明では、印刷要求があった場合に、印刷動作の実行が許可されていれば、現像ユニットに装着されたカートリッジに対して印刷準備動作を実行中であっても、該印刷準備動作を中断する。そして、現像ユニットに装着されたカートリッジのうち、既に印刷準備動作が施されて印刷可能なカートリッジを用いて印刷動作が実行される。したがって、印刷要求が入力された後、印刷開始までの待ち時間を短縮することができる。
前記制御手段は、前記印刷動作が終了した後に、前記印刷準備動作を再開する構成としてもよい。このように構成された発明では、印刷動作が終了した後、印刷準備動作が施されていないカートリッジについての印刷準備動作が実行される。したがって、この印刷準備動作が終了すれば、全てのカートリッジが印刷可能な状態となるため、上記特定色の印刷を大量に、しかも効率的に行うことができる。
前記制御手段は、前記定着ユニットの温度情報と、前記現像ユニットに装着されたカートリッジに対する前記印刷準備動作の実行状態とに基づいて、前記印刷準備動作を施すカートリッジを選択する構成としてもよい。例えば、現像ユニットに装着されたカートリッジのうちの一部は既に印刷準備動作が施されて印刷可能であるが、定着ユニットのウォーミングアップ動作が完了していない場合を考えてみる。このような場合、定着ユニットのウォーミングアップ動作が完了すれば印刷動作を実行することが可能であるため、現像ユニットに装着されたカートリッジのうちの印刷不可能なカートリッジに対する印刷準備動作の実行は必須ではない。しかしながら、定着ユニットのウォーミングアップ動作が完了するまでの間、カートリッジに対する印刷準備動作を何も行わないのは非効率であると言わざるを得ない。そこで、この発明では、ウォーミングアップ動作中の定着ユニットの温度情報を確認することによって、該ウォーミングアップ動作が完了するまでに印刷準備動作を施すことのできるカートリッジの本数を予測している。そして、該予測結果に基づいて、現像ユニットに装着されたカートリッジのうちの印刷不可能なカートリッジから、印刷準備動作を施すべきカートリッジを選択して、該選択したカートリッジに対して印刷準備動作を実行している。したがって、ウォーミングアップ動作が完了するまでの時間を無駄にしないで、効率よく印刷準備動作を実行することができる。
前記現像ユニットにはM(M≧2)本のカートリッジが装着されている構成としてもよい。また、前記現像ユニットにはM(M≧2)本のカートリッジが装着されていることが望ましい。このように構成された発明では、一のカートリッジのトナー残量が低下して印刷動作を行うことができなくなったとしても、次のカートリッジに切り換えることによって印刷動作を継続させることができる。
以下、本発明にかかる画像形成装置の種々の実施形態について説明するが、これらの実施形態の装置構成および基本動作は同一であり、その動作が一部異なるのみであるので、まず全ての実施形態に共通する装置の構成および動作について説明し、その後に、各実施形態に特有の動作について述べる。
<装置の構成および基本動作>
ここでは、本発明を特許文献1に記載された画像形成装置(カラープリンタ)に具体化した実施形態を図面にしたがって説明する。つまり、この実施形態では4個の現像カートリッジに収容されたブラックのトナーを使用した単色のトナーによる印刷、即ちモノクロ印刷に具体化して説明する。
図1はこの発明にかかる画像形成装置の構成を示す図である。また、図2は図1の画像形成装置の電気的構成を示すブロック図である。この装置1は、ブラック(K)のトナーのみを用いてモノクロ画像を形成する画像形成装置である。この画像形成装置1では、ホストコンピュータなどの外部装置から画像信号がメインコントローラ11に与えられると、このメインコントローラ11からの指令に応じてエンジンコントローラ10がエンジン部EG各部を制御して所定の画像形成動作を実行し、シートSに画像信号に対応するモノクロ画像を形成する。
このエンジン部EGでは、感光体22が図1の矢印方向D1に回転自在に設けられている。また、この感光体22の周りにその回転方向D1に沿って、帯電ユニット23、ロータリー現像ユニット4およびクリーニング部25がそれぞれ配置されている。帯電ユニット23は所定の帯電バイアスを印加されており、感光体22の外周面を所定の表面電位に均一に帯電させる。クリーニング部25は後述する一次転写後に感光体22の表面に残留付着したトナーを除去し、内部に設けられた廃トナータンクに回収する。これらの感光体22、帯電ユニット23およびクリーニング部25は一体的に感光体カートリッジ2を構成しており、この感光体カートリッジ2は一体として装置1本体に対し着脱自在となっている。
そして、この帯電ユニット23によって帯電された感光体22の外周面に向けて露光ユニット6から光ビームLが照射される。この露光ユニット6は、外部装置から与えられた画像信号に応じて光ビームLを感光体22上に露光して画像信号に対応する静電潜像を形成する。このように、この実施形態では、感光体22が本発明の「潜像担持体」に相当している。
こうして形成された静電潜像は現像ユニット4によってトナー現像される。現像ユニット4は、図1紙面に直交する回転軸中心に回転自在に設けられた支持フレーム40、支持フレーム40に対して着脱自在のカートリッジとして構成されてブラックトナーを内蔵する4個の現像カートリッジ4Ka〜4Kd、およびこれらを一体的に回転させるためのロータリー駆動部(図示省略)を備えている。この現像ユニット4は、エンジンコントローラ10により制御されている。そして、メインコントローラ11からエンジンコントローラ10へ与えられた制御指令に基づいて、現像ユニット4が回転駆動されるとともにこれらの現像カートリッジ4Ka〜4Kdが選択的に感光体22と当接してまたは所定のギャップを隔てて対向する所定の現像位置に位置決めされると、当該現像カートリッジに設けられた現像ローラ44から感光体22の表面にトナーを付与する。これによって、感光体22上の静電潜像が選択された現像カートリッジ内のトナーにより現像される。このように現像位置に位置決めされた現像カートリッジによる静電潜像の顕像化が本発明の「印刷動作」に相当している。
上記のようにして現像ユニット4で現像されたトナー像は、一次転写領域TR1で転写ユニット7の中間転写ベルト71上に一次転写される。この転写ユニット7は、複数のローラ72〜75に掛け渡された中間転写ベルト71と、ローラ73を回転駆動することで中間転写ベルト71を所定の回転方向D2に回転させる駆動部とを備えている。そして、転写ユニット7は、感光体22上に形成されるブラックのトナー像を中間転写ベルト71上に転写してモノクロ画像を形成するとともに、カセット8から1枚ずつ取り出され搬送経路Fに沿って二次転写領域TR2まで搬送されてくるシートS上にモノクロ画像を二次転写する。このようにシートSが本発明の「記録材」に相当している。
このとき、中間転写ベルト71上の画像をシートS上の所定位置に正しく転写するため、二次転写領域TR2にシートSを送り込むタイミングが管理されている。具体的には、搬送経路F上において二次転写領域TR2の手前側にゲートローラ81が設けられており、中間転写ベルト71の周回移動のタイミングに合わせてゲートローラ81が回転することにより、シートSが所定のタイミングで二次転写領域TR2に送り込まれる。
また、こうしてモノクロトナー画像が形成されたシートSは定着ユニット9に送り込まれる。この、定着ユニット9には、温度センサ91が設けられるとともに、該センサ91による検出結果に基づきヒーター(図示省略)が制御されて所定の定着温度に調整される。そして、定着ユニット9は、シートS上に形成されたトナー画像を、所定の定着温度でシートS上に定着させる。その後、シートSは、排出前ローラ82および排出ローラ83を経由して装置本体の上面部に設けられた排出トレイ部89に搬送される。また、シートSの両面に画像を形成する場合には、上記のようにして片面に画像を形成されたシートSの後端部が排出前ローラ82後方の反転位置PRまで搬送されてきた時点で排出ローラ83の回転方向を反転し、これによりシートSは反転搬送経路FRに沿って矢印D3方向に搬送される。そして、ゲートローラ81の手前で再び搬送経路Fに乗せられるが、このとき、二次転写領域TR2において中間転写ベルト71と当接し画像を転写されるシートSの面は、先に画像が転写された面とは反対の面である。このようにして、シートSの両面に画像を形成することができる。
また、ローラ75の近傍には濃度センサ60が配置されている。この濃度センサ60は、中間転写ベルト71の表面に対向して設けられており、必要に応じ、中間転写ベルト71の外周面に形成されるトナー像の画像濃度を測定する。そして、その測定結果に基づき、この装置では、画像品質に影響を与える装置各部の動作条件、例えば各現像カートリッジに与える現像バイアスや、光ビームLの強度などの調整を行っている。
この濃度センサ60は、例えば反射型フォトセンサを用いて、中間転写ベルト71上の所定面積の領域の画像濃度に対応した信号を出力するように構成されている。そして、CPU101は、中間転写ベルト71を周回移動させながらこの濃度センサ60からの出力信号を定期的にサンプリングすることで、中間転写ベルト71上のトナー像各部の画像濃度を検出することができる。
また、図2に示すように、各現像カートリッジ4Ka〜4Kdには該現像カートリッジの製造ロットや使用履歴、内蔵トナーの残量などに関するデータを記憶するメモリ91〜94がそれぞれ設けられている。さらに、各現像カートリッジ4Ka〜4Kdには無線通信器49Ka、49Kb、49Kc、49Kdがそれぞれ設けられている。そして、必要に応じて、これらが選択的に本体側に設けられた無線通信器109と非接触にてデータ通信を行い、インターフェース105を介してCPU101と各メモリ91〜94との間でデータの送受を行って該現像カートリッジに関する消耗品管理等の各種情報の管理を行っている。なお、この実施形態では、無線通信等の電磁的手段を用いて非接触にてデータ送受を行っているが、本体側および各現像カートリッジ側にコネクタ等を設け、コネクタ等を機械的に嵌合させることで相互にデータ送受を行うようにしてもよい。
図2において、符号113はホストコンピュータなどの外部装置よりインターフェース112を介して与えられた画像を記憶するためにメインコントローラ11に設けられた画像メモリであり、符号117はCPU111における演算結果やその他のデータを一時的に記憶するRAMである。また、符号106はCPU101が実行する演算プログラムやエンジン部EGを制御するための制御データなどを記憶するためのROM、また符号107はCPU101における演算結果やその他のデータを一時的に記憶するRAMである。
ところで、上記のように構成された装置では、各現像カートリッジ4Ka〜4Kdにより印刷動作を実行する前に、該現像カートリッジ4Ka〜4Kdに対して印刷準備動作を予め実行しておくとともに、定着ユニット9を所定の定着温度まで昇温させるウォーミングアップ動作を実行しておく必要がある。この「印刷準備動作」を現像カートリッジ4Ka〜4Kdに対して実行することによって、各現像カートリッジ4Ka〜4Kdによる印刷動作が可能となる。また、「ウォーミングアップ動作」を実行することによって、定着ユニット9は所定の定着温度で、シートS上に形成されたトナー画像を、該シートS上に定着させることができる。本発明にかかる画像形成装置では、定着ユニット9の温度情報と、現像ユニット4に装着された現像カートリッジ4Ka〜4Kdに対する印刷準備動作の実行状態とに基づいて、印刷動作の実行を許可している。
すなわち、温度センサ91の検出結果に基づいて定着ユニット9の温度情報を確認することによって、定着ユニット9のウォーミングアップ動作が完了しており、シートS上に形成されたトナー画像を、該シートS上に定着させることができるのか、あるいは、該ウォーミングアップ動作が完了して、定着ユニット9が所定の定着温度に達するまでに、あとどれくらいの時間が必要なのか、という情報等を知ることができる。また、現像ユニット4に装着された現像カートリッジ4Ka〜4Kdに対する印刷準備動作の実行状態を確認することで、現像ユニット4に装着された現像カートリッジ4Ka〜4Kdのうち、既に印刷準備動作が施されて印刷可能となった現像カートリッジはどの現像カートリッジなのか、印刷可能となった現像カートリッジは何本あるのか、あるいは現像カートリッジ4Ka〜4Kdに対する印刷準備動作が完了するのに、あとどれくらいの時間が必要なのか、という情報等を知ることができる。したがって、これらの情報に基づいて、上記した画像形成装置が既に印刷動作が実行可能か否かが明らかになるので、印刷動作の実行が可能である場合には、印刷動作の実行を許可することで、印刷動作を開始することができる。
なお、このように定着ユニット9の温度情報と、現像ユニット4に装着された現像カートリッジ4Ka〜4Kdに対する印刷準備動作の実行状態とに基づいて、印刷動作の実行を許可する構成としては、種々の構成が考えることができるが、この画像形成装置では、その一例として以下に詳細に述べる構成を採用した。
すなわち、この画像形成装置では、エンジンコントローラー10のRAM107に、各現像カートリッジ4Ka〜4Kdについての印刷可能情報が記憶されており、必要に応じてCPU101によって読み出されたり、新しい情報へと更新される。例えば、装置の電源が投入された直後の適当なタイミング、スリープモードが解除されたタイミング、開状態となっていた装置カバーが閉じられたタイミング、あるいは現像カートリッジの交換作業が完了したタイミングなどに印刷可能情報はRAM107からCPU101によって読み出される。この印刷可能情報を確認した結果、現像ユニット4に装着された(1)全ての現像カートリッジが印刷不可能(2)一部の現像カートリッジが印刷可能(3)全ての現像カートリッジが印刷可能、等の現像カートリッジ4Ka〜4Kdの状態を知ることができる。また、各現像カートリッジ4Ka〜4Kdは、印刷準備動作が施されることによって印刷動作実行可能な現像カートリッジとなるが、このように印刷動作実行可能な現像カートリッジとなるタイミングと同時に、または、その後の適当なタイミングでRAM107に記憶されている印刷可能情報が印刷準備処理後の新しい情報に更新される。また、印刷準備動作を実行中の現像カートリッジについての情報は、該印刷準備動作を実行しているCPU101がどのような動作を実行しているのかを確認するすることによって知ることができる。
一方、定着ユニット9はエンジンコントローラー10のCPU101によって駆動制御される。そして、必要に応じて、CPU101が定着ユニット9に具備されている温度センサ91の検出結果を確認することによって、定着ユニット9の温度情報を確認することができる。CPU101は、このようにして、定着ユニット9の温度情報と、現像ユニット4に装着された現像カートリッジ4Ka〜4Kdに対する印刷準備動作の実行状態とを確認することによって、上記したように、装置が既に印刷動作が実行可能であるのか否かを判断して、印刷動作の実行が可能であるならば、印刷動作の実行を許可することで、印刷動作を開始することができる。このように、CPU101を含むエンジンコントローラー10が本発明の「制御手段」として機能している。なお、この画像形成装置では、以下の動作および処理を「印刷準備動作」として実行している。
(1)装着確認動作:
この装着確認動作は、現像ユニット4の支持フレーム40に対して現像カートリッジが確実に装着されていることを確認する動作である。具体的には、本体側と各現像カートリッジ側との間で行われる無線通信によって、CPU101と各メモリ91〜94のデータ送受によって行っている。この点に関しては、次に述べる(2)適合確認動作についても同様である。もちろん、無線通信などの非接触方式以外に、リミットスイッチなどを用いた接触方式により装着確認を行うようにしてもよい。
(2)適合確認動作:
この適合確認動作は、現像ユニット4の支持フレーム40に装着された現像カートリッジがブラックトナーを収容する現像カートリッジであることを確認する動作である。特に、この実施形態では、カラー画像形成装置として使用するイエロー用、シアン用および/またはマゼンタ用の現像カートリッジの配設位置にブラック用現像カートリッジを装着してモノクロ画像形成装置が構成されている。したがって、ユーザやオペレータなどが現像カートリッジを誤装着する可能性がある。そこで、適合確認動作を実行してイエロー用、シアン用またはマゼンタ用の現像カートリッジが誤って使用されるのを防止している。
(3)寿命確認動作:
この寿命確認動作は、現像ユニット4の支持フレーム40に装着された現像カートリッジに印刷動作を実行するのに必要なトナー量が十分に残留していることを確認する動作である。この寿命確認動作を実行することで、印刷動作によって形成される画像の濃度ムラやかすれ等の不具合が発生するのを未然に防止している。
(4)撹拌処理:
この撹拌処理は、本発明の「トナー担持体」に相当する現像ローラ44を少なくとも1周以上回転させる処理である。この撹拌処理を実行する理由は以下のとおりである。この種の画像形成装置では、電源オフ状態、または電源がオンであっても印刷動作(画像形成動作)を行わず動作停止状態にある期間が長時間継続した後に印刷動作を行うと、画像に周期的な濃度ムラが現れる場合があることが従来より知られている。なお、本明細書ではこの現象を「放置バンディング現象」と称する。
この放置バンディング現象は、トナーが各現像カートリッジの現像ローラ44に担持されたまま長時間放置されたことにより現像ローラ44から離れ難くなり、しかもその程度が現像ローラ44表面上において一様でないことから現像ローラ44上のトナー層が次第に不均一となることに起因すると考えられる。そこで、この実施形態の画像形成装置では、動作停止状態にある期間が所定の期間を超える等の放置バンディング発生要件が満足されるときには、「撹拌要」の信号を発生させて現像ローラ44の空回しを行っている。すなわち、本体側の回転駆動部(図示省略)により現像ローラ44を少なくとも1周回転させる。これによって、現像ローラ44表面のトナー層がリフレッシュされてより均一な状態のトナー層が現像処理に供されるため、放置バンディング現象による濃度ムラは発生し難くなる。
(5)パッチ処理(条件制御処理):
このパッチ処理は、現像カートリッジによる印刷動作を実行する際の印刷動作条件を所定の最適条件に調整する処理である。これは画像品質の安定化のために従来より多用されているものと同様の処理である。この実施形態では、装置の電源が投入された直後の適当なタイミングで「パッチ制御要」の信号が発生されて装置のウォーミングアップと並行してパッチ処理が実行される。また、スリープモードが解除されたタイミング、開状態となっていた装置カバーが閉じられたタイミング、あるいは現像カートリッジの交換作業が完了したタイミングなどにも「パッチ制御要」の信号が発生されてパッチ処理の実行要求が生じる。
続いて、定着ユニット9の温度情報と、現像ユニット4に装着された現像カートリッジ4Ka〜4Kdに対する印刷準備動作の実行状態とに基づいて、印刷動作の実行が許可される場合について、図3ないし図6を参照しつつ詳述する。なお、印刷動作の実行が許可される場合には、ここで挙げる4つの例以外の場合もあり、装置の運用状況に応じて、適宜、印刷動作の実行を許可する条件を変更すればよい。また、図3ないし図6に示す図の形式はほぼ同一であり、図3の説明を行った後の図4ないし図6の説明においては、図3と異なる部分のみの説明を行い、同一の部分の説明は省略する。
1.電源投入時に定着ユニットのウォーミングアップ動作と現像カートリッジについての印刷準備動作が並行して実行される場合
図3は電源投入時に定着ユニット9のウォーミングアップ動作にともなう定着ユニット9の温度変化と、現像ユニット4に装着された現像カートリッジ4Ka〜4Kdについての印刷準備動作の実行状態との関係を示す図である。図3において、紙面上段のグラフは、ウォーミングアップ動作中の定着ユニット9の温度変化を示すグラフであり、縦軸が定着ユニット9の温度を表し、横軸が時間経過(Time)を表している。また、紙面中段のチャートは、定着ユニット9のウォーミングアップ動作と並行して、現像ユニット4に装着された現像カートリッジ4Ka〜4Kdに対して印刷準備動作が実行されることによって、RAM107に記憶されている各現像カートリッジ4Ka〜4Kdの印刷可能情報が更新されるタイミングを示す。なお、同図中、ONが印刷可能な状態、OFFが印刷不可能な状態を表す。また、紙面下段のチャートは、定着ユニット9のウォーミングアップ動作および現像カートリッジに対する印刷準備動作の両動作が完了することによって、装置の印刷準備が完了するタイミングを示す。
朝一番に電源を投入した時、定着ユニット9の温度は装置が設置されている場所の室温T0となっている。そこで、電源投入のタイミングで出力される起動指令に応じて、エンジンコントローラー10は定着ユニット9のウォーミングアップ動作を開始し、定着ユニットの温度が所定の定着温度Trに達するまでウォーミングアップ動作を実行する。また、エンジンコントローラー10は、上記起動指令に応じて、定着ユニット9のウォーミングアップ動作と並行して、現像ユニット4に装着された現像カートリッジ4Ka〜4Kdに対する印刷準備動作も実行する。
エンジンコントローラー10は、各現像カートリッジ4Ka〜4Kdについての印刷準備動作が終了して、現像カートリッジが印刷可能となると、該現像カートリッジについてのRAM107に記憶されている印刷可能情報を更新する(図3参照)。ここで、現像カートリッジ4Ka〜4Kdのうちの一の現像カートリッジが、一番最初に印刷可能となった時に、エンジンコントローラー10は現像カートリッジ印刷準備完了信号を出力する(図3においては現像カートリッジ4Kaが印刷可能となったタイミング)。また、定着ユニット9の温度が所定の定着温度Trに達したとき、定着ユニット昇温完了信号を出力するとともに、定着ユニット9のウォーミングアップ動作を終了する。このウォーミングアップ動作の終了タイミング時点(tr)では、図3に示すように現像カートリッジ4Kdは印刷可能となっていないものの、他の3本の現像カートリッジ4Ka〜4Kcは既に印刷可能となっている。このように印刷可能情報を判断することにより、時々刻々と変化してゆく印刷準備動作の実行状態を把握することができる。そこで、本画像形成装置では、タイミングt1で現像ユニット4に装着された現像カートリッジ4Ka〜4Kdのうちの少なくとも1つが印刷可能となり、また定着ユニット9の昇温が完了し、トナー画像のシートSへの定着が可能な状態となったことを確認することができる。そして、エンジンコントローラー10は、印刷準備完了信号を出力し、装置の印刷動作の実行を許可する。
2.スリープモード(印刷待機状態)からの復帰時に定着ユニットのウォーミングアップ動作と現像カートリッジについての印刷準備動作が並行して実行される場合
図4はスリープモードからの復帰時に定着ユニット9のウォーミングアップ動作にともなう定着ユニット9の温度変化と、現像カートリッジについての印刷準備動作の実行状態との関係を示す図である。上記した「1.電源投入時に定着ユニットのウォーミングアップ動作と現像カートリッジについての印刷準備動作が並行して実行される場合」と大きく異なる点は、起動指令出力時に、定着ユニット9の温度が待機温度T1(>T0)である点である。
スリープモードからの復帰時、定着ユニット9の温度は待機温度T1となっている。スリープモードから復帰するタイミングで出力される起動指令に応じて、エンジンコントローラー10は定着ユニット9のウォーミングアップ動作を開始し、定着ユニット9の温度が所定の定着温度Trに達するまでウォーミングアップ動作を実行する。また、エンジンコントローラー10は、上記起動指令に応じて、定着ユニット9のウォーミングアップ動作と並行して、現像ユニット4に装着された現像カートリッジ4Ka〜4Kdに対する印刷準備動作も実行する。
そして、エンジンコントローラー10は、定着ユニット9の温度が所定の定着温度Trに達したとき、定着ユニット昇温完了信号を出力するとともに、定着ユニット9のウォーミングアップ動作を終了する(タイミングt21)。ここでは、起動指令時点での定着ユニット9の温度T1は定着温度Trに近いため、ウォーミングアップ動作に要する時間は短く、ウォーミングアップ動作終了時点(タイミングt21)では、いずれの現像カートリッジ4Ka〜4Kdについても印刷準備動作は完了していない。そこで、エンジンコントローラ10は印刷可能情報に基づき印刷準備動作を継続させながら、各現像カートリッジ4Ka〜4Kdについての印刷準備動作が終了して、現像カートリッジが印刷可能となると、該現像カートリッジについてのRAM107に記憶されている印刷可能情報を更新する(図4参照)。そして、現像カートリッジ4Ka〜4Kdのうちの一の現像カートリッジが、一番最初に印刷可能となった時(タイミングt22)に、エンジンコントローラー10は現像カートリッジ印刷準備完了信号を出力する(図4においては現像カートリッジ4Kaが印刷可能となったタイミング)。この印刷準備完了信号の出力タイミングt22では、図4に示すように、すでに定着ユニット9は定着温度Trに達している一方、現像カートリッジ4Kb〜4Kdについては印刷可能となっていないものの、現像カートリッジ4Kaが印刷可能となっているため、エンジンコントローラ10は印刷準備完了信号を出力し、装置の印刷動作の実行を許可する。
3.スリープモード(印刷待機状態)からの復帰時に1つ以上の現像カートリッジが印刷可能である場合
図5はスリープモードからの復帰時に定着ユニット9のウォーミングアップ動作にともなう定着ユニット9の温度変化と、現像カートリッジについての印刷準備動作の実行状態との関係を示す図である。上記した2つの場合と異なり、起動指令出力時(タイミングt31)に、現像ユニット4に装着された現像カートリッジ4Ka〜4Kdに対する印刷準備動作を確認したところ、現像カートリッジ4Ka〜4Kdのうちの少なくとも1つ以上が印刷可能な状態となっている。そこで、エンジンコントローラー10は、他の現像カートリッジ対する印刷準備動作は実行しない。
一方、スリープモードからの復帰時、定着ユニット9の温度は待機温度T1となっており、定着温度Trよりも低温となっている。そこで、スリープモードから復帰するタイミングに出力される起動指令に応じて、エンジンコントローラー10は定着ユニット9のウォーミングアップ動作を開始し、定着ユニットの温度が所定の定着温度Trに達するまでウォーミングアップ動作を実行する。
そして、エンジンコントローラー10は、定着ユニット9の温度が所定の定着温度Trに達したとき、定着ユニット昇温完了信号を出力するとともに、定着ユニット9のウォーミングアップ動作を終了する(タイミングt32)。これにより、定着ユニット9が定着温度Trに達しているという条件(1)と、現像カートリッジの少なくとも1つ以上が印刷可能となっているという条件(2)とが満足されることとなる。そこで、エンジンコントローラー10は、印刷準備完了信号を出力し、装置の印刷動作の実行を許可する。
4.現像カートリッジを交換した後に1つ以上の現像カートリッジが印刷可能となった場合
図6は現像カートリッジ交換時の定着ユニット9の温度と、現像カートリッジについての印刷準備動作の実行状態との関係を示す図である。上記した「スリープモード(印刷待機状態)からの復帰時に1つ以上の現像カートリッジが印刷可能である場合」の場合と異なり、現像ユニット4に装着された全ての現像カートリッジの交換直後であるため、起動指令出力時に、現像カートリッジ4Ka〜4Kdの全ては印刷不可能な状態である。しかしながら、全ての現像カートリッジ4Ka〜4Kdの交換作業が終了した時、現像カートリッジの交換作業にそれほど手間取らず、時間がかからなかったため、定着ユニット9の温度を確認したところ定着ユニット9の温度は定着温度Trに保温されていた。このような場合には、現像カートリッジの交換作業が終了したタイミングt41で出力される起動指令に応じて、エンジンコントローラー10は現像カートリッジ4Ka〜4Kdに対する印刷準備動作を実行するが、定着ユニット9は定着温度Trに保温されていたため、定着ユニット9のウォーミングアップ動作は行わない。
そして、現像カートリッジ4Ka〜4Kdのうちの一の現像カートリッジが、一番最初に印刷可能となった時(タイミングt42)に、エンジンコントローラー10は現像カートリッジ印刷準備完了信号を出力する(図6においては現像カートリッジ4Kaが印刷可能となったタイミング)。このタイミングt42では、定着ユニット9の温度が既に所定の定着温度Trであり、現像ユニット4に装着された現像カートリッジ4Ka〜4Kdのうちの少なくとも1つが印刷可能な状態となっており、これを把握しているエンジンコントローラー10は印刷準備完了信号を出力し、装置の印刷動作の実行を許可する。
以上のように、本発明にかかる画像形成装置では、定着ユニット9の温度情報と、印刷準備動作の実行状態に基づいて、印刷準備動作の実行を許可しているので、以下で示す作用効果を奏する。上記したように電源投入直後やスリープモード(印刷待機状態)からの復帰時においてウォーミングアップ動作と並行して印刷準備動作が行われる。ここで、電源投入直後のウォーミングアップ動作なのか、スリープモードからの復帰時のウォーミングアップ動作なのかで、ウォーミングアップ動作に費やす時間が異なる。そのため、ウォーミングアップ動作が完了しているのにもかかわらず、いくつかの現像カートリッジに対する印刷準備動作が未完となってしまうことがある。すなわち、電源投入直後のウォーミングアップ動作では、定着ユニット9の温度が装置が設置されている場所の室温T0から定着温度Trに達するまでウォーミングアップ動作を行わなければならないが、スリープモードからの復帰時のウォーミングアップ動作では、通常、定着ユニット9の温度はある程度の高温(待機温度)に保温されているため、定着ユニット9の温度が、スリープモード中の保温温度から定着温度Trに達するまでウォーミングアップ動作を行うだけでよい。このため、通常、スリープモードからの復帰時のウォーミングアップ動作の方が、電源投入直後のウォーミングアップ動作よりも、ウォーミングアップ動作に費やす時間が短い。その結果、例えば、電源投入直後のウォーミングアップ動作に要する時間と、全ての現像カートリッジ4Ka〜4Kdについての印刷準備動作に要するトータル時間とにあまり差がない場合、スリープモードからの復帰時のウォーミングアップ動作では、ウォーミングアップ動作に要する時間が短いため、ウォーミングアップ動作が完了しているのにもかかわらず、いくつかの現像カートリッジに対する印刷準備動作が未完となってしまう。このような場合には、すでに印刷準備動作が完了した現像カートリッジを用いて印刷を開始することができるにもかかわらず、残りの印刷準備動作が完了するまで印刷を開始することができない。しかしながら、この画像形成装置では、上記したように、定着ユニット9の温度情報と、現像ユニット4に装着されたカートリッジに対する印刷準備動作の実行状態とに基づいて、印刷動作の実行を許可しているので、全てのカートリッジに対する印刷準備動作が終了していなくとも、既に印刷準備動作が施されて印刷可能となったカートリッジを用いて印刷動作を実行することができる。よって、上記特定色の印刷を効率よく行うことができる。また、定着ユニット9の昇温が完了した際に、印刷準備動作が施されることによって、現像ユニット9に装着された現像カートリッジ4Ka〜4Kdのうちの少なくとも1つ以上が印刷可能な状態であれば、他に印刷不可能な現像カートリッジがあったとしても、印刷動作を実行することができる。
続いて、上記した本発明にかかる画像形成装置の基本動作を実行するエンジンコントローラー10を具備した装置の具体的な動作について説明する。以下に示す実施形態では、定着ユニット9の温度情報と、現像カートリッジ4Ka〜4Kdについての印刷準備動作の実行状態とに基づいて、印刷動作の実行を許可する実行態様が、それぞれ本発明に基づく特徴を有しており、それに伴いその実行態様が若干異なっているので、以下ではこれらの相違点について主に説明する。なお、発明内容の理解を助けるため、図1に示すように現像ユニット4に対して4個の現像カートリッジ4Ka〜4Kdが装着されている場合について説明する。
<第1実施形態>
図7は本発明にかかる画像形成装置の第1実施形態における動作を示す図、図8は定着ユニットのウォーミングアップ動作を示す図、図9は印刷準備処理を示す図、図13は第1印刷前処理を示す図である。この第1実施形態では、例えば、装置の電源投入時のタイミングで、定着ユニット9のウォーミングアップ動作と現像ユニット4に装着された全現像カートリッジ4Ka〜4Kdに対して印刷準備動作を施す印刷準備処理が並行して実行される。また、定着ユニット9のウォーミングアップ動作と現像カートリッジに対する印刷準備処理を実行中に、第1印刷前処理が実行される。まず、定着ユニット9のウォーミングアップ動作、現像カートリッジに対する印刷準備処理について、図8および図9を用いて説明した後、第1印刷前処理について図13を参照しつつ詳述する。
この第1実施形態では、装置の電源が投入されたタイミングで、エンジンコントローラー10のCPU101は、ROM106に記憶されているプログラムにしたがって、定着ユニット9のウォーミングアップ動作および全現像カートリッジ4Ka〜4Kdに対する印刷準備処理を実行する。まず、図8を用いて、定着ユニット9のウォーミングアップ動作について説明する。エンジンコントローラー10のCPU101は、定着ユニット9のウォーミングアップを開始した後、定着ユニット9の温度が所定の定着温度Trに達するまで待機する(ステップS1)。そして、定着ユニット9の温度が所定の定着温度Trに達したと判断されると、ステップS2へ進み、定着ユニット昇温完了信号を出力し、定着ユニットウォーミングアップ動作を完了する。以後、CPU101は温度センサ91からの出力に基づいて定着ユニット9の温度を監視し、所定の定着温度Trを維持するように制御を行う。また、上記ウォーミングアップ動作と並行して、CPU101は、ROM106に記憶されているプログラムにしたがって、図9に示す印刷準備処理が実行される。以下、図9ないし図11を参照しつつ印刷準備処理について詳述する。
まず、無線通信によってCPU101と各メモリ91〜94との間でデータの送受が行われて各現像カートリッジ4Ka〜4Kdに関する消耗品管理等の各種情報がRAM107に一時的に記憶される。この実施形態では、メモリ107に記憶されている情報に基づき、まず、装着カートリッジ4Ka〜4Kdのうち現像位置に一番近い現像カートリッジ4Kaについて、装着確認動作(ステップS20)、適合確認動作(ステップS21)および寿命確認動作(ステップS22)を実行する。
また、ステップS23で「撹拌要」の信号が発生しているか否かを判断する。これは放置バンディング現象を防止するための処理である。したがって、「撹拌要」の信号が発生していない場合には、そのままステップS25に進む一方、該信号が発生している場合には、現像カートリッジ4Kaについて図10に示す撹拌処理(ステップS24)が実行される。
図10は図9の印刷準備処理における撹拌処理を示すフローチャートである。この撹拌処理では、4個の現像カートリッジのうち、カートリッジ4Kaが現像位置に移動される(ステップS241)。これによって、現像カートリッジ4Kaの現像ローラ44が本体側の回転駆動部と機械的に接続される。そして、この回転駆動部により現像ローラ44を少なくとも1周回転させて該現像ローラ44表面のトナー層をリフレッシュさせて現像カートリッジ4Kaに対する撹拌処理を施す(ステップS242)。
このようにして撹拌処理(ステップS24)が完了すると、ステップS25に進んで「パッチ制御要」の信号が発生しているか否かを判断する。これは印刷動作条件を所定の最適条件に調整するための処理である。したがって、「パッチ制御要」の信号が発生していない場合には、現像カートリッジ4Kaが印刷可能であることを示す印刷可能信号が出力される一方、該信号が発生している場合には、現像カートリッジ4Kaについて図11に示すパッチ処理(ステップS26)が実行される。
図11は図9の印刷準備処理におけるパッチ処理を示すフローチャートである。このパッチ処理は、印刷動作の実行により形成される画像を一定の画像品質に保つために、印刷動作条件を種々に変更設定しながらパッチ画像を形成してその画像濃度を検出し、その検出結果に基づいて印刷動作条件を調整する処理である。このパッチ処理では、装置各部の動作条件を決める動作パラメータのうち、画像品質に影響を与える制御因子としての現像バイアスおよび露光パワーの調整を行う。制御因子として機能する動作パラメータとしてはこれ以外にも種々のものが知られており、それらを用いた画質制御の原理および制御方法についても多くの公知技術があるので、ここでは処理の流れのみを簡単に説明する。
まず、現像カートリッジ4Kaについて、最適現像バイアス、つまり印刷動作時に現像ローラ44に印加する現像バイアスの最適値を算出する。具体的には、現像カートリッジ4Kaを選択的に現像位置に移動させ(ステップS260)、その現像カートリッジ4Kaについて、現像バイアスを多段階に変更設定しながら各バイアス値で所定パターンのパッチ画像を形成する(ステップS261)。そして、各パッチ画像の画像濃度を濃度センサ60により検出する(ステップS262)。
各パッチ画像の画像濃度が求まると、それらの値から現像バイアスと画像濃度との対応関係がわかるので、その関係に基づき、画像濃度が予め定められた目標濃度と一致するような現像バイアスの値を算出する。これにより最適現像バイアスが求められる(ステップS263)。ただし、その最適値が当該装置における現像バイアスの可変範囲内になかった場合には、その可変範囲において算出された最適値に最も近い値を最適現像バイアスとする。
こうして現像カートリッジ4Kaについて最適現像バイアスが求まれば、続いて、現像カートリッジ4Kaについて、最適露光パワー、つまり当該カートリッジに対応した静電潜像を感光体22上に形成するときの光ビームLの強度の最適値を算出する(ステップS263〜S266)。ここでの処理は、制御因子が現像バイアスに代えて露光パワーである点を除いて上記した最適現像バイアス算出処理(ステップS260〜S263)と同様であるが、必要に応じて、形成するパッチ画像の画像パターンは異なるものとしてもよい。なお、この場合の現像バイアスの設定値は、先に求めた最適値を用いるのが好ましい。こうして、現像カートリッジ4Kaについて最適現像バイアスおよび最適露光パワーをそれぞれ求め、パッチ処理を終了する。
このような印刷準備動作(装着確認動作、適合確認動作、寿命確認動作、撹拌処理、パッチ処理)を実行することによって、現像カートリッジ4Kaは印刷動作を良好に行うことができる印刷可能状態となる。そして、図9に戻って、現像カートリッジ4Kaが印刷動作実行可能であることを示す印刷可能信号が出力されるとともに、RAM107に記憶されている現像カートリッジ4Kaについての印刷可能情報が更新される(ステップS27)。この後、全ての現像カートリッジ4Kb〜4Kdについて、同様の動作を繰り返すことによって、各現像カートリッジが印刷動作実行可能となるまで処理が進められる(ステップS28)。そして、全ての現像カートリッジ4Ka〜4Kdについて印刷準備動作が終了し、全ての現像カートリッジ4Ka〜4Kdが印刷可能となった後、現像ユニット4をホームポジション(HP)に移動して待機する(ステップS29)。次に、この印刷準備処理の処理の進行状況について図12を参照しつつ詳述する。
図12は図9に示す印刷準備処理における印刷準備動作の進行状況を示す図である。最初に、現像カートリッジ4Kaについて印刷準備動作を実行している際の処理の進行状況について説明する。まず、タイミングt1で装着確認、タイミングt2で適合確認、タイミングt3で寿命確認が実行される(図9のステップS20〜S22参照)。その後、図9のステップS23において撹拌要の信号が発生していた場合、タイミングt4で撹拌処理が実行される(図9のステップS24参照)。続いて、図9のステップS25においてパッチ制御要の信号が発生していた場合、タイミングt5でパッチ処理が実行される(図9のステップS26参照)。このパッチ処理が終了したタイミングt5で現像カートリッジ4Kaは印刷動作実行可能となり、現像カートリッジ4Kaについての印刷可能信号が出力されるとともに、RAM107に記憶されている現像カートリッジ4Kaについての印刷可能情報が更新される(図9のステップS27参照)。この後、現像カートリッジ4Kb〜4Kdについて、同様の動作が繰り返されるが、それぞれの現像カートリッジに対する印刷準備動作が完了して印刷可能となるタイミングt10,t15,t20で、各現像カートリッジによる印刷動作が実行可能であることを示す印刷可能信号が出力されるとともに、RAM107に記憶されている各々の現像カートリッジに対応する印刷可能情報が更新される。次に、エンジンコントローラー10において定着ユニット9のウォーミングアップ動作および印刷準備処理を実行中に、同時に実行される第1印刷前処理について図13を参照しつつ詳述する。
図13はエンジンコントローラー10において、定着ユニット9のウォーミングアップおよび現像カートリッジについての印刷準備処理の実行中に、同時に実行される第1印刷前処理を示す図である。この第1印刷前処理では、まず、定着ユニット9が所定の定着温度Trに達したことを示す、昇温完了信号が出力されているか否かを確認し、出力されていなければ出力されるまで待機する(ステップS30)。そして、昇温完了信号が出力されたのを確認した後、ステップS31へ進み、現像ユニット4に装着された現像カートリッジ4Ka〜4Kdのうち、既に少なくとも1つの現像カートリッジについての印刷可能信号が出力されているか否かを確認する。該印刷可能信号が出力されていなければ、少なくとも1つの現像カートリッジについての印刷準備動作が終了して、該現像カートリッジについての印刷可能信号が出力されるまで待機する。そして、現像カートリッジについての印刷可能信号が出力されたのが確認された後、ステップS32へ進み、印刷準備完了信号をメインコントローラー11へ送信して、印刷動作の実行を許可する。
ここで、メインコントローラー11に印刷要求が入力された場合を考えてみる(図7参照)。メインコントローラー11へ外部装置からインターフェース112を介して印刷要求が入力された際、エンジンコントローラー10から印刷準備完了信号が送信されていなければ、そのままメインコントローラ11は印刷開始信号をエンジンコントローラー10へ与えるのを待機する。そして、エンジンコントローラー10において、上記したように、ウォームアップ動作、印刷準備処理が実行されて、印刷準備完了信号がエンジンコントローラー10からメインコントローラー11へ送信された後、メインコントローラー11は印刷要求に基づいた印刷動作を開始する制御指令をエンジンコントローラー10へ与える。ここで、エンジンコントローラー10は、印刷開始信号がメインコントローラー11から入力された際、全ての現像カートリッジ4Ka〜4Kdに対する印刷準備処理が終了していなくとも、該印刷準備処理を中断して、印刷動作を開始する。
このように、第1実施形態では、定着ユニット9のウォーミングアップ動作が終了して、定着ユニット9が所定の温度Trに達した時に、現像ユニット4に装着された現像カートリッジ4Ka〜4Kdへの印刷準備動作の実行状態を確認して、現像ユニット4に装着された現像現像カートリッジ4Ka〜4Kdのうちの少なくとも1つ以上が印刷可能な状態であれば、該印刷可能な現像カートリッジを使用した印刷動作の実行を許可している。また、印刷要求があった場合に、印刷動作の実行が許可されていれば、現像ユニッ4に装着された現像カートリッジ4Ka〜4Kdに対して印刷準備動作を実行中であっても、該印刷準備動作を中断して、現像ユニット4に装着された現像カートリッジ4Ka〜4Kdのうち、既に印刷準備動作が施されて印刷可能な現像カートリッジを用いて印刷動作が実行している。したがって、印刷要求が入力された後、印刷開始までの待ち時間を短縮して、必要以上にユーザーを待たせることなく、ただちに印刷動作を開始することができる。
<第2実施形態>
図14は本発明にかかる画像形成装置の第2実施形態における第2印刷前処理を示す図である。この第2実施形態が、上記第1実施形態と大きく異なる点は、第1印刷前処理の代わりに第2印刷前処理が実行される点である。以下、上記第1実施形態と異なる点を中心に詳述する。
この第2実施形態において実行される第2印刷前処理では、まず、現像ユニット4に装着された現像カートリッジ4Ka〜4Kdのうち、少なくとも1つの現像カートリッジが印刷準備動作が施されることによって印刷可能な状態であるかどうかを確認する(ステップS40)。ここでNOと判断された場合には、少なくとも1つの現像カートリッジが印刷可能な状態となり、該現像カートリッジについての印刷可能信号が出力されるまで待機する。一方、YESと判断された場合には、ステップS41に進み、定着ユニット9の温度が所定の定着温度Trに達しているか否かを確認する。ここでNOと判断された場合には、定着ユニット9の温度が所定の定着温度Trに達したことを示す昇温完了信号が出力されるまで待機する一方、現像ユニット4に装着された現像カートリッジのうち、印刷動作実行不可能な現像カートリッジに対する印刷準備動作を続行する。そして、定着ユニット9のウォーミングアップ動作が完了して、昇温完了信号が出力されたことを確認すれば、ステップS42に進み、印刷準備完了信号をエンジンコントローラー10からメインコントローラー11へ送信して、第2印刷前処理を終了する。
このとき、上記第1実施形態と同様に、メインコントローラー11へ既に印刷要求が入力されているならば、メインコントローラー11はエンジンコントローラー10へ制御指令として、印刷要求に基づいた印刷動作の開始を指示する、印刷開始信号を与える。エンジンコントローラー10は印刷開始信号が入力された際、全ての現像カートリッジ4Ka〜4Kdに対する印刷準備処理が終了していなくとも、該印刷準備処理を中断して、印刷動作を開始する。
このように第2実施形態では、現像ユニット4に装着された現像カートリッジ4Ka〜4Kdのうちの1つ以上の現像カートリッジが印刷可能となった時に、定着ユニット9が定着温度Trに達しているか否かを判断している。このとき、定着ユニット9が定着温度Trに達していなければ、他の現像カートリッジについて印刷準備動作を実行している。したがって、定着ユニット9の昇温(ウォーミングアップ動作)が完了するまでの時間を無駄にすることなく、現像カートリッジに対する印刷準備動作を実行することができる。
<第3実施形態>
図15は本発明にかかる第3実施形態における動作を示す図である。この第3実施形が、上記第1および第2実施形態と大きく異なる点は、第1および第2印刷前処理を実行する代わりに、エンジンコントローラー10に判定機能110が具備されている点である。エンジンコントローラー10に、この判定機能110を具備する方法としては、判定機能110を具現するハードウェアを追加する方法と、CPU101において実行されるプログラムとして判定機能110を具現する方法とがあるが、このどちらで判定機能110を具現してもよいのは言うまでもない。この第3実施形態においては、CPU101において実行されるプログラムとして、エンジンコントローラー10はこの判定機能110を具備している。以下、上記第1および第2実施形態と異なる点を中心に詳述する。
この判定機能110は、以下の2つの機能を備えている。すなわち、現像ユニット4に装着された現像カートリッジ4Ka〜4Kdのうち少なくとも1つが印刷可能な状態となったときに、「真」の値を出力するOR機能1101。また、定着ユニット9のウォーミングアップ動作が完了し、かつ、OR機能1101が「真」の値を出力しているときに「真」の値を出力する(印刷動作実行可能と判定する)AND機能1102を備えている。このように、判定機能110は、現像ユニット4に装着された現像カートリッジ4Ka〜4Kdのうちの少なくとも1つ以上が印刷可能な状態となり、かつ、定着ユニット9の昇温が完了した場合に、装置が印刷動作を実行することが可能であると判定する。
このように、第3実施形態では、エンジンコントローラー10が判定機能110を具備することにより、現像ユニット4に装着された現像カートリッジ4Ka〜4Kdのうちの少なくとも1つ以上が印刷可能な状態となり、かつ、定着ユニット9の昇温が完了したと同時に印刷動作の実行が可能であると判定することができるので、該判定と同時に印刷動作の実行を許可することができる。したがって、最短時間で印刷動作の実行を許可することができる。
<第4実施形態>
図16は本発明にかかる画像形成装置の第4実施形態における動作を示す図である。この第4実施形態では、印刷動作が終了した後、エンジンコントローラー10がRAM107に記憶されている各現像カートリッジ4Ka〜4Kdについての印刷可能情報を読み出すことによって、各現像カートリッジ4Ka〜4Kdに対する印刷準備動作の実行状態を確認し、印刷準備動作が施されていない残りの現像カートリッジについて印刷準備動作を実行する。その他の構成および動作は、上記第1実施形態と同様であり、構成及び動作の説明を省略する。
この第4実施形態では、エンジンコントローラー10はメインコントローラー11からの制御指令(印刷開始信号)にしたがって第2印刷準備処理を中断する。その後、印刷動作を開始する。そして、該印刷動作が終了した後に、エンジンコントローラー10は、RAM107に記憶されている各現像カートリッジについての印刷可能情報を読み出して、各現像カートリッジ4Ka〜4Kdに対する印刷準備動作の実行状況を確認して、印刷準備動作が施されていない残りの現像カートリッジに対する印刷準備処理を実行する。そして、全ての現像カートリッジについての印刷準備動作が完了した後に、現像ユニット4をホームポジション(HP)に移動して待機する。以後の印刷動作をこの最適条件の下で実行することにより、所望の画像品質で、しかも安定して画像を形成することが可能となる。
このように、第4実施形態では、印刷動作が終了した後、エンジンコントローラー10がRAM107に記憶されている各現像カートリッジ4Ka〜4Kdについての印刷可能情報を読み出すことによって、現像ユニット4に装着された現像カートリッジ4に対する印刷準備動作の実行状態がわかる。そして、印刷準備動作が施されていない現像カートリッジについての印刷準備動作を実行している。したがって、この印刷準備処理が終了すれば、全てのカートリッジが印刷可能な状態となるため、モノクロ印刷を大量に、しかも効率的に行うことができる。また、全現像カートリッジ4Ka〜4Kdにについての印刷準備処理を途中で中断したとしても、該印刷準備処理中の全ての処理ではなく、その一部の処理を後から実行し直すのみで、中断された印刷準備処理の全ての処理を完了することができるので、無駄な処理を行う必要がなく効率がよい。
<第5実施形態>
図17は本発明にかかる画像形成装置の第5実施形態における動作を示す図である。この第5実施形態が、上記第1ないし第4実施形態と大きく異なる点は、定着ユニット9の温度情報と、現像ユニット4に装着された現像カートリッジ4Ka〜4Kdに対する印刷準備動作の実行状態とに基づいて、印刷準備動作を施す現像カートリッジを選択して、該選択された現像カートリッジについてのみ印刷準備動作を実行している点である。以下、上記第1ないし第4実施形態と異なる点を中心に詳述する。
図17は、例えば、開状態となっていた装置カバーが閉じられたタイミングで起動指令が出力された際に、定着ユニット9の温度情報および現像ユニット4に装着された現像カートリッジ4Ka〜4Kdに対する印刷準備動作の実行状態を確認したところ、現像カートリッジ4Kdが印刷可能であり、定着ユニッ9の温度は定着温度Trに達していなかった場合を示す。この第5実施形態では、確認した定着ユニット9の温度情報より、ウォーミングアップ動作が完了するまでに印刷準備動作を施すことのできる現像カートリッジの本数を2本と予測して、現像ユニット4に装着された現像カートリッジ4Ka〜4Kdのうちの印刷不可能な現像カートリッジ4Ka〜4Kcから、印刷準備動作を施すべき現像カートリッジとして現像カートリッジ4Ka,4Kcを選択している。なお、印刷準備動作を施すべき現像カートリッジを選択する基準としては、RAM107に一時的に記憶されている現像カートリッジに関する消耗品管理等の各種情報の一部を利用している。このように印刷準備動作を施すべき現像カートリッジを選択した後、該選択した現像カートリッジ4Ka,4Kcに対して印刷準備動作を実行している。したがって、ウォーミングアップ動作が完了するまでの時間を無駄にしないで、効率よく印刷準備動作を実行することができる。
<その他>
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。例えば、上記実施形態では、現像ユニット4の支持フレーム40に最大4個の現像カートリッジを装着可能となっており、全ての装着位置に現像カートリッジ4Ka〜4Kdを装着しているが、一部の装着位置にのみ現像カートリッジを装着した装置に対して本発明を適用することができる。すなわち、現像カートリッジの装着可能個数よりも少ない個数M(M≧2)の現像カートリッジを現像ユニット4に装着した装置においても、現像ユニット4に装着された現像カートリッジについての印刷可能情報を判断して、これらの現像カートリッジについての印刷準備動作を行うことで、上記した作用効果と同様の効果を得ることができる。また、上記実施形態では装着可能個数は4であるが、この個数は任意であり、またMの値も2以上、かつ装着可能個数以下であれば任意である。したがって、例えば支持フレーム40の装着可能個数が5以上となるように現像ユニット4を構成し、さらに3個の装着位置にイエロー用、シアン用およびマゼンタ用の現像カートリッジをそれぞれ装着するとともに、残りの装着位置にブラック用現像カートリッジを装着する画像形成装置に対しても本発明を適用可能である。
また、上記第2実施形態では、現像ユニット4に装着された現像カートリッジのうち、一番最初に印刷準備動作が施されている一の現像カートリッジが印刷可能な現像カートリッジとなった後、定着ユニット9のウォーミングアップ動作が完了して、昇温完了信号が出力されるまで他の現像カートリッジに対する印刷準備動作は継続されたが、その、他の現像カートリッジに対する印刷準備動作の進行状況は考慮されていなかった。これを、現像ユニット4に装着された1つの現像カートリッジが、印刷準備動作が施されて印刷可能となる度に、定着ユニット9のウォーミングアップ動作が完了したかどうかを確認する構成としてもよい。
また、上記第4実施形態では、第1印刷前処理を実行する構成であるが、第1印刷前処理の替わりに第2印刷前処理を実行しても構わない。さらに、第1および第2印刷前処理を実行する替わりに判定機能110を具備する構成としてももちろんよい。
また、上記実施形態では、中間転写ベルト71を介して、感光体22上のトナー像を記録紙に転写しているが、中間転写ベルト71を介さずに、感光体22上からシートSへ直接トナー像を転写する構成としても構わない。
また、上記実施形態では、特定色がブラックの画像形成装置に本発明を適用しているが、特定色はこれに限定されるものではない。
また、上記実施形態では、複数の現像カートリッジを現像ユニット4に装着したロータリー現像方式を採用しているため、現像ユニット4の回転移動に伴って各現像カートリッジに貯留されたトナーがカートリッジ内で撹拌されてトナーの均一化が可能となっている。そこで、印刷準備動作として、現像ユニット4の回転動作によるトナー撹拌を実行するようにしてもよい。また、従来より現像カートリッジ内にアジテータやオーガ棒などの部材を配置し、現像カートリッジ内のトナーを撹拌したり、該トナーを現像ローラ側に積極的に供給する技術が採用されることがある。そこで、アジテータやオーガ棒などの部材を装備している装置では、該部材によるトナー撹拌やトナー供給などの動作を印刷準備動作として実行するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、現像カートリッジに収容されたトナーを使い切る構成を採用しているが、必要に応じてトナーを補充する補充タイプの現像カートリッジを採用した装置では、印刷準備動作としてトナー補充動作をさらに実行するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、同形状をなす4個の現像カートリッジ4Ka〜4Kdを使用したが、形状が異なる現像カートリッジを使用してもよい。また、上記実施形態では、1個の感光体22に対してロータリー現像ユニット4を配置した、いわゆるロータリー方式の画像形成装置に本発明を適用したが、1個の感光体22に対して複数の現像カートリッジが昇降して各現像カートリッジにより現像を行うエレベータ方式の画像形成装置や、いわゆるタンデム方式の画像形成装置に対しても本発明を適用することができる。
また、現像カートリッジに対して実行される印刷準備動作としては、装置の構成や動作状況などに応じて、上記した種々の印刷準備動作のうち、適切なものを用いることができる。
さらに、上記実施形態の構成に限定されず、例えば特定色のトナーを有する複数の現像カートリッジが装着された現像ユニットを装備して該特定色の画像を形成する装置や、中間転写ベルト以外の転写媒体(転写ドラム、転写シートなど)を備える装置、さらには複写機、ファクシミリ装置など他の画像形成装置に対しても本発明を適用することが可能である。
この発明にかかる画像形成装置の構成を示す図。 図1の画像形成装置の電気的構成を示すブロック図。 電源投入時の定着ユニットの温度情報と現像カートリッジに対する印刷準備動作の実行状態との関係を示す図。 スリープモードからの復帰時の定着ユニットの温度情報と現像カートリッジに対する印刷準備動作の実行状態との関係を示す図。 スリープモードからの復帰時の定着ユニットの温度情報と現像カートリッジに対する印刷準備動作の実行状態との関係を示す図。 現像カートリッジ交換時の定着ユニットの温度情報と現像カートリッジに対する印刷準備動作の実行状態との関係を示す図。 本発明にかかる画像形成装置の第1実施形態における動作を示す図。 定着ユニットのウォーミングアップ動作を示す図。 印刷準備処理を示す図。 図9の印刷準備処理における撹拌処理を示すフローチャート。 図9の印刷準備処理におけるパッチ処理を示すフローチャート。 図10の印刷準備処理における印刷準備動作の進行状況を示す図。 第1実施形態における第1印刷前処理を示す図。 本発明の第2実施形態における第2印刷前処理を示す図。 本発明にかかる画像形成装置の第3実施形態における動作を示す図。 本発明にかかる画像形成装置の第4実施形態における動作を示す図。 本発明にかかる画像形成装置の第5実施形態における動作を示す図。
符号の説明
4…現像ユニット、 4Ka〜4Kd...現像カートリッジ、 7…転写ユニット、 10…エンジンコントローラ(制御手段)、 22…感光体(潜像担持体)、S…シート(記録材)、Tr…定着温度

Claims (1)

  1. 静電潜像を担持可能な潜像担持体と、
    特定色のトナーを有する複数の現像カートリッジが着脱自在に設けられ、装着された前記現像カートリッジ内のトナーを用いて前記潜像担持体上の静電潜像を現像する印刷動作を実行してトナー像を形成する現像ユニットと、
    記録材上に転写された前記トナー像を所定の定着温度で前記記録材に定着させる定着ユニットと、
    前記印刷動作の実行前に前記印刷動作に用いる前記現像カートリッジに対して行う印刷準備動作が完了し、しかも前記定着ユニットを前記定着温度まで昇温するウォーミングアップ動作が完了した状態で、前記印刷動作を実行する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記定着ユニットが前記所定の定着温度に達していることの温度情報と、前記現像ユニットに装着された前記複数の現像カートリッジのうちの少なくとも1つ以上に対して前記印刷準備動作が施されて前記現像カートリッジが印刷可能となっている実行状態とに基づき、前記印刷動作の実行を許可する画像形成装置であって、
    開状態となっていた前記画像形成装置のカバーが閉じられた時に、前記印刷動作の実行の指令が出力された際、
    前記定着ユニットの前記温度情報および前記現像ユニットに装着された前記複数の現像カートリッジに対する前記印刷準備動作の実行状態を確認した後、
    前記複数の現像カートリッジの1について前印刷準備動作が完了した状態であり、前記定着ユニットの温度が前記定着温度に達してなかった場合、前記印刷動作の実行を許可しないとともに、
    前記定着ユニットの前記温度情報により、前記ウォーミングアップ動作が完了するまでに、前記複数の現像カートリッジについて、順次、前記印刷準備動作を施すことによって印刷可能とすることができる前記現像カートリッジの本数を予した後、
    前記複数の現像カートリッジのうちの前記印刷準備動作が施されて印刷可能となっていない前記現像カートリッジから、前記予測した本数だけ前記印刷準備動作を施すべき前記現像カートリッジを選択し、該選択した前記現像カートリッジだけ前記印刷準備動作を施すこと、
    を特徴とする画像形成装置。
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