JP2009302648A - 画像形成システム、画像形成システムの立ち上げ制御方法、及びコンピュータプログラム - Google Patents

画像形成システム、画像形成システムの立ち上げ制御方法、及びコンピュータプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2009302648A
JP2009302648A JP2008151798A JP2008151798A JP2009302648A JP 2009302648 A JP2009302648 A JP 2009302648A JP 2008151798 A JP2008151798 A JP 2008151798A JP 2008151798 A JP2008151798 A JP 2008151798A JP 2009302648 A JP2009302648 A JP 2009302648A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image forming
forming apparatus
slave
master
cpu
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008151798A
Other languages
English (en)
Inventor
Kotaro Yonenaga
晃太郎 米永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2008151798A priority Critical patent/JP2009302648A/ja
Publication of JP2009302648A publication Critical patent/JP2009302648A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)

Abstract

【課題】画像形成システムの処理時間の短縮化とコストの低減を図る。
【解決手段】マスタ側の画像形成装置にスレーブ側の画像形成装置が接続された画像形成システムにおいて、前記マスタ側の画像形成装置のコントローラCPUが、当該画像形成装置の電源をOFFしたときの状態をCPU内部の記憶素子に保持する機能を有する不揮発CPUからなり、マスタ側の画像形成装置のコントローラCPUはスレーブ側の画像形成装置の機器情報を全て保持し、マスタ側の画像形成装置及び前記スレーブ側の画像形成装置の電源がONされたとき(S1,S2,S3)、スレーブ側の画像形成装置のエンジンCPUの初期化及びソフト準備終了後、マスタ側の画像形成装置とスレーブ側の画像形成装置の通信が可能になると(S16,S18)、マスタ側の画像形成装置は機器情報を前記スレーブ側の画像形成装置に送信する(S17,S18)。
【選択図】図14

Description

本発明は、マスタ機となる画像形成装置とスレーブ機となる複数の画像形成装置が接続され、特にマスタ機にマスタCPUが、スレーブ機にはスレーブCPUが搭載された画像形成システム、この画像形成システムの立ち上げ制御方法、及びこの立ち上げ制御方法をコンピュータで実行するためのコンピュータプログラムに関する。
従来の画像処理システムとして、少なくとも2台の画像処理装置が電気的に連結され、1台の画像処理装置がマスタ機として画像を読み込みながらコピーを出力し、他の画像処理装置をスレーブ機としてマスタ機で読み込んだ画像データを転送して印刷出力させる連結複写装置あるいはタンデム複写装置が知られている。
具体的には、このような複写装置として、例えば特許文献1に記載された発明が知られている。この発明は、第1の画像処理装置と、少なくとも1台以上の第2の画像処理装置と、を接続して画像処理を行う画像処理システムにおいて、前記第1の画像処理装置及び前記第2の画像処理装置は、操作指示を入力する操作手段と、原稿画像を画像データとして読み取る読取手段と、該読取手段により読み取った前記画像データに所望の画像処理を施して出力する出力手段と、前記読取手段により読み取った前記画像データと、前記画像処理装置の状態を示す機械状態の情報と、を前記第1の画像処理装置と前記第2の画像処理装置との間で互いに転送可能にする接続手段と、前記操作手段により入力された操作指示に基づいて前記接続手段による接続を開始する接続開始指示と接続を解除する接続解除指示との送信を制御する制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記操作手段により前記接続開始指示が入力された場合に、前記読取手段により読み取った前記画像データを、前記第1の画像処理装置と前記第2の画像処理装置とに振り分け、前記画像データの出力動作の分担を開始した後は、前記接続開始指示を受信した画像処理装置においては、前記画像データの出力動作が完了するまでは、前記操作手段により前記接続解除指示が入力されたとしても、前記接続手段による接続を解除する接続解除指示の制御を実行せず、前記接続開始指示を実行した画像処理装置においては、前記画像データの出力動作を開始するまでは、前記操作手段により前記接続解除指示が入力された場合には、前記接続解除指示の制御を実行し、前記画像データの出力動作を開始した後は、前記操作手段により前記接続解除指示が入力された場合に、前記画像データの出力動作が完了していない場合には、前記接続解除指示の制御を実行できない旨のメッセージを通知し、前記接続手段による接続を解除する接続解除指示の制御を実行しないことを特徴とするものである。
特許第3989494号公報
前述の公知技術では、第1の画像処理装置と少なくとも1台の第2の画像処理装置を接続して画像処理を行うようにした例であるが、前記構成では、電源ON後の立ち上げ処理に時間がかかり、また、接続された各機器にNVRAMが必要であった。そのため、処理時間の短縮化とコストの低減の要求が高かった。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、画像形成システムの処理時間の短縮化とコストの低減を図ることにある。
前記課題を解決するため、第1の手段は、マスタ側の画像形成装置にスレーブ側の画像形成装置が接続された画像形成システムにおいて、前記マスタ側の画像形成装置のコントローラCPUが、当該画像形成装置の電源をOFFしたときの状態をCPU内部の記憶素子に保持する機能を有する不揮発CPUからなることを特徴とする。
第2の手段は、第1の手段において、前記マスタ側の画像形成装置が複写機能、プリンタ機能、及びファクシミリ機能の内の少なくとも2つの機能を備えたデジタル複合機であることを特徴とする。
第3の手段は、第1の手段において、前記スレーブ側の画像形成装置が複写機能、プリンタ機能、及びファクシミリ機能の内の少なくとも2つの機能を備えたデジタル複合機、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置の1つを含むことを特徴とする。
第4の手段は、第1ないし3の手段において、前記マスタ側の画像形成装置、前記スレーブ側の画像形成装置であるデジタル複合機、複写機、プリンタはコントローラCPUとエンジンCPUを備え、前記ファクシミリ装置はコントローラCPUのみを備えていることを特徴とする。
第5の手段は、第4の手段において、前記マスタ側の画像形成装置のコントローラCPUはスレーブ側の画像形成装置の機器情報を全て保持していることを特徴とする。
第6の手段は、第5の手段において、前記マスタ側の画像形成装置及び前記スレーブ側の画像形成装置の電源がONされとき、スレーブ側の画像形成装置のエンジンCPUの初期化及びソフト準備終了後、マスタ側の画像形成装置のコントローラCPUはスレーブ側の画像形成装置のコントローラCPUに対して両者の通信可否を確認し、通信可を確認後、定着に関する機器状態を前記スレーブ側の画像形成装置に送信し、当該スレーブ側の画像形成装置は送信されてきたデータに基づいて定着装置のオン/オフを決定することを特徴とする。
第7の手段は、第5又は第6の手段において、前記マスタ側の画像形成装置のコントローラCPUは前記スレーブ側の画像形成装置のエンジンCPUに対して定着機器情報を送信した後、順次各機種の機器情報を送信することを特徴とする。
第8の手段は、第7の手段において、前記スレーブ側の画像形成装置のエンジンCPUは、電源ON後、コントローラ側CPUに送るデータに変更があった場合は、前記マスタ側の画像形成装置のコントローラCPUに変更したデータを送信することを特徴とする。
第9の手段は、第5の手段において、前記マスタ側の画像形成装置及び前記スレーブ側の画像形成装置の電源がONされとき、前記マスタ側の画像形成装置のコントローラCPUは立ち上げ状態が速いスレーブ側の画像形成装置から順に必要なデータを転送することを特徴とする。
第10の手段は、第5の手段において、前記マスタ側の画像形成装置が電源ONされたとき、又は休止状態から復帰したとき、前記スレーブ側の画像形成装置を強制的にONし、必要な機器情報を当該スレーブ側の画像形成装置に転送することを特徴とする。
第11の手段は、マスタ側の画像形成装置にスレーブ側の画像形成装置が接続されて構成される画像形成システムの立ち上げ制御方法において、前記マスタ側の画像形成装置のコントローラCPUが、当該画像形成装置の電源をOFFしたときの状態をCPU内部の記憶素子に保持する機能を有する不揮発CPUからなり、前記マスタ側の画像形成装置のコントローラCPUはスレーブ側の画像形成装置の機器情報を全て保持し、前記マスタ側の画像形成装置及び前記スレーブ側の画像形成装置の電源がONされたとき、スレーブ側の画像形成装置のエンジンCPUの初期化及びソフト準備終了後、マスタ側の画像形成装置のコントローラCPUはスレーブ側の画像形成装置のコントローラCPUに対して両者の通信可否を確認し、通信可を確認後、定着に関する機器状態を前記スレーブ側の画像形成装置に送信し、当該スレーブ側の画像形成装置は送信されてきたデータに基づいて定着装置のオン/オフを決定することを特徴とする。
第12の手段は、マスタ側の画像形成装置にスレーブ側の画像形成装置が接続されて構成され、前記マスタ側の画像形成装置のコントローラCPUが、当該画像形成装置の電源をOFFしたときの状態をCPU内部の記憶素子に保持する機能を有する不揮発CPUからなり、前記マスタ側の画像形成装置のコントローラCPUがスレーブ側の画像形成装置の機器情報を全て保持した画像形成システムの立ち上げ制御をコンピュータで実行するためのコンピュータプログラムであって、前記マスタ側の画像形成装置及び前記スレーブ側の画像形成装置の電源がONされとき、スレーブ側の画像形成装置のエンジンCPUの初期化及びソフト準備終了後、マスタ側の画像形成装置のコントローラCPUはスレーブ側の画像形成装置のコントローラCPUに対して両者の通信可否を確認する処理手順と、通信可を確認後、定着に関する機器状態を前記スレーブ側の画像形成装置に送信する処理手順と、当該スレーブ側の画像形成装置は送信されてきたデータに基づいて定着装置のオン/オフを決定する処理手順とを備えていることを特徴とする。
なお、後述の実施形態では、マスタ側の画像形成装置はマスタMFP500(複写機A1)に、スレーブ側の画像形成装置はスレーブ側MFP510、スレーブ側LP520及びスレーブFAX530に、マスタ側の画像形成装置のコントローラCPU(不揮発CPU)は符号501に、スレーブ側の画像形成装置のコントローラCPUは符号511,521,531に、エンジンCPUは符号502,512,522に、それぞれ対応する。
本発明によれば、マスタ側の画像形成装置のコントローラCPUに不揮発CPUを用いることにより、スレーブ側のCPUに不揮発性RAMが不要となるので、コントローラCPUの立ち上げに要する時間が不要となって処理時間の短縮化を図ることができ、かつ、コストの低減を図ることができる。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る複合機能を有するフルカラーデジタル複写機(以下、単に複写機と称する)の全体的な構成を示す図である。同図において、複写機A1は、自動原稿送り装置(ADF)30と、操作ボード20と、カラースキャナ10と、カラープリンタ100と、給紙バンク35との各ユニットから大略構成されている。また、フルカラー複写機A1のプリンタ100には、フィニッシャ34と両面ドライブユニット33と大容量給紙トレイ36が装着されている。フィニッシャ34は、ステープラ及び作像された用紙を積載可能なトレイを備えている。
機内の画像データ処理装置ACP(図4)には、パソコンPCが接続されたLAN(Local Area Network)が接続されており、パソコンPC及び画像データ処理装置ACPは、ルータを介してインターネット等の広域通信網Bに接続することができる。ファクシミリコントロールユニットFCU(図4)には、電話回線PN(ファクシミリ通信回線)に接続された交換器PB×(図1)が接続されている。図3に示すカラープリンタ100のプリント済の用紙は、排紙トレイ108上又はフィニッシャ34に排出される。
図2は、スキャナ10及びそれに装着されたADF30からなる原稿画像読み取り装置の構成を示す図である。このスキャナ10のコンタクトガラス231上に置かれた原稿は、照明ランプ232により照明され、原稿の反射光(画像光)が第1ミラー233で副走査方向yと平行に反射される。照明ランプ232及び第1ミラー233は、副走査方向yに定速駆動される第1キャリッジに搭載されている。第1キャリッジと同方向にその1/2の速度で駆動される第2キャリッジには、第2及び第3ミラー234,235が搭載されており、第1ミラー233で反射した画像光は第2ミラー234で下方向(z)に反射され、第3ミラー235で副走査方向yに反射されて、レンズ236により集束され、CCD207に照射され、電気信号に変換される。この読み取り動作は、コンタクトガラス231上の手置き原稿を読み取るいわゆるフラットベッド方式の読みと動作である。なお、第1及び第2キャリッジは、符号は付していないが、一点鎖線で示してある。
第1及び第2キャリッジは、走行体モータ238を駆動源として、y方向に往復駆動される。往動時は原稿を走査し、復動時はリターン動作となる。CCD207は、多数の光電変換素子が主走査方向に並んだ光電変換素子アレイを備え、該アレイの画像読み取り信号を主走査ライン区分で繰り返し出力する撮像素子である。
自動原稿供給装置ADF30はスキャナ10に装着され、原稿を読み取り位置に供給する。すなわち、ADF30の原稿トレイ241に積載された原稿は、ピックアップローラ242によって引き出され、レジストローラ対243によってスキュー補正が行われ、さらにタイミングを合わせて搬送ドラム244と押さえローラ245の間に送り込まれる。搬送ドラム244と押さえローラ245の間に送り込まれた用紙は、搬送ドラム244に密着して読み取りガラス240の上を通過し、排紙ローラ246,247から、原稿トレイ241の下方の圧板兼用の排紙トレイ248上に排出される。原稿は、読み取りガラス240を通過する際に、その直下に位置決めされて静止している照明ランプ232により照射され、原稿の反射光は、第1ミラー233以下の光学系を介してCCD207に照射され光電変換される。このような読み取り動作は、シートフィード方式と称されている。このとき、前述の第2キャリッジは図示最も左側の位置に位置して、第1キャリッジからの反射光を反射し、レンズ236を介して読み取り画像をCCD207の結像面に導く。なお、前記フラットベッド方式の場合と、シートスルー方式の場合においても、読み取り面とCCD207の結像面との距離は同一になるようにこれら各部の相対的な位置が設定されている。
読み取りガラス240と原稿始端の位置決め用のスケール251との間には、白基準板239、並びに、第1キャリッジを検出する基点センサ249が設けられている。白基準板239は、照明ランプ232の個々の発光強度のばらつき、また主走査方向のばらつきや、CCD207の画素ごとの感度ムラ等が原因で、一様な濃度の原稿を読み取ったにもかかわらず、読み取りデータがばらつく現象を補正するいわゆるシェーディング補正のために用意されている。このシェーディング補正は、まず白基準板239を原稿スキャン前に主走査方向1ライン分読み取り、この読み取った白基準データをメモリに記憶し、原稿画像を読み取るときは、原稿をスキャンした画素ごとに、画像データを前記メモリ上の対応する白基準データで割り算し、補正する。
図3はカラープリンタ100の構成を示す図である。カラープリンタ100はレーザプリンタである。このレーザプリンタ100は、マゼンダ(M),シアン(C),イエロー(Y)及び黒(ブラック:K)の各色の画像を形成するための4組のトナー像形成ユニットが、転写紙の移動方向(図中の右下から左上方向y)に沿ってこの順に配置されている。すなわち、4連ドラム方式でフルカラー画像を形成する直接転写方式のタンデム型画像形成装置である。
これらマゼンダ(M),シアン(C),イエロー(Y)及び黒(K)のトナー像形成ユニットは、それぞれ、感光体ドラム111M,111C,111Y及び111Kを有する感光体ユニット110M,110C,110Y及び110Kと、現像ユニット120M,120C,120Y及び120Kとを備えている。また、各トナー像形成部の配置は、各感光体ユニット内の感光体ドラム111M,111C,111Y及び111Kの回転軸が水平×軸(主走査方向)に平行になるように、かつ、転写紙移動方向y(副走査方向)に所定ピッチの配列となるように設定されている。
また、レーザプリンタ100は、上記トナー像形成ユニットのほか、レーザ走査によるレーザ露光ユニット102、給紙カセット103,104、レジストローラ対105、転写紙を担持して各トナー像形成部の転写位置を通過するように搬送する転写搬送ベルト160を有する転写ベルトユニット106、ベルト定着方式の定着ユニット107、排紙トレイ108,両面ドライブ(面反転)ユニット33等を備えている。また、レーザプリンタ100は、図示していない手差しトレイ、トナー補給容器、廃トナーボトル、等も備えている。
レーザ露光ユニット102は、レーザ発光器41M,41C,41Y,41K、ポリゴンミラー、f−θレンズ、反射ミラー等を備え、画像データに基づいて各感光体ドラム111M,111C,111Y及び111Kの表面にレーザ光を、紙面に垂直な主走査×方向に振り走査しながら照射する。
図3上の一点鎖線は、転写紙の搬送経路を示している。給紙カセット103,104から給送された転写紙は、図示しない搬送ガイドによって案内されながら搬送ローラで搬送され、レジストローラ対105に送られる。このレジストローラ対105により所定のタイミングで転写搬送ベルト160に送出された転写紙は転写搬送ベルト160で担持され、各トナー像形成部の転写位置を通過するように搬送される。
各トナー像形成部の感光体ドラム111M,111C,111Y及び111Kに形成されたトナー像が、転写搬送ベルト160で担持され、搬送される転写紙に順次転写され、4色のトナー像が重畳されたカラー画像が形成される。カラー画像が形成された転写紙は、定着ユニット107に送られる。このように図3のレーザプリンタは、用紙に直接画像が転写される直接転写方式であり、用紙に4色重畳されたトナー像は、定着ユニット107を通過する際に、加圧及び加熱が行われ、転写紙に定着される。トナー像が定着された転写紙は、排紙トレイ108、フィニッシャ36又は両面ドライブユニット33に排出され、又は給送される。
ここでイエローYのトナー像形成ユニットを例にとり、画像形成の概要について説明する。他のトナー像形成ユニットも、イエローYのものと同様な構成である。
イエローYのトナー像形成ユニットは、前述のように感光体ユニット110Y及び現像ユニット120Yを備えている。感光体ユニット110Yは、感光体ドラム111Yのほか、感光体ドラム表面に潤滑剤を塗布するブラシローラ、感光体ドラム表面をクリーニングする揺動可能なクリーニングブレード、感光体ドラム表面に光を照射し、感光体表面の電荷の除電を行う除電ランプ、感光体ドラム表面を一様帯電する非接触型の帯電ローラ、等を備えている。
感光体ユニット110Yにおいて、交流電圧が印加された帯電ローラにより一様帯電された感光体ドラム111Yの表面に、レーザ露光ユニット102からレーザ光Lが走査され、光書き込みが行われる。光書き込みは、プリントデータに基づいて変調され、ポリゴンミラーで偏向されたレーザ光Lの主走査方向により行われる。この走査によりレーザ光が照射されると、感光体ドラム111Yの表面に静電潜像が形成される。感光体ドラム11IY上の静電潜像は、現像ユニット20Yで現像されてイエローYのトナー像となる。転写搬送ベルト160上の転写紙が通過する転写位置では、感光体ドラム11IY上のトナー像が転写紙に転写される。トナー像が転写された後の感光体ドラム111Yの表面は、ブラシローラで所定量の潤滑剤が塗布された後、ブレードでクリーニングされ、除電ランプから照射された光によって除電され、次の静電潜像の形成に備える。
現像ユニット120Yは、磁性キャリア及びマイナス帯電のトナーを含む二成分現像剤を収納している。さらに、現像ケース120Yの感光体ドラム側の開口から一部露出するように配設された現像ローラ、搬送スクリュウ、ドクタブレード、トナー濃度センサ、粉体ポンプ等を備えている。現像ケース内に収容された現像剤は、搬送スクリュウで攪拌搬送されることにより摩擦帯電する。そして、現像剤の一部が現像ローラの表面に担持される。ドクタブレードが現像ローラの表面の現像剤の層厚を均一に規制し、現像ローラの表面の現像剤中のトナーが感光体ドラムに移り、これにより静電潜像に対応するトナー像が感光体ドラム111Y上に現われる。現像ケース内の現像剤のトナー濃度はトナー濃度センサで検知される。濃度不足のときには、粉体ポンプが駆動されてトナーが補給される。
転写ベルトユニット106の転写搬送ベルト160は、各トナー像形成部の感光体ドラム111M,111C,111Y及び111Kに接触対向する各転写位置を通過するように、4つの接地された張架ローラに掛け回されている。張架ローラの1つが109である。これらの張架ローラの内、2点鎖線矢印で示す転写紙移動方向上流側の入口ローラには、電源から所定電圧が印加された静電吸着ローラが対向するように配置されている。これらの2つのローラの間を通過した転写紙は、転写搬送ベルト160上に静電吸着される。また、転写紙移動方向下流側の出口ローラは、転写搬送ベルトを摩擦駆動する駆動ローラであり、図示しない駆動源に接続されている。また、転写搬送ベルト160の外周面には、電源から所定のクリーニング用電圧が印加されたバイアスローラが接触するように配置されている。このバイアスローラにより転写搬送ベルト160上に付着したトナー等の異物が除去される。
また、感光体ドラム111M,111C,111Y及び111Kに接触対向する接触対向部を形成している転写搬送ベルト160の裏面に接触するように、転写バイアス印加部材を設けている。これらの転写バイアス印加部材は、マイラ製の固定ブラシであり、各転写バイアス電源から転写バイアスが印加される。この転写バイアス印加部材で印加された転写バイアスにより、転写搬送ベルト160に転写電荷が付与され、各転写位置において転写搬送ベルト160と感光体ドラム表面との間に所定強度の転写電界が形成される。
転写搬送ベルト160で搬送され、感光体ドラム111M,111C,111Y及び111Kに形成された各色トナー像が転写された用紙は、定着装置107に送り込まれてそこで、トナー像が加熱,加圧によって用紙に熱定着される。熱定着後、用紙は左側板の上部のフィニッシャ34への排紙口34otからフィニッシャ34に送り込まれる。又は、プリンタ本体の上面の排紙トレイ108に排出される。
4個の感光体ドラム111の中のマゼンダ像、シアン像及びイエロー像形成用の感光体ドラム111M,111C及び111Yは、図示しないカラードラム駆動用の1個の電気モータ(カラードラムモータ;カラードラムM:図示略)により、動力伝達系及び減速機(図示略)を介して1段減速にて駆動される。ブラック像形成用の感光体ドラム111Kはブラックドラム駆動用の1個の電気モータ(Kドラムモータ:図示略)により、動力伝達系及び減速機(図示略)を介して1段減速にて駆動される。また、転写搬送ベルト160は、上記Kドラムモータによる動力伝達系を介した転写駆動ローラの駆動により、回動移動する。したがって、上記Kドラムモータは、K感光体ドラム11Kと転写搬送ベルト60を駆動し、上記カラードラムモータは、M,C,Y感光体ドラム111M,111C,111Yを駆動する。
また、K現像器120Kは、定着ユニット107を駆動している電気モータ(図示略)で、動力伝達系及びクラッチ(図示略)を介して駆動される。M,C,Y現像器120M,120C,120Yは、レジストローラ105を駆動する電気モータ(図示略)で、動力伝達系及びクラッチ(図示略)を介して駆動される。現像器120M,120C,120Y,120Kは絶えず駆動されている訳ではなく、所定タイミングを持って駆動できるように、上記クラッチにより駆動伝達を受ける。
再度図1を参照する。フィニッシャ34は、スタッカトレイすなわち積載降下トレイ34hs及びソートトレイ群34stを持ち、積載降下トレイ34hsに用紙(プリント済紙,転写済紙)を排出するスタッカ排紙モードと、ソートトレイ群34stに排紙するソータ排紙モードを持つ。
プリンタ100からフィニッシャ34に送り込まれた用紙は、左上方向に搬送されそして上下逆U字型の搬送路を経て、下向きに搬送方向を切換えてから、設定されているモードに応じて、スタッカ排紙モードのときには排出口から積載降下トレイ34hsに排出される。ソータ排紙モードのときには、ソータトレイ群34stの、そのとき排出中の用紙が割り当てられたソータトレイに排出される。
ソータ排紙モードが指定されるとフィニッシャ内排紙コントローラは、最下部の重ね待避位置に置いたソートトレイ群34stを、図1上において2点鎖線で示す使用位置に上駆動し、ソータトレイ間の間隔を広げる。ソータ排紙モードでは、1回(一人)の設定枚数の複写又はプリントは、部ソートにソータ排紙モードが設定されているときには、同一原稿(画像)をプリントした各転写紙をソートトレイ群34stの各トレイに仕分け収納する。頁ソートにソータ排紙モードが設定されているときには、各トレイを各頁(画像)に割り当てて、同一頁をプリントした各転写紙を1つのソートトレイに積載する。
図4は、図1に示す複写機A1の画像処理系統のシステム構成を示すブロック図である。このシステムでは、読取ユニット11と画像データ出力I/F(Interface:インターフェース)12でなるカラー原稿スキャナ10が、画像データ処理装置(ACP)40の画像データインターフェース制御部(CDIC−以下、単にCDICと称す)41に接続されている。画像データ処理装置(ACP)40にはまた、カラープリンタ100が接続されている。カラープリンタ100は、画像データ処理装置(ACP)40の画像データ処理器IPP(Image Processing Processor;以下、単にIPPと称す)45から、書き込みI/F134に記録画像データを受けて、作像ユニット135でプリントアウトする。作像ユニット135は、図3のカラープリンタ100の作像ユニットに相当する。
画像データ処理装置(ACP)40(以下、単にACPと称す)は、パラレルバス(ローカルバス)Pb、メモリアクセス制御IMAC(以下、単にIMACと称す)42、画像メモリであるメモリモジュール(以下、単にMEMと称す)43,不揮発メモリであるハードディスク装置HDD(以下、単にHDDと称す)44、システムコントローラ1、RAM4、不揮発メモリ5、フォントROM6、CDIC45、IPP42等、を備える。パラレルバスPbには、ファクシミリ制御ユニットFCU(以下、単にFCUと記述)46が接続されている。操作ボード20はシステムコントローラ1に接続されている。
カラー原稿スキャナ10に設けられ、原稿を光学的に読み取る読取ユニット11は、原稿に対するランプ照射の反射光を、センサボードユニットSBU(以下、単にSBUと称す)13上の、CCD207(図2)で光電変換してR,G,B画像信号を生成し、A/DコンバータでRGB画像データに変換し、シェーディング補正した後、出力I/F12を介してCDIC41に送出する。RGB画像データは、3ビット以上の構成の多階調を表す多値画像データ(例えば8ビット構成)である。
CDIC41は、画像データに関し、原稿スキャナ10(出力I/F12)、パラレルバスPb、IPP45間のデータ転送、並びに、プロセスコントローラ131とACP40の全体制御を司るシステムコントローラ1との間の通信を行う。また、RAM132はプロセスコントローラ131のワークエリアとして使用され、ROM133はプロセスコントローラ131の動作プログラム等を記憶している。
メモリアクセス制御(IMAC−以下、単にIMACと称する)42は、MEM43及びHDD44に対する画像データ及び制御データの書き込み/読み出しを制御する。システムコントローラ1は、パラレルバスPbに接続される各構成部の動作を制御する。また、RAM4はシステムコントローラ1のワークエリアとして使用され、不揮発メモリ5はシステムコントローラ1の動作プログラム等を記憶している。
操作ボード20は、ACP40が行うべき処理を指示する。例えば、処理の種類(複写、ファクシミリ送信、画像読込、プリント等)及び処理の枚数等を入力する。これにより、画像データ制御情報の入力を行うことができる。
スキャナ10の読取ユニット11より読み取った画像データは、スキャナ10のSBU13でシェーディング補正が施された後、IPP45で、ノイズライン除去、地肌除去、スキャナガンマ補正、フィルタ処理などの、読み取り歪を補正する画像処理が施される。その後、画像データはMEM43又はHDD44に蓄積される。MEM43又はHDD44に蓄積された画像データをプリントアウトするときには、IPP45においてRGB信号をYMCK信号に色変換し、プリンタガンマ変換、階調変換、及びディザ処理もしくは誤差拡散処理などの階調処理などの画質処理が行われる。画質処理後の画像データはIPP45から書き込みI/F134に転送される。書き込みI/F134は、階調処理された信号に対し、パルス幅とパワー変調によりレーザ制御を行う。その後、画像データは作像ユニット135へ送られ、作像ユニット135によって転写紙上に再生画像が形成される。
IMAC42は、システムコントローラ1の制御に基づいて、画像データとMEM43又はHDD44のアクセス制御、LAN上に接続したパソコン(PC−以下、単にPCと称す)のプリント用データの展開,MEM43及びHDD44の有効活用のための画像データの圧縮/伸張を行う。
IMAC43へ送られた画像データは、データ圧縮後、MEM43又はHDD55に蓄積され、蓄積された画像データは必要に応じて読み出される。読み出された画像データは、伸張され、本来の画像データに戻しIMAC42からパラレルバスPbを経由してCDIC41へ戻される。画像データはCDIC41からIPP45への転送後、画質処理が行われ、書き込みI/F134に出力される。その後、作像ユニット135において転写紙上に再生画像が形成される。
画像データの流れにおいて、パラレルバスPb及びCDIC41でのバス制御により、デジタル複合機の機能を実現する。ファクシミリ送信は、読み取られた画像データをIPP45にて画像処理を実施し、CDIC41及びパラレルバスPbを経由してFCU46へ転送することにより行われる。FCU46は、通信網へのデータ変換を行い、変換された画像データを公衆回線PNへファクシミリデータとして送信する。ファクシミリ受信は、公衆回線PNからの回線データをFCU46にて画像データへ変換し、パラレルバスPb及びCDIC41を経由してIPP45へ転送することにより行われる。この場合、特別な画質処理は行わず、書き込みI/F134から出力し、作像ユニット135において転写紙上に再生画像が形成される。
複数ジョブ、例えば、コピー機能、ファクシミリ送受信機能、プリンタ出力機能が並行に動作する状況において、読取ユニット11、作像ユニット135及びパラレルバスPbの使用権のジョブへの割り振りは、システムコントローラ1及びプロセスコントローラ131が制御する。プロセスコントローラ131は画像データの流れを制御し、システムコントローラ1はシステム全体を制御し、各リソースの起動を管理する。また、デジタル複合機の機能選択は、操作ボード20において行われ、操作ボード20の選択入力によって、コピー機能、ファクシミリ機能等の処理内容が設定される。
システムコントローラ1とプロセスコントローラ131は、パラレルバスPb,CDIC41及びシリアルバスSbを介して相互に通信を行う。具体的には、CDIC41内においてパラレルバスPbとシリアルバスSbとのデータ,インターフェースのためのデータフォーマット変換を行うことにより、システムコントローラ1とプロセスコントローラ131間の通信を行う。
各種バスインターフェース、例えばパラレルバスI/F7、シリアルバスI/F9、ローカルバスI/F3及びネットワークI/F8は、IMAC42に接続されている。コントローラーユニット1は、ACP40全体の中での独立性を保つために、複数種類のバス経由で関連ユニットと接続されている。
システムコントローラ1は、パラレルバスPbを介して他の機能ユニットの制御を行う。また、パラレルバスPbは画像データの転送に供される。システムコントローラ1は、IMAC42に対して、画像データをMEM43、HDD44に蓄積させるための動作制御指令を発する。この動作制御指令は、IMAC42、パラレルバスI/F7、パラレルバスPbを経由して送られる。
この動作制御指令に応答して、画像データはCDIC41からパラレルバスPb及びパラレルバスI/F7を介してIMAC42に送られる。そして、画像データはIMAC42の制御によりMEM43又はHDD44に格納されることになる。
一方、ACP40のシステムコントローラ1は、PCからのプリンタ機能としての呼び出しの場合、プリンタコントローラとネットワーク制御及びシリアルバス制御として機能する。ネットワークB経由の場合、IMAC42はネットワークI/F8を介して、ネットワークB経由のプリント出力要求データあるいは蓄積(保存)要求データを受け取る。ネットワークB経由の要求データ(外来コマンド)はシステムコントローラ1に報知し、それに応答するシステムコントローラ1からのコマンドにしたがって、IMAC42はネットワークB経由の蓄積データの転送又は受信蓄積を行う。
汎用的なシリアルバス接続の場合、IMAC42はシリアルバスI/F9経由でプリント出力要求データを受け取る。汎用のシリアルバスI/F9は複数種類の規格に対応しており、例えばUSB(Universal Serial Bus)、1284又は1394等の規格のインターフェースに対応する。
PCからのプリント出力要求データはシステムコントローラ1により画像データに展開される。その展開先はMEM43内のエリアである。展開に必要なフォントデータは、ローカルバスI/F3及びローカルバスRb経由でフォントROM6を参照することにより得られる。ローカルバスRbは、このコントローラ1を不揮発メモリ5及びRAM4と接続する。
シリアルバスSbに関しては、PCとの接続のための外部シリアルポート2以外に、ACPの操作部である操作ボード20との転送のためのインターフェースもある。これはプリント展開データではなく、IMAC42経由でシステムコントローラ1と通信し、処理手順の受け付け、システム状態の表示等を行う。
システムコントローラ1と、MEM42、HDD44及び各種バスとのデータ送受信は、IMAC42を経由して行われる。MEM43及びHDD44を使用するジョブはACP40全体の中で一元管理される。
図5はCDICの機能構成の概要を示すブロック図である。同図において、画像データ入出力制御部161は、カラー原稿スキャナ10(SBU)が出力する画像データを受けて、IPP45に出力する。IPP45は、図7に示すスキャナ画像処理部190で画像処理を実行し、CDIC41の画像データ入力制御部162に送り出す。画像データ入力制御部162が受けたデータは、パラレルバスPbでの転送効率を高めるためにデータ圧縮部163において、1次圧縮が行われる。圧縮された画像データは、データ変換部164でパラレルデータに変換してパラレルデータI/F165を介してパラレルバスPbへ送出される。パラレルデータバスPbからパラレルデータI/F165を介して入力される画像データは、データ変換部164でシリアル変換される。このデータは、バス転送のために1次圧縮されており、データ伸張部166で伸張される。伸張された画像データは、画像データ出力制御部167によってIPP45へ転送される。IPP45では、図7に示す画質処理部300でRGB画像データからYMCK画像データへと、プリンタ100の画像出力用の画像データYpMpCpKpに変換してカラープリンタ100に出力する。
CDIC41は、パラレルバスPbで転送するパラレルデータとシリアルバスSbで転送するシリアルデータの変換機能を併せ持つ。システムコントローラ1は、パラレルバスPbにデータを転送し、プロセスコントローラ131は、シリアルバスSbにデータを転送する。2つのコントローラ1,131の通信のために、データ変換部164及びシリアルデータI/F169で、パラレル/シリアルデータ変換を行う。シリアルデータI/F168は、IPP用であり、IPP45ともシリアルデータ転送する。また、シリアルバスSbにはコマンド制御部170が接続され、コマンド制御を実行する。
図6はIMACの機能構成の概略を示すブロック図である。同図において、IMAC42は、アクセス制御部172、メモリ制御部173、2次圧縮/伸張モジュール176、画像編集モジュール177、システムI/F179、ローカルバス制御部180、パラレルバス制御部171、シリアルポート制御部175、シリアルポート174及びネットワーク制御部178を備えている。2次圧縮/伸張モジュール176、画像編集モジュール177、パラレルバス制御171、シリアルポート制御175及びネットワーク制御178は、それぞれDMAC(ダイレクトメモリアクセス制御部)181a〜181eを介してアクセス制御部172に接続されている。
システムI/F179はシステムコントローラ1に対する命令又はデータの送受信を行う。基本的に、システムコントローラ1はACP40全体を制御する。また、システムコントローラ1はMEM43及びHDD44の資源配分を管理し、他のユニットの制御は、システムI/F179、パラレルバス制御171及びパラレルバスPbを介して行う。
ACP40の各ユニットは基本的にパラレルバスPbに接続されている。したがって、パラレルバス制御171は、バス占有の制御を行うことによってシステムコントローラ1及びMEM及びHDDに対するデータの送受信を管理する。
ネットワーク制御178は、LANとの接続を制御する。ネットワーク制御178は、ネットワークに接続された外部拡張機器に対するデータの送受信を管理する。ここで、システムコントローラ1は、ネットワーク上の接続機器の動作管理には関与しないが、IMAC42におけるインターフェースについては制御を行う。特に限定しないが、本実施形態では、100BASE−Tに対する制御が付加されている。
シリアルバスSbに接続されるシリアルポート174は複数のポートを備えている。シリアルポート制御175は、用意されているバスの種類に対応する数のポート制御機構を備えている。特に限定しないが、本実施形態では、USB及び1284に対するポート制御を行う。また、外部シリアルポートとは別に、操作部とのコマンド受け付け又は表示に関するデータの送受信の制御を行う。
ローカルバス制御部180は、システムコントローラ1を起動させるために必要なRAM4、不揮発メモリ5及びプリンタコードデータを展開するフォントROM6が接続されたローカルシリアルバスRbとのインターフェースを行う。
動作制御は、システムI/F179からシステムコントローラ1によるコマンド制御を実施する。データ制御はMEM43、HDD44を中心に、外部ユニットからのMEM43及びHDD44に対するメモリアクセスを管理する。画像データはCDICからパラレルバスPbを介してIMAC42に転送される。そして、その画像データはパラレルバス制御171においてIMAC42内に取り込まれる。
取り込まれた画像データのメモリアクセスは、システムコントローラ1の管理から離れる。すなわち、そのメモリアクセスは、システム制御から独立してDMAC181により行われる。MEM43、HDD44へのアクセスについて、アクセス制御部172は複数ユニットからのアクセス要求の調停を行う。そして、メモリ制御部173は、MEM43、HDD44のアクセス動作又はデータの読み出し及び書き込みを制御する。
ネットワークからMEM43、HDD44へアクセスする場合、ネットワークからネットワーク制御178を介してIMAC42内に取り込まれたデータは、DMAC181eによりMEM43、HDD44へ転送される。アクセス制御部172は、複数ジョブでのMEM43、HDD44へのアクセスの調停を行う。メモリ制御部173は、MEM43、HDD44に対するデータの読み出し及び書き込みを行う。
シリアルバスSbからMEM43,HDD44へアクセスする場合、シリアルポート制御部175によりシリアルポート174を介してIMAC42内に取り込まれたデータは、DMAC181dによりMEM43,HDD44へ転送される。アクセス制御部172は、複数ジョブでのMEM43、HDD44へのアクセスの調停を行う。メモリ制御部173は、MEM43、HDD44に対するデータの読み出し/書き込みを行う。
ネットワーク又はシリアルバスに接続されたPCからのプリント出力データは、システムコントローラ1により、ローカルバス上のフォントデータを用いて、MEM43、HDD44内のメモリエリアに展開される。
各外部ユニットとのインターフェースについては、システムコントローラ1が管理する。IMAC42内に取り込まれた後のデータ転送については、図6に示すそれぞれのDMAC181a〜181eがメモリアクセスを管理する。この場合、各DMAC181a〜181eは、お互いに独立してデータ転送を実行するため、アクセス制御部172は、MEM43、HDD44へのアクセスに関するジョブの衝突、又は各アクセス要求に対する優先付けを行う。
ここで、MEM43、HDD44へのアクセスには、各DMAC181a〜181eによるアクセスの他に、格納データのビットマップ展開のためにシステムI/F179を介してシステムコントローラ1からのアクセスも含まれる。アクセス制御部172において、MEM43,HDD44へのアクセスが許可されたDMACデータ、又はシステムI/F 179からのデータは、メモリ制御部173によりMEM43、HDD44に直接転送される。
IMAC42は、その内部でのデータ加工に関して2次圧縮/伸張モジュール176及び画像編集モジュール177を有する。2次圧縮/伸張モジュール176は、画像データ又はコードデータをMEM43、HDD44へ有効に蓄積できるようにデータの圧縮及び伸張を行う。2次圧縮/伸張モジュール176はDMAC181aによりMEM43、HDD44とのインターフェースを制御する。
MEM43、HDD44に一旦格納された画像データは、DMAC181aによりMEM43、HDD44からメモリ制御173、アクセス制御172を介して2次圧縮/伸張モジュール176に呼び出される。そこでデータ変換された画像データは、DMAC181aにより、MEM43、HDD44へ戻されるか、外部バスへ出力される。
画像編集モジュール177は、DMAC181bによりMEM43、HDD44を制御し、MEM43、HDD44内でのデータ加工を行う。具体的には、画像編集モジュール177は、メモリ領域のクリアの他に、データ加工として画像データの回転処理、異なる画像同士の合成などを行う。画像編集モジュール177は、MEM43、HDD44から2次圧縮データを読み出して2次圧縮/伸張モジュール176で1次圧縮データに伸張し、モジュール177内で、CDIC41のデータ伸張163と同じ復号化ロジックで1次圧縮データを画像データに伸張してモジュール177内のメモリに展開し、それを加工する。加工した画像データは、CDIC41の1次圧縮ロジックと同じ符号化ロジックで1次圧縮して、2次圧縮/伸張モジュール176でさらに2次圧縮してMEM43、HDD44に書き込む。
図7はIPPの画像処理機能の概略を示すブロック図である。同図において、読み取り画像はSBU13、CDIC41を介してIPP45の入力I/Fからスキャナ画像処理部190へ伝達される。このスキャナ画像処理部190では、読み取り画像信号の読み取り劣化補正を目的に、シェーディング補正後にスキャナガンマ変換等を行った後、CDIC41にデータは転送されて、MEM43でデータの蓄積が行われる。MEM43に蓄積され、読み出された画像データは、CDIC41を経由して再びIPP45に転送される。そして、画質処理部300で後述のプリンタ画質処理が実行される。なお、スキャナ画像処理部190及びプリンタ画像処理部300にはそれぞれ入力I/F191,301と出力I/F197,307が接続されている。
図8はIPPの画像処理機能の概要を示すブロック図である。同図においてIPP45は、ノイズライン除去部192、分離生成部(画像が文字領域か写真領域かの判定:像域分離)193、地肌除去部194、スキャナγ変換部195、フィルタ部196、色補正部302、変倍部303、画像加工部304、プリンタγ変換部305及び階調処理部606で、それぞれノイズライン除去処理、像域分離処理、地肌除去処理、スキャナガンマ変換処理、フィルタ処理、色補正処理、変倍処理、画像加工処理、プリンタガンマ変換処理及び階調処理を行う。IPP45は画像処理を行うプログラマブルな演算処理手段である。
スキャナ10の出力I/F12からCDIC41に入力された画像データは、CDIC41を経由してIPP45に転送され、IPP45で光学系及びデジタル信号への量子化に伴う信号劣化(スキャナ系の信号劣化)を補正され、再度、CDIC41へ出力(送信)される。CDIC41からIPP45へ戻される画像データに対して、IPP45においては、プリンタ画質処理部300で「画質処理」を行う。「画質処理」では、色補正部302でRGB信号をYMCK信号に色変換し、変倍処理、画像加工処理、プリンタガンマ変換処理、及び、階調変換、ディザ処理もしくは誤差拡散処理などの階調処理などの各処理を実行する。ノイズライン除去処理を実行するハードウェアとしては、プログラムを入れかえることによって処理の内容が変更できるプロセッサが好ましい。そこで、本実施形態では、プログラマブルなSIMDプロセッサを主体とするIPP45を用いた。
図9はIPPのハード構成の概要を示すブロック図である。IPP45は、多値画像データを1ライン分以上保持することが可能で、画素密度(dpi)変換機能を有するバッファメモリ装置BMD、及びプログラマブルな第1ないし第5のSIMDプロセッサIPP−1,IPP−2,IRP−3,IPP−4,IPP−5を備えている。第1ないし第5のSIMDプロセッサIPP−1〜5は同一仕様である。すなわち同一ハードウェアで同一機能である。IPP45は、スキャナ10が発生する8ビット構成の多値画像データ(300dpiで読み取ったA4版短辺長(A4横幅)の1ライン分の画像データの全て)を5ブロックに分割し、各ブロックを第1ないし第5のSIMDプロセッサIPP−1〜5に与え、第1ないし第5のIPP−1〜5で1ライン上の全画素の多値画像データを同時に並行して処理する。すなわち、A4横幅を300dpiで読み取った1ライン(2480画素)分の画像データの全てを同時並行処理するために第1ないし第5の5個のSIMDプロセッサIPP−1〜5を備えている。
図10は図9における1つのSIMDプロセッサIPP−1(ここでは第1のSIMDプロセッサ)の内部構成の概要を示すブロック図である。第1のIPP−1は、スキャナ10の出力I/F12からCDIC41とバッファメモリ装置BMDを介しての画像データの受け入れ、並びに、該バッファメモリ装置BMDを介してのCDIC41に対する画像データの入出力は入出力ポート141で行う。入出力画像データは、バススイッチ及びバッファメモリを含むデータバッファ又は入出力データレジスタ142に一旦格納してから、SIMD型プロセッサ143のメモリ制御部143aを介してプロセッサアレイ144に入力され、あるいはバッファメモリ装置BMDを介してCDIC41に出力される。第1のIPP−1を制御するデータ並びに第1のIPP−1の画像処理プログラム(プログラムと処理パラメータ)はHDD44に格納されており、システムコントローラ1、CDIC41あるいはプロセスコントローラ131の転送制御によって、ホストバッファ147に与えられ、データRAM146及びプログラムRAM145に書き込まれる。
図11はプロセッサアレイ144の内部の一部分の構成を示すブロック図である。この実施形態では、プロセッサアレイ144は、プログラマブルなSIMD(Single Instruction stream Multiple Data stream)型プロセッシングエレメント(PE)群であり、複数のデータに対し、単一の命令を並列に実行させるもので、各プロセッシングエレメントPE(PE1,PE2,PE3,・・・)が各データを処理する。それぞれのプロセッシングエレメントPE(以下、単にPEとも称する)は、自己宛てのデータを格納する入出力レジスタ150、他のPEのレジスタをアクセスするためのマルチプレクサ(以下、MUXと称す)151、論理演算器(以下、ALUと称す)153、論理結果を格納するアキュムレータレジスタ154、アキュムレータレジスタ154の内容を一時的に退避させるテンポラリレジスタ155から構成される。
各入出力レジスタ150はアドレスバス及びデータバス(リード線及びワード線)に接続されており、処理を規定する命令コード、処理の対象となるデータ等を格納する。入出力レジスタ150の内容はALU153に入力され、演算処理結果はアキュムレータレジスタ154に格納される。結果をPE外部に取り出すために、テンポラリレジスタ155に一旦退避させ、入出力レジスタ150(の出力レジスタに割り当てたもの)に書き込み、各PEの結果データを順次(シリアル)に出力することにより、対象データに対する処理結果がラスタ(シリアル転送)形式で得られる。
命令コードは各PEに同一内容で与え、個々に異なる処理対象データをPEごとに与え、隣接PEの入出力レジスタ150の内容をMUX151において参照することによって、各PEは他のPEが保持する処理対象データを参入した演算も行うことができる。演算結果はアキュムレータレジスタ154に出力される。全PEは同時に同じ命令コードにしたがって同じ演算を行う。すなわち並列処理する。
例えば、同一ライン上の各画素宛ての多値画像データを、各画素宛てにPEに配置し、同一の命令コードで演算処理させれば、1画素ずつ逐次処理するよりも短時間で同一ライン上の複数画素分の処理結果が得られる。特に、空間フィルタ処理、シェーディング補正処理,属性検出処理はPEごとの命令コードは演算式そのもので、PE全てに共通に処理を実施することができる。この実施形態では、PEの実効個数は512以上であり、1ラインの画素数2480を5分割した各ブロックの画素数496と、パターン認識の主走査方向のパターン幅の画素数A(後述のノイズライン検出ではA=10)をさらに加えた496+A以上である。
入出力レジスタ150には、その外部からの入力データを入力可能、さらに外部への出力可能な各8ビット構成のレジスタが複数個ある。ALU153は、入出力レジスタ150からデータをロードして演算可能、かつ、演算結果を入出力レジスタ150に格納可能な16bitALUであり、アキュムレータレジスタ154とテンポラリレジスタ155も16bit構成である。また各ALUはTレジスタ1bitを持ちその値によって各々のALUがプログラム処理を実行するか否かを独立に選択する。上記構成のPEが並列に複数個並び、単一のプログラムにしたがって並列に動作する。
このような全体構成及び制御構成を備えたマスタMFPのシステムコントローラ1は不揮発CPUを備えている。不揮発CPUは電源をOFFしたときの状態を保持する機能を有するCPUである。不揮発CPUは、レジスタなどプロセッサ内部の全ての記憶素子に強誘電体メモリ(FRAM)を使用し、電源遮断時にデータをバックアップする必要がなく、電源を再投入すると電源を遮断した時点の状態に復帰できるという特性を有するものである。そこで、マスタMFPのシステムコントローラに不揮発CPUを使用すると、一旦立ち上げ、MFPの動作を行った後、電源を落としても、電源を落としたときのCPUの状態を保持している。そのため、次に電源をONしてMFPを立ち上げたとき、電源を落としたときの状態で立ち上がり、不揮発CPUでない通常のCPUの立ち上げ時に実行される初期化処理、すなわち、Boot処理、OS立ち上げ、I/Oレジスタ設定等の処理が不要となる。
図12は本発明の実施形態に係るマスタMFPに複数のスレーブ側の機器を接続したシステムのシステム構成を示す図である。
同図において、本実施形態に係るシステムは、マスタMFP500に、スレーブ側MFP510、スレーブ側レーザプリンタ(LP)520、スレーブFAX530が接続され、各CPUが通信可能に構成されたシステムである。マスタMFP500、スレーブ側のMFP510、スレーブ側LP520はそれぞれコントローラCPU501,511,521とエンジンCPU502,512,522を備え、スレーブFAXはコントローラとエンジン共用のCPU531を備えている。このシステムの特徴は、マスタMFP500のコントローラCPU501に不揮発CPUを用い、その他のスレーブ側のCPU511,512,531は不揮発CPUではない従来から使用されているCPUを使用していることにある。従来から使用されているCPUでは、データの保持機能がないので、電源OFF時にCPU(プロセッサ)内の記憶素子のデータが消散する。
図13は従来の電源立ち上げ時のマスタMFP500、スレーブ側MFP510及びスレーブFAX530間の通信シーケンスの一例を示す図である。この図から分かるように、マスタMFP500の電源がONされると(S1)、これに伴ってスレーブ側MFP510とスレーブFAX530の電源がONされる(S2,S3)。この電源ONに伴ってマスタMFP500のCPUは初期化処理を実行し(S4)、CPUが可動可能な状態になった時点で、スレーブMFP510及びスレーブFAX530に起動処理が終了しているかどうかを問い合わせ(S5,S6)、終了している旨の応答があった(S7,S9)時点で、言い換えれば相互通信可能になった時点でスレーブ側の機器情報をマスタMFP500から送信する(S8,S10)。なお、マスタMFP500の初期化処理期間に、通常、スレーブ側MFP510及びスレーブFAX530の初期化も行われる。
図14は本実施形態に係るシステムにおける電源立ち上げ時のマスタMFP500、スレーブ側MFP510及びスレーブFAX530間の通信シーケンスの一例を示す図である。この図から分かるように、マスタMFP500の電源がONされると(S11)、これに伴ってスレーブ側MFP510とスレーブFAX530の電源がONされる(S12,S13)。この時点でCPUはどうか可能なのでスレーブMFP510及びスレーブFAX530に起動処理が終了しているかどうかを問い合わせ(S14,S15)、終了している旨の応答があった(S16,S18)時点で、スレーブ側の機器情報をマスタMFP500から送信する(S17,S19)。なお、マスタMFP500の初期化処理期間に、通常、スレーブ側MFP510及びスレーブFAX530の初期化も行われる。
図13に示した従来例のシーケンスでは、マスタ側MFPの初期化処理(Boot処理、OS立ち上げ、I/Oレジスタ設定)が必要であったが不揮発CPUを用いることにより電源OFF時の状態を保持することが可能であるので、電源をOFFしたとき、その状態が保持されている。そのため、初期化処理が不要となり、図14のシーケンスのように電源ON後すぐにスレーブ側との通信が可能となる。
なお、マスタMFP500のコントローラCPU501はスレーブ側の機器510,520,530の機器情報を全て保持している。
また、図14のシーケンスでは、マスタMFP500及びスレーブ側の機器の電源がONされ、スレーブ側エンジンCPUの初期化及びソフト準備が終了し、マスタCPUがスレーブCPUに対して通信可の確認がとれると、機器情報をスレーブ側の機器(ここではスレーブMFP501、スレーブFAX503)にダウンロードしている(S17,S19)が、その際、まず、定着に関する機器状態を送信するようにする。スレーブ側の機器(510,520,530)では、定着に関する機器状態に基づいて、定着装置のON又はOFFを決定する。すなわち、スレーブ側機器510,520,530は定着情報によって起動するかどうか判断するので、電源ON時のマスタMFP500のコントローラCPU501からの定着情報通知により自身を立ち上げる。
マスタMFP500のコントローラCPU501は、各装置のエンジン側CPU502、512、522、531に対して定着機器情報を送信後、順次各機種の機器情報を送信する。複数のスレーブ機がマスタMFP500に接続されている場合、電源ON時、立ち上げ状態が速いスレーブ機の順に必要なデータをマスタMFP500から転送する。これにより効率的に処理することができる。
一方、各装置のエンジン側用CPU502,512,522,531は電源ON後、コントローラ側CPU501に送るべきデータに変更があった場合には、その変更されたデータをマスタMFP500のコントローラCPU501に送信する。これにより常に各装置のエンジンCPUで変更されたデータがマスタMFP500のコントローラCPU501で更新され、記憶される。また、マスタMFP500の電源ON時、あるいは休止状態からの復帰時には、スレーブ機側を強制オンさせ、スレーブ側の機器の制御に必要なデータをマスタMFP500のコントローラCPU501に転送する。これにより、システムの動作時には、マスタMFP500のコントローラCPU501は、システム制御上に必要な最新のデータを常に保持することができる。
なお、複数あるスレーブ機510,520,530が動作中にコントローラ側CPU511,521,531を立ち下げようとしたらマスタMFP500のコントローラCPU501でアラート信号出力し、あるいは警報を報知するようにする。アラート信号あるいは警報は例えばマスタMFP500の操作パネルの表示部に表示される。これによりユーザは、システムの状態をマスタMFP500の表示パネルから認識することができる。
これらの制御は、マスタMFP500のコントローラCPU(不揮発CPU)が図示しないROMに格納されたプログラムを不揮発CPU内の図示しないRAMに展開し、当該RAMをワークエリアとして使用しながら実行することにより行われる。
また、マスタMFP500をスタンドアロンで使用する場合においても、コントローラCPU501には不揮発CPUを使用し、エンジンCPU(スレーブCPU)502には不揮発RAM無しの構成とし、エンジンCPU502のRAM機能をコントローラCPU501で代用する。これによりエンジンCPU502として低コストのものを使用することができる。
本発明の実施形態に係るデジタル複合機の外観を示す正面図である。 図1のデジタル複合機の原稿スキャナの読み取り機構の概要を示す拡大縦断面図である。 図1のデジタル複合機のプリンタの作像機構の概要を示す拡大縦断面図である。 図1のデジタル複合機の画像処理システムの概要を示すブロック図である。 図4の画像処理システムにおけるCDICの構成の概要を示すブロック図である。 図4の画像処理システムにおけるIMACの構成の概要を示すブロック図である。 図4の画像処理システムにおけるIPPの機能構成の大要を示すブロック図である。 図4の画像処理システムにおけるIPPの機能構成を模式的に示すブロック図である。 図4に示す画像データ処理器IPPのハードウェア構成の概要を示すブロック図である。 図9のIPPの構成の詳細を示すブロック図である。 図10に示すプロセッサアレイの構成の概要を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るマスタMFPに複数のスレーブ側の機器を接続したシステムのシステム構成を示す図である。 従来の電源立ち上げ時のマスタMFP、スレーブ側MFP及びスレーブFAX間の通信シーケンスの一例を示す図である。 本実施形態に係るシステムにおける電源立ち上げ時のマスタMFP、スレーブ側MFP及びスレーブFAX間の通信シーケンスの一例を示す図である。
符号の説明
500 マスタMFP
501 コントローラCPU(不揮発CPU)
502,512,522 エンジンCPU
510 スレーブ側MFP
511,521,531 コントローラCPU(スレーブ側)
520 スレーブ側LP
530 スレーブFAX
A1 複写機
ACP 画像データ処理装置
CDIC 画像データインターフェース制御部
IMAC 画像メモリアクセス制御部
IPP 画像データ処理器
HDD ハードディスク装置

Claims (12)

  1. マスタ側の画像形成装置にスレーブ側の画像形成装置が接続された画像形成システムにおいて、
    前記マスタ側の画像形成装置のコントローラCPUが、当該画像形成装置の電源をOFFしたときの状態をCPU内部の記憶素子に保持する機能を有する不揮発CPUからなることを特徴とする画像形成システム。
  2. 請求項1記載の画像形成システムにおいて、
    前記マスタ側の画像形成装置が複写機能、プリンタ機能、及びファクシミリ機能の内の少なくとも2つの機能を備えたデジタル複合機であることを特徴とする画像形成システム。
  3. 請求項1記載の画像形成システムにおいて、
    前記スレーブ側の画像形成装置はプリンタ機能、及びファクシミリ機能の内の少なくとも2つの機能を備えたデジタル複合機、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置の1つを含むことを特徴とする画像形成システム。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の画像形成システムにおいて、
    前記マスタ側の画像形成装置、前記スレーブ側の画像形成装置であるデジタル複合機、複写機、プリンタはコントローラCPUとエンジンCPUを備え、前記ファクシミリ装置はコントローラCPUのみを備えていることを特徴とする画像形成システム。
  5. 請求項4記載の画像形成システムにおいて、
    前記マスタ側の画像形成装置のコントローラCPUはスレーブ側の画像形成装置の機器情報を全て保持していることを特徴とする画像形成システム。
  6. 請求項5記載の画像形成システムにおいて、
    前記マスタ側の画像形成装置及び前記スレーブ側の画像形成装置の電源がONされとき、スレーブ側の画像形成装置のエンジンCPUの初期化及びソフト準備終了後、マスタ側の画像形成装置のコントローラCPUはスレーブ側の画像形成装置のコントローラCPUに対して両者の通信可否を確認し、通信可を確認後、定着に関する機器状態を前記スレーブ側の画像形成装置に送信し、当該スレーブ側の画像形成装置は送信されてきたデータに基づいて定着装置のオン/オフを決定することを特徴とする画像形成システム。
  7. 請求項5又は6記載の画像形成システムにおいて、
    前記マスタ側の画像形成装置のコントローラCPUは前記スレーブ側の画像形成装置のエンジンCPUに対して定着機器情報を送信した後、順次各機種の機器情報を送信することを特徴とする画像形成システム。
  8. 請求項7記載の画像形成システムにおいて、
    前記スレーブ側の画像形成装置のエンジンCPUは、電源ON後、コントローラ側CPUに送るデータに変更があった場合は、前記マスタ側の画像形成装置のコントローラCPUに変更したデータを送信することを特徴とする画像形成システム。
  9. 請求項5記載の画像形成システムにおいて、
    前記マスタ側の画像形成装置及び前記スレーブ側の画像形成装置の電源がONされとき、前記マスタ側の画像形成装置のコントローラCPUは立ち上げ状態が速いスレーブ側の画像形成装置から順に必要なデータを転送することを特徴とする画像形成システム。
  10. 請求項5記載の画像形成システムにおいて、
    前記マスタ側の画像形成装置が電源ONされたとき、又は休止状態から復帰したとき、前記スレーブ側の画像形成装置を強制的にONし、必要な機器情報を当該スレーブ側の画像形成装置に転送することを特徴とする画像形成システム。
  11. マスタ側の画像形成装置にスレーブ側の画像形成装置が接続されて構成される画像形成システムの立ち上げ制御方法において、
    前記マスタ側の画像形成装置のコントローラCPUが、当該画像形成装置の電源をOFFしたときの状態をCPU内部の記憶素子に保持する機能を有する不揮発CPUからなり、
    前記マスタ側の画像形成装置のコントローラCPUはスレーブ側の画像形成装置の機器情報を全て保持し、
    前記マスタ側の画像形成装置及び前記スレーブ側の画像形成装置の電源がONされとき、スレーブ側の画像形成装置のエンジンCPUの初期化及びソフト準備終了後、マスタ側の画像形成装置のコントローラCPUはスレーブ側の画像形成装置のコントローラCPUに対して両者の通信可否を確認し、
    通信可を確認後、定着に関する機器状態を前記スレーブ側の画像形成装置に送信し、
    当該スレーブ側の画像形成装置は送信されてきたデータに基づいて定着装置のオン/オフを決定すること
    を特徴とする画像形成システムの立ち上げ制御方法。
  12. マスタ側の画像形成装置にスレーブ側の画像形成装置が接続されて構成され、前記マスタ側の画像形成装置のコントローラCPUが、当該画像形成装置の電源をOFFしたときの状態をCPU内部の記憶素子に保持する機能を有する不揮発CPUからなり、前記マスタ側の画像形成装置のコントローラCPUがスレーブ側の画像形成装置の機器情報を全て保持した画像形成システムの立ち上げ制御をコンピュータで実行するためのコンピュータプログラムであって、
    前記マスタ側の画像形成装置及び前記スレーブ側の画像形成装置の電源がONされとき、スレーブ側の画像形成装置のエンジンCPUの初期化及びソフト準備終了後、マスタ側の画像形成装置のコントローラCPUはスレーブ側の画像形成装置のコントローラCPUに対して両者の通信可否を確認する処理手順と、
    通信可を確認後、定着に関する機器状態を前記スレーブ側の画像形成装置に送信する処理手順と、
    当該スレーブ側の画像形成装置は送信されてきたデータに基づいて定着装置のオン/オフを決定する処理手順と、
    を備えていることを特徴とするコンピュータプログラム。
JP2008151798A 2008-06-10 2008-06-10 画像形成システム、画像形成システムの立ち上げ制御方法、及びコンピュータプログラム Pending JP2009302648A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008151798A JP2009302648A (ja) 2008-06-10 2008-06-10 画像形成システム、画像形成システムの立ち上げ制御方法、及びコンピュータプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008151798A JP2009302648A (ja) 2008-06-10 2008-06-10 画像形成システム、画像形成システムの立ち上げ制御方法、及びコンピュータプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009302648A true JP2009302648A (ja) 2009-12-24

Family

ID=41549134

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008151798A Pending JP2009302648A (ja) 2008-06-10 2008-06-10 画像形成システム、画像形成システムの立ち上げ制御方法、及びコンピュータプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009302648A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013027475A1 (ja) * 2011-08-19 2013-02-28 株式会社日立産機システム インクジェット記録装置
JP2016118581A (ja) * 2014-12-18 2016-06-30 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013027475A1 (ja) * 2011-08-19 2013-02-28 株式会社日立産機システム インクジェット記録装置
CN105856842A (zh) * 2011-08-19 2016-08-17 株式会社日立产机系统 喷墨记录装置、显示部和喷墨记录装置系统
JP2016118581A (ja) * 2014-12-18 2016-06-30 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6690232B2 (ja) 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法及びプログラム
JP4165706B2 (ja) 原稿読み取り装置および画像形成装置
US10148853B2 (en) Image processing device for correcting skew deviation, image forming apparatus, image processing method for correcting skew deviation, and non-transitory recording medium
JP3946038B2 (ja) 画像処理装置および画像形成装置
JP3989472B2 (ja) 画像データ処理回路およびそれを備えてなる画像処理装置
JP4318199B2 (ja) 画像形成装置および複写装置
JP2009302648A (ja) 画像形成システム、画像形成システムの立ち上げ制御方法、及びコンピュータプログラム
EP1450214A1 (en) Data conversion system for image processing and image forming apparatus
JP2003244365A (ja) 画像複写装置及びその制御方法
JP4155556B2 (ja) 画像形成装置
JP4141629B2 (ja) 画像読取り装置および画像形成装置
JP2009186897A (ja) 画像形成装置
JPH08289053A (ja) デジタル複写機の連結装置
JP2005026835A (ja) 画像処理装置
JP2002125118A (ja) 画像情報の複合処理方法,分解処理方法,回転方法,記録媒体,画像情報格納装置,画像読取り装置および画像形成装置
JP3862637B2 (ja) データ圧縮方法,装置,画像処理装置および画像形成装置
JP2003274075A (ja) 画像処理装置および画像形成装置
JP2005011117A (ja) 印刷指令装置および印刷システム
JP4172763B2 (ja) 描画情報処理方法および装置ならびに画像形成装置
JP4841891B2 (ja) 画像形成装置
JP3126421B2 (ja) 画像処理システム
US20100265523A1 (en) Image forming apparatus, image forming method, computer readable medium storing image forming program and recording medium
JP3712189B2 (ja) 複合機能カラー複写装置
JP2004215242A (ja) データ処理装置,画像処理装置および画像形成装置
JP2006171864A (ja) 画像処理システム