JP2006326869A - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 省メモリの構成であっても画像のレンダリング途中に画質の劣化を防止しつつ画像の情報量を好適に削減することができる画像形成装置及び画像形成方法を提供する。
【解決手段】 プリンタ画像処理部151には、データ入力部701から画像データが入力され、多値画像データに展開される。そして、展開された画像データの前段ラインを参照して該画像データのハーフトーン処理等のグラフィック処理が行われる。尚、画像データの前段ラインはバッファメモリ721、722に格納される。グラフィック処理された画像データは画像圧縮部711で圧縮され、バスコントローラを介してメモリ121等に転送され、格納される。
【選択図】 図7

Description

本発明は、画像のレンダリング途中で情報量を削減する画像処理装置及び画像処理方法に関する。
従来、レーザビームプリンタ等のいわゆるページプリンタと呼ばれる画像形成装置においては、1ページ分のハーフトーンラスターデータをメモリ上に保持して画像形成を行っていた。このような画像形成装置においては、テキストだけでなく、単なる図形から写真のような画像までのあらゆる種類のラスターデータが扱われている。
このような画像形成装置で扱われる画像の解像度は、近年益々向上し、例えば、600dpi、16階調の解像度では、A4サイズで1ページ分で16MByteものメモリを必要とする。このように画像の解像度が増すにつれて、それを扱う画像形成装置にも膨大なラスターメモリを必要とするようになってきている。また、最近では、画像形成装置でカラー画像を扱う場合も多くなり、モノクロ画像の場合に比べて、YMCK空間の場合はさらに4プレーン分のメモリが必要となり、必要とされるメモリ容量も益々膨大になってきている。
そこで、このようなメモリの増大によるコストアップを抑えるため、様々な省メモリ技術が提案されている。例えば、1ぺージ分のビットマップ画像をメモリ上に持たせるのではなく、ハーフトーンラスターデータを可逆圧縮して保持することによって、省メモリ化を図るということが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
また、特許文献1には、ラスターデータを圧縮してラスターメモリに格納する場合、圧縮率が悪く格納できないことがあり、圧縮方式を切り替えたとしても圧縮サイズはデータ依存であるため不確定であるため、データをデグレードさせ、確実にメモリ不足を解消する装置についての記載がある。すなわち、可逆圧縮を行うと符号化後のデータのサイズは一定ではなく、ラスターメモリよりも大きくなってしまう場合があった。そこで、例えば、600dpi、16階調のハーフトーンラスターデータを、一旦150dpi、256階調の解像度に変換し、それを600dpi、256階調に解像度変換し、再びハーフトーン化を行うことで情報量を削減し、所定のメモリ容量に収まるようにしていた。
特開平10−147016号公報
しかしながら、上記従来例には次のような問題があった。
まず、誤差拡散処理や出力用解像度変換処理等の画像処理では、メモリに蓄積された画像情報のうち、前段のラインの情報を参照しながら処理が行われている。しかし、情報量を減らす動作については、一旦レンダリング動作を中断し、メモリに蓄積した画像データの情報量削減処理を行ってからレンダリング動作を再開している。すなわち、画像処理をページの中程で中断する必要があるので、画像処理が一旦途切れて前段のラインを参照することが不可能となり、レンダリングを中断した切れ目で不整合が生じることがある。これを回避するためには、レンダリング動作を1ページ分中断することなく行う必要があるが、そのためには1ページ分のメモリが必要となる。
また、メモリを増やすことなく切れ目で不整合をなくすためには、誤差拡散処理等における前段のラインを参照する画像処理を行わないようにすればよいが、画質が低下してしまうという問題がある。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、省メモリの構成であっても画像のレンダリング途中に画質の劣化を防止しつつ画像の情報量を好適に削減することができる画像形成装置及び画像形成方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る画像処理装置は、
画像データを入力する入力手段と、
前記画像データを展開する展開手段と、
展開された前記画像データの前段ラインを参照して該画像データのグラフィック処理を行う画像処理手段と、
前記画像データの前段ラインを格納する第1の格納手段と、
前記画像処理手段によるグラフィック処理時に、前記第1の格納手段に格納された前記画像データの前段ラインを参照するかしないかを切り替える切替手段と、
前記画像処理手段によってグラフィック処理された前記画像データを圧縮する圧縮手段と、
圧縮された前記画像データを格納する第2の格納手段と、
前記第1の格納手段に格納された画像データと前記第2の格納手段に格納された画像データとの間で画像データを転送する転送手段と
を備えることを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明に係る画像処理方法は、
画像データを画像処理装置に入力する入力工程と、
前記画像データを展開する展開工程と、
展開された前記画像データの前段ラインを参照して該画像データのグラフィック処理を行う画像処理工程と、
前記画像データの前段ラインを第1の格納手段に格納する第1の格納工程と、
前記画像処理工程によるグラフィック処理時に、前記第1の格納手段に格納された前記画像データの前段ラインを参照するかしないかを切り替える切替工程と、
前記画像処理工程によってグラフィック処理された前記画像データを圧縮する圧縮工程と、
圧縮された前記画像データを第2の格納手段に格納する第2の格納工程と、
前記第1の格納手段に格納された画像データと前記第2の格納手段に格納された画像データとの間で画像データを転送する転送工程と
を有することを特徴とする。
本発明によれば、省メモリの構成であっても画像のレンダリング途中に画質の劣化を防止しつつ画像の情報量を好適に削減することができる。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態に係る画像入出力システムについて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る画像入出力システムの全体構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態に係る画像入出力システムは、画像形成装置100と、それとLAN等のネットワーク400を介して接続されたホストコンピュータとして機能するパーソナルコンピュータ(PC)401、402(以下、「ホストコンピュータ」という。)とから構成される。尚、画像入出力システムには、これ以外の各種装置を接続するようにしてもよいし、PCの接続台数にも制限はない。
画像形成装置100は、大きく、リーダー部(画像入力装置)200、プリンタ部(画像出力装置)300、制御装置(コントローラ部)110及び操作部180から構成される。
リーダー部200は、原稿画像を光学的に読み取り、画像データに変換する。リーダー部200は、原稿を読み取るための機能を持つスキャナユニット210と、原稿用紙を搬送するための機能を持つ原稿給紙ユニット250とで構成される。
プリンタ部300は、記録紙を搬送し、その上に画像データを可視画像として印字して装置外に排紙する。プリンタ部300は、複数種類の記録紙カセットを持つ給紙ユニット360と、画像データを記録紙に転写、定着させる機能を持つマーキングユニット310と、印字された記録紙をソート、ステイプルして機外へ出力する機能を持つ排紙ユニット370とで構成される。
制御装置110は、リーダー部200及びプリンタ部300と電気的に接続され、さらにネットワーク400を介して、ホストコンピュータと接続されている。制御装置110は、リーダー部200を制御して原稿の画像データを読み込み、プリンタ部300を制御して画像データを記録用紙に出力してコピー機能を提供する。また、制御装置110は、リーダー部200から読み取った画像データをコードデータに変換し、ネットワーク400を介してホストコンピュータへ送信するスキャナ機能を提供する。さらに、制御装置110は、ホストコンピュータからネットワーク400を介して受信したコードデータを画像データに変換し、プリンタ部300に出力するプリンタ機能を提供する。
操作部180は、制御装置110に接続され、液晶タッチパネルで構成され、画像形成装置100を操作するためのユーザインタフェースを提供する。
図2は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置100のリーダー部200及びプリンタ部300の細部構成を示す断面図である。
リーダー部200において、原稿給送ユニット250は、原稿を先頭順に1枚ずつプラテンガラス211上へ給送し、原稿の読み取り動作終了後、プラテンガラス211上の原稿を排出するものである。原稿がプラテンガラス211上に搬送されると、ランプ212を点灯し、そして光学ユニット213の移動を開始させて、原稿を露光走査する。この時の原稿からの反射光は、ミラー214、215、216及びレンズ217によってCCDイメージセンサ(以下、「CCD」という。)218へ導かれる。このように、走査された原稿の画像は、CCD218によって読み取られる。
そして、リーダーコントローラ部222は、CCD218から出力される画像データに所定の処理を施し、スキャナI/Fを介して、制御装置110へ出力する。
一方、プリンタ部300において、プリンタ画像処理回路部352は、プリンタI/Fを介して、制御装置110から送られる画像信号をレーザードライバへと出力する。プリンタ部300のレーザドライバ317は、レーザ発光部313、314、315、316を駆動するものであり、プリンタ画像処理部352から出力された画像データに応じたレーザ光をレーザ発光部313、314、315、316から発光させる。このレーザ光は、ミラー340、341、342、343、344、345、346、347、348、349、350、351によって感光ドラム325、326、327、328に照射され、感光ドラム325、326、327、328にはレーザ光に応じた潜像が形成される。
現像器321、322、323、324は、それぞれブラック(Bk)、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンダ(M)のトナーによって潜像を現像する。現像された各色のトナーは、用紙に転写され、フルカラーのプリントアウトがなされる。
用紙カセット360、361及び手差しトレイ362のいずれかより、レーザ光の照射開始と同期したタイミングで給紙された用紙は、レジストローラ333を経て、転写ベルト334上に吸着され、搬送される。そして、感光ドラム325、326、327、328に付着された現像剤を記録紙に転写する。現像剤の乗った記録紙は定着部335に搬送され、定着部335の熱と圧力により現像剤は記像紙に定着される。定着部335を通過した記録紙は、排出ローラ336によって排出される。排紙ユニット370は、排出された記録紙を束ねて記録紙の仕分けをしたり、仕分けされた記録紙のステイプルを行う。
また、両面記録が設定されている場合は、排出ローラ336のところまで記録紙を搬送した後、排出ローラ336の回転方向を逆転させ、フラッパ337によって再給紙搬送路338へ導く。再給紙搬送路338へ導かれた記録紙は、上述したタイミングで転写ベルト334へ給紙される。
<リーダーコントローラ部222の説明>
図4は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置100のリーダーコントローラ部222の詳細な構成を示すブロック図である。
図4において、CPU402は、リーダーコントローラ部222を制御する。CPU402は、ROM422に格納された起動プログラム、メモリ421に格納されたプログラムに基づいて動作する。高速シリアルバス制御部403は、コントローラ部110と接続され、通信コマンドや画像データの転送を行う。高速シリアルバスとしては、例えばUSBが一般的である。バスコントローラ部404は、汎用外部バス423と内部ローカルバス412とを接続する。
内部ローカルバス411、412は、リーダーコントローラ部222の各モジュールとメモリコントローラ部410とを接続し、データ転送を行う。
リーダーコントローラ部222では、プラテンガラス211上の原稿は、CCD218に読み取られて電気信号に変換される。CCD218は、カラーセンサの場合、RGBのカラーフィルタが1ラインCCD上にRGB順にインラインに乗ったものでもよい。また、CCD218は、3ラインCCDで、Rフィルタ、Gフィルタ、BフィルタをそれぞれのCCDごとに並べたものでもよい。さらに、CCD218は、フィルタがオンチップ化、又は、フィルタがCCDと別構成になったものでもよい。
スキャナI/F部416に入力された電気信号(アナログ画像信号)は、A/D変換されて、例えば、RGB各8ビットのディジタル信号に変換される。RGB8ビットのディジタル信号は、スキャナI/F部416を介してスキャナ画像処理部415に入力され、所定の画像処理を施した後にローカルバス411、メモリコントローラ部410を介してメモリ(memory)421に蓄積される。
スキャナ画像処理部415からは、画像データと画像データの特徴を示す像域フラグが出力される。像域フラグには、文字/非文字を示すフラグと、有彩色/無彩色を示すフラグがある。
Memory421に蓄積された画像データは、多値画像圧縮・伸張部414において圧縮データに変換される。使用する圧縮方式としては、一般的なJPEG圧縮が挙げられ、コントローラ部(制御装置)110へスキャン画像を転送する際に用いられる。
コントローラ部110へ2値画像データを転送する際には、2値化部417で読み込んだ多値データを2値化し、2値画像圧縮・伸張部413で2値画像圧縮を行う。使用される2値画像圧縮方式としては、一般的にJBIGやMMRが挙げられる。
スキャナ画像処理部415から出力された像域フラグデータは、CPU402で可逆圧縮を施し、画像データと共に制御装置110へ転送される。尚、像域フラグの圧縮は、Packbit等を用いる。
<スキャナ画像処理部415の説明>
図6は、リーダーコントローラ部222におけるスキャナ画像処理部415の細部構成を示すブロック図である。
図6において、ライン間補正部601は、読み取り速度に応じてライン毎の遅延量を調整し、読み取り速度によって変化したRGBの位相を補正する。CCD218が3ラインCCDの場合、ライン間補正は3ラインの読み取り位置が同じになるように信号タイミングを補正する。また、シェーディング部602では、シェーディング補正及び黒補正が施される。
そして、読み取り位置タイミングが補正されたディジタル信号は、γ補正部603でRGBの画像信号に対して各々1次元の非線形変換が行われる。色空間マッチング部603では、入力されるRGB信号を3次元LUTを用いて色補正する。MTF補正部605では、入力信号RGBの各色のMTFの違いを、各コンポーネントごとに、注目データの前後のデータを用いて補正する。
空間フィルタ部606では、入力画像のシャープネスを調整するために行列演算を行う。空間フィルタ部606では、例えば、RGB→L*a*b*への色空間変換を行った後、輝度成分に対して7×7の演算が実行される。
線形補間部607では、50〜200%までの変倍を行う。また、色空間変換部608では、動作モードに応じてRGBからYUVへの色空間変換を行う。さらに、トリミング部609では、枠消し処理と、トリミング・マスキング処理を行う。枠消し処理とは、原稿枠消し、パンチ穴消し、ブック枠消し等である。
また、無彩色判定部612では、入力された画像信号が有彩色を含むかどうかを判定する。黒文字判定部611では、画像信号のエッジ方向等から入力画像の文字/非文字領域、有彩色/無彩色を各々1画素毎に判断し、判断結果となる像域フラグを作成して、内部ローカルバス411を経由して、メモリ421へ転送する。
<制御装置110の説明>
図3は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置100の制御装置110の細部構成を示す図である。以下、図3に示すブロック図を用いて、制御装置110の機能について説明する。制御装置110には、メインコントローラ111、ハードディスク(HD)コントローラ131、及びI/O制御コントローラ136が備わっている。
図5は、制御装置110内のメインコントローラ111の細部構成を示すブロック図である。図5に示すCPU501は、制御装置110全体の動作を制御するものであり、メモリ121に格納されたプログラムに基づいて動作する。また、ホストコンピュータから受信したPDL(ページ記述言語)コードデータを解釈し、ラスターイメージデータに展開する動作も、このプログラムに記述されている。
一方、コードデータの解釈は主にCPU502で行われ、ラスターイメージデータの展開は、レンダリング部508で処理される。レンダリング部508ではCPU502で作成されたコードデータに基づいてラスターイメージデータを作成し、メモリ(Memory)121やバス制御部510に展開後のラスターデータを転送する。レンダリング部508で作成されるイメージデータの色空間は、RGB、CMYK等が挙げられる。
高速バス制御部511は、プリンタ画像処理部151から入出力されるデータ転送を制御するものであり、バス競合時の調停やDMAデータ転送の制御を行う。シリアル通信制御部507は、プリンタ部300のCPUとシリアルバスを介して制御コマンドを送受信する通信を行う。
シリアルバス制御部506は、ホストコンピュータとの通信、各種デバイスとの通信をコネクタ122を介して行う。シリアルバスとしては、一般的にはUSBが挙げられ、ホストコンピュータからPDLデータを受信するインタフェースとして用いられる。コネクタ123に接続されたシリアルバスは、リーダーコントローラ部222と接続され、リーダー部200との通信や、画像データの転送に用いられる。
バス制御部510には、カスタムバス125を介してBootROM124とプリンタ画像処理部151が接続される。BootROM124には、CPU501が起動するプログラムが格納されており、また場合によっては、PDL用のフォントデータが格納される。また、メインコントローラ111からバス制御部510を介して、レンダリング部508で展開されたラスターイメージデータがプリンタ画像処理部151へ転送される。
カスタムバス125は、BootROM124をアクセスする時には汎用バスモードで低速に動作し、プリンタ画像処理部151へラスターイメージデータを転送する時にはカスタムバスモードで高速に動作する。
汎用高速バス制御部509には汎用高速バス130が接続され、拡張ボードを接続するための拡張コネクタ135とI/O制御コントローラ136、HDコントローラ131が接続される。汎用高速バスとしては、一般的にPCIバスが挙げられる。
画像圧縮部504及び画像伸張部505は、多値画像の圧縮及び伸張処理を行い、同時に色空間変換を行う機能を有する。画像圧縮、伸張、及び色空間変換の機能は、リーダー部200から読み込んだ画像データをLAN147やコネクタ122を介してホストコンピュータに転送する際に、標準色空間へ色空間変換する際に用いられる。
メモリコントローラ(Memory Coltroller)部503は、メモリ121へのアクセスの制御を行う。バスブリッジ512は、上述したメインコントローラ111内の各モジュール間のバスを図5に示すように接続する。
HDコントローラ131は、外部記憶装置を接続するためのインタフェースである。本実施形態においては、このインタフェースを介してハードディスクドライブ132を接続している。ハードディスクドライブ132は、プログラムを格納したり、画像データを記憶するために用いられる。
I/O制御コントローラ136は、データバス191の制御を行い、ポートや割り込みの制御を行う。また、I/O制御コントローラ136には、CPU137が搭載され、ポート制御部138の制御や、ネットワークコントローラ(Network Contorller)140や操作部180との通信、モデム(Modem)146との通信等を制御する。
ネットワークコントローラ140は、LAN等の外部ネットワーク147に接続される。ネットワークとしては、一般的に、イーサネット(登録商標)が挙げられ、ホストコンピュータからのPDLデータ受信や、スキャナ画像の送信、リモート管理等に用いられる。
モデム146は、公衆回線(WAN)149に接続され、FAX通信を行う。メモリ139は、CPU137のワーク用メモリ、操作部180に表示する画像データのワーク用メモリ等に用いられる。
操作部I/F145は、操作部180の液晶画面に表示を行うためのインタフェースと、ハードキーやタッチパネルキーの入力を行うためのキー入力インタフェースとから構成される。
操作部180は、液晶表示部と、液晶表示部上に張り付けられたタッチパネル入力装置と、複数個のハードキーを有する。タッチパネル又はハードキーにより入力された信号は、前述した操作部インタフェース147を介してCPU137に伝えられる。液晶表示部は、操作部インタフェース147を介して送られてきた画像データを表示する。液晶表示部には、本実施形態に係る画像形成装置の操作における機能表示や画像データ等を表示する。
FAN148は、I/O制御コントローラ136に接続され、制御装置110を冷却するために用いられる。SRAM141は、バックアック用電池144でバックアップされており、ユーザモード、各種設定情報、ハードディスクドライブ132のファイル管理情報等を蓄積している。
リアルタイムクロックモジュール143は、機器内で管理する日付と時刻を更新/保存するためのものであり、バックアップ電池144によってバックアップされている。
プリンタ画像処理部151は、カスタムバス125と高速バス150とでメインコントローラ111に接続されている。高速バス150は、片方向通信でリング状に接続されている。また、プリンタ画像処理部151は、コネクタ181を介してプリンタ部300と接続され、メインコントローラ111から入力された画像データに所定の画像処理を施して、メインコントローラ111又はプリンタ部300へ出力する機能を有する。尚、メモリ152は、プリンタ画像処理部151のワーク領域及び遅延バッファとして使用される。
<プリンタ画像処理部151の説明>
ここでは、プリンタ画像処理部151を担う部分についての詳細な説明を行う。図7は、プリンタ画像処理部151の細部構成を示すブロック図である。メインコントローラ111から、カスタムバス125を介して送られる画像信号は、まずデータ入力部701に入力される。データ入力部701は、ラスターイメージデータ入力と、メモリ152へのアクセスの切り替えを行い、ラスターイメージデータが入力された場合には、色空間圧縮部704へ入力されたラスターイメージデータを転送する。
色空間圧縮部704では、入力されたイメージデータをプリンタ色再現色内圧縮し、彩度調整、色位相調整、下地調整、黒領域調整を行う。また、入力色空間がYUVの場合には、色空間圧縮部704でRGB色空間に変換を行う。
下地除去・白黒変換部705では、RGBのイメージデータに対して非線形演算を行って画像の下地を除去する機能と、スキャナ画像処理部415の無彩色判定部612で無彩色と判定された場合に、イメージデータをRGB(カラー)からモノクロに変換するカラー/白黒変換機能を有する。
LOG変換部706では、1次元のルックアップテーブルを用いて非線形変換を行い、イメージデータをRGB信号からCMY信号に変換する。CMYK変換部707では、3次元のルックアップテーブルを用いて、CMY信号をCMYK信号に変換する。
尚、メインコントローラ111から入力されたイメージデータの色空間がCMYKの場合には、色空間圧縮部704からCMYK変換部707までは入力されたデータをそのまま出力する。
γ補正部708では、入力されたCMYK信号を各々独立に1次元ルックアップテーブルを用いて濃度調整する。ハーフトーン部709では、入力された多値のイメージデータを4/2/1bit階調にする。ハーフトーン部709では、ハーフトーンを行う手段として誤差拡散方法やスクリーン方法を有し、像域フラグの設定により、これらの手法を切り替えて実行する。例えば、像域フラグの文字/写真切替フラグで文字に選択されている場合には、誤差拡散方法でハーフトーンを行い、写真に選択された場合にはスクリーン方法でハーフトーンを行う。そして、バッファメモリ721は、ハーフトーン部709による誤差拡散処理で処理した1ライン分の誤差データと、2ライン分のレベルデータを保存する。
出力用解像度変換部710は、イメージデータのエッジ部を例えば7×11画素のパターマッチングで検出して変換を行い、ジャギーを軽減して滑らかにするスムージング処理を行う。そのため、バッファメモリ722は、出力用解像度変換部710で参照する6ライン分のハーフトーン画像データを保存している。
ハーフトーン部709と出力用解像度変換部710は、画像処理開始時において、最初の数ライン分は各々のバッファメモリ721、722を参照するかしないかを切り替える機能を有する。そして、バッファメモリ721、722の画像データを参照しない場合、ハーフトーン部709では先頭1ライン、出力用解像度変換部710では先頭3ライン分は、バッファメモリ721、722からのデータを参照せずに処理をする。
Videoカウント部717では、CMYK変換部707から出力されたCMYK信号にγ補正を行い、補正後の信号値を加算する。尚、その加算結果は、プリンタ部300でトナー消費量を推測する際に用いられる。
画像圧縮部711は、出力用解像度変換部710から出力された画像データの可逆圧縮を行う。可逆圧縮方式として、一般的にはJBIG圧縮が用いられる。画像圧縮部711は、圧縮データをバスコントローラ712に出力すると同時に、メモリアクセスキュー部716からメモリコントローラ部713を介して、メモリ152に非圧縮の画像データを格納する。メモリ152に格納される非圧縮の画像データは、画像圧縮部711において圧縮率が1を超えた場合に、圧縮データを非圧縮データに置き換える際に用いられる。
バスコントローラ712は、画像圧縮部711から入力された圧縮・非圧縮の画像データをメインコントローラ11に転送する。また、バスコントローラ712は、メモリ152にメインコントローラ111から入力された画像データの格納、プリンタ画像処理部151内の各モジュールのレジスタアクセス、バッファメモリ721、722へのアクセスを行う役割を果たす。
画像伸張部714は、メモリ152に格納された圧縮データの伸張を行い、再びメモリ152に伸張後の画像データを格納する。
プリンタコントローラ部715は、メモリ152に格納された画像データをコネクタ181を介してプリンタ部300に転送する。プリンタコントローラ部715は、1ライン分の画像データを蓄積するメモリを有しており、反転出力を行う機能を有する。また、プリンタコントローラ部715は、枠消しやマスキングの機能を有している。
また、γ補正部708、ハーフトーン部709、SST部710、Videoカウント部717、画像圧縮部711、画像伸張部714、プリンタコントローラ部715は、各々CMYK信号を独立に処理するために4系統の回路を有している。
さらに、メモリコントローラ部713は、メモリ152へのアクセスの制御を行う。さらにまた、メモリアクセスキュー部716は、データ入力部701、画像圧縮部711、バスコントローラ部712、画像伸張部714、プリンタコントローラ部715からメモリ152へのアクセスの切り替えを行う。
<操作部180の概要>
図8は、画像形成装置100が備える操作部180の外観図である。図8において、LCD表示部801は、LCD上にタッチパネルシートが貼られており、画像形成装置100が構成するシステムの操作画面を表示する。また、LCD表示部801は、表示されているキーが押下された場合、その位置情報をコントローラCPUに伝える。スタートキー802は、原稿画像の読み取り動作を開始する時等に押下される。スタートキー802の中央部には、緑と赤の2色LEDがあり、その色によって、当該スタートキー802が使用可能な状態にあるかどうかを示す。ストップキー803は、稼働中の動作を止める働きをする。IDキー804は、使用者のユーザIDを入力するときに用いられる。リセットキー805は、操作部180からの設定を初期化するときに用いられる。
<操作部180の操作画面>
図9は、画像形成装置100が備える操作部180の操作画面910の詳細を説明するための図である。本発明に係る画像形成装置100が提供する機能は、Copy/Send/Retrieve/Tasks/Management/Configurationの6つの大きなカテゴリーに分かれており、これらは、操作画面810上の上部に表示される6つのメインタブ(COPY/SEND/RETREIVE/TASKS/MGMT/CONFIG)911〜916に対応している。そして、これらのメインタブのいずれかが押下された場合に、各カテゴリーの画面への切り替えが行われる。また、他カテゴリーへの切り換えが許可されない場合は、メインタブの表示色が変わり、メインタブを押しても反応しなくなる。
Copy機能は、自機が有するスキャナとプリンタを使用して通常のドキュメント複写を行う機能と、自機が有するスキャナとネットワークで接続されたプリンタを使用してドキュメントの複写を行う機能(リモートコピー)とを含む。Send機能は、自機が有するスキャナに置かれたドキュメントを、電子メール、リモートプリンタ、ファックス、ファイル転送(FTP)及びデータベースに転送する機能であり、宛先を複数指定することが可能である。
Retrieve機能は、外部で保持されているドキュメントを取得し、自機が有するプリンタで印刷する機能である。ドキュメントの取得手段としては、WWW、電子メール、ファイル転送及びFAXの使用が可能である。Tasks機能は、FAXやインターネットプリント等の外部から送られるドキュメントを自動処理し、定期的にRetrieveを行うためのタスクの生成、管理を行う。Management機能は、ジョブ、アドレス帳、ブックマーク、ドキュメント、アカウント情報等の管理を行う。Configuration機能は、自機に関しての設定(ネットワーク、時計等)を行う。
<PDL画像出力時のシーケンス>
図10は、本発明の一実施形態に係る画像入出力システムにおけるPDL画像出力処理の細部手順を説明するためのフローチャートである。
PDL画像を出力する場合、ユーザはPC401上でPDL画像出力ジョブのプリント設定を行う(ステップS1001)。プリント設定内容は、部数、用紙サイズ、片面/両面、ページ出力順序、ソート出力、ステイプル止めの有無等がある。次に、PC401上で印刷指示を与え、それと共にPC401上にインストールされているドライバソフトウェアが、印刷対象となるPC401上のコードデータをいわゆるPDLデータに変換する。そして、ステップS1001で設定したプリント設定パラメータ情報とともに、画像形成装置100の制御装置110に、ネットワーク400を介して当該PDLデータを転送する(ステップS1002)。
次いで、レンダリング部508は、転送されたPDLデータをプリント設定パラメータに基づいて画像データに展開(ラスターライズ)する(ステップS1003)。図11は、1ページの画像データをバンド単位で分割する一例を示す図である。レンダリング部508は、図11に示すように、1ページの画像データ1101をバンド単位(バンド1102〜1108)に分割し、各バンド毎に展開を行う。
そして、展開されたラスター画像データをプリンタ画像処理部151に点順次で入力する(ステップS1004)。プリンタ画像処理部151は、入力されたラスター画像データを画像処理し、ハーフトーン処理を施す(ステップS1005)。尚、プリンタ画像処理部151では、ページの開始でハーフトーン部709と出力用解像度変換部710でバッファメモリを参照しない設定にする。途中のバンドでは設定はバッファメモリを参照する設定にする。
ハーフトーン後の画像データは画像圧縮部711で画像圧縮される(ステップS1006)。そして、圧縮された画像データはメモリ121へデータ転送される(ステップS1007)。尚、メモリ121に出力される画像データは、バスコントローラ712でDMA制御され、CMYK面順時として出力される。
次いで、間引き処理を行うか否かを判定する(ステップS1008)。この判定は、例えば、画像圧縮の圧縮率を計算し、圧縮後の合計データサイズが非圧縮サイズの1/4以下になっているか否かを確認し、1/4を超えている場合には間引き処理を行うと判定し(Yes)、間引き処理をバンド単位で施す(ステップS1009)。そして、再度ステップS1004から画像処理を施す。ステップS1009では、ページ内で一度間引き処理を行った後、ページ内の画像の整合を取るために全てのバンドの間引き処理を行う。
一方、ステップS1009で間引き処理を行わないと判定した場合(No)は、1ページの画像内の全てのバンドのレンダリング処理が終了したか否かを確認し(ステップS1010)、未処理のバンドが残っている場合(No)は、ステップS1003に戻って残りのバンドの処理を行う。そして、すべてのバンドの処理が終わった場合(Yes)は、メモリ121上のハーフトーン圧縮された画像データをハードディスク132に蓄積する(ステップS1011)。尚、電子ソートを行う場合には、ハードディスクドライブ132に蓄積された画像データをメモリ121に読み出す。
次いで、画像データをメモリ121からプリンタ画像処理用のメモリ152に転送する(ステップS1012)。データ転送処理は、高速バス制御部511でDMA制御され、各色成分毎にプリンタ画像処理部151のリクエスト信号に従ってバンド毎に転送される。次いで、メモリ152に入力された圧縮画像データを伸張して、伸張後の画像データをメモリ152に戻す(ステップS1013)。
さらに、メモリ152に蓄積された画像データを、プリンタ300からの制御信号に同期させて、プリンタコントローラ部715から画像データをプリント出力する(ステップS1014)。プリンタ300から入力されるCMYK各々の制御信号は、感光ドラム325、326、327、328の位置に合わせてずれて入力され、このドラム間の色成分毎のずれ量をメモリ121のデータ出力タイミングで吸収する。画像データの転送が完了すると、すなわち当該PDLジョブが終了すると、プリント出力を終了する。
<間引き処理のシーケンス>
図12は、図10に示すPDL画像出力時のシーケンスにおける間引き処理(ステップS1009)の手順を示すフローチャートである。
間引き処理が行われる場合、まず、バッファメモリ721、722に保存されている画像情報をメインコントローラ111のメモリ121に転送する(ステップS1201)。次いで、間引き処理がページの最初のバンドかどうかを確認し(ステップS1202)、ページの最初の場合(Yes)には、プリンタ画像処理部151でハーフトーン部709と出力用解像度変換部710でバッファメモリを参照しない設定にする(ステップS1204)。一方、バンドがページの途中の場合には(No)、後述する前バンドの画像処理後にメインメモリ121に保存したバッファメモリデータをバッファメモリ721、722にそれぞれ書き戻して(ステップS1203)、ハーフトーン部709と出力用解像度変換部710でバッファメモリを参照する設定にする(ステップS1205)。
ステップS1204及びS1205の処理の後、メインコントローラ111のメモリ121に蓄積された圧縮画像データをプリンタ画像処理部151のメモリ152へバンド単位で転送する(ステップS1006)。次いで、メモリ152に蓄積された圧縮画像データを伸張してメモリ152に書き戻し(ステップS1207)、メモリ152からメインコントローラ111のメモリ121へ転送する(ステップS1208)。
次いで、画像の間引き処理を行う(ステップS1209)。図13は、ステップS1209で行われる間引き処理の一例を示す図である。図13において、1301は間引き前の画像データ1画素を示し、ラスター画像データとしてメモリ121に蓄積されている。間引き前の画像データは、解像度600dpiの1画素ビットで構成されている。間引き処理は、主副4画素ずつの合計16画素を合計し、8ビットに変換する。図13において、1102〜1105は間引き処理を行う前の画像データ、1112〜1115は間引き処理後の画像データを示しており、間引き処理後の画像は150dpi、8ビットになる。
ステップS1209で間引き処理が行われた後、プリンタの印刷解像度に合わせるために間引き後の画像を600dpiに拡大し、プリンタ画像処理部151へ転送する(ステップS1210)。尚、拡大処理は線形補間処理で行う。そして、レンダリング部508で拡大処理を施した後、直接プリンタ画像処理部151に画像データを転送する。
ステップS1211では、プリンタ画像処理部151に入力された画像データに画像処理を施し、ハーフトーン画像に変換する。そして、ハーフトーン画像データに圧縮処理を施し(ステップS1212)、メインコントローラ111のメモリ121に圧縮データを転送する(ステップS1213)。さらに、次のバンドで使用するために、バッファメモリ721、722に保存されている画像情報をメインコントローラ111のメモリ121に転送する(ステップS1214)。
次いで、現在まで展開された全てのバンドに対して間引き処理が施されたか否かを確認し(ステップS1215)、間引き処理がされていないバンドがある場合は(No)、ステップS1202に戻って未処理のバンドに対して上述した処理を行う。一方、間引き処理がされていないバンドがない場合は(Yes)、ステップS1201でメインメモリ121に保存されたバッファメモリ721、722の画像情報をそれぞれ書き戻し(ステップS1216)、間引き処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態に係る画像形成装置100は、レンダリング途中にメモリ容量が足りなくなって画像の情報量削減を行う際に、画像処理のモジュールに蓄積された前段のラインの画像情報をメインメモリに読み出し、再開する際に画像処理のモジュールのメモリへメインメモリに読み出したラインの画像情報を書き込む構成とした。これにより、レンダリング動作でページの途中に画像の情報量削減を行った場合であっても、前段のラインを参照する画像処理を動作させ、画質の劣化を好適に防ぐことが可能となった。
以上、実施形態例を詳述したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラム若しくは記憶媒体(記録媒体)等としての実施態様をとることが可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
尚、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム(実施形態では図に示すフローチャートに対応したプログラム)を、システムあるいは装置に直接あるいは遠隔から供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータが該供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であっても良い。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などがある。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
本発明の一実施形態に係る画像入出力システムの全体構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る画像形成装置100のリーダー部200及びプリンタ部300の細部構成を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る画像形成装置100の制御装置110の細部構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係る画像形成装置100のリーダーコントローラ部222の詳細な構成を示すブロック図である。 制御装置110内のメインコントローラ111の細部構成を示すブロック図である。 リーダーコントローラ部222におけるスキャナ画像処理部415の細部構成を示すブロック図である。 プリンタ画像処理部151の細部構成を示すブロック図である。 画像形成装置100が備える操作部180の外観図である。 画像形成装置100が備える操作部180の操作画面810の詳細を説明するための図である。 本発明の一実施形態に係る画像入出力システムにおけるPDL画像出力処理の細部手順を説明するためのフローチャートである。 1ページの画像データをバンド単位で分割する一例を示す図である。 図10に示すPDL画像出力時のシーケンスにおける間引き処理(ステップS1009)の手順を示すフローチャートである。 ステップS1209で行われる間引き処理の一例を示す図である。
符号の説明
111 メインコントローラ
151 プリンタ画像処理部
152 メモリ
181 コネクタ
701 データ入力部
704 色空間圧縮部
705 下地除去・白黒変換部
706 LOG変換部
707 CMYK変換部
708 γ補正部
709 ハーフトーン部
710 出力用解像度変換部
711 画像圧縮部
712 バスコントローラ
713 メモリコントローラ部
714 画像伸張部
715 プリンタコントローラ部
716 メモリアクセスキュー部
717 Videoカウント部
721、722 バッファメモリ

Claims (9)

  1. 画像データを入力する入力手段と、
    前記画像データを展開する展開手段と、
    展開された前記画像データの前段ラインを参照して該画像データのグラフィック処理を行う画像処理手段と、
    前記画像データの前段ラインを格納する第1の格納手段と、
    前記画像処理手段によるグラフィック処理時に、前記第1の格納手段に格納された前記画像データの前段ラインを参照するかしないかを切り替える切替手段と、
    前記画像処理手段によってグラフィック処理された前記画像データを圧縮する圧縮手段と、
    圧縮された前記画像データを格納する第2の格納手段と、
    前記第1の格納手段に格納された画像データと前記第2の格納手段に格納された画像データとの間で画像データを転送する転送手段と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記切替手段が、前記画像データのページの先頭部分については、前記画像処理手段が前記画像データの前段ラインを参照しないように切り替え、前記画像データのページの途中部分については、前記画像処理手段が前記画像データの前段ラインのデータを参照するように切り替えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記圧縮手段による圧縮後の画像データのサイズに基づいて間引き処理を行うか否かを判定する判定手段と、
    前記第2の格納手段に格納された前記画像データの解像度を間引き処理によって削減する間引き処理手段と
    をさらに備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記画像処理手段が、前記展開手段によって展開された多値の前記画像データをハーフトーン処理して4/2/1ビット階調のハーフトーン画像を生成することを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記画像処理手段が、誤差拡散法を用いて前記ハーフトーン画像を生成し、
    前記第1の格納手段が、前記誤差拡散法で使用される1ライン分の誤差データと、2ライン分のレベルデータを格納する
    ことを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記展開手段が、前記画像データのレンダリングを行うことを特徴とする請求項1から5までのいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 画像データを画像処理装置に入力する入力工程と、
    前記画像データを展開する展開工程と、
    展開された前記画像データの前段ラインを参照して該画像データのグラフィック処理を行う画像処理工程と、
    前記画像データの前段ラインを第1の格納手段に格納する第1の格納工程と、
    前記画像処理工程によるグラフィック処理時に、前記第1の格納手段に格納された前記画像データの前段ラインを参照するかしないかを切り替える切替工程と、
    前記画像処理工程によってグラフィック処理された前記画像データを圧縮する圧縮工程と、
    圧縮された前記画像データを第2の格納手段に格納する第2の格納工程と、
    前記第1の格納手段に格納された画像データと前記第2の格納手段に格納された画像データとの間で画像データを転送する転送工程と
    を有することを特徴とする画像処理方法。
  8. コンピュータに、
    入力された画像データを展開する展開手順と、
    展開された前記画像データの前段ラインを参照して該画像データのグラフィック処理を行う画像処理手順と、
    前記画像データの前段ラインを第1の格納手段に格納する第1の格納手順と、
    前記画像処理手順によるグラフィック処理時に、前記第1の格納手段に格納された前記画像データの前段ラインを参照するかしないかを切り替える切替手順と、
    前記画像処理手順によってグラフィック処理された前記画像データを圧縮する圧縮手順と、
    圧縮された前記画像データを第2の格納手段に格納する第2の格納手順と、
    前記第1の格納手段に格納された画像データと前記第2の格納手段に格納された画像データとの間で画像データを転送する転送手順と
    を実行させるためのプログラム。
  9. 請求項8に記載のプログラムを格納したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011130433A (ja) * 2009-12-21 2011-06-30 Samsung Electronics Co Ltd データバスを通じてメモリから圧縮データを判読するイメージプロセッシング装置及びイメージプロセッシング方法

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