JP3193429B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3193429B2
JP3193429B2 JP35068491A JP35068491A JP3193429B2 JP 3193429 B2 JP3193429 B2 JP 3193429B2 JP 35068491 A JP35068491 A JP 35068491A JP 35068491 A JP35068491 A JP 35068491A JP 3193429 B2 JP3193429 B2 JP 3193429B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル複写機、プ
リンタ、ファクシミリ装置等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、環境保護等の理由により、画像を
記録紙に記録する場合に記録紙上の画像が経時的に消え
る消去トナーや消去インク等の作像剤で記録することに
より、記録用紙を何回も使用可能にする方法が考えられ
ている。また、この消去トナー等で記録すれば、機密保
持などにも利用することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記消
去トナー等で記録した場合に記録紙上の画像が経時的に
消えるので、ユーザの意図に反して消去トナーを選択し
て記録し、この記録紙を保管した場合に重要な情報が消
滅するという問題点がある。
【0004】本発明は上記従来の問題点に鑑み、画像が
経時的に消える消去トナーや消去インク等の作像剤で記
録した場合に、重要な情報が誤って消滅することを防止
することができる画像形成装置を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の手段は上記目的を
達成するために、経時的に消滅する作像剤で画像を記録
紙上に形成する作像手段と、前記作像手段により画像が
形成された記録紙上に、画像が経時的に消滅する旨を示
すメッセージを、経時的に消滅する作像剤で付加するメ
ッセージ付加手段と、を備えたことを特徴とする。
【0006】
【0007】第の手段は上記目的を達成するために、
経時的に消滅する作像剤で画像を記録紙上に形成する作
像手段と、前記作像手段により画像が形成された記録紙
上に、画像が経時的に消滅する旨を示すメッセージを、
経時的に消滅する作像剤で付加する第1のメッセージ付
加手段と、前記作像手段により画像が形成された記録紙
上に、画像が経時的に消滅する旨を示すメッセージを、
経時的に消滅しない作像剤で付加する第2のメッセージ
付加手段と、前記メッセージを前記第1のメッセージ付
加手段により経時的に消滅する作像剤で付加するか、ま
たは前記第2のメッセージ付加手段により経時的に消滅
しない作像剤で付加するかを設定するための作像剤設定
手段と、を備えたことを特徴とする。
【0008】第の手段は第1〜第の手段において、
前記作像手段により画像が形成された記録紙上に、画像
が経時的に消滅する旨を示すメッセージを付加するか否
かを設定する設定手段を備え、前記設定手段によりメッ
セージ付加が設定された場合に前記メッセージを付加す
ることを特徴とする。
【0009】第の手段は第1〜第の手段において、
前記メッセージが付加される記録紙上の位置を設定する
ための位置設定手段を備え、前記メッセージ付加手段
は、前記位置設定手段により設定された位置にメッセー
ジを付加することを特徴とする。
【0010】
【作用】第1の手段では上記構成により、画像が経時的
に消滅する作像剤で形成された記録紙上に、画像が経時
的に消滅する旨を示すメッセージを、経時的に消滅する
作像剤で付加するので、ユーザは画像を経時的に消滅す
る前に経時的に消滅しない作像剤で作像することによ
り、重要な情報が誤って消滅することを防止することが
でき、また、画像とメッセージを同時に作像することが
できるので、作像時間を短縮することができる。
【0011】
【0012】第の手段では上記構成により、メッセー
ジを経時的に消滅する作像剤で付加するか、または経時
的に消滅しない作像剤で付加するかを設定可能であるの
で、作像速度と画像の重要度に応じてユーザの所望の作
像剤でメッセージを付加することができる。また、ユー
ザは画像を経時的に消滅する前に経時的に消滅しない作
像剤で作像することにより、重要な情報が誤って消滅す
ることを防止することができ、さらに、経時的に消滅す
る作像剤を選択した場合には、画像とメッセージを同時
に作像することができるので、作像時間を短縮すること
ができる。
【0013】第の手段では上記構成により、メッセー
ジ付加が設定された場合にメッセージを付加するので、
ユーザの希望に応じてメッセージを付加することができ
る。
【0014】第の手段では上記構成により、設定され
た位置にメッセージを付加するので、画像の位置に応じ
てユーザの所望の位置にメッセージを付加することがで
きる。
【0015】
【0016】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は本発明に係る画像形成装置の一実施例が適
用されるディジタル複写機の全体構成を示す側面図、図
2は図1の書き込み部の詳細な構成を示す平面図、図3
は図2の書き込み部を示す側面図、図4は図1のディジ
タル複写機の制御ユニットを示すブロック図、図5は図
4の制御ユニットを有する電装制御部の全体構成を示す
ブロック図、図6は図4および図5の制御ユニットにお
ける具体的な表示/操作パネルを示す説明図、図7は図
1のイメージスキャナ部の詳細な構成を示すブロック
図、図8は図7のイメージプロセスユニットの詳細な構
成を示すブロック図、図9は図8のデータ深さ切換回路
の動作を示す説明図、図10は図4のページメモリと図
8のイメージプロセスユニットを備えたメモリシステム
を示すブロック図、図11は図10のメモリシステムに
おける画像データの流れを示す説明図、図12は図10
のメモリシステムにおける画像データの他の流れを示す
説明図、図13は他のメモリシステムを示すブロック
図、図14は図13のメモリユニットの詳細な構成を示
すブロック図、図15は図14のメモリユニットの入力
データを示す説明図、図16は他のメモリシステムを示
すブロック図、図17は図5の外部記憶装置の詳細な構
成を示すブロック図、図18は他のメモリシステムを示
すブロック図、図19は図5におけるアプリケーション
システムの詳細な構成を示すブロック図、図20は図1
9のアプリケーションシステムが接続される複写機のイ
メージスキャナ部を示すブロック図、図21は図20の
イメージプロセスユニットの詳細な構成を示すブロック
図、図22は図20のファクシミリユニットの詳細な構
成を示すブロック図、図23はメッセージ印字モード判
別ルーチンを説明するためのフローチャート、図24は
コピーシーケンスを説明するためのフローチャートであ
る。
【0017】図1〜図22を参照して本実施例の画像処
理装置が適用されるディジタル複写機の全体構成を説明
すると、このディジタル複写機は、複写機本体(I)
と、自動原稿送り装置(ADH)(II)と、ソータ(II
I)と両面反転ユニット(IV)の4つのユニットにより概
略的に構成されている。複写機本体(I)は、スキャナ
部と、書き込み部と、感光体部と、現像部と、給紙部等
を備えており、以下、詳細に説明する。
【0018】スキャナ部は、反射鏡1と、光源3と第1
ミラー2が装着されて一定の速度で副走査方向に移動す
る第1スキャナと、第2ミラー4と第3ミラー5が装着
されて第1スキャナの1/2の速度で副走査方向に移動
する第2スキャナを有する。この第1スキャナと第2ス
キャナによりコントタクトガラス9上の原稿(図示せ
ず)が光学的に走査され、その反射光が色フィルタ6と
レンズ7を介して一次元固体撮像素子8の受光面に結像
される。
【0019】なお、このスキャナ部の解像度としては、
例えば主走査方向に15.4ドット/mm、副走査方向
に15.4ライン/mm(400ドット/インチ)に設
定されている。この解像度はファクシミリ装置の標準的
な解像度(主走査方向が3.85ドット/mm、副走査
方向が7.7ライン/mm)に対して、主走査方向が2
倍、副走査方向が4倍であり、高解像度のものに対して
は主走査方向および副走査方向共2倍である。
【0020】光源3としては蛍光灯やハロゲンランプ等
が用いられるが、波長が安定していて寿命が長い等の理
由により蛍光灯が一般的に用いられる。なお、この実施
例では1本の光源3に対して反射鏡1が用いられている
が、2本以上の光源3を用いることもある。また、固体
撮像素子8が所定のサンプリングクロックを有するの
で、蛍光灯はこのクロックより高い周波数で点灯しない
と画像に悪影響を与える。
【0021】また、固体撮像素子8としては一般に、C
CDが用いられる。固体撮像素子8により読み取られた
画像信号は、アナログであるのでA/D変換され、画像
処理基板10に実装された処理回路により2値化、多値
化階調処理、変倍処理、編集等の各種処理が施される。
なお、色フィルタ6はカラー信号を得るために光路から
出し入れ自在に配置されるが、この色フィルタ6は、原
稿の走査に合わせて光路から出し入れされて多重転写、
両面コピー等の多種多様なコピーが行われる。また、3
ラインのCCD等を用い、RGBの3つの色情報を同時
に得ることによりカラー原稿を読み取る場合もある。
【0022】後述するように画像処理された画像情報
は、図2および図3に詳しく示すような書き込み部のレ
ーザ光のラスタ走査により、光の点の集合の形式で感光
体40上に書き込まれる。半導体レーザ20から出射し
たレーザ光は、コリメータレンズにより平行な光束に整
形され、アパーチャを通過して一定形状の光束に整形さ
れ、次いで、第1シリンダレンズ22により副走査方向
に圧縮されてポリゴンミラー24の反射面に入射する。
【0023】ポリゴンミラー24は、正確な多角形で形
成され、ポリゴンモータ25により所定の方向に一定の
速度で回転する。なお、この回転速度は、感光体40の
回転速度と、書き込み密度とポリゴンミラー24の面数
により決定される。ポリゴンミラー24の反射面に入射
したレーザ光は、等角速度偏向され、次いで、f−θレ
ンズ26a、26bにより、感光体40上で等速度走査
するようにかつ最小光点になるように補正される。尚、
f−θレンズ26a、26bは、面倒れ補正機能も有す
る。
【0024】f−θレンズ26a、26bにより補正さ
れたレーザ光は、画像域外で同期検知ミラー29により
同期検知板30に導かれ、光ファイバによりセンサに導
かれる。そして、この検出信号に同期した主走査方向の
頭出し信号から所定の時間後に、1ライン分の画像デー
タが出力され、以下、この動作を繰り返すことにより二
次元の画像の静電潜像が感光体40上に形成される。
【0025】感光体40の周面には、静電潜像を形成す
るための感光体層が形成されている。波長が780nm
の半導体レーザに対して感度を有する感光体層として
は、有機感光体(OPC)や、α−SiやSe−Te等
が知られているが、本実施例では有機感光体(OPC)
が用いられている。ここで、半導体レーザ20により書
き込む場合、画像部に光を照射するネガ/ポジ(N/
P)プロセスと、地肌部に光を照射するポジ/ポジ(P
/P)プロセスの2通りが知られているが、本実施例で
はN/Pプロセスにより書き込みが行われる。
【0026】図1に示す帯電チャージャ41は、感光体
40側にグリッドを有するスコロトロン方式が用いら
れ、感光体40の表面を均一に(−)に帯電する。そし
て、図2および図3に示す書き込み部により画像形成領
域にレーザ光を照射してその領域の電位を低下させる
と、感光体40上の原稿地肌領域の電位が−750〜−
800Vになり、他方、原稿画像領域の電位が−500
V程度になるので、静電潜像が感光体40の表面に形成
される。
【0027】現像器42a、42bは、現像ローラに−
500〜−600Vのバイアス電圧が印加され、(−)
に帯電したトナーを感光体40の画像領域に付着させて
静電潜像を可視像化する。本実施例の現像部は、主現像
器42aと副現像器42bの2つを備え、主現像器42
aに対応するトナー補給器43aに黒のトナーを充填
し、副現像器42bに対応するトナー補給器43bにカ
ラーのトナー、または経時的に消える消去トナーを充填
し、1色の現像中に他色の現像器の主極位置を変更等す
ることにより選択に現像することができる。なお、黒一
色で現像する場合には、副現像器42bとトナー補給器
43bが取り外される。 また、このような現像方法を
用いるとともに、スキャナの色フィルタ6を切り替えて
各色の情報を読みとり、また、紙搬送系の多重転写や両
面複写機能等を組み合わせることにより、多機能のカラ
ーコピーやカラー編集が可能となるが、この種のコピー
は3以上の現像器を配置する方法や、3以上の現像器を
回転して切り替えるリボルバ方式によっても実現するこ
とができる。
【0028】転写紙は、感光体40に同期して転写チャ
ージャ44の位置まで搬送され、現像器42a、42b
により可視像化されたトナー像は、転写チャージャ44
が転写紙の裏面を(+)に帯電することにより転写紙に
転写される。トナー像が転写された転写紙は、分離チャ
ージャ45により交流除電されて感光体40から分離さ
れる。感光体40上の残存トナーは、クリーニングブレ
ード47により除去され、タンク48内に回収される。
また、感光体40上の残存電荷は、除電ランプ49が感
光体40上を照射することにより除電される。
【0029】尚、現像器42a、42bの下流には、感
光体40上の反射濃度を検出するためのフォトセンサ5
0が設けられ、このフォトセンサ50は、上記書き込み
部により形成されて現像された例えば真っ黒又は網点等
のパターンの濃度とこのパターン以外の濃度を読み取
り、トナー像の濃淡を検出して薄い場合にトナー補給信
号を出力したり、トナー残量不足信号を出力する。
【0030】給紙部は、複数のカセット60a〜60c
を有し、また、一旦転写された紙を再給紙ループ72を
介して転写位置に導くことにより、両面コピーや再給紙
を行うように構成されている。このカセット60a〜6
0cの1つが選択された後コピースタートボタンが押さ
れると、対応する給紙コロ61a〜61cの1つが回転
し、転写紙は、先端がレジストローラ62に当接するま
で搬送される。そして、レジストローラ62は、感光体
40上のトナー像と転写紙が同期するように回転を開始
し、前述した転写が行われる。
【0031】感光体40から分離された転写紙は、分離
搬送部63により吸引されて搬送され、定着ローラ6
4、65によりトナー像が定着される。そして、この転
写紙は、通常の片面コピーの場合にはソータ(III )側
の排紙口に導かれ、多重コピーや後述するようなメッセ
ージ付加モードの場合には、切り換え爪68、69によ
りコピー面が変更することなく下方の再給紙ループ72
を介してレジストローラ62の位置に戻る。また、両面
コピーの場合には、複写機本体(I)又は両面反転ユニ
ット(IV)によりコピー面が反転される。前者の場合、
切り換え爪68、69、71により再給紙ループ72の
下のトレー70に導かれ、ローラ71の反転により逆方
向に戻され、切り換え爪69の切り換えにより再給紙ル
ープ72に導かれて反転され、レジストローラ62の位
置に戻る。
【0032】ADF(II)は原稿を1枚ずつコンタクト
ガラス9上に導き、スキャナによる読み取り後に排出す
る動作を自動的に行う。すなわち、原稿給紙台100上
に載置された原稿束は、サイドガイド101により幅方
向が揃えられた後、給紙コロ104により1枚ずつ分離
して取り込まれ、搬送ベルト102の回転によりコンタ
クトガラス9上の所定の読み取り位置まで搬送されて位
置決めされる。そして、所定の枚数のコピーが終了した
原稿は、搬送ベルト102の回転により排紙トレイ10
3上に排出される。なお、サイドガイド101の位置と
原稿の送り時間により原稿サイズを検出することができ
る。
【0033】ソータ(III)は、複写機本体(I)から排
出された転写紙を例えばページ順、ページ毎、又は予め
設定されたビン111a〜111xに選択的に排出す
る。この場合、転写紙は、モータ110により回転する
複数のローラにより搬送され、各ビンの入口近傍に配置
された切り換え爪によりビン111a〜111xに選択
的に導かれる。
【0034】両面反転ユニット(IV)は、複数の転写紙
の表裏を反転して両面コピーを行う場合に用いられる。
この場合、複写機本体(I)内の転写紙は、排紙コロ6
6により下方に導かれて次の切り換え爪68により両面
反転ユニット(IV)に導かれる。そして、排紙ローラ1
20によりトレー123上に集積され、また、送りロー
ラ121と側面揃えガイド122により縦横が揃えられ
る。トレー123上に集積された転写紙は、再給紙コロ
124により複写機本体(I)内に戻され、切り換え爪
69により直接再給紙ループ72に導かれる。なお、符
号27はミラー、28は防塵ガラス、31はレンズ保持
ユニット、46は分離爪、80はメインモータ、81は
ファンモータである。
【0035】次に、図4および図5を参照して複写機本
体(I)の制御部と全体の回路構成を説明する。図4に
示す制御ユニットは、シーケンス関係の制御を行うCP
U601と、オペレーション関係の制御を行うメインC
PU602を有し、CPU601、602はシリアルイ
ンタフェース(RS232C)により接続されている。
シーケンス関係の制御を行うCPU601は、紙の搬送
タイミングや作像に関する条件設定、出力を行い、特に
紙サイズセンサや、排紙検知やレジスト検知等の紙の搬
送に関するセンサ603と、両面反転ユニット(IV)や
高圧電源ユニット(図示省略)と、リレー、ソレノイ
ド、モータ等のドライバ606と、ソータユニット(II
I )と、図3および図4に示すようなレーザビームスキ
ャナユニット608と画像制御回路609等が接続され
ている。レーザビームスキャナユニット608は、画像
制御回路609からの画像データにより書き込みを行
う。
【0036】センサ603は、給紙カセット60a〜6
0cに装着された転写紙のサイズと向きを検出し、ま
た、排紙検知やレジストの他に、オイルエンドやトナー
エンド等のサプライの有無や、ドアオープン、ヒューズ
断等の機械的な異常を検知する。作像剤検知センサ60
3aは使用トナー(作像剤)の種類、特に消去トナーが
使用されているか否かを検出する。更に、両面反転ユニ
ット(IV)は、紙の幅の揃えるためのモータとサイドフ
ェンスホームポジションセンサや、給紙クラッチや、搬
送径路を変更するためのソレノイドや、紙の有無検知セ
ンサの他、紙の搬送に関するセンサを有する。
【0037】高圧電源ユニットは、図1に示す帯電チャ
ージャ41、転写チャージャ44、分離チャージャ4
5、現像器42a、42bのバイアス電極に対して、P
WM制御により得られたデューティの時間所定の高圧電
力を印加する。ドライバ606は、給紙クラッチ、レジ
ストクラッチ、カウンタ、モータ、トナー補給ソレノイ
ド、パワーリレー、定着ヒータ等により構成されてい
る。ソータユニット(III)は、CPU601に対して
シリアルインタフェースを介して接続され、CPU60
1からの制御信号により所定のタイミングで紙を搬送
し、各ビンに排出する。
【0038】CPU601に入力するアナログ信号とし
ては、定着温度、濃度検出用のフォトセンサ50の検出
信号、レーザダイオード20のモニタ電流や基準電圧が
入力する。定着温度は、定着機構(ローラ64、65)
のサーミスタにより検出され、一定になるようにヒータ
がオン、オフ制御又は位相制御される。濃度検出用のフ
ォトセンサ50の検出信号は、所定のタイミングで感光
体40上に形成されたパターンをフォトトランジスタに
より読み取ることにより検出され、トナー補給用のクラ
ッチがオン、オフ制御され、また、トナーエンドが検知
される。レーザダイオード20のモニタ電流は、基準電
圧(例えば3mW)と一致するように制御される。
【0039】次に、オペレーション関係の制御を行うメ
インCPU602について説明すると、このメインCP
U602は、複数のシリアルポート(SCI)と、カレ
ンダIC610と画像処理ユニット621等を制御し、
複数のシリアルポートには、上記CPU601の他に、
操作部ユニット611と、スキャナ制御回路612と、
アプリケーション部613と、エディタユニット614
等が接続されている。
【0040】操作部ユニット611は、操作者用のキー
入力装置と複写機の状態を表示する表示器を有するタッ
チパネルで構成され、キー入力情報をシリアル通信でメ
インCPU602に知らせる。メインCPU602は、
このキー入力情報により操作部ユニット611の表示器
の点灯、消灯状態を判断し、表示命令をシリアル通信で
操作部ユニット611に知らせる。操作部ユニット61
1は、この表示命令により表示器を点灯、点滅又は消灯
する。スキャナ制御回路612は、スキャナサーボモー
タの駆動制御、画像処理、画像読み取りに関する情報を
シリアル通信でメインCPU602に知らせたり、AD
F(II)とメインCPU602の間のインタフェース処
理を行う。
【0041】ここで、操作部ユニット611は特に、図
6に示すように各種メッセージを表示するためのフルド
ットのLCD表示器611aと、作像剤として消去トナ
ーを選択するための消去トナー選択キー611bと、消
去トナーが選択されている場合にその旨のメッセージを
記録するか否かを選択するためのメッセージ選択キー6
11cを有する。そして、LCD表示器611aは、キ
ー611bにより消去トナーが選択されている場合、キ
ー611cによりメッセージを記録するモードが選択さ
れている場合に、それぞれのメッセージの白黒を反転し
て表示する。
【0042】アプリケーション部(システム)613
は、ファクシミリや外部プリンタ等の外部機器とメイン
CPU602の間のインタフェース処理を行い、所定の
情報をやり取りする。また、図4に示すエディタユニッ
ト614は、操作者が入力したマスキング、トリミン
グ、イメージソフト等の画像編集データをシリアル通信
でメインCPU602に送信する。カレンダIC610
は、現在の日付と時間を記憶して随時メインCPU60
2に知らせ、したがって、操作部ユニット611の表示
器に現在時刻を表示したり、複写機のオン時間やオフ時
間をタイマで制御することができる。
【0043】つぎに、図4における画像データの流れに
ついて説明すると、スキャナ制御回路612の制御によ
り読み取られた画像データは、そのままゲートアレイ6
15に流れる場合と、ページメモリ620上で処理され
た後ゲートアレイ615に流れる場合で切り替えられ、
ページメモリ620に記憶された画像データは、画像処
理ユニット621からの指示にしたがって種々の画像処
理が施される。
【0044】ゲートアレイ615は、メインCPU60
2からのセレクト信号により画像データをスキャナ制御
回路612(またはページメモリ620)から画像制御
回路609へ、スキャナ制御回路612(またはページ
メモリ620)からアプリケーション部613へ、又は
アプリケーション部613から画像制御回路609へ選
択的に出力する。スキャナ制御回路612またはページ
メモリ620から画像制御回路609へ出力される場合
には、スキャナからの8ビットデータ(4ビット、1ビ
ットの場合もある)の画像データがレーザビームスキャ
ナユニット608からの同期信号PMSYNCに同期し
て伝送される。
【0045】また、スキャナ制御回路612またはペー
ジメモリ620からアプリケーション部613へ出力さ
れる場合には、スキャナからの8ビットデータ(4ビッ
ト、1ビットの場合もある)の画像データのパラレル信
号が出力され、アプリケーション部613から画像制御
回路609へ出力される場合には、8ビットデータ(4
ビット、1ビットの場合もある)の画像データがレーザ
ビームスキャナユニット608からの同期信号PMSY
NCに同期して伝送される。なお、外部からのデータが
1ビットや4ビットの場合には8ビットに変換されて画
像制御回路609に出力される。
【0046】つぎに、図7を参照してイメージスキャナ
部の詳細な構成を説明する。CCDイメージセンサ8か
ら出力されるアナログの画像信号は、イメージプリプロ
セッサ(IPP)451〜453内の信号処理回路45
1により増幅および光量補正され、A/D変換器452
によりディジタルの多値信号に変換され、シェーディン
グ補正回路453によりシェーディング補正され、図8
に詳しく示すようなイメージプロセスユニット(IP
U)454に印加される。
【0047】IPU454では図8に示すように、画像
データはまず、MTF回路501により高域が強調さ
れ、変倍回路502により電気的に変倍され、γ変換回
路503により入力特性に応じてγが補正される。そし
て、このγ変換回路503により補正された画像データ
は、スイッチSW1、SW2、回路504〜506によ
り所望のデータ深さに応じて4段階の量子化レベルで選
択的に出力される(出力データDATA0〜DATA
7)。
【0048】4ビット化回路504は図9(a)に示す
ような8ビットデータを、図9(b)に示すような上位
4ビットデータで出力し、2値化回路505は、図9
(a)に示すような8ビットデータと閾値を比較するこ
とにより、図9(c)に示すような1ビットで出力す
る。ディザ回路506は1ビットデータで面積階調処理
を施し、2値化回路505またはディザ回路506から
のデータは、スイッチSW2、SW1を介して出力され
る。
【0049】図7に戻り、スキャナ制御回路612はメ
インCPU602からの制御にしたがって蛍光灯3の光
量を安定するためのランプ制御回路458と、タイミン
グ制御回路459と、IPU454内の電気変倍回路5
02とスキャナ駆動モータ(M)465を制御する。ラ
ンプ制御回路458はスキャナ制御回路612の制御に
より、蛍光灯3をオン、オフしたり、光量制御を行う。
スキャナ駆動モータ465の駆動軸にはロータリエンコ
ーダ466が連結され、また、位置センサ462はスキ
ャナの副走査方向の基準位置を検出する。なお、電気変
倍回路502はスキャナ制御回路612により設定され
る倍率に応じて画像を主走査方向に変倍する。
【0050】タイミング制御回路459はスキャナ制御
回路612からの指示にしたがって各種信号を出力し、
例えばスキャナが読み取りを開始すると、CCDイメー
ジセンサ8に対しては1ライン分のデータをシフトレジ
スタに転送する転送信号と、シフトレジスタのデータを
1ビットずつ出力するためのシフトクロックパルスを出
力する。なお、この実施例では、CCDイメージセンサ
8は1ライン当たり4800ビットの有効データを出力
する。タイミング制御回路459はまた、像再生系に対
しては画素同期クロックパルスCLKと、主走査同期パ
ルスLSYNCと、主走査有効期間信号LGATEを出
力する。
【0051】画素同期クロックパルスCLKは、CCD
イメージセンサ8に印加されるシフトクロックパルスと
ほぼ同一の信号であり、主走査同期パルスLSYNC
は、前述した画像書き込み部のビームセンサが出力する
主走査同期信号PMSYNCとほぼ同一の信号である
が、画素同期クロックパルスCLKに同期して出力され
る。主走査有効期間信号LGATEは、画像データDA
TA0〜DATA7が有効なデータとみなされるタイミ
ングでハイレベルになる。
【0052】また、スキャナ制御回路612はメインC
PU602からの読み取り開始指示を受けると、蛍光灯
8を点灯させ、スキャナ駆動モータ465の駆動を開始
させ、また、タイミング制御回路459を駆動すること
によりCCDイメージセンサ8に読み取りを開始させる
が、この場合に副走査有効期間信号FGATEをハイレ
ベルに設定する。そして、この副走査有効期間信号FG
ATEは、スキャナの副走査方向の最大読み取り長さ
(例えばAサイズ長手方向の寸法)を走査する時間が経
過するとロウレベルになる。
【0053】図10は図9に詳しく示すIPU454と
図4に示すページメモリ(MEM)620を備えたメモ
リシステムを示す。CCDイメージセンサ8により読み
取られた画像信号は、前述したようにシェーディング補
正と、黒レベル補正と光量補正の各機能を有するIPP
451〜453により処理された後8ビットデータとし
てこのメモリシステムに入力する。このデータは通常の
場合には、マルチプレクサMUX1により選択され、前
述したように空間周波数高域強調(MTF補正)と、速
度変換(変倍)機能と、γ変換機能とデータ深さ変換機
能を有するIPU454により処理された後、図11に
示すようにマルチプレクサMUX3により選択されて書
き込み部(プリンタ部PR)に出力される。
【0054】他方、ページメモリ620上で画像処理を
行う場合には、図11に示すようにIPU454により
処理された画像データがマルチプレクサMUX2により
選択されてページメモリ620に記憶され、前述した画
像処理ユニット621により認識、加工、編集され、必
要なときに読み出されてマルチプレクサMUX3により
選択され、書き込み部に出力される。なお、この構成で
は、1枚の原稿を複数部コピーする場合、原稿を1回読
み取ってメモリシステムに格納することにより1回の読
み取りで複数部コピーすることができる。
【0055】また、このメモリシステムではマルチプレ
クサMUX1〜MUX3により、図12に示すような画
像データの流れを実現することができる。すなわち、例
えばスキャナの1回の走査で複数コピーのパラメータを
変更して出力する場合、まずマルチプレクサMUX1の
入力端子A、マルチプレクサMUX2の入力端子B、マ
ルチプレクサMUX3の入力端子Aを選択して1枚の画
像データを書き込み部に出力し、また、IPU454に
より処理されない生データをページメモリ620に格納
する。
【0056】そして、2枚目以降を出力する場合には、
マルチプレクサMUX1の入力端子Bを選択し、ページ
メモリ620に格納された生データを読み出してIPU
454により処理し、コピーごとにIPU454のパラ
メータを変更し、このIPU454により処理された画
像データを書き込み部に出力する。
【0057】また、1ビットデータのようなコンパクト
なデータを保持する場合には、マルチプレクサMUX2
の入力端子Aを選択し、IPU454により処理された
画像データをページメモリ620に格納することができ
る。そして、外部からのデータを保持、出力する場合に
は、それぞれマルチプレクサMUX2の入力端子C、マ
ルチプレクサMUX3の入力端子Bが選択される。
【0058】図13は圧縮器(COMP)701と伸長
器(EXP)702をそれぞれ、図14に詳しく示すメ
モリユニット700の前後に設け、マルチプレクサMU
X4、MUX5により実データ以外に圧縮データを格納
するようにした場合を示す。なお、この構成では圧縮器
701はスキャナの速度に合わせて、また伸長器702
はプリンタPRの速度に合わせて動作しなければならな
い。
【0059】メモリユニット700では図14に詳しく
示すように、図15に示すような3種類のデータと圧縮
データであるコードデータをそれぞれ処理するためのデ
ータ幅変換器711、712が16ビット幅のメモリブ
ロック710の入出力側に設けられている。そして、ダ
イレクトメモリアクセスコントローラ(DMAC)71
3、714はそれぞれ、パックされたデータ数とメモリ
ブロック710のデータ幅に応じてデータをメモリブロ
ック710の所定のアドレスに書き込み、読み出す。
【0060】ここで、通常のスキャナからのイメージデ
ータの速度と、プリンタへのイメージデータの速度は、
8ビットデータ、4ビットデータ、1ビットデータにか
かわらず一定であり、1ピクセルの周期は装置において
固定されている。図13ないし図15に示す例では、8
本のデータラインの最上位ビットMSB側から1ビット
データ、4ビットデータ、8ビットデータのように最上
位ビットMSB詰めで定義し、データ幅変換器711、
712によりそれぞれ、メモリブロック710のデータ
幅にパック、アンパックする。したがって、このメモリ
システムではデータをパックすることにより、データ深
さに応じてメモリブロック710を有効に利用すること
ができる。
【0061】図16は上記圧縮器701と伸長器702
の代わりに、ピクセルプロセスユニット(PPU)72
0をメモリユニット700の外側に設けた例を示す。P
PU720は入力データとメモリユニット700の出力
データ間のロジカル演算(例えばAND、OR、EXO
R、NOT)を行ってプリンタに出力する機能を有し、
この切り換えはマルチプレクサMUX6、MUX7によ
り行われる。この機能は一般的に、画像合成のために用
いられ、例えばメモリユニット700に予めオーバレイ
データを格納し、スキャナにより読み取られたデータに
このオーバレイデータをかぶせることにより合成するこ
とができる。
【0062】図17は外部記憶装置を用いてイメージデ
ータを保存する例を示す。イメージデータ(図示EXT
OUT)をフロッピディスク721に保存する場合に
は、インタフェース(I/F)722、フロッピディス
クコントローラ(FDC)723、フロッピディスクド
ライブ装置(FDD)724を介してフロッピディスク
721に記憶され、また、フロッピディスクコントロー
ラ(FDC)723はファイルコントローラ725によ
り制御される。ファイルコントローラ725はまた、ハ
ードディスクコントローラ(HDC)726とハードデ
ィスクドライブ装置(HDD)727を制御することに
よりイメージデータをハードディスクに保存することが
できる。なお、ハードディスクには、使用頻度が高いフ
ォーマットデータやオーバレイデータを予め格納し、必
要に応じて読み出すことができる。図18は上記圧縮器
701と伸長器702の処理速度が間に合わない場合に
リカバリする例を示す。メモリユニット700にはスキ
ャナの走査と同時に圧縮データと生データが入力する。
圧縮データと生データはメモリユニット700の別のエ
リアに格納され、圧縮データはそのまま伸長器702に
より伸長されて出力される。そして、1ページのデータ
が全てメモリユニット700に入力するまでに、圧縮器
701と伸長器702の処理が間に合って正常に終了し
た場合には圧縮データのみがメモリユニット700内に
残り、生データは消去される。他方、圧縮器701また
は伸長器702の処理が間に合わない場合にはエラー検
出器731により検出され、直ちに圧縮データが取り消
され、生データが採用される。
【0063】メモリ管理ユニット(MMU)730はメ
モリユニット700に対して、2つの入力データと1つ
の出力データが同時に入出力するように制御する。した
がって、この例では圧縮と伸長を監視することにより、
データの高速性と確実性を確保することができ、また、
メモリユニット700のエリアを有効に利用することが
できる。なお、この例ではメモリ管理ユニット(MM
U)730により1つのメモリユニット700のエリア
をダイナミックに割り当てるようにしたが、圧縮データ
と生データ用の2つのメモリユニット700を用いても
よい。このメモリシステムは電子ソーティングのよう
に、複数のページデータを格納してリアルタイムでプリ
ンタに出力する場合に格納ページ数とプリント速度を両
立させなければならない用途に好適である。
【0064】図19はアプリケーション部613を有す
るシステム例を示し、このシステムはベースユニット8
10と、ファイルユニット(APL1)830と、ファ
クシミリユニット(APL2)840と、オンライン、
オフラインプリンタユニット(APL3)850と、L
ANユニット(APL4)860と表示ユニット870
を有する。
【0065】ベースユニット810はこのシステムの基
本制御を行い、エンジンI/F811は図20および図
21に示すような複写機の回路からシリアルで送られて
くるイメージデータ(図示EXTOUT)をパラレルに
変換してページメモリ812に格納し、また、ページメ
モリ814のパラレルデータをシリアルに変換して上記
複写機に送り出す(図示EXTIN)。上記複写機との
間の制御信号は、シリアルであり、エンジンI/F81
1、SCI(シリアルコミュニケーションインタフェー
ス)815を介してシステムバス816に接続される。
【0066】ページメモリ812は例えばA3サイズを
1ページ分記憶するサイズを有し、BITイメージに変
換するとともに、入出力データEXTOUT、EXTI
Nのデータ速度とCPU817の処理速度の調停を行
う。変倍回路813はページメモリ812上のデータを
拡大または縮小し、また、DMAC814を用いてCP
U817を介することなく高速処理を行う。
【0067】回転制御部818は縦用紙1ページ分の画
像情報を90度回転して横用紙の画像情報に変換した
り、逆に横用紙の画像情報を90度回転して縦用紙の画
像情報に変換する。すなわち、例えばファクシミリ送信
において送り原稿がA4縦であって受けがA4横の場
合、この回転を行わないと自動的に71%に縮小して送
信して受信側で見にくくなるが、送信原稿を90度回転
してA4横に変換し、等倍で送信することができる。ま
た、ファクシミリ受信において受信サイズがA4横であ
ってカセットのサイズと方向がA4縦の場合には、A4
横をA4縦に回転することによりカセットの方向を区別
する必要がなくなる。
【0068】CEP819はイメージデータの圧縮、伸
長、スルーする機能を有し、バスアービタ820はオ
ン、オフプリンタユニット(APL3)850のAGD
C(アドバンストグラフィックスディスプレイコントロ
ーラ)851からのデータをイメージバスやシステムバ
ス816に送り出す処理を行う。タイマ821は所定の
クロックを発生する機能を有し、RTC822は時計で
あって現在の時刻を発生する。
【0069】コンソール823は制御用の端末であり、
この端末823によりシステム内部のデータの読み出し
や書き込みを行う。なお、この端末823はまた、シス
テム内部のOS(オペレーティングシステム)の1機能
であるデバッグツールを用いてソフトウエアを開発する
ことができるように構成されている。ROM824には
予め、OS等の基本プログラムが格納され、RAM82
5は主にCPU817のワーキング用として用いられ
る。
【0070】つぎに、ファイルユニット(APL1)8
30の構成を説明すると、SCSI831はHDDや、
ODD(光ディスクドライブ装置)やFDD用のインタ
フェースであり、ROM832には予め、SCSI83
1を介してHDDや、ODDやFDDを制御してファイ
リングシステムとして機能するためのソフトウエアが格
納されている。
【0071】ファクシミリユニット(APL2)840
は図22に詳しく示すようなG4FAXコントローラ8
41と、G3FAXコントローラ842等を有する。G
4FAXコントローラ841はG4用の通信プロトコル
を制御し、G4のクラス、1、2、3をサポートする。
このコントローラ841はまた、ISDN(総合サービ
スディジタル網)をサポートし、NET64においては
2B+1D(64KB×2+16KB)チャネルの回線
に対し、G4/G4、G4/G3、G3/G3、G4の
み、G3のみのいずれかを選択することができる。
【0072】G3FAXコントローラ841はアナログ
回線におけるG3用の通信プロトコルを制御し、また、
ディジタル信号をアナログ信号に変換するモデムを有す
る。NCU(ネットワークコントロールユニット)84
3はアナログ交換機に対して自動着信したり、回線を閉
結してダイヤル等する機能を有する。
【0073】SAF(ストアアンドフォワード)メモリ
844はファクシミリ送信、受信時に画像データ(イメ
ージデータの他コードデータ等を含む。)を蓄積する。
ROM845には予め、ファクシミリユニット(APL
2)840を制御するためのプログラムが格納され、R
AM846はワーキング用として用いられ、また、電池
によりバックアップされて相手先の電話番号や、相手先
名や、ファクシミリ機能を制御するためのデータ等を記
憶する。なお、RAM846内のデータは、表示ユニッ
ト870(タッチスイッチT/S、LCD)を用いて設
定される。
【0074】オンライン、オフラインプリンタユニット
(APL3)850におけるFDC852は、フロッピ
ディスク853を制御し、また、SCCIやST506
インタフェースをサポートする。SCI854とセント
ロI/F855は、ホストコンピュータとの接続に用い
られる。エミュレーションカード856は各メーカのホ
ストコンピュータおよびソフトウエアに対応させるため
に、ホストコンピュータに対して見かけ上そのプリンタ
として動作するように用いられる。
【0075】前述したAGDC851はホストコンピュ
ータから送られてきたコードデータに応じてCG(キャ
ラクタジェネレータ)ROM857またはCGカード8
58内のフォントデータを高速でページメモリ812上
で展開するために用いられる。なお、CGROM857
とCGカード858には予め、コードデータに応じたア
ウトライン形式等のフォントデータが格納され、CGカ
ード858は外付けである。ROM859には予め、こ
のオンライン、オフラインプリンタユニット(APL
3)850を制御するためのプログラムが格納されてい
る。
【0076】LANユニット(APL4)860は、現
在稼働中の例えばイーサーネット、オムニ、スタートラ
ン等のLAN(ローカルエリアネットワーク)を制御す
る。なお、このLANユニット(APL4)860とフ
ァクシミリユニット(APL2)840は、他のユニッ
ト810、830、850、870が動作中の場合にも
バックグラウンドで動作するように構成されている。
【0077】表示ユニット870はタッチスイッチT/
SとLCDを制御するために用いられ、タッチスイッチ
T/SとLCDは2層で構成されてタッチスイッチT/
SのキーのサイズとLCDのキーの枠が対応している。
LCDはグラフィックとキャラクタを表示可能であり、
LCD内のCGには予め、ANK、漢字の第2水準のコ
ードが内蔵されている。タッチスイッチT/SがX、Y
方向の格子で分けられ、タッチスイッチコントローラ
(TSC)872により制御される。なお、オペレータ
が使用する際のタッチスイッチT/Sのサイズは、タッ
チスイッチコントローラ(TSC)872により1つの
キーに対応する格子の数を決定することにより自由に設
定することができる。
【0078】つぎに、図23および図24を参照してこ
の実施例の動作を説明する。図23はメッセージ印字判
別ルーチンS10を示し、ステップS11では、消色ト
ナーが選択されているか否かを図6に示すキー611b
により判別する。そして、消色トナーが選択されている
場合には、図6に示すキー611cによりメッセージの
印字が選択されているか否かを判別し(ステップS1
2)、選択されている場合にはメッセージ印字モードを
設定する(ステップS13)。なお、ステップS11に
おいて消色トナーが使用されていない場合、ステップS
12においてメッセージの印字モードが選択されていな
い場合にはメッセージ印字モードを設定することなくメ
インルーチンに戻る。
【0079】図24はコピーシーケンスS20を示し、
このルーチンS20は1枚の記録用紙に対して実行さ
れ、記録用紙が複数の場合には複数回繰り返して実行さ
れる。まず、コピースタートのタイミングの場合にステ
ップS21からステップS22以下に進み、原稿画像を
予め選択されたトナーで作像するシーケンスを開始す
る。そして、原稿画像の作像シーケンスが終了すると
(ステップS23)、作像剤検知センサ603aにより
消去トナーが使用されていることを検知した場合、図2
3に示すルーチンにおいてメッセージの印字モードが選
択されているか否かを判別する(ステップS24)。
【0080】そして、メッセージの印字モードが選択さ
れている場合には印字モードをクリアした後、その記録
用紙を再給紙ループ72に戻し(ステップS25)、ス
テップS22に戻ってその記録用紙にメッセージを黒ト
ナーで記録させる。なお、ステップS24においてメッ
セージの印字モードが選択されていない場合にはその記
録用紙を排出し(ステップS26)、メインルーチンに
戻る。
【0081】したがって、この実施例によれば、消色ト
ナーが使用されている場合においてその旨を報知するた
めのメッセージを印字するモードが選択されている場合
に、そのメッセージを記録用紙に記録するので、ユーザ
が意図に反して消色トナーを選択した場合にこのメッセ
ージにより知得することができ、したがって、重要な情
報が消滅することを防止することができる。
【0082】つぎに、図25および図26を参照して第
2の実施例を説明する。図25は第2の実施例における
操作部6110を示す説明図、図26は第2の実施例の
コピーシーケンスを説明するためのフローチャートであ
る。この実施例では図25に示すように、消去トナー選
択キー611bとメッセージ選択キー611cに加え
て、記録紙上のメッセージの印字位置(例えば記録紙の
上端の左、中または右)を選択するための印字位置選択
キー611dが設けられている。そして、この印字位置
選択キー611dが押される毎に例えば左→中→右→左
の順で印字位置が選択され、また、選択された印字位置
の白黒が反転してLCD表示器611aにより表示され
る。
【0083】この第2の実施例の動作を図26を参照し
て説明すると、まず、コピースタートのタイミングの場
合にステップS31からステップS32以下に進み、原
稿画像を予め選択されたトナーで作像するシーケンスを
開始する。そして、原稿画像の作像シーケンスが終了す
ると(ステップS33)、作像剤検知センサ603aに
より消去トナーが使用されていることを検知した場合、
図23に示すルーチンにおいてメッセージの印字モード
が選択されているか否かを判別する(ステップS3
4)。
【0084】そして、メッセージの印字モードが選択さ
れている場合には印字モードをクリアした後、印字位置
選択キー611dにより選択された印字位置にメッセー
ジをセットする(ステップS35)。そして、その記録
用紙を再給紙ループ72に戻し(ステップS36)、ス
テップS32に戻ってその記録用紙にメッセージを黒ト
ナーで記録させる。なお、ステップS34においてメッ
セージの印字モードが選択されていない場合にはその記
録用紙を排出し(ステップS37)、メインルーチンに
戻る。
【0085】したがって、この実施例によれば、消色ト
ナーが使用されている旨を示すメッセージの位置をユー
ザが選択することができるので、原稿画像と重畳しない
ようにメッセージを印字することができる。また、メッ
セージを黒トナーで印字するか消去トナーで印字するを
選択するためのキーを設け、ユーザがメッセージのトナ
ーを選択することができるように構成してもよい。な
お、黒トナーの代わりに消去トナーによりメッセージを
印字する場合には、メッセージと原稿画像を同時に記録
することができるので、記録用紙を再給紙トレイに戻す
必要がなくなり、したがって、コピー時間を短縮するこ
とができる。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、画像が経時的に消滅する作像剤で形成された
記録紙上に、画像が経時的に消滅する旨を示すメッセー
ジを、経時的に消滅する作像剤で付加するので、ユーザ
は画像を経時的に消滅する前に経時的に消滅しない作像
剤で作像することにより、重要な情報が誤って消滅する
ことを防止することができ、また、画像とメッセージを
同時に作像することができるので、作像時間を短縮する
ことができる。
【0087】
【0088】請求項記載の発明によれば、メッセージ
を経時的に消滅する作像剤で付加するか、または経時的
に消滅しない作像剤で付加するかを設定可能であるの
で、作像速度と画像の重要度に応じてユーザの所望の作
像剤でメッセージを付加することができる。また、ユー
ザは画像を経時的に消滅する前に経時的に消滅しない作
像剤で作像することにより、重要な情報が誤って消滅す
ることを防止することができ、さらに、経時的に消滅す
る作像剤を選択した場合には、画像とメッセージを同時
に作像することができるので、作像時間を短縮すること
ができる。
【0089】請求項記載の発明によれば、メッセージ
付加が設定された場合にメッセージを付加するので、ユ
ーザの希望に応じてメッセージを付加することができ
る。
【0090】請求項記載の発明によれば、設定された
位置にメッセージを付加するので、画像の位置に応じて
ユーザの所望の位置にメッセージを付加することができ
る。
【0091】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の一実施例が適用さ
れるディジタル複写機の全体構成を示す側面図である。
【図2】図1の書き込み部の詳細な構成を示す平面図で
ある。
【図3】図2の書き込み部を示す側面図である。
【図4】図1のディジタル複写機の制御ユニットを示す
ブロック図である。
【図5】図4の制御ユニットを有する電装制御部の全体
構成を示すブロック図である。
【図6】図4および図5の制御ユニットにおける具体的
な表示/操作パネルを示す説明図である。
【図7】図1のイメージスキャナ部の詳細な構成を示す
ブロック図である。
【図8】図7のイメージプロセスユニットの詳細な構成
を示すブロック図である。
【図9】図8のデータ深さ切換回路の動作を示す説明図
である。
【図10】図4のページメモリと図8のイメージプロセ
スユニットを備えたメモリシステムを示すブロック図で
ある。
【図11】図10のメモリシステムにおける画像データ
の流れを示す説明図である。
【図12】図10のメモリシステムにおける画像データ
の他の流れを示す説明図である。
【図13】他のメモリシステムを示すブロック図であ
る。
【図14】図13のメモリユニットの詳細な構成を示す
ブロック図である。
【図15】図14のメモリユニットの入力データを示す
説明図である。
【図16】他のメモリシステムを示すブロック図であ
る。
【図17】図5の外部記憶装置の詳細な構成を示すブロ
ック図である。
【図18】他のメモリシステムを示すブロック図であ
る。
【図19】図5におけるアプリケーションシステムの詳
細な構成を示すブロック図である。
【図20】図19のアプリケーションシステムが接続さ
れる複写機のイメージスキャナ部を示すブロック図であ
る。
【図21】図20のイメージプロセスユニットの詳細な
構成を示すブロック図である。
【図22】図20のファクシミリユニットの詳細な構成
を示すブロック図である。
【図23】第1の実施例におけるメッセージ印字モード
判別ルーチンを説明するためのフローチャートである。
【図24】コピーシーケンスを説明するためのフローチ
ャートである。
【図25】第2の実施例の表示/操作パネルを示す説明
図である。
【図26】第2の実施例におけるメッセージ印字モード
判別ルーチンを説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
40 感光体 42a 主現像器 43a 黒トナー補給器 42b 副現像器 43b 消去トナー補給器 611b 消去トナー選択キー 611b メッセージ選択キー 611c メッセージ印字位置選択キー
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 21/00 370 - 540 G03G 21/04 G03G 21/00 560 - 578 G03G 9/00 - 9/18 H04N 1/23 - 1/31 B41J 29/00 - 29/70

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 経時的に消滅する作像剤で画像を記録紙
    上に形成する作像手段と、 前記作像手段により画像が形成された記録紙上に、画像
    が経時的に消滅する旨を示すメッセージを、経時的に消
    滅する作像剤で付加するメッセージ付加手段と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 経時的に消滅する作像剤で画像を記録紙
    上に形成する作像手段と、 前記作像手段により画像が形成された記録紙上に、画像
    が経時的に消滅する旨を示すメッセージを、経時的に消
    滅する作像剤で付加する第1のメッセージ付加手段と、 前記作像手段により画像が形成された記録紙上に、画像
    が経時的に消滅する旨を示すメッセージを、経時的に消
    滅しない作像剤で付加する第2のメッセージ付加手段
    と、 前記メッセージを前記第1のメッセージ付加手段により
    経時的に消滅する作像剤で付加するか、または前記第2
    のメッセージ付加手段により経時的に消滅しない作像剤
    で付加するかを設定するための作像剤設定手段と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記作像手段により画像が形成された記
    録紙上に、画像が経時的に消滅する旨を示すメッセージ
    を付加するか否かを設定する設定手段を備え、前記設定
    手段によりメッセージ付加が設定された場合に前記メッ
    セージを付加することを特徴とする請求項1ないし
    いずれかに記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記メッセージが付加される記録紙上の
    位置を設定するための位置設定手段を備え、前記メッセ
    ージ付加手段は、前記位置設定手段により設定された位
    置にメッセージを付加することを特徴とする請求項1な
    いしのいずれかに記載の画像形成装置。
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