JPH1198289A - デジタル複写装置 - Google Patents

デジタル複写装置

Info

Publication number
JPH1198289A
JPH1198289A JP9256924A JP25692497A JPH1198289A JP H1198289 A JPH1198289 A JP H1198289A JP 9256924 A JP9256924 A JP 9256924A JP 25692497 A JP25692497 A JP 25692497A JP H1198289 A JPH1198289 A JP H1198289A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
image data
document
unit
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9256924A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunio Hayakawa
国男 早川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP9256924A priority Critical patent/JPH1198289A/ja
Publication of JPH1198289A publication Critical patent/JPH1198289A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • Storing Facsimile Image Data (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウォームアップ中に複写処理開始指示が入力
された場合におけるコピー生産性を向上させる。 【解決手段】 ウォームアップ(リロード待機)中に複
写処理開始指示が入力された(スタートキーが押下され
た)場合、ADFの原稿台上に原稿がなければコンタク
トガラス上の原稿の画像をスキャナ部によって読み取ら
せ、その画像データをメモリに記憶させ、ウォームアッ
プが終了(リロード)した後、メモリに記憶した画像デ
ータに基づいてプリンタ部により転写紙上に画像を形成
させる画像形成処理を行なう。ADFの原稿台上に原稿
があれば、その原稿をコンタクトガラス上に自動給送さ
せた後、その原稿の画像をスキャナ部によって読み取ら
せ、その画像データをメモリに記憶させ、ウォームアッ
プが終了した後、メモリに記憶した画像データに基づい
て画像形成処理を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、デジタル複写装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、定着装置を備えた複写装置におい
ては、装置本体の電源投入後、定着装置内のヒートロー
ラ(定着ローラ)が熱定着可能な温度に達するまで数分
程度のウォームアップ時間(リロード待機時間)が必要
である。このウォームアップ中は、複写処理を行なうこ
とができず、ユーザはウォームアップが終了するまで待
ってから複写(プリント)枚数や倍率等の任意の複写条
件を入力し、スタートキー(プリントキー)を押下して
複写処理を開始させなければならなかった。
【0003】そこで、ウォームアップ中に任意の複写条
件を入力してスタートキーを押下しておけば、ウォーム
アップ終了後に自動的に複写処理を開始する機能(オー
トスタート機能)を備えた複写装置が提案されている
(例えば特開平5−88490号公報,特開平7−21
9392号公報,特開平8−248830号公報参
照)。
【0004】このような複写装置によれば、装置本体の
電源投入後、直ちに任意の複写条件を入力してスタート
キーを押下しておけば、ユーザはその場を離れていて
も、ウォームアップ終了と同時に入力された複写条件で
複写処理が行なわれるため、ウォームアップ終了時まで
待つ必要がなくなり、時間的ロスがなくなる分だけコピ
ー生産性が向上することになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たようなオートスタート機能を備えたデジタル複写装置
では、ウォームアップ中にスタートキーを押下してオー
トスタート機能を働かせた場合、ウォームアップ終了後
に原稿の画像を読み取り、その画像データをメモリに記
憶させた後、その画像データに基づいて転写紙上に画像
を形成する一連の複写処理を行なうため、スタートキー
を押下してから複写処理が終了するまで比較的多くの時
間がかかってしまう。つまり、画像形成時間に比べて原
稿の画像読み取り時間が長いため、コピー生産性が原稿
の画像読み取り時間に左右されることになる。
【0006】この発明は上記の問題点に鑑みてなされた
ものであり、デジタル複写装置において、ウォームアッ
プ中に複写処理開始指示が入力された場合におけるコピ
ー生産性を向上させることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、原稿の画像
を読み取る画像読取手段と、該手段によって読み取られ
た画像データを記憶する画像記憶手段と、該手段に記憶
された画像データに基づいて転写紙上に画像を形成する
画像形成手段とを有するデジタル複写装置において、上
記の目的を達成するため、次の手段を設けたことを特徴
とする。
【0008】請求項1の発明は、複写処理開始指示を入
力するための入力手段と、装置本体の電源投入後に行な
うウォームアップ中に、入力手段によって複写処理開始
指示が入力された場合でも、画像読取手段によって原稿
の画像を読み取らせ、その画像データを画像記憶手段に
記憶させる画像読取制御手段と、ウォームアップが終了
した後、画像記憶手段に記憶された画像データに基づい
て画像形成手段により転写紙上に画像を形成させる画像
形成処理を開始するオートスタート制御手段とを設けた
ものである。
【0009】請求項2の発明は、請求項1のデジタル複
写装置において、原稿台に載置された少なくとも1枚の
原稿をコンタクトガラス上に自動給送し、該原稿に対す
る画像読取処理が終了した後、該原稿を排出するように
した自動原稿給送装置を備え、ウォームアップ中に入力
手段によって複写処理開始指示が入力された場合でも、
上記原稿台に載置された少なくとも1枚の原稿をコンタ
クトガラス上に自動給送させる原稿給送制御手段を設け
たものである。
【0010】請求項3の発明は、請求項1又は2のデジ
タル複写装置において、画像記憶手段による画像データ
の記憶が不可能な状態になったことを検知する記憶不可
状態検知手段と、ウォームアップ中に画像読取手段によ
って原稿の画像読取処理が開始された後、記憶不可状態
検知手段によって画像記憶手段による画像データの記憶
が不可能な状態になったことが検知された場合には、該
画像読取処理を中断する画像読取処理中断手段とを設け
たものである。
【0011】請求項1の発明によるデジタル複写装置で
は、ウォームアップ中に複写処理開始指示が入力された
場合でも、画像読取手段によって原稿の画像を読み取ら
せ、その画像データを画像記憶手段に記憶させ、ウォー
ムアップが終了した後、画像記憶手段に記憶された画像
データに基づいて画像形成手段により転写紙上に画像を
形成させる画像形成処理を開始する(画像形成手段を画
像読取手段と非同期に動作させる)ので、ウォームアッ
プ中に複写処理開始指示が入力された場合におけるコピ
ー生産性を向上させることができる。
【0012】請求項2の発明によるデジタル複写装置で
は、ウォームアップ中に入力手段によって複写処理開始
指示が入力された場合でも、自動原稿給送装置の原稿台
に載置された少なくとも1枚の原稿をコンタクトガラス
上に自動給送させた後、その原稿の画像を画像読取手段
によって読み取らせ、その画像データを画像記憶手段に
記憶させ、ウォームアップが終了した後、画像記憶手段
に記憶された画像データに基づいて画像形成手段により
転写紙上に画像を形成させる画像形成処理を開始するの
で、自動原稿給送装置を備えたデジタル複写装置におい
ても、ウォームアップ中に複写処理開始指示が入力され
た場合におけるコピー生産性を向上させることができ
る。
【0013】請求項3の発明によるデジタル複写装置で
は、上述したようにウォームアップ中に画像読取手段に
よって原稿の画像読取処理が開始された後、画像記憶手
段による画像データの記憶が不可能な状態になったこ
と、つまり画像記憶手段がフル(新たに読み取る原稿の
画像データを既に記憶されている画像データに上書きし
なければ記憶できない状態)になったことを検知した場
合には、画像読取処理を中断することもできるので、ウ
ォームアップが終了した後は、画像記憶手段に記憶済み
の原稿の画像データのみに基づいて転写紙上に画像を形
成させることにより、ミスコピーを削減することができ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態を図
面に基づいて具体的に説明する。図2はこの発明を実施
したデジタル複写装置の機構部を示す全体構成図、図3
はその光書込部を示す図、図4はその光書込部内の光学
系を示す図である。
【0015】このデジタル複写装置は、図2に示すよう
に複写装置本体A,自動原稿給送装置B,ソータC,両
面用反転ユニットDの4つのユニットから構成されてい
る。 〈複写装置本体〉複写装置本体Aは、画像読取手段であ
るスキャナ部と、光書込部,感光体部,現像部並びに搬
送部とからなる画像形成手段であるプリンタ部とを備え
ている。ここで、以上各部の構成及び動作などについて
具体的に説明する。
【0016】スキャナ部 スキャナ部15は、反射鏡1,光源3,第1ミラー2を
装備して一定の速度で移動する第1スキャナと、第2ミ
ラー4並びに第3ミラー5を装備して第1スキャナの1
/2の速度でその第1スキャナに追従して移動する第2
スキャナとを有している。
【0017】この第1スキャナ及び第2スキャナにより
コンタクトガラス9上の図示しない原稿を光学的に走査
し、その反射像を色フィルタ6を介してレンズ7に導
き、一次元固体撮像素子8上で結像される。光源3には
蛍光灯やハロゲンランプ等の露光ランプなどが使用され
ており、波長が安定していて寿命が長いなどの理由から
一般に蛍光灯が使用されている。この実施例では1本の
光源3に反射鏡1が取付けられているが、2本以上の光
源を使用してもよい。
【0018】一次元固体撮像素子8は一定のサンプリン
グクロックで駆動されるため、光源3はそれより高い周
波数で点灯駆動しないと形成画像に悪影響を与える。一
次元固体撮像素子8としては、一般にCCDが用いられ
る。一次元固体撮像素子(以下「CCD」とする)8で
読み取った画像信号はアナログ値であるので、画像処理
基板10の画像処理回路によってアナログ/デジタル
(A/D)変換された後、種々の画像処理(2値化,多
値化,階調処理,変倍処理,編集など)が施され、画素
データ(スポット)の集合としてのデジタル信号に変え
られる。
【0019】この実施形態では、カラーの画像情報を得
るために、原稿からCCD8に至る原稿の反射光の光路
途中に、必要色の情報だけを透過させる色フィルタ6が
出し入れ可能に配置されている。原稿の走査に合わせて
色フィルタ6の出し入れを行ない、その都度多重転写,
両面コピーなどの機能を働かせることにより、多種多様
のコピーが作成できるようになっている。
【0020】光書込部 画像処理後の画像情報は、光書込部16によってレーザ
光のラスタ走査にて光の点の集合の形で感光体ドラム4
0上に書き込まれる。レーザ光源としては、従来は一般
にHe−Neレーザが使用されていた。このHe−Ne
レーザの波長は633nmで、従来の複写装置の感光体
の感度とよく合うために用いられてきたが、レーザ光源
自体が非常に高価であることと、直接に変調ができない
ため装置が複雑になるなどの問題点を有している。
【0021】近年、感光体の長波長域での高感度化によ
り、安価で直接に変調ができる半導体レーザが使用され
るようになった。この実施形態においてもこの半導体レ
ーザを使用している。この光書込部16において、図3
及び図4に示すように、筐体31に取り付けられた半導
体レーザ20から発せられたレーザ光が、コリメートレ
ンズ21で平行な光束に変えられ、アパーチャ32によ
り一定の形状の光束に整形される。
【0022】整形されたレーザ光は、シリンダレンズ2
2により副走査方向に圧縮された形でポリゴンミラー2
4に入射する。このポリゴンミラー24は正確な多角形
をしており、ポリゴンモータ25(図2参照)により一
定方向に一定の速度で回転している。この回転速度は、
感光体ドラム40の回転速度と書き込み密度とポリゴン
ミラー24の面数によって決定される。
【0023】ポリゴンミラー24に入射されたレーザ光
の反射光はそのポリゴンミラー24の回転によって偏向
され、fθレンズ26a,26b,26cに順次入射す
る。その各fθレンズ26a,26b,26cは、角速
度が一定で走査される反射光を感光体ドラム40で等速
走査されるように変換すると共に、感光体ドラム40上
で最小光点となるようにミラー27を介して結像させ、
さらに面倒れ補正も施している。
【0024】fθレンズ26a,26b,26cを通過
したレーザ光は、画像領域外でミラー27と同期検知板
29により同期検知部30に導かれ、図示しない光ファ
イバを介して光センサに入射される。その光センサは、
レーザ光の主走査方向の頭出しの基準となる同期検知を
行ない、同期信号PMSYNCを出力する。同期信号P
MSYNCが出力されてから一定時間後に画像データが
1ライン分出力され、以下この動作を繰り返すことによ
り1ページ分の潜像が形成されることになる。
【0025】感光体部 図2に示す感光体ドラム40の周面には感光層が形成さ
れている。半導体レーザ(波長780nm)に対して感
度のある感光層としてOPC(有機感光体),α−S
i,Se−Teなどが知られているが、この実施例では
OPCを使用している。一般にレーザ書き込みの場合、
画像部に光を当てるネガ/ポジ(N/P)プロセスと、
地肌部に光を当てるポジ/ポジ(P/P)プロセスの2
通りがあるが、この実施形態では前者のネガ/ポジプロ
セスを採用している。
【0026】帯電チャージャ41は感光体側にグリッド
を有するスコロトロン方式のもので、感光体ドラム40
の表面を均一に(−)帯電し、画像部にレーザ光を照射
してその部分の電位を落とす。それにより、感光体ドラ
ム40表面の地肌部が−750〜−800V,画像部が
−500V程度の電位となって、感光体ドラム40の表
面に形成画像に対応する静電潜像が形成される。これを
現像装置42a及び42bでそれぞれの現像ローラに−
500〜−600Vのバイアス電圧を与え、(−)に帯
電したトナーを付着して顕像化する。
【0027】現像部 複写装置本体Aの現像部は、主現像装置42aと副現像
装置42bの2つの現像装置を備えている。そして、黒
一色の場合は、副現像装置42bとそのトナー補給装置
43bを取り外すようになっている。
【0028】現像装置を2つ有するこの実施形態では、
主現像装置42aとペアになるトナー補給装置43aに
黒トナーを入れ、副現像装置42bとペアになるトナー
補給装置43bにカラートナーを入れることにより、1
色の現像中には他色の現像装置の主極位置を変えるなど
して選択的に現像を行なう。この現像を用い、スキャナ
の色フィルタ6の切り換えによる色情報の読み取り、さ
らに紙搬送系の多重転写、両面複写機能等を組み合わせ
ることによって多機能なカラーコピー、カラー編集が可
能となる。
【0029】3色以上の現像は、感光体ドラム40の周
囲に3つ以上の現像装置を並べる方法、3つ以上の現像
装置を回転して切り換えるレボルバー方式などによって
達成できる。現像装置42a及び42bでそれぞれ顕像
化された画像(トナー像)は、感光体ドラム40の回転
に同期して送られた転写紙(用紙)上にその裏面から転
写チャージャ44により(+)のチャージがかけられて
転写される。
【0030】トナー像が転写された転写紙は、転写チャ
ージャ44と一体に保持されている分離チャージャ45
により交流除電されて、分離爪46によって感光体ドラ
ム40から分離される。転写紙に転写されずに感光体ド
ラム40上に残ったトナーは、クリーニングブレード4
7により感光体ドラム40からかき落とされ、付属のタ
ンク48に回収される。さらに、感光体ドラム40上に
残っている電位のパターンは、除電ランプ49からの照
射光により消去される。
【0031】搬送部 複写装置本体Aにはそれぞれ異なるサイズの転写紙を収
納し得る給紙カセット60a,60b,60cが着脱自
在に装着されている。その各給紙カセット60a,60
b,60cのいずれかが選択され、図示しないスタート
キーが押されると、選択された給紙カセットの近傍に配
置されている給紙コロ61(61a,61b,61c)
が回転を始めて上記給紙カセット内の最上位の転写紙が
給紙され、その先端がレジストローラ62に突き当たる
位置で停止する。
【0032】レジストローラ62はこの時回転していな
いが、感光体ドラム40に形成された画像の位置とタイ
ミングをとって回転を開始し、感光体ドラム40の周面
に対して転写紙を送る。その転写紙は、画像転写部でト
ナー像が転写された後、分離搬送部63にて吸引搬送さ
れて、定着装置内のヒートローラ64と加圧ローラ65
の対からなる定着ローラにより、転写されたトナー像が
転写紙上に熱定着される。
【0033】定着後の転写紙は、通常のコピー(複写処
理)時には切換爪67により排紙コロ66を介してソー
タC側の排紙口へ導かれ、また多重コピー時には切換爪
68,69により進路方向を変えられ、ソータC側に排
出されることなく下側の再給紙ループ72を通過して再
度画像転写部へ給紙される。両面コピーの場合には、複
写装置本体Aのみで行なう場合と両面用反転ユニットD
を使用する場合の2通りがあるが、ここでは前者の場合
について説明する。
【0034】切換爪67により下方に導かれた転写紙は
さらに切換爪68により下方に導かれ、次の切換爪69
により再給紙ループ72よりさらに下の両面トレイ70
へ導かれる。その後、その転写紙はローラ71の逆回転
によって搬送方向が反転し、切換爪69の切り換えによ
って再給紙ループ72へ導かれて、再び画像転写部へ給
送される。
【0035】〈自動原稿給送装置〉自動原稿給送装置B
は、原稿を1枚ずつコンタクトガラス9上へ自動給送
し、コンタクトガラス9上の原稿に対する画像読取処理
が終了した後、その原稿を排出する動作を行なうもので
ある。原稿台100に載置された原稿は、サイドガイド
101によって原稿の幅方向が揃えられる。その原稿
は、給送コロ104により1枚ずつ分離して給送され、
搬送ベルト102の回動でコンタクトガラス9上の所定
位置まで運ばれて、位置決めされる。
【0036】そして、その原稿に対する画像読取処理が
終了すると、原稿は再度搬送ベルト102の回動により
搬送されて排紙トレイ103上へ排紙される。なお、サ
イドガイド101の位置と原稿の送り時間をカウントす
ることにより、原稿サイズの検知を行なうことができ
る。
【0037】〈ソータ〉ソータCは、複写装置本体Aか
ら排紙されたコピー紙(画像形成された転写紙)を、例え
ばページ順,ページ毎,あるいは予め設定されたビン1
11(111a〜111x)に選択的に排紙する装置で
あり、モータ110によって回転駆動する複数のローラ
により送られてくるコピー紙を、各ビン111の入口付
近に配置している爪の切り換えにより、選択されたビン
111へ排紙する。
【0038】〈両面反転ユニット〉複写装置本体Aは1
枚毎の両面コピーしかできないが、この両面用反転ユニ
ットDを付設することにより、まとめて両面コピーをす
ることが可能である。複数枚まとめて両面コピーをとる
時、切換爪67によって下方に導かれた転写紙は次の切
換爪68によって両面用反転ユニットDへ送られる。
【0039】この両面用反転ユニットDに入った転写紙
は、排紙ローラ120によって搬送されてトレイ123
上に集積される。その際、送りローラ121及び側面揃
えガイド122により転写紙の縦,横が揃えられる。ト
レイ123上に集積された転写紙は、裏面コピー時に再
給紙コロ124により再給紙され、この時切換爪69に
よって直接再給紙ループ72へ導かれる。なお、図2及
び図4において、28は防塵ガラス,73はメインモー
タ,74はファンモータである。
【0040】〈制 御 部〉次に、このデジタル複写装
置の制御系について、図5〜図18を参照して具体的に
説明する。図5は、このデジタル複写装置全体の制御部
の概略構成を示すブロック図である。
【0041】複写装置本体Aの制御ユニットは2つのC
PUを備えており、CPU210はシーケンス関係の制
御を、CPU200はオペレーション関係の制御をそれ
ぞれ行なっている。この各CPU210及び200は、
互いにシリアルインタフェース(RS−232C)によ
って接続されている。まず、CPU210に係るシーケ
ンス制御について説明する。
【0042】シーケンス制御用のCPU210には、転
写紙の搬送タイミング,作像に関する条件設定,及び作
像動作の制御を行なっており、紙サイズセンサ,排紙検
知やレジスト検知等の転写紙の搬送に関するその他のセ
ンサ,ディップスイッチ等のセンサ・スイッチ類21
1、両面ユニット,高圧電源ユニット,リレー,ソレノ
イド,モータ等のドライバ群212、ソータC、光書込
部(レーザビームスキャナユニット)16、画像制御回
路214等が、それぞれI/Oやタイマカウンタ等を介
して接続されている。
【0043】シーケンス制御用のCPU210は、アナ
ログ入力として定着ローラの近傍に設置されているサー
ミスタからの信号,フォトセンサからの信号(例えば半
導体レーザ20の発光パワーに対応するモニタ電圧),
半導体レーザ20の基準電圧,各種高圧電源からのフィ
ードバック信号(出力高電圧に対応するフィードバック
値)等が入力される。
【0044】ここで、半導体レーザ20の発光パワーを
一定にするため、A/D変換器とCPU210のアナロ
グ入力が使用される。これは予め設定された基準電圧
(この実施形態で半導体レーザ20の消費電力が3mW
となる電圧)で半導体レーザ20を発光(点灯)させた
時のモニタ電圧が一定になるように制御されている。画
像制御回路214は、マスキング,トリミング,イレー
スなどのタイミング信号を発生したり、光書込部16の
半導体レーザ20のON信号をカウントし、その半導体
レーザ20にビデオ信号を与えている。
【0045】次に、CPU200に係るオペレーション
関係の制御について説明する。メインのCPU200
は、複数のシリアルポートとカレンダIC206を制御
する。複数のシリアルポートにはシーケンス制御用のC
PU210の他に、スキャナ部15,操作部ユニット2
01,エディタ203,アプリケーション(APL)2
05などが接続されている。
【0046】スキャナ部15は、図2に示したCCD8
等による原稿の画像読み取り,図示しないスキャナサー
ボモータの駆動制御,及び画像処理基板10の画像処理
回路204による画像処理に関する情報をメインのCP
U200へシリアル送信する。また、自動原稿給送装置
(ADF)Bによる原稿給送時には、メインのCPU2
00に原稿給送開始のタイミングを決定するための情報
を送信する。
【0047】操作部ユニット201には、ユーザ(操作
者)による入力用キー及び複写装置本体Aの状態を表示
する表示器等を備えており、キー入力の情報はメインの
CPU200へシリアル通信により伝達される。メイン
のCPU200は、その情報により操作部ユニット20
1の表示器の点灯,消灯,点滅を判断し、対応する情報
を操作部ユニット201へシリアル送信する。操作部ユ
ニット201の図示しないCPUは、その情報により表
示器の点灯,消灯,点滅の制御を行なう。さらに、得ら
れた情報から装置の動作条件を決定して、複写処理の開
始時にシーケンス制御用のCPU210にその情報を伝
える。
【0048】エディタ203は、編集機能を入力するユ
ニットであり、ユーザによって入力された画像編集デー
タ(マスキング,トリミング,イメージシフト等)をメ
インのCPU210へシリアル送信する。アプリケーシ
ョン205は、外部機器(ファクシミリ装置,ファイル
装置等)とメインのCPU200とのインタフェースを
実行するものであり、予め設定されている情報内容をや
りとりする。
【0049】カレンダIC206は日付と時間を記憶し
ており、メインのCPU200により随時呼び出せるた
め、操作部ユニット201の表示器への現在時刻の表示
や複写装置本体Aの電源のオン時間,オフ時間を設定す
ることにより、複写装置本体Aの電源のオン・オフをタ
イマ制御することが可能である。
【0050】ゲートアレイ207は、メインのCPU2
00からのセレクト信号(SEL)により、以下の
(1)〜(3)に示す3通りのデータ送信において、画
像データ(DATA0〜DATA7)と同期信号を出力
する。 (1)スキャナ部15→画像制御回路214 スキャナ部15からの8bitデータで転送されてくる
画像データを光書込部16からの同期信号PMSYNC
に同期させ、画像制御回路214に出力する。
【0051】(2)スキャナ部15→アプリケーション
205 スキャナ部15からの8bitデータで転送されてくる
画像データをアプリケーション205にパラレル出力す
る。アプリケーション205は、入力した画像データを
外部に接続されているファクシミリ装置やファイル装置
等の出力装置に出力する。
【0052】(3)アプリケーション205→画像制御
回路214 アプリケーション205は、外部に接続されている入力
装置(ファクシミリ装置等)からの8bitデータ(4
bit,1bitも可)で転送されてくる画像データを
光書込部16からの同期信号PMSYNCに同期させ、
画像制御回路214に出力する。外部からの画像データ
が1bit又は4bitの場合には、それを8bitデ
ータに変換する処理も行なう。
【0053】図6は、図5に示したスキャナ部15の制
御部及び画像処理回路204の構成例を示すブロック図
である。CCD8から出力される原稿Pの画像に応じた
アナログ画像信号はイメージプリプロセッサ(以下「I
PP」という)410に入力され、そこで予備的な画像
処理が施された後、主画像処理回路(以下「MIP」と
いう)420で主要な画像処理が施される。
【0054】スキャナ制御回路460は、図5に示した
メインのCPU200からの指令に従ってランプ制御回
路458,タイミング制御回路459,スキャナサーボ
モータ465,及びMIP420の電気変倍回路をそれ
ぞれ制御する。スキャナサーボモータ465の駆動軸に
はロータリエンコーダ466が連結されており、位置セ
ンサ462は副走査駆動機構の基準位置を検知する。
【0055】ランプ制御回路458は、スキャナ制御回
路460からの指令に従って図2の光源(露光ランプ)
3のオン/オフ制御及び光量制御を司る。タイミング制
御回路459は、スキャナ制御回路460からの指示に
従って各信号を出力する。つまり、原稿の画像読み取り
を開始すると、CCD8に対しては1ライン分の画像信
号をシフトレジスタに転送させる転送信号と、シフトレ
ジスタが保持した画像信号を1bitずつ出力させるシ
フトクロックパルスとを与える。
【0056】また、像再生系制御ユニットに対しては、
画素同期クロックパルスCLK,ライン同期信号LSY
NC,及び主走査有効期間信号LGATEを出力する。
なお、この実施形態では、CCD8は1ライン当たり4
800bitの有効データを出力する。
【0057】スキャナ制御回路460は、メインのCP
U200から読み取り開始指令を受けると、ランプ制御
回路458を介して露光ランプ3を点灯させ、スキャナ
サーボモータ465を駆動開始し、タイミング制御回路
459を制御して、CCD8による原稿の画像読み取り
を開始する。また、副走査有効期間信号FGATEをハ
イレベル“H”にセットする。
【0058】図7は、IPP410の構成例を示すブロ
ック図である。CCD8から出力されるアナログ画像信
号は、IPP410内部の信号処理回路411で増幅及
び光量補正され、A/D変換器412によってデジタル
多値信号に変換される。このデジタル多値信号は、シェ
ーディング補正回路413によって補正処理が施された
後、8bitの画像データとしてMIP420に出力さ
れる。
【0059】図8は、MIP420の構成例を示すブロ
ック図である。IPP410から出力される画像データ
は、例えばマルチプレクサ(以下「MUX」という)4
21を介してイメージプロセスユニット(以下「IP
U」という)422に入力され、そこで後述するMTF
補正(空間周波数高域強調)処理,変倍(速度変換)処
理,γ補正処理,データ深さ変換(8bit/4bit
/1bit変換)処理が施される。
【0060】IPU422から出力される画像データ
は、そのままMUX425を介してプリンタ部の画像制
御回路214に出力されるか、あるいはMUX423を
介して画像記憶手段である画像メモリ(以下「MEM」
という)424に一旦記憶された後、MUX425を介
してプリンタ部の画像制御回路214に出力される。な
お、EXTINは外部から入力される画像データを、E
XTOUTは外部へ出力する画像データを示す。
【0061】図9の(a)(b)は、MIP420における
画像データの流れを模式的に示す図である。この実施形
態では、図9の(a)に示すように、IPU422から
の画像データをMEM424に一旦記憶し、必要な時に
MEM424から読み出して画像制御回路214に出力
する。なお、IPU422からの画像データを画像制御
回路214に出力しながら、同時にMEM424に記憶
し、2枚目以降のコピー出力(複写処理)時にはMEM
424からの画像データを用いてもよい。
【0062】あるいは、図9の(b)に示すように、I
PU422を通した画像データ(画像処理済みの画像デ
ータ)又はIPU422を通さない画像データ(未処理
の画像データ)のいずれもMEM424に取り込むこと
ができる。つまり、3つのMUX421,423,42
5の切り替えで画像データの流れを変えることができ
る。
【0063】例えば、スキャナ部15による1回の走査
で、IPU422のパラメータを変えた複数枚のコピー
を出力させる場合は、以下に示す手順でそれを達成でき
る。すなわち、スキャナ部15による走査時には、MU
X421にA側の入力を、MUX423にB側の入力
を、MUX425にA側の入力をそれぞれ選択させて1
枚目のコピーを出力させる。この間、未処理の画像デー
タがMUX423を経てMEM424に格納される。
【0064】2枚目以降のコピー出力時には、MUX4
21にB側の入力を選択させ、MEM424から読み出
した画像データをIPU422及びMUX425を通し
て画像制御回路214に出力する。このとき、1枚のコ
ピーを出力させる毎にIPU422のパラメータを変更
する。なお、画像データが1bitデータのような低い
階調度を保持する場合は、MUX423にA側の入力を
選択させてIPU422の出力データをMEM424に
取り込む。この場合、プリンタ部は2値データ(1bi
t)モードに切り替えてコピーの出力(画像形成処理)
を行なう。
【0065】図10は、IPU422の構成例を示すブ
ロック図である。IPU422に入力された画像データ
(8bitのデジタル画像信号)は、まずMTF補正回
路426で処理される。MTF補正回路426は、入力
される画像データに対して、MTF補正処理、つまり空
間周波数高域強調処理を行なう。
【0066】電気変倍回路427は、スキャナ制御回路
460によって設定された主走査側の倍率データに従
い、入力される画像データに対して電気変倍処理を施
す。γ補正回路428は、入力される画像データの特性
を機械の特性に合わせて最適になるように補正する。デ
ータ深さ切替回路429は、入力される画像データを所
定の量子化レベルに変換する。
【0067】図11は、データ深さ切替回路429の構
成例を示すブロック図である。図12は、データ深さ切
替回路429で切り替えられる画像データの3つのデー
タタイプを示す図である。
【0068】4ビット化回路430は、入力される8ビ
ットの画像データを4bitの画像データに変換する。
2値化回路431は、入力される8bitの画像データ
(多値画像データ)を予め設定された固定閾値によって
2値データに変換し、1bitデータとして出力する。
【0069】ディザ回路432は、1bitデータで面
積階調を作り出し、面積階調データを出力する スイッチ(SW)433は、図12に示す3つのデータ
タイプのうち、1つを選択してDATA0〜DATA7
として出力する。スイッチ434は、2値データ又は面
積階調データのいずれかを選択して出力する。
【0070】図13は、MEM424の構成例を示すブ
ロック図である。MEM424は、メモリユニット(以
下「MMU」という)437の前後に圧縮器(以下「C
OMP」という)435と伸長器(以下「EXP」とい
う)438を備えており、実際の画像データ以外に圧縮
された画像データ(圧縮データ)をもMMU437に記
憶し、さらにMMU437から読み出した画像データを
元の形に伸長(復元)することが可能なようになってい
る。
【0071】MMU437に圧縮データを記憶させる場
合には、COMP435の書き込み速度をスキャナ部1
5の読み取り速度に、EXP438の読み出し速度をプ
リンタ部の画像形成速度にそれぞれ合わせる必要があ
る。また、MUX436及びMUX439のB側の入力
をそれぞれ選択させる。MMU437に実際の画像デー
タ(非圧縮データ)を記憶させる場合には、MUX43
6及びMUX439のA側の入力をそれぞれ選択させ
る。
【0072】図14は、画像データの3つのデータタイ
プを示す図である。通常、スキャナ部15から出力され
る画像データ又はプリンタ部に入力される画像データの
速度は、8bitデータ,4bitデータ,1bitデ
ータに関わらず一定である。つまり、1画素(Pn)の
周期は複写装置本体Aにおいて固定されている。この実
施形態では、8本のデータラインのMSB側から1bi
tデータ,4bitデータ,8bitデータのようにM
SB詰めで定義されている。
【0073】図15は、MMU437の構成例を示すブ
ロック図である。MMU437は、図14の(a)〜
(c)に示した3つのタイプの画像データと、画像デー
タの圧縮データであるコードデータを扱うため、データ
幅変換器442,443をメモリブロック(以下「MM
B」という)441の入出力側に備えている。
【0074】ダイレクトメモリコントローラ(DMC)
444,445は、パックされたデータ数とメモリデー
タ幅に応じてMMB441の所定のアドレスにデータの
書き込みを行なう。また、必要に応じてMMB441の
所定のアドレスからデータの読み出しを行なう。
【0075】入力側のデータ幅変換器442及び出力側
のデータ幅変換器443は、それぞれ異なるタイプの画
像データをMMB441のデータ幅(16bit)に変
換する回路である。画像データを変換することにより、
画像データのデータ深さに応じてMMB441を使用で
きるようになり、MMB441の有効利用が可能とな
る。
【0076】図16は、MEM424の他の構成例を示
すブロック図である。このMEM424は、図13に示
したCOMP435とEXP438の代わりにピクセル
プロセスユニット(以下「PPU」という)446をM
MU437の外に配置したものである。
【0077】PPU446は、画像データ間の論理演算
(例えばAND,OR,EXOR,NOT)を実行する
ものであり、MMU437の入出力データを演算して画
像制御回路214に出力することと、MMU437の出
力データと入力データ(例えばスキャンデータ)を演算
して再びMMU437に格納することができる。
【0078】画像制御回路214への出力とMMU43
7の入出力の切り替えは、MUX447,448で行な
う。この機能は、一般的には画像合成に使われ、例えば
MMU437に合成用の画像データを格納しておいて、
スキャナ部15の出力データと合成する際などに使用さ
れる。
【0079】図17は、MEM424のさらに他の構成
例を示すブロック図である。スキャナ部15の走査と同
時に、MMU437には圧縮された画像データと未処理
の画像データが共に入力される。その各画像データはそ
れぞれ別のメモリエリアに格納されるが、圧縮データは
そのままEXP438へ出力され、そこで伸長される。
【0080】1ページ分の画像データが全てMMU43
7に格納されるまでの間に、COMP435とEXP4
38の処理が間に合って正常に格納されて終了した場合
は、MMU437に格納された圧縮データだけが保存さ
れ、未処理の画像データの記憶領域は消去される。もし
も、COMP435又はEXP438からエラー信号が
出力され、それをエラー検出回路440が検出した場合
には、直ちに圧縮データの記憶領域が消去され、未処理
の画像データが保存される。
【0081】メモリ管理ユニット(MCU)455は、
MMU437が2つの入力画像データと1つの出力画像
データを同時に入出力できるように、そのMMU437
を制御する回路ユニットである。画像データの圧縮と伸
長の処理の可/不可をその入出力と同時に判定すること
により、高速で確実な画像データの記憶と、MMU43
7の記憶領域の有効利用が可能となる。つまり、画像デ
ータの圧縮と伸長の処理速度が間に合わなかった時に
も、その画像データを確実に補償することができる。
【0082】この例は、例えば複数ページ分の画像デー
タを格納し、電子検索して即座にプリンタ部で画像形成
処理を行なう場合のように、格納ページ数と画像形成速
度を両立させなければならないような用途に最適であ
る。なお、MCU455によってMMU437の記憶領
域を管理させる代わりに、未処理の画像データ用と圧縮
画像データ用の2つのメモリユニットを持たせてもよ
い。
【0083】図18は、外部記憶装置を使用して画像デ
ータを保存する記憶装置の構成例を示すブロック図であ
る。画像データをフロッピディスク(FD)に保存する
場合は、図8に示したMIP420のEXTOUTから
インタフェース(I/F)449を通して、ファイルコ
ントローラ(FLC)454が制御するフロッピディス
クコントローラ(FDC)450に出力し、フロッピデ
ィスクドライブ(FDD)451上のフロッピディスク
に記憶させる。
【0084】ハードディスクコントローラ(HDC)4
52とハードディスクドライブ(HDD)453はFL
C454の制御下にあり、ハードディスクの記憶媒体に
対しても書き込みと読み出しができるようになってい
る。例えば、HDD453は通常、よく使うフォーマッ
トデータや合成画像データを記憶させておき、必要に応
じて読み出して使用するといった使い方ができる。
【0085】ここで、上述した各部が、請求項1〜3の
入力手段,画像読取制御手段,オートスタート制御手
段,原稿給送制御手段,記憶不可状態検知手段,画像読
取処理中断手段としての機能を果たす。図1は、図5に
示したデジタル複写装置の制御部によるウォームアップ
中(リロード待機中)の制御の一例を示すフローチャー
トである。
【0086】まず、ステップ(以下「S」と略記する)
1で操作部ユニット201上のユーザによるキー操作に
よりモード(複写条件)設定を行ない、S2で操作部ユ
ニット201上のスタートキーが押下(ON)されたか
否かを判断し、押下された(複写処理開始時が入力され
た)場合にはS3でリロード待機中(ウォームアップ
中)か否かを判断して、リロード待機中でなければS1
1でコピー動作(複写処理)を行なってS1に戻り、ス
タートキーの押下を待つ。
【0087】また、リロード待機中の場合は、S4で自
動原稿給送装置(ADF)Bの原稿台100に原稿が載
置されているか(あるか)否かを判断し、載置されてい
ればS5で原稿台100上の原稿を1枚だけコンタクト
ガラス9上に自動給送し、S6でスキャナ部15を駆動
してコンタクトガラス9上の原稿の画像を読み取り、そ
の画像データをMMU(メモリ)437に格納(記憶)
する。
【0088】次いで、S7でMMU437がフル(今読
み取った原稿の画像データと次に読み取る原稿の画像デ
ータとの容量がMMU437の容量を越える)か否かを
判断し、フルであれば(画像データの記憶が不可能な状
態になったことが検知された場合には)画像読取処理を
中断してS13に進むが、フルでなければS8でリロー
ド(ウォームアップが終了)したか否かを判断して、リ
ロードしたらS14でMMU437に格納した画像デー
タをプリンタ部に出力して転写紙上に画像を形成させる
画像形成処理を行なわせ、S9に進む。
【0089】また、リロードしていない場合にはそのま
まS9に進み、そこで自動原稿給送装置Bの原稿台10
0に原稿が載置されているか否かを判断し、載置されて
いればS5に戻って上述と同様の処理を繰り返し、載置
されていなければS10でS1のモード設定で設定され
た複写部数分の複写処理が終了したか否かを判断して、
まだであればS15でMMU437に格納した画像デー
タをプリンタ部に出力して転写紙上に画像を形成させる
画像形成処理を行なわせ、複写部数分の複写処理が終了
した時にS1に戻る。
【0090】一方、S4で原稿台100に原稿が載置さ
れていないと判断された場合には、S12でスキャナ部
15を駆動してコンタクトガラス9上に予めセットされ
た原稿の画像を読み取り、その画像データをMMU43
7に格納(記憶)した後、S13でリロード(ウォーム
アップが終了)したか否かを判断し、リロードした時に
S14でMMU437に格納した画像データをプリンタ
部に出力して画像形成処理を行なわせ、S9以降の判断
及び処理を行なう。
【0091】このように、このデジタル複写装置では、
ウォームアップ中に複写処理開始指示が入力された場合
でも、スキャナ部15によって原稿の画像を読み取ら
せ、その画像データをMMU437に記憶させ、ウォー
ムアップが終了した後、MMU437に記憶した画像デ
ータに基づいてプリンタ部により転写紙上に画像を形成
させる画像形成処理を開始する(画像形成手段を画像読
取手段と非同期に動作させる)ので、ウォームアップ中
に複写処理開始指示が入力された場合におけるコピー生
産性を向上させることができる。
【0092】また、自動原稿給送装置Bの原稿台100
上に原稿が載置されている場合は、ウォームアップ中に
複写処理開始指示が入力された場合でも、原稿台10上
の1枚の原稿をコンタクトガラス9上に自動給送させた
後、その原稿の画像をスキャナ部15によって読み取ら
せ、その画像データをMMU437に記憶させ、ウォー
ムアップが終了した後、MMU437に記憶した画像デ
ータに基づいてプリンタ部により転写紙上に画像を形成
させる画像形成処理を開始するので、自動原稿給送装置
Bを使用する場合でも、ウォームアップ中に複写処理開
始指示が入力された場合におけるコピー生産性を向上さ
せることができる。
【0093】さらに、ウォームアップ中にスキャナ部1
5によって原稿の画像読取処理が開始された後、MMU
437による画像データの記憶が不可能な状態になった
こと、つまりMMU437がフル(新たに読み取る原稿
の画像データを既に記憶されている画像データに上書き
しなければ記憶できない状態)になったことを検知した
場合には、画像読取処理を中断し、ウォームアップが終
了した後は、MMU437に記憶済みの原稿の画像デー
タのみに基づいて転写紙上に画像を形成するため、ミス
コピーを削減することができる。
【0094】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明のデ
ジタル複写装置によれば、ウォームアップ中に複写処理
開始指示が入力された場合におけるコピー生産性を向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図5に示したデジタル複写装置の制御部による
ウォームアップ中(リロード待機中)の制御の一例を示
すフロー図である。
【図2】この発明を実施したデジタル複写装置の機構部
を示す全体構成図である。
【図3】図2の光書込部を示す図である。
【図4】図3の光学系を示す図である。
【図5】図2に示したデジタル複写装置全体の制御部の
概略構成を示すブロック図である。
【図6】図5のスキャナ部15の制御部及び画像処理回
路204の構成例を示すブロック図である。
【図7】図6のIPP410の構成例を示すブロック図
である。
【図8】同じくMIP420の構成例を示すブロック図
である。
【図9】図8に示したMIP420における画像データ
の流れを模式的に示す図である。
【図10】図8のIPU422の構成例を示すブロック
図である。
【図11】図10のデータ深さ切替回路429の構成例
を示すブロック図である。
【図12】図11に示したデータ深さ切替回路429で
切り替えられる画像データの3つのデータタイプを示す
図である。
【図13】図8のMEM424の構成例を示すブロック
図である。
【図14】画像データの3つのデータタイプを示す図で
ある。
【図15】図13のMMU437の構成例を示すブロッ
ク図である。
【図16】図8のMEM424の他の構成例を示すブロ
ック図である。
【図17】同じくMEM424のさらに他の構成例を示
すブロック図である。
【図18】外部記憶装置を使用して画像データを保存す
る記憶装置の構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
A:複写装置本体 B:自動原稿給送装置 8:CCD 15:スキャナ部 16:光書込部 200,210:CPU 201:操作部ユニット 204:画像処理回路 207:ゲートアレイ 214:画像制御回路 410:IPP(イメージプリプロセッサ) 420:MIP(主画像処理回路) 424:MEM(画像メモリ)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿の画像を読み取る画像読取手段と、
    該手段によって読み取られた画像データを記憶する画像
    記憶手段と、該手段に記憶された画像データに基づいて
    転写紙上に画像を形成する画像形成手段とを有するデジ
    タル複写装置において、 複写処理開始指示を入力するための入力手段と、装置本
    体の電源投入後に行なうウォームアップ中に、前記入力
    手段によって複写処理開始指示が入力された場合でも、
    前記画像読取手段によって原稿の画像を読み取らせ、そ
    の画像データを前記画像記憶手段に記憶させる画像読取
    制御手段と、前記ウォームアップが終了した後、前記画
    像記憶手段に記憶された画像データに基づいて前記画像
    形成手段により転写紙上に画像を形成させる画像形成処
    理を開始するオートスタート制御手段とを設けたことを
    特徴とするデジタル複写装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のデジタル複写装置におい
    て、 原稿台に載置された少なくとも1枚の原稿をコンタクト
    ガラス上に自動給送し、該原稿に対する画像読取処理が
    終了した後、該原稿を排出するようにした自動原稿給送
    装置を備え、 前記ウォームアップ中に前記入力手段によって複写処理
    開始指示が入力された場合でも、前記原稿台に載置され
    た少なくとも1枚の原稿を前記コンタクトガラス上に自
    動給送させる原稿給送制御手段を設けたことを特徴とす
    るデジタル複写装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のデジタル複写装置
    において、 前記画像記憶手段による画像データの記憶が不可能な状
    態になったことを検知する記憶不可状態検知手段と、前
    記ウォームアップ中に前記画像読取手段によって原稿の
    画像読取処理が開始された後、前記記憶不可状態検知手
    段によって前記画像記憶手段による画像データの記憶が
    不可能な状態になったことが検知された場合には、該画
    像読取処理を中断する画像読取処理中断手段とを設けた
    ことを特徴とするデジタル複写装置。
JP9256924A 1997-09-22 1997-09-22 デジタル複写装置 Pending JPH1198289A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9256924A JPH1198289A (ja) 1997-09-22 1997-09-22 デジタル複写装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9256924A JPH1198289A (ja) 1997-09-22 1997-09-22 デジタル複写装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1198289A true JPH1198289A (ja) 1999-04-09

Family

ID=17299277

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9256924A Pending JPH1198289A (ja) 1997-09-22 1997-09-22 デジタル複写装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1198289A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7706709B2 (en) 2005-06-27 2010-04-27 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
JP2011195177A (ja) * 2010-03-19 2011-10-06 Glory Ltd 紙幣処理装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7706709B2 (en) 2005-06-27 2010-04-27 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
JP2011195177A (ja) * 2010-03-19 2011-10-06 Glory Ltd 紙幣処理装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS63146566A (ja) デジタル複写機
JP3354227B2 (ja) デジタル複写機の動作制御方法
JPH0572844A (ja) 画像形成装置
JPH1198289A (ja) デジタル複写装置
JP2005026835A (ja) 画像処理装置
JPH11305609A (ja) 試しコピー機能付画像形成装置
JP2009186897A (ja) 画像形成装置
JPH09312715A (ja) 画像形成装置
JPS63146567A (ja) デジタル複写機
JP2002010001A (ja) ファクシミリ装置
JP3434638B2 (ja) 画像形成装置
JP3112973B2 (ja) 画像形成装置
JP2991247B2 (ja) 複合デジタル複写機
JP3354681B2 (ja) 画像形成装置
JP3193429B2 (ja) 画像形成装置
JP3355220B2 (ja) 複数原稿一括複写装置
JPH0548911A (ja) 画像読取装置及びデジタル複写装置
JPH0537771A (ja) 画像処理装置
JPH06141166A (ja) ディジタル複写機
JPS63146568A (ja) デジタル複写機
JPH04368059A (ja) 画像形成装置
JPH0530368A (ja) 画像形成装置
JPH05300332A (ja) 画像読取装置
JPH08331366A (ja) 画像形成装置
JPH0631978A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040518