JP2005156624A - 複合機、複合機の制御方法、プログラムおよび記憶媒体 - Google Patents

複合機、複合機の制御方法、プログラムおよび記憶媒体 Download PDF

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    • G03G15/2039Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat with means for controlling the fixing temperature

Abstract

【課題】 ユーザにより使用環境に応じて定着器の加熱条件を容易に変更することができる複合機を提供する。
【解決手段】 電源投入時に立ち上げる機能として、コピー、プリンタ、ファクシミリ受信のいずれかの機能が設定されている場合、これらの機能に対しては、プリンタ部111によるプリント動作が必要であるのでプリンタ部111の定着器217の加熱すなわちヒータ302へ電力供給が開始され、定着器217の温度が定着温度まで立ち上げられる(ステップS105〜S108)。これに対し、電源投入時に立ち上げる機能として、ファクシミリ送信、ネットワークデータ送受信のいずれかの機能が設定されている場合、これらの機能に対しては、プリンタ部111によるプリント動作が必要でないので、プリンタ部111の定着器217の定着温度までの加熱すなわち電力供給が行われない(ステップS105〜ステップS108)。
【選択図】 図5

Description

本発明は、定着器を備える複合機、画像形成装置、複合機の制御方法、画像形成装置の制御方法、プログラムおよび記憶媒体に関する。
従来、電子写真方式で用紙上に画像形成を行うレーザビームプリンタなどの画像形成装置においては、定着器が設けられている。定着器は、ヒータを有し、このヒータの熱を利用して定着温度で用紙上のトナー像を加熱することにより、トナー像を用紙上に定着させるものである。
このような定着器を有する画像形成装置においては、電源が投入されるとほぼ同時に、定着器の加熱が開始され、定着器の温度が定着温度まで上げられる。また、画像形成の終了後から一定時間が経過すると、装置状態が休止状態へ移行され、この休止状態においては、定着器の温度が定着温度より低い所定温度まで下げられて保持される。これにより、休止状態における消費電力の低減が図られている。この休止状態から復帰するときには、同様に定着器の加熱が開始され、定着器の温度が定着温度まで上げられる(例えば、特許文献1を参照)。
また、コピー、プリンタなどの機能に加えてファクシミリ機能、データ送受信機能など、複数の機能を有するデジタル複合機においても、定着器に対して、上述したと同様の制御が行われる。
特開平7−251550号公報
しかしながら、複合機において、電源投入時または休止状態からの復帰時に立ち上げる機能が例えばファクシミリ送信やデータ送信などの場合、この機能は画像形成動作を必要としないにも拘らず、定着器の温度が定着温度まで到達するように定着器の加熱が行われるので、無駄な電力が消費されることになる。特に、熱量が大きい定着器を使用している場合、無駄に消費される電力がさらに増すことになる。
このような無駄な電力消費を極力少なくするためには、個々の装置の使用環境例えば主に使用する機能の種類または各機能の使用頻度に応じて、装置毎に定着器の加熱条件を変えることが必要であるが、装置毎に定着器の加熱条件を変えることは、現状では容易にできない。
本発明の目的は、ユーザにより使用環境に応じて定着器の加熱条件を容易に変更することができる複合機、画像形成装置、複合機の制御方法、画像形成装置の制御方法、プログラムおよび記憶媒体を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、定着器を含むプリント手段によるプリント動作を必要とする機能および該プリント動作を不要とする機能を有する複合機であって、所定装置状態から立ち上げる機能が前記プリント動作を必要とする機能であるか否かを判定する判定手段と、前記所定装置状態から立ち上げる機能が前記プリント動作を必要とする機能であると、前記プリント手段の前記定着器の加熱を開始するように制御する制御手段と
を備えることを特徴とする。
本発明は、上記目的を達成するため、定着器を含むプリント手段によるプリント動作を必要とする機能および該プリント動作を不要とする機能を有する複合機であって、機能を選択する機能選択手段と、前記機能選択手段により選択された機能が前記プリント動作を必要とする機能であるか否かを判定する判定手段と、前記機能選択手段により選択された機能が前記プリント動作を必要とする機能であると、前記プリント手段の前記定着器の加熱を開始するように制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明は、上記目的を達成するため、電子写真方式を用いた画像形成装置であって、用紙上に形成された現像剤像を該用紙上に定着させるための定着器と、前記定着器に対して設定可能な複数の予熱温度と、前記定着器の温度がそれぞれの予熱温度から定着温度に到達するまでに要する複数の予測時間とを記憶する記憶手段と、前記複数の予熱温度と前記複数の予測時間とを対応付けて表示する表示手段と、ユーザの入力操作に応じて、前記複数の予熱温度の中から1つの予熱温度を選択して設定する予熱温度選択手段と、ユーザの入力操作に応じて、動作終了から休止状態へ移行するまでの移行時間を設定する時間設定手段と、前記設定された予熱時間と前記設定された移行時間とを用いた制御を行う制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明は、上記目的を達成するため、定着器を含むプリント手段およびファクシミリ受信手段を有する画像形成装置であって、所定時間帯中、装置状態を休止状態に保持する状態保持手段と、前記ファクシミリ受信手段により前記装置状態が休止状態に保持されている所定時間帯中に受信されたデータを、前記プリント手段によりプリント出力するタイミングを設定するタイミング設定手段と、前記設定されたタイミングで前記定着器の加熱を開始するように制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明は、上記目的を達成するため、定着器を含むプリント手段および外部装置から送出された印刷データを受信する印刷データ受信手段を有する画像形成装置であって、所定時間帯中、装置状態を休止状態に保持する状態保持手段と、前記印刷データ受信手段により前記装置状態が休止状態に保持されている所定時間帯中に受信された印刷データを、前記プリント手段によりプリント出力するタイミングを設定するタイミング設定手段と、前記設定されたタイミングで前記定着器の加熱を開始するように制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明は、上記目的を達成するため、定着器を含むプリント手段によるプリント動作を必要とする機能および該プリント動作を不要とする機能を有する複合機の制御方法であって、所定装置状態から立ち上げる機能が前記プリント動作を必要とする機能であるか否かを判定する判定工程と、前記所定装置状態から立ち上げる機能が前記プリント動作を必要とする機能であると、前記プリント手段の前記定着器の加熱を開始するように制御する制御工程とを備えることを特徴とする。
本発明は、上記目的を達成するため、定着器を含むプリント手段によるプリント動作を必要とする機能および該プリント動作を不要とする機能を有する複合機の制御方法であって、機能を選択する機能選択工程と、前記選択された機能が前記プリント動作を必要とする機能であるか否かを判定する判定工程と、前記選択された機能が前記プリント動作を必要とする機能であると、前記プリント手段の前記定着器の加熱を開始するように制御する制御工程とを備えることを特徴とする。
本発明は、上記目的を達成するため、用紙上に形成された現像剤像を該用紙上に定着させるための定着器を備える画像形成装置の制御方法であって、前記定着器に対して設定可能な複数の予熱温度と、前記定着器の温度がそれぞれの予熱温度から定着温度に到達するまでに要する複数の予測時間とを対応付けて表示手段に表示する表示工程と、ユーザの入力操作に応じて、前記複数の予熱温度の中から1つの予熱温度を選択して設定する予熱温度選択工程と、ユーザの入力操作に応じて、動作終了から休止状態へ移行するまでの移行時間を設定する時間設定工程と、前記設定された予熱温度および前記設定された移行時間を用いた制御を行う制御工程とを備えることを特徴とする。
本発明は、上記目的を達成するため、定着器を含むプリント手段およびファクシミリ受信手段を有する画像形成装置の制御方法であって、所定時間帯中、装置状態を休止状態に保持する状態保持工程と、前記ファクシミリ受信手段により前記装置状態が休止状態に保持されている所定時間帯中に受信されたデータを、前記プリント手段によりプリント出力するタイミングを設定するタイミング設定工程と、前記設定されたタイミングで前記定着器の加熱を開始するように制御する制御工程とを備えることを特徴とする。
本発明は、上記目的を達成するため、定着器を含むプリント手段および外部装置から送出された印刷データを受信する印刷データ受信手段を有する画像形成装置の制御方法であって、所定時間帯中、装置状態を休止状態に保持する状態保持工程と、前記印刷データ受信手段により前記装置状態が休止状態に保持されている所定時間帯中に受信された印刷データを、前記プリント手段によりプリント出力するタイミングを設定するタイミング設定工程と、前記設定されたタイミングで前記定着器の加熱を開始するように制御する制御工程とを備えることを特徴とする。
本発明は、上記目的を達成するため、定着器を含むプリント手段によるプリント動作を必要とする機能および該プリント動作を不要とする機能を有する複合機を制御するためのプログラムであって、所定装置状態から立ち上げる機能が前記プリント動作を必要とする機能であるか否かを判定する判定モジュールと、前記所定装置状態から立ち上げる機能が前記プリント動作を必要とする機能であると、前記プリント手段の前記定着器の加熱を開始するように制御する制御モジュールとを備えることを特徴とする。
本発明は、上記目的を達成するため、定着器を含むプリント手段によるプリント動作を必要とする機能および該プリント動作を不要とする機能を有する複合機を制御するためのプログラムであって、機能を選択する機能選択モジュールと、前記機能選択モジュールにより選択された機能が前記プリント動作を必要とする機能であるか否かを判定する判定モジュールと、前記機能選択モジュールにより選択された機能が前記プリント動作を必要とする機能であると、前記プリント手段の前記定着器の加熱を開始するように制御する制御モジュールとを備えることを特徴とする。
本発明は、上記目的を達成するため、用紙上に形成された現像剤像を該用紙上に定着させるための定着器を備える画像形成装置を制御するためのプログラムであって、前記定着器に対して設定可能な複数の予熱温度と、前記定着器の温度がそれぞれの予熱温度から定着温度に到達するまでに要する複数の予測時間とを対応付けて表示手段に表示する表示モジュールと、ユーザの入力操作に応じて、前記複数の予熱温度の中から1つの予熱温度を選択して設定する予熱温度選択モジュールと、ユーザの入力操作に応じて、動作終了から休止状態へ移行するまでの移行時間を設定する時間設定モジュールと、前記設定された予熱温度および前記設定された移行時間を用いた制御を行う制御モジュールとを備えることを特徴とする。
本発明は、上記目的を達成するため、定着器を含むプリント手段およびファクシミリ受信手段を有する画像形成装置を制御するためのプログラムであって、所定時間帯中、装置状態を休止状態に保持する状態保持モジュールと、前記ファクシミリ受信手段により前記装置状態が休止状態に保持されている所定時間帯中に受信されたデータを、前記プリント手段によりプリント出力するタイミングを設定するタイミング設定モジュールと、前記設定されたタイミングで前記定着器の加熱を開始するように制御する制御モジュールとを備えることを特徴とする。
本発明は、上記目的を達成するため、定着器を含むプリント手段および外部装置から送出された印刷データを受信する印刷データ受信手段を有する画像形成装置の制御方法であって、所定時間帯中、装置状態を休止状態に保持する状態保持モジュールと、前記印刷データ受信手段により前記装置状態が休止状態に保持されている所定時間帯中に受信された印刷データを、前記プリント手段によりプリント出力するタイミングを設定するタイミング設定モジュールと、前記設定されたタイミングで前記定着器の加熱を開始するように制御する制御モジュールとを備えることを特徴とする。
本発明は、上記目的を達成するため、上記の各プログラムのいずれかをコンピュータ読取可能に格納したことを特徴とする記憶媒体を提供する。
本発明によれば、ユーザにより使用環境に応じて定着器の加熱条件を容易に変更することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(第1の実施の形態)
図1は本発明の第1の実施の形態に係る複合機の内部構成を示すブロック図である。本実施の形態においては、本発明の複合機として、電子写真方式のプリンタエンジンを搭載するデジタル複写機について説明する。
デジタル複写機は、図1に示すように、コピー、プリンタ、ファクシミリなどの複数の機能を実現するための制御を行う印刷制御部101を備え、印刷制御部101は、CPU102、ROM103、RAM104、FAXインタフェイス部(FAXIF部)105、ネットワークインタフェイス部(ネットワークIF部)106、エンジンインタフェイス部(エンジンIF部)107、パネルインタフェイス部(パネルIF部)108、スキャナインタフェイス部(スキャナIF部)109、および外部記憶装置110を有する。
CPU102は、ROM103に格納されている制御プログラムなどに基づいて複数の機能を実現するための制御を行う。RAM104は、CPU102の作業領域などを提供する。FAXインタフインタフェイスは、電話回線114と接続され、該電話回線114を介してファクシミリ通信を行うためのインタフェイスである。ネットワークインタフェイス部106は、LANなどのネットワーク115と接続され、該ネットワーク115を介してデータ通信を行うためのインタフェイスである。エンジンインタフェイス部107は、用紙上に画像を形成するプリンタ部111を制御するためのインタフェイスであり、プリンタ部111と間で印刷データ、制御コマンドなどの入力出力を行う。パネルインタフェイス部108は、操作パネル部112との間でのデータの入力出を行うインタフェイスである。スキャナインタフェイス部109は、原稿上の画像情報を読み取るスキャナ部113を制御するためのインタフェイスであり、スキャナ部113との間で読取データ、制御コマンドなどの入力出を行う。外部記憶装置110は、印刷データや電子データを保存するための記憶装置である。
プリンタ部111は、エンジンインタフェイス部107を介してタイミングを取りながら印刷データを受信し、該印刷データに基づいて画像を用紙上に形成する。パネル部112は、ユーザとのインタフェイスを実現する表示部およびスイッチを有する。スキャナ部113は、原稿上の画像を読み取り、その画像データを出力する。
次に、スキャナ部113およびプリンタ部111のハードウェア構成について図2を参照しながら説明する。図2は図1のスキャナ部113およびプリンタ部111のハードウェア構成を模式的に示す縦断面図である。
スキャナ部113は、図2に示すように、プリンタ部111と一体的に構成されている。スキャナ部113には、原稿給送装置200が搭載されている。原稿給送装置200は、原稿トレイ上に上向きにセットされた原稿を先頭頁から順に1枚ずつ左方向へ給紙し、湾曲したパスを介してプラテンガラス202上を左から流し読取り位置を経て右へ搬送し、その後外部の排紙トレイ212に向けて排出する。この原稿がプラテンガラス102上の流し読取り位置を左から右へ向けて通過するときに、この原稿画像は流し読取り位置に対応する位置に保持されたスキャナユニット204により読み取られる。この読取り方法は、一般的に、原稿流し読みと呼ばれる方法である。具体的には、原稿が流し読取り位置を通過する際に、原稿の読取り面がスキャナユニット204のランプ203の光で照射され、その原稿からの反射光がミラー205,206,207を介してレンズ208に導かれる。このレンズ208を通過した光は、イメージセンサ209の撮像面に結像する。イメージセンサ209は、撮像面に結像された光像を電気信号に変換して出力する。イメージセンサ209から出力された電気信号は、印刷制御部101において所定の処理が施された後にプリンタ部111の露光制御部210にビデオ信号として入力される。
また、いわゆる原稿固定読みを行うことも可能である。この場合、原稿給送装置200により原稿がプラテンガラス202上に搬送して所定位置に停止され、この状態でスキャナユニット204を左から右へ走査させることにより原稿の画像情報が読み取られる。また、原稿給送装置200を使用せずに、原稿をプラテンガラス102上に直接載置することによって原稿を読み取ることも可能である。
プリンタ300の露光制御部210は、入力されたビデオ信号に基づきレーザ光を変調して出力し、該レーザ光はポリゴンミラー210aにより走査されながら感光ドラム211上に照射される。感光ドラム211には走査されたレーザ光に応じた静電潜像が形成される。
この感光ドラム211上の静電潜像は、現像器213から供給される現像剤によって現像剤像として可視像化される。また、レーザ光の照射開始と同期したタイミングで、各カセット214,215、手差給紙部225または両面搬送パス224から用紙が給紙され、この用紙は感光ドラム211と転写部216との間に搬送される。感光ドラム211に形成された現像剤像は転写部216により給紙された用紙上に転写される。
現像剤像が転写された用紙は定着器217に搬送され、定着器217は用紙を熱圧することによって現像剤像を用紙上に定着させる。定着器217を通過した用紙はフラッパ221および排出ローラ218を経て排紙トレイ219上に排出される。
また、用紙の両面に画像形成を行う両面記録が設定されている場合には、フラッパ221の切換動作により用紙を反転パス222に導いた後に両面搬送パス224へ搬送し、両面搬送パス224へ導かれた用紙を上述したタイミングで感光ドラム211と転写部216との間に再度給紙する制御が行われる。
次に、上記記定着器217の構成について図3を参照しながら説明する。図3は図2の定着器217の主要部構成を模式的に示す縦断面図である。
定着器217は、図3(a)に示すように、ハロゲンヒータ302を熱源として用いる定着装置であり、ハロゲンヒータ302は、定着ローラ301に内蔵されている。定着ローラ301には、加圧機構(図示せず)により、加圧ローラ303が定着ローラ301に従動回転可能なように所定の押圧力で押し付けられている。定着ローラ301と加圧ローラ303の間には、用紙を挟持搬送するためのニップ部が形成され、このニップ幅は、上記押圧力の大きさに応じて変えることが可能である。また、定着ローラ301の表面近傍には、温度検出器304が設けられている。この温度検出器304の出力は、後述する温調回路305に入力される。
なお、上記定着器217においては、1本のハロゲンヒータ302が内蔵されているが、複数のハロゲンヒータを内蔵することも可能である。
ハロゲンヒータ302は、図3(b)に示すように、温調回路305により駆動制御される。温調回路305は、エンジンインタフェイス部107を介して入力された制御信号と温度検出器304の出力に基づいて、定電圧制御によりハロゲンヒータ302に対して供給される電力の増減を行う。
本実施の形態においては、上述したように、コピー、プリンタ、ファクシミリ、ネットワークデータ送受信の各機能が設けられている。これらの機能とプリンタ部111のプリント動作との関係について図4を参照しながら説明する。図4は図1の複合機の各機能とプリンタ部111のプリント動作との関係を示す図である。
コピー機能は、スキャナ部103により原稿を読み取り、この読み取られた画像データをプリンタ部111で用紙上に形成する機能である。
プリンタ機能は、ネットワーク上のコンピュータからネットワークインタフェイス部106を介して印刷データを受信し、プリンタ部111により、この受信した印刷データに基づいて画像を用紙上に形成する機能である。
ファクシミリ機能は、ファクシミリ受信(FAX受信)機能と、ファクシミリ送信(FAX送信)機能とを含む。ファクシミリ受信機能は、ファクシミリインタフェイス部105を介してファクシミリデータを受信し、プリンタ部111により、この受信したファクシミリデータに基づいて画像を用紙上に形成する機能である。ファクシミリ送信機能は、スキャナ部113により紙原稿を読み取り、その読み取られたデータをファクシミリデータ形式に変換してファクシミリインタフェイス部105を介して出力する機能である。
ネットワークデータ送受信機能は、ネットワークデータ受信機能と、ネットワークデータ送信機能とを含む。ネットワークデータ受信機能は、ネットワーク上の機器からネットワークインタフェイス部106を介して受信したデータを外部記憶装置110に書き込み、保存する機能である。ネットワークデータ送信機能は、スキャナ部113により原稿を読み取り、この読み取られた画像データを、ネットワークインタフェイス部106を介してネットワーク上の機器に出力する機能である。また、このデータ送信機能により、外部記憶装置110に保存されているデータを、ネットワークインタフェイス部106を介してネットワーク上の機器に出力することも可能である。
本実施の形態においては、図4に示すように、コピー、プリンタ、ファクシミリ、ネットワークデータ送受信の各機能に関して、使用する機能によりプリンタ部111によるプリント動作が必要であるか否かが対応付けられる。この対応関係は、例えば、外部記憶装置110にテーブル形式で保持されている。そして、本実施の形態においては、電源投入時に立ち上げられる機能の種類に応じて、プリンタ部111の定着器217の加熱を行うか否かを制御する。具体的には、電源投入時に立ち上げる機能として、コピー、プリンタ、ファクシミリ受信のいずれかの機能が設定されている場合、これらの機能に対しては、プリンタ部111によるプリント動作が必要であるので、プリンタ部111の定着器217の加熱すなわちヒータ302へ電力供給が開始され、定着器217の温度が定着温度まで立ち上げられる。これに対し、電源投入時に立ち上げる機能として、ファクシミリ送信、ネットワークデータ送受信のいずれかの機能が設定されている場合、これらの機能に対しては、プリンタ部111によるプリント動作が必要でないので、プリンタ部111の定着器217の定着温度までの加熱が行われない。
電源投入時に立ち上げる機能として設定された機能が立ち上げられた後に、ユーザにより、プリンタ部111によるプリント動作が必要である機能例えばコピー機能が選択されると、プリンタ部111のプリント動作を可能にすべく、定着器217のヒータ302への電源供給が開始され、定着器217の表面温度が定着温度まで立ち上げられる。
電源投入時に立ち上げる機能は、予め設定されており、その機能を示す初期状態設定値が、外部記憶装置110に格納されている。この初期状態設定値は、操作パネル部112上でのユーザの入力操作により設定することができる。この設定に関しては、例えば、操作パネル部112を介した所定の操作により、電源投入時に立ち上げる機能として、コピー、プリンタ、ファクシミリ、ネットワークデータ送受信のいずれかの機能を選択するための画面が表示され、この画面上でいずれかの機能が選択されると、選択された機能に対応する値が初期状態設定値として外部記憶装置110に保存される。
具体的に、電源投入時の動作について図5を参照しながら説明する。図5は図1の複合機における電源投入時の動作を示すフローチャートである。この図5のフローチャートに示す手順は、印刷制御部101のCPU102によりROM103に格納されたプログラムに従って実行されるものである。
ユーザが本装置の電源を入れると、図5に示すように、印刷制御部101のCPU102は、装置の自己診断を実行し(ステップS101)、自己診断の結果、問題(故障の発生等)がないか否かを判定する(ステップS102)。ここで、自己診断の結果、問題があれば、CPU102は、パネルインタフェイス部108を介して操作パネル部112にエラーを表示するように制御し、装置動作を停止状態にする(ステップS109)。
これに対し、自己診断の結果、問題がないと判定された場合、CPU102は、外部記憶装置110から電源投入時に立ち上げる機能を示す初期状態設定値を読み出し(ステップS103)、この初期状態設定値が示す機能を立ち上げる(ステップS104)。そして、CPU102は、外部記憶装置110に保持されているテーブル(図4に示す)に基づいて、立ち上げる機能がプリント動作を必要とする機能であるか否かを判定する(ステップS105)。ここで、立ち上げる機能がプリント動作を必要とする機能(コピー、プリンタ、ファクシミリ受信のいずれかの機能)であれば、エンジンインタフェイス部107を介してプリンタ部111に対して定着器217の加熱を指示する(ステップS106)。この指示によりプリンタ部111の温調回路305は、定着器217の表面温度(温度検出器304により検出された温度)が短時間で定着温度に達するように、定着器217のハロゲンヒータ302への電力供給を制御する。
次いで、CPU102は、プリンタ部111からの定着温度検出信号に基づいて、プリンタ部111がプリント動作可能な状態になるのを待つ(ステップS107)。ここで、プリンタ部111からの定着温度検出信号は、温調回路305から出力される、定着器217の表面温度が上記定着温度に達したか否かを示す信号である。CPU102は、上記定着温度検出信号が、定着器217の表面温度が上記定着温度に達したことを示すとき、プリンタ部111が動作可能な状態になったと判断し、パネルインタフェイス部108を介して操作パネル部112に立ち上げられた機能の操作画面を表示するように制御する(ステップS108)。この表示された操作画面には、立ち上げられた機能が実行可能状態にある旨が表示される。
立ち上げる機能がプリント動作を必要としない機能(ファクシミリ送信、ネットワークデータ送受信のいずれか)であれば(ステップS105)、CPU102は、定着器217の加熱を行うことなく、パネルインタフェイス部108を介して操作パネル部112に立ち上げられた機能の操作画面を表示するように制御する(ステップS108)。この操作画面には、立ち上げられた機能が実行可能状態にある旨が表示される。
また、本実施の形態においては、休止状態から復帰する際に、立ち上げる機能の種類に応じて、プリンタ部111の定着器217の加熱(電力供給)を行うか否かが制御される。具体的には、休止状態から復帰する際に、電源投入時に立ち上げる機能として設定されている機能を立ち上げるのか、休止前に選択されていた機能を立ち上げるのかを示す設定値が復帰状態設定値として外部記憶装置110に格納されており、休止状態から復帰する際には、この復帰状態設定値に基づいて対応する機能が立ち上げられるとともに、この対応する機能に応じてプリンタ部111の定着器217の加熱を行うか否かが制御される。この休止状態からの復帰時に立ち上げる機能の設定も、電源投入時の立ち上げ機能の設定と同様に、行われる。
この休止状態から復帰する際の動作について図6を参照しながら説明する。図6は図1の複合機における休止状態から復帰する際の動作を示すフローチャートである。この図6のフローチャートに示す手順は、印刷制御部101のCPU102によりROM103に格納されたプログラムに従って実行されるものである。
装置が休止状態にあると、図6に示すように、CPU102は、操作パネル部112から復帰要求の割り込みが発生するのを待つ(ステップS201)。ユーザが操作パネル部112の対応するスイッチを押下すると、復帰要求の割り込みが発生する。この復帰要求の割り込みの発生を検出すると、CPU102は、外部記憶装置110から復帰状態設定値を読み出し(ステップS202)、この読み出された復帰状態設定値に基づいて電源投入時に立ち上げる機能として設定されている機能を立ち上げるのか、休止前に選択されていた機能を立ち上げるのかを判定する(ステップS203)。
ここで、電源投入時に立ち上げる機能として設定されている機能を立ち上げる場合、CPU102は、外部記憶装置110から初期状態設定値を読み出し、この初期状態設定値が示す機能を立ち上げる(ステップS204)。これに対し、休止前に選択されていた機能を立ち上げる場合、CPU102は、外部記憶装置110を参照して休止前に選択されていた機能を立ち上げる(ステップS205)。
上記機能の立ち上げ開始後、CPU102は、外部記憶装置110に保持されているテーブル(図4に示す)に基づいて、この立ち上げる機能がプリント動作を必要とする機能であるか否かを判定する(ステップS206)。ここで、立ち上げる機能がプリント動作を必要とする機能(コピー、プリンタ、ファクシミリ受信のいずれかの機能)であれば、エンジンインタフェイス部107を介してプリンタ部111に対して定着器217の加熱を指示する(ステップS207)。この指示によりプリンタ部111の温調回路304は、定着器217の温度(定着ローラ301の表面温度)が短時間で定着温度に達するように、定着器217のハロゲンヒータ302への電力供給を制御する。
次いで、CPU102は、プリンタ部111からの定着温度検出信号に基づいて、プリンタ部111がプリント動作可能な状態になるのを待つ(ステップS208)。CPU102は、上記定着温度検出信号が、定着器217の温度が上記定着温度に達したことを示すとき、プリンタ部111が動作可能な状態になったと判断し、パネルインタフェイス部108を介して操作パネル部112に立ち上げられた機能の操作画面を表示するように制御する(ステップS209)。この操作画面には、立ち上げられた機能が実行可能状態にある旨が表示される。
立ち上げる機能がプリント動作を必要としない機能(ファクシミリ送信、ネットワークデータ送受信のいずれか)であれば(ステップS206)、CPU102は、定着器217の加熱を行うことなく、パネルインタフェイス部108を介して操作パネル部112に立ち上げられた機能の操作画面を表示するように制御する(ステップS209)。この操作画面には、立ち上げられた機能が実行可能状態にある旨が表示される。
このように、本実施の形態によれば、ユーザの操作により設定された電源投入時に立ち上げる機能および休止状態から復帰する際に立ち上げる機能に応じて、定着器217の加熱を行うか否かが制御される。すなわち、ユーザの操作により、電源投入時に立ち上げる機能および休止状態から復帰する際に立ち上げる機能を使用環境に適した機能に設定することによって、定着器217の加熱条件を容易に変えることができる。また、電源投入時に立ち上げる機能および休止状態から復帰する際に立ち上げる機能を変えることによって、定着器217による無駄な電力消費を極力少なく抑えることを可能にするような、定着器217に対する加熱条件を得ることができる。
例えば、コピー、プリンタ、ファクシミリ受信などのプリンタ部111によるプリント動作が必要である機能の使用頻度が非常に高い使用環境においては、電源投入時または休止状態からの復帰時に、コピー、プリンタ、ファクシミリ受信のいずれかの機能を立ち上げるように設定すれば、電源投入または復帰直後に、プリンタ部111によるプリント動作が必要である機能を実行することができる。
また、ファクシミリ送信、ネットワークデータ送受信などのプリンタ部111によるプリント動作が必要でない機能の使用頻度が高い使用環境においては、電源投入時または休止状態からの復帰時に、ファクシミリ送信、ネットワークデータ送受信のいずれかの機能を立ち上げるように設定すれば、定着器217を不必要に加熱することを抑制することができる。
また、休止状態からの復帰時に立ち上げる機能を休止前に選択された機能とするように設定することによって、使用頻度が高い機能を立ち上げることが可能となる。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態について図7を参照しながら説明する。図7は本発明の第2の実施の形態に係る複合機における電源投入時の動作を示すフローチャートである。本実施の形態は、上記第1の実施の形態と同じ構成を有し、ここでは、その説明は省略する。また、以下の説明においては、上記第1の実施の形態と同じ構成には、同一の符号を使用する。
本実施の形態は、上記第1の実施の形態に対し、装置の電源が投入されても定着器217の加熱を開始せず、ユーザにより使用される機能が選択された時点で、選択された機能がプリント動作を必要とする機能であるか否かに応じて定着器217の加熱を開始する点で異なる。
本実施の形態における電源投入時の動作について具体的に図7を参照しながら説明する。この図7のフローチャートに示す手順は、印刷制御部101のCPU102によりROM103に格納されたプログラムに従って実行されるものである。
ユーザが本装置の電源を入れると、図7に示すように、印刷制御部101のCPU102は、装置の自己診断を実行し(ステップS301)、自己診断の結果、問題(故障の発生等)がないか否かを判定する(ステップS302)。ここで、自己診断の結果、問題があれば、CPU102は、パネルインタフェイス部108を介して操作パネル部112にエラーを表示するように制御し、装置動作を停止状態にする(ステップS309)。
これに対し、自己診断の結果、問題がないと判定された場合、CPU102は、ユーザにより操作パネル部112上の機能選択ボタンが押下されるのを待ち(ステップS303)、ここで機能選択ボタンが押下されると、この機能選択ボタンにより選択された機能を立ち上げる(ステップS304)。そして、CPU102は、外部記憶装置110に保持されているテーブル(図4に示す)に基づいて、立ち上げる機能がプリント動作を必要とする機能であるか否かを判定する(ステップS305)。ここで、立ち上げる機能がプリント動作を必要とする機能(コピー、プリンタ、ファクシミリ受信のいずれかの機能)であれば、エンジンインタフェイス部107を介してプリンタ部111に対して定着器217の加熱を指示する(ステップS306)。この指示によりプリンタ部111の温調回路305は、定着器217の表面温度(温度検出器304により検出された温度)が短時間で定着温度に達するように、定着器217のハロゲンヒータ302への電力供給を制御する。
次いで、CPU102は、プリンタ部111からの定着温度検出信号に基づいて、プリンタ部111がプリント動作可能な状態になるのを待つ(ステップS307)。そして、CPU102は、上記定着温度検出信号が、定着器217の表面温度が上記定着温度に達したことを示すとき、プリンタ部111が動作可能な状態になったと判断し、パネルインタフェイス部108を介して操作パネル部112に立ち上げられた機能の操作画面を表示するように制御する(ステップS308)。この表示された操作画面には、立ち上げられた機能が実行可能状態にある旨が表示される。
立ち上げる機能がプリント動作を必要としない機能(ファクシミリ送信、ネットワークデータ送受信のいずれか)であれば(ステップS305)、CPU102は、定着器217の加熱を行うことなく、パネルインタフェイス部108を介して操作パネル部112に立ち上げられた機能の操作画面を表示するように制御する(ステップS308)。この操作画面には、立ち上げられた機能が実行可能状態にある旨が表示される。
また、図示していないが、休止状態から復帰する際にも、電源投入時と同様に、定着器217の加熱が開始されず、ユーザにより使用される機能が選択された時点で、選択された機能がプリント動作を必要とする機能であるか否かに応じて定着器217の加熱が開始される。
このように、本実施の形態においては、電源投入時または休止状態からの復帰時直後に、定着器217の加熱が開始されることはなく、ユーザによりプリント動作を必要とする機能が選択された場合は、定着器217の加熱が開始され、プリント動作を必要としない機能が選択された場合は、定着器217の加熱は開始されない。よって、ユーザにより選択された機能の種類に応じて、定着器217の加熱条件が変えられることになる。また、プリント動作を必要としない機能が選択された場合は、定着器217の加熱は開始されないので、定着217の不必要な加熱をなくすことができる。
(第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施の形態について図8を参照しながら説明する。図8は本発明の第3の実施の形態に係る複合機における起動時の動作を示すフローチャートである。本実施の形態は、上記第1の実施の形態と同じ構成を有し、ここでは、その説明は省略する。また、以下の説明においては、上記第1の実施の形態と同じ構成には、同一の符号を使用する。
本実施の形態は、上記第2の実施の形態に対し、装置の起動を、装置内の内部タイマで管理し、または装置外部からネットワーク経由で行う点で異なる。
本実施の形態における起動時の動作について具体的に図8を参照しながら説明する。この図8のフローチャートに示す手順は、印刷制御部101のCPU102によりROM103に格納されたプログラムに従って実行されるものである。
装置内の内部タイマの時間が起動時間になると、または装置外部からネットワーク経由で装置の起動が指示されると、図8に示すように、印刷制御部101のCPU102は、装置の自己診断を実行し(ステップS401)、自己診断の結果、問題(故障の発生等)がないか否かを判定する(ステップS402)。ここで、自己診断の結果、問題があれば、CPU102は、パネルインタフェイス部108を介して操作パネル部112にエラーを表示するように制御し、装置動作を停止状態にする(ステップS411)。
これに対し、自己診断の結果、問題がないと判定された場合、CPU102は、ユーザにより操作パネル部112上の機能選択ボタンが押下されたか否かを判定する(ステップS403)。ここで機能選択ボタンが押下されていない場合、CPU102は、起動から所定時間が経過したか否かを判定し(ステップS409)、起動から所定時間が経過していない場合、CPU102は、ステップS403に戻り、機能選択ボタンが押下されたか否かを判定する。機能選択ボタンが押下されず、起動から所定時間が経過すると、CPU102は、休止状態へ移行する(ステップS410)。
所定時間が経過する前にユーザにより機能選択ボタンが押下されると、CPU102は、この機能選択ボタンにより選択された機能を立ち上げる(ステップS404)。そして、CPU102は、外部記憶装置110に保持されているテーブル(図4に示す)に基づいて、立ち上げる機能がプリント動作を必要とする機能であるか否かを判定する(ステップS405)。ここで、立ち上げる機能がプリント動作を必要とする機能(コピー、プリンタ、ファクシミリ受信のいずれかの機能)であれば、エンジンインタフェイス部107を介してプリンタ部111に対して定着器217の加熱を指示する(ステップS406)。この指示によりプリンタ部111の温調回路305は、定着器217の表面温度(温度検出器304により検出された温度)が短時間で定着温度に達するように、定着器217のハロゲンヒータ302への電力供給を制御する。
次いで、CPU102は、プリンタ部111からの定着温度検出信号に基づいて、プリンタ部111がプリント動作可能な状態になるのを待つ(ステップS407)。そして、CPU102は、上記定着温度検出信号が、定着器217の表面温度が上記定着温度に達したことを示すとき、プリンタ部111が動作可能な状態になったと判断し、パネルインタフェイス部108を介して操作パネル部112に立ち上げられた機能の操作画面を表示するように制御する(ステップS408)。この表示された操作画面には、立ち上げられた機能が実行可能状態にある旨が表示される。
立ち上げる機能がプリント動作を必要としない機能(ファクシミリ送信、ネットワークデータ送受信のいずれか)であれば(ステップS405)、CPU102は、定着器217の加熱を行うことなく、パネルインタフェイス部108を介して操作パネル部112に立ち上げられた機能の操作画面を表示するように制御する(ステップS408)。この操作画面には、立ち上げられた機能が実行可能状態にある旨が表示される。
装置の起動を、装置内の内部タイマで管理し、または装置外部からネットワーク経由で行うような場合、起動から所定時間が経過するまでの間に機能選択ボタンが押下されないと、休止状態へ移行するので、定着器217の不必要な加熱は全く行われない。
(第4の実施の形態)
次に、本発明の第4実施の形態について図9を参照しながら説明する。図9は本発明の第4の実施の形態に係る複合機の定着器の加熱条件を設定するためのテーブルを模式的に示す図である。本実施の形態は、上記第1の実施の形態と同じ構成を有し、ここでは、その説明は省略する。
本実施の形態においては、図9に示すように、電源投入時(電源ON時)、休止状態からの復帰時のそれぞれに対して、定着器の加熱条件として、「設定に従う」という条件、「定着器を加熱しない」という条件、「定着器を加熱する」という条件のいずれかを設定することができる。
ここで、「設定に従う」という条件が設定されると、第1実施の形態のように、電源投入時(電源ON時)または休止状態からの復帰時に立ち上がる機能の設定が要求され、この要求に応じて設定された機能を立ち上げる際に、当該機能がプリント動作を必要とする機能であるか否かに応じて定着器217の加熱が開始される。
「定着器を加熱しない」という条件が設定されると、第2または第3の実施の形態のように、電源投入時または休止状態からの復帰時には、定着器217の加熱が開始されず、ユーザにより使用される機能が選択された時点で、選択された機能がプリント動作を必要とする機能であるか否かに応じて定着器217の加熱が開始される。
「定着器を加熱する」という条件が設定されると、電源投入時(電源ON時)または休止状態からの復帰時に立ち上がる機能の種類に関係なく、定着器217の加熱が開始される。
上記加熱条件の設定は、例えば操作パネル部112に表示される加熱条件設定画面上で行うことができる。この加熱条件設定画面は、所定の操作により任意のタイミングで読み出すことができる。加熱条件設定画面においては、上記加熱条件のそれぞれが表示され、各加熱条件の中から所望の加熱条件を選択することによって、選択された加熱条件が設定される。
このように、電源投入時(電源ON時)、休止状態からの復帰時のそれぞれに対して、上記定着器の加熱条件のいずれかを選択することによって、多種の定着器加熱条件を設定することができる。すなわち、ユーザにより、使用環境に適した定着器217の加熱条件を設定することができる。
(第5の実施の形態)
次に、本発明の第5の実施の形態について図10を参照しながら説明する。図10は本発明の第5の実施の形態に係る複合機における定着器の加熱状態から休止状態へ移行するまでの時間を設定するために使用するテーブルを模式的に示す図である。本実施の形態は、上記第1の実施の形態と同じ構成を有し、ここでは、その説明は省略する。
本実施の形態は、定着器217に対して異なる複数の予熱温度から1つを選択して設定することが可能であり、予熱温度毎の該予熱温度から定着温度に達するまでに要する目安時間(予測時間)を参照して、予熱温度毎に、現在選択されている機能の動作終了から休止状態へ移行するまでの時間を設定することができる。
例えば図10に示すように、異なる3つの予熱温度(レベル1,2,3)が設けられている場合、予熱温度毎に、該予熱温度から定着温度に達するまでに要する目安時間(予測時間)を対応付けたテーブルが用意される。ここで、予熱温度に関しては、レベル1>レベル2>レベル3の関係があるものとする。そして、上記テーブルの目安時間を参照して、予熱温度毎に、現在選択されている機能の動作終了から休止状態へ移行するまでの時間が設定され、設定された時間は上記テーブルに書き込まれる。
このように、予熱温度と、該予熱温度に対する、現在選択されている機能の動作終了から休止状態へ移行するまでの時間とを対応付けて設定することができる。そして、これらの設定された値を用いた制御が可能になる。よって、ユーザにより使用環境に応じて定着器217の加熱条件を容易に変更することができる。
ここでは、上記第1実施の形態の複合機の場合について説明したが、本実施の形態における予熱温度と、該予熱温度に対する、現在選択されている機能の動作終了から休止状態へ移行するまでの時間とを対応付けて設定する構成は、コピー機能、プリント機能、ファクシミリ受信機能などの単一の機能を有する画像形成装置に適用可能なことはいうまでもなく、このような画像形成装置においても、同様の効果が得られる。
(第6の実施の形態)
次に、本発明の第6の実施の形態について図11を参照しながら説明する。図11は本発明の第6の実施の形態に係る複合機におけるファクシミリ受信データの出力タイミングの設定に用いられるテーブルを模式的に示す図である。本実施の形態は、上記第1の実施の形態と同じ構成を有し、ここでは、その説明は省略する。
本実施の形態においては、夜間などの所定時間帯中、装置状態を休止状態にするように設定することが可能であるとともに、このような所定時間帯中においてファクシミリ受信があると、ファクシミリ受信を実行することが可能である。そして、本実施の形態においては、夜間などの所定時間帯中においてファクシミリ受信があると、その受信データをどのタイミングで出力するかを設定することができる。具体的には、図11のテーブルに示すように、夜間などの所定時間帯においてファクシミリ受信があると、そのファクシミリ受信したデータの出力タイミングとして、「即時出力」、「定期的に出力」、「起動時に出力」のいずれかを設定することができる。
ここで、「即時出力」が設定されていると、ファクシミリ受信する毎に、プリンタ部111の定着器217が加熱され、ファクシミリ受信したデータがプリンタ部111により用紙上に印字されて出力される。この出力後、一定期間ファクシミリ受信がなければ、定着器217の温度は所定温度まで下げられる。
「定期的に出力」が設定されていると、ファクシミリ受信したデータをメモリに格納するメモリ受信が設定される。そして、予め設定された時間間隔(例えば1時間間隔)でメモリ内にファクシミリ受信したデータがあるか否かの判定が行われ、メモリ内にファクシミリ受信したデータがあるときには、プリンタ部111の定着器217が加熱され、メモリ内のファクシミリ受信したデータがプリンタ部111により用紙上に印字されて出力される。この設定は、メモリ受信に用いられるメモリ容量が小さい場合に有効である。
「起動時に出力」が設定されると、ファクシミリ受信したデータをメモリに格納するメモリ受信が設定される。そして、例えば翌朝起動されたときにメモリ内にファクシミリ受信したデータがあるか否かの判定が行われ、メモリ内にファクシミリ受信したデータがあるときには、プリンタ部111の定着器217が加熱され、メモリ内のファクシミリ受信したデータがプリンタ部111により用紙上に印字されて出力される。この設定は、メモリ受信に用いられるメモリ容量が大きい場合に有効である。
また、本実施の形態の構成は、ファクシミリ受信機能などの単一の機能を有する画像形成装置に適用可能なことはいうまでもなく、このような画像形成装置においても、同様の効果が得られる。
また、休止状態にある夜間などの所定時間帯中においてネットワークを介して印刷データを受信することが可能である場合、その受信した印刷データの出力タイミングは、ファクシミリ受信データの出力タイミングと同様に、設定することができる。この場合の構成は、プリンタ機能などの単一の機能を有する画像形成装置に適用可能なことはいうまでもない。
なお、本発明の目的は、前述した各実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることはいうまでもない。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した各実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した各実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることはいうまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した各実施の形態の機能が実現される場合も含まれることはいうまでもない。
本発明の第1の実施の形態に係る複合機の内部構成を示すブロック図である。 図1のスキャナ部113およびプリンタ部111のハードウェア構成を模式的に示す縦断面図である。 図2の定着器217の主要部構成を模式的に示す縦断面図である。 図1の複合機の各機能とプリンタ部111のプリント動作との関係を示す図である。 図1の複合機における電源投入時の動作を示すフローチャートである。 図1の複合機における休止状態から復帰する際の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る複合機における電源投入時の動作を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態に係る複合機における起動時の動作を示すフローチャートである。 本発明の第4の実施の形態に係る複合機の定着器の加熱条件を設定するためのテーブルを模式的に示す図である。 本発明の第5の実施の形態に係る複合機における定着器の加熱状態から休止状態へ移行するまでの時間を設定するために使用するテーブルを模式的に示す図である。 本発明の第6の実施の形態に係る複合機におけるファクシミリ受信データの出力タイミングの設定に用いられるテーブルを模式的に示す図である。
符号の説明
101 印刷制御部
102 CPU
103 ROM
104 RAM
105 FAXインタフェース部
106 ネットワークインタフェース部
107 エンジンインタフェース部
108 パネルインタフェース部
109 スキャナインタフェース部
110 外部記憶装置
111 プリンタ部
112 操作パネル部
113 スキャナ部
217 定着器
302 ヒータ
305 温調回路

Claims (26)

  1. 定着器を含むプリント手段によるプリント動作を必要とする機能および該プリント動作を不要とする機能を有する複合機であって、
    所定装置状態から立ち上げる機能が前記プリント動作を必要とする機能であるか否かを判定する判定手段と、
    前記所定装置状態から立ち上げる機能が前記プリント動作を必要とする機能であると、前記プリント手段の前記定着器の加熱を開始するように制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする複合機。
  2. 前記所定装置状態は、装置電源オフ状態であることを特徴とする請求項1記載の複合機。
  3. 前記所定装置状態は、装置休止状態であることを特徴とする請求項1記載の複合機。
  4. 前記所定装置状態から立ち上げる機能を設定する設定手段を備えることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の複合機。
  5. 定着器を含むプリント手段によるプリント動作を必要とする機能および該プリント動作を不要とする機能を有する複合機であって、
    機能を選択する機能選択手段と、
    前記機能選択手段により選択された機能が前記プリント動作を必要とする機能であるか否かを判定する判定手段と、
    前記機能選択手段により選択された機能が前記プリント動作を必要とする機能であると、前記プリント手段の前記定着器の加熱を開始するように制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする複合機。
  6. 電子写真方式を用いた画像形成装置であって、
    用紙上に形成された現像剤像を該用紙上に定着させるための定着器と、
    前記定着器に対して設定可能な複数の予熱温度と、前記定着器の温度がそれぞれの予熱温度から定着温度に到達するまでに要する複数の予測時間とを記憶する記憶手段と、
    前記複数の予熱温度と前記複数の予測時間とを対応付けて表示する表示手段と、
    ユーザの入力操作に応じて、前記複数の予熱温度の中から1つの予熱温度を選択して設定する予熱温度選択手段と、
    ユーザの入力操作に応じて、動作終了から休止状態へ移行するまでの移行時間を設定する時間設定手段と、
    前記設定された予熱時間と前記設定された移行時間とを用いた制御を行う制御手段と
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  7. 定着器を含むプリント手段およびファクシミリ受信手段を有する画像形成装置であって、
    所定時間帯中、装置状態を休止状態に保持する状態保持手段と、
    前記ファクシミリ受信手段により前記装置状態が休止状態に保持されている所定時間帯中に受信されたデータを前記プリント手段によりプリント出力するタイミングを設定するタイミング設定手段と、
    前記設定されたタイミングで前記定着器の加熱を開始するように制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  8. 定着器を含むプリント手段および外部装置から送出された印刷データを受信する印刷データ受信手段を有する画像形成装置であって、
    所定時間帯中、装置状態を休止状態に保持する状態保持手段と、
    前記印刷データ受信手段により前記装置状態が休止状態に保持されている所定時間帯中に受信された印刷データを、前記プリント手段によりプリント出力するタイミングを設定するタイミング設定手段と、
    前記設定されたタイミングで前記定着器の加熱を開始するように制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  9. 定着器を含むプリント手段によるプリント動作を必要とする機能および該プリント動作を不要とする機能を有する複合機の制御方法であって、
    所定装置状態から立ち上げる機能が前記プリント動作を必要とする機能であるか否かを判定する判定工程と、
    前記所定装置状態から立ち上げる機能が前記プリント動作を必要とする機能であると、前記プリント手段の前記定着器の加熱を開始するように制御する制御工程と
    を備えることを特徴とする複合機の制御方法。
  10. 前記所定装置状態は、装置電源オフ状態であることを特徴とする請求項9記載の複合機の制御方法。
  11. 前記所定装置状態は、装置休止状態であることを特徴とする請求項9記載の複合機の制御方法。
  12. 前記所定装置状態から立ち上げる機能を設定する設定工程を備えることを特徴とする請求項9ないし11のいずれか1つに記載の複合機の制御方法。
  13. 定着器を含むプリント手段によるプリント動作を必要とする機能および該プリント動作を不要とする機能を有する複合機の制御方法であって、
    機能を選択する機能選択工程と、
    前記選択された機能が前記プリント動作を必要とする機能であるか否かを判定する判定工程と、
    前記選択された機能が前記プリント動作を必要とする機能であると、前記プリント手段の前記定着器の加熱を開始するように制御する制御工程と
    を備えることを特徴とする複合機の制御方法。
  14. 用紙上に形成された現像剤像を該用紙上に定着させるための定着器を備える画像形成装置の制御方法であって、
    前記定着器に対して設定可能な複数の予熱温度と、前記定着器の温度がそれぞれの予熱温度から定着温度に到達するまでに要する複数の予測時間とを対応付けて表示手段に表示する表示工程と、
    ユーザの入力操作に応じて、前記複数の予熱温度の中から1つの予熱温度を選択して設定する予熱温度選択工程と、
    ユーザの入力操作に応じて、動作終了から休止状態へ移行するまでの移行時間を設定する時間設定工程と、
    前記設定された予熱温度および前記設定された移行時間を用いた制御を行う制御工程と
    を備えることを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  15. 定着器を含むプリント手段およびファクシミリ受信手段を有する画像形成装置の制御方法であって、
    所定時間帯中、装置状態を休止状態に保持する状態保持工程と、
    前記ファクシミリ受信手段により前記装置状態が休止状態に保持されている所定時間帯中に受信されたデータを、前記プリント手段によりプリント出力するタイミングを設定するタイミング設定工程と、
    前記設定されたタイミングで前記定着器の加熱を開始するように制御する制御工程と
    を備えることを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  16. 定着器を含むプリント手段および外部装置から送出された印刷データを受信する印刷データ受信手段を有する画像形成装置の制御方法であって、
    所定時間帯中、装置状態を休止状態に保持する状態保持工程と、
    前記印刷データ受信手段により前記装置状態が休止状態に保持されている所定時間帯中に受信された印刷データを、前記プリント手段によりプリント出力するタイミングを設定するタイミング設定工程と、
    前記設定されたタイミングで前記定着器の加熱を開始するように制御する制御工程と
    を備えることを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  17. 定着器を含むプリント手段によるプリント動作を必要とする機能および該プリント動作を不要とする機能を有する複合機を制御するためのプログラムであって、
    所定装置状態から立ち上げる機能が前記プリント動作を必要とする機能であるか否かを判定する判定モジュールと、
    前記所定装置状態から立ち上げる機能が前記プリント動作を必要とする機能であると、前記プリント手段の前記定着器の加熱を開始するように制御する制御モジュールと
    を備えることを特徴とするプログラム。
  18. 定着器を含むプリント手段によるプリント動作を必要とする機能および該プリント動作を不要とする機能を有する複合機を制御するためのプログラムであって、
    機能を選択する機能選択モジュールと、
    前記機能選択モジュールにより選択された機能が前記プリント動作を必要とする機能であるか否かを判定する判定モジュールと、
    前記機能選択モジュールにより選択された機能が前記プリント動作を必要とする機能であると、前記プリント手段の前記定着器の加熱を開始するように制御する制御モジュールと
    を備えることを特徴とするプログラム。
  19. 用紙上に形成された現像剤像を該用紙上に定着させるための定着器を備える画像形成装置を制御するためのプログラムであって、
    前記定着器に対して設定可能な複数の予熱温度と、前記定着器の温度がそれぞれの予熱温度から定着温度に到達するまでに要する複数の予測時間とを対応付けて表示手段に表示する表示モジュールと、
    ユーザの入力操作に応じて、前記複数の予熱温度の中から1つの予熱温度を選択して設定する予熱温度選択モジュールと、
    ユーザの入力操作に応じて、動作終了から休止状態へ移行するまでの移行時間を設定する時間設定モジュールと、
    前記設定された予熱温度および前記設定された移行時間を用いた制御を行う制御モジュールと
    を備えることを特徴とするプログラム。
  20. 定着器を含むプリント手段およびファクシミリ受信手段を有する画像形成装置を制御するためのプログラムであって、
    所定時間帯中、装置状態を休止状態に保持する状態保持モジュールと、
    前記ファクシミリ受信手段により前記装置状態が休止状態に保持されている所定時間帯中に受信されたデータを、前記プリント手段によりプリント出力するタイミングを設定するタイミング設定モジュールと、
    前記設定されたタイミングで前記定着器の加熱を開始するように制御する制御モジュールと
    を備えることを特徴とするプログラム。
  21. 定着器を含むプリント手段および外部装置から送出された印刷データを受信する印刷データ受信手段を有する画像形成装置の制御方法であって、
    所定時間帯中、装置状態を休止状態に保持する状態保持モジュールと、
    前記印刷データ受信手段により前記装置状態が休止状態に保持されている所定時間帯中に受信された印刷データを、前記プリント手段によりプリント出力するタイミングを設定するタイミング設定モジュールと、
    前記設定されたタイミングで前記定着器の加熱を開始するように制御する制御モジュールと
    を備えることを特徴とするプログラム。
  22. 請求項17記載のプログラムをコンピュータ読取可能に格納したことを特徴とする記憶媒体。
  23. 請求項18記載のプログラムをコンピュータ読取可能に格納したことを特徴とする記憶媒体。
  24. 請求項19記載のプログラムをコンピュータ読取可能に格納したことを特徴とする記憶媒体。
  25. 請求項20記載のプログラムをコンピュータ読取可能に格納したことを特徴とする記憶媒体。
  26. 請求項21記載のプログラムをコンピュータ読取可能に格納したことを特徴とする記憶媒体。
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