JP2003244365A - 画像複写装置及びその制御方法 - Google Patents

画像複写装置及びその制御方法

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JP2003244365A
JP2003244365A JP2002040448A JP2002040448A JP2003244365A JP 2003244365 A JP2003244365 A JP 2003244365A JP 2002040448 A JP2002040448 A JP 2002040448A JP 2002040448 A JP2002040448 A JP 2002040448A JP 2003244365 A JP2003244365 A JP 2003244365A
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Katsuyuki Takahashi
克幸 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】原稿の複写に際して事前に料金を計算する。 【解決手段】複写に先立って原稿給紙ユニット250に
載置された原稿をスキャナユニット210により読み、
制御装置110内のスキャナIFに備えられたオートカ
ラーセレクト機能により原稿がカラー原稿であるか白黒
原稿であるか判定する。そして、白黒/カラー原稿の別
やサイズごとの原稿枚数、出力部数等に基づいて料金を
計算し、操作部150等を介して利用者に提示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばカラー原稿
とモノクローム原稿とを、それぞれの原稿に適した方法
で複写可能な画像複写装置及びその制御方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】複写機は多量の消耗品を使用し、また、
稼働による消耗も激しい機器であるために、利用者と保
守業者との間で保守契約が締結され、保守費用の従量分
として出力した用紙サイズおよび枚数に応じた料金が利
用者に課金されるのが一般的である。この課金方法で
は、カラー読取/出力可能なカラー複写機においては、
出力した画像がカラーか白黒かによっても、単価を変え
るなど料金の計算方法を変えている。そのため、原稿給
送装置を使用してカラー原稿と白黒原稿の混在した複数
枚の原稿を複写する際には、原稿上に色のついた画素が
あるかどうかを判定することでその原稿がカラーか白黒
かを判別し、判別結果に応じてカラー出力と白黒出力と
を切り替えるオートカラーセレクト(ACS)が備えら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の課金方
法では、出力されるページ数やカラー/モノクロームの
別、あるいは用紙のサイズなど、出力に応じて料金を計
算しているために、ユーザは複写前に料金がいくらにな
るかを知ることができなかった。特に、コインベンダー
を用いて事前に料金を投入させるカラー複写機の場合、
事前に支払うべき料金を決定するために、ユーザにカラ
ー複写か白黒複写かいずれかの複写方法を選択させるよ
うになっている。このためACS機能が使えず、カラー
と白黒の混在した原稿を複写する際に、原稿全体が選択
された複写方法で複写されてしまうという不都合が生じ
ていた。
【0004】本発明は上記従来例に鑑みて成されたもの
で、複写動作に先立って複写に要する料金を計算するこ
とのできる画像複写装置及びその制御方法を提供するこ
とを目的とする。
【0005】さらに、計算した料金を利用者に通知する
ことのできる画像複写装置及びその制御方法を提供する
ことを目的とする。
【0006】さらに、原稿をまずACSで読み込むとと
もに画像を蓄積し、料金を計算してからユーザーの指示
により出力することができる画像複写装置及びその制御
方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は次のような構成を有する。
【0008】画像入力手段と、前記画像入力手段により
入力された画像データに基づいて、入力された画像デー
タの出力の対価を計算する計算手段と、前記画像入力手
段により入力された画像データを出力する出力手段とを
備える。
【0009】さらに好ましくは、前記画像入力手段によ
り入力された画像データがカラーであるか白黒であるか
を、画像ごとに判定する判定手段を更に備え、前記計算
手段は、画像データが白黒であるかカラーであるかの別
および出力サイズに応じて決定される単価を、出力ペー
ジ数について積算することで、対価を計算する。
【0010】さらに好ましくは、前記画像入力手段によ
り入力された画像データを保存する保存手段を更に備
え、前記出力手段は、前記保存手段により保存された画
像データを出力する。
【0011】さらに好ましくは、前記出力手段は、カラ
ー画像データはカラー画像として、白黒画像データは白
黒として出力可能である。
【0012】さらに好ましくは、前記判定手段によりカ
ラー画像であると判定された画像データを画像として表
示する表示手段と、該表示手段により表示された画像の
うち所望の画像を白黒画像として出力するための指示を
入力する指示入力手段とを更に備える。
【0013】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)本実施形態の
複写機においては、複写時には、利用者により原稿が原
稿給紙ユニットに載置されて複写開始ボタン等の所定の
ボタンが押されると、載置された原稿を走査により読み
取って画像データはハードディスク等に保存しておく。
同時に読み取った原稿の各ページについてカラー/白黒
の別を判別する。1ページ当たりの複写の単価は、カラ
ー/白黒の別と出力するサイズとにより決定できるため
に、原稿の各ページについての単価を出力サイズとカラ
ー/白黒の別とに応じて決定して積算し、その積算値に
複写する部数を乗ずることで複写の料金を決定する。こ
の料金を利用者に通報し、複写前にコインベンダ等によ
って事前に料金を支払わせる。そして、支払いが行われ
たことを確認してハードディスク等に格納された画像デ
ータを用いて複写画像の出力を行う。
【0014】以下、複写機の構成を図面を参照して説明
する。
【0015】<複写機の構成(図1,図2)>本発明の
実施形態である画像複写機100の全体構成を、図1を
参照しながら説明する。
【0016】リーダー部(画像入力装置)200は、原
稿画像を光学的に読み取り、画像データに変換する。リ
ーダー部200は、原稿を読取るための機能を持つスキ
ャナユニット210と、原稿用紙を搬送するための機能
を持つ原稿給紙ユニット250とで構成される。
【0017】プリンタ部(画像出力装置)300は、記
録紙を搬送し、その上に画像データを可視画像として印
字して装置外に排紙する。プリンタ部300は、複数種
類の記録紙カセットを持つ給紙ユニット360と、画像
データを記録紙に転写、定着させる機能を持つマーキン
グユニット310と、印字された記録紙をソート、ステ
イプルして機外へ出力する機能を持つ排紙ユニット37
0とで構成される。
【0018】制御装置110は、リーダー部200、プ
リンタ部300と電気的に接続され、さらにネットワー
ク400を介して、ホストコンピュータ401,402
と接続されている。制御装置110は、リーダー部20
0を制御して、原稿の画像データを読込み、プリンタ部
300を制御して画像データを記録用紙に出力してコピ
ー機能を提供する。また、リーダー部200から読取っ
た画像データを、コードデータに変換し、ネットワーク
400を介してホストコンピュータへ送信するスキャナ
機能、ホストコンピュータからネットワーク400を介
して受信したコードデータを画像データに変換し、プリ
ンタ部300に出力するプリンタ機能を提供する。
【0019】操作部150は、制御装置110に接続さ
れ、液晶タッチパネルで構成され、画像入出力システム
を操作するためのユーザI/Fを提供する。
【0020】図2は複写機100の断面図である。リー
ダー部200の原稿給送ユニット250は原稿を先頭か
ら順に1枚ずつプラテンガラス211上へ給送し、原稿
の読み取り動作終了後、プラテンガラス211上の原稿
を排出するものである。原稿がプラテンガラス211上
に搬送されると、ランプ212を点灯し、そして光学ユ
ニット213の移動を開始させて、原稿を露光走査す
る。この時の原稿からの反射光は、ミラー214、21
5、216及びレンズ217によってCCDイメージセ
ンサ(以下CCDという)218へ導かれる。このよう
に、走査された原稿の画像はCCD218によって読み
取られる。
【0021】222はリーダー画像処理回路部であり、
CCD218から出力される画像データに所定の処理を
施し、スキャナI/F(図3参照)を介して制御装置1
10へと出力する。
【0022】352はプリンタ画像処理回路部であり、
プリンタI/F145(図3参照)を介して制御装置1
10から送られる画像信号をレーザードライバへと出力
する。
【0023】プリンタ部300のレーザドライバ317
はレーザ発光部313、314、315、316を駆動
するものであり、プリンタ画像処理部352から出力さ
れた画像データに応じたレーザ光をレーザ発光部31
3、314、315、316を発光させる。このレーザ
光はミラー340、341、342、343、344、
345、346、347、348、349、350、3
51によって感光ドラム325、326、327、32
8に照射され、感光ドラム325、326、327、3
28にはレーザ光に応じた潜像が形成される。321、
322、323、324は、それぞれブラック(B
k)、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンダ(M)
のトナーによって、潜像を現像するための現像器であ
り、現像された各色のトナーは、用紙に転写されフルカ
ラーのプリントアウトがなされる。
【0024】用紙カセット360、361及び手差しト
レイ362のいずれかより、レーザ光の照射開始と同期
したタイミングで給紙された用紙は、レジストローラ3
33を経て、転写ベルト334上に吸着され、搬送され
る。そして、感光ドラム325、326、327、32
8に付着された現像剤を記録紙に転写する。現像剤の乗
った記録紙は定着部335に搬送され、定着部335の
熱と圧力により現像剤は記像紙に定着される。定着部3
35を通過した記録紙は排出ローラ336によって排出
され、排紙ユニット370は排出された記録紙を束ねて
記録紙の仕分けをしたり、仕分けされた記録紙のステイ
プルを行う。
【0025】また、両面記録が設定されている場合は、
排出ローラ336のところまで記録紙を搬送した後、排
出ローラ336の回転方向を逆転させ、フラッパ337
によって再給紙搬送路338へ導く。再給紙搬送路33
8へ導かれた記録紙は上述したタイミングで転写ベルト
334へ給紙される。
【0026】<リーダー画像処理部の説明(図4)>図
4はリーダー画像処理部222の詳細な構成を示すブロ
ック図である。
【0027】このリーダー画像処理部222では、プラ
テンガラス211上の原稿はCCD218に読み取られ
て電気信号に変換される。なお、CCD218はカラー
センサの場合、RGBのカラーフィルタが1ラインCC
D上にRGB順にインラインに乗ったものでも、3ライ
ンCCDで、それぞれRフィルタ・Gフィルタ・Bフィ
ルタをそれぞれのCCDごとに並べたものでも構わない
し、フィルタがオンチップ化されたものでも、フィルタ
がCCDと別構成になったものでも構わない。そして、
その電気信号(アナログ画像信号)は画像処理部222
に入力され、クランプ&Amp.&S/H&A/D部4
01でサンプルホールド(S/H)され、アナログ画像
信号のダークレベルを基準電位にクランプされ、所定量
に増幅され、A/D変換されて、例えばRGB各8ビッ
トのディジタル信号に変換される。なお、A/D変換前
の上記処理順番は表記順とは限らない。そして、RGB
信号はシェーディング部402で、シェーディング補正
及び黒補正が施された後、制御装置110へと出力され
る。
【0028】<制御装置の説明(図3)>図3は制御装
置110のブロック図である。制御装置110の機能を
図3に示すブロック図をもとに説明する。
【0029】メインコントローラ111は、主にCPU
112とバスコントローラ113と各種I/Fコントロ
ーラ回路とから構成される。
【0030】CPU112とバスコントローラ113は
制御装置110全体の動作を制御するものであり、CP
U112はROM114からROM I/F115を経
由して読込んだプログラムに基いて動作する。また、ホ
ストコンピュータから受信したPDL(ページ記述言
語)コードデータを解釈し、ラスターイメージデータに
展開する動作も、このプログラムに記述されており、ソ
フトウェアによって処理される。バスコントローラ11
3は各I/Fから入出力されるデータ転送を制御するも
のであり、バス競合時の調停やDMAデータ転送の制御
を行う。
【0031】DRAM116はDRAM I/F117
によってメインコントローラ111と接続されており、
CPU112が動作するためのワークエリアや、画像デ
ータを蓄積するためのエリアとして使用される。
【0032】コーデック118は、DRAM116に蓄
積されたラスターイメージデータをMH/MR/MMR
/JBIG/JPEG等の方式で圧縮し、また逆に圧縮
され蓄積されたコードデータをラスターイメージデータ
に伸長する。SRAM119はコーデック118の一時
的なワーク領域として使用される。コーデック118は
I/F120を介してメインコントローラ111と接続
され、DRAM116との間のデータの転送は、バスコ
ントローラ113によって制御されDMA転送される。
【0033】グラフィックプロセサ135は、DRAM
116に蓄積されたラスターイメージデータに対して、
画像回転、画像変倍、色空間変換、二値化の処理をそれ
ぞれ行う。
【0034】SRAM136はグラフィックプロセサ1
35の一時的なワーク領域として使用される。
【0035】グラフィックプロセサ135はI/F13
7を介してメインコントローラ111と接続され、DR
AM116との間のデータの転送は、バスコントローラ
113によって制御されDMA転送される。
【0036】ネットワークコントローラ121はI/F
122によってメインコントローラ111と接続され、
コネクタ122によって外部ネットワークと接続され
る。ネットワークとしては一般的にイーサネット(登録
商標)があげられる。
【0037】汎用高速バス125には、拡張ボードを接
続するための拡張コネクタ124とI/O制御部126
とが接続される。汎用高速バスとしては、一般的にPC
Iバスがあげられる。
【0038】I/O制御部126には、リーダー部20
0、プリンタ部300の各CPUと制御コマンドを送受
信するための調歩同期シリアル通信コントローラ127
が2チャンネル装備されており、I/Oバス128によ
って外部I/F回路140,145に接続されている。
【0039】パネルI/F132は、LCDコントロー
ラ131に接続され、操作部150上の液晶画面に表示
を行うためのI/Fと、ハードキーやタッチパネルキー
の入力を行うためのキー入力I/F130とから構成さ
れる。
【0040】操作部150は、液晶表示部と液晶表示部
上に張り付けられたタッチパネル入力装置と複数個のハ
ードキーとを有する。タッチパネルまたはハードキーに
より入力された信号は前述したパネルI/F132を介
してCPU112に伝えられ、液晶表示部はパネルI/
F520から送られてきた画像データを表示するもので
ある。液晶表示部には、本画像形成装置の操作における
機能表示や画像データ等を表示する。
【0041】リアルタイムクロックモジュール133
は、機器内で管理する日付と時刻を更新/保存するため
のもので、バックアップ電池134によってバックアッ
プされている。
【0042】E−IDEインタフェース161は、外部
記憶装置を接続するためのものである。本実施例におい
ては、このI/Fを介してハードディスクドライブ16
0を接続し、ハードディスク162へ画像データを記憶
させたり、ハードディスク162から画像データを読み
込む動作を行う。
【0043】コネクタ142と147は、それぞれリー
ダー部200とプリンタ部300とに接続され、同調歩
同期シリアルI/F(143,148)とビデオI/F
(144,149)とから構成される。
【0044】スキャナI/F140は、コネクタ142
を介してリーダー部200と接続され、また、スキャナ
バス141によってメインコントローラ111と接続さ
れており、リーダー部200から受け取った画像に対し
て所定の処理を施す機能を有し、さらに、リーダー部2
00から送られたビデオ制御信号をもとに生成した制御
信号を、スキャナバス141に出力する機能も有する。
【0045】スキャナバス141からDRAM116へ
のデータ転送は、バスコントローラ113によって制御
される。
【0046】プリンタI/F145は、コネクタ147
を介してプリンタ部300と接続され、また、プリンタ
バス146によってメインコントローラ111と接続さ
れており、メインコントローラ111から出力された画
像データに所定の処理を施して、プリンタ部300へ出
力する機能を有し、さらに、プリンタ部300から送ら
れたビデオ制御信号をもとに生成した制御信号を、プリ
ンタバス146に出力する機能も有する。
【0047】DRAM116上に展開されたラスターイ
メージデータのプリンタ部への転送は、バスコントロー
ラ113によって制御され、プリンタバス146、ビデ
オI/F149を経由して、プリンタ部300へDMA
転送される。
【0048】<スキャナI/Fの画像処理部の説明(図
6)>スキャナI/F140の画像処理を担う部分につ
いての詳細な説明を行う。図6はスキャナI/F140
の画像処理を担う部分の詳細な構成を示すブロック図で
ある。
【0049】リーダー部200から、コネクタ142を
介して送られる画像信号に対して、つなぎ&MTF補正
部601でつなぎ処理及びMTF補正が行われる。CC
D218が3ラインCCDの場合、ライン間の読取位置
が異なるため、つなぎ処理は、読取速度に応じてライン
毎の遅延量を調整し、3ラインの読取位置が同じになる
ように信号タイミングを補正する処理である。MTF補
正は、読取速度によって読取りのMTF(変調伝達関
数)が変るため、その変化を補正する処理である。
【0050】信号タイミングが補正されたデジタル信号
は、入力マスキング部602によって、CCD218の
分光特性及びランプ212及びミラー214、215、
216の分光特性が補正される。入力マスキング部60
2の出力はACSカウント部405及びメインコントロ
ーラ111へと送られる。
【0051】<ACSカウント部の説明(図5)>AC
S(オートカラーセレクト)カウント部603の説明を
図5を用いて行う。
【0052】オートカラーセレクト(以下ACS)部6
03は、原稿がカラーなのか白黒なのかを判断する。つ
まり画素ごとの彩度を求め、ある閾値以上の彩度を有す
る画素がどれだけ存在するかでカラーか白黒かの判定を
行うものである(この判定を以下ACS判定と呼ぶこと
にする)。しかし、白黒原稿であっても、MTF等の影
響により、ミクロ的に見るとエッジ周辺に色画素が多数
存在し、単純に画素単位でACS判定を行うのは難し
い。このACS判定の手法としてはさまざまな方法が提
供されているが、本実施例ではACS判定の方法にはこ
だわらない為、ごく一般的な手法で説明を行う。
【0053】前記したように、白黒画像でもミクロ的に
見ると色画素が多数存在するわけであるから、その画素
が本当に色画素であるかどうかは、注目画素に対して周
辺の色画素の情報で判定する必要がある。フィルタ50
1はそのためのフィルタであり、注目画素に対して周辺
画素を参照する為にFIFOの構造をとる。領域検出回
路502は、メインコントローラ111からレジスタ5
07〜510に設定された値と、リーダー部200から
送られたビデオ制御信号512を元に、ACSをかける
(ACS判定の対象となる)領域信号505を作成する
回路である。色判定部503は、ACSをかける領域信
号505に基づき、注目画素に対してフィルタ501内
のメモリ内の周辺画素を参照し、注目画素が色画素か白
黒画素かを決定する。カウンタ504は色判定部503
が出力した色判定信号の個数を数えるカウンタである。
【0054】メインコントローラ111は読み込み範囲
に対してACSをかける領域を決定し、領域を特定する
ためのデータをレジスタ507〜510に設定する(本
実施例では、原稿に対して独立で範囲を決める構成をと
る)。また、メインコントローラ111は、ACSをか
ける領域内での色判定信号の個数を計数するカウンタ5
04の値を所定の閾値と比較し、当該原稿がカラーなの
か白黒なのかを判断する。
【0055】レジスタ507〜510には、主走査方
向、副走査方向それぞれについて、色判定部503が判
定を開始する位置と、判定を終了する位置とを、リーダ
ー部200から送られたビデオ制御信号512に基づい
て設定しておく。本実施形態では、実際の原稿の大きさ
よりもそれぞれ10mm程度小さめに設定している。
【0056】このように、ACSカウント部603は、
読み込まれた原稿画像の一定の領域について、その画像
データ内に所定閾値を超える彩度を有する画素数が一定
数以上あれば、その原稿はカラー原稿であり、そうでな
ければ白黒原稿であると判定する。
【0057】<プリンタI/Fの画像処理部の説明(図
7)>プリンタI/F145の画像処理を担う部分につ
いての詳細な説明を行う。図7はプリンタI/F145
の画像処理を担う部分の詳細な構成を示すブロック図で
ある。
【0058】メインコントローラ111からプリンタバ
ス146を介して送られる画像信号は、まずLOG変換
部701に入力される。LOG変換部701では、LO
G変換でRGB信号からCMY信号に変換する。次にモ
アレ除去部702でモアレが除去される。703はUC
R&マスキング部で、モアレ除去処理されたCMY信号
はUCR処理でCMYK信号が生成され、マスキング処
理部でプリンタの出力にあった信号に補正される。UC
R&マスキング部703で処理された信号はγ補正部7
04で濃度調整された後フィルタ部705でスムージン
グ又はエッジ処理される。これらの処理を経て、コネク
タ147を介してプリンタ部300へと画像が送られ
る。
【0059】<グラフィックプロセサの説明(図8)>
グラフィックプロセサ135についての詳細な説明を行
う。図8はグラフィックプロセサ135の詳細な構成を
示すブロック図である。
【0060】グラフィックプロセサ135は、画像回
転、画像変倍、色空間変換、二値化の処理をそれぞれ行
うモジュールを有する。SRAM136はグラフィック
プロセサ135の各々のモジュールの一時的なワーク領
域として使用される。各々のモジュールが用いるSRA
M136のワーク領域が競合しないよう、あらかじめ各
々のモジュールごとにワーク領域が静的に割り当てられ
ているものとする。グラフィックプロセサ135はI/
F137を介してメインコントローラ111と接続さ
れ、DRAM116との間のデータの転送は、バスコン
トローラ113によって制御されDMA転送される。
【0061】バスコントローラ113は、グラフィック
プロセサ135の各々のモジュールにモード等を設定す
る制御及び、各々のモジュールに画像データを転送する
ためのタイミング制御を行う。
【0062】<画像回転部の説明>以下に画像回転部8
01における処理手順を示す。
【0063】I/F137を介して、CPU112から
バスコントローラ113に画像回転制御のための設定を
行う。この設定によりバスコントローラ113は画像回
転部801に対して画像回転に必要な設定(たとえば画
像サイズや回転方向・角度等)を行う。必要な設定を行
った後に、再度CPU112からバスコントローラ11
3に対して画像データ転送の許可を行う。この許可に従
い、バスコントローラ113はDRAM116もしくは
各I/Fを介して接続されているデバイスから画像デー
タの転送を開始する。
【0064】尚、ここでは回転を行う画像サイズを32
画素×32ラインとし、又、画像バス2008上に画像
データを転送させる際に24ビット(RGB各々8ビッ
トで1画素分)を単位とする画像転送を行うものとす
る。
【0065】画像データにおいて画素がラスタ順に配置
されているとすれば、上述のように、32画素×32ラ
インの画像を得るためには、上述の単位データ転送を3
2×32回行う必要があり、かつ不連続なアドレスから
画像データを転送する必要がある。
【0066】不連続アドレッシングにより転送された画
像データは、読み出し時に所望の角度に回転されている
ように、SRAM136に書き込まれる。例えば、90
度反時計方向回転する場合であれば、転送される画像デ
ータをY方向に沿って書き込んでいく。読み出し時にX
方向に読み出すことで、画像が回転される。
【0067】32画素×32ラインの画像回転(SRA
M136への書き込み)が完了した後、画像回転部80
1はSRAM136から上述した読み出し方法で画像デ
ータを読み出し、バスコントローラ113に画像を転送
する。
【0068】回転処理された画像データを受け取ったバ
スコントローラ113は、連続アドレッシングを以て、
DRAM116もしくはI/F上の各デバイスにデータ
を転送する。
【0069】こうした一連の処理は、 CPU112か
らの処理要求が無くなるまで(必要なページ数の処理が
終わったとき)繰り返される。
【0070】<画像変倍部の説明>以下に画像変倍部8
02における処理手順を示す。
【0071】I/F137を介して、CPU112から
バスコントローラ113に画像変倍制御のための設定を
行う。この設定によりバスコントローラ113は画像変
倍部802に対して画像変倍に必要な設定(主走査方向
の変倍率、副走査方向の変倍率、変倍後の画像サイズ
等)を行う。必要な設定を行った後に、再度CPU11
2からバスコントローラ113に対して画像データ転送
の許可を行う。この許可に従い、バスコントローラ11
3はDRAM116もしくは各I/Fを介して接続され
ているデバイスから画像データの転送を開始する。
【0072】画像変倍部802は、受け取った画像デー
タを一時SRAM136に格納し、これを入力バッファ
として用いて、格納したデータに対して主走査、副走査
の変倍率に応じて必要な画素数、ライン数の分の補間処
理を行って画像を拡大もしくは縮小することで、変倍処
理とする。変倍後のデータは再度SRAM136へ書き
戻し、これを出力バッファとして画像変倍部802はS
RAM136から画像データを読み出し、バスコントロ
ーラ113に転送する。
【0073】変倍処理された画像データを受け取ったバ
スコントローラ113は、DRAM116もしくはI/
F上の各デバイスにデータを転送する。
【0074】<色空間変換部の説明>以下に色空間変換
部803における処理手順を示す。
【0075】I/F137を介して、CPU112から
バスコントローラ113に色空間変換制御のための設定
を行う。この設定によりバスコントローラ113は色空
間変換部803およびLUT(ルック・アップ・テーブ
ル)804に対して色空間変換処理に必要な設定(後述
のマトリックス演算の係数、LUT804のテーブル値
等)を行う。必要な設定を行った後に、再度CPU11
2からバスコントローラ113に対して画像データ転送
の許可を行う。この許可に従い、バスコントローラ11
3はDRAM116もしくは各I/Fを介して接続され
ているデバイスから画像データの転送を開始する。
【0076】色空間変換部803は、受け取った画像デ
ータ1画素ごとに対して、まず下記の式で表される3×
3のマトリックス演算を施す。
【0077】
【数1】
【0078】上式において、R、G、Bが入力、X、
Y、Zが出力、a11、a12、a13、a21、a2
2、a23、a31、a32、a33、b1、b2、b
3、c1、c2、c3がそれぞれ係数である。上式の演
算によって、例えばRGB色空間からYuv色空間への
変換など、各種の色空間変換を行うことができる。
【0079】次に、マトリックス演算後のデータに対し
て、LUT804による変換を行う。これによって、非
線形の変換をも行うことができる。当然、スルーのテー
ブルを設定することにより、実質的にLUT変換を行わ
ないこともできる。
【0080】その後、色空間変換部803は色空間変換
処理された画像データをバスコントローラ113に転送
する。色空間変換処理された画像データを受け取ったバ
スコントローラ113は、DRAM116もしくはI/
F上の各デバイスにデータを転送する。
【0081】<画像二値化部の説明>以下に画像二値化
部805における処理手順を示す。
【0082】I/F137を介して、CPU112から
バスコントローラ113に二値化制御のための設定を行
う。この設定によりバスコントローラ113は画像二値
化部805に対して二値化処理に必要な設定(変換方法
に応じた各種パラメータ等)を行う。必要な設定を行っ
た後に、再度CPU112からバスコントローラ113
に対して画像データ転送の許可を行う。この許可に従
い、バスコントローラ113はDRAM116もしくは
各I/Fを介して接続されているデバイスから画像デー
タの転送を開始する。画像二値化部805は、受け取っ
た画像データに対して二値化処理を施す。
【0083】本実施形態では、二値化の手法としては、
画像データを所定の閾値と比較して単純に二値化するも
のとする。もちろん、ディザ法、誤差拡散法、誤差拡散
法を改良したものなど、いずれの手法によってもかまわ
ない。
【0084】その後、画像二値化部805は二値化処理
された画像データをバスコントローラ113に転送す
る。二値化処理された画像データを受け取ったバスコン
トローラ113は、DRAM116もしくはI/F上の
各デバイスにデータを転送する。
【0085】<原稿スキャン時のシーケンス(図9)>
図9は、本実施形態における原稿スキャンの手順を示す
フローチャートである。
【0086】なお、図中のS1001〜S1011は各
ステップを示す。
【0087】コピーを行う際、S1001では、操作部
150上でユーザーが当該コピー画像出力ジョブのコピ
ー設定を行う。コピー設定内容は、部数、用紙サイズ、
片面/両面、拡大/縮小率、ソート出力、ステイプル止
めの有無等である。
【0088】そして、S1001においてユーザーが操
作部150からコピー開始を指示すると、S1002に
進む。
【0089】S1002では、制御装置110のメイン
コントローラ111は原稿給送ユニット250に対して
原稿給送を指示し、それに対応して原稿給送ユニット2
50は、載置された原稿を1枚プラテンガラス211上
へ急送し、その際同時に原稿のサイズを検知する。
【0090】S1003では、メインコントローラ11
1はスキャナI/F140およびコネクタ142を介し
てリーダー部200を制御し、原稿の画像データの読み
込み動作を行う。
【0091】ここでは、S1002で検知された原稿の
サイズに基づいて原稿を露光走査することにより、画像
データを読み取る。読み取られた画像データはDRAM
116上に記憶される。
【0092】このとき、画像データはDRAM116と
同時にスキャナI/F140内のACS判定部へも入力
され、ここでカラー原稿であるか白黒原稿であるかの判
定が行われる。
【0093】従来のコピー機では、前記コピー設定の拡
大/縮小率の設定に応じて、すなわち副走査方向の変倍
率に応じて光学ユニット213の移動速度を変化させる
ことにより副走査方向の変倍処理を実現していた。
【0094】しかしながら、本実施形態の複写機では、
前記コピー設定の拡大/縮小率の設定にかかわらず、必
ず等倍(100%)で画像データを読取、変倍処理につ
いては、主走査方向、副走査方向ともに、後述するグラ
フィックプロセサ135によって行うものとする。
【0095】S1004では、スキャナI/F140か
らACS判定結果を取得し、DRAM116上へ記憶す
る。
【0096】S1005では、DRAM116上の画像
データに対して画像処理を行うために、DRAM116
からグラフィックプロセサ135へ画像データの転送を
行う。
【0097】S1006では、グラフィックプロセサ1
35が、前記コピー設定パラメータに基づいて画像処理
を行う。例えば、拡大400%の設定がなされていると
きには、グラフィックプロセサ135内のモジュールで
ある画像変倍部を用いて、主走査方向、副走査方向、双
方への変倍処理を行う。画像データの画像処理が完了す
るとS1007へ進む。
【0098】S1007では、グラフィックプロセサ1
35がメインコントローラ111へ画像処理後の画像デ
ータを転送する。メインコントローラ111は転送され
てきた画像データをDRAM116上に記憶する。
【0099】S1008では、画像データを記録するた
めに、画像処理後の画像データをDRAM116から、
E−IDEインターフェイス161を介して、ハードデ
ィスクドライブ160上へ転送する。
【0100】S1009では前記ACS判定結果や原稿
サイズ等のページ属性をDRAM116上の特定領域に
記録する。このページ属性はページ番号と対応付けら
れ、メインコントローラ111は、ページ番号を指定す
ることによりページ属性を取得することができる。
【0101】S1010では次の原稿があるかどうかの
判定を行う。次の原稿がある場合には、S1011へ進
み、原稿給送ユニット250へ対して、メインコントロ
ーラ111は原稿交換指示を出す。そして、S1001
へ戻り、次の原稿の読み取りが行われる。次の原稿が無
い場合には、原稿読取終了となる。
【0102】<料金計算>原稿読取終了後、続いて画像
印字に必要な料金を計算する。まず、図9の原稿読み取
りで得られたページ属性から、カラーのページ数と白黒
のページ数を計算する。次に、カラー/白黒の別、出力
用紙サイズ、原稿ページ数、出力部数等からプリントに
おいて課金する料金を計算する。この料金計算処理は、
制御装置110のCPU112により行うことができ
る。例えばカラー/白黒の別と出力サイズとによって1
ページあたりの単価を特定できる表を保持し、表により
決定される各ページの単価を、出力するページについて
積算することで料金を計算できる。
【0103】そして、計算された料金を支払うよう利用
者に対して促す表示を行うとともに、例えばコインベン
ダが制御装置110に接続されている場合にはコインベ
ンダに対してその料金を通知し、通知した料金が支払わ
れた場合にはその旨の通知をコインベンダから受信す
る。そして、その後にその通知を契機として、あるいは
その通知に加えてボタン操作等が行われたことを契機と
して、以下に説明するように複写画像を出力する。
【0104】<画像出力時のシーケンス>図11は、本
実施形態における画像出力の手順を示すフローチャート
である。
【0105】なお、図中のS1201〜S1205は各
ステップを示す。
【0106】S1201では、ハードディスク160上
に記録されている画像データを、E−IDEインターフ
ェイス161を介して、DRAM116上へ転送し、記
憶する。
【0107】S1202とS1203では、メインコン
トローラ111はプリンタI/F145およびコネクタ
147を介して、プリンタ部300を制御しつつ、適切
なタイミングでDRAM116上の画像データを、プリ
ンタ部300へと転送する。そして、S1204で実際
の画像出力が行われる。
【0108】S1205では次に印字すべきページがあ
るかどうかを判断し、ある場合にはS1201に戻って
画像出力を続ける。次に印字すべきページが無い場合に
はそこで終了となる。
【0109】以上のようにして、本実施形態の複写機
は、カラー原稿と白黒原稿とが混在した原稿について複
写実行前に料金を計算することができる。そのため、事
前に料金の支払いを求めるコインベンダ式の複写機につ
いても、複写実行前に計算した料金を請求し、支払わせ
ることで、ACS機能を利用して原稿に適した複写を実
現することができる。さらに、カラー原稿/白黒原稿の
判別の基礎となる画像データを保存して複写出力に利用
することで、原稿の読み取りを一度で済ますことができ
る。
【0110】[第2の実施の形態]第2の実施形態とし
て、計算された複写のための料金を表示する手順を具体
的に示す。また、この実施形態の複写機においては、読
み取られた原稿画像を縮小表示し、各ページの属性を変
更することができる。なお、本実施形態の複写機は、第
1実施形態の複写機の有する構成をすべて有している。
それに加えて、制御装置110のCPU112により、
図10に示す手順を、図9の料金計算の処理が完了した
後に実行する。
【0111】図10は料金表示の操作及び動作の手順を
示すフローチャートである。なお、図中の1101〜S
1116は各ステップを示す。S1101では、図9の
原稿読取り手順で得られたページ属性から、カラーのペ
ージ数と白黒のページ数とを計算する。
【0112】S1102では、カラー/白黒のページ
数、出力用紙サイズ、出力部数等からプリントにおいて
課金する料金を計算する。
【0113】S1103では、計算した料金を操作部1
50のLCDタッチパネル上に表示する。表示の様子を
示したのが図12である。ここでは計算された料金21
01とともに、出力開始を指示するためのソフトキー2
102と読み込まれた画像データの一覧表示を指示する
ためのソフトキー2103とを表示し、S1104でユ
ーザからのキー入力を待つ。
【0114】S1104で、ユーザからのキー入力が
「一覧」キー2103の場合には、S1111へ進み、
カラーページの一覧を表示する。図13に表示の様子を
示す。図13において、サムネイル画像2201は、ハ
ードディスクに保存されているカラーページの読取り画
像データから作成されている。ユーザはこのサムネイル
画像2201を見ることにより、各サムネイルがどの原
稿の画像かを識別することができる。また、サムネイル
画像2201はそれぞれがソフトキーになっており、ユ
ーザが画像を選択することができる。これをサムネイル
キーと呼ぶ。
【0115】S1112では、ユーザからのキー入力を
待つ。S1112において、サムネイルキー2201の
いずれかが押された場合、S1112に進み、図14に
示す確認画面を表示する。確認画面では「はい」と「い
いえ」の2つのソフトキー2301、2302が配置さ
れている。
【0116】S1114ではユーザからのキー入力を待
つ。S1114で「はい」キー2301が押された場
合、S1115へ進み、S1112で押されたサムネイ
ル画像に該当するページ番号を算出する。そして、S1
116でそのページ番号を有するページの属性に含まれ
るACS判定結果を、カラーから白黒へ変更し、S11
11へ戻って再びページ一覧表示を行う。
【0117】S1114で「いいえ」キー2302が押
された場合、S1111へ戻ってページ一覧を表示す
る。
【0118】S1112で「戻る」キーが押された場
合、S1102へ進んで後述するように属性が変更され
たページがあれば料金を再計算した後、図12の料金表
示画面へ戻る。
【0119】一方、S1104において「出力開始」キ
ー2102が押された場合には、ユーザに対してコイン
ベンダ等への料金の投入を促し、料金の投入を待つ。投
入された場合には、例えばコインベンダから投入された
料金が通知される。それを受けてS1106において、
投入された料金が計算された料金より多いか計算し、少
なければ、S1107において、計算された料金から投
入された金額を差し引き、それを不足の料金として投入
するよう促す画面を表示する。料金が不足している限
り、S1105−S1107の処理を繰り返す。投入さ
れた金額が当初計算された料金よりも多ければ、図10
の手順を終了して、図11の手順に移行し、出力を開始
する。なお、釣り銭が発生する場合には、その旨コイン
ベンダに通知し、釣り銭の処理を行わせればよい。
【0120】このような手順により、本実施形態の複写
機は、第1実施形態の複写機により奏する効果に加え
て、ACSによりカラー原稿と判定されたページについ
ても、マニュアルで白黒に変更して出力させることがで
きるという効果を奏する。もちろん、その際には白黒に
変更されたページについては、変更後の料金を利用者に
提示することができる。これによって、たとえ本来白黒
の原稿がACSによってカラーと誤って判定された場合
でも、利用者がその判定結果を訂正することができる。
また、カラー原稿の一部を白黒で出力させたい場合で
も、それらをカラー出力用と白黒出力用の原稿に分ける
ことなく出力させることができる。
【0121】なお、本発明は、複数の機器(例えばホス
トコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
【0122】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるい
は装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュ
ータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログ
ラムコードを読み出し実行することによっても達成され
る。
【0123】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコード自体およびプログラ
ムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することに
なる。
【0124】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーテ
ィングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部
を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実
現される場合も含まれる。
【0125】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれる。
【0126】
【発明の効果】以上説明したように、本発明により、A
CSを用いて原稿を読み取って料金を計算することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本装置の全体構成を示すブロック図である。
【図2】本装置のリーダ部及びプリンタ部の外観図であ
る。
【図3】本装置の制御装置部のブロック図である。
【図4】リーダー画像処理部のブロック図である。
【図5】ACSカウント部のブロック図である。
【図6】スキャナI/Fの画像処理に関する部分のブロ
ック図である。
【図7】プリンタI/Fの画像処理に関する部分のブロ
ック図である。
【図8】グラフィックプロセサのブロック図である。
【図9】原稿読取時のシーケンスを説明する図である。
【図10】料金表示および操作手順を説明する図であ
る。
【図11】画像出力時のシーケンスを説明する図であ
る。
【図12】料金表示の操作表示画面の図である。
【図13】ページ一覧の操作表示画面の図である。
【図14】操作確認画面の図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/46 H04N 1/46 C Fターム(参考) 2H027 DA45 DB01 EJ06 FA05 FA28 FA35 FD08 GB01 GB13 ZA07 2H030 AB02 AD07 AD08 AD09 BB02 BB21 BB43 5C062 AA05 AB17 AB23 AC21 AC58 AE03 AF07 AF08 AF10 BA04 5C079 HA13 HB01 LA02 LA10 LA31 NA17 PA02

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像入力手段と、 前記画像入力手段により入力された画像データに基づい
    て、入力された画像データの出力の対価を計算する計算
    手段と、 前記画像入力手段により入力された画像データを出力す
    る出力手段とを備えることを特徴とする画像複写装置。
  2. 【請求項2】 前記画像入力手段により入力された画像
    データがカラーであるか白黒であるかを、画像ごとに判
    定する判定手段を更に備え、前記計算手段は、画像デー
    タが白黒であるかカラーであるかの別および出力サイズ
    に応じて決定される単価を、出力ページ数について積算
    することで、対価を計算することを特徴とする請求項1
    に記載の画像複写装置。
  3. 【請求項3】 前記画像入力手段により入力された画像
    データを保存する保存手段を更に備え、前記出力手段
    は、前記保存手段により保存された画像データを出力す
    ることを特徴とする請求項1または2に記載の画像複写
    装置。
  4. 【請求項4】 前記出力手段は、カラー画像データはカ
    ラー画像として、白黒画像データは白黒として出力可能
    であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項
    に記載の画像複写装置。
  5. 【請求項5】 前記判定手段によりカラー画像であると
    判定された画像データを画像として表示する表示手段
    と、該表示手段により表示された画像のうち所望の画像
    を白黒画像として出力するための指示を入力する指示入
    力手段とを更に備えることを特徴とする請求項2に記載
    の画像複写装置。
  6. 【請求項6】 コンピュータにより、 画像入力手段により画像を入力させる入力制御手段と、 前記画像入力手段により入力された画像データに基づい
    て、入力された画像データの出力の対価を計算する計算
    手段と、 画像データを画像出力手段により出力させる出力制御手
    段とを実現するためのコンピュータプログラム。
  7. 【請求項7】 コンピュータにより、前記画像入力手段
    により入力された画像データがカラーであるか白黒であ
    るかを、画像ごとに判定する判定手段を更に実現し、前
    記計算手段は、画像データが白黒であるかカラーである
    かの別および出力サイズに応じて決定される単価を、出
    力ページ数について積算することで、対価を計算するこ
    とを特徴とする請求項6に記載のコンピュータプログラ
    ム。
  8. 【請求項8】 コンピュータにより、前記画像入力手段
    により入力された画像データを保存する保存手段を更に
    実現し、前記出力手段は、前記保存手段により保存され
    た画像データを出力することを特徴とする請求項6また
    は7に記載のコンピュータプログラム。
  9. 【請求項9】 前記出力制御手段は、カラー画像データ
    はカラー画像として、白黒画像データは白黒として出力
    させることができることを特徴とする請求項6乃至8の
    いずれか1項に記載のコンピュータプログラム。
  10. 【請求項10】 コンピュータにより、前記判定手段に
    よりカラー画像であると判定された画像データを画像と
    して表示させる表示手段と、該表示手段により表示され
    た画像のうち所望の画像を白黒画像として出力するため
    の指示を入力させる指示入力手段とを更に実現するため
    の請求項7に記載のコンピュータプログラム。
  11. 【請求項11】 画像を走査して画像データを入力する
    入力工程と、 前記画像入力工程により入力された画像データがカラー
    であるか白黒であるかを、画像ごとに判定する判定工程
    と、 前記判定結果に基づいて、入力された画像データの出力
    の対価を計算する計算工程と、 前記入力工程により入力された画像データを、印刷出力
    する出力工程とを備えることを特徴とする画像複写装置
    の制御方法。
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