JP2004153568A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】原稿のオリジナルに関わる情報が付加された印刷画像を読み込むことにより、自動的にその原稿のオリジナル画像を取り出すことが可能な画像形成装置において、オリジナル原稿に対するセキュリティの向上を可能にした画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像入力手段から入力された画像データに情報が付加されているか否かを判定し、前記情報が付加されている場合にその情報を読み取る。
読み取られた前記情報に対応して記憶装置に記憶されている画像データを検索して取り込む。前記判定結果に応じて前記情報の消去/非消去の処理を行い、前記取り込み画像データを前記消去/非消去の処理結果に従って処理し画像印字手段で印字する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機などの画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、複写機はスキャナ部で取り込んだ原稿画像を忠実に再現することを目的とした装置である。しかし、原稿画像は様々な原因によって汚れや黄ばみ等の劣化が見られるようになる。また、元々パソコン上で作成したカラー原稿を高速の白黒複写機で多数部印刷して配布した場合に、その原稿のオリジナル画像が必要となる場合も想定される。
【0003】
これらの要求を満たすために、原稿印刷時にその原稿のオリジナルに関わる情報を印刷画像に付加しておき、印刷画像を原稿台に載せてスキャンさせると自動的にオリジナル画像を取り出せる画像形成装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−154229号公報
【0005】
【発明が解決しようとしている課題】
しかしながら、上記従来の画像形成装置では、原稿の印刷時には常にその原稿のオリジナルに関わる情報が印刷画像に付加されるので、オリジナル原稿に対するセキュリティの観点から問題であった。
【0006】
本発明は上記従来の問題点に鑑み、原稿のオリジナルに関わる情報が付加された印刷画像を読み込むことにより、自動的にその原稿のオリジナル画像を取り出すことが可能な画像形成装置において、オリジナル原稿に対するセキュリティの向上を可能にした画像形成装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の画像形成装置では、入力画像データに情報を付加する情報付加手段と、前記情報付加手段から出力された画像データの印字処理を行う画像印字手段とを備えた画像形成装置であって、原稿から読み取った画像データを入力する画像入力手段と、前記画像入力手段から入力された画像データに前記情報が付加されているか否かを判定し、前記情報が付加されている場合にその情報を読み取る付加情報認識手段と、前記付加情報認識手段で読み取られた前記情報に対応して記憶装置に記憶されている画像データを検索して取り込む画像取り込み手段と、前記付加情報認識手段の判定結果に応じて、前記情報の消去/非消去の処理を行う情報消去手段とを有し、前記情報付加手段は、前記画像取り込み手段による取り込み画像データを前記情報消去手段の処理結果に従って処理し前記画像印字手段へ出力することを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0009】
<画像形成装置の全体構成>
図1は、本発明の実施の一形態に係る画像形成装置(複写機)の全体構成を示すブロック図である。
【0010】
この複写機は、リーダー部200は、原稿画像を光学的に読み取り、画像データに変換する。リーダー部200は、原稿を読み取るための機能を持つスキャナユニット210と、原稿用紙を搬送するための機能を持つ原稿給紙ユニット250とで構成される。
【0011】
スキャナユニット210は、付加情報判定・解読部280を有している。付加情報判定・解読部280は、読み取った画像にオリジナル原稿情報(後述)が付加されているかどうかを判定し、その判定結果を示す認識情報を出力する手段と、情報が付加されている場合にその情報を解読するための手段で構成されている。
【0012】
プリンタ部300は、記録紙を搬送し、その上に画像データを可視画像として印字して装置外に排紙する。プリンタ部300は、複数種類の記録紙カセットを持つ給紙ユニット310と、画像データを記録紙に転写、定着させる機能を持つマーキングユニット320と、印字された記録紙をソート、ステイプルして機外へ出力する機能を持つ排紙ユニット330とで構成される。
【0013】
コントローラ部110は、リーダー部200、プリンタ部300と電気的に接続され、さらにネットワーク400を介して、ホストコンピュータ401,402及び、画像サーバー410と接続されている。
【0014】
コントローラ部110は、リーダー部200を制御して、原稿の画像データを読み込み、プリンタ部300を制御して画像データを記録用紙に出力してコピー機能を提供する。また、リーダー部200から読み取った画像データを、コードデータに変換し、ネットワーク400を介してホストコンピュータへ送信するスキャナ機能や、ホストコンピュータからネットワーク400を介して受信したコードデータを画像データに変換し、プリンタ部300に出力するプリンタ機能を提供するほか、プリント時に原稿にオリジナル原稿情報の付加を行う情報付加機能を備えている。
【0015】
操作部180は、コントローラ部110に接続され、液晶タッチパネルで構成され、画像入出力システムを操作するためのユーザI/Fを提供する。
【0016】
<情報付加機能の構成>
図2は、コントローラ部110内にある情報付加機能の構成を示すブロック図である。
【0017】
プリント画像処理部31は、送られてきた画像に対し、コントローラ部110において展開、その他所望の画像処理を行う。オリジナル原稿情報生成部32は、画像サーバー410に保存されたオリジナル原稿データ又はファイルの存在場所を示すためのオリジナル原稿情報(バーコード、URL、電子透かし情報等)を生成する機能を有する。
【0018】
情報消去部34は、付加情報判定・解読部280からの認識情報REを判断し、オリジナル原稿情報が付加されている場合には、オリジナル原稿情報生成部32で生成されたオリジナル原稿情報を消去すべく、該オリジナル原稿情報部分を黒塗りにして情報付加部33へ出力すると共に、オリジナル原稿情報が付加されていない場合はスルー状態となり、生成されたオリジナル原稿情報がそのまま情報付加部33へ出力される。情報付加部33では、プリント画像処理部31からの画像情報に対して、オリジナル原稿情報生成部32側からのオリジナル原稿情報を付加する機能を有する。
【0019】
<本実施形態の特徴を成す動作>
図3及び図4のフローチャートを参照しつつ、プリント時に、オリジナル原稿の保存先を示すバーコード等のオリジナル原稿情報の付加を行い、その印刷物をスキャンしてオリジナル原稿を取り込んで印刷する際の動作について説明する。
【0020】
なお、図3及び図4のフローチャートは、複写機100側の動作を示しており、これらフローチャートに従ったプログラムをコントロール部110内の記憶装置に格納し動作することにより、以下に述べる複写機100側の制御方法を実現させることが可能となる。
【0021】
I.情報付加原稿の作成動作
プリント時に、前記情報を付加する際の動作について説明する。
【0022】
まず、ホストコンピュータ401又は402から所望の画像を転送して印刷する場合に、ホストコンピュータ401又は402から出力された画像はネットワーク400を介してコントローラ部110と画像サーバー410の双方に送られる。このときのデータフォーマットは例えばPDF形式などの圧縮ファイルである。
【0023】
画像サーバー410に送られた画像データは、規定の番号が付されたファイル名を付けた状態で保管される。コントローラ部110は、マーキングユニット310に対して、プリント要求を発行し、プリント動作を行う。
【0024】
ホストコンピュータ401又は402側から圧縮して送られてきた画像に対し、コントローラ部110内のプリント画像処理部31は、展開処理や、その他所望の画像処理を行う(ステップS11)。オリジナル原稿情報生成部32は、画像サーバー410に保存された画像データの保存先を示すオリジナル原稿情報を生成し(ステップS12)、そのオリジナル原稿情報は、情報消去部34からスルーで情報付加部33へ出力される(ステップS13)。
【0025】
情報付加部33では、プリント画像処理部31から出力された画像に対して、オリジナル原稿情報生成部32で生成された前記オリジナル原稿情報を付加してプリンタ部300へ出力する(ステップS14)。その結果、プリンタ部300では、オリジナル原稿情報が付加された画像データの印字処理が行われる(ステップS15)。
【0026】
II.情報付加原稿の読み取り動作
次に、上記オリジナル原稿情報が付加された印刷物を元にオリジナル原稿を印刷する動作について説明する。
【0027】
上述の情報付加動作によってオリジナル原稿情報が付加された印刷物をリーダー部200で読み込む(ステップS21)。付加情報判定・解読部280は、読み込まれた画像中にオリジナル原稿情報が存在するか否かを判定し(ステップS22)、オリジナル原稿情報が存在しない場合には、通常のコピー動作を行う(ステップS23)。
【0028】
オリジナル原稿情報が存在する場合には、オリジナル原稿情報を解読し(ステップS24)、その解読結果をコントローラ部110に対して認識情報REとして通知する(ステップS25)。コントローラ部110は、画像サーバー410に保管してある、前記オリジナル原稿情報に対応した画像データを検索して取り出し、コントローラ部110内に取り込む(ステップS26)。
【0029】
コントローラ部110に取り込まれた前記画像データは、プリント画像処理部31によって所定の画像処理を施されて情報付加部33へ送られる(ステップS27)。ここで、リーダー部200で読み込まれた印刷物が上記オリジナル原稿情報が付加されている印刷物であるので認識情報REはその旨を示し、情報付加部33からは、情報消去部34で情報付加部分が黒塗りされた画像データがプリンタ部300へ出力される(ステップS28)。その結果、プリンタ部300では、情報付加部分が黒塗りされた画像データの印字処理が行われる(ステップS29)。
【0030】
<情報付加機能の他の構成>
図5は、コントローラ部110内にある情報付加機能の他の構成を示すブロック図である。
【0031】
本例の情報付加機能の構成は、図2に示した構成において、付加情報判定・解読部280からの認識情報REを情報付加部33に入力するようにし、情報消去部34を除去した構成となっている。
【0032】
このような構成においては、情報付加部33は、認識情報REに応じて、オリジナル原稿情報を付加するか否かを選択する。情報付加原稿のプリント時には、例えば常に認識情報REの内容が“存在しない側”に固定されており、常時オリジナル原稿情報を付加するようになっている。
【0033】
情報付加原稿の読み取り動作時には、オリジナル原稿情報が付加された印刷物であることを認識情報REが示す場合には、情報付加部33は、オリジナル原稿情報を付加せずに画像データをプリンタ部300へ送り、プリンタ部300では、オリジナル原稿のままの印刷が行われる。
【0034】
このように本実施形態では、オリジナル原稿情報を付加するのは最初のプリント時のみとし、孫コピー時にはオリジナル原稿情報を付加しないようにしたので、オリジナル原稿に対するセキュリティを向上させることができる。
【0035】
なお、本実施形態では、オリジナル原稿情報を付加するときを最初のプリント時としたが、最初のコピー時のみにオリジナル原稿情報を付加し、孫コピー時にはオリジナル原稿情報を付加しないようにしてもよい。
【0036】
以下、本実施形態の画像形成装置の詳細な構成について説明する。
【0037】
<リーダー部200及びプリンタ部300のハード構成>
図6は、リーダー部200及びプリンタ部300のハード構成を示す概観図である。
【0038】
リーダー部の原稿給送ユニット250は原稿を先頭順に1枚ずつプラテンガラス211上へ給送し、原稿の読み取り動作終了後、プラテンガラス211上の原稿を排出するものである。原稿がプラテンガラス211上に搬送されると、ランプ212を点灯し、そして光学ユニット213の移動を開始させて、原稿を露光走査する。この時の原稿からの反射光は、ミラー214、215、216及びレンズ217によってCCDイメージセンサ(以下CCDという)218へ導かれる。このように、走査された原稿の画像はCCD218によって読み取られる。
【0039】
222はリーダー画像処理回路部であり、CCD218から出力される画像データに所定の処理を施し、スキャナI/F140を介してコントローラ部110へと出力するところである。
【0040】
352はプリンタ画像処理回路部であり、プリンタI/F145を介してコントローラ部110から送られる画像信号をレーザードライバへと出力するところである。
【0041】
プリンタ部300のレーザドライバ317はレーザ発光部313、314、315、316を駆動するものであり、プリンタ画像処理部352から出力された画像データに応じたレーザ光をレーザ発光部313〜316を発光させる。このレーザ光はミラー340〜351によって感光ドラム325〜328に照射され、感光ドラム325〜328にはレーザ光に応じた潜像が形成される。321〜324は、それぞれブラック(Bk)、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンダ(M)のトナーによって、潜像を現像するための現像器であり、現像された各色のトナーは、用紙に転写されフルカラーのプリントアウトがなされる。
【0042】
用紙カセット360、361及び手差しトレイ362のいずれかより、レーザ光の照射開始と同期したタイミングで給紙された用紙は、レジストローラ333を経て、転写ベルト334上に吸着され、搬送される。そして、感光ドラム325、326、327、328に付着された現像剤を記録紙に転写する。現像剤の乗った記録紙は定着部335に搬送され、定着部335の熱と圧力により現像剤は記像紙に定着される。定着部335を通過した記録紙は排出ローラ336によって排出され、排紙ユニット370は排出された記録紙を束ねて記録紙の仕分けをしたり、仕分けされた記録紙のステイプルを行う。
【0043】
また、両面記録が設定されている場合は、排出ローラ336のところまで記録紙を搬送した後、排出ローラ336の回転方向を逆転させ、フラッパ337によって再給紙搬送路338へ導く。再給紙搬送路338へ導かれた記録紙は上述したタイミングで転写ベルト334へ給紙される。
【0044】
<リーダー画像処理部の構成>
図7は、リーダー画像処理部222の詳細な構成を示すブロック図である。
【0045】
このリーダー画像処理部222では、プラテンガラス211上の原稿はCCD218に読み取られて電気信号に変換される(CCD218はカラーセンサの場合、RGBのカラーフィルタが1ラインCCD上にRGB順にインラインに乗ったものでも、3ラインCCDで、それぞれRフィルタ・Gフィルタ・BフィルタをそれぞれのCCD毎に並べたものでも構わないし、フィルタがオンチップ化又は、フィルタがCCDと別構成になったものでも構わない)。
【0046】
そして、その電気信号(アナログ画像信号)は画像処理部222に入力され、クランプ&Amp.&S/H&A/D部401でサンプルホールド(S/H)され、アナログ画像信号のダークレベルを基準電位にクランプし、所定量に増幅され(上記処理順番は表記順とは限らない)、A/D変換されて、例えばRGB各8ビットのデジタル信号に変換される。そして、RGB信号はシェーディング部402で、シェーディング補正及び黒補正が施された後、コントローラ部110へと出力される。
【0047】
<コントローラ部の構成>
図8は、コントローラ部110の構成を示すブロック図である。
【0048】
メインコントローラ111は、主にCPU112と、バスコントローラ113、各種I/Fコントローラ回路とから構成される。CPU112とバスコントローラ113はコントローラ部110全体の動作を制御するものであり、CPU112はROM120からROM・I/F121を経由して読み込んだプログラムに基づいて動作する。
【0049】
また、ホストコンピュータから受信したPDL(ページ記述言語)コードデータを解釈し、ラスターイメージデータに展開する動作も、このプログラムに記述されており、ソフトウェアによって処理される。バスコントローラ113は各I/Fから入出力されるデータ転送を制御するものであり、バス競合時の調停やDMAデータ転送の制御を行う。
【0050】
DRAM122は、DRAM・I/F123によってメインコントローラ111と接続されており、CPU112が動作するためのワークエリアや、画像データを蓄積するためのエリアとして使用される。
【0051】
調歩同期シリアル通信コントローラ114はリーダー部200、プリンタ部300の各CPUとシリアルバス172,173を介して制御コマンドを送受信し、操作部180のタッチパネルやキー入力の通信を行う。
【0052】
ネットワーク・コントローラ125は、I/F127によってメインコントローラ111と接続され、コネクタ126によって外部ネットワークと接続される。ネットワークとしては一般的にイーサネット(登録商標)が挙げられる。シリアルコネクタ124はメインコントローラ111と接続されて、外部機器との通信を行う。シリアルバスとしては一般的にUSBが挙げられる。FAN128はメインコントローラ111に接続され、コントローラ部110を冷却するのに用いる。
【0053】
温度監視IC142はシリアルバス143によってメインコントローラ111に接続されている。温度監視IC142はFAN128の制御や、リアルタイムクロックモジュール137の温度補正等に用いられる。
【0054】
汎用高速バス130には、拡張ボードを接続するための拡張コネクタ135とI/O制御部126,HDコントローラ131,コーデック133とが接続される。汎用高速バスとしては、一般的にPCIバスが挙げられる。
【0055】
コーデック133は、DRAM122に蓄積されたラスターイメージデータをMH/MR/MMR/JBIG/JPEG等の方式で圧縮し、また逆に圧縮され蓄積されたコードデータをラスターイメージデータに伸長する。SRAM134はコーデック133の一時的なワーク領域として使用される。DRAM122との間のデータの転送は、バスコントローラ113によって制御されDMA転送される。
【0056】
HDコントローラ131は、外部記憶装置を接続するためのものである。本実施形態においては、このI/Fを介してハードディスクドライブ132を接続している。ハードディスク132はプログラムを格納したり、画像データを記憶するのに用いている。
【0057】
I/O制御部126は、データバス144の制御を行い、ポート145や割り込み146の制御を行う。パネルI/F141は、LCDコントローラ140に接続され、操作部180上の液晶画面に表示を行うためのI/Fと、ハードキーやタッチパネルキーの入力を行うためのキー入力I/F171とから構成される。
【0058】
操作部180は液晶表示部と液晶表示部上に張り付けられたタッチパネル入力装置と、複数個のハードキーを有する。タッチパネル又はハードキーにより入力された信号は前述したパネルI/F171を介してCPU112に伝えられ、液晶表示部はパネルI/F141から送られてきた画像データを表示するものである。液晶表示部には、本画像形成装置の操作における機能表示や画像データ等を表示する。
【0059】
リアルタイムクロックモジュール137は、機器内で管理する日付と時刻を更新/保存するためのもので、バックアップ電池138によってバックアップされている。SRAM139はバックアップ電池138でバックアップされ、ユーザモードや各種設定情報や、ハードディスクドライブ132のファイル管理情報等を蓄積している。
【0060】
グラフィック・プロセッサ151は、DRAM122に蓄積された画像データに対して、画像回転、画像変倍、色空間変換、二値化、スキャナ画像入力、プリンタ画像出力の処理を行う。DRAM152はグラフィック・プロセッサ151の一時的なワーク領域として使用される。グラフィック・プロセッサ151はI/F150を介してメインコントローラ111と接続され、DRAM122との間のデータの転送は、バスコントローラ113によって制御されDMA転送される。
【0061】
コネクタ160と155は、それぞれリーダー部200とプリンタ部300とに接続され、同調歩同期シリアルI/F(173,172)とビデオI/F(163,162)とから構成される。
【0062】
スキャナ画像処理部157は、コネクタ160を介してリーダー部200と接続され、また、スキャナバス161によってグラフィック・プロセッサ151と接続されており、リーダー部200から受け取った画像に対して所定の処理を施す機能を有し、さらに、リーダー部200から送られたビデオ制御信号をもとに生成した制御信号を、スキャナバス161に出力する機能も有する。
【0063】
FIFO158はスキャナ画像処理部157と接続され、リーダー部200から送られてくるビデオ信号のライン補正を行うのに用いられる。プリンタ画像処理部153は、コネクタ155を介してプリンタ部300と接続され、また、プリンタバス156によってグラフィック・プロセッサ151と接続されており、グラフィック・プロセッサ151から出力された画像データに所定の処理を施して、プリンタ部300へ出力する機能を有し、さらに、プリンタ部300から送られたビデオ制御信号をもとに生成した制御信号を、プリンタバス162に出力する機能も有する。
【0064】
DRAM154はプリンタ画像処理部153に接続され、ビデオ信号を一定時間遅延させるのに用いられる。DRAM122上に展開されたラスターイメージデータのプリンタ部への転送は、バスコントローラ113によって制御され、グラフィック・プロセッサ151、プリンタ画像処理部153、コネクタ155を経由して、プリンタ部300へDMA転送される。
【0065】
<スキャナ画像処理部の構成>
図9は、スキャナ画像処理部157を担う部分の詳細な構成を示すブロック図である。
【0066】
リーダー部200からコネクタ160を介して送られる画像信号に対して、つなぎ&MTF補正部601で読取速度に応じてライン毎の遅延量を調整し、読取速度によって変化したMTFを補正する。CCD218が3ラインCCDの場合、つなぎ処理は3ラインの読取位置が同じになるように信号タイミングを補正する。FIFO158はライン遅延のバッファとして用いる。
【0067】
読取位置タイミングが補正されたデジタル信号は入力マスキング部602によって、CCD218の分光特性及びランプ212及びミラー214、215、216の分光特性を補正する。入力マスキング部602の出力はACSカウント部405及びグラフィック・プロセッサ151へと送られる。
【0068】
<プリンタ画像処理部の構成>
図10は、プリンタ画像処理部153の詳細な構成を示すブロック図である。
【0069】
グラフィック・プロセッサ151から、プリンタバス156を介して送られる画像信号は、まずLOG変換部701に入力される。LOG変換部701では、LOG変換でRGB信号からCMY信号に変換する。
【0070】
次にモアレ除去部702でモアレが除去される。703はUCR&マスキング部で、モアレ除去処理されたCMY信号はUCR処理でCMYK信号が生成され、マスキング処理部でプリンタの出力にあった信号に補正される。UCR&マスキング部703で処理された信号は補正部704で濃度調整された後フィルタ部705でスムージング又はエッジ処理される。
【0071】
出力切り替え706で、感光ドラム321〜324のドラム間の距離を補正するためにDRAM154にCMYK画像毎に一旦画像を蓄積し、ドラム間の距離を補正した画像をコネクタ155を介してプリンタ部300へと送る。
【0072】
<グラフィック・プロセッサの構成>
図11は、グラフィック・プロセッサ151の詳細な構成を示すブロック図である。
【0073】
グラフィック・プロセッサ151は、画像回転、画像変倍、色空間変換、二値化、スキャナ画像入力、プリンタ画像出力の処理をそれぞれ行うモジュールを有する。DRAM152はDRAMコントローラ808を介して各々のモジュールの一時的なワーク領域として使用される。
【0074】
各々のモジュールが用いるDRAM152のワーク領域が競合しないよう、あらかじめ各々のモジュール毎にワーク領域が静的に割り当てを行う。グラフィック・プロセッサ151はI/F150を介してメインコントローラ111と接続され、DRAM122との間のデータの転送は、バスコントローラ113によって制御されDMA転送される。
【0075】
バスコントローラ113は、グラフィックプロセッサ151の各々のモジュールにモード等を設定する制御及び、各々のモジュールに画像データを転送するためのタイミング制御を行う。
【0076】
入力インターフェース810はI/F150から入力された画像データをクロスバースイッチ809に入力する。画像データ形式は2値ラスターイメージデータ、多値ラスターイメージデータ、JPEG等を扱い、JPEG画像の場合は入力インターフェース810にてラスターイメージデータに変換してクロスバースイッチ809にデータ出力する。
【0077】
出力インターフェース811はクロスバースイッチ809から入力された画像データをI/F150に出力する。クロスバースイッチ809から入力される画像データ形式はラスターイメージデータであるが、出力インターフェース811でJPEG圧縮を行ってI/F150にデータ出力することも行う。
【0078】
<画像回転部の処理>
以下に画像回転部801における処理手順を示す。
【0079】
I/F150を介して、CPU112からバスコントローラ113に画像回転制御のための設定を行う。この設定によりバスコントローラ113は画像回転部801に対して画像回転に必要な設定(例えば画像サイズや回転方向・角度等)を行う。必要な設定を行った後に、再度CPU112からバスコントローラ113に対して画像データ転送の許可を行う。この許可に従い、バスコントローラ113はDRAM122もしくは各I/Fを介して接続されているデバイスから画像データの転送を開始する。なお、ここでは回転を行う画像サイズを32画素 32ラインとし、また、画像バス2008上に画像データを転送させる際に24byte(RGB各々8bitで1画素分)を単位とする画像転送を行うものとする。
【0080】
上述のように、32画素32ラインの画像を得るためには、上述の単位データ転送を3232回行う必要があり、且つ不連続なアドレスから画像データを転送する必要がある。
【0081】
不連続アドレッシングにより転送された画像データは、読み出し時に所望の角度に回転されているように、SRAM136に書き込まれる。例えば、90度反時計方向回転であれば、転送される画像データをY方向に書き込んでいく。読み出し時にX方向に読み出すことで、画像が回転される。
【0082】
32画素32ラインの画像回転(DRAM152への書き込み)が完了した後、画像回転部801はDRAM152から上述した読み出し方法で画像データを読み出し、バスコントローラ113に画像を転送する。
【0083】
回転処理された画像データを受け取ったバスコントローラ113は、連続アドレッシングを以て、DRAM122もしくはI/F上の各デバイスにデータを転送する。
【0084】
こうした一連の処理は、CPU112からの処理要求が無くなるまで(必要なページ数の処理が終わったとき)繰り返される。
【0085】
<画像変倍部の処理>
以下に画像変倍部802における処理手順を示す。
【0086】
I/F151を介して、CPU112からバスコントローラ113に画像変倍制御のための設定を行う。この設定によりバスコントローラ113は画像変倍部802に対して画像変倍に必要な設定(主走査方向の変倍率、副走査方向の変倍率、変倍後の画像サイズ等)を行う。必要な設定を行った後に、再度CPU112からバスコントローラ113に対して画像データ転送の許可を行う。この許可に従い、バスコントローラ113はDRAM122もしくは各I/Fを介して接続されているデバイスから画像データの転送を開始する。
【0087】
画像変倍部802は、受け取った画像データを一時DRAM152に格納し、これを入力バッファとして用いて、格納したデータに対して主走査、副走査の変倍率に応じて必要な画素数、ライン数の分の補間処理を行って画像を拡大もしくは縮小することで、変倍処理とする。変倍後のデータは再度DRAM152へ書き戻し、これを出力バッファとして画像変倍部802はDRAM152から画像データを読み出し、バスコントローラ113に転送する。
【0088】
変倍処理された画像データを受け取ったバスコントローラ113は、DRAM122もしくはI/F上の各デバイスにデータを転送する。
【0089】
<色空間変換部の処理>
以下に色空間変換部803における処理手順を示す。
【0090】
I/F150を介して、CPU112からバスコントローラ113に色空間変換制御のための設定を行う。この設定によりバスコントローラ113は色空間変換部803及びLUT(ルック・アップ・テーブル)804に対して色空間変換処理に必要な設定(後述のマトリックス演算の係数、LUT804のテーブル値等)を行う。必要な設定を行った後に、再度CPU112からバスコントローラ113に対して画像データ転送の許可を行う。この許可に従い、バスコントローラ113はDRAM122もしくは各I/Fを介して接続されているデバイスから画像データの転送を開始する。
【0091】
色空間変換部803は、受け取った画像データ1画素毎に対して、所定のマトリックス演算を施す。次にマトリックス演算後のデータに対して、LUT804による変換を行う。これによって、非線形の変換をも行うことができる。当然、スルーのテーブルを設定することにより、実質的にLUT変換を行わないこともできる。
【0092】
その後、色空間変換部803は色空間変換処理された画像データをバスコントローラ113に転送する。色空間変換処理された画像データを受け取ったバスコントローラ113は、DRAM122もしくはI/F上の各デバイスにデータを転送する。
【0093】
<画像二値化部の説明>
以下に画像二値化部805における処理手順を示す。
【0094】
I/F150を介して、CPU112からバスコントローラ113に二値化制御のための設定を行う。この設定によりバスコントローラ113は画像二値化部805に対して二値化処理に必要な設定(変換方法に応じた各種パラメータ等)を行う。必要な設定を行った後に、再度CPU112からバスコントローラ113に対して画像データ転送の許可を行う。この許可に従い、バスコントローラ113はDRAM122もしくは各I/Fを介して接続されているデバイスから画像データの転送を開始する。
【0095】
画像二値化部805は、受け取った画像データに対して二値化処理を施す。本実施形態では、二値化の手法としては、画像データを所定の閾値と比較して単純に二値化するものとする。もちろん、ディザ法、誤差拡散法、誤差拡散法を改良したものなど、いずれの手法によっても構わない。
【0096】
その後、画像二値化部805は二値化処理された画像データをバスコントローラ113に転送する。
【0097】
二値化処理された画像データを受け取ったバスコントローラ113は、DRAM122もしくはI/F上の各デバイスにデータを転送する。
【0098】
<スキャナ入力部の説明>
以下にスキャナ入力部806における処理手順を示す。
【0099】
I/F150を介して、CPU112からバスコントローラ113にスキャナ入力制御のための設定を行う。この設定によりバスコントローラ113はスキャナ入力部806に対して必要な設定(入力処理に応じた各種パラメータ等)を行う。必要な設定を行った後に、再度CPU112からバスコントローラ113に対して画像データ転送の許可を行う。
【0100】
その後、スキャナ画像処理部157から入力される同期信号に同期して画像データがスキャナ入力部806に入力される。スキャナ入力部806は受け取った画像データを入力バッファとして一旦DRAM152に格納する。その後スキャナ入力部はDRAM152に格納した画像をバスコントローラ113に転送する。スキャナ入力画像データを受け取ったバスコントローラ113は、DRAM122もしくはI/F上の各デバイスにデータを転送する。
【0101】
<プリンタ出力部の処理>
以下にプリンタ出力部807における処理手順を示す。
【0102】
I/F150を介して、CPU112からバスコントローラ113にプリンタ出力制御のための設定を行う。この設定によりバスコントローラ113はプリンタ出力部807に対して必要な設定(出力処理に応じた各種パラメータ等)を行う。必要な設定を行った後に、再度CPU112からバスコントローラ113に対して画像データ転送の許可を行う。この許可に従い、バスコントローラ113はDRAM122もしくは各I/Fを介して接続されているデバイスから画像データの転送を開始する。
【0103】
プリンタ出力部807は受け取った画像データを一旦DRAM152に格納する。その後プリンタ画像処理部153から入力される同期信号に応じてDRAM152に格納した画像をプリンタ画像処理部153に出力する。
【0104】
<PDL画像出力時のシーケンス>
図12は、本実施形態におけるPDL画像出力の手順を示すフローチャートである。
【0105】
PDL画像を出力する場合、ステップS51では、PC401上でユーザが当該PDL画像出力ジョブのプリント設定を行う。プリント設定内容は、部数、用紙サイズ、片面/両面、ページ出力順序、ソート出力、ステイプル止めの有無等である。
【0106】
ステップS52では、PC401上で印刷指示を与え、それと共にPC401上にインストールされているドライバソフトウェアが、印刷対象となるPC401上のコードデータをいわゆるPDLデータに変換して、ステップS51で設定したプリント設定パラメータとともに、本画像入出力装置のコントローラ部110に、ネットワーク400を介してPDLデータを転送する。
【0107】
ステップS53では、コントローラ部110のメインコントローラ111のCPU112が、コネクタ126及びネットワークController125を介して転送されたPDLデータを前記プリント設定パラメータに基づいて、画像データに展開(ラスタライズ)する。画像データの展開は、DRAM122上に行われる。画像データの展開が完了するとステップS54へ進む。
【0108】
ステップS54では、メインコントローラ111がDRAM122上に展開された画像データを、グラフィック・プロセッサ151に転送する。
【0109】
ステップS55では、グラフィック・プロセッサ151が、前記プリント設定パラメータとは独立に、画像処理を行う。例えば、前記プリント設定パラメータで指定された用紙サイズがA4であるにもかかわらず、プリンタ部300の給紙ユニット360にはA4R用紙しかない場合には、グラフィック・プロセッサ151で画像を90度回転することによって、出力用紙にあわせた画像出力を行うことができる。画像データの画像処理が完了するとステップS56へ進む。
【0110】
ステップS56では、グラフィック・プロセッサ151がメインコントローラ111へ画像処理後の画像データを転送する。メインコントローラ111は転送されてきた画像データをDRAM122上に記憶する。
【0111】
ステップS57では、メインコントローラ111はグラフィック・プロセッサ151、プリンタ画像処理部153及びコネクタ155を介して、プリンタ部300を制御しつつ、適切なタイミングでDRAM122上の画像データを、プリンタ部300へと転送する。
【0112】
ステップS58では、コントローラ部110が、プリンタ部300を制御して画像データをプリント出力する。画像データの転送が完了すると、すなわち当該PDLジョブが終了すると、プリント出力を終了する。
【0113】
<コピー画像出力時のシーケンス>
図13は、本実施形態におけるコピー画像出力の手順を示すフローチャートである。
【0114】
コピー画像を出力する場合、ステップS61では、操作部180上でユーザが当該コピー画像出力ジョブのコピー設定を行う。コピー設定内容は、部数、用紙サイズ、片面/両面、拡大/縮小率、ソート出力、ステイプル止めの有無等である。
【0115】
ステップS62では、操作部180上でコピー開始指示を与えると、コントローラ部110のメインコントローラ111はコネクタを介してリーダー部200を制御し、原稿の画像データの読み込み動作を行う。まず、原稿給送ユニット250は、載置された原稿を1枚ずつプラテンガラス211上へ給送し、その際同時に原稿のサイズを検知する。検知された原稿のサイズに基づいて原稿を露光走査することにより、画像データを読み取るわけである。読み取られた画像データはグラフィック・プロセッサ151で指定された画像形式で圧縮をしてDRAM122上に記憶される。本実施形態では、前記コピー設定の拡大/縮小率の設定にかかわらず、必ず等倍(100%)で画像データを読み取り、変倍処理については、主走査方向、副走査方向ともに、グラフィック・プロセッサ151によって行うものとする。
【0116】
ステップS63では、メインコントローラ111がDRAM122上の画像データを、グラフィック・プロセッサ151に転送する。
【0117】
ステップS64では、グラフィック・プロセッサ151が、前記コピー設定パラメータに基づいて画像処理を行う。例えば、拡大400%の設定がなされているときには、グラフィック・プロセッサ151内のモジュールである画像変倍部を用いて主走査方向、副走査方向、双方への変倍処理を行う。画像データの画像処理が完了するとステップS65へ進む。
【0118】
ステップS65では、グラフィック・プロセッサ151がメインコントローラ111へ画像処理後の画像データを指定された画像形式で圧縮を行って転送する。メインコントローラ111は転送されてきた画像データをDRAM122上に記憶する。
【0119】
ステップS66では、メインコントローラ111はDRAM122上に記憶された画像データを指定されたファイル形式でファイル化し、ファイル化された画像データをHDコントローラ131を経由してHDドライブ132に転送することで読み込んだ画像データをHDドライブ132に格納する。
【0120】
これらの動作はDFユニット250に原稿が存在する限り繰り返し行われる。
【0121】
ステップS67では、画像データをプリンタ部300へと転送する。この時、プリントを行う画像データファイルがDRAM122上に存在しない場合はHDドライブ132から画像ファイルを読み込み、DRAM122に格納する。メインコントローラ111はグラフィック・プロセッサ151,プリンタ画像処理部153及びコネクタ155を介して、プリンタ部300を制御しつつ、適切なタイミングでDRAM122上の画像データを、プリンタ部300へと転送する。
【0122】
ステップS68では、コントローラ部110が、プリンタ部300を制御して画像データをプリント出力する。
【0123】
全ての画像データの転送が完了すると、すなわち当該コピージョブが終了すると、プリント出力を終了する。
【0124】
なお、本発明は、上述した実施形態の装置に限定されず、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器から成る装置に適用してもよい。前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体をシステムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、完成されることは言うまでもない。
【0125】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMを用いることができる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけではなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0126】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、次のプログラムコードの指示に基づき、その拡張機能を拡張ボードや拡張ユニットに備わるCPUなどが処理を行って実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
[実施態様]
本発明の実施態様の例を以下に列挙する。
【0127】
<実施態様1>
入力画像データに情報を付加する情報付加手段と、前記情報付加手段から出力された画像データの印字処理を行う画像印字手段とを備えた画像形成装置であって、原稿から読み取った画像データを入力する画像入力手段と、前記画像入力手段から入力された画像データに前記情報が付加されているか否かを判定し、前記情報が付加されている場合にその情報を読み取る付加情報認識手段と、前記付加情報認識手段で読み取られた前記情報に対応して記憶装置に記憶されている画像データを検索して取り込む画像取り込み手段と、前記付加情報認識手段の判定結果に応じて、前記情報の消去/非消去の処理を行う情報消去手段とを有し、前記情報付加手段は、前記画像取り込み手段による取り込み画像データを前記情報消去手段の処理結果に従って処理し前記画像印字手段へ出力することを特徴とする画像形成装置。
【0128】
<実施態様2> 前記付加情報認識手段によって前記情報が付加されていると判定された場合に、前記情報消去手段は、前記情報を消去し、前記情報付加手段は、前記情報消去手段によって前記情報の付加部分を消去した形で、前記画像取り込み手段による取り込み画像データを前記画像印字手段へ出力することを特徴とする実施態様1記載の画像形成装置。
【0129】
<実施態様3> 入力画像データに情報を付加する情報付加手段と、前記情報付加手段から出力された画像データの印字処理を行う画像印字手段とを備えた画像形成装置であって、原稿から読み取った画像データを入力する画像入力手段と、前記画像入力手段から入力された画像データに前記情報が付加されているか否かを判定し、前記情報が付加されている場合にその情報を読み取る付加情報認識手段と、前記付加情報認識手段で読み取られた前記情報に対応して記憶装置に記憶されている画像データを検索して取り込む画像取り込み手段とを有し、前記情報付加手段は、前記付加情報認識手段の判定結果に応じて、前記画像取り込み手段による取り込み画像データに対して前記情報を付加するか否かを切り替えることを特徴とする画像形成装置。
【0130】
<実施態様4> 前記付加情報認識手段によって前記情報が付加されていると判定された場合に、前記情報付加手段は、前記画像取り込み手段による取り込み画像データに前記情報を付加しないで前記画像印字手段へ出力することを特徴とする実施態様3記載の画像形成装置。
【0131】
<実施態様5> 前記情報は、入力画像データが保存された場所情報であることを特徴とする実施態様1乃至4記載の画像形成装置。
【0132】
<実施態様6> 前記情報は、バーコード又はURLであることを特徴とする実施態様5記載の画像形成装置。
【0133】
<実施態様7> 入力画像データに情報を付加する情報付加手段と、前記情報付加手段から出力された画像データの印字処理を行う画像印字手段とを有する画像形成装置と、該画像形成装置に通信媒体を介して接続され前記入力画像データを記憶する記憶装置とを備えた画像形成システムであって、前記画像形成装置は、原稿から読み取った画像データを入力する画像入力手段と、前記画像入力手段から入力された画像データに前記情報が付加されているか否かを判定し、前記情報が付加されている場合にその情報を読み取る付加情報認識手段と、前記付加情報認識手段で読み取られた前記情報に対応する画像データを前記記憶装置から検索して取り込む画像取り込み手段と、前記付加情報認識手段の判定結果に応じて、前記情報の消去/非消去の処理を行う情報消去手段とを有し、前記情報付加手段は、前記画像取り込み手段による取り込み画像データを前記情報消去手段の処理結果に従って処理し前記画像印字手段へ出力することを特徴とする画像形成システム。
【0134】
<実施態様8> 入力画像データに情報を付加する情報付加手段と、前記情報付加手段から出力された画像データの印字処理を行う画像印字手段とを有する画像形成装置と、該画像形成装置に通信媒体を介して接続され前記入力画像データを記憶する記憶装置とを備えた画像形成システムであって、前記画像形成装置は、原稿から読み取った画像データを入力する画像入力手段と、前記画像入力手段から入力された画像データに前記情報が付加されているか否かを判定し、前記情報が付加されている場合にその情報を読み取る付加情報認識手段と、前記付加情報認識手段で読み取られた前記情報に対応する画像データを前記画像形成装置から検索して取り込む画像取り込み手段とを有し、前記情報付加手段は、前記付加情報認識手段の判定結果に応じて、前記画像取り込み手段による取り込み画像データに対して前記情報を付加するか否かを切り替えることを特徴とする画像形成システム。
【0135】
<実施態様9> 入力画像データに情報を付加する情報付加行程と、前記情報付加行程から出力された画像データの印字処理を行う画像印字行程とを備えた画像形成装置の制御方法であって、原稿から読み取った画像データを入力する画像入力行程と、前記画像入力行程で入力された画像データに前記情報が付加されているか否かを判定し、前記情報が付加されている場合にその情報を読み取る付加情報認識行程と、前記付加情報認識行程で読み取られた前記情報に対応して記憶装置に記憶されている画像データを検索して取り込む画像取り込み行程と、前記付加情報認識行程の判定結果に応じて、前記情報の消去/非消去の処理を行う情報消去行程とを有し、前記情報付加行程は、前記画像取り込み行程による取り込み画像データを前記情報消去行程の処理結果に従って処理し前記画像印字行程へ出力することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
【0136】
<実施態様10> 入力画像データに情報を付加する情報付加行程と、前記情報付加行程で得られた画像データの印字処理を行う画像印字行程とを備えた画像形成装置の制御方法であって、原稿から読み取った画像データを入力する画像入力行程と、前記画像入力行程から入力された画像データに前記情報が付加されているか否かを判定し、前記情報が付加されている場合にその情報を読み取る付加情報認識行程と、前記付加情報認識行程で読み取られた前記情報に対応して記憶装置に記憶されている画像データを検索して取り込む画像取り込み行程とを有し、前記情報付加行程は、前記付加情報認識行程の判定結果に応じて、前記画像取り込み行程による取り込み画像データに対して前記情報を付加するか否かを切り替えることを特徴とする画像形成装置の制御方法。
【0137】
<実施態様11> 入力画像データに情報を付加する情報付加ステップと、前記情報付加ステップで得られた画像データの印字処理を行う画像印字ステップとを備えた画像形成装置の制御方法を実行するために、コンピュータで読み取り可能な制御プログラムであって、原稿から読み取った画像データを入力する画像入力ステップと、前記画像入力ステップで入力された画像データに前記情報が付加されているか否かを判定し、前記情報が付加されている場合にその情報を読み取る付加情報認識ステップと、前記付加情報認識ステップで読み取られた前記情報に対応して記憶装置に記憶されている画像データを検索して取り込む画像取り込みステップと、前記付加情報認識ステップの判定結果に応じて、前記情報の消去/非消去の処理を行う情報消去ステップとを有し、前記情報付加ステップは、前記画像取り込みステップによる取り込み画像データを前記情報消去ステップの処理結果に従って処理し前記画像印字ステップへ出力することを特徴とする制御プログラム。
【0138】
<実施態様12> 入力画像データに情報を付加する情報付加ステップと、前記情報付加ステップで得られた画像データの印字処理を行う画像印字ステップとを備えた画像形成装置の制御方法を実行するために、コンピュータで読み取り可能な制御プログラムであって、原稿から読み取った画像データを入力する画像入力ステップと、前記画像入力ステップから入力された画像データに前記情報が付加されているか否かを判定し、前記情報が付加されている場合にその情報を読み取る付加情報認識ステップと、前記付加情報認識ステップで読み取られた前記情報に対応して記憶装置に記憶されている画像データを検索して取り込む画像取り込みステップとを有し、前記情報付加ステップは、前記付加情報認識ステップの判定結果に応じて、前記画像取り込みステップによる取り込み画像データに対して前記情報を付加するか否かを切り替えることを特徴とする制御プログラム。
【0139】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、画像入力手段から入力された画像データに情報が付加されている場合には、前記情報に対応して取り込まれる画像データに前記情報を付加しないで印字処理するようにしたので、情報付加原稿が必要以上に作成されるのを回避でき、例えば入力画像データのオリジナルデータとして取り込まれる画像データのセキュリティ面を向上させることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る画像形成装置(複写機)の全体構成を示すブロック図である。
【図2】コントローラ部110内にある情報付加機能の構成を示すブロック図である。
【図3】情報付加原稿作成時の画像形成装置側の動作を示すフローチャートである。
【図4】情報付加原稿読み取り時の画像形成装置側の動作を示すフローチャートである。
【図5】コントローラ部110内にある情報付加機能の他の構成を示すブロック図である。
【図6】リーダー部200及びプリンタ部300のハード構成を示す概観図である。
【図7】リーダー画像処理部222の詳細な構成を示すブロック図である。
【図8】コントローラ部110の構成を示すブロック図である。
【図9】スキャナ画像処理部157を担う部分の詳細な構成を示すブロック図である。
【図10】プリンタ画像処理部153の詳細な構成を示すブロック図である。
【図11】グラフィック・プロセッサ151の詳細な構成を示すブロック図である。
【図12】実施形態におけるPDL画像出力の手順を示すフローチャートである。
【図13】実施形態におけるコピー画像出力の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
31 プリント画像処理部
32 オリジナル原稿情報生成部
33 情報付加部
34 情報消去部
110 コントローラ部
200 リーダー部
210 スキャナユニット
280 付加情報判定・解読部
300 プリンタ部
401,402 ホストコンピュータ
410 画像サーバー

Claims (1)

  1. 入力画像データに情報を付加する情報付加手段と、前記情報付加手段から出力された画像データの印字処理を行う画像印字手段とを備えた画像形成装置であって、
    原稿から読み取った画像データを入力する画像入力手段と、
    前記画像入力手段から入力された画像データに前記情報が付加されているか否かを判定し、前記情報が付加されている場合にその情報を読み取る付加情報認識手段と、
    前記付加情報認識手段で読み取られた前記情報に対応して記憶装置に記憶されている画像データを検索して取り込む画像取り込み手段と、
    前記付加情報認識手段の判定結果に応じて、前記情報の消去/非消去の処理を行う情報消去手段とを有し、
    前記情報付加手段は、前記画像取り込み手段による取り込み画像データを前記情報消去手段の処理結果に従って処理し前記画像印字手段へ出力することを特徴とする画像形成装置。
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