JP2008216320A - 画像形成装置、画像形成方法および画像形成プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 起動時もしくはスリープモードからの復帰時の待ち時間を短くすること。
【解決手段】 MFPは、起動時またはプリント可能なスタンバイモードより消費電力が少なくプリント不可能なスリープモードからの復帰時に、モノクロプリントが可能になったかどうかを判定し(S54)、起動時またはスリープモードからの復帰時に、カラープリントが可能になったかどうかを判定し(S55)、グレースケールのプリントデータをプリントするモノクロモードと、カラーのプリントデータをプリントするカラーモードとのいずれかでプリントする画像形成部と、起動時またはスリープモードからの復帰時において、画像形成部によるプリントを開始する時期を、モノクロプリントが可能になったとき、およびカラープリントが可能になったときのいずれかに決定する決定手段(S53)と、を備える。
【選択図】 図5

Description

この発明は、画像形成装置、画像形成方法および画像形成プログラムに関し、特に、グレースケールのプリントデータとカラーのプリントデータとをプリント可能な画像形成装置、その画像形成装置で実行される画像形成方法および画像形成プログラムに関する。
従来、カラーでプリントする画像形成装置は、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4種類のトナーを使用してプリントするカラープリントと、ブラックの1種類のトナーを用いてプリントするモノクロプリントとの2つのモードでプリントするのが一般的である。モノクロプリントとカラープリントとでは、トナーを紙等の記録媒体に十分に定着させるために必要とされる定着温度が異なる。モノクロプリントの場合はカラープリントの場合と比較して低い温度で十分な定着性能が得られる。このため、画像形成装置に電源が投入された起動時、または省エネルギーモードでプリントできないスリープモードからの復帰時に定着ローラ等の媒体の温度を設定値まで上昇させるのに要する時間は、モノクロプリントが可能にまるまでの時間が、カラープリントが可能になるまでの時間よりも短い。
起動時もしくは省エネルギーモードから復帰時に、カラープリントが可能になるまで画像形成できないとすると、モノクロの原稿をプリントする場合には、モノクロプリントが可能になっているにも係わらず、カラープリントが可能になるまで待たされてしまうといった問題がある。
特開2005−94698号公報(特許文献1)には、原稿から画像データを生成するにあたり、外部から指示された印刷モードの内容から画像形成におけるモードがモノクロプリントなのかカラープリントなのかを予め判断し、原稿の画像データ生成が開始される前に記録材の搬送制御や定着温度制御の切り替えを開始することで、印刷モードの選択の自由度を確保しつつ、印刷ジョブに対する印刷動作開始までの時間を短縮するカラー画像形成システムが開示されている。
また、特開2005−244829号公報(特許文献2)には、カラー出力処理かモノクロ出力処理のいずれを主モードとするかを示す主モード情報を保持し、装置の立ち上げ時に、該主モード情報に応じて、カラー出力のためにプリンタエンジンを調整するキャリブレーション機構によりキャリブレーションを実行するか否かを切り替えるよう制御する画像形成装置が開示されている。
さらに、特開2005−249873号公報(特許文献3)には、電源投入時にバックアップRAMに記憶されているデフォルトの色モードに応じて、画像形成準備のための画像安定化処理を全色分行うか、ブラックのみ行うかを制御する画像形成装置が開示されている。
しかしながら、従来の技術においては、複数枚の原稿からなる1セットの原稿束を順に読み取り、プリントする場合、複数枚の原稿にカラーとモノクロが混在することがあるので、カラープリントが可能になるまで待ってプリントを開始する。そのため、全ての原稿がモノクロの場合、または、最初の数枚の原稿がモノクロの場合であっても、不必要にプリントが開始されるまで待たされるという課題がある。
特開2005−94698号公報 特開2005−244829号公報 特開2005−249873号公報
この発明は上述した問題点を解決するためになされたもので、この発明の目的の1つは、起動時もしくはスリープモードからの復帰時の待ち時間を短くすることが可能な画像形成装置を提供することである。
この発明の他の目的は、起動時もしくはスリープモードからの復帰時の待ち時間を短くすることが可能な画像形成方法または画像形成プログラムを提供することである。
上述した目的を達成するために、この発明のある局面によれば、画像形成装置は、起動時またはプリント可能なスタンバイモードより消費電力が少なくプリント不可能なスリープモードからの復帰時に、モノクロプリントが可能になったかどうかを判定するモノクロ判定手段と、起動時またはスリープモードからの復帰時に、カラープリントが可能になったかどうかを判定するカラー判定手段と、グレースケールのプリントデータをプリントするモノクロモードと、カラーのプリントデータをプリントするカラーモードとのいずれかでプリントする画像形成手段と、起動時またはスリープモードからの復帰時において、画像形成手段によるプリントを開始する時期を、モノクロプリントが可能になったとき、およびカラープリントが可能になったときのいずれかに決定する決定手段と、を備える。
この局面に従えば、起動時またはスリープモードからの復帰時において、複数ページのプリントデータをプリントする場合、プリントを開始する時期を、モノクロプリントが可能になったとき、およびカラープリントが可能になったときのいずれかに決定する。このため、複数ページの先頭がグレースケールのプリントデータの場合には、カラープリントが可能になる前にモノクロモードでプリントすることができるので、待ち時間を短くすることができる。その結果、起動時もしくはスリープモードからの復帰時の待ち時間を短くすることが可能な画像形成装置を提供することができる。
好ましくは、外部からプリントデータを受信する受信手段と、決定手段は、受信されたプリントデータに記述されているカラーモード指定に基づいて、プリントを開始する時期を決定する。
この局面に従えば、プリントデータを受信した場合に、プリントするまでの待ち時間を短くすることができる。
好ましくは、決定手段は、受信されたプリントデータに記述されているカラーモード指定に基づいて、先頭ページから所定枚数までのページがすべてグレースケールかどうかを判定するカラーモード判定手段を含み、カラーモード判定手段により先頭ページから所定枚数までのページがすべてグレースケールと判定される場合はプリントを開始する時期をモノクロプリントが可能になったときに決定し、カラーモード判定手段により先頭ページから所定枚数までのページがすべてグレースケールと判定されない場合はプリントを開始する時期をカラープリントが可能になったときに決定する。
この局面に従えば、先頭ページから所定枚数までのページがすべてグレースケールと判定される場合にモノクロプリントが可能になったときにプリントが開始されるので、モノクロプリントを可能な限り早く開始することができる。
好ましくは、原稿を読み取って画像データを出力する原稿読取手段と、出力される画像データをプリントデータに変換する変換手段と、をさらに備え、制御手段は、画像データに基づいて、プリントを開始する時期を、モノクロプリントが可能になったとき、およびカラープリントが可能になったときのいずれかに決定する決定手段を含む。
この局面に従えば、原稿が読み取られた場合に、プリントするまでの待ち時間を短くすることができる。
好ましくは、原稿読取手段は、複数枚の原稿を読み取り、1枚の原稿ごとに画像データを出力し、決定手段は、画像データごとにグレースケールグレースケールおよびカラーのいずれかを判定する自動カラー判定手段を含み、自動カラー判定手段により先頭ページから所定枚数までのページがすべてグレースケールと判定される場合はプリントを開始する時期をモノクロプリントが可能になったときに決定し、自動カラー判定手段により先頭ページから所定枚数までのページがすべてグレースケールと判定されない場合はプリントを開始する時期をカラープリントが可能になったときに決定する。
この局面に従えば、画像データごとにグレースケールグレースケールおよびカラーのいずれかが判定され、先頭ページから所定枚数までのページがすべてグレースケールと判定される場合はモノクロプリントが可能になったときにプリントが開始され、先頭ページから所定枚数までのページがすべてグレースケールと判定されない場合はカラープリントが可能になったときにプリントが開始される。このため、原稿を読み取る場合に可能な限り早くプリントすることができる。
好ましくは、ユーザによる操作の入力を受け付ける操作受付手段をさらに備え、制御手段は、操作受付手段によりモノクロモードの指定が受け付けられた場合はプリントを開始する時期をモノクロプリントが可能になったときに決定し、操作受付手段によりカラーモードの指定が受け付けられた場合はプリントを開始する時期をカラープリントが可能になったときに決定する決定手段を含む。
この局面に従えば、ユーザによる操作によりモノクロモードが指定された場合はモノクロプリントが可能になったときにプリントが開始され、カラーモードが指定された場合はカラープリントが可能になったときにプリントされる。このため、モノクロモードによるプリントを早期に開始することができる。
好ましくは、ユーザによる操作の入力を受け付ける操作受付手段をさらに備え、操作受付手段は、画像形成手段がプリントするページごとにモノクロモードとカラーモードとのいずれでプリントするかの指定を受け付けるプリントモード受付手段を含み、決定手段は、プリントモード受付手段により先頭ページから所定枚数までのページのすべてに対してモノクロモードでプリントすることが指定される場合はプリントを開始する時期をモノクロプリントが可能になったときに決定し、プリントモード受付手段により先頭ページから所定枚数までのページのすべてに対してモノクロモードでプリントすることが指定されない場合はプリントを開始する時期をカラープリントが可能になったときに決定する。
好ましくは、所定枚数は、起動時またはスリープモードからの復帰時にモノクロプリントが可能になってからカラープリントが可能になるまでの時間に基づいて定まる。
この局面に従えば、モノクロプリントが可能になってからカラープリントが可能になるまでの時間にモノクロプリントすることができる。
好ましくは、決定手段は、起動またはスリープモードからの復帰を開始してからモノクロプリントが可能になるまでのモノクロ初期化時間を計測するモノクロ計測手段と、起動またはスリープモードからの復帰を開始してからカラープリントが可能になるまでのカラー初期化時間を計測するカラー計測手段と、モノクロ初期化時間とカラー初期化時間との時間差と、画像形成手段がモノクロモードで単位時間にプリント可能な基準枚数とに基づいて、所定枚数を算出する算出手段と、を含む。
この発明の他の局面によれば、画像形成装置は、起動時またはプリント可能なスタンバイモードより消費電力が少なくプリント不可能なスリープモードからの復帰時に、モノクロプリントが可能になったかどうかを判定するモノクロ判定手段と、起動時またはスリープモードからの復帰時に、カラープリントが可能になったかどうかを判定するカラー判定手段と、グレースケールのプリントデータをプリントするモノクロモードと、カラーのプリントデータをプリントするカラーモードとのいずれかでプリントする画像形成手段と、プリントデータの各ページがグレースケールおよびカラーのいずれのプリントデータかを判断する判断手段と、判断手段により先頭ページがグレースケールと判断される場合、モノクロ判定手段によりモノクロプリントが可能になったと判定されたときにプリントを開始し、判断手段によりグレースケールでないと判断されるページをプリントする場合、カラー判定手段によりカラープリントが可能になったと判定されるまで待機するよう画像形手段を制御する制御手段と、を備える。
この局面に従えば、先頭ページがグレースケールの場合、モノクロプリントが可能になったときにプリントが開始され、グレースケールでないと判断されるページをプリントする場合、カラープリントが可能になるまで待機する。この局面に従えば、カラープリントが可能になる前に、モノクロプリントが可能であれば、グレースケールのプリントデータをモノクロでプリントされる。その結果、起動時もしくはスリープモードからの復帰時の待ち時間を短くすることが可能な画像形成装置を提供することができる。
好ましくは、外部からプリントデータを受信する受信手段と、判断手段は。受信されたプリントデータに記述されているカラーモード指定に基づいて、プリントデータの各ページがグレースケールおよびカラーのいずれのプリントデータかを判断する。
好ましくは、複数枚の原稿を読み取り、1枚の原稿ごとに画像データを出力する原稿読取手段と、出力される画像データをプリントデータに変換する変換手段と、をさらに備え、判断手段は、出力される画像データごとにグレースケールおよびカラーのいずれかを判定する自動カラー判定手段と、を含む。
好ましくは、ユーザによる操作の入力を受け付ける操作受付手段をさらに備え、判断手段は、操作受付手段により受け付けられる指定に従って、プリントデータの各ページがグレースケールおよびカラーのいずれのプリントデータかを判断する。
この発明のさらに他の局面によれば、画像形成方法は、グレースケールのプリントデータをプリントするモノクロモードと、カラーのプリントデータをプリントするカラーモードとのいずれかでプリントする画像形成手段を備えた画像形成装置で実行される画像形成方法であって、起動時またはプリント可能なスタンバイモードより消費電力が少なくプリント不可能なスリープモードからの復帰時に、モノクロプリントが可能になったかどうかを判定するステップと、起動時またはスリープモードからの復帰時に、カラープリントが可能になったかどうかを判定するステップと、複数ページのプリントデータをプリントする場合、起動時またはスリープモードからの復帰時において、画像形成手段によるプリントを開始する時期を、モノクロプリントが可能になったとき、およびカラープリントが可能になったときのいずれかに決定するステップと、を含む。
この局面に従えば、起動時もしくはスリープモードからの復帰時の待ち時間を短くすることが可能な画像形成方法を提供することができる。
この発明のさらに他の局面によれば、画像形成方法は、グレースケールのプリントデータをプリントするモノクロモードと、カラーのプリントデータをプリントするカラーモードとのいずれかでプリントする画像形成手段を備えた画像形成装置で実行される画像形成方法であって、起動時またはプリント可能なスタンバイモードより消費電力が少なくプリント不可能なスリープモードからの復帰時に、モノクロプリントが可能になったかどうかを判定するステップと、起動時またはスリープモードからの復帰時に、カラープリントが可能になったかどうかを判定するステップと、プリントデータの各ページがグレースケールおよびカラーのいずれのプリントデータかを判断するステップと、先頭ページがグレースケールと判断される場合、モノクロプリントが可能になったと判定されたときにプリントを開始し、グレースケールでないと判断されるページをプリントする場合、カラープリントが可能になったと判定されるまで待機するよう画像形手段を制御するステップと、を含む。
この局面に従えば、起動時もしくはスリープモードからの復帰時の待ち時間を短くすることが可能な画像形成方法を提供することができる。
この発明のさらに他の局面によれば、画像形成プログラムは、グレースケールのプリントデータをプリントするモノクロモードと、カラーのプリントデータをプリントするカラーモードとのいずれかでプリントする画像形成手段を備えた画像形成装置で実行される画像形成プログラムであって、起動時またはプリント可能なスタンバイモードより消費電力が少なくプリント不可能なスリープモードからの復帰時に、モノクロプリントが可能になったかどうかを判定するステップと、起動時またはスリープモードからの復帰時に、カラープリントが可能になったかどうかを判定するステップと、複数ページのプリントデータをプリントする場合、起動時またはスリープモードからの復帰時において、画像形成手段によるプリントを開始する時期を、モノクロプリントが可能になったとき、およびカラープリントが可能になったときのいずれかに決定するステップと、をコンピュータに実行させる。
この局面に従えば、起動時もしくはスリープモードからの復帰時の待ち時間を短くすることが可能な画像形成プログラムを提供することができる。
この発明のさらに他の局面によれば、画像形成プログラムは、グレースケールのプリントデータをプリントするモノクロモードと、カラーのプリントデータをプリントするカラーモードとのいずれかでプリントする画像形成手段を備えた画像形成装置で実行される画像形成プログラムであって、起動時またはプリント可能なスタンバイモードより消費電力が少なくプリント不可能なスリープモードからの復帰時に、モノクロプリントが可能になったかどうかを判定するステップと、起動時またはスリープモードからの復帰時に、カラープリントが可能になったかどうかを判定するステップと、プリントデータの各ページがグレースケールおよびカラーのいずれのプリントデータかを判断するステップと、先頭ページがグレースケールと判断される場合、モノクロプリントが可能になったと判定されたときにプリントを開始し、グレースケールでないと判断されるページをプリントする場合、カラープリントが可能になったと判定されるまで待機するよう画像形手段を制御するステップと、をコンピュータに実行させる。
この局面に従えば、起動時もしくはスリープモードからの復帰時の待ち時間を短くすることが可能な画像形成プログラムを提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。以下の説明では同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
<第1の実施の形態>
図1は、本発明の実施の形態の1つにおける画像形成システムの概略構成を示す図である。画像形成システムは、ネットワーク4にそれぞれ接続された画像形成装置としてのn台の複合機(以下、「MFP」という)1−X(X:1〜n)と、情報処置装置としてのm台のパーソナルコンピュータ(以下「PC」という)3−Y(Y=1〜m)とを含む。
MFP(Multi Function Peripheral)1−Xは、画像形成装置であり、その構成および機能は同じなので、ここでは特に言及しない限りMFP1−1を例に説明する。
ネットワーク4は、ローカルエリアネットワーク(LAN)であり、有線または無線を問わない。またネットワーク4は、LANに限らず、ワイドエリアネットワーク(WAN)、インターネット、または一般公衆回線を用いたネットワーク等であってもよい。
PC3−Yは、中央演算装置(CPU)、RAM(Random Access Memory)、HDD(ハードディスク装置)等の固定記憶装置を有し、モニタ、キーボード、マウス等が接続された一般的なコンピュータ装置である。PC3−Yは、画像形成プログラムとしてのプリンタドライバプログラムがインストールされている。なお、MFP1−Xの種類が異なる場合、PC3−Yそれぞれには、MFP1−Xを制御するための種類の異なるプリンタドライバプログラムがそれぞれインストールされる。プリンタドライバプログラムがPC3−Yで実行されると、PC3−Yは、オペレーティングシステムやアプリケーションプログラムが発行する描画命令に従って、プリントデータを生成し、MFP1−Xのいずれかに送信する。ここで、プリントデータとは、プリンタドライバプログラムによって画像形成装置1−Xが処理可能なページ記述言語に変換したデータである。
MFP1−Xは、原稿を走査して得られる画像データ、またはPC3−Yから受信されたプリントデータから生成した画像を用紙上に形成する。また、MFP1−Xは、走査して得られる画像データを、ネットワーク4を介して、PC3−Y、さらにはその他のMFP1−Xに送信することもできる。
図2は、本実施の形態におけるMFPのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。なお、MFP1−Xはすべて同じハード構成を有するため、ここではMFP1−1を例に説明する。図2を参照して、MFP1−1は、メイン回路101と、ファクシミリ部12と、通信制御部14と、ADF11と、画像読取部13と、プリントコントローラ15と、画像形成部17と、給紙部19と、後処理部21とを含む。
メイン回路101は、中央演算装置(CPU)111と、CPU111の作業領域として使用されるS−RAM(Static−Random Access Memory)112と、CPU111が実行するプログラム等を記憶するためのROM(Read Only Memory)113と、画像形成に関わる各種の設定を記憶するバッテリバックアップされたNV−RAM(不揮発性メモリ)114と、表示部115と、操作部116と、固定記憶装置としてのハードディスクドライブ(HDD)117と、時刻を計時する時計部118と、ネットワークインターフェース(I/F)119と、シリアル通信インターフェース120と、を含む。
CPU111は、表示部115、操作部116、HDD116、時計部118、ネットワークインターフェース119およびシリアル通信インターフェース120とそれぞれ接続され、メイン回路101の全体を制御する。また、CPU111は、ファクシミリ部12、通信制御部14、ADF11、画像読取部13、プリントコントローラ15、画像形成部17、給紙部19および後処理部21と接続され、MFP1−1の全体を制御する。
ADF11は、原稿台に搭載された複数枚の原稿をさばいて1枚ずつ順に、画像読取部13に搬送する。画像読取部13は、写真、文字、絵等の画像情報を原稿から光学的に読み取って画像データを出力する。画像読取部13は、画像データに基づいて、原稿がカラーかモノクロかを判定する、いわゆるオートカラーセレクト(ACS:Auto Color Select)機能を有する。画像読取部13は、判定結果をCPU111に出力し、画像データを画像形成部17に出力する。プリントコントローラ15は、ネットワークインターフェース119によりPC3−Yのいずれかから受信されたプリントデータが入力され、プリントデータから画像データを生成し、画像形成部17に出力する。
画像形成部17は、画像データが入力されると、画像データに基づいて用紙上に画像を形成する。画像形成部17は、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色のトナーを用いて画像を形成する。このため、フルカラーでプリントすることができる。また、ブラックの1種類のトナーを用いてモノクロでプリントすることもできる。給紙部19は、用紙を格納しており、格納した用紙を1枚ずつ画像形成部17に供給する。後処理部21は、画像が形成された用紙を排紙する。後処理部21は、複数の排紙トレイを有し、記録シートをソートして排紙することが可能である。また、後処理部21は、パンチ穴加工部、ステープル加工部を備えており、排紙された記録シートにパンチ穴加工、またはステープル加工することが可能である。
表示部115は、液晶表示装置(LCD)、有機ELD(Electro Luminescence Display)等のディスプレイであり、ユーザに対する指示メニューや取得した画像データに関する情報等を表示する。操作部116は、テンキー、プリントキー等の複数のキーを備え、キーに対応するユーザの操作による各種の指示、文字、数字などのデータの入力を受付ける。操作部116は、表示部115上に設けられたタッチパネルを含む。表示部115と操作部116とで、操作パネルが構成される。
ネットワークインターフェース119は、TCP(Transmission Control Protocol)またはUDP(User Datagram Protocol)等の通信プロトコルで通信するためのインターフェースである。シリアル通信インターフェース120は、それに接続された装置とシリアル通信するためのインターフェースである。CPU111は、ネットワークインターフェース119またはシリアル通信インターフェース120に接続された外部の機器との間でデータを送受信する。
また、CPU111は、シリアル通信インターフェース120に接続されたメモリカード121からCPU111が実行するための画像形成プログラムを読出し、読み出した画像形成プログラムをS−RAM112にロードし、実行する。なお、CPU111が実行するためのプログラムを記憶する記録媒体としては、メモリカード121に限られず、フレキシブルディスク、カセットテープ、光ディスク(CD−ROM(Compact Disc−Read Only Memory)/MO(Magnetic Optical Disc)/MD(Mini Disc)/DVD(Digital Versatile Disc))、ICカード、光カード、マスクROM、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electronically EPROM)などの半導体メモリ等の媒体でもよい。さらに、CPU111がインターネットに接続されたコンピュータからプログラムをダウンロードしてHDD117に記憶する、または、インターネットに接続されたコンピュータがプログラムをHDD117に書込みするようにして、HDD117に記憶されたプログラムをS−RAM112にロードしてCPU111で実行するようにしてもよい。ここでいうプログラムは、CPU111により直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。
通信制御部14は、CPU111をPSTN(Public Switched Telephone Networks)7に接続するためのモデムである。MFP1−1には、PSTN7における電話番号が予め割り当てられており、PSTN7に接続されたファクシミリ装置からMFP1−1に割り当てられた電話番号に発呼があると、通信制御部14がその発呼を検出する。通信制御部14は、発呼を検出すると通話を確立し、ファクシミリ部12に通信させる。
ファクシミリ部12は、PSTN7に接続され、PSTN7にファクシミリデータを送信する、またはPSTN7からファクシミリデータを受信する。ファクシミリ部12は、受信したファクシミリデータを画像形成部17でプリント可能な画像データに変換して、画像形成部17に出力する。これにより、画像形成部17は、ファクシミリ部12により受信されたファクシミリデータを用紙にプリントする。また、ファクシミリ部12は、HDD117に記憶されたデータをファクシミリデータに変換して、PSTN7に接続されたファクシミリ装置または他のMFP1−Xに出力する。これにより、HDD117に記憶されたデータをファクシミリ装置または他のMFP1−X(Xは2以上)に出力することができる。このように、MFP1−1は、ファクシミリ送受信機能を有する。
MFP1−1は、消費する電力を低減させるために、所定期間、動作指示がないと、プリントが可能な状態(以下「スタンバイモード」という)から、プリントが不可能であるがスタンバイモードより消費電力の少ない状態(以下「スリープモード」という)に切換える。動作指示は、ユーザが操作部116に操作を入力する指示に加えて、ネットワーク4に接続されたPC3−Y等からプリントデータを受信する場合のプリント指示を含む。
MFP1−1の画像形成部17は、用紙にトナーで形成されたトナー像を溶かして用紙に定着させるために、定着ローラを備えている。画像形成部17は、スタンバイモードにおいては、定着ローラの温度がトナーを溶かすのに最適な温度となるように制御する。一方、画像形成部17はスリープモードのときは、定着ローラの温度をスタンバイモードのときの温度よりも低い温度に制御するか、または温度制御を行わず、消費電力を低減する。このため、スリープモードになってから定着ローラの温度は時間の経過とともに低下する。定着ローラの温度が低下すると、次にトナーを溶かすのに最適な温度に達するまで、ある程度の時間がかかる。このため、スリープモードを解除してもスタンバイモードに切換わるまでに所定の時間を必要とする。
画像形成部17は、スタンバイモードにおいて、4種類のトナーを用いて画像を形成するカラーモードと、1種類のトナーを用いて画像を形成するモノクロモードとのいずれかで画像を形成する。カラーモードで画像を形成する場合の定着ローラの温度は、モノクロモードで画像を形成する場合の定着ローラの温度よりも高い。このため、スリープモードから復帰してモノクロモードでプリント可能な状態(スタンバイモード)になるまでの時間は、スリープモードから復帰してカラーモードでプリント可能な状態(スタンバイモード)になるまでの時間より短い。
画像形成部17は、CPU111により制御され、スリープモードとスタンバイモードとに切換える。画像形成部17は、スリープモードにおいてモノクロモードへの復帰コマンドがCPU111から入力されると、モノクロモードでプリント可能な状態(スタンバイモード)になった時点で、モノクロモードのプリントが可能なことを示す信号をCPU111に出力する。また、スリープモードにおいてカラーモードへの復帰コマンドがCPU111から入力されると、カラーモードでプリント可能な状態(スタンバイモード)になった時点で、カラーモードのプリントが可能なことを示す信号をCPU111に出力する。
また、MFP1−1において、画像読取部13と、画像形成部17とは、独立して動作することが可能である。したがって、MFP1−1がスリープモードの場合であっても、画像読取部13で原稿を読み取ることが可能である。この場合、画像読取部13が出力する画像データは、S−RAM112に一時的に記憶される。さらに、CPU111は、画像読取部13が読み取る原稿ごとに、カラーかモノクロかのいずれであるかを示す信号が入力される。
図3は、MFPで実行されるメイン処理の流れの一例を示すフローチャートである。メイン処理は、CPU111が画像形成プログラムを実行することにより、CPU111により実行される処理である。また、メイン処理は、MFP1−1に電源が投入される等の事象の発生により、CPU111により処理が開始される。まず、CPU111は、S−RAM112に記憶される変数のクリア、標準モードの設定等の初期化処理を実行する(ステップS10)。続いて、起動/復帰処理を起動し(ステップS11)、処理をステップS12に進める。起動/復帰処理については後述するが、定着ローラの温度調節処理、画像形成部17による画像安定化処理などを実行する。起動とは、MFP1−1に電源が投入された場合をいい、復帰とは、スリープモード(省エネルギーモード)からスタンバイモードへの復帰をいう。起動/復帰時の処理は、メイン処理と並行して実行される。
ステップS12においては、操作部116が備えるキースイッチ群および表示部115に設置されたタッチパネルに、ユーザから何らかの処理要求(コピー処理、各種の設定処理、など)が入力されたか否かを判断する(ステップS12)。処理要求が入力されなければ(ステップS12でNO)、処理をステップS18に進め、処理要求が入力されたならば(ステップS12でYES)、処理をステップS13に進める。
ステップS13においては、スリープモードか否かを判断する。スリープモードであれば(ステップS13でYES)、処理をステップS14に進め、そうでなければステップS14をスキップして処理をステップS15に進める。ステップS14においては、ステップS11と同様に、起動/復帰処理を起動し、処理をステップS15に進める。
ステップS15においては、入力された処理要求がコピー処理か否かを判断する。処理要求がコピー処理を要求するならば(ステップS15でYES)、処理をステップS17に進め、そうでなければ処理をステップS16に進める。ステップS17においては、処理要求に従ってコピー処理を実行し、処理をステップS12に戻す。コピー処理については、後で詳しく説明する。
ステップS16に処理が進む場合は、操作パネルに入力された処理要求が、コピー処理でない場合である。ステップS16においては、ステップS12において入力された処理要求において要求された処理を実行し、処理をステップS18に進める。ここで、処理要求において要求された処理は、例えば、NV−RAM114に記憶されている各種設定の変更処理等である。
ステップS18においては、装置の外部から処理要求を受信したか否かを判断する。具体的には、ネットワーク4を介して接続されたPC3−Yのいずれかから処理要求を受信したか否かを判断する。処理要求は、文書のプリント処理、各種の設定処理等を含む。処理要求を受信したならば処理をステップS19に進め、処理要求を受信しなければ処理をステップS24に進める。ステップS19においては、スリープモードか否かを判断する。スリープモードであれば(ステップS19でYES)、処理をステップS20に進め、そうでなければステップS20をスキップして処理をステップS21に進める。ステップS20においては、ステップS11と同様に、起動/復帰処理を起動し、処理をステップS21に進める。
ステップS21においては、ステップS18において受信された処理要求がプリント処理か否かを判断する。処理要求がプリント処理を要求するならば(ステップS21でYES)、処理をステップS23に進め、そうでなければ処理をステップS22に進める。ステップS23においては、処理要求に従ってプリント処理を実行し、処理をステップS12に戻す。コピー処理については、後で詳しく説明する。
ステップS22に処理が進む場合は、ステップS18において受信された処理要求が、プリント処理でない場合である。ステップS22においては、ステップS18において受信された処理要求において要求された処理を実行し、処理をステップS24に進める。ここで、処理要求において要求された処理は、例えば、NV−RAM114に記憶されている各種設定の変更処理等である。
ステップS24においては、スリープモードに移行する条件が満たされたかどうかを判断する。スリープモードに移行する条件が満たされた場合(ステップS24でYES)、処理をステップS25に進め、スリープモードに移行する条件が満たされていない場合(ステップS24でNO)、ステップS25をスキップして処理をステップS12に戻す。ステップS25においては、スリープモードに移行し(ステップS25)、処理をステップS10に戻し、上述の処理を繰り返す。スリープモードに移行する条件は、たとえば、所定時間継続して操作部116に入力が検出されない場合、またはネットワークインターフェース119でプリントデータが受信されない場合等である。
図4は、起動/復処理の流れの一例を示す第1のフローチャートである。起動/復帰処理は、図3に示したメイン処理のステップS11、S14またはS20において起動され、CPU111によりメイン処理と並行して実行される処理である。
図4を参照して、CPU111は、まず、モノクロ−プリントの可否を示すフラグ(以下、「モノクロプリント可F」)、およびカラープリントの可否を示すフラグ(以下、「カラープリント可F」)を両方ともOFFに設定する(ステップS31)。次に、定着ローラの温度調節、画像安定化処理等の起動時に行う処理を起動する(ステップS32)。定着ローラの温度調節、画像安定化処理を起動することにより、定着器の温度調節および画像安定化処理等が、起動/復帰処理と並行して実行される。
次に、起動またはスリープモードからの復帰を開始してから、モノクロプリント、およびカラープリントが実行可能になるまでの時間の計測を開始する(ステップS33)。具体的には、時計部118に起動を開始してからの時間、またはスリープモードからの復帰を開始してからの時間を計時させる。その後、モノクロプリントが可能になるまで待機し(ステップS34でNO)、モノクロプリントが可能になると(ステップS34でYES)、処理をステップS35に進める。ステップS35においては、モノクロプリント可FをONに設定する。そして、起動またはスリープモードからの復帰を開始してからモノクロプリントが可能になるまでにかかった時間(以下、「モノクロプリント初期化時間」という)をNV−RAM114に記憶し(ステップS36)、処理をステップS37に進める。
ステップS37においては、カラープリントが可能になるまで待機し(ステップS37でNO)、カラープリントが可能になると(ステップS37でYES)、処理をステップS38に進める。ステップS38においては、カラープリント可FをONに設定し(ステップS38)、起動またはスリープモードからの復帰を開始してからカラープリントが可能になるまでにかかった時間(以下、「カラープリント初期化時間」という)をNV−RAM114に記憶する(ステップS39)。
次のステップS40においては、モノクロプリントが可能になってからカラープリントが可能になるまでの時間でプリントできるページ数nを算出する。具体的には、ページ数nは、ステップS36において記憶したモノクロプリント初期化時間と、ステップS39において記憶したカラープリント初期化時間と、予めROM113に書き込まれているMFP1−1のシステムスピードa(1分間にプリントできる枚数)から、次式(1)に従って算出し、算出したページ数nを、NVRAM104に記憶する。
n=a×(Tc−Tbk)÷60 … (1)
ただし、定数aは、MFP1−Xのシステムスピード(枚/分)であり、変数Tbkはモノクロプリント初期化時間(秒)であり、変数Tcはカラープリント初期化時間(秒)である。
図5は、第1のコピー処理の流れの一例を示すフローチャートである。第1のコピー処理は、CPU111が画像形成プログラムを実行することにより、CPU111により実行される処理である。また、第1のコピー処理は、操作部116が備えるキースイッチ群および表示部115に設置されたタッチパネルに、ユーザからコピー処理のための操作が入力された場合に実行される処理である。
図5を参照して、CPU111は、操作部116にコピー処理のための操作が入力されると、原稿の読み取り処理を起動する(ステップS51)。この原稿の読み取り処理の起動処理により、画像読取部13により原稿の読み取りが開始される。必要に応じて、ADF11が起動される。
次に、カラープリント可FがOFFに設定されているかどうか確認する(ステップS52)。すなわち、起動/復帰処理が終了しているかどうかを確認する。カラープリント可FがOFFに設定されている場合(ステップS52でYES)、処理をステップS53に進め、カラープリント可FがONに設定されていれば(ステップS52でNO)、処理をステップS56に進める。ステップS56においては、画像読取部13が出力する画像データに基づいて画像を形成する。起動/復帰処理が終了し、画像形成部17の状態がカラーモードでのプリントが可能となっているからである。
ステップS53においては、コピー処理要求時に指定されたカラーモードがグレースケールか否かを判断する。グレースケールならば(ステップS53でYES)、処理をステップS54に進め、そうでなければ処理をステップS55に進める。ステップS54においては、モノクロプリント可FがONに設定されるまで待機し(ステップS54でNO)、モノクロプリント可FがONに設定されると処理をステップS56に進める。換言すれば、モノクロプリントが可能になるまで待機し、モノクロプリントが可能になると処理をステップS56に進める。ステップS56においては、画像読取部13が出力する画像データに基づいてモノクロの画像を形成する(ステップS56)。
一方、ステップS55に処理が進むのは、コピー処理要求時に指定されたカラーモードがグレースケールでない場合、換言すればカラープリントの要求の場合である。この場合、カラープリント可FがONになるまで待機し(ステップS55でNO)、カラープリント可FがONになると(ステップS55でYES)、処理をステップS56に進める。ステップS56においては、画像読取部13が出力する画像データに基づいてカラーの画像を形成する。
図6は、第1のプリント処理の流れの一例を示すフローチャートである。第1のプリント処理は、CPU111が画像形成プログラムを実行することにより、CPU111により実行される処理である。また、第1のプリント処理は、ネットワークインターフェース119がネットワーク4を介して接続されたPC3−Yのいずれかからプリントジョブを受信した場合に実行される処理である。
図6を参照して、CPU111は、プリントジョブを受信すると、カラープリント可Fが0FFに設定されているかどうか確認する(ステップS61)。すなわち、起動/復帰時の処理が終了しているかどうかを確認する。カラープリント可FがOFFに設定されている場合(ステップS61でYES)、処理をステップS62に進め、カラープリント可FがONに設定されていれば(ステップS61でNO)、処理をステップS66に進める。
ステップS62においては、プリントデータに含まれるカラーモードを読み出す。プリントデータは、PC3−Yでプリンタドライバを用いてプリントする文書を元に作成され、PC3−Yから送信される。プリントデータの一例としては、PCLやPostScript等の一般的なPDL(Printer Description Language)で記述された印刷コマンドを、プリントジョブを制御する言語であるPJL(Print JobLanguage)で覆った形式である。ここで、プリンタデータの一例を示す。
%−12345X@PJL
PJL ENTER GRAYSCALE=〇FF
PJL ENTER LANGUAGE=PCL
{文書のPDLデータ}
%−12345X
上記例のプリントデータにおいて、PJLの「GRAYSCALE」が「ON」であればカラープリント、「OFF」であればモノクロプリントを指示していることを表す。CPU111は、このプリントデータの「GRAYSCALE」の設定値を読み取り、カラーモードを判定する。
ステップS63においては、ステップS62において読み取ったカラーモードがグレースケールか否かを判断する。グレースケールならば(ステップS63でYES)、処理をステップS64に進め、そうでなければ処理をステップS65に進める。ステップS64においては、モノクロプリント可FがONに設定されるまで待機し(ステップS64でNO)、モノクロプリント可FがONに設定されると処理をステップS66に進める。換言すれば、モノクロプリントが可能になるまで待機し、モノクロプリントが可能になると処理をステップS66に進める。
一方、ステップS65に処理が進むのは、ステップS62において読み取ったカラーモードがグレースケールでない場合、換言すればカラーの場合である。この場合、カラープリント可FがONになるまで待機し(ステップS65でNO)、カラープリント可FがONになると(ステップS65でYES)、処理をステップS66に進める。ステップS66においては、プリントデータをビットマップイメージに展開する。そして、展開したビットマップイメージに基づいて画像を形成する(ステップS67)。
<第1の変形例>
第1の変形例におけるMFP1−Xは、複数ページの原稿を複写するコピー処理、または複数ページのプリントデータをプリントするプリント処理において、複数ページごとにカラーモードが異なる場合に、画像を形成するタイミングを可能な限り早くするものである。
図7は、第2のコピー処理の流れの一例を示す図である。図7を参照して、図5に示した第1のコピー処理のステップS53に代えて、ステップS71〜ステップS73の処理を実行するようにしたものである。以下、図5に示した第1のコピー処理と異なる点を主に説明する。
図7を参照して、ステップS52において、カラープリント可FがOFFに設定されている場合、画像読取部13が、先頭のnページの原稿の読み取りが完了するまで待機する(ステップS71でNO)。先頭のnページとは、図4に示した起動/復帰処理のステップS40において算出され、NVRAM104に記憶された値であり、モノクロプリントが可能になってからカラープリントが可能になるまでにプリントできるページ数である。画像読取部13による先頭nページの読み取りが完了したならば(ステップS71でYES)、先頭nページそれぞれがカラーかグレースケールかの別を判定するカラー判定をする(ステップS72)。なお、画像読取部13で読み取った画像のカラー判定は、一般的なものであり、ここでは詳細の説明は繰り返さない。
先頭nページのカラー判定の結果、先頭nページの全てのページがグレースケールか否かを判断する(ステップS73)。先頭nページの全てのページがグレースケールならば処理をステップS54に進め、1ページでもグレースケールでなければ処理をステップS55に進める。ステップS54においては、モノクロプリント可FがONになるまで、換言すればモノクロプリントが可能になるまで待機し、モノクロプリント可FがONになると、読み取った原稿の画像を形成する(ステップS56)。
一方、先頭nページのカラー判定の結果、先頭nページの少なくとも1ページにカラーのページが含まれていた場合(ステップS73でNO)、カラープリント可FがONになるまで、すなわち、カラープリントが可能になるまで待機する(ステップS55)。カラープリント可FがONになると(ステップS55でYES)、読み取った原稿の画像を形成する(ステップS56)。
このように、MFP1−1が、起動またはスリープモードに復帰を開始した後、画像読取部13により読み取られた原稿の最初のnページがモノクロであれば、画像形成部17がカラープリント可能になるまで待機することなく、モノクロプリントが可能になると画像形成を開始するので、ユーザの待ち時間を少なくすることができる。また、最初のnページの画像形成が終了した段階では、カラープリントが可能な状態になっているので、nページ以降のページにカラーの原稿が存在したとしても、最初のnページに続けて画像形成をすることができる。
図8は、第2のプリント処理の流れの一例を示すフローチャートである。図8を参照して、図6に示した第1のプリント処理と異なる点は、ステップS62およびステップS63に代えて、ステップS81〜ステップS83が実行される点である。その他の処理は同じなので、ここでは異なる点を主に説明する。
ステップS61において、カラープリント可Fが0FFに設定されていると判断された場合、先頭のnページの受信が完了したか否かを判断する(ステップS81)。先頭のnページとは、図4に示した起動/復帰処理のステップS40において算出され、NVRAM104に記憶された値であり、モノクロプリントが可能になってからカラープリントが可能になるまでにプリントできるページ数である。先頭のnページの受信が完了したならば(ステップS81でYES)、先頭nページそれぞれがカラーかモノクロかの別を判定するカラー判定をする(ステップS82)。なお、プリントデータのカラー判定は、一般的なものであり、ここでは詳細の説明は繰り返さない。
先頭nページのカラー判定の結果、先頭nページの全てのページがグレースケールか否かを判断する(ステップS83)。先頭nページの全てのページがグレースケールならば処理をステップS64に進め、1ページでもグレースケールでなければ処理をステップS65に進める。ステップS64においては、モノクロプリント可FがONになるまで、換言すればモノクロプリントが可能になるまで待機し、モノクロプリント可FがONになると、処理をステップS66に進める。ステップS66においては、受信したプリントデータをビットマップイメージに展開し、展開したビットマップイメージに基づいて画像を形成する(ステップS67)。
一方、先頭nページのカラー判定の結果、先頭nページの少なくとも1ページにカラーのページが含まれている場合(ステップS83でNO)、カラープリント可FがONになるまで、すなわち、カラープリントが可能になるまで待機する(ステップS65)。カラープリント可FがONになると(ステップS65でYES)、処理をステップS66に進める。
このように、MFP1−1が、起動またはスリープモードに復帰を開始した後、PC3−Yから受信したプリントデータの最初のnページがモノクロであれば、画像形成部17がカラープリント可能になるまで待機することなく、モノクロプリントが可能になると画像形成を開始するので、ユーザの待ち時間を少なくすることができる。また、最初のnページの画像形成が終了した段階では、カラープリントが可能な状態になっているので、nページ以降のページにカラーのプリントデータが存在したとしても、最初のnページに続けて画像形成をすることができる。
<第2の変形例>
第2の変形例における第3のコピー処理は、ユーザが操作部116から原稿のページごとにカラーかモノクロかの別を入力するようにしたものである。また、第2の変形例における第3のコピー処理は、PC3−Yのいずれかから受信するプリントデータがページごとにカラーかモノクロかの別を示すカラーモードを含むようにしたものである。
図9は、第3のコピー処理の流れの一例を示すフローチャートである。図9を参照して、図7に示した第2のコピー処理と異なる点は、ステップS72およびステップS73に代えて、ステップS72Aを実行するようにしたものである。以下、図7に示した第2のコピー処理と異なる点を主に説明する。
ステップS52において、カラープリント可FがOFFに設定されている場合、ページ単位のカラーモード設定において、先頭nページのカラーモードそれぞれがカラーかモノクロかのいずれに設定されているかを判定し(ステップS72)、処理をステップS73に進める。ユーザが操作部116に入力するコピー条件の設定において、すべてのページについてカラーかモノクロかの別を示すカラーモードを入力するので、その設定値を参照する。
このように、第3のコピー処理においては、ユーザが操作部116に入力したコピー条件のカラーモードを参照して、複数の原稿の各ページのカラーモードを判定するので、原稿を読み取って得られる画像データから、その原稿のカラーモードを判定する必要がない。このため、ACSを有する必要がなく、カラーモードの判定の処理速度を速くすることができる。
図10は、第3のプリント処理の流れの一例を示すフローチャートである。図10を参照して、図8に示した第2のプリント処理と異なる点は、ステップS81およびステップS82に代えて、ステップS82Aを実行するようにしたものである。以下、図8に示した第2のコピー処理と異なる点を主に説明する。
ステップS61において、カラープリント可Fが0FFに設定されていると判断された場合、プリントデータに含まれるページ単位のカラーモード設定において、先頭nページのカラーモードそれぞれがカラーかモノクロかのいずれに設定されているかを判定し(ステップS72)、処理をステップS73に進める。
ここで、プリントデータに含まれるページ単位のカラーモード設定の一例を示す。
%−12345X@PJL
PJL ENTER PERPAGECOLOR=“3,1−8,ON,9−14 0FF,15,ON”
PJL ENTER LANGUAGE=PCL
{文書のPDLデータ}
%−12345X
上記例のプリントデータにおいて、PJLの「PERPAGECOLOR」がページ単位のカラーモード設定を示し、「要素数n,ページ範囲1,グレースケール指定1,ページ範図2,グレースケール指定2,…,ページ範図n,グレースケール指定n」の書式で表される。上記の例の場合、ページ範囲1の「第1ページ〜第8ページ」はグレースケール、ページ範囲2の「第9ページ〜第14ページ」はカラー、ページ範囲3の「第15ページ」はグレースケールに設定されていることを示している。
CPU111は、PJLを読み取り、先頭nページそれぞれのカラーモードを判定する。先頭のnページとは、図4に示した起動/復帰処理のステップS40において算出され、NVRAM104に記憶された値であり、モノクロプリントが可能になってからカラープリントが可能になるまでにプリントできるページ数である。
次のステップS83においては、先頭nページの全てのページがグレースケールか否かを判断する。先頭nページの全てのページがグレースケールならば処理をステップS54に進め、1ページでもグレースケールでなければ処理をステップS65に進める。
このように、第3のプリント処理においては、プリントデータに含まれるカラーモードを参照して、複数の原稿の各ページのカラーモードを判定するので、プリントデータから、それに含まれる各ページのカラーモードを判定する必要がない。このため、カラーモードの判定の処理速度を速くすることができる。
<第3の変形例>
第3の変形例における第4のコピー処理は、モノクロプリントが可能となった後は、カラープリントが可能でなくても、モノクロの原稿を読み取った画像をプリントするようにし、カラーの原稿を読み取った場合にはそれ以降の原稿を読み取った画像を、カラープリントが可能となるまでプリントすることなく待機するようにしたものである。また、第3の変形例における第4のプリント処理は、モノクロプリントが可能となった後は、カラープリントが可能でなくても、プリントデータのモノクロのページをプリントするようにし、カラーのページ以降のページは、カラープリントが可能となるまでプリントすることなく待機するようにしたものである。
図11は、第4のコピー処理の流れの一例を示すフローチャートである。第4のコピー処理は、CPU111が画像形成プログラムを実行することにより、CPU111により実行される処理である。また、第4のコピー処理は、操作部116が備えるキースイッチ群および表示部115に設置されたタッチパネルに、ユーザからコピー処理のための操作が入力された場合に実行される処理である。
図11を参照して、CPU101は、原稿の読み取り処理を起動する(ステップS91)。この原稿の読み取り処理が起動されることにより、画像読取部13により原稿の読み取りが開始される。必要に応じて、ADF11が起動される。
次に、モノクロプリント可FがONに設定されているかどうか確認する(ステップS92)。モノクロプリント可FがONに設定されるまで待機状態となり(ステップS92でNO)、モノクロプリント可FがONに設定されると(ステップS92でYES)、処理をステップS93に進める。モノクロプリントが可能になるまで、プリントしないようにするためである。
ステップS93においては、変数iに「1」を設定する。変数iは、画像読取部13が読み取った原稿の枚数(ページ番号)をカウントするための変数である。次のステップS93においては、第iページの原稿の読み取りが完了しているかどうか確認する。読取が完了するまで待機状態となり(ステップS94でNO)、読取が完了すると処理をステップS95に進める。ステップS95においては、第iページのカラーモードを判定するカラー判定をする(ステップS95)。なお、画像読取部13が原稿を読み取って出力する画像のカラー判定は、一般的なものであり、ここでは詳細の説明は繰り返さない。カラー判定の結果、第iページ(i=
0〜imax(最終ページ))のカラーモードがグレースケールであれば処理をステップS98に進めるが、そうでなくカラーであれば処理をステップS97に進める。ステップS98においては、直ちに第iページの原稿の画像を形成する。モノクロプリントが可能な状態となっているので、グレースケールの画像を直ちにプリントすることができる。
一方、第iページの原稿がグレースケールではない場合(ステップS96でNO)、ステップS97においてカラープリント可FがONか否かを確認する。ステップS97においては、カラープリント可FがONになるまで待機状態となり、カラープリント可FがONになると処理をステップS98に進める。
ステップS98においては第iページの画像を形成する。次のステップS99においては、処理対象のページを次のページにするために、変数iに「1」を加算し、処理をステップS100に進める。ステップS100においては、すべてのページの処理が終了したか否かを判断する。すべてのページに対する処理が終了したならば処理をメイン処理に戻すが、そうでなければ処理をステップS94に戻す。
このように、第4のコピー処理においては、カラープリントが可能でなくてもモノクロプリントが可能であれば、複数の原稿のうちカラーの原稿より前のページのグレースケールの原稿の画像が直ちに形成される。このため、ユーザの待時間を短くすることができる。
図12は、第4のプリント処理の流れの一例を示すフローチャートである。第4のプリント処理は、CPU111が画像形成プログラムを実行することにより、CPU111により実行される処理である。また、第4のプリント処理は、ネットワークインターフェース119がネットワーク4を介して接続されたPC3−Yのいずれかからプリントジョブを受信した場合に実行される処理である。
図12を参照して、CPU111は、プリントジョブを受信すると、モノクロプリント可FがOFFに設定されているかどうか確認する(ステップS101)。モノクロプリント可FがONに設定されるまで待機状態となり(ステップS101でNO)、モノクロプリント可FがONに設定されると(ステップS101でYES)、処理をステップS102に進める。モノクロプリントが可能となるまで、プリントしないようにするためである。
ステップS102においては、変数iに「1」を設定する。変数iは、プリントデータに含まれる画像のページをカウントするための変数である。次のステップS103においては、第iページの画像のカラーモードを判定するカラー判定をする。なお、プリントデータに含まれる複数ページの画像それぞれのカラー判定は、一般的なものであり、ここでは詳細の説明は繰り返さない。カラー判定の結果、第iページ(i=
0〜imax(最終ページ))のカラーモードがグレースケールであれば処理をステップS106に進めるが、そうでなくカラーであれば処理をステップS105に進める。ステップS106においては、第iページのプリントデータをビットマップイメージに展開する。そして、展開したビットマップイメージに基づいて画像を形成する(ステップS107)。モノクロプリントが可能な状態となっているので、グレースケールの画像を直ちにプリントすることができる。
一方、第iページの画像がグレースケールではない場合(ステップS104でNO)、ステップS105においてカラープリント可FがONか否かを確認する。ステップS105においては、カラープリント可FがONになるまで待機状態となり、カラープリント可FがONになると処理をステップS106に進める。
ステップS106においては第iページのプリントデータをビットマップイメージに展開する。そして、第iページの画像を形成する(ステップS107)。次のステップS108においては、処理対象のページを次のページにするため変数iに「1」を加算し、処理をステップS109に進める。ステップS109においては、すべてのページの処理が終了したか否かを判断する。すべてのページに対する処理が終了したならば処理をメイン処理に戻すが、そうでなければ処理をステップS103に戻す。
このように、第4のプリント処理においては、カラープリントが可能でなくてもモノクロプリントが可能であれば、プリントデータに含まれる複数ページの画像のうちカラーの画像より前のページのグレースケールのページの画像が直ちに形成される。このため、ユーザ待時間を短くすることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態の1つにおける画像形成システムの概略構成を示す図である。 本実施の形態におけるMFPのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 MFPで実行されるメイン処理の流れの一例を示すフローチャートである。 起動/復処理の流れの一例を示す第1のフローチャートである。 第1のコピー処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第1のプリント処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第2のコピー処理の流れの一例を示す図である。 第2のプリント処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第3のコピー処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第3のプリント処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第4のコピー処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第4のプリント処理の流れの一例を示すフローチャートである。
符号の説明
1−X 画像形成装置、3−Y PC、4 ネットワーク、12 ファクシミリ部、13 画像読取部、14 通信制御部、15 プリントコントローラ、17 画像形成部、19 給紙部、21 後処理部、101 メイン回路、111 CPU、112 S−RAM、113 ROM、114 NV−RAM、115 表示部、116 操作部、117 HDD、118 時計部、119 ネットワークインターフェース、120 シリアル通信インターフェース、121 メモリカード。

Claims (17)

  1. 起動時またはプリント可能なスタンバイモードより消費電力が少なくプリント不可能なスリープモードからの復帰時に、モノクロプリントが可能になったかどうかを判定するモノクロ判定手段と、
    起動時または前記スリープモードからの復帰時に、カラープリントが可能になったかどうかを判定するカラー判定手段と、
    グレースケールのプリントデータをプリントするモノクロモードと、カラーのプリントデータをプリントするカラーモードとのいずれかでプリントする画像形成手段と、
    起動時または前記スリープモードからの復帰時において、複数ページのプリントデータをプリントする場合、前記画像形成手段によるプリントを開始する時期を、モノクロプリントが可能になったとき、およびカラープリントが可能になったときのいずれかに決定する決定手段と、を備えた画像形成装置。
  2. 外部からプリントデータを受信する受信手段と、
    前記決定手段は、受信された前記プリントデータに記述されているカラーモード指定に基づいて、プリントを開始する時期を決定する、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記決定手段は、受信された前記プリントデータに記述されているカラーモード指定に基づいて、先頭ページから所定枚数までのページがすべてグレースケールかどうかを判定するカラーモード判定手段を含み、
    前記カラーモード判定手段により先頭ページから所定枚数までのページがすべてグレースケールと判定される場合はプリントを開始する時期をモノクロプリントが可能になったときに決定し、前記カラーモード判定手段により先頭ページから所定枚数までのページがすべてグレースケールと判定されない場合はプリントを開始する時期をカラープリントが可能になったときに決定する、請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 原稿を読み取って画像データを出力する原稿読取手段と、
    出力される前記画像データを前記プリントデータに変換する変換手段と、をさらに備え、
    前記制御手段は、前記画像データに基づいて、プリントを開始する時期を、モノクロプリントが可能になったとき、およびカラープリントが可能になったときのいずれかに決定する決定手段を含む、請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 原稿読取手段は、複数枚の原稿を読み取り、1枚の原稿ごとに画像データを出力し、
    前記決定手段は、画像データごとにグレースケールグレースケールおよびカラーのいずれかを判定する自動カラー判定手段を含み、
    前記自動カラー判定手段により先頭ページから所定枚数までのページがすべてグレースケールと判定される場合はプリントを開始する時期をモノクロプリントが可能になったときに決定し、自動カラー判定手段により先頭ページから所定枚数までのページがすべてグレースケールと判定されない場合はプリントを開始する時期をカラープリントが可能になったときに決定する、請求項4に記載の画像形成装置。
  6. ユーザによる操作の入力を受け付ける操作受付手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記操作受付手段によりモノクロモードの指定が受け付けられた場合はプリントを開始する時期をモノクロプリントが可能になったときに決定し、前記操作受付手段によりカラーモードの指定が受け付けられた場合はプリントを開始する時期をカラープリントが可能になったときに決定する決定手段を含む、請求項4に記載の画像形成装置。
  7. ユーザによる操作の入力を受け付ける操作受付手段をさらに備え、
    前記操作受付手段は、前記画像形成手段がプリントするページごとに前記モノクロモードと前記カラーモードとのいずれでプリントするかの指定を受け付けるプリントモード受付手段を含み、
    前記決定手段は、前記プリントモード受付手段により先頭ページから所定枚数までのページのすべてに対して前記モノクロモードでプリントすることが指定される場合はプリントを開始する時期をモノクロプリントが可能になったときに決定し、前記プリントモード受付手段により先頭ページから所定枚数までのページのすべてに対して前記モノクロモードでプリントすることが指定されない場合はプリントを開始する時期をカラープリントが可能になったときに決定する、請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記所定枚数は、起動時または前記スリープモードからの復帰時にモノクロプリントが可能になってからカラープリントが可能になるまでの時間に基づいて定まる、請求項3、5および7のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 前記決定手段は、起動または前記スリープモードからの復帰を開始してからモノクロプリントが可能になるまでのモノクロ初期化時間を計測するモノクロ計測手段と、
    起動または前記スリープモードからの復帰を開始してからカラープリントが可能になるまでのカラー初期化時間を計測するカラー計測手段と、
    前記モノクロ初期化時間と前記カラー初期化時間との時間差と、前記画像形成手段が前記モノクロモードで単位時間にプリント可能な基準枚数とに基づいて、前記所定枚数を算出する算出手段と、を含む請求項3、5および7のいずれかに記載の画像形成装置。
  10. 起動時またはプリント可能なスタンバイモードより消費電力が少なくプリント不可能なスリープモードからの復帰時に、モノクロプリントが可能になったかどうかを判定するモノクロ判定手段と、
    起動時または前記スリープモードからの復帰時に、カラープリントが可能になったかどうかを判定するカラー判定手段と、
    グレースケールのプリントデータをプリントするモノクロモードと、カラーのプリントデータをプリントするカラーモードとのいずれかでプリントする画像形成手段と、
    プリントデータの各ページが前記グレースケールおよび前記カラーのいずれのプリントデータかを判断する判断手段と、
    前記判断手段により先頭ページがグレースケールと判断される場合、前記モノクロ判定手段によりモノクロプリントが可能になったと判定されたときにプリントを開始し、前記判断手段によりグレースケールでないと判断されるページをプリントする場合、前記カラー判定手段によりカラープリントが可能になったと判定されるまで待機するよう前記画像形手段を制御する制御手段と、を備えた画像形成装置。
  11. 外部からプリントデータを受信する受信手段と、
    前記判断手段は。受信された前記プリントデータに記述されているカラーモード指定に基づいて、前記プリントデータの各ページが前記グレースケールおよび前記カラーのいずれのプリントデータかを判断する、請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 複数枚の原稿を読み取り、1枚の原稿ごとに画像データを出力する原稿読取手段と、
    出力される前記画像データを前記プリントデータに変換する変換手段と、をさらに備え、
    前記判断手段は、出力される前記画像データごとにグレースケールおよびカラーのいずれかを判定する自動カラー判定手段と、を含む請求項10に記載の画像形成装置。
  13. ユーザによる操作の入力を受け付ける操作受付手段をさらに備え、
    前記判断手段は、前記操作受付手段により受け付けられる指定に従って、前記プリントデータの各ページが前記グレースケールおよび前記カラーのいずれのプリントデータかを判断する、請求項10に記載の画像形成装置。
  14. グレースケールのプリントデータをプリントするモノクロモードと、カラーのプリントデータをプリントするカラーモードとのいずれかでプリントする画像形成手段を備えた画像形成装置で実行される画像形成方法であって、
    起動時またはプリント可能なスタンバイモードより消費電力が少なくプリント不可能なスリープモードからの復帰時に、モノクロプリントが可能になったかどうかを判定するステップと、
    起動時または前記スリープモードからの復帰時に、カラープリントが可能になったかどうかを判定するステップと、
    複数ページのプリントデータをプリントする場合、起動時または前記スリープモードからの復帰時において、前記画像形成手段によるプリントを開始する時期を、モノクロプリントが可能になったとき、およびカラープリントが可能になったときのいずれかに決定するステップと、を含む画像形成方法。
  15. グレースケールのプリントデータをプリントするモノクロモードと、カラーのプリントデータをプリントするカラーモードとのいずれかでプリントする画像形成手段を備えた画像形成装置で実行される画像形成方法であって、
    起動時またはプリント可能なスタンバイモードより消費電力が少なくプリント不可能なスリープモードからの復帰時に、モノクロプリントが可能になったかどうかを判定するステップと、
    起動時または前記スリープモードからの復帰時に、カラープリントが可能になったかどうかを判定するステップと、
    プリントデータの各ページが前記グレースケールおよび前記カラーのいずれのプリントデータかを判断するステップと、
    先頭ページがグレースケールと判断される場合、モノクロプリントが可能になったと判定されたときにプリントを開始し、グレースケールでないと判断されるページをプリントする場合、カラープリントが可能になったと判定されるまで待機するよう前記画像形手段を制御するステップと、を含む画像形成方法。
  16. グレースケールのプリントデータをプリントするモノクロモードと、カラーのプリントデータをプリントするカラーモードとのいずれかでプリントする画像形成手段を備えた画像形成装置で実行される画像形成プログラムであって、
    起動時またはプリント可能なスタンバイモードより消費電力が少なくプリント不可能なスリープモードからの復帰時に、モノクロプリントが可能になったかどうかを判定するステップと、
    起動時または前記スリープモードからの復帰時に、カラープリントが可能になったかどうかを判定するステップと、
    複数ページのプリントデータをプリントする場合、起動時または前記スリープモードからの復帰時において、前記画像形成手段によるプリントを開始する時期を、モノクロプリントが可能になったとき、およびカラープリントが可能になったときのいずれかに決定するステップと、をコンピュータに実行させる画像形成プログラム。
  17. グレースケールのプリントデータをプリントするモノクロモードと、カラーのプリントデータをプリントするカラーモードとのいずれかでプリントする画像形成手段を備えた画像形成装置で実行される画像形成プログラムであって、
    起動時またはプリント可能なスタンバイモードより消費電力が少なくプリント不可能なスリープモードからの復帰時に、モノクロプリントが可能になったかどうかを判定するステップと、
    起動時または前記スリープモードからの復帰時に、カラープリントが可能になったかどうかを判定するステップと、
    プリントデータの各ページが前記グレースケールおよび前記カラーのいずれのプリントデータかを判断するステップと、
    先頭ページがグレースケールと判断される場合、モノクロプリントが可能になったと判定されたときにプリントを開始し、グレースケールでないと判断されるページをプリントする場合、カラープリントが可能になったと判定されるまで待機するよう前記画像形手段を制御するステップと、をコンピュータに実行させる画像形成プログラム。
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