JP2009186897A - 画像形成装置 - Google Patents

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永 晃 太 郎 米
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Abstract


【課題】 電源オン又は省エネモードからの復帰のときの印刷画質調整による待ち時間を低減する。加えて、原稿スキャナを備える場合のスキャナ配信やコピーのための、前記復帰のときの読取画質調整による待ち時間を低減する。
【解決手段】 黒作像手段120K,複数の色画像作像手段120Y他,トナー画像に転写手段106,定着手段107、および、カラー印刷指示時に色画像作像手段でカラー印刷を行い、カラー印刷指定なしの印刷指示時に黒作像手段でモノクロ印刷を行う作像制御手段ACP,131、を備え、装置に作像用電圧が加わっていない電源オフの間も、電源オフ切換前の印刷設定がカラー印刷か否かを保存し、前記復帰の直後に、該保存の印刷設定がカラー印刷でないと、トナー画像濃度調整を含む印刷画質調整をする場合、黒作像手段の印刷画質調整(図12の8)に限定する、画質調整制御手段ACP、を備えることを特徴とする。
【選択図】 図12

Description

本発明は、 黒画像をトナーで形成し中間転写体に転写する黒作像手段およびそれぞれがカラー画像形成のための異なる色の色トナー画像を形成し中間転写体に転写する複数の色画像作像手段を備え、中間転写体に転写されたトナー画像を用紙に転写する、カラーモードとモノクロモードのいずれかで印刷を行う、カラー画像形成装置に関する。このカラー画像形成装置は、プリンタ,複写機およびファクシミリに用いることができる。
特開2003−345180号公報 特開2007−011189号公報 特開2007−108608号公報 特開2006−074204号公報 特開2004−077623号公報。
特許文献1には、電源オン直後または省エネモードから動作モードに復帰直後に、画質調整を省略して画像形成に進むプリンタが記載されている。特許文献2には、黒Bk作像のトナー濃度およびカラーC,M,Y作像の各トナー濃度を調整する印刷画質調整の一形態を開示している。特許文献3は、Bk,C,M,Y各色作像濃度の調整および各色像重ね位置調整を含む印刷画質調整の一形態を開示している。特許文献4は、原稿スキャナのカラー読取の白レベル調整およびモノクロ読取の白レベル調整を含む画像読取の画質調整の一形態を開示している。特許文献5は、電源オン直後の作像可のスタンバイモードからの、作像動作電圧をオフにして電力消費を節減する省エネモードへの切換え制御およびその逆の切換え制御の一形態を開示している。
印刷画質調整は一般的に、Bk,C,M,Y各色作像濃度調整および各色像重ね位置調整を一回の印刷画質調整として実行するので、電源オン又は省エネモードからの復帰のときに印刷画質調整が実行されると、印刷開始するまでの待ち時間が長く、不便である。特許文献1は、画質優先か速度優先かを選択できる機能を備えて、速度優先が選択されているときには、電源オン又は省エネモードからの復帰のときに印刷画質調整は行わないで印刷に進むようにしているので、しかしながら、速度優先が選択されているときには、モノクロ印刷であれ、カラー印刷であれ、印刷画質が無視される。
ところで、モノクロ印刷の印刷画質調整は、Bk作像に対してのみ実施すればよいので、長時間を要しない。カラー印刷の印刷画質調整は、C,M,Yおよび必要に応じてBk、それぞれの濃度調整を行うので時間がかかり、更に各色画像の重ね合わせの位置調整をする場合には、印刷画質調整の時間が格段に長くなる。
本発明は、電源オン又は省エネモードからの復帰のときの印刷画質調整による待ち時間を低減することを第1の目的とし、加えて、原稿スキャナを備える場合のスキャナ配信やコピーのための、電源オン又は省エネモードからの復帰のときの読取画質調整による待ち時間を低減することを第2の目的とする。
(1) 感光体上に黒画像をトナーで形成する黒作像手段(111K,120K),それぞれがカラー画像形成のための異なる色の色トナー画像を感光体上に形成する複数の色画像作像手段(111Y,120Y/111C,120C/111M,120M),感光体上に形成されたトナー画像を用紙に転写する転写手段(106),用紙に転写されたトナー画像を該用紙に定着する手段(107)、および、カラー印刷の指示に応じて前記色画像作像手段により色トナー画像を形成するカラーモードの印刷を行い、カラー印刷の指定がない印刷指示に応じて前記黒作像手段により黒画像をトナーで形成するモノクロモードの印刷を行う作像制御手段(ACP,131)、を備えるカラー画像形成装置において、
該カラー画像形成装置に作像用動作電圧が加わっていない電源オフの間も、該電源オフに切換る前の印刷設定が前記カラー印刷か否かを保存し、該カラー画像形成装置に作像用動作電圧が加わった直後に、前記保存している印刷設定がカラー印刷でないと、トナー画像濃度調整を含む印刷画質調整をする場合、前記黒作像手段の印刷画質調整(図12の8)に限定する、画質調整制御手段(ACP)、を備えることを特徴とする、カラー画像形成装置(A1)。
なお、理解を容易にするために括弧内には、図面に示し後述する実施例の対応要素又は対応事項の符号を、例示として参考までに付記した。以下も同様である。
電源オフになる前の設定がカラー印刷でなかった場合、電源オン直後にトナー画像濃度調整を含む印刷画質調整をする場合でも、印刷画質調整が黒作像手段の印刷画質調整(図12の8)に限定されるので、電源オンからモノクロ印刷開始までの待ち時間が短い。
(2)前記作像制御手段(ACP,131)は、カラー印刷の指示に応じて前記カラーモードの印刷を行い、モノクロ印刷の指示に応じて前記モノクロモードの印刷を行い、前記画質調整制御手段(ACP)は、カラー画像形成装置に作像用動作電圧が加わっていない電源オフの間も、該電源オフに切換る前の印刷設定が前記カラー印刷かモノクロ印刷かを保存し、該カラー画像形成装置に作像用動作電圧が加わった直後に、前記保存している印刷設定がモノクロ印刷であると、トナー画像濃度調整を含む印刷画質調整をする場合、前記黒作像手段の印刷画質調整(図12の8)に限定する、上記(1)に記載のカラー画像形成装置。
これによれば、電源オフになる前の設定がモノクロ印刷であった場合、電源オン直後にトナー画像濃度調整を含む印刷画質調整をする場合でも、印刷画質調整が黒作像手段の印刷画質調整(図12の8)に限定されるので、電源オンからモノクロ印刷開始までの待ち時間が短い。
(3)前記作像制御手段(ACP,131)は、ファクシミリ受信書画の印刷指示に応じてモノクロモードの印刷を行い、前記画質調整制御手段(ACP)は、作像用動作電圧がオフに切換る直前の印刷設定がファクシミリ受信書画の印刷のときはこれをモノクロ印刷として作像用動作電圧がオフの間保存する、上記(2)に記載のカラー画像形成装置。
(4)前記画質調整制御手段(ACP)は、前記カラー画像形成装置に作像用動作電圧が加わった直後に、前記保存している印刷設定がカラー印刷であると、トナー画像濃度調整を含む印刷画質調整をする場合、前記色画像作像手段の印刷画質調整(図12の7)を行う、上記(1)乃至(3)のいずれか1つに記載のカラー画像形成装置。
(5)前記画質調整制御手段(ACP)は、モノクロモードの印刷をするとモノクロ調整要情報(FPke=1)を保持し前記黒作像手段の印刷画質調整(図12の8)を終えると該モノクロ調整要情報を消去し(FPke=0)、カラーモードの印刷をするとカラー調整要情報(FPce=1)を保持し前記色作像手段の印刷画質調整(図12の7)を終えると該カラー調整要情報を消去し(FPce=0)、該カラー画像形成装置に作像用動作電圧が加わった直後に、前記保存している印刷設定がカラー印刷でない場合に前記モノクロ調整要情報(FPke=1)があるときに前記黒作像手段の印刷画質調整(図12の8)を行い、前記保存している印刷設定がカラー印刷である場合に前記カラー調整要情報(FPce=1)があるときに前記色作像手段の印刷画質調整(図12の7)を行う、上記(4)に記載の画像形成装置。
(6)前記色作像手段の印刷画質調整は、各色作像手段の各色画像を重ねる位置ずれの調整である画像位置調整(74)、を含む、上記(4)又は(5)に記載の画像形成装置。
(7)前記画像形成装置は原稿スキャナ(10)を備え、前記作像制御手段(ACP,131)は、該原稿スキャナで原稿の画像を読み取り画像データを生成し外部に送信するスキャナ配信、および、該原稿スキャナで原稿の画像を読み取り画像データを生成し該画像データが表す画像を前記黒作像手段および又は色作像手段で作像するコピー、を行う、上記(1)乃至(6)のいずれか1つに記載の画像形成装置。
(8)前記画質調整制御手段(ACP)は、前記カラー画像形成装置に作像用動作電圧が加わっていない電源オフの間も、該電源オフに切換る前の動作モードがカラースキャナ配信か否かを保存し、該カラー画像形成装置に作像用動作電圧が加わった直後に、前記保存しているスキャナ配信設定がカラースキャナ配信でないと、前記原稿スキャナの白読取レベル調整を含む読取画質調整をする場合、モノクロ読取の読取画質調整(図13の20)に限定する、上記(7)に記載の、カラー画像形成装置。
(9)前記画質調整制御手段(ACP)は、前記カラー画像形成装置に作像用動作電圧が加わっていない電源オフの間も、該電源オフに切換る前の動作モードがカラースキャナ配信か否かを保存し、該カラー画像形成装置に作像用動作電圧が加わった直後に、前記保存しているスキャナ配信設定がモノクロスキャナ配信であると、前記原稿スキャナの白読取レベル調整を含む読取画質調整をする場合、モノクロ読取の読取画質調整(図13の20)に限定する、上記(8)に記載の、カラー画像形成装置。
(10)前記画質調整制御手段(ACP)は、前記カラー画像形成装置に作像用動作電圧が加わった直後に、前記保存しているスキャナ配信設定がカラースキャナ配信であると、前記原稿スキャナの白読取レベル調整を含む読取画質調整をする場合、カラー読取の読取画質調整(図13の19)を行う、上記(7)乃至(9)のいずれか1つに記載のカラー画像形成装置。
(11)前記画質調整制御手段(ACP)は、前記カラー画像形成装置に作像用動作電圧が加わっていない電源オフの間も、該電源オフに切換る前の動作モードがカラーコピーか否かを保存し、該カラー画像形成装置に作像用動作電圧が加わった直後に、前記保存しているコピー設定がカラーコピーでないと、前記原稿スキャナの白読取レベル調整を含む読取画質調整をする場合、モノクロ読取の読取画質調整に限定する、上記(7)乃至(10)のいずれか1つに記載の、カラー画像形成装置。
(12)前記画質調整制御手段は、前記カラー画像形成装置に作像用動作電圧が加わっていない電源オフの間も、該電源オフに切換る前の動作モードがカラーコピーか否かを保存し、該カラー画像形成装置に作像用動作電圧が加わった直後に、前記保存しているコピー設定がモノクロコピーであると、前記原稿スキャナの白読取レベル調整を含む読取画質調整をする場合、モノクロ読取の読取画質調整(図13の20)に限定する、上記(11)に記載の、カラー画像形成装置。
(13)前記画質調整制御手段は、前記カラー画像形成装置に作像用動作電圧が加わった直後に、前記保存しているコピー設定がカラーコピーであると、前記原稿スキャナの白読取レベル調整を含む読取画質調整をする場合、カラー読取の読取画質調整(図13の19)を行う、上記(11)乃至(12)のいずれか1つに記載のカラー画像形成装置。
(14)前記画質調整制御手段(ACP)は、前記原稿スキャナでモノクロ読取をするとモノクロ読取画質調整要情報(FSke=1)を保持し前記モノクロ読取の読取画質調整(図13の20)を終えると該モノクロ読取画質調整要情報を消去し(FSke=0)、カラー読取をするとカラー読取画質調整要情報(FSce=1)を保持し前記カラー読取の読取画質調整(図13の19)を終えると該カラー読取画質調整要情報を消去し(FSce=0)、該カラー画像形成装置に作像用動作電圧が加わった直後に、前記保存している読取設定がカラー読取でない場合に前記モノクロ読取画質調整要情報(FSke=1)があるときに前記モノクロ読取の読取画質調整(図13の20)を行い、前記保存している読取設定がカラー読取である場合に前記カラー読取画質調整要情報(FSce=1)があるときに前記カラー読取の読取画質調整(図13の19)を行う、上記(7)乃至(13)に記載の画像形成装置。
(15)前記カラー画像形成装置に作像用動作電圧が加わっていない前記電源オフは、外部電源と該カラー画像形成装置との間の電源スイッチの非導通を含む、上記(1)乃至(14)のいずれか1つに記載のカラー画像形成装置。
(16)前記カラー画像形成装置に作像用動作電圧が加わっていない前記電源オフは、作像用動作電圧がオフではあるが、省エネモードから作像用動作電圧が加わるスタンバイモードへの復帰指示信号に応答して作動用動作電圧を該カラー画像形成装置に加える復帰回路部への信号検出電圧の印加、を含む、上記(1)乃至(15)のいずれか1つに記載のカラー画像形成装置。
本発明の他の目的および特徴は、図面を参照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
図1に、本発明の第1実施例の複合機能フルカラーデジタル複写機A1の外観を示す。図1に示すフルカラー複写機A1は、大略で、自動原稿送り装置(ADF)30と、操作ボード20と、カラースキャナ10と、カラープリンタ100と、給紙バンク35の各ユニットで構成されている。ステープラ及び作像された用紙を積載可能なトレイ付きのフィニッシャ34と、両面ドライブユニット33と、大容量給紙トレイ36は、プリンタ100に装着されている。
機内の画像データ処理装置ACP(図4)には、パソコンPCが接続したLAN(Local Area Network)が接続されており、パソコンPCおよび画像データ処理装置ACPは、ルータを介してインターネット等の広域通信網Bに接続することができる。ファクシミリコントロールユニットFCU(図4)には、電話回線PN(ファクシミリ通信回線)に接続された交換器PB×が接続されている。カラープリンタ100のプリント済の用紙は、排紙トレイ108上またはフィニッシャ34に排出される。
図2に、スキャナ10およびそれに装着されたADF 30の、原稿画像読み取り機構を示す。このスキャナ10のコンタクトガラス231上に置かれた原稿は、照明ランプ232により照明され、原稿の反射光(画像光)が第1ミラー233で副走査方向yと平行に反射される。照明ランプ232および第1ミラー233は、図示しない、副走査方向yに定速駆動される第1キャリッジに搭載されている。第1キャリッジと同方向にその1/2の速度で駆動される、図示しない第2キャリッジには、第2および第3ミラー234,235が搭載されており、第1ミラー233が反射した画像光は第2ミラー234で下方向(z)に反射され、そして第3ミラー235で副走査方向yに反射されて、レンズ236により集束され、CCD207に照射され、電気信号に変換される(コンタクトガラス上の手置き原稿の読み取り)。第1および第2キャリッジは、走行体モータ238を駆動源として、y方向に往(原稿走査),復(リタ−ン)駆動される。CCD207は、多数の光電変換素子が主走査方向に並んだ光電変換素子アレイを持ち、該アレイの画像読み取り信号を主走査ライン区分で繰り返し出力する撮像素子である。
スキャナ10には、自動原稿供給装置ADF 30が装着されている。ADF 30の原稿トレイ241に積載された原稿は、ピックアップローラ242およびレジストローラ対243で搬送ドラム244と押さえローラ245の間に送り込まれて、搬送ドラム244に密着して読み取りガラス240の上を通過し、そして排紙ローラ246,247で、原稿トレイ241の下方の圧板兼用の排紙トレイ248上に排出される。原稿は、読み取りガラス240を通過する際に、その直下に位置決めされて静止している照明ランプ232により照射され、原稿の反射光は、第1ミラー233以下の光学系を介してCCD207に照射され光電変換される(シートスルー読取)。
読み取りガラス240と原稿始端の位置決め用のスケール251との間には、白基準板239、ならびに、第1キャリッジを検出する基点センサ249がある。白基準板239は、照明ランプ232の個々の発光強度のばらつき、また主走査方向のばらつきや、CCD207の画素毎の感度ムラ等が原因で、一様な濃度の原稿を読み取ったにもかかわらず、読み取りデータがばらつく現象を補正(シェーディング補正)するために用意されている。このシェーディング補正は、まず白基準板239を原稿スキャン前に主走査方向1ライン分読み取り、この読み取った白基準データをメモリに記憶し、原稿画像を読み取るときは、原稿をスキャンした画素毎に、画像データを前記メモリ上の対応する白基準データで割り算するものである。
図3に、カラープリンタ100の機構を示す。この実施例のカラープリンタ100は、レーザプリンタである。このレーザプリンタ100は、マゼンダ(M),シアン(C),イエロー(Y)および黒(ブラック:K)の各色の画像を形成するための4組のトナー像形成ユニットが、転写紙の移動方向(図中の右下から左上方向y)に沿ってこの順に配置されている。即ち、4連ドラム方式のフルカラー画像形成装置である。
これらマゼンダ(M),シアン(C),イエロー(Y)および黒(K)のトナー像形成ユニットは、それぞれ、感光体ドラム111M,111C,111Yおよび111Kを有する感光体ユニット110M,110C,110Yおよび110Kと、現像ユニット120M,120C,120Yおよび120Kとを備えている。また、各トナー像形成部の配置は、各感光体ユニット内の感光体ドラム111M,111C,111Yおよび111Kの回転軸が水平×軸(主走査方向)に平行になるように、且つ、転写紙移動方向y(副走査方向)に所定ピッチの配列となるように、設定されている。
また、レーザプリンタ100は、上記トナー像形成ユニットのほか、レーザ走査によるレーザ露光ユニット102、給紙カセット103,104、レジストローラ対105、転写紙を担持して各トナー像形成部の転写位置を通過するように搬送する転写搬送ベルト160を有する転写ベルトユニット106、ベルト定着方式の定着ユニット107、排紙トレイ108,両面ドライブ(面反転)ユニット33等を備えている。また、レーザプリンタ100は、図示していない手差しトレイ、トナー補給容器、廃トナーボトル、なども備えている。
レーザ露光ユニット102は、レーザ発光器41M,41C,41Y,41K、ポリゴンミラー、f−θレンズ、反射ミラー等を備え、画像データに基づいて各感光体ドラム111M,111C,111Yおよび111Kの表面にレーザ光を、紙面に垂直な主走査×方向に振り走査しながら照射する。
図3上の一点鎖線は、転写紙の搬送経路を示している。給紙カセット103,104から給送された転写紙は、図示しない搬送ガイドで案内されながら搬送ローラで搬送され、レジストローラ対105に送られる。このレジストローラ対105により所定のタイミングで転写搬送ベルト160に送出された転写紙は転写搬送ベルト160で担持され、各トナー像形成部の転写位置を通過するように搬送される。
各トナー像形成部の感光体ドラム111M,111C,111Yおよび111Kに形成されたトナー像が、転写搬送ベルト160で担持され搬送される転写紙に転写され、各色トナー像の重ね合わせ即ちカラー画像が形成された転写紙は、定着ユニット107に送られる。すなわち転写は、転写紙上にじかにトナー像を転写する直接転写方式である。定着ユニット107を通過する時トナー像が転写紙に定着する。トナー像が定着した転写紙は、排紙トレイ108,フィニッシャ36又は両面ドライブユニット33に排出又は送給される。
イエローYのトナー像形成ユニットの概要を次に説明する。他のトナー像形成ユニットも、イエローYのものと同様な構成である。イエローYのトナー像形成ユニットは、前述のように感光体ユニット110Y及び現像ユニット120Yを備えている。感光体ユニット110Yは、感光体ドラム111Yのほか、感光体ドラム表面に潤滑剤を塗布するブラシローラ,感光体ドラム表面をクリーニングする揺動可能なブレード,感光体ドラム表面に光を照射する除電ランプ,感光体ドラム表面を一様帯電する非接触型の帯電ローラ、等を備えている。
感光体ユニット110Yにおいて、交流電圧が印加された帯電ローラにより一様帯電された感光体ドラム111Yの表面に、レーザ露光ユニット102で、プリントデータに基づいて変調されポリゴンミラーで偏向されたレーザ光Lが走査されながら照射されると、感光体ドラム111Yの表面に静電潜像が形成される。感光体ドラム11IY上の静電潜像は、現像ユニット20Yで現像されてイエローYのトナー像となる。転写搬送ベルト160上の転写紙が通過する転写位置では、感光体ドラム11IY上のトナー像が転写紙に転写される。トナ−像が転写された後の感光体ドラム111Yの表面は、ブラシローラで所定量の潤滑剤が塗布された後、ブレードでクリーニングされ、除電ランプから照射された光によって除電され、次の静電潜像の形成に備えられる。
現像ユニット120Yは、磁性キャリア及びマイナス帯電のトナーを含む二成分現像剤を収納している。そして、現像ケース120Yの感光体ドラム側の開口から一部露出するように配設された現像ローラや、搬送スクリュウ、ドクタブレード、トナー濃度センサ,粉体ポンプ等を備えている。現像ケース内に収容された現像剤は、搬送スクリュウで攪拌搬送されることにより摩擦帯電する。そして、現像剤の一部が現像ローラの表面に担持される。ドクタブレードが現像ローラの表面の現像剤の層厚を均一に規制し、現像ローラの表面の現像剤中のトナーが感光体ドラムに移り、これにより静電潜像に対応するトナー像が感光体ドラム111Y上に現われる。現像ケース内の現像剤のトナー濃度はトナー濃度センサで検知される。濃度不足の時には、粉体ポンプが駆動されてトナーが補給される。
転写ベルトユニット106の転写搬送ベルト160は、各トナー像形成部の感光体ドラム111M,111C,111Yおよび111Kに接触対向する各転写位置を通過するように、4つの接地された張架ローラに掛け回されている。張架ローラの1つが109である。これらの張架ローラのうち、2点鎖線矢印で示す転写紙移動方向上流側の入口ローラには、電源から所定電圧が印加された静電吸着ローラが対向するように配置されている。これらの2つのローラの間を通過した転写紙は、転写搬送ベルト160上に静電吸着される。また、転写紙移動方向下流側の出口ローラは、転写搬送ベルトを摩擦駆動する駆動ローラであり、図示しない駆動源に接続されている。また、転写搬送ベルト160の外周面には、電源から所定のクリーニング用電圧が印加されたバイアスローラが接触するように配置されている。このバイアスローラにより転写搬送ベルト160上に付着したトナー等の異物が除去される。
また、感光体ドラム111M,111C,111Yおよび111Kに接触対向する接触対向部を形成している転写搬送ベルト160の裏面に接触するように、転写バイアス印加部材を設けている。これらの転写バイアス印加部材は、マイラ製の固定ブラシであり、各転写バイアス電源から転写バイアスが印加される。この転写バイアス印加部材で印加された転写バイアスにより、転写搬送ベルト160に転写電荷が付与され、各転写位置において転写搬送ベルト160と感光体ドラム表面との間に所定強度の転写電界が形成される。
転写搬送ベルト160で搬送され、感光体ドラム111M,111C,111Yおよび111Kに形成された各色トナー像が転写された用紙は、定着装置107に送り込まれてそこで、トナー像が加熱,加圧によって用紙に熱定着される。熱定着後、用紙は左側板の上部のフィニッシャ34への排紙口34otからフィニッシャ34に送り込まれる。又は、プリンタ本体の上面の排紙トレイ108に排出される。
4個の感光体ドラムの中の、マゼンダ像,シアン像およびイエロー像形成用の感光体ドラム111M,111Cおよび111Yは、図示しないカラードラム駆動用の1個の電気モータ(カラードラムモータ;カラードラムM:図示略)により、動力伝達系及び減速機(図示略)を介して1段減速にて駆動される。ブラック像形成用の感光体ドラム111Kはブラックドラム駆動用の1個の電気モータ(Kドラムモータ:図示略)により、動力伝達系及び減速機(図示略)を介して1段減速にて駆動される。また、転写搬送ベルト160は、上記Kドラムモータによる動力伝達系を介した転写駆動ローラの駆動により、回動移動する。従って、上記Kドラムモータは、K感光体ドラム11Kと転写搬送ベルト60を駆動し、上記カラードラムモータは、M,C,Y感光体ドラム11M,11C,11Yを駆動する。
また、K現像器120Kは、定着ユニット107を駆動している電気モータ(図示略)で、動力伝達系およびクラッチ(図示略)を介して駆動される。M,C,Y現像器120M,120C,120Yは、レジストローラ105を駆動する電気モータ(図示略)で、動力伝達系およびクラッチ(図示略)を介して駆動される。現像器120M,120C,120Y,120Kは絶えず駆動されている訳ではなく、所定タイミングを持って駆動出来る様、上記クラッチにより駆動伝達を受ける。
再度図1を参照する。フィニッシャ34は、スタッカトレイすなわち積載降下トレイ34hsおよびソートトレイ群34stを持ち、積載降下トレイ34hsに用紙(プリント済紙,転写済紙)を排出するスタッカ排紙モードと、ソートトレイ群34stに排紙するソータ排紙モードを持つ。
プリンタ100からフィニッシャ34に送り込まれた用紙は、左上方向に搬送されそして上下逆U字型の搬送路を経て、下向きに搬送方向を切換えてから、設定されているモードに応じて、スタッカ排紙モードのときには排出口から積載降下トレイ34hsに排出される。ソータ排紙モードのときには、ソータトレイ群34stの、そのとき排出中の用紙が割り当てられたソータトレイに排出される。
ソータ排紙モードが指定されるとフィニッシャ内排紙コントローラは、最下部の重ね待避位置に置いたソートトレイ群34stを、図1上で2点鎖線で示す使用位置に上駆動し、ソータトレイ間の間隔を広げる。ソータ排紙モードでは、1回(一人)の設定枚数の複写又はプリントは、部ソートにソータ排紙モードが設定されているときには、同一原稿(画像)をプリントした各転写紙をソートトレイ群34stの各トレイに仕分け収納する。頁ソートにソータ排紙モードが設定されているときには、各トレイを各頁(画像)に割り当てて、同一頁をプリントした各転写紙を1つのソートトレイに積載する。
図4に、図1に示す複写機の画像処理系統のシステム構成を示す。このシステムでは、読取ユニット11と画像データ出力I/F(Interface:インターフェイス)12でなるカラー原稿スキャナ12が、画像データ処理装置ACPの画像データインターフェース制御CDIC(以下単にCDICと表記)に接続されている。画像データ処理装置ACPにはまた、カラープリンタ100が接続されている。カラープリンタ100は、画像データ処理装置ACPの画像データ処理器IPP(Image Processing Processor;以下では単にIPPと記述)から、書込みI/F134に記録画像データを受けて、作像ユニット135でプリントアウトする。作像ユニット135は、図3に示すものである。
画像データ処理装置ACP(以下では単にACPと記述)は、パラレルバスPb,メモリアクセス制御IMAC(以下では単にIMACと記述),画像メモリであるメモリモジュール(以下では単にMEMと記述),不揮発メモリであるハードディスク装置HDD(以下では単にHDDと記述),システムコントローラ1,RAM4,不揮発メモリ5,フォントROM6,CDIC,IPP等、を備える。パラレルバスPbには、ファクシミリ制御ユニットFCU(以下単にFCUと記述)を接続している。操作ボード20はシステムコントローラ1に接続している。
カラー原稿スキャナ10の、原稿を光学的に読み取る読取ユニット11は、原稿に対するランプ照射の反射光を、センサボードユニットSBU(以下では単にSBUと表記)上の、CCD207(図2)で光電変換してR,G,B画像信号を生成し、A/DコンバータでRGB画像データに変換し、そしてシェーディング補正して、出力I/F12を介してCDICに送出する。RGB画像データは、3ビット以上の構成の多階調を表す多値画像データ(例えば8ビット構成)である。
CDICは、画像データに関し、原稿スキャナ10(出力I/F12),パラレルバスPb,IPP間のデータ転送、ならびに、プロセスコントローラ131とACPの全体制御を司るシステムコントローラ1との間の通信をおこなう。また、RAM132はプロセスコントローラ131のワークエリアとして使用され、ROM133はプロセスコントローラ131の動作プログラム等を記憶している。
メモリアクセス制御IMAC(以下では単にIMACと記述)は、MEMおよびHDDに対する画像データおよび制御データの書き込み/読み出しを制御する。システムコントローラ1は、パラレルバスPbに接続される各構成部の動作を制御する。また、RAM4はシステムコントローラ1のワークエリアとして使用され、不揮発メモリ5はシステムコントローラ1の動作プログラム等を記憶している。
操作ボード20は、ACPが行うべき処理を指示する。たとえば、処理の種類(複写、ファクシミリ送信、画像読込、プリント等)および処理の枚数等を入力する。これにより、画像データ制御情報の入力をおこなうことができる。
スキャナ10の読取ユニット11より読み取った画像データは、スキャナ10のSBUでシェーディング補正210を施してから、IPPで、ノイズライン除去,地肌除去,スキャナガンマ補正,フィルタ処理などの、読取り歪を補正する画像処理を施してから、MEM又はHDDに蓄積する。MEM又はHDDの画像データをプリントアウトするときには、IPPにおいてRGB信号をYMCK信号に色変換し、プリンタガンマ変換,階調変換,および、ディザ処理もしくは誤差拡散処理などの階調処理などの画質処理をおこなう。画質処理後の画像データはIPPから書込みI/F134に転送される。書込みI/F134は、階調処理された信号に対し、パルス幅とパワー変調によりレーザー制御をおこなう。その後、画像データは作像ユニット135へ送られ、作像ユニット135が転写紙上に再生画像を形成する。
IMACは、システムコントローラ1の制御に基づいて、画像データとMEM又はHDDのアクセス制御,LAN上に接続したパソコンPC(以下では単にPCと表記)のプリント用データの展開,MEMおよびHDDの有効活用のための画像データの圧縮/伸張をおこなう。
IMACへ送られた画像データは、データ圧縮後、MEM又はHDDに蓄積され、蓄積された画像データは必要に応じて読み出される。読み出された画像データは、伸張され、本来の画像データに戻しIMACからパラレルバスPbを経由してCDICへ戻される。CDICからIPPへの転送後は画質処理をして書込みI/F134に出力し、作像ユニット135において転写紙上に再生画像を形成する。
画像データの流れにおいて、パラレルバスPbおよびCDICでのバス制御により、デジタル複合機の機能を実現する。ファクシミリ送信は、読取られた画像データをIPPにて画像処理を実施し、CDICおよびパラレルバスPbを経由してFCUへ転送することによりおこなわれる。FCUは、通信網へのデータ変換をおこない、それを公衆回線PNへファクシミリデータとして送信する。ファクシミリ受信は、公衆回線PNからの回線データをFCUにて画像データへ変換し、パラレルバスPbおよびCDICを経由してIPPへ転送することによりおこなわれる。この場合、特別な画質処理はおこなわず、書込みI/F134から出力し、作像ユニット135において転写紙上に再生画像を形成する。
複数ジョブ、たとえば、コピー機能,ファクシミリ送受信機能,プリンタ出力機能が並行に動作する状況において、読取ユニット11,作像ユニット135およびパラレルバスPbの使用権のジョブへの割り振りは、システムコントローラ1およびプロセスコントローラ131において制御する。プロセスコントローラ131は画像データの流れを制御し、システムコントローラ1はシステム全体を制御し、各リソースの起動を管理する。また、デジタル複合機の機能選択は、操作ボード20においておこなわれ、操作ボード20の選択入力によって、コピー機能,ファクシミリ機能等の処理内容を設定する。
システムコントローラ1とプロセスコントローラ131は、パラレルバスPb,CDICおよびシリアルバスSbを介して相互に通信をおこなう。具体的には、CDIC内においてパラレルバスPbとシリアルバスSbとのデータ,インターフェースのためのデータフォーマット変換をおこなうことにより、システムコントローラ1とプロセスコントローラ131間の通信を行う。
各種バスインターフェース、たとえばパラレルバスI/F 7、シリアルバスI/F 9、ローカルバスI/F 3およびネットワークI/F 8は、IMACに接続されている。コントローラーユニット1は、ACP全体の中での独立性を保つために、複数種類のバス経由で関連ユニットと接続する。
システムコントローラ1は、パラレルバスPbを介して他の機能ユニットの制御をおこなう。また、パラレルバスPbは画像データの転送に供される。システムコントローラ1は、IMACに対して、画像データをMEM,HDDに蓄積させるための動作制御指令を発する。この動作制御指令は、IMAC,パラレルバスI/F 7、パラレルバスPbを経由して送られる。
この動作制御指令に応答して、画像データはCDICからパラレルバスPbおよびパラレルバスI/F 7を介してIMACに送られる。そして、画像データはIMACの制御によりMEM又はHDDに格納されることになる。
一方、ACPのシステムコントローラ1は、PCからのプリンタ機能としての呼び出しの場合、プリンタコントローラとネットワーク制御およびシリアルバス制御として機能する。ネットワークB経由の場合、IMACはネットワークI/F 8を介して、ネットワークB経由のプリント出力要求データあるいは蓄積(保存)要求データを受け取る。ネットワークB経由の要求データ(外来コマンド)はシステムコントローラ1に報知し、それに応答するシステムコントローラ1からのコマンドに従って、IMACは、ネットワークB経由の蓄積データの転送又は受信蓄積を行う。
汎用的なシリアルバス接続の場合、IMACはシリアルバスI/F 9経由でプリント出力要求データを受け取る。汎用のシリアルバスI/F 9は複数種類の規格に対応しており、たとえばUSB(Universal Serial Bus)、1284または1394等の規格のインターフェースに対応する。
PCからのプリント出力要求データはシステムコントローラ1により画像データに展開される。その展開先はMEM内のエリアである。展開に必要なフォントデータは、ローカルバスI/F 3およびローカルバスRb経由でフォントROM6を参照することにより得られる。ローカルバスRbは、このコントローラ1を不揮発メモリ5およびRAM4と接続する。
シリアルバスSbに関しては、PCとの接続のための外部シリアルポート2以外に、ACPの操作部である操作ボード20との転送のためのインターフェースもある。これはプリント展開データではなく、IMAC経由でシステムコントローラ1と通信し、処理手順の受け付け、システム状態の表示等をおこなう。
システムコントローラ1と、MEM,HDDおよび各種バスとのデータ送受信は、IMACを経由しておこなわれる。MEMおよびHDDを使用するジョブはACP全体の中で一元管理される。
図5に、CDICの機能構成の概要を示す。画像データ入出力制御161は、カラー原稿スキャナ10(SBU)が出力する画像データを受けて、IPPに出力する。IPPは、「スキャナ画像処理」190(図7)をして、CDICの画像データ入力制御162に送りだす。画像データ入力制御162が受けたデータは、パラレルバスPbでの転送効率を高めるためにデータ圧縮部163に於いて、画像データの1次圧縮を行う。圧縮した画像デ−タは、データ変換部164でパラレルデータに変換してパラレルデータI/F165を介してパラレルバスPbへ送出される。パラレルデータバスPbからパラレルデータI/F165を介して入力される画像データは、データ変換部164でシリアル変換される。このデータは、バス転送のために1次圧縮されており、データ伸張部166で伸張される。伸張された画像データは、画像データ出力制御167によってIPPへ転送される。IPPでは、「画質処理」300(図7)によりRGB画像データをYMCK画像データに変換し、プリンタ100の画像出力用の画像データYpMpCpKpに変換してカラープリンタ100に出力する。
CDICは、パラレルバスPbで転送するパラレルデータとシリアルバスSbで転送するシリアルデータの変換機能を併せ持つ。システムコントローラ1は、パラレルバスPbにデータを転送し、プロセスコントローラ131は、シリアルバスSbにデータを転送する。2つのコントローラ1,131の通信のために、デ−タ変換部164およびシリアルデ−タI/F169で、パラレル/シリアルデータ変換を行う。シリアルデータI/F168は、IPP用であり、IPPともシリアルデ−タ転送する。
図6に、IMACの構成の概略を示す。IMACは、アクセス制御172、メモリ制御173、2次圧縮/伸張モジュール176、画像編集モジュール177、システムI/F 179、ローカルバス制御180、パラレルバス制御171、シリアルポート制御175、シリアルポート174およびネットワーク制御178を備えている。2次圧縮/伸張モジュール176、画像編集モジュール177、パラレルバス制御171、シリアルポート制御175およびネットワーク制御178は、それぞれDMAC(ダイレクトメモリアクセス制御)を介してアクセス制御172に接続されている。
システムI/F 179はシステムコントローラ1に対する命令またはデータの送受信をおこなう。基本的に、システムコントローラ1はACP全体を制御する。また、システムコントローラ1はMEM,HDDの資源配分を管理し、他のユニットの制御は、システムI/F 179、パラレルバス制御171およびパラレルバスPbを介しておこなう。
ACPの各ユニットは基本的にパラレルバスPbに接続されている。したがって、パラレルバス制御171は、バス占有の制御をおこなうことによってシステムコントローラ1およびMEM,HDDに対するデータの送受信を管理する。
ネットワーク制御178は、LANとの接続を制御する。ネットワーク制御178は、ネットワークに接続された外部拡張機器に対するデータの送受信を管理する。ここで、システムコントローラ1は、ネットワーク上の接続機器の動作管理には関与しないが、IMACにおけるインターフェースについては制御をおこなう。特に限定しないが、本実施例では、100BASE−Tに対する制御が付加されている。
シリアルバスに接続されるシリアルポート174は複数のポートを備えている。シリアルポート制御175は、用意されているバスの種類に対応する数のポート制御機構を備えている。特に限定しないが、本実施例では、USBおよび1284に対するポート制御を行う。また、外部シリアルポートとは別に、操作部とのコマンド受け付けまたは表示に関するデータの送受信の制御を行う。
ローカルバス制御180は、システムコントローラ1を起動させるために必要なRAM4,不揮発メモリ5およびプリンタコードデータを展開するフォントROM6が接続されたローカルシリアルバスRbとのインターフェースをおこなう。
動作制御は、システムI/F 179からシステムコントローラ1によるコマンド制御を実施する。データ制御はMEM,HDDを中心に、外部ユニットからのMEM,HDDアクセスを管理する。画像データはCDICからパラレルバスPbを介してIMACに転送される。そして、その画像データはパラレルバス制御171においてIMAC内に取り込まれる。
取り込まれた画像データのメモリアクセスは、システムコントローラ1の管理から離れる。すなわち、そのメモリアクセスは、システム制御から独立してダイレクトメモリアクセス制御(DMAC)によりおこなわれる。MEM,HDDへのアクセスについて、アクセス制御172は複数ユニットからのアクセス要求の調停をおこなう。そして、メモリ制御173は、MEM,HDDのアクセス動作またはデータの読み出し/書き込みを制御する。
ネットワークからMEM,HDDへアクセスする場合、ネットワークからネットワーク制御178を介してIMAC内に取り込まれたデータは、ダイレクトメモリアクセス制御DMACによりMEM,HDDへ転送される。アクセス制御172は、複数ジョブでのMEM,HDDへのアクセスの調停をおこなう。メモリ制御173は、MEM,HDDに対するデータの読み出し/書き込みをおこなう。
シリアルバスからMEM,HDDへアクセスする場合、シリアルポート制御175によりシリアルポート174を介してIMAC内に取り込まれたデータは、ダイレクトメモリアクセス制御DMACによりMEM,HDDへ転送される。アクセス制御172は、複数ジョブでのMEM,HDDへのアクセスの調停をおこなう。メモリ制御173は、MEM,HDDに対するデータの読み出し/書き込みをおこなう。
ネットワークまたはシリアルバスに接続されたPCからのプリント出力データは、システムコントローラ1により、ローカルバス上のフオントデータを用いて、MEM,HDD内のメモリエリアに展開される。
各外部ユニットとのインターフェースについては、システムコントローラ1が管理する。IMAC内に取り込まれた後のデータ転送については、図6に示すそれぞれのDMACがメモリアクセスを管理する。この場合、各DMACは、お互いに独立してデータ転送を実行するため、アクセス制御172は、MEM,HDDへのアクセスに関するジョブの衝突、または各アクセス要求に対する優先付けをおこなう。
ここで、MEM,HDDへのアクセスには、各DMACによるアクセスの他に、格納データのビットマップ展開のためにシステムI/F 179を介してシステムコントローラ1からのアクセスも含まれる。アクセス制御172において、MEM,HDDへのアクセスが許可されたDMACデータ、またはシステムI/F 179からのデータは、メモリ制御173によりMEM,HDDに直接転送される。
IMACは、その内部でのデータ加工に関して2次圧縮/伸張モジュール176および画像編集モジュール177を有する。2次圧縮/伸張モジュール176は、画像データまたはコードデータをMEM,HDDへ有効に蓄積できるようにデータの圧縮および伸張をおこなう。2次圧縮/伸張モジュール176はDMACによりMEM,HDDとのインターフェースを制御する。
MEM,HDDに一旦格納された画像データは、ダイレクトメモリアクセス制御DMACによりMEM,HDDからメモリ制御173、アクセス制御172を介して2次圧縮/伸張モジュール176に呼び出される。そこでデータ変換された画像データは、ダイレクトメモリアクセス制御DMACにより、MEM,HDDへ戻されるか、外部バスへ出力される。
画像編集モジュール177は、DMACによりMEM,HDDを制御し、MEM,HDD内でのデータ加工をおこなう。具体的には、画像編集モジュール177は、メモリ領域のクリアの他に、データ加工として画像データの回転処理,異なる画像同士の合成などをおこなう。画像編集モジュール177は、MEM,HDDから2次圧縮データを読出して2次圧縮/伸張モジュール176で1次圧縮データに伸張し、モジュール177内で、CDICのデータ伸張163と同じ復号化ロジックで1次圧縮データを画像データに伸張してモジュール177内のメモリに展開し、それを加工する。加工した画像データは、CDICの1次圧縮ロジックと同じ符号化ロジックで1次圧縮して、2次圧縮/伸張モジュール176で更に2次圧縮してMEM,HDDに書込む。
図7に、IPPの画像処理概略を示す。読み取り画像はSBU,CDICを介してIPPの入力I/F(インターフェース)から「スキャナ画像処理」190へ伝達される。この「スキャナ画像処理」190は、読み取り画像信号の読み取り劣化補正が目的で、シェーディング補正を行った後にスキャナガンマ変換等を行った後にCDICにデータは転送されて、MEMでの蓄積が行われる。MEMに蓄積し、そして読み出された画像データは、CDICを経由して再びIPPに転送される。そして「画質処理」300が行われる。
図8に、IPPの画像処理機能の概要を示す。IPPは、ノイズライン除去192,分離生成(画像が文字領域か写真領域かの判定:像域分離)193,地肌除去194,スキャナガンマ変換195,フィルタ196,色補正302,変倍303,画像加工304,プリンタガンマ変換305および階調処理606を行う。IPPは画像処理をおこなうプログラマブルな演算処理手段である。スキャナ10の出力I/F12からCDICに入力された画像データは、CDICを経由してIPPに転送され、IPPにて光学系およびデジタル信号への量子化に伴う信号劣化(スキャナ系の信号劣化)を補正され、再度、CDICへ出力(送信)される。CDICからIPPへ戻される画像データに対して、IPPにおいては、「画質処理」300を行う。「画質処理」300では、色補正302でRGB信号をYMCK信号に色変換し、変倍303,画像加工304,プリンタガンマ変換305および、階調変換,ディザ処理もしくは誤差拡散処理などの階調処理306などをおこなう。ノイズライン除去処理を実行するハードウェアとしては、プログラムを入れかえることで処理の内容が変更出来るプロセッサが好ましい。そこでプログラマブルなSIMDプロセッサを主体とするIPPを用いた。
図9に、IPPの概要を示す。IPPには、多値画像データを1ライン分以上保持することが出来、また画素密度(dpi)変換機能があるバッファメモリ装置BMD、および、プログラマブルなSIMDプロセッサIPP1〜IPP5がある。SIMDプロセッサIPP1〜IPP5は同一仕様である。すなわち同一ハードウェアで同一機能である。IPPは、スキャナ10が発生する8ビット構成の多値画像データを、300dpiで読み取ったA4版短辺長(A4横幅)の1ライン分の画像データの全てを、5ブロックに分割して、各ブロックをSIMDプロセッサIPP1〜IPP5に与えて、IPP1〜IPP5で1ライン上の全画素の多値画像データを、同時に並行して処理する。すなわち、A4横幅を300dpiで読み取った1ライン(2480画素)分の画像データの全てを同時並行処理するために5個のSIMDプロセッサIPP1〜IPP5を備えている。
図10に、1つのSIMDプロセッサIPP1の内部構成の概要を示す。IPP1は、スキャナ10の出力I/FからCDICを介して、更にバッファメモリ装置BMDを介しての画像データの受け入れならびに、該バッファメモリ装置BMDを介してのCDICに対する画像データの入出力は入出力ポート141で行う。入出力画像データは、バススイッチおよびバッファメモリを含むデータバッファ又は入出力データレジスタ142に一旦格納してから、SIMD型プロセッサ143のメモリ制御を介してプロセッサアレイ144に入力され、あるいはバッファメモリ装置BMDを介してCDICに出力される。IPP1を制御するデータならびにIPP1の画像処理プログラム(プログラムと処理パラメータ)は、HDDにあり、システムコントローラ1,CDICあるいはプロセスコントローラ131の転送制御によって、ホストバッファ147に与えられ、データRAM146およびプログラムRAM145に書込まれる。
図11に示す様に、操作ボード20には、液晶タッチパネル79のほかに、テンキー80a,クリア/ストップキー80b,スタートキー80c,初期設定キー80d,モードクリアキー80e,テスト印刷キー80fがある。テスト印刷キー80fは、設定されている印刷部数に関わらず1部だけを印刷し、印刷結果を確認するためのキーである。初期設定キー80dを押す事で、機械の初期状態を任意にカスタマイズする事が可能である。機械が収納している用紙サイズを設定したり、コピー機能のリセットキーを押したときに設定される状態を任意に設定可能である。初期設定キ−80dが操作されると、各種初期値を設定するための「初期値設定」機能ならびに「パスワード登録」機能,「著作権登録/設定」機能および「使用実績の出力」機能等を指定するための選択ボタンが表示される。「初期値設定」機能を用いて、一定時間操作が無いときに優先して選択されるアプリケーション等も選択する事、国際エネルギースター計画に従った低電力への移行時間の設定や、オートオフ/スリープモードへの移行する時間を設定する事が可能である。
液晶タッチパネル79には、各種機能キー及び画像形成装置の状態を示すメッセージなどが表示される。液晶タッチパネル79には、「コピー」機能,「スキャナ」(スキャナ配信)機能,「プリント」機能,「ファクシミリ」機能,「蓄積」機能,「編集」機能,「登録」機能およびその他の機能選択用および実行中を表わす機能選択キー80gが表示される。なお、「蓄積」機能は、原稿スキャナ10で読み取った原稿の画像データ,ファクシミリ受信データおよびPCからの書画をHDDの蓄積領域に記憶する機能である。「登録」機能は、HDDの登録領域に記憶する機能であり、HDDの蓄積領域に記憶した書画のうち、多くのユーザが使用する共通性が高い書画や、長期保存したい書画や、特別な管理を設定したい書画をHDDの登録領域に記憶する機能である。
液晶タッチパネル79には、機能選択キー80gで指定された機能に定まった入出力画面が表示され、例えば「複写」機能が指定されているときには、図11に示すように、機能キー79a,79bならびに部数及び画像形成装置の状態を示すメッセージが表示される。オペレータが液晶タッチパネル79に表示されたキーにタッチする事で、選択された機能を示すキーが灰色に反転する。また、機能の詳細を指定しなければならない場合(例えばページ印字の種類等)はキーにタッチする事で詳細機能の設定画面が表示される。このように、液晶タッチパネルは、ドット表示器を使用している為、その時の最適な表示をグラフィカルに行う事が可能である。
図12に、システムコントローラ1の、操作ボード20のCPUと共同して実行する、スタンバイモード/省エネモード間の切換え制御、および、プリンタ100およびスキャナ10の画質調整制御、を示す。
図12を参照すると、商用交流電源(コンセント)と機内DC電源との間の元電源スイッチ79が閉じてDC電源が動作電圧を与えると、システムコントローラ1は、電源オン応答の初期化処理(ステップ1)をして、そこでスタンバイモードを設定する(ステップ2)。すなわち図示しない、定着器107その他の比較的に高電力消費の機器に作像動作電圧を出力する電源回路内の出力スイッチをオンする。
なお、以下においては、カッコ内にはステップと言う語を省略してステップ番号数字のみを記す。
そして、ACP内の不揮発メモリに退避していた、操作ボード20の処理モード設定データを、RAMの処理モード入力レジスタ(RAMの1メモリ領域)に書き込み、該処理モード設定を操作ボード20に指示する(3)。操作ボード20のCPUがシステムコントローラ1の指示に応じて、該処理モード設定を、操作ボード20の液晶ディスプレイ79に表示する。
次いでシステムコントローラ1は、RAMの処理モード入力レジスタに書き込んだ設定モードを参照して、それが「印刷」モードであると、「印刷画質調整」(5)に、「ファクシミリ印刷」(受信書画印刷)モードであると「K印刷画質調整」(8)に、「コピー」モードであると図13の「コピー画質調整」(21)に、「スキャナ」モードであると図13の「スキャナ読取調整」(17)に、また、「ファクシミリ」(原稿送信)モードであると図13の「モノクロ読取調整」(20)に、進む。
図12を再度参照する。「印刷画質調整」(5)に進んだときには、RAMの処理モード入力レジスタの印刷色設定データを参照して(6)、それがカラーであると、「カラー印刷画質調整」(7)に進み、そこで、印刷色設定データに付加されているカラー印刷画質調整要否データFPceを参照して、それが画質調整要を表す「1」であると、「各色作像濃度調整」(72)を実行し、色ずれ調整タイミングであるかを検索して(73)、そうであると「各色画像位置調整」(74)を実行する。これらを終えると、カラー印刷画質調整要否データFPceを、カラー印刷画質調整不要を表す0に変更する。
この実施例では、「各色作像濃度調整」(72)では、まず、K(黒),Y,C,M各色作像ユニットを動作させて、各感光体ドラム111上に、各色トナー像(各色につき複数のパッチパターン)を形成する。ここで、感光体ドラム111上へのトナー像の形成は、帯電工程,露光工程および現像工程によっておこなわれる。次に、感光体ドラム111上に形成されたトナー像が、転写ベルト106上に転写される。これがトナー像である。ここで、複数のパッチパターンとしてのトナー像は、転写ベルト106の幅方向(副走査方向yに直交するx方向)の端部であって、図示を省略した光センサによる検出が可能な位置に、形成されるものである。さらに、これら複数のパッチパターン(トナー像)は、画像濃度が段階的に異なるように、現像バイアスを変化させて形成されるものである。そして、画像濃度がそれぞれ異なるように形成されたトナー像は、転写ベルト106の矢印方向yの走行によって、光センサの位置を順次通過することになる。そして、光センサによって、それぞれのトナー像の画像濃度が検出される。該光センサは、発光素子と受光素子とからなり、検出対象物(この場合、トナー像)からの反射光量の大きさによって画像濃度を検出する。
その後、光センサによる検出結果はプロセスコントローラ131に送信される。プロセスコントローラ131は、送信された検出結果に基づいて、画像濃度とそれに係わる作像条件との関係を、各色ごとに求める。具体的には、現像バイアスを変化させたときの画像濃度の変化を示す回帰直線を求める。そして、求めた結果に基づいて、最終的に、最適な画像濃度(目標画像濃度)を得るための各色の作像条件を決定する。最後に、各色につき、決定した作像条件に基づいて、現像バイアス,帯電電位,潜像電位のうち少なくとも1つを、決定した作像条件を満たす値に調整する。
「各色画像位置調整」(74)では、まず、K,Y,C,M各色作像ユニットを動作させて、感光体ドラム111上に、各色につき複数のトナー像を形成する。次に、感光体ドラム111上に形成したトナー像を、転写ベルト106上に転写する。転写ベルト106上に等間隔に形成された複数のトナー像は、転写ベルト106の矢印方向yの走行によって、光センサの位置を順次通過することになる。光センサが、それぞれのトナー像を検出し、トナー像検出信号を参照してプロセスコントローラ131が、トナー像分布を算出する。詳しくは、隣接するトナー像のピッチや、トナー像の傾き等を算出して、転写ベルト106上におけるトナー像の位置ずれを算出する。そして、算出した位置ずれに基づいて、画像位置ずれのない最適な画像を得るための、各感光体ドラム上の作像位置を決定する。最後に、決定した作像位置に基づいて、各感光体ドラムに対する潜像の書込みタイミング,転写ベルト106の走行タイミング、のうち少なくとも1つを調整する。
なお、色ずれ調整タイミングは、本実施例では、前回の色ずれ調整終了時から、カラー印刷の積算値が設定値以上になった、カラー印刷終了時,前回の色ずれ調整終了時からの時間経過が設定値以上になり、ユーザの使用待ちの状態の時、および、作像ユニットの交換あるいはトナーボトルの交換があった直後の電源オン直後、などである。
設定モードが「印刷」ではあるが、カラー印刷でなかった場合又はモノクロ印刷設定であった場合、もしくは、「ファクシミリ印刷」モードであった場合には、「K印刷画質調整」(8)に進む。「K印刷画質調整」(8)ではまず、印刷色設定データに付加されているモノクロ印刷画質調整要否データFPkeを参照して、それが画質調整要を表す1であると、「K作像濃度調整」(82)を実行し、これを終えると、モノクロ印刷画質調整要否データFPkeを、画質調整不要を表す0に変更する(83)。「K作像濃度調整」(82)は、前述の「各色作像濃度調整」(72)の中の、K色の濃度調整のみを実行する。
図13に示す「スキャナ画質調整」(17)に進んだときには、RAMの処理モード入力レジスタの読取色設定データを参照して(18)、それがカラーであると、「カラー読取調整」(19)に進み、そこではまず、読取色設定データに付加されているカラー読取画質調整要否データFSceを参照して(191)、それが画質調整要を表す1であると、「カラー白レベル調整」(192)を実行し、これを終えると、カラー読取画質調整要否データFSceを、画質調整不要を表す0に変更する(193)。
「カラー白レベル調整」(192)では、ミラー233を搭載した第1キャリッジおよび第2キャリッジを基準白板239読取位置に駆動して照明灯232を点灯して、基準白板(白)をCCD207で読み取り、CCD207のR,G,B各色読取信号を増幅する各増幅器のゲインを、増幅出力が設定値となる値に調整する。具体的には、この実施例では、特許文献4に記載の「カラー白レベル調整」を実施する。
「スキャナ画質調整」(17)に進んだとき印刷色設定データがカラーモードでなかったとき又はモノクロモードもしくはファクシミリ送信であったときは、「モノクロ読取調整」(20)に進む。「モノクロ読取調整」(20)では、印刷色設定データに付加されているモノクロ読取画質調整要否データFSkeを参照して(201)、それが画質調整要を表す1であると、「モノクロ白レベル調整」(202)を実行し、これを終えると、モノクロ読取画質調整要否データFSkeを、画質調整不要を表す0に変更する(203)。「モノクロ白レベル調整」(202)では、ミラー233を搭載した第1キャリッジおよび第2キャリッジを基準白板239読取位置に駆動して照明灯232を点灯して、基準白板(白)をCCD207で読み取り、CCD207のR,G,B各色読取信号を増幅する各色増幅器のゲインを、簡略化した調整により、増幅出力が設定値となる値に調整する。具体的には、この実施例では、特許文献4に記載の「モノクロ白レベル調整」を実施する。「モノクロ白レベル調整」に要する時間は、「カラー白レベル調整」(192)に要する時間よりも格段に短い。
設定モードがファクシミリ送信の場合には、上述の「モノクロ読取調整」(20)を実行する。
図13に示す「コピー画質調整」(21)に進んだときには、RAMの処理モード入力レジスタの印刷色設定データを参照して(22)、それがカラーであると、「カラーコピー調整」(23)を実行する。「カラーコピー調整」(23)では、上述の「カラー読取調整」(19)および「カラー印刷画質調整」(7)を実行する。印刷色設定データがカラーではないかもしくはモノクロであったときは、「モノクロコピー調整」(24)を実行する。「モノクロコピー調整」(24)では、上述の「モノクロ読取調整」(20)および「K印刷画質調整」(8)を実行する。
再度図12を参照する。スタンバイモードを設定した直後の画質調整制御(印刷画質調整5,コピー画質調整21又はスキャナ読取調整17)を経過すると、システムコントローラ1は、スタンバイモードから省エネモードへの切換え待ち時間Td1を時限値とするタイマTd1をスタートし(9)、入力読取(10)を行う。
入力読取(10)では、操作ボード20のCPUが操作ボード20に対するユーザの操作(入力)を読み込んでシステムコントローラ1に報知し、また、システムコントローラ1が、パソコンPCおよびFCUからのコマンドを解読する。操作ボード20のCPUは、操作ボード20に対するユーザの操作に対応して、置数キーの押下の読込みと入力数字データの生成,スタートキーの押下の読込みと、スタート指示のシステムコントローラ1への転送,用紙サイズの切換え入力の読取りなど、通常の複写機の操作読取りおよび表示出力の制御を行う。操作読取により得たデータに、RAMの処理モード入力レジスタの処理モード設定データを更新する。
スタンバイモードから省エネモードへの切換えの待ち時間Td1は、操作部20から入力できるものであり、入力値が操作ボード20のNVRAMに格納(登録)されているものである。
「入力読取」(10)で、指示入力、例えば、操作ボード20に対するユーザの操作(置数キーの押下,スタートキーの押下,用紙サイズの切換え,その他),原稿スキャナ10の原稿押えスイッチの閉(押え位置)から開(開き位置)への変化,ADF30での原稿検知,パソコンPC又はFCUからのプリントコマンド、を受けるとシステムコントローラ1は、指示入力に対応した処理に進む(11,25〜40)。
しかし指示入力がないと、タイマTd1のタイムオーバを待つ(12,22)。指示入力が無くタイマTd1がタイムオーバすると、システムコントローラ1は、RAMの処理モード入力レジスタの処理モード設定データをACP内の不揮発メモリに退避(書き込み保持)して、省エネモードに移行する(14)。すなわち図示しない、作像動作電圧を出力する電源回路内の出力スイッチをオフにする。
スタンバイモードを設定しているときに操作ボード20の、省エネ関係のモード切換えを指示するための電源キー80hがオンすると、システムコントローラ1は、ユーザが省エネモードへの切換えを指示したとみなして、操作ボード20の液晶ディスプレイに表示中の画像処理モード(RAMの処理モード入力レジスタの処理モード設定データ)を、ACP内の不揮発メモリに退避し、省エネモードに移行する。
省エネモードを設定しているときに操作ボード20の電源キー80hがオンするとシステムコントローラ1は、ユーザがスタンバイモードへの切換えを指示したとみなして、スタンバイモードを設定し(15−16−2)、ACP内の不揮発メモリに退避している前回画像処理モードを読出してRAMの処理モード入力レジスタにロード(再設定)するとともに、操作ボード20の液晶ディスプレイに表示する(3)。
「復帰条件入力読取」(15)で指示入力を認知するとシステムコントローラ1は、指示入力が、操作ボード20に対するユーザの操作,原稿スキャナ10の原稿押えスイッチの閉から開への変化,ADF30での原稿検知など、複写使用を伺わせるものであると、或いは、パソコンPC又はFCUからのプリントコマンドであったときには、スタンバイモードに移行する(2)。
スタンバイモードでの「入力読取」(10)で、オペレータ或いはPC又はFCUの指示入力を読込むと、プロセスコントローラ131を介して、指示入力に対応した「印刷」,「ファクシミリ印刷」,「コピー」,「スキャナ」又は「ファクシミリ送信」を、図13に示すステップ25以下の処理にて実行する。
図14に、それらの内容を示す。「印刷」が指示された場合には、カラー印刷指定であると、前述の「カラー印刷画質調整」(7)を実行してカラー印刷を行い(27)、プリンタによる印刷のカラー印刷画質調整要否データFPceを、画質調整要を表す1に変更する(28)。なお、該「カラー印刷画質調整」(7)では、カラー印刷画質調整要否データFPceが0であると実際の調整は行わない。スタンバイモードを設定し退避データを再設定したとき(2,3,4)、設定がカラー印刷モードで、カラー印刷画質調整要(FPce=1)であったので、図12の「各色作像濃度調整」(72)を実行し必要に応じて「各色画像位置調整」(74)を実行してカラー印刷画質調整要否データFPceを0(調整不要)としていたときには、図14のステップ26の次の「カラー印刷画質調整」(7)では、実際の調整は行わない。
「印刷」の指定がカラー印刷でなかった場合には、前述の「K印刷画質調整」(8)を実行してモノクロ印刷を行い(29)、プリンタによるモノクロ印刷の画質調整要否データFPceを、画質調整要を表す1に変更する(28)。なお、該「カラー印刷画質調整」(7)では、モノクロ印刷画質調整要否データFPkeが0であると実際の調整は行わない。スタンバイモードを設定し退避データを再設定したとき(2,3,4)、設定がカラー印刷モードでなく、モノクロ印刷画質調整要(FPke=1)であったので、図12の「K画像濃度調整」(82)を実行してモノクロ印刷画質調整要否データFPkeを0(調整不要)としていたときには、図14のステップ26の次の「K印刷画質調整」(8)では、実際の調整は行わない。
つまり、電源オン又は省エネモードからの復帰によりスタンバイモードを設定したときに、「印刷」設定ではあるがカラー印刷モードでなく、しかもモノクロ印刷画質調整要否データFPkeが1(調整要)のときには、自動的に「K印刷画質調整」(8)の「K作像濃度調整」(82)が実行され、「入力読取」(10)でモノクロ印刷指示又はファクシミリ受信書画の印刷指示を読み込んだときには、「K作像濃度調整」(82)を実行せずに、直ちにモノクロ印刷が開始される。スタンバイモードへの切換りから、Y,C,M各色作像ユニットの作像濃度調整(72)および各色画像位置調整(74)は実行しないので、スタンバイモードへ切換り直後のモノクロ印刷,ファクシミリ受信書画の印刷、のウォームアップ時間が短い。
「入力読取」(10)で「コピー」指示を読込んだときには、カラーコピー指定であると、前述の「カラーコピー調整」(23)を実行してカラーコピーを行い(32)、カラー印刷画質調整要否データFPceおよびカラー読取画質調整要否データFSceを、調整要を表す1に変更する(33)。なお、該「カラーコピー調整」(23)では、カラー印刷画質調整要否データFPce,モノクロ印刷画質調整要否データFSceが0であると実際の調整は行わない。スタンバイモードを設定し退避データを再設定したとき(2,3,4)、設定がカラーコピーモードで、画質調整要(FPce,FSce=1)であったので、図13の「カラー白レベル調整」(192)を実行し、そして図12の「各色作像濃度調整」(72)および必要に応じて「各色画像位置調整」(74)を実行して画質調整要否データFPce,FSceを0(調整不要)としていたときには、図14のステップ31の次の「カラーコピー調整」(23)では、実際の調整は行わない。
「コピー」の指定がカラーコピーでなかった場合には、前述の「モノクロコピー調整」(24)を実行してモノクロコピーを行い(34)、モノクロ画質調整要否データFPke,FSkeを、画質調整要を表す1に変更する(35)。なお、該「モノクロコピー調整」(24)では、モノクロ画質調整要否データFPke,FSkeが0であると実際の調整は行わない。スタンバイモードを設定し退避データを再設定したとき(2,3,4)、設定がカラーコピーモードでなく、画質調整要(FPke,FSke=1)であったので、図13の「モノクロ白レベル調整」(202)および「K作像濃度調整」(82)を実行してモノクロ画質調整要否データFPke,FSkeを0(調整不要)としていたときには、図14のステップ31の次の「モノクロコピー調整」(24)では、実際の調整は行わない。
つまり、電源オン又は省エネモードからの復帰によりスタンバイモードを設定したときに、「コピー」設定ではあるがカラーコピーモードでなく、しかもモノクロ画質調整要否データFPke,FSkeが1(調整要)のときには、自動的に「モノクロコピー調整」(24)の中の、「モノクロ読取調整」(20)の中の「モノクロ白レベル調整」(202)、および、「K印刷画質調整」の中の「K作像濃度調整」(82)が実行され、「入力読取」(10)でモノクロコピー指示を読込んだときには、「モノクロ白レベル調整」(202)および「K作像濃度調整」(82)を実行せずに、直ちにモノクロコピーが開始される。スタンバイモードへの切換りから、「カラー白レベル調整」(192),Y,C,M各色作像ユニットの作像濃度調整(72)および各色画像位置調整(74)は実行しないので、スタンバイモードへ切換り直後のモノクロコピーのウォームアップ時間が短い。
「入力読取」(10)で「スキャナ」指示を読込んだときには、カラー読取指定であると、前述の「カラー読取調整」(19)を実行してスキャナ10によるカラー読取を行い(37)、カラー読取画質調整要否データFSceを、調整要を表す1に変更する(38)。なお、該「カラー読取調整」(19)では、カラー読取画質調整要否データFSceが0であると実際の調整は行わない。スタンバイモードを設定し退避データを再設定したとき(2,3,4)、設定がカラー読取モードで、カラー読取画質調整要(FSce=1)であったので、図13の「カラー白レベル調整」(192)を実行して画質調整要否データFSceを0(調整不要)としていたときには、図14のステップ36の次の「カラー読取調整」(19)では、実際の調整は行わない。
「スキャナ」の指定がカラー読取でなかった場合には、前述の「モノクロ読取調整」(20)を実行してモノクロ読取を行い(39)、モノクロ読取画質調整要否データFSkeを、画質調整要を表す1に変更する(40)。なお、該「モノクロ読取調整」(20)では、モノクロ読取画質調整要否データFSkeが0であると実際の調整は行わない。スタンバイモードを設定し退避データを再設定したとき(2,3,4)、設定がカラー読取モードでなく、モノクロ読取画質調整要(FSke=1)であったので、図13の「モノクロ白レベル調整」(202)を実行してモノクロ読取画質調整要否データFSkeを0(調整不要)としていたときには、図14のステップ36の次の「モノクロ読取調整」(20)では、実際の調整は行わない。
つまり、電源オン又は省エネモードからの復帰によりスタンバイモードを設定したときに、「スキャナ」設定であるがカラー読取モードでなく、しかもモノクロ読取画質調整要否データFSkeが1(調整要)のときには、自動的に「モノクロ読取調整」(20)の中の「モノクロ白レベル調整」(202)が実行され、「入力読取」(10)でモノクロ読取指示を読込んだときには、「モノクロ白レベル調整」(202)を実行せずに、直ちにモノクロコピーが開始される。スタンバイモードへの切換りから、「カラー白レベル調整」(192)は実行しないので、スタンバイモードへ切換り直後のモノクロ読取のウォームアップ時間が短い。
本発明の1実施例を装備した複合機能フルカラー複写機A1の外観を示す正面図である。 図1に示す原稿スキャナ10の読み取り機構の概要を示す拡大縦断面図である。 図1に示すプリンタ100の作像機構の概要を示す拡大縦断面図である。 図1に示す複合機能フルカラー複写機A1の画像処理システムの概要を示すブロック図である。 図4に示す画像データインターフェース制御CDICの構成の概要を示すブロック図である。 図4に示す画像メモリアクセス制御IMACの構成の概要を示すブロック図である。 図4に示す画像データ処理器IPPの機能構成の大要を示すブロック図である。 図4に示す画像データ処理器IPPの機能構成を模式的に示すブロック図である。 図4に示す画像データ処理器IPPのハードウェア構成の概要を示すブロック図である。 図9に示す画像データ処理器IPP1の構成のやや詳細を示すブロック図である。 図1に示す操作ボード20の一部分の拡大平面図である。 図4に示す画像データ処理装置ACPのシステムコントローラ1の、スタンバイモード/省エネモード間の切換え制御、および、プリンタ100およびスキャナ10の画質調整制御、の一部を示すフローチャートである。 システムコントローラ1の上記制御の他の一部を示すフローチャートである。 システムコントローラ1の上記制御の残部を示すフローチャートである。
符号の説明
10:カラー原稿スキャナ 20:操作ボード
30:自動原稿供給装置 34:フィニッシャ
34hs:積載降下トレイ 34ud:昇降台
34st:ソートトレイ群
41M,41C,41Y,41K:レーザ発光器
100:カラープリンタ PC:パソコン
PB×:交換器 PN:通信回線
102:光書込みユニット 103,104:給紙カセット
105:レジストローラ対 106:転写ベルトユニット
107:定着ユニット 108:排紙トレイ
110M,110C,110Y,110K:感光体ユニット
111M,111C,111Y,111K:感光体ドラム
120M,120C,120Y,120K:現像器
160:転写搬送ベルト
231:原稿台ガラス 232:照明ランプ
233:第1ミラー 234:第2ミラー
235:第3ミラー 236:レンズ
207:CCD 238:ステッピングモータ
239:基準白板 240:ガラス
241:原稿トレイ 242:ピックアップローラ
243:レジストローラ対 244:搬送ドラム
245:押さえローラ 246,247:排紙ローラ
248:排紙トレイ兼用の圧板
249:基点センサ 250:軸
251:スケール
ACP:画像データ処理装置
CDIC:画像データインターフェース制御
IMAC:画像メモリアクセス制御
IPP:画像データ処理器 HDD:ハードディスク装置

Claims (16)

  1. 感光体上に黒画像をトナーで形成する黒作像手段,それぞれがカラー画像形成のための異なる色の色トナー画像を感光体上に形成する複数の色画像作像手段,感光体上に形成されたトナー画像を用紙に転写する転写手段,用紙に転写されたトナー画像を該用紙に定着する手段、および、カラー印刷の指示に応じて前記色画像作像手段により色トナー画像を形成するカラーモードの印刷を行い、カラー印刷の指定がない印刷指示に応じて前記黒作像手段により黒画像をトナーで形成するモノクロモードの印刷を行う作像制御手段、を備えるカラー画像形成装置において、
    該カラー画像形成装置に作像用動作電圧が加わっていない電源オフの間も、該電源オフに切換る前の印刷設定が前記カラー印刷か否かを保存し、該カラー画像形成装置に作像用動作電圧が加わった直後に、前記保存している印刷設定がカラー印刷でないと、トナー画像濃度調整を含む印刷画質調整をする場合、前記黒作像手段の印刷画質調整に限定する、画質調整制御手段、を備えることを特徴とする、カラー画像形成装置。
  2. 前記作像制御手段は、カラー印刷の指示に応じて前記カラーモードの印刷を行い、モノクロ印刷の指示に応じて前記モノクロモードの印刷を行い、前記画質調整制御手段は、カラー画像形成装置に作像用動作電圧が加わっていない電源オフの間も、該電源オフに切換る前の印刷設定が前記カラー印刷かモノクロ印刷かを保存し、該カラー画像形成装置に作像用動作電圧が加わった直後に、前記保存している印刷設定がモノクロ印刷であると、トナー画像濃度調整を含む印刷画質調整をする場合、前記黒作像手段の印刷画質調整に限定する、請求項1に記載のカラー画像形成装置。
  3. 前記作像制御手段は、ファクシミリ受信書画の印刷指示に応じてモノクロモードの印刷を行い、前記画質調整制御手段は、作像用動作電圧がオフに切換る直前の印刷設定がファクシミリ受信書画の印刷のときはこれをモノクロ印刷として作像用動作電圧がオフの間保存する、請求項2に記載のカラー画像形成装置。
  4. 前記画質調整制御手段は、前記カラー画像形成装置に作像用動作電圧が加わった直後に、前記保存している印刷設定がカラー印刷であると、トナー画像濃度調整を含む印刷画質調整をする場合、前記色画像作像手段の印刷画質調整を行う、請求項1乃至3のいずれか1つに記載のカラー画像形成装置。
  5. 前記画質調整制御手段は、モノクロモードの印刷をするとモノクロ調整要情報を保持し前記黒作像手段の印刷画質調整を終えると該モノクロ調整要情報を消去し、カラーモードの印刷をするとカラー調整要情報を保持し前記色作像手段の印刷画質調整を終えると該カラー調整要情報を消去し、該カラー画像形成装置に作像用動作電圧が加わった直後に、前記保存している印刷設定がカラー印刷でない場合に前記モノクロ調整要情報があるときに前記黒作像手段の印刷画質調整を行い、前記保存している印刷設定がカラー印刷である場合に前記カラー調整要情報があるときに前記色作像手段の印刷画質調整を行う、請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記色作像手段の印刷画質調整は、各色作像手段の各色画像を重ねる位置ずれの調整である画像位置調整、を含む、請求項4又は5に記載の画像形成装置。
  7. 前記画像形成装置は原稿スキャナを備え、前記作像制御手段は、該原稿スキャナで原稿の画像を読み取り画像データを生成し外部に送信するスキャナ配信、および、該原稿スキャナで原稿の画像を読み取り画像データを生成し該画像データが表す画像を前記黒作像手段および又は色作像手段で作像するコピー、を行う、請求項1乃至6のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  8. 前記画質調整制御手段は、前記カラー画像形成装置に作像用動作電圧が加わっていない電源オフの間も、該電源オフに切換る前の動作モードがカラースキャナ配信か否かを保存し、該カラー画像形成装置に作像用動作電圧が加わった直後に、前記保存しているスキャナ配信設定がカラースキャナ配信でないと、前記原稿スキャナの白読取レベル調整を含む読取画質調整をする場合、モノクロ読取の読取画質調整に限定する、請求項7に記載の、カラー画像形成装置。
  9. 前記画質調整制御手段は、前記カラー画像形成装置に作像用動作電圧が加わっていない電源オフの間も、該電源オフに切換る前の動作モードがカラースキャナ配信か否かを保存し、該カラー画像形成装置に作像用動作電圧が加わった直後に、前記保存しているスキャナ配信設定がモノクロスキャナ配信であると、前記原稿スキャナの白読取レベル調整を含む読取画質調整をする場合、モノクロ読取の読取画質調整に限定する、請求項8に記載の、カラー画像形成装置。
  10. 前記画質調整制御手段は、前記カラー画像形成装置に作像用動作電圧が加わった直後に、前記保存しているスキャナ配信設定がカラースキャナ配信であると、前記原稿スキャナの白読取レベル調整を含む読取画質調整をする場合、カラー読取の読取画質調整を行う、請求項7乃至9のいずれか1つに記載のカラー画像形成装置。
  11. 前記画質調整制御手段は、前記カラー画像形成装置に作像用動作電圧が加わっていない電源オフの間も、該電源オフに切換る前の動作モードがカラーコピーか否かを保存し、該カラー画像形成装置に作像用動作電圧が加わった直後に、前記保存しているコピー設定がカラーコピーでないと、前記原稿スキャナの白読取レベル調整を含む読取画質調整をする場合、モノクロ読取の読取画質調整に限定する、請求項7乃至10のいずれか1つに記載の、カラー画像形成装置。
  12. 前記画質調整制御手段は、前記カラー画像形成装置に作像用動作電圧が加わっていない電源オフの間も、該電源オフに切換る前の動作モードがカラーコピーか否かを保存し、該カラー画像形成装置に作像用動作電圧が加わった直後に、前記保存しているコピー設定がモノクロコピーであると、前記原稿スキャナの白読取レベル調整を含む読取画質調整をする場合、モノクロ読取の読取画質調整に限定する、請求項11に記載の、カラー画像形成装置。
  13. 前記画質調整制御手段は、前記カラー画像形成装置に作像用動作電圧が加わった直後に、前記保存しているコピー設定がカラーコピーであると、前記原稿スキャナの白読取レベル調整を含む読取画質調整をする場合、カラー読取の読取画質調整を行う、請求項11乃至12のいずれか1つに記載のカラー画像形成装置。
  14. 前記画質調整制御手段は、前記原稿スキャナでモノクロ読取をするとモノクロ読取画質調整要情報を保持し前記モノクロ読取の読取画質調整を終えると該モノクロ読取画質調整要情報を消去し、カラー読取をするとカラー読取画質調整要情報を保持し前記カラー読取の読取画質調整を終えると該カラー読取画質調整要情報を消去し、該カラー画像形成装置に作像用動作電圧が加わった直後に、前記保存している読取設定がカラー読取でない場合に前記モノクロ読取画質調整要情報があるときに前記モノクロ読取の読取画質調整を行い、前記保存している読取設定がカラー読取である場合に前記カラー読取画質調整要情報があるときに前記カラー読取の読取画質調整を行う、請求項7乃至13に記載の画像形成装置。
  15. 前記カラー画像形成装置に作像用動作電圧が加わっていない前記電源オフは、外部電源と該カラー画像形成装置との間の電源スイッチの非導通を含む、請求項1乃至14のいずれか1つに記載のカラー画像形成装置。
  16. 前記カラー画像形成装置に作像用動作電圧が加わっていない前記電源オフは、作像用動作電圧がオフではあるが、省エネモードから作像用動作電圧が加わるスタンバイモードへの復帰指示信号に応答して作動用動作電圧を該カラー画像形成装置に加える復帰回路部への信号検出電圧の印加、を含む、請求項1乃至15のいずれか1つに記載のカラー画像形成装置。
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